JP3872085B2 - 表示装置の駆動回路、パルス生成方法および表示装置 - Google Patents

表示装置の駆動回路、パルス生成方法および表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、例えば表示装置のドライバ(駆動回路)に用いられるパルス処理回路に関する。
表示装置のドライバに設けられる従来のソースドライバの構成を図21に示す。同図に示されるように、ソースドライバ902は、シフトレジスタ904と、パルス処理回路905と、バッファ920とを備える。シフトレジスタ904は、多数のシフトレジスタ段(回路)SRを備えており、ここでは、i−1番目のシフトレジスタ回路SRa、i番目のシフトレジスタ回路SRb、i+1番目のシフトレジスタ回路SRcおよびi+2番目のシフトレジスタ回路SRdについて考える。各シフトレジスタ回路SRはフリップフロップSR−FFとレベルシフタLSを備える。レベルシフタLSは、EN端子がアクティブのときに取り込んだクロック(SCK・SCKB)をレベルシフトしてOUTBに出力する。また、フリップフロップSR−FFは、入力SB(セットバー)、リセットR、出力Q・QBを有するセットリセット型である。例えば、シフトレジスタ回路SRaはレベルシフタLSaおよびフリップフロップSR−FFaを有し、シフトレジスタ回路SRbはレベルシフタLSbおよびフリップフロップSR−FFbを有し、シフトレジスタ回路SRcはレベルシフタLScおよびフリップフロップSR−FFcを有し、シフトレジスタ回路SRdはレベルシフタLSdおよびフリップフロップSR−FFdを有する。
ここで、i番目のシフトレジスタ回路SRは、そのSBが自段のレベルシフタLSのOUTBに接続され、そのRがi+2番目(2つ右)のシフトレジスタ回路SRのQに接続され、そのQがi+1番目(右の)のシフトレジスタ回路SRに設けられたレベルシフタLSのEN端子に接続されている。
また、パルス処理回路905は、各シフトレジスタ回路SRに対応するディレイ回路を備え、バッファ920は、各シフトレジスタ回路SRに対応するプリチャージ用バッファ回路BuPおよびサンプリング用バッファ回路BuSを備える。
プリチャージ用バッファ回路BuPはプリチャージパルスを出力し、サンプリング用バッファ回路BuSはサンプリングパルスを出力する。例えば、i番目のシフトレジスタ回路SRbに対応して、パルス処理回路905に、ディレイ回路906およびディレイ回路910が設けられ、プリチャージ用バッファ回路BuSに、2段縦統接続のインバータ回路918Pおよびインバータ919Pが設けられ、サンプリング用バッファBuSに、2段縦統接続のインバータ回路918Sおよびインバータ919Sが設けられる。なお、ディレイ回路906・910はインバータを4段縦統接続した構成である。なお、これらインバータ回路918P、インバータ回路918Sおよびディレイ回路906・910は、入・出力端子を各1つ有する構成である。
ディレイ回路906の入力は、(i−1番目のシフトレジスタ回路SRaに設けられた)レベルシフタLSaのOUTBに接続され、ディレイ回路906の出力は、インバータ回路918Pの入力およびインバータ919Pの入力に接続されている。また、ディレイ回路910の入力は、(i番目のシフトレジスタ回路SRbに設けられた)フリップフロップSR−FFbのQに接続され、ディレイ回路910の出力は、インバータ回路918sの入力およびインバータ919sの入力に接続されている。ここで、図22に示すように、インバータ回路918Pの出力信号であるプリチャージパルスは、レベルシフタLSaのOUTBがアクティブとなることによってこれに遅延して(ディレイ回路906による遅延)アクティブとなり、レベルシフタLSaのOUTBが非アクティブとなることによってこれに遅延して(ディレイ回路906による遅延)非アクティブとなる。なお、関連技術を開示したものとして以下の特許文献1を挙げることができる。
特開平7−295520(公開日:1995年11月10日)
一般に、シフトレジスタ回路SRの出力は、これを構成するトランジスタ等の特性に起因して立ち上がりあるいは戻りが鈍ってしまう。
ここで従来の構成を考えてみると、図22に示すように、レベルシフタLSaの出力について、立ち下がりが急峻で戻りが鈍る場合(上図)と、立ち下がりが鈍り、戻りが急峻な場合(下図)とでは、プリチャージパルスの幅(アクティブ期間)が変わり、プリチャージ時間にばらつきがでてしまう。これはプリチャージパルスの一方端をシフトレジスタ回路SRからの出力パルスの立ち上がりで規定しつつ、他端をシフトレジスタ回路SRからの戻りによって規定しているからである。なお、同様に、サンプリングパルスについてもパルス幅のばらつきが生じうる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、表示装置の駆動回路等に設けられるパルス生成回路について、そのパルス生成の精度を高めうる構成および方法を提供する点にある。
本発明の表示装置の駆動回路は、上記課題を解決するために、シフトレジスタと、該シフトレジスタで生成された出力パルス信号を用いて駆動用パルス信号を生成するパルス生成回路とを備えた表示装置の駆動回路であって、該パルス生成回路は、駆動用パルス信号を生成するにあたって、上記出力パルス信号のアクティブ化に伴うパルスの立ち上がりまたは立ち下がりによって該駆動用パルス信号の始端および終端を規定することを特徴としている。
まず、駆動用パルス信号とは、例えば、プリチャージパルスやサンプリングパルスである。また、シフトレジスタは複数段のシフトレジスタ回路を備え、各シフトレジスタ回路にはフリップフロップ(例えば、セットリセット型フリップフロップ)が含まれる。また、各シフトレジスタ回路にレベルシフタや各種論理回路が設けられる場合もある。出力パルス信号は、例えば、シフトレジスタ回路に設けられるフリップフロップの出力Qやレベルシフタの出力である。
上記構成によれば、駆動用パルス信号の始端および終端の双方が、出力パルス信号のアクティブ化に伴うパルスの立ち上がりまたは立ち下がりによって規定される。したがって、例えば、上記出力パルス信号のアクティブ化に伴うパルスの立ち上がりまたは立ち下がりが急峻になるようにシフトレジスタを構成(立ち上がりまたは立ち下がり重視の設計)にしておけば、駆動用パルス信号のパルス幅を高精度に設定することができる。したがって、トランジスタ特性のバラツキによって駆動(プリチャージやサンプリング)期間が短くなったり、駆動(プリチャージやサンプリング)タイミングがずれるといった問題を解消することができる。これにより、表示装置の表示品位を向上させることが可能となる。
上記構成においては、シフトレジスタが、上記出力パルス信号のアクティブ化に伴うパルスの立ち上がりまたは立ち下がりが急峻になるように構成されていることが好ましい。
本表示装置の駆動回路においては、上記駆動用パルス信号は2つの出力パルス信号によって生成され、その始端が第1の出力パルス信号によって規定され、その終端が第2の出力パルス信号によって規定されるように構成することもできる。
本表示装置の駆動回路においては、シフトレジスタの各段に対応して駆動用パルス信号が生成され、各段に対応する駆動用パルス信号の始端を規定する第1の出力パルス信号が自段あるいは自段より前の段で生成され、該駆動用パルス信号の終端を規定する第2の出力パルス信号が自段あるいは自段より後の段で生成されるように構成することもできる。なお、自段より前の段とは、自段を基準としてシフト方向の反対方向側にある段を指し、自段より後の段とは、自段を基準としてシフト方向側にある段を指すものとする。
本表示装置の駆動回路においては、上記パルス生成回路に、制御端が第1電位であれば入力端から取り込んだパルス信号をレベルシフトして出力し、上記制御端が第2電位であれば一定電位の信号を出力するレベルシフタが備えられ、上記第1の出力パルス信号が上記入力端に入力されるとともに、上記第2の出力パルス信号が上記制御端に入力されるように構成することもできる。この場合、上記第1および第2の出力パルス信号がそれぞれ、入力信号をレベルシフトして出力するレベルシフタを介して上記入力端および制御端に入力されるように構成することもできる。また、上記第1および第2の出力パルス信号がそれぞれ、ディレイ回路を介して上記入力端および制御端に入力されるように構成することもできる。
本表示装置の駆動回路においては、上記パルス生成回路に論理回路が備えられ、上記第1および第2の出力パルス信号が上記論理回路に入力されるように構成することもできる。 この場合、上記第1および第2の出力パルス信号がそれぞれ、入力信号をレベルシフトして出力するレベルシフタを介して上記論理回路に入力されるように構成することもできる。
また、上記第1および第2の出力パルス信号がそれぞれ、ディレイ回路を介して上記論理回路に入力されるように構成することもできる。
本表示装置の駆動回路においては、上記駆動用パルス信号はプリチャージパルス信号であり、該プリチャージパルス信号の始端を規定する第1の出力パルス信号が、自段より前の段で生成され、該プリチャージパルス信号の終端を規定する第2の出力パルス信号が、自段で生成されるように構成することもできる。
本表示装置の駆動回路においては、上記駆動用パルス信号はサンプリングパルス信号であり、該サンプリングパルス信号の始端を規定する第1の出力パルス信号が、自段で生成され、該サンプリングパルス信号の終端を規定する第2の出力パルス信号が、自段より後の段で生成されるように構成することもできる。
本表示装置の駆動回路は、シフトレジスタと、該シフトレジスタで生成された出力パルス信号を用いてプリチャージパルス信号を生成するプリチャージパルス生成回路と、上記シフトレジスタで生成された出力パルス信号を用いてサンプリングパルス信号を生成するサンプリングパルス生成回路と、を備えた表示装置の駆動回路であって、プリチャージパルス生成回路は、プリチャージパルス信号を生成するにあたって、上記出力パルス信号のアクティブ化に伴うパルスの立ち上がりまたは立ち下がりによってプリチャージパルス信号の始端および終端を規定し、サンプリングパルス生成回路は、サンプリングパルス信号を生成するにあたって、上記出力パルス信号のアクティブ化に伴うパルスの立ち上がりまたは立ち下がりによってサンプリングパルス信号の始端および終端を規定することを特徴としている。
本表示装置の駆動回路においては、上記シフトレジスタは、上記出力パルス信号のアクティブ化に伴うパルスの立ち上がりまたは立ち下がりが急峻になるように構成されていることが好ましい。
本表示装置の駆動回路においては、上記プリチャージパルス生成回路に論理回路、あるいは、制御端が第1電位であれば入力端から取り込んだパルス信号をレベルシフトして出力し、上記制御端が第2電位であれば一定電位の信号を出力するレベルシフタが設けられ、
上記サンプリングパルス生成回路に論理回路、あるいは、制御端が第1電位であれば入力端から取り込んだパルス信号をレベルシフトして出力し、上記制御端が第2電位であれば一定電位の信号を出力するレベルシフタが設けられている構成とすることもできる。
本表示装置の駆動回路においては、上記プリチャージパルス信号は2つの出力パルス信号によって生成され、一方の出力パルス信号がその始端を規定するとともに、もう一方の出力パルス信号がその終端を規定し、上記サンプリングパルス信号も2つの出力パルス信号によって生成され、一方の出力パルス信号がその始端を規定するとともに、もう一方の出力パルス信号がその終端を規定するように構成することもできる。
本表示装置の駆動回路においては、シフトレジスタの各段に対応してプリチャージパルス信号およびサンプリングパルス信号が生成され、各段のプリチャージパルス信号の始端を規定する出力パルス信号が、自段より前の段で生成され、該プリチャージパルス信号の終端を規定する上記もう一方の出力パルス信号が、自段で生成され、各段のサンプリングパルス信号の始端を規定する上記一方の出力パルス信号が、自段で生成され、該サンプリングパルス信号の終端を規定する上記もう一方の出力パルス信号が、自段より後の段で生成される構成とすることもできる。
本表示装置の駆動回路においては、上記プリチャージパルス生成回路に第1NOR回路が設けられ、この第1NOR回路に、自段より前の段で生成された出力パルス信号と、自段で生成された出力パルス信号とが入力され、上記サンプリングパルス生成回路にNAND回路および第2NOR回路が設けられ、このNAND回路に、上記第1NOR回路の出力の反転パルス信号と自段で生成された出力パルス信号とが入力され、上記第2NOR回路に、上記NAND回路の出力と自段より後の段で生成された出力パルス信号とが入力されるように構成することもできる。
本発明の表示装置の駆動回路は、シフトレジスタと、該シフトレジスタからの出力パルス信号を用いて駆動用パルス信号を生成するパルス生成回路とを備えた表示装置の駆動回路であって、該パルス生成回路は、アクティブ化によって立ち上がった、あるいは立ち下がった上記出力パルス信号の戻りによって上記駆動用パルス信号の始端および終端を規定することを特徴としている。この場合、上記シフトレジスタが、立ち上がった、あるいは立ち下がった上記出力パルス信号の戻りが急峻になるように構成されていることが好ましい。
本発明のパルス生成方法は、シフトレジスタで生成された出力パルス信号を用いて駆動用パルス信号を生成するパルス生成方法であって、上記出力パルス信号のアクティブ化に伴うパルスの立ち上がりまたは立ち下がりによって該駆動用パルス信号の始端および終端を規定することを特徴とする。
本発明のパルス生成方法においては、アクティブ化に伴うパルスの立ち上がりまたは立ち下がりを急峻にすることが好ましい。
本発明の表示装置は、上記表示装置の駆動回路を備えることを特徴とする。
以上のように、本発明の表示装置の駆動回路によれば、駆動用パルス信号(プリチャージパルスやサンプリングパルス)の始端および終端の双方が、出力パルス信号のアクティブ化に伴うパルスの立ち上がりまたは立ち下がりによって規定される。したがって、例えば、出力パルス信号のアクティブ化に伴うパルスの立ち上がりまたは立ち下がりが急峻になるようにシフトレジスタを構成しておけば、駆動用パルス信号のパルス幅を高精度に設定することができる。したがって、トランジスタ特性のバラツキによって駆動(プリチャージやサンプリング)期間が短くなったり、駆動(プリチャージやサンプリング)タイミングがずれるといった問題を解消することができる。これにより、表示装置の表示品位を向上させることが可能となる。
まず、本実施の形態に係る表示パネル1(例えば、液晶表示パネル)の一構成例を図4に示す。同図に示されるように、表示パネル1はゲートバスラインGL…とRGBに対応したソースバスラインSL…との各交差点に画素を備えており、ゲートドライバ3によって選択されたゲートバスラインGLの画素に、ソースドライバによってソースバスラインSLを介してビデオ信号を書き込むことにより表示を行う。同図のソースドライバ2は後述する本発明に係るソースドライバである。なお、各画素は液晶容量、補助容量、ソースバスラインSLからのビデオ信号取り込み用のTFTを備えており、各補助容量の一端側は補助容量ラインCs−Lineで互いに接続されている。
表示パネル1には、サンプリング回路ブロック30が設けられており、該サンプリング回路ブロック30は、ソースバスラインSLごとに設けられたビデオ信号のサンプリングを行うアナログスイッチASWおよびその制御信号処理回路(サンプリングバッファ等)を含んで構成されている。ソースドライバは連続するRGBのソースバスラインSL…を一組としてサンプリングスイッチASWのON/OFFを指示する信号(サンプリングパルス)を各組ごとに出力する。ビデオ信号伝送ラインはRGBのそれぞれに設けられており、サンプリングはRGBで並行して独立したサンプリングスイッチASWから取り込むが、ここでは便宜上、共通した1つのビデオ信号伝送ラインからRGB用のサンプリングスイッチASWに取り込むような形態で図示してある。尚、サンプリングスイッチASWの制御信号であるサンプリングパルスは、図示しているように各組毎にRGBに共通でもよいし、独立にしてもよい。
一水平期間には、例えばRのソースバスラインSL…を例に取ると、順次ビデオ信号を書き込むためにRのソースバスラインSLに接続されているアナログスイッチをASW(R1),…,ASW(Ri−1),ASW(Ri),ASW(Ri+1),…という順にサンプリングパルスによってONとし、外部から入力されるビデオ信号DATAをこの順にソースバスラインSLに取り込んでいく。
このようにアナログスイッチASWに1,…,i−1,i,i+1,…の順にサンプリング信号を出力するソースドライバ2の構成について以下に説明する。
〔実施の形態1〕
図3は、本発明の実施の形態1に係るソースドライバの構成を示す回路図である。
同図に示されるように、ソースドライバ2は、シフトレジスタ4と、パルス処理回路5と、バッファ20とを備える。シフトレジスタ4は、多数のシフトレジスタ段(回路)SRを備えており、ここでは、i−1番目のシフトレジスタ回路SRa、i番目のシフトレジスタ回路SRb、i+1番目のシフトレジスタ回路SRcおよびi+2番目のシフトレジスタ回路SRdについて考える。各シフトレジスタ回路SRはフリップフロップSR−FFとレベルシフタLSを備える。レベルシフタLSは、EN端子がアクティブのときに取り込んだクロック(CK・CKB)をレベルシフトしてOUTBに出力する。また、フリップフロップSR−FFは、入力SB(セットバー)、リセットR、出力Q・QBを有するセットリセット型である。
ここで、各シフトレジスタ回路SRのフリップフロップSR−FFは、そのSBが自段のレベルシフタLSのOUTBに接続され、そのRが2つ右のシフトレジスタ回路SRのQに接続され、そのQが右のシフトレジスタ回路SRに設けられたレベルシフタLSのEN端子に接続されている。
なお、シフトレジスタ回路SRaはレベルシフタLSaおよびフリップフロップSR−FFaを有し、シフトレジスタ回路SRbはレベルシフタLSbおよびフリップフロップSR−FFbを有し、シフトレジスタ回路SRcはレベルシフタLScおよびフリップフロップSR−FFcを有し、シフトレジスタ回路SRdはレベルシフタLSdおよびフリップフロップSR−FFdを有する。
また、パルス処理回路5は、各シフトレジスタ回路SRに対応して、2つのディレイ回路、2つのレベルシフタおよび2入力のNANDを備え、バッファ20は、各シフトレジスタ回路SRに対応して、プリチャージ用バッファ回路BuPおよびサンプリング用バッファ回路BuSを備える。プリチャージ用バッファ回路BuPはプリチャージパルスを出力し、サンプリング用バッファ回路BuSはサンプリングパルスを出力する。なお、NANDは論理積否定を出力するものであるが、出力の極性は便宜上のものであり、一般に論理積を出力するものとして採用する回路である。
本ソースドライバ2においては、例えばi番目のシフトレジスタ回路SRbに対応して、パルス処理回路5に、レベルシフタLSx、レベルシフタLSy、ディレイ回路6、ディレイ回路9およびNAND7が設けられている。ディレイ回路6はインバータを4段縦統接続した構成であり、ディレイ回路9はインバータを2段縦統接続した構成であり、各ディレイ回路とも入・出力端子を各1つ有する。また、i番目のシフトレジスタ回路SRbに対応して、バッファ20に、プリチャージ用バッファ回路BuSとしてのインバータ回路18Pおよびインバータ19Pが設けられるとともに、サンプリング用バッファBuSとしてのインバータ回路18Sおよびインバータ19Sが設けられている。インバータ回路18Pおよびインバータ回路18Sはインバータを2段縦統接続した構成であり、各インバータ回路とも入・出力端子を各1つ有する。
なお、レベルシフタLSyは、例えば図5(a)に示す構成を備える。同図に示されるように、レベルシフタLSyは、p型のTFT11・14、n型のTFT12・13・15・16、インバータ17を備えている。TFT11および12のゲートはレベルシフタLSyの入カ端子INに接続されている。また、インバータ17の入力端子もレベルシフタLSyの入力端子INに接続されており、インバータ17の出力端子はTFT14および15のゲートに接続されている。TFT11および14のソースはハイレベル電源端子V(High)に接続されており、TFT13および16のソースはローレベル電源端子V(Low)に接続されている。TFT11のドレインとTFT12のドレインとは互いに接続されている。TFT12のソースとTFT13のドレインとは互いに接続されている。TFT14のドレインとTFT15のドレインとは互いに接続されており、これがレベルシフタLSyの出力端子OUTに接続されている。TFT15のソースとTFT16のドレインとは互いに接続されている。TFT13のゲートはTFT14とTFT15との接続点に接続されている。TFT16のゲートはTFT11とTFT12との接続点に接続されている。レベルシフタLSyは自身の入力端子INに入力されるパルスを、ローレベル側を電源Vssdのレベルとし、ハイレベル側を電源Vddとし、出力端子OUTから出力する。
レベルシフタLSyの他の構成を図5(b)に示す。図5(b)のレベルシフタはトランジスタ4個構成の電圧駆動型レベルシフタでありp型のTFT21・23、n型のTFT22・24、インバータ25を備えている。TFT21のゲートは入力端子INに接続されている。また、インバータ25の入力端子は上記入力端子INに接続されており、インバータ25の出力端子はTFT23のゲートに接続されている。TFT21および23のソースはハイレベル電源端子V(High)に接続されており、TFT22および24のソースはローレベル電源端子V(Low)に接続されている。TFT21のドレインとTFT22のドレインとは互いに接続されている。TFT23のドレインとTFT24のドレインとは互いに接続されており、この接続点は出力端子OUTに接続されている。TFT22のゲートはTFT23とTFT24との接続点に接続されている。TFT24のゲートはTFT21とTFT22との接続点に接続されている。
また、レベルシフタLSxは、例えば図6(a)に示す構成を備える。レベルシフタLSxは、レベルシフタLSy、インバータ31、アナログスイッチ32、p型のTFT33、p型のTFT34、インバータ35を備えている。レベルシフタLSyは、図5(a)や同図(b)に示す、トランジスタ6個構成の電圧駆動型レベルシフタである。構成は前述したとおりである。レベルシフタLSyの入力端子INはアナログスイッチ32を介してレベルシフタ3bの入力端子INBに接続されている。イネーブル端子ENBはインバータ31の入力端子に接続されているとともに、アナ口グスイッチ32のp型TFTのゲートに接続されている。インバータ31の出力端子はアナログスイッチ32のn型TFTのゲートに接続されているとともに、TFT33のゲート、さらに、TFT34のゲートに接続されている。また、TFT33のドレインはレベルシフタLSyの入力端子INに接続されている。TFT33のソースは電源Vddに接続されている。TFT34のソースは電源Vddに接続されており、TFT34のドレインはレベルシフタLSyの出力端子OUTに接統されているとともに、インバータ35の入力端子に接続されている。インバータ35の出力端子はレベルシフタLSxの出力端子となっている。レベルシフタLSyのハイレベル電源端子V(High)は電源Vddに接続され、レベルシフタLSyのローレベル電源端子V(Low)は電源Vssdに接続されている。レベルシフタLSxは自身の入力端子ENBに入力される信号がローレベルの間には、TFT33のゲートにハイレベルが入力されるとともに、TFT34のゲートにハイレベルが入力されるので、TFT33・34はOFFである。そして、アナログスイッチ32がONになる。従って、レベルシフタLSxの入力端子INBに入力される信号がレベルシフタLSyで電源電圧変換されて出力端子OUTから出力される。一方、入力端子ENBに入力される信号がハイレベルの間には、アナログスイッチ32がOFF、TFT33がON、TFT34がONになる。従って、レベルシフタLSyによる出力パルスの電源電圧変換動作は停止され、レベルシフタLSyの出力端子OUTが電源Vddにプルアップされてレベルシフタ3bの出力端子OUTからローレベルが出力される。
レベルシフタLSxの他の構成を図6(b)に示す。図6(b)のレベルシフタは、電流駆動型のレベルシフタであり、p型のTFT41・43・45・47、n型のTFT42・44・46 、アナログスイッチ48・49、インバータ50・51・52を備えている。入力端子INBは、アナログスイッチ48を介してTFT42のゲートおよびTFT45のドレインに接続されている。また、入力端子INBは、インバータ51とアナログスイッチ49とを順に介して、TFT44のゲートおよびTFT46のドレインに接続されている。イネーブル端子ENBは、TFT46のゲートに接続されるとともに、アナログスイッチ48のp型TFTおよびアナログスイッチ49のp型TFTのゲートに接続されている。また、イネーブル端子ENBは、インバータ50を介してTFT45および47のゲートに接続されるとともに、アナログスイッチ48のn型TFTおよびアナログスイッチ49のn型TFTのゲートに接続されている。TFT41・43・45・47のソースは電源Vddに接続されており、TFT42・44のソースは電源Vssdに接続されている。また、TFT46のソースは電源Vssに接続されている。TFT41および43のゲートは互いに接続されており、この接続点がTFT41のドレインに接続されている。TFT41のドレインとTFT42のドレインとは互いに接続されている。TFT43のドレインとTFT44のドレインとは互いに接続されており、この接続点はインバータ52の入力端子に接続されるとともにTFT47のドレインに接続される。インバータ52の出力端子が出力端子OUTに接続されている。
ここではインバータ51の入力端子をプルアップする構成について述べたが、サンプリングパルスの極性を逆にする場合はここではインバータ51の入力端子をプルダウンするようにすればよい。これは、以降の実施の形態でも同様である。
レベルシフタLSxは入力端子INBに入力されたパルスからサンプリング回路ブロック30の動作用パルスであるプリチャージパルスを生成し、出力端子OUTから出力する。この信号は、サンプリング回路ブロック30に備えられるアナログスイッチASWのn型TFTのゲート及びp型TFTのゲートに、ともにプリチャージ用バッファ回路BuPを通して入力され、このゲート信号がNAND7の入力端子の1つにも入力される。NAND7はそれぞれの入力端子に入力されたパルスからサンプリング回路ブロック30の動作用パルスであるサンプリングパルスを生成し、出力端子から出力する。
図3に戻って、ディレイ回路6の入力は、(i−1番目のシフトレジスタ回路SRaに設けられた)レベルシフタLSaのOUTBに接続され、該ディレイ回路6の出力はレベルシフタLSxのINB端子に接続されている。また、ディレイ回路9の入力はi番目の(シフトレジスタ回路SRbに設けられた)フリップフロップSR−FFbの出力QとレベルシフタLSyのIN端子に接続され、該ディレイ回路9の出力はレベルシフタLSxのENB端子に接続されている。レベルシフタLSxのOUT端子は、インバータ回路18Pの入力およびインバータ19Pの入力に接続されている。また、インバータ19Pの出力はNAND7の一方の入力に接続され、該NAND7のもう一方の入力はレベルシフタLSyのOUT端子に接続されている。また、NAND7の出力は、インバータ回路18Sの入力およびインバータ19Sの入力に接続されている。
図3に示すソースドライバの動作を、図1を用いて説明する。
まず、SCKがt1で「L」となると、これに遅延してレベルシフタLSaの出力端OUTBが「L(アクティブ)」となる(立ち下がる)。この遅延はレベルシフタLSaの内部遅延による。レベルシフタLSaの出力端OUTBが「L(アクティブ)」となると、これに遅延してディレイ回路6の出力も「L(アクティブ)」となる(立ち下がる)。この遅延はディレイ回路6による。ディレイ回路6の出力が「L(アクティブ)」となると、レベルシフタLSxのINB端子が「L」でENB端子が「L」となるので、このディレイ回路6のアクティブ化に遅延して(レベルシフタLSxの内部遅延による)、レベルシフタLSxの出力端OUTが「H(アクティブ)」となる(立ち上がる)。このとき、レベルシフタLSxからのプリチャージパルスの出力が開始する。このように、レベルシフタLSaの出力パルスは、プリチャージパルスを生成(始端を規定)するための源パルスとなる。
ついで、t2でSR−FFbの出力Qが「H(アクティブ)」となると、レベルシフタLSxのENB端子が「H」となってそのINB端子からの入力が遮断される。これにより、SR−FFbのアクティブ化に遅延して(ディレイ回路9およびレベルシフタLSxの内部遅延による)レベルシフタLSxのOUT端子からは「L」が出力される。このとき、レベルシフタLSxからのプリチャージパルスの出力が終了する。このように、フリップフロップSR−FFbの出力パルスQ(i)は、プリチャージパルスを生成(終端を規定)するための源パルスとなる。
レベルシフタLSxのOUT端子が「L」に戻ると、インバータ回路19の出力は「H」に戻る。これにより、インバータ回路19の出力が「H」に戻るのに遅延して(NAND7による)、NAND7の出力が「H(アクティブ)」となる。このとき、NAND7からのサンプリングパルスの出力が開始する。このように、NAND7を設けることで、プリチャージパルスとサンプリングパルスの間隔を確保することができる。
ついで、t3にフリップフロップSR−FFcの出力Qが「H」となると、フリップフロップSR−FFbの出力Qがリセットされて「L」に戻る。この結果、フリップフロップSR−FFbのリセットに遅延して、レベルシフタLSyの出力OUTも「L(非アクティブ)」に戻る。この遅延はレベルシフタLSyの内部遅延による。レベルシフタLSyの出力OUTが「L(非アクティブ)」になれば、NAND7の一方入力が「L」となるので、NAND7の出力は「L」となる。このとき、NAND7からのサンプリングパルスの出力が終了する。
このように、プリチャージパルス(レベルシフタLSxのOUTからの出力パルス)は
2つの源パルス、すなわち、レベルシフタLSaから出力されるパルスとフリップフロップSR−FFbから出力されるパルスとによって生成され、レベルシフタLSaから出力されるパルスの立ち下がり(アクティブ化)によって始端が規定され、フリップフロップSR−FFbから出力されるパルスの立ち上がり(アクティブ化)によって終端が規定される。したがって、各源パルスの立ち上がり/立ち下り(アクティブ化)が急峻になる(戻りは鈍る)ようにしておけば、プリチャージパルスのパルス幅を高精度に設定することができる。したがって、トランジスタ特性のバラツキによってプリチャージ期間が短くなったり、プリチャージのタイミングがずれるといった問題を解消することができる。これにより、表示装置1の表示品位を向上させることが可能となる。
なお、上記のようにプリチャージパルスの始端・終端が迅速なタイミングで規定されることを前提にディレイ回路6・9を設計する(不要な場合は削除する)ことで、プリチャージパルスの幅(プリチャージ期間)を所望の長さに精度良く設定することができる。
なお、シフトレジスタ4やバッファ20をそのままにして、パルス処理回路5を、図7のように構成することもできる。すなわち、シフトレジスタ回路SRに対応して、1つのディレイ回路、2つのレベルシフタ、2入力のNORおよび2入力のNANDを設ける。例えばi番目のシフトレジスタ回路SRbに対応して、パルス処理回路5に、レベルシフタLSyと同一構成を有する2つのレベルシフタLSy1・LSy2、ディレイ回路6、NOR8およびNAND7を設ける。なお、NOR8は論理和否定を出力するものであるが、出力極性は便宜上のものであり、一般的に論理和を出力するものとして採用する回路である。これは以降の実施の形態においても同様である。
ディレイ回路6はインバータを4段縦統接続した構成であり、入・出力端子を各1つ有する。ここで、レベルシフタLSy1のIN端子は(i−1番目のシフトレジスタ回路SRaに設けられた)レベルシフタLSaの出力OUTBに接続され、レベルシフタLSy1のOUT端子は、ディレイ回路6の入力に接続される。該ディレイ回路6の出力はNOR8の一方の入力に接続される。レベルシフタLSy2のIN端子はi番目の(シフトレジスタ回路SRbに設けられた)フリップフロップSR−FFbの出力Qに接続され、OUT端子はNOR8のもう一方の入力およびNAND7の一方の入力に接続される。さらに、NOR8の出力は、インバータ回路18Pの入力およびインバータ19Pの入力に接続されている。また、インバータ19Pの出力はNAND7のもう一方の入力に接続され、該NAND7の出力は、インバータ回路18Sの入力およびインバータ19Sの入力に接続されている。
この図7の構成においても、レベルシフタLSaの出力端OUTBが「L(アクティブ)」となると、これに遅延してディレイ回路6の出力も「L」となり、NOR8の一方の入力がL」でもう一方の入力が「L」となるので、NOR8の出力が「H(アクティブ)」となる(立ち上がる)。このとき、NOR8からプリチャージパルスの出力が開始する。このように、レベルシフタLSaの出力パルスは、プリチャージパルスを生成(始端を規定)するための源パルスとなる。ついで、SR−FFbの出力Qが「H(アクティブ)」となると、レベルシフタLSy2を介してNOR8に「H」が入力される。これにより、NOR8の出力は「L」となる。このとき、NOR8からのプリチャージパルスの出力が終了する。このように、フリップフロップSR−FFbの出力パルスQ(i)は、プリチャージパルスを生成(終端を規定)するための源パルスとなる。
このように、プリチャージパルス(NOR8からの出力パルス)は2つの源パルス、すなわち、レベルシフタLSaから出力されるパルスとフリップフロップSR−FFbから出力されるパルスとによって生成され、レベルシフタLSaから出力されるパルスの立ち下がり(アクティブ化)によって始端が規定され、フリップフロップSR−FFbから出力されるパルスの立ち上がり(アクティブ化)によって終端が規定される。したがって、各源パルスの立ち上がり/立ち下り(アクティブ化)が急峻になる(戻りは鈍る)ようにしておけば、プリチャージパルスのパルス幅を高精度に設定することができる。したがって、トランジスタ特性のバラツキによってプリチャージ期間が短くなったり、プリチャージのタイミングがずれるといった問題を解消することができる。これにより、表示装置1の表示品位を向上させることが可能となる。
なお、図7のレベルシフタLSy1・レベルシフタLSy2は、入力されたパルスの電位レベルをシフトするだけのものであるため、図7の構成からこのレベルシフタLSy1・LSy2を除き、図8のような構成をとることも可能である。
さらに、シフトレジスタ4やバッファ20をそのままにして、パルス処理回路5を、図9のように構成しても構わない。すなわち、シフトレジスタ回路SRに対応して、1つのディレイ回路、2つのレベルシフタ、インバータおよび2入力のNANDを設ける。例えばi番目のシフトレジスタ回路SRbに対応して、パルス処理回路5に、レベルシフタLSxと同一構成を有する2つのレベルシフタLSx1・LSx2、ディレイ回路6およびNAND7を設ける。ディレイ回路6はインバータを4段縦統接続した構成であり、入・出力端子を各1つ有する。ディレイ回路6の入力は(i−1番目のシフトレジスタ回路SRaに設けられた)レベルシフタLSaの出力OUTBに接続され、その出力はレベルシフタLSx1のINB端子に接続される。i番目の(シフトレジスタ回路SRbに設けられた)フリップフロップSR−FFbの出力Qは、レベルシフタLSx1のENB端子およびインバータ10の入力に接続されている。インバータ10の出力はレベルシフタLSx2のINB端子に接続される。また、レベルシフタLSx2は、そのENB端子がi+2番目のシフトレジスタ回路SRdの出力Qに接続され、そのOUTがNAND7の一方の入力に接続される。さらに、レベルシフタLSx1のOUT端子はインバータ回路18Pの入力およびインバータ19Pの入力に接続されている。
また、インバータ19Pの出力はNAND7のもう一方の入力に接続され、該NAND7の出力は、インバータ回路18Sの入力およびインバータ19Sの入力に接続されている。
〔実施の形態2〕
図10は、本発明の実施の形態2に係るソースドライバの構成を示す回路図である。
同図に示されるように、ソースドライバ102は、シフトレジスタ104と、パルス処理回路105と、バッファ120とを備える。シフトレジスタ104は、多数のシフトレジスタ段(回路)SRを備えており、ここでは、i−1番目のシフトレジスタ回路SRa、i番目のシフトレジスタ回路SRb、i+1番目のシフトレジスタ回路SRcおよびi+2番目のシフトレジスタ回路SRdについて考える。各シフトレジスタ回路SRは、フリップフロップSR−FF、レベルシフタLS、2入力のNANDおよびインバータを備える。レベルシフタLSは、EN端子がアクティブのときに取り込んだクロック(CK・CKB)をレベルシフトしてOUTBに出力する。また、フリップフロップSR−FFは、入力SB(セットバー)、リセットR、出力Q・QBを有するセットリセット型である。
ここで、各シフトレジスタ回路SRにおいては、インバータINVの入力が自段のフリップフロップSR−FFの出力Qに接続され、インバータINVの出力がナンドNADの一方の入力に接続される。該ナンドNADのもう一方の入力は左の(シフトレジスタ回路SRに設けられた)フリップフロップSR−FFの出力Qに接続され、その(NADの)出力は、自段のレベルシフタLSのENBに接続されている。さらに、フリップフロップSR−FFは、そのSBが自段のレベルシフタLSのOUTBに接続され、そのRが右のシフトレジスタ回路SRのQに接続され、そのQが右のシフトレジスタ回路SRに設けられたナンドNADに入力されている。
なお、シフトレジスタ回路SRaは、NAND(ナンド)NADa、インバータINVa、レベルシフタLSaおよびフリップフロップSR−FFaを有し、シフトレジスタ回路SRbは、NAND(ナンド)NADb、インバータINVb、レベルシフタLSbおよびフリップフロップSR−FFbを有し、シフトレジスタ回路SRcは、NAND(ナンド)NADc、インバータINVc、レベルシフタLScおよびフリップフロップSR−FFcを有し、シフトレジスタ回路SRdは、NAND(ナンド)NADd、インバータINVd、レベルシフタLSdおよびフリップフロップSR−FFdを有する。
また、パルス処理回路105は、各シフトレジスタ回路SRに対応して、1つのディレイ回路、2つのレベルシフタおよび2入力のNANDを備え、バッファ120は、各シフトレジスタ回路SRに対応して、プリチャージ用バッファ回路BuPおよびサンプリング用バッファ回路BuSを備える。プリチャージ用バッファ回路BuPはプリチャージパルスを出力し、サンプリング用バッファ回路BuSはサンプリングパルスを出力する。なお、NANDは論理積否定を出力するものであるが、出力の極性は便宜上のものであり、一般に論理積を出力するものとして採用する回路である。
本ソースドライバ102においては、例えばi番目のシフトレジスタ回路SRbに対応して、パルス処理回路105に、レベルシフタLSx、レベルシフタLSy、ディレイ回路106、およびNAND107が設けられている。ディレイ回路106はインバータを4段縦統接続した構成であり、入・出力端子を各1つ有する。また、i番目のシフトレジスタ回路SRbに対応して、バッファ120に、プリチャージ用バッファ回路BuSとしてのインバータ回路118Pおよびインバータ119Pが設けられるとともに、サンプリング用バッファBuSとしてのインバータ回路118Sおよびインバータ119Sが設けられている。インバータ回路118Pおよびインバータ回路118Sはインバータを2段縦統接続した構成であり、各インバータ回路とも入・出力端子を各1つ有する。なお、NADbおよびインバータINVbからなる論理回路188は論理積否定を出力するものであるが、出力極性は便宜上のものであり、一般的に倫理積を出力するものとして採用する回路である。これは以降の実施の形態においても同様である。
ディレイ回路106の入力は、(i−1番目のシフトレジスタ回路SRaに設けられた)ナンドNADaの出力に接続され、該ディレイ回路106の出力はレベルシフタLSxのINB端子に接続されている。また、フリップフロップSR−FFbの出力Qは、レベルシフタLSyのIN端子と、レベルシフタLSxのENB端子とに接続される。レベルシフタLSxのOUT端子は、インバータ回路118Pの入力およびインバータ119Pの入力に接続されている。また、インバータ119Pの出力はNAND107の一方の入力に接続され、該NAND107のもう一方の入力はレベルシフタLSyのOUT端子に接続されている。また、NAND107の出力は、インバータ回路118Sの入力およびインバータ119Sの入力に接続されている。
本実施の形態においても、プリチャージパルス(レベルシフタLSxからの出力パルス)は2つの源パルス、すなわち、フリップフロップSR−FFaから出力されるパルスとフリップフロップSR−FFbから出力されるパルスとによって生成され、フリップフロップSR−FFaから出力されるパルスの立ち下がり(アクティブ化)によって始端が規定され、フリップフロップSR−FFbから出力されるパルスの立ち上がり(アクティブ化)によって終端が規定される。したがって、各源パルスの立ち上がり/立ち下り(アクティブ化)が急峻になる(戻りは鈍る)ようにシフトレジスタ104を構成しておけば、プリチャージパルスのパルス幅を高精度に設定することができる。したがって、トランジスタ特性のバラツキによってプリチャージ期間が短くなったり、プリチャージのタイミングがずれるといった問題を解消することができる。これにより、表示装置1の表示品位を向上させることが可能となる。
なお、シフトレジスタ104やバッファ120をそのままにして、パルス処理回路105を、図11のように構成しても構わない。すなわち、シフトレジスタ回路SRに対応して、1つのディレイ回路、2つのレベルシフタ、2入力のNORおよび2入力のNANDを設ける。例えばi番目のシフトレジスタ回路SRbに対応して、パルス処理回路105に、レベルシフタLSyと同一構成を有する2つのレベルシフタLSy1・LSy2、ディレイ回路106、NOR108およびNAND107を設ける。ディレイ回路106はインバータを4段縦統接続した構成であり、入・出力端子を各1つ有する。ここで、レベルシフタLSy1のIN端子は(i−1番目のシフトレジスタ回路SRaに設けられた)ナンドNADaの出力に接続され、レベルシフタLSy1のOUT端子は、ディレイ回路106の入力に接続される。該ディレイ回路106の出力はNOR108の一方の入力に接続される。レベルシフタLSy2のIN端子はi番目の(シフトレジスタ回路SRbに設けられた)フリップフロップSR−FFbの出力Qに接続され、レベルシフタLSy2のOUT端子はNOR108のもう一方の入力およびNAND107の一方の入力に接続される。さらに、NOR108の出力は、インバータ回路118Pの入力およびインバータ119Pの入力に接続されている。また、インバータ119Pの出力はNAND107のもう一方の入力に接続され、該NAND107の出力は、インバータ回路118Sの入力およびインバータ119Sの入力に接続されている。
この図11の構成においても、プリチャージパルス(NOR108からの出力パルス)は2つの源パルス、すなわち、フリップフロップSR−FFaから出力されるパルスとフリップフロップSR−FFbから出力されるパルスとによって生成され、フリップフロップSR−FFaから出力されるパルスの立ち下がり(アクティブ化)によって始端が規定され、フリップフロップSR−FFbから出力されるパルスの立ち上がり(アクティブ化)によって終端が規定される。したがって、各源パルスの立ち上がり/立ち下り(アクティブ化)が急峻になる(戻りは鈍る)ようにシフトレジスタ104を構成しておけば、プリチャージパルスのパルス幅を高精度に設定することができる。したがって、トランジスタ特性のバラツキによってプリチャージ期間が短くなったり、プリチャージのタイミングがずれるといった問題を解消することができる。これにより、表示装置1の表示品位を向上させることが可能となる。
なお、図11のレベルシフタLSy1・レベルシフタLSy2は、入力されたパルスの電位レベルをシフトするだけのものであるため、図11の構成からこのレベルシフタLSy1・LSy2を除き、図12のような構成をとることも可能である。
〔実施の形態3〕
図13は、本発明の実施の形態3に係るソースドライバの構成を示す回路図である。
同図に示されるように、ソースドライバ202は、シフトレジスタ204と、パルス処理回路205と、バッファ220とを備える。シフトレジスタ204は、多数のシフトレジスタ段(回路)SRを備えており、ここでは、i−1番目のシフトレジスタ回路SRa、i番目のシフトレジスタ回路SRb、i+1番目のシフトレジスタ回路SRcおよびi+2番目のシフトレジスタ回路SRdについて考える。各シフトレジスタ回路SRは、フリップフロップSR−FF、2入力のNANDを備える。フリップフロップSR−FFは、入力SB(セットバー)、リセットR、出力Q・QBを有するセットリセット型である。
ここで、各シフトレジスタ回路SRにおいては、ナンドNADの一方の入力が、奇数段・偶数段によってSCKあるいはSCKBに接続される。該ナンドNADのもう一方の入力は左の(シフトレジスタ回路SRに設けられた)フリップフロップSR−FFの出力Qに接続され、その(NADの)出力は、自段のフリップフロップSR−FFの入力SBに接続されている。また、このフリップフロップSR−FFは、そのリセットRが2つ右のシフトレジスタ回路SRのQに接続され、そのQが右のシフトレジスタ回路SRに設けられたナンドNADに入力されている。ここで、クロックとの同期回路NADは論理積否定を出力するものであるが、出力の極性は便宜上のものであり、前段のフリップフロップSR−FFから出力される信号と外部からの入力信号であるソースクロックを要し、クロック信号、またはクロックに同期した信号を出力する論理を備えたものを意味するものであり、論理和、論理積、またはその複合論理、アナログスイッチ等の論理素子による論理などがある。
なお、シフトレジスタ回路SRaは、NAND(ナンド)NADaおよびフリップフロップSR−FFaを有し、シフトレジスタ回路SRbは、NAND(ナンド)NADbおよびフリップフロップSR−FFbを有し、シフトレジスタ回路SRcは、NAND(ナンド)NADcおよびフリップフロップSR−FFcを有し、シフトレジスタ回路SRdは、NAND(ナンド)NADdおよびフリップフロップSR−FFdを有する。
また、パルス処理回路205は、各シフトレジスタ回路SRに対応して、1つのディレイ回路、2つのレベルシフタおよび2入力のNANDを備え、バッファ220は、各シフトレジスタ回路SRに対応して、プリチャージ用バッファ回路BuPおよびサンプリング用バッファ回路BuSを備える。プリチャージ用バッファ回路BuPはプリチャージパルスを出力し、サンプリング用バッファ回路BuSはサンプリングパルスを出力する。なお、NANDは論理積否定を出力するものであるが、出力の極性は便宜上のものであり、一般に論理積を出力するものとして採用する回路である。
本ソースドライバ202においては、例えばi番目のシフトレジスタ回路SRbに対応して、パルス処理回路205に、レベルシフタLSx、レベルシフタLSy、ディレイ回路206、およびNAND207が設けられている。ディレイ回路206はインバータを4段縦統接続した構成であり、入・出力端子を各1つ有する。また、i番目のシフトレジスタ回路SRbに対応して、バッファ220に、プリチャージ用バッファ回路BuSとしてのインバータ回路218Pおよびインバータ219Pが設けられるとともに、サンプリング用バッファBuSとしてのインバータ回路218Sおよびインバータ219Sが設けられている。インバータ回路218Pおよびインバータ回路218Sはインバータを2段縦統接続した構成であり、各インバータ回路とも入・出力端子を各1つ有する。
ディレイ回路206の入力は、(i−1番目のシフトレジスタ回路SRaに設けられた)ナンドNADaの出力に接続され、該ディレイ回路206の出力はレベルシフタLSxのINB端子に接続されている。また、フリップフロップSR−FFbの出力Qは、レベルシフタLSyのIN端子と、レベルシフタLSxのENB端子とに接続される。レベルシフタLSxのOUT端子は、インバータ回路218Pの入力およびインバータ219Pの入力に接続されている。また、インバータ219Pの出力はNAND207の一方の入力に接続され、該NAND207のもう一方の入力はレベルシフタLSyのOUT端子に接続されている。また、NAND207の出力は、インバータ回路218Sの入力およびインバータ219Sの入力に接続されている。
本実施の形態においても、プリチャージパルス(レベルシフタLSxからの出力パルス)は2つの源パルス、すなわち、フリップフロップSR−FFaから出力されるパルスとフリップフロップSR−FFbから出力されるパルスとによって生成され、フリップフロップSR−FFaから出力されるパルスの立ち下がり(アクティブ化)によって始端が規定され、フリップフロップSR−FFbから出力されるパルスの立ち上がり(アクティブ化)によって終端が規定される。したがって、各源パルスの立ち上がり/立ち下り(アクティブ化)が急峻になる(戻りは鈍る)ようにシフトレジスタ204を構成しておけば、プリチャージパルスのパルス幅を高精度に設定することができる。したがって、トランジスタ特性のバラツキによってプリチャージ期間が短くなったり、プリチャージのタイミングがずれるといった問題を解消することができる。これにより、表示装置1の表示品位を向上させることが可能となる。
なお、シフトレジスタ204やバッファ220をそのままにして、パルス処理回路205を、図14のように構成しても構わない。すなわち、シフトレジスタ回路SRに対応して、1つのディレイ回路、2つのレベルシフタ、2入力のNORおよび2入力のNANDを設ける。例えばi番目のシフトレジスタ回路SRbに対応して、パルス処理回路205に、レベルシフタLSyと同一構成を有する2つのレベルシフタLSy1・LSy2、ディレイ回路206、NOR208およびNAND207を設ける。ディレイ回路206はインバータを4段縦統接続した構成であり、入・出力端子を各1つ有する。ここで、レベルシフタLSy1のIN端子は(i−1番目のシフトレジスタ回路SRaに設けられた)ナンドNADaの出力に接続され、レベルシフタLSy1のOUT端子は、ディレイ回路206の入力に接続される。該ディレイ回路206の出力はNOR208の一方の入力に接続される。レベルシフタLSy2のIN端子はi番目の(シフトレジスタ回路SRbに設けられた)フリップフロップSR−FFbの出力Qに接続され、レベルシフタLSy2のOUT端子はNOR208のもう一方の入力およびNAND207の一方の入力に接続される。さらに、NOR208の出力は、インバータ回路218Pの入力およびインバータ219Pの入力に接続されている。また、インバータ219Pの出力はNAND207のもう一方の入力に接続され、該NAND207の出力は、インバータ回路218Sの入力およびインバータ219Sの入力に接続されている。
この図14の構成においても、プリチャージパルス(NOR208からの出力パルス)は2つの源パルス、すなわち、フリップフロップSR−FFaから出力されるパルスとフリップフロップSR−FFbから出力されるパルスとによって生成され、フリップフロップSR−FFaから出力されるパルスの立ち下がり(アクティブ化)によって始端が規定され、フリップフロップSR−FFbから出力されるパルスの立ち上がり(アクティブ化)によって終端が規定される。したがって、各源パルスの立ち上がり/立ち下り(アクティブ化)が急峻になる(戻りは鈍る)ようにシフトレジスタ204を構成しておけば、プリチャージパルスのパルス幅を高精度に設定することができる。したがって、トランジスタ特性のバラツキによってプリチャージ期間が短くなったり、プリチャージのタイミングがずれるといった問題を解消することができる。これにより、表示装置1の表示品位を向上させることが可能となる。
なお、図14のレベルシフタLSy1・レベルシフタLSy2は、入力されたパルスの電位レベルをシフトするだけのものであるため、図14の構成からこのレベルシフタLSy1・LSy2を除き、図15のような構成をとることも可能である。
〔実施の形態4〕
図16は、本発明の実施の形態4に係るソースドライバの構成を示す回路図である。
同図に示されるように、ソースドライバ302は、シフトレジスタ304と、パルス処理回路305と、バッファ320とを備える。シフトレジスタ304は、多数のシフトレジスタ段(回路)SRを備えており、ここでは、i−1番目のシフトレジスタ回路SRa、i番目のシフトレジスタ回路SRb、i+1番目のシフトレジスタ回路SRcおよびi+2番目のシフトレジスタ回路SRdについて考える。各シフトレジスタ回路SRは、フリップフロップSR−FF、1つのインバータINVおよびスイッチSWを備える。フリップフロップSR−FFは、入力SB(セットバー)、リセットR、出力Q・QBを有するセットリセット型である。
ここで、各シフトレジスタ回路SRにおいては、スイッチSWの一方の導通端子が、奇数段・偶数段によってSCKあるいはSCKBに接続され、もう一方の導通端子(出力側)が自段のフリップフロップSR−FFの入力SBに接続されている。また、このフリップフロップSR−FFは、そのリセットRが2つ右のシフトレジスタ回路SRのQに接続され、そのQが右のシフトレジスタ回路SRに設けられたインバータINVに入力されている。なお、スイッチSWの2つの制御端子はインバータINVの入力および出力に接続される。
なお、シフトレジスタ回路SRaは、スイッチSWa、インバータINVaおよびフリップフロップSR−FFaを有し、シフトレジスタ回路SRbは、スイッチSWb、インバータINVbおよびフリップフロップSR−FFbを有し、シフトレジスタ回路SRcは、スイッチSWc、インバータINVcおよびフリップフロップSR−FFcを有し、シフトレジスタ回路SRdは、スイッチSWd、インバータINVdおよびフリップフロップSR−FFdを有する。
また、パルス処理回路305は、各シフトレジスタ回路SRに対応して、1つのディレイ回路、2つのレベルシフタおよび2入力のNANDを備え、バッファ320は、各シフトレジスタ回路SRに対応して、プリチャージ用バッファ回路BuPおよびサンプリング用バッファ回路BuSを備える。プリチャージ用バッファ回路BuPはプリチャージパルスを出力し、サンプリング用バッファ回路BuSはサンプリングパルスを出力する。なお、NANDは論理積否定を出力するものであるが、出力の極性は便宜上のものであり、一般に論理積を出力するものとして採用する回路である。
本ソースドライバ302においては、例えばi番目のシフトレジスタ回路SRbに対応して、パルス処理回路305に、レベルシフタLSx、レベルシフタLSy、ディレイ回路306、およびNAND307が設けられている。ディレイ回路306はインバータを4段縦統接続した構成であり、入・出力端子を各1つ有する。また、i番目のシフトレジスタ回路SRbに対応して、バッファ320に、プリチャージ用バッファ回路BuSとしてのインバータ回路318Pおよびインバータ319Pが設けられるとともに、サンプリング用バッファBuSとしてのインバータ回路318Sおよびインバータ319Sが設けられている。インバータ回路318Pおよびインバータ回路318Sはインバータを2段縦統接続した構成であり、各インバータ回路とも入・出力端子を各1つ有する。
ディレイ回路306の入力は、(i−1番目のシフトレジスタ回路SRaに設けられた)スイッチSWaの導通端子(出力側)に接続され、該ディレイ回路306の出力はレベルシフタLSxのINB端子に接続されている。また、フリップフロップSR−FFbの出力Qは、レベルシフタLSyのIN端子と、レベルシフタLSxのENB端子とに接続される。レベルシフタLSxのOUT端子は、インバータ回路318Pの入力およびインバータ319Pの入力に接続されている。また、インバータ319Pの出力はNAND307の一方の入力に接続され、該NAND307のもう一方の入力はレベルシフタLSyのOUT端子に接続されている。また、NAND307の出力は、インバータ回路318Sの入力およびインバータ319Sの入力に接続されている。
本実施の形態においても、プリチャージパルス(レベルシフタLSxからの出力パルス)は2つの源パルス、すなわち、フリップフロップSR−FFaから出力されるパルスとフリップフロップSR−FFbから出力されるパルスとによって生成され、フリップフロップSR−FFaから出力されるパルスの立ち下がり(アクティブ化)によって始端が規定され、フリップフロップSR−FFbから出力されるパルスの立ち上がり(アクティブ化)によって終端が規定される。したがって、各源パルスの立ち上がり/立ち下り(アクティブ化)が急峻になる(戻りは鈍る)ようにシフトレジスタ304を構成しておけば、プリチャージパルスのパルス幅を高精度に設定することができる。したがって、トランジスタ特性のバラツキによってプリチャージ期間が短くなったり、プリチャージのタイミングがずれるといった問題を解消することができる。これにより、表示装置1の表示品位を向上させることが可能となる。
なお、シフトレジスタ304やバッファ320をそのままにして、パルス処理回路305を、図17のように構成しても構わない。すなわち、シフトレジスタ回路SRに対応して、1つのディレイ回路、2つのレベルシフタ、2入力のNORおよび2入力のNANDを設ける。例えばi番目のシフトレジスタ回路SRbに対応して、パルス処理回路305に、レベルシフタLSyと同一構成を有する2つのレベルシフタLSy1・LSy2、ディレイ回路306、NOR308およびNAND307を設ける。ディレイ回路306はインバータを4段縦統接続した構成であり、入・出力端子を各1つ有する。ここで、レベルシフタLSy1のIN端子は(i−1番目のシフトレジスタ回路SRaに設けられた)スイッチSWaの導通端子(出力側)に接続され、レベルシフタLSy1のOUT端子は、ディレイ回路306の入力に接続される。該ディレイ回路306の出力はNOR308の一方の入力に接続される。レベルシフタLSy2のIN端子はi番目の(シフトレジスタ回路SRbに設けられた)フリップフロップSR−FFbの出力Qに接続され、レベルシフタLSy2のOUT端子はNOR308のもう一方の入力およびNAND307の一方の入力に接続される。さらに、NOR308の出力は、インバータ回路318Pの入力およびインバータ319Pの入力に接続されている。また、インバータ319Pの出力はNAND307のもう一方の入力に接続され、該NAND307の出力は、インバータ回路318Sの入力およびインバータ319Sの入力に接続されている。
この図17の構成においても、プリチャージパルス(NOR308からの出力パルス)は2つの源パルス、すなわち、フリップフロップSR−FFaから出力されるパルスとフリップフロップSR−FFbから出力されるパルスとによって生成され、フリップフロップSR−FFaから出力されるパルスの立ち下がり(アクティブ化)によって始端が規定され、フリップフロップSR−FFbから出力されるパルスの立ち上がり(アクティブ化)によって終端が規定される。したがって、各源パルスの立ち上がり/立ち下り(アクティブ化)が急峻になる(戻りは鈍る)ようにシフトレジスタ304を構成しておけば、プリチャージパルスのパルス幅を高精度に設定することができる。したがって、トランジスタ特性のバラツキによってプリチャージ期間が短くなったり、プリチャージのタイミングがずれるといった問題を解消することができる。これにより、表示装置1の表示品位を向上させることが可能となる。
なお、図17のレベルシフタLSy1・レベルシフタLSy2は、入力されたパルスの電位レベルをシフトするだけのものであるため、図17の構成からこのレベルシフタLSy1・LSy2を除き、図18のような構成をとることも可能である。
〔実施の形態5〕
図19は、本発明の実施の形態5に係るソースドライバの構成を示す回路図である。
同図に示されるように、ソースドライバ402は、シフトレジスタ404と、パルス処理回路405と、バッファ420とを備える。シフトレジスタ4は、多数のシフトレジスタ段(回路)SRを備えており、ここでは、i−1番目のシフトレジスタ回路SRa、i番目のシフトレジスタ回路SRb、i+1番目のシフトレジスタ回路SRcおよびi+2番目のシフトレジスタ回路SRdについて考える。各シフトレジスタ回路SRはフリップフロップSR−FFとレベルシフタLSを備える。レベルシフタLSは、EN端子がアクティブのときに取り込んだクロック(CK・CKB)をレベルシフトしてOUTBに出力する。また、フリップフロップSR−FFは、入力SB(セットバー)、リセットR、出力Q・QBを有するセットリセット型である。
ここで、各シフトレジスタ回路SRのフリップフロップSR−FFは、そのSBが自段のレベルシフタLSのOUTBに接続され、そのRが2つ右のシフトレジスタ回路SRのQに接続され、そのQが右のシフトレジスタ回路SRに設けられたレベルシフタLSのEN端子に接続されている。
なお、シフトレジスタ回路SRaはレベルシフタLSaおよびフリップフロップSR−FFaを有し、シフトレジスタ回路SRbはレベルシフタLSbおよびフリップフロップSR−FFbを有し、シフトレジスタ回路SRcはレベルシフタLScおよびフリップフロップSR−FFcを有し、シフトレジスタ回路SRdはレベルシフタLSdおよびフリップフロップSR−FFdを有する。
また、パルス処理回路405は、各シフトレジスタ回路SRに対応して、2つのディレイ回路、2つのレベルシフタ、2つのNOR(2入力)および1つのNAND(2入力)を備え、バッファ420は、各シフトレジスタ回路SRに対応して、プリチャージ用バッファ回路BuPおよびサンプリング用バッファ回路BuSを備える。プリチャージ用バッファ回路BuPはプリチャージパルスを出力し、サンプリング用バッファ回路BuSはサンプリングパルスを出力する。なお、NANDは論理積否定を出力するものであるが、出力の極性は便宜上のものであり、一般に論理積を出力するものとして採用する回路である。
本ソースドライバ402においては、例えばi番目のシフトレジスタ回路SRbに対応して、パルス処理回路405に、レベルシフタLSx、レベルシフタLSy、ディレイ回路406、ディレイ回路409、2つのNOR433・435およびNAND434が設けられている。ディレイ回路406はインバータを4段縦統接続した構成であり、ディレイ回路409はインバータを2段縦統接続した構成であり、各ディレイ回路とも入・出力端子を各1つ有する。また、i番目のシフトレジスタ回路SRbに対応して、バッファ420に、プリチャージ用バッファ回路BuSとしてのインバータ回路418Pおよびインバータ419Pが設けられるとともに、サンプリング用バッファBuSとしてのインバータ回路418Sおよびインバータ419Sが設けられている。インバータ回路418Pおよびインバータ回路418Sはインバータを2段縦統接続した構成であり、各インバータ回路とも入・出力端子を各1つ有する。
ディレイ回路406の入力は、(i−1番目のシフトレジスタ回路SRaに設けられた)レベルシフタLSaのOUTBに接続され、該ディレイ回路406の出力はNOR433の一方の入力に接続されている。i番目の(シフトレジスタ回路SRbに設けられた)フリップフロップSR−FFbの出力Qは、NOR433のもう一方の入力と、NAND434の一方の入力に接続されている。NOR433の出力は、インバータ回路418Pの入力およびインバータ419Pの入力に接続されている。また、インバータ419Pの出力はNAND434の一方の入力に接続され、該NAND434の出力はNOR435の一方の入力に接続されている。このNOR435のもう一方の入力はi+2番目の(シフトレジスタ回路SRdに設けられた)フリップフロップSR−FFdの出力Qに接続され、その(NOR435の)出力は、インバータ回路418Sの入力およびインバータ419Sの入力に接続されている。
図19に示すソースドライバの動作を、図2を用いて説明する。
まず、SCKがt1で「L」となると、レベルシフタLSaの出力端OUTBが「L(アクティブ)」となる(立ち下がる)。レベルシフタLSaの出力端OUTBが「L(アクティブ)」となると、これに遅延してディレイ回路406の出力も「L(アクティブ)」となる(立ち下がる)。この遅延はディレイ回路406による。ディレイ回路406の出力が「L(アクティブ)」となると、NOR433の一方の入力が「L」となるので、これに遅延してNOR433の出力が「H(アクティブ)」となる(立ち上がる)。このとき、NOR433からのプリチャージパルスの出力が開始する。このように、レベルシフタLSaの出力パルスは、プリチャージパルスを生成(始端を規定)するための源パルスとなる。
ついで、t2でSR−FFbの出力Qが「H(アクティブ)」となると、NOR433の一方の入力が「H」となるのでNOR433から「L」が出力される。このとき、NOR433からのプリチャージパルスの出力が終了する。このように、フリップフロップSR−FFbの出力パルスQ(i)は、プリチャージパルスを生成(終端を規定)するための源パルスとなる。
NOR433の出力が「L」に戻ると、インバータ回路419の出力は「H」に戻る。インバータ回路419の出力が「H」に戻ると、これに遅延してNAND434の出力が「L(アクティブ)」となる。これにより、NOR435の双方の入力(もう一方の入力はフリップフロップSR−FFdの出力Q)が「L」となり、NOR435の出力が「H(アクティブ)」となる。このとき、NOR435からのサンプリングパルスの出力が開始する。なお、NAND434を設けることで、プリチャージパルスとサンプリングパルスの間隔を確保することができる。
ついで、t3にフリップフロップSR−FFdの出力Qが「H」となると、NOR435の一方の入力が「H」となるので、NOR435の出力は「L」となる。このとき、NOR435からのサンプリングパルスの出力が終了する。
本実施の形態5によれば、プリチャージパルス(NOR433からの出力パルス)は2つの源パルス、すなわち、レベルシフタLSaから出力されるパルスとフリップフロップSR−FFbから出力されるパルスとによって生成され、レベルシフタLSaから出力されるパルスの立ち下がり(アクティブ化)によって始端が規定され、フリップフロップSR−FFbから出力されるパルスの立ち上がり(アクティブ化)によって終端が規定される。したがって、各源パルスの立ち上がり/立ち下り(アクティブ化)が急峻になる(戻りは鈍る)ようにしておけば、プリチャージパルスのパルス幅を高精度に設定することができる。したがって、トランジスタ特性のバラツキによってプリチャージ期間が短くなったり、プリチャージのタイミングがずれるといった問題を解消することができる。これにより、表示装置1の表示品位を向上させることが可能となる。
さらに、本実施の形態によれば、サンプリングパルス(NOR435からの出力パルス)は2つの源パルス、すなわち、フリップフロップSR−FFbから出力されるパルスとフリップフロップSR−FFdから出力されるパルスによって生成され、フリップフロップSR−FFbから出力されるパルスの立ち下がり(アクティブ化)によって始端が規定され、フリップフロップSR−FFdから出力されるパルスの立ち上がり(アクティブ化)によって終端が規定される。したがって、各源パルスの立ち上がり/立ち下り(アクティブ化)が急峻になる(戻りは鈍る)ようにしておけば、サンプリングパルスのパルス幅を高精度に設定することができる。これにより、トランジスタ特性のバラツキによってサンプリングパルスが遅延あるいはずれ過ぎて(サンプリング期間が延びてしまい)、サンプリングミスが発生する(次のデータを拾ってしまう、図20上側の図参照)といった問題を回避することができる。これにより、表示装置1の表示品位を向上させることが可能となる。
なお、上記のようにサンプリングパルスの始端・終端が迅速なタイミングで規定されることを前提にディレイ回路406を設計する(不要な場合は削除する)ことで、サンプリングパルスの幅(サンプリング期間)を所望の長さに精度良く設定することができる。
なお、NOR435は論理否定を出力するものであるが、出力極性は便宜上のものであり、一般的に論理和を出力するものとして採用する回路である。また、該論理回路への入力信号の極性の組み合わせによっては、論理和で出力する回路で代用することも可能である。
以上のように、本実施の形態では、トランジスタ特性のバラツキに起因するサンプリングパルス幅の過剰縮小を回避し、かつプリチャージパルスとサンプリングパルスが互いに重ならないパルスを容易に生成することが可能である。また、トランジスタ特性のバラツキに起因するプリチャージパルス幅の過剰縮小を回避し、かつi番目のプリチャージパルスとi+1番目のプリチャージパルスとが互いに重ならないパルスを容易に生成することが可能である。さらに、遅延除去回路(NOR435)を追加することで、サンプリングパルスの終端の過剰な遅延を除去することができるため、サンプリング誤動作も防止することが可能となる。
本発明に係る表示装置の駆動回路(ソースドライバ)は、モバイル機器の表示パネル、TVやモニター等の表示装置に広く応用可能である。
実施の形態1に係るソースドライバの動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態5に係るソースドライバの動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態1に係るソースドライバの構成を示す回路図である。 各実施の形態に係る表示装置の構成を示す回路図である。 (a)(b)は、レベルシフタの構成を示す回路図である。 (a)(b)は、レベルシフタの構成を示す回路図である。 実施の形態1に係るソースドライバの構成を示す回路図である。 実施の形態1に係るソースドライバの構成を示す回路図である。 実施の形態1に係るソースドライバの構成を示す回路図である。 実施の形態2に係るソースドライバの構成を示す回路図である。 実施の形態2に係るソースドライバの構成を示す回路図である。 実施の形態2に係るソースドライバの構成を示す回路図である。 実施の形態3に係るソースドライバの構成を示す回路図である。 実施の形態3に係るソースドライバの構成を示す回路図である。 実施の形態3に係るソースドライバの構成を示す回路図である。 実施の形態4に係るソースドライバの構成を示す回路図である。 実施の形態4に係るソースドライバの構成を示す回路図である。 実施の形態4に係るソースドライバの構成を示す回路図である。 実施の形態5に係るソースドライバの構成を示す回路図である。 図19のソースドライバの効果について説明するタイミングチャートである。 従来のソースドライバの構成を示す回路図である。 従来のソースドライバの問題点を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1 表示装置
2・102・202・302・402 ソースドライバ
4・104・204・304・404 シフトレジスタ
5・105・205・305・405 信号生成回路
6・106・206・306・406 ディレイ回路
7・107・207・307・434 NAND
20・120・220・320・420 信号生成回路
SR−FF (SR型)フリップフロップ
SRa〜SRd シフトレジスタ回路
LSa〜LSd レベルシフタ
LSx・LSy レベルシフタ
BuP BuS バッファ回路
30 サンプリングスイッチブロック

Claims (18)

  1. シフトレジスタと、該シフトレジスタで生成された第1および第2の出力パルス信号を用いて駆動用パルス信号を生成するパルス生成回路と、を備え、
    上記シフトレジスタは、上記各出力パルス信号のアクティブ化に伴うパルスの立ち上がりがその戻りより急峻になるか、あるいは上記各出力パルス信号のアクティブ化に伴うパルスの立ち下がりがその戻りより急峻になるように構成されており、
    上記駆動用パルス信号のパルス始端は、上記第1の出力パルス信号のアクティブ化に伴うパルスの立ち上がり又はアクティブ化に伴うパルスの立ち下がりによって規定され、
    該駆動用パルス信号のパルス終端は、上記第2の出力パルス信号のアクティブ化に伴うパルスの立ち上がり又はアクティブ化に伴うパルスの立ち下がりによって規定されることを特徴とする表示装置の駆動回路。
  2. シフトレジスタの各段に対応して駆動用パルス信号が生成され、
    各段に対応する駆動用パルス信号のパルス始端を規定する第1の出力パルス信号が自段あるいは自段より前の段で生成され、該駆動用パルス信号のパルス終端を規定する第2の出力パルス信号が自段あるいは自段より後の段で生成されることを特徴とする請求項記載の表示装置の駆動回路。
  3. 上記パルス生成回路に、制御端が第1電位であれば入力端から取り込んだパルスをレベルシフトして出力し、上記制御端が第2電位であれば一定電位の信号を出力するレベルシフタが備えられ、
    上記第1の出力パルス信号が上記入力端に入力されるとともに、上記第2の出力パルス信号が上記制御端に入力されることを特徴とする請求項記載の表示装置の駆動回路。
  4. 上記第1および第2の出力パルス信号がそれぞれ、ディレイ回路を介して上記入力端および制御端に入力されることを特徴とする請求項記載の表示装置の駆動回路。
  5. 上記パルス生成回路に論理回路が備えられ、
    上記第1および第2の出力パルス信号が上記論理回路に入力されることを特徴とする請求項記載の表示装置の駆動回路。
  6. 上記第1および第2の出力パルス信号がそれぞれ、入力信号をレベルシフトして出力するレベルシフタを介して上記論理回路に入力されることを特徴とする請求項記載の表示装置の駆動回路。
  7. 上記第1および第2の出力パルス信号がそれぞれ、ディレイ回路を介して上記論理回路に入力されることを特徴とする請求項記載の表示装置の駆動回路。
  8. 上記駆動用パルス信号はプリチャージパルス信号であり、
    該プリチャージパルス信号のパルス始端を規定する第1の出力パルス信号が、自段より前の段で生成され、該プリチャージパルス信号のパルス終端を規定する第2の出力パルス信号が、自段で生成されることを特徴とする請求項記載の表示装置の駆動回路。
  9. 上記駆動用パルス信号はサンプリングパルス信号であり、
    該サンプリングパルス信号のパルス始端を規定する第1の出力パルス信号が、自段で生成され、該サンプリングパルス信号のパルス終端を規定する第2の出力パルス信号が、自段より後の段で生成されることを特徴とする請求項記載の表示装置の駆動回路。
  10. シフトレジスタと、該シフトレジスタで生成された2つの出力パルス信号を用いてプリチャージパルス信号を生成するプリチャージパルス生成回路と、上記シフトレジスタで生成された2つの出力パルス信号を用いてサンプリングパルス信号を生成するサンプリングパルス生成回路と、を備え、
    上記シフトレジスタは、上記各出力パルス信号のアクティブ化に伴うパルスの立ち上がりがその戻りより急峻になるか、あるいは上記各出力パルス信号のアクティブ化に伴うパルスの立ち下がりがその戻りより急峻になるように構成されており、
    プリチャージパルス生成回路は、プリチャージパルス信号を生成するにあたって、一方の出力パルス信号のアクティブ化に伴うパルスの立ち上がり又はアクティブ化に伴う立ち下がりによってプリチャージパルス信号のパルス始端を規定するとともに、もう一方の出力パルス信号のアクティブ化に伴うパルスの立ち上がり又はアクティブ化に伴う立ち下がりによってプリチャージパルス信号のパルス終端を規定し、
    サンプリングパルス生成回路は、サンプリングパルス信号を生成するにあたって、一方の出力パルス信号のアクティブ化に伴うパルスの立ち上がり又はアクティブ化に伴う立ち下がりによってサンプリングパルス信号のパルス始端を規定するとともに、もう一方の出力パルス信号のアクティブ化に伴うパルスの立ち上がり又はアクティブ化に伴う立ち下がりによってサンプリングパルス信号のパルス終端を規定することを特徴とする表示装置の駆動回路。
  11. 上記プリチャージパルス生成回路に、制御端が第1電位であれば入力端から取り込んだパルスをレベルシフトして出力し、上記制御端が第2電位であれば一定電位の信号を出力するレベルシフタが設けられ、
    プリチャージパルス信号を生成する2つの出力パルス信号のうち一方が上記入力端に入力されるとともにもう一方が上記制御端に入力されていることを特徴とする請求項10記載の表示装置の駆動回路。
  12. 上記プリチャージパルス生成回路に論理回路が設けられ、プリチャージパルス信号を生成する2つの出力パルス信号が該論理回路に入力されていることを特徴とする請求項10記載の表示装置の駆動回路。
  13. 上記サンプリングパルス生成回路に論理回路が設けられ、サンプリングパルス信号を生成する2つの出力パルス信号が該論理回路に入力されていることを特徴とする請求項10記載の表示装置の駆動回路。
  14. シフトレジスタの各段に対応してプリチャージパルス信号およびサンプリングパルス信号が生成され、
    各段のプリチャージパルス信号のパルス始端を規定する出力パルス信号が、自段より前の段で生成され、該プリチャージパルス信号のパルス終端を規定する上記もう一方の出力パルス信号が、自段で生成され
    各段のサンプリングパルス信号のパルス始端を規定する上記一方の出力パルス信号が、自段で生成され、該サンプリングパルス信号のパルス終端を規定する上記もう一方の出力パルス信号が、自段より後の段で生成されること特徴とする請求項10記載の表示装置の駆動回路。
  15. 上記プリチャージパルス生成回路に第1NOR回路が設けられ、この第1NOR回路に、自段より前の段で生成された出力パルス信号と、自段で生成された出力パルス信号とが入力され、
    上記サンプリングパルス生成回路にNAND回路および第2NOR回路が設けられ、このNAND回路に、上記第1NOR回路の出力の反転パルスと自段で生成された出力パルス信号とが入力され、上記第2NOR回路に、上記NAND回路の出力と自段より後の段で生成された出力パルス信号とが入力されること特徴とする請求項14記載の表示装置の駆動回路。
  16. シフトレジスタと、該シフトレジスタで生成された第1および第2の出力パルス信号を用いて駆動用パルス信号を生成するパルス生成回路と、を備え、
    上記シフトレジスタは、上記各出力パルス信号のアクティブ化に伴うパルスの立ち上がりよりもその戻りの方が急峻になるか、あるいは上記各出力パルス信号のアクティブ化に伴うパルスの立ち下がりよりもその戻りの方が急峻になるように構成されており、
    該駆動用パルス信号のパルス始端が、第1の出力パルス信号のアクティブ化に伴う立ち上がり後の戻り又はアクティブ化による立ち下がり後の戻りによって規定され、
    該駆動用パルス信号のパルス終端が、第2の出力パルス信号のアクティブ化による立ち上がり後の戻り又はアクティブ化による立ち下がり後の戻りによって規定されることを特徴とする表示装置の駆動回路。
  17. シフトレジスタで生成された第1および第2の出力パルス信号を用いて駆動用パルス信号を生成するパルス生成方法であって、
    上記シフトレジスタが、上記各出力パルス信号のアクティブ化に伴うパルスの立ち上がりがその戻りより急峻になるか、あるいは上記各出力パルス信号のアクティブ化に伴うパルスの立ち下がりがその戻りより急峻になるような構成である場合に、
    該駆動用パルス信号のパルス始端を、第1の出力パルス信号のアクティブ化に伴うパルスの立ち上がり又はアクティブ化に伴うパルスの立ち下がりによって規定し、
    該駆動用パルス信号のパルス終端を、第2の出力パルス信号のアクティブ化に伴うパルスの立ち上がり又はアクティブ化に伴うパルスの立ち下がりによって規定することを特徴とするパルス生成方法。
  18. 請求項1から16のいずれか1項に記載の表示装置の駆動回路を備えることを特徴とする表示装置。
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