JP4460737B2 - カメラ用フォーカルプレンシャッタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影に際して、先羽根と後羽根とを同一方向へ順次作動させ、その両者間に形成されたスリットにより、露光を行なうようにしたカメラ用のフォーカルプレンシャッタに関する。
【0002】
【従来の技術】
最近のフォーカルプレンシャッタの多くは、夫々が複数のアームと1枚以上の羽根とで構成されている先羽根と後羽根とを有していて、露光作動に際しては、先羽根用電磁石と後羽根用電磁石に対する通電が順に断たれたとき、それによって直接又は間接に保持力を解除された先羽根用駆動部材と後羽根用駆動部材によって作動させられるようになっている。そして、次の露光作動が行なわれる前までには、セット部材が初期位置から作動して、各駆動部材をセット位置へ作動させるようにしている。しかし、その後、セット部材を初期位置へ復帰させる時機については二つのタイプが知られており、次の撮影に際してレリーズ操作が行なわれる前に復帰させてしまうものと、レリーズ操作が行なわれてから復帰させるようにしたものとがある。そして、前者のタイプの場合には、各駆動部材をセット位置で係止しておく部材が必要になるが、設計仕様によってはそのような部材を後者のタイプのものに設けることも可能となっている。
【0003】
ところが、この種のフォーカルプレンシャッタにおいては、上記のように、撮影時において、電磁石が各駆動部材の作動の開始を制御しているため、断線等があって電磁石に通電されなかったり、電池の消耗によって所定の電流が供給されなかったり、電磁石の吸着面にゴミや汚れが付いていたり、電磁石と被吸着部材との組立精度が悪かったりすると、電磁石による所定の吸着保持機能が得られず、各駆動部材が、所定の作動開始時機を待たずに作動を開始してしまうことがある。そのため、従来から、シャッタに、そのような異常作動を的確に検出できるようにした機構を設けたものが知られている。そして、その代表的なものの一つとして、各々が二つの接点部材からなるスイッチを二つ設け、一方のスイッチを先羽根用駆動部材の作動軌跡内に配置し、他方のスイッチを後羽根用駆動部材の作動軌跡内に配置するようにしたものが知られている。
【0004】
また、上記のように二つのスイッチを設けず、一つのスイッチを設けるだけで、先羽根用駆動部材の異常作動と後羽根用駆動部材の異常作動の両方を検出できるようにしたものが、特開平8−304876号公報で知られている。そして、その構成は、撮影時に、先羽根用電磁石の吸引力不足によって先羽根用駆動部材が所定のタイミングよりも早く作動を開始した場合には、そのタイミングが早かったことを検出して、異常作動が行なわれたことを認識できるようにし、後羽根用電磁石の吸引力不足によって、後羽根用駆動部材が先羽根用駆動部材よりも先に作動を開始してしまった場合には、後羽根用駆動部材によって作動させられる後羽根のアームが先羽根用駆動部材を押し、所定のタイミングよりも早く先羽根用駆動部材を作動させることによって、異常作動が行なわれたことを認識できるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した二つの従来例のうち前者の従来例は、スイッチを二つ設けることにより独立した接点部材を四つも必要としているため、部品点数が多いことに難がある。また、それらの接点部材を一つ一つプリント配線板等に手作業でハンダ付けしなければならないため、作業工数の点からも改善が求められている。その点、後者の従来例は、スイッチを一つ設けるだけであるから、接点部材が二つでよく、その点だけを比較した場合には、前者の従来例よりも明らかに有利である。しかしながら、その反面、改善の余地がないわけではない。
【0006】
即ち、後者の従来例の場合には、後羽根用電磁石の吸引力不足によって後羽根用駆動部材が所定のタイミングより早く作動を開始した場合、薄くて軽い材料で製作されているアームが、先羽根用駆動部材を強制的に作動させるようにしているため、アームが変形したり破損してしまう可能性がある。特に羽根の枢支部に与える影響が大きい。そして、もし、そのようなことが生じた場合には、単に電磁石の吸引力不足の原因を取り除けばよいだけでなく、後羽根の修理,交換まで余儀なくさせられる可能性がある。また、先羽根用駆動部材を押すために後羽根の一方のアームの面積を大きくしているため、その分だけ、露光作動時における後羽根の走行速度が遅くなり、先羽根とのバランス調整が面倒になる。更に、この種のシャッタの場合には、仕様上の特別な要求がない限り、共通部品化を図るべく先羽根と後羽根のリンク構成を同じにし、地板への組み付けに際しては、向きを変えて取り付けるだけでよいようにしているが、そのような構成にしたい場合でもそれができなくなるという問題点がある。
【0007】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、設計上、特に後羽根のリンク機構を特異な構成にすることなく、先羽根用駆動部材と後羽根用駆動部材の異常作動を、一つのスイッチで検出できるようにしたカメラ用フォーカルプレンシャッタを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のカメラ用フォーカルプレンシャッタは、二つの接点部材によって一つのスイッチを構成している異常作動検出用スイッチと、レリーズ後に先羽根用電磁石に対する通電が断たれると先羽根に露光作動を行なわせるための作動を開始しその後前記異常作動検出用スイッチをオン状態にする先羽根用駆動部材と、レリーズ後に後羽根用電磁石に対する通電が断たれると後羽根に露光作動を行なわせるための作動を開始する後羽根用駆動部材と、被押動部と押動部を有しており後羽根用駆動部材の前記の作動開始後に後羽根用駆動部材によって該被押動部が操作されたとき該押動部が前記異常作動検出用スイッチを押動してオン状態にする伝達部材と、を備えていて、前記二つの駆動部材の少なくとも一方が所定の時機より早く前記の作動を開始したときだけ、前記異常作動検出用スイッチが、その作動を異常作動として検出するようにする。
【0009】
また、本発明のカメラ用フォーカルプレンシャッタにおいては、前記二つの駆動部材が前記の所定の時機に作動を開始した場合には、前記異常作動検出用スイッチがフラッシュ発光用のスイッチとして機能し得るようにすると、一層好適な構成になる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図1〜図4に示した実施例によって説明する。尚、各図は、カメラに組み込まれた状態において被写体側から視たときの左側の一部分だけを示した平面図であって、図1は、露光作動終了直後の状態を示したものであり、図2は、セット状態を示したものであり、図3は、先羽根群の露光作動は終了したが後羽根群は未だ露光作動を開始していない状態を示したものであり、図4は、後羽根用駆動部材の異常作動の検出状態を示したものである。
【0011】
先ず、実施例の構成を説明するが、その説明にあたっては、被写体側を表面側と称し、フィルム面等の結像面側を背面側と称することにする。また、実施例における先羽根と後羽根は、各々二つのアームと、それらに枢支された複数枚の羽根とで構成されているため、それらを先羽根群,後羽根群と称することにする。
【0012】
図1において、シャッタ地板1の略中央部には、長方形を横長にした開口部1aが形成されている。しかし、上記したように、図1はシャッタを被写体側から視て左側の部分だけを示したものであるから、その開口部1aについても、左側の一部だけが示されている。また、図示していないが、シャッタ地板1の背面側には、所定の間隔を空けて、中間板と補助地板が順に取り付けられており、シャッタ地板1と中間板との間に先羽根群の羽根室を形成し、中間板と補助地板との間に後羽根群の羽根室を形成している。そして、中間板と補助地板にも、開口部1aと類似の開口部が形成されていて、通常は、それらの三つの開口部を重ね合わせて露光開口を規制するようにしているが、本実施例においては、開口部1aの形状が露光開口を規制しているものとして説明する。
【0013】
開口部1aの左側には、円弧状の二つの長孔1b,1cが形成されており、それらの下方端部には、平面形状が略C字状をした周知の緩衝部材2,3が取り付けられている。また、シャッタ地板1の表面側には、軸1d,1e,1f,1g,1hが立設され、背面側には、軸1i,1jが立設されているが、それらのうち、軸1d,1eは背面側に突き出ていて、そこにも軸部を形成している。また、表面側に立設されている軸1d,1e,1f,1g,1hの先端部は小径部となっていて、それらのうち、軸1g,1hの先端面には、ねじ孔1g1,1h1が形成されている。そして、一点鎖線で示した支持板4と二点鎖線で示したプリント配線板5とは、支持板4をシャッタ地板1側にして重ね、それらに形成されている位置決め孔を、軸1d,1e,1f,1g,1hの小径部に嵌合させ、ねじ孔1g1,1h1に、図示していないビスを夫々螺合させることによって取り付けられている。
【0014】
その支持板4は、比較的薄い金属板で製作されており、上記した位置決め孔のほかにも、シャッタ地板1側に折り曲げられた沢山の折曲部が設けられている。そして、それらの折曲部の一部には、特開平9−133944号公報に記載されている方法に準じて、先羽根用電磁石と後羽根用電磁石が取り付けられているが、各図においては、夫々の電磁石の鉄芯部材6,7のみが一点鎖線で示されている。また、その鉄芯部材6,7は、上記の公報の記載からも分かるように、実際にはコ字状をしていて、二つの磁極部の一方にはボビンに巻回されたコイルを嵌装している。更に、二つの折曲部がラチェット爪4a,4bとして形成されており、一つの折曲部がストッパ4cとして形成されている。
【0015】
また、上記のプリント配線板5には、その背面側に二つの接点部材8,9がハンダで固定されているが、便宜上、それらの接点部材8,9についても、プリント配線板5と同様に二点鎖線で示してある。そして、それらの接点部材8,9には、一部を折り曲げてスイッチ用の接点部8a,9aが形成されている。
【0016】
シャッタ地板1の表面側において、軸1dには、シャッタ地板1側から、先羽根用駆動部材10と、ラチェット部材11とが、個々に回転可能に取り付けられている。先羽根用駆動部材10は、合成樹脂製であって、被押動部10aと、駆動ピン10bと、取付部10cと、その取付部10cの表面側に形成された押動部10dとを有している。それらのうち、駆動ピン10bは、背面側に設けられており、根元部の断面形状がD字形をし、先端部の断面形状が小判型をしている。そして、その根元部は緩衝部材2に当接し得るようになっていて、先端部は長孔1bを貫通し、シャッタ地板1の背面側に突き出ている。また、取付部10cの内部には、図示していないばねを介在させて鉄片部材12が取り付けられているが、その具体的な取付け構成は周知であって、且つ本発明とは直接関係がないので、その詳細な説明を省略する。更に、押動部10dは、上記の接点部9aを押し、接点部8aに接触させ得るようになっている。
【0017】
また、周知であるため図示していないが、先羽根用駆動部材10とラチェット部材11の間には、先羽根用駆動ばねが掛けられている。そして、その先羽根用駆動ばねは、先羽根用駆動部材10を時計方向へ回転させるように付勢している。従って、その付勢力は、ラチェット部材11に対しては反時計方向へ回転させるように作用しているが、その回転は、上記したラチェット爪4aの先端が、ラチェット部材11の外周面に形成されたラチェット歯に係合し、阻止されるようになっている。尚、このような構成は周知であって、製作時において、ラチェット爪4aを撓ませ、それに係合するラチェット歯を選択することによって、先羽根用駆動ばねの付勢力が調整できるようになっている。
【0018】
シャッタ地板1の表面側において、軸1eには、シャッタ地板1側から、後羽根用駆動部材13と、ラチェット部材14とが、個々に回転可能に取り付けられている。そして、後羽根用駆動部材13は、合成樹脂製であって、被押動部13aと、駆動ピン13bと、取付部13cと、その取付部13cの表面側に設けられた押動部13dとを有している。それらのうち、駆動ピン13bは、断面が円形をしている根元部が緩衝部材3に当接し得るようになっていて、小判型をしている先端部が長孔1cを貫通している。また、取付部13cの内部には、鉄片部材15が、周知のようにして、図示していないばねを介在させて取り付けられている。
【0019】
更に、後羽根用駆動部材13とラチェット部材14との間には、図示していない後羽根用駆動ばねが掛けられていて、後羽根用駆動部材13を時計方向へ回転させるように付勢している。そして、ラチェット部材14の外周面に形成されたラチェット歯には、支持板4のラチェット爪4bが、上記したラチェット部材11とラチェット爪4aの場合と同様にして、係合している。
【0020】
シャッタ地板1の軸1fには、合成樹脂製のセット部材16と伝達部材17とが、セット部材16をシャッタ地板1側に配置して、個々に回転可能に取り付けられている。そのうち、セット部材16は、図示していない復帰ばねの付勢力によって、反時計方向へ回転するように付勢されているが、図1においては、その回転を図示していないストッパによって阻止されている。以下、セット部材16については、この位置を初期位置と称することにする。また、このセット部材16は、押動部16a,16bと、被押動部16cとを有していて、図1において時計方向へ回転したとき、押動部16aは先羽根用駆動部材10の被押動部10aを押し、押動部16bは後羽根用駆動部材13の被押動部13aを押すようになっている。
【0021】
また、伝達部材17は、被押動部17aと押動部17bとを有していて、図示していないばねによって時計方向へ回転するように付勢されており、その回転を上記したストッパ4cによって阻止され得るようになっている。そして、被押動部17aは、後羽根用駆動部材13の押動部13dによって押され得るようになっていて、押されたとき、押動部17bが、接点部材9の接点部9aを押し、接点部材8の接点部8aに接触させるようになっている。尚、上記のように伝達部材17を付勢している図示していないばねは、図2の状態において、接点部9aが、伝達部材17の押動部17bによって操作されない程度の弾性を有している場合には、必ずしも必要とするものではない。
【0022】
次に、シャッタ地板1の背面側に配置されている先羽根群と後羽根群の構成を説明する。先ず、先羽根群は、軸1dの背面側の軸部と軸1iとに対して回転可能に取り付けられている二つのアーム18,19と、それらの先端部に向けて順に枢支された複数枚の羽根とで構成されている。しかし、その具体的な枢支構成は周知であるため、本実施例においては、図面を見易くするために、それらのアーム18,19の最先端部に枢支されたスリット形成羽根20だけを示している。そして、アーム18に形成された周知の孔には、上記の駆動ピン10bが嵌合している。他方、後羽根群は、軸1eの背面側の軸部と軸1jとに対して回転可能に取り付けられた二つのアーム21,22と、それらの先端部に向けて順に枢支された複数枚の羽根とで構成されているが、本実施例においては、アーム21,22の最先端部に枢支されたスリット形成羽根23だけを示している。そして、アーム21に形成された周知の孔には、上記の駆動ピン13bが嵌合している。
【0023】
次に、本実施例の作動を説明する。図1は、露光作動終了直後の状態を示している。従って、先羽根用駆動部材10は、図示していない先羽根用駆動ばねの付勢力によって時計方向へ回転されていて、駆動ピン10bを緩衝部材2に当接させることにより、この停止状態が維持されている。そして、スイッチを構成している二つの接点部8a,9aは、接点部9aが先羽根用駆動部材10の押動部10dに押されることによって接触させられているが、同時に、その接点部9aは、伝達部材17の押動部17bによっても押されている。また、このとき、スリット形成羽根20しか示していない先羽根群の複数枚の羽根は、重畳されて開口部1aの下方位置に格納されている。
【0024】
他方、後羽根用駆動部材13は、図示していない後羽根用駆動ばねの付勢力によって時計方向へ回転されていて、駆動ピン13bを緩衝部材3に当接させることにより、停止状態が維持されている。そして、伝達部材17は、後羽根用駆動部材13の押動部13dによって被押動部17aを押され、上記したように押動部17bによって接点部9aを押している。また、このとき、スリット形成羽根23しか示していない後羽根群の複数枚の羽根は、展開されて開口部1aを覆っている。
【0025】
本実施例のセット作動は、図示していないカメラ本体側の部材がセット部材16を時計方向へ回転させることによって行なわれる。即ち、カメラ本体側の部材がセット部材16の被押動部16cを押し、図示していない復帰ばねの付勢力に抗して時計方向へ回転させると、先ず、セット部材16の押動部16aが先羽根用駆動部材10の被押動部10aを押し、先羽根用駆動ばねの付勢力に抗して反時計方向へ回転させていく。また、この回転によって、接点部9aに対する押動部10dによる押圧力が解かれていくが、この段階では未だ伝達部材17の押動部17bが接点部9aを押しているので、二つの接点部8a,9aは離れない。他方、このとき、先羽根用駆動部材10の駆動ピン10bがアーム18を反時計方向へ回転させるので、先羽根群の複数枚の羽根は展開されつつ上方へ移動していく。
【0026】
その後、先羽根群のスリット形成羽根20と、後羽根群のスリット形成羽根23との重なり量が所定量に達すると、セット部材16の押動部16bが被押動部13aを押し、後羽根用駆動部材13を反時計方向へ回転させていく。そのため、この回転によって、押動部13dが伝達部材17の被押動部17aに対する押圧力を解いていくので、伝達部材17は、図示していないばねの付勢力によって、ストッパ4cに阻止されるまで、時計方向へ回転され、押動部17bによる接点部9aに対する押圧力を解いていく。従って、接点部9aは、自己の弾性によって接点部8aから離れてゆき、スイッチをオフ状態にする。他方、このとき、駆動ピン13bがアーム21を反時計方向へ回転させるので、後羽根群の複数枚の羽根は重なり量を大きくしつつ上方へ移動されていく。
【0027】
そして、その後、各駆動部材10,13に取り付けられた鉄片部材12、15が、各電磁石の鉄芯部材6,7に接触すると、その直後にセット部材16の回転が停止される。その停止状態が、図2に示されたセット状態であり、このとき、後羽根群の複数枚の羽根は重畳状態となって開口部1aの上方位置に格納されており、先羽根群の複数枚の羽根は展開状態となって開口部1aを覆っている。そして、セット部材16は、次の撮影が行なわれるまで、その状態を維持されている。
【0028】
次の撮影に際して、カメラのレリーズボタンが押されると、先ず、各電磁石のコイルに通電され、鉄片部材12,15が鉄芯部材6,7に吸着保持される。次に、図示していないカメラ本体側の部材が、セット部材16の被押動部16cに対する押圧力を解いていくので、セット部材16は、図示していない復帰ばねの付勢力によって反時計方向へ回転され、初期位置へ復帰する。その後、最初に先羽根用電磁石のコイルに対する通電が断たれ、所定時間後には後羽根用電磁石に対する通電が断たれることになるが、先ずは、フラッシュ撮影モードで行なわれる露光作動を説明する。
【0029】
先羽根用電磁石のコイルに対する通電が断たれると、鉄片部材12に対する鉄芯部材6の吸引力が失われ、先羽根用駆動部材10は、図示していない先羽根用駆動ばねの付勢力によって時計方向へ急速に回転させられる。そのため、駆動ピン10bがアーム18を時計方向へ回転させるので、先羽根群の複数枚の羽根は下方へ移動し、スリット形成羽根20の上端縁によって開口部1aを開放していく。そして、開口部1aを全開にした段階になると、先羽根用駆動部材10の押動部10dが接点部材9の接点部9aを押し、接点部材8の接点部8aに接触させる。そのため、スイッチがオン状態となってフラッシュを発光させる。そして、略同時に、駆動ピン10bが緩衝部材2に当接し、先羽根用駆動部材10と先羽根群の作動が停止する。その状態が図3に示されている。
【0030】
その後、後羽根用電磁石のコイルに対する通電が断たれると、鉄片部材15に対する鉄芯部材7の吸引力が失われ、後羽根用駆動部材13は、図示していない後羽根用駆動ばねの付勢力によって時計方向へ急速に回転させられる。それによって、駆動ピン13bがアーム21を時計方向へ回転させるので、後羽根群の複数枚の羽根は、重なり量を小さくしつつ下方へ移動し、スリット形成羽根23の下端縁によって開口部1aを覆っていく。そして、開口部1aを完全に覆った段階になると、後羽根用駆動部材13の押動部13dが伝達部材17の被押動部17aを押し、図示していないばねの付勢力に抗して伝達部材17を反時計方向へ回転させる。そのため、最終的には、伝達部材17の押動部17bが接点部材9の接点部9aを若干押すことになる。その後、駆動ピン13bが緩衝部材3に当接して、後羽根用駆動部材13と後羽根群の作動が停止し、撮影が終了する。その状態が図1に示された状態である。
【0031】
上記のような、フラッシュ撮影モードではなく、通常の撮影モードで撮影する場合は、先羽根群が開口部1aを開放(全開)状態にする前に後羽根群の露光作動を開始させる場合が多い。従って、その場合には、先羽根用駆動部材10と後羽根用駆動部材13が、図示していない先羽根用駆動ばねと後羽根用駆動ばねの付勢力によって、相次いで急速に時計方向へ回転させられ、各駆動ピン10b,13bによって、各アーム18,21を時計方向へ回転させることになる。そのため、先羽根群のスリット形成羽根20と後羽根群のスリット形成羽根23とで形成されるスリットにより、結像面の露光が行なわれていくことになる。
【0032】
そして、露光作動の終了段階になると、先ず、先羽根用駆動部材10が、その押動部10dでスイッチをオン状態にしてから、駆動ピン10bを緩衝部材2に当接させて停止する。続いて、後羽根用駆動部材13が、その押動部13dで伝達部材17の被押動部17aを押し、押動部17bが接点部9aを若干押した段階で、駆動ピン13bを緩衝部材3に当接させて停止する。但し、この場合には、スイッチがオン状態となっても、フラッシュ撮影モードではなく、しかも、レリーズ後の予め決められている時間を既に経過してしまっているので、そのオン信号は無視される。
【0033】
次に、各駆動部材10,13が異常作動を行なった場合を説明するが、先ずは、先羽根用駆動部材10のみが異常作動を行なった場合について説明する。図2の状態において、カメラのレリーズボタンが押されると、各電磁石に対して通電が行なわれる。その後、上記したようにして、セット部材16が反時計方向へ回転すると、先ず、セット部材16の押動部16bが後羽根用駆動部材13の被押動部13aから離れるが、鉄片部材15が鉄芯部材7に確実に吸着保持されているので、後羽根用駆動部材13は、露光作動開始位置に保持されている。
【0034】
そのように、セット部材16の押動部16bが後羽根用駆動部材13の被押動部13aから離れた後、セット部材16の押動部16aが先羽根用駆動部材10の被押動部10aから離れる。そのとき、鉄片部材12が鉄芯部材6に十分に吸着保持されていないと、先羽根用駆動部材10は、先羽根用電磁石に対する通電の正規の遮断時機を待つことなく、上記したセット部材16の初期位置への復帰作動に追従するようにして、先羽根用駆動ばねの付勢力によって時計方向へ大きく回転してしまう。そのため、先羽根群のスリット形成羽根20が開口部1aを全開にした段階で、先羽根用駆動部材10の押動部10dが接点部材9の接点部9aを押し、接点部材8の接点部8aに接触させ、スイッチをオン状態にしてしまう。
【0035】
しかし、フラッシュ装置は、先羽根用電磁石に対する通電を遮断する正規の時機から機能し得るようになっているため、たとえフラッシュ撮影モードになっていたとしても、フラッシュを発光させてしまうことがない。逆に、所定の時機よりも早くスイッチがオン状態になった場合には、その瞬間に異常検出回路が機能し、その後に、先羽根用電磁石に対する正規の遮断時機が到来しても、フラッシュ装置が機能しないようになっている。そこで、所定の時機よりも早くスイッチがオン状態になった場合には、そのオン信号を異常作動信号とし、異常作動が行なわれたことを表示装置に表示し、撮影者に認識させるようにする。他方、後羽根用駆動部材13の方は、その後に正規の作動を開始させられるので、既に説明したようにして作動し、図1に示された状態となる。
【0036】
次に、後羽根用駆動部材13のみが異常作動を行なった場合について説明する。図2の状態において、カメラのレリーズボタンが押されると、各電磁石に対して通電が行なわれる。その後、セット部材16が、反時計方向へ回転させられる。そして、セット部材16の押動部16bが後羽根用駆動部材13の被押動部13aから離れる段階になると、鉄片部材15が鉄芯部材7によって十分に吸着保持されていないため、後羽根用駆動部材13は、後羽根用電磁石に対する通電の正規の遮断時機を待たずに、セット部材16の初期位置への復帰作動に追従して、後羽根用駆動ばねの付勢力によって時計方向へ大きく回転させられてしまう。
【0037】
そのため、後羽根群のスリット形成羽根23が開口部1aを正規に閉鎖したときと同じ段階で、後羽根用駆動部材13の押動部13dが伝達部材17の被押動部17aを押し、それによって伝達部材17の押動部17bが接点部材9の接点部9aを押すことによって、二つの接点部8a,9aを接触させ、スイッチをオン状態にしてしまう。そして、言うまでもなく、このように、後羽根用駆動部材13が異常作動を開始する時機は、少なくとも、上記した先羽根用駆動部材10の異常作動開始時機よりも前であるから、スイッチがオン状態になった場合には、異常検出回路が機能して、異常作動が行なわれたことを表示装置に表示し、撮影者に認識させるようにする。そのときの状態が図4に示されている。また、そのようにして異常検出回路が機能すると、たとえフラッシュ撮影モードになっていたとしても、フラッシュが発光されないようになっていることは上記の場合と同じである。
【0038】
最後に、先羽根用駆動部材10と後羽根用駆動部材13の両方が異常作動を行なった場合について説明をしておく。この場合、本実施例においては、これまでの説明からも分かるように、原則として後羽根用駆動部材13の異常作動が先に開始される構成になっているので、上記の後羽根用駆動部材13のみが異常作動を行なったときの説明に準じて異常検出が行なわれることになる。しかし、本発明は、そのような実施態様に限定されず、原則として先羽根用駆動部材10の異常作動が先に開始されるような構成にしておいても差し支えないし、また、実際上は殆ど生じる可能性がないが、偶然に二つの駆動部材10,13が同時に異常作動を開始したとしても異常作動の検出が可能である。いずれの場合であっても、それらの場合の異常作動は、正規に作動を開始する場合よりも早い時機に作動を開始するので、スイッチがオン状態となった時点では、異常検出回路が優先的に機能するからである。
【0039】
尚、上記の実施例においては、異常作動検出用のスイッチが、フラッシュ発光用のスイッチと兼用しているが、本発明は、そのような構成にすることを必須としていない。従って、フラッシュ発光用のスイッチと兼用させないときには、異常作動検出用のスイッチを、先羽根群が開口部1aを全開にする前の時点でオン状態とされ得る位置に配置することを妨げない。
【0040】
また、周知のように、フォーカルプレンシャッタには、露光作動開始直前の状態において、各駆動部材を各電磁石の吸引力によって直接保持してしまうようにしたダイレクトタイプと、係止部材によって保持しておき電磁石がその保持を解除するようにした係止タイプとが知られている。上記の実施例は、それらのうちのダイレクトタイプのシャッタの場合で説明したが、本発明は、係止タイプのものにも適用することが可能である。また、フォーカルプレンシャッタの中には、セット状態において、先羽根と後羽根の両方で露光開口を覆っているようにした二重遮光方式と称されているシャッタが知られているが、本発明は、そのような構成のシャッタにも適用することが可能である。更に、本発明は、フィルム使用のスチルカメラのみならず、デジタルスチルカメラ用のフォーカルプレンシャッタにも適用することが可能である。
【0041】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、従来の先羽根と後羽根のリンク構成を全く変形させる必要がなく、しかも、後羽根用駆動部材によって操作される伝達部材を設けることによって、先羽根用駆動部材の異常作動と後羽根用駆動部材の異常作動とを一つのスイッチで検出できるようにしたものであるから、機能的にもコスト的にも大きな効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】被写体側から視て略左半分だけを示した実施例の平面図であって、露光作動を終了した直後の状態を示したものである。
【図2】図1と同じようにして示した実施例の平面図であって、セット状態を示したものである。
【図3】図1と同じようにして示した実施例の平面図であって、先羽根群は露光作動を終了したが、後羽根群は未だ露光作動を開始していない状態を示したものである。
【図4】図1と同じようにして示した実施例の平面図であって、後羽根用駆動部材の異常作動の検出状態を示したものである。
【符号の説明】
1 シャッタ地板
1a 開口部
1b,1c 長孔
1d,1e,1f,1g,1h,1i,1j 軸
1g1,1h1 ねじ孔
2,3 緩衝部材
4 支持板
4a,4b ラッチェット爪
4c ストッパ
5 プリント配線板
6,7 鉄芯部材
8,9 接点部材
8a,9a 接点部
10 先羽根用駆動部材
10a,13a,16c,17a 被押動部
10b,13b 駆動ピン
10c,13c 取付部
10d,13d,16a、16b,17b 押動部
11,14 ラッチェット部材
12,15 鉄片部材
13 後羽根用駆動部材
16 セット部材
17 伝達部材
18,19,21,22 アーム
20,23 スリット形成羽根

Claims (2)

  1. 二つの接点部材によって一つのスイッチを構成している異常作動検出用スイッチと、レリーズ後に先羽根用電磁石に対する通電が断たれると先羽根に露光作動を行なわせるための作動を開始しその後前記異常作動検出用スイッチをオン状態にする先羽根用駆動部材と、レリーズ後に後羽根用電磁石に対する通電が断たれると後羽根に露光作動を行なわせるための作動を開始する後羽根用駆動部材と、被押動部と押動部を有しており後羽根用駆動部材の前記の作動開始後に後羽根用駆動部材によって該被押動部が操作されたとき該押動部が前記異常作動検出用スイッチを押動してオン状態にする伝達部材と、を備えていて、前記二つの駆動部材の少なくとも一方が所定の時機より早く前記の作動を開始したときだけ、前記異常作動検出用スイッチが、その作動を異常作動として検出するようにしたことを特徴とするカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
  2. 前記二つの駆動部材が前記の所定の時機に作動を開始した場合には、前記異常作動検出用スイッチがフラッシュ発光用のスイッチとして機能し得るようにしたことを特徴とする請求項1に記載のカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
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