JPH0429482B2 - - Google Patents

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JPH0429482B2
JPH0429482B2 JP60267248A JP26724885A JPH0429482B2 JP H0429482 B2 JPH0429482 B2 JP H0429482B2 JP 60267248 A JP60267248 A JP 60267248A JP 26724885 A JP26724885 A JP 26724885A JP H0429482 B2 JPH0429482 B2 JP H0429482B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は数値制御自動旋盤(以下NC旋盤とい
う)に関する。
[従来の技術] 従来、NC旋盤として、例えば特開昭57−
48402号公報に示すものが知られている。この
NC旋盤は、主軸を回転自在に支承し、固定され
た主軸台と、主軸中心線方向と同じZ3軸方向に
摺動する対向主軸台と、この対向主軸台の一側方
に設けられ、保持する第1工具が前記主軸台前方
の加工域に位置し、且つ主軸中心線方向と平行な
Z1軸方向及び直交するX1軸方向の双方に移動す
る第1刃物台と、前記主軸台をはさんで対向する
側に設けられ、保持する第2工具が前記主軸台前
方の加工域に第1工具と対向して位置し、かつ前
記主軸中心線と平行なZ2軸方向及び直交するX2
軸方向の双方に移動する第2刃物台とからなつて
いる。
[発明が解決しようとする問題点] 前記従来のNC旋盤は、固定主軸台を有する主
軸台固定型の旋盤であり、この主軸台に対向して
配置された対向主軸台が移動するのは、被加工物
の受け渡しの時のみである。従つて、このNC旋
盤では長尺の被加工物を加工することは困難であ
る。
通常、長尺の被加工物の加工には、被加工物の
先端をセンターで支持するセンター付旋盤、又は
ガイドブツシユを有し、主軸台を移動可能にした
主軸台移動型旋盤を使用している。しかし、主軸
台移動型とした場合、新たな困難が生じる。
第1に、主軸(Z1軸)が移動するため、主軸
に把持された被加工物を第1刃物台(X1軸)と
第2刃物台(Z2軸、X2軸)とで同時に加工する
際に、Z1軸とX1軸とによる第1の2軸同時制御
機能とZ2軸とX2軸とによる第2の2軸同時制御
機能による送り動作を同時に実行すると、第2刃
物台で加工する切削点における実際の送り速度が
Z1軸とZ2軸の送り速度の和(又は差)となり、
加工プログラムで指定した送り速度にならないと
いうプログラム作成上の問題が生じる。
第2に、主軸(Z1軸)に把持された被加工物
と対向主軸(Z3軸)に把持された別の被加工物
を同一刃物台の工具で加工しようとする際にも同
様な問題点が生じる。
本発明の目的は、上記課題を解決するためにな
されたもので、長尺の被加工物を加工することが
できる対向主軸台を有するNC旋盤を提供するこ
とにある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的は、主軸を回転自在に支承し、この主
軸の中心線方向であるZ1軸方向に摺動する主軸
台と、この主軸台の一側方に設けられ、保持する
第1工具が前記主軸台前方の加工域に位置し、且
つ前記Z1軸方向と直交するX1軸方向に移動する
第1刃物台と、前記主軸台をはさんで対向する側
に設けられ、保持する第2工具が前記主軸台前方
の加工域に第1工具と対向して位置し、且つ前記
Z1軸方向と平行なZ2軸方向及び直交するX2軸方
向の双方に移動する第2刃物台と、Z1軸、X1軸、
Z2軸、X2軸の各方向に沿つた主軸台、第1刃物
台及び第2刃物台の移動を制御する数値制御装置
とからなる数値制御自動旋盤において、前記数値
制御装置は、Z1軸方向の主軸台の移動とX1軸方
向の第1刃物台の移動、Z2軸方向とX2軸方向の
第2刃物台の移動及びZ1軸方向の主軸台の移動
とX2軸方向の第2刃物台の移動のそれぞれの組
合せで2軸方向に同時に移動制御させてそれぞれ
独立した送り動作を行う第1、第2及び第3の2
軸同時制御機能を有し、この第2の2軸同時制御
機能は、第1の2軸同時制御機能による主軸台の
Z1軸方向の移動制御と同時に第2刃物台を移動
制御する時に、第2刃物台のZ2軸方向の送り量
及び送り速さが、主軸台のZ1軸方向の送り量及
び送り速さとの差分となるよう演算する補正手段
を有することにより達成される。
また上記目的は、主軸を回転自在に支承し、こ
の主軸の中心線方向であるZ1軸方向に摺動する
主軸台と、この主軸台の一側方に設けられ、保持
する第1工具が前記主軸台前方の加工域に位置
し、且つ前記Z1軸方向と直交するX1軸方向に移
動する第1刃物台と、前記主軸台をはさんで対向
する側に設けられ、保持する第2工具が前記主軸
台前方の加工域に第1工具と対向して位置し、且
つ前記Z1軸方向と平行なZ2軸方向及び直交する
X2軸方向の双方に移動する第2刃物台と、Z1軸、
X1軸、Z2軸、X2軸の各方向に沿つた主軸台、第
1刃物台及び第2刃物台の移動を制御する数値制
御装置とからなる数値制御自動旋盤において、前
記数値制御装置は、Z1軸方向の主軸台の移動と
X1軸方向の第1刃物台の移動、X2軸方向とZ2軸
方向の第2刃物台の移動及びZ1軸方向の主軸台
の移動とX2軸方向の第2刃物台の移動のそれぞ
れの組合せで2軸方向に同時に移動制御させてそ
れぞれ独立した送り動作を行う第1、第2及び第
3の2軸同時制御機能を有すると共に、Z1軸と
X1軸及びZ1軸とX2軸の2組の送り動作をZ1軸を
媒介として同時に実行する3軸同時重複制御機能
を有することにより達成される。
[作用] Z1軸に対してX1軸及びX2軸の同時移動を行わ
せるために、前記Z1軸とX1軸及びZ1軸とX2軸の
各々の組合わせでZ1軸を媒介とする2組の2軸
同時制御機能(これを3軸同時重複制御機能とい
う)を用いて、同時に重複して2組の2次元移動
制御を含む送り動作を行わせると、例えば第1刃
物台の第1工具による荒切削と第2刃物台の第2
工具による仕上げ切削とを同時に行わせることが
できる。
また第1の2軸同時制御機能を用いたZ1軸と
X1軸による2次元移動制御を含む送り動作で第
1刃物台の第1工具で主軸に把持された被加工物
を切削中に、第2の2軸同時制御機能を用いた
Z2軸とX2軸による2次元移動制御を含む送り動
作で第2刃物台の第2工具で同一被加工物を加工
しようとすると、Z1軸の移動に伴つて被加工物
が移動するため、Z2軸は単独の送り動作を行う
場合に必要な送り量と送り速度の値にZ1軸のそ
れを加えた値(又は引いた値)に従つて移動する
必要がある。この場合、Z2軸の送り速度(送り
量)を補正する補正手段には、Z1軸の制御パル
スをそのままZ2軸の制御パルスに加算(又は減
算)するように入力することが最も自然であり、
プログラム作成上のミスも生じ難い。こうするこ
とで、例えば主軸に把持された被加工物に対し
て、第2刃物台の第2工具による穴明けと、第1
刃物台の第1工具による外径切削を同時に加工
し、第2工具はZ1軸の移動に伴う被加工物の移
動に影響を受けずに加工を行うことができる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を第1図及び第2図に
より説明する。ベツド10の上面のほぼ中央に
は、ガイドブツシユ11を有するガイドブツシユ
支持台12が固定されている。
ガイドブツシユ11の右側のベツド10の上面
には、Z1軸方向に摺動可能にZ1軸テーブル20
が載置されており、このZ1軸テーブル20はベ
ツド10に固定されたZ1軸送りモータ21によ
つて移動させられる。前記Z1軸テーブル20上
には、主軸台22が固定され、主軸台22には、
中心軸がZ1軸方向に延びる主軸23が回転自在
に支承されている。主軸23の軸心は前記ガイド
ブツシユ11と同心状に配設されており、主軸2
3はZ1軸テーブル20に固定された主軸回転モ
ータ24によつてベルト25を介して回転させら
れる。
前記主軸台22の手前側のベツド10上には、
主軸台22の摺動方向(Z1軸方向)に直交する
X1軸方向に摺動可能にX1軸テーブル30が載置
されており、このX1軸テーブル30はベツド1
0に固定されたX1軸送りモータ31によつて移
動させられる。前記X1軸テーブル30上には、
第1刃物台32が固定され、この第1刃物台32
には複数個の第1工具33を保持するターレツト
34が回転自在に支承されている。ターレツト3
4は前記ガイドブツシユ11の前面の手前側に位
置するように配設されており、従つて第1工具3
3はガイドブツシユ11の前方口元の加工域に位
置することになる。そして、第1刃物台32に固
定された工具割り出しモータ35によつてT1軸
方向に回転させられ、所望の第1工具33が割り
出される。
ガイドブツシユ11の左側(ガイドブツシユ1
1をはさんで前記主軸台22の反対側)の前記主
軸中心線に対して向う側におけるベツド10上面
には、主軸台22の摺動方向(Z1軸方向)と平
行なZ2軸方向に摺動可能にZ2軸テーブル40が
載置されており、このZ2軸テーブル40はベツ
ド10に固定されたZ2軸送りモータ41によつ
て移動させられる。またZ2軸テーブル40には
Z2軸方向と直交するX2軸方向に摺動可能にX2軸
テーブル42が載置されており、このX軸2軸テ
ーブル42はZ2軸テーブル40は固定されたX2
軸送りモータ43によつて移動させられる。前記
X2軸テーブル42上には、第2刃物台44が固
定され、この第2刃物台44には複数個の第2工
具45を保持するターレツト46が回転自在に支
承されている。ターレツト46は前記ガイドブツ
シユ11の前面の側方に位置するように配設され
ている。従つて、第2工具45はガイドブツシユ
11の前方口元の加工域に第1工具33に対向し
て位置することになる。そして、第2刃物台44
に固定された工具割出しモータ47によつてT2
軸方向に回転させられ、所望の第2工具45が割
り出される。
前記ガイドブツシユ11の左側で第2刃物台4
4の手前側のベツド10の上面には、前記主軸台
22の摺動方向(Z1軸方向)と平行なZ3軸方向
に摺動可能にZ3軸テーブル50が載置されてお
り、このZ3軸テーブル50はベツド10に固定
されたZ3軸送りモータ51によつて移動させら
れる。前記Z3軸テーブル50上には、対向主軸
台52が固定され、対向主軸台52には前記主軸
台22の主軸23と同心軸上に配置された対向主
軸53が回転自在に支承されている。対向主軸5
3は図示しないチヤツクを有して被加工物を把持
することが可能で、前記Z3軸テーブル50に固
定された対向主軸回転モータ55によつてベルト
56を介して回転させられる。
次にかかる構成よりなるNC旋盤の作動につい
て説明する。主軸23のコレツトチヤツク(図示
せず)に把持された被加工物(棒材)はガイドブ
ツシユ11に挿通され、主軸23と共に回転す
る。また実際の切削加工の際には、前記Z1軸送
りモータ21、X1軸送りモータ31、Z2軸送り
モータ41、X2軸送りモータ43、Z3軸送りモ
ータ51による各軸方向の駆動は数値制御装置の
指令によつて駆動される。
まず対向主軸台52、即ちZ3軸を用いない場
合について説明する。
(1) Z1軸とX1軸、Z1軸とX2軸、Z2軸とX2軸の
それぞれの組合せによる2次元移動制御を含む
送り動作による加工(単独の2軸同時制御機
能) 第3図に示すように、周知の2軸同時制御機
能を用いて主軸台22をZ1軸方向に移動させ、
第1刃物台32をX1軸方向に移動させること
により、2次元移動制御を含む送り動作を行わ
しめ、主軸23に把持された被加工物60を直
線、テーパ、円弧等の任意の形状に切削でき
る。かかる加工は、Z1軸とX2軸の組合せ、又
は対向主軸53に被加工物61を把持させ、
Z3軸を固定としてのZ2軸とX2軸の組合わせに
よつても同様に行える。
なお、第1刃物台32に設けられた第1工具
33により、Z1軸とX1軸の2軸の組合せで加
工を行つている間に、次工程に使用される第2
刃物台44上の第2工具45を予め被加工物6
0に接近させて待機させておくことによつて、
工具の交換に要する時間を大幅に短縮すること
が可能になる。同様に、第2刃物台44の第2
工具45で加工している間に、次工程で使用す
る第1刃物台32の第1工具33を接近させて
待機させておくことも可能である。
(2) Z1軸、X1軸、X2軸の3軸同時移動のための
2組の2次元移動制御を含む送り動作の組合せ
による加工(3軸同時重複制御機能) 第4図に示すように、Z1軸に対してX1軸及
びX2軸の同時移動を行わせるために、前記Z1
軸とX1軸及びZ1軸とX2軸の各々の組合わせで
Z1軸を媒介とする2組の2軸同時制御機能
(これを3軸同時重複制御機能という)を用い
て、同時に2次元移動制御を含む送り動作を行
わせると、例えば第1刃物台32の第1工具3
3による荒切削と第2刃物台44の第2工具4
5による仕上げ切削とを同時に行わせることが
できる。
但し、この場合には、第1工具33による荒
切削と第2工具45による仕上げ切削の送り速
度は同一である。
(3) Z1軸とX1軸及びZ2軸とX2軸の4軸同時移動
のための2組の2次元移動制御を含む送り動作
による加工 (3.1) 第1の2軸同時制御機能を用いたZ1
軸とX1軸による2次元移動制御を含む送り動
作を実行すると共に、第2の2軸同時制御機能
を用いてZ2軸とX2軸に2次元移動制御を含む
送り動作を行わしめ、Z2軸にZ1軸と同期する
送りを与え、X2軸に送りを与えなければ、例
えば第5図に示すように第2刃物台44の第2
工具45にセンター機能をもたせ、これによつ
て主軸23に把持された被加工物60をセンタ
ー支持しながら第1刃物台32の第1工具33
で切削することができる。
ここで、Z2軸の送り(送り量及び送り速さ)
は、Z1軸(主軸台22)の送りとの差分が0
であり、同一方向に同じ速度で送られるので、
Z1軸の送りのための制御信号をできるだけそ
のまま使うことがミスの発生等を防止する上で
望ましい。
(3.2) 第1の2軸同時制御機能を用いたZ1
軸とX1軸による2次元移動制御を含む送り動
作で第1刃物台32の第1工具33で主軸23
に把持された被加工物60を切削中に、第2の
2軸同時制御機能を用いたZ2軸とX2軸による
2次元移動制御を含む送り動作で第2刃物台4
4の第2工具45で同一被加工物60を加工し
ようとすると、Z1軸の移動に伴つて被加工物
60が移動するため、Z2軸は単独の送り動作
を行う場合に必要な送り量と送り速度の値に
Z1軸のそれを加えた値(又は引いた値)に従
つて移動する必要がある。この場合、Z2軸の
送り速度(送り量)を補正する補正手段には、
Z1軸の制御パルスをそのままZ2軸の制御パル
スに加算(又は減算)するように入力すること
が最も自然であり、加工プログラム作成上のミ
スも生じ難い。こうすることで、例えば第6図
に示すように、主軸23に把持された被加工物
60に対して、第2刃物台44の第2工具45
による穴明けと、第1刃物台32の第1工具3
3による外径切削の同時加工を行おうとした
時、第2工具45はZ1軸の移動に伴う被加工
物の移動に影響を受けずに加工を行うことがで
きる。
この方法によれば、第4図における荒切削と
仕上げ切削をそれぞれ異つた送り速度で加工す
るとも可能である。
次に対向主軸台52を用いて加工を行う場合に
ついて説明する。
(4) Z1軸とX1軸及びZ2軸とX2軸の2組の2次元
移動制御を含む送り動作による加工 第7図に示すように、第1の2軸同時制御機
能によつて第1刃物台32の第1工具33に
Z1軸とX1軸の2次元移動制御を含む送り動作
を行わせることによつて主軸23に把持された
1つの被加工物60を加工すると同時に、Z3
軸を後退させた位置で停止させ、第3の2軸同
時制御機能によつてZ2軸とX2軸の2次元移動
制御を含む送り動作を行うことによつて第2刃
物台44の第2工具45で対向主軸53に把持
されたもう1つの被加工物61を同時加工する
ことができる。通常、この加工は背面加工を行
うときに用いられ、対向主軸53側の被加工物
61は主軸台22側の被加工物60の突切り加
工終了後のものであり、第1刃物台32の第1
工具33での加工終了間際に、Z3軸による対
向主軸台52の移動により対向主軸53をガイ
ドブツシユ11の前方に進出させて突切り加工
する被加工物60をチヤツクし、加工終了後は
そのままZ3軸を所定の位置まで後退して停止
させ、第2刃物台44の第2工具45による背
面加工を受けるものである。こうすることで、
主軸23に把持された1つの被加工物60とそ
の突切り後の対向主軸53に把持されたもう1
つの被加工物61は第1刃物台32の第1工具
33と第2刃物台44の第2工具45とによつ
て同時に加工を進行することができる。
勿論、背面加工終了後の第2刃物台44は、
(1)乃至(3)で述べたように第1刃物台32と共に
主軸23に把持された被加工物の加工を行うこ
とができる。
(5) Z3軸の単独移動による加工 第8図に示すように、突切り加工終了後の被
加工物61を対向主軸53によつて把持し、第
2刃物台44の第2工具45(実施例はドリ
ル)をその主軸中心線上に進出させた後固定し
て、Z3軸を単独に移動して被加工物61の突
切り面に孔加工を行うことができる。これは同
じ第2刃物台44の工具45を同時に主軸台2
3に把持された被加工物60の加工に参加させ
ながら、同時進行的に対向主軸53に把持され
た被加工物61の加工を行う場合に用いる加工
方法である。
これは(4)に記載した加工で、X1軸、X2軸に
送りを与えなかつた変形例である。
(6) Z1軸とX1軸及びZ3軸とX2軸の2次元移動制
御を含む送り動作による加工 Z1軸とX1軸による第1の2軸同時制御機能
によつて第1刃物台32の工具33で主軸23
に把持された1つの被加工物60を加工すると
同時に、Z3軸とX2軸の第3の2軸同時制御機
能によつて第2刃物台44の第2工具45で対
向主軸53側にもう1つの被加工物61を同時
に加工することができる。その加工は(4)に記載
したものと同様に行う(第7図参照)。
なお、上記の作動例においては、いずれもガ
イドブツシユ11を省略して説明したが、周知
の如く、長尺の棒材加工においてガイドブツシ
ユを用いることが望ましい。ガイドブツシユを
使用する場合には、周知の如く、主軸23と第
1工具33との間で第1工具33に近接した位
置にガイドブツシユが配置され、ガイドブツシ
ユの口元で第1工具33による切削が行われ
る。なお、短尺の場合やチヤツクワークも場合
には、ガイドブツシユは不要であることも周知
である。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ば、Z1軸、X1軸、Z2軸、X2軸の各方向に沿つた
主軸台、第1刃物台及び第2刃物台の移動を制御
する数値制御装置は、Z1軸方向の主軸台の移動
とX1軸方向の第1刃物台の移動、及びZ2軸方向
とX2軸方向の第2刃物台の移動のそれぞれの組
合せで2軸方向に同時に移動させて2次元移動制
御を含む送り動作を行う第1及び第2の2軸同時
制御機能と、Z1軸とX1軸及びZ1軸とX2軸の2組
の2次元移動制御を含む送り動作をZ1軸を媒介
として同時に実行する3軸同時重複制御機能とを
有するもので、長尺の被加工物も容易に加工が可
能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明になるNC旋盤の一実施例を示
す斜視図、第2図は第1図の平面図、第3図乃至
第8図はそれぞれ各軸の制御の1例を示す説明図
である。 22……主軸台、23……主軸、32……第1
刃物台、33……第1工具、34……ターレツ
ト、44……第2刃物台、45……第2工具、4
6……ターレツト、52……対向主軸台、53…
…対向主軸。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 主軸を回転自在に支承し、この主軸の中心線
    方向であるZ1軸方向に摺動する主軸台と、この
    主軸台の一側方に設けられ、保持する第1工具が
    前記主軸台前方の加工域に位置し、且つ前記Z1
    軸方向と直交するX1軸方向に移動する第1刃物
    台と、前記主軸台をはさんで対向する側に設けら
    れ、保持する第2工具が前記主軸台前方の加工域
    に第1工具と対向して位置し、且つ前記Z1軸方
    向と平行なZ2軸方向及び直交するX2軸方向の双
    方に移動する第2刃物台と、Z1軸、X1軸、Z2
    軸、X2軸の各方向に沿つた主軸台、第1刃物台
    及び第2刃物台の移動を制御する数値制御装置と
    からなる数値制御自動旋盤において、前記数値制
    御装置は、Z1軸方向の主軸台の移動とX1軸方向
    の第1刃物台の移動、Z2軸方向とX2軸方向の第
    2刃物台の移動及びZ1軸方向の主軸台の移動と
    X2軸方向の第2刃物台の移動のそれぞれの組合
    せで2軸方向に同時に移動制御させてそれぞれ独
    立した送り動作を行う第1、第2及び第3の2軸
    同時制御機能を有し、この第2の2軸同時制御機
    能は、第1の2軸同時制御機能による主軸台の
    Z1軸方向の移動制御と同時に第2刃物台を移動
    制御する時に、第2刃物台のZ2軸方向の送り量
    及び送り速さが、主軸台のZ1軸方向の送り量及
    び送り速さとの差分となるよう演算する補正手段
    を有することを特徴とする数値制御自動旋盤。 2 前記補正手段は、第2刃物台のZ2軸方向の
    送り量及び送り速さと、主軸台のZ1軸方向の送
    り量及び送り速さとの差分が0であり、第2刃物
    台と主軸台とが同一方向に同一速さで送られるよ
    うに補正することを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の数値制御自動旋盤。 3 主軸を回転自在に支承し、この主軸の中心線
    方向であるZ1軸方向に摺動する主軸台と、この
    主軸台の一側方に設けられ、保持する第1工具が
    前記主軸台前方の加工域に位置し、且つ前記Z1
    軸方向と直交するX1軸方向に移動する第1刃物
    台と、前記主軸台をはさんで対向する側に設けら
    れ、保持する第2工具が前記主軸台前方の加工域
    に第1工具と対向して位置し、且つ前記Z1軸方
    向と平行なZ2軸方向及び直交するX2軸方向の双
    方に移動する第2刃物台と、Z1軸、X1軸、Z2
    軸、X2軸の各方向に沿つた主軸台、第1刃物台
    及び第2刃物台の移動を制御する数値制御装置と
    からなる数値制御自動旋盤において、前記数値制
    御装置は、Z1軸方向の主軸台の移動とX1軸方向
    の第1刃物台の移動、Z2軸方向とX2軸方向の第
    2刃物台の移動及びZ1軸方向の主軸台の移動と
    X2軸方向の第2刃物台の移動のそれぞれの組合
    せで2軸方向に同時に移動制御させてそれぞれ独
    立した送り動作を行う第1、第2及び第3の2軸
    同時制御機能を有すると共に、Z1軸とX1軸及び
    Z1軸とX2軸の2組の送り動作をZ1軸を媒介とし
    て同時に実行する3軸同時重複制御機能を有する
    ことを特徴とする数値制御自動旋盤。 4 主軸を回転自在に支承し、この主軸の中心線
    方向であるZ1軸方向に摺動する主軸台と、この
    主軸台の一側方に設けられ、保持する第1工具が
    前記主軸台前方の加工域に位置し、且つ前記Z1
    軸方向と直交するX1軸方向に移動する第1刃物
    台と、前記主軸台をはさんで対向する側に設けら
    れ、保持する第2工具が前記主軸台前方の加工域
    に第1工具に対向して位置し、且つ前記Z1軸方
    向と平行なZ2軸方向及び直交するX2軸方向の双
    方に移動する第2刃物台と、主軸中心線上で前記
    加工域に近接して設けられたガイドブツシユと、
    このガイドブツシユをはさんで前記主軸台の主軸
    中心線と同軸に対向して設けられ、Z1軸方向と
    同じZ3軸方向に摺動する対向主軸台と、Z1軸、
    X1軸、Z2軸、X2軸及びZ3軸の各方向に沿つた主
    軸台、第1刃物台、第2刃物台及び対向主軸台の
    移動を制御する数値制御装置とからなる数値制御
    自動旋盤において、前記数値制御装置は、Z1軸
    方向の主軸台の移動とX1軸方向の第1刃物台の
    移動、Z2軸方向とX2軸方向の第2刃物台の移動、
    Z3軸方向の対向主軸台の移動とX2軸方向の第2
    刃物台の移動及びZ1軸方向の主軸台の移動とX2
    軸方向の第2刃物台の移動のそれぞれの組合せで
    2軸方向に同時に移動制御させてそれぞれ独立し
    た送り動作を行う第1、第2、第3及び第4の2
    軸同時制御機能を有し、この第2及び第3の2軸
    同時制御機能は、第1の2軸同時制御機能による
    主軸台のZ1軸方向の移動制御と同時に第2刃物
    台を移動制御する時に、第2刃物台のZ2軸方向
    の送り量及び送り速さ並びに対向主軸台のZ3軸
    方向の送り量及び送り速さが、主軸台のZ1軸方
    向の送り量及び送り速さとの差分となるように演
    算する補正手段を有することを特徴とする数値制
    御自動旋盤。 5 前記補正手段は、第2刃物台のZ2軸方向の
    送り量及び送り速さ又は対向主軸台のZ3軸方向
    の送り量及び送り速さと、主軸台のZ1軸方向の
    送り量及び送り速さとの差分が0であり、第2刃
    物台又は対向主軸台と主軸台とが同一方向に同一
    速さで送られるように補正することを特徴とする
    特許請求の範囲第4項記載の数値制御自動旋盤。 6 主軸を回転自在に支承し、この主軸の中心線
    方向であるZ1軸方向に摺動する主軸台と、この
    主軸台の一側方に設けられ、保持する第1工具が
    前記主軸台前方の加工域に位置し、且つ前記Z1
    軸方向と直交するX1軸方向に移動する第1刃物
    台と、前記主軸台をはさんで対向する側に設けら
    れ、保持する第2工具が前記主軸台前方の加工域
    に第1工具に対向して位置し、且つ前記Z1軸方
    向と平行なZ2軸方向及び直交するX2軸方向の双
    方に移動する第2刃物台と、主軸中心線上で前記
    加工域に近接して設けられたガイドブツシユと、
    このガイドブツシユをはさんで前記主軸台の主軸
    中心線と同軸に対向して設けられ、Z1軸方向と
    同じZ3軸方向に摺動する対向主軸台と、Z1軸、
    X1軸、Z2軸、X2軸及びZ3軸の各方向に沿つた主
    軸台、第1刃物台、第2刃物台及び対向主軸台の
    移動を制御する数値制御装置とからなる数値制御
    自動旋盤において、前記数値制御装置は、Z1軸
    方向の主軸台の移動とX1軸方向の第1刃物台の
    移動、Z2軸方向とX2軸方向の第2刃物台の移動、
    Z3軸方向の対向主軸台の移動とX2軸方向の第2
    刃物台の移動及びZ1軸方向の主軸台の移動とX2
    軸方向の第2刃物台の移動のそれぞれの組合せで
    2軸方向に同時に移動制御させてそれぞれ独立し
    た送り動作を行う第1、第2、第3及び第4の2
    軸同時制御機能を有すると共に、Z1軸とX1軸及
    びZ1軸とX2軸の2組の送り動作をZ1軸を媒介と
    して同時に実行する3軸同時制御機能を有するこ
    とを特徴とする数値制御自動旋盤。 7 対向主軸台の対向主軸は、突切り加工後の被
    加工物を把持して回転し、背面加工する背面加工
    軸であることを特徴とする特許請求の範囲第4項
    又は第6項記載の数値制御自動旋盤。
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