JP3698752B2 - 自動掘削制御方法 - Google Patents

自動掘削制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3698752B2
JP3698752B2 JP05894195A JP5894195A JP3698752B2 JP 3698752 B2 JP3698752 B2 JP 3698752B2 JP 05894195 A JP05894195 A JP 05894195A JP 5894195 A JP5894195 A JP 5894195A JP 3698752 B2 JP3698752 B2 JP 3698752B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bucket
command signal
boom
stick
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP05894195A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07259117A (ja
Inventor
ジェイ ロック ディヴィッド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Caterpillar Inc
Original Assignee
Caterpillar Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Caterpillar Inc filed Critical Caterpillar Inc
Publication of JPH07259117A publication Critical patent/JPH07259117A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3698752B2 publication Critical patent/JP3698752B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F3/00Dredgers; Soil-shifting machines
    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
    • E02F3/28Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with digging tools mounted on a dipper- or bucket-arm, i.e. there is either one arm or a pair of arms, e.g. dippers, buckets
    • E02F3/36Component parts
    • E02F3/42Drives for dippers, buckets, dipper-arms or bucket-arms
    • E02F3/43Control of dipper or bucket position; Control of sequence of drive operations
    • E02F3/435Control of dipper or bucket position; Control of sequence of drive operations for dipper-arms, backhoes or the like
    • E02F3/439Automatic repositioning of the implement, e.g. automatic dumping, auto-return

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、一般には掘削の分野、より詳細には掘削機械の作業サイクルを自動化する制御装置および方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
掘削作業には、掘削機、バックホウ、フロントショベルなどの掘削機械が使用される。これらの掘削機械はブーム、ステッキ、およびバケットのリンケージから成るフロントアタッチメントを備えている。ブームは一端が掘削機械本体に取り付けられ、他端がステッキに旋回自在に取り付けられている。バケットはステッキの自由端に旋回自在に取り付けられている。フロントアタッチメントを構成する各リンケージは対応する少なくとも1個の油圧シリンダで制御自在に動かされ、垂直面内で動く。オペレータは一般にフロントアタッチメントを巧みに操作して全掘削作業サイクルを構成する一連の個別機能を実行する。
【0003】
典型的な作業サイクルでは、最初にオペレータがフロントアタッチメントを掘削位置に置き、バケットが土壌に進入するまで該フロントアタッチメントを下げる。次にオペレータはバケットを掘削機械本体に向かって動かす掘削行程を実行する。続いてオペレータはバケットを屈曲(カール)させて土壌をすくい込む。
すくい込んだ土壌すなわち荷重をダンプするため、オペレータはフロントアタッチメントを持ち上げ、決められたダンプ位置まで横に旋回させ、ステッキのリーチを伸ばし、バケットをまっすぐに伸ばすことによって荷重を放出する。そのあとオペレータは作業サイクルを再開するためフロントアタッチメントを掘削位置へ戻す。以下の説明の中で、上記の諸操作をそれぞれ「ブームダウン」、「掘削行程」、「すくい込み」、「旋回」、「ダンプ」、および「復帰」と呼ぶことにする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
土ならし作業の分野では、幾つかの理由から掘削機械の作業サイクルを自動化することを要望する声が高まってきた。人間のオペレータと異なり、自動化した掘削機械は環境条件や長い作業時間に関係なく生産性が一貫して変わらない。また自動化した掘削機械は環境条件が人間にとって危険である、適切でない、あるいは望ましくない用途に理想的である。また自動化した掘削機械はオペレータの未熟な技能を補い、より正確に掘削することができる。
【0005】
本発明は、上に述べた1つまたはそれ以上の問題を解決することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は第1の態様として、作業サイクルを通じて掘削機械のフロントアタッチメントを自動的に制御する制御装置を提供する。フロントアタッチメントは、それぞれが少なくとも1個の油圧シリンダによって制御自在に動かされるブームと、ステッキ、およびバケットを有している。位置センサは、該ブーム、ステッキ、およびバケットのそれぞれの位置に応じて位置信号を発生する。マイクロプロセッサは、位置信号を受け取り、ブーム、ステッキ、およびバケット位置信号のうち少なくとも1つを複数の位置設定値のうち所定の1つと比較する。圧力センサは、ブーム、ステッキ、およびバケットの各シリンダ内の油圧に応じてそれぞれの圧力信号を発生する。マイロクロプロセッサは、圧力信号を受け取り、ブーム、ステッキ、およびバケット圧力のうち少なくとも1つを複数の圧力設定値のうち所定の1つと比較する。オペレータインタフェースは、掘削している土壌所定の状態を表す土壌状態設定を発生する。論理手段は、前記圧力の比較と位置の比較に応じて、土壌状態設定に対応する値の指令信号を発生する。電子油圧装置はその指令信号を受け取り、所定の油圧シリンダを制御自在に動かし、作業サイクルを実行する。
【0007】
以下、添付図面を参照して、本発明を詳しく説明する。
【0008】
【実施例】
図1に、掘削機、バックホウローダー、およびフロントショベルの機能と同様な掘削機能または積込み機能を実行する掘削機械のフロントアタッチメント100の側面図を示す。
【0009】
掘削機械には掘削機、パワーショベル、ホィールローダー、または同種の機械が含まれる。フロントアタッチメント100はブーム110、ステッキ115、およびバケット120を有することがある。ブーム100はブーム旋回ピン1で掘削機械本体105に旋回自在に取り付けられている。ブームの重心(GBM)は点12で示す。ステッキ115はステッキ旋回ピン4でブーム110の自由端に旋回自在に連結されている。ステッキの重心(GST)は点13で示してある。バケット120はバケット旋回ピン8でステッキ115に旋回自在に取り付けられている。バケット120は湾曲部分130と、点16で示したフロワー部分と、点15で示した先端部分を有している。バケットの重心(GBK)は点14で示してある。
【0010】
水平基準軸Rの原点は点26を通って延びているピン1にあると定義する。水平基準軸Rは掘削機械本体105とフロントアタッチメント100の種々のピンおよび点との相対的角度関係を測定するのに使用される。
【0011】
ブーム110、ステッキ115、およびバケット120は直線的に伸縮可能な油圧シリンダによって個別に、制御自在に動かされる。ブーム110は少なくとも1個のブームシリンダ140によって動かされ、ステッキ115を上および下に動かす。ブームシリンダ140はピン11とピン2によって掘削機械本体105とブーム110の間に連結されている。ブームシリンダとシリンダロッドの重心はそれぞれ点CG19とCG20で示してある。ステッキ115は少なくとも1個のステッキシリンダ145によって動かされ、バケット120を縦および水平に動かす。ステッキシリンダ145はピン3とピン5によってブーム110とステッキ115と間に連結されている。ステッキシリンダとシリンダロッドの重心はそれぞれ点CG22とCG23で示してある。バケット120はバケットシリンダ150によって動かされ、バケット旋回ピン8のまわりに半径運動範囲を有する。バケットシリンダ150はピン6でステッキ115に連結され、ピン9でリンケージ155に連結されている。リンケージ155はピン7とピン10によってそれぞれステッキ115とバケット120に連結されている。バケットシリンダとシリンダロッドの重心はそれぞれ点CG25とCG26で示してある。
簡潔に示すため、図1にはブーム、ステッキ、およびバケットシリンダ140,145,150を1個だけ示してある。
【0012】
フロントアタッチメント100とシリンダ140,145,150の作用を確実に理解できるように、以下の関係について説明する。ブームシリンダ140を伸長させるとブーム110が起こされ、同シリンダ140を引っ込めるとブーム110が下げられる。またステッキシリンダ145を引っ込めるとステッキ115が掘削機械本体105から離れる方向に動かされ、ステッキシリンダ145を伸長させるとステッキ115が掘削機械本体105に向けて動かされる。最後に、バケットシリンダ150を引っ込めるとバケット120が掘削機械本体105から離れる方向に回転し、同シリンダ150を伸長させるとバケット120が掘削機械本体105へ近づく方向に回転する。
【0013】
図2に、本発明に関係する電子油圧装置200のブロック図を示す。手段205は、フロントアタッチメント100の位置に応じて位置信号を発生する。手段205はブーム、ステッキ、およびバケットシリンダ140,145,150のシリンダ伸長量をそれぞれ検出する変位センサ210,215,220を有している。変位センサとして米国特許第4,737,705号(1988年4月12日発行)に記載されている無線周波数ベースセンサを使用することができる。
【0014】
またフロントアタッチメントのジョイント角を測定してもフロントアタッチメント100の位置が得られることは明らかである。フロントアタッチメント位置信号を発生する代替装置として、例えばブーム110、ステッキ115、およびバケット120間の角度を測定するロータリポテンショメータなど、回転角センサを使用することができる。フロントアタッチメント100の位置はシリンダの伸長量を測定して、またはジョイント角を測定して三角法によって計算することができる。バケットの位置を決定する上記の方法はこの分野では周知であり、例えば米国特許第3,997,071号(1976年12月14日発行)や同第4,377,043号(1983年3月22日発行)に記載されている。
【0015】
手段225は、フロントアタッチメント100に作用する力に応じて圧力信号を発生する。手段225はブーム、ステッキ、およびバケットシリンダ140,145,150内の油圧を測定する圧力センサ230,235,240を有している。各圧力センサ230,235,240は対応するシリンダ140,145,150の圧力に相当する信号を発生する。例えば、圧力センサ230,235,240はそれぞれブーム、ステッキ、およびバケットシリンダヘッド圧力とロッドエンド圧力を測定する。適当な圧力センサとして、例えば Precise Sensors, Inc. (米国) から Series 555 Pressure Transducer を入手できる。
【0016】
フロントアタッチメント旋回点180(図18参照)に設置された旋回角センサ243(例えば、ロータリポテンショメータ)は、掘削位置に対する旋回軸まわりのフロントアタッチメントの回転量に相当する角度信号を発生する。
【0017】
これらの位置信号と圧力信号は信号調整器245へ送られる。信号調整器245は通常の信号励起とフィルタリングを行なう。この目的のために、例えば、Measurements Group, Inc. (米国) 製の Vishay Signal Conditioning Amplifier 2300 System を使用することができる。調整された位置信号と圧力信号は論理手段250へ送られる。論理手段250は演算装置を使用し、ソフトウェアプログラムに従ってプロセスを制御するマイクロプロセッサベースシステムである。一般に、プログラムはROM、RAM、または同種のデバイスに格納されている。
プログラムは後で種々のフローチャートに関して説明する。
【0018】
論理手段250は複数のジョイスティック形制御レバー255とオペレータインタフェース260の2つの他のソースから入力を受け取る。制御レバー255はフロントアタッチメント100を手動で制御するためのものである。制御レバー255の出力がフロントアタッチメント100の運動方向と速度を決める。
【0019】
オペレータは、オペレータインタフェース260によって掘削の深さやフロワ面の傾斜などの掘削仕様を入力することができる。オペレータインタフェース260はさらに掘削機械のペイロードに関する情報を表示することができる。オペレータインタフェース260は英数字キーパッドをもつ液晶表示画面を備えることができる。またタッチ感知式画面はオペレータインタフェースに向いている。
オペレータインタフェース260は、そのほかにオペレータが種々の掘削状態を設定する複数のダイヤルおよび(または)スイッチを備えることができる。
【0020】
論理手段250は位置信号を受け取り、それに応じて周知の微分法を使用してブーム110、ステッキ115、およびバケット120の速度を決定する。この分野の専門家には、別個の速度センサを使用してブーム、ステッキ、およびバケットの速度を決定できることは明らかであろう。
【0021】
論理手段250は、そのほかに、位置および圧力信号情報に応じて、フロントアタッチメントのジオメトリ(幾何学的図形)と力を決定する。
【0022】
例えば、論理手段250は圧力信号を受け取り、次式に従ってブーム、ステッキ、およびバケットシリンダの力を計算する。
シリンダの力=(P2 ×A2 )−(P1 ×A1
ここで、P2 ,P1 は個々のシリンダ140,145,150のシリンダヘッドとロッドエンドの油圧であり、A2 ,A1 は対応する端部の断面積である。
【0023】
論理手段250は、フロントアタッチメント100を制御自在に動かす作動手段265へ送るブーム、ステッキ、およびバケットシリンダ指令信号を発生する。作動手段265は、対応するブーム、ステッキ、およびバケットシリンダ140,145,150へ送る作動油の流れを制御する油圧制御弁270,275,280を有している。作動手段265は、そのほかに、旋回装置185へ送る作動油の流れを制御する油圧制御弁285を有している。
【0024】
図3〜図11は、本発明のプログラム制御を示すフローチャートである。フローチャートに記述されたプログラムは適当などんなマイクロプロセッサシステムでも使用されるように構成されている。
【0025】
以下、ブーム、ステッキ、およびバケットシリンダ140,145,150の所望の速度の変位を制御する指令信号を例示した図13〜図16の複数の制御曲線について説明する。曲線はマイクロプロセッサのメモリに格納された2次元ルックアップテーブルまたは一組の式によって定義することができる。制御曲線は土壌の状態を表す土壌状態設定に対応している。例えば、両極端では、土壌状態設定1は土壌がさらさらした状態であることを表し、土壌状態設定9は土壌が固く締まった状態であることを表す。従って、中間の土壌状態設定2〜8はさらさらの土壌状態または軟らかい土壌状態から固い土壌状態まで連続する土壌状態を表す。制御曲線の数字が所望の制御特性に対応していることは理解されるであろう。
【0026】
また、土壌状態設定はオペレータインタフェース260を介してオペレータが設定することもできるし、掘削状態に応じて論理手段250が設定することもできる。例えば、掘削行程機能に関する制御曲線の土壌状態設定(図15,16)をオペレータが手動で設定し、他のテーブルに関する土壌状態設定の残りの部分を論理手段250が自動的に設定することができる。これにより、作業サイクルのより重要な制御を熟練したオペレータが受け持つことができる。
【0027】
次に、図3に示した自動化掘削作業サイクルの第1レベルのフローチャートについて説明する。掘削機械105の作業サイクルは、一般に、6つの連続する別個の機能;ブームダウン機能305、予備掘削機能307、掘削行程機能310、すくい込み機能315、ダンプ機能320、および復帰機能323に分けることができる。掘削行程機能310は適応機能325を含んでいる。すくい込み機能315はブームアップ機能335と旋回機能340を含んでいる。またダンプ機能320はブームアップ機能と旋回機能を含んでいる。以下、各機能について詳しく説明する。
【0028】
フローチャートが示すように、自動化掘削作業サイクルは繰り返して実行される。作業サイクルの実行にオペレータの介入は不要であるが、修正が最大深さまたは制限区域仕様に矛盾しなければ、オペレータがフロントアタッチメント100の動きを修正することができる。また機能が別個であるので、本発明の各機能を相互に独立して実行することができる。例えば、オペレータは、オペレータインタフェースを通じて、作業サイクルの実行で自動化すべき機能を予め選択することができる。
【0029】
図4に、ブームダウン機能305を示す。ブームダウン機能305はフロントアタッチメント100を地面に向けて位置決めする。この機能は、ブロック405に示すように、バケット位置を計算することによって始まる。以下、用語「バケット位置」は、図1に示すように、バケット角φとバケット先端位置を言う。
バケット位置は位置信号に応じて計算される。またバケット位置はこの分野で周知の種々の方法で計算することができる。
【0030】
次に判断ブロック410において、プログラム制御は、最初に、GRND−ENG=1(フロントアタッチメント100が地面に接触していることを示す)かどうかを判断する。もし接触していなければ、プログラム制御はブームシリンダ圧力と設定値Aとを比較し、そしてバケットシリンダ圧力と設定値Bとを比較する。設定値A,Bは、それぞれフロントアタッチメント100が地面に接触したことを示すブームシリンダ圧力とバケットシリンダ圧力を表す。さらに、バケット先端15の深さと設定値Cとを比較する。設定値Cはオペレータが指定した最大掘削深さを表す。
【0031】
もし判断ブロック410のすべての条件が満たされなければ、制御はブロック415へ進み、ここでステッキシリンダ位置すなわちシリンダ伸長量と設定値Dとを比較する。設定値Dは所望の掘削位置を与えるステッキシリンダの最小伸長量を表す。もしステッキ油圧シリンダ位置が設定値Dに等しいか、それより大きければ、ブロック420において、ステッキシリンダ145(既に引っ込められている)を徐々に停止させる。しかし、もしステッキシリンダ位置が設定値Dより小さければ、ブロック425において、ステッキシリンダ145を所定の量だけ引っ込めて、ステッキを外側に広げる。そのあと、ブロック427において、ブーム110を地面に向けて下げる。従って、ブームシリンダ圧力とバケットシリンダ圧力が、フロントアタッチメント100がまだ地面に接触しておらず、そしてバケット120が最大深さを越えていないことを示している限り、ブーム110は続けて地面に向けて下げられる。
【0032】
もし判断ブロック410の条件の1つが満たされれば、ブロック428において、GRND−ENG=1にセットする。そのあと、プログラム制御は、ブロック430において、バケット角すなわち掘削角φと設定値Eとを比較する。設定値Eはバケット120の所定の掘削角である。設定値Eは図12に示した曲線から決定することができる。この所定の切削角は土壌状態設定に対応している。
【0033】
もしバケット角φが設定値Eより大きければ、予備掘削機能307によってバケット120を最大速度で回転させ、バケットを所定の切削角に迅速に位置決めする。例えば、予備掘削機能307はフロントアタッチメント100を所定の開始位置に位置決めする。
【0034】
次に、ブロック440,445,450において、それぞれのシリンダ140,145,150を伸長させることにより、ブーム110を起こし、ステッキ115を掘削機械本体105に向けて動かし、そしてバケット120を屈曲(カール)させる。図13に、ブームシリンダ140に対する指令レベルを示す。この指令レベルはバケットシリンダ150に加える圧力または力に対応している。制御曲線は土壌状態設定に対応している。図14に、ステッキシリンダ145に対応する指令レベルを示す。この指令レベルは、ステッキシリンダ145に加える圧力または力に対応している。この場合、一曲線がすべての土壌状態設定を満たしている。バケット120はほぼ最大速度で屈曲(カール)され、迅速に所定の掘削角に位置決めされる。以上から、予備掘削機能のとき、バケット深さおよび掘削角φを調整するようにフロントアタッチメント100が位置決めされて、掘削の準備が完了することがわかる。
【0035】
しかし、もしバケット角φが設定値Eに等しいかそれより小さければ、プログラム制御はフローチャートのセクションBへ進み、掘削行程機能310を開始する(図5参照)。
【0036】
掘削行程機能310は、バケット120を地面に沿って掘削機械本体105に向けて動かす。掘削行程機能は、ブロック505において、バケット位置を計算することによって始まる。例えば、掘削サイクルを連続して実行すると、バケット120は地面により深く進入する。従って、プログラム制御は、ブロック510において、バケット120が地面により深く進入したときバケット120の位置を記録する。次に、判断ブロック515において、ブームシリンダ圧力と設定値Fとを比較する。もしブームシリンダ圧力が設定値Fを越えていれば、掘削機械は不安定になって倒れてしまうことがある。従って、もしブームシリンダ圧力が設定値Fを越えていれば、プログラム制御は、ブロック520において、終了する。もし越えていなければ、制御は判断ブロック525へ進む。設定値Fの値は、フロントアタッチメント100のいろいろなジオメトリについて掘削機械の不安定度を表す複数の値に対応する圧力値のテーブルから得ることができることに留意されたい。
【0037】
掘削機械105は、バケット120を掘削機械本体に向けて動かすことにより掘削行程すなわち作業サイクルの掘削部分を実行する。判断ブロック525は掘削行程が完了したときを示す。最初に、バケット角φと設定値Gとを比較する。
設定値Gは所望のバケット積込み量に関する所定のバケット屈曲を表す。第2に、バケット力の角度βと設定値Hとを比較する。設定値Hは一般に零の角度値を表す。例えば、もしβが設定値Hより小さければ、バケットは傾斜していると言われる。この傾斜は、バケットに対する正味の力がバケットの下側に加わると起こり、バケットが土壌をこれ以上すくい込むことができないことを示す。第3に、ステッキシリンダ位置と掘削行程の完了を示す設定値Iとを比較する。設定値Iは掘削の場合の最大ステッキシリンダ伸長量を示す。最後に、プログラム制御は、例えはオペレータインタフェース260を通じて、オペレータが掘削の中止を指示したかどうかを判断する。もしこれらの条件のうちどれか1つが起きれば、プログラム制御はフローチャートのセクションCへ進み、掘削機械105は掘削を終了し、荷重のすくい込みを開始する。
【0038】
もし掘削が完了していないことが判明すれば、ブロック540,545,550において、それぞれのシリンダ140,145,150を伸長させることによって、ブーム110を起こし、ステッキ115を掘削機械本体に向けて動かし、バケット120を屈曲(カール)させる。
【0039】
図15に、ブームシリンダ140に対する指令レベルを示す。その指令レベルはステッキシリンダ145に加える圧力または力に対応している。制御曲線は土壌状態設定に対応している。ステッキシリンダ145は最大速度のほぼ100%で伸長して、ステッキ115を掘削機械本体に向けて迅速に動かす。バケット120は図17の曲線で示される速度で屈曲(カール)する。その指令レベルはバケットシリンダ圧力または力に対応している。曲線の形状で表されるように、土壌状態設定が大きければ大きいほど、バケット120に比べて、ステッキ115によって実行される作業の割合が多くなる。油圧装置が過荷重になることを防止するため、図16の曲線が先細になっていることに留意されたい。
【0040】
点Cにおいて、プログラム制御は図6へ進み、適応機能325を始める。適応機能325は、掘削サイクルのとき効率のよい掘削を行なうため設定値を修正する。ブロック605において、バケット120の最後に記録された深さに応じて、設定値D(掘削の前の所望のステッキシリンダ伸長量)を所定の量だけ増分する。例えば、効率のよい掘削を行なうためバケットがより深く地面を掘削する場合、ステッキを外側に増分的に広げることが望ましい。
【0041】
ブロック610において、最後に記録されたバケット深さに応じてダンプ角を所定の量だけ増分する。例えば、バケットがより深く地面を掘削するにつれて、地面からより多くの量の土壌が地面から掘削される。この結果、各パスと共にバケットから地面に土壌をダンプして生じた堆積物が大きくなる。従って、バケットがより深く掘削するにつれて、堆積物が穴の中に崩落しないように、ダンプ角を増分することが望ましい。「ダンプ角」は、掘削位置から所望のダンプ位置までのフロントアタッチメントの所望の角回転量であると定義する。ダンプ角については、あとで旋回機能340に関連して詳しく述べる。
【0042】
最後に、ブロック615において、ダンプのための所望のブーム高さに対応する所望のブームシリンダ伸長量を表す設定値Lを、最後に記録した位置のバケット深さに応じて増分する。ダンプした堆積物がより大きくなるにつれて、バケットが堆積物を確実に越えるように、例えば、各パスのときブーム高さを増分する。設定値Lについては、あとでブームアップ機能335に関連して詳しく述べる。
【0043】
適応機能は図17の曲線に従って直線的に値を増分することができる。修正を行なったあと、プログラム制御はセクションDへ進み、すくい込み機能315を始める(図7)。
【0044】
すくい込み機能315は、土壌をすくい込むためフロントアタッチメント100を位置決めする。すくい込み機能315は、ブロック705において、バケット角φと設定値Kとを比較することによって始まる。設定値Kはいっぱいに盛ったバケット荷重を保持するバケット角を表す。もし現在のバケット角φが設定値Kより小さければ、プログラム制御はセクションEへ進み、ブームアップ機能335を呼び出す。ブームアップ機能335については、あとで詳しく説明する。
プログラム制御は次にセクションFへ進み、旋回機能340を呼び出す。旋回機能340については、あとで詳しく説明する。ブロック710において、ステッキシリンダ145(前に伸長していた)を徐々に停止する。次に、ブロック715において、バケット120を屈曲(カール)させる。バケット角φが設定値Kより大きくなるまで、バケットを連続して屈曲(カール)させることは明らかである。バケット角φが設定値Kより大きくなれば、プログラム制御はセクションGへ進み、ダンプ機能320を呼び出す。ダンプ機能320については、あとで詳しく説明する。
【0045】
次に図8を参照して、ブームアップ機能335について説明する。ブームアップ機能335は、ブロック805において、ブームシリンダの伸長量が設定値Lより小さいかどうかを判断することによって始まる。前に述べたように、設定値Lは、フロントアタッチメント100がダンプ堆積物をクリヤするブームシリンダ伸長量を表す。もしブームシリンダ伸長量が設定値Lより小さければ、ブロック810において、ブームシリンダの伸長を徐々に停止させる。もしブームシリンダ伸長量が設定値Lより大きければ、所定の速度(一般に、最大速度の100%)でブームシリンダ140を伸長させてブームを迅速に起こす。次に、プログラム制御は先にブームアップ機能335を呼び出した機能へ戻る。
【0046】
次に、図9を参照して旋回機能340を説明する。掘削作業サイクルを始める前に、ダンプ位置と掘削位置、およびそれらの対応する横断角を指定し、記録できることに留意すべきである。例えば、フロントアタッチメント100を所望の掘削位置に位置決めすることにより掘削角を設定することができる。同様に、フロントアタッチメント100を所望のダンプ位置へ旋回すなわち回転させることによりダンプ角を設定することができる。次に、制御装置は所望のダンプ角と掘削角を格納する。上記の代わりに、オペレータが掘削位置とダンプ位置に対応する所望の横断角をオペレータインタフェースで入力することもできる。
【0047】
旋回機能340は、最初に、ブロック905において、SWING=1に設定されているかどうかを判断する。もしSWINGが0であれば、プログラム制御はブロック915へ進み、いろいろなSWG−MODEの値を判断する。いろいろなSWG−MODEはオペレータによって設定される掘削の形式を示す。例えば、0のSWG−MODEは、掘削機械が溝または穴から横投下していることを示す。1のSWG−MODEは、掘削機械が1か所たとえば運搬トラックへダンプしていることを表す。オペレータインタフェース250を通じて、オペレータはキャタピラーの下部分から延びた水平面に対するトラック台の高さを入力する。2のSWG−MODEは、掘削機械が大規模な掘削場所から横投下していることを表す。プログラム制御は、ブロック925において、荷重を所望のダンプ場所にダンプするためフロントアタッチメントの位置を計算する。
【0048】
もしSWG−MODEが2に設定されていれば、プログラム制御はブロック925へ進み、掘削スパンに応じてダンプ角を修正する。より完全に理解できるように、大規模な掘削を行なっている掘削機械の平面図を示す図18について説明する。最初にオペレータが掘削スパン、ダンプスパン、およびデルタ値δの角度値を入力する。次にプログラム制御が掘削スパンとダンプスパンをそれぞれ掘削経路とダンプ経路にマップする。この結果、掘削機械は例えば経路“1”で掘削行程を実行し、そして経路“1′”でダンプを実行する。各パスのあと、プログラム制御は次式に従ってダンプ角を修正する。
Figure 0003698752
従って、掘削機械が経路1を終了したら直ちに、プログラム制御は掘削場所を増分して、経路“2”で掘削を始めることができる。上記の代わりに、掘削が経路“1”で完了したら、プログラム制御はフロントアタッチメントを経路“2”に位置決めするためオペレータを支援することができる。この代替例の場合、プログラム制御はオペレータが選択した最後の掘削場所を覚えているであろう。従って、オペレータがフロントアタッチメントを現掘削場所から新掘削場所へ位置決めできるように、プログラム制御は掘削場所に関するすべての公差を緩和するであろう。
【0049】
図9に戻って、プログラム制御はブロック930へ進んで、バケット120が地面に達する時間を推定する。この推定時間はバケットの位置と速度に応じて計算される。推定時間を計算したあと、推定時間と設定値Mとを比較する。この設定値Mは電子油圧式旋回装置の時間遅れを表す。もし推定時間が設定値Mより小さければ、ブロック940において、SWING=1に設定する。しかし、推定時間が設定値Mより大きければ、ブロック945において、SWING=0に設定する。
【0050】
次にプログラム制御はブロック947へ進んで、旋回角を計算する。「旋回角」は、掘削場所に対するフロントアタッチメントの角回転量と定義する。旋回角センサ243は掘削場所に対するフロントアタッチメントの回転量に相当する角度信号を発生する。ブロック950において、プログラム制御はSWING=1に設定されたかどうかを判断する。もしSWING=0に設定されていれば、プログラム制御は先に旋回機能340を呼び出した機能へ戻る。
【0051】
もしSWING=1に設定されていれば、制御はブロック955へ進んで、フロントアタッチメント100の計算値と設定値Nとを比較する。設定値Nは所望のダンプ位置からのフロントアタッチメント位置の所定範囲を表す。もし計算したフロントアタッチメント位置が設定値Nで定義された範囲内にあれば、フロントアタッチメント100はダンプ位置の近くにある。従って、ブロック960において、フロントアタッチメント100(現在、ダンプ場所に向けて回転している)を反対方向に回転させて掘削場所に戻すように命令する。例えば、フロントアタッチメントはダンプ位置の近くにあるので、電子油圧式旋回装置のすべての時間遅れを考慮に入れるためフロントアタッチメントを掘削場所に向けて逆駆動する。この結果、フロントアタッチメントが実際に反対方向に回転し始める頃には、フロントアタッチメントは既にダンプ位置に達しているであろう。
【0052】
もしフロントアタッチメント100がこれから設定値Nで定義した範囲に達していなければ、ブロック965において、旋回角とダンプ角とを比較する。もし旋回角がダンプ角に等しければ、フロントアタッチメントは所望のダンプ場所に達している。従って、ブロック970において、フロントアタッチメント100の回転を停止させる。もし等しくなければ、ブロック975において、フロントアタッチメント100を最大速度の100%で回転させてフロントアタッチメント100をダンプ場所に向けて迅速に回転させる。次に、プログラム制御は先に旋回機能340を呼び出した機能へ戻る。
【0053】
次に、図10を参照してダンプ機能320について説明する。プログラム制御は、ブロック1005において、RETURN−TO−DIG=1かどうかを判断することによって始まる。もしRETURN−TO−DIG=0であれば、掘削機械は荷重をダンプし続けるであろう。従って、プログラム制御はセクションEへ進んでブームアップ機能335を呼び出し、次にセクションFへ進んで旋回機能340を呼び出す。
【0054】
次に、プログラム制御は判断ブロック1010へ進み、ステッキシリンダ145を引っ込めてステッキ115をさらに本体からより外側に伸ばすべきかどうかを判断する。この判断は以下の3つの基準に基づいて行なわれる。
(1)旋回角がダンプ角の所定範囲内にあるか、および
(2)ブームシリンダ位置が設定値Oより大きいか、および
(3)ステッキシリンダ位置が設定値Pより大きいか、
ここで、設定値Oはダンプするためステッキシリンダが引っ込みを開始するブームシリンダ位置を表す。一般に、設定値Oの値は設定値Lで表されたブームシリンダ伸長量より小さい所定のブームシリンダ伸長量を表す。設定値Pはダンプのための最終ステッキシリンダ位置を表す。
【0055】
もしこれらすべての条件が満たされれば、プログラム制御はジャーク(急に動かすこと)機能を表すブロック1015へ進む。例えば、もしオペレータが湿潤土壌を表す土壌状態設定を選択していれば、湿潤土壌をバケット120から放出するためにステッキ115をジャークさせることが望ましい。もしステッキシリンダの伸長量がステッキ115をジャークさせる望ましい範囲内にあると判れば、ブロック1020において、ステッキシリンダ145をジャークさせる。しかしステッキがジャークさせる望ましい範囲内になければ、ブロック1025において、ステッキシリンダを一定速度で所定の量だけ引っ込める。
【0056】
次に、制御はブロック1030へ進み、バケットシリンダ150を引っ込めてバケット120を逆方向に屈曲(アンカール)させるべきかどうかを判断する。ブロック1030の判断は次の4つの基準によって決まる。
(1)旋回角がダンプ角の所定範囲内にあるか、
(2)ブームシリンダ位置が設定値Lより大きいか、
(3)ステッキシリンダ位置が設定値Qより大きいか、および
(4)バケットシリンダ位置が設定値Rより大きいか、
ここで、設定値Qはダンプのときバケット120が逆屈折を始めるべきステッキシリンダ位置を表す。一般に、設定値Qの値は設定値Pより大きな所定の値である。設定値Rはダンプのための最終バケットシリンダ位置である。
【0057】
設定値PとRの2つは図12に示したそれぞれの曲線から決定される。図示のように、これらの設定値の実際の値は土壌状態設定に対応している。これにより、ダンプ操作が終了し、掘削が始まるとき、ステッキの展開とバケットの屈曲が最適位置に置かれる。例えば、軟らかい土壌状態の場合、掘削行程のときバケット120が容易に満たされるので、ステッキシリンダの伸長量を相対的に短くする必要がある。しかし、土壌がより固くなると、長い行程が望ましい。その理由は、土壌への進入が難しいためバケット120を満たすのにより長い行程が必要となるからである。
【0058】
もしブロック1030のすべての条件が満たされれば、制御はブロック1035へ進み、バケットシリンダ150を引っ込める。もし満たされなければ、制御はブロック1040へ進み、荷重が完全にダンプされたかどうかを判断する。ブロック1040では、ブーム、ステッキ、およびバケットシリンダ位置と設定値L、Q、およびRをそれぞれ比較して、すくい込んだ荷重が完全にダンプされたかどうかを判断する。もしシリンダ位置が対応する設定値の所定範囲内であれば、荷重は完全にダンプされたと言える。すなわち、ブーム110が起こされ、ステッキ115が外側に広げられ、そしてバケット120が逆回転される。もし範囲内になければ、制御はブロック1005へ戻って、ダンプ動作サイクルを完了させる。
【0059】
しかし、もし荷重がダンプされたならば、制御はブロック1045へ進み、オペレータが自動回転を使用することを望んでいるかどうかを判断する。オペレータはオペレータインタフェース260を通じてそれを指示することができる。もし自動回転を望んでいれば、ブロック1050において、RETURN−TO−DIG=1に設定し、制御はブロック1005へ戻る。もし望んでいなければ、RETURN−TO−DIG=0に設定し、プログラム制御はセクションAのブームダウン機能305へ戻り、サイクルを続ける。
【0060】
ブロック1050に戻って、もしRETURN−TO−DIG=1であれば、すくい込んだ荷重はダンプされているので、フロントアタッチメント100は掘削場所へ戻される。従って、制御はセクションHへ進んで復帰機能323を実行する。次に図11を参照して復帰機能323について詳しく説明する。
【0061】
制御は、ブロック1105において、旋回角の計算を始める。次に制御はセクションIへ進んで調整機能330(あとで説明する)を実行する。
【0062】
次に、制御はブロック1110へ進んで旋回速度を計算する。例えば、旋回角を数値的に微分することによって、フロントアタッチメント100の回転速度を計算することができる。次に、制御は、ブロック1115において、フロントアタッチメント100の回転位置が掘削場所の所定の範囲内にあるか、かつフロントアタッチメント100の回転速度が所定の値より小さいかを判断する。例えば、旋回角と掘削角とを比較し、かつ旋回速度と設定値S(比較的遅い回転速度を表す)とを比較する。もしフロントアタッチメント100掘削場所の所定の範囲内にあり、かつ回転速度が比較的遅ければ、フロントアタッチメントはセクションAのブームダウン機能305で始まる掘削を再開する。従って、ブロック1120において、RETURN−TO−DIG=0に設定する。
【0063】
しかし、もしフロントアタッチメント100掘削場所の所定の範囲内になければ、ブロック1125において、停止角を計算する。「停止角」は、電子油圧式駆動装置がフロントアタッチメントを掘削場所へ向けて回転させることを停止しなればならない角度である。停止角は旋回速度に対応しており、回転しているフロントアタッチメントの運動量を考慮に入れるため計算される。停止角を計算したあと、制御はブロック1130へ進み、旋回角と停止角とを比較する。もし旋回角が停止角より大きければ、ブロック1135において、電子油圧式駆動装置はフロントアタッチメントを掘削場所に向けて回転し続ける。しかし、もし旋回角が停止角より小さければ、ブロック1140において、電子油圧式駆動装置はフロントアタッチメントを逆方向に駆動して、その回転を迅速に停止させる。
【0064】
ブロック1145において、ブームを地面に下げる。次に、ブロック1147において、旋回角と掘削場所とを比較する。もし旋回角が掘削場所の所定範囲内にあれば、制御はブロック1150へ進む。ブロック1150において、ステッキシリンダ位置と設定値Dとを比較し、ステッキ115が適当なリーチを有するかどうか判断する。もしステッキシリンダ位置が設定値Dより小さければ、ブロック1155において、ステッキシリンダ145を所定の量だけ引っ込めて、ステッキ115の外側リーチを増加させる。もし設定値Dより大きければ、ブロック1160において、ステッキシリンダ145の引っ込み動作を徐々に停止させる。
【0065】
旋回機能と復帰機能の好ましい実施例では、フロントアタッチメント100が溝の最上部を越えると直ちに、オペレータが掘削機械を操作する非常に似たやり方でフロントアタッチメントがダンプ位置に向けて旋回すなわち回転し始める必要がある。自動掘削装置は上述の旋回機能と復帰機能を自動化することができ、オペレータにフロントアタッチメントの自動旋回または手動旋回のどちらかを選択する自由を与える。
【0066】
曲線12〜16と設定値A〜Sの値は、掘削法に精通している車両動力学分野の専門家が日常的な経験によって決定することができる。ここに示したすべての値は例示に過ぎない。
【0067】
【作用】
次に、地ならし作業車、詳細には掘削機、バックホウ、フロントショベルなど、掘削または積込み機能を実行する作業車に使用した場合について、本発明の自動掘削装置の作用を説明する。例えば、図19に油圧式掘削機を示す。直線X,Yはそれぞれ水平方向と垂直方向の基準線である。
【0068】
本発明の実施例では、掘削機械のオペレータは2本のフロントアタッチメント制御レバーと制御パネルすなわちオペレータインタフェース260を好きなように使用することができる。一方の制御レバーがブーム110とバケット115の運動を制御し、他方の制御レバーがステッキ115と旋回運動を制御することが好ましい。オペレータは、オペレータインタフェース260を通じて操作オプションの選択と機能仕様の入力を行なうことができる。
【0069】
自動掘削操作の場合、オペレータは所望の掘削深さ、掘削場所、およびダンプ場所を入力するよう促される。掘削作業サイクルを示した図20について説明する。この図解に関して、バケット120は地面に入ったところであると仮定する。最初に、予備掘削機能307が所定の掘削角(設定値E)に達するまでほぼ全速で屈曲(カール)するようにバケット120に命令する。バケットが屈曲すると、ブーム110が図13に示した制御曲線の1つによって指示された速度で起こされる。同時に、ステッキ115が図14に示した制御曲線の1つによって指示された速度で内側へ動くように命令される。制御曲線は、バケットシリンダ150とステッキシリンダ145に所定の大きさの力を発生させて地面への所望の量の進入を生じさせる指令信号の大きさを指示する。
【0070】
バケット120が所定の掘削角まで屈曲すると直ちに、掘削行程機能310は図15の制御曲線の1つに従って起きるようにブーム110に命令し、同時に図16の制御曲線の1つに従って屈曲するようにバケット120に命令する。他方、ステッキ115はほぼ全速で地面からできるだけ多くの土壌をすくい込むように命令される。図15および図16の制御曲線は特定の土壌状態に対し有効なレベルにシリンダ圧力を維持する指令信号の大きさを指示する。
【0071】
掘削が完了すると、例えば、バケットの回転が設定値Gに達すると、すくい込み機能315は、バケットの回転が設定値Kに達するまで、ステッキ115に速度を0に減らすように、ブーム110に起きるように、そしてバケット120に屈曲するように命令する。土壌すなわち荷重がすくい込まれると、ダンプ機能320が、所望のダンプ場所に達するまで、フロントアタッチメント100にダンプ場所に向かって回転するように、ブーム110に起きるように、ステッキ115にリーチを伸ばすように、そしてバケット120に真っ直ぐになるように命令する。荷重がダンプされると、復帰機能323が、掘削場所に達するまで、フロントアタッチメント100に掘削場所に向かって回転するように、ブーム110に下がるように、そしてステッキ115により大きくリーチを伸ばすように命令する。最後に、ブームダウン機能305が、バケット120が地面に接触するまで、ブーム110に地面に向かって下がるように命令する。
【0072】
本発明のその他の特徴、目的、および利点は、添付図面、発明の詳細な説明、および特許請求の範囲を熟読すれば理解することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】掘削機械のフロントアタッチメントの略図である。
【図2】掘削機械の制御装置のハードウェアブロック図である。
【図3】本発明の実施例の第1レベルのフローチャートである。
【図4】ブームダウン機能の実施例の第2レベルのフローチャートである。
【図5】掘削行程機能の実施例の第2レベルのフローチャートである。
【図6】適応機能の実施例の第2レベルのフローチャートである。
【図7】すくい込み機能の実施例の第2レベルのフローチャートである。
【図8】ブームアップ機能の実施例の第2レベルのフローチャートである。
【図9】旋回機能の実施例の第2レベルのフローチャートである。
【図10】ダンプ機能の実施例の第2レベルのフローチャートである。
【図11】復帰機能の実施例の第2レベルのフローチャートである。
【図12】種々の設定値の値を表す表である。
【図13】予備掘削機能におけるブームシリンダ指令信号に関する制御曲線を表す表である。
【図14】予備掘削機能におけるステッキシリンダ指令に関する制御曲線を表す表である。
【図15】掘削行程機能におけるブームシリンダ指令信号に関する制御曲線を表す表である。
【図16】掘削行程機能におけるバケットシリンダ指令信号に関する制御曲線を表す表である。
【図17】適応機能に関する制御曲線を表す表である。
【図18】横投下中の掘削機械の平面図である。
【図19】掘削機械の側面図である。
【図20】掘削作業サイクルの種々の段階におけるフロントアタッチメントの略図である。
【符号の説明】
100 フロントアタッチメント
105 掘削機械本体
110 ブーム
115 ステッキ
120 バケット
130 湾曲部分
140 ブームシリンダ
145 ステッキシリンダ
150 バケットシリンダ
155 リンケージ
180 フロントアタッチメント旋回点
200 電子油圧装置
205 位置信号発生手段
210,215,220 変位センサ
225 圧力信号発生手段
230,235,240 圧力センサ
243 旋回角センサ
245 信号調整器
250 論理手段
253 メモリ
255 制御レバー
260 オペレータインタフェース
265 作動手段
270,275,280,285 油圧制御弁

Claims (10)

  1. 掘削機械のフロントアタッチメントがブーム、ステッキ、およびバケットから成り、前記ブーム、ステッキ、およびバケットのそれぞれが少なくとも対応する1個の加圧作動油が入った油圧シリンダによって制御自在に動かされ、掘削作業サイクルの初めから終わりまで前記フロントアタッチメントを自動的に制御する方法であって、
    ブーム、ステッキ、およびバケットのそれぞれの位置に応じて、それぞれの位置信号を発生すること、
    それぞれの位置信号を受け取り、ブーム、ステッキ、およびバケット位置信号のうち少なくとも1つを複数の位置設定値のうち所定の1つと比較すること、
    ブーム、ステッキ、およびバケットシリンダ内の作動油の圧力に応じて、それぞれの圧力信号を発生すること、
    それぞれの圧力信号を受け取り、ブーム、ステッキ、およびバケット圧力のうち少なくとも1つを複数の圧力設定値のうち所定の1つと比較すること、
    掘削中の土壌の状態に対応して土壌状態設定を定めること、
    前記圧力の比較および位置の比較に応じて、土壌状態設定に対応する大きさをもつ指令信号を発生すること、および
    前記指令信号を受け取り、所定の油圧シリンダを制御自在に作動させて作業サイクルを実行すること、
    の諸ステップから成ることを特徴とする方法。
  2. 各油圧シリンダに関する複数の指令信号の大きさを格納するステップを含んでおり、前記指令信号の大きさが少なくとも1つの土壌状態設定に対応する少なくとも1つの制御曲線で表されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記掘削作業サイクルが、
    ブームを下げるためにブーム指令信号を発生すること、
    バケットを所定の掘削角に位置決めするためにブーム指令信号、ステッキ指令信号、およびバケット指令信号を発生すること、
    バケットを地面に沿って動かすためにブーム指令信号、ステッキ指令信号、およびバケット指令信号を発生すること、
    バケットに土壌をすくい込むためにブーム指令信号、ステッキ指令信号、およびバケット指令信号を発生して、
    バケットから所望のダンプ場所へ土壌をダンプするためにバケット指令信号、ステッキ指令信号、バケット指令信号、および旋回指令信号を発生すること、
    フロントアタッチメントをダンプ場所から掘削場所へ戻すためにバケット指令信号、ステッキ指令信号、および旋回指令信号を発生すること、
    の諸ステップによりフロントアタッチメントを制御することを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. ブームシリンダに関する複数の指令信号の大きさを表し、かつそれぞれが所定の土壌状態設定に対応する複数の制御曲線を格納すること、
    前記土壌状態設定に応じて所定の制御曲線を選択すること、および
    バケットシリンダ圧力によって指示された大きさをもつ指令信号を発生すること、
    の諸ステップを含んでいることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. ステッキシリンダに関する複数の指令信号の大きさを表し、土壌状態設定の全範囲を表す1つの制御曲線を格納すること、および
    ステッキシリンダ圧力によって指示された大きさをもつ指令信号を発生すること、
    の諸ステップを含んでいることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. ブームシリンダに関する複数の指令信号の大きさを表し、それぞれが所定の土壌状態設定に対応する複数の制御曲線を格納すること、
    前記土壌状態設定に応じて所定の制御曲線を選択すること、および
    ステッキシリンダ圧力によって指示された大きさをもつ指令信号を発生すること、
    の諸ステップを含んでいることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. バケットシリンダに関する複数の指令信号の大きさを表し、それぞれが所定の土壌状態設定に対応する複数の制御曲線を格納すること、
    前記自動状態設定に応じて所定の制御曲線を選択すること、および
    バケットシリンダ圧力によって指示された大きさをもつ指令信号を発生すること、
    の諸ステップを含んでいることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  8. 圧力信号を受け取り、それに応じてブーム、ステッキ、およびバケットシリンダのそれぞれに作用する力に対応する力信号を計算すること、および
    前記相関関係にある力信号のそれぞれを複数の力設定値のうち所定の1つと比較し、その比較に応じて指令信号を発生することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 土壌状態設定に応じて前記位置設定値を修正するステップを含んでいることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. 地面へのバケットの進入を判断すること、および
    前記バケットの進入に応じて、前記位置設定値を修正すること、
    の諸ステップを含んでいることを特徴とする請求項に記載の方法。
JP05894195A 1994-03-23 1995-03-17 自動掘削制御方法 Expired - Lifetime JP3698752B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/216386 1994-03-23
US08/216,386 US5446980A (en) 1994-03-23 1994-03-23 Automatic excavation control system and method

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07259117A JPH07259117A (ja) 1995-10-09
JP3698752B2 true JP3698752B2 (ja) 2005-09-21

Family

ID=22806858

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05894195A Expired - Lifetime JP3698752B2 (ja) 1994-03-23 1995-03-17 自動掘削制御方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5446980A (ja)
JP (1) JP3698752B2 (ja)
DE (1) DE19510374B4 (ja)

Families Citing this family (77)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3364303B2 (ja) * 1993-12-24 2003-01-08 株式会社小松製作所 作業機械の制御装置
DE19510634A1 (de) * 1994-03-23 1995-09-28 Caterpillar Inc Selbstanpassendes Baggersteuersystem und Verfahren
JP2566745B2 (ja) * 1994-04-29 1996-12-25 三星重工業株式会社 電子制御油圧掘削機の自動平坦作業方法
JPH08151657A (ja) * 1994-11-29 1996-06-11 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 油圧ショベルのバケット角制御方法
US6059511A (en) * 1995-03-07 2000-05-09 Toccoa Metal Technologies, Inc. Residential front loading refuse collection vehicle
IL113142A0 (en) * 1995-03-27 1995-06-29 Icl Israel Chemical Ltd Process for the preparation of 5-hydroxyisophthalic acids
US5572809A (en) * 1995-03-30 1996-11-12 Laser Alignment, Inc. Control for hydraulically operated construction machine having multiple tandem articulated members
JP3091667B2 (ja) * 1995-06-09 2000-09-25 日立建機株式会社 建設機械の領域制限掘削制御装置
KR0168992B1 (ko) * 1995-10-31 1999-02-18 유상부 굴삭기의 제어방법
EP0801174A1 (en) * 1995-11-23 1997-10-15 Samsung Heavy Industries Co., Ltd Device and process for controlling the automatic operations of power excavators
US5854988A (en) * 1996-06-05 1998-12-29 Topcon Laser Systems, Inc. Method for controlling an excavator
US6032093A (en) * 1996-07-17 2000-02-29 Caterpillar Inc. Apparatus and method for restricting implement movement of a work machine
US5974352A (en) * 1997-01-06 1999-10-26 Caterpillar Inc. System and method for automatic bucket loading using force vectors
US5968103A (en) * 1997-01-06 1999-10-19 Caterpillar Inc. System and method for automatic bucket loading using crowd factors
US6131061A (en) * 1997-07-07 2000-10-10 Caterpillar Inc. Apparatus and method for preventing underdigging of a work machine
US5953838A (en) * 1997-07-30 1999-09-21 Laser Alignment, Inc. Control for hydraulically operated construction machine having multiple tandem articulated members
US6223110B1 (en) 1997-12-19 2001-04-24 Carnegie Mellon University Software architecture for autonomous earthmoving machinery
US6108949A (en) * 1997-12-19 2000-08-29 Carnegie Mellon University Method and apparatus for determining an excavation strategy
US6152238A (en) * 1998-09-23 2000-11-28 Laser Alignment, Inc. Control and method for positioning a tool of a construction apparatus
US6211471B1 (en) 1999-01-27 2001-04-03 Caterpillar Inc. Control system for automatically controlling a work implement of an earthmoving machine to capture, lift and dump material
US6085583A (en) * 1999-05-24 2000-07-11 Carnegie Mellon University System and method for estimating volume of material swept into the bucket of a digging machine
US6371214B1 (en) 1999-06-11 2002-04-16 Caterpillar Inc. Methods for automating work machine functions
US6205687B1 (en) * 1999-06-24 2001-03-27 Caterpillar Inc. Method and apparatus for determining a material condition
US6356829B1 (en) 1999-08-02 2002-03-12 Case Corporation Unified control of a work implement
US6615114B1 (en) 1999-12-15 2003-09-02 Caterpillar Inc Calibration system and method for work machines using electro hydraulic controls
JP3406883B2 (ja) * 2000-02-17 2003-05-19 京成電鉄株式会社 作業進行状況表示装置とそれを備えた作業機
US6510628B1 (en) 2001-10-31 2003-01-28 Caterpillar Inc Method and apparatus for determining a contact force of a work tool
US6618967B2 (en) * 2001-12-26 2003-09-16 Caterpillar Inc Work machine control for improving cycle time
US6640950B2 (en) 2001-12-28 2003-11-04 Caterpillar Inc. Fluid clutch fill detection system and method
US6915599B2 (en) * 2003-08-25 2005-07-12 Caterpillar Inc System for controlling movement of a work machine arm
US6845311B1 (en) 2003-11-04 2005-01-18 Caterpillar Inc. Site profile based control system and method for controlling a work implement
US7079931B2 (en) * 2003-12-10 2006-07-18 Caterpillar Inc. Positioning system for an excavating work machine
US7246684B2 (en) * 2004-02-26 2007-07-24 Jlg Industries, Inc. Boom lift vehicle and method of controlling boom angles
US8056674B2 (en) * 2004-02-26 2011-11-15 Jlg Industries, Inc. Boom lift vehicle and method of controlling lifting functions
DE102005024676A1 (de) * 2004-12-21 2006-07-06 Bosch Rexroth Aktiengesellschaft System zur Lageerfassung und -regelung für Arbeitsarme mobiler Arbeitsmaschinen
US7555855B2 (en) * 2005-03-31 2009-07-07 Caterpillar Inc. Automatic digging and loading system for a work machine
US20060229787A1 (en) * 2005-04-08 2006-10-12 Kurup Prasaad B Electro-hydraulic control process and work machine using same
US8287050B2 (en) 2005-07-18 2012-10-16 Osum Oil Sands Corp. Method of increasing reservoir permeability
US8340872B2 (en) * 2005-12-12 2012-12-25 Caterpillar Inc. Control system and method for capturing partial bucket loads in automated loading cycle
CA2649850A1 (en) 2006-04-21 2007-11-01 Osum Oil Sands Corp. Method of drilling from a shaft for underground recovery of hydrocarbons
WO2008048966A2 (en) 2006-10-16 2008-04-24 Osum Oil Sands Corp. Method of collecting hydrocarbons using a barrier tunnel
US7979181B2 (en) * 2006-10-19 2011-07-12 Caterpillar Inc. Velocity based control process for a machine digging cycle
WO2008064305A2 (en) 2006-11-22 2008-05-29 Osum Oil Sands Corp. Recovery of bitumen by hydraulic excavation
WO2009011630A1 (en) * 2007-07-13 2009-01-22 Volvo Construction Equipment Ab A method for providing an operator of a work machine with operation instructions and a computer program for implementing the method
KR100916638B1 (ko) * 2007-08-02 2009-09-08 인하대학교 산학협력단 구조광을 이용한 토공량 산출 장치 및 방법
US8135518B2 (en) 2007-09-28 2012-03-13 Caterpillar Inc. Linkage control system with position estimator backup
CA2698238C (en) 2007-10-22 2014-04-01 Osum Oil Sands Corp. Method of removing carbon dioxide emissions from in-situ recovery of bitumen and heavy oil
WO2009098597A2 (en) 2008-02-06 2009-08-13 Osum Oil Sands Corp. Method of controlling a recovery and upgrading operation in a reservor
JP2009197425A (ja) * 2008-02-20 2009-09-03 Komatsu Ltd 建設機械
US7934329B2 (en) * 2008-02-29 2011-05-03 Caterpillar Inc. Semi-autonomous excavation control system
US8185290B2 (en) * 2008-03-07 2012-05-22 Caterpillar Inc. Data acquisition system indexed by cycle segmentation
US8156048B2 (en) * 2008-03-07 2012-04-10 Caterpillar Inc. Adaptive payload monitoring system
US8024095B2 (en) 2008-03-07 2011-09-20 Caterpillar Inc. Adaptive work cycle control system
CA2718885C (en) 2008-05-20 2014-05-06 Osum Oil Sands Corp. Method of managing carbon reduction for hydrocarbon producers
US8989971B2 (en) * 2008-05-27 2015-03-24 Eaton Corporation Method and apparatus for detecting and compensating for pressure transducer errors
US8275524B2 (en) * 2009-12-23 2012-09-25 Caterpillar Inc. System and method for limiting operator control of an implement
JP5485007B2 (ja) * 2010-05-07 2014-05-07 日立建機株式会社 作業車両の油圧制御装置
US9194106B2 (en) 2011-03-24 2015-11-24 Komatsu Ltd. Working unit control system, construction machine and working unit control method
CA2861747A1 (en) 2012-01-02 2013-07-11 Volvo Construction Equipment Ab Method for controlling operation of dump for construction machinery
CN102966131A (zh) * 2012-11-16 2013-03-13 无锡汇虹机械制造有限公司 一种装载机液压***在不同工况下的能量损失分析方法
JP5552523B2 (ja) * 2012-11-20 2014-07-16 株式会社小松製作所 作業機械および作業機械の作業量計測方法
JP5529241B2 (ja) * 2012-11-20 2014-06-25 株式会社小松製作所 作業機械および作業機械の作業量計測方法
CN104812965B (zh) * 2014-04-24 2016-10-19 株式会社小松制作所 作业车辆
KR101756572B1 (ko) * 2014-06-04 2017-07-10 가부시키가이샤 고마쓰 세이사쿠쇼 건설 기계의 제어 시스템, 건설 기계, 및 건설 기계의 제어 방법
GB2527795B (en) * 2014-07-02 2019-11-13 Bamford Excavators Ltd Automation of a material handling machine digging cycle
EP3273037B1 (en) * 2015-03-20 2020-04-08 Sumitomo (S.H.I.) Construction Machinery Co., Ltd. Shovel
WO2016129708A1 (ja) * 2016-03-29 2016-08-18 株式会社小松製作所 作業機械の制御装置、作業機械及び作業機械の制御方法
CA2978389A1 (en) 2016-09-08 2018-03-08 Harnischfeger Technologies, Inc. System and method for semi-autonomous control of an industrial machine
US10106951B2 (en) 2016-09-21 2018-10-23 Deere & Company System and method for automatic dump control
JP2018135679A (ja) * 2017-02-21 2018-08-30 株式会社小松製作所 作業車両および作業車両の制御方法
GB2574444A (en) * 2018-06-06 2019-12-11 Caterpillar Global Mining Llc Face shovel and method of operation
JP2021001537A (ja) 2019-06-20 2021-01-07 ジョイ・グローバル・サーフェイス・マイニング・インコーポレーテッド 自動ダンプ制御を備えた産業機械
CN110565732B (zh) * 2019-07-25 2021-07-27 徐州徐工挖掘机械有限公司 液压挖掘机铲斗与斗杆姿态关联系数评价方法
US11920321B2 (en) 2020-03-30 2024-03-05 Cnh Industrial America Llc System and method for automatically performing an earthmoving operation
US11573592B1 (en) * 2021-08-17 2023-02-07 Zoomlion Heavy Industry Na, Inc. One-handed joystick with adaptive control
CN114016557B (zh) * 2021-11-19 2023-03-28 广西柳工机械股份有限公司 铲装动作自动触发方法、自动铲装控制方法和装载机
US20230374758A1 (en) * 2022-05-18 2023-11-23 Caterpillar Inc. Modifying a rotational position of a boom of a machine

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3583585A (en) * 1969-06-10 1971-06-08 Tyrone Hydraulics Hydraulic control system for a backhoe
US4015366A (en) * 1975-04-11 1977-04-05 Advanced Decision Handling, Inc. Highly automated agricultural production system
JPS5552437A (en) * 1978-10-06 1980-04-16 Komatsu Ltd Working instrument controller
JPS5697023A (en) * 1980-01-07 1981-08-05 Komatsu Ltd Semiautomatic oil pressure excavator
DE3102731C2 (de) * 1981-01-19 1984-02-23 Conrad Scholtz Ag, 2000 Hamburg Förderanlage für Schüttgut
CA1248147A (en) * 1985-06-07 1989-01-03 James R. Blair Determining of the amount of material delivered each operational cycle of a shovel loader
US4910673A (en) * 1987-05-29 1990-03-20 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. Apparatus for controlling arm movement of industrial vehicle
EP0380665B1 (en) * 1988-08-02 1993-10-27 Kabushiki Kaisha Komatsu Seisakusho Method and apparatus for controlling working units of power shovel
US5178510A (en) * 1988-08-02 1993-01-12 Kabushiki Kaisha Komatsu Seisakusho Apparatus for controlling the hydraulic cylinder of a power shovel
US5160239A (en) * 1988-09-08 1992-11-03 Caterpillar Inc. Coordinated control for a work implement
US5002454A (en) * 1988-09-08 1991-03-26 Caterpillar Inc. Intuitive joystick control for a work implement
FR2639384B1 (fr) * 1988-11-21 1991-02-22 Case Poclain Dispositif de commande d'un engin de travaux publics
EP0681067A3 (en) * 1988-11-22 1996-02-14 Komatsu Mfg Co Ltd Method and device for automating a routine workflow of an electronically controlled hydraulic construction machine.
US5065326A (en) * 1989-08-17 1991-11-12 Caterpillar, Inc. Automatic excavation control system and method
DE3931964C2 (de) * 1989-09-25 1996-05-30 Rexroth Mannesmann Gmbh Vorrichtung zur Steuerung des Bewegungsablaufs mehrerer, von je einem Stellglied gleichzeitig zu betätigender hydraulischer Antriebe
US5218895A (en) * 1990-06-15 1993-06-15 Caterpillar Inc. Electrohydraulic control apparatus and method
JP2682891B2 (ja) * 1990-07-25 1997-11-26 新キャタピラー三菱株式会社 パワーショベルの掘削制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
US5446980A (en) 1995-09-05
DE19510374B4 (de) 2007-08-23
JPH07259117A (ja) 1995-10-09
DE19510374A1 (de) 1995-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3698752B2 (ja) 自動掘削制御方法
JP3706171B2 (ja) 自動掘削制御装置および方法
JP2793360B2 (ja) 自動掘削制御装置及び方法
US5682312A (en) Self-adapting excavation control system and method
US5461803A (en) System and method for determining the completion of a digging portion of an excavation work cycle
US7979181B2 (en) Velocity based control process for a machine digging cycle
US6371214B1 (en) Methods for automating work machine functions
AU734233B2 (en) System and method for automatic bucket loading using force vectors
JP4293645B2 (ja) 密集係数を用いる自動バケット積載のシステムと方法
US6879899B2 (en) Method and system for automatic bucket loading
JP3534979B2 (ja) 掘削機の制御方法
US5528843A (en) Control system for automatically controlling a work implement of an earthworking machine to capture material
JP4223893B2 (ja) 作業車両の作業機用油圧ポンプの制御方法と制御装置
US7627966B2 (en) Off-fall control for a trenching operation
JP2000355957A (ja) 油圧ショベルの領域制限掘削制御装置
JPH06167036A (ja) 建設機械の自動掘削制御装置
JPH0689553B2 (ja) 積込機械の自動掘削装置
WO2023181128A1 (ja) 作業機械
JP2697499B2 (ja) 建設機械の自動掘削制御装置
JP4111415B2 (ja) 掘削積込機械の作業機制御装置
JPS6344029A (ja) 積込機械の自動掘削装置
JPS62220619A (ja) 積込機械の自動掘削装置
JPH06104980B2 (ja) 作業機の軌跡制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041018

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20050118

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20050121

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050413

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050613

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050706

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090715

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100715

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100715

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110715

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110715

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120715

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130715

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term