JP3817958B2 - Pwm制御回路、マイクロコンピュータ、及び電子機器 - Google Patents

Pwm制御回路、マイクロコンピュータ、及び電子機器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、PWM制御回路、マイクロコンピュータ、及び電子機器に関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】
図1(A)に示すようなPWM(パルス幅変調)信号を生成するためのPWM制御回路が従来より公知である。
【0003】
例えば図1(B)に示す従来のPWM制御回路は、PWM周期設定レジスタ900、カウンタ902、エッジ点設定レジスタ904、比較回路906、908、RSフリップフロップ909を含む。
【0004】
ここでPWM周期設定レジスタ900は、図1(C)に示すPWM信号の周期TPを特定するための周期設定値を記憶するものである。カウンタ(アップカウンタ)902は、動作クロックCLKに基づいてカウント動作を行い、カウント値をインクリメントするものである。エッジ点設定レジスタ904は、PWM信号のレベルが例えばLレベルからHレベルに変化する点である図1(C)の第1のエッジ点(立ち上がりエッジ)910を特定するためのエッジ点設定値を記憶するものである。
【0005】
比較回路906は、エッジ点設定レジスタ904からのエッジ点設定値とカウンタ902からのカウント値を比較し、一致した場合には、RSフリップフロップ909の端子S(セット端子)に出力する信号をHレベルにする。これにより、図1(C)の第1のエッジ点(立ち上がりエッジ)910に示すように、PWM信号がLレベルからHレベルに変化する。
【0006】
比較回路908は、PWM周期設定レジスタ900からの周期設定値とカウンタ902からのカウント値を比較し、一致した場合には、RSフリップフロップ909の端子R(リセット端子)に出力する信号をHレベルにする。これにより、図1(C)の第2のエッジ点(立ち下がりエッジ)912に示すように、PWM信号がHレベルからLレベルに戻る。
【0007】
しかしながら、この従来のPWM制御回路をマイクロコンピュータやASICに内蔵させた場合に、以下のような課題があることが判明した。
【0008】
例えば、PWM制御回路から出力されるPWM信号を、アナログの音信号に変換し、ゲーム装置におけるゲーム音の生成や、カーナビゲーションシステムにおけるガイド音声の生成に利用する場合を考える。この場合、折り消し雑音の混入を防ぎ、生成される音の高品質化を図るためには、PWM信号の周波数FPを80KHZ以上に設定する必要がある。つまり、図1(C)に示すPWM信号の周期TPを1/FP=12.5μs以下に設定する必要がある。
【0009】
一方、図1(B)のカウンタ902を動作させる動作クロックCLKの周波数FCは、PWM制御回路が内蔵されるマイクロコンピュータやASICの性能により、その上限が制限されてしまう。例えば、低コストを狙った現在の一般的なマイクロコンピュータの場合、動作クロックCLKの周波数FCは20MHZ〜40MHZ程度となる。
【0010】
そして例えばFC=20MHZの場合には、PWM信号によるD/A変換の分解能(変換精度)は、FC/FP=(20×106)/(80×103)=250の計算式から、28程度となる。これは、8ビットのD/A変換器の分解能に相当する。また、FC=40MHZの場合には、PWM信号によるD/A変換の分解能は、FC/FP=(40×106)/(80×103)=500の計算式から、29程度となる。これは、9ビットのD/A変換器の分解能に相当する。従って、動作クロックCLKの周波数FCが20MHZ〜40MHZであるマイクロコンピュータでは、結局、8〜9ビットの分解能のPWM信号しか生成できないことになる。
【0011】
しかしながら、近年、ゲーム装置やカーナビゲーションシステムなどの電子機器の音出力においては、10ビット以上の分解能が要求される場合が多い。従って、上記のようにCLKの周波数FCが20MHZ〜40MHZであるマイクロコンピュータでは、結局、このような要求に応えることができない。このため、このような電子機器に組み込まれるマイクロコンピュータでは、ラダー抵抗型、逐次変換型等のアナログ方式のD/A変換器を内蔵せざるを得なかった。そして、このアナログ方式のD/A変換器は、回路規模が大きいと共に高性能を実現するための回路設計が難しい。従って、マイクロコンピュータの高コスト化、設計期間の長期化等の問題を招いていた。
【0012】
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、高分解能のPWM信号を小さな回路規模で生成できるPWM制御回路、マイクロコンピュータ、及び電子機器を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、PWM信号を生成するためのPWM制御回路であって、所与の動作クロックに基づいてカウント値をインクリメント又はデクリメントするカウンタと、PWM信号のレベルが変化する点である第1のエッジ点を特定するためのエッジ点設定値を記憶するエッジ点設定レジスタと、前記カウンタからの前記カウント値と前記エッジ点設定レジスタからの前記エッジ点設定値とに基づいて、前記エッジ点設定値により特定される前記第1のエッジ点においてPWM信号のレベルを変化させるPWM出力回路と、前記エッジ点設定レジスタの下位に付加して設けられ、前記第1のエッジ点の遅延時間を特定するための少なくとも1ビットの遅延設定値を記憶する遅延設定レジスタとを含み、前記PWM出力回路が、前記遅延設定レジスタに記憶された前記遅延設定値に応じて、前記第1のエッジ点を、前記動作クロックの1クロック周期よりも短い期間だけ遅延させることを特徴とする。
【0014】
本発明では、エッジ点設定レジスタからのエッジ点設定値により第1のエッジ点が特定され、その第1のエッジ点において信号レベルが変化するPWM信号が生成される。そして、本発明によれば、上記第1のエッジ点が、遅延設定レジスタからの遅延設定値に応じて、動作クロックの1クロック周期よりも短い期間だけ遅延する。これにより、動作クロックの周波数を高くした場合に得られる分解能と同等の分解能を、動作クロックの周波数を高くすることなく得ることができるようになる。しかも、本発明によれば、このようなPWM信号の分解能の向上を、従来のPWM制御回路に小規模な回路を付加するだけで実現できる。従って、高分解能のPWM信号を小さな回路規模で生成できるようになる。
【0015】
また本発明は、前記遅延設定レジスタが、1ビットの遅延設定値を記憶し、
前記PWM出力回路が、前記遅延設定レジスタに記憶された前記1ビットの遅延設定値に応じて、前記動作クロックの1/2クロック周期だけ前記第1のエッジ点を遅延させることを特徴とする。このようにすれば、1ビットの遅延設定レジスタや、第1のエッジ点を遅延させる回路等の付加だけで、PWM信号の分解能を1ビット分だけ向上できるようになる。
【0016】
また本発明は、前記PWM出力回路が、前記カウンタからの前記カウント値と前記エッジ点設定レジスタからの前記エッジ点設定値とを比較し、前記エッジ点設定値により特定される前記第1のエッジ点において信号レベルが変化する第1の信号を生成する比較回路と、前記第1のエッジ点から前記動作クロックの1/2クロック周期だけ遅延した点において信号レベルが変化する第2の信号を、前記第1の信号と前記動作クロックとに基づき生成する遅延回路と、前記遅延設定レジスタに記憶された前記1ビットの遅延設定値が第1のレベルである場合には、前記第1の信号を選択し、前記1ビットの遅延設定値が第2のレベルである場合には、前記第2の信号を選択するマルチプレクサとを含むことを特徴とする。このようにすれば、小規模の回路を付加するだけで、PWM信号の分解能を1ビット分だけ向上できるようになる。しかも、遅延回路における信号遅延は、動作クロックに基づいて行われるため、精度の高いPWM信号を得ることができる。
【0017】
また本発明は、前記遅延設定レジスタが、Mビットの遅延設定値を記憶し、前記PWM出力回路が、前記遅延設定レジスタに記憶された前記Mビットの遅延設定値に応じて、前記動作クロックの略1/2Mクロック周期、又は略2/2Mクロック周期・・・・又は略(2M−1)/2Mクロック周期だけ、前記第1のエッジ点を遅延させることを特徴とする。このようにすれば、Mビットの遅延設定レジスタや、第1のエッジ点を遅延させる回路等の付加だけで、PWM信号の分解能をMビット分だけ向上できるようになる。
【0018】
また本発明は、前記PWM出力回路が、前記カウンタからの前記カウント値と前記エッジ点設定レジスタからの前記エッジ点設定値とを比較し、前記エッジ点設定値により特定される前記第1のエッジ点において信号レベルが変化する第1の信号を生成する比較回路と、前記第1のエッジ点から前記動作クロックの略1/2Mクロック周期だけ遅延した点において信号レベルが変化する第2の信号、及び前記第1のエッジ点から前記動作クロックの略2/2Mクロック周期だけ遅延した点において信号レベルが変化する第3の信号・・・・・・及び前記第1のエッジ点から前記動作クロックの略(2M−1)/2Mクロック周期だけ遅延した点において信号レベルが変化する第2Mの信号を、前記第1の信号と前記動作クロックと所与の遅延素子とに基づいて生成する遅延回路と、前記遅延設定レジスタに記憶された前記Mビットの遅延設定値に応じて、前記第1〜第2Mの信号のいずれかを選択するマルチプレクサとを含むことを特徴とする。このようにすれば、PWM信号の分解能をMビット分だけ向上できる。そして、この場合、遅延素子での素子遅延が変動してしまい、誤差が増大化する可能性がある。しかしながら、PWM制御を用いる本発明では1クロックの幅については高い精度が確保されており、1クロック分のレベルの精度については非常に高い。また、誤差も下位のMビット分だけの誤差となる。従って、トータルとしては、抵抗値によってその精度が決まる抵抗ラダー型D/A変換などの他の方式に比べれば、より高い精度を得ることができる。
【0019】
また本発明は、情報処理を行うマイクロコンピュータであって、上記のいずれかのPWM制御回路を内蔵するプログラマブルタイマと、命令の実行処理を行うと共に、前記PWM制御回路の前記エッジ点設定レジスタ及び前記遅延設定レジスタに対して前記エッジ点設定値及び前記遅延設定値を記憶させるための処理を行うプロセッサとを含むことを特徴とする。このようにすれば、マイクロコンピュータが元来有しているプログラマブルカウンタに対して小規模の回路を付加するだけで、高分解能のPWM信号を生成できるPWM制御回路をマイクロコンピュータに内蔵させることが可能になる。
【0020】
また本発明に係る電子機器は、上記のマイクロコンピュータと、前記マイクロコンピュータの処理対象となるデータの入力源と、前記マイクロコンピュータが含む前記PWM制御回路により生成されたPWM信号を用いてアナログ信号を出力する出力装置とを含むことを特徴とする。このようにすれば、電子機器が出力する音などのアナログ信号の高品質化を図りながら、電子機器の低コスト化を図れるようになる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
【0022】
1.第1の実施形態
図2(A)に、本発明の第1の実施形態の構成例を示す。この第1の実施形態のPWM制御回路は、PWM周期設定レジスタ10、カウンタ12、エッジ点設定レジスタ14、遅延設定レジスタ16、PWM出力回路20を含む。またPWM出力回路20は遅延回路22を含む。
【0023】
PWM周期設定レジスタ10は、図2(B)に示すPWM信号の周期TPを特定するための周期設定値を記憶するNビットのレジスタである。カウンタ12は、動作クロックCLKに基づいてカウント動作を行い、カウント値をインクリメント又はデクリメントするNビットのカウンタである。エッジ点設定レジスタ14は、PWM信号のレベルが例えばLレベルからHレベルに変化する点である図2(B)の第1のエッジ点200を特定するためのエッジ点設定値を記憶するNビットのレジスタである。
【0024】
なお、PWM周期設定レジスタ10やエッジ点設定レジスタ14としては、Dフリップフロップ、論理回路、或いは半導体メモリなどを用いた公知の構成のレジスタを採用できる。また、カウンタ12としては、公知の構成のアップカウンタ、ダウンカウンタを採用できる。また、PWM周期設定レジスタ10は任意の構成要素であり、固定の周期設定値を出力する回路(例えばNビットのスイッチ群)などで代替えできる。
【0025】
PWM出力回路20は、カウンタ12からのカウント値と、エッジ点設定レジスタ14からのエッジ点設定値とに基づいて、エッジ点設定値によりその位置が特定される図2(B)の第1のエッジ点200において、PWM信号のレベルを変化させるものである。
【0026】
そして本実施形態では、図1(B)の従来例と異なり、エッジ点設定レジスタ14の下位に付加して、第1のエッジ点200の遅延時間を特定するための1ビット又は複数ビットの遅延設定値を記憶する遅延設定レジスタ16が設けられる。そして本実施形態の特徴は、遅延回路22が、遅延設定レジスタ16に記憶された遅延設定値に応じて、図2(B)のD1、D2に示すようにPWM信号の第1のエッジ点200をCLKの1クロック周期TCよりも短い期間だけ遅延させる点にある。
【0027】
遅延設定値が1ビットである場合を例にとると次のようになる。即ち、遅延設定値であるビット0が0の場合には、図2(B)のD1に示すようにPWM信号の第1のエッジ点200を遅延させない。一方、遅延設定値であるビット0が1の場合には、D2に示すように例えば動作クロックCLKの1/2クロック周期だけ第1のエッジ点200を遅延させる。
【0028】
このようにすることで、回路規模をそれほど大きくすることなく、PWM信号の分解能(PWM信号を利用したD/A変換の変換精度)を高めることが可能になる。
【0029】
即ち、図1(B)の従来例では前述のように、動作クロックCLKの周波数FCが20MHZの場合には8ビットの分解能、40MHZの場合には9ビットの分解能しか実現できなかった。
【0030】
これに対して本実施形態によれば、CLKの周波数が20MHZの場合には9ビット以上の分解能を、40MHZの場合には10ビット以上の分解能を実現できる。例えば遅延設定レジスタ16の遅延設定値を1ビットとし、第1のエッジ点200をCLKの1/2クロック周期だけ遅延させる制御を行った場合には、CLKの周波数が20MHZで9ビットの分解能を、40MHZで10ビットの分解能を実現できる。従って、9ビットや10ビットの分解能を要求する電子機器に対して、本実施形態のPWM制御回路を有するマイクロコンピュータを組み込むことが可能になる。
【0031】
しかも、本実施形態は、図1(B)の従来例の構成に、遅延設定レジスタ16、遅延回路22などの回路を付加するだけで実現できる。従って、回路の大規模化を最小限に抑えながら、PWM信号の分解能を高めることができる。
【0032】
特に、本実施形態のPWM制御回路をマイクロコンピュータに内蔵させる場合には、マイクロコンピュータが通常有するプログラマブルタイマに、最小限の回路(遅延設定レジスタ16、遅延回路22等)を付加するだけで、本実施形態のPWM制御回路を実現できる。そして、これらの遅延設定レジスタ16、遅延回路22の回路規模は、マイクロコンピュータの回路規模に比べてほとんど無視できるほど小さい。従って、これらの遅延設定レジスタ16、遅延回路22を付加しても、マイクロコンピュータの回路規模やコストはほとんど増加しない。従って、大規模で複雑なアナログ回路で構成されるD/A変換器内蔵のマイクロコンピュータに比べて、回路の小規模化、低コスト化、設計期間の短縮化を図りながらも、9ビットや10ビットの分解能を必要とする電子機器の要求に応えることができるようになる。
【0033】
2.第2の実施形態
図3に、本発明の第2の実施形態の構成例を示す。この第2の実施形態のPWM制御回路は、15ビットのPWM周期設定レジスタ30、15ビットのアップカウンタ32、15ビットのエッジ点設定レジスタ34、1ビットの遅延設定レジスタ36、PWM出力回路40を含む。またPWM出力回路40は、遅延回路42、比較回路50、比較回路52、マルチプレクサ54を含む。
【0034】
図2(A)の第1の実施形態と主に異なるのは、アップカウンタ32を用いている点、遅延設定レジスタ36のビット数が1である点、及びPWM出力回路40の詳細な構成例が示されている点である。なお、図3において図2(A)と同名の名前が付されているブロックの機能、構成及び動作については、図2(A)と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0035】
図3において、比較回路50は、アップカウンタ32からのカウント値とPWM周期設定レジスタ30からの周期設定値を比較する。そして、カウント値が周期設定値に一致した場合には、図4のE1、E2に示すように、信号RESをHレベルにする。
【0036】
比較回路52は、アップカウンタ32からのカウント値とエッジ点設定レジスタ34からのエッジ点設定値を比較する。そして、カウント値がエッジ点設定値に一致した場合には、E3に示すように、信号CQ(第1の信号)を第1のエッジ点210においてLレベルからHレベルに変化させる。
【0037】
なお、信号CQは、E4、E5に示すように、カウント値が周期設定値に一致し、信号RESがHレベルになると、Lレベルにリセットされる。
【0038】
遅延回路42は、インバータ43、Dフリップフロップ44、AND46を含む。
【0039】
インバータ43は、動作クロックCLKを反転させるものであり、このCLKの反転信号はDフリップフロップ44の端子Cに入力される。そして、Dフリップフロップ44の端子Dには、比較回路52からの信号CQが入力され、Dフリップフロップ44は、この信号CQをCLKの反転信号でサンプリングする(CLKの立ち下がりでサンプリングする)。従って、Dフリップフロップ44の端子Qからは、図4のE6に示すように、CLKの1/2クロック周期だけ信号CQを遅延させた信号であるDQが出力されることになる。
【0040】
そして、信号CQとDQはAND46に入力され、これにより図4に示すような信号AQ(第2の信号)が生成される。この信号AQは、信号DQのE7、E8に示す部分をカットした信号になっている。
【0041】
マルチプレクサ54は、遅延設定レジスタ36からの遅延設定値、即ちビット0に基づいて、信号CQ及びAQのいずれかを選択し、選択した信号をPWM信号として出力する。即ち、ビット0(遅延設定値)が0である場合には、E9に示すように、信号CQがPWM信号として選択され出力される。一方、ビット0が1である場合には、E10に示すように、信号AQがPWM信号として選択され出力される。
【0042】
本実施形態によれば、図4の第1のエッジ点210は、エッジ点設定レジスタ34に設定されたビット15〜1(エッジ点設定値)により、その位置が変化する。そして、遅延設定レジスタ36に設定されたビット0(遅延設定値)が0である場合には、第1のエッジ点210は遅延せず、ビット0が1である場合には、第1のエッジ点210は1/2クロック周期だけ遅延する。このようにすることで、PWM信号の分解能を1ビット分だけ向上させることができるようになる。即ちCLKの周波数が20MHZの場合には、図1(B)の従来例では8ビットであった分解能を9ビットに向上でき、40MHZの場合には、従来例では9ビットであった分解能を10ビットに向上できる(PWM信号の周波数が80KHZの場合)。
【0043】
しかも、本実施形態は、図1(B)の従来例に対して、遅延設定レジスタ36、遅延回路42、マルチプレクサ54等の小規模の回路を付加するだけで実現できる。従って、回路規模の増大化を最小限に抑えながらPWM信号の分解能を向上できることになる。
【0044】
また、本実施形態によれば、ビット0が1である場合に、第1のエッジ点210が、ほぼ正確に1/2クロック周期だけ遅延する。従って、量子化誤差を最適化できる。
【0045】
なお、本実施形態と異なる手法として、PWM周期設定レジスタ30、アップカウンタ32、エッジ点設定レジスタ34、PWM出力回路40の全てを、CLKの1/2クロック周期で動作させる手法(CLKの立ち上がり及び立ち下がりエッジの両方を使用して動作させる手法)も考えることができる。この手法によってもPWM信号の分解能を1ビット分だけ向上できる。
【0046】
しかしながら、この手法によると、PWM周期設定レジスタ30、アップカウンタ32、エッジ点設定レジスタ34、PWM出力回路40等の全ての回路を、高速で動作させる必要がある。例えばCLKが20〜40MHZであった場合には、これらの全ての回路が40〜80MHZで動作するように、回路設計しなければならなくなる。このため、高コストの製造プロセスが必要になったり、回路設計が難しくなるという問題が生じる。
【0047】
これに対して、本実施形態では、高速動作が要求されるのは遅延回路42(特にDフリップフロップ44)だけである。従って、この遅延回路42だけが、例えば40〜80MHZで動作するように回路設計しさえすればよい。即ち、PWM周期設定レジスタ30、アップカウンタ32、エッジ点設定レジスタ34、遅延設定レジスタ36、比較回路50、52などについては、20〜40MHZで動作可能であれば十分となる。従って、本実施形態によれば、上記した手法に比べて、高コストの製造プロセスを採用することなく、PWM信号の分解能を向上できるという利点を有する。
【0048】
3.第3の実施形態
図5に、本発明の第3の実施形態の構成例を示す。図3の第2の実施形態と主に異なるのは、遅延設定レジスタ36のビット数が2である点、遅延回路72の構成が異なる点である。なお、図5において図3と同名の名前が付されているブロックの機能、構成及び動作については、図3と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0049】
図5において、遅延回路72は、インバータ73、Dフリップフロップ74、遅延素子75、76、AND77、78、79を含む。
【0050】
ここで遅延素子75は、図6のF1に示すように、比較回路82からの信号CQを略1/4クロック周期だけ遅延させた信号DQ1を出力する。またDフリップフロップ74は、F2に示すように、信号CQを2/4クロック周期だけ遅延させた信号DQ2を出力する。また遅延素子76は、F3に示すように、信号CQを略3/4クロック周期だけ遅延させた信号(DQ2を略1/4クロック周期だけ遅延させた信号)DQ3を出力する。
【0051】
なお、遅延素子75、76の機能は、例えば複数のインバータを直列接続した構成等により実現できる。但し、温度変化やプロセス変動が生じた場合に、遅延素子75、76での素子遅延の変動がなるべく少なくなるように、回路設計に工夫を施すことが望ましい。
【0052】
AND77には、信号CQ(第1の信号)と遅延素子75からの信号DQ1が入力される。これにより図6に示す信号AQ1(第2の信号)が生成される。またAND78には、信号CQとDフリップフロップ74からの信号DQ2が入力される。これにより信号AQ2(第3の信号)が生成される。またAND79には、信号CQと遅延素子76からの信号DQ3が入力される。これにより信号AQ3(第4の信号)が生成される。これらの信号AQ1、AQ2、AQ3は、信号DQ1、DQ2、DQ3のF4、F5、F6、F7、F8、F9に示す部分をカットした信号になっている。
【0053】
マルチプレクサ84は、遅延設定レジスタ66からの2ビットの遅延設定値、即ちビット1、0に基づいて、信号CQ、AQ1、AQ2、AQ3のいずれかを選択し、選択した信号をPWM信号として出力する。即ち、ビット1、0が(00)であった場合には、CQが選択され、CQがPWM信号として出力される。また(01)であった場合には、AQ1が選択され、AQ1がPWM信号として出力される。また(10)であった場合には、AQ2が選択され、AQ2がPWM信号として出力される。また(11)であった場合には、AQ3が選択され、AQ3がPWM信号として出力される。
【0054】
以上のように本実施形態によれば、図6の第1のエッジ点220は、エッジ点設定レジスタ64のビット15〜2により、その位置が変化する。そして、遅延設定レジスタ66のビット1、0が(00)である場合には、第1のエッジ点220は変化せず、(01)である場合には略1/2クロック周期だけ遅延し、(10)である場合には2/4クロック周期だけ遅延し、(11)である場合には3/4クロック周期だけ遅延する。このようにすることで、PWM信号の分解能を2ビット分だけ向上させることができるようになる。即ちCLKの周波数が20MHZの場合には、図1(B)の従来例では8ビットであった分解能を10ビットに向上でき、40MHZの場合には、従来例では9ビットであった分解能を11ビットに向上できる(PWM信号の周波数が80KHZの場合)。
【0055】
しかも、本実施形態は、図1(B)の従来例に対して、遅延設定レジスタ66、遅延回路72、マルチプレクサ84等の小規模の回路を付加するだけで実現できる。従って、回路規模の増大化を最小限に抑えながらPWM信号の分解能を向上できることになる。
【0056】
なお、図5では、遅延設定レジスタ66が2ビットの場合を例にとり示したが、遅延設定レジスタ66を3ビット以上にすることも可能である。即ち、遅延設定レジスタ66がMビットである場合には、Mビットの遅延設定値に応じて、CLKの略1/2Mクロック周期、又は略2/2Mクロック周期・・・・又は略(2M−1)/2Mクロック周期だけ、図6の第1のエッジ点220を遅延させるようにすればよい。より具体的には、第1のエッジ点からCLKの略1/2Mクロック周期だけ遅延した点において信号レベルが変化する第2の信号、及び第1のエッジ点からCLKの略2/2Mクロック周期だけ遅延した点において信号レベルが変化する第3の信号・・・・・・及び第1のエッジ点からCLKの略(2M−1)/2Mクロック周期だけ遅延した点において信号レベルが変化する第2Mの信号を、遅延回路72を用いて生成する。そして、第比較回路82からの信号CQ、及び第2〜第2Mの信号の中から、PWM信号として出力する信号を、Mビットの遅延設定値に基づいてマルチプレクサ84が選択するようにすればよい。
【0057】
4.第4の実施形態
図7に、本発明の第4の実施形態の構成例を示す。図3の第2の実施形態と主に異なるのは、図3のアップカウンタ32の代わりにダウンカウンタ92を使用している点、図3の比較回路50を設けずに、PWM周期設定レジスタ90の周期設定値をダウンカウンタ92にロード可能な構成とした点である。なお、図7において図3と同名の名前が付されているブロックの機能、構成及び動作については、図3と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0058】
図7では、まず初めに、PWM周期設定レジスタ90の周期設定値がダウンカウンタ92にロードされる。そして、ダウンカウンタ92のデクリメント動作が始まり、カウント値が、エッジ点設定レジスタ94からのエッジ点設定値と一致すると、図4のE3と同様に信号CQがLレベルからHレベルに変化する。
【0059】
そして、ダウンカウンタ92におけるデクリメントが進み、アンダーフローになると、信号UDFがHレベルになる。すると、比較回路112の端子R(リセット端子)がHレベルになるため、図4のE5と同様に信号CQがHレベルからLレベルにリセットされる。また、ダウンカウンタ92の端子LD(ロード端子)もHレベルになるため、PWM周期設定レジスタ90の周期設定値が、ダウンカウンタ92に再度ロードされる。そして、ダウンカウンタ92のデクリメント動作が開始する。
【0060】
図7の構成においても、遅延設定レジスタに記憶される1ビットの遅延設定値に応じて、マルチプレクサ114が信号CQ、AQのいずれかを選択するようにすることで、図1(B)の従来例に比べて、分解能を1ビット分だけ向上できるようになる。
【0061】
なお、図5の構成においても、図7と同様に、アップカウンタ62の代わりにダウンカウンタを設け、比較回路80を設ける代わりにPWM周期設定レジスタの周期設定値をダウンカウンタにロード可能な構成とすることができる。
【0062】
また、これまで説明した第1〜第4の実施形態において、周期設定レジスタ、エッジ点設定レジスタ、遅延設定レジスタへの設定値は、マイクロコンピュータなどを用いて、所望の値に設定されることになる。
【0063】
5.マイクロコンピュータ
図8に、上記の第1〜第4の実施形態で説明したPWM制御回路を内蔵するマイクロコンピュータの構成例を示す。
【0064】
このマイクロコンピュータは、命令の実行処理を行うCPU(広義にはプロセッサ)300、ROM302、RAM304、クロックジェネレータ306、プリスケーラ308、プログラマブルタイマ310、リセット回路314、DMAコントローラ316、割り込みコントローラ318、バスコントローラ320、A/D変換器322、入力ポート324、出力ポート326、I/Oポート328などを含む。
【0065】
上記の第1〜第4の実施形態で説明したPWM制御回路312は、16ビットのプログラマブルタイマ310に内蔵される。即ち、プログラマブルタイマ310が有するレジスタ、カウンタ、比較回路などを利用して、第1〜第4の実施形態のPWM制御回路312が実現される。そして、PWM制御回路312からのPWM信号は外部に出力される。但し、PWM信号を平滑化するためのローパスフィルターをマイクロコンピュータに内蔵させ、ローパスフィルタにより平滑化されたアナログ信号を外部に出力するようにしてもよい。
【0066】
なお、PWM制御回路312が有するPWM周期設定レジスタ、エッジ点設定レジスタ、遅延設定レジスタに対して周期設定値、エッジ点設定値、遅延設定値を記憶させるための処理は、所与のソフトウェアにより動作するCPU300の機能により実現できる。
【0067】
また、PWM制御回路312が使用する動作クロックは、クロックジェネレータ306から供給してもよいし、外部クロックを用いてもよい。
【0068】
第1〜第4の実施形態のPWM制御回路312をマイクロコンピュータに内蔵させ、このPWM制御回路312からのPWM信号を用いて音等のアナログ信号を生成するようにすれば、アナログ方式のD/A変換器をマイクロコンピュータに内蔵する必要がなくなる。これによりマイクロコンピュータの低コスト化、マイクロコンピュータの設計期間の短縮化等を図れる。しかも、第1〜第4の実施形態のPWM制御回路312によれば高分解能のPWM信号を生成できる。従って、高分解能のアナログ信号を必要とする電子機器に最適であり且つ低コストな組み込み型マイクロコンピュータを提供できるようになる。
【0069】
6.電子機器
次に、上述のマイクロコンピュータを含む電子機器に関して説明する。
【0070】
例えば図9(A)に、電子機器の1つであるカーナビゲーションシステムの内部ブロック図を示し、図10(A)に、その外観図を示す。カーナビゲーションシステムの操作はリモコン510を用いて行われ、GPSやジャイロからの情報に基づいて位置検出部520が車の位置を検出する。地図などの情報はCDROM530(情報記憶媒体)に格納されている。メモリ540は画像処理や音声処理の際の作業領域になるメモリであり、生成された画像は画像出力部550を用いて運転者に表示される。また、生成されたカーナビゲーション用のガイド音声は、音出力部535を用いて運転者に出力される。マイクロコンピュータ500は、リモコン510、位置検出部520、CDROM530などのデータ入力源からデータを入力し、種々の処理を行い、処理後のデータを、画像出力部550、音出力部535などの出力装置を用いて出力する。
【0071】
図9(B)に、電子機器の1つであるゲーム装置の内部ブロック図を示し、図10(B)に、その外観図を示す。このゲーム装置では、ゲームコントローラ560からのプレーヤの操作情報、CDROM570からのゲームプログラム、ICカード580からのプレーヤ情報等に基づいて、メモリ590を作業領域としてゲーム画像やゲーム音を生成し、画像出力部610、音出力部600を用いて出力する。
【0072】
第1〜第4の実施形態のPWM制御回路を内蔵するマイクロコンピュータを電子機器に利用すれば、電子機器から出力される音などのアナログ信号の分解能を高めることができる。これにより、電子機器の商品力を高めることが可能になる。また電子機器に組み込まれるマイクロコンピュータを小規模化、低コスト化できるため、電子機器の低コスト化も図れるようになる。
【0073】
なおマイクロコンピュータを適用できる電子機器としては、上記以外にも例えば、携帯電話(セルラーフォン)、PHS、ページャ、オーディオ機器、電子手帳、電子卓上計算機、POS端末、タッチパネルを備えた装置、プロジェクタ、ワードプロセッサ、パーソナルコンピュータ、テレビ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、又はプリンタなど種々のものを考えることができる。
【0074】
なお、本発明は本実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
【0075】
例えば本発明のPWM制御回路の構成は、図2(A)、図3、図5、図7で説明したものが特に望ましいが、これに限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。
【0076】
また、カウンタ、エッジ点設定レジスタ、遅延設定レジスタのビット数も全く任意である。
【0077】
また、本発明のPWM制御回路はマイクロコンピュータに内蔵させることが特に望ましいが、ASICなどに内蔵させるようにしてもよい。
【0078】
また、本発明のPWM制御回路により生成されるPWM信号は、音の生成に利用することが特に望ましいが、ボリューム(音量)制御、選局制御、モータ制御などにも利用できる。
【0079】
また、本発明のマイクロコンピュータや電子機器の構成も、図8〜図10(B)で説明したものに限定されるものでなく、種々の変形実施が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)、(B)、(C)は、従来のPWM制御回路の問題点について説明するための図である。
【図2】図2(A)は、第1の実施形態のPWM制御回路の構成例を示す図であり、図2(B)は、その動作を説明するための信号波形図である。
【図3】第2の実施形態のPWM制御回路の構成例を示す図である。
【図4】第2の実施形態の動作を説明するための信号波形図である。
【図5】第3の実施形態のPWM制御回路の構成例を示す図である。
【図6】第3の実施形態の動作を説明するための信号波形図である。
【図7】第4の実施形態のPWM制御回路の構成例を示す図である。
【図8】第1〜第4の実施形態のPWM制御回路を内蔵するマイクロコンピュータの構成例を示す図である。
【図9】図9(A)、(B)は、種々の電子機器の内部ブロック図の例である。
【図10】図10(A)、(B)は、種々の電子機器の外観図の例である。
【符号の説明】
10 PWM周期設定レジスタ
12 カウンタ
14 エッジ点設定レジスタ
16 遅延設定レジスタ
20 PWM出力回路
22 遅延回路
30 PWM周期設定レジスタ
32 アップカウンタ
34 エッジ点設定レジスタ
36 遅延設定レジスタ
40 PWM出力回路
42 遅延回路
43 インバータ
44 Dフリップフロップ
46 AND
50、52 比較回路
54 マルチプレクサ
60 PWM周期設定レジスタ
62 アップカウンタ
64 エッジ点設定レジスタ
66 遅延設定レジスタ
70 PWM出力回路
72 遅延回路
73 インバータ
74 Dフリップフロップ
75、76 遅延素子
77、78、79、80 AND
80、82 比較回路
84 マルチプレクサ
90 PWM周期設定レジスタ
92 ダウンカウンタ
94 エッジ点設定レジスタ
96 遅延設定レジスタ
100 PWM出力回路
102 遅延回路
103 インバータ
104 Dフリップフロップ
106 AND
112 比較回路
114 マルチプレクサ
200、210、220 第1のエッジ点

Claims (3)

  1. PWM信号を生成するためのPWM制御回路であって、
    所与の動作クロックに基づいてカウント値をインクリメント又はデクリメントするカウンタと、
    PWM信号のレベルが変化する点である第1のエッジ点を特定するためのエッジ点設定値を記憶するエッジ点設定レジスタと、
    前記カウンタからの前記カウント値と前記エッジ点設定レジスタからの前記エッジ点設定値とに基づいて、前記エッジ点設定値により特定される前記第1のエッジ点においてPWM信号のレベルを変化させるPWM出力回路と、
    前記エッジ点設定レジスタの下位に付加して設けられ、前記第1のエッジ点の遅延時間を特定するための少なくとも1ビットの遅延設定値を記憶する遅延設定レジスタとを含み、
    前記遅延設定レジスタが、
    1ビットの遅延設定値を記憶し、
    前記PWM出力回路が、
    前記カウンタからの前記カウント値と前記エッジ点設定レジスタからの前記エッジ点設定値とを比較し、前記エッジ点設定値により特定される前記第1のエッジ点において信号レベルが変化する第1の信号を生成する比較回路と、
    前記第1の信号がデータ端子に入力され前記動作クロックの反転信号がクロック端子に入力されるDフリップフロップを有し、前記第1のエッジ点から前記動作クロックの1/2クロック周期だけ遅延した点において信号レベルが変化する第2の信号を、前記Dフリップフロップの出力信号に基づき生成する遅延回路と、
    前記遅延設定レジスタに記憶された前記1ビットの遅延設定値が第1のレベルである場合には、前記第1の信号を選択し、前記1ビットの遅延設定値が第2のレベルである場合には、前記第2の信号を選択するマルチプレクサとを含み、
    前記遅延設定レジスタに記憶された前記1ビットの遅延設定値に応じて、前記動作クロックの1/2クロック周期だけ前記第1のエッジ点を遅延させることを特徴とするPWM制御回路。
  2. 情報処理を行うマイクロコンピュータであって、
    請求項1のPWM制御回路を内蔵するプログラマブルタイマと、
    命令の実行処理を行うと共に、前記PWM制御回路の前記エッジ点設定レジスタ及び前記遅延設定レジスタに対して前記エッジ点設定値及び前記遅延設定値を記憶させるための処理を行うプロセッサとを含むことを特徴とするマイクロコンピュータ。
  3. 請求項2のマイクロコンピュータと、
    前記マイクロコンピュータの処理対象となるデータの入力源と、
    前記マイクロコンピュータが含む前記PWM制御回路により生成されたPWM信号を用いてアナログ信号を出力する出力装置とを含むことを特徴とする電子機器。
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