JP3890974B2 - タンク構造及び冷凍機用熱交換器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、内部に流体が蓄えられるタンクの構造に関するもので、冷凍機用熱交換器の気液分離器に適用して有効である。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
図4は、従来実施品のレシーバやモジュレータ等の気液分離器の構造を示す断面図であり、従来は、ろう材が被覆された板材をプレス加工により筒状に成形してタンク本体21を製造し、タンク本体21の内壁に被覆されたろう材により蓋部材22をろう付け接合していた。
【0003】
しかし、板材を丸めて筒状としたタンク本体では、必然的に継ぎ目が発生するので、タンク本体の肉厚を薄くしながらタンク本体の耐圧強度を高めることが難しい。
【0004】
そこで、タンク本体を押し出し加工又は引き抜き加工にて製造することによりタンク本体を継ぎ目のないシームレス管としてタンク本体の薄肉化を図りつつ、タンク本体の耐圧強度の向上を図ったが、新たに以下のような問題が発生した。
【0005】
すなわち、タンク本体を押し出し加工又は引き抜き加工にて製造すると、タンク本体にろう材を被覆させることが困難となるので、タンク本体の長手方向端部を閉塞する蓋部材をタンク本体にろう付けすることが難しい。
【0006】
本発明は、上記点に鑑み、タンク本体を押し出し加工又は引き抜き加工にて製造した場合において、蓋部材をタンク本体にろう付けすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、内部に流体が蓄えられるタンクの構造であって、
押し出し加工又は引き抜き加工にて形成された筒状のタンク本体(21)と、タンク本体(21)に接合され、タンク本体(21)の長手方向端部を閉塞する蓋部材(22)とを有し、
蓋部材(22)は、タンク本体(21)内に挿入された状態でタンク本体(21)に接合されており、
少なくとも蓋部材(22)の外周面には、溝部(22a)が1本以上形成されているとともに、
溝部(22a)に配置されたろう材又はハンダによりタンク本体(21)と蓋部材(22)とがろう付け接合又はハンダ接合されていることを特徴とする。
【0008】
これにより、溝部(22a)にろう材を配置した後、炉内で加熱すると、溶け出したろう材は、毛細現象により蓋部材(22)とタンク本体(21)との隙間に流れ込むので、蓋部材(22)を確実、かつ、容易にタンク本体(21)にろう付けすることができる。
【0009】
なお、請求項2に記載の発明のごとく、請求項1に記載のタンク構造において、蓋部材(22)には、タンク本体(21)内にドライヤやフィルタを充填するための充填穴(22b)を形成し、この充填穴(22b)をボルト(24)により閉塞するようにしてもよい。
【0010】
請求項3に記載の発明では、冷媒が流通する複数本のチューブ(11)と、
前記チューブ(11)の長手方向両端側に設けられ、前記複数本のチューブ(11)と連通するヘッダタンク(13)と、
請求項1又は2に記載のタンク構造を有し、冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離する気液分離器(20)とを備える冷凍機用熱交換器を特徴とする。
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の冷凍機用熱交換器において、前記気液分離器(20)は、前記ヘッダタンク(13)に一体化されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明では、冷媒が流通する複数本のチューブ(11)と、
前記チューブ(11)の長手方向両端側に設けられ、前記複数本のチューブ(11)と連通するヘッダタンク(13)と、
前記ヘッダタンク(13)に一体化されている気液分離器(20)とを備える冷凍機用熱交換器において、
前記気液分離器(20)は、
押し出し加工又は引き抜き加工にて形成された筒状のタンク本体(21)と、
前記タンク本体(21)に接合され、前記タンク本体(21)の長手方向端部を閉塞する蓋部材(22)とを有し、
前記蓋部材(22)は、前記タンク本体(21)内にドライヤやフィルタを充填するための充填穴(22b)が形成されており、
さらに、前記充填穴(22b)を閉塞するボルト(24)を備え、
前記蓋部材(22)は、前記タンク本体(21)内に挿入された状態で前記タンク本体(21)に接合されており、
少なくとも前記蓋部材(22)の外周面には、溝部(22a)が1本以上形成されているとともに、
前記溝部(22a)に配置されたろう材又はハンダが毛細現象により前記蓋部材(22)の外周面と前記タンク本体(21)の内周面との微小隙間に流れ込むことにより、前記タンク本体(21)と前記蓋部材(22)とがろう付け接合又はハンダ接合されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明では、請求項3ないし5のいずれか1つに記載の冷凍機用熱交換器において、さらに、前記タンク本体(21)と前記蓋部材(22)は、前記ヘッダタンク(13)と前記タンク本体(21)とを連通させる穴(22c)を有し、
前記蓋部材(22)の外周面には、前記穴(22c)の両側に前記溝部(22a)が形成されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明では、請求項6に記載の冷凍機用熱交換器において、前記穴(22c)の両側に前記溝部(22a)が1本づつ形成されていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明では、請求項3ないし7のいずれか1つに記載の冷凍機用熱交換器において、前記蓋部材(22)を第1蓋部材(22)として、さらに、前記タンク本体(21)の他方の長手方向端部を閉塞する第2蓋部材(23)を備え、
当該第2蓋部材(23)は、ろう材が被覆されたクラッド材にプレス加工を施すことにより形成されており、
当該第2蓋部材(23)と前記タンク部材(21)とが当該第2蓋部材(23)にクラッドされたろう材により接合されることを特徴とする。
請求項9に記載の発明では、冷媒が流通する複数本のチューブ(11)と、
前記チューブ(11)の長手方向両端側に設けられ、前記複数本のチューブ(11)と連通するヘッダタンク(13)と、
前記ヘッダタンク(13)に一体化されている気液分離器(20)とを備え、
前記気液分離器(20)は、筒状のタンク本体(21)と、前記タンク本体(21)に接合され、前記タンク本体(21)の長手方向端部を閉塞する蓋部材(22)とを有し、
前記蓋部材(22)は、前記タンク本体(21)内にドライヤやフィルタを充填するための充填穴(22b)が形成されており、
さらに、前記充填穴(22b)を閉塞するボルト(24)を備え、
前記蓋部材(22)は、前記タンク本体(21)内に挿入された状態で前記タンク本体(21)に接合されている冷凍機用熱交換器の製造方法において、
アルミニウム材に押し出し加工を施すことにより前記タンク本体(21)を形成し、
前記タンク本体(21)と前記蓋部材(22)との接合面のうち前記蓋部材(22)の外周面には、当該外周面全周を切削してV字状の溝部(22a)を形成し、
前記溝部(22a)にろう材を配置した後、前記蓋部材(22)をタンク本体(21)内に挿入し、
炉内で加熱することにより前記溝部(22a)のろう材が溶け出し、毛細現象により前記蓋部材(22)の外周面と前記タンク本体(21)の内周面との微小隙間に流れ込み、前記蓋部材(22)を前記タンク本体(21)にろう付けすると同時に、前記チューブ(11)と前記ヘッダタンク(13)とをろう付けすることを特徴とする。
請求項10に記載の発明では、請求項9に記載の冷凍機用熱交換器の製造方法において、さらに、前記タンク本体(21)と前記蓋部材(22)に、前記ヘッダタンク(13)と前記タンク本体(21)とを連通させる穴(22c)を形成し、
前記蓋部材(22)の外周面には、前記穴(22c)の両側に前記溝部(22a)を形成することを特徴とする。
請求項11に記載の発明では、請求項10に記載の冷凍機用熱交換器の製造方法において、前記穴(22c)の両側に前記溝部(22a)を1本づつ形成することを特徴とする。
請求項12に記載の発明では、請求項9ないし11のいずれか1つに記載の冷凍機用熱交換器の製造方法において、前記蓋部材(22)を第1蓋部材(22)として、さらに、前記タンク本体(21)の他方の長手方向端部を閉塞する第2蓋部材(23)を備え、
ろう材が被覆されたクラッド材にプレス加工を施すことにより前記第2蓋部材(23)を形成し、
前記第2蓋部材(23)と前記タンク部材(21)とを、前記第2蓋部材(23)にクラッドされたろう材により接合することを特徴とする。
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0011】
【発明の実施の形態】
本実施形態は、本発明に係るタンク構造を、冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離するモジュレータやレシーバ等の気液分離器に適用したものであって、図1は本実施形態に係るモジュレータ20が一体となった凝縮器10の正面図である。
【0012】
凝縮器10は、蒸気圧縮式冷凍機において高圧冷媒を冷却して凝縮させる高圧側熱交換器であり、具体的には、冷媒が流通する複数本のチューブ11、チューブの外表面に接合されて空気との熱交換を促進するフィン12、及びチューブ11の長手方向両端側に設けられて複数本のチューブ11に連通するヘッダタンク13等からなるものである。
【0013】
なお、本実施形態では、チューブ11、フィン12及びヘッダタンク13等の凝縮器10の構成部品は全てアルミニウム製であり、これらはろう付けに一体接合されている。
【0014】
図2はモジュレータ20の断面図であり、モジュレータ20は、アルミニウム材に押し出し加工を施すことにより形成された円筒状のタンク本体21、及びタンク本体21の長手方向端部を閉塞するアルミニウム製の第1、2蓋部材22、23等からなるものである。
【0015】
そして、タンク本体21と第1蓋部材22との接合面のうち第1蓋部材22の外周面には、外周面全周を切削して形成したV字状の溝部22aが形成されており、第1蓋部材22とタンク本体21とは、溝部22aにろう材を塗布した後、第1蓋部材22をすきまばめ程度でタンク本体21内に挿入し、炉内で加熱することによりろう付け接合されている。
【0016】
なお、第1蓋部材22は切削加工にて製造され、かつ、第1蓋部材22にはモジュレータ20内にドライヤやフィルタを充填するための充填穴22bが形成されており、この充填穴22bは、ボルト24(図1参照)にて閉塞される。
【0017】
一方、第2蓋部材23は、ろう材が被覆されたクラッド材にプレス加工を施すことにより形成されており、第2蓋部材23とタンク本体21とは、第2蓋部材23にクラッドされたろう材により接合される。
【0018】
因みに、モジュレータ20とヘッダタンク13とはろう付けにて一体化されており、これらのろう付けは、凝縮器10の構成部品をろう付けすると同時に行われる。
【0019】
次に、本実施形態の作用効果を述べる。
【0020】
溝部22aにろう材を塗布した後、炉内で加熱すると、溶け出したろう材は、毛細現象により第1蓋部材22の外周面とタンク本体21の内周面との微少隙間(図2の接合部)に流れ込む。したがって、第1蓋部材22を確実、かつ、容易にタンク本体21にろう付けすることができる。
【0022】
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、溝部22aをV字状としたが、本発明はこれに限定されるものではない。また、溝部22aを螺旋状に設けてもよい。
【0023】
また、上述の実施形態では、第1蓋部材22がタンク本体21内に挿入されていたが、これとは逆に、第1蓋部材22がタンク本体21の外周面を覆うような状態でろう付けしてもよい。
【0024】
また、上述の実施形態では、モジュレータ20に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他のタンク構造にも適用することができる。
【0025】
また、上述の実施形態では、タンク本体21を円筒状としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば角パイプ状としてもよい。
【0026】
また、上述の実施形態では、溝部22aを1本としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、図3に示すように、溝部22aを2本以上としてもよい。
【0027】
なお、図3中、連通穴22cはヘッダタンク13とタンク本体21とを連通させる穴である。
【0028】
また、上述の実施形態では、第1蓋部材22をタンク本体21にろう付けしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、溝部22aにハンダを配置して第1蓋部材22をタンク本体21にハンダ付けしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る凝縮器の正面図である、
【図2】本発明の実施形態に係るモジュレータの断面図である。
【図3】本発明のその他の実施形態に係るモジュレータの断面図である。
【図4】従来の技術に係るモジュレータの断面図である。
【符号の説明】
20…モジュレータ、21…タンク本体、22…第1蓋部材、
22a…溝部、23…第2蓋部材
Claims (12)
- 内部に流体が蓄えられるタンクの構造であって、押し出し加工又は引き抜き加工にて形成された筒状のタンク本体(21)と、
前記タンク本体(21)に接合され、前記タンク本体(21)の長手方向端部を閉塞する蓋部材(22)とを有し、
前記蓋部材(22)は、前記タンク本体(21)内に挿入された状態で前記タンク本体(21)に接合されており、
少なくとも前記蓋部材(22)の外周面には、溝部(22a)が1本以上形成されているとともに、
前記溝部(22a)に配置されたろう材又はハンダにより前記タンク本体(21)と前記蓋部材(22)とがろう付け接合又はハンダ接合されていることを特徴とするタンク構造。 - 前記蓋部材(22)には、前記タンク本体(21)内にドライヤやフィルタを充填するための充填穴(22b)が形成されており、
さらに、前記充填穴(22b)を閉塞するボルト(24)を備えることを特徴とする請求項1に記載のタンク構造。 - 冷媒が流通する複数本のチューブ(11)と、
前記チューブ(11)の長手方向両端側に設けられ、前記複数本のチューブ(11)と連通するヘッダタンク(13)と、
請求項1又は2に記載のタンク構造を有し、冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離する気液分離器(20)とを備えることを特徴とする冷凍機用熱交換器。 - 前記気液分離器(20)は、前記ヘッダタンク(13)に一体化されていることを特徴とする請求項3に記載の冷凍機用熱交換器。
- 冷媒が流通する複数本のチューブ(11)と、
前記チューブ(11)の長手方向両端側に設けられ、前記複数本のチューブ(11)と連通するヘッダタンク(13)と、
前記ヘッダタンク(13)に一体化されている気液分離器(20)とを備える冷凍機用熱交換器において、
前記気液分離器(20)は、
押し出し加工又は引き抜き加工にて形成された筒状のタンク本体(21)と、
前記タンク本体(21)に接合され、前記タンク本体(21)の長手方向端部を閉塞する蓋部材(22)とを有し、
前記蓋部材(22)は、前記タンク本体(21)内にドライヤやフィルタを充填するための充填穴(22b)が形成されており、
さらに、前記充填穴(22b)を閉塞するボルト(24)を備え、
前記蓋部材(22)は、前記タンク本体(21)内に挿入された状態で前記タンク本体(21)に接合されており、
少なくとも前記蓋部材(22)の外周面には、溝部(22a)が1本以上形成されているとともに、
前記溝部(22a)に配置されたろう材又はハンダが毛細現象により前記蓋部材(22)の外周面と前記タンク本体(21)の内周面との微小隙間に流れ込むことにより、前記タンク本体(21)と前記蓋部材(22)とがろう付け接合又はハンダ接合されていることを特徴とする冷凍機用熱交換器。 - さらに、前記タンク本体(21)と前記蓋部材(22)は、前記ヘッダタンク(13)と前記タンク本体(21)とを連通させる穴(22c)を有し、
前記蓋部材(22)の外周面には、前記穴(22c)の両側に前記溝部(22a)が形成されていることを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1つに記載の冷凍機用熱交換器。 - 前記穴(22c)の両側に前記溝部(22a)が1本づつ形成されていることを特徴とする請求項6に記載の冷凍機用熱交換器。
- 前記蓋部材(22)を第1蓋部材(22)として、さらに、前記タンク本体(21)の他方の長手方向端部を閉塞する第2蓋部材(23)を備え、
当該第2蓋部材(23)は、ろう材が被覆されたクラッド材にプレス加工を施すことにより形成されており、
当該第2蓋部材(23)と前記タンク部材(21)とが当該第2蓋部材(23)にクラッドされたろう材により接合されることを特徴とする請求項3ないし7のいずれか1つに記載の冷凍機用熱交換器。 - 冷媒が流通する複数本のチューブ(11)と、
前記チューブ(11)の長手方向両端側に設けられ、前記複数本のチューブ(11)と連通するヘッダタンク(13)と、
前記ヘッダタンク(13)に一体化されている気液分離器(20)とを備え、
前記気液分離器(20)は、筒状のタンク本体(21)と、前記タンク本体(21)に接合され、前記タンク本体(21)の長手方向端部を閉塞する蓋部材(22)とを有し、
前記蓋部材(22)は、前記タンク本体(21)内にドライヤやフィルタを充填するための充填穴(22b)が形成されており、
さらに、前記充填穴(22b)を閉塞するボルト(24)を備え、
前記蓋部材(22)は、前記タンク本体(21)内に挿入された状態で前記タンク本体(21)に接合されている冷凍機用熱交換器の製造方法において、
アルミニウム材に押し出し加工を施すことにより前記タンク本体(21)を形成し、
前記タンク本体(21)と前記蓋部材(22)との接合面のうち前記蓋部材(22)の外周面には、当該外周面全周を切削してV字状の溝部(22a)を形成し、
前記溝部(22a)にろう材を配置した後、前記蓋部材(22)をタンク本体(21)内に挿入し、
炉内で加熱することにより前記溝部(22a)のろう材が溶け出し、毛細現象により前記蓋部材(22)の外周面と前記タンク本体(21)の内周面との微小隙間に流れ込み、前記蓋部材(22)を前記タンク本体(21)にろう付けすると同時に、前記チューブ(11)と前記ヘッダタンク(13)とをろう付けすることを特徴とする冷凍機用熱交換器の製造方法。 - さらに、前記タンク本体(21)と前記蓋部材(22)に、前記ヘッダタンク(13)と前記タンク本体(21)とを連通させる穴(22c)を形成し、
前記蓋部材(22)の外周面には、前記穴(22c)の両側に前記溝部(22a)を形成することを特徴とする請求項9に記載の冷凍機用熱交換器の製造方法。 - 前記穴(22c)の両側に前記溝部(22a)を1本づつ形成することを特徴とする請求項10に記載の冷凍機用熱交換器の製造方法。
- 前記蓋部材(22)を第1蓋部材(22)として、さらに、前記タンク本体(21)の他方の長手方向端部を閉塞する第2蓋部材(23)を備え、
ろう材が被覆されたクラッド材にプレス加工を施すことにより前記第2蓋部材(23)を形成し、
前記第2蓋部材(23)と前記タンク部材(21)とを、前記第2蓋部材(23)にクラッドされたろう材により接合することを特徴とする請求項9ないし11のいずれか1つに記載の冷凍機用熱交換器の製造方法。
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