JP3788712B2 - モジュール用コネクタ取付構造 - Google Patents

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    • HELECTRICITY
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  • Power Engineering (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用サンバイザーや車両用ルームランプ等の車両用内装品をルーフトリムと一体化した際に、この内装品に電気を供給するためのモジュール用コネクタを車両パネルに取り付ける、モジュール用コネクタ取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用サンバイザーは、本来車両内部に取り付けられる太陽光線を避ける日除け板であるが、近年女性ドライバーが多くなったことから、サンバイザー本体にミラーとともに照明が備えられたものが出現している。
このようなサンバイザーにあっては、電源用電線がサンバイザーを支持する軸に備えたモジュール用コネクタに接続され、バッテリー電源が照明具に通電できるようになっている。
【0003】
図8(a)〜(c)は、そのようなコネクタが、ルーフトリムを張設した車両パネルに取り付けられる手順が示された各工程の断面図である。
コネクタ30は、電線挿通筒35等が設けられたブラケット32と、電線挿通筒35から導出された電線(取込用)40aと、その電線40aに取り付けられた接続コネクタ(雌型)41aとからなる。
【0004】
一方、車両本体側には、ルーフトリム36が張設された車両パネル37と外壁パネル38との間から電線(電源用)40bが車両パネル37の取付孔37aから導出され、その電線40bの端部には、接続コネクタ(雄型)41bが取り付けられている(図8(a))。
次に、接続コネクタ41aと接続コネクタ41bとが接合され、接合された接続コネクタ41a,41bが車両パネル37と外壁パネル38との間に挿入され、また車両パネル37の取付孔37aにブラケット32が装着される(図8(b))。
【0005】
その後、ブラケット32が、車両パネル37にねじ等により固定されて、接続コネクタ41a,41bが車両パネル37と外壁パネル38との間の略中間部に両パネル37,38に沿って設けられて、機械的にも、電気的にも安定した状態になっている(図8(c))。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のコネクタ30の車両パネル37側への取付においては、車両側の接続コネクタ(雄型)41bが、車両パネル37の取付孔37aから一旦引き出されて接続コネクタ41a,41bの接続が行われるため、電線40a,40bに一定長さに余分な長さを加えた余長が設けられている。
そのために、図9に示すように、接続コネクタ41a,41bが車両パネル37と外壁パネル38との間に挟み込まれて損傷したり、また電線40a,40bが車両パネル37又は外壁パネル38と接続コネクタ41a,41bとの間で噛み込まれてしまうという恐れがあった。
【0007】
また、接続コネクタ41a,41bが車両パネル37から引き出されて接続されること等を考慮して、電線40a,40bに充分な余長が設けられている。
そのために、接続コネクタ41a,41bは、不安定な状態になり、走行中に接続コネクタ41a,41bが車両パネル37や外壁パネル38に当接されて異音の発生や損傷する恐れがあった。
また、従来のようにコネクタ41a,41bとブラケット32とが別体であると、コネクタ41a,41bの接続とブラケット32の装着が個々に行われるので、これらの取り付け作業が煩雑になる。
【0008】
そこで、このような不具合を解消するためには、コネクタ41a,41bとブラケット32とを予め組み付けた一体品として構成すれば、取り付け作業は極めて簡単になる。
しかし、コネクタ41a,41bとブラケット32とを予め別部品として成形し、その後両者を組み合わせると、コネクタ41a,41b及びブラケット32の加工精度の影響で、両者の間にガタが生じ、車両走行中等に異音が発生する恐れがある。
【0009】
本発明は、前述した状況に鑑みてなされたものであり、その目的は電装品を車両パネルに取り付ける際に、接続コネクタの挟み込みや電線の噛み込みが防止されるとともに、取付作業性の向上が図れ、異音の発生を防止できるモジュール用コネクタ取付構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は下記構成により達成される。
1)モジュール用コネクタが取り付けられる取付孔が穿設された車両パネルと、前記モ
ジュール用コネクタが取り付けられる取付孔が穿設され前記車両パネルの車室側に取り付けられるルーフトリムと、組み合わされて前記モジュール用コネクタを構成するブラケット及びコネクタとからなり、前記ブラケットは、中央部に突設された電線挿通筒と、前記電線挿通筒の周面に設けられたロック爪と、該電線挿通筒から延びた電線の端部に結合されてブラケット上面に装着された端子とを有し、前記コネクタは、中央部に穿設され前記電線挿通筒が嵌合される筒装着孔と、該筒装着孔の周部に突設され前記ロック爪に係合されるロックアームと、前記筒装着孔の周部に穿設された撓み代孔と、該筒装着孔と前記撓み代孔との間の下面に突設された突起とを有し、車両側から延びる電源用電線の端部に結合されてコネクタ下面に装着された端子が前記一方の端子と電気的に接続され、前記電線挿通筒が前記筒装着孔に装着され前記ロック爪と前記ロックアームとが係合したときに、前記突起が前記ブラケットの上面に接することで前記筒装着孔の周部が撓んで弾性を生ずることを特徴とするモジュール用コネクタ取付構造。
【0011】
2)前記撓み代孔は、円弧状になっていることを特徴とする前記1)記載のモジュール用コネクタ取付構造。
【0012】
前記1)のモジュール用コネクタ取付構造によれば、電線挿通筒から引き出された電線の端部に結合された端子がブラケットに装着されるので、モジュール用コネクタ側における電線の余長が必要なくなる。そのために、電線の余長があることに起因する車両パネルと外壁パネルとによる接続コネクタの挟み込みや電線の噛み込みが防止される。
【0013】
また、コネクタの筒装着孔の周部下面に突起が設けられているため、モジュール用コネクタが車両パネルに取り付けられた際に、筒装着孔の周部下面に設けられた突起がブラケット上面に接触する。
【0014】
そのために、コネクタにブラケットが装着されてロック爪とロックアームとが係合した際に、筒挿通孔の周部が突起の高さ分撓んで弾性力を生じ、ブラケットとコネクタが良好に密着される。したがって、部品の加工精度に多少のバラツキがあっても、ブラケットとコネクタ間の係合方向(電線挿通筒の軸方向)のガタがなくなって、ガタに起因する異音が解消される。
【0015】
また、車両側から延びる電源用電線に結合された端子が、取付用ねじ等を通してコネクタ下面に装着された一方の取込用電線の端子に直結され、一方コネクタ下面に装着された他方の取込用電線の端子は、ねじ等を通して車両(車体)側に直結されてアース接続することができる。
【0016】
そのために、接続コネクタの接続電線の余長が少なくなって接続コネクタが安定し、接続コネクタと車両パネルや外壁パネルとの当接による異音の発生や損傷が防止される。
更に、ブラケットとコネクタとの間のガタがなくなることによって、比較的簡単に正確に嵌合されるため、作業能率が図られる。
【0019】
また、前記2)のように、撓み代孔が円弧状になっていれば、円弧状の撓み代孔が形成された筒装着孔の壁面に略均一な弾性力が発生し、位置決めリブ及びその近傍が略均一な弾性力により押圧されて、ブラケットとコネクタとの間の半径方向のガタが確実に解消される。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るモジュール用コネクタ取付構造の実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図2(a),(b)は、本発明に係るモジュール用コネクタ取付構造の一実施形態を示し、図1は全体の分解斜視図、図2(a)はブラケットがコネクタに嵌合される前の状態の要部拡大断面図、図2(b)は嵌合された後の状態の要部拡大断面図である。
【0021】
図1に示すように、本実施形態のモジュール用コネクタ1は、主な構成としてブラケット2と、ブラケット2を装着するコネクタ3と、ブラケット2の車室側を被覆するカバー4が備えられている。
ブラケット2は、合成樹脂等からなる楕円形状のブラケット本体2aと、そのブラケット本体2aの中央部に突設された円筒状の電線挿通筒5とで構成されている。
【0022】
電線挿通筒5は、モジュール用コネクタ1がルーフトリム6を張設した車両パネル7側へ取り付けられる取付方向Zに沿って延びており、その電線挿通筒5の外周面には、角筒形状の電線収容部28a,28bが一体に設けられている。
また、電線挿通筒5の外周面には、ブラケット本体2aの短手方向Yに、ブラケット2がコネクタ3に装着された際に、後述するロックアーム16a,16bと係合してストッパーとなる断面形状が三角形のロック爪15a,15bが電線収容部28a,28bと一体に(又は近接して)設けられている。
【0023】
ロック爪15a,15bの上面は傾斜面であり、電線挿通筒5を筒装着孔14に挿通させて押し込むことにより、ロックアーム16a,16bはロック爪15a,15bに一時的に乗り上がって弾性変形した後、元の形状に復帰してロック爪15a,15bと係合する。
電線挿通筒5が設けられたブラケット本体2aには、その長手方向Xの両側に、端子12a,12bが収容される端子収容凹部13a,13bが配設されている。
【0024】
そこには、電線挿通筒5から電線収容部28a,28bに延びた各電線10a,10bの端部に結合された端子12a,12bが収容されている。
すなわち、電線収容部28a,28bから導出された各電線10a,10bの端部に結合された端子12a,12bは、ブラケット本体2a表面の電線挿通筒5を挟んだ両側に装着されている。
【0025】
一方、コネクタ3は、合成樹脂等からなる楕円形状のコネクタ本体3aと、そのコネクタ本体3aの中央部に設けられた歪んだ円形状の筒装着孔14とで構成されている。
筒装着孔14の周部下面には、図2に示すように突起9a,9bが突設されている。各突起9a,9bは、図2(a),(b)に示すように断面形状が三角形状を有し、その突出量tは、0.4mm〜0.5mm程度である。この突出量tは、成形による係合方向のガタの量より大きくされる。
【0026】
筒装着孔14の周部には、コネクタ本体3aの短手方向Yの両端に、ロック爪15a,15bとそれぞれ係合する弾性突起片からなるロックアーム16a,16bが一体に設けられている。
また、電線挿通筒5の外周面に位置決めリブ17a,17bが楕円形ブラケット2の略対角線W上、かつ取付方向Zに沿って突設されている。
【0027】
一方、図3に示すように、コネクタ3の筒装着孔14には、その孔の周部に楕円形コネクタ3の略対角線Wに沿って、位置決めリブ17a,17bに係合される位置決め凹部18a,18bが形成されている。
なお、位置決め凹部18a,18bが形成された筒装着孔14の壁面には、ロック用の位置決め凹部18a,18bに隣接して、ロック解除用の位置決め凹部22a,22bが形成されている。そして、ブラケット2をコネクタ3に対して回動させて、位置決めリブ17a,17bをロック解除用の位置決め凹部22a,22bに係合させると、ロック爪15a,15bとロックアーム16a,16bも回動して係合が解除されるようになっている。
【0028】
位置決め凹部18a,18bが形成された外周近傍には、筒装着孔14の周囲の弾力性を増大させるために、円弧状になった撓み代孔19a,19bが穿設されている。
位置決め凹部18a,18bの深さと、位置決めリブ17a,17bの高さとは等しいが、位置決め凹部18a,18bの最奥部を円周上とする円の直径は、位置決めリブ17a,17bの頂部を円周上とする円の直径よりもわずかに小さく、位置決めリブ17a,17bは位置決め凹部18a,18b内に圧入されるようになっている。
【0029】
そして、ブラケット3がコネクタ2の筒装着孔14に嵌合された際に、位置決めリブ17a,17bが位置決め凹部18a,18bに係合されて位置決めされるとともに、位置決めリブ17a,17b及びその近傍が、筒装着孔14の壁面に弾力的に押圧される。
また、コネクタ本体3aの長手方向X両側には、車両パネル7に形成された係止部取付孔8bに係止される突起した係止部14bと、車両パネル7に形成されたねじ取付孔8aと同軸となるねじ挿通孔14aが形成されている。
【0030】
図示しないが、係止部14bが設けられたコネクタ3の裏面の位置には、接続コネクタ側の電源用電線に結合された端子が収容される端子収容凹部が設けられている。
また、コネクタ本体3aの長手方向X両端および短手方向Y両端には、ルーフトリム6を係止する断面略L字状の係止片21a,21a、21b,21bがそれぞれ設けられている。
【0031】
そして、ブラケット2の電線挿通筒5が、ルーフトリム6に装着されたコネクタ3の筒装着孔14に挿入されてブラケット2をコネクタ3に装着したモジュール用コネクタ1が、車両パネル7に装着されて、ねじ20a,20bの締め付けによって、モジュール用コネクタ1が車両パネル7に取り付けられる。なお、その後、ブラケット3の車室側にバイザー取付軸が挿通する切欠4aを有する装飾用のカバー4が取り付けられる。
【0032】
図4〜図7は、モジュール用コネクタ1が車両パネル7に取り付けられる手順が示された各工程の断面図である。
まず、サンバイザーに接続している電線(取込用)10a,10bがブラケット2の電線挿通筒5から導出され、その電線(取込用)10a,10bの端部に取り付けられた端子12a,12bが、端子収容凹部13a,13bにそれぞれ収容される。
【0033】
一方、車両側から導出された接続コネクタ側の電源用電線10cの端部に設けられた端子12cがコネクタ3の筒装着孔14を通して係止部18aが設けられた裏面の端子収容凹部13cに収容される(図4参照)。
【0034】
次に、ルーフトリム6の取付孔6aにコネクタ3が挿入され、コネクタ3の外周に設けられた係止片21a,21bで係止され、ルーフトリム6に装着される(図5参照)。
【0035】
次に、ブラケット2の電線挿通筒5がコネクタ3の筒装着孔14に挿入されて、ブラケット2がコネクタ3に装着される。この際、ブラケット2側に設けられたロック爪15a,15bを、コネクタ3側に設けられたロックアーム16a,16bが一時的に乗り上げた後に、ロック爪15a,15bに係合し、ブラケット2がコネクタ3に確実に装着される(図6参照)。
【0036】
次に、車両パネル7の取付孔7aに、モジュール用コネクタ1の電線挿通筒5、すなわち、ブラケット2の電線挿通筒5が挿入されるとともに、コネクタ3の係止部14bが車両パネル7の取付孔8bに装着されて係止される。次いで、ねじ20a,20bの締め付けによって、モジュール用コネクタ1が車両パネル7に取り付けられる(図7参照)。
【0037】
この締結ねじ20a,20bを通して、取込用電線10aと電源用電線10cが電気的に接続され、一方、取込用電線10bがアース側に接続されて、サンバイザーに備えた照明が導通となる。なお、その後、ブラケット3の車室側に、カバー4が取り付けられる。
【0038】
以下、本実施形態のモジュール用コネクタ取付構造の作用を説明する。
本実施形態のモジュール用コネクタ取付構造は、コネクタ3の筒装着孔14の周部下面に突起9a,9bが設けられているので、コネクタ3とブラケット2が組み合わされ、電線挿通筒5が筒装着孔14に装着された際に、筒装着孔14の周部下面に設けられた突起9a,9bがブラケット2上面に接触する。
【0039】
したがって、コネクタ3がブラケット2に装着された際、突起9a,9bを支点として筒装着孔5の周部が軸方向に撓んで弾性力が生じてブラケット2とコネクタ3が良好に密着される。そのために、部品の加工精度に多少のバラツキがあっても、ブラケット2とコネクタ3間の軸方向のガタがなくなって、ガタによる異音が解消される。
【0040】
そして、ブラケット2とコネクタ3との間のガタがなくなれば、比較的簡単に正確に嵌合され、作業能率が図られる。
また、突起9a,9bは断面形状が三角形であり、筒挿通孔14の電線挿通筒5と接する周部に連続して設けられているが、周部に適当な間隔で設けられてもよい。
【0041】
また、車両側から延びる電源用電線10cに結合された端子12cが、ねじ20bを通してコネクタ3下面に装着された一方の取込用電線10bの端子12bに直結され、一方コネクタ3下面に装着された他方の取込用電線10aの端子12aは、ねじ20aを通して車両(車体)側に直結されてアース接続となる。
一方、電線挿通筒5から引き出された電線10a,10bは電線収容部28a,28bに保持されて端子12a,12bに接続されているので、モジュール用コネクタ側には電線の余長が不要になる。
【0042】
したがって、モジュール用コネクタの電線の余長が少なくなることから、電線等が車両パネル7や外壁パネルとの当接して異音を発生することがなく、また電線等の損傷が防止される。
【0043】
また、本実施形態では、ブラケット2側に位置決めリブ17a,17bが設けられ、コネクタ3側に位置決め凹部18a,18bが形成されているため、ブラケット2がコネクタ3に嵌合される際に、位置決めリブ17a,17bが位置決め凹部18a,18bに係合されて、ブラケット2がコネクタ3に比較的簡単に、かつ正確に位置決めされる。そのために、モジュール用コネクタ1の取付作業の能率向上が図れる。
【0044】
また、位置決め凹部18a,18bの外周近傍に弾力性を生じさせる撓み代孔19a,19bが形成されているため、電線挿通筒5の外周面の位置決めリブ17a,17bが設けられた部分及びその近傍が、位置決め凹部18a,18b及び撓み代孔19a,19bが形成された筒装着孔14の壁面により弾力的に押圧される。したがって、電線挿通筒5は、筒挿通孔14に常に圧入状態にあり、半径方向のガタが解消される。
【0045】
また、ブラケット2をコネクタ3に嵌合した際に、ロック位置とロック解除位置とで、節度感が生じて正確に位置決めされるとともに、半径方向のガタがなくなって、ガタに起因する異音が解消される。
更に、撓み代孔19a,19bが円弧状になっていることによって、撓み代孔19a,19bが形成された筒装着孔14の壁面に略均一な弾性力が発生し、位置決めリブ17a,17b及びその近傍が略均一な弾性力により押圧されて、ブラケット2とコネクタ3との間の特に水平方向のガタが解消される
【0046】
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、適宜変更、改良等が可能である。
例えば、上記実施形態では、撓み代孔と突起との組合せ構成により軸方向のガタを防止し、位置決め突起と位置決め凹部との組合せ構成により半径方向のガタを防止する構成であるが、いずれか一方の組合せ構成により一方向のガタだけを防止する構成であってもよい。
【0047】
また、上記実施形態では、位置決めリブが電線挿通筒に、位置決め凹部が筒装着孔に設けられているが、逆に位置決めリブが筒装着孔に、位置決め凹部が電線挿通筒にそれぞれ設けてもよい。
また、上記実施形態では、突起は断面三角形状であるが、断面半円形状、断面矩形状等、他の任意の形状であってもよい。
【0048】
また、上記実施形態では、撓み代孔は円弧状になっているが、「く」の字状やその他の形状にすることができる。
また、上記実施形態では、サンバイザーを支持するモジュール用コネクタ取付構造を示したが、これに限定されず、ルームランプ等を支持するモジュール用コネクタ取付構造にも適用できるものである。
【0049】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、コネクタがブラケットに装着された際、コネクタの筒挿通孔の周部下面に設けられた突起を支点に、筒挿通孔の周部が撓んで弾性力を生じ、ブラケットとコネクタが良好に密着されるので、部品の加工精度に多少のバラツキがあっても、ブラケットとコネクタ間の係合方向のガタがなくなって、ガタに起因する異音が解消される。
【0050】
また、モジュール用コネクタ側の電線は電線挿通筒から引き出されてコネクタに備えた端子に接続されるので、接続コネクタの接続電線の余長が少なくなって接続コネクタが安定し、接続コネクタと車両パネルや外壁パネルとの当接による異音の発生や損傷が防止される。
更に、ブラケットとコネクタとの間のガタがなくなるので、比較的簡単に正確に嵌合されて作業能率が図られる。
【0052】
それに、円弧状の撓み代孔が形成された筒装着孔の壁面に略均一な弾性力が発生するので、位置決めリブ及びその近傍が略均一な弾性力により押圧されて、ガタが確実に解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るモジュール用コネクタ取付構造の第1実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】図1のブラケットがコネクタに嵌合される前の状態及び嵌合後の状態の要部拡大断面図であり、図3のA−A断面を表す。
【図3】図1のブラケットがコネクタに嵌合された状態の要部拡大断面図である。
【図4】本発明に係るモジュール用コネクタが車両パネルに取り付けられる前の分解断面図である。
【図5】コネクタがルーフトリムに装着された状態の分解断面図である。
【図6】ブラケットがコネクタに嵌合された状態の分解断面図である。
【図7】モジュール用コネクタが車両パネルに装着された状態の分解断面図である。
【図8】従来のコネクタ構造のモジュール用コネクタ取付手順が示された各工程の断面図である。
【図9】従来のコネクタが車両パネルに装着されたよくない状態の断面図である。
【符号の説明】
1 モジュール用コネクタ
2 ブラケット
3 コネクタ
5 電線挿通筒
6 ルーフトリム
6a,7a 取付孔
7 車両パネル
9a,9b 突起
10a,10b,10c 電線
12a,12b,12c 端子
14 筒装着孔
17a,17b 位置決めリブ
18a,18b 位置決め凹部
19a,19b 撓み代孔

Claims (2)

  1. モジュール用コネクタが取り付けられる取付孔が穿設された車両パネルと、前記モジュール用コネクタが取り付けられる取付孔が穿設され前記車両パネルの車室側に取り付けられるルーフトリムと、組み合わされて前記モジュール用コネクタを構成するブラケット及びコネクタとからなり、前記ブラケットは、中央部に突設された電線挿通筒と、前記電線挿通筒の周面に設けられたロック爪と、該電線挿通筒から延びた電線の端部に結合されてブラケット上面に装着された端子とを有し、前記コネクタは、中央部に穿設され前記電線挿通筒が嵌合される筒装着孔と、該筒装着孔の周部に突設され前記ロック爪に係合されるロックアームと、前記筒装着孔の周部に穿設された撓み代孔と、該筒装着孔と前記撓み代孔との間の下面に突設された突起とを有し、車両側から延びる電源用電線の端部に結合されてコネクタ下面に装着された端子が前記一方の端子と電気的に接続され、前記電線挿通筒が前記筒装着孔に装着され前記ロック爪と前記ロックアームとが係合したときに、前記突起が前記ブラケットの上面に接することで前記筒装着孔の周部が撓んで弾性を生ずることを特徴とするモジュール用コネクタ取付構造。
  2. 前記撓み代孔は、円弧状になっていることを特徴とする請求項1記載のモジュール用コネクタ取付構造。
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