JP4306910B2 - デジタルカメラ用フォーカルプレンシャッタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影に際して、先羽根と後羽根とを同一方向へ順次作動させ、両者によって形成されたスリットにより、撮像面を露光するようにしたデジタルカメラ用のフォーカルプレンシャッタに関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカメラに採用されるフォーカルプレンシャッタの場合には、カメラの仕様によって幾つかのタイプの構成が知られているが、その一つとして、フィルムを用いるカメラに採用されているフォーカルプレンシャッタと同じように、先羽根と後羽根とを備えていて、それらを所定のタイミングで順に作動させ、それらによって形成されるスリットにより、撮像面の一方から他方に向けて、連続的に露光していくようにしたものが知られている。
【0003】
また、そのような構成のシャッタを用いるデジタルカメラの中には、フィルムを用いるカメラの場合と同様に、光学ファインダを備えていて、撮影が行なわれるとき以外は、撮像面が、先羽根と後羽根の少なくとも一方によって覆われているようにしたものと、電子ビューファインダなどと称されていて、撮影が行なわれるとき以外は、撮像画枠内の全面を被写体光にさらしておき、モニターによって被写体像を観察できるようにしたものとがある。従って、後者のものは、撮影に際しては、先羽根を撮像面を覆う位置に作動させておいてから、露光作動が行なわれることになる。
【0004】
ところで、フィルムを用いるカメラの場合には、デジタルカメラに比較して、撮像面の面積が大きい場合が普通である。また、フィルムを用いるカメラの場合には、必ず光学ファインダを用いている。そのため、光学系の構成やフィルムなどの配置位置の関係から、先羽根と後羽根の各々は、複数枚の羽根で構成されていて、シャッタユニットの小型化を図るようにしている。しかしながら、デジタルカメラであって、特に上記のような電子ビューファインダを備えているものの場合には、先羽根と後羽根の各々を、必ずしも複数枚の羽根で構成する必要がない。そして、それらのような観点から構成されているシャッタの一例が、特開平11−326992号公報に記載されている。本発明は、この種のシャッタに関するものであって、且つ先羽根と後羽根を、各々複数枚の羽根で構成することも可能なシャッタに関するものである。
【0005】
また、フォーカルプレンシャッタには、先羽根用駆動部材と後羽根用駆動部材を露光作動開始位置で保持する方式の違いにより、ダイレクトタイプと称されているものと係止タイプと称されているものがある。このうち、ダイレクトタイプのシャッタは、カメラのレリーズ後に通電される夫々の電磁石によって、各駆動部材が露光作動開始位置で直接吸着保持されるようにし、各電磁石への通電を順に断つことによって直ちに露光作動が行われるようにしたものである。そのため、このタイプにおいては、セット作動後、セット部材を、セット前の初期位置へ直ちに復帰させることができず、次の撮影に先だって各電磁石に通電された後、復帰させるようになっている。そして、上記の公報に実施例として記載されているシャッタ(以下、従来例という)は、そのようなダイレクトタイプのシャッタとして構成されている。
【0006】
他方、係止タイプのシャッタは、各駆動部材が、露光作動開始位置において、夫々の係止部材によって機械的に保持されているようにし、夫々の電磁石への通電を断つたとき、各電磁石から離反作動する夫々の解除部材が、それらの係止を順に解除し、露光作動が行われるようにしたものである。そのため、このタイプにおいては、セット作動後、セット部材を直ちに初期位置へ復帰させてもよいし、上記のダイレクトタイプの場合と同様に、カメラのレリーズに連動して、撮影に先だって復帰させるようにしても差し支えない。そして、本発明は、それらのような、ダイレクトタイプのシャッタとしても係止タイプのシャッタとしても構成することの可能なシャッタに関するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、本発明で対象としている上記のようなデジタルカメラ用のフォーカルプレンシャッタは、フィルムを使用するカメラに比較して、スペース的に余り制約を受けないため、上記したように、先羽根と後羽根を、夫々1枚の羽根で構成することが可能となっている。しかしながら、シャッタユニット全体が大きくなれば、それに反比例してカメラの設計の自由度が小さくなり、そのシャッタユニットを採用する可能性は少なくなる。従って、先羽根と後羽根を何枚で構成するかは別にしても、少なくともシャッタユニットの全体構成を小型化することは、低コスト化と共に、最大の要求課題となっている。
【0008】
そこで、そのような観点から、上記の従来例を見てみると、その構成は、地板1の上下方向の寸法を、本質的に大きくせざるを得ないようになっている。即ち、上記の公報の図1の状態においては、後羽根5は先羽根2の位置より上方の位置にあり、露光作動を行なうときには、先羽根2が存在していた位置を通過してから、撮影光路APを閉鎖していくようになっている。従って、通常のシャッタ構成に比較して、図1に示されているように、後羽根5を収容しているスペースを余分に必要とし、その分だけ地板1の上下寸法を大きくせざるを得なくなっている。
【0009】
このような問題点を解消するためには、図1において、後羽根5を、先羽根2と同じ位置に配置しておき、先羽根2が、撮影光路APを完全に閉鎖し、その後、撮影光路APを開き始めてから、後羽根5の作動を開始させるようにすることが考えられる。しかしながら、そのようにした場合には、先羽根2が作動を開始してから撮影光路APを開き始めるまでの時間と、後羽根5が作動を開始してから撮影光路APを閉じ始めるまでの時間に大きな差が生じてしまい、適正な露光を行なうための適正なスリットを形成することが極めて困難になってしまう。
【0010】
即ち、周知のように、先羽根2と後羽根5は、夫々の駆動ばねによって作動させられる。そして、当然のことながら、それらの駆動ばねは共通部品であることが好ましい。ところが、上記の構成においては、先羽根2と後羽根5とは、作動を開始してから、それらのスリット形成縁が撮影光路APを横切り始めるまでの時間に大きな差があるため、その横切るときに働く駆動ばねの付勢力に大きな差が生じてしまう。従って、各羽根2,5が、撮影光路APを横切るときの速度(作動特性)に大きな差が生じ、露光時において最初から最後まで、適正なスリットを形成し続けることが不可能になってしまう。そこで、異なる仕様の駆動ばねを用いることが考えられるが、周知のように、そのようにして、撮影光路APを横切るときの速度(作動特性)を同じようにすることは至難である。
【0011】
更に、上記の従来例の場合には、先羽根2と後羽根5を、夫々複数枚の羽根で構成しても、より一層の小型化を図ることが不可能である。即ち、例えば、先羽根2と後羽根5とを、夫々2枚の羽根で構成し、夫々の2枚の羽根が完全に重ねられた状態で、図1のように配置すれば、撮影光路APから上方の寸法は約半分で済むことになる。しかし、そのようにした場合には、先羽根の2枚の羽根は、相互の重なり量が最小限になった状態で、撮影光路APを閉じた後、更に、それまでと同じ量だけ下方へ作動を行なうことになるので、撮影光路APの下方の寸法が、2倍必要になってしまうことになり、結局は、全体のシャッタユニットの上下寸法を小さくすることができないことになってしまう。
【0012】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、先羽根と後羽根によって形成されたスリットにより撮像面の露光を行ない、且つ電子ビューファインダを備えたカメラに適用して好適な、小型化に適したデジタルカメラ用フォーカルプレンシャッタを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のデジタルカメラ用フォーカルプレンシャッタは、露光開口を設けたシャッタ地板と、各々が前記シャッタ地板に枢着された複数のアームとそれらに枢支された少なくとも1枚の羽根とからなっていて前記露光開口を開閉する先羽根及び後羽根と、前記先羽根に連結されていて露光作動開始直前にセットばねの付勢力によって前記先羽根が前記露光開口を閉じる方向へ作動させられる先羽根用第1駆動部材と、露光作動時には先羽根用駆動ばねの付勢力によって作動され前記セットばねの付勢力に抗して前記先羽根用第1駆動部材を前記先羽根が前記露光開口を開く方向へ作動させる先羽根用第2駆動部材と、前記先羽根用第2駆動部材を露光作動開始位置に保持し露光作動時にはその保持を解く先羽根用保持手段と、前記後羽根に連結されていて露光作動時には後羽根用駆動ばねの付勢力によって前記露光開口を閉じる方向へ前記後羽根を作動させる後羽根用駆動部材と、前記後羽根用駆動部材を露光作動開始位置に保持し露光作動時にはその保持を解く後羽根用保持手段と、初期位置からセット位置へ作動するとき前記先羽根用第2駆動部材と前記後羽根用駆動部材を前記各駆動ばねの付勢力に抗して作動させると共に前記先羽根用第1駆動部材が前記セットばねの付勢力によって作動するのを阻止して前記露光開口を全開状態にし次の撮影の初期段階においてセット位置から初期位置へ復帰するとき前記セットばねの付勢力による前記先羽根用第1駆動部材の作動を可能にするセット部材と、を備えているようにする。
【0014】
また、本発明のデジタルカメラ用フォーカルプレンシャッタにおいては、前記先羽根用保持手段が、前記先羽根用第2駆動部材を露光作動開始位置で係止する先羽根用係止部材と、先羽根用電磁石と、該先羽根用電磁石に吸着される先羽根用鉄片部材を有していて該先羽根用電磁石による吸着力を解かれたとき前記先羽根用係止部材による前記先羽根用第2駆動部材の係止を解く先羽根用解除部材と、を備えているようにすると、先羽根系を好適な係止タイプの構成とすることができる。
【0015】
そして、その場合、前記セット部材が初期位置からセット位置へ作動するとき、前記先羽根用第1駆動部材の作動を阻止し得る状態となるまでの間、前記先羽根用係止部材が、前記先羽根用第1駆動部材を一時的に係止し、該係止はその後の前記セット部材の作動に連動して解かれるようにすると、各部材の配置構成が好適となる。
【0016】
また、本発明のデジタルカメラ用フォーカルプレンシャッタにおいては、前記後羽根用保持手段が、前記後羽根用駆動部材を露光作動開始位置で係止する後羽根用係止部材と、後羽根用電磁石と、該後羽根用電磁石に吸着される後羽根用鉄片部材を有していて該後羽根用電磁石よる吸着力を解かれたとき前記後羽根用係止部材による前記後羽根用駆動部材の係止を解く後羽根用解除部材と、を備えているようにすると、後羽根系を好適な係止タイプの構成とすることができる。
【0017】
更に、本発明のデジタルカメラ用フォーカルプレンシャッタにおいては、前記先羽根用保持手段が、先羽根用電磁石と、前記先羽根用第2駆動部材に取り付けられた先羽根用鉄片部材とからなり、前記後羽根用保持手段が、後羽根用電磁石と、前記後羽根用駆動部材に取り付けられた後羽根用鉄片部材とからなるようにすると、好適なダイレクトタイプの構成とすることができる。
【0018】
その場合、前記セット部材が初期位置からセット位置へ作動するとき、前記先羽根用第1駆動部材の作動を阻止し得る状態となるまでの間、前記先羽根用第1駆動部材を一時的に係止している係止部材が備えられていて、該係止はその後の前記セット部材の作動に連動して解かれるようにすると、各部材の配置構成が好適となる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図示した実施例によって説明する。尚、図1〜8は、何れも被写体側から視た実施例の平面図であって、図1は、セット状態、即ち露光開口を全開にしている状態を示したものであり、図2は、図1に示されている開閉駆動機構の要部のみを示したものであり、図3は、カメラのレリーズが行なわれた後、先羽根群が露光作動開始位置に向けて作動を開始する直前の状態を示したものである。また、図4は、先羽根群と後羽根群の両方が露光作動開始位置となった状態における開閉駆動機構を示したものであり、図5は、図4に示した状態を、図1と同様にして示した平面図である。更に、図6は、先羽根群のみが露光作動を終了し、後羽根群が未だ露光作動を開始していない状態における開閉駆動機構を示したものであり、図7は、その後、後羽根群の露光作動も終了した状態を示したものであり、図8は、セット作動の途中における開閉駆動機構を示したものである。そして、図9は、実施例の作動を理解し易いように示したタイミングチャートである。
【0020】
本発明は、上記したダイレクトタイプのフォーカルプレンシャッタにも、係止タイプのフォーカルプレンシャッタにも適用し得るものであり、且つ先羽根と後羽根を、夫々、1枚の羽根で構成することも、複数枚の羽根で構成することもできるものであるが、本実施例は、係止タイプのフォーカルプレンシャッタであって、且つ先羽根と後羽根とを夫々複数枚の羽根で構成したものである。そこで、先ず、本実施例の構成を、主に図1及び図2を用いて説明するが、便宜上、各構成部材の被写体側を表面側と称し、CCD等の撮像素子側を背面側と称して説明することにする。
【0021】
また、図1は、本実施例の全体構成を理解できるようにするために、多くの部材の形状線が重なっていて、若干見にくくなっている。そのため、図1に示されている部材のうち、シャッタ地板1の表面側に配置されている主な部材だけを図2に示したので、それらの部材の具体的な形状と配置関係については、図2を中心にして説明することとし、図1においては、それらの部材に対する符号は付けておくが、それらの部材の部位に付けられた符号については、原則として省略している。
【0022】
本実施例のシャッタ地板1は、その略中央部に、長方形を横長にした開口部1aを形成している。しかし、上記したように、図1はシャッタを被写体側から視て左側の一部だけを示したものであるから、その開口部1aについても、左側の一部だけが示されている。また、図示していないが、シャッタ地板1の背面側には、所定の間隔を空けて、中間板と補助地板が順に取り付けられており、シャッタ地板1と中間板との間に先羽根群の羽根室を形成し、中間板と補助地板との間に後羽根群の羽根室を形成している。そして、中間板と補助地板にも、開口部1aと類似の開口部が形成されていて、通常は、それらの三つの開口部を重ね合わせて、撮影画枠としての露光開口を規制するようにしているが、本実施例においては、開口部1aの形状が露光開口を規制しているものとして説明する。
【0023】
開口部1aの左側には、円弧状の三つの長孔1b,1c,1dが形成されている。そして、長孔1bと長孔1cの上端部には、周知のようにして、平面形状がC字状をしたブチルゴム製の緩衝部材2,3を取り付けている。また、シャッタ地板1の表面側には、軸1e,1f,1g,1hが立設され、背面側には、軸1i,1jが立設されているが、それらのうち、軸1e,1fは、背面側にも突き出ていて、背面側に立設された軸としても役立っている。そして、表面側に立設された軸1e,1f,1gの先端には、図示していないが、シャッタ地板1と平行になるようにして、支持板が取り付けられており、その支持板からは、シャッタ地板1に向けて軸4,5が立設されている。また、その支持板には、シャッタ地板1側に、先羽根用電磁石と後羽根用電磁石が取り付けられているが、図2においては、それらの鉄芯6,7のみを一点鎖線で示してある。
【0024】
シャッタ地板1の表面側において、軸1eには、何れも合成樹脂製の先羽根用第1駆動部材8と先羽根用第2駆動部材9とが、個々に回転可能に取り付けられている。そのうち、先羽根用第1駆動部材8は、表面側には係合部8aを有し、背面側には駆動ピン8bを有しており、また、周辺部には被抑止部8cを有していて、後述するセットばねによって、間接的に時計方向へ回転するように付勢されている。また、その駆動ピン8bは、根元部の断面形状が円形をしていて、先端部の断面形状が小判型をしており、その根元部が上記の緩衝部材2に当接し得るようになっていて、先端部は長孔1bを貫通し、シャッタ地板1の背面側に大きく突き出ている。他方、先羽根用第2駆動部材9は、係合部9aを有していて、表面側に設けられた軸9bにはローラ10を回転可能に取り付け、背面側には上記の係合部8aを押すための押動部9cを有しており、図示していない強力な先羽根用駆動ばねによって反時計方向へ回転するように付勢されている。
【0025】
シャッタ地板1の表面側において、軸1fには、合成樹脂製の後羽根用駆動部材11が回転可能に取り付けられていて、図示していない強力な後羽根用駆動ばねによって反時計方向へ回転するように付勢されている。また、この後羽根用駆動部材11は、係合部11aを有していて、背面側には駆動ピン11bを有している。そして、その駆動ピン11bは、上記した駆動ピン8bと同じ形状をしていて、根元部が上記の緩衝部材3に当接し得るようになっており、先端部は長孔1cを貫通し、シャッタ地板1の背面側に大きく突き出ている。また、この後羽根用駆動部材11の背面側に設けられた軸11cにはローラ12が回転可能に取り付けられている。
【0026】
シャッタ地板1の軸1gには、合成樹脂製のセット部材13と係止部材14とが、個々に回転可能に取り付けられていて、図示していない別々のばねによって、共に時計方向へ回転するように付勢されている。そのうち、セット部材13は、周辺部に二つの押動部13a,13bと被押動部13cを有していて、表面側にも二つの押動部13d,13eを有している。また、背面側には、先羽根用第1駆動部材8の被抑止部8cと接触する抑止部13fと、シャッタ地板1の長孔1dに嵌合しているピン13gを有している。他方、係止部材14は、後羽根用駆動部材11の係合部11aを係止する係止部14aと、被押動部14bを有している。
【0027】
また、シャッタ地板1の軸1hには、合成樹脂製の係止部材15が回転可能に取り付けられていて、図示していないばねによって時計方向へ回転するように付勢されている。そして、この係止部材15は、一方の腕部に、先羽根用第2駆動部材9の係合部9aを係止するための係止部15aと、被押動部15bとを有していて、他方の腕部には、先羽根用第1駆動部材8の係合部8aを係止するための係止部15cを有している。
【0028】
上記した図示していない支持板に立設されている二つの軸4,5には、先羽根用解除部材16と後羽根用解除部材17が回転可能に取り付けられていて、図示していないばねによって反時計方向へ回転するように付勢されている。これらの解除部材16,17は、合成樹脂製であって、周辺部に、係止部材15,14の被押動部15b,14bを押す押動部16a,17aを有し、表面側に、取付部16b,17bを有し、背面側に、セット部材13の押動部13d,13eによって押される被押動部16c,17cを有している。
【0029】
また、上記の取付部16b,17bには、鉄片部材18,19が取り付けられているが、その取付け構成については、取付部16b,17bの一部を破断して示した図7によって説明する。鉄片部材18,19は、上記した各電磁石の鉄芯6,7に吸着される鉄片部18a,19aと、軸部18b,19bと、頭部18c,19cとで構成されていて、軸部18b、19bの軸方向に移動し得るようにして取り付けられている。そして、図7においては、圧縮ばね20,21によって、鉄片部18a,19aを、取付部16b,17bから突き出す方向ヘ付勢されているが、それを、頭部18c,19cが取付部16b,17bに接触して阻止された状態となっている。
【0030】
以上の説明で、シャッタ地板1自身と、シャッタ地板1の表面側に取り付けられている部材の構成説明を終わり、以後は、シャッタ地板1の背面側に取り付けられる部材を、主に図1を用いて説明することにする。そこで、先ず、先羽根群は、シャッタ地板1と図示していない中間板とによって形成された羽根室内に配置されており、シャッタ地板1の軸1e,1iに回転可能に取り付けられた二つのアーム22,23と、それらの長さ方向に順に枢支された4枚の羽根24,25,26,27とで構成されていて、最先端に枢支された羽根27がスリット形成羽根となっている。そして、各羽根の枢支構成は、周知のように、リベット部品である連結軸を、アームと羽根とに形成されている孔にアーム側から挿入し、その挿入端を、羽根にかしめて固定している。従って、この先羽根群の場合には、二つのアーム22,23から、各連結軸の頭が、シャッタ地板1側に突き出た構成をしていることになる。
【0031】
そして、この先羽根群の一方のアーム22には、長孔22aが形成されており、そこに、先羽根用第1駆動部材8の駆動ピン8bの先端部が嵌合している。また、他方のアーム23には孔23aが形成されていて、そこに、セットばね28の一端が掛けられている。即ち、セットばね28は、シャッタ地板1の軸1iに嵌装されていて、その一端を孔23aに掛け、他端をシャッタ地板1の軸1jに掛けることによって、アーム23を、時計方向ヘ回転させるように付勢している。アーム23に対して、このようにして、ばねを掛けること自体は、従来からも行われている。しかし、従来のばねは、各枢支部のガタ寄せを行うだけの目的で配置されていたが、本実施例のセットばね28の場合には、ガタ寄せを行う目的のほかに、後述の説明から分かるように、先羽根群と先羽根用第1駆動部材8とを、露光作動開始位置まで作動させる目的をも有しているため、その付勢力は、従来のようにガタ寄せを行うだけの場合よりも大きく設定されている。
【0032】
他方、後羽根群は、構成が先羽根群と全く同じであるが、先羽根群を裏返した状態で、図示していない中間板と補助地板の間に配置されている。そして、その後羽根群は、シャッタ地板1の軸1f,1jに回転可能に取り付けられた二つのアーム29,30と、それらの長さ方向に順に枢支された4枚の羽根31,32,33,34とで構成されていて、最先端に枢支された羽根34がスリット形成羽根となっている。そして、アーム29の長孔29aには、後羽根用駆動部材11の駆動ピン11bが嵌合している。また、ばね35が、シャッタ地板1の軸1jに嵌装されていて、その一端がアーム30の孔30aに掛けられ、他端がシャッタ地板1の軸1iに掛けられていて、アーム30を時計方向ヘ回転させるように付勢しているが、このばね35は、純粋のガタ寄せばねであるため、その付勢力は、後羽根用駆動ばねの付勢力より小さいことは勿論のこと、上記のセットばね28の付勢力よりも可成り小さくなっている。
【0033】
次に、図1〜図9を用いて、本実施例の作動を説明する。図1及び図2は、シャッタのセット状態を示しており、図9のタイミングチャートにおいては符号Aを付けた時点を示している。即ち、セット部材13が、図示していないカメラ本体側の部材によって、被押動部13cを押され、図示していないばねの付勢力に抗して反時計方向ヘ回転された後、上記のカメラ本体側の部材の停止によって、そのセット位置を保たされている状態である。そのため、先羽根用第2駆動部材9と後羽根用駆動部材11は、夫々のローラ10,12を、セット部材13の押動部13a,13bに押され、図示していない先羽根用駆動ばねと後羽根用駆動ばねの付勢力に抗して、時計方向ヘ回転された状態を維持している。
【0034】
また、先羽根用第1駆動部材8は、セットばね28がアーム23を時計方向へ回転させるように付勢しているため、その力が4枚の羽根24〜27とアーム22を介して駆動ピン8bに伝えられ、時計方向へ回転するように付勢されているが、その被抑止部8cがセット部材13の抑止部13fに抑止されて、この状態を維持されている。従って、このセット状態においては、先羽根群の4枚の羽根24〜27は重畳されて開口部1aの上方位置に格納されていて、後羽根群の4枚の羽根31〜34は重畳されて開口部1aの下方位置に格納されており、開口部1aは全開状態となっている。そのため、このセット状態においては、撮像素子が画枠内全体にわたって露光されているので、モニターによって被写体像を観察することが可能になっている。
【0035】
更に、このセット状態においては、先羽根用解除部材16と後羽根用解除部材17が、それらの被押動部16c,17cをセット部材13の押動部13d,13eに押されることによって、図示していない夫々のばねの付勢力に抗して時計方向へ回転させられた状態を維持されている。そのため、鉄片部材18,19は、その鉄片部18a,19aが、各電磁石の鉄芯6,7に接触し、且つ圧縮ばね20,21(図7参照)を圧縮させて、取付部16b,17bの中に若干押し込まれ、反対側の頭部18c,19cが取付部16b,17bから離れた状態になっている。また、このとき、係止部材14,15は、図示していないばねによって、時計方向へ回転するように付勢されているが、図示していないストッパによって、この状態が維持されている。
【0036】
このようなセット状態において、カメラのレリーズボタンが押されると、先ず、先羽根用電磁石と後羽根用電磁石の鉄芯6,7に巻回された図示していないコイルに通電が行なわれる。そのため、鉄芯6,7に接触している鉄片部材18,19が電磁力によって吸着保持される。その後、図示していないカメラ本体側の部材が、セット部材13の被押動部13cから退いていくので、セット部材13は、図示してないばねの付勢力によって追従し、時計方向ヘ回転されていく。そして、セット部材13の押動部13aが先羽根用第2駆動部材9のローラ10から離れる瞬間の状態が図3に示されている。
【0037】
この図3の状態においては、先羽根用第1駆動部材8は、その被抑止部8cが未だセット部材13の抑止部13fによって抑止されているので、セット状態のときと同じである。しかし、先羽根用第2駆動部材9は、図示していない先羽根用駆動ばねの付勢力によって若干反時計方向へ回転され、その係合部9aを係止部材15の係止部15aによって係止されている。また、先羽根用解除部材16は、その被押動部16cからセット部材13の押動部13dが離れたので、図示していないばねの付勢力によって若干反時計方向へ回転され、取付部16bが鉄片部材18の頭部18cに当接して停止させられている。
【0038】
更に、後羽根用駆動部材11は、ロ―ラ12とセット部材13の押動部13bとの接触位置が変わったことにより、図示していない後羽根用駆動ばねの付勢力によって若干反時計方向へ回転されているが、その係合部11aが係止部材14の係止部14aによって係止されるまでには到っていない。また、この状態においては、駆動ピン11bによって、後羽根群のアーム29が図2の状態から若干反時計方向へ回転されたことになるが、スリット形成羽根34は未だ開口部1a内に臨んでいない。更に、後羽根用解除部材17は、その被押動部17cとセット部材13の押動部13eとの接触位置が変わったことにより、図示していないばねの付勢力によって若干反時計方向へ回転されているが、その取付部17bが鉄片部材19の頭部19cに当接するまでには到っていない。
【0039】
このような、図3に示された状態から、セット部材13が更に時計方向へ回転し、ピン13gが長孔1dの下端縁に当接して停止させられた状態が、図4及び図5に示されている。セット部材13にとっては、このような位置が初期位置である。そして、この状態においては、既に、セット部材13の抑止部13fが、先羽根用第1駆動部材8の抑止部8cの抑止を解いているため、先羽根用第1駆動部材8は、アーム23に掛けられているセットばね28の付勢力によって時計方向へ回転され、係合部8aが先羽根用第2駆動部材9の押動部9cに当接することによって停止させられている。そのため、先羽根群の4枚の羽根24〜27は、下方へ作動されており、図5に示すように、展開状態となって、開口部1aを覆った状態となっている。
【0040】
また、図3に示された状態から図4に示された状態に到る過程で、セット部材13の押動部13bがローラ12から完全に離れたので、後羽根用駆動部材11が、図示していない後羽根用駆動ばねの付勢力によって更に反時計方向へ回転させられており、その係合部11aを係止部材14の係止部14aに係止され、停止させられている。そのため、後羽根群のアーム29は、図3の状態よりも更に反時計方向へ回転させられたことになるが、その回転は僅かであるため、図5に示すように、後羽根群の4枚の羽根31〜34は、依然として未だ開口部1aに臨んでいない。
【0041】
更に、図3の状態から図4の状態に到る過程で、セット部材13の押動部13eが後羽根用解除部材17の被押動部17cから離れたので、後羽根用解除部材17は、図示していないばねの付勢力によって更に反時計方向へ回転され、その取付部17bが鉄片部材19の頭部19cに当接することによって、停止させられている。このようにして得られた図4及び図5の位置が、各駆動部材8,9,11にとっての露光作動開始位置であり、各羽根群にとっての露光作動開始位置である。そして、この状態が得られたときに、制御回路は、観察モードから撮影モードに自動的に切り換えられる。
【0042】
このようにして、図4及び図5に示した状態が得られ、撮影モードに切り換えられると、先ず、図示していない先羽根用電磁石のコイルに対する通電が断たれると同時に、露光時間制御回路による電気秒時(適正な露光時間を得るための電気的な制御時間)のカウントが開始される。そのため、先羽根用電磁石の鉄芯6による鉄片部材18の保持力が失われ、先羽根用解除部材16が、図示していないばねの付勢力によって反時計方向へ回転され、押動部16aによって被押動部15bを押し、係止部材15を、図示していないばねの付勢力に抗して、図示していないストッパに停止させられるまで、反時計方向へ回転させる。そして、そのとき、係止部材15の係止部15aが先羽根用第2駆動部材9の係合部9aから外れるので、先羽根用第2駆動部材9が、図示していない強力な先羽根用駆動ばねの付勢力によって反時計方向へ回転され、その押動部9cが先羽根用第1駆動部材8の係合部8aを押し、セットばね28の付勢力に抗して、先羽根用第1駆動部材8を反時計方向へ回転させる。
【0043】
そのため、図5に示された状態から、先羽根用第1駆動部材8の駆動ピン8bがアーム22を反時計方向へ回転させ、先羽根群の4枚の羽根24〜27を上方へ作動させていく。それによって、羽根24〜27は隣接する羽根同士の重なり量を大きくしつつ、スリット形成羽根27の下側の縁であるスリット形成縁によって、開口部1aを開いていく。そして、スリット形成羽根27のスリット形成縁が、開口部1aを完全に全開にした段階で、先羽根用第1駆動部材8は、その係合部8aが係止部材15の係止部15cを一時的に押し退けた後、その駆動ピン8bを緩衝部材2に当接させる。そして、その当接によって、先羽根用第1駆動部材8は、バウンドしようとするが、係合部8aが係止部材15の係止部15cに当接して、そのバウンドを阻止される。その結果、先羽根用第1駆動部材8,先羽根用第2駆動部材9,先羽根群の露光作動が終了し、図6に示された状態となる。尚、この図6の状態においては、先羽根群は図1に示された状態となっていて、後羽根群は図5に示された状態になっていることは言うまでもない。
【0044】
上記のようにして先羽根用電磁石のコイルに対する通電が断たれてから所定時間後に、露光時間制御回路による電気秒時のカウントが終了すると、今度は、後羽根用電磁石のコイルに対する通電が断たれる。尚、このようにして、後羽根用電磁石のコイルに対する通電が断たれるタイミングは、撮影条件によって様々である。そして、実際には、殆どの場合、先羽根群の露光作動が終了する前に断たれ、二つのスリット形成羽根27,34によって形成されるスリットにより、下方から上方へ連続的に露光していくのが普通である。しかし、本実施例の作動説明においては、便宜上、上記のように、先羽根群の露光作動が終了した後に、後羽根用電磁石のコイルに対する通電が断たれた場合で説明することにする。
【0045】
そこで、図6の状態において後羽根用電磁石のコイルに対する通電が断たれると、鉄芯7による鉄片部材19に対する保持力が失われ、後羽根用解除部材17が、図示していないばねの付勢力によって反時計方向へ回転され、押動部17aによって被押動部14bを押し、係止部材14を、図示していないばねの付勢力に抗して、図示していないストッパに停止させられるまで、反時計方向へ回転させる。そして、そのとき、係止部材14の係止部14aが後羽根用駆動部材11の係合部11aから外れるので、後羽根用駆動部材11が、ばね35の付勢力に抗して、図示していない強力な後羽根用駆動ばねの付勢力によって反時計方向へ回転される。
【0046】
そのため、図5に示された状態から、後羽根用駆動部材11の駆動ピン11bがアーム29を反時計方向へ回転させ、後羽根群の4枚の羽根31〜34を上方へ作動させていく。従って、羽根31〜34は隣接する羽根同士の重なり量を小さくしつつ、スリット形成羽根34の上側の縁であるスリット形成縁によって、開口部1aを閉じていく。そして、4枚の羽根31〜34が展開状態となって、開口部1aを完全に覆った後、後羽根用駆動部材11の駆動ピン11bが緩衝部材3に当接することによって、後羽根用駆動部材11と後羽根群の露光作動が終了する。そのときの状態が図7に示されている。
【0047】
このようにして、撮影が終了すると、制御回路は、撮影モードから観察モードに切り換えられ、図7に示された状態からセット部材13を反時計方向へ回転させることによって、シャッタのセット作動が行なわれる。即ち、上記のようにして、観察モードに切り換えられると、それに連動して図示していないカメラ本体側の部材が、セット部材13の被押動部13cを押し、セット部材13を、図示していないばねの付勢力に抗して反時計方向ヘ回転させていく。それによって、先ず、セット部材13の押動部13bが、後羽根用駆動部材11のローラ12を押し、後羽根用駆動部材11を、図示していない後羽根用駆動ばねの付勢力に抗して、時計方向ヘ回転させていく。それによって、駆動ピン11bがアーム29を時計方向ヘ回転させることになるので、後羽根群の4枚の羽根31〜34は、隣接する羽根同士の重なり量を大きくしつつ下方へ作動され、スリット形成羽根34のスリット形成縁によって、開口部1aを開いていく。
【0048】
セット部材13は、そのようにして後羽根用駆動部材11を回転させ始めた直後に、更に、押動部13aによって、先羽根用第2駆動部材9のローラ10を押し、先羽根用第2駆動部材9を、図示していない先羽根用駆動ばねの付勢力に抗して時計方向ヘ回転させていく。このとき、先羽根群のアーム23がセットばね28によって時計方向ヘ回転するように付勢されているため、先羽根用第1駆動部材8は、その係合部8aを先羽根用第2駆動部材9の押動部9cに接触させたまま、時計方向へ回転しようとするが、係止部材15の係止部15cによって係合部8aを係止され、その回転を直ちに阻止されてしまう。そのため、先羽根群のスリット形成羽根27が開口部1a内に臨んでしまうようなことがない。
【0049】
そして、その後、セット部材13の押動部13eが後羽根用解除部材17の被押動部17cを押して、図示していないばねの付勢力に抗して後羽根用解除部材17を時計方向へ回転させ始め、次に、セット部材13の押動部13dが先羽根用解除部材16の被押動部16cに接触した瞬間の状態が、図8に示された状態である。セット部材13が、この図8に示された状態から更に反時計方向へ回転されていくと、二つの駆動部材9,11と二つの解除部材16,17とが、図示していない夫々のばねの付勢力に抗して、また、二つの係止部材14,15が、図示していないばねの付勢力によって、共に時計方向へ回転されていくことになるが、その過程において、係止部材15の係止部15cが先羽根用第1駆動部材8の係合部8aから外れることになる。
【0050】
そのため、先羽根用第1駆動部材8は、アーム23に掛けられたセットばね28の付勢力によって、時計方向へ回転しようとするが、その回転は、被抑止部8cがセット部材13の抑止部13fに当接して停止させられる。従って、その回転は極めて僅かであるため、その段階においても、先羽根群のスリット形成羽根27が開口部1a内に臨んでしまうようなことがない。従って、その後は、先羽根群は作動せず、セット部材13の回転に伴って、後羽根群のみが作動を続けていくことになる。
【0051】
他方、セット部材13のその後の回転によって、二つの解除部材14,15も時計方向への回転を続けさせられており、開口部1aが全開状態になると、鉄片部材18,19の鉄片部18a,19aは、相前後して各電磁石の鉄芯6,7に接触し、圧縮ばね20,21(図7参照)の付勢力に抗して、取付部16b,17bの中に押し込まれるが、その僅かに押し込まれた段階で、セット部材13の回転が停止されることによって、一連のセット作動が終了する。そして、セット部材13は、セット作動終了後、直ちに復帰せず、次の撮影が行われるまで、図示していないカメラ本体側の部材によって、その位置を保たされることになる。そのセット状態が図1及び図2に示された状態である。
【0052】
尚、鉄片部材18,19を各解除部材16,17と別部材にし、圧縮ばね20,21を介在させる構成にした理由は、製作上、鉄片部18a,19aを同時に鉄芯6,7に接触させ、且つその接触と同時にセット部材13の回転を停止させるようにすることが不可能だからである。しかし、鉄片部材の取付け構成については、実施例の構成とは異なるものも提案されており、本発明は、実施例の取付け構成に限定されるものではない。また、上記の実施例においては、セットばね28がアーム23に掛けられていて、ガタ寄せばねを兼用しているが、兼用させない場合には、セットばね28に相当するセットばねをアーム22や先羽根用第1駆動部材8に掛け、従来からのガタ寄せばねをアーム23に掛けるようにしても差し支えない。そして、先羽根用第1駆動部材8に掛ける場合には、先羽根用第2駆動部材9との間に掛けると、露光作動を行なうとき、そのセットばねの付勢力が負荷として作用しないようにすることができる。
【0053】
また、上記の実施例においては、セット部材13が、セット時には、図4及び図5に示された初期位置から、カメラ本体側の部材によって、図示していないばねの付勢力に抗して動かされ、初期位置への復帰作動は、そのばねの付勢力によって行われるようになっているが、本発明は、そのような構成に限定されるものではなく、そのようなばねを設けずに、セット部材13の初期位置からの往復作動を、他の部材の往復作動に連動して行わせるようにしても差し支えない。
【0054】
また、上記の実施例においては、セット作動の初期段階において、係止部材15の係止部15cが先羽根用第1駆動部材8の係合部8aを係止し、その係止は、先羽根用解除部材16が時計方向へ回転するのに伴い、係止部材15が時計方向へ回転して解除されるようにしているが、そのような、係止部15cによる係止を行なわない構成にすることも可能である。即ち、図8に示された状態において、セット部材13の抑止部13fが、既に、先羽根用第1駆動部材8の被抑止部8cの作動軌跡内に臨んでいて、セット部材13が当初から先羽根用第1駆動部材8の時計方向の回転を抑止してしまうようにすればよい。その場合、先羽根用第1駆動部材8の時計方向の回転が若干大きくなり、先羽根群の羽根の一部が開口部1aに臨んでしまうようなことになるかもしれないが、その場合には、抑止部13fの一部をカム形状にし、セット部材13の回転に伴って、先羽根用第1駆動部材8を押し戻すようにすればよい。また、先羽根用係止部材15は、係止部15aを有する係止部材と、係止部15cを有する係止部材とに分けることが可能である。そして、そのようにした場合には、後者の係止部材による先羽根用第1駆動部材の係止は、セット部材13に連動して解除するようにしてもよいし、他の部材、例えばカメラ本体側の部材によって解除するようにしても差し支えない。
【0055】
また、上記の実施例は、係止タイプのシャッタとして構成されているが、本発明は、ダイレクトタイプのシャッタとしても構成することが可能である。即ち、そのように構成する場合の一例としては、一方の鉄片部材18を先羽根用第2駆動部材9に取り付け、他方の鉄片部材19を後羽根用駆動部材11に取り付けることによって、二つの解除部材16,17と二つの係止部材14,15を取り除くようにすればよい。そして、その場合には、上記したようにして、セット部材13の抑止部13fによってだけ、先羽根用第1駆動部材8の回転を、最初から抑止するように構成すればよいが、上記したような、係止部15cだけを有する係止部材を備えるようにすると、機能的にも構成的にも有利になる。
【0056】
更に、実施例のような係止タイプの場合にも、上記したようにしてダイレクトタイプとして構成した場合にも、それらは露光時間を電気的に制御するシャッタであるために、何れも、先羽根用第1駆動部材と後羽根用駆動部材を露光作動開始位置に保持し且つ露光作動時にはその保持を解く手段(保持手段)の中に、電磁石を含んでいるが、本発明は、露光時間を機械的に制御する機構によって、それらの保持を解くようにしたタイプのシャッタにも適用することが可能である。更にまた、そのことから、必要に応じて、後羽根系の保持手段にだけ電磁石を採用したり、先羽根系の保持手段を係止タイプにし、後羽根系の保持手段をダイレクトタイプとしたりすることも可能である。
【0057】
【発明の効果】
以上のように、本発明は、先羽根と後羽根によって形成されたスリットにより撮像面の露光を行なうデジタルカメラ用のフォーカルプレンシャッタであって、小型化に極めて適した構成をしているので、電子ビューファインダを備えたデジタルカメラに用いて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】被写体側、即ち撮影レンズ側から視て左側の一部を示した実施例の平面図であって、セット状態、即ち露光開口を全開にしている状態を示したものである。
【図2】実施例における開閉駆動機構の要部を図1の状態で示した平面図である。
【図3】実施例における開閉駆動機構の要部を示した平面図であって、カメラのレリーズが行なわれた後、先羽根群が露光作動開始位置に向けて作動を開始する直前の状態を示したものである。
【図4】実施例における開閉駆動機構の要部を示した平面図であって、先羽根群と後羽根群の両方が露光作動開始位置となった状態を示したものである。
【図5】図4に示した状態を、図1と同様にして示した平面図である。
【図6】実施例における開閉駆動機構の要部を示した平面図であって、先羽根群のみが露光作動を終了し、後羽根群が未だ露光作動を開始していない状態を示したものである。
【図7】実施例における開閉駆動機構の要部を示した平面図であって、図6に示された状態の後、後羽根群の露光作動も終了した状態を示したものである。
【図8】実施例における開閉駆動機構の要部を示した平面図であって、セット作動の途中の状態を示したものである。
【図9】実施例の作動を理解し易いように示したタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 シャッタ地板
1a 開口部
1b,1c,1d,22a,29a 長孔
1e,1f,1g,1h,1i,4,5,9b,11c 軸
2,3 緩衝部材
6,7 鉄芯
8 先羽根用第1駆動部材
8a,9a,11a 係合部
8b,11b 駆動ピン
8c 被抑止部
9 先羽根用第2駆動部材
9c,13a,13b,13d,13e,16a,17a 押動部
10,12 ローラ
11 後羽根用駆動部材
13 セット部材
13c,14b,15b,16c,17c 被押動部
13f 抑止部
13g ピン
14,15 係止部材
14a,15a,15c 係止部
16 先羽根用解除部材
16b,17b 取付部
17 後羽根用解除部材
18,19 鉄片部材
18a,19a 鉄片部
18b,19b 軸部
18c,19c 頭部
20,21 圧縮ばね
22,23,29,30 アーム
23a,30a 孔
24,25,26,27,31,32,33,34 羽根
28 セットばね
35 ばね

Claims (6)

  1. 露光開口を設けたシャッタ地板と、各々が前記シャッタ地板に枢着された複数のアームとそれらに枢支された少なくとも1枚の羽根とからなっていて前記露光開口を開閉する先羽根及び後羽根と、前記先羽根に連結されていて露光作動開始直前にセットばねの付勢力によって前記先羽根が前記露光開口を閉じる方向へ作動させられる先羽根用第1駆動部材と、露光作動時には先羽根用駆動ばねの付勢力によって作動され前記セットばねの付勢力に抗して前記先羽根用第1駆動部材を前記先羽根が前記露光開口を開く方向へ作動させる先羽根用第2駆動部材と、前記先羽根用第2駆動部材を露光作動開始位置に保持し露光作動時にはその保持を解く先羽根用保持手段と、前記後羽根に連結されていて露光作動時には後羽根用駆動ばねの付勢力によって前記露光開口を閉じる方向へ前記後羽根を作動させる後羽根用駆動部材と、前記後羽根用駆動部材を露光作動開始位置に保持し露光作動時にはその保持を解く後羽根用保持手段と、初期位置からセット位置へ作動するとき前記先羽根用第2駆動部材と前記後羽根用駆動部材を前記各駆動ばねの付勢力に抗して作動させると共に前記先羽根用第1駆動部材が前記セットばねの付勢力によって作動するのを阻止して前記露光開口を全開状態にし次の撮影の初期段階においてセット位置から初期位置へ復帰するとき前記セットばねの付勢力による前記先羽根用第1駆動部材の作動を可能にするセット部材と、を備えていることを特徴とするデジタルカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
  2. 前記先羽根用保持手段が、前記先羽根用第2駆動部材を露光作動開始位置で係止する先羽根用係止部材と、先羽根用電磁石と、該先羽根用電磁石に吸着される先羽根用鉄片部材を有していて該先羽根用電磁石による吸着力を解かれたとき前記先羽根用係止部材による前記先羽根用第2駆動部材の係止を解く先羽根用解除部材と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
  3. 前記セット部材が初期位置からセット位置へ作動するとき、前記先羽根用第1駆動部材の作動を阻止し得る状態となるまでの間、前記先羽根用係止部材が、前記先羽根用第1駆動部材を一時的に係止し、該係止はその後の前記セット部材の作動に連動して解かれるようにしたことを特徴とする請求項2に記載のでデジタルカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
  4. 前記後羽根用保持手段が、前記後羽根用駆動部材を露光作動開始位置で係止する後羽根用係止部材と、後羽根用電磁石と、該後羽根用電磁石に吸着される後羽根用鉄片部材を有していて該後羽根用電磁石よる吸着力を解かれたとき前記後羽根用係止部材による前記後羽根用駆動部材の係止を解く後羽根用解除部材と、を備えていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のデジタルカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
  5. 前記先羽根用保持手段が、先羽根用電磁石と、前記先羽根用第2駆動部材に取り付けられた先羽根用鉄片部材とからなり、前記後羽根用保持手段が、後羽根用電磁石と、前記後羽根用駆動部材に取り付けられた後羽根用鉄片部材とからなるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
  6. 前記セット部材が初期位置からセット位置へ作動するとき、前記先羽根用第1駆動部材の作動を阻止し得る状態となるまでの間、前記先羽根用第1駆動部材を一時的に係止している係止部材が備えられていて、該係止はその後の前記セット部材の作動に連動して解かれるようにしたことを特徴とする請求項5に記載のでデジタルカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
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