JP3918212B2 - トラクター - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、トラクタ−に関するものである。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、この種のトラクタ−において、動力取出軸の回転の入切を行なう油圧クラッチは、強制潤滑がなされることが多いが、その場合、一般的には、油圧ポンプから送り出された作動油を分流弁で分流して一部を潤滑に利用するものが知られている。例えば、図6は従来の潤滑方法を示す一例であるが、油圧ポンプaから送り出された作動圧油は第1分流弁bを介して分流され、一部はパワ−ステアリング装置cに送られ、残りは作業機昇降用あるいは動力取出用油圧クラッチの入切用として利用されている。
【0003】
第2分流弁dで分流された作動油の一部は油圧クラッチ(PTOクラッチ)eを入切する切換バルブfに入り、残りは第3分流弁gを介して作業機昇降用油圧シリンダ−hを制御する切換バルブiに流入するように構成されている。
このような構成においては、作業機の昇降、油圧クラッチの入切、油圧クラッチの強制潤滑まで含めると多量の作動油が必要となり、エンジンの回転数が低いアイドリング時には作動油の量が不足し、作業機の昇降ができなくなるばかりか、油圧クラッチの強制潤滑も不十分となる欠点が生じる。
【0004】
【課題を解決するための技術手段】
この発明は前記した問題点に鑑みて提案するものであって、特に、油圧クラッチが焼き付いたりしないようにすべく強制潤滑を安定的に行ない、油圧クラッチの入切を良好に行なえるようにしたものである。
このためこの発明は次のような技術的手段を講じた。即ち、機体前部に搭載したエンジン(5)の回転動力をミッションケース(28)内に設けた静油圧式無段変速装置(8)へ伝えるように構成し、該静油圧式無段変速装置(8)のポンプ軸(11)に油圧クラッチ(15)を接続して、該油圧クラッチ(15)によって後部の動力取出軸(12)及び中間部の動力取出軸(13)に対する回転動力を入り切りさせるように構成するにあたり、前記ポンプ軸(11)と同芯状に設けた出力軸(16)にクラッチボス(17)を固着し、該出力軸(16)上にクラッチドラム(18)を回転自在に設けると共に該クラッチドラム(18)と前記出力軸(16)上に遊嵌された第1ギヤ(21)とを一体的に回転するように構成し、前記クラッチボス(17)とクラッチドラム(18)との間に摩擦板(19)を設けて、作動油が該油圧クラッチ(15)のシリンダ室内に流入してピストン(20)が押されると摩擦板(19)の圧着によって該油圧クラッチ(15)が接続されて前記第1ギヤ(21)とドライブピニオン軸(22)に遊嵌した第2ギヤ(23)とPTOドライブシャフト(24)に遊嵌した第3ギヤ(26)とが回転するように構成し、アイドルギヤ(29)を前記第3ギヤ(26)及び摺動ギヤ(32)に噛み合わせることによって中間部の動力取出軸(13)を回転駆動するように構成すると共に、前記PTOドライブシャフト(24)上に設けた切換ギヤ(33)後面の係合爪(34)を第3ギヤ(26)側の係合爪(26´)に噛み合わせることによって後部の動力取出軸(12)を回転駆動するように構成し、前記静油圧式無段変速装置(8)とは別の油圧ポンプ(49)から送り出される作動油を第1分流弁(50)によって分流してパワーステアリング装置(51)側と前記油圧クラッチ(15)及びモア昇降用のシリンダ(57)側とへ送油するように構成すると共に、前記第1分流弁(50)によって分流されて前記油圧クラッチ(15)及びモア昇降用のシリンダ(57)側へ送油された作動油を第2分流弁(56)によって更に分流して油圧クラッチ(15)側とモア昇降用のシリンダ(57)側とへ送油するように構成し、前記パワーステアリング装置(51)からの戻油をオイルクーラ(52)及びオイルフィルター(53)を介して前記静油圧式無段変速装置(8)のチャージ回路(54)へ導くように構成すると共に、前記オイルフィルター(53)からチャージ回路(54)へ至る油路の途中を分岐させて潤滑油路(60)を形成し、該潤滑油路(60)からの送油によって前記油圧クラッチ(15)の外周部分を潤滑するように構成したことを特徴とするトラクターの構成とする。
【0005】
【実施例】
以下、図面に基づきこの発明の実施例を説明する。
まず、構成から説明すると、1はトラクタ−で前輪2と後輪3を備え、機体前部に搭載したエンジン5の回転動力をミッションケ−ス28内の静油圧式無段変速装置8(HST)に伝え、さらに無段変速装置8のモ−タ軸9の回転を後述する副変速装置10に伝達すべく構成している。11は無段変速装置8のポンプ軸であり、動力取出軸12、13に対する回転動力を入切する油圧クラッチ15に接続されている。
【0006】
ポンプ軸11と同芯状に設けられた出力軸16とはスプライン嵌合により両者一体化されており、この出力軸16にはクラッチボス17が固着されている。
出力軸16上にはクラッチドラム18が回転自在に設けられ、クラッチボス17とクラッチドラム18との間には複数の摩擦板19が設けられ、作動油がシリンダ室内に流入してピストン20が押されると摩擦板19が圧着され、油圧クラッチ15が接続される構成としている。
【0007】
前記出力軸16上に遊嵌されたギヤ(第1ギヤ)21とクラッチドラム18とは一体化されており、クラッチドラム18が回転しているときは、ギヤ21もこれと一体的に回転する。22はドライブピニオンで、このドライブピニオン22上には、小径と大径の2段ギヤ(第2ギヤ)23が回転自在に遊嵌されている。
24はドライブピニオン22の下位に設けられたPTOドライブシャフトであって、このPTOドライブシャフト24上には係合爪25を有するギヤ(第3ギヤ)26が遊嵌されている。前記ギヤ21、2段ギヤ23、ギヤ26は常時噛み合っており、油圧クラッチ15がつながると、これらのギヤ21、23、26が回転すべく構成している。ミッションケ−ス28の底部に取り付けられたアイドルギヤ29はギヤ26に噛み合うと共に、ミッションケ−ス28底部に着脱自在に取り付けられたケ−ス30に支持されている摺動ギヤ32にも噛み合っている。摺動ギヤ32を図示外のレバ−操作により前方へ移動させるとギヤ29と摺動ギヤ32との噛み合いが外れ、動力取出軸(ミッドPTO)13の回転は停止する。
【0008】
PTOドライブシャフト24上で前後方向に摺動する切換ギヤ33の後面には係合爪34が設けられ、この係合爪34がギヤ26の係合爪26に噛み合うと後部の動力取出軸(リヤPTO)12が回転し、外れると動力取出軸12の回転が停止する。
次に走行系の動力伝達機構について構成を説明する。前記静油圧式無段変速装置8のモ−タ軸9から取り出された回転動力は、モ−タ軸9と平行に配設された走行系カウンタ軸35上のギヤ36と噛み合い、この走行系カウンタ軸35を回転駆動させる。
【0009】
走行系カウンタ軸35上には小径ギヤと大径ギヤとからなる2段の切換ギヤ37が前後摺動自在に設けられ、この2段ギヤ37を図示外の副変速レバ−にて前後方向に移動させることにより、高低2段階の変速が行なえるように構成されている。即ち、小径ギヤ37aをドライブピニオン22にスプライン嵌合された2段ギヤ39の大径ギヤ39aに噛み合わせると、ドライブピニオン22には低速の回転が伝わり、切換ギヤ37の大径ギヤ37bを、PTOドライブシャフト24上に遊嵌されている2段ギヤ41の小径ギヤ41aに噛み合わせると、走行径カウンタ軸35側の回転動力が、切換ギヤ37、2段ギヤ41、2段ギヤ39を順次介してドライブピニオン22に伝達され、副変速装置10の高速回転が得られるように構成している。
【0010】
なお、図2において、符号42は主クラッチ、43は主クラッチ42を操作するクラッチヨ−クであってクラッチペダルを踏み込むことによって回動操作される。44は静油圧式無段変速装置8の入力軸に連結される出力軸であって、この出力軸44の中間部には前記静油圧式無段変速装置8を冷却するためのファン45が取り付けられている。
【0011】
ミッションケ−ス28の上部には油圧クラッチ15を入切操作する2位置3ポ−トの電磁バルブ46が設けられている。47、48はサブコントロ−ル用のバルブであり、ミッションケ−ス28腹下部に取り付けた芝刈用のモア(図示省略)を昇降させたり、機体後部に装着される集草用コレクタの開閉用アクチュエ−タに利用される。
【0012】
図3は前記トラクタ−1の走行系及び作業機昇降系の油圧回路図であり、この油圧回路図について説明すると、油圧ポンプ49から送り出された作動油は、分流弁(第1分流弁)50により分流されて一部は全油圧式のパワ−ステアリング装置51に送られ、残りは動力取出用の油圧クラッチ15とモア昇降用のシリンダ57に送り込まれる。全油圧式のパワ−ステアリング装置51はステアリングハンドル58を適宜回動操作することによって油路と油量が変更され、前輪2の操舵がなされる。
【0013】
この全油圧式パワ−ステアリング装置51の作動油の戻油は、オイルク−ラ52、オイルフィルタ−53を順次介して前記静油圧式無段変速装置8に送り込まれる。無段変速装置8の油圧ポンプが駆動されるとモ−タ軸9が回転駆動され、その回転動力は走行系カウンタ軸35に伝達される。
そして、この走行系カウンタ軸35上の切換ギヤ37を図示外の副変速レバ−により適宜切換ることによって副変速装置10が高低に切換えられる。
【0014】
前記分流弁50から分流された作動油は更に分流弁(第2分流弁)56で動力取出軸の油圧クラッチ15用と作業機昇降用とに分けられ、油圧クラッチ15側にはこの実施例で2l/minの作動油が電磁バルブ46に送り込まれるように構成している。
55はリリ−フ弁で所定圧を越えると作動油がミッションケ−ス28内に戻るように構成している。47は前述の通りサブコンを利用した作業機昇降用のバルブであるが、この実施例では複動式のバルブとしている。
【0015】
このバルブ47のソレノイドを励磁することにより、作業機を上昇若しくは下降させることができる。
また、オイルフィルタ−53を通過した作動油を静油圧式無段変速装置8のチャ−ジ回路54へ導くと共に、このチャ−ジ回路54に至る油路の途中を分岐させて潤滑油を取り出すための潤滑油路60を形成し、前記油圧クラッチ15の外周部分を潤滑すべく構成している。61はこの潤滑油路60に形成された絞りである。
【0016】
上例において、エンジン5を始動して油圧ポンプ49を駆動させると、分流弁50で作動油は分流され、パワ−ステアリング装置51側と動力取出軸の油圧クラッチ15側へと送られる。パワ−ステアリング装置51側に送り込まれた作動油は静油圧式無段変速装置8に入り、モ−タ軸9を回転駆動させて機体を推進させる。
【0017】
一方、分流弁50により分流された作動油の残りはその下手に設けられた分流弁56に流入し、一部は油圧クラッチ15に一部は作業機昇降用の油圧シリンダ−57に送り込まれる。
動力取出軸12、13の油圧クラッチ15は電磁バルブ46のON,OFFによってクラッチ部が接続され、あるいは遮断される。このとき、潤滑油路60を経て一定量の作動油がコンスタントに油圧クラッチ15に供給されるので、油圧クラッチ15が焼き付くようなことがない。
【0018】
このように、この実施例では、チャ−ジ回路の一部から油路を分岐させて油圧クラッチ15の手前に1つの絞り61を介装し、油圧クラッチ15の潤滑を行わせる構成としているので、回路構成が簡潔であり、しかも、従来はチャ−ジ回路でタンクに戻していた作動油を油圧クラッチ15の潤滑に利用しているので、無駄がなく、メイン油圧昇降回路の油量を減少させることが少ない。
【0019】
図4はチャ−ジ回路を用いずに油圧クラッチ15を潤滑した場合の比較例である。この比較例の構成を簡単に説明すると、分流弁56と油圧クラッチ15を入切する電磁バルブ46との間に1つの絞り72を介装し、その下手から潤滑油路73を取り出し、潤滑油路73の途中にリリ−フ弁71を設け、電磁バルブ46の入切時に油圧クラッチ15を強制的に潤滑すべく構成している。
【0020】
次に油圧クラッチ15の入切と動力取出軸12、13の回転の入切関係について説明する。
ここで説明する実施例においては、1つの油圧クラッチ15で2つの動力取出軸12、13の回転を入り切りすることができる。両方の動力取出軸12、13が接続された状態で油圧クラッチ15を繋ぐと急激に負荷が増大する恐れがある。
【0021】
そこで、この改良装置においては、リヤPTOとミッドPTOの2つの動力取出軸12、13のうち、1つの動力取出軸が繋がっているときであって、他方を繋ぐときには、短時間だけ油圧クラッチ15を切り、他方を繋いだ後に再び油圧クラッチ15を接続する構成としている。図5はこの制御を可能にするための制御ブロック図である。リヤPTO操作レバ−80とミッドPTO操作レバ−82と油圧クラッチ15を入切するためのインディペンデントPTOレバ−84が設けられており、各レバ−80、82、84の回動基部には、各レバ−の操作状態を検知するためのスイッチ81、83、85が夫々設けられている。
【0022】
リヤPTO操作レバ−80は、切換ギヤ33を前後方向に摺動させてこの切換ギヤ33の回転をPTOドライブシャフト24に伝えるもので、この切換ギヤ33を後方へ移動させて係合爪34がギヤ26の係合爪25に噛み合う状態になれば、スイッチ81がONされる。
ミッドPTO操作レバ−82は、切換ギヤ32を前後方向に摺動させてこの切換ギヤ32をアイドルギヤ29に噛み合わせて回転を伝えたり、動力を遮断したりするものであって、レバ−82を倒して切換ギヤ32とアイドルギヤ29が噛み合う状態になっていれば、スイッチ83がONになる。
【0023】
インデペンデントPTOレバ−84は油圧クラッチ15を独立的に入切するものであって、このレバ−84を入り側に操作すればスイッチ85がONになってソレノイド88が励磁され、油圧クラッチ15が接続される。
これらのスイッチのON,OFFの状態は、マイクロコンピュ−タからなるコントロ−ラ86によって管理されているものであって、コントロ−ラ86の入力側には前記各スイッチが接続されると共に、出力側には油圧クラッチ15を入切制御するソレノイド88が夫々接続されている。
【0024】
なお、この実施例では、油圧クラッチの入切りをマイコンで制御するように構成したが、論理回路で構成しても良い。
【0025】
【発明の効果】
この発明によると、油圧クラッチ15を潤滑するための特別な油圧機器や回路を必要とせずに、一定量の潤滑油を確実に確保できる。 即ち、チャ−ジ回路54の一部から油路を分岐させて油圧クラッチ15の潤滑を行わせる構成としているので、回路構成が簡潔であり、しかも、従来はチャ−ジ回路でタンクに戻していた作動油を油圧クラッチ15の潤滑に利用しているので、無駄が少なく、メイン油圧昇降回路の油量を減少させることが少ない。
また、潤滑油路60を経て一定量の作動油がコンスタントに油圧クラッチ15に供給されるので、油圧クラッチ15が焼き付くようなことが少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 トラクタ−の側面図である。
【図2】 伝動機構を示すミッションの断面図である。
【図3】 油圧回路図である。
【図4】 油圧回路の比較例である。
【図5】 制御ブロック図である。
【図6】 従来装置の油圧回路図である。
【符号の説明】
5 エンジン
静油圧式無段変速装置
11 ポンプ軸
12 動力取出軸(リヤPTO軸)
13 動力取出軸(ミッドPTO軸)
15 油圧クラッチ
16 出力軸
17 クラッチボス
18 クラッチドラム
19 摩擦板
20 ピストン
21 ギヤ(第1ギヤ)
22 ドライブピニオン軸
23 2段ギヤ(第2ギヤ)
24 PTOドライブシャフト
26 ギヤ(第3ギヤ)
26´ 係合爪
28 ミッションケース
29 アイドルギヤ
32 摺動ギヤ
33 切換ギヤ
34 係合爪
49 油圧ポンプ
50 分流弁(第1分流弁)
51 パワーステアリング装置
52 オイルクーラ
53 オイルフィルター
54 チャージ回路
56 分流弁(第2分流弁)
57 モア昇降用のシリンダ
60 潤滑油路

Claims (1)

  1. 機体前部に搭載したエンジン(5)の回転動力をミッションケース(28)内に設けた静油圧式無段変速装置(8)へ伝えるように構成し、該静油圧式無段変速装置(8)のポンプ軸(11)に油圧クラッチ(15)を接続して、該油圧クラッチ(15)によって後部の動力取出軸(12)及び中間部の動力取出軸(13)に対する回転動力を入り切りさせるように構成するにあたり、前記ポンプ軸(11)と同芯状に設けた出力軸(16)にクラッチボス(17)を固着し、該出力軸(16)上にクラッチドラム(18)を回転自在に設けると共に該クラッチドラム(18)と前記出力軸(16)上に遊嵌された第1ギヤ(21)とを一体的に回転するように構成し、前記クラッチボス(17)とクラッチドラム(18)との間に摩擦板(19)を設けて、作動油が該油圧クラッチ(15)のシリンダ室内に流入してピストン(20)が押されると摩擦板(19)の圧着によって該油圧クラッチ(15)が接続されて前記第1ギヤ(21)とドライブピニオン軸(22)に遊嵌した第2ギヤ(23)とPTOドライブシャフト(24)に遊嵌した第3ギヤ(26)とが回転するように構成し、アイドルギヤ(29)を前記第3ギヤ(26)及び摺動ギヤ(32)に噛み合わせることによって中間部の動力取出軸(13)を回転駆動するように構成すると共に、前記PTOドライブシャフト(24)上に設けた切換ギヤ(33)後面の係合爪(34)を第3ギヤ(26)側の係合爪(26´)に噛み合わせることによって後部の動力取出軸(12)を回転駆動するように構成し、前記静油圧式無段変速装置(8)とは別の油圧ポンプ(49)から送り出される作動油を第1分流弁(50)によって分流してパワーステアリング装置(51)側と前記油圧クラッチ(15)及びモア昇降用のシリンダ(57)側とへ送油するように構成すると共に、前記第1分流弁(50)によって分流されて前記油圧クラッチ(15)及びモア昇降用のシリンダ(57)側へ送油された作動油を第2分流弁(56)によって更に分流して油圧クラッチ(15)側とモア昇降用のシリンダ(57)側とへ送油するように構成し、前記パワーステアリング装置(51)からの戻油をオイルクーラ(52)及びオイルフィルター(53)を介して前記静油圧式無段変速装置(8)のチャージ回路(54)へ導くように構成すると共に、前記オイルフィルター(53)からチャージ回路(54)へ至る油路の途中を分岐させて潤滑油路(60)を形成し、該潤滑油路(60)からの送油によって前記油圧クラッチ(15)の外周部分を潤滑するように構成したことを特徴とするトラクター
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