JP2000168383A - 作業車両の変速装置 - Google Patents

作業車両の変速装置

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JP2000168383A
JP2000168383A JP10341635A JP34163598A JP2000168383A JP 2000168383 A JP2000168383 A JP 2000168383A JP 10341635 A JP10341635 A JP 10341635A JP 34163598 A JP34163598 A JP 34163598A JP 2000168383 A JP2000168383 A JP 2000168383A
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pto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業車両の走行輪およびPTO軸を駆動する
作業車両の変速装置において、コンパクトなPTO軸の
逆回転機構の構成を課題とする。 【解決手段】 主変速ギヤ31をPTO軸15逆回転用
のアイドルギヤとして利用する。PTO軸29に挿嵌し
た逆転歯車65を大径に構成し、主変速ギヤ31に噛合
させる。一つのクラッチスライダにより、正転および逆
転の切換をおこなう作業車両の変速装置を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業車両の変速装
置であって、PTO軸を駆動する機構の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、作業車両に配設され、作業車両の
走行輪を駆動するとともに、PTO軸を駆動する変速装
置は知られている。図9は従来のPTO軸逆転の機構を
示す側面断面展開図、図10は従来の歯車の配置を示す
正面図である。図9、図10において従来の変速装置の
構成について説明する。エンジンよりの駆動力が主軸2
5に伝達され、該主軸25に一体成形された伝達歯車4
1を介して駆動力が走行クラッチ軸24に挿嵌された主
変速一速歯車31および枢軸101に挿嵌されたアイド
ルギヤ102に伝達される。伝動歯車41にはPTO軸
15の前端であるPTOクラッチ軸29に相対回動自在
に挿嵌されたPTO第一速歯車111に噛合しており、
アイドルギヤ102はPTOクラッチ軸29に相対回動
自在に挿嵌されたPTO逆回転用歯車112に噛合して
いる。
【0003】また、PTO第一速歯車111およびPT
O逆回転用歯車112には爪部が設けられている。該P
TO第一速歯車111の近傍にはPTOクラッチ軸29
に相対回動不可かつ摺動自在に構成されたクラッチスラ
イダ104が配設されており、PTO逆回転用歯車11
2の近傍にはPTOクラッチ軸29に相対回動不可かつ
摺動自在に構成されたクラッチスライダ105が配設さ
れている。クラッチスライダ104をPTO第一速歯車
111に接続することにより、PTOクラッチ軸29を
該PTO第一速歯車111とともに駆動する。また、ク
ラッチスライダ105をPTO逆回転用歯車112に接
続することにより、PTOクラッチ軸29を該PTO逆
回転用歯車112とともに駆動する。すなわち、伝達歯
車41の駆動力をアイドルギヤ102を介してPTO逆
回転歯車112を駆動することによりPTO軸15を逆
回転駆動可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
て、PTO軸を逆回転させるためには、アイドルギヤお
よび該アイドルギヤを枢支する枢軸を設ける必要があ
り、該PTO逆回転機構の占める空間が大きくなる。こ
のため、ミッションケースが大きくなり、設計上の自由
度が減少する。
【0005】また、アイドルギヤが一方よりは歯面荷重
をうけるため、該歯面荷重が合成されアイドルギヤおよ
び該アイドルギヤの枢軸および枢軸の軸受に掛かる負荷
が大きくなる。
【0006】PTO軸お正転および逆転についてそれぞ
れクラッチスライダを設ける必要があり、PTO軸逆転
機構のミッションケース内にいて占有する空間が大きく
なり、ミッションケースが大きくなり、設計上の自由度
が減少する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。請求項1に記載のごとく、作業車
両の走行輪およびPTO軸を駆動する作業車両の変速装
置において、主変速ギヤをPTO軸逆回転用のアイドル
ギヤとして利用する。
【0008】請求項2に記載のごとく、作業車両の走行
輪およびPTO軸を駆動し、該PTO軸に駆動力を伝達
するための主軸の側方に主変速ギヤの枢軸を配設し、前
記主軸の下方にPTO軸を配設した作業車両の変速装置
において、PTO軸に挿嵌した逆回転用歯車を大径に構
成し、主変速ギヤに噛合させた。
【0009】請求項3に記載のごとく、作業車両の走行
輪およびPTO軸を駆動し、該PTO軸に駆動力を伝達
するための主軸の側方に主変速ギヤの枢軸を配設し、前
記主軸の下方にPTO軸を配設し、PTO軸に挿嵌した
逆回転用歯車を大径に構成し、主変速ギヤに噛合させた
作業車両の変速装置において、一つのクラッチスライダ
により、正転および逆転の切換をおこなう。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態を説明す
る。図1は作業車両の側面図、図2は同じく平面図、図
3は主クラッチ及びトランスミッションの構成を示した
側面断面展開図、図4は本作業車の動力伝達構成を示し
たスケルトン図、図5は本作業車の油圧回路図、図6は
PTO軸逆転の機構を示す側面断面展開図、図7は歯車
の配置を示す正面図、図8は逆回転用歯車の構成を示す
側面断面図である。
【0011】本発明の一実施例に係る作業車両の全体的
な構成について、図1、図2を用いて説明する。この作
業車両は、前後に前輪1及び後輪2を懸架する本体の前
部にボンネット6を配設し、該ボンネット6内部にはエ
ンジン5を配置している。ボンネット6の後方にはステ
アリングハンドル10を設けており、上記ステアリング
ハンドル10の後方にはシート11を配設している。ま
た、シート11の側部には主変速レバー77が突設され
る。ステアリングハンドル10及びシート11は、キャ
ビン12によって覆われる。
【0012】エンジン5の後方にはミッションケース9
を配設し、エンジン5からの動力を後輪2に伝達して駆
動している。但し、操作によっては、前輪1にも同時に
駆動力を伝達する四輪駆動とすることも可能である。
【0013】また、エンジン5の駆動力はミッションケ
ース9後端から突出したPTO軸15に伝達されて該P
TO軸15を駆動し、機体後端に接続した作業機を駆動
するように構成している。
【0014】そして、作業車を操作するオペレータの足
元には、クラッチを断接操作するためのクラッチ操作手
段たるクラッチペダル16が支持されている。ただし、
クラッチペダル16の代わりにクラッチレバーとしても
よい。
【0015】作業車両の後方には作業機100が接続さ
れており、該作業機にはPTO軸より駆動力が伝達さ
れ、該作業機100が駆動される。また、作業機100
は作業車両に備えられた昇降装置により作業機100の
上下位置および左右の傾斜角度を調整可能に構成されて
いる。
【0016】次に、ミッションケース9内の構成につい
て、図3および図4にもとづいて説明する。エンジン5
の後方にはミッションケース9が配設されており、該ミ
ッションケース9は前後に二分割される構成(9a・9
b)としており、間にセンタープレート13を挟持して
いる。また、後半部のトランスミッションハウジング9
bの後部左右側にはリアアクスルケースが固設される。
【0017】次に、後車軸伝動系の構成について説明す
る。即ち、上記クラッチカバー8内には前記クラッチペ
ダル16に連係される湿式多板式の主クラッチ21が配
置され、該主クラッチ21の原動側軸22にエンジン5
のクランク軸の回転が入力される。主クラッチ21の従
動側軸23は機体後方に延出され、その後端に形設した
ギア23aには走行クラッチ軸24に遊嵌された主変速
四速歯車34が噛合している。該主変速四速歯車34は
主軸25に固設された伝達歯車44に噛合している。該
主軸25には三枚の伝達歯車41・42・43が更に固
設され、あるいは形設されており、該三枚の伝達歯車4
1・42・43を介して、走行クラッチ軸24にそれぞ
れ遊嵌された主変速一速歯車31、主変速二速歯車3
2、主変速三速歯車33に動力が伝達される。
【0018】従って、主クラッチ21の従動側軸23が
回転すると、主変速一速歯車31、主変速二速歯車3
2、主変速三速歯車33及び主変速四速歯車34は各々
異なる回転数で回転することとなる。そして、上記主変
速レバー77に連動連結された油圧制御弁により、四つ
の油圧クラッチ51・52・53・54のいずれか一つ
が選択されて「接」とされて、四段階の変速が可能とな
り、主軸25の回転が該変速を経て走行クラッチ軸24
に伝達される。
【0019】走行クラッチ軸24はセンタープレート1
3を貫通して後方に延長される。該延長部分には正転側
歯車26及び逆転側歯車27がそれぞれ同一軸心上に遊
嵌される。そして、後述するリバーサレバー82に連係
する油圧制御弁の操作により、前進側のリバーサ用油圧
クラッチ56又は後進側のリバーサ用油圧クラッチ57
のいずれかが選択され接続され、走行クラッチ軸24の
回転は正転側歯車26又は逆転側歯車27のいずれかに
伝達される。ただし、リバーサレバー82がニュートラ
ル位置の場合は、回転は両歯車26・27いずれにも伝
達されない。
【0020】正転側歯車26は副変速軸35に相対回転
不能に連結され、同時に、クリープ変速軸36に固設さ
れた伝達歯車37に噛合しており、その回転を両軸35
・36に伝達する。逆転側歯車27は、正逆転軸38の
一端に形設された歯車39に噛合しており、該正逆転軸
の他端に形設された歯車40は、クリープ変速軸36に
固設された前記伝達歯車37に噛合する。従って、逆転
側歯車27の回転は、正逆転軸38を介して該クリープ
変速軸36を逆転方向に回転させる。また、該クリープ
変速軸36の伝達歯車37に噛合する正転側歯車26を
介して、それに連結された副変速軸35を逆転方向に回
転させる。
【0021】副変速軸35の後部には副変速第二軸45
が同一軸心上に配置され遊転可能としており、該副変速
第二軸45にはクリープ変速歯車46が遊嵌される。該
クリープ変速歯車46はクリープ変速軸36に形設した
歯車47に噛合している。また、副変速第二軸45には
入力クラッチスライダ91が軸方向摺動可能にスプライ
ン嵌合され、図示せぬクリープ変速レバーに連係されて
いる。従って、該入力クラッチスライダ91は、上記ク
リープ変速レバーの操作により副変速軸35又はクリー
プ変速歯車46のいずれかに噛み合って、その回転を副
変速第二軸45に伝達可能としている。即ち、該入力ク
ラッチスライダ91の摺動に基づく選択により、副変速
軸35の回転又は副変速軸35からクリープ変速軸36
によるクリープ変速を経た回転のいずれかが、副変速第
二軸45に入力される。
【0022】また、出力軸48が副変速第二軸45と平
行に軸支され、該出力軸48には二枚の伝達歯車49・
50が固設される。該伝達歯車49・50は副変速第二
軸45に遊嵌された二枚の変速歯車59・60に噛合し
ている。また、副変速第二軸45には出力クラッチスラ
イダ92が軸方向摺動可能にスプライン嵌合されてい
る。該出力クラッチスライダ92は図略の副変速レバー
に連係されている。従って、副変速レバーの操作により
出力クラッチスライダ92が摺動され、二枚の変速歯車
59・60のいずれかに噛み合って、該副変速第二軸4
5の回転を二枚の変速歯車59・60のいずれかに伝達
可能としている。従って、出力クラッチスライダ92の
摺動に基づく選択により、副変速第二軸45の回転が二
段の変速を経て出力され、出力軸48に入力される。
【0023】トランスミッションハウジング後部9bに
は後輪デフ部66bが配置され、前記出力軸48の回転
が、その後端に形設したベベルギア20を介して該後輪
デフ部66bに入力され、リアアクスルケース内の車
軸、伝達歯車等を経由して後輪2を駆動する。
【0024】次に、PTO伝動系について説明する。即
ち、トランスミッションハウジング前部9a内には主軸
25と平行にPTOクラッチ軸29が配置され、該PT
Oクラッチ軸29には四枚のPTO変速歯車、即ちPT
O一速歯車61、PTO二速歯車62、PTO三速歯車
63、PTO四速歯車64が遊嵌される。該PTO変速
歯車61・62・63・64は、主軸25に固設あるい
は形設した四枚の前記伝達歯車41・42・43・44
に噛合しており、主軸25の回転により該PTO変速歯
車61・62・63・64が異なる回転数で回転され
る。また、PTOクラッチ軸29にはPTO逆回転用歯
車65が遊嵌され、該PTO逆回転用歯車65は、走行
クラッチ軸24に遊嵌された前述の主変速一速歯車31
に噛合している。即ち、該主変速一速歯車31は、PT
O逆転付与機構のアイドルギアとしての役割をも果た
す。
【0025】また、PTOクラッチ軸には二つのPTO
クラッチスライダ93・94が軸方向摺動可能にスプラ
イン嵌合される。また、該PTOクラッチスライダ93
・94は、図略のPTO変速レバーに連係されている。
従って、両PTOクラッチスライダ93・94の摺動に
基づく選択により、主軸の回転が四段階の変速を経た後
にPTO軸に伝達される。また、主変速一速歯車31、
PTO逆回転用歯車65を介して、主軸25の回転が正
逆変換されてPTOクラッチ軸29に伝達される。即
ち、正転四速、逆転一速の変速が両軸25・29の間に
行われる。前記PTOクラッチ軸29はPTO軸15に
相対回転不能に連結される。該PTO軸15は後方に延
出され、作業車後端に接続された作業機100を駆動す
る。
【0026】次に、前車軸伝動系について説明する。即
ち、前記PTO軸15にはパイプ状の前輪入力軸55が
遊転可能に外嵌され、該前輪入力軸55と平行に前輪ク
ラッチ軸30が軸支される。前記前輪入力軸55には入
力歯車67が固設され、該入力歯車67は前記出力軸4
8に固設された二枚の伝達歯車のうちの一枚49に噛合
している。該前輪入力軸55には更に二枚の変速歯車1
8・19が固設され、該変速歯車は前輪クラッチ軸30
に遊嵌された二枚の歯車、即ち四輪駆動側歯車68及び
前輪倍速側歯車69にそれぞれ噛合している。
【0027】そして、図略の4WD・前輪倍速切替スイ
ッチに連動する油圧制御弁の操作により、二つの油圧ク
ラッチ78・79のいずれかが選択され接続されて、前
輪入力軸55の回転が略二倍の増速あるいは略等速で前
輪クラッチ軸30に伝達される。前輪クラッチ軸30の
回転は前端に連結する前輪伝達軸14、ユニバーサルジ
ョイント等を介して前輪側のデフ部66aに入力され、
フロントアクスルケース内の車軸、伝達歯車等を介して
前輪1を駆動する。
【0028】以上構成の作業車に具備される油圧回路の
構成を、図5をもとに説明する。即ち、油タンク(ミッ
ションケース)71内の作動油はサクションストレーナ
73を経て二方向に分岐され、一方は走行系油圧ポンプ
72によりパワーステアリングユニット74に圧送され
る。このパワーステアリングユニット74は、ステアリ
ングハンドル10を操作するのに必要なトルクを低減す
べく設けられるものであって、ステアリングハンドル1
0に連動した切換弁75により、前輪操向装置に連結さ
れた複動シリンダ76が駆動され、前輪1に舵取り角を
与えることとしている。
【0029】パワーステアリングユニット74を経た作
動油は三つに分岐され、一つは主変速レバー77に連動
した主変速コントロールバルブ80により、四つの油圧
クラッチ51・52・53・54のいずれか一つを作動
させ、主変速を行う。もう一つは比例減圧弁81を経
て、リバーサレバー82に連動したリバーサコントロー
ルバルブ83により、二つのリバーサ用油圧クラッチ5
6・57のうちいずれかを作動させ、作業車の前進又は
後進の切り換えを行う。前記比例減圧弁81は電磁バル
ブよりなる切換弁より構成されている。残りは電磁コン
トロールバルブ95を経て、二つの油圧クラッチ78・
79のうちいずれかを作動させて、前輪増速又は四輪駆
動の切り換えを行う。前輪増速時は、更に後輪左右に設
けられるブレーキ装置84・85のうち旋回内側のもの
を作動させて、旋回半径を小さいものとしている。
【0030】次に、作業機制御系の油圧回路について説
明する。前記油タンク71からサクションストレーナ7
3を経て分岐された作動油は、作業機用油圧ポンプ86
により、外部油圧取出部87を経て作業機制御用ユニッ
ト88に圧送される。そして、作業機昇降用シリンダ8
9及び作業機水平制御シリンダ90を適宜作動させ、作
業車後端に連結された作業機の昇降及び水平制御を行
う。
【0031】上記構成において、前記作業起用油圧ポン
プ86により作業機制御用ユニット88に圧送された作
動油の一部は該作業機制御用ユニット88の分流器88
aを経て主クラッチ21に供給される。また、油圧クラ
ッチ51・52・53・54・56・57により構成さ
れるパワーシフト機構(主変速機構)の作動・冷却用の
ドレン油はリリーフ弁101を介して主クラッチ21に
供給される構成になっている。
【0032】作業用油圧ポンプ86により作業機制御用
ユニット88に作動油が供給され、該作業機制御ユニッ
ト88に圧送された作動油により作業機の昇降および水
平制御が行われる。作業機制御ユニット88のドレン油
および作業機制御ユニット88に過剰に圧送された作動
油が分流器88aを介して、前記主クラッチ21に供給
される。該主クラッチ21に供給された作動油は主クラ
ッチ21の冷却および潤滑に用いられる。
【0033】また、走行系油圧ポンプ72により前記パ
ワーシフト機構(主変速機構)に供給された作動油は油
圧クラッチ51・52・53・54・56・57の作動
もしくは冷却に用いられた後に、ドレン油としてリリー
フ弁101に供給される。該リリーフ弁101を介した
作動油は、主クラッチ21に供給され、該主クラッチ2
1の冷却および潤滑に用いられる。
【0034】上記の作業機制御用ユニット88より主ク
ラッチ21に導入される作動油とパワーシフト機構を介
して主クラッチ21に導入される作動油は合流部103
において合流し、該合流部103を介して主クラッチ2
1に供給される。これにより、作業機制御用の作動油及
び変速制御用の作動油のドレン回路油により湿式クラッ
チである主クラッチ21の冷却を行うことが可能であ
る。このため、主クラッチ21の冷却油を特別な油圧供
給装置を設けることなく、安定供給できる。
【0035】前記パワーシフト機構よりのドレン油は、
エンジン5の回転数によって変動し、エンジン5がアイ
ドリング状態にある場合にはパワーシフト機構よりのド
レン油の供給が停止する。このため、エンジン5がアイ
ドリング状態にある時にはパワーシフト機構よりのドレ
ン油による主クラッチ21の冷却が行われない。しか
し、作業機制御用ユニット88の分流器88aより主ク
ラッチ21へ作動油が供給されるため、主クラッチ21
の冷却最低油量を確保できる。上記の構成により、主ク
ラッチ21への潤滑および冷却用の作動油を安定供給
し、該主クラッチ21の耐久性を向上できるとともに、
変速機構および作業機制御機構をコンパクトに構成でき
る。
【0036】次に、PTO軸15の逆転駆動の構成につ
いて説明する。図6乃至図8において、エンジン5より
の駆動力はクラッチ21を介して従動側軸23の後端に
一体形成されたギヤ23aが駆動され、該ギヤ23aに
より操向クラッチ軸24に相対回動可能に挿嵌固定され
た主変速4速歯車34が駆動される。該主変速4速歯車
34は、主軸25に相対回動不可に挿嵌固定された伝達
歯車44に噛合している。 該伝達歯車44が駆動され
ることにより、主軸25が駆動され、該主軸25の後端
に一体成形もしくは相対回動不可に挿嵌固定された伝達
歯車41が駆動される。
【0037】該伝達歯車41は操向クラッチ軸24に相
対回動自在に挿嵌された主変速一速歯車31に噛合して
おり、該主変速一速歯車31に駆動力を伝達する。該主
変速一速歯車31には前記PTO第一速歯車61に相対
回動自在に挿嵌固定された逆回転用歯車65が噛合して
いる。また、該伝達歯車41はPTOクラッチ軸29に
相対回動自在に挿嵌されたPTO第一速歯車61に噛合
している。
【0038】該PTO第一速歯車61および逆回転用歯
車65の前方にはPTOクラッチ軸29に相対回動不可
に構成されたPTOクラッチスライダ94が配設されて
おり、該PTOクラッチスライダ94は前記PTOクラ
ッチ軸29上を摺動自在に構成されている。該PTO第
一速歯車61のPTOクラッチ軸29側は該PTOクラ
ッチ軸29上において前方に延出されており、延出され
た先端には該PTOクラッチスライダ94に接続するた
めの爪部が設けられている。また、逆回転用歯車65に
おいても同様に該逆回転用歯車65の一部が前方に延出
され該延出部の前端はPTOクラッチスライダ94に接
続するための爪部に構成されている。
【0039】上記構成により、前記PTOクラッチスラ
イダ94を摺動し、該PTOクラッチスライダ94を逆
回転用歯車65もしくはPTO第一速歯車61に接続す
ることにより、逆回転用歯車65もしくはPTO第一速
歯車61より前記PTOクラッチ軸29に駆動力を伝達
可能である。PTOクラッチスライダ94とPTO第一
速歯車61の爪部を接続することにより、主軸25の駆
動力が伝達歯車41およびPTO第一速歯車61を介し
てPTOクラッチ軸29に伝達され、該PTOクラッチ
軸29が駆動される。すなわち、主軸25の駆動力がP
TO第一速歯車61を介してPTOクラッチ軸29に伝
達される。
【0040】PTOクラッチスライダ94と逆回転用歯
車65の爪部を接続することにより、主軸25の駆動力
が伝達歯車41、主変速一速歯車31および逆回転用歯
車65を介してPTOクラッチ軸29に伝達され、該P
TOクラッチ軸29が駆動される。前記PTO第一速歯
車61によるPTOクラッチ軸29の回転方向を正転と
すると、該主軸25の駆動力を主変速一速歯車31を介
して逆回転用歯車65に伝達し、該逆回転用歯車65と
ともにPTOクラッチ軸29を駆動するため、該伝達経
路によりPTOクラッチ軸29を駆動すると、該PTO
クラッチ軸29が逆転する構成になっている。PTOク
ラッチ軸29の後端にはPTO軸15の先端が接続され
ており、該PTOクラッチ軸29の回動にともないPT
O軸15が回動する構成になっている。
【0041】上記のごとくPTO軸15の逆回転機構を
構成するため、該PTO軸15の逆回転機構ををコンパ
クトに構成でき、設計上の自由度が増す。該PTO軸1
5の逆回転機構を配設するための空間を軸方向について
減少できる。これにより、ミッションの全長を短く構成
できる。また、PTO軸15の逆回転機構を構成するた
めのアイドルギヤおよび該アイドルギヤを枢支するため
のシャフトを不要とし、部品点数を減少するとともに、
製造コストを削減し、組立性および整備性が向上する。
【0042】上記の構成において、一つのPTOクラッ
チスライダ94により正転と逆転を切り換えることが可
能である。PTOクラッチスライダ94はいずれの歯車
の爪部に接続していない状態において中立位置となり、
いずれの歯車の駆動力もPTOクラッチ軸29に伝達さ
れない。該PTOクラッチスライダ94を中立位置より
後方に摺動させることにより、該PTOクラッチスライ
ダ94を前記PTO第一速歯車61の爪部に接続させる
ことが可能である。さらに、該PTOクラッチスライダ
94をPTO第一速歯車61との接続位置より後方に摺
動することにより、PTOクラッチスライダ94と逆回
転用歯車65の爪部を接続することができる。また、P
TOクラッチスライダ94を中立位置より前方に摺動さ
せることにより、該PTOクラッチスライダ94をPT
O二速歯車62の爪部に接続させることが可能である。
【0043】すなわち、上記の構成により1つのクラッ
チスライダ94により、PTO軸15の前端であるPT
Oクラッチ軸29の正転と逆転の切換をおこなうことが
可能であり、ミッションケース9内におけるPTO軸逆
回転機構の占有する空間を減少でき、構成部品の部品点
数を減少し、製造コストを低減できるとともに組立性が
向上する。
【0044】次に、図7において主変速一速歯車31、
主軸25、PTOクラッチ軸29の配置構成について説
明する。主変速一速歯車31の側方には主軸25が配設
されており、該主軸25とともに回動する伝達歯車41
が噛合している。該伝達歯車41の下方にはPTOクラ
ッチ軸29が配設されており、該PTOクラッチ軸29
に相対回動自在に挿嵌されたPTO第一速歯車61が噛
合している。また、主変速一速歯車31の下方にはPT
Oクラッチ軸29が配設されており、該PTOクラッチ
軸29に相対回動自在に挿嵌された逆回転用歯車65が
噛合している。すなわち、逆回転用歯車65は直接主変
速一速歯車31に噛合する構成になっており、該主変速
一速歯車31により駆動される構成になっている。
【0045】上記のごとく、主変速一速歯車31、主軸
25、PTOクラッチ軸29を配置するので、PTO軸
15の逆回転機構をコンパクトに構成でき、ミッション
の全体構成をコンパクトにできる。また、PTO軸15
を逆回転させる場合にはアイドルギヤとして機能する主
変速一速歯車31の受ける歯面荷重が分散され、該主変
速一速歯車31の受ける負荷および主変速一速歯車31
を挿嵌する走行クラッチ軸24、該走行クラッチ軸24
の軸受部の負荷を軽減できる。
【0046】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
以下に示すような効果を奏するのである。即ち、請求項
1に示す如く、作業車両の走行輪およびPTO軸を駆動
する作業車両の変速装置において、主変速ギヤをPTO
軸逆回転用のアイドルギヤとして利用するので、PTO
軸の逆回転機構ををコンパクトに構成でき、設計上の自
由度が増す。該PTO軸の逆回転機構を配設するための
空間を軸方向について減少できる。これにより、ミッシ
ョンの全長を短く構成できる。また、PTO軸の逆回転
機構を構成するためのアイドルギヤおよび該アイドルギ
ヤを枢支するためのシャフトを不要とし、部品点数を減
少するとともに、製造コストを削減し、組立性および整
備性が向上する。
【0047】請求項2に記載のごとく、作業車両の走行
輪およびPTO軸を駆動し、該PTO軸に駆動力を伝達
するための主軸の側方に主変速ギヤの枢軸を配設し、前
記主軸の下方にPTO軸を配設した作業車両の変速装置
において、PTO軸に挿嵌した逆回転用歯車を大径に構
成し、主変速ギヤに噛合させたので、PTO軸の逆回転
機構をコンパクトに構成でき、ミッションの全体構成を
コンパクトにできる。また、PTO軸を逆回転させる場
合にはアイドルギヤとして機能する主変速一速歯車の受
ける歯面荷重が分散され、該主変速一速歯車の受ける負
荷および主変速一速歯車を挿嵌する走行クラッチ軸、該
走行クラッチ軸の軸受部の負荷を軽減できる。
【0048】請求項3に記載のごとく、作業車両の走行
輪およびPTO軸を駆動し、該PTO軸に駆動力を伝達
するための主軸の側方に主変速ギヤの枢軸を配設し、前
記主軸の下方にPTO軸を配設し、PTO軸に挿嵌した
逆回転用歯車を大径に構成し、主変速ギヤに噛合させた
作業車両の変速装置において、一つのクラッチスライダ
により、正転および逆転の切換をおこなうので、ミッシ
ョンケース内におけるPTO軸逆回転機構の占有する空
間を減少でき、構成部品の部品点数を減少し、製造コス
トを低減できるとともに組立性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】作業車両の側面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】主クラッチ及びトランスミッションの構成を示
した側面断面展開図である。
【図4】本作業車の動力伝達構成を示したスケルトン図
である。
【図5】本作業車の油圧回路図である。
【図6】PTO軸逆転の機構を示す側面断面展開図であ
る。
【図7】歯車の配置を示す正面図である。
【図8】逆回転用歯車の構成を示す側面断面図である。
【図9】従来のPTO軸逆転の機構を示す側面断面展開
図である。
【図10】従来の歯車の配置を示す正面図である。
【符号の説明】
5 エンジン 21 主クラッチ 24 走行クラッチ軸 25 主軸 29 PTOクラッチ軸 31 主変速一速歯車 41 伝達歯車 61 PTO第一速歯車 65 逆回転用歯車 94 PTOクラッチスライダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D039 AA02 AA03 AB11 AC04 AC21 AC76 AC77 AD06 AD11 3D043 AA05 AA06 AA07 AB11 BA06 BC02 BC05 BC11 BC14 BD03 BE01 BE03 EA02 EA16 EA33 EA34 EA35 EA37 EA38 EA42 EA43 EB06 EB09 EB12 EB14 EB17 EF06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業車両の走行輪およびPTO軸を駆動
    する作業車両の変速装置において、主変速ギヤをPTO
    軸逆回転用のアイドルギヤとして利用することを特徴と
    する作業車両の変速装置。
  2. 【請求項2】 作業車両の走行輪およびPTO軸を駆動
    し、該PTO軸に駆動力を伝達するための主軸の側方に
    主変速ギヤの枢軸を配設し、前記主軸の下方にPTO軸
    を配設した作業車両の変速装置において、PTO軸に挿
    嵌した逆回転用歯車を大径に構成し、主変速ギヤに噛合
    させたことを特徴とする作業車両の変速装置。
  3. 【請求項3】 作業車両の走行輪およびPTO軸を駆動
    し、該PTO軸に駆動力を伝達するための主軸の側方に
    主変速ギヤの枢軸を配設し、前記主軸の下方にPTO軸
    を配設し、PTO軸に挿嵌した逆回転用歯車を大径に構
    成し、主変速ギヤに噛合させた作業車両の変速装置にお
    いて、一つのクラッチスライダにより、正転および逆転
    の切換をおこなうことを特徴とする作業車両の変速装
    置。
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