JP4229068B2 - 電源装置及び電源装置の制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、力率改善回路を搭載したスイッチング電源装置に関するものである。
図11は、従来のスイッチング電源装置を示す回路図である。
このスイッチング電源装置では、交流電源1に接続された全波整流回路2の出力側に設けられた力率改善回路(Power Factor Improvement Circuit)と、力率改善回路の出力側に設けられたDC/DC変換回路とを有する。スイッチング電源装置が力率改善回路を備えることにより、DC/DC変換回路の入力電解コンデンサの容量を小さくすることができる。
力率改善回路は、コイル3と、Nチャネル型MOSFET(以下、NMOSという)4と、ダイオード5と、コンデンサ6と、PFC部制御回路7とを備えている。
力率改善回路では、PFC部制御回路7の出力する制御信号によってNMOS4がオン、オフし、コイル3にスイッチング電流を繰り返して流す。スイッチング電流は、全波整流回路2が発生する脈動電圧の瞬時値に比例する。スイッチング電流が流れることにより、コイル3にエネルギーが蓄えられ、そのエネルギーがダイオード5を介して直流電圧化されてコンデンサ6に充電される。
DC/DC変換回路は、トランス8と、NMOS9と、ダイオード10と、コンデンサ11と、DC/DC部制御回路12と、出力電圧検出回路13とを備えている。
DC/DC部制御回路12は、NMOS9のオン、オフを制御する回路であり、DC/DC部制御回路12の出力端子は、NMOS9のゲートと接続されている。出力電圧検出回路13は、コンデンサ11の充電電圧を検出してDC/DC部制御回路12に与える回路である。
このスイッチング電源装置には、さらに、負荷状態検出回路14と、PFCオンオフ切換回路15とが、設けられている。負荷状態検出回路14は、DC/DC部制御回路12に接続されている。負荷状態検出回路14と力率改善回路のPFC部制御回路7との間にPFCオンオフ切換回路15が配備されている。PFCオンオフ切換回路15は、PFC部制御回路7を起動させるか、停止させるものである。
このスイッチング電源装置では、PFC部制御回路7が発生する制御信号に基づき、NMOS4がオン、オフする。NMOS4がオンしたときに、コイル3にスイッチング電流が流れてエネルギーが蓄積される。NMOS4がオフした期間に、そのエネルギーがダイオード5を介してコンデンサ6に供給され、コンデンサ6が充電される。コンデンサ6には、交流電源1が発生する交流電圧よりも高い電圧Eで充電される。
一方、DC/DC部制御回路12がNMOS9のゲートに与える制御信号により、NMOS9がオン、オフする。NMOS9がオンしたときに、コンデンサ6からトランス8の一次巻線8aにスイッチング電流が流れてエネルギーが蓄積される。NMOS9がオフしたときに、そのエネルギーがダイオード10を介してコンデンサ11に充電される。コンデンサ11には、負荷16に供給するための直流電圧Vが充電される。
出力電圧検出回路13は、直流電圧Vのレベルを検出し、直流電圧Vのレベルを示す電圧信号を、DC/DC部制御回路12に与える。DC/DC部制御回路12は、出力電圧検出回路13から与えられた電圧信号に基づき、NMOS9をオン、オフするタイミングを設定する制御信号を発生する。この制御信号により、NMOS9はオン、オフする。負荷状態検出回路14は、この制御信号のデューティ比に基づいて負荷16の負荷状態が軽負荷か、重負荷かを示す検出結果を出力する。
検出結果が重負荷であることを示すときには、PFCオンオフ切換回路15は、PFC部制御回路7から制御信号を発生させてスイッチング動作を継続させ、その結果で得られるエネルギーをコンデンサ6に充電させる。
逆に、検出結果が軽負荷であることを示すときには、PFCオンオフ切換回路15は、PFC部制御回路7からの制御信号を低レベル(“L”)に固定させ、スイッチング動作を停止させる。これにより、スイッチング電流によって生じたエネルギーのコンデンサ6への充電が停止する。力率改善回路の動作が停止すれば、その分、消費電力は低下する。この状態では、DC/DC変換回路のみが動作する。
このように、従来の力率改善回路を搭載したスイッチング電源装置には、負荷の状態に基づいて力率改善回路の動作を停止させる装置があった(例えば、特許文献1参照)。
前述したように、従来のスイッチング電源装置では、負荷16が軽い場合には力率改善回路の動作が停止するので、低消費電力化を実現できる。しかし、力率改善回路が起動を開始してから、力率改善回路の出力電圧が所定電圧に達するまでに、一定の起動時間を要するため、軽負荷と重負荷とが交互に繰り返されると、不都合が生じる。その内容を図12を参照しつつ、説明する。
図12は、従来のスイッチング電源装置の課題を説明するためのタイミングチャートである。
負荷16の消費電力が多く負荷16が重いときには、負荷16に流れる負荷電流I0が増加し、負荷16の消費電力が少なく負荷16が軽いときには、負荷16に流れる負荷電流I0が減少し、コンデンサ11の充電電圧Vが変動しようとする。DC/DC部制御回路12は、出力電圧検出回路13で検出される電圧が一定になるような制御信号を発生し、NMOS9のオン、オフするタイミングを設定する。
ここで、例えば時刻t1で負荷16が所定値を下回れば、制御信号のデューティ比が変化する。負荷状態検出回路14は、そのデューティ比から負荷16の状態を検出し、負荷16が軽い期間に、例えば低レベル(以下、“L”という)の信号S14を発生する。“L”の信号S14が発生している期間には、PFCオンオフ切換回路15により、PFC部制御回路7からNMOS4に与える制御信号が“L”に固定され、力率改善回路が停止する。即ち、NMOS4のスイッチングが停止される。
力率改善回路が停止することにより、コンデンサ6の充電電圧Eが降下する。力率改善回路が停止したままであれば、コンデンサ6の充電電圧Eは、全波整流回路2の発生する脈動電圧のほぼ実効値Eになる。
時刻t2で負荷16が再び重くなって力率改善回路が動作を開始しても、力率改善回路の出力電圧が所定電圧に達するまでに、一定の起動時間を要する。この間、スイッチング電源装置の負荷は重いので、時刻t2からコンデンサ6の充電電圧Eは、急激に降下する。充電電圧Eは、その後の時刻t3から、緩やかに上昇する。
コンデンサ6の充電電圧Eが完全に上昇するまでに、再び時刻t4で負荷16が軽くなると、再び力率改善回路の動作が停止してコンデンサ6の充電電圧Eがそのときの電圧から降下を開始する。
以上のように、負荷16が軽くなる状態と重くなる状態とが交互に現れると、コンデンサ6の充電電圧Eが、大幅に落ち込む期間t12〜t13,t15〜t16,t17〜t18が発生する。電圧値E[V]をDC/DC変換回路が出力電圧Vを一定に保持するための最低限必要な電圧とすると、期間t12〜t13,t15〜t16,t17〜t18において、コンデンサ6の充電電圧Eが、この充電電圧値E[V]を下回り、DC/DC変換回路の出力電圧は、低下(ディップ)する。
特開平8−111975号公報
本発明は、負荷が変動しても、出力電圧を維持することが可能なスイッチング電源装置及びスイッチング電源装置の制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る電源装置は、
起動されて充電素子(24,54)を充電する充電部(20,50)と、
前記充電素子(24,54)に充電された第1の直流電圧に基づいて第2の直流電圧を生成し、生成した第2の直流電圧を負荷(L)に印加する直流電圧生成部(30,60)と、
前記直流電圧生成部(30,60)の生成する前記第2の直流電圧を印加する前記負荷(L)の状態が、軽負荷状態か否かを判別して、該負荷が軽負荷状態か否かを示す判別信号を出力する負荷状態検出部(40,70,80)と、
前記負荷状態検出部(40,70,80)から前記負荷(L)の状態が軽負荷状態であることを示す前記判別信号を入力し、該負荷(L)の状態が軽負荷状態であることを示す該判別信号を入力してから予め設定された時間が経過したことを示す信号(S41,S71)を出力する期間設定部(41,71)と、
前記期間設定部(41,71)から前記時間が経過したことを示す信号が出力されると、前記充電部(20,50)の前記充電素子(24,54)への充電を停止させる充電部動作停止部(42,72)と、
を備えることを特徴とする。
本発明の第2の観点に係る電源装置の制御方法は、
起動されて充電素子(24,54)を充電する充電部(20,50)と、
前記充電素子(24,54)に充電された第1の直流電圧に基づいて第2の直流電圧を生成し、生成した第2の直流電圧を負荷(L)に印加する直流電圧生成部(30,60)とを備えた電源装置を制御する制御方法であって、
前記充電部(20,50)を起動するステップと、
前記直流電圧生成部(30,60)の生成する前記第2の直流電圧を印加する前記負荷(L)の状態が軽負荷状態か否かを判別するステップと、
前記判別結果が前記負荷(L)の状態が軽負荷状態であることを示す場合に、該負荷(L)の状態が軽負荷状態になったときから予め設定された時間が経過したことを検出するステップと、
前記時間が経過したことが検出されたときに、前記充電部(20,50)の前記充電素子(24,54)への充電を停止させるステップと、
を備えたことを特徴とする。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係るスイッチング電源装置は、図1に示すように、力率改善回路20と、DC/DC変換回路30と、負荷状態検出回路40と、期間設定回路41と、PFCオンオフ切換回路42とを備え、負荷Lに直流電圧Vを供給する。
全波整流回路2は、交流電源1が発生する交流電圧を整流して力率改善回路20に脈流電圧を印加する。
力率改善回路20は、全波整流回路2の出力端に接続され、スイッチング電流を、脈流電圧に追従するように制御することにより力率を改善する回路である。力率改善回路20は、非絶縁形であり、コイル21と、NMOS22と、ダイオード23と、コンデンサ24と、PFC部制御回路25とを備えている。
コイル21の一端は、全波整流回路2の正極に接続され、コイル21の他端が、スイッチング素子であるNMOS22のドレインとダイオード23のアノードとに接続されている。NMOS22のソースは、全波整流回路2の負極に接続されている。ダイオード23のカソードは、充電素子としてのコンデンサ24の一方の電極に接続され、コンデンサ24の他方の電極は、全波整流回路2の負極に接続されている。
PFC部制御回路25は、NMOS22に制御信号S25を供給して、力率改善回路20全体を制御するための回路であり、図4に示すように、タイミング制御回路25aを備えている。タイミング制御回路25aは、NMOS22に供給する制御信号S25を生成する回路であり、その出力端子は、図1に示すように、NMOS22のゲートに接続されている。コンデンサ24の充電電圧Eが、力率改善回路20の出力電圧になる。
NMOS22は、PFC部制御回路25から出力された制御信号S25のレベルが高レベル(以下、“H”という)になるとオンし、低レベル(以下、“L”という)になるとオフする。NMOS22がオン、オフすると、力率改善回路20は、動作を開始して、コンデンサ24を充電する。
コンデンサ24は、DC/DC変換回路30の入力電解コンデンサであり、力率改善回路20によって充電される充電素子である。コンデンサ24の充電電圧Eは、力率改善回路20の動作が停止している場合、全波整流回路2が印加した脈流電圧のピーク値付近で充電される。コンデンサ24の充電電圧Eは、ほぼ脈流電圧の実効値になる。
力率改善回路20は、動作して起動時間を経過すると、コンデンサ24を、交流電源1で発生する交流電圧よりも高い電圧で充電する。このときのコンデンサ24の充電電圧Eを電圧Eとする。
DC/DC変換回路30は、力率改善回路20の出力電圧Eを電圧変換して、この電圧を負荷Lに印加するための回路である。DC/DC変換回路30は、PWM(Pulse Width Modulation)制御により、負荷Lに供給する電圧を安定化させる。DC/DC変換回路30は、トランス31と、NMOS32と、ダイオード33と、コンデンサ34と、DC/DC部制御回路35と、出力電圧検出回路36とを備えている。
トランス31は、互いに電磁結合する一次巻線31aと二次巻線31bとを有し、一次巻線31aの一端が、力率改善回路20のダイオード23のカソードとコンデンサ24の一方の電極との接続点に接続されている。
トランス31の一次巻線31aの他端には、NMOS32のドレインが接続されている。NMOS32のソースは、コンデンサ24の他方の電極に接地されている。
トランス31の二次巻線31bの一端には、ダイオード33のアノードが接続されている。ダイオード33のカソードは、コンデンサ34の一方の電極に接続されている。コンデンサ34の他方の電極は、二次巻線31bの他端と共に接地されている。
トランス31の一次巻線31aと二次巻線31bとの巻数比は、コンデンサ24の充電電圧Eが、動作に必要な最低電圧になっても、DC/DC変換回路30が負荷Lに印加する出力電圧を維持できるような比に設定される。
このコンデンサ24の充電電圧Eの最低電圧は、交流電源1の交流電圧が最低入力電圧、負荷Lの負荷状態、コンデンサ24の容量値、マージン等によって決定される。この最低電圧をEとする。
NMOS32は、Nチャネル型MOSFETからなるスイッチング素子であり、NMOS32のゲートは、DC/DC部制御回路35の出力端子と接続されている。
DC/DC部制御回路35は、DC/DC変換回路30をPWM制御するための回路であり、図2に示すように、制御信号発生部35aを備えている。制御信号発生部35aは、出力電圧検出回路36から出力された信号のレベルに基づいてデューティ比(duty ratio)を設定し、このデューティ比を設定した制御信号S35を生成するものである。デューティ比は、1サイクルを全期間として、全期間に対する“H”期間の比である。DC/DC部制御回路35は、制御信号発生部35aが生成した制御信号S35をNMOS32に供給する。NMOS32は、DC/DC部制御回路35の出力する制御信号S35が“Hになるとオンし、制御信号S35が“L”になるとオフする。
ダイオード33は、二次巻線31bに発生した電圧を整流するためのものである。コンデンサ34は、ダイオード33から出力された整流電圧を平滑化して直流電圧Vを生成するものである。この直流電圧Vは、DC/DC変換回路30の出力電圧であると共に、スイッチング電源装置の出力電圧となる。コンデンサ34の一方の電極とダイオード33のカソードとの接続点に、出力電圧検出回路36が接続されている。
出力電圧検出回路36は、例えば図2に示すように、直列に接続された抵抗36a,36bで構成されている。抵抗36aの一端がコンデンサ34の一方の電極とダイオード33のカソードとの接続点に接続され、抵抗36bの一端がグランドに接地されている。抵抗36a及び抵抗36bの接続点が、出力電圧検出回路36の出力端子になる。出力電圧検出回路36は、抵抗36aと抵抗36bとによって分圧された直流電圧Vの分圧信号を、DC/DC部制御回路35へ出力する。
負荷状態検出回路40と、期間設定回路41と、PFCオンオフ切換回路42とは、負荷Lの状態が軽負荷状態か否かを判別し、前記負荷Lが軽負荷状態になったと判別すると、前記負荷Lが軽負荷状態になってから、予め設定された時間が経過したときに、力率改善回路20のコンデンサ24への充電動作を停止させるためのものである。
負荷状態検出回路40は、制御信号S35のデューティ比に基づいて負荷Lの負荷状態を検出し、負荷Lが軽負荷状態か否かを示す判別信号を出力する回路である。
負荷状態検出回路40は、図2に示すように、DC/DC部制御回路35の出力端子に接続され、DC/DC部制御回路35の制御信号発生部35aが生成した制御信号S35を取得する。
負荷状態検出回路40は、直列の抵抗40a及び抵抗40bと、コンデンサ40cと、比較器40dと、基準電源40eとを備えている。抵抗40aの一端がDC/DC部制御回路35の出力端子に接続され、抵抗40bの他端が接地されている。抵抗40aと抵抗の40bとの接続点が、コンデンサ40cの一方の電極と比較器40dの入力端子(+)とに接続されている。コンデンサ40cの他方の電極が接地されている。
比較器40dの他方の入力端子(−)には、基準電源40eが接続されている。この基準電源40eの基準電圧は、負荷Lが軽負荷状態か非軽負荷状態かを判別するために、予め設定された電圧である。
比較器40dは、入力端子(+)に供給される電圧と入力端子(−)に供給される基準電源40eの電圧との比較結果を示す信号S40を出力端子から出力する。
負荷Lの負荷電流が小さければ、制御信号S35のデューティ比は小さくなり、入力端子(+)に供給される電圧が低くなる。入力端子(+)に供給される電圧が基準電源40eの電圧未満であれば、比較器40dは、出力端子から“L”の信号S40を出力する。比較器40dの出力端子が、負荷状態検出回路40の出力端子となり、負荷状態検出回路40は、軽負荷状態になったことを示す判別信号として、この“L”の信号S40を期間設定回路41に出力する。
一方、負荷Lの消費電流が増えると制御信号S35のデューティ比は大きくなる。このため、比較器40dの入力端子(+)に供給される電圧が上昇する。入力端子(+)に供給される電圧が基準電源40eの電圧以上になると、比較器40dは、出力端子から“H”の信号S40を出力する。負荷状態検出回路40は、非軽負荷状態になったことを示す判別信号として、この“H”の信号S40を期間設定回路41に出力する。
期間設定回路41は、負荷状態検出回路40から負荷Lが軽負荷状態になったことを示す判別信号として、“L”の信号S40が出力されたときに、タイミングを設定して軽負荷状態になったことを示す“L”の信号S41を出力する回路である。
期間設定回路41は、図3に示すように、NMOS41aと、コンデンサ41bと、定電流源41cと、シュミットトリガ回路41dとを、備えている。
NMOS41aは、オンしてコンデンサ41bを放電するためのNチャネル型MOSFETであり、ゲートに負荷状態検出回路40からの信号S40が供給される。NMOS41aのソースは接地されている。NMOS41aは、負荷状態検出回路40からゲートに、“H”の信号S40が供給されてオンし、“L”の信号S40が供給されてオフする。
コンデンサ41bは、シュミットトリガ回路41dに供給する信号のレベルを設定するためのものであり、NMOS41aのドレインが、コンデンサ41bの一方の電極に接続されている。コンデンサ41bの他方の電極は、接地されている。
定電流源41cは、コンデンサ41bを充電するためのものであり、コンデンサ41bの一方の電極とNMOS41aのソースとの接続点に接続されている。
シュミットトリガ回路41dの入力端子はコンデンサ41bの一方の電極に接続されている。シュミットトリガ回路41dは、コンデンサ41bの一方の電極の電圧Vcと予め設定された閾値とを比較し、比較結果に基づいて出力信号S41を出力する。シュミットトリガ回路41dは、2つの閾値Vth1,Vth2を有している。閾値Vth1は、電圧Vcが低い方から立ち上がるときに比較するための閾値である。閾値Vth2は、電圧Vcが高い方から立ち下がるときに比較するための閾値である。信号S40のレベルが“H”から“L”に遷移して、電圧Vcが低い方から閾値Vth1を超えると、インバータ付きのシュミットトリガ回路41dは、“L”の信号S41を出力する。信号S40のレベルが“L”から“H”に遷移して、電圧Vcが高い方から閾値Vth2を超えると、シュミットトリガ回路41dは、“H”の信号S41を出力する。
閾値Vth1は、閾値Vth2よりも高く設定される(Vth1>th2)。2つの閾値Vth1,Vth2がこのように設定されることにより、シュミットトリガ回路41dは、入力された電圧Vcと出力する信号S41の信号レベルとの間にヒステリシスを有することになり、ノイズ等の影響を受けずに安定して動作する。
尚、コンデンサ41bの容量値と定電流源41cの電流供給能力とは、NMOS41aがオフしてから、コンデンサ41bの一方の電極の電圧が閾値Vth1を超えるまでの時間Tが予め設定された時間となるように設定される。
時間Tは、力率改善回路20が起動を開始してから力率改善回路の出力電圧であるコンデンサ24の充電電圧Eが電圧Eに達するまでの起動時間及び消費電力の低減効果に基づいて設定され、実用上100μsec〜10secが好ましい。
PFCオンオフ切換回路42は、期間設定回路41から“L”の信号S41が出力されたとき、タイミング制御回路25aの制御信号S25のNMOS22への出力を停止させて力率改善回路20の動作を停止させるための回路である。
PFCオンオフ切換回路42は、図4に示すように、PMOS42aを備える。PMOS42aは、Pチャネル型MOSFETであり、ゲートに期間設定回路41の信号S41が入力される。PMOS42aのソースは、PFC部制御回路25の出力端子に接続され、PMOS42aのドレインが、接地されている。PMOS42aは、ゲートに“L”の信号S41が与えられるとオンする。PMOS42aがオンすると、PFC部制御回路25で出力する制御信号S25は“L”になり、NMOS22はオフし、力率改善回路20の動作は停止する。
次に、このスイッチング電源装置の動作を説明する。
全波整流回路2は、交流電源1から交流電圧が供給されると、供給された交流電圧を整流して力率改善回路20に脈流電圧を印加する。
PFCオンオフ切換回路42のPMOS42aがオフであれば、PFC部制御回路25は、タイミング制御回路25aが生成した交互に“H”,“L”になる制御信号S25を力率改善回路20に出力する。
力率改善回路20のNMOS22は、制御信号S25がゲートに供給され、制御信号S25のレベルに従って、オン、オフする。
制御信号S25が“H”になれば、NMOS22はオンし、NMOS22がオンしている期間に、コイル21にスイッチング電流が流れてエネルギーが蓄積される。制御信号S25が“L”になれば、NMOS22はオフし、NMOS22がオフした期間に、オン期間に蓄積されたエネルギーに従って電流がダイオード23を介してコンデンサ24に流れる。コンデンサ24は、この電流によって充電され、力率改善回路20に印加された脈流電圧を平滑化する。力率改善回路20は、コンデンサ24を、交流電源1で発生する交流電圧よりも高い電圧で充電する。コンデンサ24の充電電圧Eは、電圧Eになる。
DC/DC部制御回路35は、動作を開始して、NMOS32のゲートに、“H”又は“L”の制御信号S35を供給する。
制御信号S35が“H”のときに、NMOS32はオンし、NMOS22がオンしている期間に、コンデンサ24からトランス31の一次巻線31aにスイッチング電流が流れてエネルギーが蓄積される。
制御信号S35が“L”のときにNMOS32はオフし、NMOS32がオフしたときに、オン期間で蓄積されたエネルギーに従って電流が二次巻線31b及びダイオード33を介してコンデンサ34に流れる。コンデンサ34は、この電流によって充電され、ダイオード33の整流電圧を平滑化する。コンデンサ34は、負荷Lに供給するための直流電圧Vで充電される。
出力電圧検出回路36は、直流電圧Vに比例する電圧を抵抗36a及び36bで生成し、直流電圧Vのレベルを示す信号をDC/DC部制御回路35に与える。DC/DC部制御回路35は、出力電圧検出回路36から与えられた信号のレベルに基づいてPWM制御を行う。
即ち、直流電圧Vが予め設定された電圧よりもわずかに高くなれば、DC/DC部制御回路35は、制御信号S35のデューティ比をわずかに小さくする。制御信号S35のデューティ比がわずかに小さくなれば、直流電圧Vは低下する。
一方、直流電圧Vが予め設定された電圧よりわずかに低下すれば、DC/DC部制御回路35は、制御信号S35のデューティ比をわずかに大きくする。制御信号S35のデューティ比をわずかに大きくすれば、直流電圧Vは上昇する。このようにして、直流電圧Vは予め設定された電圧になるように制御され、ほぼ一定になる。
負荷Lに流れる負荷電流Iの増減に伴って、負荷Lは軽負荷状態になったり、非軽負荷状態になったりする。この負荷状態の変化に伴って、直流電圧Vもわずかに変化する。
負荷状態検出回路40は、DC/DC部制御回路35が発生する制御信号S35のデューティ比に基づいて負荷Lの負荷状態を検出する。
負荷状態検出回路40の抵抗40a及び抵抗40bは、“H”と“L”が繰り返される制御信号S35のレベルを分圧する。コンデンサ40cは、この制御信号S35の分圧信号によって充電されて、この分圧信号を平滑化する。負荷状態検出回路40は、平滑化したレベルの信号を比較器40dの入力端子(+)に供給する。
比較器40dは、コンデンサ40cから与えられた信号のレベルと基準電源40eから与えられた基準電圧とを比較する。
図5に示すように、時刻t2〜t3において、負荷Lに一定の負荷電流Iが流れ、比較器40dの入力端子(+)に与えられたコンデンサ40cの信号レベルが基準電圧よりも高くなると、比較器40dは、“H”の信号S40を出力する。負荷状態検出回路40は、負荷Lが非軽負荷状態であることを示す判別信号として、この“H”の信号S40を期間設定回路41に出力する。
期間設定回路41のNMOS41aのゲートに供給される信号S40のレベルが“H”であれば、NMOS41aはオンする。NMOS41aがオンすると、コンデンサ41bの一方の電極は接地され、コンデンサ41bの充電電圧Vcは、ほぼ0になる。シュミットトリガ回路41dに供給される信号のレベルは閾値Vth1以下になるので、シュミットトリガ回路41dは、“H”の信号S41をPFCオンオフ切換回路42に供給する。
PFCオンオフ切換回路42のPMOS42aは、ゲートに“H”の信号S41が供給されて、オフする。PMOS42aがオフすると、PFC部制御回路25は、タイミング制御回路25aが生成した制御信号S25を力率改善回路20に出力する。力率改善回路20は、コンデンサ24を、交流電源1で発生する交流電圧よりも高い電圧で充電し、コンデンサ24の充電電圧Eは、電圧Eになる。
時刻t3になって、負荷Lに流れる負荷電流Iが減少すると、制御信号S35のデューティ比は小さくなる。制御信号S35のデューティ比が小さくなって、コンデンサ40cから与えられた信号のレベルが基準電圧よりも低くなると、比較器40dが出力する信号S40のレベルは、“H”から“L”に変化する。負荷状態検出回路40は、負荷Lが軽負荷状態になったことを示す信号として、この“L”の信号S40を期間設定回路41に出力する。
期間設定回路41のNMOS41aのゲートに供給される信号S40のレベルが“H”から“L”に変化すると、オンしていたNMOS41aはオフする。NMOS41aがオフすると、コンデンサ41bは、定電流源41cの電流によって充電され、コンデンサ41bの充電電圧Vcは、0から上昇する。
コンデンサ41bの充電電圧Vcが上昇しても、シュミットトリガ回路41dの閾値Vth1を超える前の時刻t4において、非軽負状態に戻れば、負荷状態検出回路40は、“H”の信号S40を期間設定回路41に出力する。そして、期間設定回路41のNMOS41aは、ゲートに“H”の信号S40が供給されてオンし、コンデンサ41bの充電電圧Vcは閾値th1を超えないまま、コンデンサ41bは、再び接地される。このため、シュミットトリガ回路41dは、“H”の信号S41を継続してPFCオンオフ切換回路42のPMOS42aのPMOS42aに供給する。
PMOS42aは、オフしたままとなり、力率改善回路20のNMOS22は、PFC部制御回路25が出力した制御信号S25のレベルに従って、オン、オフする。このように、負荷Lが軽負荷状態になっても、予め設定された時間Tが経過する前に非軽負荷状態に切り換われば、力率改善回路20は、そのまま、動作を継続する。
力率改善回路20が動作を継続して、時刻t9になり、負荷Lに流れる負荷電流Iが減少し、比較器40dの入力端子(+)の電圧が基準電圧未満になると、負荷状態検出回路40は、同じように負荷Lが軽負荷状態になったことを示す信号として、“L”の信号S40を期間設定回路41に出力する。
期間設定回路41のNMOS41aはオフして、コンデンサ41bの充電電圧Vcは、0から上昇する。時刻t9から時間Tが経過して、時刻t10になっても、非軽負荷状態が継続していると、コンデンサ41bの充電電圧Vcは、シュミットトリガ回路41dの閾値Vth1を超える。
シュミットトリガ回路41dに供給される信号のレベルが閾値Vth1を超えると、シュミットトリガ回路41dは、“L”の信号S41をPFCオンオフ切換回路42に供給する。
PFCオンオフ切換回路42のPMOS42aは、ゲートに“L”の信号S41が供給されてオンする。PMOS42aがオンすると、PFC部制御回路25は、“L”の制御信号S25を力率改善回路20に供給する。力率改善回路20のNMOS22は、ゲートに“L”の制御信号S25が供給されて、オフしたままになる。即ち、力率改善回路20の動作は停止する。力率改善回路20の動作が停止すると、その分、消費電力は低下する。そして、コンデンサ24の充電電圧Eは低下する。
時刻t11において、負荷Lが非軽負荷状態になった場合、力率改善回路20は、動作を開始する。負荷Lが非軽負荷状態になった場合、スイッチング電源装置の負荷が増大するため、コンデンサ24の充電電圧Eは、さらに低下する。しかし、力率改善回路20が動作を停止した時刻t10におけるコンデンサ24の充電電圧Eが電圧Eになっているので、力率改善回路20が動作を開始しても、充電電圧Eは、電圧E以下には低下しない。従って、DC/DC変換回路30は、出力電圧Vを維持することができ、ほぼ一定の出力電圧Vを負荷Lに印加する。
そして、力率改善回路20は、動作を開始してから、起動時間が経過すると、コンデンサ24を充電し、充電電圧Eを電圧Eまで上昇させる。
以上説明したように、この実施形態のスイッチング電源装置では、負荷Lが軽負荷状態になっても、予め設定された時間Tが経過するまでは、起動に一定の時間を要する力率改善回路20の動作を継続させるようにした。
従って、負荷Lが軽負荷状態と非軽負荷状態を繰り返しても、コンデンサ24の充電電圧Eが、DC/DC変換回路30の最低動作電圧E以下になることを防止することができ、DC/DC変換回路30の出力電圧Vを予め設定された電圧に維持することができる。このため、負荷Lの誤動作を防止することもできる。
(第2の実施形態)
図6は、本発明の第2の実施形態に係るスイッチング電源装置を示す構成図である。
前述の第1の実施形態では、コイル21を用いた非絶縁形力率改善回路20を搭載したスイッチング電源装置を説明したが、種々の力率改善回路を搭載することが可能である。また、第1の実施形態のスイッチング電源装置のDC/DC変換回路30は、トランス31を使用しているが、トランスを使用しないDC/DC変換回路を搭載してもよい。本実施形態のスイッチング装置は、絶縁形の力率改善回路50と昇圧型のDC/DC変換回路60とを搭載すると共に、負荷状態検出回路70と、期間設定回路71と、PFCオンオフ切換回路72とを備えている。
力率改善回路50は、トランス51と,NMOS52と、ダイオード53と、コンデンサ54と、PFC部制御回路55とを備えている。
交流電源1が発生する交流電圧を整流する全波整流回路2の正極に、トランス51の一次巻線の一端が接続され、一次巻線の他端にNMOS52のドレインが接続されている。NMOS52のソースは、全波整流回路2の負極に接続されている。
トランス51の二次巻線の一端に、ダイオード53のアノードが接続され、ダイオード53のカソードにコンデンサ54の一方の電極が接続されている。コンデンサ54の他方の電極は、トランス51の二次巻線の他端と共に接地されている。NMOS52のゲートにPFC部制御回路55の出力端子が接続されている。PFC部制御回路55は、第1の実施形態のPFC部制御回路25と同様の回路である。
DC/DC変換回路60は、コイル61と、NMOS62と、ダイオード63と、コンデンサ64と、DC/DC部制御回路65と、出力電圧検出回路66とを備えている。
コイル61の一端は、力率改善回路50のコンデンサ54とダイオード53との接続点に接続されている。コイル61の他端には、NMOS62のドレインとダイオード63のアノードとに接続されている。ダイオード63のカソードが、コンデンサ64の一方の電極に接続されている。コンデンサ64の他方の電極は、NMOS62のソースと共に接地されている。コンデンサ64の両電極間に負荷Lが接続される。
DC/DC部制御回路65は、第1の実施形態のDC/DC部制御回路35と同様の回路であり、DC/DC部制御回路65の出力端子がNMOS62のゲートに接続されている。出力電圧検出回路66は、出力電圧検出回路36と同様の回路であり、コンデンサ64の一方の電極とダイオード63のカソードとの接続点に接続されている。出力電圧検出回路66の出力端子がDC/DC部制御回路65に接続されている。
負荷状態検出回路70、期間設定回路71及びPFCオンオフ切換回路72は、第1の実施形態の負荷状態検出回路40、期間設定回路41及びPFCオンオフ切換回路42とそれぞれ同様の回路であり、同様に接続されている。
力率改善回路50は、PFC部制御回路55の発生する制御信号により、NMOS52をオン、オフさせる。NMOS52がオンしたときに、トランス51の一次巻線にスイッチング電流が流れる。このスイッチング電流が流れることにより、トランス51にエネルギーが蓄積され、NMOS52がオフしたときに、そのエネルギーがトランス51の二次巻線及びダイオード53を介してコンデンサ54に充電される。
DC/DC変換回路60のNMOS62は、DC/DC部制御回路65が発生する制御信号のレベルに基づきオン、オフし、NMOS62がオンしたときにコイル61にスイッチング電流が流れる。スイッチング電流が流れることにより、コイル61に蓄積されたエネルギーが、NMOS62がオフしている期間に、ダイオード63を介してコンデンサ64に蓄積される。コンデンサ64に蓄積されたエネルギーが、負荷Lに供給する直流出力電圧Vになる。
負荷状態検出回路70、期間設定回路71及びPFCオンオフ切換回路72は、第1の実施形態の負荷状態検出回路40、期間設定回路41及びPFCオンオフ切換回路42とそれぞれ同様に動作する。
以上のように、本実施形態のスイッチング電源装置は、第1の実施形態とは異なる力率改善回路50及びDC/DC変換回路60を搭載しているが、負荷状態検出回路70、期間設定回路71及びPFCオンオフ切換回路72が、第1の実施形態の負荷状態検出回路40、期間設定回路41及びPFCオンオフ切換回路42とそれぞれ同様に動作する。そのため、第1の実施形態と同様に、負荷Lに与える直流出力電圧Vの変動が抑制され、負荷Lの誤動作等を防止できる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。その変形例としては、次のようなものがある。
(1) 本発明は、力率改善回路20,50に限られるものではなく、力率改善回路20,50とは異なる昇圧型のスイッチング電源回路であってもよいし、倍電圧整流回路のようなものであってもよい。
(2) 本発明は、DC/DC変換回路30,60ばかりでなく、種々のDC/DC変換回路を搭載するスイッチング電源装置に適用できる。
(3) 図3の期間設定回路41は、シュミットトリガ回路41dを備えていたが、シュミットトリガ回路41dの代わりに、図7に示すように直流電源41e及び比較器41fを備えてもよい。
図7は、期間設定回路41の変形例を示す回路図である。
この場合、コンデンサ41bの一方の電極とNMOS41aのドレインとの接続点を比較器41fの入力端子(−)に接続し、直流電源41eを比較器41fの入力端子(+)に接続すればよい。また、比較器41fの出力に応じて直流電源41eの発生する基準電圧を可変にし、シュミットインバータであるシュミットトリガ回路41dを設けた場合と同様に、ヒステリシスを持たせてもよい。
(4) 第1の実施形態では、シュミットトリガ回路を有する期間設定回路41を使用し、負荷状態検出回路40の出力信号S40と期間設定回路41の出力信号S41との間にヒステリシスを設け、力率改善回路20での充電の実施と停止とが安定して切替るようにした。これに対し、負荷状態検出回路40にシュミットトリガ回路等のヒステリシスを持たせる回路を設け、力率改善回路20での充電の実施と停止とが安定して切替るようにしてもよい。
(5) 負荷状態検出回路40では、軽負荷状態か非軽負状態かを制御信号S35のデューティ比に基づいて判定しているが、直流出力電圧Vから判定する構成、或いは帰還信号から判定する構成にしてもよい。
(6) PFCオンオフ切換回路42をPMOS42aで構成して、制御信号S25を“L”に固定する構成にしたが、PFCオンオフ切換回路42が発生する信号でPFC部制御回路25を活性化させたり、非活性にする構成にしてもよい。
(7) 負荷状態検出回路40は、次の図8に示す負荷状態検出回路80に変更することが可能である。
図8は、負荷状態検出回路40の変形例の負荷状態検出回路80を示す回路図である。
この負荷状態検出回路80は、オン期間比較回路80Aと、基準期間発生回路80Bとを備えている。
オン期間比較回路80Aは、遅延型フリップフロップ(以下、D−FFという)81で構成されている。D−FF81のデータ入力端子Dには、DC/DC部制御回路35からNMOS32のゲートに与える制御信号S35が入力される。D−FF81の正相出力端子Qが、この負荷状態検出回路80の出力端子となり、負荷状態検出回路80は、負荷Lが軽負荷状態か非軽負荷状態かを示す信号S40を出力する。
基準期間発生回路80Bは、第1の基準期間発生回路82と第2の基準期間発生回路83と、切替えスイッチ回路84とを備えている。第1の基準期間発生回路82は、図示しない内部発振器等が発生する周期波信号に同期し、第1の基準期間(T1)の幅を有するパルス信号P1を発生する回路である。第2の基準期間発生回路83は、その周期波信号に同期し、且つ、第1の基準期間より短い第2の基準期間(T2)の幅を有するパルス信号P2を発生する回路である。
切替えスイッチ回路84は、2入力ANDゲート84aと、2入力ANDゲート84bと、2入力ORゲート84cとを備えている。ANDゲート84aの一方の入力端子は、第1の基準期間発生回路82の出力端子に接続され、ANDゲート84aの他方の入力端子は、D−FF81の逆相出力端子Qバーに接続されている。ANDゲート84aの出力端子が、ORゲート84cの一方の入力端子に接続されている。
ANDゲート84bの一方の入力端子は、第2の基準期間発生回路83の出力端子に接続されている。ANDゲート84bの他方の入力端子は、D−FF81の正相出力端子Qに接続されている。ANDゲート84bの出力端子が、ORゲート84cの他方の入力端子に接続されている。ORゲート84cの出力端子が、切替えスイッチ回路84の出力端子になり、D−FF81のクロック端子に接続されている。
負荷状態検出回路80の動作を説明する。
第1の基準期間発生回路82は、図示しない発振器が発生する周期波信号に同期して、パルス幅がT1のパルス信号P1を発生する。第2の基準期間発生回路83は、パルス幅がT1よりも短いT2のパルス信号P2をその周期波信号に同期して発生する。
D−FF81の正相出力端子Qと逆相出力端子Qバーとは、論理レベルが相補的な信号をそれぞれ出力する。D−FF81の逆相出力端子Qバーが“H”のときには、切替えスイッチ回路84のANDゲート84aは、第1の基準期間発生回路82が発生するパルス信号P1を通過させる。D−FF81の正相出力端子Qが“H”のときには、ANDゲート84bは第2の基準期間発生回路83が発生するパルス信号P2を通過させる。ORゲート84cは、ANDゲート84a,84bの出力信号の論理和を求めて、D−FF81のクロック端子に与える。即ち、切替えスイッチ回路84は、D−FF81の正相出力端子Qが“H”のときには第2の基準期間発生回路83を選択し、その出力信号をD−FF81のクロック端子に与え、D−FF81の逆相出力端子Qバーが“H”のときには、第1の基準期間発生回路82を選択してその出力信号をD−FF81のクロック端子に与える。
D−FF81は、クロック端子のレベルが立ち下がったとき、DC/DC部制御回路35がNMOS32のゲートに与えている制御信号S35の信号レベルの状態をラッチする。
例えば、D−FF81の逆相出力端子Qバー“H”になっているときに、切替えスイッチ回路84が第1の基準期間発生回路82を選択し、D−FF81のクロック端子にパルス信号P1を与える。パルス信号P1が立下がったときに、制御信号S35が“H”でNMOS32がオンしている状態であれば、D−FF81が“H”をラッチし、正相出力端子Qから“H”を出力する。
制御信号S35が、パルス信号P1の立下がる以前に“L”になっていれば、D−FF81が“L”をラッチし、正相出力端子Qから“L”出力する。即ち、D−FF81は、NMOS32がオンしている期間と第1の基準期間発生回路82が発生する期間と比較し、その結果を信号S40に示す。負荷Lが軽負荷状態のときには、NMOS32がオフするタイミングが早いので、信号S40が“L”になる。負荷Lが非軽負荷状態のときには、NMOS32がオフするタイミングが遅いので、信号S40が“H”になる。
D−FF81の正相出力端子Qが“H”になっているときに、切替えスイッチ回路84は第2の基準期間発生回路83を選択し、D−FF81のクロック端子にパルス信号P2を与える。パルス信号P2が立下がったときに、制御信号S35が“H”でNMOS32がオンしている状態であれば、D−FF81が“H”をラッチし、正相出力端子Qのレベルが“H”になる。制御信号S35が、パルス信号P2の立下がる以前に“L”になっていれば、D−FF81が“L”をラッチし、正相出力端子Qのレベルを出力する。
即ち、D−FF81は、NMOS32がオンしている期間と、第2の基準期間発生回路83が発生する期間と比較し、その結果を示す信号S40を出力する。負荷Lが軽負荷状態のときには、NMOS32がオフするタイミングが早いので、信号S40のレベルは“L”になる。負荷Lが非軽負荷状態のときには、NMOS32がオフするタイミングが遅いので、信号S40のレベルは“H”になる。
なお、第1の基準期間発生回路82で設定する期間(T1)を、第2の基準期間回路83で設定する基準期間(T2)よりも長くしたことにより、切替えスイッチ回路84は、選択切替えにヒステリシスを有する。
(8) 図4のPFCオンオフ切換回路42は、PMOS42aをオンして、PFC部制御回路25の出力端子を接地させることにより、スイッチング素子のNMOS22のスイッチング動作を停止させている。この方法では、PFC部制御回路25を駆動する図示しない制御電源が接地されることになり、損失が大きくなる。このような損失を防ぐために、次の図9及び図10のPFCオンオフ切換回路90,100を用いてもよい。
図9は、PFCオンオフ切換回路42の変形例のPFCオンオフ切換回路90を示す回路図である。
このPFCオンオフ切換回路90は、インバータ91と、3個のNPN型トランジスタ92,93,94と、2個のPNP型トランジスタ95,96と、定電流源97とを備えている。インバータ91の入力端子には、期間設定回路41より、信号S41が入力される。インバータ91の出力端子が、トランジスタ92のベースに接続されている。トランジスタ92のエミッタは接地されている。
トランジスタ92のコレクタと、トランジスタ93のコレクタ及びベースと、トランジスタ94のベースとは、定電流源97に接続されている。トランジスタ93,94のエミッタは共に接地されている。トランジスタ93,94は、カレントミラー回路を構成している。
トランジスタ94のコレクタが、トランジスタ95のコレクタ及びベースと、トランジスタ96のベースとに接続されている。トランジスタ95,96のエミッタは、電源に共通に接続されている。トランジスタ95,96によって、カレントミラー回路が構成される。トランジスタ96のコレクタが、PFC部制御回路25の駆動電流Ibais入力端子に接続されている。
図9のPFCオンオフ切換回路90では、期間設定回路41から与えられた信号S41のレベルが高ければ、インバータ91が“L”を出力し、トランジスタ92がオフする。これにより、トランジスタ93及びトランジスタ94のベース電圧が上昇し、トランジスタ93及びトランジスタ94がオンする。つまり、トランジスタ93,94からなるカレントミラー回路がオンする。トランジスタ94がオンすることにより、トランジスタ95及びトランジスタ96のベース電圧が降下し、トランジスタ95及びトランジスタ96からなるカレントミラー回路がオンする。これにより、PFC部制御回路25に駆動電流Ibiasが、トランジスタ96を介して流入する。駆動電流Ibiasが与えられたPFC部制御回路25は動作を開始し、NMOS22をオン、オフする制御信号S25を発生する。
期間設定回路41から与えられた信号S41のレベルが低ければ、インバータ91が“H”を出力し、トランジスタ92がオンする。トランジスタ92がオンすることにより、トランジスタ93及びトランジスタ94のベース電圧が低下し、トランジスタ93,94で構成されるカレントミラー回路がオフ状態になる。トランジスタ94がオフすることにより、カレントミラー回路を構成するトランジスタ95,96のベース電圧が上昇し、トランジスタ96がオフする。トランジスタ96がオフすることにより、PFC部制御回路25には駆動電流Ibiasが流入しなくなり、PFC部制御回路25の動作は、停止する。即ち、NMOS22のオンオフを制御する制御信号S25が“L”に固定され、NMOS22のオン、オフが停止される。
この図9のPFCオンオフ切換回路90では、PFC部制御回路25の内部の駆動電流IbiasをPFC部制御回路25に流入させないことにより、NMOS22のオン、オフを停止するので、PFC部制御回路25での電力消費を大幅に抑制できる。
図10は、PFCオンオフ切換回路42の他の変形例のPFCオンオフ切換回路100を示す回路図である。
このPFCオンオフ切換回路100は、抵抗101と、NPN型トランジスタ102と、抵抗103と、PNP型トランジスタ104とで構成されている。抵抗101の一端には、期間設定回路41から信号S41が入力される。抵抗101の他端がトランジスタ102のベースに接続されている。トランジスタ102のエミッタが接地され、トランジスタ102のコレクタが抵抗103の一端に接続されている。抵抗103の他端がトランジスタ104のベースに接続されている。
トランジスタ104のエミッタが電源に接続され、トランジスタ104のコレクタがPFC部制御回路25の電源端子に接続されている。トランジスタ104は、PFC部制御回路25に供給される電力を遮断するスイッチとなる。
期間設定回路41が出力する信号S41のレベルが高いときには、トランジスタ102がオン状態であり、トランジスタ104のベース電圧を降下させている。よって、トランジスタ104がオン状態であり、PFC部制御回路25に電力が供給され、PFC部制御回路25が動作する。これにより、NMOS22がオン、オフする。期間設定回路41の出力信号S41のレベルが低下すると、トランジスタ102がオフし、トランジスタ104がオフする。この状態では、PFC部制御回路25に電力が供給されず、PFC部制御回路25は動作せず、NMOS22はオン、オフしない。
この図10のPFCオンオフ切換回路100では、トランジスタ104がPFC部制御回路25の電源を遮断するため、PFC部制御回路25での電力損失を最小限に抑制できる。
本発明は、2002年12月24日に出願された特願2002−373027を基礎とするものであり、本明細書中にその明細書、特許請求の範囲、図面全体を参考として取り込むものとする。
本発明は、電源装置を使用する産業分野に利用可能である。
本発明の第1の実施形態に係るスイッチング電源装置を示す構成図である。 図1中のDC/DC部制御回路、出力電圧検出回路及び負荷状態検出回路を示す回路図である。 図1中の期間設定回路を示す回路図である。 図1中のPFCオンオフ切換回路を示す回路図である。 図1のDC/DC変換回路30の出力電圧の状態を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るスイッチング電源装置を示す構成図である。 期間設定回路の変形例を示す回路図である。 負荷状態検出回路の変形例を示す回路図である。 PFCオンオフ切換回路の変形例を示す回路図である。 PFCオンオフ切換回路の他の変形例を示す回路図である。 従来のスイッチング電源装置を示す構成図である。 従来のスイッチング電源装置の課題を説明するためのタイミングチャートである。

Claims (7)

  1. 起動されて充電素子(24,54)を充電する充電部(20,50)と、
    前記充電素子(24,54)に充電された第1の直流電圧に基づいて第2の直流電圧を生成し、生成した第2の直流電圧を負荷(L)に印加する直流電圧生成部(30,60)と、
    前記直流電圧生成部(30,60)の生成する前記第2の直流電圧を印加する前記負荷(L)の状態が、軽負荷状態か否かを判別して、該負荷が軽負荷状態か否かを示す判別信号を出力する負荷状態検出部(40,70,80)と、
    前記負荷状態検出部(40,70,80)から前記負荷(L)の状態が軽負荷状態であることを示す前記判別信号を入力し、該負荷(L)の状態が軽負荷状態であることを示す該判別信号を入力してから予め設定された時間が経過したことを示す信号(S41,S71)を出力する期間設定部(41,71)と、
    前記期間設定部(41,71)から前記時間が経過したことを示す信号が出力されると、前記充電部(20,50)の前記充電素子(24,54)への充電を停止させる充電部動作停止部(42,72)と、
    を備えることを特徴とする電源装置。
  2. 前記負荷(L)が軽負荷状態になってから、前記充電部動作停止部(42,72)が前記充電部(20,50)の前記充電素子(24,25)への充電を停止させるまでの時間は、前記充電部(20,50)が起動されてから、前記第1の直流電圧が前記充電部(20,50)の非軽負荷状態で動作しているときの電圧になるまでの起動時間に基づいて予め設定される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記直流電圧生成部(30,60)は、スイッチング素子(32)を備えたスイッチング電源回路によって構成され、
    前記負荷状態検出部(40,70,80)は、前記スイッチング素子(32)をオン、オフする制御信号を取得し、取得した制御信号のデューティ比に基づいて、前記負荷(L)が軽負荷状態になったか否かを判別する、
    ことを特徴とする請求項に記載の電源装置。
  4. 前記期間設定部(41,71)は、前記負荷状態検出部(40,70,80)から出力された判別信号のレベルと比較する2つの閾値を有し、前記負荷(L)が軽負荷状態になったことを検出するために前記判別信号のレベルと比較する第1の閾値が、前記負荷(L)が非軽負荷状態になったことを検出するために前記判別信号のレベルと比較する第2の閾値よりも高く設定されることにより、ヒステリシスを有する、
    ことを特徴とする請求項に記載の電源装置。
  5. 前記充電部(20,50)は、
    前記充電素子(24,54)と、
    コイル(21,51)と、
    ン・オフするスイッチング動作を繰り返し、前記コイル(21,51)に該コイル(21,51)の入力電圧に対応するスイッチング電流を繰り返して流すスイッチング素子(22,52)と、
    前記コイル(21,51)に蓄えられたエネルギーに従って流れるスイッチング電流を整流して、前記充電素子(24,54)に供給するダイオード(23,53)と、
    を備える力率改善回路である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  6. 前記負荷(L)が軽負荷状態になってから、前記充電部動作停止部(42,72)が前記充電部(20,50)の前記充電素子(24,25)への充電を停止させるまでの時間は、100μsecから10secの範囲で設定される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の電源装置。
  7. 起動されて充電素子(24,54)を充電する充電部(20,50)と、
    前記充電素子(24,54)に充電された第1の直流電圧に基づいて第2の直流電圧を生成し、生成した第2の直流電圧を負荷(L)に印加する直流電圧生成部(30,60)とを備えた電源装置を制御する制御方法であって、
    前記充電部(20,50)を起動するステップと、
    前記直流電圧生成部(30,60)の生成する前記第2の直流電圧を印加する前記負荷(L)の状態が軽負荷状態か否かを判別するステップと、
    前記判別結果が前記負荷(L)の状態が軽負荷状態であることを示す場合に、該負荷(L)の状態が軽負荷状態になったときから予め設定された時間が経過したことを検出するステップと、
    前記時間が経過したことが検出されたときに、前記充電部(20,50)の前記充電素子(24,54)への充電を停止させるステップと、
    を備えたことを特徴とする電源装置の制御方法。
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