JP3903786B2 - 車両用空調装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気を加熱する温水式暖房用熱交換器を備える車両用空調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用空調装置においては、温水式暖房用熱交換器の温水回路に温水弁を備え、最大冷房時には温水弁を全閉して暖房用熱交換器への温水流れを遮断することにより、暖房用熱交換器からの輻射熱で冷風の温度が上昇することを防止している。
【0003】
しかし、近年ではコスト低減のために温水弁を廃止したものも実用化されている。温水弁を廃止すると最大冷房時にも暖房用熱交換器に温水が流れ続けるので、暖房用熱交換器からの輻射熱による冷風温度の上昇を防止する対策が必要となる。
【0004】
この対策として実公昭62−17290号公報に記載されたものがある。この従来技術は図7に示すように、温水式暖房用熱交換器15を通過する温風と、温水式暖房用熱交換器15の冷風バイパス通路17を通過する冷風との風量割合をエアミックスドア18の開度により調整して、車室内への吹出空気温度を調整する車両用空調装置において、エアミックスドア18と一体に補助ドア18bを設け、エアミックスドア18と補助ドア18bを回転軸18aを中心として一体に回転させるようになっている。
【0005】
そして、エアミックスドア18が暖房用熱交換器15の通風路を全閉し、冷風バイパス通路17を全開する最大冷房位置(2点鎖線位置)にあるときには、暖房用熱交換器15下流側の温風通路20aの出口部を補助ドア18bにより全閉することにより、暖房用熱交換器15の輻射熱で加熱された熱気が冷風バイパス通路17の冷風に混入することを防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来技術では、エアミックスドア18と一体に補助ドア18bを設けているため、暖房用熱交換器15下流の温風通路20aの通路面積がエアミックスドア18の開度変化に連動して変化してしまう。このため、エアミックスドア18の開度=0%の最大冷房位置付近の小開度域においては、温風通路20aの通路面積が補助ドア18bにより狭められ、温風量が絞られるので、エアミックスドア18の開度増加に見合った温度に吹出空気温度が上昇せず、吹出空気温度の制御特性が悪化する。
【0007】
すなわち、図8はエアミックスドア18の開度変化と車室内への吹出空気温度との関係を示すもので、上記従来技術によると、エアミックスドア18の開度増加に対して車室内への吹出空気温度の制御特性が下に凸となる特性となり、開度=0%の最大冷房位置付近の小開度域ではエアミックスドア18の開度増加に対して吹出空気温度の上昇幅が僅少となる。これに反し、開度=100%の最大暖房位置付近の大開度域ではエアミックスドア18の開度変化に対して吹出空気温度が急変化する特性となる。
【0008】
このように、エアミックスドア18の小開度域と大開度域とで開度変化に対する吹出空気温度の変化幅が大きく変化するので、吹出空気温度を安定的に制御できず、その制御特性が悪化する。
【0009】
また、上記従来技術ではエアミックスドア18と補助ドア18bが、両ドア1、18bの中間に位置する回転軸18aを中心にして回転するので、両ドア18、18bがバタフライドアを構成している。このため、エアミックスドア18の最大冷房位置および最大暖房位置において、補助ドア18b部に加わる風圧がエアミックスドア18とケース側シール面との圧着状態を弱める方向に作用する。この結果、最大冷房位置におけるエアミックスドア18の温風遮断作用および最大暖房位置におけるエアミックスドア18の冷風遮断作用が不完全になりやすく、最大冷房能力および最大暖房能力を損なう原因となる。
【0010】
本発明は上記点に鑑みて、温水弁の廃止により最大冷房時にも暖房用熱交換器に温水が流れ続ける車両用空調装置において、暖房用熱交換器の輻射熱による最大冷房能力の低下を、エアミックスドアと一体の補助ドアを必要とせずに、抑制することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、車室内へ向かって空気が流れるケース(11)と、ケース(11)内に設けられ、温水を熱源として空気を加熱する暖房用熱交換器(15)と、ケース(11)内にて暖房用熱交換器(15)の上流側に設けられ、暖房用熱交換器(15)を通過する温風と、暖房用熱交換器(15)をバイパスして流れる冷風との風量割合を調整して車室内への吹出空気温度を調整するエアミックスドア(18)と、エアミックスドア(18)により温度調整された空気を、少なくともフェイス開口部(25)とフット開口部(24)を含む複数の吹出開口部(24〜26)に切替配分する吹出モード切替部(22)とを備え、
エアミックスドア(18)が暖房用熱交換器(15)の通風路を全閉する最大冷房位置に操作されたときにも暖房用熱交換器(15)に温水が循環するようになっており、
吹出モード切替部(22)には、回転軸(28)を中心として回転する円周壁面(27a)の回転変位により複数の吹出開口部(24〜26)を開閉するロータリドア(27)を設け、
暖房用熱交換器(15)の下流側に形成される温風通路(20a)の出口部に回転軸(28)を配置し、
ロータリドア(27)によりフェイス開口部(25)を開口するフェイスモードが選択され、且つ、エアミックスドア(18)が最大冷房位置に操作されたときに、暖房用熱交換器(15)の輻射熱により加熱された熱気が冷風へ向かって上昇するのを抑制するガイド部材(29)をロータリドア(27)に備えるとともに、ガイド部材(29)を回転軸(28)近傍に配置したことを特徴とする。
【0012】
これにより、最大冷房時にも暖房用熱交換器(15)に温水が循環する車両用空調装置において、暖房用熱交換器の輻射熱による最大冷房能力の低下をロータリドア(27)に備えたガイド部材(29)によって抑制することができる。
【0013】
その結果、従来技術におけるエアミックスドアと一体の補助ドアを廃止でき、そして、ガイド部材(29)はロータリドア(27)により選択された各吹出モードにおいて、エアミックスドア(18)の開度変化にかかわらず、一定位置に保持され、温風の通路面積を一定に維持する。そのため、図8の実線に示すように、エアミックスドア18の開度増加に見合った温度に吹出空気温度を比例的に上昇させることができ、吹出空気温度の良好な制御特性を確保できる。
【0014】
更に、エアミックスドア(18)と一体の補助ドアを廃止できるため、エアミックスドア(18)をバタフライドアとして構成する必要がなくなり、最大冷房時および最大暖房時におけるシール不良を回避できる。
【0015】
請求項2に記載の発明では、請求項1において、ロータリドア(27)によりフェイスモードが選択されたときに、ガイド部材(29)の先端部が暖房用熱交換器(15)の上端部近傍に近接して、熱気の上昇を抑制することを特徴とする。
【0016】
これにより、ガイド部材(29)と暖房用熱交換器(15)の上端部近傍部分との共同作用により熱気の上昇を抑制することができる。
【0017】
請求項3に記載の発明では、請求項2において、ガイド部材(29)のうち暖房用熱交換器(15)側の先端部が水平面より斜め上方に向かうように傾斜していることを特徴とする。
【0018】
これにより、ガイド部材(29)の下面部まで上昇した熱気をガイド部材(29)の先端部と暖房用熱交換器(15)の上端部近傍部位との間で確実に滞留させることができる。
【0019】
請求項4に記載の発明のように、請求項1ないし3のいずれか1つにおいて、ロータリドア(27)は、具体的には円周壁面(27a)の軸方向の両端部を回転軸(28)に連結する2枚の側板部(27b)を有し、ガイド部材(29)は2枚の側板部(27b)の内側において円周壁面(27a)の軸方向に延びる板形状に形成するようにしてよい。
【0021】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1〜図3は第1実施形態による車両用空調装置の室内ユニット部のうち、空調ユニット部10の概略断面図であり、空調ユニット部10は車室内前部の計器盤(図示せず)内側において車両幅(左右)方向の略中央部に配置される。その際、空調ユニット部10は車両の上下前後方向に対して図1〜図3の矢印のように搭載される。図1はフェイスモード時、図2はフットモード時、図3はデフロスタモード時をそれぞれ示す。
【0023】
なお、室内ユニット部のうち、空調ユニット部10に空気を送風する送風機ユニット(図示せず)は、計器盤内側において空調ユニット部10から助手席側にオフセット配置されている。この送風機ユニットは周知の構成でよく、内気(車室内空気)と外気(車室外空気)とを切替導入する内外気切替部と、この内外気切替部から導入した空気を空調ユニット部10へ向けて送風する送風機部とを有している。この送風機部には遠心式の送風ファンが備えられている。
【0024】
空調ユニット部10は樹脂製のケース11を有し、このケース11は縦長の形状であり、その内部に下方側から上方側へと送風空気が流れる空気通路を構成する。ケース11内部において最下部に、上記送風機ユニットの送風空気が流入する空気入口空間12が形成されている。
【0025】
この空気入口空間12の上方側に熱交換器部13が配置されている。この熱交換器部13は、冷房用熱交換器をなす蒸発器14と暖房用熱交換器をなすヒータコア15とを備えており、蒸発器14は空気入口空間12の直ぐ上方に配置され、ヒータコア15は蒸発器14の更に上方に配置されている。
【0026】
蒸発器14は図1〜図3に示すようにケース11の底面部より所定高さだけ上方部位に略水平に配置されている。但し、蒸発器14は、厳密な水平配置ではなく、水平面から所定の傾斜角度(例えば、20°程度)だけ車両前方側に向かって斜め下方に傾斜配置されている。
【0027】
このように蒸発器14を傾斜配置することにより、ケース11の車両前後方向の寸法を縮小化できる。更に、蒸発器14の傾斜配置により、蒸発器14に発生する凝縮水を車両前方側の傾斜下端部に集め、この傾斜下端部より凝縮水を下方へスムースに排出できる。ケース11のうち、蒸発器14の下方に位置する底面部は凝縮水受け部を構成し、その車両前方側の最底部に凝縮水排出口16が開口している。
【0028】
また、蒸発器14は、周知のように空調用冷凍サイクルの減圧手段(図示せず)にて減圧された低圧冷媒が導入され、この低圧冷媒が送風空気から吸熱して蒸発することにより送風空気を冷却するようになっている。
【0029】
なお、蒸発器14は、周知のようにタンク部14a、14bの間に熱交換コア部14cを配置した構成であり、この熱交換コア部14cは複数の偏平チューブ(図示せず)と複数のコルゲート状の伝熱フィン(図示せず)とを交互に並列的に積層して接合した構成である。空気入口空間12内に流入した空気は蒸発器14の熱交換コア部14cを矢印aのように下方から上方へ通過するようになっている。
【0030】
そして、ケース11内において、蒸発器14の空気流れ下流側、すなわち、蒸発器14の上方側で、且つ、車両前後方向の中間部位にヒータコア15が配置されている。より具体的には、ヒータコア15の熱交換コア部15cの面が略鉛直方向に向くようにヒータコア15を縦配置している。
【0031】
ヒータコア15は、車両エンジン(図示せず)からの温水(冷却水)を熱源として空気を加熱する温水式暖房用熱交換器であって、ヒータコア15は、所定間隔を隔てて対向配置した下側の温水入口タンク部15aと上側の温水出口タンク部15bとの間に熱交換コア部15cを配置した構成であり、この熱交換コア部15cは、複数の偏平チューブ(図示せず)と複数のコルゲート状の伝熱フィン(図示せず)とを交互に並列的に積層して接合した構成である。
【0032】
このヒータコア15は、いわゆる全パスタイプ(一方向流れタイプ)のヒータコアであり、温水入口タンク部15aから温水を複数の偏平チューブの全部を通して、温水出口タンク部15bに向かって下方から上方への一方向に流す構成となっている。
【0033】
上記のようにヒータコア15を蒸発器14の上方側で、かつ、且つ、車両前後方向の中間部位に配置しているため、ヒータコア15よりも車両前方側の部位に、ヒータコア15をバイパスして冷風を矢印bのように流す冷風バイパス通路17が形成されている。また、ヒータコア15の上端部の車両前方側部位に、エアミックスドア18の回転軸18aが配置されている。
【0034】
この回転軸18aは図1の紙面垂直方向(車両幅方向)に延びるように配置され、回転軸18aの両端部はケース11の壁面の軸受孔(図示せず)により回転可能に保持される。回転軸18aには板状のエアミックスドア18の上端部が一体に連結され、エアミックスドア18は回転軸18aを中心として図1の実線位置と2点鎖線位置との間で回転可能になっている。
【0035】
ここで、エアミックスドア18の実線位置はヒータコア15の熱交換コア部15cの通風路を全閉する最大冷房位置であって、2点鎖線位置は冷風バイパス通路17を全閉する最大暖房位置である。エアミックスドア18がヒータコア15の熱交換コア部15cの通風路を開けると、蒸発器14通過後の空気は矢印cのように熱交換コア部15cを通過してヒータコア15の上方へ流れる。
【0036】
エアミックスドア18は周知のごとくヒータコア15の熱交換コア部15cを通過する温風(矢印c)とヒータコア15をバイパスして冷風バイパス通路17を通過する冷風(矢印b)との風量割合を調整して車室内への吹出空気温度を調整する温度調整手段である。
【0037】
なお、ヒータコア15への温水循環回路には、温水供給源である車両エンジンによって回転駆動される温水ポンプ(図示せず)が備えられ、温水流れ制御用の温水弁は設置されていない。そのため、車両エンジンの運転時には温水ポンプの作動によりヒータコア15へ温水が常時循環するようになっている。つまり、エアミックスドア18がヒータコア15の熱交換コア部15cの通風路を全閉する最大冷房位置に操作されたときにも、ヒータコア15へ温水が循環するようになっている。
【0038】
ケース11内においてヒータコア15の上方側に空気混合部19が形成され、そして、ケース11内においてヒータコア15の車両後方側部位に温風ガイド壁20により区画される温風通路20aが上方へ向かって延びるように形成されている。
【0039】
温風ガイド壁20はヒータコア15の下端部から上方側へ向かって湾曲状に突出するようにケース11内の空間に配置されている。この温風ガイド壁20によって温風通路20aの温風を矢印cのように空気混合部19へ向かってガイドする。
【0040】
また、ケース11内において冷風バイパス通路17の上方側部位に冷風ガイド壁21が略水平方向にケース内空間へ湾曲状に突出するように形成されている。この冷風ガイド壁21によって上記冷風を矢印bのように空気混合部19へ向かってガイドする。空気混合部19では上記温風と上記冷風が混合され、この冷温風の混合により所望温度の空気が得られる。
【0041】
この空気混合部19の上方側(空気流れ下流側)、すなわち、ケース11の上面部に吹出モード切替部22が配置されている。この吹出モード切替部22は、半円筒状の開口シール面23をその円周面が車両前後方向に延びるようにしてケース11の上面部に形成している。この開口シール面23のうち、車両後方側の部位にフット開口部24を開口し、このフット開口部24の開口位置よりも車両前方側の部位にフェイス開口部25を配置し、このフェイス開口部25よりも更に車両前方側の部位にデフロスタ開口部26を配置している。
【0042】
フット開口部24はケース11の車両後方側の面に形成されたフット吹出通路24aを介してフット吹出口24bに連通している。このフット吹出口24bはケース11の車両幅方向の左右両側に開口しており、ここから乗員の足元部に向けて空気を吹出すようになっている。フェイス開口部25は図示しないフェイスダクトを介して乗員の顔部に向けて空気を吹出すものである。デフロスタ開口部26は図示しないデフロスタダクトを介して車両前面窓ガラスの内面に向けて空気を吹出すものである。
【0043】
半円筒状の開口シール面23の内側には、吹出モード切替用ロータリドアドア27が回転軸28により車両前後方向に回転可能に配置されている。このロータリドアドア27には、回転軸28を中心とする所定の曲率半径の円周壁面27aが設けられ、この円周壁面27aの軸方向(車両幅方向)の両端部を2枚の側板部27bにより回転軸28に連結する構造になっている。
【0044】
ここで、回転軸28は2枚の側板部27bからそれぞれ車両幅方向の左右外側へ突き出すように形成され、ケース11の側面壁部の軸受穴(図示せず)に回転可能に支持される。そして、2枚の側板部27bの車両幅方向の内側領域において回転軸28近傍にガイド部材29が配置されている。
【0045】
このガイド部材29は最大冷房時の冷風温度上昇防止用のガイド部材であって、左右の2枚の側板部27bの間を車両幅方向(軸方向)に延びる長方形の板形状になっている。ガイド部材29の左右の両端部は左右の2枚の側板部27bの内側面に一体に連結される。なお、ガイド部材29の板形状は図示の平板状に限らず、曲げ部を有する形状にしてもよい。
【0046】
ロータリドアドア27が図1のフェイスモード位置に操作されたときに、ガイド部材29は水平面に対してヒータコア15側(車両前方側)の先端部が斜め上方に向くように微小角度にて傾斜配置され、ガイド部材29の先端部がヒータコア15の上端部近傍に位置するようになっている。より具体的には、ヒータコア15の上端部が嵌合するケース11の支持壁30にガイド部材29の先端部が当接、あるいは微小隙間を介して近接するようにしてある。
【0047】
ガイド部材29の車両前後方向の面は上記のようにヒータコア15側(車両前方側)の先端部が斜め上方に向くように傾斜配置されて、冷風ガイド壁21の先端部の斜め下方に向かう面と略平行になっている。ガイド部材29の車両後方側部位にはフェイスモード時にヒータコア15下流の温風通路20aからの温風が流れる温風用隙間部31が形成してある。
【0048】
なお、ロータリドアドア27の円周壁面27a、側板部27b、回転軸28およびガイド部材29は樹脂により一体成形されている。
【0049】
回転軸28は温風通路20aの出口部近傍に配置され、ヒータコア15の上端部近傍、より具体的には上端部の車両後方側部位に隣接している。従って、回転軸28は冷風ガイド壁21の先端部よりも下方に配置されている。その結果、2枚の側板部27bのうち、回転軸28に隣接する部分27cはこの両ガイド壁20、21の先端部の間に位置することになる。
【0050】
この部分27cが両ガイド壁20、21の先端部と干渉することを回避するために、この部分27cは車両前後方向の幅寸法が回転軸28の外径と同程度の寸法に狭めてある。そして、側板部27bのうち円周壁面27aに隣接する部分は略扇形状になっている。
【0051】
また、円周壁面27aの外周側には弾性材27dを介して樹脂製の薄膜材からなるフィルム部材27eが装着され、このフィルム部材27eが円周壁面27aと一体に回転するようになっている。このフィルム部材27eには円周壁面27aに設けられた開口部(図示せず)および弾性材27d相互間の開口部(図示せず)を通してロータリドアドア27内部の風圧が加わるようになっている。そのため、この風圧および弾性材27dの弾性押圧力によってフィルム部材27eがケース11側の開口シール面23の内周面に圧着して各吹出開口部24、25、26を確実に閉塞するようになっている。
【0052】
また、円周壁面27a、弾性材27dおよびフィルム部材27eの円周方向の中間部位には、これらの部材27a、27d、27eを貫通する連通穴27fが設けてあり、ロータリドアドア27の回転により上記の各開口部24〜26を開閉する。
【0053】
また、ケース11の上面部の半円筒状の開口シール面23の内側には、ロータリドアドア27の回転を可能とする半円筒状のドア回転空間32が形成されている。このドア回転空間32は、温風ガイド壁20の車両後方側の部位から冷風ガイド壁21の上方部位に至るまで形成してある。
【0054】
なお、ロータリドアドア27の回転軸28は、ケース11の外部に突出して図示しないリンク機構を介して吹出モード操作機構に連結されて、この吹出モード操作機構によりロータリドアドア27が回転操作される。同様に、エアミックスドア18の回転軸18aもケース11の外部にてリンク機構を介して温度調整操作機構に連結されて、この温度調整操作機構によりエアミックスドア18が回転操作される。
【0055】
これらの吹出モード操作機構および温度調整操作機構は、サーボモータを用いたオート操作機構で構成されるが、乗員の手動操作力により直接操作されるマニュアル操作機構にしてもよい。
【0056】
次に、上記構成に基づいて本実施形態の作動を簡単に説明する。図示しない送風機ユニットの送風機を作動させると、図示しない内外気切替部から内気または外気が吸入され、この吸入空気は送風機により送風されて空調ユニット部10のケース11内最下部の空気入口空間12に流入する。
【0057】
その後、蒸発器14を矢印aのごとく下方から上方へ通過して冷却され、冷風となる。この冷風は、次に、エアミックスドア18の開度により冷風バイパス通路17を通過する冷風bとヒータコア15を通過して温風通路20aを流れる温風cとに振り分けられ、温風cは温風ガイド壁20によりガイドされて温風通路20aから空気混合部19に導かれる。また、冷風bは冷風ガイド壁21によりガイドされて空気混合部19に導かれる。
【0058】
空気混合部19において温風cと冷風bが混合されて所定温度の空気となる。従って、エアミックスドア18の開度により冷風bと温風cの風量割合を調整することにより、空気混合部19付近で混合される空気の温度を所望の温度に調整できる。
【0059】
そして、吹出モード切替用のロータリドア27を操作して、フット開口部24とフェイス開口部25とデフロスタ開口部26の開閉を選択することにより、所定の1つの開口部または複数の開口部から車室内へ空気を吹き出すことができる。
【0060】
すなわち、図1はフェイスモードの状態を示し、ロータリドア27の連通穴27fによりフェイス開口部25を開口するとともに、ロータリドア27の円周壁面27aのフィルム部材27eによりフット開口部24およびデフロスタ開口部26を閉塞している。
【0061】
フェイスモードは主に夏期の冷房時に使用される吹出モードであるので、エアミックスドア18を開度=0%の最大冷房位置から小開度の領域に操作して、フェイス開口部25から冷風を吹き出す。ここで、ヒータコア15への温水循環回路に温水流れ制御用の温水弁を設置していないので、エアミックスドア18が最大冷房位置に操作されたときにも、ヒータコア15へ温水が循環する。
【0062】
このように最大冷房時にもヒータコア15へ温水が循環するとヒータコア15の輻射熱によりヒータコア15周囲の空気が温度上昇し、その熱気が自然対流で冷風バイパス通路17の冷風中に混入すると、冷風温度が上昇して最大冷房能力が低下する。しかし、本第1実施形態によると、ヒータコア15の輻射熱により温度上昇した熱気がヒータコア15の後流側にて自然対流で上昇すると、熱気の上昇流がロータリドアドア27のガイド部材29により遮られる。
【0063】
すなわち、ロータリドアドア27のフェイスモード時にガイド部材29のヒータコア15側(車両前方側)の先端部がヒータコア15の上端部近傍に位置して熱気の上昇流を遮断できる。しかも、ガイド部材29は水平面に対してヒータコア15側(車両前方側)の先端部が斜め上方に向くように微小角度にて傾斜配置してあるので、冷風中への熱気の混入防止効果が高い。
【0064】
つまり、第1実施形態とは逆に、ガイド部材29をもし、水平面に対してヒータコア15と反対側(車両後方側)の先端部が斜め上方に向くように傾斜配置すると、ガイド部材29の下面部まで上昇した熱気がガイド部材29の傾斜に沿って温風用隙間部31側を通過して冷風中へ混入しやすくなるが、本第1実施形態ではガイド部材29の下面部まで上昇した熱気がガイド部材29の傾斜に沿ってヒータコア15の上端部へ移動し、ヒータコア15の上端部付近に保持される。そのため、冷風中への熱気の混入防止効果を高めることができる。
【0065】
また、ガイド部材29を上記のようにヒータコア15側(車両前方側)の先端部が斜め上方に向くように傾斜配置すると、ガイド部材29の車両前後方向の面が冷風ガイド壁21の先端部の斜め下方に向かう面と略平行になるので、最大冷房時に冷風バイパス通路17からの冷風の主流を冷風ガイド壁21およびガイド部材29に沿ってスムースに流すことができる。そのため、最大冷房時における最大風量を良好に確保できる。
【0066】
以上により、ヒータコア15の温水回路に温水弁を設置しない低コスト型の空調装置においても最大冷房能力を良好に確保できる。
【0067】
一方、フェイスモード時において、エアミックスドア18を開度=0%の最大冷房位置から小開度の領域に操作すると、ヒータコア15を通過して加熱された温風が温風用隙間部31を通過して冷風に混合することにより、フェイスモードにおける車室内への吹出空気温度を調整できる。
【0068】
次に、図2はフットモード時の状態を示し、連通穴27fによりフット開口部24を開口するとともに、ロータリドア27の円周壁面27aのフィルム部材27eによりフェイス開口部25およびデフロスタ開口部26を閉塞している。
【0069】
このフットモード時にはロータリドア27の回転変位に伴ってガイド部材29の先端部がヒータコア15の上端部近傍位置から開離するので、ガイド部材29の先端部とヒータコア15の上端部との間にも温風用隙間部31aが形成される。従って、ガイド部材29の前後の両温風用隙間部31、31aを通過する温風と冷風バイパス通路17の冷風との風量割合をエアミックスドア18の開度にて調整することにより、フットモードにおける車室内への吹出空気温度を調整できる。
【0070】
次に、図3はデフロスタモード時の状態を示し、ロータリドアドア27を反時計方向に最大に回転した状態である。この場合は、ロータリドア27の円周壁面27aがデフロスタ開口部26に対向しない位置へ回転することにより、デフロスタ開口部26が開口状態となり、フット開口部24およびフェイス開口部25はロータリドア27の円周壁面27aのフィルム部材27eにより閉塞されている。
【0071】
このデフロスタモード時においても、フットモード時と同様にガイド部材29の前後の両温風用隙間部31、31aを通過する温風と冷風バイパス通路17の冷風との風量割合を調整することにより、車室内への吹出空気温度を調整できる。
【0072】
ところで、ガイド部材29は吹出モード切替用のロータリドア27に設置されているので、上記のフェイスモード時の温風用隙間部31、フットモード時およびデフロスタモード時における温風用隙間部31,31aの通路面積はエアミックスドア18の開度変化にかかわらず、常に一定に維持される。換言すると、ガイド部材29は、従来技術の補助ドア18bのようにエアミックスドア18の開度変化に伴って温風通路の通路面積を変化させることがない。
【0073】
このことから、本実施形態によると、図8の実線に示すようにエアミックスドア18の開度増加に見合った温度に吹出空気温度を比例的に上昇させることができ、吹出空気温度の制御特性を従来技術より向上できる。
【0074】
また、エアミックスドア18は板ドアの一端部に回転軸18aを配置した通常の片持ちタイプのドアであるから、エアミックスドア18の最大冷房位置および最大暖房位置の双方においてドア上流側の風圧がエアミックスドア18をケース側のシール面に押し付ける方向に作用する。そのため、従来技術のバタフライドアタイプのエアミックスドア18の場合のようなシール性の悪化が生じない。
【0075】
なお、図1、2、3によりフェイスモード、フットモードおよびデフロスタモードの3つの吹出モードの切替を行う場合について説明したが、その他に、フット開口部24およびフェイス開口部25を同時に開口するバイレベルモード、フット開口部24およびデフロスタ開口部26を略同程度の開口比率(略同程度の風量割合)で同時に開口するフットデフロスタモードを吹出モードとして追加し、合計5つの吹出モードを1つのロータリドア27にて切り替えるようにしてもよい。
【0076】
また、図2のフットモードでは、デフロスタ開口部26を全閉しているが、フットモード時にフット開口部24を開口すると同時にデフロスタ開口部26を少量開口するようにしてもよい。これによれば、フットモードによる冬期暖房時にデフロスタ開口部26から少量の空調風(温風)を吹き出して、車両窓ガラスの防曇性能を高めることができる。
【0077】
(第2実施形態)
第1実施形態では、ロータリドア27の円周壁面27aの回転変位によりフット開口部24、フェイス開口部25およびデフロスタ開口部26をすべて開閉しているが、第2実施形態は、図4〜図6に示すように円周壁面27aと一体に回転する第1、第2の2つの板ドア部27g、27hを設け、円周壁面27aと両板ドア部27g、27hとの組み合わせによりフット開口部24、フェイス開口部25およびデフロスタ開口部26を開閉するものである。
【0078】
ケース11内において温風ガイド壁20の上端部に仕切り壁33を接続して温風ガイド壁20よりも車両後方側の部位にフット吹出通路24aを区画形成している。仕切り壁33は上方へ山状に突き出す形状になっており、この山状の突出形状によりドア回転作動空間32を仕切り壁33の車両後方側部位に至るまで形成している。従って、フット吹出通路24aはドア回転作動空間32の内側領域に配置されることとなる。
【0079】
仕切り壁33の上部付近にフット開口部24を開口し、このフット開口部24の下面側に第1板ドア部27gを配置している。この第1板ドア部27gは連結アーム部27iとともに樹脂にてロータリドア27と一体で成形される。第1板ドア部27gはロータリドア27の回転軸28の軸方向に延びてフット開口部24の開口面積より大きい板形状になっている。そして、第1板ドア部27gのドア軸方向の両端部近傍位置に2本の連結アーム部27iを一体成形している。この2本の連結アーム部27iはフット開口部24の中を通して上方へ円弧状に延びるようになっている。
【0080】
一方、ロータリドア27において軸方向の両端部に位置する左右の側板部27bの間に第2板ドア部27hを一体成形で設けている。この第2板ドア部27hも第1板ドア部27gと同様の板形状であり、この両板ドア部27g、27hはともに円周壁面27aの径内方側の領域にて回転軸28から同一の半径位置に配置されている。
【0081】
なお、第1板ドア部27gと連結アーム部27iを樹脂等にてロータリドア27と別体で成形して、2本の連結アーム部27iの先端部を第2板ドア部27hにはめ込み、ねじ止め等の手段にて固定するようにしてもよい。
【0082】
第1板ドア部27gの上面側および第2板ドア部27hの下面側にはそれぞれ弾性シール材(パッキン材)27j、27kが設けてある。この弾性シール材27j、27kは接着により第1、第2板ドア部27gに固定される。なお、弾性シール材27j、27kをエラストマゴムのようなゴム系弾性体で構成して第1、第2板ドア部27g、27hに一体成形してもよい。
【0083】
なお、第2実施形態では、ロータリドア27の円周壁面27aの円周長さを第1実施形態よりも短くして、円周壁面27aを径方向に貫通する連通穴27fを廃止している。
【0084】
図4は第2実施形態によるフェイスモード時を示し、円周壁面27aのフィルム部材27eによりデフロスタ開口部26を閉塞し、また、第1板ドア部27gの弾性シール材27jによりフット開口部24を閉塞している。そして、ロータリドア27の円周壁面27aがフェイス開口部25に対向しない位置へ回転することにより、フェイス開口部25が開口状態となる。
【0085】
図5は第2実施形態によるフットモード時を示し、図4の状態からロータリドア27が反時計方向に所定角度回転している。これにより、円周壁面27aのフィルム部材27eによりフェイス開口部25およびデフロスタ開口部26をともに閉塞している。また、第1板ドア部27gがフット開口部24から開離した下方位置に移動するので、フット開口部24が開口状態となる。
【0086】
図6は第3実施形態によるデフロスタモード時を示し、図5の状態からロータリドア27が更に反時計方向に所定角度回転している。すなわち、図6はロータリドアドア27を反時計方向に最大に回転した状態を示す。この場合は、ロータリドア27の円周壁面27aがデフロスタ開口部26に対向しない位置へ回転することにより、デフロスタ開口部26が開口状態となる。また、フェイス開口部25は円周壁面27aのフィルム部材27eにより閉塞される。そして、フット開口部24は第2板ドア部27hの弾性シール材27kにより閉塞される。
【0087】
第2実施形態においても、第1実施形態と同様にロータリドア27の内側領域の回転軸28近傍部位にガイド部材29を設けて、第1実施形態と同様に最大冷房能力および良好な温度制御特性を確保できできる。
【0088】
これに加え、第2実施形態によると、ロータリドア27の円周壁面27aはフェイス開口部25とデフロスタ開口部26の開閉機能のみを分担するから、ロータリドア27の円周壁面27aの円周長さを第1、第2実施形態に比較して小さくすることができる。
【0089】
しかも、フット開口部24を開閉する板ドア部27g、27hを円周壁面27aの径内方側の領域に配置しているから、回転作動空間32の内側領域にフット開口部24を配置できる。従って、フット吹出通路24aも回転作動空間32の内側領域に配置できる。
【0090】
その結果、第1実施形態のようにフット吹出通路24aを回転作動空間32の外側に突出形成する場合に比較して、空調ユニット部10の車両前後方向の寸法をも縮小でき、空調ユニット部10の車両搭載性をより一層向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による車両用空調装置の空調ユニット部の概略断面図で、フェイスモード時を示す。
【図2】第1実施形態による空調ユニット部の概略断面図で、フットモード時を示す。
【図3】第1実施形態による空調ユニット部の概略断面図で、デフロスタモード時を示す。
【図4】第2実施形態による空調ユニット部の概略断面図で、フェイスモード時を示す。
【図5】第2実施形態による空調ユニット部の概略断面図で、フットモード時を示す。
【図6】第2実施形態による空調ユニット部の概略断面図で、デフロスタモード時を示す。
【図7】従来技術による空調ユニット部の概略断面図である。
【図8】従来技術および本発明による車室内吹出空気の温度制御特性図である。
【符号の説明】
11…ケース、13…熱交換器部、14…蒸発器(冷房用熱交換器)、
15…ヒータコア(暖房用熱交換器)、17…冷風バイパス通路、
18…エアミックスドア、20a…温風通路、22…吹出モード切替部、
24〜26…吹出開口部、27…ロータリドア、27a…円周壁面、27b…側面板部、28…回転軸、29…ガイド部材、32…ドア回転空間。
Claims (4)
- 車室内へ向かって空気が流れるケース(11)と、
前記ケース(11)内に設けられ、温水を熱源として前記空気を加熱する暖房用熱交換器(15)と、
前記ケース(11)内にて前記暖房用熱交換器(15)の上流側に設けられ、前記暖房用熱交換器(15)を通過する温風と、前記暖房用熱交換器(15)をバイパスして流れる冷風との風量割合を調整して車室内への吹出空気温度を調整するエアミックスドア(18)と、
前記エアミックスドア(18)により温度調整された空気を、少なくともフェイス開口部(25)とフット開口部(24)を含む複数の吹出開口部(24〜26)に切替配分する吹出モード切替部(22)とを備え、
前記エアミックスドア(18)が前記暖房用熱交換器(15)の通風路を全閉する最大冷房位置に操作されたときにも前記暖房用熱交換器(15)に前記温水が循環するようになっており、
前記吹出モード切替部(22)には、回転軸(28)を中心として回転する円周壁面(27a)の回転変位により前記複数の吹出開口部(24〜26)を開閉するロータリドア(27)を設け、
前記暖房用熱交換器(15)の下流側に形成される温風通路(20a)の出口部に前記回転軸(28)を配置し、
前記ロータリドア(27)により前記フェイス開口部(25)を開口するフェイスモードが選択され、且つ、前記エアミックスドア(18)が前記最大冷房位置に操作されたときに、前記暖房用熱交換器(15)の輻射熱により加熱された熱気が前記冷風へ向かって上昇するのを抑制するガイド部材(29)を前記ロータリドア(27)に備えるとともに、前記ガイド部材(29)を前記回転軸(28)近傍に配置したことを特徴とする車両用空調装置。 - 前記ロータリドア(27)により前記フェイスモードが選択されたときに、前記ガイド部材(29)の先端部が前記暖房用熱交換器(15)の上端部近傍に近接して、前記熱気の上昇を抑制することを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
- 前記ガイド部材(29)のうち前記暖房用熱交換器(15)側の先端部が水平面より斜め上方に向かうように傾斜していることを特徴とする請求項2に記載の車両用空調装置。
- 前記ロータリドア(27)は、前記円周壁面(27a)の軸方向の両端部を前記回転軸(28)に連結する2枚の側板部(27b)を有し、
前記ガイド部材(29)は前記2枚の側板部(27b)の内側において前記軸方向に延びる板形状に形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
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