JP4218699B2 - 分析電磁石 - Google Patents

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Description

この発明は、例えばイオン注入装置、イオンドーピング(登録商標)装置等に用いられるものであって、イオンビームを偏向させてイオンビームの運動量分析(例えば質量分析)を行う分析電磁石に関し、より具体的には、リボン状のイオンビームの運動量分析を行う分析電磁石に関する。
イオンビームを偏向させてイオンビームの運動量分析(例えば質量分析。以下同様)を行う従来の分析電磁石の一例が、例えば特許文献1に記載されている。
そのような従来の分析電磁石に、例えば図15に示すように、進行方向zと交差する面内におけるy方向の寸法Wy が当該y方向と直交するx方向の寸法Wx よりも大きいリボン状(これはシート状または帯状と呼ばれることもある。以下同様)の形をしているイオンビーム2が、平面形状が湾曲していてy方向においてギャップをあけて相対向している磁極間に入射する場合の例を図11に示す。この図11はイオンビーム2の入口付近を示す。
この分析電磁石4は、断面形状がH形をしている鉄心6を有している。鉄心6は、y方向においてギャップ12をあけて相対向している上下一対の磁極8と、両磁極8間をつなぐヨーク10とを有している。両磁極8は、平面形状が扇形に湾曲している。両磁極8の相対向面9は、互いに平行である。各磁極8の根本部には、コイル14がそれぞれ巻かれている。この例では、磁界は上向きに発生する。この磁界を、何本かの磁力線16で模式的に表している(他の図においても同様)。
イオンビーム2は、リボン状と言っても、x方向の寸法Wx が紙のように薄いという意味ではない。例えば、イオンビーム2のy方向の寸法Wy は400mm〜900mm程度、x方向の寸法Wx は30mm〜100mm程度である。
このようなイオンビーム2が上下の磁極8間に、即ちギャップ12に入射すると、当該イオンビーム2は、進行中に、その進行方向zに見て右向きのローレンツ力を受けて右向きに偏向され、それによって運動量分析が行われる。この明細書において、イオンビーム2を構成するイオンは正イオンの場合を例に説明している。
実開昭64−7753号公報(第1図)
上記のような分析電磁石4に、上記のようなリボン状のイオンビーム2を入射する場合、上下の磁極8間のギャップ12のy方向の長さであるギャップ長Gは、イオンビーム2のy方向の寸法Wy に対応させる必要があるので、非常に大きくなる。
従って、ギャップ12における磁力線16のx方向の両外側への膨らみも大きくなる。ギャップ12における磁束密度Bは、上下の磁極8間の(即ちギャップ12の)中心12a付近で相対的に小さくなり、上下の磁極8に近づくほど(即ちギャップ12の中心12aから上下に離れるほど)相対的に大きくなって、磁束密度にy方向において粗密が生じるが、上記磁力線16の膨らみが大きくなると、この粗密の差も大きくなる。
ギャップ12を通過中のイオンビーム2が磁界によって受けるローレンツ力Fは、次式で表される。ここで、qはイオンビーム2を構成するイオンの電荷、vはイオンビーム2の速度であり一定、Bは上記磁束密度である。
[数1]
F=qvB
この式からも分かるように、磁束密度Bに上記のような粗密が生じると、通過中のイオンビーム2が受けるx方向のローレンツ力Fx も一様でなくなる。即ち、図13に示す例のように、x方向のローレンツ力Fx は、ギャップ12の中心12a付近で相対的に小さく、中心12aから上下に離れるほど相対的に大きいという不均一な分布になる。
その結果、分析電磁石4に図11に示すようにy方向に真っ直ぐなイオンビーム2を入射しても、分析電磁石4から出射する際のイオンビーム2の形状は、例えば図12に示すように、上記x方向のローレンツ力Fx の分布に似た形状をした弓形に歪む(曲がる)。言わば、く字状のような弓形に歪む。この図12は、分析電磁石4の出口付近を示す。
分析電磁石4から出射するイオンビーム2の形状が上記のように歪むと、種々の問題を惹き起こす。
例えば、分析電磁石4の下流側には、通常、分析電磁石4と協働してイオンビーム2の運動量分析を行う分析スリットが設けられている。この分析スリット20の一例を図14に示す。分析スリット20のスリット22は直線であるので、イオンビーム2が上記のように歪むと、分析スリット20によってカットされる部分2a、2b、2c(ハッチングを付した部分)が生じ、分析スリット20を通過する所望イオン種のイオンビーム2の量が減る。カットされる部分が生じるから、イオンビーム2の均一性も悪くなる。カットされるのを避けるためにスリット22の幅Ws を広げると、分解能が低下する。
また、所望のイオン種(例えば11+ )と運動量の近い不所望のイオン種(例えば10+ )の軌道も同様に弓形に歪むので、本来はスリット22を通過できないものが通過するようになり、この観点からも分解能が低下する。
分析スリット20における上記のような問題以外にも、上記のように歪んだ形状のイオンビーム2を用いて、ターゲット(例えば半導体基板、ガラス基板等)にイオン注入等の処理を施すと、処理の均一性が悪くなるという問題が生じる。
なお、次の特許文献2には、リボン状のイオンビームをその長手方向において挟む主磁極の両側に第1および第2の副磁極を設けて、この3種の磁極のギャップ長を調整することにより、主磁極間の磁力線を平行化する分析電磁石が記載されている。このような技術を用いれば、上記イオンビームが歪むという課題を解決することができるかも知れないが、構造が複雑になるという別の課題が生じる。
[特許文献2] 特開2005−327713号公報(段落0087−0089、図8、図9)
そこでこの発明は、比較的簡単な構造で、リボン状のイオンビームの上記のような歪みを小さくすることができる分析電磁石を提供することを主たる目的としている。
この発明に係る分析電磁石の一つは、イオンビームの進行方向をz方向とすると、当該進行方向と交差する面内におけるy方向の寸法が当該y方向と直交するx方向の寸法よりも大きいリボン状の形をしているイオンビームを、その軌道がxz平面内で円弧状軌道を描くように曲げて当該イオンビームの運動量分析を行う分析電磁石であって、前記イオンビームの長手方向であるy方向においてギャップをあけて相対向していてイオンビームを前記のように曲げる磁界を発生させる磁極を有している分析電磁石において、前記磁極をイオンビームの進行方向に沿って3以上の奇数の部分磁極に分割し、イオンビームの入口から数えて奇数番目の部分磁極のギャップを前記円弧状軌道の外側方向に向けて広げ、イオンビームの入口から数えて偶数番目の部分磁極のギャップを前記円弧状軌道の中心方向に向けて広げていることを特徴としている。
この分析電磁石においては、各部分磁極のギャップを上記のように広げることによって、各ギャップにおける磁力線の膨らみが大きくなって各ギャップにおける磁束密度にy方向において粗密が生じるので、リボン状のイオンビームが受けるx方向のローレンツ力に、ギャップの中心付近よりもy方向の上下に離れた所の方が大きいという第1の不均一な分布が生じる。
一方、各ギャップにおける磁力線の膨らみが大きくなることによって、リボン状のイオンビームが受けるローレンツ力のx方向成分に、ギャップの中心付近の方がy方向の上下に離れた所よりも大きいという第2の不均一な分布が生じる。
イオンビームは、各部分磁極のギャップにおいて上記第1の分布および第2の分布のローレンツ力を共に受けるが、両分布は互いに大小関係が逆であるので両分布を総合すると、リボン状のイオンビームが受けるx方向のローレンツ力の分布の不均一を小さくすることができる。従って、通過中のイオンビームに働くローレンツ力の差によるイオンビームの上記のような歪みを小さくすることができる。このような作用が各部分磁極において行われる。
更に、磁極を上記のように3以上の奇数に分割すると共に各部分磁極のギャップの広げ方を上記のように交互に逆にすることによって、この分析電磁石から出射するイオンビームのy方向における発散または集束を抑えると共に、出射イオンビームのy方向の寸法を入射イオンビームのy方向の寸法に近づけることができる。
上記とは逆に、イオンビームの入口から数えて奇数番目の部分磁極のギャップを前記円弧状軌道の中心方向に向けて広げ、イオンビームの入口から数えて偶数番目の部分磁極のギャップを前記円弧状軌道の外側方向に向けて広げていても良い。
前記3以上の奇数の部分磁極の内の少なくとも一つの部分磁極のギャップを、複数段階に分けて広げていても良い。
前記磁極の分割数が3が好ましい。
請求項1、2に記載の発明によれば、各部分磁極のギャップを上記のように広げたことによって、各部分磁極のギャップにおいてリボン状のイオンビームが受けるx方向のローレンツ力の分布の不均一を小さくすることができる。その結果、出射するリボン状のイオンビームの歪みを小さくすることができる。しかもこれを、比較的簡単な構造で実現することができる。
更に、磁極を上記のように3以上の奇数に分割すると共に各部分磁極のギャップの広げ方を上記のように交互に逆にしたことによって、この分析電磁石から出射するイオンビームのy方向における発散または集束を抑えると共に、出射イオンビームのy方向の寸法を入射イオンビームのy方向の寸法に近づけることができる。両寸法が互いに実質的に等しく、かつ平行性の高いイオンビームを出射することもできる。
また、請求項1に記載の発明の場合は、入射イオンビームを1番目の部分磁極によってまず集束させることになるので、入射イオンビームを1番目の部分磁極によってまず発散させることになる請求項2に記載の発明に比べて、部分磁極のy方向のギャップ長を入射イオンビームのy方向の寸法に対応するものよりも大きくせずに済み、分析電磁石を小型化することができるという利点がある。
請求項3に記載の発明によれば、ギャップを複数段階に分けて広げている部分磁極において、磁界の分布をよりきめ細かく調整することができるので、イオンビームの形状を調整することがより容易になる、という更なる効果を奏する。
請求項4に記載の発明によれば、分割数が一番少なくて済むので、分析電磁石の構造を一番簡単にすることができる。
図1は、この発明に係る分析電磁石の一実施形態を示す平面図である。図11、図12に示した従来例と同一または相当する部分には同一符号を付し、以下においては当該従来例との相違点を主に説明する。
この分析電磁石40は、上記従来の分析電磁石4を構成する磁極8に代わるものとして、磁極80を備えている。この磁極80のギャップに、y方向に長いリボン状をした上記イオンビーム2が入射される。この磁極80も、平面形状が扇形に湾曲している。この分析電磁石40を通過するイオンビーム2の中心軌道を符号2dで示す。磁極80へのイオンビーム2の入射角αおよび磁極80からのイオンビーム2の出射角βは、この実施形態では共に実質的に90度にしている。
この磁極80を、この実施形態では、イオンビーム2の進行方向zに沿って三つの部分磁極81、82、83に分割している。コイル14は三つの部分磁極81〜83を一括して取り囲んでおり、三つの部分磁極81〜83に共通である(以下に述べる他の実施形態においても同様)。各部分磁極81〜83は、それぞれ、図2、図3に示すように、y方向においてギャップ12をあけて相対向している上下一対の部分磁極から成る。この各部分磁極81〜83のギャップ12を、y方向に長いリボン状をしたイオンビーム2が通過する。イオンビーム2の経路は、非磁性材から成る真空容器18で囲まれていて、真空雰囲気に保たれる。
そして、イオンビーム2の入口から数えて奇数番目、即ちこの実施形態では1番目および3番目の部分磁極81および83のギャップ12を、図2に示すように、上記湾曲の(換言すれば曲率半径の)外側(図2の左側)に向けて広げている。換言すれば、ギャップ12のy方向のギャップ長Gを、上記湾曲の内側よりも外側の方が次第に大きくなるようにしている。この実施形態では、部分磁極81と83とは互いに同じギャップ形状をしているので、同じ図2で表している。
より具体的には、この実施形態では、部分磁極81および83の各ギャップ12を、それぞれ3段階に分けて広げている。即ち、部分磁極81および83の上下の相対向面70を、内側端aから少し外側へ行った箇所bまではx方向に実質的に平行にし、そこから少し外側へ行った箇所cまではy方向の上下に大きく傾け、そこから少し外側へ行った箇所dまではy方向の上下に中位に傾け、そこから外側端eまではy方向の上下に小さく傾けている。上下の相対向面70は、ギャップ12の中心12aに対して線対称の形状をしている。
一方、イオンビーム2の入口から数えて偶数番目、即ちこの実施形態では2番目の部分磁極82のギャップ12を、図3に示すように、上記湾曲の内側(図3の右側)に向けて広げている。換言すれば、ギャップ12のy方向のギャップ長Gを、上記湾曲の外側よりも内側の方が次第に大きくなるようにしている。
より具体的には、この実施形態では、部分磁極82のギャップ12を、2段階に分けて広げている。即ち、部分磁極82の上下の相対向面70を、外側端fから少し内側へ行った箇所gまではx方向に実質的に平行にし、そこから少し内側へ行った箇所hまではy方向の上下に大きく傾け、そこから内側端iまではy方向の上下に小さく傾けている。上下の相対向面70は、ギャップ12の中心12aに対して線対称の形状をしている。
なお、上記各部分磁極81〜83を、それぞれ、(a)コイル14が巻かれていてy方向の内側面がx方向に沿った(例えば実質的に平行な)磁極と、(b)この磁極のy方向の内側に取り付けられていて、相対向面70が上記のように広がっていて上記のように広がったギャップ12を形成する一つまたは複数の磁極片とで構成しても良い(後述する他の実施形態においても同様)。そのようにしても磁気回路としては実質的に同じだからである。
部分磁極81および83の各ギャップ12を上記のように広げたことによって、図2中に示すように、各ギャップ12における磁力線16の外側への膨らみが大きくなるので、各ギャップ12における磁束密度Bは、ギャップ12の中心12a付近で相対的に小さくなり、中心12aから上下に離れるほど相対的に大きくなって、磁束密度Bにy方向において粗密が生じる。
この磁束密度Bの粗密によって、部分磁極81および83の各ギャップ12を通過中のイオンビーム2が受けるx方向のローレンツ力Fx に、図4に示す例のように、ギャップ12の中間12a付近よりも、y方向の上下に離れた所の方が大きいという第1の不均一な分布が生じる。
一方、部分磁極81および83の各ギャップ12における磁力線16の外側への膨らみが大きくなることによって、図5に示すように、リボン状のイオンビームが受けるローレンツ力Fのx方向成分Fx に、ギャップ12の中心12a付近の方がy方向の上下に離れた所よりも大きいという第2の不均一な分布が生じる。
イオンビーム2は、部分磁極81および83の各ギャップ12において上記第1の分布および第2の分布のローレンツ力Fx を共に受けるが、両分布は互いに大小関係が逆であるので両分布を総合すると、リボン状のイオンビーム2が受けるx方向のローレンツ力Fx の分布のy方向における不均一を小さくすることができる。従って、通過中のイオンビーム2に働くローレンツ力の差によるイオンビーム2の前述したような弓形の歪みを小さくすることができる。このような作用が各部分磁極81および83において行われる。
部分磁極82においても、そのギャップ12を上記のように広げたことによって、図3中に示すように、ギャップ12における磁力線16の内側への膨らみが大きくなるので、ギャップ12における磁束密度Bは、ギャップ12の中心12a付近で相対的に小さくなり、中心12aから上下に離れるほど相対的に大きくなって、磁束密度Bにy方向において粗密が生じる。
この磁束密度Bの粗密によって、部分磁極82のギャップ12を通過中のイオンビーム2が受けるx方向のローレンツ力Fx に、上記図4に示した例と同様に、ギャップ12の中心12a付近よりも、y方向の上下に離れた所の方が大きいという第1の不均一な分布が生じる。
一方、部分磁極82のギャップ12における磁力線16の内側への膨らみが大きくなることによって、図6に示すように、リボン状のイオンビームが受けるローレンツ力Fのx方向成分Fx に、ギャップ12の中心12a付近の方がy方向の上下に離れた所よりも大きいという第2の不均一な分布が生じる。
イオンビーム2は、部分磁極82のギャップ12において上記第1の分布および第2の分布のローレンツ力Fx を共に受けるが、両分布は互いに大小関係が逆であるので両分布を総合すると、リボン状のイオンビーム2が受けるx方向のローレンツ力Fx の分布のy方向における不均一を小さくすることができる。従って、通過中のイオンビーム2に働くローレンツ力の差によるイオンビーム2の前述したような弓形の歪みを小さくすることができる。このような作用が部分磁極82においても行われる。
このように、この分析電磁石40では、各部分磁極81〜83において、そこを通過中のイオンビーム2に働くローレンツ力Fx の差によるイオンビーム2の上記のような歪みを小さくすることができる。この作用は、各部分磁極81〜83のギャップ12の広げ方や、各部分磁極81〜83のイオンビーム進行方向zに沿う方向の長さ等によって調整することができる(後述する分析電磁石40a等の他の実施形態においても同様)。その結果、この分析電磁石40から出射するイオンビーム2の上記のような歪みを小さくして、真っ直ぐに近いイオンビーム2を出射することもできる。
従って、イオンビーム2の形状が歪むことによる前述した問題の発生を防止することができる。即ち、所望イオン種の量を多く取ることができ、しかも分解能を高くすることができる。また、ターゲット処理の均一性を良くすることができる。
しかも、磁極80を上記構造にする方が、上記特許文献2に記載された磁極構造よりも構造が簡単であるので、比較的簡単な構造で、リボン状のイオンビーム2の上記のような歪みを小さくすることができる。
次に、各部分磁極81〜83におけるイオンビーム2のy方向の集束および発散について説明する。
図5に示したように、部分磁極81および83の各ギャップ12においては、イオンビーム2が受けるローレンツ力Fのy方向成分Fy は、ギャップ12の中心12aに向かうので、イオンビーム2はy方向において集束力を受ける。即ち、部分磁極81および83は、イオンビーム2をy方向において集束させる作用を奏する。この部分磁極81および83を凸レンズで模して図7中に示す。
一方、図6に示したように、部分磁極82のギャップ12においては、イオンビーム2が受けるローレンツ力Fのy方向成分Fy は、ギャップ12の中心12aとは反対側に向かうので、イオンビーム2はy方向において発散力を受ける。即ち、部分磁極82は、イオンビーム2をy方向において発散させる作用を奏する。この部分磁極82を凹レンズで模して図7中に示す。
このように、各部分磁極81〜83のギャップ12を上記のように広げることによって、通過中のイオンビーム2に働くローレンツ力の差によるイオンビーム2の前述したような弓形の歪みを小さくすることができるが、それと共に、イオンビーム2はy方向において集束力または発散力を受けることになる。
しかし、この分析電磁石40では、磁極80を上記のように3分割すると共に、各部分磁極81〜83のギャップ12の広げ方を上記のように交互に逆にしているので、図7に示すように、入射イオンビーム2をまず1番目の部分磁極81によって集束させ、次に2番目の部分磁極82によって発散させ、更に3番目の部分磁極83によって集束させることができる。その結果、この分析電磁石40から出射するイオンビーム2のy方向における発散または集束を抑えると共に、出射イオンビーム2のy方向の寸法Wy2を入射イオンビーム2のy方向の寸法Wy1に近づけることができる。この作用は、各部分磁極81〜83のギャップ12の広げ方や、各部分磁極81〜83のイオンビーム進行方向zに沿う方向の長さ等によって調整することができる(後述する分析電磁石40a等の他の実施形態においても同様)。その結果、両寸法Wy1、Wy2が互いに実質的に等しく、かつ平行性の高いイオンビーム2を出射することもできる。
上記のように、各部分磁極81〜83において、ギャップ12における磁力線16の膨らみを利用してイオンビーム2を集束または発散させることができるので、この分析電磁石40では、上記入射角α、出射角βを90度以外にすることによるエッジフォーカスを利用せずに済む。従ってこの分析電磁石40では、上記入射角αおよび出射角βを共に実質的に90度にしている。後述する分析電磁石40aにおいても同様である。
磁極80を3以上の奇数に分割した各部分磁極のギャップ12の広げ方の順番は、上記実施形態とは逆にしても良い。これを分割数が3の場合を例に説明すると、イオンビーム2の入口から数えて奇数番目、即ち1番目および3番目の部分磁極のギャップ12を上記湾曲の内側に向けて広げる。この部分磁極を符号81aおよび83aで示すことにすると、両部分磁極81aおよび83aは、例えば、図3に示した部分磁極82と同様の構造をしている。従って、両部分磁極81aおよび83aは、上記部分磁極82と同様の作用によって、図8中に凹レンズで模して示すように、イオンビーム2をy方向において発散させる作用を奏する。
一方、イオンビーム2の入口から数えて偶数番目、即ち2番目の部分磁極のギャップ12を上記湾曲の外側に向けて広げる。この部分磁極を符号82aで示すことにすると、部分磁極82aは、例えば、上記部分磁極81または83と同様の構造をしている。従って、この部分磁極82aは、上記部分磁極81または83と同様の作用によって、図8中に凸レンズで模して示すように、イオンビームをy方向において集束させる作用を奏する。
このような部分磁極81a〜83aを有している図8に示す分析電磁石40aも、上記分析電磁石40とほぼ同様の作用効果を奏することができる。
即ち、入射イオンビーム2をまず1番目の部分磁極81aによって発散させ、次に2番目の部分磁極82aによって集束させ、更に3番目の部分磁極83aによって発散させることができる。その結果、この分析電磁石40aから出射するイオンビーム2のy方向における発散または集束を抑えると共に、出射イオンビーム2のy方向の寸法Wy2を入射イオンビーム2のy方向の寸法Wy1に近づけることができる。その結果、両寸法Wy1、Wy2が互いに実質的に等しく、かつ平行性の高いイオンビーム2を出射することもできる。
また、各部分磁極81a〜83aは、上記部分磁極81〜83と同様の作用によって、通過中のイオンビーム2に働くローレンツ力の差によるイオンビーム2の前述したような弓形の歪みを小さくすることができる。その結果、この分析電磁石40aから出射するイオンビーム2の上記のような歪みを小さくして、真っ直ぐに近いイオンビームを出射することができる。
両分析電磁石40、40aの作用効果の差を説明すると、分析電磁石40は図7に示したように、入射イオンビーム2を1番目の分析電磁石81によってまず集束させることになるのに対して、分析電磁石40aは図8に示したように、入射イオンビーム2を1番目の部分磁極81aによってまず発散させることになる。従って、分析電磁石40aの場合は、部分磁極82a等のy方向のギャップ長Gを、入射イオンビーム2のy方向の寸法Wy1に対応するものよりも大きくしなければならない。これに対して、分析電磁石40の場合はそのようにせずに済むので、分析電磁石40aよりも分析電磁石40の方が小型化が可能である。
出射するイオンビーム2のy方向における発散または集束を抑えると共に、出射イオンビーム2のy方向の寸法Wy2を入射イオンビーム2のy方向の寸法Wy1に近づけることができるという作用効果は、磁極80を3以上の奇数に分割すると共に各部分磁極のギャップの広げ方を上記のように交互に逆にすること以外では奏することはできない。
例えば、磁極80の分割数が偶数の場合、例えば図9に示すように上記部分磁極81と82の二つの場合、部分磁極82から出射するイオンビーム2の発散または集束を抑えることができても、出射イオンビーム2のy方向の寸法Wy2は入射イオンビーム2のy方向の寸法Wy1よりも小さくなってしまう。そのようになると、例えば、(a)出射イオンビーム2のビーム電流密度が入射イオンビーム2のビーム電流密度よりも大きくなってしまう、(b)入射イオンビーム2のy方向の寸法Wy1を想定していたターゲットの全面にイオンビーム照射を行うことができなくなる、等の問題が生じる。分割数が4以上の偶数の場合も同様の問題が生じる。
また、例えば図10に示すように上記部分磁極81aと82aの二つの場合は、部分磁極82aから出射するイオンビーム2の発散または集束を抑えることができても、出射イオンビーム2のy方向の寸法Wy2は入射イオンビーム2のy方向の寸法Wy1よりも大きくなってしまう。そのようになると、例えば、(a)出射イオンビーム2のビーム電流密度が入射イオンビーム2のビーム電流密度よりも小さくなってしまう、(b)出射イオンビーム2が衝突しないようにするためにはビームラインの寸法を大きくしなければならない、等の問題が生じる。分割数が4以上の偶数の場合も同様の問題が生じる。
磁極80の分割数が奇数でも1の場合は(これは磁極80を分割しないことと同じである)、図9に示した部分磁極81のみ、または図10に示した部分磁極81aのみの場合と同様であり、出射イオンビーム2は集束または発散してしまう。いずれの場合も、イオンビーム2の正常な輸送が困難になる等の問題が生じる。
以上の理由から、磁極80の分割数を1または偶数にすることは好ましくない。
磁極80の分割数を5以上の奇数にしても良い。その場合は、例えば、図7に示した部分磁極82および83の組を複数組繰り返して設けたのと同様になる。その場合でも、上記分析電磁石40と同様の効果を奏することはできる。または、図8に示した部分磁極82aおよび83aの組を複数組繰り返して設けたのと同様になる。この場合も、上記分析電磁石40aと同様の効果を奏することができる。
もっとも、磁極80の分割数を3にする方が、分割数が1番少なくて上記効果を奏することができるので、分析電磁石40、40aの構造を一番簡単にすることができる。
分析電磁石40の各部分磁極81〜83のギャップ12を、例えば上記実施形態のように複数段階に分けて広げると、磁界の分布をよりきめ細かく調整することができるので、イオンビーム2の形状を調整することがより容易になる。全ての部分磁極81〜83を上記のようにせずに、少なくとも一つの部分磁極を上記のようにしても、当該部分磁極において上記効果を奏することができるが、全ての部分磁極81〜83を上記のようにする方が好ましい。より多くの部分磁極において上記効果を奏することができるからである。図8を参照して説明した分析電磁石40を構成する部分磁極81a〜83aについても同様である。
各部分磁極のギャップ12は、上記のように複数段階に分けて広げる代わりに、直線状に、または中心12a側に凸の曲線状に、または中心12a側に凹の曲線状に広げても良い。複数の部分磁極において、これらの形状を組み合わせて採用しても良い。
イオンビーム2の入口から数えて奇数番目の部分磁極同士で同じ形状のギャップ12を採用しても良いし、異なる形状のギャップ12を採用しても良い。イオンビーム2の入口から数えて偶数番目の部分磁極同士についても同様である。
鉄心6の断面形状はC形でも良い。
この発明に係る分析電磁石の一実施形態を示す平面図である。 図1中の線A−Aまたは線C−Cに沿う概略断面図である。 図1中の線B−Bに沿う概略断面図である。 部分磁極のギャップにおける磁束密度の粗密によるローレンツ力の分布の概略例を示す図である。 図2中の磁力線の一つを拡大して示す図である。 図3中の磁力線の一つを拡大して示す図である。 図1に示した三つの部分磁極によるイオンビームの集束および発散の状況の一例を示す概略図であり、三つの部分磁極を凸レンズおよび凹レンズで模して示している。 この発明に係る分析電磁石の他の実施形態における三つの部分磁極によるイオンビームの発散および集束の状況の一例を示す概略図であり、三つの部分磁極を凹レンズおよび凸レンズで模して示している。 磁極を偶数の部分磁極に分割した場合のイオンビームの集束および発散の状況の一例を示す概略図であり、二つの部分磁極を凸レンズおよび凹レンズで模して示している。 磁極を偶数の部分磁極に分割した場合のイオンビームの発散および集束の状況の他の例を示す概略図であり、二つの部分磁極を凹レンズおよび凸レンズで模して示している。 従来の分析電磁石の一例を、イオンビームの進行方向に見て示す断面図であり、入口付近を示す。 従来の分析電磁石の一例を、イオンビームの進行方向に見て示す断面図であり、出口付近を示す。 図11および図12に示した磁極のギャップにおける磁束密度の粗密によるローレンツ力の分布の概略例を示す図である。 図12に示すイオンビームが分析スリットに入射する場合の例を、イオンビームの進行方向に見て示す正面図である。 リボン状のイオンビームの一例を部分的に示す概略斜視図である。
符号の説明
2 イオンビーム
6 鉄心
12 ギャップ
14 コイル
16 磁力線
40、40a 分析電磁石
80 磁極
81、82、83、81a、82a、83a 部分磁極

Claims (4)

  1. イオンビームの進行方向をz方向とすると、当該進行方向と交差する面内におけるy方向の寸法が当該y方向と直交するx方向の寸法よりも大きいリボン状の形をしているイオンビームを、その軌道がxz平面内で円弧状軌道を描くように曲げて当該イオンビームの運動量分析を行う分析電磁石であって、前記イオンビームの長手方向であるy方向においてギャップをあけて相対向していてイオンビームを前記のように曲げる磁界を発生させる磁極を有している分析電磁石において、
    前記磁極をイオンビームの進行方向に沿って3以上の奇数の部分磁極に分割し、イオンビームの入口から数えて奇数番目の部分磁極のギャップを前記円弧状軌道の外側方向に向けて広げ、イオンビームの入口から数えて偶数番目の部分磁極のギャップを前記円弧状軌道の中心方向に向けて広げていることを特徴とする分析電磁石。
  2. イオンビームの進行方向をz方向とすると、当該進行方向と交差する面内におけるy方向の寸法が当該y方向と直交するx方向の寸法よりも大きいリボン状の形をしているイオンビームを、その軌道がxz平面内で円弧状軌道を描くように曲げて当該イオンビームの運動量分析を行う分析電磁石であって、前記イオンビームの長手方向であるy方向においてギャップをあけて相対向していてイオンビームを前記のように曲げる磁界を発生させる磁極を有している分析電磁石において、
    前記磁極をイオンビームの進行方向に沿って3以上の奇数の部分磁極に分割し、イオンビームの入口から数えて奇数番目の部分磁極のギャップを前記円弧状軌道の中心方向に向けて広げ、イオンビームの入口から数えて偶数番目の部分磁極のギャップを前記円弧状軌道の外側方向に向けて広げていることを特徴とする分析電磁石。
  3. 前記3以上の奇数の部分磁極の内の少なくとも一つの部分磁極のギャップを、複数段階に分けて広げている請求項1または2記載の分析電磁石。
  4. 前記磁極の分割数が3である請求項1、2または3記載の分析電磁石。
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