JP3715172B2 - ミラー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両室外に設けられるミラーに係り、特に運転席や助手席の側方のドア近傍に設けられるドアミラーとして好適なミラーに関する。
【0002】
【従来の技術】
車両室内から車両後方を確認するためのミラーの一例としては、車両のドア側方に設けられたドアミラーがあり、その一例が実開昭63−70447号(実公平4−33157号)に開示されている。
【0003】
図15に示されるように、実開昭63−70447号に開示されたドアミラー300は、通常使用時(すなわち、車両走行時)に略車両後方側へ向けて開口した略椀形状のバイザーカバー302(実開昭63−70447号ではエラストマーミラーボデーと称している)を備えている。このバイザーカバー302の内側にはバイザーリム304(実開昭63−70447号ではバイザーと称している)が取り付けられている。このバイザーリム304はバイザーカバー302の開口形状に対して相似形の周壁306を有する浅底の箱形状で、その内側の開口部近傍にはミラー本体(鏡)312が設けられている。
【0004】
また、バイザーリム304の底部308には上述したバイザーカバー302の内底から突出形成された鉤上の取付片314が貫通しており、この取付片314とバイザーリム304の底部308とがねじ316により締結されている。
【0005】
また、バイザーリム304の開口端の外側には環状の周壁318(実開昭63−70447号ではスリーブ状2重壁部と称している)がバイザーリム304の開口端から連続して形成されている。バイザーリム304の開口端と周壁318との間にはバイザーカバー302の周縁部320が嵌挿されている。周縁部320はバイザーカバー302の他の部分よりも薄肉で、周縁部320と周壁318との各肉厚の和が概ねバイザーカバー302の他の部分の肉厚となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図15内の一点鎖線の円の部分を拡大した図に示されるように、上述したドアミラー300の構造では、バイザーカバー302と周縁部320よりも底部側で周壁318と対向するカバー側合わせ面322と、このカバー側合わせ面322と対向する周壁318のリム側合わせ面324とが略車両前後方向に対向するため、カバー側合わせ面322とリム側合わせ面324との合わせ部326がバイザーカバー302及びバイザーリム304の外周面(表面)にて露出してしまう。
【0007】
しかも、上述したドアミラー300では、バイザーカバー302及びバイザーリム304の双方は何れも合成樹脂材による成形品である。このような合成樹脂材の成形品は成形時において所謂収縮を起こすために寸法管理が難しく、その寸法誤差に起因してバイザーカバー302とバイザーリム304との合わせ部326において表面に凹凸が生じてしまう。
【0008】
さらには、上記の寸法誤差が顕著な部分においては、図15内の一点鎖線の円の部分を拡大した図に示されるようにバイザーカバー302と周縁部320よりも底部側で周壁318と対向するカバー側合わせ面322と、このカバー側合わせ面322と対向する周壁318のリム側合わせ面324との間に隙間328が生じてしまう。
【0009】
上述したような凹凸の上方や外周面にて開口した隙間328の真上を気流Wが通過すると、所謂「風切り音」と称される異音が発生する。特に、ドアミラーは車両のドア側方という運転席や助手席から比較的近い位置に設けられるため、車両走行中におけるこのような異音の軽減或いは防止が切望されていた。
【0010】
本発明は、上記事実を考慮して、バイザー表面上を流れる気流に起因する異音を軽減若しくは防止できるミラーを得ることが目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、車両室外に取り付けられ、使用時における略車両後方側の端部が開口したバイザーカバーと、前記バイザーカバーの開口端に対応した環状の周壁を有し、前記バイザーカバーの開口端に取り付けられるバイザーリムと、前記バイザーカバー及び前記バイザーリムを含んで構成されるバイザーの内側に収容されるミラー本体と、を有するミラーであって、前記バイザーの表面にて露出する前記バイザーカバーと前記バイザーリムとの境目である合わせ部が前記バイザーの表面のうち略車両後方側へ向いた面で前記バイザーの外側に露出するように前記バイザーカバー及び前記バイザーリムの形状を設定したことを特徴としている。
【0012】
上記構成のミラーでは、バイザーカバーの開口端側にバイザーリムが取り付けられてバイザーが形成されると共にこのバイザーの内側にミラー本体が収容される。
【0013】
ところで、本ミラーにおいてもバイザーカバーとバイザーリムとの合わせ部はバイザーの表面にて露出する。しかしながら、本ミラーではバイザーの表面のうち、略車両後方側へ向いた面で合わせ部がバイザーの外側に露出するようにバザーカバー及びバイザーリムの形状が設定されているため、略車両後方側へ向いた面を除いたバイザーの表面は基本的にバイザーカバーの表面だけで構成され、略車両後方側へ向いた面を除いたバイザーの表面には凹凸が無いか或いは凹凸が極めて少ない円滑な面となる。
【0014】
上述したように、車両走行中にはバイザーの表面上を略車両前方側から略車両後方側へ向けて気流が流れるが、本ミラーでは略車両後方側へ向いた面を除いたバイザーの表面が円滑であるため、気流はバイザーの表面上を円滑に流れる。このため、車両走行中にバイザーの表面上を気流が流れる際の風切り音等の異なる音の発生を防止でき、或いは軽減できる。
【0015】
請求項2記載の本発明は、請求項1記載のミラーにおいて、使用時における略車両後方側の端部が開口したカバー本体と、前記カバー本体に形成されて前記車両のドアパネルの側方で前記車両へ組み付けられると共に、前記車両の略上下方向に沿った寸法が前記カバー本体よりも短い連結部と、を含んで前記バイザーカバーを構成すると共に、前記合わせ部のうち少なくとも前記連結部に対応する部分が前記バイザーの表面のうち略車両後方側へ向いた面に位置するように前記連結部及び前記バイザーリムの形状を設定したことを特徴としている。
【0016】
上記構成のミラーでは、バイザーカバーを構成する連結部におけるバイザーカバーとバイザーリムとの合わせ部がバイザーの表面のうち略車両後方側へ向いた面に位置している。
【0017】
ところで、連結部は車両の略上下方向に沿った寸法がカバー本体よりも短いため、連結部の略車両上下方向上方及び下方の少なくとも何れか一方の側は、カバー本体と車両の車体(ドアパネルやピラー等)とで谷間が形成され、車両走行時に車体側面を流れる気流とカバー本体の車体側側面を流れる気流とがこの谷間に集中して通過する。したがって、この谷間に対応する連結部では気流が流れることに起因する風切り音等の異音が発生する可能性が高く、また、発生した際の異音の音量が大きくなる可能性が高い。
【0018】
しかしながら、本ミラーでは、上述したように連結部での合わせ部をバイザーの表面のうち略車両後方側へ向いた面に位置するように連結部及びバイザーリムの形状を設定しているため、連結部に対応した部分において略車両後方側へ向いた面を除いたバイザーの表面は連結部(すなわち、バイザーカバー)の表面のみで構成される。これにより、バイザーの連結部に対応した部分では略車両後方側へ向いた面を除いた表面に凹凸が無いか或いは凹凸が極めて少ない円滑な面となる。このため、車両走行中に連結部の上方及び下方を気流が流れる際の風切り音等の異なる音の発生を防止でき、或いは軽減できる。
【0019】
請求項3記載の本発明は、請求項1記載のミラーにおいて、使用時における略車両後方側の端部が開口したカバー本体と、前記カバー本体に形成されて前記車両のドアパネルの側方で前記車両へ組み付けられると共に、前記車両の略上下方向に沿った寸法が前記カバー本体よりも短い連結部と、を含んで前記バイザーカバーを構成すると共に、前記合わせ部のうち少なくとも前記カバー本体に対応する部分が前記バイザーの表面のうち略車両後方側へ向いた面に位置するように前記カバー本体及び前記バイザーリムの形状を設定したことを特徴としている。
【0020】
上記構成のミラーでは、バイザーカバーを構成するカバー本体でのバイザーカバーとバイザーリムとの合わせ部が、バイザーの表面のうち略車両後方側へ向いた面に位置している。
【0021】
ところで、通常、カバー本体は全体的に連結部に比べて大きく表面積も広い。このため、仮に、バイザーカバー及びバイザーバイザーに合成樹脂材の成形品を用いると、成形時における収縮等でカバー本体に対応した部分における合わせ部では凹凸ができやすく、その結果、風切り音等の異なる音が生じやすい。
【0022】
しかしながら、本ミラーでは、上述したようにバイザーの表面のうち略車両後方側へ向いた面にカバー本体での合わせ部が位置するようにカバー本体及びバイザーリムの形状を設定しているため、カバー本体に対応した部分においてバイザーの略車両後方側へ向いた面を除いた表面はカバー本体(すなわち、バイザーカバー)の表面のみで構成される。これにより、バイザーのカバー本体に対応した部分では略車両後方側へ向いた面を除いた表面に凹凸が無いか或いは凹凸が極めて少ない円滑な面となる。このため、車両走行中にカバー本体の上方及び下方を気流が流れる際の風切り音等の異なる音の発生を防止でき、或いは軽減できる。
【0023】
請求項4記載の本発明は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載のミラーにおいて、前記バイザーカバーの内側で且つ前記バイザーカバーの開口端近傍に、前記バイザーリムに係合して前記バイザーリムを前記バイザーカバーへ連結する連結手段を設けたことを特徴としている。
【0024】
上記構成のミラーでは、バイザーカバーとバイザーリムとがバイザーカバーの内側で且つバイザーカバーの開口端近傍に設けられた連結手段によって連結される。このため、バイザーカバーの開口端をバイザーリムで挟み付けて保持するような補強を必要としない。これにより、バイザーカバーとバイザーリムとの合わせ部を略車後方側端部に位置させることができ、その結果、風切り音等の異音の発生を軽減若しくは防止できる。
【0025】
また、このような連結手段によってバイザーカバーとバイザーリムとを連結する構成としたため、連結手段により連結を解除するための作業はバイザーカバーの開口端近傍で行なうことになる。このため、例えば、バイザーリムにミラー本体やミラー本体の反射角度を変えるためのモータ等の駆動手段、更には、このような駆動手段を支持するための支持体等をバイザーリムに組み付ける構成としても、ミラー本体や駆動手段、支持体等が連結手段による連結を解除するための作業の妨げにならない。これにより、バイザーリムからミラー本体や駆動手段、支持体等を外さずに連結手段による連結を解除でき、バイザーカバーの取り外し等の作業性が向上する。
【0026】
請求項5記載の本発明は、請求項4記載のミラーにおいて、前記バイザーカバーの内周方向へ向けて所定間隔毎に複数の前記連結手段を設けたことを特徴としている。
【0027】
上記構成のミラーでは、連結手段がバイザーカバーの内周方向へ向けて所定間隔毎に複数設けられている。このため、連結手段1つ当たりにかかる負荷を軽減でき、バイザーカバーとバイザーリムとを強固に連結できる。また、連結手段1つ当たりにかかる負荷を軽減できるため、各連結手段の機械的な強度を特に高いものにしなくてもよい。このため、例えば、バイザーカバーを合成樹脂材の成形品で構成するような場合、連結手段を同じ合成樹脂材で一体成形することが可能となる(すなわち、金属部品等で連結手段を構成してインサート成形したり、連結手段を全くの別部材で構成するような必要がなくなる)。これにより、コストを安価にできる。
【0028】
請求項6記載の本発明は、請求項4又は請求項5記載のミラーにおいて、前記バイザーカバーの内周方向に沿って互いに対向し、各々が前記バイザーリムの外周部に形成された嵌合溝に係合すると共に当該嵌合溝の内周部に干渉して前記バイザーカバーの開口端側への前記バイザーリムの相対的な変位を制限する一対の嵌合爪と、前記嵌合爪の間に設けられ、前記バイザーリムに形成された差込孔を貫通して前記バイザーリムの内側から前記バイザーリムを支持すると共に、前記差込孔の開口端側で前記バイザーリムに干渉して前記バイザーカバーの内側への前記バイザーリムの相対的な変位を制限する抜落防止爪と、を含んで前記連結手段を構成したことを特徴としている。
【0029】
上記構成のミラーでは、バイザーリムの外周部に形成された嵌合溝に嵌合爪を嵌合させ、バイザーリムに形成された差込孔に抜落防止爪を差し込むことでバイザーリムとバイザーカバーとが連結される。この連結状態では、嵌合爪が嵌合溝の内周部に干渉してバイザーカバーの開口端側へのバイザーリムの相対的な変位を制限しており、抜落防止爪が差込孔の開口端側でバイザーリムに干渉してバイザーカバーの内側へのバイザーリムの相対的な変位を制限しているため、バイザーカバーの開口端側及びその反対方向に対してバイザーリムはバイザーカバーの所定位置で保持される。
【0030】
一方、抜落防止爪は差込孔を貫通してバイザーリムの内側へ入り込んでバイザーカバーの開口端の径方向に沿ったバイザーリムのバイザーカバーに対する相対的な変位を制限している。
【0031】
ここで、抜落防止爪は嵌合爪の間に位置しているため、嵌合爪を嵌合溝から抜き出す方向へバイザーカバーの嵌合爪に対応した部分だけを弾性変形させることができる。
【0032】
すなわち、本ミラーとは反対に一対の抜落防止爪の間に嵌合爪を設けた場合には、一対の抜落防止爪の間におけるバイザーカバーの開口端の径方向に沿ったバイザーカバーに対するバイザーリムが一対の抜落防止爪により制限されるため、嵌合爪が嵌合溝から抜け出ることはできない。これに対して、一対の嵌合爪の間に抜落防止爪を設けた本発明では、抜落防止爪を支点にしてバイザーカバーの内周方向に沿った抜落防止爪の両側を弾性変形させれば嵌合爪が嵌合溝から抜け出る。このため、バイザーカバー及びバイザーリムの一方を他方から取り外す際には、バイザーカバーの嵌合爪に対応する部分を弾性変形させれば容易に取り外すことができる。
【0033】
請求項7記載の本発明は、請求項1乃至請求項6の何れかに記載のミラーにおいて、前記バイザーカバーの開口端側へ向けて軸心方向とされた円筒形状の補強リブを前記バイザーカバーの内底に形成したことを特徴としている。
【0034】
上記構成のミラーでは、バイザーカバーの内底に補強リブが形成されており、これによって、バイザーカバーの底部近傍での機械的強度が向上している。ここで、補強リブはバイザーカバーの開口端側へ向けて軸心方向とされた円筒形状に形成されているため、補強リブの径方向外側から中心へ向けての外力であれば如何なる方向からの力に対しても高い機械的強度を保持することになる。
【0035】
特に、本ミラーが上述した請求項3に記載の本発明に従属する構成である場合には、バイザーの開口端では連結手段によりバイザーカバーとバイザーリムとが連結されるためバイザーの開口端近傍での強度が向上している。ここで、バイザーの底部と開口端との間でバイザー表面に外力が作用した場合には、その外力が作用した部位からバイザーの底部側及びバイザーの開口端側の双方へ向けてバイザーの表面に沿って圧縮応力がかかることになる。しかしながら、上述したように、バイザーの底部では補強リブがバイザーの強度を向上させており、バイザーの開口端近傍では連結部がバイザーカバーとバイザーリムとを連結することで強度を向上させているため、上述した圧縮応力に充分耐えることができる。
【0036】
【発明の実施の形態】
<第1の実施の形態の構成>
図2には本発明の第1の実施の形態に係るミラーとしてのドアミラー10の外観が斜視図によって示されており、図3にはドアミラー10の外観が平面図によって示されている。なお、各図において矢印FRは略車両前方向を示し、矢印LFは略車両左方向を示し、矢印UPは略車両上方向を示す。但し、以下には本ドアミラー10の各部位の向きについての説明がなされるが、このような向きに関しては、基本的に車両走行時におけるドアミラー10の使用時での向きとする。
【0037】
これらの図に示されるように、ドアミラー10は、バイザーカバー12及びバイザーリム14とで構成されるバイザー16を備えている。
【0038】
バイザー16は、車体17への取付状態で且つ使用状態において略車両左右方向に沿って長手とされると共に、略車両上下方向に沿って幅方向とされた略箱形状若しくは略椀形状とされており、上記の状態で略車両前後方向に沿って深さ方向とされて略車両後方側の端部が開口端とされている。
【0039】
このバイザー16の外周部の幅方向中間部よりも略車両上方側の一部は、深さ方向中間部での稜線Tを境に開口端側で略車両上方に対して略車両後方側へ向けられた傾斜面若しくは曲面とされ、底部側(略車両前方側)は略車両上方に対して略車両前方へ向いた湾曲面とされている。
【0040】
また、このバイザー16はバイザーカバー12とバイザーリム14とにより形成されている。バイザーカバー12は全体が硬化後に硬質となる合成樹脂材により形成されており、そのカバー本体18は一端が開口した略箱形状若しくは略椀形状に形成されている。開口端20でのカバー本体18の長手方向中間部よりも略車両左右方向室外側では、カバー本体18を形成する際に用いる金型の上型と下型との境界線上に位置する所謂パーティングラインPLが上述した稜線Tと一致している。これによって、パーティングラインPLを比較的に単純な形状にできることから、成形する際の金型の構成を簡素化でき、金型寿命を長いものにすることが可能となる。
【0041】
さらに、図4に示されるように、カバー本体18の開口端20には嵌合部22が形成されており、この嵌合部22ではカバー本体18の肉厚が開口端20近傍の他の部分よりも薄い。
【0042】
このカバー本体18の開口端20側にはバイザーリム14が取り付けられる。バイザーリム14は、バイザーカバー12と同様に硬化後に硬質となる合成樹脂材によってその外周形状の一部がカバー本体18の外周形状に対応した環状に形成されたリム本体28を備えている。このリム本体28は、一方の開口端24がカバー本体18の開口端20と対向した状態でバイザーカバー12のカバー本体18へ取り付けられる。リム本体28の一方の開口端24には嵌合部26が形成されており、この嵌合部26では開口端24近傍での他の部分よりも肉厚が薄く、嵌合部26での外周径は上述した嵌合部22の内周径と略同じで、嵌合部26の外周面と嵌合部22の内周面とが対向した状態で嵌合部22と嵌合部26とが嵌め合わされる。これによってバイザーリム14がバイザーカバー12へ装着される。
【0043】
ここで、嵌合部22よりもカバー本体18の外側でリム本体28と対向する面は本体側合わせ面30とされていると共に、嵌合部26よりもリム本体28の外側でカバー本体18と対向する面は環状部側合わせ面32とされており、嵌合部22と嵌合部26とが嵌め合わされてカバー本体18とリム本体28とが一体的に連結された際には、本体側合わせ面30と環状部側合わせ面32とが互いに対向する。また、この嵌合部22と嵌合部26とが嵌め合わされてカバー本体18とリム本体28とが一体的に連結された状態では、本体側合わせ面30と環状部側合わせ面32との間に略車両上方側、すなわち、バイザー16の表面側へ向けて開口した隙間34が形成される。この隙間34は本来形成されない方が好ましいが、上述したように、バイザーカバー12及びバイザーリム14は合成樹脂材によって形成されているため、成形用の金型の寸法誤差や成形時における収縮等によって生じてしまうものである。
【0044】
このカバー本体18及びリム本体28の内側にはミラー本体38が収容されている。ミラー本体38はリム本体28の近傍でその反射面が概ねリム本体28の他方の開口端36側へ向くように配置される。また、このミラー本体38はバイザー16の内側に収容された支持体(図示省略)によって支持されている。さらに、バイザー16の内部には1乃至複数個のモータ等の駆動手段(図示省略)が収容されており、駆動手段が支持体を略車両上下方向及び略車両前後方向の2方向を軸方向として回動させることでミラー本体38の反射面の向きを適宜に変更できるようになっている。
【0045】
一方、図2及び図3に示されるように、カバー本体18の略車両左右方向に沿った方向の車体17への装着状態で車両室内側を向く側の端部には、連結部40が形成されている。
【0046】
図1に示されるように、この連結部40はカバー本体18と共に一体形成されており、カバー本体18の開口端20と同じ方向に開口した樋状に形成され、その内側にはミラー本体38の向きを変更するためにカバー本体18内に収容された駆動手段と車両に設けられたバッテリーとを電気的に接続するコード等(何れも図示省略)が収容されている。
【0047】
また、この連結部40の略車両上下方向に沿った方向の寸法は、カバー本体18の略車両上下方向に沿った方向の寸法よりも短く、図2に示されるように、カバー本体18の略上下方向中間部よりも上方側では連結部40が形成されていない。このため、本ドアミラー10を車体17に取り付けた状態では、カバー本体18の車体17側側面と車体17や車両のドアパネル等との間には概ね連結部40に対応した空間42が形成される。
【0048】
さらに、図1に示されるように、連結部40の開口端44と開口端44よりも底部側との間には段差が形成され、開口端44では内径寸法が底部側よりも一段大きくなっている。この開口端44にはバイザーリム14のリム本体28に一体形成された蓋部46が嵌め込まれて閉止される。蓋部46はリム本体28とは異なり略板状とされ、厚さ方向一方の側は上述した連結部40の段差よりも連結部40の底部側で連結部40に嵌合する嵌合部48とされている。また、連結部40の開口端20近傍での内周面である連結部側合わせ面50と、蓋部46の外周面である蓋部側合わせ面52とは略車両前後方向に対して直交する方向(図1では略車両上下方向)に沿って互いに対向しており、連結部40と蓋部46との境目である合わせ部58は、バイザー16の表面のうち略車両後方側へ向いた面で露出している。
【0049】
ここで、バイザーカバー12はカバー本体18においてその本体側合わせ面30が略車両前後方向後方を向いていたが、本体側合わせ面30の連結部側合わせ面50近傍部分が屈曲若しくは捩じれることで連結部側合わせ面50と繋がり、連結部側合わせ面50が蓋部側合わせ面52に対して略車両上下方向に沿って対向するように形成されている。
【0050】
また、連結部側合わせ面50と蓋部側合わせ面52との間に略車両後方側へ向けて開口した極僅かの隙間54が形成される可能性がある。この隙間54は本来形成されない方が好ましいが、上述したように、バイザーカバー12及びバイザーリム14は合成樹脂材によって形成されているため、成形用の金型の寸法誤差や成形時における収縮等によって生じてしまうものである。
【0051】
<第1の実施の形態の作用、効果>
次に、本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
【0052】
車両走行中には車体17の表面上やバイザー16の表面上を気流Wが流れる。特にバイザー16の略車両左右方向に沿った方向で本ドアミラー10が車体17へ装着された際の車体17側の側面に沿って流れる気流Wは連結部40の上方を流れる。また、車体17の側面に沿って流れる気流Wもまた連結部40の上方を流れる。すなわち、連結部40の上方の空間42は言わばバイザー16と車体17との間の谷間になっており、この空間42には気流Wが集中する。
【0053】
上述したように、本ドアミラー10では、バイザー16が基本的にバイザーカバー12とバイザーリム14との2つの部材を組み合わせることで構成されており、しかも、これらは合成樹脂材の成形品であるため、成形時の収縮等で寸法誤差が生じ、上述した合わせ部58において段差が生じ、その結果僅かではあるが、バイザー16の表面に凹凸が形成される。
【0054】
ここで、上述したように、本ドアミラー10では連結部40側において合わせ部58は連結部40の開口端である略車両後方側の端部、すなわち、バイザー16の連結部40近傍での表面のうち、略車両後方側へ向いた面で露出しているため、上記のような凹凸が形成されたとしても連結部40の略車両後方側の端部に形成されることになる。これにより、連結部40の略車両上方側の面及び下方側の面は連結部40の表面だけで構成されることになり、その結果、凹凸が無いか或いは凹凸が極めて小さく且つ少ない円滑な面となる。ましてや、上述した隙間54が連結部40の略車両上下方向側の面で開口することもない。
【0055】
このため、気流Wは連結部40の略車両上方側の面上で向きを急激に変えられたり、また、気流Wにより隙間54の内側で乱気流が生たりすることなく円滑に流れ、その結果、連結部40の近傍における風切り音等の異音が発生を軽減若しくは防止できる。
【0056】
さらに、連結部40は車体17へ連結される部分であることからカバー本体18よりも車体17に近く、したがって、運転席や助手席にも近くに位置する。このため、本来運転席や助手席の近傍で発生するはずの異音が軽減若しくは防止されることで、運転席や助手席の乗員は異音が極めて小さくなったと感じ、体感的な静粛性能が各段に向上する。
【0057】
なお、本実施の形態は本発明に係るミラーをドアミラー10に適用した構成であるが、フェンダーミラー等の車両室外に設けられるミラーであれば基本的に適用できる。但し、ドアミラー10の設置箇所が運転席や助手席の近傍であることを考慮した場合、ドアミラー10に本発明を適用することで本来運転席や助手席の近傍で発生するはずの異音が軽減若しくは防止され、特に、運転席や助手席近傍での静粛性能を向上できるものである。
【0058】
<第2の実施の形態の構成>
次に本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0059】
図7には本実施の形態に係るミラーとしてのドアミラー80の構成が分解斜視図によって示されており、図5には本ドアミラー80の構成が断面図によって示されている。
【0060】
これらの図に示されるように、ドアミラー80は金属等の硬質部材により形成されたフレーム82を備えている。図7に示されるように、フレーム82は連結部84を備えている。この連結部84は厚さ方向が略車両前後方向となる平板状に形成されている。この連結部84の厚さ方向一方の側にはモータ等の駆動手段を含んで構成されるミラー折り畳み用のアクチュエータ86が配置されており、連結部84はねじ等の締結手段によってこのアクチュエータ86に機械的に連結され、アクチュエータ86の駆動力により略車両上下方向を軸方向としてこの軸周りに所定角度回動するようになっている。このアクチュエータ86は車体に設けられたステー本体(図示省略)へ機械的に連結されて固定されている。これにより、アクチュエータ86の駆動力を受けたフレーム82はステー本体、すなわち、車体に対して所定角度回動する構成である。
【0061】
一方、連結部84には連結部84と共にフレーム82を構成する支持部88が一体形成されている。この支持部88には略車両後方へ向けて開口した凹形状の収容部90が形成されており、ミラー本体回動用のアクチュエータ92の略車両前方側の一部が収容部90に収容された状態でボルトやねじ等の締結手段により支持部88へ一体的に固定されている。
【0062】
また、この支持部88の略車両後方側には後述するバイザーカバー94と共にバイザー96を構成するバイザーリム98が配置されている。バイザーリム98は合成樹脂材により略車両前後方向が深さ方向となる浅底の略箱形状に一体成形されていると共に略車両後方側は開口端とされている。また、このバイザーリム98は上述した第1の実施の形態でのバイザーリム14とは異なり蓋部46が形成されておらず、敢えて上述した第1の実施の形態と対応させるならば、このバイザーリム98はバイザーリム14のリム本体28のみで構成されている。
【0063】
バイザーリム98の底部100には貫通孔102が形成されており、上述したアクチュエータ92の略車両後方側の一部がバイザーリム98の外側(すなわち、底部100の裏面側)から貫通してバイザーリム98の内側に入り込んでいると共に、底部100の裏面には上述したフレーム82の支持部88がねじやボルト等の締結手段によって底部100に一体的に締結固定されている。
【0064】
バイザーリム98の内側には略円盤状のホルダ104が収容されている。ホルダ104はアクチュエータ92の貫通孔102を貫通した部分へ機械的に連結されており、アクチュエータ92に設けられた1個乃至複数個のモータ等の駆動手段の駆動力を受けて略車両上下方向及び略車両左右方向の2方向を軸方向としてこれらの軸周りに所定角度回動するようになっている。また、このホルダ104のアクチュエータ92とは反対側にはミラー本体106が設けられている。ミラー本体106はホルダ104とは反対側、すなわち、略車両後方側が反射面とされており、この反射面の裏面側でホルダ104に固定されている。したがって、ホルダ104が回動することでミラー本体106が回動し、これにより、ミラー本体106の反射面の反射角度を適宜に変更、調整できる。
【0065】
上述したフレーム82の支持部88、アクチュエータ86、92、バイザーリム98はバイザーカバー94を構成するカバー本体108の内側に収容されている。カバー本体108は合成樹脂材によって略車両後方側へ向けて開口した略箱形状若しくは略椀形状に一体成形されており、カバー本体108の周壁110の内周形状は上述したバイザーリム98の周壁112の外周形状と略同形状とされている。
【0066】
ここで、図7に示されるように、周壁110と周壁112とは基本的にその開口端まで周壁110、112の径方向に沿って互いに対向している。このため、周壁110の内周部であるカバー側合わせ面114と周壁112の外周部であるリム側合わせ面116とは周壁110、112の開口方向に対して略直交する方向に互いに対向する。これにより、周壁110(バイザーカバー94)と周壁112(バイザーリム98)との境目である合わせ部118はバイザー96の開口端(すなわち、バイザー96の表面のうち略車両後方側へ向いた面若しくはバイザー96の略車両後方側の端部)にてバイザー96の表面に露出する。
【0067】
また、図7に示されるように、周壁110の内周部のうち、周壁110の開口端側近傍には連結手段としての連結部120が形成されている。図8に示されるように、連結部120は一対の嵌合爪122を備えている。さらに、図9に示されるように、嵌合爪122の各々は略車両後方側へ向けて漸次幅寸法が短くなる略三角形の板状でその厚さ方向は周壁110の周方向とされ、その厚さ方向に沿って互いに対向するように設けられている。これらの嵌合爪122に対応してバイザーリム98の周壁112の外周部には嵌合溝124が形成されている。図9に示されるように、嵌合爪122が嵌合溝124の内側に入り込むことで嵌合溝124の内壁のうち、略車両後方側へ向いた部分が嵌合爪122と対向し、周壁112(すなわち、バイザーリム98)が周壁110(すなわち、カバー本体108)に対して略車両後方側へ移動しようとすると、嵌合爪122が嵌合溝124の内壁に干渉する。
【0068】
図8に示されるように、これらの嵌合爪122の間には嵌合爪122と共に連結部120を構成する一対の抜落防止爪126が形成されている。これらの抜落防止爪126は嵌合爪122と同じく周壁110の周方向へ向けて厚さ方向とされた板状でその厚さ方向に沿って互いに対向するように設けられている。
【0069】
図10に示されるように、抜落防止爪126は基部128と爪部130とにより構成されている。基部128は略車両前方側へ向けて漸次幅寸法が短くなる略三角形とされ、爪部130は周壁110よりもその内側に位置した状態で基部128の略車両後方側端部から突出形成されている。
【0070】
これらの抜落防止爪126に対応して周壁112には差込孔132が形成されている。図10に示されるように、差込孔132は周壁112と底部100との接続部分に形成されており、抜落防止爪126の基部128と爪部130とがその内側に入り込むようになっている。この差込孔132に抜落防止爪126が入り込んだ状態ではバイザーリム98の周壁112が爪部130とカバー本体108の周壁110とに挟持されると共に、差込孔132の内周部のうち略車両前方側へ向いた部分が基部128の略車両後方側端部と対向し、周壁112(すなわち、バイザーリム98)が周壁110(すなわち、カバー本体108)に対して略車両前方側へ移動しようとすると、基部128が差込孔132の内周部に干渉する。
【0071】
上述した嵌合爪122及び抜落防止爪126から成る周壁110の内周方向に沿って所定間隔毎に複数形成されており、これに対応して嵌合溝124及び差込孔132も周壁112の外周方向に沿って所定間隔毎に複数形成されている。
【0072】
一方、図7に示されるように、カバー本体108の内側には補強リブ140が形成されている。これまでの合成樹脂材による成形品における一般的なリブが略格子状に形成されているのに対して、この補強リブ140は略車両前後方向を軸方向とする円筒状に形成されており、補強リブ140の略車両前方側の端部がカバー本体108の底部152の略中央に一体に接続されている。
【0073】
また、図7に示されるように、カバー本体108にはカバー本体108と共にバイザーカバー94を構成するアクチュエータ収容部146を備えている。このアクチュエータ収容部146は前記第1の実施の形態における連結部40に相当する部分であるが、アクチュエータ収容部146は実質的に周壁110の一部で、その内側はカバー本体108の内側と連通しており、アクチュエータ収容部146には上述したアクチュエータ86及びフレーム82の連結部84が収容される。
【0074】
また、アクチュエータ収容部146及び周壁110の一部には貫通孔148が形成されており、この貫通孔148をアクチュエータ86及びフレーム82が貫通してアクチュエータ収容部146(すなわち、バイザーカバー94)の内側に収容される構成である。なお、この貫通孔148は本ドアミラー80が車体のステー本体に取り付けられることでステー本体によって閉止される。
【0075】
<第2の実施の形態の作用、効果>
次に、本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
【0076】
先に説明した第1の実施の形態と同様に、図5に示されるようにバイザーカバー94の表面上には略車両前方側から略車両後方側へ向けて気流Wが流れる。しかしながら、本ドアミラー80ではバイザーカバー94の周壁110とバイザーリム98の周壁112とは開口端まで周壁110、112の開口方向に対して略直交する方向に互いに対向しており、これにより、合わせ部118がバイザー96の開口端(すなわち、バイザー96の表面のうち略車両後方側へ向いた面若しくはバイザー96の略車両後方側の端部)で露出している。このため、仮に、成形時の収縮等に起因して周壁110、112の各部に寸法誤差が生じ、合わせ部118にて周壁110側と周壁112側との間に段差(凹凸)が生じ、或いは、図1の一点鎖線の円中に示されるような隙間150が形成されたとしても隙間150の開口方向は略車両後方側となる。
【0077】
これにより、バイザー96の外周面(気流Wが上方を通過する面)はバイザーカバー94の表面のみで構成されるため、バイザー96の外周面は凹凸が無いか、或いは凹凸が小さくしかも極めて少ない円滑な面となり、気流Wはバイザー96の外周面上を円滑に流れる。このため、所謂「風切り音」等の異音を抑制若しくは防止できる。
【0078】
また、上述したように、本ドアミラー80では、アクチュエータ92はフレームに組み付けられており、このフレーム82はバイザーリム98に組み付けられる。さらに、ミラー本体106はホルダ104を介してアクチュエータ92へ組み付けられている。一方、バイザーカバー94とフレーム82やアクチュエータ92とは直接的には組み付けられておらず、バイザーリム98を介してバイザーカバー94とフレーム82とが間接的に組み付けられている。しかも、バイザーカバー94とバイザーリム98との連結は、バイザーカバー94の周壁110の開口端近傍に形成された嵌合爪122及び抜落防止爪126をバイザーリム98に形成された嵌合溝124及び差込孔132に係合させることで行なわれる。更には、嵌合爪122は周壁110の周方向に沿って抜落防止爪126の外側に形成されているため、周壁110をその径方向外側に引っ張ることで嵌合爪122と嵌合溝124との嵌合を容易に解除でき、全ての嵌合爪122と嵌合溝124との嵌合を解除すれば、バイザーカバー94を略車両前方側へ引っ張るだけで容易にバイザーカバー94とバイザーリム98との連結を解除できる(図6図示状態)。
【0079】
ここで、例えば、従来技術にて説明した実開昭63−70447号のドアミラー300(以下、ドアミラー300に関しては図15を参照)のように、バイザーリム304の底部308にバイザーカバー302の内底から突出形成された鉤上の取付片314を貫通させて取付片314バイザーリム304の底部308とをねじ316により締結するような構成であれば、基本的にバイザーリム304をバイザーカバー302に組み付けてからミラー本体312等の各部材をバイザーリム304へ組み付けなければならず、また、ミラー本体312等をバイザーリム304から取り外さなければバイザーリム304からバイザーカバー302を取り外すことができない。
【0080】
バイザーカバー94、302はその表面が外部に露出しているため、塀や他の車両に接触することでバイザーカバー94、302の表面には擦り傷等が形成されてしまう。このような傷がバイザーカバー94、302に生じた場合にはバイザーカバー94、302のみの交換を行なうことがあるが、ドアミラー300の構成では、交換の際にバイザーリム304からミラー本体312等の部品を全てバイザーリム304から取り外してねじ316の取り外しができる状態にしなければならない。
【0081】
これに対して、本ドアミラー80では合成樹脂材で成形されたバイザーカバー94に適度な外力を付与して周壁110を弾性変形させながら嵌合爪122及び抜落防止爪126と嵌合溝124及び差込孔132との係合を解除させるだけでバイザーリム98からバイザーカバー94を容易に取り外すことができ、バイザーカバー94の周壁110を弾性変形させながらバイザーカバー94の内側にバイザーリム98を嵌め込むだけでバイザーカバー94をバイザーリム98へ連結させることができる。このように、本ドアミラー80ではフレーム82やミラー本体106等の部品をバイザーリム98から取り外すことなく、バイザーカバー94をバイザーリム98から容易に取り外すことができ、また、同様に組み付けも容易にできるため、上述したバイザーカバー94の交換をユーザー側で簡単に行なうことができる。
【0082】
さらに、本ドアミラー80では、嵌合爪122及び抜落防止爪126と嵌合溝124及び差込孔132との係合だけでバイザーカバー94とバイザーリム98とを連結しているが、嵌合爪122及び抜落防止爪126は周壁110の内周部にその周方向に沿って複数形成されており、嵌合溝124及び差込孔132はこれらの嵌合爪122及び抜落防止爪126に対応して形成されているため、バイザーリム98からバイザーカバー94を脱落させるような外力はこれらの複数箇所に設けられた嵌合爪122及び抜落防止爪126の各々に分散されて作用することになる。したがって、嵌合爪122及び抜落防止爪126の個々の機械的な強度を特別に高く設定しなくても、バイザーカバー94をバイザーリム98へ強固に連結できる。
【0083】
また、実開昭63−70447号に開示されたドアミラー300では、取付片314とバイザーリム304の底部308とをねじ316で締結することで連結しているため、周壁306と環状の周壁318との間にバイザーカバー302の周縁部320を差し込むことでバイザーカバー302の開口端側での強度を補っているが、本ドアミラー80では上述したようにバイザーカバー94の開口端近傍でバイザーカバー94とバイザーリム98とが強固に連結されるため、環状の周壁318を形成する必要がない。したがって、周壁318のリム側合わせ面324とバイザーカバー302のカバー側合わせ面322が形成されることがなく、この意味でも周壁110の開口端近傍に嵌合爪122及び抜落防止爪126を周壁110の開口端近傍に形成することが風切り音等の異音の抑制或いは防止に資するものである。
【0084】
このように、本ドアミラー80ではバイザーカバー94の開口端近傍でバイザーカバー94とバイザーリム98とが強固に連結されるため、バイザー96全体としてもその開口端側での強度が高いものとなる。一方、バイザーカバー94の底部152内側に形成されてバイザーカバー94の底部152側を補強する補強リブ140は円筒状とされているため、バイザーカバー94の底部152外側の如何なる方向からの外力に対しても高い強度が得られる。バイザーカバー94の底部152とバイザーカバー94の開口端との間でバイザーカバー94の外側からバイザーカバー94に外力が作用した場合には、その外力が作用した部位からバイザーカバー94の底部152側への方向と、バイザーカバー94の開口端側への方向に圧縮応力がかかるが、上述したように、バイザーカバー94の底部152では補強リブ140が機械的な強度を高め、開口端側ではバイザーリム98へ強固に連結されることで機械的な強度が高くなっているため、このような圧縮応力に充分耐えることができ、不用意な変形等を防止できる。
【0085】
<第3の実施の形態の構成>
次に本発明の第3の実施の形態について説明する。
【0086】
なお、本実施の形態を説明するうえで、先に説明した各実施の形態と基本的に同一の部位に関しては、同一の符号を付与してその説明を省略する。
【0087】
図11には本実施の形態に係るミラーとしてのドアミラー160の要部の構成が断面図によって示されている。この図に示されるように、ドアミラー160はバイザーリム162を備えている。このバイザーリム162の基本的な構造は上述した第2の実施の形態におけるバイザーリム98と同じであるが、周壁112の外周部には嵌合溝124のに代わり嵌合溝164が形成されている。嵌合溝164は嵌合爪122に対応して形成されているが、図11に示されるように、嵌合溝124とは異なり内壁のうち略車両前方側の内壁が形成されておらず、底部100の周縁近傍にて略車両前方側へ向けて開口している。また、嵌合溝164の底部のうち、略車両前後方向中間部よりも略車両前方側の部分には透孔166が形成されており、周壁112の内外が透孔166を介して連通している。
【0088】
また、図11及び図12に示されるように、嵌合溝164の略車両前方側の開口端には弾性片168が形成されている。この弾性片168は嵌合溝164の開口端に対応した底部100の周縁から延出されていると共に、周壁112に沿って周壁112の開口方向側へ湾曲している。図11に示されるように、弾性片168はその湾曲部分での肉厚が底部100の肉厚の概ね1/2程度で底部100の厚さ方向中間部よりも略車両前方側の部分から延出されている。また、弾性片168は湾曲部分における肉厚が底部100よりも薄いために湾曲部分にて自らの幅方向を軸方向としてその軸周りに弾性変形可能(図11の二点鎖線状態を参照)とされている。さらに、弾性片168の先端部は略車両前後方向に沿って嵌合溝164に入り込んだ嵌合爪122の略車両前方側の端部と対向する。
【0089】
<第3の実施の形態の作用、効果>
すなわち、本実施の形態では、嵌合爪122が弾性片168の先端部に干渉することでバイザーカバー94に対するバイザーリム162の略車両後方側への相対移動が制限される。したがって、嵌合爪122がバイザーリム162の略車両後方側への相対移動を制限しているという点においては上述した第2の実施の形態と同様であり、また、嵌合溝164及び弾性片168以外の構成は第2の実施の形態と同じであるため、基本的には第2の実施の形態と同様の作用を奏し、同様の効果を得ることができる。
【0090】
また、上述したように弾性片168は湾曲部分にて自らの幅方向を軸方向としてその軸周りに弾性変形可能であり、図11に二点鎖線で示されるように弾性変形することで弾性片168の先端側は嵌合溝164及び透孔166の内側に入り込む。このような弾性変形が可能であるが故に、バイザーリム162をバイザーカバー94の内側へ装着する際に嵌合爪122の斜面170が弾性片168に干渉すると、斜面170からの押圧力により弾性片168が嵌合溝164及び透孔166の内側へ向けて弾性変形する。この状態で更にバイザーリム162をバイザーカバー94の内側へ挿入して嵌合爪122が嵌合溝164に入り込み、斜面170と弾性片168との当接状態が解除されると、弾性片168が自らの弾性で復元し、その先端部が嵌合爪122の略車両前方側の端部と対向する。
【0091】
このように、バイザーリム162をバイザーカバー94の内側へ装着する際に弾性片168が嵌合溝164及び透孔166の内側へ向けて弾性変形することで容易にバイザーリム162をバイザーカバー94へ装着できる。
【0092】
<第4の実施の形態の構成>
次に本発明の第4の実施の形態について説明する。
【0093】
図13には本実施の形態に係るミラーとしてのドアミラー190の要部の構成が断面図によって示されており、図14には本ドアミラー190にて適用するバイザーリム192の要部の外観が斜視図によって示されている。これらの図に示されるように、本ドアミラー190のバイザーリム192には上述した第3の実施の形態における弾性片168に代わり弾性片194が設けられている。弾性片194は嵌合溝164の開口端に対応した底部100の周縁から延出されていると共に、周壁112に沿って周壁112の開口方向側へ湾曲している点においては弾性片168と同様であるが、図13に示されるように、弾性片194はその湾曲部分での肉厚が底部100の肉厚の概ね1/2程度で底部100の厚さ方向中間部よりも略車両後方前方側の部分から延出されている。さらに、図13に示されるように、弾性片194の先端部には側面視で略三角形状の係合部196が形成されており、この係合部196が略車両前後方向に沿って嵌合溝164に入り込んだ嵌合爪122の略車両前方側の端部と対向する。
【0094】
<第4の実施の形態の作用、効果>
本実施の形態では、バイザーリム192をバイザーカバー94の内側へ装着する際に嵌合爪122の斜面170が係合部196の頂部に干渉し、この押圧力によって弾性片194が嵌合溝164及び透孔166の内側へ向けて弾性変形する。この状態で更にバイザーリム192をバイザーカバー94の内側へ挿入して嵌合爪122が嵌合溝164に入り込み、斜面170と係合部196の頂部との当接状態が解除されると、弾性片194が自らの弾性で復元し、その先端部が嵌合爪122の略車両前方側の端部と対向する。すなわち、弾性片194の形状が上述した第3の実施の形態における弾性片168とは異なるものの、弾性片194による作用は基本的に第3の実施の形態と同様であり、したがって、基本的には第3の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0095】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、バイザー表面上を流れる気流に起因する異音を軽減若しくは防止でき、静粛性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るミラーの要部の断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るミラーの外観を示す斜視である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るミラーの外観を示す平面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るミラーの要部とは異なる部位での断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るミラーの断面図である。
【図6】バイザーカバーとバイザーリムとの連結を解除した状態を示す図5に対応した断面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係るミラーの分解斜視図である。
【図8】連結手段の拡大斜視図である。
【図9】嵌合爪の拡大断面図である。
【図10】抜落防止爪の拡大断面図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態に係るミラーの要部を拡大した図9に対応する断面図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態に係るミラーのバイザーリムの要部を拡大した斜視図である。
【図13】本発明の第4の実施の形態に係るミラーの要部を拡大した図9に対応する断面図である。
【図14】本発明の第4の実施の形態に係るミラーのバイザーリムの要部を拡大した斜視図である。
【図15】従来のミラーの断面図である。
【符号の説明】
10 ドアミラー(ミラー)
12 バイザーカバー
14 バイザーリム
18 バイザー
38 ミラー本体
40 連結部
44 開口端
58 合わせ部
80 ドアミラー(ミラー)
94 バイザーカバー
96 バイザー
98 バイザーリム
106 ミラー本体
118 合わせ部
120 連結部(連結手段)
122 嵌合爪
124 嵌合溝
126 抜落防止爪
132 差込孔
140 補強リブ
170 ドアミラー(ミラー)
172 バイザーリム
190 ドアミラー(ミラー)
192 バイザーリム
W 気流

Claims (7)

  1. 車両室外に取り付けられ、使用時における略車両後方側の端部が開口したバイザーカバーと、
    前記バイザーカバーの開口端に対応した環状の周壁を有し、前記バイザーカバーの開口端に取り付けられるバイザーリムと、
    前記バイザーカバー及び前記バイザーリムを含んで構成されるバイザーの内側に収容されるミラー本体と、
    を有するミラーであって、
    前記バイザーの表面にて露出する前記バイザーカバーと前記バイザーリムとの境目である合わせ部が前記バイザーの表面のうち略車両後方側へ向いた面で前記バイザーの外側に露出するように前記バイザーカバー及び前記バイザーリムの形状を設定したことを特徴とするミラー。
  2. 使用時における略車両後方側の端部が開口したカバー本体と、
    前記カバー本体に形成されて前記車両のドアパネルの側方で前記車両へ組み付けられると共に、前記車両の略上下方向に沿った寸法が前記カバー本体よりも短い連結部と、
    を含んで前記バイザーカバーを構成すると共に、
    前記合わせ部のうち少なくとも前記連結部に対応する部分が前記バイザーの表面のうち略車両後方側へ向いた面に位置するように前記連結部及び前記バイザーリムの形状を設定したことを特徴とする請求項1記載のミラー。
  3. 使用時における略車両後方側の端部が開口したカバー本体と、
    前記カバー本体に形成されて前記車両のドアパネルの側方で前記車両へ組み付けられると共に、前記車両の略上下方向に沿った寸法が前記カバー本体よりも短い連結部と、
    を含んで前記バイザーカバーを構成すると共に、
    前記合わせ部のうち少なくとも前記カバー本体に対応する部分が前記バイザーの表面のうち略車両後方側へ向いた面に位置するように前記カバー本体及び前記バイザーリムの形状を設定したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のミラー。
  4. 前記バイザーカバーの内側で且つ前記バイザーカバーの開口端近傍に、前記バイザーリムに係合して前記バイザーリムを前記バイザーカバーへ連結する連結手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のミラー。
  5. 前記バイザーカバーの内周方向へ向けて所定間隔毎に複数の前記連結手段を設けたことを特徴とする請求項4記載のミラー。
  6. 前記バイザーカバーの内周方向に沿って互いに対向し、各々が前記バイザーリムの外周部に形成された嵌合溝に係合すると共に当該嵌合溝の内周部に干渉して前記バイザーカバーの開口端側への前記バイザーリムの相対的な変位を制限する一対の嵌合爪と、
    前記嵌合爪の間に設けられ、前記バイザーリムに形成された差込孔を貫通して前記バイザーリムの内側から前記バイザーリムを支持すると共に、前記差込孔の開口端側で前記バイザーリムに干渉して前記バイザーカバーの内側への前記バイザーリムの相対的な変位を制限する抜落防止爪と、
    を含んで前記連結手段を構成したことを特徴とする請求項4又は請求項5記載のミラー。
  7. 前記バイザーカバーの開口端側へ向けて軸心方向とされた円筒形状の補強リブを前記バイザーカバーの内底に形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載のミラー。
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