JP3853486B2 - 用紙搬送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、用紙搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
たとえば印刷機あるいは複写機等から送出された印刷後あるいは複写後の用紙を製本機等に搬送する場合、印刷機と製本機の処理速度の異なりを整合させる、あるいは用紙を集積する等の目的で印刷機から送出された用紙の速度を減速する用紙搬送装置が設置される場合がある。
【0003】
この場合の用紙搬送装置は、ベルトあるいはローラからなる用紙搬送手段と、印刷機から送出された用紙を搬入し用紙搬送手段上へガイドするガイド板と、用紙搬送手段上の用紙を用紙搬送手段に押圧する押圧ローラ装置とを備える他、ガイド板によりガイドされ用紙搬送手段上に載せられた後の用紙を用紙搬送手段に軽く押し当て、搬送時の用紙の浮き上がりや用紙の位置ずれ等を防止する押さえガイド板を用紙搬送手段に沿って配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように構成された用紙搬送装置で、ガイド部と押さえガイド部との間を屈曲してガイド板と押さえガイド板とを一体に帯状のガイドで構成されたものがある。この場合ガイド部の寸法は、用紙の大きさにより変更する必要があり、ガイド部の寸法の異なる複数のガイドを用意し、用紙の大きさに応じて交換するか、あるいはガイド部の基部に複数の固定用の孔を形成し、用紙の大きさに応じてその孔を選択して付け代えるようにされている。
【0005】
しかし、このように用紙の大きさに応じてガイドの交換あるいは付け代えでは、特に用紙の大きさが頻繁に変わるような場合には、ガイドの交換あるいは付け代えも頻繁となり、そのために多くの手間を要して煩わしいばかりでなく、押さえガイド部の寸法を調整できないという問題がある。
【0006】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、ガイド板と押さえガイド板とを一体に形成した帯状のガイドを用紙の大きさに応じてガイド部の寸法を容易に変更することができるとともに、押さえガイド部の寸法の調整を図ることのできる用紙搬送装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、用紙搬送手段で形成される用紙搬送路と、一端が前記用紙搬送路の用紙搬入口部の機枠に固定され用紙搬入口部から搬入される用紙を前記用紙搬送路上へ案内するとともに、前記用紙搬送路で搬送する用紙を上面から前記用紙搬送路へ押さえる前記用紙搬送路に沿って延びる帯状のガイドと、前記用紙搬送路の用紙搬送方向および逆方向に移動可能にされ、前記用紙搬送路を搬送する用紙を前記用紙搬送手段へ押圧する押圧ローラ装置とを備えてなる用紙搬送装置において、前記押圧ローラ装置に前記帯状のガイドを前記用紙搬送路上へ屈曲させる摺動可能の係合部を設け、前記押圧ローラ装置の移動により前記帯状のガイドの屈曲位置を変更してなることを特徴とする。
【0008】
本発明では、用紙の大きさに応じて用紙搬送手段に沿って移動させて位置決めされる押圧ローラ装置に、帯状のガイドを係合する係合部を設け、この係合部で帯状のガイドを屈曲してガイド部と押さえガイド部が形成される。したがって、用紙の大きさに応じて押圧ローラ装置を移動すると、その移動にともなって帯状のガイドのガイド部の寸法と押さえガイド部の寸法が設定され、用紙の大きさに応じた帯状のガイドの交換あるいは付け代え手間が省け、また、押圧ローラ装置の移動調整で帯状のガイドの押さえガイド部の寸法を調整することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態に係る用紙搬送装置の構成を示す斜視図、図2〜図5は図1の用紙搬送装置の動作を説明するための図で、図2はサイズの小さい用紙の押さえ状態を示す概略斜視図、図3はサイズの小さい用紙の押さえ時の概略側面、図4はサイズの大きい用紙の押さえ状態を示す概略斜視図、図5はサイズの大きい用紙の押さえ時の概略側面である。
【0010】
図1において、1は用紙を搬送する用紙搬送手段を形成する搬送ベルト、2は搬送ベルト1を周回駆動するモータ、3は押圧ローラ装置、4は搬送ベルト1に沿って配置され、一端基部が用紙搬入口部の図示しない機枠に固定された支持金具6に取り付けられた金属あるいは合成樹脂等により帯板状に形成された帯状のガイド、5は帯状のガイド4が当接する位置に搬送ベルト1とほぼ同一平面上に位置して搬送ベルト1に沿って配置された当て板、7a,7bは用紙搬入口部に配置され、用紙を間で挟んで搬入する一対のローラ、8は一端が図示しない駆動モータに連結された送りねじ軸、9は押圧ローラ装置3の搬送ベルト1に沿う移動をガイドするガイド棒である。
【0011】
押圧ローラ装置3は、下向きほぼコ字状に形成された枠体3aと、この枠体3aに軸支され、搬送ベルト1と対向し搬送ベルト1上の用紙を搬送ベルト1に押圧するローラ3bと、帯状のガイド4を挿通する挿通孔3eが形成された支持板3cおよび挿通孔3eよりも下方に食立された帯状のガイド4を当接する突起3dとからなる帯状のガイド4を摺動可能に係合する係合部を備えて構成され、送りねじ軸8と螺合させて搬送ベルト1上に配置されている。
【0012】
一端基部が支持金具6に固定された帯状のガイド4は、支持板3cの挿通孔3eを通し支持板3cの突起3dの斜め下に当接して斜め下方に屈曲される。屈曲された先の帯状のガイド4の押さえガイド部4bは当て板5に軽く当接する。ローラ3bから帯状のガイド4の保持体6の固定部までが搬入される用紙を搬送ベルト1上にガイドするガイド部4aとなり、ローラ3bから搬送方向下流側の自由端部まで搬送ベルト1上の用紙を軽く押圧する押さえガイド部4bとなる。
【0013】
このように構成された用紙搬送装置は、たとえば印刷機と製本機の間あるいは用紙綴機の前段に配置され、搬入されてくる用紙の大きさに応じて送りねじ軸8を回転駆動し、押圧ローラ装置3を移動させて用紙の大きさに応じた位置に位置決め固定する。たとえば図2および図3に示すように、用紙10がA5版のようにサイズの小さい用紙(図2では用紙が2つ折りにされている。)であるとき、送りねじ軸8を時計方向に回転駆動し、押圧ローラ装置3を搬入口側方向に移動させて固定する。
【0014】
これは、搬入された用紙10をそのままの姿勢で搬送ベルト1上に載せて、ローラ3bでその用紙10を搬送ベルト1に押圧して安定させるためで、搬入口からローラ3bまでの距離が用紙10の大きさよりも長すぎると用紙10の姿勢が乱れるので、これを防ぐことによるものである。この押圧ローラ装置3の移動により帯状のガイド4の曲げ位置が代えられ、帯状のガイド4のガイド部4aの寸法も同時に短くされ、このガイド部4aに用紙10の上側のみが当てられて抵抗なくローラ3bまでガイドされて搬送ベルト1に置かれる。
【0015】
この場合、搬送ベルト1の速度は搬入されてくる用紙10の速度よりも遅く設定、つまり用紙搬送装置の後段の処理時間に合わせて遅く設定されており、搬送ベルト1上の用紙10は一部重ねられた状態に集積され、搬送ベルト1上の用紙10を帯状のガイド4の押さえガイド部4bで軽く搬送ベルト1に押し当てて次ぎの工程に搬送される。
【0016】
また、たとえば図4および図5に示すように、用紙10がA3版のようにサイズの大きい用紙(図4の例も用紙が2つ折りにされている。)であるとき、送りねじ軸8を反時計方向に回転駆動し、押圧ローラ装置3を搬入口から遠ざかる方向に移動させて固定する。
【0017】
この押圧ローラ装置3の移動により帯状のガイド4の曲げ位置が代えられ、帯状のガイド4のガイド部4aの寸法も同時に長くされ、このガイド部4aにガイドされて用紙10はその姿勢を保持して搬送ベルト1に置かれる。この場合も、搬送ベルト1の速度は搬入されてくる用紙10の速度よりも遅く設定されており、搬送ベルト1上の用紙10は一部重ねられた状態に集積され、搬送ベルト1上の用紙10を帯状のガイド4の押さえガイド部4bで軽く搬送ベルト1に押し当てて次ぎの工程に搬送される。
【0018】
なお、上記実施の形態では、押圧ローラ装置3に形成された帯状のガイド4を屈曲する摺動可能に係合する係合部が、支持板3cおよび突起3dとにより構成され、簡単化されているが、帯状のガイド4を屈曲するガイド板あるいはガイド溝に形成されてもよい。また用紙搬送手段は搬送ローラであってもよい。
【0019】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、搬送する用紙の大きさに応じて押圧ローラ装置を移動すると、その移動とともに帯状のガイドのガイド部の寸法が設定され、用紙の大きさに伴う帯状のガイドのガイド部の寸法設定が簡単となり、また、押圧ローラ装置の移動調整で帯状のガイドの押さえガイド部の寸法を自由に調整することができ、取り扱いの簡便な用紙搬送装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る用紙搬送装置の構成を示す斜視図である。
【図2】実施の形態の小サイズ用紙の押さえ状態を示す概略斜視図である。
【図3】実施の形態の小サイズ用紙の押さえ時の概略側面である。
【図4】実施の形態の大サイズ用紙の押さえ状態を示す概略斜視図である。
【図5】実施の形態の大サイズ用紙の押さえ時の概略側面である。
【符号の説明】
1 搬送ベルト
2 モータ
3 押圧ローラ装置
3a 枠体
3b ローラ
3c 支持板
3d 突起
3e 挿通孔
4 帯状のガイド
4a ガイド部
4b 押さえガイド部
5 当て板
7a,7b 一対の搬入ローラ
8 送りねじ軸
9 ガイド棒
Claims (1)
- 用紙搬送手段で形成される用紙搬送路と、一端が前記用紙搬送路の用紙搬入口部の機枠に固定され用紙搬入口部から搬入される用紙を前記用紙搬送路上へ案内するとともに、前記用紙搬送路で搬送する用紙を上面から前記用紙搬送路へ押さえる前記用紙搬送路に沿って延びる帯状のガイドと、前記用紙搬送路の用紙搬送方向および逆方向に移動可能にされ、前記用紙搬送路を搬送する用紙を前記用紙搬送手段へ押圧する押圧ローラ装置とを備えてなる用紙搬送装置において、前記押圧ローラ装置に前記帯状のガイドを前記用紙搬送路上へ屈曲させる摺動可能の係合部を設け、前記押圧ローラ装置の移動により前記帯状のガイドの屈曲位置を変更してなることを特徴とする用紙搬送装置。
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JP30142697A JP3853486B2 (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | 用紙搬送装置 |
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- 1997-09-25 JP JP30142697A patent/JP3853486B2/ja not_active Expired - Fee Related
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