JP4259653B2 - 自動旋盤 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動旋盤に関する。本明細書で自動旋盤とは、NC旋盤等の、自動旋削加工を実施できるあらゆる工作機械を意味する。
【0002】
【従来の技術】
NC旋盤等の自動旋盤において、それぞれに複数の工具を装着した複数の刃物台を備え、それら刃物台を多軸制御することにより、回転主軸に掴持された被加工素材に多彩な加工を施すことができる多機能型の自動旋盤が知られている。
【0003】
例えば特開昭63−74502号公報は、回転主軸の前方で機台上に設置され、それぞれに独立して多軸動作する第1刃物台及び第2刃物台を備えたNC旋盤を開示する。このNC旋盤では、第1刃物台は、回転主軸の中心軸線に平行なZ軸方向に移動する長手送り台上に設置され、この長手送り台上でZ軸に直交するX1軸方向へ移動する。第1刃物台には、複数の切削工具が固定的に設置されるとともに、複数の穴加工用工具がそれぞれZ軸に平行なB軸方向へ移動可能に設置される。そして第1刃物台は、X1軸移動により工具を選択し、かつX1軸移動により切削工具の切込量を制御しつつ、長手送り台と共にZ軸移動して被加工素材を加工する。また第2刃物台は、同じ長手送り台上で、X1軸と異なるX2軸方向及びZ軸とX2軸との双方に直交するY軸方向へ移動する。第2刃物台には複数の切削工具が固定的に設置される。そして第2刃物台は、Y軸移動により工具を選択し、X2軸移動により工具の切込量を制御しつつ、長手送り台と共にZ軸移動して被加工素材を加工する。
【0004】
また、特開平2−83101号公報は、回転主軸の前方で機台上に設置され、それぞれに独立して多軸動作する第1の環状刃物台及び第2のタレット刃物台を備えたNC旋盤を開示する。このNC旋盤では、環状刃物台は、回転主軸の中心軸線に平行なZ軸方向に移動する長手送り台上に設置され、この長手送り台上でZ軸に直交するX軸方向並びにZ軸及びX軸に直交するY軸方向へ移動する。環状刃物台には複数の工具が固定的に設置される。そして環状刃物台は、X、Y軸移動により工具を選択し、かつX、Y軸移動により工具の切込量を制御しつつ、長手送り台と共にZ軸移動して被加工素材を加工する。またタレット刃物台は、長手送り台から独立してZ軸方向、及び必要に応じてX軸又はY軸方向に移動する。タレット刃物台には複数の穴加工用工具が設置される。そしてタレット刃物台は、割出回転により工具を選択し、長手送り台とは別個にZ軸移動して被加工素材を加工する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特開昭63−74502号公報に開示されるNC旋盤では、独立動作可能な2つの刃物台を使用するので、一方の刃物台の工具使用時に他方の刃物台の工具を被加工素材に近接して待機させることができ、工具交換に要する時間を短縮できる利点がある。しかし、2つの刃物台は共通の長手送り台上に設置されるので、両刃物台に装着された2個の工具による異種加工を被加工素材に同時に行うことが困難である。例えば、第1刃物台上に設置された穴加工用工具は、シリンダ装置によりB軸移動して先端を被加工素材の軸方向端面に近接させた後、第2刃物台と共通の長手送り台に伴ってZ軸送りされるようになっているが、第2刃物台上の切削工具による外径加工とは諸条件が異なる穴加工を、第2刃物台と同一のZ軸送り速度で実施することは、一般に困難である。さらにこのNC旋盤では、Z軸、X1軸、X2軸、Y軸及びB軸の5軸の制御が必要であるから、各軸駆動機構や制御装置の構成が複雑になり、機械寸法の増加や価格の高騰を招く危惧がある。
【0006】
また特開平2−83101号公報に開示されるNC旋盤では、環状刃物台とタレット刃物台とが完全に独立して多軸動作できるので、一方の刃物台の工具使用時に他方の刃物台の工具を被加工素材に近接して待機させることができるだけでなく、両刃物台に装着された例えば切削工具と穴加工用工具とによる異種加工を被加工素材に同時に行うことができる利点がある。しかし、2つの刃物台を独立駆動するために、タレット旋回軸を含めて少なくとも5軸の制御が必要であるから、やはり各軸駆動機構や制御装置の構成が複雑になり、機械寸法の増加や価格の高騰を招く危惧がある。
【0007】
したがって本発明の目的は、それぞれに複数の工具を装着した複数の刃物台を備える多機能型の自動旋盤において、各刃物台に装着された異なる工具による異種同時加工を容易に実施できるとともに、制御軸数を削減して各軸駆動機構や制御装置の構成を簡略化でき、小形化が容易な高性能の自動旋盤を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、機台上に設置される回転主軸と、回転主軸の前方で機台上に設置される刃物台装置と、機台上で回転主軸と刃物台装置とを回転主軸の中心軸線に平行な第1軸方向へ相対的に移動させる駆動装置とを具備する自動旋盤において、刃物台装置は、駆動装置の駆動により機台上で第1軸方向へ移動する送り台と、送り台上で、回転主軸の中心軸線に直交する第2軸方向へ移動する移動台と、移動台上で、第1軸及び第2軸に直交する第3軸方向へ移動する第1刃物台と、移動台上で、駆動装置から独立した駆動機構により第1軸方向へ移動する第2刃物台と、を具備することを特徴とする自動旋盤を提供する。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の自動旋盤において、第2刃物台の駆動機構が移動台上に設置される自動旋盤を提供する。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の自動旋盤において、第1刃物台の駆動機構が移動台上に設置される自動旋盤を提供する。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の自動旋盤において、移動台の駆動機構が送り台上に設置される自動旋盤を提供する。
【0011】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の自動旋盤において、第1刃物台及び第2刃物台の双方が、複数の工具を第2軸方向へ並列に保持する自動旋盤を提供する。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の自動旋盤において、第1刃物台に装着された工具の先端と、第2刃物台に装着された工具の先端とが、第1軸と第3軸との双方に平行な任意の一平面上に配置される自動旋盤を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明をその実施形態に基づき詳細に説明する。各図面において、同一又は類似の構成要素には共通の参照符号を付す。
図面を参照すると、図1は本発明の一実施形態による自動旋盤10の概略斜視図、図2は自動旋盤10の主要部の拡大斜視図、及び図3は自動旋盤10の主要部の概略正面図である。自動旋盤10は、機台12上に固定的に設置され、回転主軸14を回転可能に支持する主軸台16と、主軸台16の前方(図で右方)で機台12上に移動可能に設置される刃物台装置18とを備える。
【0013】
回転主軸14は、被加工素材としての棒材Wを掴持して、図示しない主軸モータにより回転駆動される。回転主軸14は中空筒状の構造を有し、その前端領域に、棒材を掴持可能な開閉式のチャック20が設置される。チャック20は、先端にすり割り部を有したいわゆるコレットチャックであり、すり割り部に径方向内方への外力が加わることにより、先端の略円筒状の棒材掴持面が縮径してチャック20が閉じ、棒材を固定的に掴持するようになっている。このような回転主軸14の構成は周知のものであるから、詳細な説明を省略する。なお、主軸台16の後方には、機台12に隣接して、回転主軸14に棒材Wを供給する周知の棒材供給装置(図示せず)を設置できる。
【0014】
刃物台装置18は、機台12上で、回転主軸14の中心軸線14aに平行な第1軸方向へ移動する送り台22と、送り台22上で、回転主軸14の中心軸線14aに直交する第2軸方向へ移動する移動台24と、移動台24上で、第1軸及び第2軸に直交する第3軸方向へ移動する第1刃物台26と、移動台24上で、送り台22の動作から独立して第1軸方向へ移動する第2刃物台28とを備える。本明細書では、送り台22の移動方向(第1軸方向)に対応する制御軸を機台12上の直交3軸座標系におけるZ1軸、移動台24の移動方向(第2軸方向)に対応する制御軸を同Y軸、第1刃物台26の移動方向(第3軸方向)に対応する制御軸を同X軸、第2刃物台28の移動方向(第1軸方向)に対応する制御軸を同Z2軸として説明する。
【0015】
図4〜図8にそれぞれ単体の斜視図で示すように、機台12はその平坦な上面12aに、回転主軸14の中心軸線14aに平行に直線状に延びる一対のレール30を固定して備える。また主軸台16から離れた側の機台12の端壁12bには、送り台22の駆動源であるZ1軸サーボモータ32が固定的に支持される。Z1軸サーボモータ32の出力軸にはねじ軸34が連結され、ねじ軸34は、一対のレール30の間で機台12の上面12aの上方空間に、それらレール30に平行に延設される。
【0016】
送り台22は、相互に平行な上面22a及び下面を有し、その下面に、互いに平行に直線状に延びる一対の案内溝36が凹設される。これら一対の案内溝36は、機台12の一対のレール30にそれぞれ摺動可能に嵌合してリニアガイドを構成し、送り台22を機台12上でZ1軸方向へ案内する。さらに送り台22には、一対の案内溝36の間でそれら案内溝36に平行に延びるねじ穴38が一側面から穿設される。このねじ穴38は、Z1軸サーボモータ32のねじ軸34に円滑に螺合してねじ送り機構を構成する。したがって送り台22は、ねじ送り機構を介して直線運動に変換されるZ1軸サーボモータ32の出力により、リニアガイドに沿って機台12上でZ1軸方向へ円滑に移動する。
【0017】
送り台22はまた、その上面22aに、下面の案内溝36に直交して直線状に延びる一対のレール40を固定して備える。送り台22の上面22aにはさらに、ねじ穴38を有する側面に隣接する送り台22の他の側面に沿って支壁22bが立設され、支壁22bに、移動台24の駆動源であるY軸サーボモータ42が固定的に支持される。Y軸サーボモータ42の出力軸にはねじ軸44が連結され、ねじ軸44は、一対のレール40の間で送り台22の上面22aの上方空間に、それらレール40に平行に延設される。
【0018】
移動台24は、相互に平行な上面24a及び下面を有した基部24bと、基部24bの一縁から直立状に延長され、相互に平行な前面24c及び後面を有した立壁部24dとを一体に備え、基部24bの下面に、互いにかつ立壁部24dの前面24cに平行に直線状に延びる一対の案内溝46が凹設される。これら一対の案内溝46は、送り台22の一対のレール40にそれぞれ摺動可能に嵌合してリニアガイドを構成し、移動台24を送り台22上でY軸方向へ案内する。さらに移動台24には、一対の案内溝46の間でそれら案内溝46に平行に延びるねじ穴48が、基部24bの一側面から穿設される。このねじ穴48は、Y軸サーボモータ42のねじ軸44に円滑に螺合してねじ送り機構を構成する。したがって移動台24は、ねじ送り機構を介して直線運動に変換されるY軸サーボモータ42の出力により、リニアガイドに沿って送り台22上でY軸方向へ円滑に移動する。その結果、移動台24は機台12上で、Z1軸とY軸とが成す二次元空間を所定の範囲内で移動できる。
【0019】
移動台24はまた、基部24bの上面24aに、下面の案内溝46に直交して直線状に延びる一対のレール50を固定して備える。基部24bの上面24aにはさらに、ねじ穴48を有する側面に隣接しかつ立壁部24dから離れた側の基部24bの他の側面に沿って支壁24eが立設され、支壁24eに、第2刃物台28の駆動源であるZ2軸サーボモータ52が固定的に支持される。Z2軸サーボモータ52の出力軸に連結されたねじ軸54は、一対のレール50の間で基部24bの上面24aの上方空間に、それらレール50に平行に延設される。
【0020】
また、移動台24の立壁部24dの前面24cには、基部24bの案内溝46及びレール50の双方に直交して直線状に延びる一対のレール56が固定される。立壁部24dの前面24cにはさらに、基部24bから離れた側の立壁部24dの側面に沿って支壁24fが立設され、支壁24fに、第1刃物台26の駆動源であるX軸サーボモータ58が固定的に支持される。X軸サーボモータ58の出力軸に連結されたねじ軸60は、一対のレール56の間で立壁部24dの前面24cの前方空間に、それらレール56に平行に延設される。立壁部24dにはさらに、その前面24cと後面との間で基部24bの上面24aに沿って延びる矩形開口62が貫通形成される。基部24bの一対のレール50は、立壁部24dの矩形開口62内まで延長される。
【0021】
第1刃物台26は、相互に平行な前面26a及び後面を有し、その後面に、互いに平行に直線状に延びる一対の案内溝64が凹設される。これら一対の案内溝64は、移動台24の立壁部24dの一対のレール56にそれぞれ摺動可能に嵌合してリニアガイドを構成し、第1刃物台26を立壁部24d上でX軸方向へ案内する。さらに第1刃物台26には、一対の案内溝64の間でそれら案内溝64に平行に延びるねじ穴66が一側面から穿設される。このねじ穴66は、X軸サーボモータ58のねじ軸60に円滑に螺合してねじ送り機構を構成する。したがって第1刃物台26は、ねじ送り機構を介して直線運動に変換されるX軸サーボモータ58の出力により、リニアガイドに沿って移動台24の立壁部24d上でX軸方向へ円滑に移動する。その結果、第1刃物台26は機台12上で、Z1軸とY軸とX軸とが成す三次元空間を所定の範囲内で移動できる。
【0022】
第1刃物台26には、その前面26aに、後面の案内溝64に平行に直線状に延びる複数(図では5個)の取付溝68が設けられ、それら取付溝68の各々に切削工具70(図2)が装着されて、固定ボルト71により固定される。それら切削工具70の先端すなわち最初に棒材Wに接触する切刃部分は、好ましくは機台12上でX軸及びY軸の双方に平行なXY平面内にY軸方向へ整列して配置される(図9参照)。このように第1刃物台26は、複数の切削工具70を機台12上でY軸方向へ並列に保持するくし歯形刃物台として構成される。後述するように第1刃物台26には、バイトやドリル等の切削工具70を装着でき、また専用の回転駆動機構を付設すれば回転工具も装着できる。特に第1刃物台26には、回転主軸14との相対位置に鑑みて、棒材Wの外周面に、外丸削り、突切り、穴明け等の加工を施すための工具が有利に装着される。
【0023】
第2刃物台28は、相互に平行な上面及び下面とそれら上面及び下面に直交する前面28aとを有し、その下面に、互いに平行に直線状に延びる一対の案内溝72が凹設される。これら一対の案内溝72は、移動台24の基部24bの一対のレール50にそれぞれ摺動可能に嵌合してリニアガイドを構成し、第2刃物台28を基部24b上でZ2軸方向へ案内する。さらに第2刃物台28には、一対の案内溝72の間でそれら案内溝72に平行に延びるねじ穴74が一側面から穿設される。このねじ穴74は、Z2軸サーボモータ52のねじ軸54に円滑に螺合してねじ送り機構を構成する。したがって第2刃物台28は、ねじ送り機構を介して直線運動に変換されるZ2軸サーボモータ52の出力により、リニアガイドに沿って移動台24の基部24b上でZ2軸方向へ円滑に移動する。その結果、第2刃物台28は機台12上で、Z1軸に平行なZ2軸とY軸とが成す二次元空間を所定の範囲内で移動できる。
【0024】
第2刃物台28には、その前面28aに、下面の案内溝72に平行に直線状に延びる複数(図では6個)の取付穴76が穿設され、それら取付穴76の各々に切削工具78(図2)が装着されて、刃物台上面から螺着されるクランプねじ79により固定される。それら切削工具78の先端すなわち最初に棒材Wに接触する切刃部分は、好ましくは機台12上で上記したXY平面内にY軸方向へ整列して配置される(図9及び図10参照)。このように第2刃物台28は、複数の切削工具78を機台12上でY軸方向へ並列に保持するくし歯形刃物台として構成される。移動台24の立壁部24dの矩形開口62は、第2刃物台28をZ2軸移動可能に受容する寸法及び形状を有する。したがって第2刃物台28は、移動台24上でのZ2軸移動に伴って、その前面28aを矩形開口62に進入させるとともに、複数の切削工具78を、矩形開口62を通して移動台24の立壁部24dの前方へ露出させることができる。
【0025】
後述するように第2刃物台28には、バイトやドリル等の切削工具78を装着でき、また専用の回転駆動機構を付設すれば回転工具も装着できる。特に第2刃物台28には、回転主軸14との相対位置に鑑みて、棒材Wの軸線方向端面に、穴明け、中ぐり、ねじ切り等の加工を施すための工具が有利に装着される。なお図示実施形態では、第2刃物台28の1つの取付穴76に、棒材Wの軸線方向端面を突き当てるためのストッパ80(図2)が装着されて、クランプねじ79により固定される。この場合、ストッパ80の軸線方向端面は、複数の切削工具78の先端と同一のXY平面内に配置される。さらに第2刃物台28には、切削工具78に代えてセンタ82(図11)を装着することもできる。
【0026】
上記説明から理解されるように、第1刃物台26と第2刃物台28とは、互いに同期して移動台24と共にY軸移動する。各刃物台26、28のY軸移動は、主として工具の選択を目的とする動作であり、第1刃物台26の切削工具70と第2刃物台28の切削工具78とが個別に加工を行う場合には、両切削工具70、78の相対位置関係は自由である。ただし、第1刃物台26の切削工具70と第2刃物台28の切削工具78とによって、棒材Wに例えば外丸削りと端面穴明けとを同時に実施する場合は、図9に示すように、複数の切削工具70の各々と複数の切削工具78の各々とが、それぞれの先端を、機台12上でX軸及びZ2軸の双方に平行な任意の平面内に配置することが肝要である。
【0027】
なお、刃物台装置18に設置した各リニアガイドを、上記したレールと案内溝との組合せに代えて、バーと案内穴との組合せから構成することもできる。また、刃物台装置18に設置した各ねじ送り機構は、ボールねじの構成を有することが好ましい。
【0028】
上記構成を有する自動旋盤10によれば、第1刃物台26は、移動台24と一体的なY軸移動により切削工具70を選択した後、例えば、移動台24上でのX軸移動により切削工具70の切込量を制御しつつ、送り台22及び移動台24と共にZ1軸移動して、棒材Wを所望形状に加工することができる。また、移動台24上でのX軸移動により、切削工具70を棒材Wから離隔した位置に後退させることができる。これに対し、第2刃物台28は、移動台24と一体的なY軸移動により切削工具78を選択した後、例えば、移動台24上でのZ2軸移動により切削工具78の切込量を制御しつつ、棒材Wを所望形状に加工することができる。また、移動台24上でのZ2軸移動により、切削工具78を棒材Wから離隔した位置に後退させることができる。
【0029】
このように自動旋盤10では、2個の刃物台26、28を共通のY軸摺動部材すなわち移動台24上に設置したので、個々の刃物台26、28の制御軸としてのY軸を共通化でき、結果として各刃物台26、28をX軸、Y軸、Z1軸及びZ2軸の計4軸で制御することにより種々の加工を実施することができる。そして制御軸数の削減に伴い、各軸駆動機構や制御装置の構成を簡略化でき、機体の小形化が容易になる効果が奏される。また、第1刃物台26をX軸及びZ1軸で制御すると同時に、第2刃物台28をZ2軸で制御することにより、各刃物台26、28に装着された異なる切削工具70、78による異種同時加工を、後述するように容易に実施することができる。なお、各刃物台26、28の4軸制御は、数値制御装置によって実施することが有利である。
【0030】
上記構成を有する自動旋盤10を使用して実施できる加工例を、図3及び図11〜図15を参照して以下に説明する。
まず加工準備段階として、図3に示すように、各軸サーボモータ32、42、52、58の駆動により、第1刃物台26を移動台24上で後退位置に置くとともに、第2刃物台28に固定したストッパ80を、回転主軸14の中心軸線14aに同軸に、かつストッパ80の軸線方向端面が回転主軸14のチャック20の軸線方向端面から所望距離Dだけ離れた位置に配置する。この距離Dは、加工すべき棒材Wの加工長さ寸法に相当する。その状態で、チャック20を開放した回転主軸14に図示しない棒材供給装置から棒材Wを供給し、チャック20から棒材Wを突出させてストッパ80の軸線方向端面に突き当てる。そこで、チャック20を閉じて棒材Wを回転主軸14に掴持し、加工を開始する。
【0031】
1.通常の旋削加工
各軸サーボモータ32、42、52、58の駆動により、第2刃物台28を移動台24上で後退位置に置くとともに、第1刃物台26に固定した所望の切削工具(バイト)70を選択する。回転主軸14を回転駆動して、X軸及びZ1軸の制御下でバイト70により棒材Wの外周面に外径(外丸、テーパ等)加工を行う。
或いは、各軸サーボモータ32、42、52、58の駆動により、第1刃物台26を移動台24上で後退位置に置くとともに、第2刃物台28に固定した所望の切削工具(ドリル)78を選択する。回転主軸14を回転駆動して、Z2軸の制御下でドリル78により棒材Wの軸線方向端面に穴明け加工を行う。
【0032】
2.端面の偏心穴明け加工
各軸サーボモータ32、42、52、58の駆動により、第1刃物台26を移動台24上で後退位置に置くとともに、第2刃物台28に固定した所望の回転工具(ドリル)を選択する。棒材Wの中心軸線から偏心した位置に回転工具の先端を位置決めし、回転主軸14を停止するとともにドリルを回転駆動して、Z2軸の制御下で棒材Wの軸線方向端面に偏心穴明け加工を行う。
【0033】
3.センタ支持加工(図11)
各軸サーボモータ32、42、52、58の駆動により、第1刃物台26に固定した所望の切削工具(バイト)70を選択するとともに、第2刃物台28に固定したセンタ82を選択する。センタ82によって棒材Wの軸線方向端面を支持しつつ、回転主軸14を回転駆動して、X軸及びZ1軸の制御下でバイト70により棒材Wの外周面に外径(外丸、テーパ等)加工を行う。このとき、バイト70のZ1軸移動に同期して(つまり同一速度で同一距離だけ)、反対方向へセンタ82を移動台24上でZ2軸移動させることにより、機台12に対しセンタ82を静止させる。長尺物の加工に有利である。
【0034】
4.外径/内径同時加工(図12)
各軸サーボモータ32、42、52、58の駆動により、第1刃物台26に固定した所望の切削工具(バイト)70を選択するとともに、第2刃物台28に固定した所望の切削工具(ドリル)78を選択する。回転主軸14を回転駆動して、X軸及びZ1軸の制御下でバイト70により棒材Wの外周面に外径(外丸、テーパ等)加工を行うと同時に、Z2軸の制御下でドリル78により棒材Wの軸線方向端面に穴明け加工を行う。このとき、Z1軸とZ2軸とを独立して制御できるので、切削条件の異なる外径加工と穴明け加工とをバイト70とドリル78とのそれぞれに適正な送り速度で同時に正確に実施することができる。加工時間を著しく短縮できる利点がある。
【0035】
5.外径/ねじ切り同時加工(図13)
各軸サーボモータ32、42、52、58の駆動により、第1刃物台26に固定した所望の切削工具(バイト)70を選択するとともに、第2刃物台28に固定した所望の回転工具(タップ)84を選択する。回転主軸14を回転駆動して、X軸及びZ1軸の制御下でバイト70により棒材Wの外周面に外径(外丸、テーパ等)加工を行うと同時に、Z2軸の制御下でタップ84により棒材Wの軸線方向端面にねじ切り加工を行う。このとき、Z1軸とZ2軸とを独立して制御できるので、切削条件の異なる外径加工とねじ切り加工とをバイト70とタップ84とのそれぞれに適正な送り速度で同時に正確に実施することができる。また、ねじ切り加工終了後は、タップ84を回転主軸14の回転速度よりも高速で同一方向に回転駆動するとともに、第2刃物台28を移動台24上で後退させることにより、タップ84を棒材Wから抜くことができる。加工時間を著しく短縮できる利点がある。
【0036】
6.外周穴明け/端面穴明け同時加工(図14)
各軸サーボモータ32、42、52、58の駆動により、第1刃物台26に固定した所望の回転工具(ドリル)86を選択するとともに、第2刃物台28に固定した所望の回転工具(ドリル)88を選択する。回転主軸14を停止するとともにドリル86及びドリル88を回転駆動して、X軸の制御下でドリル86により棒材Wの外周面に穴明け加工を行うと同時に、Z2軸の制御下でドリル88により棒材Wの軸線方向端面に穴明け加工を行う。このとき、ドリル86、88により棒材Wの外周面及び軸線方向端面にそれぞれ偏心穴明け加工を行うこともできる。加工時間を著しく短縮できる利点がある。
【0037】
7.次工具待機(図15)
各軸サーボモータ32、42、52、58の駆動により、第1刃物台26に固定した所望の切削工具(バイト)70を選択するとともに、第2刃物台28に固定した所望の切削工具(ドリル)78を選択する。回転主軸14を回転駆動して、Z2軸の制御下でドリル78により棒材Wの軸線方向端面に穴明け加工を行う。このとき、選択した切削工具70を、X軸及びZ1軸の制御下で棒材Wの外周面の加工開始位置に近接して配置し、次工程の外径(外丸、テーパ等)加工に備えて待機させる。或いはこの逆も可能である。同時加工を行うことが困難な状況下で、工具交換に要する時間を著しく短縮できる利点がある。
【0038】
上記説明から理解されるように、自動旋盤10では、第1刃物台26に固定した工具と第2刃物台28に固定した工具とは、各刃物台26、28上の配列の対応位置にある工具同士(図9参照)が特定の組合せを構成して、上記した同時加工やセンタ支持加工を実施する。自動加工の実施中にこれら組合せの相手工具を変更することはできない。したがって、加工内容によっては、1つの刃物台26又は28に同一の工具を複数個装着する場合もある。
【0039】
なお、上記した種々の同時加工は、通常はNC装置において、各刃物台26、28の工具にそれぞれ対応した2系統の制御プログラムに従って実施される。しかし、1系統の制御プログラム中に、2つの工具による同時加工を指令する特殊なコードを設定して記述することにより、1系統の制御プログラムで種々の同時加工を実施することもできる。
【0040】
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明に係る自動旋盤は、上記実施形態に限定されず、以下のような変形が可能である。
例えば自動旋盤10において、主軸台16と刃物台装置18との間に、回転主軸14に掴持された棒材Wを、チャック20の前方の、各種工具による加工作業位置近傍で回転自在に支持するガイドブッシュ装置(図示せず)を設置することができる。ガイドブッシュ装置は、旋削加工中の棒材Wをその被加工部位近傍で支持して、被加工部位に生じ得る回転による振れや撓みを抑制し、それにより、比較的細長い製品でも高い寸法精度に加工成形することを可能にする加工補助装置として周知である。この場合、ガイドブッシュ装置は、刃物台装置18の送り台22に搭載されて、各種工具と共にZ1軸移動する構成とすることができる。
【0041】
或いは、ガイドブッシュ装置を使用する場合、刃物台装置18の送り台22を機台12上に固定的に設置し、その代わりに主軸台16がZ1軸移動できる構成とすることもできる。この場合、ガイドブッシュ装置は機台12上に固定的に設置される。そして、上記実施形態と同様に、主軸台16及び各刃物台26、28をX軸、Y軸、Z1軸及びZ2軸の計4軸で制御することにより、棒材Wに種々の加工を実施することができる。
【0042】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、それぞれに複数の工具を装着した複数の刃物台を備える多機能型の自動旋盤において、各刃物台に装着された異なる工具による異種同時加工を正確かつ容易に実施できるとともに、制御軸数を削減して各軸駆動機構や制御装置の構成を簡略化でき、以て自動旋盤の小形化及び高性能化を促進し、かつ設備費を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による自動旋盤の概略斜視図である。
【図2】図1の自動旋盤の主要部の拡大斜視図である。
【図3】図1の自動旋盤の主要部の概略正面図である。
【図4】図1の自動旋盤の機台を単体で示す斜視図である。
【図5】図1の自動旋盤の送り台を単体で示す斜視図である。
【図6】図1の自動旋盤の移動台を単体で示す斜視図である。
【図7】図1の自動旋盤の第1刃物台を単体で示す斜視図である。
【図8】図1の自動旋盤の第2刃物台を単体で示す斜視図である。
【図9】図1の自動旋盤の第1及び第2刃物台に装着した複数の工具の位置関係を示す部分拡大概略側面図である。
【図10】図1の自動旋盤の第2刃物台に装着した複数の工具の位置関係を示す部分拡大概略平面図である。
【図11】図1の自動旋盤による一加工例を示す部分拡大概略断面図である。
【図12】図1の自動旋盤による他の加工例を示す部分拡大概略断面図である。
【図13】図1の自動旋盤による他の加工例を示す部分拡大概略断面図である。
【図14】図1の自動旋盤による他の加工例を示す部分拡大概略断面図である。
【図15】図1の自動旋盤による他の加工例を示す部分拡大概略断面図である。
【符号の説明】
12…機台
14…回転主軸
16…主軸台
18…刃物台装置
20…チャック
22…送り台
24…移動台
26…第1刃物台
28…第2刃物台
32…Z1軸サーボモータ
42…Y軸サーボモータ
52…Z2軸サーボモータ
58…X軸サーボモータ
70、78…切削工具
80…ストッパ
Claims (6)
- 機台上に設置される回転主軸と、該回転主軸の前方で該機台上に設置される刃物台装置と、該機台上で該回転主軸と該刃物台装置とを該回転主軸の中心軸線に平行な第1軸方向へ相対的に移動させる駆動装置とを具備する自動旋盤において、
前記刃物台装置は、
前記駆動装置の駆動により前記機台上で前記第1軸方向へ移動する送り台と、
前記送り台上で、前記回転主軸の中心軸線に直交する第2軸方向へ移動する移動台と、
前記移動台上で、前記第1軸及び前記第2軸に直交する第3軸方向へ移動する第1刃物台と、
前記移動台上で、前記駆動装置から独立した駆動機構により前記第1軸方向へ移動する第2刃物台と、
を具備することを特徴とする自動旋盤。 - 前記第2刃物台の前記駆動機構が前記移動台上に設置される請求項1に記載の自動旋盤。
- 前記第1刃物台の駆動機構が前記移動台上に設置される請求項1又は2に記載の自動旋盤。
- 前記移動台の駆動機構が前記送り台上に設置される請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動旋盤。
- 前記第1刃物台及び前記第2刃物台の双方が、複数の工具を前記第2軸方向へ並列に保持する請求項1〜4のいずれか1項に記載の自動旋盤。
- 前記第1刃物台に装着された工具の先端と、前記第2刃物台に装着された工具の先端とが、前記第1軸と前記第3軸との双方に平行な任意の一平面上に配置される請求項5に記載の自動旋盤。
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