JP3737301B2 - Pos端末装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、POS端末装置に関し、詳しくは、POS端末装置(以下POS端末)を利用して商品の精算(チェックアウト)を行い、店舗コントローラ等により各POS端末の管理をするスーパーマーケット(以下スーパー)等の量販店において、万引きや不正処理、強盗などをはじめとする各種の犯罪を防止するのために、あるいはその資料を提供する1つして買い物客の監視映像を明確な形で容易に得ることができるようなPOS端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
スーパー等の量販店におけるショピングカートあるいは手提げ買い物かごなどを利用したショピングシステムとしては、買い物容器、多数のPOS端末、多数のPOS端末を管理する店舗コントローラから構成される商品販売管理システムがあり、この種のショッピングシステムを導入している店舗が増加しつつある。従来、この種のスーパー等の量販店などでは、万引き等の犯罪防止のために監視カメラを店舗天井に近い位置に設置する監視システムを設けているところが多い。通常、この種の監視カメラシステムは、POSシステムとは独立していて監視カメラと映像処理をするコンピュータ、そしてビデオテープレコーダ等を用いて、店内の映像を表示し、自動的にその映像を長時間記録するシステムである。
【0003】
また、店舗コントローラを有するPOSシステムと監視カメラのシステムとを組み合わせたシステムとしては、特公昭60−23383号に示されるように、スイッチの切替により監視カメラからの信号をPOS端末の表示部に表示できるものがある。また、特開平3−25699号に示される技術では、POS端末にビデオデッキを接続して、POS端末の画面上に監視カメラの映像を映し出して同時にビデオデッキに記録する構成をみることができる。特開平8−124025号に開示される技術では、POS端末の操作に支障を与えることなく、監視カメラのビデオ映像を表示部に表示し、さらに記憶済みの映像を再生表示できるシステムが開示されている。
この種のものは、万引き等を主体として監視が行われるものであるが、これとは別に強盗等に対処するものとして、特開平10−105830号では、POS端末の異常事態発生時など、あるいはドロアの強制開放検出時に、店舗本部の端末に自動的に通知するシステムをみることができ、これには、フロアに監視カメラが設置されていて異常事態発生時に映像を採取することが記述されている。
この特開平10−105830号を除いた前記いずれの場合も監視カメラは、特定の監視範囲をカバーするために、また監視状態を明らかにするために、依然としPOSシステムとはて独立していて天井等の目立つ場所に設置されているのが普通である。
これらとは別に特別に秘匿状態で設置する監視カメラもあるが、このような監視カメラでは監視範囲が固定され、監視目的が制限されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の天井等の監視カメラは、万引き等の防止には効果があるが、強盗などの場合には監視カメラの設置位置がPOS端末の設置位置から離れているために多数のPOS端末を設けると、監視が不十分となる問題がある。特に、天井等の場合には撮影角度が制限されているために、監視対象者の容姿や音声などが十分記録できない。しかも、監視カメラの位置が明確になっているので、監視カメラが破壊されたり、あるいは映像採取が回避される可能性も高い。
特開平10−105830号のものは監視カメラをフロアに置く分、天井よりは映像が得やすいが、それでも、POS端末に対面しあるいは対応する顧客の位置は、そのときどきで変化するのでカメラの設置位置により固定的に得られる映像では鮮明な映像が得られない場合も多々ある。しかも、異常事態発生時に動作する関係から即応した鮮明な映像が得られない問題が残されている。
この発明の目的は、このような従来技術の問題点を解決するものであって、監視対象者が監視カメラを意識することなく鮮明な映像を採取することができるPOS端末を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するためのこの発明のPOS端末の特徴は、チェックアウトにおいて売上げ内容を表示する顧客用売上表示部を有するPOS端末装置において、売上表示部に設けられた撮像装置および対人感知センサと、この対人感知センサによる人の検出に応じて売上表示部からの視野において前記撮像装置で撮像して撮像装置により採取された映像を再生できる形態で記録する記録処理手段とを備え、対人感知センサが、売上表示部の前に人が立ったときにその人を検出し、その人が売上表示部の前からいなくなったときにその人の検出を停止する検出範囲を持つものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
このように、POS端末装置の顧客用売上表示部に撮像装置および対人感知センサを設けることで、その位置や方向が実質的に顧客と対面関係あるいはそれに近い状態に位置付けされるので、顧客の顔を中心とした容姿を明確に得ることができる。しかも、売上表示部に撮像装置および対人感知センサを搭載するので、撮像装置は、目立つことはなく、外観上秘匿状態で配置することが容易であり、精算する人のチェックアウト状態を確実に検出できる
その結果、多数のPOS端末を設けても、それぞれにおいて独立かつ独自に監視が可能となり、天井等の場合のように撮影角度が制限されることもなく、監視カメラが破壊される危険性も回避される。また、POS端末に搭載されることにより個別にそれぞれの異常事態発生時に即応した鮮明な映像がリアルタイムに得られ易い。
さらに、音声等の同時採取も容易になる。
【0007】
【実施例】
図1は、この発明のPOS端末を適用した一実施例の外観図、図2は、図1のPOS端末の内部構成を示すブロック図、図3は、その監視処理のフローチャート、図4は、顧客用の売上表示部の構成の説明図である。
図1において、10は、POS端末であり、1はそのPOS端末本体、2はその顧客用の売上表示部、3は売上表示部2に設けられた監視カメラ(TVカメラ等の撮像装置)、4は、監視カメラ3に隣接して設けられたマイクロホン(以下マイク)、5は、人が顧客用の売上表示部2の前に立ったこと(所定の距離範囲に入ったこと)を検出する近接の対人感知センサであり、顧客用の売上表示部2の前から人がいなくなったときにその検出信号が停止する。
なお、対人感知センサ5としては、焦電型赤外線センサをはじめとして各種の光学センサを用いることができる。
【0008】
POS端末本体1は、ショピングカートあるいは手提げ買い物かごにある顧客が買った商品を、例えば、バーコードリーダ等で商品名、価格などをチェックし、検索して売上げ登録内容、必要に応じて商品名などを売上表示部2に表示する。さらに、累算し、小計、合計等を算出し、精算をする、いわゆるチェックアウト処理を実行して、チェックアウトの処理内容あるいはチェックアウト時に必要な情報を得るために各種情報を店舗本部端末(店舗コントローラ)7に転送し、店舗本部端末(店舗コントローラ)7とデータ交換をする。
顧客用の売上表示部2には監視カメラ3とマイク4、そして対人感知センサ5とが内蔵されているが、これらは、図では、それらを説明の都合上明示しているが、実際には、内側透過性で外側からは見えにくい半透明あるいは半透過性のフィルム等でコーティングされたパネルがはめ込まれ、図示するように表示面からは目立たない周辺部にそれらが配置され、かつ秘匿された状態になっている。
なお、9aは、オペレータであり、9bは、顧客である。顧客9bは、顧客用売上表示部2の内容を確認する都合上、その位置や方向が実質的に売上表示部2と対面関係あるいはそれに近い状態に位置し、これにより監視カメラ3も同様な関係が維持される。
POS端末本体1は、対人感知センサ5の検出に応じて監視カメラ3からの映像を採取し、マイク4から得られる音声信号を同時に採取して所定期間あるいは一定期間、これらの情報を記録する。そして、特定のスイッチの投入あるいはドロアの強制開放の検出信号に応じてPOS端末本体1は、店舗本部端末装置(あるいは店舗コントローラ)7あるいは警察署端末8に通信回線6を介して映像と音声の情報を転送する。これにより店舗本部端末(店舗コントローラ)7では、送られた映像を割込み処理により監視ディスプレイ71上に再生し、会話音声をスピーカ72により再生する。一方、警察署端末8においてもそれは同様であり、設定条件あるいは必要に応じて転送された前記の映像と音声を割込み処理により監視ディスプレイ81に映像を再生し、音声をスピーカ82により得る。
【0009】
このような処理をするPOS端末本体1の内部構成を図2に示す。以下、その構成を説明する。
POS端末本体1は、MPU11と、メモリ12、ハードディスク13、印字処理部14、入力処理部15、ドロア制御部16、カメラインタフェース17、マイクインタフェース18、表示制御部19、センサインタフェース20、そして回線制御部21がバス22を介して相互に接続されている。ドロア制御部16は、ドロア機構部23の各種機構を制御するとともに、ドロアが強制開放されたときに検出するセンサ(図示せず)を有している。また、回線制御部21は、通信回線6を介して店舗本部端末(あるいは店舗コントローラ)7と警察署端末8とにそれぞれ接続されている。
【0010】
売上表示部2には、液晶、あるいはLED等の表示器2aが設けられている。この売上表示部2の高さは、通常、顧客と対面する高さに設定されいる。そこで、これに内蔵された監視カメラ3とマイク4は、容姿や音声を確実に捕らえることができる。また、対人感知センサ5の検出感度もこの位置に設置されることで良好に人の有無を検出できる。なお、監視カメラ3としては広角のレンズが装着されたものを使用し、後続する人の一部が映るようにするとよく、マイク4も指向性の広いものを使用するとよい。ただし、対人感知センサ5の検出範囲と指向性については、対面あるいは近接した人についてその有無が確実に検出されるように、それぞれのPOS端末の空間配置と人との関係において、それぞれの実状に応じて補正設定できるようにする。
監視カメラ3は、カメラインタフェース17を介してPOS端末本体1に接続され、マイク4は、マイクインタフェース18を介して、対人感知センサ5はセンサインタフェース20を介してPOS端末本体1にそれぞれ接続されている。ここで、マイクインタフェース18は、A/D変換回路を内蔵していてマイク4から得られるアナログ信号をデジタル化してMPU11の制御に応じてバス22に送出する。カメラインタフェース17は、監視カメラ3から直接デジタル値の1フレーム分の画像データを順次受けてそれをバス22を介してMPU11に順次転送する。MPU11は、これらのデータを所定のタイミングで得て、後述する処理をしてハードディスク18に順次記憶していく。また、表示器2aは、表示制御部19を介して制御され、POS端末本体1からのデータに応じてその都度の売上げ金額、商品名などを表示する。
メモリ12には、MPU11が実行する処理プログラムとして、チェックアウト処理プログラム121、監視処理プログラム122、映像/音声圧縮記録処理プログラム123、解凍/再生処理プログラム124等が設けられている。
【0011】
次に、POS端末本体1の監視動作について説明するが、チェックアウト処理については周知であるので割愛する。
監視動作においては、対人感知センサ5による検出信号を受けてセンサ割込みにより監視処理がスタートする。このとき、チェックアウト処理プログラム121あるいはメインプログラムから監視処理プログラム122がコールされ、これがMPU11により実行される。この場合、時分割のパラレル処理でチェックアウト処理プログラム121の処理の実行と並行して監視処理プログラム122が実行される。したがって、チェックアウト処理には影響を与えない。
監視処理プログラム122は、対人感知センサ5の検出信号が発生した時点でコールされてMPU11により実行され、ハードディスク13に圧縮された映像データと音声データとを記録し、店舗本部端末装置(あるいは店舗コントローラ)7に映像データと音声データを送信する処理をする。そして、対人感知センサ5の検出信号がなくなったときには、記録の停止と映像データ等の送信を終了する。
なお、音声についてはデータ量が少ないので、圧縮してもしなくてもよい。そこで、以下の説明では音声データの圧縮については特に述べない。
映像/音声圧縮記録処理プログラム123は、監視処理プログラム122によりコールされてMPU11により実行され、監視カメラ3から得られる映像データを圧縮し、さらに音声データを合成した記録用のデータを生成する。
解凍/再生処理プログラム124は、同様に監視処理プログラム122によりコールされてMPU11により実行され、ハードディスク13に記録された圧縮データを再生する時に元の映像データに戻して再生する処理をする。
【0012】
以下、図3に従って監視処理の流れについて説明する。
さて、売上表示部2の前に人が立つと、対面状態となり、これにより対人感知センサ5が検出信号を発生する。この信号が発生すると、発生した時点でセンサインタフェース20はMPU11に対して割込み信号を発生させる。これによりセンサ割込みとなり、MPU11は、センサ割込みにより監視処理プログラム122を実行して、まず、カメラインタフェース17を介して監視カメラ3に駆動信号を送出して監視カメラ3を作動させる(ステップ101)。次に、マイクインタフェース18を介してマイク4に駆動信号を送出してマイク4を動作させる(ステップ102)。そしてカメラインタフェース17とマイクインタフェース18とからバス22を介して映像と音声のデジタルデータを受けてメモリ12のワーク領域に一旦記憶して映像/音声圧縮記録処理プログラム123をコールし、映像データについては、例えば、MPEGの処理によりデータ圧縮をして音声データを挿入して記録データの生成処理をし、生成されたデータをメモリ12に記憶する(ステップ103)。ここで、監視処理プログラム122にリターンして、この生成された音声と映像のデータをメモリ12から読み出してハードディスク18へ記録し(ステップ104)、店舗本部端末装置(あるいは店舗コントローラ)7へと送信する(ステップ105)。
【0013】
次に、ロックされたドロアが強制的にドロアが開放されたか、あるいはその他の異常事態に通じる特定な異常信号(例えば、POS端末に設置された特定のキーが操作されたことによる)が発生したか否かを判定し(ステップ106)、NOであれば、次にセンサが人を感知しなくなったか否かについて、センサインタフェース20のセンサの検出信号の有無を示す状態フラグを参照して判定する(ステップ107)。ここで検出信号が有りとなって(状態フラグ“1”)、NOとなると、ステップ103へと戻り、圧縮データが生成され、ステップ104で次の1フレームのデータをハードディスク13に記憶するとともに、ステップ105で新しい1フレームの映像を店舗本部端末装置7に送出する。このことを繰り返して、ステップ107の判定において人を感知しなくなったとき、検出信号がなし(状態フラグ“0”)となってYESとなり、記録媒体への記録処理を停止する(ステップ108)。そして、マイク4の駆動を停止する信号をマイクインタフェース18に送出してマイク4の作動を停止させる(ステップ109)。次に、監視カメラ3の駆動を停止する信号をカメラインタフェース17に送出して監視カメラ3の作動を停止させる(ステップ110)。
なお、店舗本部端末装置7に伝送さあれる映像は、圧縮前の映像あるいは圧縮された映像のいずれであってもよく、圧縮された映像が伝送されるときには店舗本部端末装置7側で解凍されることになる。また、センサインタフェース20は、対人感知センサ5が検出信号を発生しているときに、検出状態フラグを“1”にセットし、検出信号が停止したときにこの検出状態フラグを“0”にリセットする。
【0014】
ここで、ステップ106の判定において、YESとなり、ロックされたドロアが強制的に開放されり、あるいは異常事態を示すような異常信号が発生したときには、ステップ111へと移り、店舗本部端末装置7に警報信号を送出し、ステップ112において発生している異常信号が警察端末8へ連絡すべき異常か否かの判定を行い、ここでNOとなるとステップ103へと戻る。これにより、記録され続け、その映像が店舗本部端末装置7に送られ続ける。
前記ステップ112の判定でYESとなると、異常信号が警察端末8へ連絡すべき異常であることになり、今回の対人感知センサ5の検出信号に応じてすでにハードディスク13に記録されている圧縮された記録映像についてハードディスク13から読出して(ステップ113)、解凍/再生処理プログラム124をコールする。そして記録された音声を含めて映像データが解凍され(ステップ114)、解凍された映像と音声データとが警察端末8へ送信される(ステップ115)。そしてステップ103へと戻る。
なお、前記の警察端末8へ連絡する異常信号は、特定の条件が成立しない限りは解除されない。そのため、その異常信号が発生したときには、ステップ112の判定はYESとなり続け、前記の処理ループが繰り返されることになる。なお、ステップ112でNOとなると、ステップ103へと処理を戻す。
この場合、警察端末8への送信は、すでに記憶された映像についてその圧縮を解凍してからであるが、監視カメラ4から得られる現在の圧縮前の映像を送出してもよい。
【0015】
以上のような動作を繰り返すものであるが、特に、ステップ103からステップ107までの繰り返し処理により人を感知しなくなったか否かが、μsecからmsecオーダ程度の短期間の周期で定期的に対人センサ5の検出信号の有無により監視がなされるので、ある人のチェックアウトが終了して次の人に移ったときにもスムーズに検出終了と次の検出が行われる。
なお、映像/音声圧縮記録処理プログラム123の処理は、専用の画像変換処理ボートをカメラインタフェース17に設けるようにすれば、ステップ103の処理は不要になる。
【0016】
図3の右側に示す特定キー割込み入力スタート処理120は、POS端末オペレータが手動操作で映像記録を行う場合であって、例えば、監視キー等を押すとか、特定の操作をしたときに、監視カメラを作動させる場合である。これにより、対人感知センサ5に関係なく、任意のタイミングで監視処理プログラム122をコールして監視映像を採取することができる。その結果、前記の対人感知センサ5とは別に随時POS端末オペレータの判断により必要な映像と音声とを記録することができる。
なお、この処理の場合には、前記のステップ106の判定における特定な異常信号を同時に発生するようにしてもよい。このような手動操作の場合には、ステップ106の判定でYES条件が成立し、ステップ111へと処理が移行する。また、割込みスタート処理120の場合には、ステップ107の対人感知センサ5による検出に換えてステップ107aの処理をする。
すなわち、前記のステップ106でNOとなると、ステップ107aにおいて、映像記録の停止を示す特定のPOS操作(監視記録を停止する特定のキーの入力操作)をオペレータがしたか否かの判定を行う。この判定でNOとなったときに、ステップ103へと戻る。この判定でYESとなったときには、ステップ108へと移り、映像記録の停止をする。これにより必要な期間分の映像が採取される。
【0017】
ところで、ステップ106の判定において、YESとされる、ドロアが強制的に開放、あるいは異常事態を示すような異常信号が発生する。そこで、ステップ106の位置からステップ115までの処理は、監視カメラ3が動作中であることあるいは映像記録中であることを条件として前記のステップ106で判定する信号が検出されたときに、この信号検出の割込み処理スタートにより、割込み処理レベルの高い緊急割込み処理として前記の処理とは別のプログラム処理として設けることができる。このような割込みレベルの高い処理プログラムとすることで、緊急事態に対応することができる。
【0018】
図4は、監視カメラの撮像部分の説明図である。通常の監視カメラあるいはCCD型のカメラを用いる場合に、前面にレンズが装着されるので、監視カメラというイメージを払拭できない。そこで、図4に示すような構造の撮像面をもつ顧客用の売上表示部2を形成することで監視カメラ3が容易に秘匿状態になる。
図4は、売上表示部2の前面を示すものであって、2bが表示部2aを形成する数字等の表示素子部であり、12個の表示素子1D,2D,…,12Dがそれぞれが1桁の数字を示すセグメントあるいは、n×mドット、例えば、9×12のドット表示部を形成して、全体が表示器2aとして所定の間隔おきに2行、12列に配列されている。それぞれ表示素子1D,2D,…,12Dの間には、CCDの二次元イメージセンサ1S,2S,…,5S,6S,8S,…,10Sが挿入され、これらイメージセンサと表示素子とが交互に2行に直線状に分散配置されている。
直線状に2行に分散配置された各イメージセンサ1S,2S,…,5S,6S,8S,…,10Sは、駆動回路2bにより駆動されて採取され、それぞれの検出イメージ信号は、パノラマ映像合成回路2cにおいて各イメージセンサ1S〜11Sの映像データがパノラマ合成されて通常の1画面(1フレーム)のイメージデータに編集され、POS端末本体1のカメラインタフェース17に送出される。
なお、各イメージセンサ1S〜10Sの表面に薄い広角レンズを張り付けて、表示素子によりセンサ間隔が空くことにより発生する上下左右の間隔のずれた映像の抜けがないようにオーバーラップした映像を採取し、それらの端部が重ね合わさる状態で採取する。このことにより映像の切断が防止できる。この場合、各イメージセンサにより検出される端部の映像は重なるような形態で映像を採取し、パノラマ映像合成回路2cで重ね合わせ部分の処理して連続する映像となるようにすることができる。
【0019】
以上説明してきたが、図3に示す監視処理フローにおいて、ステップ106のNOからステップ107までの間にタイマ監視処理を加えて、一定監視の監視が終了してタイムアウトしたときに、ステップ108に移るようにしてもよい。これにより最初の人が検出されていても映像の記録と送信とが一定期間で終了する。次の新しい検出信号が発生するまで割込みが発生しないので、次の人の監視に容易に移ることができ、採取画像のデータ量を低減できる。このような場合には、重要な画像はステップ120の手動処理スタートにより採取することで、映像記録期間を任意に延ばすことが可能である。
また、このような時間監視を行うことをすれば、対人検出信号は、スタートさせるだけの信号で済み、記録停止のために対人検出信号の状態を監視する必要はない。また、記録停止は、対人検出信号ではなく、他の信号を用いることもできる。
また、実施例では、映像と音声とを採取して監視対象として記録するようにしているが、記録される対象は、映像だけであってもよい。また、採取する装置は、ハードディスクに限定されるものではないが、映像の記録とその記録停止の回数が多くなるので、VTRなどでは故障が発生し易い。ただし、VTRなどを監視映像記録装置とした場合には画像圧縮をしないで済むという利点がある。
【0020】
【発明の効果】
このようにこの発明にあっては、POS端末装置の顧客用売上表示部に撮像装置を設けることで、その位置や方向が実質的に顧客と対面関係あるいはそれに近い状態に位置付けされるので、顧客の顔を中心とした容姿を明確に得ることができる。しかも、表示部に搭載するので、撮像装置は、目立つことはなく、外観上秘匿状態で配置することが容易である。
その結果、多数のPOS端末を設けても、それぞれにおいて独立かつ独自に監視が可能となり、天井等の場合のように撮影角度が制限されることもなく、監視カメラが破壊される危険性も回避される。また、POS端末に搭載されることにより個別にそれぞれの異常事態発生時に即応した鮮明な映像がリアルタイムに得られ易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明のPOS端末を適用した一実施例の外観図である。
【図2】図2は、図1のPOS端末の内部構成を示すブロック図である。
【図3】図3は、その監視処理のフローチャートである。
【図4】図4は、顧客用の売上表示部の構成の説明図である。
【符号の説明】
1…POS端末本体、2…顧客用の売上表示部、
3…監視カメラ(TVカメラ等の撮像装置)、4…マイクロホン、
6…通信回線、7…店舗本部端末装置(あるいは店舗コントローラ)、
8…警察署端末、10…POS端末、11…MPU、
12…メモリ、13…ハードディスク、14…印字処理部、
15…入力処理部、16…ドロア制御部、17…カメラインタフェース、
18…マイクインタフェース、19…表示制御部、
20…センサインタフェース、21…回線制御部、
22…バス、12…ドロア機構部。

Claims (5)

  1. チェックアウトにおいて売上げ内容を表示する顧客用売上表示部を有するPOS端末装置において、前記売上表示部に設けられた撮像装置および対人感知センサと、この対人感知センサによる人の検出に応じて前記売上表示部からの視野において前記撮像装置で撮像して前記撮像装置により採取された映像を再生できる形態で記録する記録処理手段とを備え、前記対人感知センサは、前記売上表示部の前に人が立ったときにその人を検出し、前記その人が前記売上表示部の前からいなくなったときに前記その人の検出を停止する検出範囲を持つことを特徴とするPOS端末装置。
  2. さらに、前記売上表示部にマイクロホンを備え、前記撮像装置は、テレビジョンカメラであり、前記記録処理手段は、前記対人感知センサの検出信号に応じて前記撮像装置と前記マイクロホンとにより前記映像と音声とを採取し、前記対人感知センサの検出信号の停止に応じて前記記録を停止する請求項1記載のPOS端末装置。
  3. さらに、操作スイッチを有し、この操作スイッチの入力信号に応じて前記記録を停止する請求項2記載のPOS端末装置。
  4. 前記撮像装置は、所定の大きさの複数のイメージセンサを有し、前記売上表示部は、複数の表示素子を有し、前記イメージセンサと前記表示素子とが配列され、外観上カメラの形態と認識されない請求項2または3記載のPOS端末装置。
  5. さらに、通信制御手段を有し、この通信制御手段により前記撮像装置により採取された映像が通信回線を介してPOS端末装置以外のデータ処理装置に伝送される請求項1記載のPOS端末装置。
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