JP2003189026A - 画像形成装置、その制御方法、及びその制御プログラムを格納したコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

画像形成装置、その制御方法、及びその制御プログラムを格納したコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体

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JP2003189026A
JP2003189026A JP2001382463A JP2001382463A JP2003189026A JP 2003189026 A JP2003189026 A JP 2003189026A JP 2001382463 A JP2001382463 A JP 2001382463A JP 2001382463 A JP2001382463 A JP 2001382463A JP 2003189026 A JP2003189026 A JP 2003189026A
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JP2001382463A
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Masahiro Serizawa
雅弘 芹澤
Yoshito Chori
嘉人 長利
Nobuo Sekiguchi
信夫 関口
Akinobu Nishikata
彰信 西方
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿束の各原稿の画像を順次普通紙にプリン
トしながら、予め設定されたタブ紙の挿入位置になる毎
に、見出しの画像をタブ紙のタブにプリントするタブ合
紙モードの複写を行う画像形成装置でタブ紙挿入位置と
見出しの設定を簡便に行えるようにする。 【解決手段】 タブ合紙モード且つタブ情報紙モードで
原稿束の複写を行なう場合、原稿の画像を読み込み(S
1403)、原稿がタブ情報紙ならば、それに記載され
た見出しとタブ紙挿入位置の情報を認識し記憶する(S
1404,5)。原稿が仕切り紙ならば、それが原稿束
の何枚目かという挿入位置をタブ紙挿入位置として記憶
する(S1406,7)。仕切り紙が挿入されていた場
合は、プリントフェーズでタブ情報紙から認識した見出
しの情報は用いるが、タブ紙挿入位置の情報は用いず、
仕切り紙によるタブ紙挿入位置の情報を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置、特
に、普通のプリント用紙に画像をプリントできるととも
に、タブ紙のタブに見出しの画像をプリントできるよう
に構成された画像形成装置、その制御方法、及びその制
御プログラムを格納したコンピュータにより読み取り可
能な記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機あるいはプリンタなどの画
像形成装置において、定型サイズの普通のプリント用紙
(以下、普通紙という)に画像をプリントできるととも
に、側縁の一部にタブが突出して形成されたタブ紙の前
記タブに見出しの画像をプリントできるように構成され
た装置が知られている。さらに、このような装置におい
て、タブ紙のタブへ見出しの画像をプリントすることだ
けを行なうタブ紙作成モードのプリントと共に、原稿束
の各原稿の画像を読み取って順次1枚ずつ普通紙にプリ
ントしながら、予め設定されたタブ紙の挿入位置に対応
するプリント枚数順になる毎に、見出しの画像をタブ紙
のタブにプリントするタブ合紙モードでの複写を行なえ
るようにした装置が知られている。このタブ合紙モード
の複写により、原稿の画像をプリントされた普通紙の束
内で予め設定されたタブ紙の挿入位置に、タブに見出し
の画像をプリントされたタブ紙が挿入され、見出し付
け、章分けを行った書類が作成される。
【0003】このタブ合紙モードの複写では、予め、タ
ブにプリントする見出しの情報を入力して設定するとと
もに、プリントされる用紙の何枚目にタブ紙を挿入する
かというタブ紙の挿入位置も設定する必要があるが、そ
のために2つの方法が採用されている。第1の方法は、
装置の操作部から見出しとタブ紙の挿入位置の情報を手
入力して設定する方法である。第2の方法は、見出しと
タブ紙の挿入位置の情報を記載したタブ情報紙を作成し
て原稿束に添付し、タブ情報紙の画像を原稿の画像とと
もに読み込み、タブ情報紙の記載内容を認識して見出し
とタブ紙の挿入位置の情報を設定する方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
第1の手入力による方法では、操作者が予め原稿の束を
チェックして、タブ紙の挿入位置を何枚目にするかをメ
モするなどしておいて手入力する必要があり、煩わし
い。また、タブ紙の挿入位置とともに見出しの情報も手
入力するので、タブ紙挿入位置と見出しの設定に時間が
かかり、その間、装置が占有されてしまい、効率的でな
い。
【0005】また、第2のタブ情報紙を用いる方法で
は、タブ情報紙を作成するために手間と時間がかかるも
のの、一度作成してしまえば、それを用いた見出しとタ
ブ紙挿入位置の情報の設定は自動的に、ごく短時間でな
され、その設定のために装置が長時間占有されることは
ない。
【0006】しかし、あるタブ合紙モードの複写ジョブ
のために作成したタブ情報紙は、他のタブ合紙モードの
複写ジョブでタブ紙挿入位置あるいは見出しが1箇所で
も異なれば流用できず、新たにタブ情報紙を作成しなけ
ればならず、効率的でないという問題がある。
【0007】そこで本発明の課題は、タブ合紙モードで
の複写を行なえる画像形成装置において、上述のような
問題を解消し、タブ合紙モードでの原稿束の複写を行な
う場合に、タブ紙の挿入位置ないし見出しの情報の設定
を簡便に効率的に行なえるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明によれば、原稿の画像を読み取る画像読み取
り手段と、見出しの情報を入力する見出し入力手段と、
入力された見出しの情報を記憶する見出し記憶手段を有
し、前記画像読み取り手段にセットされた原稿束の各原
稿の画像を読み取って順次1枚ずつ普通のプリント用紙
にプリントしながら、予め設定されたタブ紙の挿入位置
に対応するプリント枚数順になる毎に、前記見出し記憶
手段に記憶された見出しの画像をタブ紙のタブにプリン
トするタブ合紙モードの複写を行なえるように構成され
た画像形成装置であって、前記画像読み取り手段にセッ
トされた原稿束中に仕切り紙が挿入されている場合に該
仕切り紙を識別する識別手段と、該識別手段により識別
された仕切り紙の前記原稿束中の枚数順の挿入位置の情
報を記憶する挿入位置記憶手段と、前記タブ合紙モード
で前記仕切り紙が挿入された原稿束の複写を行なう場合
に、前記原稿束の各原稿の画像を順次1枚ずつ普通のプ
リント用紙にプリントしながら、前記挿入位置記憶手段
に記憶された仕切り紙の挿入位置に対応するプリント枚
数順になる毎に、前記見出しの画像をタブ紙のタブにプ
リントするように制御する制御手段を有する構成を採用
した。
【0009】さらに、前記タブ合紙モードであって、前
記見出しの情報とタブ紙の挿入位置の情報を記載したタ
ブ情報紙を使用するタブ情報紙モードを有すると共に、
前記見出し入力手段として、前記タブ情報紙に記載され
た前記見出しの情報とタブ紙の挿入位置の情報を認識し
て入力するタブ情報紙認識手段を有し、前記制御手段
は、前記タブ合紙モード且つタブ情報紙モードで、前記
仕切り紙が挿入された原稿束の複写を行なう場合に、前
記原稿束の各原稿の画像を順次1枚ずつ普通のプリント
用紙にプリントしながら、前記挿入位置記憶手段に記憶
された仕切り紙の挿入位置に対応するプリント枚数順に
なる毎に、前記タブ情報紙認識手段により入力されて前
記見出し記憶手段に記憶された見出しの画像をタブ紙の
タブにプリントするように制御する構成を採用した。
【0010】さらに、前記制御手段は、前記タブ合紙モ
ード且つタブ情報紙モードで、前記仕切り紙が挿入され
ていない原稿束の複写を行なう場合に、前記原稿束の各
原稿の画像を順次1枚ずつ普通のプリント用紙にプリン
トしながら、前記タブ情報紙認識手段により入力された
タブ紙の挿入位置に対応するプリント枚数順になる毎
に、前記タブ情報紙認識手段により入力された見出しの
画像をタブ紙のタブにプリントするように制御する構成
を採用した。
【0011】さらに、前記タブ合紙モードでの原稿束の
複写時にタブ情報紙を作成することを指示する指示手段
と、前記タブ合紙モードでの原稿束の複写を行なう場
合、前記指示手段による指示に応じて、前記複写のプリ
ントが終了した後に、前記複写で使用した見出しとタブ
紙の挿入位置の情報の画像をプリント用紙にプリントし
てタブ情報紙を作成するように制御する制御手段を有す
る構成を採用した。
【0012】また、これらの構成に対応する画像形成装
置の制御方法、及びその制御プログラムを格納したコン
ピュータにより読み取り可能な記憶媒体の構成を採用し
た。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を説明する。
【0014】まず図1は、本発明の実施形態に係る画像
形成装置の機械的構成を説明する概略的な断面図であ
る。この装置は複写機能、プリンタ機能及びファクシミ
リ機能を有している。
【0015】図1において、画像形成装置本体100上
にはDF(自動原稿搬送装置)180が搭載されてお
り、その原稿置き台181上にセットされた不図示の原
稿束から最上層の1枚の原稿が給紙ローラ182により
分離され、原稿給紙ローラ164により、本体100の
上面の原稿載置台としてのプラテンガラス101上に搬
送される。その原稿は、スキャナ102によりスキャン
された後、原稿排紙台183上に排出されるか、もしく
は原稿置き台181上に戻される。
【0016】スキャナ102は、原稿照明ランプ103
や走査ミラー104等で構成され、不図示のモータによ
って図中で左右方向に往復移動し、プラテンガラス10
1上の原稿を走査する。この走査により、原稿からの反
射光による画像が走査ミラー104〜106とレンズ1
08を介してイメージセンサであるCCDセンサ109
上に結像されることで、原稿の画像が電気信号に変換さ
れる。なお、これら符号101〜109の各部材により
原稿の画像を読み取るリーダ部1が構成される。
【0017】次に、本体100内には、画像をプリント
用紙(以下、用紙と略す)にプリントするプリンタ部2
(図3〜5参照)を構成する以下の各部材が設けられて
いる。
【0018】まず120はレーザ出力部やポリゴンスキ
ャナ等で構成された露光制御部であり、レーザ光129
を画像形成部126の感光体ドラム110に照射する。
レーザ光129は、CCDセンサ109から出力された
電気信号に対して後述する所定の画像処理を行った結果
の画像信号に基づいて変調されている。
【0019】画像形成部126において、感光体ドラム
110の周囲には、一次帯電器112,現像器121,
転写帯電器118,分離帯電器119,クリーニング装
置116,前露光ランプ114が設けられている。感光
体ドラム110は不図示のモータにより図中の矢印方向
に回転駆動されており、一次帯電器112により所望の
電位に帯電された後、露光制御部120からレーザ光1
29が照射され、ドラム上に原稿の画像に対応した静電
潜像が形成される。その静電潜像は、現像器121によ
りトナー像として現像されて可視化される。
【0020】一方、上段カセット131ないし下段カセ
ット132からピックアップローラ133ないし134
により用紙が1枚ずつ送り出され、給紙ローラ135な
いし136により送られ、経路160を通った後、レジ
ストローラ137により感光体ドラム110に給送さ
れ、感光体ドラム110上に形成されていたトナー像が
転写帯電器118により用紙に転写される。
【0021】転写後の感光体ドラム110では、クリー
ニング装置116により残留トナーが清掃され、前露光
ランプ114により残留電荷が消去される。
【0022】転写後の用紙は、分離帯電気器119によ
り感光体ドラム110から分離され、搬送ベルト130
により図中で左方向に搬送される。さらに用紙上のトナ
ー画像が定着前帯電器139,140により再帯電され
た後、定着器141において加圧、加熱されることで用
紙上に定着される。定着の済んだ用紙は、排出ローラ1
42により本体100外に排出される。
【0023】本体100には、例えば4000枚程度の
用紙を収納し得る給紙デッキ150が装備されている。
給紙デッキ150のリフタ151は、給紙ローラ152
に用紙が常に当接するよう、用紙の量に応じて上昇する
ようになっている。
【0024】また、100枚程度の用紙をセット可能な
マルチ手差し153も装備されている。このマルチ手差
し153は、用紙として定型サイズの普通紙をセットす
ることができるとともにタブ紙をセットすることもでき
るものとする。上段カセット131ないし下段カセット
132も同様のものとしてもよい。こうしてある給紙部
にタブ紙をセットし、他の給紙部に普通紙をセットして
画像形成部126に対して普通紙またはタブ紙を択一的
に給紙し、後述するタブ合紙モードの複写を行なえるも
のとする。
【0025】一方、154は排紙フラッパであり、用紙
の搬送経路を排紙側の経路と、下側の両面記録側ないし
多重記録側の経路に切り換える。排紙ローラ142から
送り出された用紙は、この排紙フラッパ154が上方に
上げられている際には両面記録側ないし多重記録側の経
路に搬送される。両面記録の際には、排紙ローラ142
から送り出された片面のトナー像の定着が済んだ用紙が
反転パス155を介して裏返された後、下搬送パス15
8を通って再給紙トレイ156に導かれる。
【0026】また、157は、用紙の搬送経路を両面記
録の経路と多重記録の経路に切り換える多重フラッパで
あり、これを左方向に倒すことにより、用紙が反転パス
155を介さず直接に下搬送パス158に導かれ、多重
記録が可能となる。159は経路160を通じて用紙を
画像形成部126側に給紙する給紙ローラである。
【0027】161は、排紙フラッパ154の近傍に配
置された排出ローラであり、排紙フラッパ154が排出
側に切り換えられている状態(上方に上げられていない
状態)では、排紙ローラ142から送り出された用紙を
本体100外に排出する。
【0028】前述のように、両面記録(両面複写)や多
重記録(多重複写)時には、排紙フラッパ154を上方
に上げて、定着済みの用紙を下搬送パス158を介して
再給紙トレイ156に送る。
【0029】再給紙トレイ156上に送られ積載された
用紙は、下から一枚ずつ給紙ローラ159により分離さ
れ、経路160を介してレジストローラ137に導かれ
る。
【0030】用紙の表裏を反転させて本体100から排
出するときには、排紙フラッパ154を上方に上げ、多
重フラッパ157を右方向へ倒し、排出する用紙を一度
反転パス155側へ送り込み、用紙の後端が第1の送り
ローラ162を通過したタイミングで反転ローラ163
によって第2の送りローラ162a側に搬送し、排出ロ
ーラ161によって用紙を本体100外に排出する。
【0031】本体100の排紙側には、本体100から
排出された用紙を揃えて綴じる排紙処理装置190が連
結される。後述する操作部172において、ソート、ス
テイプル等の排紙束後処理動作が設定されていなかった
場合には、用紙は搬送路194を通り、処理トレイ19
3を介さずに排紙トレイ191上に排出される。
【0032】一方、操作部172により排紙束後処理動
作が設定されている場合には、搬送路195を通って1
枚毎に排紙されてくる用紙を、処理トレイ193におい
て積載し、揃える。そして、1部分の複数枚のプリント
された用紙の排出が終了すると、その用紙束はステイプ
ルされ、排紙トレイ191または排紙トレイ192上に
束で排出される。
【0033】なお、排紙束後処理動作が設定されている
場合は、基本的に排紙トレイ192に対して用紙の束を
排出するが、排紙トレイ192が満載状態であるなどの
条件によっては排出先を排紙トレイ191に切り換える
よう制御する。排紙トレイ191,192は不図示のモ
ータで上下に移動され、プリント動作開始前に、一方が
処理トレイ193の位置に来るように移動させられる。
【0034】次に、図2は、本実施形態の画像形成装置
の制御部の構成を説明するブロック図である。
【0035】図2に示す制御部5の構成において、17
1は、画像形成装置全体の制御を行うCPUであり、そ
の制御プログラムが書き込まれたROM174、CPU
171が各種処理を行うためのワークエリアとして用い
られるRAM175、および入出力ポート173が、ア
ドレスバス、データバスにより接続されている。RAM
175の一部の領域は装置の電源がオフされてもデータ
が消去されないバックアップRAMとなっており、後述
する見出しの情報などのタブ合紙モードの設定内容の情
報の保存が可能となっている。入出力ポート173に
は、CPU171が制御する画像形成装置の各機構の図
示していない駆動源のモータやクラッチ等の各種負荷装
置や、用紙や原稿の位置や有無などを検知する不図示の
各種センサが接続されている。
【0036】CPU171は、ROM174の制御プロ
グラムに従って入出力ポート173を介して順次入出力
の制御を行い、画像形成(プリント)処理を実行する。
また、CPU171には操作部172が接続されてお
り、CPU171は操作部172の表示手段とキー入力
手段を制御する。使用者(操作者)はキー入力手段を介
して画像形成動作モードや、表示の切り替えをCPU1
71に指示し、CPU171は表示手段に画像形成装置
の動作状態や、キー入力によって設定された動作モード
等の表示を行わせる。
【0037】さらにCPU171には、CCDセンサ1
09が出力する原稿の画像に対応した電気信号を処理す
る画像処理部170と、その処理結果の画像データを蓄
積する画像メモリ部3とが接続されている。
【0038】なお、図2には示していないが、後述する
図3及び図4に示すように、画像処理部170には、用
紙に画像をプリントする図1で前述した構成からなるプ
リンタ部2が接続され、さらに画像メモリ部3には外部
I/F(インターフェース)処理部4が接続される。外
部I/F処理部4は、ネットワークを介して不図示の外
部のコンピュータとの間で画像データなどのデータ通信
を行なったり、ファクシミリ通信を行なったりするため
のものである。さらに、後述する図5に示すように、画
像メモリ部3には原稿の画像を読み取る図1で前述した
構成からなるリーダ部1が接続される。
【0039】次に、図3〜図6を参照して、画像処理部
170、画像メモリ部3、外部I/F処理部4、操作部
172の順にそれぞれの詳細を説明する。
【0040】まず画像処理部170について図3により
説明する。図3は、画像処理部170の内部と周辺の構
成を示すブロック図である。
【0041】この構成において、原稿のスキャンで読み
取った画像をプリントする際の処理の流れを説明する
と、まず先述のようにCCDセンサ109上に結像され
た原稿の画像は、CCDセンサ109によりアナログ電
気信号に変換される。その電気信号は、画像処理部17
0のアナログ信号処理部300に入力されてサンプル&
ホールド、ダークレベルの補正処理等を施された後に、
A/D・SH処理部301でアナログ・デジタル変換さ
れ、更に、デジタル化された信号に対してシェーディン
グ補正が行われる。シェーディング補正では、CCDセ
ンサ109が持つ画素ごとのばらつきに対する補正、及
び原稿照明ランプ103の配光特性に基づく位置による
光量のばらつきに対する補正を行う。
【0042】その後、RGBライン間補正部302にお
いてRGBライン間補正を行う。ある時点でCCDセン
サ109のRGB各受光部に入力した光は、原稿上では
RGB各受光部の位置関係に応じてずれているために、
ここでRGB信号間の同期をとる。
【0043】その後、入力マスキング部303で入力マ
スキング処理を行い、デジタル信号の輝度データから濃
度データへの変換を行う。CCDセンサ109から出力
されたままのRGB値はCCDセンサ109に取り付け
られた色フィルタの影響を受けているため、その影響を
補正して純粋なRGB値に変換する。
【0044】その後、上記の処理により得られた画像デ
ータは変倍部304において所望の変倍率で変倍処理さ
れた後、画像メモリ部3に送られて格納される。
【0045】また、画像メモリ部3には外部I/F処理
部4を介して不図示の外部のコンピュータからの画像デ
ータも入力され、格納される。
【0046】画像メモリ部3に蓄積した画像データをプ
リントする際には、画像メモリ部3から画像データをγ
補正部305に送る。γ補正部305では、操作部17
2で設定された濃度値に応じた出力にするために、プリ
ンタ部2の特性を考慮したルックアップテーブル(LU
T)に基づいて、元の画像データの濃度データを所望の
出力濃度に対応した濃度データに変換する。
【0047】その後、濃度データは二値化部306に送
られる。二値化部306では多値の濃度データの二値化
を行う。多値の濃度データ、例えば8ビットの濃度デー
タであれば、濃度値は「0」から「255」の間のいず
れかの値を取るが、二値化することにより、濃度値は例
えば「0」あるいは「255」の2つだけとなる。つま
りある画素の濃度を表すために8ビットのデータが必要
だったのに対し、二値化することにより1ビットのデー
タ量で済むようになる。これにより画像データを格納す
るためのメモリ容量は縮小される。ただしその一方で、
画像の階調性は元の256階調から2階調へと変化する
ため、写真画像のような中間調の多い画像データでは、
画像を二値化することにより、その画像は一般には著し
く劣化するといわれる。
【0048】そこで二値化データによる疑似的な中間調
の表現が重要となる。ここでは二値のデータで疑似的に
中間調表現を行う手法として誤差拡散法を用いる。この
方法では、ある画像の濃度がある閾値より大きい場合に
は「255」の濃度データであるとし、ある閾値以下で
ある場合には「0」の濃度データであるとして二値化し
た後、実際の濃度データと二値化された濃度データとの
差分を誤差信号として求め、周辺の画素に配分する。誤
差の配分は、予め定められたマトリクス上の重み係数
を、二値化によって生じる誤差に対して掛け合わせ、周
辺の画素に加算することによって行う。これによって、
画像全体での濃度平均値は保存され、中間調を疑似的に
二値で表現することができる。
【0049】二値化された濃度データはプリンタ部2に
あるスムージング部307に送られる。スムージング部
307では、二値化した画像の線の端部が滑らかになる
ように画像データ(濃度データ)の補完を行い、補完が
行われた画像データはプリンタ部2の露光制御部120
へ出力される。露光制御部120は、前述のように画像
データに基づいて変調したレーザ光を感光体ドラム11
0に照射し、画像データに対応した静電潜像を感光体1
10上に形成する。以下、前述のようにしてプリンタ部
2で画像が用紙にプリントされる。
【0050】次に、原稿のスキャンにより読み取った画
像をネットワーク経由で外部のコンピュータに転送する
際の処理の流れを説明するが、前半部分の画像メモリ部
3に画像データを蓄積するところまでは上述のプリント
時の処理の流れと同じである。その後、画像メモリ部3
から外部I/F処理部4に画像データを送り、外部I/
F処理部4からネットワークを経由して所望のコンピュ
ータに送る。
【0051】次に、画像メモリ部3について図4により
説明する。図4は、画像メモリ部3の内部と周辺の構成
を示すブロック図である。
【0052】画像メモリ部3は、ページメモリ401,
メモリコントローラ402,圧縮/伸長部403,ハー
ドディスク404から構成される。
【0053】外部I/F処理部4あるいは画像処理部1
70から画像メモリ部3に送られてきた画像データは、
メモリコントローラ402によりページメモリ401に
書き込まれ、その後、プリントのために画像処理部17
0を介してプリンタ部2に送られるか、あるいは、ハー
ドディスク404に蓄積される。ハードディスク404
に画像データを蓄積する際には、画像データは圧縮/伸
長部403においてデータ圧縮され、圧縮データとして
ハードディスク404に書き込まれる。
【0054】また、メモリコントローラ402はハード
ディスク404に格納されている画像データのページメ
モリ401への読み出しも行う。その際には、ハードデ
ィスク404から読み出した圧縮データを圧縮/伸長部
403を介して伸長し、復元した画像データをページメ
モリ401に書き込む。またメモリコントローラ402
は、DRAMからなるページメモリ401をリフレッシ
ュするDRAMリフレッシュ信号を発生する。また、外
部I/F処理部4、画像処理部170、及びハードディ
スク404からページメモリ401へのアクセスの調停
を行う。更に、CPU171の指示に従い、ページメモ
リ401への書き込みアドレス、ページメモリ401か
らの読み出しアドレス、読み出し方向などの決定制御を
行う。
【0055】これらの処理により、CPU171は、ペ
ージメモリ401上において複数ページの原稿画像を並
べてレイアウトを行ったうえで、画像処理部170を介
してプリンタ部2に出力する機能や、画像の一部分のみ
切り出して出力する機能や、画像回転を行う機能を制御
することが可能となる。
【0056】また、例えばソートモードに関しては、あ
る原稿束の画像データに関して画像メモリ部3に書き込
まれた順で画像データを読み出してプリントする制御を
複数回繰り返して実行する。このような制御を行うこと
より、本実施形態での排紙処理装置190のような少数
のビンしか持たないフィニッシャにおいても、ビンが多
数あるソータと同じ役割を果たすことができる。
【0057】次に、図5により外部I/F処理部4につ
いて説明する。図5は外部I/F処理部4の内部と周辺
の構成を示すブロック図である。
【0058】外部I/F処理部4は、画像メモリ部3を
介して、リーダ部1からの原稿の画像データを取り込
み、ネットワークあるいは電話回線を介して外部のコン
ピュータ11や不図示のファクシミリに画像データを送
信する。また、外部のコンピュータ11あるいはファク
シミリからネットワークあるいは電話回線を介して送信
されてきた画像データを受信し、画像メモリ部3(と画
像処理部170)を介してプリンタ部2へ出力してプリ
ントさせる。
【0059】外部I/F処理部4は、コア部506、フ
ァクシミリ部501、ファクシミリ部501の通信する
画像データを保存するハードディスク502、外部コン
ピュータ11と接続するコンピュータI/F部503、
フォーマッタ部504、及びイメージメモリ部505か
ら構成される。
【0060】ファクシミリ部501は、不図示のモデム
を介して電話回線に接続されており、電話回線からのフ
ァクシミリ通信データの受信と、電話回線へのファクシ
ミリ通信データの送信を行う。ファクシミリ部501で
は、ハードディスク502に保存されたファクス用の画
像データを利用して、指定された時間にファクス送信を
行うことや、あるいは相手からの指定パスワードによる
問い合わせに応じて画像データを送信するなどのファク
シミリ機能を実現する。これにより、一度リーダ部1か
ら画像メモリ部3を介してファクシミリ部501に画像
データを送り、ハードディスク502に保存した後は、
リーダ部1と画像メモリ部3をファクシミリ機能に使う
ことなしに、ファクス送信を行うことができる。
【0061】コンピュータI/F部503は、外部コン
ピュータ11とのデータ通信を行うインターフェイス部
であり、LAN(ローカルエリアネットワーク)I/
F、シリアルI/F、SCSI−I/F、プリンタのデ
ータ入力用のセントロI/Fなどを有する。このコンピ
ュータI/F部503を介して、プリンタ部2やリーダ
部1の状態が外部コンピュータ11に通知される。ある
いは外部コンピュータ11からの指示に応じて、リーダ
部1で読み取った画像データを外部コンピュータ11へ
転送する。
【0062】また、コンピュータI/F部503は外部
コンピュータ11からプリント用の画像データを受信す
る。その際には、外部コンピュータ11から受け取るプ
リント用の画像データは専用のプリンタコードで記述さ
れているため、フォーマッタ部504においてプリンタ
部2でプリントできるラスタイメージデータに変換す
る。そのラスタイメージデータはフォーマッタ部504
によりイメージメモリ部505上に展開される。
【0063】一方、コンピュータI/F部503を介し
て外部コンピュータ11に画像データを送信する際に
は、フォーマッタ部504は、画像メモリ部3から送ら
れてきたプリント画像データに対して、イメージメモリ
部505上で、濃度変換及び外部コンピュータ11で認
識可能な画像フォーマットへの変換を行う。
【0064】イメージメモリ部505は、上記のように
フォーマッタ部504のラスタイメージデータを展開す
るメモリとして使用されるほか、リーダ部1からの画像
データを外部コンピュータ11に送る(ネットワークス
キャナ機能)場合にも使用される。すなわち、リーダ部
1からの画像データをコンピュータI/F部503を介
して外部コンピュータ11に送る場合には、画像メモリ
部3から送られる画像データをイメージメモリ部505
に一度展開し、ここで外部コンピュータ11に送るデー
タの形式に変換したうえで、コンピュータI/F部50
3から外部コンピュータ11に送信する。
【0065】コア部506は、ファクシミリ部501、
コンピュータI/F部503、フォーマッタ部504、
イメージメモリ部505、画像メモリ部3の相互間で行
われるデータ転送のそれぞれを制御、管理する。これに
より、外部I/F処理部4に複数の画像出力部が接続さ
れていても、また画像メモリ部3からの画像データ転送
路が一つであっても、コア部506の管理のもと排他制
御、優先度制御が行われるため、画像出力は適切に行わ
れる。
【0066】次に、操作部172について、その外観を
示す図6の上面図により説明する。
【0067】図6において、601は電源のオン/オフ
状態を示すパワーランプであり、パワースイッチ602
による電源のオン/オフの切り替えに応じて点灯/消灯
する。
【0068】603はテンキーであり、プリント枚数の
設定やモード設定の数値入力に使用する。また、ファク
シミリ設定画面では、電話番号の入力に使用する。ある
いは後述するソフトキーボード画面では数字の入力に使
用する。
【0069】604はクリアキーであり、テンキー入力
による数値設定のクリアに使用する。
【0070】605はリセットキーであり、プリント枚
数、動作モード、あるいは選択給紙段等の設定をデフォ
ルトの設定に戻すためのものである。
【0071】606はスタートキーであり、このスター
トキー606の押下により、プリント動作やスキャン動
作を開始する。スタートキー606内の中央部にはスタ
ート可能か否かを示す例えば赤色と緑色のLEDが設け
られ、スタートできない場合は赤色のLED、スタート
可能な場合には緑色のLEDが点灯される。
【0072】607はストップキーであり、複写動作や
スキャン動作を停止するために使用する。
【0073】608は液晶表示器などで構成される表示
パネルであり、詳細なモード設定を容易にするために、
設定モードに応じて表示内容が変化させられる。また、
表示パネル608の表面はタッチパネルになっており、
使用者(操作者)が表示パネル608の表示内容に応じ
た特定領域に触れることで入力を行うソフトキー機能を
実現している。
【0074】609はガイドキーであり、このキーが押
下された後に、他のキーが押下されることにより、その
キーにより設定できる機能の説明が表示パネル608に
表示される。その表示は再度ガイドキー609が押下さ
れることで消去される。
【0075】610はユーザ設定キーであり、このキー
が押下されると画像形成装置の設定をユーザが変更する
ための表示が表示パネル608に表示される。ユーザが
変更できる設定項目としては、例えば、リセットキー6
05が押下された場合に戻されるデフォルトの状態の設
定や、装置が放置された状態で自動的に設定をデフォル
ト状態に戻すまでの時間の設定等がある。
【0076】611は暗証キーであり、装置の使用を例
えば部門別に管理している場合には、テンキー603に
より部門番号/暗証番号を入力した後に暗証キー611
を押すことで番号が確定して入力され、入力された暗証
番号が登録されていた場合に装置の使用が可能とされ
る。あるいは装置の使用後に再度暗証キー611が押さ
れることにより、装置が暗証番号の入力待ち状態にさ
れ、次に暗証番号が入力されるまで装置が使用不可の状
態とされる。
【0077】612は節電キーであり、装置が使用可能
状態であった場合に節電キー612が押されることによ
り、表示パネル608の表示を消す、リーダ部1あるい
はプリンタ部2への通電を止める等の節電状態に移行す
る。節電状態からは節電キー612の再押下により復帰
する。
【0078】613は通信/メモリ状態を示すLEDで
あり、外部I/F処理部4が外部からデータを受信して
いる状態、あるいは、送信ジョブにおいて外部I/F処
理部4が外部にデータを送信している状態において、点
滅する。また外部I/F処理部4からのデータを画像メ
モリ部3内のハードディスク404に書き込んでいる状
態においては点灯する。
【0079】614はエラー指示用のLEDであり、装
置に異常が発生した場合に点滅する。
【0080】615は割込みキーであり、このキーがプ
リント動作中に押下されることにより、そのプリント動
作を中止させ、DF180を使用しないモードでコピー
を行うことを可能にする。割り込み状態で再度割込みキ
ー615が押されることにより、中止されていた元のプ
リント動作が再開される。
【0081】次に、表示パネル608に表示される設定
画面上で行なわれるコピー(複写)のタブ合紙モードの
設定について図7〜図11により説明する。
【0082】図7は、装置の初期状態で表示パネル60
8に表示される基本画面であってコピーの基本設定画面
の例を示している。まず801は用紙を給紙する給紙段
の選択キーであり、このキーを押下すると、カセット1
31,132、デッキ150、マルチ手差し153のい
ずれから給紙を行うかを設定するための画面が表示パネ
ル608に表示される。
【0083】802,803は複写倍率を設定するキー
であり、キー802の押下により複写倍率が100%に
設定され、キー803の押下により所望の複写倍率を設
定するための画面が表示パネル608に表示される。
【0084】804は応用モードの設定キーであり、こ
のキーを押下すると、後述の図8に示す、タブ合紙モー
ド(インデックス紙モード)、とじ代作成モード、縮小
レイアウトモード等の応用モードを選択して設定するた
めの応用モード画面が表示パネル608に表示され、応
用モードを選択して設定することができる。
【0085】キー805は両面動作の設定キーであり、
これにより例えば片面原稿から両面出力を行う「片−両
モード」、両面原稿から両面出力を行う「両−両モー
ド」、両面原稿から2枚の片面出力を行う「両−片モー
ド」という3種類の両面モードの選択設定を行なえる。
ここでは「片−両モード」が設定されている状態を示し
ている。
【0086】806はソートキーであり、このキーの押
下で排紙処理装置190の動作モードの設定や、画像メ
モリ部3を用いた出力紙の仕分けモードの設定を行なえ
る。ここでは、排紙処理装置190の動作モードは特に
設定されていない状態を示している。また、ここではソ
ートキー806は網掛け処理されている。これは、表示
パネル608内のキーに対応したモードが設定できない
場合の表示であり、表示の線を、点線(網掛け)にする
ことで、そのキーが操作できないことを表す。
【0087】807,808,809,810は複写時
の画像濃度を設定するためのキーである。キー807の
押下により複写時の画像濃度は段階的に薄くなる。これ
に対してキー809の押下により複写時の画像濃度は段
階的に濃くなる。また自動濃度キー808を押下するこ
とにより複写時の画像濃度が自動的に最適になるように
調整される。810は原稿タイプの設定キーであり、原
稿のタイプが文字原稿であるか、写真原稿であるか、あ
るいは文字と写真が混在した原稿であるかを設定するこ
とにより、画像処理部170のγ補正部305における
濃度変換時のLUTを切り換えることで、原稿のタイプ
のそれぞれに適した濃度変換を行うことができる。
【0088】811は情報表示部であり、複写動作で設
定された内容や、現在の動作状態が表示される。ここで
は、現在複写動作が可能なスタンバイ状態であることを
示している。
【0089】812もまた情報表示部であるが、こちら
は他の機能、モードの動作状態を一行で表示できる範囲
で表示する。ここではプリンタ部2の出力動作中である
ことを示している。
【0090】応用モードキー804の横には、ユーザに
より変更可能なキー813,814があり、応用モード
の設定画面で設定できる機能のキーを最大2つまで、こ
こに登録することができる。応用モードの設定キーをこ
こに表示することで、その登録したモードの設定をより
容易に行うことができる。ここでは「縮小レイアウト」
「拡大レイアウト」という2つの応用機能をキー81
3,814に割り当てている。
【0091】また、815,816は表示パネル608
の表示内容を切り替えるためのキーである。キー815
を押した状態がこの図7の状態であり、キー816を押
すことにより、ファクシミリ部501を使ったファクシ
ミリ送信、あるいは外部I/F処理部4を使った外部コ
ンピュータ11への画像データ送信モードの設定画面
(不図示)に切り替わる。
【0092】また、817はシステム状況の表示キーで
あり、その押下により、表示部811,812で表示さ
れる情報よりも詳細な装置の状態に関する情報が表示パ
ネル608上に表示される。
【0093】以上のような表示のコピーの基本設定画面
上において、応用モードキー804を押下することによ
り、表示パネル608の表示は図8のコピーの応用モー
ド画面に切り替わる。この応用モード画面から図7の基
本設定画面に戻るためにはキー902を押下する。ま
た、図8の応用モード画面において、インデックス紙キ
ー901を押下することにより、図9ないし図11に示
すようなコピーのタブ合紙モード(インデックス紙モー
ド)の設定画面が表示される。
【0094】タブ合紙モードには、タブ紙の挿入位置の
設定方法によるモードとして、先述したタブ情報紙を用
いるタブ情報紙モード、仕切り紙を用いる仕切り紙モー
ド、及び操作部172からの手入力で設定する手入力モ
ードがあり、図9は仕切り紙モードの設定画面を示し、
図11はタブ情報紙モードの設定画面を示している。手
入力モードの設定画面は図示を省略している。これらの
設定画面で共通に表示されるタブ情報紙モードの選択キ
ー1001、仕切り紙モードの選択キー1002及び手
入力モードの選択キー1003(図9参照)のいずれか
を選択して押すことにより、設定画面の表示が選択され
たモードの設定画面に切り換えられる。なお、最初はデ
フォルトで設定されたモード(例えばタブ情報紙モー
ド)の設定画面が表示される。
【0095】各モードを説明すると、まず仕切り紙モー
ドは、本発明に係るモードであり、このモードでは、使
用者は、原稿束中で所望のタブ紙挿入位置に対応する区
切りの位置に、仕切り紙として白紙ないし色紙の普通
紙、すなわち全体が一色で空白の普通紙を挿入し、画像
形成装置は原稿の画像の読み取り時に仕切り紙を識別し
て仕切り紙の原稿束中の枚数順の挿入位置をタブ紙の挿
入位置として記憶し、それに基づいてプリント時にタブ
紙の挿入を制御する。また各タブの見出しの情報を予め
操作部172から入力してRAM175に記憶してお
き、プリント時にそれを用いてタブ紙のタブに見出しの
画像をプリントする。
【0096】また、タブ情報紙モードでは、使用者がタ
ブ紙の挿入位置および各タブの見出しの情報を記入した
タブ情報紙を原稿束の1枚目にセットし、画像形成装置
はタブ情報紙の画像を読み取ってタブ情報紙に記載され
たタブ紙の挿入位置および各タブの見出しの情報を認識
し、それに基づきタブ紙の挿入位置および各タブの見出
しの画像のプリントを制御する。
【0097】ただし、従来と異なる本発明に係る点とし
て、使用者が原稿束中で所望のタブ紙挿入位置に対応す
る区切りの位置に仕切り紙を挿入していた場合には、画
像形成装置は仕切り紙を識別して、タブ情報紙から得ら
れたタブ紙挿入位置の情報を破棄する。そして、仕切り
紙の原稿束中の枚数順の挿入位置をタブ紙の挿入位置と
して記憶し、それに基づいてプリント時にタブ紙の挿入
を制御する。なお、タブ情報紙から得られた見出しの情
報は、破棄せず、これを用いて見出しの画像をプリント
する。
【0098】手入力モードは、従来の技術で先述したよ
うに、使用者がタブ紙の挿入位置および各タブの見出し
の情報を操作部172を用いて手入力で設定するモード
であり、画像形成装置は入力された情報に基づいてタブ
紙の挿入位置を制御し、見出しの画像のプリントを行な
う。
【0099】次に、仕切り紙モードの設定の詳細につい
て、図9及び図10により説明する。
【0100】図9に示す仕切り紙モードの設定画面にお
いて、キー1004は、見出しの情報を入力して設定す
る際に、その見出しをプリントするタブを選択する(実
際には、タブ位置が順次ずれる所定の順序で給紙される
タブ紙の何番目かのタブ紙を選択する)ためのキーであ
る。ここではタブ01が選択された状態を示している。
画面内に表示されていないタブを選択するためには矢印
キー1005,1006で表示されているタブを切り替
える。
【0101】選択されたタブのために見出しの情報が既
に入力されて設定されていれば、表示エリア1007に
表示される。見出しの情報を新たに入力する場合、或い
は表示されている既に設定されている見出しを修正する
場合はキー1008を押下する。キー1008の押下に
より図10に示すキーボード画面が表示される。
【0102】図10において、1101は文字キーおよ
び操作キーからなり、編集エリア1102への見出しの
情報の文字列の入力および文字列の編集を行うためのソ
フトキーボードである。1103は編集する見出しを切
り替える(見出しの対象となるタブを切り替える)ため
のキーであり、その押下により、見出しの情報が既に設
定されていれば、その一覧が表示される。編集エリア1
102に入力された見出しの情報の文字列は、次に述べ
る確定キー1104の押下以外にキー1103で見出し
を切り替えることによっても確定される。したがって、
キー1103を使用して編集する見出しを切り替えるこ
とにより、一つの見出しの情報を設定するごとに図9の
仕切り紙モードの設定画面に戻ることなく、全ての見出
しの設定が可能となる。
【0103】また、1104は確定キーであり、これを
押下すると、入力された見出しの情報が確定され、図9
の設定画面に戻り、その表示内容が更新される。なお、
確定された見出しの情報はRAM175に記憶される。
また、1106はキャンセルキーであり、これを押下す
ると、編集エリア1102の内容を反映させないまま図
9の設定画面に戻る。
【0104】また、図9の仕切り紙モードの設定画面に
おいて、1009は見出しセットの呼び出しキーであ
る。見出しセットとは、一連の複数のタブにプリントす
る複数の見出しの情報を1セットにまとめたものであ
る。本実施形態では見出しセットを例えば3セットまで
RAM175のバックアップRAM部に記憶して保存す
ることができるものとする。
【0105】また、キー1010は、設定した一連の複
数の見出しの情報を見出しセットとして保存するための
キーである。これにより記憶した見出しセットは呼び出
しキー1009を押下することで呼び出しが可能であ
り、呼び出した見出しセットは、そのまま利用すること
もできるが、キー1008を押下して図10のキーボー
ド画面で編集することができるため、既存の見出しセッ
トを一部変更して再利用することも容易に可能となって
いる。
【0106】また、チェックボックス1013は、タブ
情報紙を作成するかどうかを設定するものである。これ
を図示のようにチェックした状態でタブ合紙モードかつ
仕切り紙モードでのコピーを実行すると、コピーの終了
後に、そのコピーでプリントした見出しの情報(コピー
前に入力され設定された見出しの情報)とタブ紙の挿入
位置の情報(原稿束への仕切り紙の挿入位置の情報)の
画像を普通紙にプリントしてタブ情報紙を作成する(後
述する図15のステップS1510)。これにより、同
じ条件(同じ見出しとタブ挿入位置)でタブ合紙モード
でのコピーを再度行なう場合は、上記の作成したタブ情
報紙を原稿束に添付してタブ情報紙モードでコピーを行
なえばよく、簡単にコピーを行なうことができる。
【0107】上記のような仕切り紙モードの設定はOK
キー1011の押下で確定され、表示パネル608の表
示は図8の応用モード画面に戻る。
【0108】また、キャンセルキー1012を押下した
場合には、仕切り紙モードの設定内容を破棄して図8の
応用モード画面に戻る。
【0109】以上の各キーにより仕切り紙モードの設定
を行なうことができる。
【0110】次に、タブ情報紙モードの設定の詳細につ
いて図11により説明する。なお、図11に示すタブ情
報紙モードの設定画面において、図9の仕切り紙モード
の設定画面と機能が異なる部分だけ説明する。
【0111】図11のタブ情報紙モードの設定画面にお
いて、まずキー1201はタブ情報紙の読み込みキーで
ある。このキーを押下することにより、装置はDF18
0あるいはプラテンガラス101上に置かれたタブ情報
紙の画像を読み込み、その画像からタブ情報紙に記載さ
れたタブ情報(見出しとタブ紙挿入位置の情報)を認識
する。タブ情報紙の読み込みは、原稿束の先頭にタブ情
報紙を添付しておくことにより、タブ合紙モードの複写
の実行時に読み込ませることが可能であるが、その実行
前にタブ情報紙1枚だけ読み込んでもよい。認識したタ
ブ情報は表示エリア1202に表示される。
【0112】認識して入力されたタブ情報を修正、変更
する際には、修正キー1203を押下することにより、
前述の図10のキーボード画面が表示され、その画面上
でタブ情報を修正、変更することができる。
【0113】表示エリア1202には1つのタブのタブ
情報が表示されるが、そのタブ毎の表示はタブキー12
04により切り替えられる。所望のタブのタブ情報が表
示エリア1202に表示されていない場合には、矢印キ
ー1205、1206で表示を切り替える。
【0114】また、キー1207は、1枚のタブ情報紙
から読み込んだ1セットのタブ情報をRAM175に保
存するためのキーである。本実施形態では、例えば3セ
ットのタブ情報をRAM175に保存できるものとす
る。保存したタブ情報はメモリキー1208でRAM1
75から呼び出すことができる。
【0115】1209はプリントキーであり、呼び出し
た1セットのタブ情報をプリントする際に押下する。
【0116】以上の各キーによりタブ情報紙モードの設
定を行なうことができる。なお、手入力モードの設定に
ついては説明を省略する。
【0117】次に、タブ情報紙について、その一例を示
す図12により説明する。
【0118】図12において、タブ情報紙1300の4
隅にプリントされたマーク1301は、このタブ情報紙
1300からタブ情報を読み取る際の記載情報の位置決
めのための指標である。装置は、このマーク1301に
基づいて2方の側縁部にプリントされたバーコード13
02を探し、バーコード1302の位置に基づいてタブ
情報紙1300の上下を識別する。またバーコード13
02のパターンから、原稿がタブ情報紙であること、お
よび図12のタブ情報紙であればタブ5つ分のタブ情報
が記載されていることが識別できるようになっている。
【0119】また、装置は、マーク1301とバーコー
ド1302の位置からタブ情報の記載位置を判別する。
【0120】1303はタブ紙の挿入位置を示すマーク
である。装置は、このマーク1303を読み取って、使
用者が指示してきた何ページの前というタブ紙挿入位置
のページ番号を判別し、画像をプリントする際には、判
別したページ番号の直前に対応するプリント枚数順にな
る毎にタブ紙を給送し、そのタブ紙のタブにプリントす
る。
【0121】また、1304は見出しの情報の記入エリ
アである。本実施形態においては、この記入エリア13
04に見出しの情報の文字列がプリントされているもの
とし、装置は、その文字列の画像データを読み取り、タ
ブ紙のタブにプリントする。
【0122】このようなタブ情報紙を用いて、タブ合紙
モードであってタブ情報紙モードの複写を行なうことが
できる。
【0123】次に、本実施形態の本発明に係る動作とし
て、タブ合紙モードでの複写動作について図13〜15
により説明する。図13〜15は、その動作を制御する
CPU171の制御手順を示すフローチャート図であ
り、その制御手順に対応した制御プログラムがROM1
74に格納され、CPU171により実行される。RO
M174は本発明に係る画像形成装置の制御プログラム
を格納したコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体
の実施形態に相当する。
【0124】図13は、タブ合紙モードでの複写動作の
制御手順におけるメインルーチンを示している。
【0125】最初のステップS701では、装置の使用
者(操作者)の操作による操作部172からの入力によ
りタブ合紙モードの設定を行なう。すなわち、使用者
は、操作部172の表示パネル608の設定画面上で前
述のようにタブ合紙モードでタブ情報紙モード、仕切り
紙モード、あるいは手入力モードの設定を行なう。な
お、タブ情報紙モードを選択する場合は、設定の前に、
原稿束の先頭にタブ情報紙を添付して原稿束をDF18
0にセットしておくが、そのタブ情報紙の見出しの情報
だけ利用してタブ紙挿入位置の情報を利用しない場合
は、原稿束において所望のタブ紙挿入位置に対応する位
置に仕切り紙を挿入しておく。また、仕切り紙モードの
場合も原稿束において所望のタブ紙挿入位置に対応する
位置に仕切り紙を挿入して原稿束をDF180にセット
しておく。
【0126】タブ情報紙モード、仕切り紙モード、ある
いは手入力モードの設定が終了したらステップS702
に進む。
【0127】ステップS702では、現在設定されてい
るモードがタブ情報紙モードか否か判定し、タブ情報紙
モードであればステップS703に進む。
【0128】ステップS703では、原稿束の各原稿の
画像の読み込みを行う。その詳細は後述するが、ここで
原稿束にタブ情報紙が添付されていれば、それに記載さ
れた見出しとタブ紙挿入位置の画像が読み取られて、そ
の情報がCPU171により自動的に認識される。ま
た、原稿束に仕切り紙が挿入されていれば、その画像が
読み取られてCPU171により仕切り紙が識別され、
原稿束中の仕切り紙の挿入位置がタブ紙挿入位置として
記憶される。なお、タブ情報紙が添付され、且つ仕切り
紙が挿入されていた場合には、タブ情報紙から認識され
た情報の内で見出しの情報は記憶されるが、タブ紙挿入
位置の情報は破棄され、仕切り紙の挿入位置の情報がタ
ブ紙挿入位置の情報として記憶される。
【0129】なお、通常のコピー動作であれば、一連の
原稿の読み込み動作が継続している間に、読み込みが完
了した原稿の画像のプリント動作を並行して行なうこと
が可能である。しかし、このステップS703の段階
で、原稿束中に仕切り紙が挿入されていれば、それを識
別してタブ紙の挿入位置を自動認識するので、次に給紙
すべき用紙が普通紙かタブ紙かの判断が原稿を読み込ん
でみないと明らかにならない。このため、原稿読み込み
とプリントの並行処理は不可能ではないが効率的ではな
い。そこで本実施形態では、ステップS703で一旦全
ての原稿の画像を読み込み、仕切り紙が挿入されている
場合にその挿入位置に応じたタブ紙の挿入位置の全てを
プリント開始前に予め明確にしておくことで、普通紙と
タブ紙の給紙段切り替えタイミングを予測し、最適な給
紙間隔で給紙/プリントすることができるようにする。
【0130】また原稿の読み込みフェーズを独立して行
なうことにより、後述のように、使用者に対して、自動
認識されたタブ紙の挿入位置が正しいかどうかをプリン
ト動作を開始する前に確認させることが可能になる。
【0131】次に、ステップS704において、ステッ
プS703の原稿読み込みフェーズで読み込まれた原稿
束の画像中にタブ情報紙の画像があったか否か判定し、
タブ情報紙モードに設定されているのにもかかわらずタ
ブ情報紙がなかった場合には、エラーとしてステップS
701に戻る。そうでなければステップS705に進
む。
【0132】ステップS705では、ステップS703
の原稿読み込みフェーズ中に仕切り紙が識別されたか否
かを判定し、識別されなかった場合には、ステップS7
06の設定確認/編集フェーズに進む。
【0133】ステップS706の設定確認/編集フェー
ズにおいては、タブ情報紙に記載されたタブ紙挿入位置
と見出しの情報の自動認識結果を表示パネル608に表
示し、使用者に認識結果の設定内容の誤りがないかチェ
ックさせ、誤りがあった場合もしくは変更したい項目が
あった場合には操作部172からの入力で設定内容の修
正ないし変更を行なわせる。
【0134】その後、ステップS707において、使用
者がタブ紙挿入位置と見出しの情報の設定内容を確認し
てOKの入力を行なえば、ステップS708の画像プリ
ントフェーズで原稿の画像と見出しの画像のプリントを
行なうが、その詳細は後述する。プリント動作が終了し
たらタブ合紙モードの処理を終了する。
【0135】また、ステップS707で設定内容の確認
結果がOKでなかった場合には、ステップS701に戻
って、タブ合紙モードの設定をやり直す。
【0136】一方、ステップS705の判定で仕切り紙
が識別されていた場合には、ステップS709の見出し
確認/編集フェーズに進み、使用者の操作入力に応じ
て、タブ紙に記載された見出しの情報の自動認識結果お
よび仕切り紙の識別に基づくタブ紙挿入位置の自動認識
結果を表示パネル608に表示し、使用者にその設定内
容に誤りがないかチェックさせ、誤りがあった場合もし
くは変更したい項目があった場合には設定内容の修正な
いし変更を行わせる。
【0137】その後、ステップS710において、使用
者がタブ紙挿入位置と見出しの情報の設定内容を確認し
てOKの入力を行なえば、ステップS708の画像プリ
ントフェーズで原稿の画像と見出しの画像のプリントを
行なう。また、ステップS707で設定内容の確認結果
がOKでなかった場合にはステップS701に戻る。
【0138】一方、ステップS702のモードの判定で
タブ情報紙モードでなかった場合には、ステップS71
1に進み、現在設定されているモードが仕切り紙モード
か否か判定し、仕切り紙モードであればステップS71
2に進む。
【0139】ステップS712では、使用者が操作部1
72の操作により先述した表示パネル608の画面上で
見出しの情報を入力し、設定する。
【0140】その設定が終了したらステップS713の
原稿読み込みフェーズに進み、原稿束の各原稿の画像の
読み込みを行う。その詳細は後述するが、ここで原稿束
に挿入されている仕切り紙の画像も読み込まれ、仕切り
紙が識別され、原稿束中の仕切り紙の挿入位置がタブ紙
挿入位置として記憶される。なお、ここでは、ステップ
S703におけるのと同じ理由により、ステップS71
3で一旦全ての原稿を読み込み、仕切り紙の挿入位置に
応じたタブ紙の挿入位置の全てをプリント開始前に予め
明確にしておく。
【0141】ステップS713の原稿読み込みフェーズ
が終了したら、ステップS714に進み、ステップS7
13で仕切り紙の識別結果に基づいて記憶したタブ紙挿
入位置の情報を表示パネル608に表示し、使用者にタ
ブ紙挿入位置の情報に誤りがないかチェックさせ、誤り
があった場合もしくは変更したい項目があった場合には
設定内容の修正ないし変更を行わせる。
【0142】その後、ステップS715において、使用
者がタブ紙挿入位置の情報の内容を確認してOKの入力
を行なえば、ステップS708の画像プリントフェーズ
で原稿の画像と見出しの画像のプリントを行なう。ま
た、ステップS715で設定内容の確認結果がOKでな
かった場合にはステップS701に戻る。
【0143】一方、ステップS711において、仕切り
紙モードでないと判断された場合、すなわち手入力モー
ドに設定されていた場合には、ステップS716の手入
力設定フェーズに進み、使用者が、操作部172からの
手入力によりタブ紙挿入位置と見出しの情報の設定を行
なう。続いてステップS717のコピーフェーズで原稿
の画像の読み込みとプリントを行い、その後、処理を終
了する。プリント時には、設定されたタブ紙挿入位置に
対応するプリント枚数順になるごとにタブ紙を給送し、
そのタブに設定された見出しの画像をプリントする。な
お、このステップS717のコピーフェーズにおいて
は、その前のステップS716の手入力設定フェーズに
より、既にタブ紙挿入位置が明らかになっているため、
原稿の読み取りとプリントは並行して行なうことができ
る。
【0144】次に、図14は、図13のステップS70
3におけるタブ情報紙モードでの画像読み込みフェーズ
の制御手順の詳細を示すフローチャートである。
【0145】図14の処理では、まずステップS140
1で、DF180の原稿置き台181上に画像を読み取
っていない未処理原稿がまだ残っているかをチェックす
る。残っていない場合、すなわち全ての原稿の読み取り
が終了した場合には、この画像読み込みフェーズの処理
を終了する。
【0146】未処理原稿が残っていた場合には、次の1
枚の原稿をプラテンガラス101上に搬送し(ステップ
S1402)、スキャナ102で走査して原稿画像を読
み取る(ステップS1403)。
【0147】続いてステップS1404では、読み込ん
だ原稿がタブ情報紙であるか否か判定する。具体的に
は、読み込んだ画像データはまず画像メモリ部3のペー
ジメモリ401に格納されるため、ページメモリ401
内の画像データをチェックして、読み込んだ原稿画像の
4隅に図12で説明したタブ情報紙1300のマーク1
301にマッチする部分があるか判定し、あった場合に
はさらにマーク1301の位置関係からバーコード13
02を見つけ出し、バーコード1302のパターンから
タブ情報紙であるか判定する。
【0148】そしてタブ情報紙であると判定した場合に
は、タブ情報紙に記載されているタブ情報(見出しとタ
ブ紙挿入位置の情報)の認識を行う(ステップS140
5)。ここではバーコード1302のパターンからその
タブ情報紙1枚に何個のタブ情報が記載されているかわ
かるので、マーク1301とバーコード1302の位置
関係からタブ紙挿入位置を示すマーク1303の情報を
識別して使用者が指定してきたタブ紙挿入位置のページ
番号を認識し、記憶する。また見出しの情報の文字列が
記入されているエリア1304を識別して見出しの情報
の文字列を画像データとして記憶する。
【0149】タブ情報の認識が終了した後は、ステップ
S1401に戻って画像読み込み処理を継続する。その
際に、この時点でタブ情報の認識が済んだタブ情報紙の
画像データを破棄しても良い。
【0150】一方、ステップS1404において、画像
を読み込んだ原稿がタブ情報紙でないと判定した場合に
は、ステップS1406において、読み込んだ原稿が仕
切り紙であるか否か判定する。具体的には、本実施形態
で想定している仕切り紙は白紙あるいは色紙、すなわち
全体が一色で空白の普通紙であることから、読み込んだ
原稿が仕切り紙であった場合には、その画像データは一
面に均一な濃度データとなることで、仕切り紙か否か判
定できる。画像データのチェックは、ステップS140
4におけるタブ情報紙の判別と同様に、ページメモリ4
01内の画像データをチェックすることも可能であり、
あるいは画像データがページメモリ401に格納される
までの過程で濃度データをチェックすることにより原稿
が仕切り紙であるかどうかを判定することも可能であ
る。
【0151】原稿が仕切り紙でなかった場合にはステッ
プS1401に戻ってステップS1401以下の処理を
繰り返す。
【0152】また、原稿が仕切り紙であった場合には、
ステップS1407において、その仕切り紙の原稿束中
で何枚目であるかという挿入位置をタブ紙の挿入位置と
してRAM175に記憶する。なお、このときにタブ情
報紙から認識されたタブ情報の内でタブ紙挿入位置の情
報は破棄する。
【0153】その後、ステップS1401に戻って、次
の原稿があればその読み取りを開始する。この際に、仕
切り紙の画像データ自体には情報性はないため、この時
点で仕切り紙の画像データを破棄しても良い。
【0154】次に、図13のステップS713における
仕切り紙モードでの画像読み込みフェーズの制御手順の
詳細を説明すると、その制御手順は、上述した図14の
タブ情報紙モードでの画像読み込みフェーズの制御手順
からステップS1404の原稿がタブ情報紙か判定する
処理と、ステップS1405のタブ情報紙のタブ情報を
認識する処理を削除し、ステップS1403の原稿の画
像読み込み処理からステップS1406の原稿が仕切り
紙か否か判定する処理へ直接移行するものであり、その
他は図14のフローチャートと共通なので説明を省略す
る。
【0155】こうした制御手順により、仕切り紙モード
での画像読み込みフェーズでは、原稿束の各原稿の画像
が順次読み取られるとともに、原稿束中の仕切り紙が識
別され、原稿束中の仕切り紙の挿入位置がタブ紙挿入位
置としてRAM175に記憶される。
【0156】次に、図15は、図13のステップS70
8における画像プリントフェーズの制御手順の詳細を示
すフローチャートである。
【0157】この画像プリントフェーズでは、図13の
メインルーチンの前に原稿束を複写する部数が操作部1
72から指定されることを前提として、最初のステップ
S1501において、指定された部数の全部数のプリン
トが終了したかどうかをチェックする。
【0158】そして、終了していなければステップS1
502〜S1508の処理を行なって1部のプリントを
行なう。プリントフェーズでは、これを指定された部数
の回数だけ繰り返して実行する。
【0159】1部のプリントを行う場合、まずステップ
S1502において、原稿束の全ての画像をプリントし
たかチェックし、プリント済みであった場合、すなわち
1部のプリントが終了した場合にはステップS1501
に戻って部数のチェックを行う。
【0160】また、ステップS1502で未プリントの
画像が残っている場合には、ステップS1503に進
み、次にプリントする用紙の上記1部の最初から何枚目
であるかというプリント枚数順が既に設定されているタ
ブ紙の挿入位置(仕切り紙の挿入位置)に対応する枚数
順であるか否かをチェックする。
【0161】そしてタブ紙の挿入位置に対応するプリン
ト枚数順でなかった場合には、普通紙の給紙段から普通
紙を給紙し(ステップS1504)、画像メモリ部3に
格納された原稿の画像データ中の未プリントの画像で次
にプリントすべき画像データをプリントし(ステップS
1505)、排紙する(ステップS1506)。そして
ステップS1502に戻ってステップS1502以下の
処理を繰り返す。
【0162】一方、ステップS1503においてタブ紙
の挿入位置に対応するプリント枚数順であった場合に
は、給紙段をタブ紙の給紙段に切り換え、タブ紙を給紙
する(ステップS1507)。
【0163】そして、図13のステップS706、S7
09ないしS712で設定が確定されたタブと見出し情
報の関係に基づいて、タブの順序に対応した見出しの情
報の画像をタブ紙のタブにプリントする(ステップS1
508)。その後は普通紙の場合と同様に排紙し(ステ
ップS1506)、その後ステップS1502に戻って
ステップS1502以下の処理を繰り返す。
【0164】この繰り返しにより、画像メモリ部3に記
憶された原稿束の各原稿の画像が順次1枚ずつ普通紙に
プリントされるとともに、RAM175に記憶されたタ
ブ紙挿入位置に対応するプリント枚数順になる毎に、R
AM175に記憶された見出しの情報の画像がタブ紙の
タブにプリントされる。
【0165】そして指定された部数の全部数のプリント
が終了したら、ステップS1501からステップS15
09に進み、先述した図9中のチェックボックス101
3のチェック状態によりタブ情報紙の作成が指定されて
いるか否か判定する。なお、このチェックボックス10
13によるタブ情報紙の作成の指定は仕切り紙モードで
行なわれるものとしたが、タブ情報紙モードでも、仕切
り紙により、用いるタブ情報紙に記載されたタブ紙挿入
位置と異なるタブ紙挿入位置を設定する場合があるの
で、同様にタブ情報紙の作成を指定できるものとしても
よい。
【0166】ステップS1509でタブ情報紙の作成が
指定されていなければ、そのまま処理を終了するが、作
成が指定されていたら、現在設定されている見出しとタ
ブ紙挿入位置の情報、すなわち、これまでの図15の画
像プリントフェーズの処理でプリントした見出しの情報
と、タブ紙を挿入した挿入位置の情報の画像を先述した
図12のタブ情報紙1300におけるような形態で普通
紙にプリントしてタブ情報紙を作成する。そして処理を
終了する。
【0167】以上のような本実施形態によれば、タブ合
紙モードで原稿束の複写を行なう場合に、仕切り紙モー
ドでは、タブ紙の挿入位置の設定は、使用者が原稿束中
の所望の挿入位置に仕切り紙を挿入するだけで、非常に
簡便に効率的に行なうことができる。
【0168】また、仕切り紙モードでは、見出しの情報
の設定は、基本的には操作部172からの手入力による
ものの、一度入力した複数の見出しの情報を見出しセッ
トとしてRAM175のバックアップRAM部に保存し
ておけば、何度でもそのまま流用、あるいは一部を編集
して再利用することができ、それにより見出しの情報の
設定を簡便に効率的に行なうことができる。
【0169】また、仕切り紙として白紙ないし色紙の普
通紙、すなわち全体が一色で空白の普通紙を用いるの
で、仕切り紙として特別なものを準備する必要がなく、
また複写後に不要となった仕切り紙はプリント用紙とし
て使用可能である。
【0170】また、タブ情報紙モードでは、原稿束中に
仕切り紙が挿入されていれば、タブ情報紙に記載された
タブ紙挿入位置の情報は用いずに、仕切り紙によりタブ
紙の挿入位置が設定され、タブ情報紙に記載された見出
しの情報だけ用いられる。従って、あるタブ合紙モード
の複写ジョブのために作成したタブ情報紙を、タブ紙に
プリントする見出しは共通だがタブ紙挿入位置が異なる
別のタブ合紙モードの複写ジョブに流用することがで
き、その流用により見出しの情報の設定を簡便に効率的
に行なうことができる。しかも、その際にタブ紙挿入位
置の設定も仕切り紙の挿入により非常に簡便に効率的に
行なうことができる。
【0171】また、タブ情報紙から読み込まれた見出し
の情報を使用者が操作部172からの入力により修正な
いし変更することができるので、あるタブ合紙モードの
複写ジョブのために作成したタブ情報紙を、タブ紙にプ
リントする見出しが一部だけ異なる別のタブ合紙モード
の複写ジョブに利用して、見出しの情報の設定を簡便に
効率良く行なうことができる。
【0172】また、仕切り紙モードでの複写の終了時
に、チェックボックス1013による指定に応じて、そ
の複写で用いた見出しとタブ紙挿入位置の情報を普通紙
にプリントしてタブ情報紙を自動的に作成するので、そ
のタブ情報紙を、見出しとタブ紙挿入位置の内で少なく
とも見出しが全部ないし大体共通の別の複写ジョブでタ
ブ情報紙モードで利用することにより、見出しないしタ
ブ紙挿入位置の情報の設定を簡便に効率良く行なうこと
ができる。
【0173】なお、タブ情報紙モードないし手入力モー
ドでも、同様にタブ情報紙の作成を指定できるようにし
ておき、複写の終了時に、前記の指定に応じてタブ情報
紙を作成するようにすれば、同様に、別の複写ジョブで
タブ情報紙モードとして、そのタブ情報紙を利用して見
出しないしタブ紙挿入位置の情報の設定を簡便に効率的
に行なうことができる。
【0174】なお、以上に説明した実施形態では、操作
部172を使用した見出しの文字列の入力方法として、
タッチパネルを使用したソフトキーボードを用いるもの
としたが、タッチパネルを手書き入力手段として使用し
て手書きで見出しの文字列の画像を入力し、その画像を
そのまま記憶しておいて使用するか、あるいはその画像
から文字列を認識して文字データとして記憶しておいて
使用するようにしてもよい。
【0175】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、タブ合紙モードの複写を行なえるように構成
された画像形成装置において、タブ合紙モードの複写を
行なう場合に、原稿束中の所望の位置に仕切り紙を挿入
しておけば、自動的に仕切り紙が認識されて、仕切り紙
の挿入位置によりタブ紙の挿入位置が設定されるように
したので、使用者はタブ紙の挿入位置の設定を非常に簡
便に行なうことができる。
【0176】また、タブ情報紙を使用するタブ情報紙モ
ードを有し、タブ合紙モードかつタブ情報紙モードで複
写を行なう場合に、原稿束中に仕切り紙が挿入されてい
るときは、タブ情報紙に記載された見出しの情報は用い
るが、タブ紙の挿入位置の情報は用いず、仕切り紙の挿
入位置によりタブ紙の挿入位置が設定されるようにした
ので、あるタブ合紙モードの複写ジョブのために作成し
たタブ情報紙を、見出しは共通だがタブ紙挿入位置が異
なる別のタブ合紙モードの複写ジョブに流用することが
でき、その流用により見出しの情報の設定を簡便に効率
的に行なうことができる。しかも、その際にタブ紙挿入
位置の設定も仕切り紙の挿入により非常に簡便に効率的
に行なうことができる。
【0177】さらに、タブ合紙モードでの複写のプリン
トが終了した後に、指定に応じて、その複写で用いた見
出しの情報とタブ紙挿入位置の情報をプリント用紙にプ
リントしてタブ情報紙を自動的に作成するようにしたの
で、作成したタブ情報紙を、見出しとタブ紙挿入位置の
内で少なくとも見出しが全部ないし大体共通の別の複写
ジョブでタブ情報紙モードで利用することにより、見出
しないしタブ紙挿入位置の情報の設定を簡便に効率良く
行なうことができる等の優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の画像形成装置の機械的構成
を示す概略的な断面図である。
【図2】同装置の制御部の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】同装置の画像処理部の内部と周辺の構成を示す
ブロック図である。
【図4】同装置の画像メモリ部の内部と周辺の構成を示
すブロック図である。
【図5】同装置の外部I/F処理部の内部と周辺の構成
を示すブロック図である。
【図6】同装置の操作部の外観を示す上面図である。
【図7】同装置の表示パネルの基本画面を示す説明図で
ある。
【図8】同装置の表示パネルの応用モード画面を示す説
明図である。
【図9】同装置の表示パネルのタブ合紙モード(インデ
ックス紙モード)で仕切り紙モードの設定画面を示す説
明図である。
【図10】同装置の表示パネルのソフトキーボード画面
を示す説明図である。
【図11】同装置の表示パネルのタブ合紙モードでタブ
情報紙モードの設定画面を示す説明図である。
【図12】タブ情報紙の一例を示す説明図である。
【図13】同装置におけるタブ合紙モードの複写の制御
のメインルーチンを示すフローチャ−ト図である。
【図14】図13中のステップS703の原稿読み込み
フェーズの制御手順を示すフローチャート図である。
【図15】図13中のステップS708の画像プリント
フェーズの制御手順を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1 リーダ部 2 プリンタ部 3 画像メモリ部 4 外部I/F処理部 5 制御部 11 外部コンピュータ 100 画像形成装置本体 109 CCDセンサ 110 感光体ドラム 126 画像形成部 170 画像処理部 171 CPU 172 操作部 173 入出力ポート 174 ROM 175 RAM 180 DF(自動原稿搬送装置) 608 表示パネル 804 応用モードキー 901 インデックス紙キー(タブ合紙モードの選択キ
ー) 1001 タブ情報紙モードの選択キー 1002 仕切り紙モードの選択キー 1003 手入力モードの選択キー 1004 見出しを入力するタブの選択キー 1013 タブ情報紙の作成のためのチェックボックス 1101 ソフトキーボード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関口 信夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 西方 彰信 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C087 AA03 AA09 AA13 AB01 AB05 AC08 BA03 BB03 BB11 CB18 DA02 2H027 DB02 DB08 DC02 DE07 EE08 EF09 FA27 FA30 FD03 FD08 FD10 5C062 AA05 AB07 AB17 AB22 AC02 AC04 AC21 AC60 AF07 AF09

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の画像を読み取る画像読み取り手段
    と、見出しの情報を入力する見出し入力手段と、入力さ
    れた見出しの情報を記憶する見出し記憶手段を有し、前
    記画像読み取り手段にセットされた原稿束の各原稿の画
    像を読み取って順次1枚ずつ普通のプリント用紙にプリ
    ントしながら、予め設定されたタブ紙の挿入位置に対応
    するプリント枚数順になる毎に、前記見出し記憶手段に
    記憶された見出しの画像をタブ紙のタブにプリントする
    タブ合紙モードの複写を行なえるように構成された画像
    形成装置であって、 前記画像読み取り手段にセットされた原稿束中に仕切り
    紙が挿入されている場合に該仕切り紙を識別する識別手
    段と、 該識別手段により識別された仕切り紙の前記原稿束中の
    枚数順の挿入位置の情報を記憶する挿入位置記憶手段
    と、 前記タブ合紙モードで前記仕切り紙が挿入された原稿束
    の複写を行なう場合に、前記原稿束の各原稿の画像を順
    次1枚ずつ普通のプリント用紙にプリントしながら、前
    記挿入位置記憶手段に記憶された仕切り紙の挿入位置に
    対応するプリント枚数順になる毎に、前記見出しの画像
    をタブ紙のタブにプリントするように制御する制御手段
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記タブ合紙モードであって、前記見出
    しの情報とタブ紙の挿入位置の情報を記載したタブ情報
    紙を使用するタブ情報紙モードを有すると共に、 前記見出し入力手段として、前記タブ情報紙に記載され
    た前記見出しの情報とタブ紙の挿入位置の情報を認識し
    て入力するタブ情報紙認識手段を有し、 前記制御手段は、前記タブ合紙モード且つタブ情報紙モ
    ードで、前記仕切り紙が挿入された原稿束の複写を行な
    う場合に、前記原稿束の各原稿の画像を順次1枚ずつ普
    通のプリント用紙にプリントしながら、前記挿入位置記
    憶手段に記憶された仕切り紙の挿入位置に対応するプリ
    ント枚数順になる毎に、前記タブ情報紙認識手段により
    入力されて前記見出し記憶手段に記憶された見出しの画
    像をタブ紙のタブにプリントするように制御することを
    特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記タブ合紙モード且
    つタブ情報紙モードで、前記仕切り紙が挿入されていな
    い原稿束の複写を行なう場合に、前記原稿束の各原稿の
    画像を順次1枚ずつ普通のプリント用紙にプリントしな
    がら、前記タブ情報紙認識手段により入力されたタブ紙
    の挿入位置に対応するプリント枚数順になる毎に、前記
    タブ情報紙認識手段により入力された見出しの画像をタ
    ブ紙のタブにプリントするように制御することを特徴と
    する請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記タブ合紙モードでの原稿束の複写時
    にタブ情報紙を作成することを指示する指示手段と、 前記タブ合紙モードでの原稿束の複写を行なう場合、前
    記指示手段による指示に応じて、前記複写のプリントが
    終了した後に、前記複写で使用した見出しとタブ紙の挿
    入位置の情報の画像をプリント用紙にプリントしてタブ
    情報紙を作成するように制御する制御手段を有すること
    を特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載
    の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記仕切り紙を識別する識別手段は、前
    記画像読み取り手段により読み取られた原稿の画像から
    該原稿が仕切り紙であることを識別する手段であるとと
    もに、 前記タブ合紙モードで原稿束に仕切り紙が挿入され得る
    モードで原稿束の複写を行なう場合に、前記画像読み取
    り手段による原稿束の全原稿の画像の読み取りが完了し
    た後にプリントを開始するように制御する制御手段を有
    することを特徴とする請求項1から4までのいずれか1
    項に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記タブ合紙モードで仕切り紙が挿入さ
    れた原稿束の複写を行なう場合に、複写のプリントの開
    始前に、前記挿入位置記憶手段に記憶された仕切り紙の
    挿入位置の情報を画像形成装置の操作部の表示部に表示
    し、操作部からの入力により前記仕切り紙の挿入位置の
    情報を変更できるようにしたことを特徴とする請求項1
    から5までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記タブ合紙モード且つタブ情報紙モー
    ドで原稿束の複写を行なう場合に、複写のプリントの開
    始前に、前記タブ情報紙認識手段により入力されて前記
    見出し記憶手段に記憶された見出しの情報を画像形成装
    置の操作部の表示部に表示し、操作部からの入力により
    前記見出しの情報を変更できるようにしたことを特徴と
    する請求項2または3に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記見出し記憶手段は、前記見出し入力
    手段により入力された一連の複数の見出しの情報をセッ
    トとして記憶可能であることを特徴とする請求項1から
    7までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記仕切り紙として、全体が一色で空白
    の普通紙を用いることを特徴とする請求項1から8まで
    のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 原稿の画像を読み取る画像読み取り手
    段と、見出しの情報を入力する見出し入力手段と、入力
    された見出しの情報を記憶する見出し記憶手段を有し、
    前記画像読み取り手段にセットされた原稿束の各原稿の
    画像を読み取って順次1枚ずつ普通のプリント用紙にプ
    リントしながら、予め設定されたタブ紙の挿入位置に対
    応するプリント枚数順になる毎に、前記見出し記憶手段
    に記憶された見出しの画像をタブ紙のタブにプリントす
    るタブ合紙モードの複写を行なえるように構成された画
    像形成装置の制御方法であって、 前記タブ合紙モードで前記仕切り紙が挿入された原稿束
    の複写を行なう場合に、 原稿束中に挿入された仕切り紙を識別する識別工程と、 該識別工程により識別された仕切り紙の前記原稿束中の
    枚数順の挿入位置の情報を記憶する挿入位置記憶工程
    と、 前記原稿束の各原稿の画像を順次1枚ずつ普通のプリン
    ト用紙にプリントしながら、前記挿入位置記憶工程で記
    憶された仕切り紙の挿入位置に対応するプリント枚数順
    になる毎に、前記見出しの画像をタブ紙のタブにプリン
    トするように制御する制御工程を行なうことを特徴とす
    る画像形成装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 前記タブ合紙モードであって、前記見
    出しの情報とタブ紙の挿入位置の情報を記載したタブ情
    報紙を使用するタブ情報紙モードで、前記仕切り紙が挿
    入された原稿束の複写を行なう場合に、 前記制御工程の前に、前記タブ情報紙に記載された前記
    見出しの情報とタブ紙の挿入位置の情報を認識して記憶
    するタブ情報紙認識工程を行ない、 前記制御工程では、前記原稿束の各原稿の画像を順次1
    枚ずつ普通のプリント用紙にプリントしながら、前記挿
    入位置記憶工程で記憶された仕切り紙の挿入位置に対応
    するプリント枚数順になる毎に、前記タブ情報紙認識工
    程で認識されて記憶された見出しの画像をタブ紙のタブ
    にプリントするように制御することを特徴とする請求項
    10に記載の画像形成装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 前記タブ合紙モード且つタブ情報紙モ
    ードで、前記仕切り紙が挿入されていない原稿束の複写
    を行なう場合に、 前記制御工程では、前記原稿束の各原稿の画像を順次1
    枚ずつ普通のプリント用紙にプリントしながら、前記タ
    ブ情報紙認識工程で入力されて記憶されたタブ紙の挿入
    位置に対応するプリント枚数順になる毎に、前記タブ情
    報紙認識工程で入力されて記憶された見出しの画像をタ
    ブ紙のタブにプリントするように制御することを特徴と
    する請求項11に記載の画像形成装置の制御方法。
  13. 【請求項13】 前記タブ合紙モードでの原稿束の複写
    を行なう場合、タブ情報紙作成の指示に応じて、前記複
    写のプリントが終了した後に、前記複写で使用した見出
    しとタブ紙の挿入位置の情報の画像をプリント用紙にプ
    リントしてタブ情報紙を作成するように制御する制御工
    程を有することを特徴とする請求項10から12までの
    いずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法。
  14. 【請求項14】 前記仕切り紙を識別する識別工程で
    は、前記画像読み取り手段により読み取られた原稿の画
    像から該原稿が仕切り紙であることを識別するととも
    に、 前記タブ合紙モードで原稿束に仕切り紙が挿入され得る
    モードで原稿束の複写を行なう場合に、前記画像読み取
    り手段による原稿束の全原稿の画像の読み取りが完了し
    た後にプリントを開始するように制御することを特徴と
    する請求項10から13までのいずれか1項に記載の画
    像形成装置の制御方法。
  15. 【請求項15】 原稿の画像を読み取る画像読み取り手
    段と、見出しの情報を入力する見出し入力手段と、入力
    された見出しの情報を記憶する見出し記憶手段を有し、
    前記画像読み取り手段にセットされた原稿束の各原稿の
    画像を読み取って順次1枚ずつ普通のプリント用紙にプ
    リントしながら、予め設定されたタブ紙の挿入位置に対
    応するプリント枚数順になる毎に、前記見出し記憶手段
    に記憶された見出しの画像をタブ紙のタブにプリントす
    るタブ合紙モードの複写を行なえるように構成された画
    像形成装置の制御プログラムを格納したコンピュータに
    より読み取り可能な記憶媒体であって、 前記タブ合紙モードで前記仕切り紙が挿入された原稿束
    の複写を行なう場合に、 原稿束中に挿入された仕切り紙を識別する識別工程と、 該識別工程により識別された仕切り紙の前記原稿束中の
    枚数順の挿入位置の情報を記憶する挿入位置記憶工程
    と、 前記原稿束の各原稿の画像を順次1枚ずつ普通のプリン
    ト用紙にプリントしながら、前記挿入位置記憶工程で記
    憶された仕切り紙の挿入位置に対応するプリント枚数順
    になる毎に、前記見出しの画像をタブ紙のタブにプリン
    トするように制御する制御工程を行なうための制御プロ
    グラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
  16. 【請求項16】 前記タブ合紙モードであって、前記見
    出しの情報とタブ紙の挿入位置の情報を記載したタブ情
    報紙を使用するタブ情報紙モードで、前記仕切り紙が挿
    入された原稿束の複写を行なう場合に、 前記制御工程の前に、前記タブ情報紙に記載された前記
    見出しの情報とタブ紙の挿入位置の情報を認識して記憶
    するタブ情報紙認識工程を行ない、 前記制御工程では、前記原稿束の各原稿の画像を順次1
    枚ずつ普通のプリント用紙にプリントしながら、前記挿
    入位置記憶工程で記憶された仕切り紙の挿入位置に対応
    するプリント枚数順になる毎に、前記タブ情報紙認識工
    程で認識されて記憶された見出しの画像をタブ紙のタブ
    にプリントするように制御するための制御プログラムを
    格納したことを特徴とする請求項15に記載の記憶媒
    体。
  17. 【請求項17】 前記タブ合紙モード且つタブ情報紙モ
    ードで、前記仕切り紙が挿入されていない原稿束の複写
    を行なう場合に、 前記制御工程では、前記原稿束の各原稿の画像を順次1
    枚ずつ普通のプリント用紙にプリントしながら、前記タ
    ブ情報紙認識工程で入力されて記憶されたタブ紙の挿入
    位置に対応するプリント枚数順になる毎に、前記タブ情
    報紙認識工程で入力されて記憶された見出しの画像をタ
    ブ紙のタブにプリントするように制御するための制御プ
    ログラムを格納したことを特徴とする請求項16に記載
    の記憶媒体。
  18. 【請求項18】 前記タブ合紙モードでの原稿束の複写
    を行なう場合、タブ情報紙作成の指示に応じて、前記複
    写のプリントが終了した後に、前記複写で使用した見出
    しとタブ紙の挿入位置の情報の画像をプリント用紙にプ
    リントしてタブ情報紙を作成するように制御するための
    制御プログラムを格納したことを特徴とする請求項15
    から17までのいずれか1項に記載の記憶媒体。
  19. 【請求項19】 前記仕切り紙を識別する識別工程で
    は、前記画像読み取り手段により読み取られた原稿の画
    像から該原稿が仕切り紙であることを識別するととも
    に、 前記タブ合紙モードで原稿束に仕切り紙が挿入され得る
    モードで原稿束の複写を行なう場合に、前記画像読み取
    り手段による原稿束の全原稿の画像の読み取りが完了し
    た後にプリントを開始するように制御するための制御プ
    ログラムを格納したことを特徴とする請求項15から1
    8までのいずれか1項に記載の記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018200486A (ja) * 2018-08-09 2018-12-20 シャープ株式会社 画像形成装置及びその制御方法
JP2020163804A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 キヤノン株式会社 画像形成装置、画像形成方法、及び、プログラム

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