JP3465551B2 - サンバイザのアセンブリ構造及びサンバイザの装着方法 - Google Patents

サンバイザのアセンブリ構造及びサンバイザの装着方法

Info

Publication number
JP3465551B2
JP3465551B2 JP24684797A JP24684797A JP3465551B2 JP 3465551 B2 JP3465551 B2 JP 3465551B2 JP 24684797 A JP24684797 A JP 24684797A JP 24684797 A JP24684797 A JP 24684797A JP 3465551 B2 JP3465551 B2 JP 3465551B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sun visor
clip
head lining
retainer
headlining
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP24684797A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1178521A (ja
Inventor
孝憲 吉井
康夫 川田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP24684797A priority Critical patent/JP3465551B2/ja
Priority to US09/151,834 priority patent/US6113253A/en
Publication of JPH1178521A publication Critical patent/JPH1178521A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3465551B2 publication Critical patent/JP3465551B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J3/00Antiglare equipment associated with windows or windscreens; Sun visors for vehicles
    • B60J3/02Antiglare equipment associated with windows or windscreens; Sun visors for vehicles adjustable in position
    • B60J3/0204Sun visors
    • B60J3/0213Sun visors characterised by the mounting means
    • B60J3/0217Brackets for mounting the sun visor support arm to the vehicle

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サンバイザのアセ
ンブリ構造及びその装着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】サンバイザは、車室内に入射する光を遮
光することが主な目的であるが、近年では、遮光時にサ
ンバイザの乗員に対向する面に照明付きの化粧鏡(バニ
ティミラー)等が設けられたものも知られている。この
サンバイザの取付けは、図6に示すように、製造ライン
において、ヘッドライニング102を車体103に装着
した後に行われている。すなわち、製造ラインにおい
て、サンバイザ100及びサンバイザホルダ101は、
ヘッドライニング102を車体103に装着した後、こ
のヘッドライニング102を介して車体103にそれぞ
れ取り付けられている。なお、図6において、符号10
4は、車体103に設けられたサンバイザ100及びサ
ンバイザホルダ101の取付けネジ穴、符号105は、
ヘッドライニング102に設けられたサンバイザ100
の取付基部及びサンバイザホルダ101が挿通する孔を
それぞれ示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、サン
バイザの取付けは、ヘッドライニングを車体に装着した
後に行っているので、作業者は、車室内で上を向いて作
業することになり、取付作業が容易ではなく、多くの作
業工数を必要とする問題点がある。また、製造ラインに
おいて、上述の取付作業を行うことになるので、オンラ
イン中で多大な工数を使用し、ラインコストがかかると
ともに、製造ラインの効率化を阻害するという問題点も
ある。
【0004】よって、本発明の目的は、サンバイザのヘ
ッドライニングへの取付けを容易に行え、作業性を向上
できるサンバイザのアセンブリ構造及びサンバイザの装
着方法を提供することにある。また、照明を有するサン
バイザにおいては、照明用配線の断線を防止できるサン
バイザのアセンブリ構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、ボディパネルに取り付けられ
るサンバイザのアセンブリ構造において、上記ボディパ
ネルの内面に装着されるヘッドライニングと、上記ヘッ
ドライニングに上記サンバイザを取り付けると共に上記
ボディパネルに上記ヘッドライニングを装着する装着部
材とを備え、上記装着部材は、上記サンバイザに設けら
れ上記ヘッドライニングへの取付基部となるベース部
と、上記ヘッドライニングの上方に配設されると共に上
記ボディパネルに設けられた孔に、係合するクリップ部
と、上記クリップ部と上記ヘッドライニングとに挟持さ
れると共に、ヘッドライニングに取付けられた際に上記
クリップ部よりも上記ポデパネルに近い位置に配設され
る仮止めスナップ部を有するリテーナと、上記クリップ
部に締結されて、上記ベース部、上記クリップ部及び上
記リテーナを一体的に上記ヘッドライニングに固定して
同ヘッドライニングと上記サンバイザとをユニット化す
るネジとを有し、上記止めスナップ部が上記ボディパネ
ルに形成された逃げ孔に係合することで、上記サンバイ
ザとユニット化された上記ヘッドライニングを上記ボデ
ィパネルに仮止め可能とされたことを特徴とする。請求
項1記載の発明によれば、装着部材により、サンバイザ
のヘッドライニングへの取り付けと、サンバイザが取り
付けられたヘッドライニングのボディパネルへの取り付
けを、リテーナ部による仮止めと、クリップ部による取
り付けとによって行えるので、取付作業が簡素化され
る。
【0006】
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
サンバイザのアセンブリ構造において、上記サンバイザ
は、外部からの光線を遮蔽するバイザ本体と、同バイザ
本体に設けられた鏡面と、同鏡面を照明するランプ部材
と、同ランプ部材に電力を供給する照明用電線とを備
え、上記リテーナ部が、上記照明用電線の端部に設けら
れたコネクタを上記ヘッドライニングの裏面側に保持す
る保持部を有すると共に、上記コネクタが、上記ヘッド
ライニングに装着されたハーネスのコネクタに連結され
ていることを特徴とする。請求項2記載の発明によれ
ば、照明用電線のコネクタが保持部に保持固定され、照
明用電線の動きが規制される。
【0008】請求項3記載の発明は、ヘッドライニング
の上方に配設されボディパネルに設けられた孔に係合す
るクリップ部と、上記ヘッドライニングに取り付けられ
た際に上記クリップ部よりも上記ボディパネルに近い位
置に配設される止めスナップ部を有し上記クリップ部と
上記ヘッドライニングとの間に挟持されたリテーナと、
上記クリップ部に締結されるネジとを有した装着部材を
用い、上記クリップ部とサンバイザのベースとを互いに
上記ネジで締結することで、上記クリップ部、上記べ一
ス部及び上記リテーナ部を一体的に上記ヘッドライニン
グに固定して上記ヘッドライニングと上記サンバイザを
ユニット化し、さらに、上記リテーナ部の仮止めスナッ
プ部をボディパネルの仮止め穴に係合させて上記ユニッ
ト化されたヘッドライニングを上記ボディパネルに仮止
めし、つづいて、上記クリップ部を上記ボディパネルに
設けた孔に挿入固定することにより上記ヘッドライニン
グとユニット化されたサンバイザを上記ホディパネルに
固定することを特徴とする。請求項3記載の発明によれ
ば、サンバイザを装着部材によりヘッドライニングに固
定し、次に、装着部材のリテーナ部をボディパネルの仮
止め穴に係合させて、ヘッドライニングをボディパネル
に仮止めし、さらに、装着部材のクリップ部をボディパ
ネルに挿入固定して、サンバイザがボディパネルに固定
される。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1において、符号1は、サンバイザを示す。サンバイ
ザ1は、車室内に入射する光を遮光するための平板状の
バイザ本体2と、このバイザ本体2を一端側で支持する
中空のシャフトからなるアーム3と、このアーム3の自
由端を回動自在に支持する、サンバイザ1のヘッドライ
ニング10への取付基部としてのベース部4とから主に
構成されている。
【0010】バイザ本体2のベース部4とは反対側の端
部近傍の一部分は、切り欠かれており、アーム3が露出
している。この露出したアーム3によって、後述するサ
ンバイザホルダ9が係合する係合部8が形成されてい
る。また、遮光時に、バイザ本体2の乗員に対向する面
には、鏡面としての化粧鏡5(バニティミラー)とこの
化粧鏡5を照明するランプ部材6とがそれぞれ設けられ
ている。ランプ部材6に接続されている照明用電線とし
てのハーネス6aは、アーム3の内部を挿通し、ベース
部4の端部から導出しており、このハーネス6aの端部
には、コネクタ7が設けられている。コネクタ7は、後
述するコネクタフック部17に保持固定される。
【0011】図1〜3に示すように、サンバイザ1のベ
ース部4は、ヘッドライニング10の上方に配設された
クリップ部としての一対のクリップ20とにより、ヘッ
ドライニング10をその上下面(両面)から挾持して、
ベース部4とクリップ20とをネジ14により互いに締
結することによってヘッドライニング10に取り付けら
れている。一対のクリップ20を使用することにより、
ベース部4の回転を防止でき、ベース部4が回転してサ
ンバイザ1の取付位置がずれることを防止でき、サンバ
イザ1の取付位置の精度を向上できる。なお、ベース部
4とネジ14とによって、サンバイザ1をヘッドライニ
ング10に固定する固定部が構成されている。
【0012】クリップ20とヘッドライニング10との
間には、ベース部4と略同じ大きさのリテーナ部として
のリテーナ15が配設されている。リテーナ15は、ベ
ース部4とクリップ20とが互いに締結されるときに、
クリップ20とヘッドライニング10とにより挟まれ
て、これらと一体的にヘッドライニング10に取り付け
られている。
【0013】リテーナ15には、クリップ20及びベー
ス部4が共に取り付けられたヘッドライニング10をボ
ディパネル30に仮止めする、すなわち、暫定的に取り
付ける一対の仮止めスナップ部16と、コネクタ7をリ
テーナ15に保持固定する保持部としてのコネクタフッ
ク部17がそれぞれ設けられている。仮止めスナップ部
16,16は、リテーナ15のベース部15aから上方
に突出してアーム3の先端を覆うカバー部15bの両側
壁にそれぞれ設けられている。カバー部15bの側方に
は、コネクタフック部17が一体形成されている。コネ
クタフック部17は、コネクタ7を挾持して保持する一
対の爪17a,17aから構成されている。
【0014】クリップ20は、金属板で形成されてお
り、ネジ14のネジ部が螺合する螺合部21aが設けら
れているベース部21と、ヘッドライニング10が取り
付けられるボディパネル30に設けられている孔30a
に係止される係止部としての一対のフック部22,22
とから構成されている。フック部22は、ベース部21
の一部を折曲することによって形成されている。
【0015】ボディパネル30の孔30aの間には、リ
テーナ15のカバー部15b及びコネクタフック部17
の逃げ孔30bが設けられている。逃げ孔30bの一部
は、仮止めスナップ部16,16が係合する被係合部と
して使用される。ボディパネル30には、孔30a及び
逃げ孔30bの他に、サンバイザホルダ9の取付け用の
クリップ20が係止される孔30cが設けられている。
【0016】ここで、仮止めスナップ部16,16とフ
ック部22,22とについて説明する。図2に示すよう
に、仮止めスナップ部16,16は、フック部22,2
2よりも上方に位置するように設けられている。すなわ
ち、仮止めスナップ部16,16は、フック部22,2
2よりもボディパネル30に近い位置に配設されてい
る。これは、ヘッドライニング10をボディパネル30
に取り付けるときに、仮止めスナップ部16,16をフ
ック部22,22よりも先にボディパネル30に係合さ
せるためである。仮止めスナップ部16,16は、ボデ
ィパネル30の逃げ孔30bに係合した際に、ヘッドラ
イニング10の位置調整のための隙間を逃げ孔30bと
の間に有している。これに対し、フック部22,22
は、ボディパネル30の孔30a,30cに嵌合した際
にボディパネル30に保持され、ヘッドライニング10
をボディパネル30に固定する。
【0017】よって、フック部22,22のボディパネ
ル30への嵌合は、仮止めスナップ部16,16のボデ
ィパネル30への係合よりも強固である。換言すると、
仮止めスナップ部16,16のボディパネル30への係
合は、フック部22,22のボディパネル30への嵌合
よりも容易に行うことができ、ヘッドライニング10の
ボディパネル30への仮止めが容易に行える。
【0018】ヘッドライニング10のサンバイザ1が取
り付けられる面とは反対側の面には、コネクタ7を車体
からの電源用ハーネスに接続する中継ハーネス11が配
設されており、この中継ハーネス11の両端には、コネ
クタ12a,12bがそれぞれ設けられている。また、
中継ハーネス11にルームランプ部材等のハーネスも接
続しても良い。ヘッドライニング10のベース部4とリ
テーナ15とに挾持される部分には、コネクタ7が挿通
可能な大きさの孔10aが設けられている。
【0019】一方、サンバイザ1をヘッドライニング1
0に取り付けたときに、ヘッドライニング10の係合部
8に対応する部位には、係合部8に係合しサンバイザ1
の端部を保持するサンバイザホルダ9が取り付けられて
いる。サンバイザホルダ9は、断面略J字形状に形成さ
れており、ベース部4と同様に、クリップ20とによ
り、ヘッドライニング10をその上下面(両面)から挾
持して、サンバイザホルダ9とクリップ20とを互いに
ネジ14により締結することによってヘッドライニング
10に取り付けられている。
【0020】次に、サンバイザ1の取付けについて、図
1及び図4に示す取付工程図を参照して詳しく説明す
る。まず、ステップS1では、別工程にて組み立てられ
たサンバイザ1のベース部4とリテーナ15とによっ
て、ヘッドライニング10をその上下から挾持する。す
なわち、ヘッドライニング10のボディパネル30に対
応する側からリテーナ15で、ヘッドライニング10の
車室内に対応する側からベース部4で、ヘッドライニン
グ10を挾持する。このとき、コネクタ7をヘッドライ
ニング10の下方から孔10aに挿通し、コネクタ7を
リテーナ15のコネクタフック部17に保持させる(図
3参照)。また、ヘッドライニング10を挾持するとき
に、ベース部4、リテーナ15及びヘッドライニング1
0の各取付け孔を対応させる。
【0021】その後、クリップ20の螺合部21aをリ
テーナ15の取付け孔に対応させて、クリップ20をリ
テーナ15に取り付ける。ベース部4、リテーナ15及
びクリップ20のヘッドライニング10への仮取付けが
完了した後、ステップS2に進む。
【0022】コネクタ7をリテーナ15のコネクタフッ
ク部17に保持することによって、ハーネス6aの動
き、例えば、ハーネス6aの遊び等が規制されて、ベー
ス部4とヘッドライニング10との間におけるハーネス
6aの挟み込みや、ハーネス6aの露出を防止できる。
【0023】ステップS2では、ネジ14をクリップ2
0の螺合部21aに螺合することによって、ベース部
4、リテーナ15及びクリップ20がヘッドライニング
10にそれぞれ固定されて、ベース部4、リテーナ1
5、クリップ20及びヘッドライニング10が一体化さ
れる。
【0024】よって、ベース部4、リテーナ15及びク
リップ20は、一回の取付動作、すなわち、ネジ14を
クリップ20の螺合部21aに螺合することによって、
ベース部4、リテーナ15及びクリップ20がヘッドラ
イニング10に取り付けられ、取付作業が簡素になり作
業性が向上し、工数低減を図ることができる。
【0025】ステップS3では、コネクタ7とコネクタ
12aとを互いに接続し、ステップS4に進み、このス
テップS4では、サンバイザホルダ9をヘッドライニン
グ10に取付ける。すなわち、サンバイザホルダ9、ク
リップ20及びヘッドライニング10の各取付け孔を対
応させて、サンバイザホルダ9とクリップ20とによっ
て、ヘッドライニング10の上下から挾持する。挾持し
た後、ネジ14をクリップ20の螺合部21aに螺合す
ることによって、サンバイザホルダ9をヘッドライニン
グ10に固定する。サンバイザ1とサンバイザホルダ9
とを共にヘッドライニング10に固定することによっ
て、ヘッドライニング10がユニット化される。
【0026】ステップS5では、ユニット化されたヘッ
ドライニング10を、製造ラインに搬送されている車体
内に搬入し、車体天井部をなすボディパネル30に仮止
めする。すなわち、図2に示すように、リテーナ15の
仮止めスナップ部16をボディパネル30の孔30bに
係合する。このときのボディパネル30の位置を図2
中、二点鎖線で示す。この仮止め状態では、ユニット化
されたヘッドライニング10は、仮止めスナップ部16
や、図示しないヘッドライニング取付用クリップ等によ
り、ボディパネル30に暫定的に取り付けられている。
【0027】ステップS6では、仮止め状態では、ヘッ
ドライニング10は、その取付け位置に余裕があるの
で、このときに取付位置を正確な位置に調整する。この
調整は、サンバイザホルダ9を基準にして行われ、車体
の前後方向及び左右方向をそれぞれ調整する。
【0028】ステップS7では、ヘッドライニング10
の取付位置の調整が完了した後、各クリップ20のフッ
ク部22をボディパネル30の孔30aにそれぞれ係止
する。また、クリップ20と同様に、ヘッドライニング
取付用クリップもボディパネル30に係止する。クリッ
プ20のフック部22を係止することによって、ユニッ
ト化されたヘッドライニング10がボディパネル30に
固定される。ステップS8では、車体のピラー部近傍に
おいて、コネクタ12bを車体に配設されているハーネ
スのコネクタに接続する。
【0029】したがって、製造ライン外において、ヘッ
ドライニング10にサンバイザ1等を固定し、ヘッドラ
イニング10をユニット化することによって、製造ライ
ンでの工数を低減でき、ラインコストも低減できる。こ
のユニット化されたヘッドライニング10のボディパネ
ル30への取付けを、仮止めスナップ部16による仮止
めとフック部22による固定との2工程に分けることに
よって、各工程の作業が簡素化され、作業性を向上する
ことができる。
【0030】また、ユニット化されたヘッドライニング
10のボディパネル30への取付けは、作業者が車室内
で上を向いて行われるが、この取付作業が2工程に分け
られるので、各工程において作業者が車室内で上を向い
て行う作業時間が短縮され、作業者の負担を軽減でき
る。これは、従来、作業者は、サンバイザ1の取付作業
をその開始から終了まで、車室内で上を向いて連続して
行われていたが、取付作業が2工程に分けられるので、
その間に僅かながら上を向いての作業を中断できるの
で、作業者の負担を軽減できる。
【0031】さらに、仮止めスナップ部16による仮止
め作業や、フック部22による固定作業も仮止めスナッ
プ部16及びフック部22をボディパネル30の孔30
a,30b,30cに係合するのみで行えるので、それ
らの作業が容易であり、この点でも作業時間が短縮さ
れ、作業性を向上でき、製造ラインコストの低減、製造
ラインの高効率化を図ることができる。
【0032】次に、上述の実施例の変形例を図5に示
し、この変形例について説明する。これらの図におい
て、図1〜3に示す部材と同様の部材は、図1〜3で用
いた符号と同一符号を付すにとどめてその説明を省略
し、相違する点について説明する。この変形例では、上
述の実施例で説明したリテーナ及びクリップに、互いの
位置を決定する位置決め手段が設けられている。
【0033】以下、リテーナ及びクリップについて詳細
に説明する。図5において、クリップ20のベース部2
0aの一側縁には、クリップ20の下方、すなわち、フ
ック部22とは反対側に突出する一対の爪23,23が
設けられている。一方、リテーナ15のベース部15a
の爪23,23に対応する部分、すなわち、カバー部1
5bの基部が上方に立ち上がっている部分の近傍には、
爪23,23がそれぞれ係合する孔18,18がそれぞ
れ設けられている。孔18,18は、カバー部15bの
反対側にも同様に設けられている。
【0034】一対の爪23,23と孔18,18とによ
って、位置決め手段が構成されており、クリップ20を
リテーナ15に取り付けるときに、爪23,23を孔1
8,18に係合することによって、クリップ20とリテ
ーナ15との相対取付位置の精度を向上でき、クリップ
20のリテーナ15への取付けも容易に行うことができ
る。また、孔18,18と同様の孔を、ヘッドライニン
グ10やベース部4にも設けることによって、クリップ
20、リテーナ15、ヘッドライニング10、ベース部
4の取付けを容易に行え、相対取付位置を向上すること
ができる。
【0035】上述の実施例では、係止部をフック部2
2,22としたが、本発明におけるクリップ20の係止
部は、ボディパネル30に係止される形状であれば、上
述した形状に限定されることはない。また、リテーナ1
5の保持部も、コネクタ7をリテーナ15に保持固定す
る機能を有する形状であれば、上述した形状に限定され
ることはない。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、3の発
明によれば、装着部材によって、サンバイザのヘッドラ
イニングへの取り付けと、サンバイザが取り付けられた
ヘッドライニングのボディパネルへの取り付けを、リテ
ーナ部による仮止めと、クリップ部による取り付けとに
よって行えるので、取付作業が簡素化される。したがっ
て、作業性を向上することができ、製造ラインコストの
低減、製造ラインの高効率化を図ることができる。
【0037】
【0038】請求項の発明によれば、サンバイザの照
明用電線のコネクタが保持部に保持固定されて、照明用
電線の動きが規制されるので、サンバイザの取付基部と
ヘッドライニングとの間における照明用電線の挟み込み
や、照明用電線の露出を防止でき、これらが原因となる
照明用電線の断線を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】サンバイザ取付け部近傍の分解斜視図である。
【図2】ベース部周辺の断面図であり、図1におけるII
−II断面図である。
【図3】ベース部周辺の断面図であり、図1におけるII
I−III断面図である。
【図4】サンバイザの取付け工程を示す取付工程図であ
る。
【図5】リテーナ及びクリップの変形例を示し、リテー
ナ及びクリップの分解斜視図である。
【図6】従来のサンバイザの取付けを説明し、サンバイ
ザが取り付けられる車体の要部斜視図である。
【符号の説明】
1 サンバイザ 2 バイザ本体 4 ベース部(固定部) 5 化粧鏡(鏡面) 6 ランプ部材 6a ハーネス(照明用電線) 7,12a,12b コネクタ 10 ヘッドライニング 14 ネジ(固定部) 15 リテーナ(リテーナ部) 16 仮止めスナップ部 17 コネクタフック部(保持部) 20 クリップ(クリップ部) 22 フック部 30 ボディパネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−22620(JP,A) 実開 平4−54717(JP,U) 実開 昭64−36213(JP,U) 実開 昭62−176013(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 3/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボディパネルに取り付けられるサンバイザ
    のアセンブリ構造において、 上記ボディパネルの内面に装着されるヘッドライニング
    と、 上記ヘッドライニングに上記サンバイザを取り付けると
    共に上記ボディパネルに上記ヘッドライニングを装着す
    る装着部材とを備え、上記装着部材は、 上記サンバイザに設けられ上記ヘッドライニングへの取
    付基部となるベース部と、 上記ヘッドライニングの上方に配設されると共に上記ボ
    ディパネルに設けられた孔に、係合するクリップ部と、 上記クリップ部と上記ヘッドライニングとに挟持される
    と共に、ヘッドライニングに取付けられた際に上記クリ
    ップ部よりも上記ポデパネルに近い位置に配設される仮
    止めスナップ部を有するリテーナと、 上記クリップ部に締結されて、上記ベース部、上記クリ
    ップ部及び上記リテーナを一体的に上記ヘッドライニン
    グに固定して同ヘッドライニングと上記サンバイザとを
    ユニット化するネジとを有し、 上記止めスナップ部が上記ボディパネルに形成された逃
    げ孔に係合することで、上記サンバイザとユニット化さ
    れた上記ヘッドライニングを上記ボディパネルに仮止め
    可能とされたことを特徴とするサンバイザのアッセンブ
    リ構造。
  2. 【請求項2】上記サンバイザは、外部からの光線を遮蔽
    するバイザ本体と、同バイザ本体に設けられた鏡面と、
    同鏡面を照明するランプ部材と、同ランプ部材に電力を
    供給する照明用電線とを備え、 上記リテーナ部が、上記照明用電線の端部に設けられた
    コネクタを上記ヘッドライニングの裏面側に保持する保
    持部を有すると共に、上記コネクタが、上記ヘッドライ
    ニングに装着されたハーネスのコネクタに連結されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載のサンバイザのアセ
    ンブリ構造。
  3. 【請求項3】ヘッドライニングの上方に配設されボディ
    パネルに設けられた孔に係合するクリップ部と、上記ヘ
    ッドライニングに取り付けられた際に上記クリップ部よ
    りも上記ボディパネルに近い位置に配設される止めスナ
    ップ部を有し上記クリップ部と上記ヘッドライニングと
    の間に挟持されたリテーナと、上記クリップ部に締結さ
    れるネジとを有した装着部材を用い、 上記クリップ部とサンバイザのベースとを互いに上記ネ
    ジで締結することで、上記クリップ部、上記べ一ス部及
    び上記リテーナ部を一体的に上記ヘッドライニングに固
    定して上記ヘッドライニングと上記サンバイザをユニッ
    ト化し、 さらに、上記リテーナ部の仮止めスナップ部をボディパ
    ネルの仮止め穴に係合させて上記ユニット化されたヘッ
    ドライニングを上記ボディパネルに仮止めし、 つづいて、上記クリップ部を上記ボディパネルに設けた
    孔に挿入固定することにより上記ヘッドライニングとユ
    ニット化されたサンバイザを上記ホディパネルに固定す
    ることを特徴とするサンバイザの装着方法。
JP24684797A 1997-09-11 1997-09-11 サンバイザのアセンブリ構造及びサンバイザの装着方法 Expired - Fee Related JP3465551B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24684797A JP3465551B2 (ja) 1997-09-11 1997-09-11 サンバイザのアセンブリ構造及びサンバイザの装着方法
US09/151,834 US6113253A (en) 1997-09-11 1998-09-11 Sun visor assembly and method of assembling the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24684797A JP3465551B2 (ja) 1997-09-11 1997-09-11 サンバイザのアセンブリ構造及びサンバイザの装着方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1178521A JPH1178521A (ja) 1999-03-23
JP3465551B2 true JP3465551B2 (ja) 2003-11-10

Family

ID=17154605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24684797A Expired - Fee Related JP3465551B2 (ja) 1997-09-11 1997-09-11 サンバイザのアセンブリ構造及びサンバイザの装着方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6113253A (ja)
JP (1) JP3465551B2 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE43234E1 (en) * 1999-09-10 2012-03-13 Belliveau Richard S Method, apparatus and system for image projection lighting
JP3599233B2 (ja) 1999-12-24 2004-12-08 矢崎総業株式会社 モジュール用コネクタ取付構造
JP3595230B2 (ja) 1999-12-24 2004-12-02 矢崎総業株式会社 電装品付サンバイザの車体取付用ブラケット
JP3770455B2 (ja) 1999-12-24 2006-04-26 矢崎総業株式会社 室内装備取付ブラケット
JP3788712B2 (ja) 1999-12-24 2006-06-21 矢崎総業株式会社 モジュール用コネクタ取付構造
JP3662460B2 (ja) 2000-01-07 2005-06-22 矢崎総業株式会社 ルーフトリム取付用ブラケット
US6453301B1 (en) * 2000-02-23 2002-09-17 Sony Corporation Method of using personal device with internal biometric in conducting transactions over a network
US6641197B1 (en) * 2000-02-29 2003-11-04 Crotty Corporation Sun visor assembly having a rounded edge
JP3628945B2 (ja) * 2000-07-21 2005-03-16 株式会社ニフコ サンバイザーホルダー
DE60233830D1 (de) * 2001-05-11 2009-11-05 Yazaki Corp Haltekonsolen-Struktur
WO2002096689A1 (en) * 2001-05-29 2002-12-05 Tyco Electronics Amp Gmbh Attachment device for the sun visor of a motor vehicle
MXPA02006676A (es) * 2001-10-15 2003-09-10 Antolin Grupo Ing Sa Sistema de fijacion de accesorios para el interior de vehiculos.
US6890211B2 (en) * 2001-11-27 2005-05-10 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Connector holding structure
JP4105471B2 (ja) * 2002-04-11 2008-06-25 共和産業株式会社 車室内の内装品とその取付方法及び車室内の天井内装ユニット
US20070046054A1 (en) * 2005-08-31 2007-03-01 Hinman David T Interior trim accessory attachment apparatus
US7419206B2 (en) * 2006-07-28 2008-09-02 Newfrey Llc Interior trim fastener system
WO2010104544A2 (en) * 2009-03-09 2010-09-16 Ilo Xhunga Palm-like sun visor
DE102022101707A1 (de) * 2022-01-25 2023-07-27 Weidmüller Interface GmbH & Co. KG Anordnung mit einer Tragschiene und darauf aneinandergereihten Gehäusen

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4569552A (en) * 1984-10-04 1986-02-11 Prince Corporation Visor mounting assembly
US5082323A (en) * 1988-06-10 1992-01-21 Dowd James D Sunshade fastener module for use with modular headliner
US4989911A (en) * 1989-08-16 1991-02-05 Prince Corporation Snap-in visor mount
US5082322A (en) * 1991-02-28 1992-01-21 Prince Corporation Visor rod mount
JPH0639522U (ja) * 1992-11-06 1994-05-27 株式会社ネオックスラボ サンバイザ軸受台
DE4302919C1 (de) * 1993-02-03 1994-05-05 Happich Gmbh Gebr Gegenlagerböckchen für Fahrzeugsonnenblenden
JPH0747839A (ja) * 1993-05-31 1995-02-21 Koito Mfg Co Ltd バニティミラーの取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
US6113253A (en) 2000-09-05
JPH1178521A (ja) 1999-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3465551B2 (ja) サンバイザのアセンブリ構造及びサンバイザの装着方法
EP0912371B1 (en) Wire harness assembly on trim panel
EP1379400B1 (en) Sun visor clip
JP2005319907A (ja) 車両用アウトサイドミラー装置
JPH04110224A (ja) 車両用サンバイザホルダ取付構造
JP2855511B2 (ja) 自動車用ランプの取付構造
JPH06270736A (ja) フォグランプベゼルの取付構造
JPS6328043Y2 (ja)
KR970006756Y1 (ko) 자동차의 도어 와이어링 하니스 장착구
KR0128385B1 (ko) 자동차의 헤드 라이닝의 결합구조
JPH09240374A (ja) 自動車用ミラー
JP3789710B2 (ja) 車両用ルーフトリムの取付構造及び取付方法
KR200160659Y1 (ko) 도어스 커프트림
KR20230060710A (ko) 차량의 내장부품 장착구조체
JP2585756Y2 (ja) モールディングの取付構造
KR0128609Y1 (ko) 자동차의 룸램프
KR100435892B1 (ko) 차량 테일게이트의 글래스힌지
JP2678904B2 (ja) 自動車の成形天井
KR0150835B1 (ko) 엔진후드에 설치되는 하니스고정구조
KR970005212Y1 (ko) 자동차의 실내등 취부구조(A device for mounting a room light in a car)
JPH0525964Y2 (ja)
KR970038193A (ko) 자동차의 이동식 룸 미러(room mirror)
KR200141403Y1 (ko) 자동차의 선바이저 고정용 리테이너
CN110733413A (zh) 后阅读灯总成和汽车
JPH0253640A (ja) 自動車のインストルメントパネル取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030729

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080829

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080829

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090829

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090829

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100829

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees