JP3952139B2 - 燃料電池 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料電池に係り、更に詳しくは、電解質膜の両側に配置されてシール作用をなす燃料電池用ガスケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
燃料電池の単セルは、電解質膜を有し、この電解質膜の両側に触媒層を担持させて膜電極複合体となし、この膜電極複合体の両側にガス拡散層を有し、更にその両側をセパレータにより挟み込む構成となっている。膜電極複合体の両側には一対のガスケットが配置され、このガスケットによりセパレータとの間を各反応ガスが漏れないようにシールされている。
【0003】
燃料電池のスタックは、複数の単セルを積層することにより構成されるが、スタック両端のプレートの締付け力を低減するために、ガスケットとしては低反力で必要な面圧が得られるような特性を持つものが望ましい。
【0004】
一般的に、低反力で高い面圧を得るためには、相手部材に対する接触面積を小さくした断面三角形状のリップ形状にすることが有効であるが、膜電極複合体の両側に配置されるガスケットにおいては、リップの先端角度が小さいほど、一対のガスケットのリップ位置のずれによる面圧の低下が極端に大きくなる。
【0005】
そして、一対のガスケットを配置する際に双方のリップ位置にずれが生じるとその部分の面圧や反力が低下してこれらにばらつきが発生するため、均一なシール性能を得ることができない。このため、ガスケットの配置については、リップ位置の管理を厳しくするとともに、低反力性を犠牲にしてリップの先端角度を大きくとる必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上の点に鑑みて、ガスケットに発生する面圧や反力を均一化させることができ、もってシール性能を向上させることが可能であるとともに、セルないしスタックの組立作業性を向上させることが可能な燃料電池を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1による燃料電池は、
膜電極複合体(1)の両側にガス拡散層(2)(3)が配置され、更にその両側にセパレータ(4)(5)が配置されて前記膜電極複合体(1)およびガス拡散層(2)(3)を挟み込み、前記膜電極複合体(1)の周縁部(1a)は前記ガス拡散層(2)(3)の周縁部(2a)(3a)よりも外側に突出し、前記セパレータ(4)(5)の周縁部(4a)(5a)は前記膜電極複合体(1)の周縁部(1a)よりも更に外側に突出し、前記膜電極複合体(1)の周縁部(1a)の両側であって前記セパレータ(4)(5)の内面側にそれぞれガスケット(6)(7)が配置され、前記ガスケット(6)(7)はそれぞれ粘着剤(11)(12)または熱圧着よりなる接合手段により前記膜電極複合体(1)の 周縁部(1a)の一面または他面に貼着され、
一方の前記ガスケット(6)は、一面に前記接合手段を設定する基部(6a)の他面にシールリップ部(6b)を一体に設けたものであって、前記シールリップ部(6b)の頂部において一方の前記セパレータ(4)に密接し、前記基部(6a)の外側に延長部(6d)が一体に設けられ、前記延長部(6d)の一面に位置決め部(10)の一方の構成要素をなす凹部(6c)が設けられ、
他方の前記ガスケット(7)は、一面に前記接合手段を設定する基部(7a)の他面にシールリップ部(7b)を一体に設けたものであって、前記シールリップ部(7b)の頂部において他方の前記セパレータ(5)に密接し、前記基部(7a)の外側に延長部(7d)が一体に設けられ、前記延長部(7d)の一面に位置決め部(10)の他方の構成要素をなす凸部(7c)が設けられ、
前記一対のガスケット(6)(7)は、その平面形状を互いに同一とされるとともに、一方のガスケット(6)におけるシールリップ部(6b)の頂部と凹部(6c)間の間隔(d 1 )と他方のガスケット(7)におけるシールリップ部(7b)の頂部と凸部(7c)間の間隔(d 2 )とを互いに同一とされ、
前記凹部(6c)および凸部(7c)は、前記膜電極複合体(1)の外側において互いに対向しかつ係合し、これにより前記凹部(6c)および凸部(7c)の組み合わせよりなる位置決め部(10)は前記ガスケット(6)(7)同士を平面上位置決めすることを特徴とするものである。
【0008】
また、本発明の請求項2による燃料電池は、膜電極複合体(1)の両側にガス拡散層(2)(3)が配置され、更にその両側にセパレータ(4)(5)が配置されて前記膜電極複合体(1)およびガス拡散層(2)(3)を挟み込み、前記セパレータ(4)(5)の周縁部(4a)(5a)は前記膜電極複合体(1)の周縁部(1a)および前記ガス拡散層(2)(3)の周縁部(2a)(3a)よりも外側に突出し、前記ガス拡散層(2)(3)の周縁部(2a)(3a)であって前記セパレータ(4)(5)の内面側にそれぞれガスケット(6)(7)が配置され、前記ガスケット(6)(7)はそれぞれ含浸による接合手段により前記ガス拡散層(2)(3)の周縁部(2a)(3a)に一体化され、
一方の前記ガスケット(6)は、一方の前記ガス拡散層(2)の周縁部(2a)に含浸された含浸部(6e)の一面にシールリップ部(6b)を前記ガス拡散層(2)から突出するように一体に設けたものであって、前記シールリップ部(6b)の頂部において一方の前記セパレータ(4)に密接し、前記含浸部(6e)の外側に延長部(6d)が前記ガス拡散層(2)から突出するように一体に設けられ、前記延長部(6d)の一面に位置決め部(10)の一方の構成要素をなす凹部(6c)が設けられ、
他方の前記ガスケット(7)は、他方の前記ガス拡散層(3)の周縁部(3a)に含浸された含浸部(7e)の一面にシールリップ部(7b)を前記ガス拡散層(3)から突出するように一体に設けたものであって、前記シールリップ部(7b)の頂部において他方の前記セパレータ(5)に密接し、前記含浸部(7e)の外側に延長部(7d)が前記ガス拡散層(3)から突出するように一体に設けられ、前記延長部(7d)の一面に位置決め部(10)の他方の構成要素をなす凸部(7c)が設けられ、
前記一対のガスケット(6)(7)は、その平面形状を互いに同一とされるとともに、一方のガスケット(6)におけるシールリップ部(6b)の頂部と凹部(6c)間の間隔(d 1 )と他方のガスケット(7)におけるシールリップ部(7b)の頂部と凸部(7c)間の間隔(d 2 )とを互いに同一とされ、
前記凹部(6c)および凸部(7c)は、前記膜電極複合体(1)の外側において互いに対向しかつ係合し、これにより前記凹部(6c)および凸部(7c)の組み合わせよりなる位置決め部(10)は前記ガスケット(6)(7)同士を平面上位置決めすることを特徴とするものである。
【0009】
上記構成を備えた本発明の請求項1による燃料電池において、一対のガスケットに設けた凹部および凸部の組み合わせよりなる位置決め部を係合させると、これに伴って両ガスケットの頂部(シールライン)を平面上合致させることが可能となる。すなわち、本発明はガスケットの自己調芯機能を備えており、この自己調芯機能によってシールラインを合致可能とされている。
【0010】
位置決め部としては、一方のガスケットに設けられる凹部と、他方のガスケットに設けられて前記凹部と係合する凸部との組み合わせとするのが好適であり、このような構造の位置決め部がガスケットのシールラインに沿って連続的に設けられ、または断続的に設けられる。
【0011】
また、上記ガスケットはこれを、粘着剤または熱圧着よりなる接合手段によって膜電極複合体と一体化したり、含浸による接合手段によってガス拡散層と一体化したりするのが好適であり、これらの一体化構造によれば、燃料電池の組立時における部品点数を削減することが可能となる。
【0012】
ガスケットの成形材料としては、燃料電池用途に使用されるものであれば特に制限はないが、圧縮永久歪に優れ、系を汚染しないものが望ましい。例えばエチレンプロピレンジエン(EPDM)、ブチル、シリコーンまたはフッ素等のゴム材質が好適に使用される。
【0013】
尚、本件出願には、以下の技術的事項が含まれる。
【0014】
すなわち、上記目的を達成するため、本件出願が提案する一のガスケットは以下の構成を備えている。
【0015】
(1)燃料電池の電解質膜を介して組み合わせて使用されるガスケットにおいて、双方のシールラインが合致するような位置決め用の凹凸を連続的に有するガスケット。
(2)燃料電池の電解質膜を介して組み合わせて使用されるガスケットにおいて、双方のシールラインが合致するような位置決め用の凹凸を断続的に複数個設けたガスケット。
(3)上記(1)または(2)項のガスケットを接着剤、熱圧着等により電解質膜と一体化した電解質膜一体型ガスケット。
(4)上記(1)または(2)項のガスケットをプレス成形、射出成形等によってガス拡散層と一体化したガス拡散層一体型ガスケット。
(5)一対のガスケットに位置合わせ用の凹凸を配置し、これによりガスケットに自己調芯機能を持たせることによって、シールラインを互いに合致させるとともに組付時のガスケット位置の精度管理を軽減させる。
【0016】
そして、上記構成のガスケットによれば、以下の作用効果を奏することが可能である。
【0017】
(1) 膜電極複合体を介して一対のガスケットを配置する際に、部材の組付位置精度を厳しく管理しなくても、ガスケットに設けられた自己調芯用の凹凸に沿って双方のガスケット位置が調芯され、リップ位置のずれを防止できることから、部材製作時の寸法精度、組付時の位置精度を軽減することができる。
(2) 粘着剤等を使用して一対のガスケットを膜電極複合体に一体化させる際に、部材の組付位置精度を厳しく管理しなくても、ガスケットに設けられた自己調芯用の凹凸に沿って双方のガスケット位置が調芯され、リップ位置のずれを防止できることから、一体化する際の位置決め作業を簡略化することができる。
(3) リップ位置のずれが起因となるガスケットの面圧、反力の著しい低下を防止できるため、安定したシール性が得られる。
(4) リップ位置のずれを設計的に考慮する必要がなくなることから、リップ形状の鋭角化が可能となり、より低反力、高面圧化が図れる等、設計上の自由度が大きくなる。
【0018】
【発明の実施の形態】
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
【0019】
第一実施例・・・
図1は、本発明の第一実施例に係るガスケットを備えた燃料電池セルの要部断面を示しており、このセルは以下のように構成されている。
【0020】
すなわち先ず、電解質膜(図示せず)の両側(両面側、図上上側および下側)に触媒層(図示せず)を担持した膜電極複合体1が設けられており、その両側にガス拡散層2,3が配置されており、更にその両側にセパレータ4,5が配置されて上記膜電極複合体1およびガス拡散層2,3を両側から挟み込んでいる。膜電極複合体1の周縁部(図上右端部)1aはガス拡散層2,3の周縁部2a,3aよりも外側(図上右側)に突出しており、セパレータ4,5の周縁部4a,5aは膜電極複合体1の周縁部1aよりも更に外側に突出している。
【0021】
膜電極複合体1の周縁部1aの両側であってセパレータ4,5の内面側にそれぞれガスケット6,7が配置されており、このガスケット6,7はそれぞれ粘着剤11,12よりなる接合手段により膜電極複合体1の周縁部1aの一面または他面に貼着されている。
【0022】
図上上側の一方のガスケット6は、一面に上記粘着剤11を塗布した基部6aの他面にシールリップ部6bを一体成形したものであって、基部6aの外側に延長部6dが一体成形されており、この延長部6dの一面に、位置決め部(調芯部とも称する)10の一方の構成要素をなす凹部6cが一体的に設けられている。シールリップ部6bは断面山形ないし三角形状に形成されており、その頂部(先端部)において、セパレータ4の内面に形成した溝部4cの内面に密接してシール作用をなす。延長部6dの他面はセパレータ4の内面に密接しており、副次的なシール部をなす場合がある。
【0023】
また、図上下側の他方のガスケット7は、一面に上記粘着剤12を塗布した基部7aの他面にシールリップ部7bを一体成形したものであって、基部7aの外側に延長部7dが一体成形されており、この延長部7dの一面に、位置決め部10の他方の構成要素をなす凸部7cが一体的に設けられている。シールリップ部7bは断面山形ないし三角形状に形成されており、その頂部(先端部)においてセパレータ5の内面に形成した溝部5cの内面に密接してシール作用をなす。延長部7dの他面はセパレータ5の内面に密接しており、副次的なシール部をなす場合がある。
【0024】
上記一対のガスケット6,7は、図示した向かい合わせの状態でその平面形状を互いに同一形状に形成されており、特に一方のガスケット6におけるシールリップ部6bの頂部と凹部6c間の間隔d1と、他方のガスケット7におけるシールリップ部7bの頂部と凸部7c間の間隔d2とは互いに同一寸法に形成されている。
【0025】
上記凹部6cおよび凸部7cは、膜電極複合体1の外側において互いに直接対向しかつ互いに係合するものであって、この凹部6cおよび凸部7cが互いに係合することによって両ガスケット6,7の平面上の位置が合致せしめられ、両ガスケット6,7のシールラインの平面上の位置が合致せしめられる。したがってガスケット6,7を膜電極複合体1に取り付けるに際しては、この凹部6cおよび凸部7cよりなる位置決め部10を係合させた状態でガスケット6,7を膜電極複合体1に貼着することにより、電解質膜ないし膜電極複合体一体型のガスケットを一組成形する。シールラインは、シールリップ部6b,7bの頂部を辿ることによって特定されるガスケット平面上の線である。凹部6cおよび凸部7cはこのシールラインに沿ってその外側に平面上連続的に設けられるが、平面上断続的に複数を設けるようにしても良い。凸部7cは、断面四角形状に形成されており、凹部6cはこれに対応する断面形状に形成されている。
【0026】
上記構成のガスケットによれば、上記したようにガスケット6,7に設けた凹部6cおよび凸部7cの組み合わせよりなる位置決め部10を係合させることにより、ガスケット6,7のシールラインの平面上の位置を合致させることが可能である。したがって、位置決め部10を係合させてガスケット6,7のシールラインの平面上の位置を合致させることにより、シールラインのずれを原因とするガスケット6,7の面圧および反力の極端な低下を防止することができ、これにより安定したシール性能を得ることができる。
【0027】
また、凹部6cおよび凸部7cよりなる位置決め部10を係合させた状態でガスケット6,7を膜電極複合体1に取り付けることによってガスケット6,7のシールラインの平面上の位置を合致させることが可能であるために、ガスケット6,7を膜電極複合体1に取り付けるに際しては、各ガスケット6,7の膜電極複合体1に対する位置精度を厳しく管理する必要がない(位置精度を厳しく管理しなくても、位置決め部10を係合させた状態でガスケット6,7を膜電極複合体1に取り付ければ自動的にガスケット6,7のシールラインの平面上の位置が合致する)。したがって、取付作業を容易化することができる。
【0028】
第二実施例・・・
図2は、本発明の第二実施例に係るガスケットを備えた燃料電池セルの要部断面を示しており、このセルは以下のように構成されている。
【0029】
すなわち先ず、電解質膜(図示せず)の両側(両面側、図上上側および下側)に触媒層(図示せず)を担持した膜電極複合体1が設けられており、その両側にガス拡散層2,3が配置されており、更にその両側にセパレータ4,5が配置されて上記膜電極複合体1およびガス拡散層2,3を両側から挟み込んでいる。膜電極複合体1の周縁部(図上右端部)1aはガス拡散層2,3の周縁部2a,3aよりも僅かに外側(図上右側)に突出しており、セパレータ4,5の周縁部4a,5aは膜電極複合体1の周縁部1aよりも更に外側に突出している。
【0030】
ガス拡散層2,3の周縁部2a,3a位置であってセパレータ4,5の内面側にそれぞれガスケット6,7が配置されており、このガスケット6,7はそれぞれ射出成形時の含浸による接合手段によりガス拡散層2,3の周縁部2a,3aに対して一体化されており、ガス拡散層一体型のガスケットとされている。
【0031】
図上上側の一方のガスケット6は、ガス拡散層2の周縁部2aに含浸された含浸部6eの一面にシールリップ部6bをガス拡散層2から突出するように一体成形したものであって、含浸部6eの外側に延長部6dがやはりガス拡散層2から突出するように一体成形されており、この延長部6dの一面に、位置決め部(調芯部とも称する)10の一方の構成要素をなす凹部6cが一体的に設けられている。シールリップ部6bは断面山形ないし三角形状に形成されており、その頂部(先端部)において、セパレータ4の内面に形成した溝部4cの内面に密接してシール作用をなす。延長部6dの他面はセパレータ4の内面に密接しており、副次的なシール部をなす場合がある。
【0032】
また、図上下側の他方のガスケット7は、ガス拡散層3の周縁部3aに含浸された含浸部7eの一面にシールリップ部7bをガス拡散層3から突出するように一体成形したものであって、含浸部7eの外側に延長部7dがやはりガス拡散層3から突出するように一体成形されており、この延長部7dの一面に、位置決め部10の他方の構成要素をなす凸部7cが一体的に設けられている。シールリップ部7bは断面山形ないし三角形状に形成されており、その頂部(先端部)において、セパレータ5の内面に形成した溝部5cの内面に密接してシール作用をなす。延長部7dの他面はセパレータ5の内面に密接しており、副次的なシール部をなす場合がある。
【0033】
上記一対のガスケット6,7は、図示した向かい合わせの状態でその平面形状を互いに同一形状に形成されており、特に一方のガスケット6におけるシールリップ部6bの頂部と凹部6c間の間隔d1と、他方のガスケット7におけるシールリップ部7bの頂部と凸部7c間の間隔d2とは互いに同一寸法に形成されている。
【0034】
上記凹部6cおよび凸部7cは、膜電極複合体1の外側において互いに直接対向しかつ互いに係合するものであって、この凹部6cおよび凸部7cが互いに係合することによって両ガスケット6,7の平面上の位置が合致せしめられ、両ガスケット6,7のシールラインの平面上の位置が合致せしめられる。したがってセルないしスタックの組立時にガス拡散層2,3によって膜電極複合体1を挟み込むに際しては、この凹部6cおよび凸部7cよりなる位置決め部10を係合させた状態でガス拡散層2,3によって膜電極複合体1を挟み込む。シールラインは、シールリップ部6b,7bの頂部を辿ることによって特定されるガスケット平面上の線である。凹部6cおよび凸部7cはこのシールラインに沿ってその外側に平面上連続的に設けられるが、平面上断続的に複数を設けるようにしても良い。凸部7cは、断面四角形状に形成されており、凹部6cはこれに対応する断面形状に形成されている。
【0035】
上記構成のガスケットによれば、上記したようにガスケット6,7に設けた凹部6cおよび凸部7cの組み合わせよりなる位置決め部10を係合させることにより、ガスケット6,7のシールラインの平面上の位置を合致させることが可能である。したがって、位置決め部10を係合させてガスケット6,7のシールラインの平面上の位置を合致させることにより、シールラインのずれを原因とするガスケット6,7の面圧および反力の極端な低下を防止することができ、これにより安定したシール性能を得ることができる。
【0036】
また、凹部6cおよび凸部7cよりなる位置決め部10を係合させた状態でガス拡散層2,3により膜電極複合体1を挟み込むことによってガスケット6,7のシールラインの平面上の位置を合致させることが可能であるために、ガス拡散層2,3によって膜電極複合体1を挟み込むに際しては、各ガス拡散層2,3の膜電極複合体1に対する位置精度を厳しく管理する必要がない(位置精度を厳しく管理しなくても、位置決め部10を係合させた状態でガス拡散層2,3によって膜電極複合体1を挟み込めば自動的にガスケット6,7のシールラインの平面上の位置が合致する)。したがって、組立作業を容易化することができる。
【0037】
【発明の効果】
本発明は、以下の効果を奏する。
【0038】
すなわち、上記構成を備えた本発明の各請求項による燃料電池においては、一対のガスケットに設けた位置決め部を係合させることにより両ガスケットの頂部(シールライン)を平面上合致させることができる。したがって、位置決め部を係合させてガスケットのシールラインを平面上合致させることにより、シールラインのずれを原因とするガスケットの面圧および反力の極端な低下を防止することができ、これにより安定したシール性能を得ることができる。
【0039】
また、位置決め部を係合させた状態で、ガスケットやこれを含浸したガス拡散層を膜電極複合体に取り付けることによってガスケットのシールラインを平面上合致させることができるために、部品の取付位置精度や組付位置精度をそれほど厳しく管理する必要がない。したがって、取付作業や組立作業を容易化することができる。
【0040】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施例に係るガスケットを備えた燃料電池セルの要部断面図
【図2】 本発明の第二実施例に係るガスケットを備えた燃料電池セルの要部断面図
【符号の説明】
1 膜電極複合体
1a,2a,3a,4a,5a 周縁部
2,3 ガス拡散層
4,5 セパレータ
4b,5b 装着溝
4c,5c 溝部
6,7 ガスケット
6a,7a 基部
6b,7b シールリップ部
6c 凹部
6d,7d 延長部
6e,7e 含浸部
7c 凸部
8,9 接着剤
10 位置決め部
11,12 粘着剤
Claims (2)
- 膜電極複合体(1)の両側にガス拡散層(2)(3)が配置され、更にその両側にセパレータ(4)(5)が配置されて前記膜電極複合体(1)およびガス拡散層(2)(3)を挟み込み、前記膜電極複合体(1)の周縁部(1a)は前記ガス拡散層(2)(3)の周縁部(2a)(3a)よりも外側に突出し、前記セパレータ(4)(5)の周縁部(4a)(5a)は前記膜電極複合体(1)の周縁部(1a)よりも更に外側に突出し、前記膜電極複合体(1)の周縁部(1a)の両側であって前記セパレータ(4)(5)の内面側にそれぞれガスケット(6)(7)が配置され、前記ガスケット(6)(7)はそれぞれ粘着剤(11)(12)または熱圧着よりなる接合手段により前記膜電極複合体(1)の周縁部(1a)の一面または他面に貼着され、
一方の前記ガスケット(6)は、一面に前記接合手段を設定する基部(6a)の他面にシールリップ部(6b)を一体に設けたものであって、前記シールリップ部(6b)の頂部において一方の前記セパレータ(4)に密接し、前記基部(6a)の外側に延長部(6d)が一体に設けられ、前記延長部(6d)の一面に位置決め部(10)の一方の構成要素をなす凹部(6c)が設けられ、
他方の前記ガスケット(7)は、一面に前記接合手段を設定する基部(7a)の他面にシールリップ部(7b)を一体に設けたものであって、前記シールリップ部(7b)の頂部において他方の前記セパレータ(5)に密接し、前記基部(7a)の外側に延長部(7d)が一体に設けられ、前記延長部(7d)の一面に位置決め部(10)の他方の構成要素をなす凸部(7c)が設けられ、
前記一対のガスケット(6)(7)は、その平面形状を互いに同一とされるとともに、一方のガスケット(6)におけるシールリップ部(6b)の頂部と凹部(6c)間の間隔(d 1 )と他方のガスケット(7)におけるシールリップ部(7b)の頂部と凸部(7c)間の間隔(d 2 )とを互いに同一とされ、
前記凹部(6c)および凸部(7c)は、前記膜電極複合体(1)の外側において互いに対向しかつ係合し、これにより前記凹部(6c)および凸部(7c)の組み合わせよりなる位置決め部(10)は前記ガスケット(6)(7)同士を平面上位置決めすることを特徴とする燃料電池。 - 膜電極複合体(1)の両側にガス拡散層(2)(3)が配置され、更にその両側にセパレータ(4)(5)が配置されて前記膜電極複合体(1)およびガス拡散層(2)(3)を挟み込み、前記セパレータ(4)(5)の周縁部(4a)(5a)は前記膜電極複合体(1)の周縁部(1a)および前記ガス拡散層(2)(3)の周縁部(2a)(3a)よりも外側に突出し、前記ガス拡散層(2)(3)の周縁部(2a)(3a)であって前記セパレータ(4)(5)の内面側にそれぞれガスケット(6)(7)が配置され、前記ガスケット(6)(7)はそれぞれ含浸による接合手段により前記ガス拡散層(2)(3)の周縁部(2a)(3a)に一体化され、
一方の前記ガスケット(6)は、一方の前記ガス拡散層(2)の周縁部(2a)に含浸された含浸部(6e)の一面にシールリップ部(6b)を前記ガス拡散層(2)から突出するように一体に設けたものであって、前記シールリップ部(6b)の頂部において一方の前記セパレータ(4)に密接し、前記含浸部(6e)の外側に延長部(6d)が前記ガス拡散層(2)から突出するように一体に設けられ、前記延長部(6d)の一面に位置決め部(10)の一方の構成要素をなす凹部(6c)が設けられ、
他方の前記ガスケット(7)は、他方の前記ガス拡散層(3)の周縁部(3a)に含浸された含浸部(7e)の一面にシールリップ部(7b)を前記ガス拡散層(3)から突出するように一体に設けたものであって、前記シールリップ部(7b)の頂部において他方の前記セパレータ(5)に密接し、前記含浸部(7e)の外側に延長部(7d)が前記ガス拡散層(3)から突出するように一体に設けられ、前記延長部(7d)の一面に位置決め部(10)の他方の構成要素をなす凸部(7c)が設けられ、
前記一対のガスケット(6)(7)は、その平面形状を互いに同一とされるとともに、一方のガスケット(6)におけるシールリップ部(6b)の頂部と凹部(6c)間の間隔(d 1 )と他方のガスケット(7)におけるシールリップ部(7b)の頂部と凸部(7c)間の間隔(d 2 )とを互いに同一とされ、
前記凹部(6c)および凸部(7c)は、前記膜電極複合体(1)の外側において互いに対向しかつ係合し、これにより前記凹部(6c)および凸部(7c)の組み合わせよりなる位置決め部(10)は前記ガスケット(6)(7)同士を平面上位置決めすることを特徴とする燃料電池。
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