JPH077023Y2 - 管状体への管継手部材のろう付用治具 - Google Patents

管状体への管継手部材のろう付用治具

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JPH077023Y2
JPH077023Y2 JP3492990U JP3492990U JPH077023Y2 JP H077023 Y2 JPH077023 Y2 JP H077023Y2 JP 3492990 U JP3492990 U JP 3492990U JP 3492990 U JP3492990 U JP 3492990U JP H077023 Y2 JPH077023 Y2 JP H077023Y2
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JP
Japan
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joint member
pipe joint
brazing
tubular body
jig
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JP3492990U
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JPH03126276U (ja
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秀吉 坂木
登 小太刀
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昭和アルミニウム株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、たとえば熱交換器における円筒状ヘッダの
周壁に熱媒体入口管または出口管を接続する場合や、エ
バポレータにおいて熱媒体排出管の周壁に、一端が膨張
弁に接続された均圧管の他端を接続する場合などに用い
られる管継手部材を、管や、ヘッダなどの管状体にろう
付するさいに使用する治具に関する。
従来の技術 たとえば、熱交換器における円筒状ヘッダの周壁に、熱
媒体入口管または同出口管を接続するのに用いられる管
継手部材を、円筒状ヘッダに固着する場合、従来は、熱
交換管、フィン、円筒状ヘッダなどの熱交換器構成部材
を一括してろう付して熱交換器を形成した後、管継手部
材をアルゴンアーク溶接、トーチろう付などによって別
途に円筒状ヘッダに接合していた。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、従来の場合、熱交換器構成部材のろう付
とは別個に管継手部材を管状体に接合しなければなら
ず、工程数が多くなって作業が面倒であるとともに、コ
ストも高くなるという問題がある。
この考案の目的は、上記問題を解決した管状体への管継
手部材のろう付用治具を提供することにある。
課題を解決するための手段 この考案による管状体への管継手部材のろう付用治具
は、長さの中間部に外向きフランジが設けられた管継手
部材を、外向きフランジよりも一端側の筒状部を管状体
の周壁に形成された孔内に挿入し、外向きフランジをろ
う付用リングを介して管状体の周壁外面にろう付するの
に使用する治具であって、全体がステンレス鋼で形成さ
れ、管継手部材の上記筒状部を管状体の周壁の孔内に挿
入した状態で管継手部材の外向きフランジよりも他端側
の筒状部の先端に当接する部分と、管状体の孔と反対側
の周壁外面に密接する部分と、両部分を連結する部分と
よりなるものである。
作用 上記構成によれば、管継手部材の外向きフランジよりも
一端側の筒状部を管状体の周壁の孔内に挿入し、管継手
部材の外向きフランジよりも他端側の筒状部の先端に当
接する部分と、管状体の孔と反対側の周壁外面に密接す
る部分との間隔を拡げ、両部分によって、管継手部材に
おける上記他端側の筒状部の先端と管状体とを挾むと、
治具の弾性力により、外向きフランジをろう付用リング
を介して管状体の周壁に押し付けた状態で管状体に管継
手部材を仮止めすることができる。
実施例 以下、この考案の実施例を、図面を参照して説明する。
第3図および第4図はこの考案の治具を用いて熱媒体入
口管および同出口管を、円筒状ヘッダに接続するさいに
用いられる管継手部材を、円筒状ヘッダの周壁にろう付
したカーエアコン用コンデンサを示す。
第3図および第4図において、カーエアコン用コンデン
サ(10)は、上下方向に所定間隔をおいて配置された左
右方向にのびる複数の偏平管(11)と、各偏平管(11)
の両端部が接続された円筒状ヘッダ(12)と、隣り合う
偏平管(11)どうしの間に配置されたアルミニウム製コ
ルゲートフィン(13)とよりなり、両ヘッダ(12)にそ
れぞれろう付用リング(15)を介して管継手部材(14)
がろう付されている。
円筒状ヘッダ(12)は、芯材(16a)の両面にろう材(1
6b)がクラッドされたアルミニウムブレージングシート
製板(16)にプレス成形を施して円筒状とし、その側縁
部どうしの突き合わせ部分をろう付することによって形
成された周壁(12a)と、その両端にろう付されて周壁
(12a)の両端開口を閉鎖する蓋(12b)とよりなる。ヘ
ッダ(12)の周壁(12a)の上記突き合わせ部分に管継
手部材(14)の後述する筒状部(14c)を挿入する貫通
孔(18)が形成されている。また、ヘッダ(12)の周壁
(12a)における上記突き合わせ部分と反対側には、円
周方向にのびる偏平管差込用長孔(17)が形成されてお
り、偏平管(11)は、この長孔(17)内に両端部が差込
まれた状態で、ヘッダ(12)にろう付されている。
管継手部材(14)は、その長さの一端寄りの部分に、外
周面が6角形状となされた外向きフランジ(14a)が一
体的に設けられている。管継手部材(14)のフランジ
(14a)よりも他端側の筒状部(14b)の外周面に、おね
じ(19)が形成されている。また、管継手部材(14)に
おける外向きフランジ(14a)よりも上記一端側の筒状
部(14c)の先端部が、ヘッダ(12)の周壁(12a)に形
成された貫通孔(18)内に挿入されている。
ろう付用リング(15)は、芯材(15a)の両面にろう材
(15b)がクラッドされたアルミニウムブレージングシ
ートからプレス成形されたものであり、その片面は外向
きフランジ(14a)に密接せしめられるように平坦面と
なされている。また、他面はヘッダ(12)の周壁(12
a)外面に密接せしめられるように部分円筒面となされ
ている。ろう付用リング(15)は管継手部材(14)の筒
状部(14c)の外向きフランジ(14a)寄りの部分に嵌め
被せられており、筒状部(14c)の先端部がヘッダ(1
2)の周壁(12a)に形成された貫通孔(18)に差込ま
れ、外向きフランジ(14a)がろう付用リング(15)を
介して周壁(12a)外面にろう付されることによって、
管継手部材(14)が円筒状ヘッダ(12)に固着されてい
る。なお、管継手部材(14)の筒状部(14c)外周面と
孔(18)の内周面との間、および筒状部(14c)の外周
面とリング(15)の孔の内周面との間にもそれぞれろう
材が介在せしめられている。
上記コンデンサ(10)は、次のようにして製造される。
すなわち、まず芯材(16a)と、芯材(16a)の両面を覆
うろう材層(16b)とよりなるアルミニウムブレージン
グシート製板(16)を用意し、その両側縁の同位置に、
それぞれ半円形の切欠き(20)を形成する。ついで、板
(16)の両側端部を肉厚方向にハンマまたはプレスで打
撃する。この打撃は、一方の端部では上面から行い、他
方の端部では下面から行うことにより、第5図に示すよ
うに、一方の端部の上面に上から下に向かう傾斜面(2
1)を、他方の端部の下面に下から上に向かう傾斜面(2
2)をそれぞれ形成する。両傾斜面(21)(22)の表面
にも、ろう材(16b)層が存在している。このような傾
斜面(21)(22)が形成された板(16)にプレス加工を
施して、半円筒部とその両側縁の水平部とよりなる形状
とするとともに、半円筒部の底部に長さ方向に所定間隔
をおいて、板(16)の幅方向にのびる複数の偏平管差込
み用長孔(17)を形成する(第6図参照)。そして、再
度プレス加工を施すことによって、両側縁部の傾斜面
(21)(22)どうしを密接させるとともに、両切欠き
(20)により貫通孔(18)を形成する。その後、円筒状
アルミニウムブレージングシート(16)の両端に蓋(12
b)を被せるとともに、偏平管(11)の端部を長孔(1
7)内に圧入し、さらに隣り合う偏平管(11)どうしの
間にコルゲートフィン(13)を配置する。また、貫通孔
(18)に、ろう付用リング(15)の嵌め被せられた管継
手部材(14)の筒状部分(14c)の先端部を差込む。こ
の状態で全体を炉中で加熱し、円筒状ブレージングシー
ト(16)の両側縁部の傾斜面(21)(22)どうし、円筒
状ブレージングシート(16)と蓋(12b)、円筒状ブレ
ージングシート(16)と偏平管(11)、円筒状ブレージ
ングシート(16)と管継手部材(14)、および偏平管
(11)とコルゲートフィン(13)とを一括してろう付す
ることによりコンデンサ(10)が製造される。
第1図および第2図はコンデンサ(10)の製造のさいに
管継手部材(14)を円筒状ブレージングシート(16)に
ろう付するのに用いられるこの考案の治具およびその使
用法を示す。
第1図および第2図において、治具(1)は全体がステ
ンレス鋼で形成されており、管継手部材(14)の筒状部
(14c)を円筒状ブレージングシート(16)(管状体)
に形成された貫通鋼(18)内に挿入した状態で外向きフ
ランジ(14a)よりも外側の筒状部(14b)の先端に当接
する第1部分(2)と、円筒状ブレージングシート(1
6)における貫通孔(18)と反対側の部分の外面に密接
する円弧状第2部分(3)と、両部分(2)(3)を連
結する第3部分(4)とよりなる。第1部分(2)およ
び第2部分(3)の先端は外側に拡がっており、治具
(11)のセットを容易に行いうるようになっている。治
具(1)は、使用前は第2図に鎖線で示すような形状で
あり、使用にさいして第1部分(2)と第2部分(3)
との間隔が拡がることによって、その弾性反発力によっ
て第1部分(2)と、第2部分(3)とが互いに近付く
方向に付勢され、管継手部材(14)の外向きフランジ
(14a)がろう付用リング(15)を介して円筒状ブレー
ジングシート(16)の外面に押付けられるようになされ
ている。
コンデンサ(10)を製造するにあたっては、円筒状ブレ
ージングシート(16)と蓋(12b)および偏平管(11)
とコルゲートフィン(13)とを図示しない適当な治具で
固定するとともに、第2図に示すように、治具(1)の
第1部分(2)と第2部分(3)との間隔を拡げて円筒
状ブレージングシート(16)と管継手部材(14)とを両
部分(2)(3)で挾みかつ外向きフランジ(14a)を
ろう付用リング(15)を介して円筒状ブレージングシー
ト(16)の外面に押し付けた状態で仮止めする。そし
て、上述したように、炉中で加熱し、全ての部材を一括
してろう付することにより、コンデンサ(10)が製造さ
れる。
上記実施例においては、この考案の治具が、板を円筒状
に成形することにより得られた管状体に管継手部材をろ
う付するのに用いる場合が示されているが、これに限る
ものではなく、押出管、電縫管などの成形管に管継手部
材をろう付するのにも使用できる。
考案の効果 この考案の管状体への管継手部材のろう付用治具によれ
ば、上述のようにして、治具の弾性力により、外向きフ
ランジを、ろう付用リングを介して管状体の周壁に押し
付けた状態で、管状体に管継手部材を仮止めすることが
できるので、管状体と管継手部材とを簡単にろう付する
ことができる。しかも、外向きフランジがろう付用リン
グを介して管状体の周壁に押し付けられているので、ろ
う付のために加熱したさいに、溶融したろう付用リング
のろう材の一部が外向きフランジと周壁外面との間から
流れ出したとしても、フランジと周壁との間に隙間がで
きるのが防止され、確実にろう付される。したがって、
たとえば熱交換器における円筒状ヘッダや、エバポレー
タにおける熱媒体排出管への管継手部材の接合を、熱交
換器構成部材をろう付するのと同時に、簡単かつ確実に
ろう付することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による治具でコンデンサの円筒状ヘッ
ダを形成するための円筒状ブレージングシートに管継手
部材を仮止めした状態を示す部分切欠き斜視図、第2図
は同じく水平断面図、第3図はこの考案による治具を用
いて管継手部材を円筒状ヘッダの周壁にろう付したカー
エアコン用コンデンサを示す斜視図、第4図は同じく一
部切欠き拡大斜視図、第5図はコンデンサのヘッダを形
成するために用いられるアルミニウムブレージングシー
トを円筒状に成形する途中の段階を示す横断面図、第6
図は同じく他の途中の段階を示す斜視図である。 (1)……治具、(2)……第1部分、(3)……第2
部分、(4)……第3部分、(14)……管継手部材、
(14a)……外向きフランジ、(14b)……筒状部、(14
c)……筒状部、(15)……ろう付用リング、(16)…
…円筒状ブレージングシート(管状体)、(18)……貫
通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長さの中間部に外向きフランジが設けられ
    た管継手部材を、外向きフランジよりも一端側の筒状部
    を管状体の周壁に形成された孔内に挿入し、外向きフラ
    ンジをろう付用リングを介して管状体の周壁外面にろう
    付するのに使用する治具であって、全体がステンレス鋼
    で形成され、管継手部材の上記筒状部を管状体の周壁の
    孔内に挿入した状態で管継手部材の外向きフランジより
    も他端側の筒状部の先端に当接する部分と、管状体の孔
    と反対側の周壁外面に密接する部分と、両部分を連結す
    る部分とよりなる管状体への管継手部材のろう付用治
    具。
JP3492990U 1990-03-30 1990-03-30 管状体への管継手部材のろう付用治具 Expired - Lifetime JPH077023Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000029794A1 (fr) * 1998-11-17 2000-05-25 Zexel Corporation Echangeur de chaleur equipe d'un connecteur et procede d'accouplement du connecteur a l'echangeur de chaleur

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000029794A1 (fr) * 1998-11-17 2000-05-25 Zexel Corporation Echangeur de chaleur equipe d'un connecteur et procede d'accouplement du connecteur a l'echangeur de chaleur

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