JP3777108B2 - 電気調理器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、炊飯器、電磁調理器および製パン器等の電気調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の電気調理器は、加熱手段等の負荷部品を動作させることにより、予め設定されたプログラムに従って所定の調理を実行するものである。また、近年の電気調理器は、現在時刻を表示する時計機能が搭載され、調理の開始時刻または終了時刻を入力することにより、希望の時刻に調理が完了するようにした予約機能が搭載されている。
【0003】
前記現在時刻や予約時刻の入力方法としては、時間を設定するためのスイッチと、分を設定するためのスイッチとが設けられ、これらのスイッチの操作により時間または分を増加させる方法がある。または、時刻の分を増加させるスイッチと、時刻の分を減少させるスイッチとが設けられ、これらのスイッチの操作により、時刻を分単位で増減させる方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記電気調理器では、時間と分をそれぞれ対応するスイッチで設定する場合には、増加方向のみしか変更できないため、現在時刻や希望の予約時刻を越えると、24時間または60分近く修正操作をする必要がある。そのため、特に、ユーザの立場からすると操作性が好ましくない。
【0005】
一方、時刻を分単位で増減させるスイッチで設定する場合には、現在時刻や希望の予約時刻を越えても増減操作により修正は容易であるが、現在時刻または予約時刻を設定する際に、最悪の場合には分単位で12時間近く変更する必要がある。そのため、特に、製造メーカのように、大量の製品の現在時刻を設定する必要がある場合には、操作性が好ましくない。
【0006】
そこで、本発明では、現在時刻や予約時刻の設定が容易な電気調理器を提供することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の第1の電気調理器は、内鍋と、該内鍋を収容する本体と、前記内鍋を加熱する加熱手段と、複数のスイッチを配設した操作パネルと、時刻や調理内容等を表示する表示パネルと、前記スイッチの操作に応じて前記表示パネルに時刻や調理内容を表示するとともに前記加熱手段を制御して所定の調理を実行する制御手段とを備えた電気調理器において、前記操作パネルに、時刻を分単位で増加する第1スイッチと、分単位で減少する第2スイッチとを設け、前記第1および第2スイッチの操作により時刻を分単位で増減する第1設定方法と、前記第1および第2スイッチのいずれか一方の操作で時刻の時間を設定可能とするとともに、いずれか他方の操作で時刻の分を設定可能とする第2設定方法とを設け、商用電源への接続時またはリセット操作時に、複数のスイッチのうち、少なくとも特定のスイッチを操作した場合に前記第2設定方法に変更するように構成している。
【0008】
この電気調理器によれば、特定のスイッチを操作することにより、第1および第2スイッチのいずれか一方の操作で時刻の時間を変更し、他方の操作で時刻の分を変更する第2設定方法と、第1および第2スイッチの操作で時刻を分単位で増減する第1設定方法とに変更できる。そして、商用電源への接続時またはリセット操作時に前記特定のスイッチを操作した場合に第2設定方法に変更する構成とした場合、ユーザの操作ミス等により不用意に時刻設定方法が変更されることを防止できる。また、この変更方法は、ユーザには知らせないようにすることにより、製造メーカの側でのみ、使用可能な機能とすることもできる。
【0009】
この電気調理器では、前記第2設定方法への変更は、現在時刻の設定が終えると解除され、第1設定方法に変更されることが好ましい。
【0010】
または、前記時刻設定方法を変更すると、その変更した設定を記憶することが好ましい。このようにすれば、特に、ユーザは、希望に応じた設定方法で常に時刻設定を行える。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る電気調理器である炊飯器1を示す。この炊飯器1は、内鍋2と、該内鍋2を収容する炊飯器本体4と、該炊飯器本体4に回動可能に取り付けられる蓋体9とからなる。
【0012】
前記内鍋2は、熱伝導率が高いアルミ等からなる鍋母材の外面に、誘導加熱コイル7への高周波電流の通電時に生じる渦電流によって電磁誘導加熱される強磁性材料をコーティングや接合等を施したものである。この内鍋2の内壁には、ユーザが炊飯するカップ数に対応する水位線3が設けられている。
【0013】
前記炊飯器本体4は、有底筒形状をなす胴体5の内部に、前記内鍋2を収容する非導電性材料からなる保護枠6を備えている。これら胴体5と保護枠6との間には、誘導加熱コイル7、内鍋用温度センサ8およびマイコン34を実装した制御基板33が配設された周知の構成である。
【0014】
前記蓋体9は、前記内鍋2および炊飯器本体4の開口部を開放可能に閉塞するもので、内鍋2の側に放熱板10、蓋ヒータ11および内蓋12が配設されている。そして、蓋体9の内部には、蓋体用温度センサ13が配設された周知の構成である。
【0015】
前記炊飯器本体4の正面には、図2に示す操作パネル14が配設されている。この操作パネル14は、中央に配設された液晶表示方式の表示パネル15の周りに、炊飯条件を入力するための複数のスイッチ24〜32が配設されている。
【0016】
前記表示パネル15は、後述するマイコン34が内蔵したドライバによって表示するセグメント表示方式のもので、ユーザがスイッチ24〜32を操作することによる設定状態等を意味する表示部16〜23を備えている。本実施形態の表示パネル15には、中央に、24時間の時刻表示を可能とした数値表示部16、保温時刻等の単位を表す時間表示部17、および、炊飯残時間等の単位を表す分表示部18が設けられている。また、これらの両側には、炊飯メニュー等を意味する「白米」、「ふつう」、「やわらかめ」、「かため」、「急速」、「炊きこみ」、「おこげ」、「すしめし」、「おかゆ」、「おこわ」、「分づき米」、「玄米」、「クリーニング」というメニュー表示部19が設けられている。さらに、数値表示部16の下方には、2組の予約設定表示部20A,20Bと、それぞれ記憶された時間帯を意味する朝、昼、晩のマーク21a,21b,21cが設けられている。さらにまた、前記数値表示部16の上方には、無洗米が選択されていることを示す無洗米表示部22、および、再加熱中であることを示す再加熱表示部23が設けられている。
【0017】
前記スイッチとしては、とりけしスイッチ24、予約1スイッチ25、予約2スイッチ26、メニュースイッチ27、▽スイッチ28、△スイッチ29、炊飯スイッチ30、保温スイッチ31a、おやすみ保温スイッチ31b、および、無洗米選択スイッチ32が設けられている。なお、前記保温スイッチ31aおよびおやすみ保温スイッチ31bは上下に区画された1つの領域に配設されている。
【0018】
前記制御基板33に実装したマイコン34は、前記各スイッチ24〜32の操作に応じて記憶されたプログラムに従って、現在時刻の設定処理、予約炊飯を含む炊飯メニューの設定処理、および、炊飯制御処理等を行うものである。
【0019】
具体的には、マイコン34は、とりけしスイッチ24が操作されると、前記各処理を終了させ、待機状態にする。また、予約1スイッチ25が操作されると、予約機能の予約1設定状態に直接移行させる。また、予約2スイッチ26が操作されると、予約機能の予約2設定状態に直接移行させる。また、メニュースイッチ27が操作されると、炊飯メニューや予約炊飯メニューを変更する。また、▽スイッチ28が操作されると、所定時間内の操作であれば現在時刻や予約時刻を1分単位で減少させ、所定時間以上操作し続けられた場合にはその操作中に現在時刻や予約時刻を10分単位で減少させる(第1設定方法)。また、△スイッチ29が操作されると、所定時間内の操作であれば現在時刻や予約時刻を1分単位で増加させ、所定時間以上操作し続けられた場合にはその操作中に現在時刻や予約時刻を10分単位で増加させる(第1設定方法)。また、炊飯スイッチ30が操作されると、予約炊飯機能を含む炊飯設定を確定して炊飯制御処理を実行するとともに、保温機能の実行中には再加熱機能を実行する。また、保温スイッチ31aが操作されると、保温機能を実行するものである。また、おやすみ保温スイッチ31bが操作されると、保温機能より保温温度が低いおやすみ保温機能を実行する。また、無洗米選択スイッチ32が操作されると、炊飯する米を無洗米と白米とで順次設定変更する。
【0020】
そして、本実施形態のマイコン34は、商用電源に接続コードを接続した際、または、リセット操作された際に、前記△スイッチ29の操作を検出すると、現在時刻の設定処理に移行する。この際、▽スイッチ28が操作されると時刻を時間単位で増加する方向に変更する(第2設定方法)。また、△スイッチ29が操作されると、時刻を分単位で増加する方向に変更する(第2設定方法)。さらに、現時刻設定処理を終了すると、現時刻の設定処理および予約時刻の設定処理のいずれの場合でも、前述のように、▽スイッチ28は分単位で減少し、△スイッチ29は分単位で増加するように時刻設定方法を変更する(第1設定方法)。ここで、前記リセット操作は、例えば、スイッチ24〜32のうち、特定の2以上のスイッチを同時に操作したり、表面からは隠された専用のスイッチ(図示せず)の操作によるものである。
【0021】
次に、本実施形態のマイコン34による制御について具体的に説明する。
マイコン34は、図3に示すように、ユーザが接続コードを商用電源に接続することにより、電源が投入されると、まず、ステップS1で、△スイッチ29が操作されているか否かを検出する。そして、△スイッチ29の操作を検出した場合にはステップS2に進み、後述する現時刻設定処理を実行させるためのフラグfaに1を入力してステップS3に進む。一方、△スイッチ29の操作を検出しない場合にはステップS2をスキップしてステップS3に進む。
【0022】
ステップS3では、自身の初期設定処理を行い、動作可能な状態とする周知の起動処理を行ってステップS4に進む。
【0023】
ステップS4では、faに1が入力されているか否かを検出する。即ち、前記電源の投入時に△スイッチ29が操作されているか否かを検出する。そして、faに1が入力されている場合にはステップS5に進み、現時刻設定処理を実行してステップS6に進む。一方、faに1が入力されていない場合(fa=0の場合)にはステップS5をスキップしてステップS6に進む。
【0024】
ステップS6では、前記スイッチ24〜32のいずれかが操作されたか否かを検出する。そして、操作を検出した場合にはステップS7に進み、操作を検出しない場合には操作を検出するまで待機する。
【0025】
ステップS7では、検出したスイッチ操作がリセット操作であるか否かを検出する。そして、リセット操作である場合にはステップS1に戻る。一方、リセット操作でない場合にはステップS8に進み、操作されたスイッチ24〜32の検出処理を実行してステップS6に戻る。
【0026】
次に、前記現時刻設定処理について説明する。
この現時刻設定処理では、マイコン34は、図4に示すように、まず、ステップS5−1で、▽スイッチ28が操作されたか否かを検出する。そして、▽スイッチ28の操作を検出した場合にはステップS5−2に進み、▽スイッチ28の操作を検出しない場合には図5に示すステップS5−10に進む。
【0027】
ステップS5−2では、この現時刻設定処理中にスイッチ28,29が操作されたか否かを意味するフラグfbに1を入力した後、ステップS5−3で、現時刻の時間に1時間加算してステップS5−4に進む。
【0028】
ステップS5−4では、▽スイッチ28の操作が停止されたか否か、即ち、▽スイッチ28が押し続けられているか否かを検出する。そして、▽スイッチ28の操作が停止されていない場合にはステップS5−5に進み、▽スイッチ28の操作が停止されている場合にはステップS5−7に進む。
【0029】
ステップS5−5では、▽スイッチ28が操作され続けている状態が0.5秒経過したか否かを検出する。そして、0.5秒経過している場合にはステップS5−6に進み、0.5秒経過していない場合にはステップS5−4に戻る。
【0030】
ステップS5−6では、現時刻の時間を1時間毎にインクリメント(増加)させてステップS5−4に戻る。ここで、▽スイッチ28が操作され続けられ、0.5秒を越えると、現時刻は0.25秒毎に1時間、連続的にインクリメントされる。
【0031】
また、▽スイッチ28の操作が停止されると、ステップS5−7で、操作が停止された後に3秒経過したか否かを検出する。そして、3秒経過した場合にはステップS5−8に進み、3秒経過していない場合にはステップS5−1に戻る。
【0032】
ステップS5−8では、前記faを0とした後、ステップS5−9で、前記fbを0としてリターンする。
【0033】
また、ステップS5−1で▽スイッチ28の操作を検出しない場合には、図5に示すように、ステップS5−10で、△スイッチ29が操作されたか否かを検出する。そして、△スイッチ29の操作を検出した場合にはステップS5−11に進み、△スイッチ29の操作を検出しない場合にはステップS5−16に進む。
【0034】
ステップS5−11では、fbに1を入力した後、ステップS5−12で、現時刻の分に1分加算してステップS5−13に進む。
【0035】
ステップS5−13では、△スイッチ29の操作が停止されたか否か、即ち、△スイッチ29が押し続けられているか否かを検出する。そして、△スイッチ29の操作が停止されていない場合にはステップS5−14に進み、△スイッチ29の操作が停止されている場合にはステップS5−7に進む。
【0036】
ステップS5−14では、△スイッチ29が操作され続けている状態が0.5秒経過したか否かを検出する。そして、0.5秒経過している場合にはステップS5−15に進み、0.5秒経過していない場合にはステップS5−13に戻る。
【0037】
ステップS5−15では、現時刻の分を10分毎にインクリメント(増加)させてステップS5−13に戻る。ここで、△スイッチ29が操作され続けられ、0.5秒を越えると、現時刻は0.25秒毎に10分、連続的にインクリメントされる。
【0038】
また、ステップS5−10で、△スイッチ29の操作を検出しない場合にはステップS5−16で、fbに1が入力されているか否かを検出する。即ち、この現時刻設定処理の実行中に▽スイッチ28または△スイッチ29が操作されたか否かを検出する。そして、fbに1が入力されている場合にはステップS5−7に戻り、fbに1が入力されていない場合(fb=0の場合)にはステップS5−17に進む。
【0039】
ステップS5−17では、この時刻設定処理を開始して5秒経過しているか否かを検出する。そして、5秒経過している場合にはステップS5−8に戻り、5秒経過していない場合にはステップS5−1に戻る。
【0040】
このように、本実施形態のマイコン34を実装した炊飯器1では、商用電源との接続時またはリセット操作時に特定のスイッチ29が操作されると、現時刻設定処理を実行する。そして、この際には、分毎に減少させる▽スイッチ28を現時刻の時間を増加させるスイッチとし、分毎に増加させる△スイッチ29を現時刻の分を増加させるスイッチとする。そのため、製造メーカのように、大量の製品の現在時刻を設定する場合には、操作性が非常によく、容易かつ迅速に現在時刻を設定できる。
【0041】
また、現在時刻が設定し終え、次に現在時刻に変更する場合や予約時刻を設定する場合には、前記▽スイッチ28および△スイッチ29は、時刻を増減のみできるスイッチとなる。そのため、ユーザは、現在時刻および予約時刻を含み、微少な時刻変更が可能になるため、時刻設定に係る操作性を向上できる。
【0042】
しかも、通常の操作では有り得ない操作でのみ、設定方法が変更されるため、ユーザの操作ミスにより不用意に時刻設定方法が変更されることを防止できる。また、この変更方法をユーザには知らせないようにすることにより、製造メーカの側でのみ使用可能な機能とすることができる。
【0043】
図6から図11は、本発明の参考例に係る電気調理器である炊飯器1を示す。この参考例の炊飯器1では、ユーザが希望に応じて時刻の設定方法を変更できるようにした点で前記実施形態と相違している。
【0044】
また、参考例の操作パネル14には、現在の時刻設定方法が、▽スイッチ28および△スイッチ29による増減方式の第1設定方法になっているのか、時刻の時間と分とをそれぞれ独立して増加させる方式の第2設定方法になっているのかを示すLED35a,35bが設けられている。
【0045】
次に、参考例のマイコン34による制御について具体的に説明する。
マイコン34は、ユーザが接続コードを商用電源に接続することにより、電源が投入されると、前記実施形態と同様に、図3に示すステップS1からステップS8の動作を実行する。そして、本実施形態では、ステップS8のスイッチ検出処理において、無洗米選択スイッチ32が所定時間以上操作され続けると、時刻の設定方法を第1または第2に交互に設定変更する。
【0046】
即ち、前記無洗米選択スイッチ検出処理では、マイコン34は、図7に示すように、まず、ステップS10で、スイッチ操作が停止されたか否かを検出する。そして、スイッチ操作が停止されている場合にはステップS11に進み、スイッチ操作が停止されていない場合にはステップS14に進む。
【0047】
ステップS11では、現在の設定が無洗米を選択中であるか否かを検出する。そして、無洗米選択中である場合にはステップS12に進み、無洗米表示部22を消灯させ、白米の設定を記憶してリターンする。一方、無洗米選択中でない場合にはステップS13に進み、無洗米表示部22を点灯させ、無洗米の設定を記憶してリターンする。
【0048】
また、ステップS14では、無洗米選択スイッチ32が操作し続けられて3秒経過したか否かを検出する。そして、3秒経過している場合にはステップS15に進み、3秒経過していない場合にはステップS10に戻る。
【0049】
ステップS15では、現在の操作方法の設定が増減(Up・Down)の第1設定方法であるか否かを検出する。そして、第1設定方法である場合にはステップS16に進み、操作設定方法を時間と分をそれぞれ独立して増加させる第2設定方法に設定変更し、LED35bを点灯させてリターンする。一方、第1設定方法でない場合にはステップS17に進み、設定方法を分毎に増減させる第1設定方法に設定変更し、LED35aを点灯させてリターンする。
【0050】
次に、図3のステップS6で操作されたスイッチが▽スイッチ28の場合について説明する。
この参考例の▽スイッチ検出処理では、マイコン34は、図8に示すように、まず、ステップS20で、時刻変更可能な状態であるか否かを検出する。ここで、この時刻変更可能な状態とは、全ての処理が完了している待機状態でスイッチ操作された状態、および、予約設定状態である。そして、時刻変更可能な状態でない場合にはステップS21に進み、制御基板33に実装した圧電ブザー等によりエラー音を報知してリターンする。一方、時刻変更可能な状態である場合にはステップS22に進む。
【0051】
ステップS22では、現在の操作方法の設定が増減(Up・Down)の第1設定方法であるか否かを検出する。そして、第1設定方法である場合にはステップS23に進み、第1設定方法でない場合には図9に示すステップS27に進む。
【0052】
ステップS23では、現在時刻および予約時刻を含む時刻を1分減算してステップS24に進む。
【0053】
ステップS24では、▽スイッチ28の操作が停止されているか否かを検出する。そして、▽スイッチ28の操作が停止されていない場合にはステップS25に進み、▽スイッチ28の操作が停止されている場合にはリターンする。
【0054】
ステップS25では、▽スイッチ28が操作され続けている時間が0.5秒経過したか否かを検出する。そして、0.5秒経過している場合にはステップS26に進み、0.5秒経過していない場合にはステップS24に戻る。
【0055】
ステップS26では、時刻の分を10分毎にデクリメント(減少)させてステップS24に戻る。ここで、▽スイッチ28が操作され続けられ、0.5秒を越えると、時刻は0.25秒毎に10分、連続的にデクリメントされる。
【0056】
また、ステップS22で、現在の操作方法が第1設定方法でない場合には、図9に示すように、ステップS27で、現在時刻および予約時刻を含む時刻を1時間加算してステップS28に進む。
【0057】
ステップS28では、▽スイッチ28の操作が停止されているか否かを検出する。そして、▽スイッチ28の操作が停止されていない場合にはステップS29に進み、▽スイッチ28の操作が停止されている場合にはリターンする。
【0058】
ステップS29では、▽スイッチ28が操作され続けている時間が0.5秒経過したか否かを検出する。そして、0.5秒経過している場合にはステップS30に進み、0.5秒経過していない場合にはステップS28に戻る。
【0059】
ステップS30では、時刻の時間を1時間毎にインクリメント(増加)させてステップS28に戻る。ここで、▽スイッチ28が操作され続けられ、0.5秒を越えると、時刻は0.25秒毎に1時間、連続的にインクリメントされる。
【0060】
次に、図3のステップS6で操作されたスイッチが△スイッチ29の場合について説明する。
この参考例の△スイッチ検出処理では、マイコン34は、図10に示すように、まず、ステップS40で、時刻変更可能な状態であるか否かを検出する。そして、時刻変更可能な状態でない場合にはステップS41に進み、エラー音を報知してリターンする。一方、時刻変更可能な状態である場合にはステップS42に進む。
【0061】
ステップS42では、現在の操作方法の設定が第1設定方法であるか否かを検出する。そして、第1設定方法である場合にはステップS43に進み、第1設定方法でない場合には図11に示すステップS47に進む。
【0062】
ステップS43では、現在時刻および予約時刻を含む時刻を1分加算してステップS44に進む。
【0063】
ステップS44では、△スイッチ29の操作が停止されているか否かを検出する。そして、△スイッチ29の操作が停止されていない場合にはステップS45に進み、△スイッチ29の操作が停止されている場合にはリターンする。
【0064】
ステップS45では、△スイッチ29が操作され続けている時間が0.5秒経過したか否かを検出する。そして、0.5秒経過している場合にはステップS46に進み、0.5秒経過していない場合にはステップS44に戻る。
【0065】
ステップS46では、時刻の分を10分毎にインクリメント(増加)させてステップS44に戻る。ここで、△スイッチ29が操作され続けられ、0.5秒を越えると、時刻は0.25秒毎に10分、連続的にインクリメントされる。
【0066】
また、ステップS42で、現在の操作方法が第1設定方法でない場合には、図11に示すように、ステップS47で、現在時刻および予約時刻を含む時刻を1分加算してステップS48に進む。
【0067】
ステップS48では、△スイッチ29の操作が停止されているか否かを検出する。そして、△スイッチ29の操作が停止されていない場合にはステップS49に進み、△スイッチ29の操作が停止されている場合にはリターンする。
【0068】
ステップS49では、△スイッチ29が操作され続けている時間が0.5秒経過したか否かを検出する。そして、0.5秒経過している場合にはステップS50に進み、0.5秒経過していない場合にはステップS48に戻る。
【0069】
ステップS50では、時刻の時間を10分毎にインクリメント(増加)させてステップS48に戻る。ここで、△スイッチ29が操作され続けられ、0.5秒を越えると、現時刻は0.25秒毎に10分、連続的にインクリメントされる。
【0070】
このように、参考例の炊飯器1では、前記実施形態のように製造メーカの側のみでなく、ユーザが希望に応じて時刻の設定方法を変更できるようにしているため、いずれの立場でも容易に時刻設定を行うことができる。
【0071】
なお、本発明は前記実施形態の構成に限定されるものではない。
例えば、前記実施形態では、電源の投入時またはリセット操作時に△スイッチ29を操作することにより、時刻の時間と分を独立して変更可能な状態としたが、特定のスイッチのみ、または、2以上の特定のスイッチの組み合わせにより、設定方法を変更した現時刻設定処理を実行するようにしてもよい。
【0072】
また、参考例では、無洗米選択スイッチ32を所定時間以上操作し続けることにより、設定方法を変更するようにしたが、本発明のように電源の投入時に特定のスイッチを操作することにより、第1設定方法と第2設定方法を順次変更し、その設定状態を記憶するようにしてもよく、種々の変更が可能である。
【0073】
さらに、前記実施形態では、本発明の構成を炊飯器1に適用したが、電磁調理器や製パン器等、現時刻や予約時刻を含む時刻を設定する必要がある種々の電気調理器に適用可能である。
【0074】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の電気調理器は、操作パネルに、時刻を分単位で増減する2つスイッチを設け、少なくとも特定のスイッチの操作により、前記スイッチのいずれか一方の操作で時刻の時間を設定可能とするとともに、いずれか他方の操作で時刻の分を設定可能な第2設定方法に変更する。一方、特定のスイッチの操作がなければ、時刻を分単位で増減する第1設定方法とするため、ユーザおよび製造メーカのいずれの立場でも容易に時刻設定を行うことができる。
【0075】
また、時刻設定方法を変更すると、その変更した設定を記憶するようにしているため、ユーザは、希望に応じた設定方法を選択できるため、利便性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電気調理器である炊飯器を示す概略図である。
【図2】 図1の操作パネルを示す正面図である。
【図3】 本実施形態のマイコンの制御を示すフローチャートである。
【図4】 図3の現時刻設定処理を示すフローチャートである。
【図5】 図3の続きのフローチャートである。
【図6】 参考例の操作パネルを示す正面図である。
【図7】 参考例のマイコンによる無洗米選択スイッチ32検出処理を示すフローチャートである。
【図8】 ▽スイッチ検出処理を示すフローチャートである。
【図9】 図8の続きのフローチャートである。
【図10】 △スイッチ検出処理を示すフローチャートである。
【図11】 図10の続きのフローチャートである。
【符号の説明】
1…炊飯器(電気調理器)、2…内鍋、4…炊飯器本体、7…誘導加熱コイル(加熱手段)、9…蓋体、14…操作パネル、15…表示パネル、16〜23…表示部、24〜32…スイッチ、33…制御基板、34…マイコン(制御手段)。
Claims (3)
- 内鍋と、該内鍋を収容する本体と、前記内鍋を加熱する加熱手段と、複数のスイッチを配設した操作パネルと、時刻や調理内容等を表示する表示パネルと、前記スイッチの操作に応じて前記表示パネルに時刻や調理内容を表示するとともに前記加熱手段を制御して所定の調理を実行する制御手段とを備えた電気調理器において、
前記操作パネルに、時刻を分単位で増加する第1スイッチと、分単位で減少する第2スイッチとを設け、
前記第1および第2スイッチの操作により時刻を分単位で増減する第1設定方法と、
前記第1および第2スイッチのいずれか一方の操作で時刻の時間を設定可能とするとともに、いずれか他方の操作で時刻の分を設定可能とする第2設定方法とを設け、
商用電源への接続時またはリセット操作時に、複数のスイッチのうち、少なくとも特定のスイッチを操作した場合に前記第2設定方法に変更するようにしたことを特徴とする電気調理器。 - 前記第2設定方法への変更は、現在時刻の設定が終えると解除され、第1設定方法に変更されることを特徴とする請求項1に記載の電気調理器。
- 前記時刻設定方法を変更すると、その変更した設定を記憶するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の電気調理器。
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