JP3926773B2 - ばね組立体及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、自動車の自動変速機のクラッチ機構における多板クラッチピストンの戻しばね手段などとして使用されるばね組立体とその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種ばね組立体は、具体的には図示しないが、2枚の円環状プレートと、これら各円環状プレート間の周方向に所定の間隔をおいて介装される複数の圧縮コイルばねとから成り、実際の組み付けに際しては、各円環状プレートの内側面に対向して形成された突起部の外周に圧縮コイルばねの座巻部をセットする状態を得て、かしめ用のポンチを使用して、各突起部を外側に拡径することにより、突起部の外周面と円環状プレートの内側面間とで圧縮コイルばねの座巻部を夫々挾持する構成となっている。
【0003】
斯かる構成の下では、一方の円環状プレートに圧縮コイルばねの一端座巻部を組み付ける工程では、かしめ用のポンチを突起部に容易に接近させることができるので、突起部を比較的簡単にかしめることが可能となるが、他方の円環状プレートに圧縮コイルばねの他端座巻部を組み付ける工程では、各円環状プレート間の領域にかしめ用のポンチを容易に挿入することができないので、この場合には、極めて困難且つ煩雑な作業が強いられることとなる。
【0004】
そこで、その対策として、従来にあっては、一方の円環状プレートに圧縮コイルばねの一端座巻部を組み付ける場合には、今まで通り、通常のかしめ用のポンチを使用して、その突起部をかしめるが、他方の円環状プレートに圧縮コイルばねの他端座巻部を組み付ける場合には、縦割りポンチと拡開ピンを用いてかしめる方法が提案されている。
【0005】
具体的には、縦割りポンチは、突起部の内径より僅かに小さな外径を有して、その先端部が割り溝によって拡開可能に分割されており、拡開ピンは、他方の円環状プレートの突起部内に挿入できる外径を有して、その尖鋭先端部が上記縦割りポンチの割り溝内に導かれることにより、縦割りポンチの先端部を拡開できる構成となっている。
【0006】
依って、かしめ作業を施すべき他方の円環状プレート側の突起部内に上記拡開ビンの尖鋭先端部を臨ませながら、既にかしめられている一方の円環状プレート側の突起部内から縦割りポンチの先端部を挿入して降下させると、拡開ピンの尖鋭先端部が割り溝内に導かれて、縦割りポンチの先端部を拡開させるので、これにより、突起部を外側に押し広げてかしめることが可能となる(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】
特許第3288458号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従って、従来の製造方法にあっては、縦割りポンチと拡開ピンを使用することにより、他方の円環状プレートの突起部を容易にかしめることができるので、他方の円環状プレートと圧縮コイルばねとの組み付け作業が改善されることとなるが、反面、突起部をかしめる場合には、その全周を一律に拡径するものではなく、あくまでも、縦割りポンチの割り溝を介して分割された先端部で部分的に拡開するだけであるから、自ずと、圧縮コイルばねの他方の円環状プレートに対する保持力が低下して、圧縮コイルばねが外れてしまう恐れがあった。又、縦割りポンチ自体は、先端部が割り溝を介して分割されているので、先端部の強度に乏しく、容易に折損したり磨耗する恐れがあった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、斯かる従来の課題を有効に解決するために開発されたもので、請求項1記載の発明は、円環状プレートと圧縮コイルばねとから成り、円環状プレートに形成された突起部をかしめることにより、円環状プレートに圧縮コイルばねを組み付けるばね組立体の製造方法において、上記円環状プレート側に先細り状の突起部を形成して、当該突起部の先端先細り側から先端先細り部分の内径よりも大きく且つ突起部の大径付根部分の内径よりも小さな径部を有するポンチを挿入して拡径することにより、突起部の先端先細り部分の拡径に伴って、該先端先細り部分に連なる突起部の大径付根部分を圧縮コイルばねの座巻部の表面に沿って拡径させる構成を採用した。
【0010】
請求項2記載の発明は、2枚の同一の円環状プレートと圧縮コイルばねとから成り、2枚の同一の円環状プレートに形成された突起部をかしめることにより、各円環状プレートに圧縮コイルばねを組み付けるばね組立体の製造方法において、各円環状プレート側に先細り状の突起部を形成して、一方の円環状プレートの突起部に圧縮コイルばねの一端座巻部をセットし、当該突起部の先端先細り側から先端先細り部分の内径よりも大きく且つ突起部の大径付根部分の内径よりも小さな径部を有するポンチを挿入して拡径する一方、他方の円環状プレートの突起部に圧縮コイルばねの他端座巻部をセットし、一方の円環状プレートの拡径した突起部内から先端先細り部分の内径よりも大きく且つ突起部の大径付根部分の内径よりも小さな径部を有するポンチを挿入して拡径する構成を採用した。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項1乃至請求項2を前提として、先細り状の突起部は、圧縮コイルばねの座巻部素線の直径までは側壁が平行する円筒形状を呈し、直径を超える高さにおいて、先細りテーパー形状を呈している構成を採用した。
【0012】
請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求項2を前提として、先細り状の突起部は、圧縮コイルばねの座巻部素線の直径までは側壁が平行する円筒形状を呈し、直径を超える側壁は、内側下方に傾斜する先細り逆テーパー形状を呈している構成を採用した。
【0013】
請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求項2を前提として、先細り状の突起部は、圧縮コイルばねの座巻部素線の直径までは側壁が平行する円筒形状を呈し、直径を超える側壁は、内側に直角に折り曲げられた先細り形状を呈している構成を採用した。
【0014】
請求項6記載の発明は、円環状プレートと圧縮コイルばねとから成り、円環状プレートに形成された突起部をかしめることにより、円環状プレートに圧縮コイルばねを組み付けてなるばね組立体において、上記突起部が圧縮コイルばねの座巻部素線の半径以上の高さで内側に折り返されて二重に重なり合っている構成を採用した。
【0015】
依って、請求項1記載の発明にあっては、突起部の先端先細り側からポンチを挿入して降下させると、当該ポンチが有する径部の作用で、突起部の先端先細り部分が拡径すると同時に、これに連なる突起部の大径付根部分が圧縮コイルばねの座巻部の表面全周に沿って拡径することとなるので、圧縮コイルばねの座巻部を確実強固に保持することが可能となる。
【0016】
請求項2記載の発明にあっては、2枚の円環状プレートに対して、先細り状の突起部を形成することにより、最終段階まで、2枚の円環状プレートを共用できるので、使用するポンチを含めて頗る経済的となると共に、同様に、全周かしめ状態が得られることとなるので、圧縮コイルばねの座巻部を確実強固に保持することが可能となる。
【0017】
請求項3・4・5記載の発明にあっては、先細り状の突起部が圧縮コイルばねの座巻部素線の直径までは側壁が平行する円筒形状を呈し、直径を超える側壁においては、先細りテーパー形状か内側下方に傾斜する先細り逆テーパー形状か内側に直角に折り曲げられた先細り形状を呈しているので、突起部の全周拡径を積極的に促すことが可能となる。
【0018】
請求項6記載の発明にあっては、突起部が圧縮コイルばねの座巻部素線の半径以上の高さで内側に折り返されて二重に重なり合っているので、圧縮コイルばねの保持力が強いばね組立体を提供できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示する各好適な実施の形態に基づいて詳述すれば、第一実施の形態に係るばね組立体及びその製造方法も、2枚の円環状プレート1A・1Bと、これら各円環状プレート1A・1B間の周方向に所定の間隔をおいて介装される複数の圧縮コイルばね2とから成り、2枚の円環状プレート1A・1Bに形成された各突起部4A・4Bを外側に拡径することにより、突起部4A・4Bの外周面と円環状プレート1A・1Bの内側面間とで圧縮コイルばね2の両端座巻部2a・2bを挾持することを前提とするものである。
【0020】
そして、第一実施の形態にあって、上記2枚の円環状プレート1A・1Bの対向する内側面に、圧縮コイルばね2の座巻部素線の半径よりも高くまで延びる円筒状の突起部4A・4Bを形成する場合には、まず、図1のAに示す如く、打ち抜き用のポンチ8とダイ9を用いて、円環状プレート1A・1Bに打ち抜き加工で穿孔3を施した後、図1のBに示す如く、一回り大きなポンチ10を用いて、相手プレート1A又は1B側に突出する平行な円筒状の突起部4A・4Bをバーリング加工により形成する。ここまでは、2枚の円環状プレート1A・1Bに対して同様な工程が採られるので、円環状プレート1A・1Bを共用できる結果、経済的となる。
【0021】
従って、一方の円環状プレート1Aは、斯かる状態でそのまま使用に供されることとなるが、他方の円環状プレート1Bに対しては、その後、図2に示す如く、追加加工で、絞り用のポンチ11を用いて、その突起部4Bの先端部に先細りテーパー形状部分5を積極的に付与するものとする。尚、この場合には、圧縮コイルばね2の座巻部素線の直径までは平行な円筒形状を呈するが、直径を超える高さにおいて、上記先細りテーパー形状部分5となるように設定することが好ましい。但し、圧縮コイルばね2の座巻部素線を切削した場合には、突起部4Bの高さを座巻部素線の半径より低くすることもできる。
【0022】
依って、斯かる構成の下で、2枚の円環状プレート1A・1B間に圧縮コイルばね2を組み付けるためには、まず先に、一方の円環状プレート1A側に圧縮コイルばね2の一端座巻部2aを組み付けることとなるが、この場合には、従来と同様に、図3のAに示す如く、単なる平行な円筒状を呈する突起部4Aの外周に圧縮コイルばね2の一端座巻部2aをセットする状態を得て、突起部4Aの内径D1よりも大きな径部D2を有するポンチ12を利用して、突起部4Aを外側に拡径させれば、これにより、図3のBに示す如く、圧縮コイルばね2の一端座巻部2aが突起部4Aの外周面と円環状プレート1Aの内側面間で全周において挾持されることとなる。従って、この時は、D1<D2の関係が成立している。
【0023】
次に、他方の円環状プレート1Bに圧縮コイルばね2の他端座巻部2bを組み付けることとなるが、この場合には、同じく、図4のAに示す如く、先細り状の突起部4Bの外周に圧縮コイルばね2の他端座巻部2bをセットする状態を得て、突起部4Bの先細りテーパー形状部分5の内径D3よりも大きな径部D4を有するポンチ13を用いて、既にかしめられている一方の円環状プレート1A側の突起部4A内から、他方の円環状プレート1Bの突起部4B方向に上記ポンチ13を挿入して降下させれば、まず、突起部4Bの先細りテーパー形状部分5が徐々に拡径することとなるが、この拡径に伴い、今度は、これに連なる大径付根部分が外側に拡径するので、これにより、図4のBに示す如く、圧縮コイルばね2の他端座巻部2bが突起部4Bの外周面とプレート1Bの内側面間で簡単に挾持されることとなる。従って、この時は、D3<D4<D1の関係が成立している。
【0024】
しかも、このかしめ状態にあっては、一方の円環状プレート1A側に対しては勿論のこと、他方の円環状プレート1B側に対しても、突起部4Bの全周を圧縮コイルばね2の他端座巻部2bの表面に沿って拡径することが可能となるので、従来の製造方法と比較すると、特に、他方の円環状プレート1B側での圧縮コイルばね2の保持が確実強固となると共に、組み付け作業も大いに簡素化される。
【0025】
尚、上記した第一実施の形態にあっては、他方の円環状プレート1Bに突起部4Bを形成するに際しては、圧縮コイルばね2の座巻部素線の直径までは側壁が平行する円筒形状を付与し、直径を超える高さにおいては、先細りテーパー形状部分5を付与したものであるが、本発明は、これに限定されるものではなく、例えば、図5のAに示す如く、直径を超える側壁に対しては、内側下方に傾斜する先細り逆テーパー形状部分6を付与したり、或いは、内側に直角に折り曲げられた先細り形状部分7を付与しても、同様な全周かしめ状態が得られることとなる。
【0026】
特に、これらの場合には、図6に示す如く、突起部4Bが圧縮コイルばね2の座巻部素線の半径以上の高さで内側に折り返されて二重に重なり合うこととなるので、圧縮コイルばね2の保持力の強いばね組立体を提供できることとなる。
【0027】
次に、第二実施の形態に係るばね組立体の製造方法を説明すると、既述した第一実施の形態にあっては、他方の円環状プレート1Bに対してのみ、追加加工で、その突起部4Bの先端部に先細りテーパー形状部分5を付与したものであるが、当該第二実施の形態にあっては、図7に示す如く、他方の円環状プレート1Bのみならず、一方の円環状プレート1Aの突起部4Aの先端部にも先細りテーパー形状部分5を付与して、最終段階まで、2枚の円環状プレート1A・1Bを共用できる構成となしたものである。
【0028】
従って、第二実施の形態の下では、第一実施の形態と比較すると、より一層経済的になることは言うまでもないが、実際のかしめに際しても、具体的には図示しないが、一方の円環状プレート1Aの突起部4Aに圧縮コイルばね2の一端座巻部2aをセットし、当該突起部4Aの先端先細り側から先端先細り部分の内径D3よりも大きな径部D4を有するポンチ13を挿入して拡径する一方、他方の円環状プレート1Bの突起部4Bに圧縮コイルばね2の他端座巻部2bをセットし、図示する如く、一方の円環状プレート1Aの拡径した突起部4A内から先端先細り部分の内径D3よりも大きな径部D4を有する同一のポンチ13を挿入して拡径すれば、圧縮コイルばね2の一端座巻部2aと他端座巻部2bが突起部4A・4Bの外周面と円環状プレート1A・1Bの内周面間で挾持されることとなる。しかも、この場合も、全周かしめ状態が得られることとなるので、同様に、圧縮コイルばね2の座巻部2a・2bを確実強固に保持することが可能となる。
【0029】
尚、第二実施の形態にあっても、各突起部4A・4Bの先端部に先細りテーパー形状部分5を付与したものであるが、図5に示す先細り逆テーパー形状部分6や、内側に直角に折り曲げられた先細り形状部分7を付与することも可能である。又、この第二実施の形態の下でも、突起部4A・4Bに対しては、圧縮コイルばね2の座巻部素線の直径までは側壁が平行する円筒形状を呈し、直径を超える側壁においては、各先細り部分5・6・7を付与するものとする。
【0030】
【発明の効果】
以上の如く、本発明は、上記構成の採用により、突起部の先端先細り側からポンチを挿入して降下させると、当該ポンチが有する径部の作用で、突起部の先端先細り部分が拡径すると同時に、これに連なる突起部の大径付根部分が圧縮コイルばねの座巻部の表面全周に沿って拡径することとなるので、圧縮コイルばねの座巻部を確実強固に保持することが可能となる。
【0031】
又、2枚の円環状プレートに対して、先細り状の突起部を形成することにより、最終段階まで、2枚の円環状プレートを共用できるので、使用するポンチを含めて頗る経済的となると共に、同様に、全周かしめ状態が得られることとなるので、圧縮コイルばねの座巻部を確実強固に保持することが可能となる。
【0032】
更に、突起部が圧縮コイルばねの座巻部素線の半径以上の高さで内側に折り返されて二重に重なり合っているので、圧縮コイルばねの保持力が強いばね組立体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)(B)は本発明の第一実施の形態に係る製造方法の下で、円環状プレートに対して突起部を形成する工程を示す説明図である。
【図2】他方の円環状プレートに対して追加加工により先細りテーパー形状を施す工程を示す説明図である。
【図3】(A)は一方の円環状プレートに圧縮コイルばねの一端座巻部をかしめる工程を示す説明図、(B)は同かしめ状態を示す説明図である。
【図4】(A)は他方の円環状プレートに圧縮コイルばねの他端座巻部をかしめる工程を示す説明図、(B)は同かしめ状態を示す説明図である。
【図5】(A)(B)は先細り状の突起部の他例を示す説明図である。
【図6】他例の先細り状の突起部をかしめた状態を示す説明図である。
【図7】第二実施の形態に係る製造方法の下で、2枚の円環状プレートの突起部に先細りテーパー形状を施した状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1A 一方の円環状プレート
1B 他方の円環状プレート
2 圧縮コイルばね
2a 圧縮コイルばねの一端座巻部
2b 圧縮コイルばねの他端座巻部
3 穿孔
4A 一方の円環状プレートの突起部
4B 他方の円環状プレートの突起部
5 先細りテーパー形状部分
6 逆テーパー形状部分
7 直角形状部分
8 ポンチ
9 ダイ
10 ポンチ
11 ポンチ
12 ポンチ
13 ポンチ
D1 突起部の内径
D2 ポンチの外径
D3 先細りテーパー形状の内径
D4 ポンチの外径

Claims (6)

  1. 円環状プレートと圧縮コイルばねとから成り、円環状プレートに形成された突起部をかしめることにより、円環状プレートに圧縮コイルばねを組み付けるばね組立体の製造方法において、上記円環状プレート側に先細り状の突起部を形成して、当該突起部の先端先細り側から先端先細り部分の内径よりも大きく且つ突起部の大径付根部分の内径よりも小さな径部を有するポンチを挿入して拡径することにより、突起部の先端先細り部分の拡径に伴って、該先端先細り部分に連なる突起部の大径付根部分を圧縮コイルばねの座巻部の表面に沿って拡径させることを特徴とするばね組立体の製造方法。
  2. 2枚の同一の円環状プレートと圧縮コイルばねとから成り、2枚の同一の円環状プレートに形成された突起部をかしめることにより、各円環状プレートに圧縮コイルばねを組み付けるばね組立体の製造方法において、各円環状プレート側に先細り状の突起部を形成して、一方の円環状プレートの突起部に圧縮コイルばねの一端座巻部をセットし、当該突起部の先端先細り側から先端先細り部分の内径よりも大きく且つ突起部の大径付根部分の内径よりも小さな径部を有するポンチを挿入して拡径する一方、他方の円環状プレートの突起部に圧縮コイルばねの他端座巻部をセットし、一方の円環状プレートの拡径した突起部内から先端先細り部分の内径よりも大きく且つ突起部の大径付根部分の内径よりも小さな径部を有するポンチを挿入して拡径することを特徴とするばね組立体の製造方法。
  3. 先細り状の突起部は、圧縮コイルばねの座巻部素線の直径までは側壁が平行する円筒形状を呈し、直径を超える高さにおいて、先細りテーパー形状を呈していることを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれかに記載のばね組立体の製造方法。
  4. 先細り状の突起部は、圧縮コイルばねの座巻部素線の直径までは側壁が平行する円筒形状を呈し、直径を超える側壁は、内側下方に傾斜する先細り逆テーパー形状を呈していることを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれかに記載のばね組立体の製造方法。
  5. 先細り状の突起部は、圧縮コイルばねの座巻部素線の直径までは側壁が平行する円筒形状を呈し、直径を超える側壁は、内側に直角に折り曲げられた先細り形状を呈していることを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれかに記載のばね組立体の製造方法。
  6. 円環状プレートと圧縮コイルばねとから成り、円環状プレートに形成された突起部をかしめることにより、円環状プレートに圧縮コイルばねを組み付けてなるばね組立体において、上記突起部が圧縮コイルばねの座巻部素線の半径以上の高さで内側に折り返されて二重に重なり合っていることを特徴とするばね組立体。
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