JP4163302B2 - 炭化水素の改質用触媒の調製方法及びその触媒担体形成用酸化マグネシウム成形体 - Google Patents

炭化水素の改質用触媒の調製方法及びその触媒担体形成用酸化マグネシウム成形体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、炭化水素の改質用触媒の調製方法及びその触媒担体形成用酸化マグネシウム成形体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
炭化水素を改質することによって得られる合成ガスは、水素と一酸化炭素からなる混合ガスで、アンモニア、メタノール、酢酸等の工業製品の合成原料として広く利用されている。
一般に、合成ガスは、炭化水素に触媒の存在下でスチーム及び/又は炭酸ガスを反応させることによって製造することができる(特開平5−208801号、特開平6−279003号、特開平9−168740号等)。
しかしながら、この反応に於いては、その副反応として、炭素析出反応が起こって炭素が析出し、この析出炭素によって触媒被毒が生じるという問題がある。この改質反応において、貴金属を触媒金属として使用すると、Ni等の遷移金属に比べ、炭素析出が抑制され易いことは良く知られているが、この場合、貴金属が非常に高価であるため、なるべく少量の金属を反応に有効に利用し得る触媒の調製方法の確立が望まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、貴金属の担持量が少なく、使用に際しての炭素析出量の少ない炭化水素の改質用触媒の調製方法及びその触媒担体形成用酸化マグネシウム成形体を提供することをその課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成するに至った。即ち、本発明によれば、(i) 1000℃以上の高温で焼成して得られた比表面積が0.01〜5 m 2 /gの担体酸化マグネシウムに、ロジウム及び/又はルテニウムを金属換算量で10〜5000wtppmの割合で担持させ、次いで焼成することを特徴とする炭化水素の改質用触媒の調製方法が提供される。また、本発明によれば、(i) 1000℃以上の高温で焼成して得られた比表面積が0.01〜5 m 2 /gの担体酸化マグネシウムを得る第1工程、(ii) 該第1工程で得られた担体酸化マグネシウムに、水溶性のロジウム化合物及び/又はルテニウム化合物を含有する水溶液を用い、平衡吸着法にてpH8以上のアルカリ領域でロジウム及び/又はルテニウムを金属換算量で10〜5000wtppmの割合で担持させる第2工程、(iii) 該第2工程で得られたロジウム及び/又はルテニウム担持酸化マグネシウムを乾燥させる第3工程、(iv) 該第3工程で得られた乾燥状態のロジウム及び/又はルテニウム担持酸化マグネシウムを焼成する第4工程からなることを特徴とする炭化水素の改質用触媒の調製方法が提供される。さらに、本発明によれば、(i) 1000℃以上の高温で焼成して得られた比表面積が0.01〜5 m 2 /gの担体酸化マグネシウムを得る第1工程、(ii) 該第1工程で得られた担体酸化マグネシウムに、水溶性のロジウム化合物及び/又はルテニウム化合物を含有する水溶液を用い、平衡吸着法にてpH8以上のアルカリ領域でロジウム及び/又はルテニウムを金属換算量で10〜5000wtppmの割合で担持させる第2工程、(iii) 該第2工程により得られたロジウム及び/又はルテニウム担持酸化マグネシウムを、35℃以下で少なくとも6時間以上乾燥させる第3工程、(iv) 該第3工程で得られた乾燥状態のロジウム及び/又はルテニウム担持酸化マグネシウムを焼成する第4工程からなることを特徴とする炭化水素の改質用触媒の調製方法が提供される。さらにまた、本発明によれば、(i) 1000℃以上の高温で焼成して得られた比表面積が0.01〜5 m 2 /gの担体酸化マグネシウムを得る第1工程、(ii) 該第1工程で得られた担体酸化マグネシウムに、水溶性のロジウム化合物及び/又はルテニウム化合物を含有する水溶液を用い、平衡吸着法にてpH8以上のアルカリ領域でロジウム及び/又はルテニウムを金属換算量で10〜5000wtppmの割合で担持させる第2工程、(iii) 該第2工程で得られたロジウム及び/又はルテニウム担持酸化マグネシウムを、35℃以下で少なくとも6時間以上乾燥させる第3工程、(iv) 該第3工程で得られた乾燥状態のロジウム及び/又はルテニウム担持酸化マグネシウムを、200℃以上の高温で焼成する第4工程からなることを特徴とする炭化水素の改質用触媒の調製方法が提供される。さらにまた、本発明によれば、請求項1〜4のいずれかに記載の炭化水素の改質用触媒の調製方法で用いる担体酸化マグネシウムを形成するための酸化マグネシウム成形体であり、酸化マグネシウムと成形助剤との混合物を成形して形成されており、上記成形助剤が(i) 炭素、(ii) 炭素数12〜22の脂肪酸又はそのマグネシウム塩、(iii) カルボキシルメチルセルロース又はそのマグネシウム塩及び(iv) ポリビニルアルコールの中から選ばれる少なくとも1種であり、かつその添加量が0.1〜5重量%であることを特徴とする酸化マグネシウム成形体が提供される。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明においては、触媒担体として、1000℃以上の高温で焼成して得られた比表面積が0.01〜5 m 2 /g 酸化マグネシウム(以下、単にMgOとも言う)を用いる。このMgOとしては市販品を用いることができ、その形状は特に制約されず、触媒として用いられている各種の形状、例えば、粉末状、粒状、球状、柱状、筒状等の形状であることができる。MgOとしては、水酸化マグネシウムを1000〜1500℃、好ましくは1100〜1300℃で焼成して得られたものや、炭酸マグネシウム又は塩基性炭酸マグネシウムを1000〜1500℃、好ましくは1100〜1300℃で焼成して得られたものを用いることが可能である。
【0006】
本発明により炭化水素改質用触媒(以下、単に触媒とも言う)を調製するための好ましい方法を示すと、以下の通りである。先ず、第1工程において、1000℃以上の高温で焼成して得られた比表面積が0.01〜5 m 2 /gの担体MgOを得る。工業触媒においては、ペレット状やリング状等の形状に成形した担体が好ましく用いられるが、このような形状のMgO成形体を用いる場合、そのMgOの比表面積が前記範囲より大きくなり、結晶化度が低くなると、触媒金属の担持に際してそのMgO成形体を水溶液中に浸した場合、そのMgO成形体に割れを生じるという問題がある。また、工業触媒の場合、通常、30〜40kg/個の半径方向の圧縮強度を有する必要があるが、比表面積が前記範囲より大きくなり、その結晶化度が低いMgO成形体ではこのような強度を得ることが困難になる。さらに、担体MgOの結晶化度が低くなると、触媒金属の担持量が多くなり、また、触媒の酸強度が強くなりすぎて、触媒表面の酸的特性が不満足のものとなる。一方、担体MgOの結晶化度が大きくなりすぎると、触媒金属の担持量が少なくなりすぎて、十分な活性を有する触媒が得られなくなる。この点から、担体MgOの比表面積は0.01m2/g以上であって5 m 2 /g 以下にするのが好ましい。
【0007】
前記範囲の比表面積を有する担体MgOを得る1つの方法としては、水酸化マグネシウムを1000〜1500℃、好ましくは1100〜1300℃で焼成することにより製造することができる他、炭酸マグネシウム又は塩基性炭酸マグネシウムを1000〜1500℃、好ましくは1100〜1300℃で焼成することにより製造することができる。また、1000℃以下の低い温度で焼成する場合も、焼成の際に副生する水の分圧を高くしてMgOの結晶化促進し、MgOの結晶子サイズを制御することによって所望の担体MgOを得ることができる。さらに、市販のMgO等のその比表面積が前記範囲より小さいものは、そのMgOを1000〜1500℃、好ましくは1100〜1300℃で焼成することにより、所望の担体MgOを得ることができる。
さらに、低表面積の担体MgOを得る場合、1000℃以下の温度でその焼成系に高い水の分圧を形成することによりそのMgOの結晶化を促進させることができるが、この場合、水の分圧に代えて、CO2のようなガス(気体)の高い分圧を形成することによっても、MgOの結晶化を促進させることができる。
前記焼成に際しての雰囲気としては、通常、空気雰囲気が使用されるが、他のガス、例えば、窒素ガス等の不活性ガスであってもよい。焼成時間は1時間以上、好ましくは3時間以上であり、その上限値は特に制約されないが、通常、72時間程度である。また焼成法のみに限らず、この様な低表面積のMgOを得ることができれば、いかなる方法を採用しても良い。
【0008】
本発明による担体MgOは、高い結晶化度を有し、そのMgOの表面は安定化され、強酸点を極力抑えたMgOとなる。そして、このような安定化されたMgOでは、酸強度(Ho)が2以上の酸点のみを有し、その量が0.03mmol/gより少ないMgOが得られる。従って、1000℃以上の高温焼成された高結晶化度のMgOを触媒金属担持用担体として用いることにより、強酸点の発現を極力抑え、炭素析出反応が抑制された安定した活性を有する触媒を得ることが可能となる。本発明で用いるMgOの表面積は0.01〜5m2/g、好ましくは0.05〜3m2/gである。担体MgOの表面積が前記範囲より高くなると、触媒金属の担持量が多くなり、また、触媒の酸強度が強くなりすぎて、触媒表面の酸的特性が不満足のものとなる。一方、担体MgOの表面積が前記範囲より小さくなると、触媒金属の担持量が少なくなりすぎて、十分な活性を有する触媒が得られなくなる。
【0009】
一般に、金属酸化物の表面積とその結晶子サイズは、ほぼ反比例の関係にあることが良く知られている。従って、本発明で規定しているMgOの比表面積は、その粒子サイズにより規定することも可能である。例えば、比表面積が5m2/g以下のMgOの結晶子サイズは、粒子を球形又は立方体の均一粒子と仮定することにより、MgOの密度、比表面積から算出することができる。この方法は、文献「触媒構座3(固体触媒のキャラクタリゼーション)」(1985年出版、講談社サイエンティフィク、触媒学会編、P203)に記載されている。例えば、1010℃で焼成した比表面積5m2/gのMgOの結晶子サイズは、3500Åとなる。
【0010】
また、MgOの結晶子サイズは、X線回折法を用いて測定することもできる。本明細書中の表面積が5m2/g以下のMgOの結晶子サイズを、X線回折法を用いた「ラインブロードニング」法により測定すると、その値は、900Å以上となった。測定装置としては、島津製作所のX線回折装置「XRD−6000」が用いられた。標準物質として、金属Siを用いて測定すると、MgOの結晶サイズは、MgOの2θ=42.7°の回折ピークとSiのMgOの2θ=28.4°の回折ピークの半値幅から算出した。X線回折測定における測定条件を以下に示す。
X線管球:Cu(λ=1.5406Å)、管電圧:40.0kV、管電流:30.0mA、測定範囲:40.0〜80.0°、ステップ幅:0.02°、計数時間:0.6秒、スリット:DS(発散スリット)=0.5°、SS(散乱防止)=0.5°、RS(受光)=0.15mm、標準物質:金属Si
このラインブロードニング法の詳細は、文献「実験化学構座4(固体物理化学)」(1956年出版、丸善、日本化学会編、P238〜P250)に記載されている。
【0011】
前記のようにして得た担体酸化マグネシウムに対しては、第2工程(触媒金属担持工程)において、触媒金属を含む水溶液を用い、平衡吸着法にてpH8以上のアルカリ領域でその触媒水溶液を担持させる。本発明では、触媒金属としては、ロジウム及び/又はルテニウムが用いられる。
前記担持工程では、触媒金属は水溶液状で担体酸化マグネシウムに担持されるが、この場合の触媒金属は水溶性化合物の形態で用いられる。このようなものとしては、ハロゲン化物、硝酸塩、硫酸塩、有機酸塩(酢酸塩等)、錯塩(キレート)等が挙げられる。
担体MgOに対する触媒金属水溶液の担持には、平衡吸着法が採用される。この方法は、担体を触媒水溶液中に浸漬し、平衡条件下で水溶液中の触媒金属を担体に吸着担持させる方法である。この場合、触媒金属を担体に担持させる時間(浸漬時間)は1時間以上、好ましくは3時間以上であり、その上限は、特に制約されないが、通常、48時間程度である。この平衡吸着法の詳細は、文献「触媒調整化学」(1980年出版、講談社サイエンティフィク、P49)に記載されている。
【0012】
前記のようにして触媒金属を担体MgOに担持させる場合、その触媒水溶液のpHは8以上、好ましくは8.5以上のアルカリ領域とする。その上限値は、特に制約されないが、通常、pH13程度である。その水溶液のpH調節には、水酸化ナトリウムや水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム等のアルカリ性物質やアンモニア水が用いられる。
本発明においては、担体MgOに対する触媒金属の担持量は、触媒金属換算量で、担体MgOに対して10〜5000wtppm、好ましくは100〜2000wtppmの割合に規定する。触媒金属担持量が前記範囲より多くなると、触媒コストが高くなるとともに、触媒の炭素析出活性が高くなり、触媒の使用に際し、炭素析出量が多くなる。一方、前記範囲より少ないと、十分な触媒活性が得られなくなる。触媒金属担持量の調節は、担体MgOに対して触媒金属水溶液を担持する際の条件、例えば、水溶液中の触媒金属濃度や、担体MgOの表面積等によって行うことができる。
【0013】
前記のようにして、担体MgOに触媒金属を水溶液状で担持させることによって得られた触媒金属担持MgOは、第3工程(乾燥工程)において、35℃以下の温度で6時間以上保持して乾燥させる。好ましい乾燥温度は10〜25℃である。乾燥時間は6時間以上であればよく、好ましくは12時間以上であり、その上限値は、特に制約されないが、通常、約72時間程度である。このような乾燥処理により、MgOからの急激な水分の蒸発が回避され、その結果、触媒金属は凝集することなく担体MgOに高分散状態で担持される。乾燥温度や乾燥時間が前記範囲を逸脱すると、高分散性の触媒金属を含む触媒を得ることができなくなる。
【0014】
前記のようにして得られた乾燥物は、これを第4工程において、200℃以上の高温で1時間以上焼成する。この場合、焼成雰囲気としては、通常、空気が用いられるが、他のガス(不活性ガス等)であってもよい。焼成温度は200℃以上であり、好ましくは500℃以上であり、その上限値は、特に制約されないが、通常、1100℃程度である。好ましい焼成時間は2時間以上、より好ましくは3時間以上であり、その上限値は、特に制約されないが、通常24時間程度である。この2次焼成により、触媒金属の熱安定性が高められ、熱安定性の良い触媒を得ることができる。
【0015】
触媒コストの低減化を図るには、担体に担持させる触媒金属の担持量をできるだけ低減化させると同時に、十分な反応活性を発現するように、担体に担持された触媒金属粒子の凝集化をできるだけ抑制して微粒子化することが必要となる。本発明者らの研究によれば、担体MgOの結晶化を高めてその比表面積を5m2/g以下の範囲に保持するとともに、その担体MgOに対する触媒金属の担持量を10〜5000wtppmと極く少量に保持し、かつその触媒金属を担体MgOに担持させるに際し、平衡吸着法により触媒金属を平衡条件下で長時間をかけてゆっくりと水溶液状で担持させ、その担持後においては、35℃以下の温度でゆっくりと乾燥するときには、触媒金属は均一に担持され、炭化水素改質用触媒として十分な活性を有する安価な触媒が得られることが見出された。
【0016】
前記した触媒の調製方法においては、種々の変更が可能である。例えば、担体酸化マグネシウムに触媒金属を担持させる方法としては、平衡吸着法に限らず、他の方法、例えば、慣用の含浸法や、浸漬法、イオン交換法等を用いることができる。また、触媒金属を含む水溶液を担体酸化マグネシウムに担持させた後、乾燥する場合には、場合によっては35〜200℃程度の加温条件を採用するし、また、その乾燥物の焼成は、場合によっては、200〜800℃程度の温度で行うことも可能である。
【0017】
本発明により触媒を調製する場合、その触媒担体形成用酸化マグネシウムは、酸化マグネシウムに成形助剤を配合して形成した酸化マグネシウム成形体として用いるのが好ましい。この成形助剤を用いることによって、成形時の作業性が向上すると共に得られた成形体の強度は向上する。この場合の成形助剤としては、(i)炭素(カーボン)、(ii)炭素数12〜22の脂肪酸又はそのマグネシウム塩、(iii)カルボキシルメチルセルロース(CMC)又はそのマグネシウム塩及び(iv)ポリビニルアルコールの中から選ばれる少なくとも1種の化合物を用いるのが好ましい。これらの成形助剤は、通常、粉末状で用いられる。
前記カーボンとしては、グラファイト、カーボンブラック、活性炭などが用いられる。前記脂肪酸としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸等が挙げられる。
【0018】
前記触媒担体用酸化マグネシウム成形体を製造するには、粉末状の酸化マグネシウムに成形助剤を添加し、均一に混合した後、この混合物を所要形状に成形する。粉末状酸化マグネシウムの平均粒径は1〜1000μm、好ましくは10〜100μmである。一方、成形助剤の平均粒径は1〜1000μm、好ましくは10〜100μmである。酸化マグネシウムに添加する成形助剤の量は、酸化マグネシウムと成形助剤の合計量に対し、0.1〜5重量%、好ましくは0.5〜3.0重量%である。
前記酸化マグネシウムと成形助剤との混合物を形成する場合、その成形条件としては、通常、常温で3000〜100kg/cm2G、好ましくは2000〜200kg/cm2Gの圧力が採用される。成形方法としては、プレス成形法が採用されるが、その他、打錠成形法等も採用することができる。成形体の形状は、特に制約されず、通常の触媒に採用されている形状であればよい。このような形状には、タブレット状、円柱状、リング状、中空円筒状等が包含される。その成形体の寸法は、通常、その長軸長さで、3〜30mm、好ましくは5〜25mmであるが、触媒床に応じて適宜の寸法を採用すればよい。
【0019】
本発明による前記酸化マグネシウム成形体は、焼成後の機械的強度にすぐれ、通常、30〜70kg/個の半径方向の圧縮強度を有する。
従って、このような成形体は、取扱い性の良好なもので、その焼成に際して、容易に破壊されるようなことはない。
また、この酸化マグネシウム成形体は、そのMgOの結晶化度が低いときには、所望する担体酸化マグネシウムを得るために、通常、1000℃以上の高温で一次焼成されるが、この一次焼成により、成形体中の成形助剤は酸化除去される。このようにして得られる酸化マグネシウムは、本発明触媒の調製に用いる担体酸化マグネシウムとして好適のものである。
【0020】
前記のようにして得られる本発明触媒において、その触媒金属担持量は、担体MgOに対して、10〜5000wtppm、好ましくは100〜2000wtppmであり、その比表面積は0.01〜5m2/g、好ましくは0.05〜3m2/gである。
なお、本明細書中で触媒及びMgOに関して言う比表面積は、「BET」法により、温度15℃で測定されたものであり、その測定装置としては、柴田科学社製の「SA−100」が用いられた。
【0021】
前記のようにして得られる本発明の触媒は、炭化水素改質用触媒として好ましい酸的性質を有する。触媒表面に強い酸点が多量に存在すると、その酸点上で副反応である炭素析出反応が促進され、炭素が析出し、この析出炭素によって触媒被毒が生じるようになる。
【0022】
本発明の触媒は、一般的には、その酸強度(Ho)は2より大きい、好ましくは3.3以上の酸点のみからなり、その含量は0.03mmol/gより少なく、好ましくは0.02mmol/g以下である。酸強度(Ho)の調節は、担体MgOを1次焼成する際の温度及び時間により行うことができる。本発明の触媒は、強酸点の発現が抑制され、炭素析出活性が大きく抑制されたものである。
【0023】
なお、本明細書で言う酸強度(Ho)は、触媒が塩基性指示薬(B-)にプロトンを与える能力として表示され、次式で表される。
Ho=pKa(=pKB - H +)+log[B]/[B-+] (1)
前記式中、KB - H +は、塩基性指示薬B-と酸性点H+Bとを反応させて、塩基性指示薬の酸性体(B-+)を生成させる反応におけるその酸性体B-+の解離定数を示す。[B]/[B-+]は、B-とB-+の濃度比を示す。
強酸点ほど、pKB - H +の小さな指示薬をより多くプロトン化するのでそのHo値は小さくなる。
【0024】
本明細書における酸強度は以下のようにして測定されたものである。
(酸強度の測定方法)
本明細書における酸強度Ho(ハメット指数)関数は、酸強度関数で、触媒学会編「触媒実験ハンドブック」(1986年出版、講談社サイエンティフィク)、p.172に記載の「Benesi法」により測定されたものである。触媒にpKaが分かっている指示薬を添加し、変色すると、HoがそのpKaより小さい酸点があることを示す。塩基性分子であるブチルアミンを酸点に所定量吸着させ、pKaの異なる指示薬で滴定すると、ブチルアミンの量から酸点の数が、pKaの値から酸強度が測定できる。測定温度は室温である。
【0025】
本発明の触媒を用いて合成ガス(水素と一酸化炭素との混合ガス)を製造するには、触媒の存在下において、炭化水素とスチーム及び/又は二酸化炭素(CO2)とを反応させるか、炭化水素と酸素とを反応させればよい。炭化水素としては、メタン、エタン、プロパン、ブタン、ナフサ等の低級炭化水素が用いられるが、好ましくはメタンが用いられる。本発明においては、炭酸ガスを含む天然ガス(メタンガス)を反応原料として有利に用いることができる。
メタンと二酸化炭素(CO2)とを反応させる方法(CO2リフォーミング)の場合、その反応は次式で示される。
【化1】
Figure 0004163302
メタンとスチームとを反応させる方法(スチームリフォーミング)の場合、その反応は次式で示される。
【化2】
Figure 0004163302
【0026】
CO2リフォーミングにおいて、その反応温度は500〜1200℃、好ましくは600〜1000℃であり、その反応圧力は加圧であり、5〜40kg/cm2G、好ましくは5〜30kg/cm2Gである。また、この反応を固定床方式で行う場合、そのガス空間速度(GHSV)は1,000〜10,000hr-1、好ましくは2,000〜8,000hr-1である。原料炭化水素に対するCO2の使用割合を示すと、原料炭化水素中の炭素1モル当り、CO220〜0.5モル、好ましくは10〜1モルの割合である。
スチームリフォーミングにおいて、その反応温度は600〜1200℃、好ましくは600〜1000℃であり、その反応圧力は加圧であり、1〜40kg/cm2G、好ましくは5〜30kg/cm2Gである。また、この反応を固定床方式で行う場合、そのガス空間速度(GHSV)は1,000〜10,000hr-1、好ましくは2,000〜8,000hr-1以下である。原料炭化水素に対するスチーム使用割合を示すと、原料炭化水素中の炭素1モル当り、スチーム(H2O)0.5〜5モル、好ましくは1〜2モル、より好ましくは1〜1.5モルの割合である。
本発明によりスチームリフォーミングを行う場合、前記のように、原料炭化水素の炭素1モル当りのスチーム(H2O)を2モル以下に保持しても、炭素析出を抑制して、工業的に有利に合成ガスを製造することができる。従来の場合には、原料炭化水素の炭素1モル当り2〜5モルのスチームを必要としていたことを考えると、2モル以下のスチームの使用によってリフォーミング反応を円滑に進行させ得ることは、本発明触媒の工業上の大きな利点である。
本発明の触媒は、炭化水素に、スチームとCO2の混合物を反応させる際の触媒として有利に用いられる。この場合、スチームとCO2との混合割合は特に制約されないが、一般的には、H2O/CO2モル比で、0.1〜10である。
【0027】
本発明の触媒を用いて炭化水素と酸素とを反応させる場合、その炭化水素としては、前記した如き炭化水素系が用いられるが、好ましくはメタンである。酸素源としては、酸素や、空気、富酸素化空気が用いられる。本発明においては、炭酸ガスを含む天然ガス(メタンガス)を反応原料として有利に用いることができる。
メタンと酸素とを反応させる場合、その反応は次式で示される。
【化3】
Figure 0004163302
この炭化水素の部分酸化において、その反応温度は500〜1500℃、好ましくは700〜1200℃であり、その反応圧力は加圧であり、5〜50kg/cm2G、好ましくは10〜40kg/cm2Gである。また、この反応を固定床方式で行う場合、そのガス空間速度(GHSV)は1,000〜50,000hr-1、好ましくは2,000〜20,000hr-1である。原料炭化水素と酸素の使用割合を示すと、原料炭化水素中の炭素のモル数と酸素分子のモル数との比C/O2で、4〜0.1、好ましくは2〜0.5である。また、この部分酸化法は、大きな発熱反応であるため、水蒸気や炭酸ガスを原料に添加して、オートサーミック式の反応方式を採用することもできる。
本発明の触媒を用いる前記各種の反応は、固定床方式、流動床方式、懸濁床方式、移動床方式等の各種の触媒方式で実施されるが、好ましくは固定床方式で実施される。
【0028】
【実施例】
次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
【0029】
実施例1
市販の純度98.7wt%以上の酸化マグネシウム(MgO)の粉末に滑択材として3.0wt%のカーボンを混合し、タブレット形成した1/8インチペレットを空気中で1060℃で3h(時間)焼成し、これを触媒担体MgO(A)として用いた。
次に、3.9wt%のRhを含むロジウム(III)アセテート水溶液に26h(時間)浸漬した。その水溶液は水酸化マグネシウム水溶液を用い、pHは9.7に調整した。このようにして、Rhを触媒担体MgO(A)に平衡吸着させた後、濾過して、Rhを水溶液状で吸着した触媒担体MgO(A)を得た。この場合のRh担持量は、Rh金属換算量で、担体MgO(A)に対して、3750wtppmである。
次に、Rhを吸着した担体MgO(A)を空気中において35℃の温度で52h乾燥した後、空気中において850℃で3h焼成し、本発明触媒(A)を得た。
この触媒(A)は、RhをRh金属として担体MgOに対し3750wtppm含有するもので、その表面積は1.2m2/gであった。また、その酸点は、酸強度(Ho)が3.3以上の酸点のみからなり、その含量は0.01mmol/gであった。
【0030】
実施例2
市販の純度98.0wt%の酸化マグネシウム(MgO)を用いて形成したMgOの1/8インチペレットを空気中で1000℃で2h(時間)焼成し、これを触媒担体MgO(B)として用いた。
次に、0.1wt%のRuを含むルテニウム(III)クロライド水溶液に19h(時間)浸漬した。その水溶液は水酸化マグネシウム水溶液を用い、pHは9.7に調整した。このようにして、Ruを触媒担体MgO(B)に平衡吸着させた後、濾過して、Ruを水溶液状で吸着した触媒担体MgO(B)を得た。この場合のRu担持量は、Ru金属換算量で、担体MgO(B)に対して、125wtppmである。
次に、Ruを吸着した担体MgO(B)を空気中において30℃の温度で72h乾燥した後、空気中において860℃で2.5h焼成し、本発明触媒(B)を得た。
この触媒(B)は、RuをRu金属として担体MgO(B)に対し125wtppmの割合で含有するもので、その表面積は4.8m2/gであった。また、その酸点は、酸強度(Ho)が3.3以上の酸点のみからなり、その含量は0.03mmol/gであった。
【0031】
実施例3
市販の純度99.9wt%の酸化マグネシウム(MgO)に2.5wt%ステアリン酸マグネシウムを混合して成形したMgOの1/8インチペレットを空気中で1200℃で2.5h(時間)焼成し、これを触媒担体MgO(C)として用いた。
次に、2.6wt%のRhを含むロジウム(III)アセテート水溶液に26h(時間)浸漬した。その水溶液は水酸化マグネシウム水溶液を用い、pHは9.7に調整した。このようにして、Rhを触媒担体MgO(C)に平衡吸着させた後、濾過して、Rhを水溶液状で吸着した触媒担体MgO(C)を得た。この場合のRh担持量は、Rh金属換算量で、担体MgO(C)に対して、1750wtppmである。
次に、Rhを吸着した担体MgO(C)を空気中において20℃の温度で34h乾燥した後、空気中において950℃で3.5h焼成し、本発明触媒(C)を得た。
この触媒(C)は、RhをRh金属として担体MgOに対し1750wtppm含有するもので、その表面積は0.2m2/gであった。また、その酸点は、酸強度(Ho)が3.3以上の酸点のみからなり、その含量は0.002mmol/gであった。
【0032】
反応例1
実施例1で調製した触媒(A)30ccを反応器に充填し、メタンのCO2リフォーミング試験を実施した。
触媒は、予めH2気流中900℃で1h還元処理を行った後、CH4:CO2モル比=1:0.4、CH4:H2Oモル比=1:0.85の原料ガスを、圧力20kg/cm2G,温度820℃,メタン基準のGHSV=4000hr-1の条件で処理した。反応開始から5h経過後のCH4転化率は、50%(実験条件下でのCH4の平衡転化率=50%)であり、また反応開始から1200h経過後のCH4の転化率は、50%であった。
ここで、CH4の転化率は、次式で定義される。
CH4の転化率(%)=(A−B)/A×100
A:原料中のCH4モル数
B:生成物中のCH4モル数
【0033】
反応例2
実施例2で調製した触媒(B)30ccを反応器に充填し、メタンのCO2リフォーミング試験を実施した。
触媒は、予めH2気流中900℃で1h還元処理を行った後、CH4:CO2モル比=1:1の原料ガスを、圧力10kg/cm2G,温度840℃,メタン基準のGHSV=5000hr-1の条件で処理した。反応開始から5h経過後のCH4転化率は、65%(実験条件下でのCH4の平衡転化率=65%)であり、また反応開始から460h経過後のCH4の転化率は、65%であった。
【0034】
反応例3
実施例3で調製した触媒(C)30ccを反応器に充填し、メタンのCO2リフォーミング試験を実施した。
触媒は、予めH2気流中900℃で1h還元処理を行った後、CH4:CO2モル比=1:1の原料ガスを、圧力20kg/cm2G,温度840℃,メタン基準のGHSV=3500hr-1の条件で処理した。反応開始から5h経過後のCH4転化率は、53%(実験条件下でのCH4の平衡転化率=53%)であり、また反応開始から250h経過後のCH4の転化率は、53%であった。
【0035】
【発明の効果】
本発明によれば、触媒金属の担持量が極く少量でありながら、炭素析出活性が著しく抑制された安価な炭化水素改質用触媒を得ることができる。

Claims (5)

  1. (i) 1000℃以上の高温で焼成して得られた比表面積が0.01〜5 m 2 /gの担体酸化マグネシウムに、ロジウム及び/又はルテニウムを金属換算量で10〜5000wtppmの割合で担持させ、次いで焼成することを特徴とする炭化水素の改質用触媒の調製方法。
  2. (i) 1000℃以上の高温で焼成して得られた比表面積が0.01〜5 m 2 /gの担体酸化マグネシウムを得る第1工程、(ii) 該第1工程で得られた担体酸化マグネシウムに、水溶性のロジウム化合物及び/又はルテニウム化合物を含有する水溶液を用い、平衡吸着法にてpH8以上のアルカリ領域でロジウム及び/又はルテニウムを金属換算量で10〜5000wtppmの割合で担持させる第2工程、(iii) 該第2工程で得られたロジウム及び/又はルテニウム担持酸化マグネシウムを乾燥させる第3工程、(iv) 該第3工程で得られた乾燥状態のロジウム及び/又はルテニウム担持酸化マグネシウムを焼成する第4工程からなることを特徴とする炭化水素の改質用触媒の調製方法。
  3. (i) 1000℃以上の高温で焼成して得られた比表面積が0.01〜5 m 2 /gの担体酸化マグネシウムを得る第1工程、(ii) 該第1工程で得られた担体酸化マグネシウムに、水溶性のロジウム化合物及び/又はルテニウム化合物を含有する水溶液を用い、平衡吸着法にてpH8以上のアルカリ領域でロジウム及び/又はルテニウムを金属換算量で10〜5000wtppmの割合で担持させる第2工程、(iii) 該第2工程により得られたロジウム及び/又はルテニウム担持酸化マグネシウムを、35℃以下で少なくとも6時間以上乾燥させる第3工程、(iv) 該第3工程で得られた乾燥状態のロジウム及び/又はルテニウム担持酸化マグネシウムを焼成する第4工程からなることを特徴とする炭化水素の改質用触媒の調製方法。
  4. (i) 1000℃以上の高温で焼成して得られた比表面積が0.01〜5 m 2 /gの担体酸化マグネシウムを得る第1工程、(ii) 該第1工程で得られた担体酸化マグネシウムに、水溶性のロジウム化合物及び/又はルテニウム化合物を含有する水溶液を用い、平衡吸着法にてpH8以上のアルカリ領域でロジウム及び/又はルテニウムを金属換算量で10〜5000wtppmの割合で担持させる第2工程、(iii) 該第2工程で得られたロジウム及び/又はルテニウム担持酸化マグネシウムを、35℃以下で少なくとも6時間以上乾燥させる第3工程、(iv) 該第3工程で得られた乾燥状態のロジウム及び/又はルテニウム担持酸化マグネシウムを、200℃以上の高温で焼成する第4工程からなることを特徴とする炭化水素の改質用触媒の調製方法。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の炭化水素の改質用触媒の調製方法で用いる担体酸化マグネシウムを形成するための酸化マグネシウム成形体であり、酸化マグネシウムと成形助剤との混合物を成形して形成されており、上記成形助剤が(i) 炭素、(ii) 炭素数12〜22の脂肪酸又はそのマグネシウム塩、(iii) カルボキシルメチルセルロース又はそのマグネシウム塩及び(iv) ポリビニルアルコールの中から選ばれる少なくとも1種であり、かつその添加量が0.1〜5重量%であることを特徴とする酸化マグネシウム成形体。
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