JP4117457B2 - 電動ホッチキスにおけるテーブルのロック機構 - Google Patents

電動ホッチキスにおけるテーブルのロック機構 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コ字形に成形されたステープルをマガジン部から打出し、マガジン部と対向して配置されたクリンチャ部との間で狭持された綴じ用紙を貫通させて、クリンチャ部によってステープルの脚部を折り曲げて綴じ用紙を綴るようにした電動ホッチキスにおけるテーブルのロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にこの種の電動ホッチキスは、図10及び図11に示すように、多数のステープルが装填されるとともに本体ケース30のマガジン部31に着脱可能なカートリッジ32、本体ケース30内に設けられたモータにより駆動されてカートリッジ32内のステープルをマガジン部31から打ち出すドライバ機構33、及び前記ドライバ機構33によるステープルの打ち出し部34に対向して配置されるとともに、本体フレーム30を構成している側板に回動可能に支持されたテーブル35とから構成されており、モータの駆動によりドライバ機構33を駆動してマガジン部31に装填されたステープルをマガジン部31からマガジン部31とテーブル35との間に配置された綴じ用紙Pに打ち出し、綴じ用紙を貫通したステープルの脚先端をテーブル35に担持されているクリンチャ36によって折り曲げるようにされている。
【0003】
テーブル35は通常時にはマガジン部31のステープル打ち出し部34と離間して配置されており、綴じ用紙が挿入されてドライバ機構33によりステープルが打ち出される前に、マガジン部31の上面との間で綴じ用紙Pを狭持するように回動作動される。テーブル35はマガジン部31からドライバ機構33によって打ち出されるステープルの脚が綴じ用紙を貫通して、更にステープル脚がテーブル35の先端部に形成されたクリンチャ36により綴じ用紙の裏面に沿って折り曲げられる間に発生する綴じ荷重に対抗して綴じ用紙の下面側を支えている必要があるが、綴じ用紙の厚さに応じて前記テーブル35の作動ストロークが変動することから、カムやリンク機構等によって直接テーブル35を回動駆動させることができず、カムやリンク機構にバネ力を介在させてテーブル35を作動させるようにしていた。しかしながら通常8〜10Kg程度となる上記綴じ荷重を支えるためには大きな荷重のバネを必要とし、この大きなバネ荷重を介してテーブル35を駆動させるための駆動機構が大きくなってコピー機等への内蔵用としての電動ホッチキスの小型化を阻害する要因となっていた。
【0004】
そこで、図10及び図11に示すように、綴じ用紙Pを狭持する方向にバネ付勢力によって作動させたテーブル35の一部に嵌合する楔部材によりテーブル35を閉じ位置に固定させるテーブルのロック機構が特開2001−191265号公報等により開示されている。上記テーブルのロック機構は、後端部が本体ケース30に回動支軸38によって回動可能に支持されるとともに捩りコイルバネ39により閉じ方向に付勢させたテーブル35と、上記テーブル35を開き位置に保持させておくための作動リンク40、及び、前記テーブル35と係合してテーブル35の開き方向への回動を阻止させる楔部材37とにより構成されている。
【0005】
電動ホッチキスが作動される以前の通常持には、前記作動リンク40に形成した支持部41をテーブル35と一体に回動する固定軸42と係合させてテーブル35を開き位置に保持させておき、マガジン部の上面に綴じ用紙Pが載置されて電動ホッチキスが作動すると、前記作動リンク40がステープルを打ち出すドライバ機構33と連動して作動されて支持部41と固定軸42の係合を解除してテーブル35を捩りコイルバネ39により綴じ方向に作動させ、テーブル35とマガジン部31との間に配置された綴じ用紙Pを狭持させる。このテーブル35の作動に伴って前記楔部材37がバネ力によってスライド移動して楔部材37に形成した係止部43を前記テーブル35と一体に回動する固定軸42と係合させることによって、テーブル35の開き方向への回動を阻止して閉じ位置にロックさせるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記機構では、楔部材37を本体ケース30に対して摺動可能に保持させて、楔部材37をバネ付勢力によってスライド移動させてテーブル35と一体の固定軸42と係合させてテーブル35を閉じ位置にロックするようにしているので、綴じ用紙の厚さの変動幅が少ない場合にはテーブル35の回動ストロークの変動幅が比較的小さいのて問題がないが、綴じ用紙Pの最大綴じ枚数が大きい電動ホッチキスの場合には、テーブル35の作動ストロークの幅が大きくなり、これに従って楔部材37のスライド移動距離を大きく設定しなければならず、電動ホッチキスの小型化を達成させることができない。また、前記楔部材はテーブル35を回動自在に支持している回動支軸38の近傍に配置されている固定軸42と係合させるようにしているので、大きな綴じ荷重が生じない小型のホッチキス手背は採用し得るが、テーブル35の先端側に大きな綴じ荷重が発生する大型のホッチキスに対して充分なロックができない。
【0007】
本発明は上記従来技術の欠点を解消し、綴じ用紙の枚数の変動に伴うテーブルの回動ストロークが大きく変動するような場合であっても、楔部材のように大きなスライド移動をすることがなく電動ホッチキスの小型化が達成できるとともに、綴じ用紙を狭持した状態でステープルの綴じ荷重に耐えて確実にテーブルをロックさせることの可能なテーブルのロック機構を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係る電動ホッチキスにおけるテーブルのロック機構は、本体フレーム内に多数のステープルを収容するマガジン部と、該マガジン部に装填されたステープルをモータにより駆動されるドライバによってマガジン部から綴じ用紙に向けて打ち出すステープル打ち出し部とを形成し、綴じ用紙を貫通したステープルの脚部を綴じ用紙の裏面に沿って折り曲げるクリンチャ機構をテーブルに担持させて設けた電動ホッチキスにおいて、前記クリンチャ機構を担持しているテーブルを本体フレームの後部に回動可能に支持させて設けるとともに、該テーブルに前記本体フレームの側面に沿って突出された翼片を一体に形成し、該テーブルの翼片と本体フレームとの間にロック手段を形成し、該ロック手段を翼片と係合させることによりテーブルの開き方向への回動力を阻止させるようにしたことを特徴とする。
【0009】
請求項2の発明は、前記ロック手段が、翼片の前端縁と係合可能な係止ピンを一端に備えるとともに該係止ピンから離れた他端側で本体フレームに対して回動可能に支持されたロック手段により構成されており、テーブルの開き方向への回動時に前記係止ピンが翼片の端縁に係合して翼片の回動を阻止させるようにしたことを特徴とする。
【0010】
請求項3の発明は、前記ロック手段が、本体フレームに回転自在に支持されて翼片の前端縁と係合可能な偏芯カムにより構成されており、テーブルの開き方向への回動時に前記偏芯カムが翼片の端縁に係合して翼片の回動を阻止させるようにしたことを特徴とする。
【0011】
請求項4の発明は、前記ロック手段が、翼片の前端縁に形成された鋸歯状の係合歯と該係合歯と係合する係止歯が形成された係止片により構成されており、前記係止片を本体フレームに前記翼片に対して接離方向にスライド可能に支持させるとともに、該係止片の係止歯と翼片の係合歯とが係合する方向に付勢させて構成し、テーブルの開き方向への回動時に翼片の係合歯に係止片の係止歯を係合させて翼片の開き方向への回動を阻止させるようにしたことを特徴とする。
【0012】
請求項5の発明は、本体フレーム内に多数のステープルを収容するマガジン部と、該マガジン部に装填されたステープルをモータにより駆動されるドライバによってマガジン部から綴じ用紙に向けて打ち出すステープル打ち出し部とを形成し、綴じ用紙を貫通したステープルの脚部を綴じ用紙の裏面に沿って折り曲げるクリンチャ機構を設けた電動ホッチキスにおいて、前記クリンチャ機構を担持しているテーブルを本体フレームの後部に回動可能に支持させて設けるとともに、該テーブルの上端面と係合可能な回転カムを設け、該回転カムの下面に形成した円周方向に高さが徐々に変化するカム面を前記テーブルの上端面と係合させることによりテーブルの開き方向への回動を阻止させるようにしたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図に示す実施例に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1及び図2は本発明に係るテーブルのロック機構を実施した電動ホッチキスを示すもので、電動ホッチキス1は下方に配置されている本体フレーム2内に直状の多数のシートステープルが装填されたステープルカートリッジが装着され、更に本体フレーム2内にはこのステープルカートリッジ内のシートステープルをステープル打ち出し部3へ向けて順次供給するステープル供給機構、ステープル打ち出し部3の直前に形成されたステープル成形部に供給された直状のステープルをフォーミングプレートによりコ字形に成形するステープル成形機構、及びコ字形に成形されてステープル打ち出し部へ供給されたステープルをドライバプレートにより綴り用紙に向けて打ち出すステープル打ち出し機構が形成されている。
【0014】
本体フレーム2の上方には、前記ステープル打ち出し部3の上面に配置された綴じ用紙をステープル打ち出し部3との間で狭持させるとともに、前記ステープル打ち出し部3から打ち出されて綴じ用紙を貫通したステープルの脚部を綴じ用紙の裏面に沿って折り曲げるクリンチャ機構が形成されたテーブル4が後端部において前記本体フレーム2に回動可能に支持されて設けられている。前記ステープル供給機構、ステープル成形機構、ステープル打ち出し機構及びテーブルを駆動させるモータが前記本体フレーム2内に設けられ、該モータにより前記各機構を駆動させる減速ギヤ5及び駆動ギヤ6が前記本体フレーム2の側面に配置されている。
【0015】
図2に示すように、テーブル4は後端部が前記本体フレーム2に支軸7によって回動可能に支持されており、テーブル4の前部には綴じ用紙を貫通したステープルの脚を折り曲げるクリンチャ機構8が形成されており、該クリンチャ機構8が前記本体フレーム2のステープル打ち出し部3の上面に対向するように配置されている。前記テーブル4の両側壁の中央部から本体フレーム2の両側に沿って下方に向けて突出された翼片9が一体に形成されており、本体フレーム2の両側面には上記翼片9に対応してロック手段を構成しているロック板10が配置されている。ロック板10は本体フレーム2に対して支軸11により回動自在に支持されており、該支軸11から離れた端部には前記翼片9の前方に向いた前端縁9aと係合させられる係止ピン12が形成されている。
【0016】
図3に示すように、ロック板10はスプリング13により前記支軸11を中心として時針方向に回転付勢されており、更にロック板10の下方に一体に形成された作動片14と当接するように配置された作動カム15により通常時には前記係止ピン12が翼片9の前端縁9aと離反される位置に回動されている。図4に示すように、本体フレーム2のステープル打ち出し部3上に綴じ用紙Pが載置されて電動ホッチキス1が駆動されると、図示していない駆動機構によりテーブル4が閉じ方向に回動作動されて綴じ用紙Pをステープル打ち出し部3とクリンチャ機構8との間に狭持する。これと同時に駆動機構と連動して作動される作動カム15が回転して作動片14から離反するのでロック板10がスプリング13により時針方向に回動されて、ロック板10の係止ピン12が翼片9の前端縁9aと係合されて、これによりテーブル4が綴じ用紙Pをステープル打ち出し部3との間で狭持した回動位置にロックされる。
【0017】
テーブル4のクリンチャ機構8部に綴じ荷重が作用してテーブル4に開き方向の力が作用すると、ロック板10の係止ピン12が翼片9の前端縁9aに食い込むように作用してテーブル4が開き方向に回動する動きを阻止する。従ってクリンチャ機構8に大きな綴じ荷重が生ずる場合でも確実にテーブル4を閉じ位置にロックさせることができる。綴じ用紙Pへのステープル綴じが終了した後は、前記作動カム15が回転して作動片14を押圧させてロック板10を反時針方向へ回動させて係止ピン12を翼片9の前端縁9aから離反させられるのでテーブル4を開き方向へ回動作動させることが可能となる。
【0018】
図5は本発明のテーブルロック機構の別の実施例を示すもので、この実施例では、テーブル4の両側から下方に突出形成した翼片9の前方側に向いた端縁9aにロック手段を構成している偏芯カム16を当接させて、この偏芯カム16と翼片9の前端縁9aとの係合によってテーブル4の開き方向への回動を阻止させるようにしたものである。スプリング17により回転付勢力が付与された偏芯カム16が、テーブル4の支軸7と同心状に形成されている翼片9の前端縁9aと係合されていることによって、テーブル4が綴じ荷重によって開き方向に回動すると偏芯カム16が翼片9の前端縁9aに食い込むように作用してテーブル4の回動を阻止するように作用する。18は翼片の回動を案内するガイドローラであり、このガイドローラ18によって偏芯カム16が翼片9の前端縁9aと強く係合することによる翼片9の変形を防ぐように作用する。
【0019】
図6は更に別の実施例を示すもので、図5に示す実施例と同様にテーブル4の両側から下方に向けて形成された翼片9の前方側に向いた端縁9aがテーブル4の支軸7と同心状に形成されており、更にこの実施例におけるロック手段は、形成された鋸歯状の細かい係合歯19とこの翼片9の前端縁9aと対向して前記鋸歯状の係合歯19と互いにかみ合う鋸歯状の係止歯20を先端に形成した係止片21とで構成されている。前記翼片9の前端縁9aに形成された係合歯19には、テーブルの開き方向に向いた垂直面と閉じ方向に向いた斜面が形成されており、係止片21には前記係合歯と互いにかみ合う鋸歯状の係止歯が形成されている。
【0020】
前記係止片21は本体フレーム2に対して水平方向にスライドできるように支持されており、更に、係止片21の係止歯20が翼片9の係合歯19とかみ合う方向にスプリング22によって付勢させて構成している。綴じ用紙を狭持するためにテーブル4が閉じ方向に回動する際には係合歯19と係止歯20の斜面同士が当接して係止片21がスプリング22の押圧力に抗して翼片9から離反する方向へスライド移動されてテーブル4の閉じ方向への回動が許容され、テーブル4が開き方向への回動力を受けた際には、係合歯19と係止歯20の垂直面同士が係合してテーブル4の回動を阻止するように作用する。ステープル綴じが終了したときには図示していない解除機構により係止片21を翼片9から離反する方向へスライド移動させることにより係合歯19と係止歯20の係合を解除してテーブル4の開き方向への回動を可能にする。
【0021】
図7乃至図9は本発明のテーブルロック機構の更に別の実施例を示すもので、この実施例においては、後端部が前記本体フレーム2に支軸7によって回動可能に支持されたテーブル4の上面側に回転カム23を配置して、この回転カム23の回転によりカムの下面側に形成したカム面24をテーブル4の上端面に係合させることによりテーブル4の開き方向への回動をロックさせるようにしたものである。本体フレーム2に回転自在に支持された回転軸25の先端部がテーブル4を貫通してテーブル4の上面側に配置されており、この回転軸25の先端部に回転カム23が取り付けられている。回転軸25の下端部は回転軸25を回転駆動させるためのモータ26が連結されており、このモータ26により回転軸25を介して回転カム23が正逆方向に回転されるようにされている。
【0022】
図8に示すように回転カム23の下面側には、円周方向に高さが徐々に変化するカム面24が形成されており、このカム面24がテーブル4の上面と係合することによりテーブル4の開き方向への回動を阻止するように作用する。図9(a)に示すように、テーブル4が開じ位置に配置された通常状態時には回転カム23の最も高さの低い部分がテーブル4の上端面と対向されており、テーブル4が綴じ用紙を狭持した閉じ位置に回動作動された後に回転カム23をモータ26により回転駆動させると、図9(b)に示すようにカム面24がテーブル4の上端面と当接した位置まで回転されて停止し、カム面24が楔の作用を奏してテーブル4の開き方向への回動が阻止されることになる。ステープル綴じが終了したときには前記モータ26を駆動して回転カム23を逆方向に回転させてカム面24をテーブル4の上端面から離反させることによってテーブル4の開き方向への回動を可能にする。
【0023】
なお、上記実施例では、回転カム23を回転駆動させるモータ26を本体フレーム2内に独立して形成したものを示しているが、回転カム23を回転駆動させる手段はこれに限ることなく、例えばステープル打ち込み機構等を駆動する電動ホッチキスの駆動源であるモータにより駆動させるようにしてもよい。
【0024】
【発明の効果】
上述のように、請求項1に記載の本発明によれば、テーブルに形成されてテーブルと一体に回動される翼片と本体フレームとの間にロック手段を形成し、該ロック手段によりテーブルの開き方向への回動力を阻止させるように構成しているので、綴じ用紙の厚さの変動幅が大きくなってもロック手段の作動ストロークを大きく設定する必要が無く、大きな綴じ荷重が発生するような場合であっても確実にテーブルを閉じ位置へロックさせることができる。
【0025】
又、請求項2の発明によれば、ロック手段を翼片の前端縁と係合可能な係止ピンを一端に備えるとともに該係止ピンから離れた他端側で本体フレームに対して回動可能に支持されたロック板により構成し、テーブルの開き方向への回動時に前記係止ピンが翼片の端縁と係合して翼片の回動を阻止させるようにしているので、テーブルに開き方向への回動力が作用することよって前記ロック板による翼片への係合が強まるように作用するため、係止手段に綴じ荷重を支えるような大きな動力を必要とせず、電動ホッチキスの小型化が可能となる。
【0026】
請求項3の発明によれば、前記ロック手段を本体フレームに回転自在に支持されて翼片の前端縁と係合可能な偏芯カムにより構成し、該偏芯カムがテーブルの開き方向への回動時に翼片の端縁に係合して翼片の回動を阻止させるようにしているので、テーブルに開き方向への回動力が作用することよって前記偏芯カムによる翼片への係合が強まるように作用するため、係止手段に綴じ荷重を支えるような大きな動力を必要とせず、電動ホッチキスの小型化が可能となる。
【0027】
更に請求項4の発明によれば、前記ロック手段を翼片の前端縁に形成した鋸歯状の係合歯と係合すると係止歯が形成された係止片により構成し、前記係止片を係止歯と係合歯とが係合する方向に付勢させて該係止片によりテーブルの開き方向への回動時に翼片の端縁の係合歯に係止片の係止歯とを係合させて翼片の回動を阻止させるようにしているので、更に大きな綴じ荷重が生ずるような大型のホッチキスにおいても確実にテープルをロックさせることが可能である。
【0028】
また、請求項5に記載の発明によれば、円周方向に高さが徐々に変化するカム面を形成した回転カムをモータ等により回転させることによりテーブルの上端面と係合させてテーブルの開き方向への回動を阻止させるようにしているので、従来の楔部材をスライド移動させるものに対して、綴じ用紙の厚さの変動幅が大きくなってもスライドストロークを大きく設定する等の必要が無く、電動ホッチキスの小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテーブルロック機構を実施した電動ホッチキスの斜視図。
【図2】図1と同じ電動ホッチキスの異なる面からの斜視図。
【図3】図1の電動ホッチキスのテーブルロック機構を示す側面図。
【図4】図3と同じテーブルロック機構のテーブルが閉じ位置にロックされた状態の側面図。
【図5】テーブルロック機構の他の実施例を示す側面図。
【図6】テーブルロック機構の更に他の実施例を示す側面図。
【図7】更に別のテーブルロック機構を実施した電動ホッチキスの斜視図。
【図8】図7の実施例による回転カムの斜視図。
【図9】図7の実施例によるテーブルロック機構の作動状態を示す側面図であり、(a)はテーブルが開位置に配置されている状態、(b)はテーブルが綴じ用紙を狭持するために閉じ位置に作動した状態を示す。
【図10】従来のテーブルロック機構を実施した電動ホッチキスの縦断側面図。
【図11】図10と同じ電動ホッチキスのテーブルが閉じ位置でロックされた状態の縦断側面図。
【符号の説明】
1 電動ホッチキス
2 本体フレーム
3 ステープル打ち出し部
4 テーブル
7 支軸
8 クリンチャ機構
9 翼片
9a 前端縁
10 ロック板(ロック手段)
11 支軸
12 係止ピン
13 スプリング
16 偏芯カム(ロック手段)
17 スプリング
18 ガイドローラ
19 係合歯
20 係止歯
21 係止片(ロック手段)
22 スプリング
23 回転カム
24 カム面
25 回転軸
26 モータ

Claims (5)

  1. 本体フレーム内に多数のステープルを収容するマガジン部と、該マガジン部に装填されたステープルをモータにより駆動されるドライバによってマガジン部から綴じ用紙に向けて打ち出すステープル打ち出し部とを形成し、綴じ用紙を貫通したステープルの脚部を綴じ用紙の裏面に沿って折り曲げるクリンチャ機構をテーブルに担持させて設けた電動ホッチキスにおいて、前記クリンチャ機構を担持しているテーブルを本体フレームの後部に回動可能に支持させて設けるとともに、該テーブルに前記本体フレームの側面に沿って突出された翼片を一体に形成し、該テーブルの翼片と本体フレームとの間にロック手段を形成し、該ロック手段と翼片とを係合させることによりテーブルの開き方向への回動力を阻止させるようにしたことを特徴とする電動ホッチキスにおけるテーブルのロック機構。
  2. 前記ロック手段が、翼片の前端縁と係合可能な係止ピンを一端に備えるとともに該係止ピンから離れた他端側で本体フレームに対して回動可能に支持されたロック手段により構成されており、テーブルの開き方向への回動時に前記係止ピンが翼片の端縁に係合して翼片の回動を阻止させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の電動ホッチキスにおけるテーブルのロック機構。
  3. 前記ロック手段が、本体フレームに回転自在に支持されて翼片の前端縁と係合可能な偏芯カムにより構成されており、テーブルの開き方向への回動時に前記偏芯カムが翼片の端縁に係合して翼片の回動を阻止させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の電動ホッチキスにおけるテーブルのロック機構。
  4. 前記ロック手段が、翼片の前端縁に形成された鋸歯状の係合歯と該係合歯と係合する係止歯が形成された係止片により構成されており、前記係止片を本体フレームに前記翼片に対して接離方向にスライド可能に支持させるとともに、該係止片の係止歯と翼片の係合歯とが係合する方向に付勢させて構成し、テーブルの開き方向への回動時に翼片の係合歯に係止片の係止歯を係合させて翼片の開き方向への回動を阻止させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の電動ホッチキスにおけるテーブルのロック機構。
  5. 本体フレーム内に多数のステープルを収容するマガジン部と、該マガジン部に装填されたステープルをモータにより駆動されるドライバによってマガジン部から綴じ用紙に向けて打ち出すステープル打ち出し部とを形成し、綴じ用紙を貫通したステープルの脚部を綴じ用紙の裏面に沿って折り曲げるクリンチャ機構を設けた電動ホッチキスにおいて、前記クリンチャ機構を担持しているテーブルを本体フレームの後部に回動可能に支持させて設けるとともに、該テーブルの上端面と係合可能な回転カムを設け、該回転カムの下面に形成した円周方向に高さが徐々に変化するカム面を前記テーブルの上端面と係合させることによりテーブルの開き方向への回動を阻止させるようにしたことを特徴とする電動ホッチキスにおけるテーブルのロック機構。
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