JP3717158B2 - 油圧バルブ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バルブボディに設けられたスプール収容部内にスプールを挿設して構成される油圧バルブに関する。
【0002】
【従来の技術】
油圧バルブはバルブボディに形成された内面が円筒状のスプール収容部(ボアとも呼ばれる)内にスプールを挿設して構成される。バルブボディにはスプール収容部の中心軸と直交するように設けられる複数の油溝のほか、これら油溝より延びて形成される作動油の通路である油路などが設けられている。スプールは作動油のシールの役目をするランドと作動油の通路となるパセージとが形成されている。このスプールはスプール収容部内を軸方向に移動することにより各油溝に対するランドとパセージの位置を変え、これにより油路内の作動油内の圧力を調節したり或いは作動油の流量や方向を変えたりする。スプールは手動操作されるレバーと連結されて機械的に動かされるものの他、油圧や電磁力等により動かされるものがあり、その油圧バルブが用いられる状況に応じて最適の形態が採用される。
【0003】
図9はこのような油圧バルブの一例であるレギュレータバルブ100を示したものである。バルブボディ110には内面が円筒状に形成されたスプール収容部111が設けられており、このスプール収容部111の中央部には油圧ポンプ(図示せず)及びこのレギュレータバルブ100により調圧された後の圧油が送り出されるメイン油路(図示せず)と繋がる第1油溝121が設けられており、この第1油溝121の左方には潤滑油路(図示せず)と連通した第2油溝122が設けられている。スプール130はその右方に設けられたスプリング132により常時左方に付勢されているが、スプール収容部111の左方に設けられた第3油溝123内に上記メイン油路内の油圧がフィードバックされるとスプール130はスプリング132の付勢力に抗して右動する。スプール収容部111の右方には第4油溝124が設けられており、この第4油溝124内に制御圧を供給することによりスプール130を左方へ付勢する力を付加することができるようになっている(なお、第3油溝123左方の第5油溝125は図示しないドレン油路に繋がっている)。
【0004】
スプール130の中央部に位置するランド131は第1油溝121内に位置しており、スプール130が上記スプリング132による左方への付勢力、第3油溝123内に供給された圧油による右方への付勢力、及び第4油溝124内に供給されたレギュレータバルブ圧設定圧による左方への付勢力により釣り合ったところで第1油溝121と第2油溝122とは連通する。これにより油圧ポンプより吐出された作動油の一部は潤滑油路に排出され、メイン油路内の圧力は一定の圧力(ライン圧)に保たれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような油圧バルブ100を構成するバルブボディ110はダイカストにより作られる鋳物であり、上記油溝121,122,123,124には鋳型の型ばらしを容易にするための抜き勾配が形成される。このため各油溝におけるスプール130の軸方向長さはその油溝を形成した鋳型の深い部分(図9では図の下方に位置する部分)ほど狭く、浅い部分ほど広くなり、スプール130の外周面(例えばランド131の外周面)に作用する力(その外周面をスプール130の軸と直交する方向に押圧する力)は、鋳型の深い部分に位置する作動油から受けるものよりも鋳型の浅い部分に位置する作動油から受けるものの方が大きくなるので、その結果としてスプール130のその外周面には鋳型の浅い部分より深い部分へ向かう偏荷重が作用することになる。このような偏荷重はスプール130のスムーズな移動を妨げる(すなわち流体固着)のみならず、このスプール130が押し付けられるバルブボディ110側にも摩耗を生じさせる。また、スプール収容部111の中心軸とスプール130の中心軸がずれるため、作動油のリーク量も増大してしまう。
【0006】
このようなスプールに作用する偏荷重による影響を軽減するにはスプールの外周面にラビリンス溝を設ける方法が考えられる。しかし、このようなラビリンス溝の形成には多くの工数がかかる一方、偏荷重そのものがなくなるわけではないので得られる効果には限界がある。偏荷重を除去するには鋳抜きにより形成された油溝の内面を研磨して勾配をなくせばよいが、これにも多くの工数を要して製造コストが高くなるいう問題がある。
【0007】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、ラビリンス溝を設けたり油溝の内面を研磨したりすることなく低コストでスプールに作用する偏荷重を除去することができ、スプールのスムーズな動きとバルブボディ側の摩耗を低減することが可能な構成の油圧バルブを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するため、第1の本発明に係る油圧バルブは、円筒状に形成されたスプール収容部及びこのスプール収容部の中心軸と直交するように設けられた油溝(例えば、実施形態における第3油溝33)を有したバルブボディと、スプール収容部内に挿設されたスプールとを備え、スプール収容部に繋がる油路 ( 例えば、実施形態におけるメイン油路L2 ) 内の油圧を上記油溝にフィードバックさせてスプールを軸方向に移動させることにより上記油路内の圧力を制御する構成の油圧バルブにおいて、上記油溝内に位置するスプールの外周面(例えば、実施形態におけるスプール40のロッド部43の外周面)にこの外周面を周回する段差溝( 例えば、実施形態における段差溝53 )が設けられており、この段差溝の軸方向両端部は少なくとも上記油路内の圧力制御が行われている状態において、上記油溝の軸方向両端部よりも軸方向外方に位置している。
【0009】
本油圧バルブにおいては、油溝(スプール収容部に繋がる油路内の油圧がフィードバックされる油溝)内に位置するスプールの外周面にこの外周面を周回する段差溝が設けられているため、油溝内の作動油はこの段差溝内に流入してその外周面をスプールの軸と直交する方向に押圧する。ここで、段差溝の軸方向両端部は少なくとも上記油路内の圧力制御が行われている状態において、油溝の軸方向両端部よりも軸方向外方に位置しているため、その外周面に作用する上記押圧力はその外周面の全域において等しくなる。このため、その外周面に偏荷重は作用せず、スプールの動きは従来に比してスムーズなものとなる。また、従来スプールの外周面をバルブボディへ押し付けていた偏荷重がなくなる(或いは小さくなる)のでバルブボディ側の摩耗が大幅に低減される。
【0010】
また、第2の本発明に係る油圧バルブは、円筒状に形成されたスプール収容部及びこのスプール収容部の中心軸と直交するように設けられた油溝(例えば、実施形態における第1油溝31)を有したバルブボディと、スプール収容部内に挿設されたスプールとを備え、スプールを軸方向に移動させることにより上記油溝内に位置するスプールのランド(例えば、実施形態におけるランド42)の軸方向長さを変えて上記油溝の開口量を変化させ、これによりスプール収容部に繋がる油路 ( 例えば、実施形態におけるメイン油路L2 ) 内の圧力を制御する構成の油圧バルブにおいて、上記ランドの外周面にこの外周面を周回する段差溝( 例えば、実施形態における段差溝52 )が設けられており、この段差溝の軸方向両端部は少なくとも上記油路内の圧力制御が行われている状態において上記油溝の軸方向両端部のうちスプールが開口量を増大させるときに移動する側の端部を跨いで位置している。
【0011】
本油圧バルブにおいては、油溝内に位置するスプールのランドの外周面にこの外周面を周回する段差溝が設けられているため、油溝内の作動油はこの段差溝内に流入してその外周面をスプールの軸と直交する方向に押圧する。ここで、段差溝の軸方向両端部は少なくともスプール収容部に繋がる油路内の圧力制御が行われている状態において、油溝の軸方向両端部のうちスプールが開口量を増大させるときに移動する側の端部を跨いで位置しているため、その外周面に作用する上記押圧力はその外周面の全域において等しくなる。このため、その外周面に偏荷重は作用せず、スプールの動きは従来に比してスムーズなものとなる。また、従来スプールの外周面をバルブボディへ押し付けていた偏荷重がなくなる(或いは小さくなる)のでバルブボディ側の摩耗が大幅に低減される。
【0012】
また、第3の本発明に係る油圧バルブは、円筒状に形成されたスプール収容部及びこのスプール収容部の中心軸と直交するように設けられた複数の油溝を有したバルブボディと、スプール収容部内に挿設されたスプールとを備え、スプールを軸方向に移動させてスプール収容部内でのスプールの位置を中立位置とこの中立位置から上記軸方向に移動させた切換え位置との間で切換えることによりスプールの位置に応じた油溝間の連通遮断を行う構成の油圧バルブにおいて、スプールが上記中立位置に位置している状態において上記油溝内に位置するスプールのランドの外周面にこの外周面を周回する段差溝が設けられており、段差溝の軸方向端部は、スプールが上記中立位置に位置している状態において上記油溝の軸方向外方に位置している。
【0013】
本油圧バルブにおいては、スプールが中立位置に位置している状態において油溝内に位置するスプールのランドの外周面にこの外周面を周回する段差溝が設けられているため、油溝内の作動油はこの段差溝内に流入してその外周面をスプールの軸と直交する方向に押圧する。ここで、段差溝の軸方向端部はスプールが中立位置に位置している状態において油溝の軸方向外方に位置しているため、その外周面に作用する上記押圧力はその外周面の全域において等しくなる。このため、その外周面に偏荷重は作用せず、スプールの中立位置からの動きは従来に比してスムーズなものとなる。また、従来スプールの外周面をバルブボディへ押し付けていた偏荷重がなくなる(或いは小さくなる)のでバルブボディ側の摩耗が大幅に低減される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。図1は第1及び第2の本発明に係る油圧バルブを車両用トランスミッションに用いられるレギュレータバルブに適用した場合の一実施形態を示す図であり、その周辺の油路も併せて示している。図2は図1におけるレギュレータバルブの拡大図であり、(A)は後述するスプールが最も左動した位置からやや右動した状態、(B)は(A)からスプールが更に右動した状態を示している。また、図3は図2(A)における矢視III−IIIから見た断面図、図4は図2(B)における領域IVの拡大図、図5は図2(B)における領域Vの拡大図である。
【0015】
本レギュレータバルブ10は、内面が円筒状に形成されたスプール収容部21を有したバルブボディ20と、このスプール収容部21内に挿設されたスプール40とから構成されている。スプール収容部21は内径の大きい第1収容部21a及びこの第1収容部21aの左方に設けられたこの第1収容部21aよりも内径の小さい第2収容部21bとからなっている。バルブボディ20内には更に、このスプール収容部21の軸方向と直交する5つの油溝31,32,33,34,35が設けられている(油溝の形状については図3参照)。第1油溝31は第1収容部21aの中央部に位置しており、図示しない油圧ポンプからの圧油が送り込まれるポンプ油路L1と、このレギュレータバルブ10により調圧された後の圧油が送り出されるメイン油路L2とが接続されている。
【0016】
第2油溝32は第1油溝31の左方に位置しており、図示しない潤滑油供給回路に繋がる潤滑油路L3と接続している。第3油溝33は第2収容部21bの右端部に設けられており、ここにはメイン油路L2より分岐したフィードバック油路L4が接続されている。第4油溝34は第1収容部21aの右方に設けられており、ここには図示しないレギュレータ圧設定回路と繋がるレギュレータ圧設定圧供給油路L5が接続されている。第5油溝35はスプール収容部21の左端部に設けられている。この第5油溝35は本実施形態ではドレン油路L6に接続されて油タンク(図示せず)へ開放された状態となっているが、必要に応じて他の油圧回路と接続することができるようになっている。
【0017】
スプール40の中央部には左右の大径のランド41,42が設けられており、これら両ランド41,42の間には作動油の連通路となるパセージ44が形成されている。これらランド41,42及びパセージ44は第1収容部21a内に位置しており、右方のランド42は第1油溝31内に、またパセージ44は第2油溝32内に位置している。左方のランド41の左側には両ランド41,42よりも小さい外径を有する小径のロッド部43が設けられており、このロッド部43は第2収容部21b内(第3油溝33内でもある)に位置している。スプール40の右側内部にはスプリング取付空間47が形成されており、このスプリング取付空間47内に縮設されたスプリングSによりスプール40は常時左方に付勢された状態となっている。
【0018】
図2(A),(B)及び図4に示すように、第3油溝33内に位置するロッド部43の外周面にはこの外周面を周回する軸方向にほぼ等幅な段差溝53が設けられており、この段差溝53の軸方向両端部53a,53bは少なくとも調圧状態において(スプール40がスプール収容部21内にセットされた(最も左にある)状態から、フルストロークより少し戻った状態まで)、第3油溝33の軸方向両端部33a,33bよりも軸方向外方に位置するものとなっている。また、図2(A),(B)及び図5に示すように、第1油溝31内に位置するランド42の外周面にはこの外周面を周回する軸方向にほぼ等幅な段差溝52が設けられており、この段差溝52の軸方向両端部52a,52bは少なくとも調圧状態において、第1油溝31の軸方向両端部31a,31bのうちスプール40が開口量を増大させるときに移動する側(ここでは右方)の端部31bを跨いで位置するものとなっている。これら段差溝53,52はバルブボディ20の鋳抜きにより形成された油溝33,31の抜き勾配に起因してスプール40に作用する偏荷重を除去するためのものである(詳細については後述)。
【0019】
第3油溝33は前述のようにメイン油路L2から分岐したフィードバック油路L4が繋がっており、第3油溝33内にはメイン油路L2内の圧油が供給される。スプール40にはこの第3油溝33内に供給されたメイン油路L2内の圧油に応じた右方への力が作用し、スプリングSによる左方への付勢力及びレギュレータ設定圧供給油路L5を介して第4油溝34内に供給されるレギュレータ圧設定圧による左方への付勢力に抗して右動する。
【0020】
油圧ポンプが動作していないときには第1油溝31内に圧油が供給されておらず、したがってメイン油路L2内にも圧油は供給されていない。このようなときには第3油溝33及び第4油溝34内にも圧油は供給されないので、スプール40はスプリングSによる左方への付勢力のみを受けてロッド部43の左端面を第5油溝35の左端内壁に右方より当接させた静止状態となっている(図1参照)。
【0021】
油圧ポンプの作動が開始された直後には油圧ポンプからの圧油がそのまま第1油溝31内に供給され、メイン油路L2にもこの圧油が送り出されるが、その直後にはフィードバック油路L4を介して第3油溝33内にメイン油路L2内の圧油が供給されるのでスプール40は右動し、第1油溝31と第2油溝32とはパセージ44を介して連通してポンプ油路L1内の作動油の一部は潤滑油路L3に流れるようになる。これによりメイン油路L2内の圧力は減圧され、スプール40を右動する力は弱まってスプール40は左動する。スプール40が左動すると第1油溝31内に位置するランド42の軸方向長さが長くなるので第1油溝31の開口量は減少し、潤滑油路L3より逃げる作動油量は減少してメイン油路L2内の圧力は増大する。また、このようにメイン油路L2内の圧力が増大すると第3油溝33内の圧力は高まるのでスプール40は右動する。スプール40が右動すると第1油溝31内に位置するランド42の軸方向長さが短くなるので第1油溝31の開口量は増大し、潤滑油路L3より逃げる作動油量は増大してメイン油路L2内の圧力は減少する。
【0022】
このように本レギュレータバルブ10ではスプール40を軸方向に移動させることにより第1油溝31内に位置するランド42の軸方向長さを変えて第1油溝31の開口量を変化させ、これによりメイン油路L2内の圧力を制御するのであるが、スプール40は上記のような軸方向の移動動作を繰り返しつつ、スプリングSによる左方への付勢力、第3油溝33内に供給された圧油による右方への付勢力、及び第4油溝34内に供給された圧油による左方への付勢力が釣り合った位置に位置しようとするので、結果としてメイン油路L2内の圧力、すなわちライン圧は一定に保たれるようになる。なお、レギュレータ圧設定圧供給油路L5を介して第4油溝34内に供給されるレギュレータ圧設定圧は車両に大きなトルクが必要なときには通常よりも高い値が設定される。大きな値のレギュレータ圧設定圧を第4油溝34に供給すると、これに打ち勝ってスプール40を右動させるに必要な圧力、すなわちメイン油路L2内の圧力は高くなるので、結果としてライン圧を高くすることができる。
【0023】
ところで、本レギュレータバルブ10のバルブボディ20はダイカストにより作られる鋳物であり、上記油溝31,32,33,34,35を始めその他の油溝には鋳型の型ばらしを容易にするための抜き勾配が形成されている。このため各油溝におけるスプール40の軸方向長さはその油溝を形成した鋳型の深い部分(図の下方に位置する部分)ほど狭く、浅い部分ほど広くなっているのであるが、本レギュレータバルブ10においては上述のように、第3油溝33内に位置するスプール40のロッド部43の外周面にこの外周面を周回する段差溝53が設けられているため、第3油溝33内の作動油はこの段差溝53内に流入してその外周面をスプール40の軸と直交する方向(図の上下方向)に押圧することとなる。ここで、段差溝53の軸方向両端部53a,53bは少なくとも調圧状態において、第3油溝33の軸方向両端部33a,33bよりも軸方向外方に位置しているため、その外周面に作用する上記押圧力はその外周面の全域において等しくなる。このため、その外周面に偏荷重は作用せず、スプール40の動きは従来に比してスムーズなものとなる。また、従来スプール40の外周面をバルブボディ20へ押し付けていた偏荷重がなくなる(或いは小さくなる)のでバルブボディ20側の摩耗が大幅に低減される。
【0024】
また、第1油溝31内に位置するスプール40のランド42の外周面にはこの外周面を周回する段差溝52が設けられているため、第1油溝31内の作動油はこの段差溝52内に流入してその外周面をスプール40の軸と直交する方向(図の上下方向)に押圧する。ここで、段差溝52の軸方向両端部52a,52bは少なくとも調圧状態において、第1油溝31の軸方向両端部31a,31bのうちスプール40が開口量を増大させるときに移動する側の端部31bを跨いで位置しているため、その外周面に作用する上記押圧力はその外周面の全域において等しくなる。このため、その外周面に偏荷重は作用せず、スプール40の動きは従来に比してスムーズなものとなる。また、従来スプール40の外周面をバルブボディ20へ押し付けていた偏荷重がなくなる(或いは小さくなる)のでバルブボディ20側の摩耗が大幅に低減される。
【0025】
なお、上記説明では、段差溝53,52は軸方向にほぼ等幅であると述べたが、これら段差溝53,52は必ずしもスプール40の外周面全周において等幅でなくても良く、スプール40の断面視について対称形状になっていればよい。段差溝53,52が断面視について対称形状になっていさえすれば、スプール40が油溝53,54内の作動油から受ける受圧面積を上下で等しくすることができるからである。従って、油圧脈動の低減を目的として油溝33と対向する段差溝53の上下部における軸方向端部又は油溝31と対向する段差溝52の上下部における軸方向端部に断面視対称状にノッチが設けられている場合であっても上記効果を得ることができる。
【0026】
図6、図7及び図8は第3の本発明に係る油圧バルブを方向制御バルブに適用した場合の一実施形態を示す図である。本方向制御バルブ60はバルブボディ70とこのバルブボディ70に設けられた円筒状のスプール収容部71内に挿設されたスプール90とから構成されており、バルブボディ70内には更に、スプール収容部71の軸方向と直交する5つの油溝81,82,83,84,85が設けられている。
【0027】
第1油溝81はスプール収容部71の中央部に位置しており、図示しない油圧ポンプからの圧油が送り込まれるPポートと繋がっている。第2油溝82は第1油溝82の右方に位置しており、図示しない油圧アクチュエータ(例えば油圧シリンダ)の一方側のポート(Aポートとする)と繋がっている。第3油溝83は第1油溝81の左方に位置しており、上記油圧アクチュエータの他方側のポート(Bポートとする)と繋がっている。第4油溝84は第3油溝83の左方に位置しており、図示しない油タンクと繋がるTポートと繋がっている。第5油溝85は第2油溝82の右方に位置しており、バルブボディ70の内部に設けられた油路Lにより第4油溝84と連通している。
【0028】
スプール90は4つのランド91,92,93.94及びこれらランド91,92,93,94の間に形成された3つのパセージ95,96,97を有しており、その左端部に設けられた付勢ばね73により右方に付勢される一方で、右端部に設けられた付勢ばね74により左方に付勢されるようになっている。スプール90はバルブボディ70の左方に設けられた油路86より左方の油室95内に圧油が供給されておらず、かつバルブボディ70の右方に設けられた油路87より右方の油室96内に圧油が供給されていないときには、左右の付勢ばね73,74による付勢力が釣り合って図6に示す中立位置に位置するようになっている。また、スプール90は、油路86より左方の油室95内に圧油が供給されているときには(このとき右方の油室96は油タンクに開放される)、右方の付勢ばね74による左方への付勢力に抗して図7に示す右の切換え位置に位置するようになっている。また、スプール90は、油路87より右方の油室96内に圧油が供給されているときには(このとき左方の油室95は油タンクに開放される)、左方の付勢ばね73による右方への付勢力に抗して図8に示す左の切換え位置に位置するようになっている。
【0029】
この方向制御バルブ60は、スプール90が図6に示す中立位置に位置したときには、ランド92により第3油溝83と第1油溝81の間、及び第3油溝83と第4油溝84との間がシールされるとともに、ランド93により第2油溝82と第1油溝81の間、及び第2油溝82と第5油溝85との間がシールされる。このためPポート、Tポート、Aポート及びBポートはいずれもブロックされた状態となる。
【0030】
スプール90が図7に示す右の切換え位置に位置したときには、ランド92により第1油溝81と第3油溝83との間がシールされるとともに、ランド93により第2油溝82と第5油溝85との間がシールされる一方で、パセージ95を介して第3油溝83と第4油溝84とが連通し、パセージ96を介して第1油溝81と第2油溝82とが連通する。これによりPポートはAポートと連通し、BポートはTポートと連通するので、油圧アクチュエータはこのような作動油の流れに対応した方向に動作する。
【0031】
一方、スプール90が図8に示す左の切換え位置に位置したときには、ランド92により第3油溝83と第4油溝84との間がシールされるとともに、ランド93により第1油溝81と第2油溝82との間がシールされる一方で、パセージ96を介して第1油溝81と第3油溝83とが連通し、パセージ97を介して第2油溝82と第5油溝85とが連通する。これによりPポートはBポートと連通し、AポートはTポートと連通するので、油圧アクチュエータは上記方向とは逆の方向に動作する。
【0032】
図6に示すように、スプール90が中立位置に位置している状態において第2油溝82内に位置するランド93の外周面には、この外周面を周回する軸方向にほぼ等幅な段差溝931が設けられており、この段差溝931の軸方向端部931a,931bは第2油溝82の軸方向外方に位置するようになっている。また、第3油溝83内に位置するランド92の外周面には、この外周面を周回する軸方向にほぼ等幅な段差溝921が設けられており、この段差溝921の軸方向端部921a,921bは第3油溝83の軸方向外方に位置するようになっている。
【0033】
図7に示すように、スプール90が右の切換え位置に位置している状態において第1油溝81内に位置するランド92の外周面には、この外周面を周回する軸方向にほぼ等幅な段差溝923が設けられており、この段差溝923の軸方向端部923aは第1油溝81の軸方向外方に位置するようになっている。また、第2油溝82内に位置するランド93の外周面には、この外周面を周回する軸方向にほぼ等幅な段差溝932が設けられており、この段差溝932の軸方向端部932aは第2油溝82の軸方向外方に位置するようになっている。また、第3油溝83内に位置するランド92の外周面には、この外周面を周回する軸方向にほぼ等幅な段差溝922が設けられており、この段差溝922の軸方向端部922aは第3油溝83の軸方向外方に位置するようになっている。また、第4油溝84内に位置するランド91の外周面には、この外周面を周回する軸方向にほぼ等幅な段差溝911が設けられており、この段差溝911の軸方向端部911aは第4油溝84の軸方向外方に位置するようになっている。更に、第5油溝85内に位置するランド93の外周面には、この外周面を周回する軸方向にほぼ等幅な段差溝933が設けられており、この段差溝933の軸方向端部933aは第5油溝85の軸方向外方に位置するようになっている。
【0034】
図8に示すように、スプール90が左の切換え位置に位置している状態において第1油溝81内に位置するランド93の外周面には上記段差溝932があり、ここではこの段差溝932の軸方向端部932aは第1油溝81の軸方向外方に位置するようになっている。また、第2油溝82内に位置するランド93の外周面には上記段差溝933があり、ここではこの段差溝933の軸方向端部933aは第2油溝82の軸方向外方に位置するようになっている。また、第3油溝83内に位置するランド92の外周面には上記段差溝923があり、ここではこの段差溝923の軸方向端部923aは第3油溝83の軸方向外方に位置するようになっている。また、第4油溝84内に位置するランド92の外周面には上記段差溝922があり、ここではこの段差溝922の軸方向端部922aは第4油溝84の軸方向外方に位置するようになっている。また、第5油溝85内に位置するランド94の外周面には、この外周面を周回する軸方向にほぼ等幅な段差溝941が設けられており、この段差溝941の軸方向端部941aは、第5油溝85の軸方向外方に位置するようになっている。
【0035】
本方向制御バルブ60のバルブボディ70もダイカストにより作られる鋳物であり、上記油溝81,82,83,84,85には鋳型の型ばらしを容易にするための抜き勾配が形成されている。このため各油溝におけるスプール90の軸方向長さはその油溝を形成する型の深い部分(図の下方に位置する部分)ほど狭く、浅い部分ほど広くなっているが、本方向制御バルブ60においては上述のように、スプール90が各切換え位置(中立位置を含む)に位置している状態において油溝81,82,83,84,85内に位置するスプール90のランド91,92,93,94の外周面にこれらの外周面を周回する段差溝911,921,922,923,931,932,933,941が設けられているため、これら油溝内の作動油はこれら段差溝内に流入してその外周面をスプール90の軸と直交する方向(図の上下方向)に押圧する。ここで、各段差溝の軸方向端部はスプール90の切換え位置に依らず、油溝の軸方向外方に位置しているため、その外周面に作用する上記押圧力はその外周面の全域において等しくなる。このため、その外周面に偏荷重は作用せず、スプール90の動きは従来に比してスムーズなものとなる。また、従来スプール90の外周面をバルブボディ70へ押し付けていた偏荷重がなくなる(或いは小さくなる)のでバルブボディ70側の摩耗が大幅に低減される。
【0036】
なお、上記の方向制御バルブ60において、スプール90の軸方向駆動は油圧パイロット方式を用いていたが、その他電磁力を利用し、或いは手動操作により機械的にこれを行うこともできる。また、上述のような油圧パイロット方式ではなく、前述のレギュレータバルブ10において説明したスプール40の駆動方式を利用することもできる。この場合には上述の第1の本発明を適用できる。
【0037】
また、上記説明では、段差溝911,921,922,923,931,932,933,941は軸方向にほぼ等幅であると述べたが、これら段差溝911,921,922,923,931,932,933,941は必ずしもスプール90の外周面全周において等幅でなくても良く、スプール90の断面視について対称形状になっていればよいのは前述のレギュレータバルブ10の場合と同様である。従って、これら段差溝911,921,922,923,931,932,933,941の上下部における軸方向端部に断面視対称状にノッチが設けられている場合であっても上記効果を得ることができる。
【0038】
これまで本発明の好ましい実施形態について説明してきたが、本発明の範囲は上述のものに限定されない。例えば、上述の実施形態においては、第1及び第2の本発明に係る油圧バルブはレギュレータバルブに適用される場合が示されていたが、これは一例に過ぎず、レデューシングバルブや方向制御バルブ、或いは流量制御バルブ等にも適用することが可能である。
【0039】
また、上述の実施形態では、スプールの外周面に設ける段差溝は鋳型の抜き勾配が生じる油溝に対応して設けるように説明したが、スプールに偏荷重が作用するのはこのような抜き勾配のある油溝だけでなく、内面の仕上げ精度の不充分な油溝等においても起き得るので、このような所に対応して段差溝を設けるようにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、第1の本発明に係る油圧バルブにおいては、油溝(スプール収容部に繋がる油路内の油圧がフィードバックされる油溝)内に位置するスプールの外周面にこの外周面を周回する段差溝が設けられているため、油溝内の作動油はこの段差溝内に流入してその外周面をスプールの軸と直交する方向に押圧する。ここで、段差溝の軸方向両端部は少なくとも上記油路内の圧力制御が行われている状態において、油溝の軸方向両端部よりも軸方向外方に位置しているため、その外周面に作用する上記押圧力はその外周面の全域において等しくなる。このため、その外周面に偏荷重は作用せず、スプールの動きは従来に比してスムーズなものとなる。また、従来スプールの外周面をバルブボディへ押し付けていた偏荷重がなくなる(或いは小さくなる)のでバルブボディ側の摩耗が大幅に低減される。
【0041】
また、第2の本発明に係る油圧バルブにおいては、油溝内に位置するスプールのランドの外周面にこの外周面を周回する段差溝が設けられているため、油溝内の作動油はこの段差溝内に流入してその外周面をスプールの軸と直交する方向に押圧する。ここで、段差溝の軸方向両端部は少なくともスプール収容部に繋がる油路内の圧力制御が行われている状態において、油溝の軸方向両端部のうちスプールが開口量を増大させるときに移動する側の端部を跨いで位置しているため、その外周面に作用する上記押圧力はその外周面の全域において等しくなる。このため、その外周面に偏荷重は作用せず、スプールの動きは従来に比してスムーズなものとなる。また、従来スプールの外周面をバルブボディへ押し付けていた偏荷重がなくなる(或いは小さくなる)のでバルブボディ側の摩耗が大幅に低減される。
【0042】
また、第3の本発明に係る油圧バルブにおいては、スプールが中立位置に位置している状態において油溝内に位置するスプールのランドの外周面にこの外周面を周回する段差溝が設けられているため、油溝内の作動油はこの段差溝内に流入してその外周面をスプールの軸と直交する方向に押圧する。ここで、段差溝の軸方向端部はスプールが中立位置に位置している状態において油溝の軸方向外方に位置しているため、その外周面に作用する上記押圧力はその外周面の全域において等しくなる。このため、その外周面に偏荷重は作用せず、スプールの中立位置からの動きは従来に比してスムーズなものとなる。また、従来スプールの外周面をバルブボディへ押し付けていた偏荷重がなくなる(或いは小さくなる)のでバルブボディ側の摩耗が大幅に低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1及び第2の本発明に係る油圧バルブを車両用トランスミッションに用いられるレギュレータバルブに適用した場合の一実施形態をその周辺の油路とともに示す図である。
【図2】図1におけるレギュレータバルブの拡大図であり、(A)はスプールが最も左動した位置からやや右動した状態、(B)は(A)からスプールが更に右動した状態を示している。
【図3】図2(A)における矢視III−IIIから見た断面図である。
【図4】図2(B)における領域IVの拡大図である。
【図5】図2(B)における領域Vの拡大図である。
【図6】第3の本発明に係る油圧バルブを方向制御バルブに適用した場合の一実施形態を示す図であり、スプールを中立位置に位置させた状態を示すものである。
【図7】第3の本発明に係る油圧バルブを方向制御バルブに適用した場合の一実施形態を示す図であり、スプールを右の切換え位置に位置させた状態を示すものである。
【図8】第3の本発明に係る油圧バルブを方向制御バルブに適用した場合の一実施形態を示す図であり、スプールを左の切換え位置に位置させた状態を示すものである。
【図9】従来の油圧バルブの一例を示す図である。
【符号の説明】
10 レギュレータバルブ
20 バルブボディ
21 スプール収容部
31 第1油溝
32 第2油溝
33 第3油溝
34 第4油溝
35 第5油溝
40 スプール
41,42 ランド
43 ロッド部
44 パセージ
47 スプリング取付空間
L1 ポンプ油路
L2 メイン油路
L3 潤滑油路
L4 フィードバック油路
L5 レギュレータ圧設定圧供給油路
L6 ドレン油路
S スプリング

Claims (3)

  1. 内面が円筒状に形成されたスプール収容部及びこのスプール収容部の中心軸と直交するように設けられた油溝を有したバルブボディと、前記スプール収容部内に挿設されたスプールとを備え、前記スプール収容部に繋がる油路内の油圧を前記油溝にフィードバックさせて前記スプールを軸方向に移動させることにより前記油路内の圧力を制御する構成の油圧バルブにおいて、
    前記油溝内に位置する前記スプールの外周面にこの外周面を周回する段差溝が設けられており、前記段差溝の前記軸方向両端部は少なくとも前記油路内の圧力制御が行われている状態において、前記油溝の前記軸方向両端部よりも前記軸方向外方に位置していることを特徴とする油圧バルブ。
  2. 円筒状に形成されたスプール収容部及びこのスプール収容部の中心軸と直交するように設けられた油溝を有したバルブボディと、前記スプール収容部内に挿設されたスプールとを備え、前記スプールを軸方向に移動させることにより前記油溝内に位置する前記スプールのランドの前記軸方向長さを変えて前記油溝の開口量を変化させ、これにより前記スプール収容部に繋がる油路内の圧力を制御する構成の油圧バルブにおいて、
    前記ランドの外周面にこの外周面を周回する段差溝が設けられており、前記段差溝の前記軸方向両端部は少なくとも前記油路内の圧力制御が行われている状態において、前記油溝の前記軸方向両端部のうち前記スプールが前記開口量を増大させるときに移動する側の端部を跨いで位置していることを特徴とする油圧バルブ。
  3. 円筒状に形成されたスプール収容部及びこのスプール収容部の中心軸と直交するように設けられた複数の油溝を有したバルブボディと、前記スプール収容部内に挿設されたスプールとを備え、前記スプールを軸方向に移動させて前記スプール収容部内での前記スプールの位置を中立位置と前記中立位置から前記軸方向に移動させた切換え位置との間で切換えることにより前記スプールの位置に応じた前記油溝間の連通遮断を行う構成の油圧バルブにおいて、
    前記スプールが前記中立位置に位置している状態において前記油溝内に位置する前記スプールのランドの外周面にこの外周面を周回する段差溝が設けられており、前記段差溝の前記軸方向端部は、前記スプールが前記中立位置に位置している状態において前記油溝の前記軸方向外方に位置していることを特徴とする油圧バルブ。
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