JP3990941B2 - カメラ用フォーカルプレンシャッタ - Google Patents

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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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    • G03B9/08Shutters
    • G03B9/36Sliding rigid plate
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、先羽根と後羽根とを有しているカメラ用フォーカルプレンシャッタに関する。
【0002】
【従来の技術】
カメラ用フォーカルプレンシャッタの中には、シャッタ地板,中間板,補助地板と称されている3枚の板部材の間に二つの羽根室を構成し、それらの羽根室内に、先羽根,後羽根と称されている二つのシャッタ羽根を個別に配置すると共に、羽根室外においては、シャッタ地板に、先羽根用駆動部材と後羽根用駆動部材を取り付け、それらによって先羽根と後羽根を作動させるようにしたものが知られている。そして、この種のフォーカルプレンシャッタは、銀塩カメラにもデジタルスチルカメラにも採用されている。
【0003】
ところで、この種のフォーカルプレンシャッタには、先羽根用駆動部材と後羽根用駆動部材とを、露光作動開始位置で保持する方法として、係止タイプと称されているものと、ダイレクトタイプと称されているものがある。そのうち、係止タイプは、セット時に、先羽根用駆動部材と後羽根用駆動部材が、セット部材によって、セット位置へ作動させられると、各駆動部材は夫々の係止部材によって、その位置で係止されるようになっている。そのため、セット部材は、各駆動部材をセットした後、直ちに初期位置へ復帰してしまう。そして、撮影に際しては、露光制御回路によって制御される先羽根用電磁石と後羽根用電磁石が、上記の各係止部材による係止を順に解除し、先羽根と後羽根に露光作動を開始させるようにしている。
【0004】
他方、ダイレクトタイプは、セット時に、先羽根用駆動部材と後羽根用駆動部材が、セット部材によって、セット位置へ作動させられると、それらの駆動部材は、それらに取り付けられている鉄片部材を先羽根用電磁石と後羽根用電磁石に接触させるようになっている。このとき、各電磁石には通電されていないため、セット部材は、直ちに初期位置へは復帰せず、その位置に留まっている。撮影に際しては、先ず最初に、各々の電磁石に通電し、各駆動部材を磁力によって吸着保持させ、その後に、セット部材を初期位置へ復帰させる。そして、露光制御回路によって、先羽根用電磁石と後羽根用電磁石に対する通電が順に断たれると、各々の駆動部材が作動を開始して、先羽根と後羽根に露光作動を行わせるようにしている。
【0005】
このように、いずれのタイプの場合であっても、撮影時における各々の駆動部材は、その作動の開始を、夫々の電磁石によって制御されている。そのため、電磁石の制御に不具合が生じると、各駆動部材が、正規のタイミングで作動を開始せず、所望の適正画像が得られなくなってまうことになる。そこで、従来から、この種のフォーカルプレンシャッタにおいては、各駆動部材が、正規のタイミングで作動を開始したかどうかを検出するために、各駆動部材ごとに、検出スイッチを設けることが提案され且つ実施されている。そして、先羽根用駆動部材の作動を検出するスイッチは、フラッシュのシンクロスイッチと兼用にすることも知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このように、二つの駆動部材の異常作動、言い換えれば、二つのシャッタ羽根の異常作動の検出機能を備えていて、銀塩カメラにもデジタルスチルカメラにも採用することが可能なフォーカルプレンシャッタに関するものである。ところで、この種のフォーカルプレンシャッタにおいて、二つの駆動部材の異常作動を検出するためには、二つのスイッチ機構が必要になる。そのため、これまでには、合計四つの接点部材を用いるのが普通であった。しかしながら、コスト低減の観点からは、一つの接点部材を二つのスイッチ機構に兼用させ、接点部材の部品点数を三つで済むようにすると好都合である。また、それらのスイッチ機構は、撮影のたびに必ず作動させられることから、耐久性が要求され、且つ異常作動時のみに確実に検出できることが要求される。そのため、上記のような兼用の接点部材を設ける場合には、スイッチ機構のオン状態が同時に生じ得ないようにすることが好ましい。更に、上記のような兼用の接点部材を設ける場合には、その接点部材を他の二つの接点部材と同様に固定の接点部材とすると、自ずとそれらの三つの接点部材の配置構成に制限を受けたり、特殊な形状を工夫する必要が生じ、また、他のシャッタ構成部材の配置にも影響を与えてしまうことがある。従って、接点部材を三つにした場合には、それらの配置構成に自由度のあることが要求される。
【0007】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、低コストで耐久性に優れ、しかも、配置構成の自由度に優れたカメラ用フォーカルプレンシャッタを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のカメラ用フォーカルプレンシャッタは、係合部を有し撮影時において先羽根用電磁石によって作動の開始を制御され先羽根に露光作動を行わせる先羽根用駆動部材と、係合部を有し撮影時において先羽根用駆動部材の作動開始後に後羽根用電磁石によって作動の開始を制御され後羽根に露光作動を行わせる後羽根用駆動部材と、第1固定接点部材と、第2固定接点部材と、先羽根用駆動部材の前記係合部に接触し得る第1係合腕と後羽根用駆動部材の前記係合部に接触し得る第2係合腕とを有していて撮影前にはばねの付勢力によって第1係合腕が先羽根用駆動部材の前記係合部に接触した状態で第1固定接点部材と第2固定接点部材のいずれにも接触しない中立位置に維持されており撮影時には先ず前記ばねの付勢力によって第1係合腕が先羽根用駆動部材の前記係合部に追従して回転し第1固定接点部材に接触し次に前記ばねの付勢力に抗して第2係合腕を後羽根用駆動部材の前記係合部に押されて逆方向へ回転され前記中立位置を越えて第2固定接点部材に接触させられ前記各駆動部材のセット作動に際しては前記ばねの付勢力によって先ず第2係合腕が後羽根用駆動部材の前記係合部に追従し次に第1係合腕が先羽根用駆動部材の前記係合部に追従して回転し前記中立位置へ復帰する可動接点部材と、を備えているようにする。また、上記の構成において、先羽根と後羽根が正常に露光作動を行ったとき、前記可動接点部材と前記第2固定接点部材とが接触すると、撮像データが撮像素子から記憶装置に転送を開始するようにすると、デジタルスチルカメラ用フォーカルプレンシャッタとして極めて好適なものとなる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図示した実施例によって説明する。尚、図1は、セット状態における実施例の斜視図である。また、図2は、被写体側から見て図1の状態における要部の構成のみを示した平面図である。従って、図1に示した部材であっても、発明に直接関係のない部分については、図示していなかったり、概略的に示したものがある。但し、それらの点については、以下の構成説明で明らかにすることにする。また、図3は、図2と同様にして示した平面図であって、先羽根の露光作動が完了し、後羽根の露光作動が未だ開始されていない状態を示したものである。更に、図4は、図2と同様にして示した平面図であって、図3の状態から後羽根の露光作動も完了した状態を示したものである。尚、本実施例は、銀塩カメラにも、デジタルスチルカメラにも採用することができるものであるが、便宜上、デジタルスチルカメラに採用されている場合を前提にして説明する。
【0010】
先ず、本実施例の構成を図1及び図2を用いて説明する。図1において、シャッタ地板1は、金属製であって、その略中央部に開口部1aを形成している。また、周知であるため図示していないが、シャッタ地板1の背面側には、所定の間隔を空けて、中間板と補助地板が順に取り付けられ、シャッタ地板1と中間板との間に先羽根の羽根室を構成し、中間板と補助地板との間に後羽根の羽根室を構成するようになっている。そして、それらの中間板と補助地板にも、開口部1aと重なるところに類似の開口部が形成されていて、露光開口は、それらの開口部の一つ以上によって規制されるようになっている。また、その露光開口の背面側(撮影者側)には、図示していないCCDなどの撮像素子が配置されるようになっている。更に、開口部1aの左側には、図2に明示されているような円弧状の二つの長孔1b,1cが形成されている。そして、それらの長孔1b,1cの上端部には、通常、平面形状が略C字状をしたゴム製の緩衝部材が取り付けられている。本実施例の場合には、そのような緩衝部材を取り付けていないが、取り付けるようにしても一向に差し支えない。
【0011】
シャッタ地板1には、金属製の軸1d,1e,1f,1gが立設されている。図2においては、それらのうち、三つの軸1d,1e,1gが示されているが、それらの形状は簡略化して示してある。また、軸1d,1eは、周知のように、シャッタ地板1に形成された孔に圧入され、羽根室側でかしめられている。そのため、軸1d,1eは、羽根室側にも軸部を有している。そして、これらの軸1d,1e,1f,1gの先端には、支持板とかラチェット板とか言われている上地板2が取り付けられているが、図1においては、図面を見易くするために、一点鎖線で長方形に示してある。尚、このほかにも、シャッタ地板1と上地板2には、図示していない軸が立設されているが、それらは、必要に応じて、その都度説明する。
【0012】
上記の軸1dには、金属製の先羽根用駆動部材3が回転可能に取り付けられており、図示していない先羽根用駆動ばねによって、図2において反時計方向へ回転するように付勢されている。また、この先羽根用駆動部材3には、駆動ピン3aと被係止部3bが設けられていて、駆動ピン3aは、長孔1bを貫通して、羽根室内で先羽根に連結されているが、その先羽根の構成と連結構成は周知であるため、図1においては、開口部1aに臨んでいる先羽根の4枚の羽根だけが示されている。更に、図1に示されているように、先羽根用駆動部材3には軸3cが立設されていて、そこにローラ4が回転可能に取り付けられている。また、この軸3cは、先羽根用駆動部材3に形成された孔に圧入され、背面側でかしめられており、背面側に突き出た部位をピン3dとしている。そして、図2においては、この背面側のピン3dのみを破線で示してある。
【0013】
また、シャッタ地板1の軸1eには、金属製の後羽根用駆動部材5が回転可能に取り付けられており、図示していない後羽根用駆動ばねによって、図2において反時計方向へ回転するように付勢されている。また、この後羽根用駆動部材5には、駆動ピン5aと被係止部5bが設けられていて、駆動ピン5aは、長孔1cを貫通して、羽根室内で後羽根に連結されている。そして、周知であるため、その後羽根の構成と連結構成の図示を省略しているが、後羽根の構成は先羽根と同じであって、配置が異なるだけである。更に、図1に示されているように、後羽根用駆動部材5には軸5cが立設されていて、そこにローラ6が回転可能に取り付けられている。また、この軸5cは、先羽根用駆動部材3の軸3cと同様に、後羽根用駆動部材5の背面側でかしめられており、背面側に突き出た部位をピン5dとしているが、図2においては、そのピン5dのみを破線で示してある。
【0014】
図1に示されているように、シャッタ地板1の軸1fには、金属製のセット部材7が回転可能に取り付けられており、図示していないばねによって、時計方向へ回転するように付勢されている。そして、このセット部材7には、上記のローラ4に接触し得るローラ8と、上記のローラ6に接触し得るローラ9とが取り付けられている。また、シャッタ地板1の軸1gには、図2に明示した金属製の可動接点部材10が回転可能に取り付けられており、図示していないばねによって、図2において、反時計方向へ回転するように付勢されている。そして、この可動接点部材10には、上記のピン3dに接触し得る係合腕10aと、上記のピン5dに接触し得る係合腕10bと、二つの接片部10c,10dが形成されていて、軸1gを介してシャッタ地板1に対し電気的に接続(GND)されている。尚、シャッタ地板1は、図1の左方に示されている取付ねじを介して、カメラ本体に電気的に接続されている。
【0015】
また、シャッタ地板1には、第1の固定接点部材11が、絶縁部材12を介して取り付けられており、その固定接点部材11には、上記の接片部10dとスイッチを構成する二股の接片部11aが形成されており、絶縁部材12には、表裏に貫くようにして位置決めピン12aが形成されている。そして、シャッタ地板1に対する取り付け方は、先ず、絶縁部材12に形成されている位置決めピン12aの一方のピン部を、シャッタ地板1に形成されている孔に嵌合させてから、他方のピン部に固定接点部材11に形成されている孔を嵌合させ、同時に、固定接点部材11に形成されているもう一つの孔を、絶縁部材12に形成させている筒状部に嵌め込む。その後、その筒状部の孔を、シャッタ地板1に形成されている孔位置に合わせ、その上に絶縁性のワッシャを載せ、それらの孔にワッシャ側からビス13(図2参照)を挿入して、シャッタ地板1に螺合させている。そして、固定接点部材11には、リード線が接合されているが、シャッタ地板1とは絶縁されている。
【0016】
他方、第2の固定接点部材14が、絶縁部材15を介して上地板2に取り付けられているが、図2においては、そのうちの絶縁部材15の外形を、一点鎖線で示してある。また、固定接点部材14には、上記の接片部10cとスイッチを構成する二股の接片部14aが形成されており、絶縁部材15には、表裏に貫いている位置決めピン15aが形成されている。そして、上地板2に対する取り付け方は、上記の固定接点11,絶縁部材12の場合と実質的に同じであって、先ず、絶縁部材15に形成されている位置決めピン15aの一方のピン部を、上地板2に形成されている孔に嵌合させてから、他方のピン部に固定接点部材14に形成されている孔を嵌合させると共に、固定接点部材14に形成されているもう一つの孔を絶縁部材15に形成されている筒状部に嵌合させる。その後、筒状部の孔を上地板2に形成されている孔位置に合わせ、絶縁性のワッシャを挟んで、それらの孔にビス16(図2参照)を挿入し、上地板2に螺合させている。そして、固定接点部材14には、リード線が接合されているが、上地板2とは絶縁されている。
【0017】
また、上地板2には、図示していない軸に対して、図1に示されている伝達部材17が回転可能に取り付けられている。この伝達部材17には、二つのローラ18,19が設けられていて、図示していないカメラ本体側の部材にローラ18を押されて時計方向へ回転させられたとき、ローラ19によって、セット部材7を反時計方向へ回転させるようになっている。図示していないが、上地板2には、このほかにも、先羽根用駆動部材3,後羽根用駆動部材5をセット位置で夫々係止する先羽根用係止部材,後羽根用係止部材や、それらの係止部材の係止を解除するための先羽根用電磁石,後羽根用電磁石などが取り付けられている。
【0018】
次に、本実施例の作動を説明する。図1及び図2は、セット状態を示している。このとき、図1において、セット部材7は、図示していないばねの付勢力によって時計方向へ回転し、図示していないストッパによって停止している。この位置がセット部材7にとっての初期位置であって、そのローラ8,9は、各駆動部材3,5のローラ4,6から大きく離れている。また、伝達部材17は、ローラ19をセット部材7に押されて反時計方向へ回転させられた状態にある。更に、先羽根用駆動部材3と後羽根用駆動部材5は、夫々の駆動ばねの付勢力に抗してセット位置にあり、夫々の被係止部3b,5bを、図示していない先羽根用係止部材と後羽根用係止部材によって係止されている。
【0019】
そのため、先羽根用駆動部材3の駆動ピン3aに連結されている先羽根は、4枚の羽根を展開状態にして開口部1aを覆っており、後羽根用駆動部材5の駆動ピン5aに連結されている後羽根は、4枚の羽根を重畳状態にして開口部1aの下方位置に格納されている。また、図2から分かるように、可動接点部材10は、図示していないばねの付勢力による反時計方向の回転を、その係合腕10aが先羽根用駆動部材3のピン3dに接触して阻止され、二つの固定接点部材11,14のいずれとも接触していない中立状態になっているため、二つのスイッチは、いずれもオフ状態となっている。
【0020】
この状態においてカメラのレリーズボタンが押されると、最初に先羽根用駆動部材3が作動を開始し、所定時間後に後羽根用駆動部材5の作動が開始する。そして、通常の昼光撮影の場合には、先羽根のスリット形成羽根と後羽根のスリット形成羽根によってスリットを形成し、そのスリットにより、撮像面を連続的に露光していくことになるが、以下においては、便宜上、先羽根が露光開口を全開にしてからフラッシュを発光させ、その直後に後羽根が露光開口を閉じ始めるようにして作動する、フラッシュ撮影の場合を中心にして説明をすすめることにする。
【0021】
先ず、カメラのレリーズボタンが押されると、上記の先羽根用電磁石と後羽根用電磁石に通電し、図示していない係止解除用の鉄片部材を吸着保持させ、露光作動の待機状態とする。そして、AF装置,絞り装置,可動ミラー装置などの作動が終了すると、露光制御回路からの信号によって先羽根用電磁石に対する通電が断たれる。そのため、それまで、先羽根用電磁石に吸着されていた上記の鉄片部材が、ばねの付勢力によって離脱し、先羽根用係止部材による先羽根用駆動部材3の係止を解く。そのため、図2において、先羽根用駆動部材3が、図示していない先羽根用駆動ばねの付勢力によって急速に反時計方向へ回転させられ、先羽根の4枚の羽根を開口部1aの上方へ作動させ、開口部1aを開放していく。
【0022】
他方、このとき、可動接点部材10は、図示していないばねの付勢力によって係合腕10aがピン3dに追従し、反時計方向へ回転させられていく。そして、その後、先羽根が開口部1aを全開にする段階になると、可動接点部材10の接片部10dが固定接点部材11の接片部11aに接触し、その直後に、先羽根用駆動部材3は、その駆動ピン3aがシャッタ地板1の長孔1bの上端に当接して停止する。また、接片部10d,11aが接触したことによりフラッシュが発光する。そのときの状態が図3に示されている。
【0023】
ところで、ここまでの説明は、先羽根用駆動部材3が、正規の時機に作動を開始した場合の説明であるが、例えば、電池が消耗していたり、先羽根用電磁石と係止解除用の鉄片部材との間にゴミが入っていたりすると、先羽根用電磁石による充分な吸着力が得られず、鉄片部材は、正規の時機を待たずに先羽根用電磁石から離脱して、先羽根用駆動部材3の係止を早期に解除してしまうことになる。また、仮に、鉄片部材のばねが外れていたりして、鉄片部材の離脱作動がスムースに行われなかったりすると、先羽根用駆動部材3の係止が全く解除されなかったり、正規の時機より遅れて解除されたりすることもある。
【0024】
ところが、先羽根用電磁石に対する通電を断ってから、可動接点部材10の接片部10dが固定接点部材11の接片部11aに接触するまでの時間は予め分かっている。そのため、本実施例においては、両方の接片部10d,11aの接触が、その時間より早く又は遅く接触したときや、全く接触しなかったときには、警告回路が作動して、先羽根用駆動部材3の作動開始にトラブルが発生したことを知らせるようになっている。そして、このような先羽根用駆動部材3の異常作動の検出は、フラッシュ撮影を行う場合だけではなく、フラッシュを発光させない昼光撮影を行う場合でも行うことができる。従って、二つの接片部10d,11aで構成されるスイッチは、先羽根駆動部材3の異常作動検出用のスイッチでもあるし、フラッシュ撮影用のシンクロスイッチでもあることになる。
【0025】
このようにして、先羽根が開口部1aを全開にすると、続いて後羽根用電磁石に対する通電が断たれるため、それまで、後羽根用電磁石に吸着されていた鉄片部材が、ばねの付勢力によって離脱し、後羽根用係止部材による後羽根用駆動部材5の係止を解く。そのため、図3において、後羽根用駆動部材5が、図示していない後羽根用駆動ばねの付勢力によって急速に反時計方向へ回転させられ、後羽根の4枚の羽根を開口部1aの上方へ作動させ、開口部1aを閉鎖させていく。その後、後羽根が開口部1aを完全に覆う段階になると、可動接点部材10は、その係合腕10bをピン5dによって押され、図示していないばねの付勢力に抗して時計方向へ回転させられる。
【0026】
そして、可動接点部材10が図2に示した中立位置を越えると、その接片部10cが固定接点部材14の接片部14aに接触するが、このときには、後羽根は、既に開口部1aを閉鎖して撮像面の露光を完了させた状態にあるため、二つの接片部10c,14aで構成されるスイッチの信号は、図示していない制御回路を介して撮像装置を制御し、撮像素子に撮像データとして蓄積された電荷を記憶装置に転送させ始める。また、このようにして、後羽根が開口部1aを閉鎖し、且つ二つの接片部10c,14aが接触した直後に、後羽根用駆動部材5は、その駆動ピン5aがシャッタ地板1の長孔1cの上端に当接して停止する。そのときの状態が図4に示されている。
【0027】
ところで、後羽根用駆動部材5は、上記した先羽根用駆動部材3の場合と同様に、種々の理由によって正規の時機に作動を開始せず、それよりも早く又は遅く開始したり、全く開始しなかったりする場合がある。しかしながら、後羽根用電磁石に対する通電を断ってから、可動接点部材10の接片部10cが固定接点部材14の接片部14aに接触するまでの時間は、予め分かっている。そのため、本実施例においては、両方の接片部10c,14aの接触が、その時間に接触しないとき、警告回路が作動して、後羽根用駆動部材5の作動開始にトラブルの発生したことを知らせるようになっている。そして、このような後羽根用駆動部材5の異常作動の検出は、フラッシュモードでの撮影時に限定されず、どのようなモードの撮影時でも行われる。従って、二つの接片部10c,14aで構成されるスイッチは、上記のように、撮像データの転送開始用のスイッチでもあるが、後羽根用駆動部材5の異常作動検出用のスイッチでもあることになる。
【0028】
このようにして撮影が終了すると、次にセット作動が行われる。その場合、本実施例においては、図1に示された伝達部材17が、図示していないカメラ本体側の部材によってローラ18を押され、時計方向へ回転させられる。そのため、セット部材7は、ローラ19に押されて、初期位置から、図示していないばねの付勢力に抗して反時計方向へ回転させられるが、それによってセット部材7は、ローラ8,9によってローラ4,6を順に押し始め、先羽根用駆動部材3と後羽根用駆動部材5を、それらの各駆動ばねの付勢力に抗して、時計方向へ回転させることになる。
【0029】
そこで、先ず、先羽根用駆動部材3が時計方向へ回転を開始させられると、開口部1aの上方位置に格納されていた先羽根の4枚の羽根が、隣接する羽根同士の重なり量を小さくしつつ下方へ作動させられ、開口部1aに進入していく。しかし、そのときには、図4から分かるように、可動接点部材10は、その係合腕10bが、後羽根用駆動部材5のピン5dに抑止されたままであるから作動しない。そして、先羽根のスリット形成羽根と後羽根のスリット形成羽根が所定の重なり状態になると、後羽根用駆動部材5も時計方向へ回転を開始させられ、後羽根の4枚の羽根が、隣接する羽根同士の重なり量を大きくしつつ下方へ作動させられるようになる。そして、それ以後は、先羽根と後羽根は、スリット形成羽根同士の重なり量を好適に保ちつつ作動を続けていく。
【0030】
また、後羽根用駆動部材5が時計方向へ回転を開始したことによって、可動接点部材10は、その係合腕10bをピン5dに追従させ、図示していないばねの付勢力によって反時計方向へ回転するが、そのようにして行われる回転は、接片部10cが固定接点部材14の接片部14aから離れた後に、係合腕10aが先羽根用駆動部材3のピン3dに当接して停止させられる。そして、その後は、係合腕10aがピン3dに摺接することによって、接片部10cを接片部14aに接触させず、且つ接片部10dを接片部11aに接触させない状態が維持される。
【0031】
このようにして、セット作動が行われてゆき、先羽根の4枚の羽根が展開状態となって露光開口を完全に覆い、後羽根の4枚の羽根が重畳状態となって開口部1aの下方位置に格納されると、先羽根用駆動部材3は、図示していない先羽根用係止部材によって係止可能状態になり、後羽根用駆動部材5は、図示していない後羽根用係止部材によって係止可能状態になる。そして、この段階になると、図1に示した伝達部材17のローラ18に対するカメラ本体側の部材の押圧力が解かれるので、セット部材7は、図示していないばねの付勢力によって、ローラ19を押しながら初期位置へ復帰する。また、先羽根用駆動部材3と後羽根用駆動部材5とは、その復帰作動の初期段階において、各々の駆動ばねの付勢力によって極めて僅かに追従するが、図示していない先羽根用係止部材と後羽根用係止部材に完全に係止された状態になって停止する。その状態が、図2に示されたセット状態である。
【0032】
尚、上記の実施例においては、シャッタ地板1,上地板2が、共に金属製であるため、固定接点部材11,14は、絶縁部材12,15を介して取り付けられているが、それらが絶縁性の合成樹脂で製作されている場合には、絶縁部材12,15は不要である。しかしながら、その場合には、可動接点部材10にリード線を接合する必要がある。また、実施例においては、可動接点部材10と固定接点部材11をシャッタ地板1に取り付け、固定接点部材14を上地板2に取り付けているが、それらの接点部材10,11,14は、シャッタ地板1と上地板2の何れかに取り付けられていればよく、それらの全てをシャッタ地板1に取り付けるようにしても差し支えない。更に、本実施例は、係止タイプのフォーカルプレンシャッタであるが、本発明は、上記したダイレクトタイプのフォーカルプレンシャッタにも適用されることは言うまでもない。
【0033】
【発明の効果】
以上のように、本発明は、先羽根用駆動部材と後羽根用駆動部材の異常作動を検出する機構が、二つの固定接点部材と一つの可動接点部材を備えていて、可動接点部材が、先羽根用駆動部材に追従して中立位置から一方へ作動したときには、一方の固定接点部材に接触し、その後、後羽根用駆動部材によって中立位置を越えて他方へ作動させられたときには、他方の固定接点部材に接触するように構成されているため、部品点数が少なくて低コストであり且つ耐久性に優れており、しかも、各接点部材の配置構成に自由度があるという特徴を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】セット状態における実施例の斜視図である。
【図2】図1における要部の構成のみを示した平面図である。
【図3】図2と同様にして示した平面図であって、図2の状態から先羽根の露光作動は完了したが、後羽根の露光作動が未だ開始されていない状態を示したものである。
【図4】図2と同様にして示した平面図であって、図3の状態から後羽根の露光作動が完了した状態を示したものである。
【符号の説明】
1 シャッタ地板
1a 開口部
1b,1c 長孔
1d,1e,1f,1g,3c,5c 軸
2 上地板
3 先羽根用駆動部材
3a,5a 駆動ピン
3b,5b 被係止部
3d,5d ピン
4,6,8,9,18,19 ローラ
5 後羽根用駆動部材
7 セット部材
10 可動接点部材
10a,10b 係合腕
10c,10d,11a,14a 接片部
11,14 固定接点部材
12,15 絶縁部材
12a,15a 位置決めピン
13,16 ビス
17 伝達部材

Claims (2)

  1. 係合部を有し撮影時において先羽根用電磁石によって作動の開始を制御され先羽根に露光作動を行わせる先羽根用駆動部材と、係合部を有し撮影時において先羽根用駆動部材の作動開始後に後羽根用電磁石によって作動の開始を制御され後羽根に露光作動を行わせる後羽根用駆動部材と、第1固定接点部材と、第2固定接点部材と、先羽根用駆動部材の前記係合部に接触し得る第1係合腕と後羽根用駆動部材の前記係合部に接触し得る第2係合腕とを有していて撮影前にはばねの付勢力によって第1係合腕が先羽根用駆動部材の前記係合部に接触した状態で第1固定接点部材と第2固定接点部材のいずれにも接触しない中立位置に維持されており撮影時には先ず前記ばねの付勢力によって第1係合腕が先羽根用駆動部材の前記係合部に追従して回転し第1固定接点部材に接触し次に前記ばねの付勢力に抗して第2係合腕を後羽根用駆動部材の前記係合部に押されて逆方向へ回転され前記中立位置を越えて第2固定接点部材に接触させられ前記各駆動部材のセット作動に際しては前記ばねの付勢力によって先ず第2係合腕が後羽根用駆動部材の前記係合部に追従し次に第1係合腕が先羽根用駆動部材の前記係合部に追従して回転し前記中立位置へ復帰する可動接点部材と、を備えていることを特徴とするカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
  2. 先羽根と後羽根が正常に露光作動を行ったとき、前記可動接点部材と前記第2固定接点部材とが接触すると、撮像データが撮像素子から記憶装置に転送を開始するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
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