JP3663805B2 - トラクタのサブコントロールバルブ取付装置 - Google Patents

トラクタのサブコントロールバルブ取付装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はトラクタのサブコントロールバルブ取付装置に関するものであり、主として、芝刈りや路上メンテナンス等に使用されるトラクタのサブコントロールバルブ取付装置に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
一般的なトラクタは、機体の後部に作業機を昇降するためのリフトシリンダを設けるので、ミッションケースの後上面を開放した構成となっている。しかしながら、このようなトラクタをベースとして芝刈り機を構成したり、路上メンテナンス等を行うトラクタを専用に構成するときは、極力改良コストを抑えることが必要である。また、各種専用のサブコントロールバルブを複数個取り付けるための設置スペースが必要となり、この設置スペースはメンテナンスを容易に行える場所が好ましい。
【0003】
そこで、サブコントロールバルブの設置スペースを確保する際の改良コストを抑え、且つメンテナンスを容易に行えるようにするために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、後上面を開放したミッションケースを有するトラクタであって、前記ミッションケースの開放部を遮蔽部材にて遮蔽し、この遮蔽部材に、車体の油圧機構を作動する複数のサブコントロールバルブを併設可能に構成したトラクタのサブコントロールバルブ取付装置において、
上記遮蔽部材はプレートで構成されており、又、上記複数のサブコントロールバルブが作動する油圧機構は機体の下部に昇降自在に装着されるモア等を昇降させるように構成した油圧機構、又は、フロントローダ等の油圧機器であって、これ等のサブコントロールバルブはスタックして取り付けられるとともに、長手方向が機体の左右方向を向いて平行に前記プレートの上に配設されているトラクタのサブコントロールバルブ取付装置を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って詳述する。図1はトラクタを示し、機体11の前部にエンジン12を搭載し、該エンジン12の動力はミッションケース13内の変速装置にて減速されて、走行車輪14やリヤPTO軸15へ伝達される。また、機体11の下部にリンク機構16を介してモア17が昇降自在に設けられており、ミッドPTO軸18から該モア17へ動力が伝達される。尚、前記ミッションケース13の後上面には開放部19があり、一般のトラクタでは作業機昇降用のリフトシリンダを収納するために、この開放部19に二点鎖線で示すようなシリンダケース20を装着するが、本発明ではこの開放部19をプレート21等の遮蔽部材にて遮蔽し、このプレート21に後述するサブコントロールバルブが取り付けられている。
【0006】
図2及び図3に示すように、ミッションケース13の前部にはHST24が設けられており、前記エンジン12の動力は主クラッチを経てHST24のポンプ軸25へ入力される。HST24が駆動されると、トラニオン軸26の回転角度に応じてモータ軸27の回転が減速される。また、ポンプ軸の後端部25aには、トラニオン軸26の回転角度に拘わらず、HST24へ入力された回転がそのままへ出力される。
【0007】
モータ軸27と平行に第1走行軸30及び中間軸31が枢着され、第1走行軸30の前端に大径の第1走行ギヤ32及び小径の第2走行ギヤ33が嵌着される。また、中間軸31にスライダ34を前後動自在にスプライン嵌合し、このスライダ34に小径の第3走行ギヤ35及び大径の第4走行ギヤ36が形成されている。
【0008】
モータ軸27に嵌着された出力ギヤ37と中間軸31の前端に嵌着された入力ギヤ38は常時噛合しており、この噛合によってモータ軸27の回転が中間軸31へ伝達される。シフタ(図示せず)の操作により前記スライダ34が最前部へ移動すれば、第1走行ギヤ32と第3走行ギヤ35が噛合して第1走行軸30は低速回転で駆動され、前記スライダ34が最後部へ移動すれば、第2走行ギヤ33と第4走行ギヤ36が噛合して第1走行軸30は高速回転で駆動される。該第1走行軸30の回転はピニオンギヤ39からディファレンシャルギヤ(図示せず)を介して走行車輪14へ伝達される。
【0009】
尚、後述する第2PTO軸47に大小一組のカウンタギヤ40が遊嵌されており、該カウンタギヤ40の大ギヤが第2走行ギヤ33に噛合している。前記スライダ34がやや後方へ移動して第4走行ギヤ36とカウンタギヤ40の小ギヤが噛合したときは、第4走行ギヤ36の回転がカウンタギヤ40を介して第2走行ギヤ33へ伝達されるため、第1走行軸30が逆回転で駆動され、機体11を後進させることができる。
【0010】
一方、ポンプ軸25には第1PTO軸45が連結され、該第1PTO軸45の後端に第1PTOギヤ46を遊嵌してある。第1PTO軸45と平行に第2PTO軸47が嵌着され、この第2PTO軸47にスライダ48を前後動自在にスプライン嵌合し、該スライダ48の後部に第2PTOギヤ49を遊嵌する。また、第1走行軸30の後端に大小一組の中間ギヤ50を遊嵌し、前記第1PTOギヤ46と第2PTOギヤ49との間にこの中間ギヤ50を噛合させる。
【0011】
而して、ポンプ軸25の回転は油圧式多板式のPTOクラッチ51を介して第1PTOギヤ46に伝達され、中間ギヤ50を経て第2PTOギヤ49が第2PTO軸47上を遊転する。前記スライダ48を後方へ移動してスライダ48の爪と第2PTOギヤ49の爪を噛み合わせれば、スライダ48と第2PTOギヤ49と第2PTO軸47とが一体となって回転する。第2PTO軸47の後端には第3PTOギヤ52が嵌着され、該第3PTOギヤ52に噛合している第4PTOギヤ53を経て、リヤPTO軸15へPTO動力が伝達される。
【0012】
更に、第2PTO軸47と平行に補助軸56が設けられ、この補助軸56に補助ギヤ57を遊嵌して前記第2PTOギヤ49に噛合させる。また、ミッドPTO軸18の後端に前後スライド可能な入力ギヤ58が嵌着され、この入力ギヤ58と補助ギヤ57が噛合する。前記スライダ48と第2PTOギヤ49との係合如何に拘わらず、第2PTOギヤ49の回転は補助ギヤ57を介して入力ギヤ58へ伝達され、該入力ギヤ58を前後動させて補助ギヤ57との噛合を入切りすれば、ミッドPTO動力を任意にオン・オフすることができる。図1に示した前記モア17のブレードは、ミッドPTO軸18から得られるミッドPTO動力で回転駆動される。
【0013】
ここで、図1に示したように、機体11の下部にモア17を装着して芝刈り専用機として使用する場合は、前記ミッションケース13の開放部19をプレート21にて遮蔽し、図2及び図3に示すように、このプレート21にサブコントロールバルブ61が取り付けられる。
【0014】
サブコントロールバルブ61には分流バルブ62から分岐された圧力油が供給され、前記モア17を昇降するための油圧機構を作動させる。また、前記モア17とは別に、例えばフロントローダ等の他の油圧機器を追加装備した場合は、該サブコントロールバルブ61に他のサブコントロールバルブ63をスタックすれば、追加装備した他の油圧機器を作動させることができる。
【0015】
図4は要部の油圧回路を示し、メインポンプ70の吐出油は分流バルブ71によってパワーステアリング装置72の回路とPTOクラッチ51の回路とに分流される。前記分流バルブ71からパワーステアリング装置72の回路へ分流された油は、ステアリングが操舵されたときにステアリングシリンダ73の何れかのポートへ供給され、ステアリング操舵角に応じて前輪が左右どちらかへ回向する。また、パワーステアリング装置72の後段にHSTチャージ回路74が接続されている。
【0016】
一方、前記分流バルブ71からPTOクラッチ51の回路へ分流された油は、もう一つの分流バルブ62により更に分流され、クラッチ操作用のコントロールバルブ75により制御されてPTOクラッチ51が作動する。また、リリーフバルブ76からリリーフした油の一部が、PTOクラッチ51の潤滑回路77へ供給される。
【0017】
ここで、前記分流バルブ62から圧力油の一部がサブコントロールバルブ61へ分流される。該サブコントロールバルブ61を操作することにより、モア昇降シリンダ78が伸縮して、図1に示したリンク機構16を介してモア17が昇降する。尚、図示は省略するが、該サブコントロールバルブ61に他のサブコントロールバルブ63をスタックした場合は、他のサブコントロールバルブ63にも圧力油が供給されて、他の油圧機器を作動させることができる。
【0018】
而して、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明ではミッションケースの後上面の開放部を遮蔽部材であるプレートで遮蔽し、このプレートの上にサブコントロールバルブを複数並列に装着可能にしたので、サブコントロールバルブの設置スペースを極力コンパクトに構成できる。また、操縦席を取り外すか、或いは前方へ回動するだけでサブコントロールバルブの取付部たるプレートが現れるので、他の機材に干渉されることなく、サブコントロールバルブのメンテナンスを容易に行なうことができる。
更にまた、上記複数のサブコントロールバルブが作動する油圧機構は機体の下部に昇降自在に装着されるモア等を昇降させるように構成した油圧機構、又は、フロントローダ等の油圧機器であって、これ等のサブコントロールバルブはスタックして取り付けられるとともに、長手方向が機体の左右方向を向いて平行に前記プレートの上に配設されているので、追加装備した複数の油圧機器類を作動させることができる。そしてまた、構成が簡素であるので、即ち、サブコントロールバルブの設置スペースが小であるので、サブコントロールバルブを設置する際の改良コストを低廉に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施の形態を示すものである。
【図1】トラクタの側面図。
【図2】ミッションケースの要部平面図。
【図3】ミッションケースの要部展開断面図。
【図4】要部の油圧回路図。
【符号の説明】
13 ミッションケース
19 開放部
21 プレート
61 サブコントロールバルブ
63 サブコントロールバルブ

Claims (1)

  1. 後上面を開放したミッションケースを有するトラクタであって、前記ミッションケースの開放部を遮蔽部材にて遮蔽し、この遮蔽部材に、車体の油圧機構を作動する複数のサブコントロールバルブを併設可能に構成したトラクタのサブコントロールバルブ取付装置において、
    上記遮蔽部材はプレートで構成されており、又、上記複数のサブコントロールバルブが作動する油圧機構は機体の下部に昇降自在に装着されるモア等を昇降させるように構成した油圧機構、又は、フロントローダ等の油圧機器であって、これ等のサブコントロールバルブはスタックして取り付けられるとともに、長手方向が機体の左右方向を向いて平行に前記プレートの上に配設されていることを特徴とするトラクタのサブコントロールバルブ取付装置。
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