JP3903654B2 - データ伝送装置及びデータ伝送方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、1フレーム分のビデオデータを含むデータを奇数本のトラックに記録するテープ状記録媒体の記録フォーマットに対応したデジタルデータを、テープ状記録媒体から再生して伝送するデータ伝送装置及びデータ伝送方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルのビデオ信号及びデジタルのオーディオ信号を磁気テープに記録する家庭用のカメラ一体型デジタルビデオテープレコーダや家庭用の据え置き型のデジタルビデオテープレコーダが登場している。
【0003】
このようなデジタルビデオテープレコーダの記録方式として、いわゆるDVフォーマットと呼ばれる記録フォーマットがある(IEC 61834 helical scan digital video tape cassette recording system using 6.35 mm magnetic tape for consumers(525/60,625/50,1125/60and1250/50systems)。このDVフォーマットでは、記録するビデオ信号を離散コサイン変換等を用いて圧縮するとともにデータの記録密度を上げているので、従来の方式よりも高い画質で長時間の記録が可能となっている。
【0004】
このDVフォーマットでは、色々なビットレートで送られてくるプログラムに対して記録効率が最適化されるように、圧縮効率の異なる2つの記録モード(SDモード,SDLモード)を用いてビデオデータ等の記録を行っている。
【0005】
記録効率を高めた記録モード(SDLモード)は、通常の記録モード(SDモード)よりも圧縮効率を高めて情報量をSDモードの1/2とするとともに、記録再生時における磁気テープのテープ走行速度をSDモードの1/2として、磁気ヘッドから磁気テープへの記録タイミングを間欠的にしている。すなわち、SDLモードでは、磁気テープに対して時間的に連続して信号を記録するのではなく、磁気ヘッドから磁気テープへの記録回数を2回に1回間引いて、トータルの記録時間を2倍にしている。このことにより、例えば、SDモードにより記録すると、ビットレートが低いため磁気テープに対してスタッフィングバイトや情報なしパック等の無駄データが多く記録され、記録効率が悪くなってしまうといったプログラムであっても、SDLモードにより記録することにより、これらの無駄なデータを記録せずに記録効率を向上させることができる。
【0006】
以下、このDVフォーマットについて説明するとともに、このDVフォーマットで用いられるSDモードとSDLモードとについても併せて説明をする。
【0007】
図9に、DVフォーマットのデジタル信号を、テープ幅6.35mmの磁気テープ(以下、この磁気テープをDVテープと呼ぶ。)に記録したときのトラックパターンを示す。
【0008】
DVフォーマットでは、テープ幅が6.35mm(=1/4インチ)のDVテープに対して、回転ドラムによりビデオデータ等が回転記録される。この回転ドラムには、例えばアジマス角の異なる(±20°)2つの磁気ヘッドが設けられている。そのため、この2つの磁気ヘッドがテープ走行方向に対して所定の角度を以て走査され、この図9に示すように、DVテープに、アジマス角が異なるトラックが交互に連続して書き込まれたトラックパターンが形成される。
【0009】
ここで、DVテープに記録されたトラックに対して、図10に示すように、10本のトラックを1つの単位とし、この10本のトラック単位で0〜9までのトラックナンバーを付ける。このとき、一方の磁気ヘッドで記録されたトラックをイーブントラックE0,E2,E4,E6,E8とし、他方の磁気ヘッドで記録されたトラックをオッドトラックO1,O3,O5,O7,O9とする。イーブントラックは、この10本のトラック単位内における各トラックに対してDVテープの走行順にトラックナンバーを付けていった場合(一番最初のトラックのトラックナンバーは0とする。)、偶数番目に記録されるトラックである。また、オッドトラックは、奇数番目に記録されるトラックである。
【0010】
SDモードでは、この10本のトラック(トラックナンバー0〜9)に、NTSC方式に対応したビデオ信号の1フレーム分のデジタルデータが記録される。
【0011】
SDLモードでは、この10本のトラック(トラックナンバー0〜9)に、NTSC方式に対応したビデオ信号の2フレーム分のデジタルデータが記録される。このSDLモードでは、前半の5トラック(トラックナンバー0〜4)に1フレーム分のデジタルデータが記録され、後半の5トラック(トラックナンバー5〜9)に1フレーム分のデジタルデータが記録される。以下、SDLモードで記録されたときの前半の5トラック(トラックナンバー0〜4)に記録されるフレームを、フロントフレームと呼び、後半の5トラック(トラックナンバー5〜9)に記録されるフレームを、リアフレームと呼ぶ。
【0012】
また、このDVフォーマットでは、各トラックに記録するデータ全てに24/25変換が施される。記録するデータを24/25変換することにより、ATF(Automatic Track Finding)の為のパイロット信号がトラック全体に重畳される。そして、再生時においてこのパイロット信号を検出することにより、磁気ヘッドのトラッキングを取ることができる。この24/25変換では、24ビット(3バイト)毎のデータに対してエキストラビット(1ビット)を挿入することにより、記録するデータのデータ列に3つの周波数の低域パイロット成分を重畳している。具体的には、記録するデータのランレングスを9以下にし、周波数f0,周波数f1,周波数f2のパイロット信号を各トラックに重畳する。そして、このDVフォーマットでは、例えば、イーブントラックE0,E2,E4,E6,E8に周波数f0のパイロット信号を重畳し、オッドトラックO1,O3,O5,O7,O9に周波数f1及び周波数f2のパイロット信号を交互に重畳する。従って、全体としては各トラックに対して、・・・f0,f1,f0,f2,f0,f1,f0,f2・・・といった繰り返しとなるような各周波数のパイロット信号が記録される。このようなパイロット信号を記録することによって、周波数f0が記録されたトラックを磁気ヘッドが走査するとき、隣接トラックから周波数f1,f2のパイロット成分をクロストーク信号として得ることができ、再生時において安定したトラッキングをかけることができる。
【0013】
SDモードとSDLモードとの2つに対応した記録を行う場合、例えば、図11に示すような、3つの磁気ヘッドが設けられた回転ドラム101を用いて行われる。回転ドラム101には、その回転中心を挟んで180°対向した位置に、CH0ヘッド102と、CH1ヘッド103とが設けられている。CH0ヘッド102は、アジマス角がプラス側とされている。CH1ヘッド103は、アジマス角がマイナス側とされている。また、回転ドラム101には、CH0ヘッド102が設けられている位置から、ドラム回転方向に90°ずれた位置に、CH2ヘッド104が設けられている。
【0014】
SDモードで記録する場合には、CH0ヘッド102及びCH1ヘッド103が用いられて記録がされ、CH2ヘッド104は用いられない。SDモードでは、DVテープが18.8mm/sの一定速度で走行し、回転ドラム101が9000rpmの回転速度で回転する。そして、SDモードでは、図12に示すように、150Hz(1/150秒周期)のヘッドSW信号により、CH0ヘッド102とCH1ヘッド103とが連続的に切り換えられ、信号が記録される。そのため、SDモードでは、回転ドラム101の1回転中に2トラック分の信号を記録する。従って、このSDモードでは、図13に示すように、+アジマスのCH0ヘッド102により記録されたトラックと、−アジマスのCH1ヘッド103により記録されたトラックとが交互に並んだトラックパターンがDVテープ上に形成される。
【0015】
これに対してSDLモードでは、CH0ヘッド102及びCH2ヘッド104が用いられて記録され、CH1ヘッド103は用いられない。SDLモードでは、DVテープがSDモードの1/2の速度で走行し、回転ドラム101がSDモードと同速の9000rpmの回転速度で回転する。そして、SDLモードでは、図14に示すような、75Hz(1/75秒周期)のヘッドSW信号により、CH0ヘッド102とCH2ヘッド104とが間欠的に切り換えられ、信号が記録される。そのため、SDLモードでは、回転ドラム101の2回転中に2トラック分の信号を記録する。従って、このSDLモードでは、図15に示すような、+アジマスのCH0ヘッド102により記録されたトラックと、−アジマスのCH2ヘッド104により記録されたトラックとが交互に並んだトラックパターンがDVテープ上に形成される。なお、CH2ヘッド104は、CH0ヘッド102により形成されたトラックのトラックピッチと、CH2ヘッド104により形成されたトラックのトラックピッチとが等しくなるように、高さ方向にオフセットされて回転ドラム101上に設けられている。
【0016】
SDLモードでは、このような回転ドラム101を用いて間欠記録をすることにより、SDモードで記録する情報量の1/2に情報量を少なくした情報を、SDモードで形成されるトラックパターンと同一のトラックパターンで、DVテープ上に記録することができる。なお、SDLモードに適合するように記録する方法は、このような回転ドラム101を用いるものに限られず、例えば、+アジマスヘッドと−アジマスヘッドとが隣接して設けられたペアヘッドを用いても良い。
【0017】
つぎに、DVフォーマットにおけるデータ構造について説明する。
【0018】
このDVテープのトラックには、図16に示すように、ヘッド突入入口からITI(Insert and Track Information)記録領域111、オーディオ記録領域112、ビデオ記録領域113、サブコード記録領域114が設けられて、有効データエリアが形成されている。オーディオ記録領域112には、オーディオ情報及びその付加情報等が記録される。ビデオ記録領域113には、ビデオ情報及びその付加情報が記録される。サブコード記録領域114には、高速サーチのためのサブコード情報及びスキップ機能等のためのサブコード情報等が記録される。ITI記録領域111には、オーディオ情報、ビデオ情報及びサブコード情報等をアフターレコーディングするための基準信号等が記録される。
【0019】
DVフォーマットでは、DVテープの1つのトラックの有効記録エリアをシンクブロックと呼ぶ小領域に分割して、各データをシンクブロック単位でパケット化して記録をする。シンクブロックは、図17に示すように、シンクエリア(2バイト)と、IDコード(3バイト)と、データ(データ量は可変)と、パリティ(2バイト若しくは8バイト)とから構成されている。シンクエリアには、所定の同期符号パターンデータ(24/25変換後には17ビットのビットパターンとなる。)が記録される。IDコードには、例えば、フレームの連続を示すシーケンスナンバーが4ビット、一対の偶数トラック及び奇数トラックの番号を示すトラックペアナンバーが4ビット、1トラック中のそのシンクブロックの番号を示すシンクブロックナンバーが8ビット、IDコード用のパリティが8ビット記録される。
【0020】
オーディオ記録領域112に記録されるオーディオ情報は、図18に示すように、1トラック当たり、17シンクブロック分のデータとして記録される。17個の各シンクブロックには、0〜16までのシンクブロックナンバーが付けられている。
【0021】
最初の2つのシンクブロック(シンクブロックナンバーが0と1のシンクブロック)は、プリシンクブロックと呼ばれ、オーディオ記録領域112が始まることを示すプリアンブル信号等が記録される。プリシンクブロックのデータ長は、6バイトである。プリシンクブロックに続く9個のシンクブロック(シンクブロックナンバーが2〜10のシンクブロック)には、オーディオ情報の付加情報である5バイトのAAUXデータと、音声圧縮されたオーディオ情報である72バイトのAUDIOデータが記録される。続く5個のシンクブロック(シンクブロックナンバーが11〜15のシンクブロック)には、77バイトのアウターパリティが記録されている。オーディオ情報及びアウターパリティが記録されるシンクブロックナンバーが2〜15のシンクブロックのデータ長は、8バイトのインナーパリティを含めて90バイトである。最後のシンクブロック(シンクブロックナンバーが16のシンクブロック)は、ポストシンクブロックと呼ばれ、オーディオ記録領域112が終了することを示すポストアンブル信号が記録される。このポストシンクブロックのデータ長は、6バイトである。
【0022】
ビデオ記録領域113に記録されるビデオ情報は、図19に示すように、1トラック当たり、152シンクブロック分のデータとして記録される。152個の各シンクブロックには、17〜168までのシンクブロックナンバーが付けられている。
【0023】
最初の2つのシンクブロック(シンクブロックナンバーが17と18のシンクブロック)は、プリシンクブロックであり、ビデオ記録領域113が始まることを示すプリアンブル信号等が記録される。プリシンクブロックのデータ長は、6バイトである。プリシンクブロックに続く2個のシンクブロック(シンクブロックナンバーが19〜20のシンクブロック)には、ビデオ情報の付加情報であるVAUXデータが記録される。続く135個のシンクブロック(シンクブロックナンバーが21〜155のシンクブロック)には、圧縮されたビデオ情報であるVIDEOデータが記録される。続く1個のシンクブロック(シンクブロックナンバーが156のシンクブロック)には、ビデオ情報の付加情報であるVAUXデータが記録される。続く11個のシンクブロック(シンクブロックナンバーが157〜167のシンクブロック)には、アウターパリティが記録される。ビデオ付加情報、ビデオ情報及びアウターパリティが記録されるシンクブロックナンバーが19〜167のシンクブロックのデータ長は、8バイトのインナーパリティを含めて90バイトである。最後のシンクブロック(シンクブロックナンバーが168のシンクブロック)は、ポストシンクブロックと呼ばれ、ビデオ記録領域113が終了することを示すポストアンブル信号が記録される。このポストシンクブロックのデータ長は、6バイトである。
【0024】
ここで、AAUXデータ及びVAUXデータには、例えば、著作権情報、記録モード、サンプリング周波数、テレビジョン方式等のオーディオ情報やビデオ情報を再生するための情報等の付加情報が記録される。AAUXデータ及びVAUXデータは、各付加情報の内容毎に、1バイトのパックヘッダと、4バイトのパックデータとからなる、5バイトのデータとしてパック化されて記録がされる。
【0025】
AAUXデータ及びVAUXデータの記録領域は、メインエリアとオプショナルエリアとに分けて用いられる。すなわち、シンクブロックナンバーが2〜10の各オーディオシンクブロックのデータ領域の最初の5バイト及びシンクブロックナンバーが19,20,156のシンクブロックのデータ領域が、メインエリアと、オプショナルエリアとに分けられる。
【0026】
メインエリアには、その情報が無いとオーディオデータの再生ができない必須パックと、重要度の高い準必須パックとが記録される。必須パックとしては、それがないと画像や音声を復元できない情報が格納されたパック、画像及び音声の記録時の情報を提示する情報が格納されたパック、現在位置を把握するための情報が格納されたパック等がある。具体的に必須パックには、テレビジョン放送方式が格納されたパック、サンプリング周波数が格納されたパック、量子化ビット数が格納されたパック、著作権情報が格納されたパック、レコーディング時間が格納されたパック、タイムコードが格納されたパック等がある。また、準必須パックとしては、記録年月日、記録時間、字幕情報等が格納されたパックがある。
【0027】
オプショナルエリアには、各メーカのIDや、メインエリアに記録されるデータでは所望の機能を実現できないときに用いられる情報等が記録される。
【0028】
AAUXデータのメインエリアは、図20(A)に示すように、そのトラックのトラック番号が奇数(奇数トラック)の場合、シンクブロックナンバーが2〜7の6つのシンクブロック(パックナンバーで0〜5までの6パック)内に記録される。また、AAUXデータのメインエリアは、図20(B)に示すように、そのトラックのトラック番号が偶数(偶数トラック)の場合、シンクブロックナンバーが5〜10の6つのシンクブロック(パックナンバーで3〜8までの6パック)内に記録される。
【0029】
VAUXデータのメインエリアは、図21(A)に示すように、そのトラックが奇数トラックの場合、シンクブロックナンバーが19のシンクブロックのデータ領域の先頭から30バイトまで(パックナンバーで0〜5までの6パック)に記録される。また、VAUXデータのメインエリアは、図21(B)に示すように、そのトラックが偶数トラックの場合、シンクブロックが156のシンクブロックのデータ領域の46バイト目から75バイト目まで(パックナンバーで39〜44までの6パック)に記録される。
【0030】
このように、オーディオデータ及びビデオデータを再生するため等に用いられる付加情報が記録されるメインエリアは、奇数トラックと偶数トラックとでトラック上の記録位置が異なる。このようにメインエリアの記録位置を、奇数トラックと偶数トラックとで異ならせるのは、テープに横傷などがついても、奇数トラックと偶数トラックとの何れかでメインエリア内の情報を読みとることができるようにするためである。このため、多数回の上書きにより一部のシステムデータが破壊され、システムデータが破壊されたせいで再生可能な画像や音声が再生ができなくなってしまうという不具合を解消することができる。
【0031】
DVフォーマットでは、以上のようなデータ構造で、ビデオデータやオーディオデータをDVテープ上に記録する。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、NTSC信号をSDモードで記録する場合、1フレーム当たりのトラック数は10本であるので、各フレームは、必ず、偶数トラック(トラックナンバー0のトラック)から始まり、奇数トラック(トラックナンバー9)で終了する。従って、NTSC信号をSDモードで記録する場合、メインエリアの記録位置のパターンは、フレーム単位で繰り返される。
【0033】
このため、通常再生速度よりも遅いスロー再生や同一のフレームを再生し続けるスチル再生等の変速再生を行った場合、同一のフレームが連続して出力されるが、このような場合であっても、SDモードであれば、どのフレームでもメインエリアの記録位置パターンが同じである。従って、スロー再生やスチル再生をした場合にも、フレームの同期を取ることができれば、メインエリアに記録されたオーディオデータ及びビデオデータを再生するため等に用いられる付加情報を、確実に抽出することができ、例えばこのようにスロー再生やスチル再生をしたオーディオデータ及びビデオデータを伝送して他の装置で記録する場合であっても、受信装置側でフォーマット違反を起こさず記録が可能となる。
【0034】
これに対して、NTSC信号をSDLモードで記録する場合、1フレーム当たりのトラック数が5本となる。そのため、隣接するフレーム同士で、メインエリアの記録位置パターンが異なるものとなってしまう。
【0035】
図22(A)に示すように、例えば、トラックナンバー0から始まるフレーム(フロントフレーム)の場合、最初のトラックのVAUXのメインエリアの位置は、VAUXデータの記録領域の後半部分(シンクブロックが156のシンクブロックのデータ領域の46バイト目から75バイト目まで)となる。また、このフロントフレームに隣接するリアフレームの場合、最初のトラックのVAUXのメインエリアの位置は、VAUXデータの記録領域の前半部分(シンクブロックナンバーが19のシンクブロックのデータ領域の先頭から30バイトまで)となる。
【0036】
このように、NTSC信号をSDLモードで記録する場合、フロントフレームとリアフレームとで、VAUXデータのメインエリアの記録位置パターンが反転してしまう。もちろん、AAUXデータのメインエリアの記録位置パターンも同様に反転する。
【0037】
このため、SDLモードで再生を行う場合、一般に、図22(B)に示すように、フレーム同期信号と同期した信号であって2フレーム周期の同期信号(この信号をFR信号と呼ぶ)を用いて、メインエリアの記録位置パターンが異なるフロントフレームとリアフレームとを識別している。このようにSDLモードであっても、フロントフレームかリアフレームかが識別できれば、その識別に応じてメインエリアの記録位置を判別することができるので、メインエリアに記録されたオーディオデータ及びビデオデータを再生するため等に用いられる付加情報を確実に抽出することができ、オーディオデータ及びビデオデータの再生が可能となる。
【0038】
しかしながら、スロー再生やスチル再生等の変速再生を行う場合、同一のフレームが連続して再生される。そのため、例えばこのようにスロー再生やスチル再生をしたオーディオデータ及びビデオデータを伝送して他の装置で記録する場合、記録装置側でフォーマット違反となり記録ができない。具体的には、図23(A)に示すようなフロントフレームとリアフレームとからなるSDLモードで記録されたデータをスチル再生した場合、図23(B)に示すような、例えばフロントフレームが連続したデータが再生される。このフロントフレームが連続したデータを、例えばIEEE1394バスを介して伝送して、受信装置で伝送されたデータをそのまま記録しようとすると、リアフレームのメインエリアの記録位置パターンが反転せずに、全てフロントフレームの記録位置パターンとなる。従って、図23(C)に示すように、受信の装置側では、伝送されたフレームを、フロントフレームとして記録するか、或いは、リアフレームとして記録するか判断することができないフォーマット違反のデータであると判断するため、伝送されたデータの記録を行うことができない。
【0039】
本発明は、このような実情を鑑みてなされたものであり、1フレーム分のビデオデータを含むデータを奇数本のトラックに記録するテープ状記録媒体の記録フォーマットに対応したデジタルデータを、テープ状記録媒体から変速再生して伝送する場合であっても、伝送したデータを記録可能とするデータ伝送装置及びデータ伝送方法を提供することを目的とする。
【0040】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、本発明にかかるデータ伝送装置は、1フレーム分のビデオデータを含むデータを奇数本のトラックに記録するテープ状記録媒体の記録フォーマットに対応したデジタルデータを、処理するデータ処理手段と、上記データ処理手段により処理されたデジタルデータを、伝送する伝送手段とを備え、上記テープ状記録媒体の記録フォーマットには、上記奇数本のトラックに記録する1フレーム分のビデオデータを含むデータの記録パターンが2つあり、上記伝送手段は、テープ状記録媒体の偶数番目のトラックから記録開始されるフレームのデータと奇数番目のトラックから記録開始されるフレームのデータとを識別するための識別符号を、上記デジタルデータに付加して伝送することを特徴とする。
【0041】
また、本発明にかかるデータ伝送方法は、1フレーム分のビデオデータを含むデータを奇数本のトラックに記録するテープ状記録媒体の記録フォーマットであって、上記奇数本のトラックに記録する1フレーム分のビデオデータを含むデータの記録パターンが2つあるテープ状記録媒体の記録フォーマットに対応したデジタルデータを処理し、テープ状記録媒体の偶数番目のトラックから記録開始されるフレームのデータと奇数番目のトラックから記録開始されるフレームのデータとを識別するための識別符号を、上記デジタルデータに付加して伝送することを特徴とする。
【0042】
本発明にかかるデータ伝送装置及びデータ伝送方法では、1フレーム分のビデオデータを含むデータを奇数本のトラックに記録するテープ状記録媒体の記録フォーマットであって、上記奇数本のトラックに記録する1フレーム分のビデオデータを含むデータの記録パターンが2つあるテープ状記録媒体の記録フォーマットに対応したデジタルデータを伝送する。さらに、本発明にかかるデータ伝送装置及びデータ伝送方法では、偶数番目のトラックから記録開始されるフレームのデータと、奇数番目のトラックから記録開始されるフレームのデータとを識別するための識別符号を、伝送するデジタルデータに対して付加する。
【0043】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態として、本発明を適用したデジタルダビングシステムについて、図面を参照しながら説明する。
【0044】
図1に、本発明を適用したデジタルダビングシステムを示す。図1に示すデジタルダビングシステム1は、再生装置2と、記録装置3と、再生装置2と記録装置3とを接続するIEEE1394バス4とから構成されている。このデジタルダビングシステム1では、DVテープから再生したDVデータを、再生装置2がIEEE1394バス4で伝送し、記録装置3で他のDVテープに記録するデジタルダビング処理が行われる。このデジタルダビング処理は、DVフォーマットにおけるSDLモードで行われる。
【0045】
再生装置2は、再生部11と、RF処理部12と、デジタル信号処理部13と、IEEE1394インターフェース部14と、制御部15とを備えている。
【0046】
再生装置2は、ビデオデータ及びオーディオデータ等のソース情報が記録された第1のDVテープ5を再生する。この第1のDVテープ5には、SDLモードでDVデータが記録されており、再生装置2は、SDLモードでDVデータを再生する。
【0047】
再生部11は、例えば、SDLモードに対応した2つの磁気ヘッドが設けられた回転ドラムを有し、第1のDVテープ5に記録されているDV信号を再生する。再生部11は、再生したDV信号をRF処理部12に供給する。
【0048】
RF処理部12は、再生部11から供給されたDV信号に対して、復調処理やデジタル化処理等を行い、デジタルのDVデータを生成する。RF処理部12は、生成したDVデータをデジタル信号処理部13に供給する。
【0049】
デジタル信号処理部13は、RF処理部12から供給されたDVデータに対して、DVフォーマットに基づく各種のデータ処理を行う。デジタル信号処理部13は、データ処理を行ったDVデータをIEEE1394インターフェース14に供給する。
【0050】
IEEE1394インターフェース14は、デジタル信号処理部13から供給されたDVデータを、IEEE1394インターフェースプロトコルに対応したデータに変換して、転送データを生成する。IEEE1394インターフェース14は、生成した転送データを、IEEE1394バス4を介して記録装置3に送信する。
【0051】
制御部15は、再生部11の再生動作の制御、RF処理部12の信号処理の制御、デジタル信号処理部12のデータ処理の制御、IEEE1394インターフェース14のデータ伝送処理の制御等を行う。
【0052】
再生装置2は、以上のような構成を有することにより、第1のDVテープ5に記録されているビデオデータ及びオーディオデータ等を再生して、この再生したデータをIEEE1394バス4を介して送信することができる。
【0053】
ここで、IEEE1394インターフェース14は、制御部15からの制御命令に基づき、IEEE1394プロトコルに準じた伝送データに対して、そのフレームがフロントフレームであるか、或いは、そのフレームがリアフレームであるかを示す情報を付加する。
【0054】
すなわち、DVフォーマットにおけるSDLモードでは、上述したように、DVテープの偶数番目のトラック(トラックナンバー0)から記録開始されるフレームであるフロントフレームと、DVテープの奇数番目のトラック(トラックナンバー5)から記録開始されるフレームであるリアフレームとがある。IEEE1394インターフェース14は、デジタル信号処理部13から供給されたDVデータをIEEE1394プロトコルに従って伝送データに変換するとともに、制御部15からの制御情報に基づき、伝送するフレーム毎に、フロントフレームであるか、リアフレームであるかを識別する情報を、追加する。
【0055】
具体的には、図2に示すように、IEEE1394バス伝送上で定義されているDIF blockのHeader Section H0の中に、DFF(DIF frame flag)を追加して、フロントフレームであるか、リアフレームであるかを識別する情報としている。
【0056】
このDFFは、図3に示すように、“1”又は“0”を示す。伝送されるDVデータがSDLモードでNTSCシステム(525-60 system)の場合には、DFFは、“0”であればこの情報が付加されているフレームがフロントフレーム(first frame)であることを示し、“1”であればこの情報が付加されているフレームがリアフレーム(second frame)であることを示す。
【0057】
なお、DFFは、伝送されるDVデータがSDモード及びHDモードの場合、及び、伝送されるDVデータがSDLモードでPALシステム(625-50 system)の場合には、常に“1”となり、情報の内容に意味を示さない。
【0058】
再生装置2は、伝送するDVデータに対してこのようなDFFを付加することにより、例えば、SDLモードで記録されたDVデータのスロー再生やスチル再生等を行って、同一のVAUX及びAAUXのメインエリアの記録位置パターンが同一のフレームを伝送したとしても、そのデータを受信した記録装置3でそのフレームがフロントフレームであるかリアフレームであるかを判断することができる。
【0059】
例えば、図4に示すように、通常再生を行った場合には、DVテープに記録する各フレームは、伝送されたフレームのメインエリアの記録位置パターンと、同一となる。しかしながら、例えば、図5に示すように、スチル再生を行った場合には、同一のフレームが連続して伝送されるので、DVテープに記録する各フレームは、伝送されたフレームのメインエリアの記録位置パターンと、同一とならない。従って、再生装置2が、図4及び図5に示すような、2フレームで1周期となる“1”“0”が繰り返されるDFFを伝送するフレームに対応させて付加し、記録装置3側でこのDFFを検出して、各フレームの記録を行う。
【0060】
従って、図6に示すように、例えばVAUXのメインエリアの記録位置パターンが同一のフレームが連続して伝送されても、DFFがそれらのフレームがフロントフレームであるか、リアフレームであるかを示すので、記録装置3で、VAUXデータが再生でき、フォーマット違反とならないようにすることができる。
【0061】
つぎに、記録装置3について説明する。
【0062】
記録装置3は、再生装置2から転送されたビデオデータ及びオーディオデータ等のソース情報を受信して、第2のDVテープ6に記録する。記録装置3は、この第2のDVテープに対して、SDLモードでDVデータを記録する。
【0063】
記録装置3は、図7に示すように、IEEE1394インターフェース21と、デジタル信号処理部22と、RF処理部23と、記録部24と、制御部25とを備えている。
【0064】
また、上記デジタル信号処理部22は、その内部に、レート変換メモリ26と、タイムベースコントローラ(TBC)27とを有している。上記制御部25は、その内部に、PLL部28と、ドラムサーボ部29と、タイミング制御部30とを有している。
【0065】
IEEE1394インターフェース21は、IEEE1394バス4を介して転送された転送データを受信し、受信した転送データをIEEE1394インターフェースプロトコルに対応したデータをDVデータに変換する。また、IEEE1394インターフェース21は、転送データのDIF blockのHeader Section H0の中に付加されているDFF(DIF frame flag)を検出する。また、IEEE1394インターフェース21は、転送データに含まれているFP信号を検出する。このFP信号は、フレームの同期信号である。IEEEインタフェース21は、生成したDVデータをデジタル信号処理部22に供給し、検出したFP信号を制御部25の内部のPLL部28に供給し、検出したDFFを制御部25の内部のタイミング制御部30に供給する。
【0066】
デジタル信号処理部22は、IEEE1394インターフェース21から供給されたDVデータに対して、第2のDVテープ6に記録できるようにデータ処理を施す。デジタル信号処理部22は、データ処理を施したDVデータを、1トラックのデータ単位毎に、一旦、内部のレート変換メモリ26に格納する。このレート変換メモリ26は、NTSCの場合少なくとも2フレーム分(SDLモードで10トラック分)の記憶容量を有している。このレート変換メモリ26は、各トラックナンバーに対応した格納領域を設けていて、あるトラックナンバーのデータが入力されると、対応するトラックナンバーの格納領域に、その入力されたデータを格納する。デジタル信号処理部22は、レート変換メモリ26に1トラック単位で格納しているDVデータを、制御部25による制御タイミングに応じて、1トラック単位でTBC27に供給する。TBC27は、レート変換メモリ26から読み出した1トラック単位のデータを、ヘッドSW信号に同期させて、RF処理部23に出力する。このTBC27は、第2のDVテープ6へ間欠記録をする際のイーブントラックとオッドトラックの位相ずれを補正する処理を行う。
【0067】
デジタル信号処理部22のレート変換メモリ26は、IEEE1394バス4による伝送におけるデータ処理タイミングと、DVテープへの記録のためのデータ処理タイミングのずれを吸収する。従って、第2のDVテープ6に記録されるDVデータは、このレート変換メモリ26に一旦格納されることにより、回転ドラムの回転に同期したデータとされて、出力がされる。
【0068】
RF処理部24は、デジタル信号処理部22から供給されたDVデータに対して、変調処理等を行い、記録信号を生成する。RF処理部12は、生成した記録信号を記録部24に供給する。
【0069】
記録部24は、例えば、2つの磁気ヘッドが設けられた回転ドラムを有し、RF処理部23から供給された記録信号を第2のDVテープ6にSDLモードで記録する。2つの磁気ヘッドは、例えば、スイッチ回路24aにより切り換えられ記録信号が供給される。このスイッチ回路24aは、制御部25から供給されるヘッドSW信号により切換制御がされる。また、回転ドラムは、その回転速度が制御部25からのドラムコントロール信号により制御される。
【0070】
制御部25のPLL部28は、IEEE1394インターフェース21から供給されたFP信号を、内部クロックと同期させて、フレーム基準信号を生成する。フレーム基準信号には、FRRV信号と、TRRT信号とがある。FRRV信号は、その立ち上がりエッジが、フレームをレート変換メモリ26に対して書き込む書込開始タイミングを示している信号である。すなわち、トラックナンバー0又はトラックナンバー5のデータを、レート変換メモリ26に書き込み開始するタイミングを示す信号である。TRRT信号は、その立ち上がりエッジが、1トラック分のデータを、レート変換メモリ26に書き込む書込開始タイミングを示している信号である。FRRV信号とTRRT信号とは同期しているとともに、SDLモードの場合、1フレーム分のデータが5トラックに記録されることからTRRT信号の周期がFRRV信号の周期に対して5倍となっている。
【0071】
制御部25のドラムサーボ部28は、PLL部27が生成したフレーム基準信号に基づきドラムコントロール信号を生成し、このドラムコントロール信号を記録部24に供給して回転ドラムの回転制御を行う。
【0072】
制御部25のタイミング制御部30は、IEEE1394インターフェース21から供給されたDFFに基づき、FR信号を生成する。このFR信号は、レート変換メモリ26に書き込む1トラック分のデータが、フロントフレームのデータであるか、リアフレームのデータであるかを示す信号であり、“0”のときにフロントフレームを示し、“1”のときにリアフレームを示す。すなわち、FR信号は、レート変換メモリ26に書き込む1トラック分のデータが、トラックナンバー0〜4までのデータであるか、トラックナンバー5〜9までのデータであるかを示す信号である。このFR信号は、デジタル信号処理部22のレート変換メモリ26に供給される。レート変換メモリ26は、このFR信号がフロントフレームを示していれば、フロントフレームに対応したトラックナンバーの格納領域(つまり、トランクナンバー0〜4の格納領域)に、データを格納する。また、レート変換メモリ26は、このFR信号がリアフレームを示していれば、リアフレームに対応したトラックナンバーの格納領域(つまり、トラックナンバー5〜9の格納領域)に、データを格納する。
【0073】
制御部25のタイミング制御部30は、回転ドラムの回転位相に同期した基準信号であるDRP信号及びヘッドSW信号とを生成する。DRP信号は、1トラックの記録再生時間を示す記録側の基準信号である。ヘッドSW信号は、回転ドラムに用いられた2つの磁気ヘッドを切り換えるための切換信号である。このヘッドSW信号は、上述した図11に示した回転ドラムに回転角90°離して設けられた2つの磁気ヘッド(CH0,CH2)を、SDLモードにおける間欠記録を実現するように切り換える信号である。タイミング制御部30は、この生成したヘッドSW信号を、FR信号と同期させる。つまり、生成したヘッドSW信号の位相は、FR信号に対して2通りの位相をもつことが可能となるが、イーブントラックを記録するヘッドを用いてトラックナンバー0のデータの記録がされるような位相とするように、ヘッドSW信号をFR信号に同期させる。
【0074】
以上のような構成の記録装置3では、図8に示すようなタイミングで、レート変換メモリ26に対して、1トラック毎のデータが書き込み及び読み出しがされる。
【0075】
まず、フレーム基準信号(FRRV,TRRT)に同期して、トラックナンバー0〜4のフロントフレームのデータ、及び、トラックナンバー5〜9のリアフレームのデータが、レート変換メモリ26に書き込まれていく。このとき、レート変換メモリ26は、FR信号を参照して、供給されたデータが、フロンフレームのデータであるか、或いは、リアフレームのデータであるかを判断し、フロントフレームのデータであれば、トラックナンバー0〜4の所定の格納位置に格納し、リアルフレームのデータであれば、トラックナンバー5〜9の所定の格納位置に格納する。
【0076】
レート変換メモリ26に格納されたデータは、次の同一のトラックナンバーのデータが書き込み開始される前に読み出され、TBC27に供給される。すなわち、レート変換メモリ26は、2フレーム分(10トラック分)のデータ容量を有しているので、書き込まれた1トラック分のデータは、書き込まれた時間から2フレーム期間経過する前に読み出される。このときの読み出しは、DRP信号に同期して読み出される。
【0077】
TBC27は、レート変換メモリ26から読み出した信号を、ヘッドSW信号に同期させて、出力する。このヘッドSW信号は、立ち上がりエッジのタイミングでイーブントラックのデータの書き込みが開始され、立ち下がりエッジのタイミングでオッドトラックのデータの書き込みが開始される。ヘッドSW信号は、FR信号と同期が取れているため、イーブントラック(トラックナンバー0,2,4,6,8)がCH0ヘッドが用いられて書き込みがされ、オッドトラック(トラックナンバー1,3,5,7,9)がCH2ヘッドが用いられて書き込みがされる位相とされている。
【0078】
以上のように記録装置3は、IEEE1394の伝送データに付加されているDFFを参照してフロントフレームとリアフレームとを識別するFR信号を生成する。記録装置3では、このFR信号を参照して、レート変換メモリ26へデータを書き込むので、フロントフレームとリアフレームと確実且つ簡易に識別される。また、記録装置3では、FR信号とヘッドSW信号とを同期させて、第2の磁気テープ6にデータを書き込むので、フロントフレームとリアフレームとが反転したフォーマット違反の状態とならず、記録をすることができる。
【0079】
【発明の効果】
本発明にかかるデータ伝送装置及びデータ伝送方法では、1フレーム分のビデオデータを含むデータを奇数本のトラックに記録するテープ状記録媒体の記録フォーマットであって、上記奇数本のトラックに記録する1フレーム分のビデオデータを含むデータの記録パターンが2つあるテープ状記録媒体の記録フォーマットに対応したデジタルデータを伝送する。さらに、本発明にかかるデータ伝送装置及びデータ伝送方法では、偶数番目のトラックから記録開始されるフレームのデータと、奇数番目のトラックから記録開始されるフレームのデータとを識別するための識別符号を、伝送するデジタルデータに対して付加する。
【0080】
このことにより、本発明にかかるデータ伝送装置及びデータ伝送方法では、デジタルデータをテープ状記録媒体から変速再生して伝送する場合であっても、伝送したデジタルデータが記録可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデジタルダビングシステムのブロック図である。
【図2】フロントフレームとリアフレームを識別するDFFの格納位置を説明する図である。
【図3】上記DFFが示している情報の内容を示す図である。
【図4】通常再生を行った場合のDVテープに記録されるデータのフレームパターンと、DFFとの関係を示す図である。
【図5】スチル再生を行った場合のDVテープに記録されるデータのフレームパターンと、DFFとの関係を示す図である。
【図6】同一のフレームが連続したときのメインエリアの記録位置パターンと、DFFとの関係を示す図である。
【図7】上記デジタルダビングシステムの記録装置のブロック図である。
【図8】上記記録装置の各信号のタイムチャートである。
【図9】DVフォーマットのデジタル信号を、DVテープに記録したときのトラックパターンを示す図である。
【図10】DVテープに記録されたトラックに付けられたトラックナンバー、及び、DVフォーマットにおける処理単位を説明する図である。
【図11】DVフォーマットのSDモード及びSDLモードの両者の記録再生をすることが可能な回転ドラムを示す図である。
【図12】DVフォーマットのSDモードでのヘッド切り換え動作を説明する図である。
【図13】DVフォーマットのSDモードでデータを記録したときのトラックパターンを示す図である。
【図14】DVフォーマットのSDLモードでのヘッド切り換え動作を説明する図である。
【図15】DVフォーマットのSDLモードでデータを記録したときのトラックパターンを示す図である。
【図16】トラック内に記録されるデータを説明する図である。
【図17】シンクブロックを説明する図である。
【図18】オーディオ記録領域に記録されるデータのデータ構成を説明する図である。
【図19】ビデオ記録領域に記録されるデータのデータ構成を説明する図である。
【図20】AAUXデータのメインエリアを説明する図である。
【図21】VAUXデータのメインエリアを説明する図である。
【図22】DVフォーマットのSDLモードでデータを記録した場合のVAUXデータの1フレーム内のメインエリアの記録位置パターンを説明する図である。
【図23】DVフォーマットのSDLモードで同一フレームを連続して再生して伝送する場合のVAUXデータの1フレーム内のメインエリアの記録位置パターンを説明する図である。
【符号の説明】
1 デジタルダビングシステム、2 再生装置、3 記録装置、4 IEEE1394バス、5,6 DVテープ、11 再生部、12,23 RF処理部、13 デジタル信号処理部、14,21 IEEE1394インターフェース、15,25 制御部、22 デジタル信号処理部

Claims (6)

  1. 1フレーム分のビデオデータを含むデータを奇数本のトラックに記録するテープ状記録媒体の記録フォーマットに対応したデジタルデータを、処理するデータ処理手段と、
    上記データ処理手段により処理されたデジタルデータを、伝送する伝送手段とを備え、
    上記テープ状記録媒体の記録フォーマットには、上記奇数本のトラックに記録する1フレーム分のビデオデータを含むデータの記録パターンが2つあり、
    上記伝送手段は、テープ状記録媒体の偶数番目のトラックから記録開始されるフレームのデータと奇数番目のトラックから記録開始されるフレームのデータとを識別するための識別符号を、上記デジタルデータに付加して伝送すること
    を特徴とするデータ伝送装置。
  2. 上記テープ状記録媒体の記録フォーマットは、DVフォーマットにおけるSDLモードに対応したフォーマットであり、
    上記伝送手段は、IEEE1394バス上に上記デジタルデータを伝送すること
    を特徴とする請求項1記載のデータ伝送装置。
  3. 上記伝送手段は、テープ状記録媒体の偶数番目のトラックから記録開始されるフレームのデータと奇数番目のトラックから記録開始されるフレームのデータとを識別するための識別符号を、IEEE1394バス上に伝送する伝送データに付加すること
    を特徴とする請求項2記載のデータ伝送装置。
  4. 1フレーム分のビデオデータを含むデータを奇数本のトラックに記録するテープ状記録媒体の記録フォーマットであって、上記奇数本のトラックに記録する1フレーム分のビデオデータを含むデータの記録パターンが2つあるテープ状記録媒体の記録フォーマットに対応したデジタルデータを処理し、
    テープ状記録媒体の偶数番目のトラックから記録開始されるフレームのデータと奇数番目のトラックから記録開始されるフレームのデータとを識別するための識別符号を、上記デジタルデータに付加して伝送すること
    を特徴とするデータ伝送方法。
  5. 上記テープ状記録媒体の記録フォーマットは、DVフォーマットにおけるSDLに対応したフォーマットであり、
    IEEE1394バス上に上記デジタルデータを伝送すること
    を特徴とする請求項4記載のデータ伝送方法。
  6. テープ状記録媒体の偶数番目のトラックから記録開始されるフレームのデータと奇数番目のトラックから記録開始されるフレームのデータとを識別するための識別符号を、IEEE1394バス上に伝送する伝送データに付加すること
    を特徴とする請求項5記載のデータ伝送方法。
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