JP3898021B2 - 電磁継電器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばプリント配線基板に装着可能な小型の電磁継電器として好適な電磁継電器に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の小型の電磁継電器は、従来、一般には、次のような構造を備えている。すなわち、例えば、円筒部の両側に鍔(フランジ)部を備える形状を有する樹脂からなる巻枠に巻線を施して巻線組立を形成する。巻枠1の中心軸位置には、鉄心3が挿入される。鍔部から露呈する鉄心の頭部は、接極子を電磁石により磁気的に吸引するための部分となる。
【0003】
そして、巻枠の軸方向の長さにほぼ等しい長さの板部を有する形状の継鉄が、巻枠の両側の鍔部に渡るような状態で、巻枠に対して取り付けられる。この継鉄の板部には、可動接点ばねが取り付けられる。この可動接点ばねは、鉄心の頭部が位置する鍔部側において、継鉄に対してほぼ直交する方向に折り曲げられた形状を備え、その折り曲げられた部分の、前記鉄心の頭部に対向する面側に、矩形の鋼板からなる接極子が取り付けられる。さらに、可動接点ばねは、接極子の板面方向に平行な方向に突出する部分を備え、その突出部分に可動接点が形成されている。
【0004】
また、所定の幅の細板をL字型に折り曲げ、その折り曲げた先端部に接点が設けられている形状のブレイク固定接点端子およびメイク固定接点端子が、巻枠の鍔部に設けられた溝に圧入嵌合されて取り付けられる。これにより、固定接点端子が、巻枠に対して固定されている。
【0005】
ところで、上述のような構造の従来の電磁継電器の場合、ブレイク固定接点端子およびメイク固定接点端子が、樹脂製の巻枠に対して直接的に固定されているため、次のような問題が生じるおそれがあった。
【0006】
すなわち、電磁継電器の巻線にドライブ電流が流れて、可動接点と、メイク接点とが接続される動作中において、故障などにより可動接点およびメイク接点を通じて過大電流が流れると、ドライブ電流によるコイル発熱に加えて、可動接点ばね、固定接点端子などの導体部の発熱のため、樹脂からなる巻枠が溶解し、可動接点をメイク接点に接続する「オンモード」のまま固着されてしまう。そのため、その後、巻線の層間ショート(コイルレアショート)が生じても、可動接点はブレイク接点に接続する状態には戻らず、可動接点がメイク接点に接続された状態のままとなる。
【0007】
このような故障が電磁継電器に生じた場合に、その故障時のモードが「オンモード」であると、メイク接点を通じて過大電流が流れ続け、他の故障を引き起こすおそれがある。
【0008】
また、上述した従来の電磁継電器の場合、ブレイク固定接点端子およびメイク固定接点端子は、巻枠の鍔部に設けた溝に圧入嵌合されるが、この圧入嵌合の際に、例えば銅合金からなる固定接点端子が巻枠を構成する樹脂を削り、その削り屑が発生する。そして、その削り屑は付近に巻散る。この圧入嵌合部の近傍には、可動接点、ブレイク接点、メイク接点の接点組が存在するため、巻散った削り屑が接点間に介在することがあり、その場合には、接点間の接触不良障害が生じるおそれがある。
【0009】
以上のような問題を解決する電磁継電器として、出願人は、先に、巻枠に巻線が施された巻線組立と鉄心と継鉄とで構成される電磁石組立に、可動接点ばねおよび接極子を組み合わせて結合した本体組立と、固定接点端子を端子板に取り付けた端子板組立とを、別部材とし、これら本体組立と端子板組立とを嵌合されて電磁継電器本体を構成するようにしたものを提供している(特開平10−162712号公報参照)。
【0010】
すなわち、図16は、先に提供した電磁継電器の概要を説明する図である。図の例の電磁継電器は、図16(A)に示す本体組立1と、図16(B)に示す端子板組立2とを組み合わせて、図16(D)に示す電磁継電器本体3を形成するものである。図の例では、2個の本体組立1が端子板組立2と組み合わされて、電磁継電器本体3が形成される。電磁継電器本体3は、図16(C)に示すカバー4内に収納される。そして、カバー4の開口部がシール剤でシールされて、電磁継電器が完成となる。
【0011】
本体組立1は、電磁石組立20と、接極子組立30とからなる。電磁石組立20は、巻線組立10に鉄心(図示せず)と、継鉄21とが装着して構成される。巻線組立10は、両端部に矩形板状の鍔部11aおよび11bを備える樹脂からなる巻枠11に、巻線13が施されると共に、例えば銅合金製の巻線端子12aおよび12bが装着されたものである。
【0012】
鍔部11aには、その板面から直交する方向に突出する突部11cが形成されている。この突部11cは、端子板組立2と嵌合するときの係止部材としての役割を果たすものである。また、鍔部11bには、後述するように、端子板組立2と嵌合するときの係止部材としての突部11dが設けられている。この突部11dは、鍔部11bの上面から巻線巻回部の中心軸線方向に平行な方向に突出するものである。
【0013】
接極子組立30は、弾性を有する導体、例えば銅合金で構成され、概略L字状の形状を有する可動接点ばね31に、鋼の矩形状板で構成される接極子32を取り付けたものである。
【0014】
一方、端子板組立2は、図17(A)に示す端子板40に、図17(B)に示すメイク固定接点端子(以下、M固定接点端子という)50と、図17(C)に示すブレイク固定接点端子(以下、B固定接点端子という)60とが嵌合されて図17(D)に示すようにものとして形成される。
【0015】
端子板40は、樹脂の一体成型により薄板状に形成されたもので、その具体的な形状および構造を図18および図19を参照して説明する。
【0016】
図18(A)は、この端子板40をM固定接点端子50およびB固定接点端子60の嵌合挿入側の面40a(図17(A)に示した面40bとは反対側)から見た正面図である。図18(B)は、この端子板40の側面図、図18(C)は、この端子板40の上面図である。
【0017】
また、図18(D)は図18(A)におけるD−D断面図、図18(E)は図18(A)におけるE−E断面図、図18(F)は図18(A)におけるA−A断面図、図18(G)は図18(A)におけるB−B断面図、図18(H)は図18(A)におけるC−C断面図、図18(I)は図18(B)におけるF−F断面図である。
【0018】
また、図19(B)は、端子板40を本体組立1と嵌合される面40b側から見た図であり、図19(A)は、そのG−G断面図である。
【0019】
図18(A)に示すように、端子板40には、M固定接点端子50およびB固定接点端子60に設けられる後述する嵌合突板部が圧入嵌合される嵌合凹部41、42、43、44、45が設けられる。これら嵌合凹部41〜45は、図18(D),(E),(F),(G),(H)に示すように、袋小路の凹部である。この例の場合、嵌合凹部41および44は、M固定接点端子50の嵌合用であり、嵌合凹部42、43および45は、B固定接点端子60の嵌合用である。
【0020】
また、この端子板40の面40b側には、本体組立1と嵌合するための嵌合部が形成されている。すなわち、この面40b側には、本体組立1の巻線13の部分が位置する凹部46a、46bが形成されると共に、図18(G)および図19に示すように、図16に示した巻枠11の鍔部11bに設けられた突部11dが嵌合される凹部47が形成されている。
【0021】
端子板40の主要な板部の高さhは、巻枠11の高さ(鍔部11cの底部から鍔部11bの上面までの長さ)よりも短いものとされて、後述もするように、可動接点や固定接点が位置する部分には、この端子板40の前記嵌合凹部41〜45が形成される主要な板部は位置しないようにされている。このため、端子板40には、その主要な板部から板面方向に突出する突部48に設けられ、前記凹部47は、この突部48に設けられている。
【0022】
また、端子板40の面40b側には、巻枠11の鍔部11a側に設けられた突部11cが嵌合する透孔49aを備える嵌合突片49が設けられる。この嵌合突片49は、薄いコ字状の板状片が端子板40の高さ方向の底部40cから、端子板40の板面に直交する方向に突出するように設けられたもので、この嵌合突片49の板面方向に直交する方向に弾性偏倚が可能である。
【0023】
さらに、端子板40の面40b側には、図18(F),(G),(H)および(I)に示すように、この嵌合突片49の上面と同一面を有する凹部40dが設けられている。この凹部40dには、本体組立1を端子板組立2に嵌合するとき、巻線13の巻き始め端と巻き終わり端が接続される巻線端子の巻線端部接続部が入り込むようになる。
【0024】
この端子板40に嵌合されるM固定接点端子50およびB固定接点端子60は、詳細には、図20および図21に示すようなものである。
【0025】
すなわち、図20(A),(B),(C)は、それぞれM固定接点端子50の上面図、正面図、側面図である。また、図21(A),(B),(C)は、それぞれB固定接点端子60の上面図、正面図、側面図である。
【0026】
これら図20および図21に示すように、M固定接点端子50およびB固定接点端子60は、端子板40に嵌合したときに、端子板40の板面に沿う板部50aおよび60aを備える。そして、この板部50aおよび60aの延長部分として、端子板40の底部40cから、端子板40の板面方向に突出する外部端子部51および61が、それぞれ形成されている。
【0027】
そして、M固定接点端子50およびB固定接点端子60の板部50aおよび60aそれぞれの、外部端子部51および61とは反対側は、板部50aおよび60aに直交する方向に折り曲げられた板部50bおよび60bとされており、この板部50bおよび60bには、それぞれM固定接点52、53およびB固定接点62、63が設けられている。
【0028】
そして、板部50aおよび60aにおいて、接点52、53および62、63が形成されている板部50aおよび50bよりも外部端子部51および61側に離れた位置には、前記端子板40の嵌合凹部41〜45に圧入嵌合される嵌合突板部54、55および64、65、66が、板部50aおよび60aに直交する方向に設けられる。
【0029】
そして、M固定接点端子50の嵌合突板部54、55が、端子板40の嵌合凹部41、44に圧入嵌合されることにより、端子板40にM固定接点端子50が固定される。同様に、B固定接点端子60の嵌合突板部64、65、66が、端子板40の嵌合凹部42、43、45に圧入嵌合されることにより、端子板40にB固定接点端子60が固定される。その固定された状態を、図22に示す。
【0030】
このとき、図22に示すように、M固定接点端子50の一部と、B固定接点端子60との一部は、嵌合凹部44のところで、交差するようになるが、嵌合凹部44に嵌合するM固定接点端子50の嵌合突板部55は、図17に示すようにコ字状に形成されると共に、M固定接点端子50の板部50bの対応する部分は、図17および図20(A)に示すように、抉られているので、B固定接点端子60と接触せず、電気的に分離されている。
【0031】
また、M固定接点52、53と、B固定接点62、63とは、図17(D)および図22に示すように、外部端子部51、61の延長方向に平行な方向に、所定距離だけ離れた状態になる。また、端子板40の嵌合凹部44と、端子板40の突部48を除く主要板部の高さ方向の端縁40eまでの距離h1よりも、M固定接点端子50の嵌合突板部55と、M固定端子52、53が形成されている板部50bまでの距離h2の方が大きく(h1<h2)選定されているため、M固定接点端子50の板部50bと端子板40の主要板部の端縁40dとは、端子板40の高さ方向に離れた状態にある。
【0032】
したがって、M固定端子52、53およびB固定端子62、63の高さ位置近傍には、樹脂からなる端子板40の部分は、突部48を除いては存在しない。つまり、電磁継電器の動作中に可動接点とM固定接点を通じて過大電流が流れて、発熱しても、接点部近傍には、これらを固着してしまうような端子板40の樹脂がほとんど存在しない。
【0033】
また、端子板40へのM固定接点端子50およびB固定接点端子60の圧入嵌合時、嵌合突板部54、55および嵌合突板部64、65、66が嵌合凹部41〜45内の部分を削るために、その削り屑が発生する場合があるが、嵌合凹部41〜45は、袋小路になっているために、その削り屑は嵌合凹部41〜45内に留まり、外部に巻散る心配はない。したがって、削り屑が接点部に付着して、接点部不良を生じるおそれがほとんどなくなる。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、可動接点が、M固定接点とB固定接点とに交互に切り換わる際には、接点金属の衝突、磨耗によって、金属屑が飛び散ることがある。複数の固定接点端子の金属板部が、外部に露呈していない場合、また、複数の固定接点端子の間に十分な空間が存在する場合には、前記金属屑によって、複数の固定接点端子間が短絡されてしまうような心配はない。
【0035】
しかしながら、上述の電磁継電器の場合は、図22に示したように、M固定接点端子50およびB固定接点端子60は、端子板40の一面40a側に露呈するとともに、この面40aに、M固定接点端子50およびB固定接点端子60の金属板面がほぼ密着している状態となる。
【0036】
このため、それら複数の固定接点端子の金属板部の間隔が短いときには、その間隔部分に前記金属屑が蓄積されて短絡されて、それら複数の固定接点端子間が短絡されてしまうおそれがある。
【0037】
この発明は、金属接点同士の衝突に伴い発生する金属屑によって生じるおそれある問題点を回避することができる電磁継電器を提供することを目的とする。
【0038】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、この発明による電磁継電器は、
絶縁性材料からなる板部を備え、長辺が前記板部の板面に平行な状態の細長形状の複数個の固定接点端子が、前記細長形状の長辺部分において前記板部の前記板面に取り付けられると共に、前記板部の前記板面に取り付けられた前記複数個の固定接点端子のそれぞれを分離するような前記板部の前記板面の位置に第1の係合部が設けられた電磁継電器本体と、
前記電磁継電器本体が挿入されるものであって、前記電磁継電器本体が挿入されたときに前記板部の前記板面側と対面する内壁面に、前記第1の係合部と係合する第2の係合部が設けられたカバーと
からなる電磁継電器において、
前記第1の係合部は、前記板部の前記板面において、前記電磁継電器本体のコイルの巻枠の中心軸線方向に延伸して形成されると共に、前記板部の、前記巻枠の中心軸線方向に平行な方向の高さは、前記固定接点端子が取り付けられる部位では、前記固定接点端子に設けられる固定接点と前記板部の端縁とが離間するように、低いものとされるが、前記第1の係合部が形成される部位では、前記固定接点の位置よりも高いものとされる
ことを特徴とする。
【0039】
【作用】
上述の構成によるこの発明による電磁継電器においては、絶縁性材料からなる板部には、複数個の固定接点端子の各々を分離するように突出させたものであって、その突出した端面が、電磁継電器本体がカバー内に挿入されたときに、カバーの内壁面に当接する突条が設けられている。
【0040】
これにより、電磁継電器本体がカバー内に挿入されて形成された電磁継電器においては、絶縁性材料からなる板部に対して固定された複数の固定接点端子の金属板部のそれぞれは、端子板の突条とカバーの内壁とにより、空間的に隔絶された状態になる。
【0041】
したがって、可動接点が固定接点と接触することにより発生する金属屑が、複数個の固定接点端子の金属板部間を橋渡しして短絡させるような状態になることはない。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下、この発明による電磁継電器の実施の形態を、その組立方法と共に、図を参照しながら説明する。
【0043】
図1は、この実施の形態の電磁継電器の概要を説明する図である。この実施の形態の電磁継電器は、図1(A)に示す本体組立100と、図1(B)に示す端子板組立200とを組み合わせて、図1(D)に示す電磁継電器本体300を形成するものである。電磁継電器本体300は、図1(C)に示すカバー400内に収納される。そして、カバー400の開口部がシール剤でシールされて、電磁継電器が完成となる。
【0044】
この例の電磁継電器は、1個の電磁石で、2個の接点組の開閉制御をする場合である。そして、この例では、図1(D)に示すように、1個の電磁石で、2個の可動接点を同時に駆動して、2個のメイク固定接点に対する開閉を行なう。この例では、ブレイク固定接点は存在しない。
【0045】
なお、この例では、ブレイク固定接点が設けられるブレイク固定接点端子が存在しない代わりに、可動接点ばねの可動接点の、電磁石が非励磁のときの位置規制用として、金属製のバックストップが設けられる。
【0046】
[本体組立100について]
本体組立100は、後で詳述する図4(D)および図5(D)に示す電磁石組立120と、図5(C)に示す接極子組立130とからなる。電磁石組立120は、図4に示すように、巻線組立110(図2(C)および図4(C))と、鉄心121(図4(A))と、継鉄122(図4(B))とからなる。
【0047】
巻線組立110(図2(C)および図4(C))は、図2(A)に示す巻枠111に、例えば銅の合金の板状体からなる巻線端子112を嵌合させたものである。巻枠111は、絶縁性の例えば樹脂からなり、円筒状の巻線巻回部111aの両端部に矩形板状の鍔部111b,111cをそれぞれ備えたものである。
【0048】
鍔部111b、111cには、鉄心121を挿入するため、円筒状の巻線巻回部111aの中空部に連通する孔が穿かれている。また、鍔部111cには、巻線端子112a,112bが嵌合される嵌合溝111d,111eが形成されている。
【0049】
鍔部111cは、カバー400に電磁継電器本体300を挿入したときに、電磁継電器本体300の各部に電気的に接続されている複数本の外部端子が導出される外部端子板の一部としての役割も有する。また、鍔部111cには、後述するように、継鉄122が挿入される凹部111kが、その板面方向に沿って形成されている。
【0050】
さらに、鍔部111cには、その底面から巻線巻回部111aの中心軸線方向に平行な方向に突出する突部111fが形成されている。また、鍔部111bには、この鍔部111bの上面から巻線巻回部111aの中心軸線方向に平行な方向に突出する突部111gが設けられている。これらの突部111fおよび111gは、後述するように、端子板組立200と嵌合するときの係止部材としての役割を果たすものである。
【0051】
図3(A)は、巻枠111を、その鍔部111b側から見た上面図、図3(B)は、巻枠111の側面図、図3(C)は、巻枠111を、その鍔部111c側から見た底面図である。図3において、111hは、鉄心121が挿入される貫通孔である。また、111iおよび111jは、後述する可動接点端子が挿通嵌合される凹部である。
【0052】
図2に示す巻線端子112は、例えば銅の合金で構成されたもので、鍔部111cに設けられている嵌合溝111d,111eに嵌合する嵌合部112a,112bと、この嵌合部112a,112bにより、巻線端子112が鍔部111cに嵌合されたときに、図1(A)に示すように、鍔部111cから鍔部111bとは反対側に導出される巻線外部端子部112c,112dと、巻線の一端および他端が接合される突起部112e,112fからなる。
【0053】
突起部112e,112fは、嵌合溝111d,111eに巻線端子112が嵌合された後、鍔部111cの凹部111m、111n(図3(A))のところで、巻線巻回部111a側に折り曲げられる。図2(B)に示された巻線端子112の枠部112gは、巻枠111に巻線端子112が嵌合された後に、切除される。
【0054】
そして、巻枠111の巻線巻回部111aに、図2(C)に示すように、巻線113が施される。巻線113の巻き始め端と巻き終わり端は、それぞれ巻線端子112の突部112e,112fに接続されて、電気的に巻線外部端子部112c,112dに接続される。
【0055】
以上のようにして形成された巻線組立110に対して、図4に示すように、鉄心121と、継鉄122とが取り付けられて、図4(D)に示すような電磁石組立120が形成される。
【0056】
鉄心121は、例えば鋼で構成され、巻枠111の鍔部111b側から、円筒状巻線巻回部111aの中空部内に挿入される。継鉄122は、例えば鋼の板をL字型に曲げたもので、巻枠111の鍔部111cに設けられている凹部111kに挿入される板部122aと、長さが鍔部111cから鍔部111bにまで渡る板部122bとを備える。板部122aには、これを鍔部111c内に挿入したときに、巻線巻回部111aの中空部に連通する透孔122cが穿かれている。
【0057】
巻枠111に継鉄122の板部122aを差し込んだ状態で、鉄心121を巻枠111に挿入すると、鉄心121の先端の径が小さい部分121aが、継鉄122の透孔122cを通じて、また、鍔部111cの対応する位置に穿かれている孔を通じて、外部に露呈する。そして、この鉄心121の前記径が小さい部分121aの頭部を、かしめて、鉄心121を巻枠111に固定する。これにより、継鉄122も巻枠111に固定される。
【0058】
継鉄122が巻枠111に固定された状態では、図4(D)に示すように、継鉄122の板部122bは、巻枠111の鍔部111bと鍔部111cとの間を橋渡しする状態となる。そして、この板部122bには、後述する可動接点ばね131を取り付けるための、かしめ部122d,122eが設けられている。
【0059】
以上のようにして、図4(D)に示すような電磁石組立120が形成され、この電磁石組立120に対して、図5に示すように、接極子組立130が取り付けられて、本体組立が形成される。
【0060】
すなわち、図5(A)は、弾性を有する導体、例えば銅合金で構成され、概略L字状に折り曲げられた可動接点ばね131を示す。この可動接点ばね131は、継鉄122の板部122bに取り付けられる板部131aと、この板部131aに対してほぼ直交する方向に曲げられた板部131bとを備える。
【0061】
この例の電磁継電器においては、板部131bはY字状に分岐され、そのY次状分岐部分の先端に、それぞれ可動接点131cおよび131dが形成される。一方、板部131aからは、電磁石組立120(図5(D))に取り付けたときに、巻枠111の鍔部111cから巻線外部端子部112c,112dと同方向に突出する可動接点外部端子部131eおよび131fが延長されて設けられている。また、可動接点ばね131の板部131aには、電磁石組立120の継鉄122の板部122bのかしめ部122d,122eが係合される透孔131g,131hが形成されている。
【0062】
接極子132は、図5(B)に示すようなもので、例えば鋼の矩形状板で構成される。この接極子132は、可動接点ばね131の板部131bに対して、図5(C)に示すように、板部131bの2個の可動接点131cおよび131dが形成されている部分は、接極子132よりも、さらに突出するような状態で、この例では、かしめにより固定される。このため、接極子132には、この例では3個のかしめ部132a,132b,132cが形成されると共に、可動接点ばね131の板部131bには、これらかしめ部132a,132b,132cに対応する位置に透孔131i(図示せず),131j,131kが穿かれている。
【0063】
以上のようにして、可動接点ばね131に接極子132が固定されることにより、接極子組立130が形成される。そして、この接極子組立130の可動接点ばね131の板部131aの透孔131g,31h内に、図5(D)に示す電磁石組立120の継鉄122の板部122bのかしめ部122d,122eが挿入され、かしめ部122d,122eの頭部が、かしめられて、接極子組立130が電磁石組立120に取り付けられる。
【0064】
こうして、図5(E)に示す本体組立100が形成される。この本体組立100においては、2個の可動接点131cおよび131dが形成されている可動接点ばね131の先端部は、継鉄122が存在する側とは反対側の部分に突出する状態となる。
【0065】
[端子板組立200について]
端子板組立200は、図6(A)に示す端子板210に、図6(C)に示す2個のメイク固定接点端子(以下、M固定接点端子という)230,240と、図6(B)に示すバックストップ250とが嵌合されて図6(D)に示すようにものとして形成される。
【0066】
端子板210は、樹脂の一体成型により薄板状に形成されたもので、その具体的な形状および構造を図7、図8および図9を参照して説明する。これらの図において、端子板210の高さ方向は、巻枠111の巻線巻回部111aの中心軸線方向に平行な方向である。
【0067】
図7(A)は、この端子板210を、2個のM固定接点端子230および240の嵌合挿入側の面210a(図6(A)に示した面210bとは反対側)から見た正面図である。図7(B)は図7(A)におけるC−C断面図、図7(C)は図7(A)におけるD−D断面図、図8(A)は図7(A)におけるA−A断面図、図8(B)は図7(A)におけるB−B断面図、図8(C)は図7(A)におけるE−E断面図である。
【0068】
また、図9(A)は、この端子板210の上面図、図9(B)は、この端子板210の側面図、図9(C)は、この端子板210の底面図である。また、図9(D)は、端子板210を本体組立100と嵌合される面210b側から見た裏面図である。
【0069】
図7(A)に示すように、端子板210には、後述する2個のM固定接点端子230、240に設けられる嵌合突板部が圧入嵌合される嵌合凹部211、212、213、214が設けられる。これら嵌合凹部211〜214は、図7B,C,および図8(B)に示すように、袋小路状の凹部である。この例の場合、嵌合凹部211および212は、M固定接点端子230の嵌合用であり、嵌合凹部213および214は、M固定接点端子240の嵌合用である。
【0070】
また、この端子板210の面210b側には、本体組立100と組み合わせられるときに、ぶつかり合わないようにするための逃げ部が形成されている。すなわち、この面210b側には、本体組立100の巻線113の部分が位置する凹部215が形成されると共に、図7(C)、図8(C)および図9(D)に示すように、巻線113の巻き始め端と巻き終わり端が接続される巻線端子112の突部112e,112fの部分を収めるための凹部216a,216bが形成されている。
【0071】
端子板210の主要な板部の高さh3(図7(A)参照)は、巻枠111の高さ(鍔部111cの底部から鍔部111bの上面までの長さ)よりも短いものとされて、後述もするように、可動接点や固定接点が位置する部分には、この端子板210の前記嵌合凹部211〜214が形成される主要な板部は位置しないようにされている。
【0072】
しかし、前述したように、端子板210には、鍔部111bの突部111fおよび鍔部111cの突部111gと嵌合する部分を形成する必要があるため、端子板210の、その主要な板部の端面210cから、さらに端子板210の高さ方向に突出する突出壁部217が設けられる。
【0073】
この突出壁部217の部分での端子板210の高さh4(図7(A)参照)は、鍔部11bと鍔部11cとの距離よりも若干長いものとされる。そして、図7(A)に示すように、この突出壁部217の先端部近傍の面210b側には、巻枠111の鍔部111bの突部111fと嵌合するための凹部218が設けられる。この例では、鍔部111bの突部111fは、鍔部111bの横方向の中央部に設けられるため、突出壁部217も、端子板210の横方向(高さ方向に直交する方向)の中央部に形成される。
【0074】
また、端子板210の底部の面210b側には、巻枠111の鍔部111c側に設けられた突部111fが嵌合する透孔219aを備える嵌合突片219が設けられる。この嵌合突片219は、薄いコ字状の板状片が端子板210の高さ方向の底部から、端子板210の板面に直交する方向に突出するように設けられたもので、この嵌合突片219の板面方向に直交する方向に弾性偏倚が可能である。
【0075】
そして、この実施の形態では、端子板210の面210a側には、嵌合凹部211および212に嵌合されたM固定接点端子230と、嵌合凹部213および214に嵌合されたM固定接点端子240とを、互いに分離するように、端子板210の高さ方向に延長して設けられた突条221が形成される。
【0076】
この突条221は、この例では、面210aから一定の高さを有する断面が矩形のもので、この例では、2個のM固定接点端子230および240を分離するようにするため、突条221は、端子板210の横方向(高さ方向に直交する方向)の中央部に形成される。したがって、突条221は、この例では、突出壁部217の面210a側の面にも延長されて形成されている。
【0077】
そして、この突条221の面210aからの高さdは、カバー400内に、電磁継電器本体300が挿入されたときに、突条221の高さ方向の端面221aが、図10(A)およびその一部断面図である図10(B)に示すように、カバー400の内壁面401に、隙間無く当接するような高さとされる。
【0078】
また、この突条221の端面221aには、細溝222が、端子板210の高さ方向に、突条221の全長に渡って形成されている。この細溝222は、図9(C)に示すように、端子板210の底面からも臨むことができるようになっている。このため、カバー400内に電磁継電器本体100が挿入されると、カバー400と突条221との当接によって、当該細溝222は細管となり、鍔部111c側にシール材が注入されてシールされるときに、シール材が、前記細管内に毛細管現象によって注入されると期待される。
【0079】
さらに、この実施の形態では、突出壁部217内には、前記細溝222に連通して、端子板210の高さ方向に、袋小路状の深溝223が形成されている。この深溝223には、後述するバックストップ250が圧入嵌合される。この深溝223の形状は、後述するバックストップ250の形状に合わせて、鉤型に形成されている。
【0080】
端子板210に嵌合されるM固定接点端子230および240は、全く同一形状を備えるもので、詳細には、図11に示すようなものである。なお、図11は、M固定接点端子230について記載したもので、各部は230番台の番号を付して示してある。M固定接点端子240の場合には、対応する240番台の番号で示される各部を備えるものである。また、バックストップ250は、図12に示すようなものである。
【0081】
図11(A),(B),(C)は、それぞれM固定接点端子230の上面図、正面図、側面図である。また、図12(A),(B),(C)は、それぞれバックストップ250の上面図、正面図、側面図である。
【0082】
図11に示すように、M固定接点端子230は、端子板210に嵌合したときに、端子板210の板面210aに沿う板部230aを備える。そして、この板部230aの延長部分として、端子板210の底部から、端子板210の板面210aに沿う方向に突出する外部端子部231が形成されている。
【0083】
そして、M固定接点端子230の板部230aの、外部端子部231側とは反対側は、板部230aに直交する方向に折り曲げられた板部230bとされており、この板部230bには、導電金属からなるM固定接点232が形成されている。
【0084】
そして、板部230aの中間部の位置には、前記端子板210の嵌合凹部211、212に圧入嵌合される嵌合突板部233および234が、板部230aに直交する方向に設けられる。この場合、嵌合突板部233と、板部230bとの間の距離h6(図11(C)参照)は、端子板210の嵌合凹部211の位置から、端子板210の端縁210cまでの距離h5(図7(A)参照)よりも大きく選定されている。
【0085】
また、図12に示すように、バックストップ250は、突出壁部217の深溝223内に圧入される板部251と、この板部251の延長部分として、板部251に直交する方向に折り曲げられた板部252とを備える。
【0086】
そして、板部251は、図12(B)に示すように、突出壁部217の深溝223の形状に応じた鉤型形状を有すると共に、この板部251には、突出壁部217の深溝223内に圧入されたときにバックストップ250を確実に係止させるために、膨出部253が形成されている。
【0087】
また、板部252には、可動接点ばね131に設けられた可動接点131cが衝合する衝合部254が形成される。この衝合部254は、板部252の一部が板部251側に膨出するように板部252が成形されることにより形成されている。
【0088】
そして、M固定接点端子230の嵌合突板部233、234が、端子板210の嵌合凹部211、212に圧入嵌合されることにより、端子板210にM固定接点端子230が固定される。また、M固定接点端子240は、前述したように、M固定接点端子230と全く同一の構造のものであるので、その嵌合突板部が、端子板210の嵌合凹部213、214に圧入嵌合されることにより、端子板210にM固定接点端子240が固定される。
【0089】
さらに、バックストップ250は、板部251が、端子板210の突出壁部217の深溝223内に圧入されることにより、端子板210に固定される。そして、これらのM固定接点端子230,240およびバックストップ250が端子板210に取り付けられることにより、端子板組立200が形成される。
【0090】
この端子板組立200を、端子板210の板面210a側から見た図を、図13に示す。前述したように、端子板210の嵌合凹部211の位置から、主要板部の高さ方向の端縁210cまでの距離hよりも、M固定接点端子230の嵌合突板部233の位置から、M固定端子232が形成されている板部230bまでの距離hの方が大きく(h5<h6)選定されている。このため、M固定接点端子230が端子板210に嵌合されて固定されたときには、この図13に示すように、M固定接点端子230の板部230bと端子板210の主要板部の端縁210cとは、端子板210の高さ方向に離れた状態にある。
【0091】
M固定接点端子240も、同様にして、端子板210に嵌合されて固定されたときには、M固定接点端子240のM固定接点242は、端子板210の主要な板部の端縁210cから、端子板210の高さ方向に、所定距離だけ離れた状態になる。そして、バックストップ250の衝合部254が、M固定接点端子230の固定接点232の上方に位置する状態になる。
【0092】
なお、図13において、仮想的に示すように、可動接点ばね131に設けられる可動接点131dが、バックストップ250と、M固定接点242との間の空間に配置されるようにされ、可動接点131c,131dが、M固定接点232および242に対向するように設けられる配置される。
【0093】
可動接点131dは、電磁石が励磁されないときには、バックストップ250に衝合して、位置規制される。可動接点131c側には、バックストップは、設けられないが、可動接点131cおよび可動接点131dは、共に可動接点ばね131に取り付けられているため、可動接点131dが、バックストップ250により位置規制されると、それに応じて可動接点131cも位置規制されるものである。
【0094】
以上説明したように、M固定端子232、242およびバックストップ250の高さ位置近傍には、樹脂からなる端子板210の部分は、突出壁部217を除いては存在しない。つまり、電磁継電器の動作中に可動接点とM固定接点を通じて過大電流が流れて、発熱しても、接点部近傍には、これらを固着してしまうような端子板210の樹脂がほとんど存在しない。
【0095】
また、端子板210へのM固定接点端子230,240の圧入嵌合時、嵌合突板部233,234および嵌合突板部243,244が嵌合凹部211〜214内の部分を削るために、その削り屑が発生する場合があるが、嵌合凹部211〜214は、袋小路になっているために、その削り屑は嵌合凹部211〜214内に留まり、外部に巻散る心配はない。したがって、削り屑が接点部に付着して、接点部不良を生じるおそれがほとんどなくなる。
【0096】
以上のようにして形成された端子板組立200が、本体組立100と組み合わせられることにより、電磁継電器本体300が形成される。すなわち、図1に示したように、この端子板組立200の前記凹部215a内に、本体組立100の巻線113部分が位置し、可動接点ばね131の先端の可動接点131c、131dが、端子板組立200のM固定接点230,240と対向させる状態で嵌合させて、電磁継電器本体300を形成する。
【0097】
このとき、端子板組立200の端子板210の前記凹部216a、216b内に、本体組立100の巻線端子112の突部112f,112gが収納される状態で、本体組立100の巻枠111の鍔部111bの突部111gが、端子板組立200の突出壁部217の凹部218に嵌合し、かつ、本体組立100の巻枠111の鍔部111cの突部111fが、端子板組立200の突板部219の透孔219a内に嵌合して係止するようにして、本体組立100と、端子板組立200とを嵌合させるものである。
【0098】
嵌合状態では、可動接点ばね131の偏倚力により、可動接点131dは、バックストップ250の衝合部254に衝合する状態となる。そして、巻線113に電流が流れる電磁継電器が動作状態では、電磁石により接極子132が鉄心121側に吸引されて、可動接点131c,131dは、M固定接点232、242に接続される。
【0099】
そして、電磁継電器本体300が、ケース400内に挿入され、シール材によりシールされることにより、電磁継電器が完成となる。このとき、図10(B)に示したように、シール材の一部は、カバー400の内壁面401と、突221の細溝222とで形成される細管223に、毛細管現象によって入り込む。
【0100】
図10(A)および(B)に示したように、カバー400内に、電磁継電器本体300が挿入されたときには、端子板210に設けられている突221の端面221aが、カバー400の内壁面401に当接して、M固定接点端子230の板部230aと、M固定接点端子240の板部240aとは、突221と、カバー400の内壁面とにより仕切られた別空間(別室)に存在するようにされるので、可動接点131c,131dが、M固定接点232や242、また、バックストップ250の衝合部254と照合したときに、金属屑が発生しても、その金属屑により、2個のM固定接点端子230,240間が電気的に短絡してしまうような事態は生じない。
【0101】
以上のように構成した、この実施の形態の電磁継電器は、本体組立100と、端子板組立200との別部品を嵌合させて、電磁継電器本体を形成するようにしたので、コイルによる発熱と、接点端子を介して過大電流が流れることによる発熱とを分離することができる。そして、端子板組立200を、本体組立100と別体として、固定接点端子230,240は、巻枠111に取り付けず、端子板210に取り付け、しかも、固定接点端子230および240の固定接点232および242の近傍には、端子板210を構成する樹脂部分をできるだけ存在させない構成にしたので、樹脂の溶解により、可動接点131cおよび/または131dと、M固定接点232および/または242との接続状態で固着されてしまうおそれがほとんどない。
【0102】
したがって、電磁継電器本体300の巻線113にドライブ電流が流れ、可動接点131c、131dが、M固定接点232,242と接続されている状態において、過大電流が流れて、発熱による結果、コイルレアショートが生じたときには、可動接点131c,131dは、バックストップ250側に復帰する。すなわち、電磁継電器の故障モードは、「オフモード」になる。このため、電磁継電器が故障の後にも過大電流が流れ続けるのを防止することが可能となる。
【0103】
また、端子板210への固定接点端子230および240の圧入嵌合は、端子板210に設けた袋小路状の凹部211〜214内へ、固定接点端子230および240の突板部233,234および243,244を圧入するものであるので、圧入時の削り屑は凹部211〜214内に留まる。このため、固定端子230,240と可動接点131c、131d間に、削り屑が付着することはほとんどなくなり、ごみの付着による接点の接触不良障害の発生が少なくなる。
【0104】
また、端子板210に取り付けられた複数個の固定接点端子は、端子板210に設けられた突221と、カバー400の内壁面401とにより、仕切られるため、複数個の固定接点端子間が電気的に短絡されてしまうような事態を防止することができる。
【0105】
[他の実施の形態]
また、上述の実施の形態の電磁継電器は、2個のM固定接点端子を設けた2個の接点組における固定接点端子の電気的絶縁を保持する場合であったが、この発明は、1組の接点組のB固定接点端子と、M固定接点端子との電気的絶縁を保持する場合にも適用できる。
【0106】
この例の電磁継電器は、上述した実施の形態の電磁継電器においては、本体組立100の可動接点ばね131の構造を若干変更し、端子板組立200においては、M固定接点端子230の代わりにB固定接点端子260を用いると共に、バックストップ250を除去する構成とすることにより実現できる。
【0107】
すなわち、この例では、可動接点ばね131は、そのY字型先端のうち、可動接点131cが形成される側部分は切除し、可動接点131dの部分のみを残すようにする。また、バックストップ250は用いない。そして、M固定接点端子230の代わりに、図14に示すようなB固定接点端子260を用いる。
【0108】
図14(A),(B),(C)は、それぞれB固定接点端子260の上面図、正面図、側面図である。
【0109】
図14に示すように、このB固定接点端子260は、端子板210に嵌合したときに、端子板210の板面210aに沿う板部260aを備える。そして、この板部260aの延長部分として、端子板210の底部から、端子板210の板面210aに沿う方向に突出する外部端子部261が形成されている。
【0110】
固定接点端子260の板部260aの、外部端子部261側とは反対側は、板部260aに直交する方向に折り曲げられた板部260bとされており、この板部260bには、導電金属からなるB固定接点262が形成されている。
【0111】
そして、板部260aの中間部の位置には、前記端子板210の嵌合凹部211、212に圧入嵌合される嵌合突板部263および264が、板部260aに直交する方向に設けられる。
【0112】
この場合、板部260bは、端子板210に取り付けられたときに、B固定接点262が、前述の実施の形態におけるバックストップ250の衝合部254の位置になるように構成されている。
【0113】
すなわち、嵌合突板部263と、板部260bとの間の距離hは、図14(C)に示すように、端子板210の嵌合凹部211の位置から、端子板210の端縁210cまでの距離h5(図7(A)参照)よりも大きく、かつ、M固定接点端子240の嵌合突板部243と、板部240bとの間の距離h6(図11(C)参照)よりも大きく選定されている。また、板部260bは、このB固定接点端子260が端子板210に装着されたときに、B固定接点262が、前述の実施の形態におけるバックストップ250の衝合部254の位置になるように、端子板210の面210aに平行な方向に延長されている。
【0114】
そして、B固定接点端子260の嵌合突板部263、264が、端子板210の嵌合凹部211、212に圧入嵌合されることにより、端子板210にB固定接点端子260が固定される。また、M固定接点端子240は、前述の実施の形態と同様に、その嵌合突板部243,244が、端子板210の嵌合凹部213、214に圧入嵌合されることにより、端子板210に固定される。
【0115】
以上により、この例の場合の端子板組立200が形成される。この例の端子板組立200を、端子板210の板面210a側から見た図を、図15に示す。この図15に示すように、B固定接点端子260の固定接点262と、M固定接点端子240の固定接点242とが対向すると共に、可動接点131dが、それら固定接点262と242との間に位置する状態になる。
【0116】
そして、この例の場合には、B固定接点端子260と、M固定接点端子240との間には、突条221が存在して、上述の実施の形態と全く同様の作用効果が得られるものである。
【0117】
なお、複数の固定接点端子の絶縁を確保するための構成としては、上述の例に限られるものではない。例えば、図10(C)に示すように、カバー400の内壁面401に、端子板210の突221の細溝222に対応して嵌合する細条402を設けておき、電磁継電器本体300をカバー400内に挿入したときに、端子板210の突221の細溝222内に、カバー400の内壁面401の細条402が挿入嵌合するようにする構成とすることもできる。その場合には、端子板210の突条221の端面221aは、カバー400の内壁面401に、特に当接していなくてもよい。
【0118】
また、図10(D)に示すように、カバー400の内壁面401に細溝40を設け、端子板210側に、その細溝40内に嵌合する細条224を設けるようにしてもよい。その場合に、図10(D)の例のように、端子板210の突条221に細条224をさらに設けるようにしてもよいし、突条221自身を、カバー400の内壁面401の細溝40に嵌合する細条224とするようにしてもよい。
【0119】
また、図10(E)に示すように、端子板210の突条221を、段差部225を有する形状にし、一方、カバー400には、この段差部225に係合する突部40を設ける構成とすることもできる。その場合に、図10(E)のように、段差部225と突部40の形状を、両者を正確に対応させて係合させる形状とする必要はなく、要は、複数個の固定接点端子を、互いに空間的に仕切ることができればよい。
【0120】
さらに、端子板210の面210aには、凹溝を設け、カバー400の内壁面に、この凹溝に嵌合する突条を設けるようにしてもよい。
【0121】
また、以上の実施の形態では、2個の固定接点端子を互いに分離して仕切るようにする場合であったが、端子板に対して3個以上の固定接点端子を設ける場合において、それら3個以上の固定接点端子を互いに分離して仕切るようにする場合にも、同様にこの発明が適用できることは勿論である。
【0122】
また、以上の実施の形態は、電磁石組立が一つの場合の例であったが、先に提案した例として示したような複数個の電磁石組立を、一つの端子板組立に対して嵌合させて、電磁継電器組立を形成する場合にも、この発明が適用できることは言うまでもない。
【0123】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、本体組立と、端子板組立とを嵌合させて組み合わせて電磁継電器本体を形成することにより、巻線への過電流による異常発熱発生時の問題を解決すると共に、端子板組立として、端子板に複数個の固定接点端子を嵌合することにより、削り屑の発生を防止できるようにした電磁継電器において、可動接点が固定接点と接触することにより発生する金属屑が、複数個の固定接点端子の金属板部間を橋渡しして短絡させるような事態を生じさせないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による電磁継電器の一実施の形態の概略構造を説明する分解斜視図である。
【図2】この発明による電磁継電器の一実施の形態における巻線組立を説明するための分解斜視図である。
【図3】図2の巻線組立に用いられる巻枠を説明するための図である。
【図4】この発明による電磁継電器の一実施の形態における電磁石組立を説明するための分解斜視図である。
【図5】この発明による電磁継電器の一実施の形態における本体組立を説明するための分解斜視図である。
【図6】この発明による電磁継電器の一実施の形態における端子板組立を説明するための分解斜視図である。
【図7】この発明による電磁継電器の一実施の形態における端子板を説明するための図である。
【図8】この発明による電磁継電器の一実施の形態における端子板を説明するための図である。
【図9】この発明による電磁継電器の一実施の形態における端子板を説明するための図である。
【図10】この発明による電磁継電器の要部の説明のための図である。
【図11】この発明による電磁継電器の一実施の形態における固定接点端子を説明するための図である。
【図12】この発明による電磁継電器の一実施の形態におけるバックストップを説明するための図である。
【図13】この発明による電磁継電器の実施の形態における端子板組立200を説明するための図である。
【図14】この発明による電磁継電器の他の実施の形態で用いる固定接点端子を説明するための図である。
【図15】この発明による電磁継電器の他の実施の形態における端子板組立200を説明するための図である。
【図16】先に提案した電磁継電器の一実施の形態の概略構造を説明する分解斜視図である。
【図17】先に提案した電磁継電器の一実施の形態における端子板組立を説明するための分解斜視図である。
【図18】先に提案した電磁継電器の一実施の形態における端子板を説明するための図である。
【図19】先に提案した電磁継電器の一実施の形態における端子板を説明するための図である。
【図20】先に提案した電磁継電器の一実施の形態における固定接点端子を説明するための図である。
【図21】先に提案した電磁継電器の一実施の形態における固定接点端子を説明するための図である。
【図22】先に提案した電磁継電器の一実施の形態における端子板組立を説明するための図である。
【符号の説明】
100 巻線組立
111 巻枠
111a 巻線巻回部
111b,111c 鍔部
112 巻線端子
113 巻線
120 電磁石組立
121 鉄心
122 継鉄
131 可動接点ばね
131c、131d 可動接点
132 接極子
210 端子板
211〜214 嵌合凹部
221 突条
230,240 M固定接点端子
100 本体組立
200 端子板組立
300 電磁継電器本体
400 カバー

Claims (3)

  1. 絶縁性材料からなる板部を備え、長辺が前記板部の板面に平行な状態の細長形状の複数個の固定接点端子が、前記細長形状の長辺部分において前記板部の前記板面に取り付けられると共に、前記板部の前記板面に取り付けられた前記複数個の固定接点端子のそれぞれを分離するような前記板部の前記板面の位置に第1の係合部が設けられた電磁継電器本体と、
    前記電磁継電器本体が挿入されるものであって、前記電磁継電器本体が挿入されたときに前記板部の前記板面側と対面する内壁面に、前記第1の係合部と係合する第2の係合部が設けられたカバーと
    からなる電磁継電器において、
    前記第1の係合部は、前記板部の前記板面において、前記電磁継電器本体のコイルの巻枠の中心軸線方向に延伸して形成されると共に、前記板部の、前記巻枠の中心軸線方向に平行な方向の高さは、前記固定接点端子が取り付けられる部位では、前記固定接点端子に設けられる固定接点と前記板部の端縁とが離間するように、低いものとされるが、前記第1の係合部が形成される部位では、前記固定接点の位置よりも高いものとされる
    ことを特徴とする電磁継電器。
  2. 請求項に記載の電磁継電器において、
    前記板部の前記第1の係合部が形成される部位の、前記固定接点の位置よりも高いものとされた部分には、前記巻枠の中心軸線方向と直交する方向を深さ方向として、前記巻枠の中心軸線方向に平行に延伸する溝が設けられ、
    前記溝に固定接点端子またはバックストップ金属が挿入されて固定されている
    ことを特徴とする電磁継電器。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電磁継電器において、
    前記電磁継電器本体は、電磁石組立に接極子組立を組み合わせた本体組立と、前記板部を構成する端子板に前記複数個の固定接点端子を取り付けた端子板組立とを嵌合させたものであり、
    前記電磁石組立のコイルは、互いに対向する2個の鍔部を有する巻枠の鍔部間に巻回され、前記2個の鍔部の一方の鍔部には、その周縁から突出する第1の係止部が設けられ、前記2個の鍔部の他方の鍔部には、前記コイルが巻回された側とは反対の面側に第2の係止部が設けられ、
    前記端子板は、前記一方の鍔部と、前記他方の鍔部とを橋渡しするように配置され、
    前記端子板の第1の係合部が形成された前記板面とは反対面側に前記一方の鍔部の前記第1の係止部と嵌合する第1の嵌合部が設けられると共に、前記他方の鍔部の第2の係止部と嵌合する第2の嵌合部が設けられた
    ことを特徴とする電磁継電器。
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