JP3969224B2 - 圧電共振子及びそれを用いた圧電フィルタ・デュプレクサ・通信装置 - Google Patents

圧電共振子及びそれを用いた圧電フィルタ・デュプレクサ・通信装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板と、前記基板に形成されている、少なくとも1層以上の圧電薄膜を有する薄膜部の上下面を少なくとも一対の上部電極および下部電極を厚み方向で対向させて挟む構造の振動部とを有する圧電共振子に関し、例えば、携帯電話、無線LAN等の発振器やフィルタ等の素子として用いられる圧電共振子及びそれを用いた圧電フィルタ・デュプレクサ・通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
圧電共振子において、厚み縦振動モードで使用するものにおいては、上下電極の厚み方向で重なる部分、つまり振動部となる電極交差部分の厚み方向視形状が単なる矩形の場合、その交差部分の矩形の対向する2辺間の長さで、Sn(n=0,1,2,3……自然数)モード振動の共振周波数が決まるものである。特に、振動部の厚み方向視形状が正方形の場合、その対向する2辺間の長さが同じだから、一方の対向する2辺間の長さできまるSn(n=0,1,2,3……自然数)モード振動の共振周波数と、他方の対向する2辺間の長さできまるSn(n=0,1,2,3……自然数)モード振動の共振周波数とは同じになる。
【0003】
一方、圧電共振子として、上下電極の交差部分の厚み方向視形状が円形のものの場合、振動波長との関係はその直径の大きさに対応づけられるものであって、Sn(n=0,1,2,3……自然数)モード振動の共振周波数は、別々のnの値に対し、各1個きまる。
【0004】
ところが、圧電共振子として、上下電極の交差部分の厚み方向視形状が長方形の場合、一方の対向する2辺間の長さと他方の対向する2辺間の長さが異なるため、一方の対向する2辺間の長さできまるSnモード振動の共振周波数と、他方の対向する2辺間の長さできまるSnモード振動の共振周波数とが異なり、全体では数多くの共振周波数のスプリアス振動が発生することになる。
【0005】
このことから、振動部の厚み方向視形状が長方形の場合、正方形や円形のものと比較してスプリアス振動の影響が大きく作用することが予測されることもあって、従来、一般的に採用されてこなかった。
【0006】
したがって、従来においては、振動部の形状が単に正方形か、円形となるものが主に採用されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のように振動部の形状が正方形や円形のものの場合、主振動のレスポンスを大きくするためにその振動部の対向する2辺間の長さや径を大きくすると、一般に、共振点と、***振点との間隔が広がっていって、その圧電共振子のQが低下する傾向がある。つまり、対向電極の重なり部分の厚み方向視形状が円形や正方形である場合には、その寸法が大きくなるほど、Qが小さくなり、損失が増える。
【0008】
例えば、特開2002−9579号公報に開示されているように、振動部の厚み方向視形状が円形または円形を内包する任意の形状であって、その振動部の半径rと振動部の厚さtとの関係がr≧20t/nとなっているものの場合、電極寸法が大きくなってしまう。また、Qが低下するため、その圧電共振子を用いて作製したフィルタの挿入損失が劣化するという問題がある。この従来の場合の周波数と、位相およびインピーダンスとの関係の一例を図31に示している。
【0009】
この場合、スプリアスの影響によるリップルが多数生じているとともに、主振動に接近してスプリアス振動が生じることで主振動との干渉のおそれが高まるなど共振特性として安定性が低いものとなりやすい。
【0010】
また、電極端部で反射する横モード振動の高調波のうち厚み縦振動の共振周波数帯に出現するモードを抑制するために、例えば特開2000−332568号公報に開示されているように、振動部部分の形状を不等辺四角形などに構成するものが提案されている。
【0011】
しかしながら、このような形状のものの場合、振動部を振動可能に支えるダイヤフラムは、電極に外接する方形よりも大きいことが必要である。そして、電極形状が不規則であるため、例えば、面積の等しい方形の電極に比べて、大きなダイヤフラムが必要となり、小型化が図れないものである。
【0012】
本発明は、上記実状に鑑みてなされたものであって、スプリアス振動の影響をきわめて小さくできる圧電共振子およびそれを用いたフィルタ・デュプレクサ・通信装置の提供を解決課題としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る圧電共振子は、基板と、前記基板に形成されている、少なくとも1層以上の圧電薄膜を有する薄膜部の上下面を少なくとも一対の上部電極及び下部電極を厚み方向で対向させて挟む構造の振動部とを有する圧電共振子において、前記振動部の前記上部電極及び下部電極が対向して重なる部分の形状は、前記厚み方向視で、線対称、または、点対称であり、かつ、短手方向両端および短手方向両端にそれぞれ長さが振動波長の10倍以下である平行な辺を有する細長形状の長八角形であり、該形状における短手方向長さをbとし、該形状における長手方向で両端に位置する短手方向に沿った辺の長さをdとすると、d/b≦0.5を満たし、該形状における長手方向長さは主振動の共振波長の20倍以上に設定されていることを特徴とする。
【0018】
本発明に係る圧電共振子によれば、振動部の前記上部電極及び下部電極が対向して重なる部分の形状は、前記厚み方向視で、線対称、または、点対称であり、かつ、長手方向両端および短手方向両端にそれぞれ長さが振動波長の10倍以下である平行な辺を有する細長形状の長八角形であることによって、同じ面積を有する長方形のものと比較してその長手方向と交差する方向で発生するスプリアスは細かい振動となるので、それらスプリアスが主振動に対する大きなリップルとして作用しなくなるからインピーダンス特性や位相特性が向上する。また、前記厚み方向視で、線対称、または、点対称であり、かつ、細長形状の長八角形であり、該形状における短手方向長さをbとし、該形状における長手方向で両端に位置する短手方向に沿った辺の長さをdとすると、d/b≦0.5を満たすことによって、従来に比して、スプリアスの発生や影響が抑制されるので、位相特性やインピーダンス特性に一層優れた圧電共振子を得ることができる。さらに、前記厚み方向視における長手方向長さを主振動の共振波長の20倍以上に設定することによって、その長手方向の振動サイズによって発生するスプリアスを一層低減できる。
【0019】
なお、本発明に係る圧電共振子のように、振動部の厚み方向視形状において、互いに平行な辺の長さが振動波長の10倍以下であることが好ましいことは、本発明者が行った実験結果からも判明する。すなわち、本発明者は、圧電共振子の振動部の厚み方向視での形状において、平行な辺の長さが振動波長との比の異なる多数種類の試料を用意し、それぞれの試料についてスプリアスがどの程度発生しているかを実験により計測し、図32に示すような実験データを得た。スプリアスはインピーダンス若しくは位相で評価するが、図32では位相で評価した。位相で評価する場合、主振動に対する角度差で評価する。つまり、位相の角度差が小さいと、スプリアスは小さくなる。図32からわかるように、振動部の厚み方向視での形状において、平行な辺の長さが振動波長の10倍以下の場合、スプリアスの発生が主振動に対して位相角度との関係でいえば、相対的な角度差が15度以下の小さいものとなっていることが判明した。よって、振動部分の厚み方向視の形状において、平行な辺の長さが振動波長の10倍以下になると、スプリアスが小さくなる。
【0020】
本発明に係る圧電共振子によれば、前記振動部の前記上部電極及び下部電極が対向して重なる部分の形状は、前記厚み方向視で、線対称、または、点対称であり、振動部の形状に規則性があるので、スプリアス同士の相殺も生じやすいなどにより、圧電共振子におけるインピーダンス特性や位相特性が一層向上する。
【0028】
本発明に係る圧電共振子は、好ましくは、前記基板は開口部もしくは凹部を有し、前記開口部もしくは凹部上に前記振動部が形成されている。この場合、ダイヤフラム型に構成される圧電振動子についてスプリアスの低減を図ることができる。
【0029】
本発明に係る圧電共振子は、好ましくは、前記振動部は、前記上部電極及び下部電極を通して印加される電気信号によって厚み縦振動モードで振動する。この場合、厚み縦振動する構成の圧電振動子についてスプリアスの低減を図ることができる。
【0030】
本発明に係る圧電フィルタは、本発明に係る圧電共振子を用いている、または、本発明に係る圧電共振子を用いて、ラダー構成にしたことを特徴とする。このように構成された圧電フィルタは、圧電共振子でのスプリアスが低減するので、それによりリップルの発生が低減されたフィルタ特性の優れた圧電フィルタが得られる。
【0031】
本発明に係るデュプレクサは、本発明に係る圧電共振子または圧電フィルタを用いていることを特徴とする。本発明に係るデュプレクサは、圧電共振子でのスプリアスが低減するので、それによりリップルの発生が低減されたフィルタ特性の優れたデュプレクサが得られる。
【0032】
本発明に係る通信装置は、本発明に係る圧電共振子または圧電フィルタを用いていることを特徴とする。本発明に係る通信装置は、圧電共振子でのスプリアスが低減するので、特性の優れた通信装置が得られる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の詳細を図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0034】
(実施形態1)
図1および図2は、本発明に係る圧電共振子の実施形態1を示しており、図1は、圧電共振子の概略を示す縦断側面図、図2は、圧電共振子の概略を示す平面図である。
【0035】
この圧電共振子1は、例えば共振周波数が1.95GHzに近い厚み縦振動の2倍波を利用したものである。なお、基本波、3倍波、4倍波、n倍波(n=5,6,7,……自然数)でもかまわない。そして、圧電共振子1は、基板2上に、支持膜3、圧電薄膜部4、電極5,6薄膜が積層状態に形成されたものである。
【0036】
すなわち、圧電共振子1は、図1に示すように、振動空間としての平面視矩形の開口部8を有する基板2と、該基板2の表面に形成された支持膜3と、該支持膜3上に形成された下部電極5と、該下部電極5上に形成された圧電薄膜部4と、該圧電薄膜部4上に形成された上部電極6とから構成されている。
【0037】
基板2は、例えばシリコン、パイレックス(登録商標)ガラス、石英などの板状体で形成されている。その中央部には、後述する振動部7が振動できるようにするために、基板2に上下に貫通する開口部8を、例えばエッチング、レーザ加工、サンドブラストなどの方法によって基板2を構成する部材が所定形状に除去されて形成されている。なお、本実施形態では、シリコンを基板2として用いる。
【0038】
そして、支持膜3は、その上に形成された下部電極5、圧電薄膜部4、上部電極6を支持して開口部8において振動可能なダイヤフラムを構成する。詳述すると、この場合、支持膜3は、基板2の表面に開口部8を被覆する状態で形成された酸化シリコン(SiO2)の薄膜層3aと、この薄膜層3a上にさらに成膜された酸化アルミニウム(Al23)の薄膜層3bとで構成されている。この支持膜3の材質としては、酸化シリコン以外に例えば窒化シリコン(SiN)、窒化アルミニウムなどを用いても良い。特に、支持膜3は、圧縮応力と引張応力という相反する応力を有する2層以上の多層構造であることが好ましい。
【0039】
この支持膜3上には、まず下部電極5が薄膜として形成されている。この下部電極5は、アルミニウムで形成されている。
【0040】
この下部電極5および支持膜上には、酸化亜鉛(ZnO)からなる圧電薄膜部4が形成されている。なお、圧電薄膜部4としては、窒化アルミニウム(AlN)、PZTなどを用いても良い。また、圧電薄膜部4は、少なくとも1層以上の圧電薄膜を含むものであり、圧電体のみで構成されてもよく、あるいは、圧電薄膜を1層以上含み、その圧電薄膜とは別の例えば絶縁膜層などを含む構成でもよい。
【0041】
その圧電薄膜部4の上面には、下部電極5とは一部が厚み方向で重なり合うよう対向させた状態で上部電極6を薄膜として形成している。この上部電極6も、下部電極5と同様にアルミニウムで形成されている。なお、下部電極5、上部電極6を形成する素材としては、アルミニウムに代えて、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)、白金(Pt)、ニッケル(Ni)などを用いても良い。
【0042】
そして、下部電極5および上部電極6がそれぞれ外部電極に接続された状態で圧電共振子1は封止されている。
【0043】
下部電極5と上部電極6との厚み方向での重なり部分の形状は、図2に示すように、細長形状の八角形状(長八角形)となっている。すなわち、下部電極5は長方形の短辺の両端の角部を落とした形状を有し、上部電極6も長方形の短い辺の両端の角部を落とした形状を有しており、これらの対向して重なる部分の形状は細長形状の八角形状となっている。上部電極6をこのような形状にすることにより、配線を太くできるので、配線抵抗の低減による共振子のQの向上、ひいてはフィルタ特性の向上が可能となる。この重なり部分の形状は、細長い長方形の長手方向の両端の一対の隅角部を対応する辺と辺とにわたって斜めに欠いた形状となっている。なお、この重なり部分の厚み方向視の形状は、長手方向での中心を通りかつその長手方向に対し直交する直線を仮想中心線とする線対称図形である。
【0044】
この重なり部分において、圧電薄膜部4では、下部電極5および上部電極6を通して供給される高周波信号により圧電振動することになる。上部電極5、下部電極6および圧電薄膜部4、及び、その下の絶縁膜3におけるこの圧電振動する部分を以下、振動部7という。
【0045】
この厚み方向視で細長形状の八角形状を成す振動部7は、図1および図2に示すように、その長手方向長さaが主振動(S0モード)の振動波長λに対して20λ以上の長さに設定されている。なお、長手方向と直交するその短手方向長さbについては主振動の振動波長λに対して5λ以下の長さに設定されていても良いとともに、5λを超える寸法に設定されていても良い。
【0046】
なお、振動部7の長辺の長さaは、主振動の振動波長λに対して80λ以上の長さに設定されることが一層好ましい。
【0047】
なお、その振動部7の長手方向長さaの上限は、主振動の共振波長と圧電共振子1のそのチップサイズに合わせて設定されるものであり、振動部7の短手方向長さbの下限は、主振動の振動波長λと同程度である。
【0048】
この厚み方向視で細長形状の八角形状を成す振動部に構成された圧電共振子の具体的な特性について、図4から図8に以下本発明者が行なった実験により得られたデータを示す。
【0049】
図3に、振動部の寸法の取り方を示している。すなわち、厚み方向視で細長形状の八角形の振動部における長手方向長さをaとし、短手方向長さをbとし、長手方向に沿って平行な二辺の長さをcとし、短手方向に沿って平行な二辺の長さをdとする。なお、平行な二辺の対向するもの同士は同じ長さに設定している。
【0050】
表1には、図4から図8に示した各試料の振動部の各寸法と、d/bの値をそれぞれ示している。この場合、各寸法は、主共振周波数における振動波長との比で示している。
【0051】
【表1】
Figure 0003969224
この表1で示される試料1は、図4(a)にその厚み方向視形状が示され、図4(b)にその計測されたインピーダンス特性及び位相特性が示されている。同様に、試料2は、図5に、試料3は、図6に、試料4は、図7に、試料5は、図8に、それぞれ、各図(a)にその厚み方向視形状が示され、各図(b)にその計測されたインピーダンス特性及び位相特性が示されている。
【0052】
図4から図8に示される試料1から試料5の圧電共振子では、平行な二辺の長さが振動波長の10倍以下であり、その平行な二辺以外の対向する電極端面間長さが長手方向でも短手方向でも異なること、および、振動部の上部電極及び下部電極が対向して重なる部分の形状において、その電極端面における平行な辺の組が2組以上ある場合、少なくとも1組の平行な辺間の距離、すなわちそれらの辺に対応する電極端面間の距離と、他の平行な辺の組の平行な辺間の距離、すなわちそれらの辺に対応する電極端面間の距離とが異なる。このため、電極端面間において生じる振動によって発生するスプリアスが低減されている。なお、ここで提示した各試料においては、d/bの値が0.5以下であるため、これにより、一層スプリアスの発生が抑制されている。
【0053】
(実施形態2)
次に、本発明に係る圧電共振子を備えるフィルタの一例を実施形態2として、図9、図10、図11に基づいて以下に説明する。1個の圧電共振子1を入力−出力端子間に直列接続し、1個の圧電共振子を入力−グランド間に並列接続したL型ラダーフィルタ11を図9ないし図11に示している。
【0054】
具体的には、図9に示すように、このラダーフィルタ11は、1チップ化された構成となっている。すなわち、上記実施形態1と同様シリコンからなる基板12に振動空間としての開口部18を形成し、この開口部18を被覆するように基板12表面に酸化シリコンからなる支持膜13を形成している。そして、この支持膜13上に、下部電極15を形成し、この下部電極15及び支持膜13上に圧電振動体としての酸化亜鉛(ZnO)からなる圧電薄膜14を積層状態で形成している。なお、支持膜13は、基板2の表面に開口部18を被覆する状態で形成された酸化シリコン(SiO2)の薄膜層13aと、この薄膜層3a上にさらに成膜された酸化アルミニウム(Al23)からなる薄膜層13bとで構成されている。さらに、圧電薄膜14の上面には、上部電極16aと上部電極16bとが、下部電極15と一部厚み方向で重なるように形成している。下部電極15と上部電極16aとの厚み方向で重なる部分の厚み方向視形状、および、下部電極15と上部電極16bとの厚み方向で重なる部分の厚み方向視形状は、それぞれ、長八角形を成すものである。ここで、下部電極15と上部電極16aとが重なる部分で一つの直列圧電共振子19aが形成され、下部電極15と上部電極16bとが重なる部分で一つの並列圧電共振子19bが形成されている。
【0055】
圧電薄膜部14を含む下部電極15と上部電極16aとの厚み方向で重なる部分は、下部電極15および上部電極16aを通して供給される高周波信号により圧電振動する振動部17aを成すものである。また、圧電薄膜部4を含む下部電極15と上部電極16bとの厚み方向で重なる部分は、下部電極15および上部電極16bを通して供給される高周波信号により圧電振動する振動部17bを成すものである。
【0056】
振動部17a、振動部17bの厚み方向視形状長八角形の長手方向の長さは、主共振周波数の波長λの20倍以上に設定され、該長八角形の短手方向の長さは、主共振周波数の波長λの5倍以下に設定されている。
【0057】
このラダーフィルタ11は、上記のように構成されていることにより、各圧電共振子19a,19bで発生するスプリアスが低減するため、フィルタ特性のリップルが低減することになり、特性が向上する。
【0058】
参考例1
次に、本発明に係る圧電共振子の実施形態1とは異なる別の形態について、図1、図12および図13に基づいて説明する。なお、図1については、この参考例1における圧電共振子の縦断側面図として、実施形態1と同様の構造が示されている。したがって、構成として実施形態1と相違する振動部7の厚み方向視での形状等について以下に説明し、実施形態1と同様の構造については説明を省略する。
【0059】
図12に示すように、圧電共振子1の振動部7は、その厚み方向視で、二等辺三角形状となっている。そして、この場合、その振動部7の等辺のそれぞれの長さは主共振周波数の波長の66.2倍に設定され、底辺の長さは40.9倍に設定されている。
【0060】
この圧電共振子1のインピーダンス特性及び位相特性を図13にグラフとして示している。この圧電共振子1の場合、厚み方向視での振動部の形状が二等辺三角形となっていることにより、その等辺同士の対向する辺間距離が先端側ほど短くなるものとなっているから、振動部を構成するその等辺に相当する電極端面間距離が辺に沿って異なるものとなっており、それによって、図13に示すように、振動部7の形状に規則性があるので、スプリアス同士の相殺も生じやすくなるなどにより、圧電共振子におけるインピーダンス特性や位相特性が向上する。
【0061】
参考例2
次に、本発明に係る圧電共振子の実施形態1とは異なる別の形態について、図1、図14および図15に基づいて説明する。なお、図1については、この参考例2における圧電共振子の縦断側面図として、実施形態1と同様の構造が示されている。したがって、構成として実施形態1と相違する振動部7の厚み方向視での形状等について以下に説明し、実施形態1と同様の構造については説明を省略する。
【0062】
図14に示すように、圧電共振子1の振動部7は、その厚み方向視で、ひし形となっている。そして、この場合、平行な2組の辺のその長さLが振動波長の10倍以下となっている。
【0063】
この圧電共振子のインピーダンス特性及び位相特性を図15にグラフとして示している。このように、厚み方向視ひし形状の振動部に構成されているとともに、その対向する辺同士が平行な対向する辺のその長さLが振動波長の10倍以下となっているから、規則性のある形態のなかにおいてスプリアスを互いに相殺させ合うことなどにより低減させ易いものとなっており、図15に示すように、リップルがほとんど生じない良好な特性が得られる。
【0064】
参考例3
次に、本発明に係る圧電共振子の実施形態1とは異なる別の形態について、図1、図16および図17に基づいて説明する。なお、図1については、この参考例3における圧電共振子の縦断側面図として、実施形態1と同様の構造が示されている。したがって、構成として実施形態1と相違する振動部7の厚み方向視での形状等について以下に説明し、実施形態1と同様の構造については説明を省略する。
【0065】
図16に示すように、圧電共振子1の振動部7は、その厚み方向視で、四組の隣り合う辺同士が凹角となり、4組の隣り合う辺同士が凸角となる線対称の形状に構成された八角形形状となっている。
【0066】
この圧電共振子のインピーダンス特性及び位相特性を図17にグラフとして示している。このように、厚み方向視での振動部7の形状が対向する辺間の距離、それらの辺に対応する電極端面間の距離が辺に沿った方向で変わるとともに、線対称図形となっているから、規則性のある形態のなかにおいてスプリアスを互いに相殺させ合うことなどにより低減させ易いものとなっており、図17に示すように、リップルがほとんど生じない良好な特性が得られる。
【0067】
参考例4
次に、本発明に係る圧電共振子の実施形態1とは異なる別の形態について、図1、図18および図19に基づいて説明する。なお、図1については、この参考例4における圧電共振子の縦断側面図として、実施形態1と同様の構造が示されている。したがって、構成として実施形態1と相違する振動部7の厚み方向視での形状について以下に説明し、実施形態1と同様の構造については説明を省略する。
【0068】
図18に示すように、圧電共振子1の振動部7は、その厚み方向視で、線対称図形である七角形形状となっている。
【0069】
この圧電共振子1のインピーダンス特性及び位相特性を図19にグラフとして示している。この圧電共振子1の場合、厚み方向視での振動部7の形状が線対称図形である七角形となっていることにより、対向する辺同士において平行なものはなく、したがって、その辺同士の対向する辺間距離が辺に沿った方向で変わるものとなっているから、振動部を構成するそれらの辺に対応する電極端面間距離が辺に沿った位置によって異なるものとなっており、かつ線対称であることによって、振動部7の形状に規則性があるので、スプリアス同士の相殺も生じやすくなるなどにより、図19に示すように、圧電共振子におけるインピーダンス特性や位相特性が向上する。
【0070】
参考例5
次に、本発明に係る圧電共振子の実施形態1とは異なる別の形態について、図1、図20および図21に基づいて説明する。なお、図1については、この参考例5における圧電共振子の縦断側面図として、実施形態1と同様の構造が示されている。したがって、構成として実施形態1と相違する振動部7の厚み方向視での形状について以下に説明し、実施形態1と同様の構造については説明を省略する。
【0071】
図20に示すように、圧電共振子1の振動部7は、その厚み方向視で、線対称図形である台形形状となっている。そして、この場合、台形の一組の平行な辺の長さ、この場合短い方の辺の長さLが振動波長の10倍以下に設定してある。
【0072】
この圧電共振子のインピーダンス特性及び位相特性を図21にグラフとして示している。このように、厚み方向視線対称の台形形状の振動部7に構成されているとともに、その対向する辺同士が平行な対向する辺のその長さLが振動波長の10倍以下となっているから、規則性のある形態のなかにおいてスプリアスを互いに相殺させ合うことなどにより低減させ易いものとなっており、図21に示すように、リップルがほとんど生じない良好な特性が得られる。
【0073】
(実施形態
次に、本発明に係るデュプレクサについて説明する。図22に示されるようなデュプレクサ20は、アンテナ端子21、受信側端子22および送信側端子23が設けられている。デュプレクサ20は、受信側端子22および送信側端子23と、アンテナ端子21との間に所要周波数帯域の通過のみ許す本発明に係る圧電共振子、または本発明に係る圧電フィルタを回路素子として備える構成となっている。本発明に係る圧電共振子またはこの圧電共振子により構成される圧電フィルタを回路素子として構成されることにより、このデュプレクサ20の送信や受信での特性や性能が高められる。
【0074】
(実施形態
例えば携帯電話端末装置や、LAN装置などの各種の通信装置として用いられる本発明に係る通信装置について説明する。図23に、その通信装置の簡易なブロック図を示している。
【0075】
通信装置24は、図23に示すように、本体に備えられる受信回路25と、送信回路26と、アンテナ27とを備えている。また、アンテナ27と、送信回路26および受信回路25とは、上記実施形態8で説明したようなデュプレクサ20を介して信号伝送がなされる。したがって、このデュプレクサ20に回路素子として備えられる本発明に係る圧電共振子、または該圧電共振子により構成される本発明に係る圧電フィルタによって、この通信装置は、送信や受信での特性や性能が高められる。
【0076】
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、例えば下記に示すように種々な応用や変形が考えられる。
【0077】
(1)上記実施の形態では、圧電共振子の共振周波数が1.95GHzに近いものを示したが、1.95GHzより高い任意の共振周波数の圧電共振子や1.95GHzより低い任意の共振周波数の圧電共振子に対しても本願発明はもちろん適用できる。
【0078】
(2)上記実施形態2では、圧電フィルタとして、L型ラダーフィルタを示したが、例えば、図24(a)に示すように、2つの直列圧電共振子と、2つの並列圧電共振子とを接続して構成されたπ型ラダーフィルタ、図24(b)に示すように、並列圧電共振子を出力端子とグランド端子とに接続して構成されるL型ラダーフィルタ、図24(c)に示すように、2つの直列圧電共振子と、1つの並列圧電共振子とを接続して構成されたT型ラダーフィルタなど、各種圧電フィルタに本発明に係る圧電共振子を採用できる。また、上記実施形態2では、フィルタを単一素子として構成できるよう、2つの圧電共振子を並設する状態で形成したものを示したが、3つ以上の圧電共振子を単一素子として構成しても良いとともに、その配置も一定方向に沿って並設されるものに限定されない。
【0079】
(3)上記実施の形態では、振動部の厚み方向視での形状を細長状の八角形のものを示したが、本発明に係る圧電共振子における振動部7の厚み方向視の形状としては、図25〜図28などに開示されたものでも良い。
【0080】
すなわち、図25(a)に示すものは、振動部7の形状が横長の六角形状となっているものであって、その平行な対向する辺の長さが振動波長λの10倍以下となっている。図25(b)に示すものは、振動部7の形状が横長の楕円となっているものであって、その長手方向長さLが少なくとも振動波長λの20倍以上となっている。図25(c)に示すものは、振動部7の形状が半円となっているものであって、その長手方向長さLが少なくとも振動波長λの20倍以上となっている。図25(d)に示すものは、その形状が鋭角2等辺三角形となっているものであって、その長手方向長さL(この場合短辺とそれに対する頂点までの距離L)が少なくとも振動波長λの20倍以上となっている。図25(e)に示すものは、その形状が各4辺が階段状となっている菱形となっているものであって、その平行な対向する辺の長さが振動波長λの10倍以下となっているとともに、その長さ方向長さLが少なくとも振動波長λの20倍以上となっている。これら、図25にそれぞれ示す振動部の厚み方向視形状は、所定幅方向での中心を通りかつその所定幅方向に対し直交する直線を仮想中心線とする線対称図形である。
【0081】
また、図26(a)に示すものは、その形状が横長の十六角形となっているものであって、その平行な対向する辺の長さが振動波長λの10倍以下となっているとともに、その長手方向長さLが少なくとも振動波長λの20倍以上となっている。図26(b)に示すものは、その形状が細長の七角形となっているものであって、線対称図形となっているとともに、その長手方向長さLが少なくとも振動波長λの20倍以上となっている。図26(c)に示すものは、その形状が細長の八角形の4辺が凸曲線を描くものであって、その平行な対向する辺の長さが振動波長λの10倍以下となっているとともに、その長手方向長さLが少なくとも振動波長λの20倍以上となっている。図26(d)に示すものは、その形状が細長の八角形の4辺が凹曲線を描くものであって、その平行な対向する辺の長さが振動波長λの10倍以下となっているとともに、その長手方向長さLが少なくとも振動波長λの20倍以上となっている。これら、図26にそれぞれ示す振動部の厚み方向視形状は、所定幅方向での中心を通りかつその所定幅方向に対し直交する直線を仮想中心線とする左右対称図形である。
【0082】
また、図27(a)に示すものは、その形状がその長手方向長さL1と短手方向長さL2との比が11:3となる菱形であって、その平行な対向する辺の長さが振動波長λの10倍以下となっている。図27(b)に示すものは、その形状がその長手方向長さL1と短手方向長さL2との比が6:1となる菱形であって、その平行な対向する辺の長さが振動波長λの10倍以下となっている。。図27(c)に示すものは、その形状が頂角30°を成す台形となっているものであって、その上辺の長さLが振動波長λの10倍以下となっている。図27にそれぞれ示す振動部の厚み方向視形状は、所定幅方向での中心を通りかつその所定幅方向に対し直交する直線を仮想中心線とする線対称図形である。
【0083】
また、図28(a)に示すものは、その形状が正方形の各辺から内側に鈍角二等辺三角形を切り欠いているものであって、その長手方向長さL(この場合正方形での対角線長さL)が少なくとも振動波長λの20倍以上となっている。図28(b)に示すものは、その形状が長方形の各辺から内側に鈍角二等辺三角形を切り欠いているものであって、その長手方向長さL(この場合長方形での対角線長さL)が少なくとも振動波長λの20倍以上となっている。これら、図28にそれぞれ示す振動部の厚み方向視形状は、所定幅方向での中心を通りかつその所定幅方向に対し直交する直線を仮想中心線とする線対称図形である。
(4)上記実施形態では、上部電極と外部電極とをつなぐリードが、振動部の長手方向に沿った状態で上部電極につながるように形成されたものを示したが、図29(a),(b)に示すように、振動部7の上部電極6の長手方向に対して交差する角度方向に沿ってリード28を延出する状態でそのリード28と上部電極6とをつなぐようにしても良い。ここで、図29(a)は、前記長手方向に対して30°の角度となる方向にリード17が沿う場合を示し、図29(b)は、前記長手方向に対して45°の角度となる方向にリード28が沿う場合を示す。このようにリードの沿う方向を振動部の長手方向に対して交差する方向となっているから、素子全体における振動部の長手方向での必要寸法を小さくできることになって、素子として小型化を図ることができる。
【0084】
(5)上記各実施形態では、基板に上下に貫通する開口部を形成して振動部をその開口部に設けるものを示したが、本発明は、例えば、図30に示すように、基板32の上面側に有底の空洞部を成す凹部38を形成して、その凹部38を覆うように下部電極35を絶縁層33を介して設け、下部電極35上に成膜した圧電薄膜34上に上部電極36を形成しすることで圧電共振子31を構成しても良い。
【0085】
【発明の効果】
本発明に係る第1ないし第3の圧電共振子によれば、スプリアスが主振動に対する大きなリップルとして作用しなくなるから、インピーダンス特性や位相特性が向上し、共振特性として優れた圧電共振子が得られる。圧電共振子をフィルタとして使用した場合、圧電振動子のスプリアス振動の影響により通過帯域内に生じるリップルが小さいものとなるので、例えばバンドパスフィルタとして信号の選別性能で優れたものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1,参考例1〜5に係る圧電共振子の要部を示す縦断面図
【図2】 本発明の実施形態1に係る圧電共振子を示す平面図
【図3】 本発明の実施形態1に係る圧電共振子の振動部(厚み方向視八角形)を示す平面図
【図4】 本発明の実施形態1に係る圧電共振子の試料1の振動部を示す平面図(a)と、その共振特性を示すグラフ(b)
【図5】 本発明の実施形態1に係る圧電共振子の試料2の振動部を示す平面図(a)と、その共振特性を示すグラフ(b)
【図6】 本発明の実施形態1に係る圧電共振子の試料3の振動部を示す平面図(a)と、その共振特性を示すグラフ(b)
【図7】 本発明の実施形態1に係る圧電共振子の試料4の振動部を示す平面図(a)と、その共振特性を示すグラフ(b)
【図8】 本発明の実施形態1に係る圧電共振子の試料5の振動部を示す平面図(a)と、その共振特性を示すグラフ(b)
【図9】 本発明の実施形態2に係る圧電フィルタを示す平面図
【図10】 図9におけるA−A線断面図(a)、および図9におけるB−B線断面図(b)
【図11】 図9の圧電フィルタを示す回路図
【図12】 本発明の参考例1に係る圧電共振子の振動部の形状を示す平面図
【図13】 図12に示される圧電共振子の共振特性を示すグラフ
【図14】 本発明の参考例2に係る圧電共振子の振動部の形状を示す平面図
【図15】 図14に示される圧電共振子の共振特性を示すグラフ
【図16】 本発明の参考例3に係る圧電共振子の振動部の形状を示す平面図
【図17】 図16に示される圧電共振子の共振特性を示すグラフ
【図18】 本発明の参考例4に係る圧電共振子の振動部の形状を示す平面図
【図19】 図18に示される圧電共振子の共振特性を示すグラフ
【図20】 本発明の参考例5に係る圧電共振子の振動部の形状を示す平面図
【図21】 図20に示される圧電共振子の共振特性を示すグラフ
【図22】 本発明に係るデュプレクサの概略を示す説明図
【図23】 本発明に係る通信装置の概略を示す説明図
【図24】 本発明に係るラダー構成の圧電フィルタの変形例を示す回路図
【図25】 本発明の別の参考例の圧電共振子における振動部の厚み方向視の形状を示す平面図
【図26】 本発明の別の参考例の圧電共振子における振動部の厚み方向視の形状を示す平面図
【図27】 本発明の別の参考例の圧電共振子における振動部の厚み方向視の形状を示す平面図
【図28】 本発明の別の参考例の圧電共振子における振動部の厚み方向視の形状を示す平面図
【図29】 振動部とリードとを示す平面図
【図30】 本発明の別の実施の形態の圧電共振子の縦断面図
【図31】 従来の圧電共振子の共振特性を示すグラフ
【図32】 圧電共振子の振動部の厚み方向視形状の対向する平行な辺の長さと振動波長との比と、スプリアスの発生状況との関係を示すグラフ
【符号の説明】
1 圧電共振子
2 基板
3 支持膜
4 圧電薄膜部(薄膜部)
5 下部電極
6 上部電極
8 開口部

Claims (7)

  1. 基板と、前記基板に形成されている、少なくとも1層以上の圧電薄膜を有する薄膜部の上下面を少なくとも一対の上部電極及び下部電極を厚み方向で対向させて挟む構造の振動部とを有する圧電共振子において、
    前記振動部の前記上部電極及び下部電極が対向して重なる部分の形状は、前記厚み方向視で、線対称、または、点対称であり、かつ、長手方向両端および短手方向両端にそれぞれ長さが振動波長の10倍以下である平行な辺を有する細長形状の長八角形であり、
    該形状における短手方向長さをbとし、該形状における長手方向で両端に位置する短手方向に沿った辺の長さをdとすると、d/b≦0.5を満たし、
    該形状における長手方向長さは主振動の共振波長の20倍以上に設定されていることを特徴とする、圧電共振子。
  2. 請求項に記載の圧電共振子において、
    前記基板は開口部もしくは凹部を有し、前記開口部もしくは凹部上に前記振動部が形成されていることを特徴とする、圧電共振子。
  3. 請求項1または2のいずれかに記載の圧電共振子において、
    前記振動部は、前記上部電極及び下部電極を通して印加される電気信号によって厚み縦振動モードで振動することを特徴する、圧電共振子。
  4. 請求項1ないしのいずれかに記載の圧電共振子を用いていることを特徴とする、圧電フィルタ。
  5. 請求項1ないしのいずれかに記載の圧電共振子を用いて、ラダー構成にしたことを特徴とする、圧電フィルタ。
  6. 請求項1ないしのいずれかに記載の圧電共振子または圧電フィルタを用いたことを特徴とするデュプレクサ。
  7. 請求項1ないしのいずれかに記載の圧電共振子または圧電フィルタを用いたことを特徴とする、通信装置。
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