JP2004333028A - 熱交換器 - Google Patents

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JP2004333028A
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Norimasa Baba
則昌 馬場
Takahide Maezawa
隆英 前澤
Masanori Tsuji
匡陛 辻
Satoshi Matsuba
諭 松葉
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Denso Corp
Denso Aircool Corp
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Denso Corp
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Abstract

【課題】チューブとヘッダタンクとをろう付けする際に、フィンが溶けてしまうことを防止する。
【解決手段】ヘッダタンク4の内側に相当する側からトーチ10等にて加熱してチューブ2とコアプレート4aとをろう付けする。これにより、フィン3が直接トーチ10の火炎に晒されてしまうことを未然に防止できる。したがって、トーチ10の火炎によりろう付け箇所近傍のフィン3が溶けてしまうことを未然に防止できるので、フィン3が溶けてしまうことを防止でき、熱交換器(蒸発器)の能力が低下してしまうことを未然防止できる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は熱交換器及びその製造方法に関するもので、空調装置用の蒸発器、及びヒートポンプを利用した給湯器や暖房装置の吸熱用室外熱交換器に適用して有効である。
【0002】
【従来の技術】
車両用空調装置の凝縮器等では、フィン、チューブ及びヘッダタンクをろう付けにて一体接合しているが、この製造方法では熱交換器全体を加熱することができる加熱炉等の大きな設備を必要とするので、大きな設備投資額を必要とする。
【0003】
これに対して、チューブを拡管してフィンとチューブとを機械的に接合すれば、ろう付け用の大きな設備を必要としない(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−2634号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、フィンとチューブとは拡管にて機械的に接合することは可能であるものの、チューブとヘッダタンクとは、互いの内部が連通した状態で接合する必要があるため、チューブとヘッダタンクとは、ろう付け等のろう接にて液密に接合せざるを得ない。
【0006】
因みに、「ろう接」とは、例えば「接続・接合技術」(東京電機大学出版局)に記載されているように、ろう材やはんだを用いて母材を溶融させないように接合する技術を言う。因みに、融点が450℃以上の溶加材を用いて接合するときをろう付けと言い、その際の溶加材をろう材と呼び、融点が450℃以下の溶加材を用いて接合するときをはんだ付けと言い、その際の溶加材をはんだと呼ぶ。
【0007】
このとき、フィンの厚みは、チューブやヘッダタンクと比べると非常に薄いので、トーチ等にてろう接箇所を加熱すると、トーチの火炎によりろう接箇所近傍のフィンが溶けてしまう可能性が高い。そして、フィンが溶けてしまうと、熱交換面積が縮小してしまうため、熱交換器の能力が低下してしまう。
【0008】
本発明は、上記点に鑑み、第1には、従来と異なる新規な熱交換器製造方法を提供し、第2には、チューブとヘッダタンクとをろう接する際に、フィンが溶けてしまうことを防止することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、流体が流れる複数本のチューブ(2)と、チューブ(2)の外表面に接合されて熱交換を促進する薄板状のフィン(3)と、チューブ(2)の長手方向端部にろう接されたコアプレート(4a)、及びこのコアプレート(4a)にろう接されて複数本のチューブ(2)が連通する空間を構成するタンク本体(4b)を有するヘッダ(4)とを備える熱交換器の製造方法であって、ヘッダ(4)の内側から加熱することによりチューブ(2)とコアプレート(4a)とをろう接することを特徴とする。
【0010】
これにより、フィン(3)が直接、火炎に晒されてしまうことを未然に防止できる。したがって、火炎によりろう接箇所近傍のフィン(3)が溶けてしまうことを未然に防止できるので、熱交換器の能力が低下してしまうことを未然防止できる。
【0011】
ところで、チューブ(2)とコアプレート(4a)をろう付けする際に、外からコアプレート(4a)を加熱し過ぎると、溶加材は勿論のこと、チューブ(2)まで溶けてしまうおそれがある。このとき、従来は、ヘッダ(4)の外側から加熱していたため、仮にチューブ(2)が溶けて穴が開くと、従来方法では、気密性(液密性)を保持することができなくなってしまう。
【0012】
これに対して、本発明では、ヘッダ(4)の内側から加熱するので、仮に、加熱し過ぎてチューブ(2)が溶けて穴が開いても、この穴はヘッダ(4)の中に位置することとなるので、気密を保持することが可能であり、ろう接による製品不良の発生を低く抑えることが可能である。
【0013】
請求項2に記載の発明では、ヘッダ(4)の外側から加熱することによりコアプレート(4a)とタンク本体(4b)とをろう付けすることを特徴とするものである。
【0014】
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0015】
【発明の実施の形態】
本実施形態は、本発明に係る熱交換器の製造方法を車両用空気装置の蒸発器の製造方法に適用したものであり、図1(a)は本実施形態に係る蒸発器1の正面図であり、図1(b)は図1(a)の上面図である。
【0016】
なお、蒸発器とは、蒸気圧縮式冷凍機の低圧側に配置されて冷媒を蒸発させることにより雰囲気から吸熱する低圧側熱交換器である。
【0017】
蒸発器1は、冷媒が流れる複数本のチューブ2、チューブ2の外表面接合されて空気との伝熱面積を増大させる多数枚の薄帯板状のフィン3、及びチューブ2の長手方向と直交する方向に延びてチューブ2の長手方向端部にて複数本のチューブ2と連通するヘッダタンク4等から構成されている。
【0018】
また、チューブ2は、アルミニウム合金等の金属に押し出し加工又は引き抜き加工を施すことにより製造された扁平断面を有する管であり、アルミニウム合金等の金属製のフィン3とチューブ2とは、チューブ2を拡管することにより機械的に接合されている。
【0019】
また、ヘッダタンク4は、チューブ2の長手方向端部にろう付けされたコアプレート4a、このコアプレート4aにろう付けされて複数本のチューブ2が連通する空間を構成するタンク本体4b、並びにコアプレート4a及びタンク本体4bをろう付けすることにより形成されるた略円筒状のタンクの長手方向両端側を閉塞するキャップ等から構成されたものである。
【0020】
そして、コアプレート4a、タンク本体4b及びキャップは、ヘッダタンク4の内壁に相当する面に溶加材、つまりろう材が被覆されたアルミニウム合金等の金属板材にプレス加工を施すことにより形成されたもので、これら4a、4bは、チューブ2とコアプレート4aとがろう付けされた後、ろう付けされる。
【0021】
次に、蒸発器1の製造方法について述べる。
【0022】
先ず、フィン3に設けられたチューブ2用の挿入穴にチューブ2を挿入した状態で、チューブ2を拡管してチューブ2とフィン3とを密着させて両者2、3を接合する(拡管工程)。
【0023】
次に、コアプレート4aに設けられたチューブ2用の挿入穴にチューブ2を挿入した状態で、図2に示すように、ヘッダタンク4の内側に相当する側からトーチ10等にて加熱してチューブ2とコアプレート4aとをろう付けする(第1ろう付け工程)。
【0024】
そして、図3に示すように、タンク本体4bをコアプレート4aに組み付けて、コアプレート4a及びタンク本体4bのうち少なくとも一方をカシメる等して両者4a、4bを仮固定した状態で、ヘッダタンク4の外側からトーチ10等にて加熱してコアプレート4aとタンク本体4bとをろう付けする(第2ろう付け工程)。
【0025】
その後、コアプレート4a及びタンク本体4bをろう付けすることにより形成されるた略円筒状のタンクの長手方向両端側をキャップで閉塞し、ヘッダタンク4の外側からトーチ10等にて加熱してキャップをろう付けする。
【0026】
次に、本実施形態の作用効果を述べる。
【0027】
ヘッダタンク4の内側に相当する側からトーチ10等にて加熱してチューブ2とコアプレート4aとをろう付けするので、フィン3が直接トーチ10の火炎に晒されてしまうことを未然に防止できる。
【0028】
したがって、トーチ10の火炎によりろう付け箇所近傍のフィン3が溶けてしまうことを未然に防止できるので、フィン3が溶けてしまうことを防止でき、熱交換器(蒸発器)の能力が低下してしまうことを未然防止できる。
【0029】
ところで、チューブ2とコアプレート4aをろう付けする際に、加熱し過ぎると、ろう材は勿論のこと、チューブ2まで溶けてしまうおそれがある。このとき、従来は、ヘッダタンク4の外側から加熱していたため、仮にチューブ2が溶けて穴が開くと、従来方法では、気密性(液密性)を保持することができなくなってしまう。
【0030】
これに対して、本実施形態では、ヘッダタンク4の内側から加熱するので、仮に、加熱し過ぎてチューブ2が溶けて穴が開いても、この穴はヘッダタンク4の中に位置することとなるので、気密を保持することが可能であり、ろう付けによる製品不良の発生を低く抑えることが可能である。
【0031】
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、空調装置の蒸発器の製造方法に本発明に係る熱交換器の製造方法を適用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他の熱交換器にも適用することができる。
【0032】
また、上述の実施形態では、ろう材が被覆されたクラッド材を用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、ろう付けが必要な箇所にろう材を事前に配置する、又は溶射する等してもよい。
【0033】
上述の実施形態では、チューブ2とコアプレート4aとをろう接した後、チューブ2を拡管することによりフィン3とチューブ2とを機械的に接合したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばチューブ2を拡管することによりフィン3とチューブ2とを機械的に接合した後、チューブ2とコアプレート4aとをろう接してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施形態に係る蒸発器の正面図であり、(b)は(a)の上面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る蒸発器の製造方法を示す図である。
【図3】本発明の実施形態に係る蒸発器の製造方法を示す図である。
【符号の説明】
2…チューブ、3…フィン、4…ヘッダタンク、4a…コアプレート、
4b…タンク本体、10…加熱用トーチ。

Claims (2)

  1. 流体が流れる複数本のチューブ(2)と、
    前記チューブ(2)の外表面に接合されて熱交換を促進する薄板状のフィン(3)と、
    前記チューブ(2)の長手方向端部にろう接されたコアプレート(4a)、及びこのコアプレート(4a)にろう接されて前記複数本のチューブ(2)が連通する空間を構成するタンク本体(4b)を有するヘッダ(4)とを備える熱交換器の製造方法であって、
    前記ヘッダ(4)の内側から加熱することにより前記チューブ(2)と前記コアプレート(4a)とをろう接することを特徴とする熱交換器の製造方法。
  2. 前記ヘッダ(4)の外側から加熱することにより前記コアプレート(4a)と前記タンク本体(4b)とをろう付けすることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2017018540A1 (ja) * 2015-07-28 2017-02-02 株式会社ティラド 熱交換器のヘッダタンク
WO2019058514A1 (ja) * 2017-09-22 2019-03-28 三菱電機株式会社 熱交換器、冷凍サイクル装置、及び、熱交換器の製造方法

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