JP3414819B2 - チューブ接続構造 - Google Patents

チューブ接続構造

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JP3414819B2
JP3414819B2 JP01802294A JP1802294A JP3414819B2 JP 3414819 B2 JP3414819 B2 JP 3414819B2 JP 01802294 A JP01802294 A JP 01802294A JP 1802294 A JP1802294 A JP 1802294A JP 3414819 B2 JP3414819 B2 JP 3414819B2
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剛男 渡辺
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株式会社オーツカ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チューブ接続構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、一対のチューブを素早く容易
に接続し、かつ切り離すことができるようにしたチュー
ブ接続構造がある。
【0003】図4〜図7は、このような従来のチューブ
接続構造の例を示すものである。このチューブ接続構造
は、一対のチューブ1,2の端部1a,2a同間に、
コイルスプリング材を環状に形成したスプリング3を係
止させて互いに迅速に接続することができるようにした
ものである。
【0004】特に、この例では、一方のチューブ1の端
部1aに、スプリング3を収容する収容部4を備えてい
る。この収容部4は、傾斜部4aを有し、該傾斜部の前
方に開口4bを有し、該傾斜部の後方にはスプリング3
の移動を規制する規制壁部4cを有している。
【0005】他方のチューブ2の端部2aは、外方へ突
出されている。一対のチューブ1,2を接続するには、
次のようにして行う。
【0006】すなわち、他方のチューブ2の端部2a
(雌側)内に一方のチューブ1の端部1a(雄側)を挿
入しつつ、他方のチューブ2の端部2aを開口4bを通
して収容部4内に押し込む。これとともに、他方のチュ
ーブ2の端部2aをスプリング3内に押し込む。
【0007】これに伴い、他方のチューブ2の端部2a
は、スプリング3内に貫通される。この状態で互いに両
方のチューブ1,2を引くと、スプリング3が収容部4
の傾斜部4aと他方のチューブ2の端部2a間に係止固
定される(図4参照)。
【0008】これによって、一対のチューブ1,2は、
スプリング3によって互いに離脱するのが規制されるた
め、接続状態が維持される。
【0009】また、このように接続状態にある一対のチ
ューブ1,2を互いに切り離すには、予め一方のチュー
ブ1に摺動自在に取付けられた解除部材5を用いて、次
のようにして行う。すなわち、解除部材5を他方のチュ
ーブ2の端部2aの外周面を滑らせて収容部4の開口4
bに挿入し、スプリング3を押し付ける。
【0010】これにより、スプリング3は、収容部4の
傾斜部4aから離され、他方のチューブ2の端部2aを
乗り越えるので、他方のチューブ2の端部2aは自由に
なる(図5参照)。この状態で、一対のチューブ1,2
は、互いに切り離し可能となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のチューブ接続構造では、そのスプリング3が、図
6に示すように、金属線材を巻いて形成したものであっ
た。したがって、上記従来のチューブ接続構造では、コ
イルスプリング3内の内部空間に水が侵入して溜まった
りして、腐蝕を起こしたりする不具合があった。
【0012】また、上記構造では、接続状態中におい
て、スプリング3にその周方向に繰り返し回転振動が加
わると、コイル状に巻かれた線材が倒れて該スプリング
の断面が変形したり(図7参照)、金属疲労して破損し
易かった。
【0013】さらに、上記構造では、そのスプリング3
は、金属線材を用いて種々の加工工程を経て形成される
ものであるため、該スプリングの製造価格が高くなる不
具合があった。
【0014】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、腐蝕や破損したりせず、しかも、スプリングの製造
価格を安くすることができるチューブの接続構造を提供
することを目的とする。
【0015】本発明では、上記目的を達成するために、
一対のチューブの端部同志間に環状のスプリングを係止
させて互いに接続し、また、解除部材を上記スプリング
に押し当てて上記スプリングを上記一対のチューブ間の
係合から外すことによって上記一対のチューブを互いに
切り離すことができるようにしたチューブ接続構造にお
いて、上記スプリングを、樹脂を用いて中実の環状部材
とし、該環状部材に切り口を形成した構成としている。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係るチューブ接続構造の一実
施例を添付図面を参照しながら詳細に説明する。図1〜
図3は、本発明に係るチューブ接続構造の一実施例を示
すものである。なお、図1〜図3において図4および図
5に示したものと同一機能を有する要素については同一
の符号を附し、その要素の詳細な説明を省略する。
【0017】本実施例のチューブ接続構造では、図1お
よび図2に示すような環状のスプリング10を用いてい
る。スプリング10は、その一部が切れており、この切
り口10aを該スプリングの弾性に抗して開くことによ
って、他方のチューブ2に嵌合させることができる。
【0018】本実施例のスプリング10は、樹脂によっ
て形成され、従来のスプリング3と異なり中実に形成さ
れている。
【0019】スプリング10を形成する樹脂としては、
例えばポリアミド6(商品名 6ナイロン)等の合成樹
脂材であるのが好ましいが、勿論これに限定されない。
【0020】スプリング10は、曲げ強さは10MPa
以上、曲げ弾性率の範囲は50〜5000MPaの間で
形成されるのが好ましいが、特に限定はされるものでは
なく、接続されるチューブ1,2の径や、必要とされる
接続保持力等を考慮して、適宜決定されれば良い。
【0021】他方のチューブ2の外径をD1とし、該他
方のチューブの端部2aの最大外径をD2とし、スプリ
ング10の当初の内径をD3とした場合、D3<D1<
D2である。
【0022】図1において、2点鎖線はスプリング10
の当初の状態を示し、1点鎖線はスプリング10の内径
が他方のチューブ2の端部2aの最大外周径まで広げら
れた状態を示し、実線はスプリング10がチューブ2の
外周径まで広げられた状態を示している。
【0023】スプリング10は、図2に示すように、種
々の断面で形成することができる。図2において、
(a)はスプリング10が円形の断面を有する場合を示
し、(b)はスプリング10がその両側あるいは少なく
とも一方の側に複数の突起11を有する場合を示し、
(c)はスプリング10が軸方向に長い楕円形の断面を
有する場合を示し、(d)はスプリング10がその両側
あるいは少なくとも一方の側に突条12を有する場合を
示している。
【0024】図3は、スプリング10を他方のチューブ
2に嵌合させるまでの様子を示している。図3におい
て、(a)は、他方のチューブ2の端部2a内に一方の
チューブ1の端部1aを挿入しつつ、他方のチューブ2
の端部2aをスプリング3内に押し込む様子を示してい
る。
【0025】(b)は、スプリング10が、他方のチュ
ーブ2の端部2aに押されて、収容部4の規制僻部4b
に沿って上方へ逃げる様子を示している。(c)は、ス
プリング10が他方のチューブ2の端部2aの最大外径
まで広げられている様子を示している。
【0026】(d)は、スプリング10がその収縮力に
よって他方のチューブ2の端部2aを越えた様子を示し
ている。この状態のまま、チューブ1,2を互いに引く
ことにより、該スプリングが他方のチューブ2の端部2
aと収容部4の傾斜部4aとの間に挟まれ、チューブ
1,2の接続が完了する。
【0027】このように接続状態にある一対のチューブ
1,2を互いに切り離すには、従来と同様に解除部材5
を用いて行うことができるので、その詳細な説明を省略
する。
【0028】また、スプリング10として、図2の
(b)又は(d)に示したような円形断面以外のものを
採用した場合には、図3に2点鎖線で示すようにスプリ
ング10が位置するので、他方のチューブ2の端部2a
の挿入するスペース13が突起11または突条12の下
方に自動的に確保される。
【0029】これにより、他方のチューブ2の端部2a
の収容部4内への挿入を楽に行うことが可能となる。
【0030】本実施例においても、一対のチューブ1,
2の端部同間にスプリング10を係止させて互いに接
続し、また、解除部材5をスプリング10に押し当てて
一対のチューブ1,2を互いに切り離すようにしている
点では、従来と同様である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るチュ
ーブの接続構造によれば、一対のチューブの端部同
に環状のスプリングを係止させて互いに接続し、また、
解除部材を上記スプリングに押し当てて上記スプリング
を上記一対のチューブ間の係合から外すことによって上
記一対のチューブを互いに切り離すことができるように
したチューブ接続構造において、上記スプリングを、樹
脂を用いて中実の環状部材とし、該環状部材に切り口を
形成した構成としているので、次のような効果を得るこ
とができる。
【0032】すなわち、本発明では、上記スプリングを
樹脂を用いて中実に形成しているので、該スプリング内
に水が溜まったりすることはなくなり、したがって、腐
蝕の発生を無くすことができる。
【0033】また、本発明では、上記一対のチューブの
接続状態中において上記スプリングが回転させられて
も、該スプリングが中実にかつ樹脂で形成されているこ
とから、該スプリングの断面が変形されたり、金属疲労
を起こして、破損したりすることが無くなる。
【0034】さらに、本発明では、樹脂によって上記ス
プリングを形成するようにしているので、種々の加工工
程を経ること無く、簡単に一工程で形成することがで
き、したがって、上記スプリングの製造価格の低減を図
ることができる。
【0035】さらにまた、本発明によれば、適当な樹脂
材を用いることにより、種々の耐久性、耐油性、耐候性
および耐着性を有するスプリングを容易に形成すること
ができるので、上記スプリングを使用環境により使い分
けをすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るチューブの接続構造の一実施例を
適用したスプリングを示し、(a)はスプリングの平面
図、(b)および(c)は(a)におけるA−A線断面
図である。
【図2】本発明に係るチューブの接続構造の一実施例を
適用した種々のスプリングをそれぞれ示す断面図であ
る。
【図3】本発明に係るチューブの接続構造の一実施例を
適用したスプリングを他方のチューブ2に嵌合させて、
一対のチューブを接続させるまでの様子を示す断面図で
ある。
【図4】従来のチューブの接続構造の例を示し、特に一
対のチューブを接続した様子を示す断面図である。
【図5】従来のチューブの接続構造の例の要部を示し、
特に一対のチューブを切り離す様子を示す断面図であ
る。
【図6】従来のチューブの接続構造の例で採用したスプ
リングを示し、(a)はスプリングの平面図、(b)は
スプリングの側面図である。
【図7】従来のチューブの接続構造の例で採用したスプ
リングが倒れている様子を示し、(a)はスプリングの
平面図、(b)はスプリングの側面図である。
【符号の説明】
1 一方のチューブ 2 他方のチューブ 4 収容部 4a 傾斜部 4b 開口 4c 規制壁部 5 解除部材 10 スプリング 11 突起 12 突条 13 スペース

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方のチューブの端部は断面が円形のス
    プリングを収容する収容部を備え、該収容部は傾斜部を
    有し、該傾斜部の前方には開口を有し、該傾斜部の後方
    には上記スプリングの移動を規制する規制壁部を有し、
    他方のチューブの端部は外方へ突出され、上記他方のチ
    ューブの端部内に上記一方のチューブの端部を挿入しつ
    つ、上記他方のチューブの端部を上記開口を通して上記
    収容部内に押し込んで上記スプリング内を乗り越えさ
    せ、この状態で両方のチューブを引くと、上記スプリン
    グが上記収容部の傾斜部と他方のチューブの端部間に係
    止されて両方のチューブ同士が互いに接続され、また、
    解除部材を上記収容部の開口に挿入して上記スプリング
    に押し当てて上記スプリングを上記両方のチューブ間の
    係合から外すことによって両方のチューブを互いに切り
    離すことができるようにしたチューブ接続構造におい
    て、 上記スプリングは一部が切れている中実の樹脂製の環状
    部材から成り、上記スプリングが、上記両方のチューブ
    の軸方向のうち、少なくとも上記収容部の規制壁部側に
    複数の突起を有することを特徴とするチューブ接続構
    造。
  2. 【請求項2】 一方のチューブの端部は断面が円形のス
    プリングを収容する収容部を備え、該収容部は傾斜部を
    有し、該傾斜部の前方には開口を有し、該傾斜部の後方
    には上記スプリングの移動を規制する規制壁部を有し、
    他方のチューブの端部は外方へ突出され、上記他方のチ
    ューブの端部内に上記一方のチューブの端部を挿入しつ
    つ、上記他方のチューブの端部を上記開口を通して上記
    収容部内に押し込んで上記スプリング内を乗り越えさ
    せ、この状態で両方のチューブを引くと、上記スプリン
    グが上記収容部の傾斜部と他方のチューブの端部間に係
    止されて両方のチューブ同士が互いに接続され、また、
    解除部材を上記収容部の開口に挿入して上記スプリング
    に押し当てて上記スプリングを上記両方のチューブ間の
    係合から外すことによって両方のチューブを互いに切り
    離すことができるようにしたチューブ接続構造におい
    て、 上記スプリングは一部が切れている中実の樹脂製の環状
    部材から成り、上記スプリングが、上記両方のチューブ
    の軸方向のうち、少なくとも上記収容部の規制壁部側に
    を有することを特徴とするチューブ接続構造。
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