JP4104412B2 - 薄型温度ヒューズ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、民生および産機用の小型トランスや電源回路内に組み込まれるヒートシンク、ダイオード、パワートランジスタ、IC等の電子部品へ取付け、この種電子部品の加熱保護を目的とする無復帰型の温度ヒューズに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般的に使用されているこの種の温度ヒューズとしては、図7に示すように、円筒状のケース1’内には、周囲にロジン系フラックス11’が塗布されたヒューズエレメント3’が収納され、このヒューズエレメント3’の両端にそれぞれリード線2’が接続され、これらのリード線2’は封止剤a’から外部に露出した構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この場合、各リード線(2’)の内端はそれぞれヒューズエレメント(3’)の端部に単に接続されているため、リード線(2’)の引張り強度が弱く信頼性に欠けるという課題があった。
【0004】
また、組立てにあたり、リード線2’の位置決め手段もなく、組立性が良好でない、という課題もあった。
【0005】
この発明は上記のことに鑑み提案されたもので、その目的とするところは、リード線の引張り強度の向上化を図り、信頼性を向上させ、また、組立性も良好とし、かつ不良率を低減し得る、薄型の温度ヒューズを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、薄型絶縁体を構成し、下ケースとして機能する平面形状がほぼ長方形をなす絶縁基板(1)の上面両側に、その各長辺(5)に沿って延びる一対の突部(7)をそれぞれ形成し、これら突部(7)間に凹部(8)を形成するとともに、凹部(8)の両端に土手状の突部(9)をそれぞれ形成し、これら突部(9)は前記絶縁基板(1)の短辺(6)側に位置し、かつ前記凹部(8)に内端部分が収納される一対の帯状のリード導体(2)の内端部に前記突部(9)に対応した形状をなし、係合可能な位置決め用の係合部(10)をそれぞれ形成し、収納された一対のリード導体(2)の対応する内端間をヒューズエレメント(3)で接続するとともに、前記絶縁基板(1)の上部に上ケースとして機能する蓋(4)を封止剤を介して取付ける構成として上記目的を達成している。
【0007】
また、封止剤は長辺(5)側に沿って延びる突部(7)および凹部(8)内において短辺(6)側に形成された突部(9)の外側に注入されることを特徴とする。
【0008】
また、土手状の突部(9)は断面ほぼ矩形、台形または半円形に形成され、リード導体(2)の係合部(10)はこれと対応した形状に形成されることを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
この発明では、リード導体2が取付けられる絶縁基台1にリード導***置決め兼取付け用の土手状の突部9を形成し、これにより組立性を良くするとともに、リード導体2の引張り強度を向上させている。また、この突部9により、周囲に塗布した封止剤のヒューズエレメント3側への侵入を阻止するようにし、不良率の低減化を図っている。
【0010】
【実施例1】
図1は本発明の一実施例の分解斜視図を示す。この薄型温度ヒューズは、下ケースとして機能する絶縁基板(1)、絶縁基板(1)に組込まれる薄型平板状の一対のリード導体(2)、この一対のリード導体(2)を接続するヒューズエレメント(3)、絶縁基板(4)に被せられる、上ケースとして機能する薄板状の蓋(4)とを備えている。
【0011】
絶縁基板(1)は、全体の外形の形状は平面から見て長辺(5)と短辺(6)とからなるほぼ長方形をなし、セラミック、またはPBT等からなる絶縁性の樹脂成形品等からなり、かつ、同材料からなる蓋(4)とともに薄型絶縁体を構成する。
【0012】
この絶縁基板(1)の上面両側には長辺(5)の長さ方向に沿って延びる突部(7)がそれぞれ形成されている。そして、これら突部(7)間であって各短辺(6)にわたってリード導体配設用の帯状をなす凹部(8)が形成されている。なお、突部(7)の各端部は短辺(6)まで達せずその内側に位置している。
【0013】
凹部(8)の長さ方向の両端部にはリード導***置決め兼取付用の土手状の突部(9)がそれぞれ形成されている。
【0014】
これら土手状の突部(9)はそれぞれ短辺(6)側のやや内側に突設され、かつ各長辺(5)側に突設された一対の突部(7)間にわたって設けられている。
【0015】
一対のリード導体(2)は薄い帯状をなし、かつ内端部には突部(9)に対応した形状の係合部(10)が形成されている。この実施例では突部(9)が角柱状をなしているため、係合部(10)はその突部(9)の外周にほぼ密着するよう断面ほぼ逆凵字状の形状に形成されている。
【0016】
帯状をなす一対のリード導体(2)は凹部(8)内に収納されるよう凹部(8)とほぼ同じ幅寸法となっている。このリード導体(2)は、Cuメッキを施したNi板、Snメッキをした真ちゅう板またはSnメッキしたCu板からなる。
【0017】
また、一対のリード導体(2)は低融点のヒューズエレメント(3)によって接続される。ヒューズエレメント(3)は、BiとInからなる可溶合金、または、この可溶合金にSn,AgおよびCuの一種またはそれ以上を混合してなる。そして、上部に上ケースとしての蓋(4)が被せられる。この蓋(4)もセラミック、または絶縁性の樹脂成形品等からなり、平板状をなしている。
【0018】
組立てにあたっては、図2(a)、(b)に示すように、絶縁基板(1)上に一対のリード導体(2)を取付ける。各リード導体(2)はその係合部(10)を突部(9)上に位置させつつ凹部(8)内にその内端部分を取付ける。
【0019】
ついで、一対のリード導体(2)の内端部間に、図3に示すように、ヒューズエレメント(3)が半田付けによって接続される。
【0020】
ヒューズエレメント(3)の周囲には、図4に示すように、精製ロジンに活性剤を混合してなるロジン系のフラックス(11)が塗布される。
【0021】
これらの上部に絶縁基板(1)と外形がほぼ同様に形成された蓋(4)が被せられる。蓋(4)の内面は突部(9)上に設けられたリード導体(2)の上面と当接される。
【0022】
蓋(4)の取付けは、絶縁基板(1)の上面外周にエポキシ樹脂等の封止剤を塗布することによって取付けられる。この場合、絶縁基板(1)の長辺(5)側には長さ方向に沿って延びる突部(7)が形成され、また、短辺(6)側には土手状の突部(9)が形成され、係合部(10)が設けられているため、これら部材によりそれらの外側に塗布された封止剤がヒューズエレメント(3)側への内部侵入を阻止し得る。
【0023】
【実施例2】
図5は土手状の突部(1)をほぼ台形状にし、これと対応してリード導体(2)の係合部(10)もほぼ同形状とした例を示す。
【0024】
【実施例3】
図7は突部(9)を断面半円形にし、かつ係合部(10)も対応した形状とした例を示す。突部(9)、係合部(10)はその他の適形状としても良い。
【0025】
なお、第2、第3実施例において、他の構成、組立て等は前述の第1実施例と同様であるため、説明は省略する。
【0026】
【発明の効果】
以上のように請求項1記載の本発明によれば、各リード導体(2)はその係合部(10)を絶縁基板(1)の突部(9)に容易に位置決めしつつ所定位置に取付けることができ、リード導体(2)の引張り強度が向上し、よって信頼性が向上するとともに、組立性が良好である。
【0027】
請求項2記載によれば、位置決め用の突部(9)を介し封止剤が内部に侵入することを防止でき、不良率を低減し得る。
【0028】
請求項3記載によれば、突部(9)、係合部(10)を簡易形状としたため、製造が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の分解斜視図を示す。
【図2】(a)は絶縁基板に一対のリード導体を取付けた状態を示す平面図、(b)は(a)中A−A線断面図を示す。
【図3】一対のリード導体間に可溶合金を取付けた状態を示す側断面図である。
【図4】一部破断で示した組立完成状態の平面図。
【図5】本発明の第2実施例を示す。
【図6】本発明の第3実施例を示す。
【図7】従来例を示す。
【符号の説明】
1 絶縁基板
2 リード導体
3 ヒューズエレメント
4 蓋
5 長辺
6 短辺
7 突部
8 凹部
9 突部
10 係合部
11 フラックス

Claims (3)

  1. 薄型絶縁体を構成し、下ケースとして機能する平面形状がほぼ長方形をなす絶縁基板(1)の上面両側に、その各長辺(5)に沿って延びる一対の突部(7)をそれぞれ形成し、これら突部(7)間に凹部(8)を形成するとともに、凹部(8)の両端に土手状の突部(9)をそれぞれ形成し、これら突部(9)は前記絶縁基板(1)の短辺(6)側に位置し、かつ前記凹部(8)に内端部分が収納される一対の帯状のリード導体(2)の内端部に前記突部(9)に対応した形状をなし、係合可能な位置決め用の係合部(10)をそれぞれ形成し、収納された一対のリード導体(2)の対向する内端間をヒューズエレメント(3)で接続するとともに、前記絶縁基板(1)の上部に上ケースとして機能する蓋(4)を封止剤を介して取付けてなることを特徴とする薄型温度ヒューズ。
  2. 請求項1記載において、封止剤は長辺(5)側に沿って延びる突部(7)および凹部(8)内において短辺(6)側に形成された突部(9)の外側に注入されることを特徴とする薄型温度ヒューズ。
  3. 請求項1記載において、土手状の突部(9)は断面ほぼ矩形、台形または半円形に形成され、リード導体(2)の係合部(10)はこれと対応した形状に形成されたことを特徴とする薄型温度ヒューズ。
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