JP3091667B2 - 建設機械の領域制限掘削制御装置 - Google Patents

建設機械の領域制限掘削制御装置

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JP3091667B2
JP3091667B2 JP07142985A JP14298595A JP3091667B2 JP 3091667 B2 JP3091667 B2 JP 3091667B2 JP 07142985 A JP07142985 A JP 07142985A JP 14298595 A JP14298595 A JP 14298595A JP 3091667 B2 JP3091667 B2 JP 3091667B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多関節型のフロント装置
を備えた建設機械、特にアーム、ブーム、バケット等の
フロント部材からなるフロント装置を備えた油圧ショベ
ルにおいて、フロント装置の動き得る領域を制限した掘
削が行える領域制限掘削制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベルではオペレータがブームな
どのフロント部材をそれぞれの手動操作レバーによって
操作しているが、これらフロント部材はそれぞれが関節
部によって連結され回動運動を行うものであるため、こ
れらフロント部材を操作して所定の領域を掘削すること
は、非常に困難な作業である。そこで、このような作業
を容易にするための領域制限掘削制御装置が特開平4−
136324号公報に提案されている。この領域制限掘
削制御装置は、フロント装置の姿勢を検出する手段と、
この検出手段からの信号によりフロント装置の位置を演
算する手段と、フロント装置の侵入を禁止する侵入不可
領域を教示する手段と、フロント装置の位置と教示した
侵入不可領域の境界線との距離dを求め、この距離dが
ある値より大の時は1で、それより小の時は0から1の
間の値をとるように距離dによって決まる関数をレバー
操作信号に乗じたものを出力するレバーゲイン演算手段
と、このレバーゲイン演算手段からの信号によりアクチ
ュエータの動きを制御するアクチュエータ制御手段とを
備えている。この提案の構成によれば、侵入不可領域の
境界線までの距離に応じてレバー操作信号が絞られるた
め、オペレータが誤って侵入不可領域にバケット先端を
移動しようとしても、自動的に境界上で滑らかに停止
し、また、その途中でオペレータがフロント装置の速度
の減少から侵入不可領域に近づいていることを判断して
バケット先端を戻すことが可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術には次のような問題がある。
【0004】特開平4−136324号公報に記載の従
来技術では、レバーゲイン演算手段においてレバー操作
信号にそのまま距離dによって決まる関数を乗じたもの
をアクチュエータ制御手段に出力するため、侵入不可領
域の境界に近づくと徐々にバケット先端の速度は遅くな
り、侵入不可領域の境界上で停止する。このため、侵入
不可領域にバケット先端を移動しようとしたときのショ
ックは回避される。しかし、この従来技術では、バケッ
ト先端の速度を遅くするとき、バケット先端の移動方向
に係わらずそのまま速度を遅くしている。このため、侵
入不可領域の境界に沿って掘削をする場合、アームを操
作して侵入不可領域に近づくにつれて侵入不可領域の境
界に沿った方向の掘削速度も遅くなり、その度にブーム
レバーを操作してバケット先端を侵入不可領域から離
し、掘削速度が遅くなるのを防止しなければならない。
その結果、侵入不可領域に沿って掘削する場合には、極
端に能率が悪くなる。
【0005】本発明の目的は、領域を制限した掘削を能
率良く円滑に行える建設機械の領域制限掘削制御装置を
提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、俯仰動可能な複数のフロント部材により
構成される多関節型のフロント装置と、前記複数のフロ
ント部材を駆動する複数の油圧アクチュエータと、前記
複数のフロント部材の動作を指示する複数の操作手段
と、前記複数の操作手段の操作に応じて駆動され、前記
複数の油圧アクチュエータに供給される圧油の流量を制
御する複数の油圧制御弁とを備えた建設機械の領域制限
掘削制御装置において、前記フロント装置の動き得る領
域を設定する領域設定手段と;前記フロント装置の位置
と姿勢に関する状態量を検出する第1検出手段と;前記
第1検出手段からの信号に基づき前記フロント装置の位
置と姿勢を演算する第1演算手段と;前記複数の油圧ア
クチュエータのうち少なくとも第1の特定のフロント部
材に係わる第1の特定のアクチュエータの駆動による前
記フロント装置の速度を演算する第2演算手段と;前記
第1及び第2演算手段の演算値を入力し、前記フロント
装置が前記設定領域内でその境界に接近するとき、その
境界に接近する方向の移動速度を境界に接近するに連れ
て減じることで前記フロント装置の移動方向を徐々に前
記境界に沿うように変更し、かつ前記フロント装置が前
記境界に達しても前記境界に沿った方向に動くよう、前
記複数の油圧アクチュエータのうちの少なくとも第2の
特定のフロント部材に係わる第2の特定のアクチュエー
タの駆動による前記フロント装置の速度の制限値を演算
する第3演算手段と;前記第2の特定のアクチュエータ
の駆動による前記フロント装置の速度が前記制限値を超
えないよう前記第2の特定アクチュエータに係わる操作
手段の操作信号を補正する信号補正手段とを備える構成
とする。
【0007】上記建設機械の領域制限掘削制御装置にお
いて、好ましくは、前記第3演算手段は、前記フロント
装置が前記設定領域外にあるときには、前記フロント装
置が前記設定領域に戻るように、前記複数の油圧アクチ
ュエータのうちの少なくとも第2の特定のフロント部材
に係わる第2の特定のアクチュエータの駆動による前記
フロント装置の速度の制限値を演算する。
【0008】前記複数の操作手段のうち少なくとも前記
第2の特定のフロント部材に係わる操作手段は操作信号
としてパイロット圧を出力する油圧パイロット方式であ
り、この油圧パイロット方式の操作手段を含む操作シス
テムが対応する油圧制御弁を駆動する建設機械の領域制
限掘削制御装置においては、前記信号補正手段は、前記
第2の特定のアクチュエータの駆動による前記フロント
装置の速度が前記制限値を超えないよう前記第2の特定
のアクチュエータに係わる操作手段のパイロット圧を補
正するパイロット圧補正手段とする。
【0009】この場合、好ましくは、前記操作システム
は、前記フロント装置が前記設定領域の境界から遠ざか
る方向に動くよう前記第2の特定のフロント部材に係わ
る油圧制御弁にパイロット圧を導く第1パイロットライ
ンを含み、前記パイロット圧補正手段は、前記第2の特
定のアクチュエータの駆動による前記フロント装置の速
度が前記制限値を超えないよう前記第1パイロットライ
ンにおける目標パイロット圧を計算し、前記目標パイロ
ット圧に対応する第1電気信号を出力する手段と、前記
第1電気信号を油圧に変換し前記目標パイロット圧に相
当する制御圧を出力する電気油圧変換手段と、前記第1
パイロットライン内のパイロット圧と前記電気油圧変換
手段から出力された制御圧の高圧側を選択し該当する油
圧制御弁に導く高圧選択手段とを含む。
【0010】また、前記操作システムは、前記フロント
装置が前記設定領域の境界に接近する方向に動くよう前
記第2の特定のフロント部材に係わる油圧制御弁にパイ
ロット圧を導く第2パイロットラインを含み、前記パイ
ロット圧補正手段は、前記第2の特定のアクチュエータ
の駆動による前記フロント装置の速度が前記制限値を超
えないよう前記第2パイロットラインにおける目標パイ
ロット圧を計算し、前記目標パイロット圧に対応する第
2電気信号を出力する手段と、前記第2パイロットライ
ンに設置され、前記第2電気信号により作動して前記第
2パイロットライン内のパイロット圧力を前記目標パイ
ロット圧まで減圧する減圧手段とを含む構成であっても
よい。
【0011】また、上記建設機械の領域制限掘削制御装
置において、好ましくは、前記複数のフロント部材は油
圧ショベルのブームとアームを含み、前記第1の特定の
フロント部材はアームであり、前記第2の特定のフロン
ト部材はブームである。
【0012】また、好ましくは、前記第2演算手段は、
前記複数の操作手段のうち前記第1の特定のフロント部
材に係わる操作手段からの操作信号に基づき前記第1の
特定のアクチュエータの駆動によるフロント装置の速度
を演算する手段である。
【0013】前記第2演算手段は、前記第1検出手段か
らの信号に基づき前記第1の特定のアクチュエータの駆
動によるフロント装置の速度を演算する手段であっても
よい。 更に、好ましくは、前記第3演算手段は、前記
第1演算手段の演算値から得られる前記フロント装置と
前記設定領域の境界との距離に基づき前記フロント装置
の速度の制限値を演算する手段と、前記第2演算手段の
演算値と前記フロント装置の速度の制限値から前記第2
の特定のアクチュエータの駆動による前記フロント装置
の速度の制限値を演算する手段とを含む。
【0014】また、好ましくは、前記フロント装置の速
度の制限値を演算する手段は、前記フロント装置が設定
領域内にあるときには前記フロント装置と前記設定領域
の境界との距離が小さくなるにしたがって小さくなる前
記設定領域の境界に接近する方向の速度を前記制限値と
し、前記フロント装置が設定領域外にあるときには前記
距離が大きくなるにしたがって大きくなる前記設定領域
の境界に戻る方向の速度を前記制限値とした当該距離と
速度との関係が予め設定されており、前記第1演算手段
の演算値から得られる前記フロント装置と前記設定領域
の境界との距離とその予め設定した関係とから前記フロ
ント装置の速度の制限値を計算する。
【0015】また、好ましくは、前記信号補正手段は、
前記第2の特定のアクチュエータの駆動による前記フロ
ント装置の速度の制限値に対応する前記第2の特定のア
クチュエータの目標速度の制限値を演算する手段と、前
記第2の特定のアクチュエータの目標速度の制限値に対
応する前記第2の特定のフロント部材に係わる操作手段
の操作信号の制限値を演算する手段と、前記第2の特定
のフロント部材に係わる操作手段からの操作信号の指令
値と前記操作信号の制限値の絶対値の小さい方を選択す
る手段とを含む。
【0016】更に、好ましくは、前記第1検出手段は、
前記複数のフロント部材の回動角を検出する複数の角度
検出器を含む。前記第1検出手段は、前記複数のアクチ
ュエータのストロークを検出する複数の変位検出器であ
ってもよく、更に前記建設機械の車体の傾斜角を検出す
る傾斜角検出器を含んでいてもよい。
【0017】
【作用】以上のように構成した本発明においては、第3
演算手段で、フロント装置が設定領域内でその境界に接
近するとき、その境界に接近する方向の移動速度を境界
に接近するに連れて減じることで前記フロント装置の移
動方向を徐々に前記境界に沿うように変更し、かつ前記
フロント装置が前記境界に達しても前記境界に沿った方
向に動くよう、第2の特定のフロント部材に係わる第2
の特定のアクチュエータの駆動によるフロント装置の速
度の制限値を演算し、信号補正手段で、第2の特定のア
クチュエータの駆動によるフロント装置の速度がその制
限値を超えないよう第2の特定アクチュエータに係わる
操作手段の操作信号を補正することにより、設定領域の
境界に対して接近する方向のフロント装置の動きを減速
する方向変換制御が行われ、設定領域の境界に沿ってフ
ロント装置を動かすことができる。このため、領域を制
限した掘削を能率良く円滑に行うことができる。
【0018】また、上記のようにフロント装置が設定領
域の境界近傍で方向変換制御されるとき、フロント装置
の動きが速く、制御上の応答遅れやフロント装置の慣性
によりフロント装置が設定領域の外に出ることがある。
このような場合、前記第3演算手段は、前記フロント装
置が前記設定領域外にあるときには、前記フロント装置
が前記設定領域に戻るように、前記複数の油圧アクチュ
エータのうちの少なくとも第2の特定のフロント部材に
係わる第2の特定のアクチュエータの駆動による前記フ
ロント装置の速度の制限値を演算することにより、フロ
ント装置は侵入後速やかに設定領域に戻るよう制御され
る。このため、フロント装置を速く動かしたときでも設
定領域の境界に沿ってフロント装置を動かすことがで
き、領域を制限した掘削を正確に行うことができる。
【0019】また、このとき、上記のように予め方向変
換制御で減速されているので、設定領域外への侵入量は
少なくなり、設定領域に戻るときのショックは大幅に緩
和される。このため、フロント装置を速く動かしたとき
でも領域を制限した掘削を滑らかに行うことができ、領
域を制限した掘削を円滑に行うことができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を油圧ショベルに適用した場合
の実施例を図面を用いて説明する。まず、本発明の第1
の実施例を図1〜図6により説明する。図1において、
本発明が適用される油圧ショベルは、油圧ポンプ2と、
この油圧ポンプ2からの圧油により駆動されるブームシ
リンダ3a、アームシリンダ3b、バケットシリンダ3
c、旋回モータ3d及び左右の走行モータ3e,3fを
含む複数の油圧アクチュエータと、これら油圧アクチュ
エータ3a〜3fのそれぞれに対応して設けられた複数
の操作レバー装置14a〜14fと、油圧ポンプ2と複
数の油圧アクチュエータ3a〜3f間に接続され、操作
レバー装置14a〜14fの操作信号によって制御さ
れ、油圧アクチュエータ3a〜3fに供給される圧油の
流量を制御する複数の流量制御弁15a〜15fと、油
圧ポンプ2と流量制御弁15a〜15fの間の圧力が設
定値以上になった場合に開くリリーフ弁6とを有し、こ
れらは油圧ショベルの被駆動部材を駆動する油圧駆動装
置を構成している。
【0021】油圧ショベルは、図2に示すように、垂直
方向にそれぞれ回動するブーム1a、アーム1b及びバ
ケット1cからなる多関節型のフロント装置1Aと、上
部旋回体1d及び下部走行体1eからなる車体1Bとで
構成され、フロント装置1Aのブーム1aの基端は上部
旋回体1dの前部に支持されている。ブーム1a、アー
ム1b、バケット1c、上部旋回体1d及び下部走行体
1eはそれぞれブームシリンダ3a、アームシリンダ3
b、バケットシリンダ3c、旋回モータ3d及び左右の
走行モータ3e,3fによりそれぞれ駆動される被駆動
部材を構成し、それらの動作は上記操作レバー装置14
a〜14fにより指示される。
【0022】また、操作レバー装置14a〜14fは操
作信号として電気信号(電圧)を出力する電気レバー方
式であり、流量制御弁15a〜15fは両端に電気油圧
変換手段、例えば比例電磁弁を備えた電磁駆動部30
a,30b〜35a,35bを有し、操作レバー装置1
4a〜14fはオペレータの操作量と操作方向に応じた
電圧を電気信号として対応する流量制御弁15a〜15
fの電磁駆動部30a,30b〜35a,35bへ供給
する。
【0023】以上のような油圧ショベルに本実施例によ
る領域制限掘削制御装置が設けられている。この制御装
置は、予め作業に応じてフロント装置の所定部位、例え
ばバケット1cの先端が動き得る掘削領域の設定を指示
する設定器7と、ブーム1a、アーム1b及びバケット
1cのそれぞれの回動支点に設けられ、フロント装置1
Aの位置と姿勢に関する状態量としてそれぞれの回動角
を検出する角度検出器8a,8b,8cと、車体1Bの
前後方向の傾斜角を検出する傾斜角検出器8dと、操作
レバー装置14a〜14fの操作信号、設定器7の設定
信号及び角度検出器8a,8b,8cと傾斜角検出器8
dの検出信号を入力し、バケット1cの先端が動き得る
掘削領域を設定すると共に、領域を制限した掘削制御を
行うための操作信号の補正を行う制御ユニット9とから
構成されている。
【0024】設定器7は、操作パネルあるいはグリップ
上に設けられたスイッチ等の操作手段により設定信号を
制御ユニット9に出力し掘削領域の設定を指示するもの
で、操作パネル上には表示装置等、他の補助手段があっ
てもよい。
【0025】制御ユニット9の制御機能を図3に示す。
制御ユニット9Aは、フロント姿勢演算部9a、領域設
定演算部9b、バケット先端速度の制限値演算部9c、
アームシリンダ速度演算部9d、アームによるバケット
先端速度演算部9e、ブームによるバケット先端速度の
制限値演算部9f、ブームシリンダ速度の制限値演算部
9g、ブーム指令の制限値演算部9h、ブーム指令の最
大値演算部9j、ブーム用バルブ指令演算部9i、アー
ム用バルブ指令演算部9kの各機能を有している。
【0026】フロント姿勢演算部9aでは、角度検出器
8a〜8c及び傾斜角検出器8dで検出したブーム、ア
ーム、バケットの回動角及び車体1Bの前後の傾斜角に
基づきフロント装置1Aの位置と姿勢を演算する。
【0027】領域設定演算部9bでは、設定器7からの
指示でバケット1cの先端が動き得る掘削領域の設定演
算を行う。その一例を図4を用いて説明する。
【0028】図4において、オペレータの操作でバケッ
ト1cの先端を点Pの位置に動かした後、設定器7から
の指示でそのときのバケット1cの先端位置を計算し、
更に設定器7で指示された傾斜角ζにより制限領域の境
界Lを設定する。
【0029】ここで、制御ユニット9の記憶装置にはフ
ロント装置1A及び車体1Bの各部寸法が記憶されてお
り、領域設定演算部9bはフロント姿勢演算部9aにて
これらのデータと、角度検出器8a,8b,8cで検出
した回動角及び傾斜角検出器8dで検出した車体1bの
傾斜角を用いて点Pの位置を計算する。このとき、点P
の位置は例えばブーム1aの回動支点を原点としたXY
座標系の座標値として求める。XY座標系は本体1Bに
固定した垂直面内にある直交座標系である。
【0030】そして、点Pの位置と設定器7で指示され
た傾斜角ζにより制限領域の境界Lの直線式を立て、当
該直線上に原点を持ち当該直線を一軸とする直交座標
系、例えば点Pを原点とするXaYa座標系を立て、X
Y座標系からXaYa座標系への変換データを求める。
【0031】バケット先端速度の制限値演算部9cで
は、バケット先端の境界Lからの距離Dに基づき、バケ
ット先端速度の境界Lに垂直な成分の制限値aを計算す
る。これは制御ユニット9の記憶装置に図5に示すよう
な関係を記憶しておき、この関係を読み出して行う。
【0032】図5において、横軸はバケット先端の境界
Lからの距離Dを示し、縦軸はバケット先端速度の境界
Lに垂直な成分の制限値aを示し、横軸の距離D及び縦
軸の速度制限値aはXaYa座標系と同じくそれぞれ設
定領域外から設定領域内に向かう方向を(+)方向とし
ている。この距離Dと制限値aの関係は、バケット先端
が設定領域内にあるときには、その距離Dに比例した
(ー)方向の速度をバケット先端速度の境界Lに垂直な
成分の制限値aとし、バケット先端が領域外にあるとき
には、その距離Dに比例した(+)方向の速度をバケッ
ト先端速度の境界Lに垂直な成分の制限値aとするよう
に定められている。したがって、設定領域内では、バケ
ット先端速度の境界Lに垂直な成分が(ー)方向で制限
値を越えた場合だけ減速され、設定領域外では、バケッ
ト先端が(+)方向に増速されるようになる。
【0033】アームシリンダ速度演算部9dでは、操作
レバー装置14bによる流量制御弁5bへの指令値と、
アームの流量制御弁5bの流量特性により、アームシリ
ンダ速度を推定する。
【0034】アームによるバケット先端速度演算部9e
では、アームシリンダ速度とフロント姿勢演算部9aで
求めたフロント装置1Aの位置と姿勢によりアームによ
るバケット先端速度bを演算する。
【0035】ブームによるバケット先端速度の制限値演
算部9fでは、演算部9eで求めたアームによるバケッ
ト先端速度bを領域設定演算部9bで求めた変換データ
を用いてXY座標系からXaYa座標系へ変換し、アー
ムによるバケット先端速度の境界Lに垂直な成分(b
x,by)を演算し、演算部9cで求めたバケット先端
速度の境界Lに垂直な成分の制限値aとそのアームによ
るバケット先端速度の境界Lに垂直な成分byにより、
ブームによるバケット先端速度の境界Lに垂直な成分の
制限値cを演算する。これを図6を用いて説明する。
【0036】図6において、バケット先端速度の制限値
演算部9cで求められるバケット先端速度の境界Lに垂
直な成分の制限値aとアームによるバケット先端速度演
算部9eで求められるアームによるバケット先端速度b
の境界Lに垂直な成分byの差(aーby)がブームに
よるバケット先端速度の境界Lに垂直な成分の制限値c
であり、ブームによるバケット先端速度の制限値演算部
9fではc=a−byの式より制限値cを計算する。
【0037】制限値cの意味について、バケット先端が
設定領域内にある場合、境界上にある場合、設定領域外
にある場合に分けて説明する。
【0038】バケット先端が設定領域内の場合には、バ
ケット先端速度は、バケット先端の境界Lからの距離D
に比例してバケット先端速度の境界Lに垂直な成分の制
限値aに制限され、これよりブームによるバケット先端
速度の境界Lに垂直な成分はc(=a−by)に制限さ
れ、ブームによるバケット先端速度bがこれを越えた場
合にはcに減速される。
【0039】バケット先端が設定領域の境界L上にある
場合には、バケット先端速度の境界Lに垂直な成分の制
限値aは0となり、設定領域外に向かうアームによるバ
ケット先端速度bは速度cのブーム上げによる補正動作
によってキャンセルされ、バケット先端速度も0とな
る。
【0040】バケット先端が領域外の場合には、バケッ
ト先端速度の境界Lに垂直な成分はバケット先端の境界
Lからの距離Dに比例した上向きの速度aに制限される
ことにより、常に設定領域内に復元するように速度cの
ブーム上げによる補正動作が行われる。
【0041】ブームシリンダ速度の制限値演算部9gで
は、ブームによるバケット先端速度の境界Lに垂直な成
分の制限値cとフロント装置1Aの位置と姿勢に基ず
き、上記変換データを用いた座標変換によりブームシリ
ンダ速度の制限値を演算する。
【0042】ブーム指令の制限演算部9hでは、ブーム
の流量制御弁15aの流量特性に基づき、演算部9gで
求めたブームシリンダ速度の制限値に対応するブームの
指令制限値を求める。
【0043】ブーム指令の最大値演算部9jでは、演算
部9hで求めたブーム指令の制限値と操作レバー装置
4aの指令値を比較し、大きい方を出力する。ここで、
操作レバー装置14aの指令値はXaYa座標系と同じ
く、設定領域外から設定領域内に向かう方向(ブーム上
げ方向)を(+)方向としている。また、演算部9jで
ブーム指令の制限値と操作レバー装置14aの指令値の
大きい方を出力することは、バケット先端が設定領域内
の場合には制限値cが(−)であることから両者の絶対
値の小さい方を出力することであり、バケット先端が領
域外の場合には制限値cが(+)であることから、両者
の絶対値の大きい方を出力することである。
【0044】ブーム用バルブ指令演算部9iでは、ブー
ム指令の最大値演算部9jから出力された指令値が正の
値の場合には流量制御弁15aのブーム上げ駆動部30
aに対応する電圧を出力し、ブーム下げ駆動部30bに
は0の電圧を出力し、指令値が負の場合には逆にする。
【0045】アーム用バルブ指令演算部9kでは、操作
レバー装置14bの指令値を入力し、当該指令値がアー
ムクラウドの指令値である場合には流量制御弁15bの
アームクラウド駆動部31aに対応する電圧を出力し、
アームダンプ駆動部31bには0の電圧を出力し、指令
値がアームダンプの指令値である場合には逆にする。
【0046】以上において、操作レバー装置14a〜1
4cはフロント部材であるブーム1a、アーム1b及び
バケット1cの動作を指示する複数の操作手段を構成
し、設定器7及び領域設定演算部9bはフロント装置1
Aの動き得る領域を設定する領域設定手段を構成し、角
度検出器8a〜8c及び傾斜角検出器8dはフロント装
置1Aの位置と姿勢に関する状態量を検出する第1検出
手段を構成し、フロント姿勢演算部9aは第1検出手段
からの信号に基づきロント装置1Aの位置と姿勢を演算
する第1演算手段を構成し、アームシリンダ速度演算部
9d及びアームによるバケット先端速度演算部9eは複
数の油圧アクチュエータ3a〜3fのうち少なくともア
ーム1b(第1の特定のフロント部材)に係わるアーム
シリンダ3b(第1の特定のアクチュエータ)の駆動に
よるフロント装置1Aの速度を演算する第2演算手段を
構成し、バケット先端速度の制限値演算部9c及びブー
ムによるバケット先端速度の制限値演算部9fは、上記
第1及び第2演算手段の演算値を入力し、フロント装置
1Aが設定領域内でその境界Lに接近するとき、その境
界Lに接近する方向の移動速度を境界Lに接近するに連
れて減じることでフロント装置1Aの移動方向を徐々に
境界Lに沿うように変更し、かつフロント装置1Aが境
界Lに達しても境界Lに沿った方向に動くよう、更に
ロント装置1Aが設定領域外にあるときにはフロント装
置1Aが設定領域に戻るように、複数の油圧アクチュエ
ータ3a〜3fのうちの少なくともブーム1a(第2の
特定のフロント部材)に係わるブームシリンダ3a(第
2の特定のアクチュエータ)の駆動によるフロント装置
1Aの速度の制限値cを演算する第3演算手段を構成す
る。
【0047】また、ブームシリンダ速度の制限値演算部
9g、ブーム指令の制限値演算部9h、ブーム指令の最
大値演算部9j及びブーム用バルブ指令演算部9iは、
第2の特定のアクチュエータ3aの駆動によるフロント
装置1Aの速度が前記制限値cを超えないよう第2の特
定アクチュエータ3aに係わる操作手段14aの操作信
号を補正する信号補正手段を構成する。
【0048】以上のように構成した本実施例の動作を説
明する。作業例として、バケット先端の位置決めを行お
うとしてブーム用操作レバー装置14aの操作レバーを
ブーム下げ方向に操作してブームを下げる場合(ブーム
下げ動作)と、手前方向に掘削しようとしてアーム用操
作レバー装置14bの操作レバーをアームクラウド方向
に操作してアームクラウドする場合(アームクラウド操
作)について説明する。
【0049】バケット先端の位置決めを行おうとしてブ
ーム用操作レバー装置14aの操作レバーをブーム下げ
方向に操作するとその操作レバー装置14aの指令値が
最大値演算部9jに入力される。一方、これと同時に、
演算部9cでは図5に示す関係からバケット先端と設定
領域の境界Lからの距離Dに比例したバケット先端速度
の制限値a(<0)が計算され、演算部9fではブーム
によるバケット先端速度の制限値c=a(<0)が計算
され、ブーム指令の制限値演算部9hでは制限値cに応
じた負のブーム指令の制限値が計算される。このとき、
バケット先端が設定領域の境界Lから遠いときは演算部
9hで求めたブーム指令の制限値より操作レバー装置4
aの指令値の方が大きいので、ブーム指令の最大値演算
部9jでは操作レバー装置4aの指令値が選択され、こ
の指令値は負であるで、バルブ指令演算部9iでは流量
制御弁15aのブーム下げ駆動部30bに対応する電圧
を出力し、ブーム上げ駆動部30aには0の電圧を出力
し、これにより操作レバー装置14aの指令値に応じて
ブームが下がって行く。
【0050】上記のようにブームが下がり、バケット先
端が設定領域の境界Lに近づくにつれて演算部9fで計
算されるブームによるバケット先端速度の制限値c=a
(<0)は大きくなり(|a|又|c|は小さくな
り)、演算部9hで求めた対応するブーム指令の制限値
が操作レバー装置4aの指令値よりも大きくなると、ブ
ーム指令の最大値演算部9jでは当該制限値が選択さ
れ、バルブ指令演算部9iでは制限値cに応じて流量制
御弁15aのブーム下げ駆動部30bに出力する電圧を
徐々に制限する。これにより、設定領域の境界Lに近づ
くにつれてブーム下げ速度が徐々に制限され、バケット
先端が設定領域の境界Lに到達するとブームは停止す
る。したがって、バケット先端の位置決めが簡単に滑ら
かにできる。
【0051】また、上記の補正は速度制御であるため、
フロント装置1Aの速度が極端に大きかったり、急激に
操作レバー装置1aを操作した場合には、油圧回路上の
遅れなど制御上の応答遅れやフロント装置1Aにかかる
慣性力などによりバケット先端が設定領域の境界Lから
はみ出す可能性がある。このようにバケット先端がはみ
出した場合、演算部9cでは図5に示す関係からバケッ
先端と設定領域の境界Lからの距離Dに比例したバケ
ット先端速度の制限値a(=c)が正の値として計算さ
れ、バルブ指令演算部9iでは制限値cに応じた電圧を
流量制御弁15aのブーム上げ駆動部30aに出力す
る。これにより、ブームは距離Dに比例した速度で領域
内に復元するように上げ方向に動かされ、バケット先端
が設定領域の境界Lまで戻ると停止する。したがって、
バケット先端の位置決めが更に滑らかに行える。
【0052】また、手前方向に掘削しようとしてアーム
用操作レバー装置14bの操作レバーをアームクラウド
方向に操作するとその操作レバー装置14bの指令値が
アーム用バルブ指令演算部9kに入力され、流量制御弁
15bのアームクラウド駆動部31aに対応する電圧を
出力し、アームは手前方向に下がるよう動かされる。一
方、これと同時に、操作レバー装置4bの指令値が演算
部9dに入力されてアームシリンダ速度が計算され、
算部9eでアームによるバケット先端速度bが演算され
る。また、演算部9cでは図5に示す関係からケット先
端と設定領域の境界Lからの距離Dに比例したバケット
先端速度の制限値a(<0)が計算され、演算部9fで
はブームによるバケット先端速度の制限値c=aーby
が計算される。このとき、バケット先端が設定領域の境
界Lから遠く、a<by(|a|>|by|)のときは
制限値cは負の値として計算され、ブーム指令の最大値
演算部9jでは操作レバー装置4aの指令値(=0)が
選択され、バルブ指令演算部9iでは流量制御弁15a
のブーム上げ駆動部30a及びブーム下げ駆動部30b
に0の電圧を出力する。これにより操作レバー装置14
bの指令値に応じてアームが手前方向に動かされる。
【0053】上記のようにアームが手前方向に動かさ
れ、バケット先端が設定領域の境界Lに近づくにつれて
演算部9cで計算されるバケット先端速度の制限値aは
大きくなり(|a|は小さくなり)、この制限値aが演
算部9eで計算されるアームによるバケット先端速度b
の境界Lに垂直な成分byよりも大きくなると、演算部
9fで計算されるブームによるバケット先端速度の制限
値c=aーbyは正の値となり、ブーム指令の最大値演
算部9jでは演算部9hで計算された制限値が選択さ
れ、バルブ指令演算部9iでは制限値cに応じた電圧を
流量制御弁15aのブーム上げ駆動部30aに出力す
る。これにより、バケット先端速度の境界Lに垂直な成
分がバケット先端と境界Lからの距離Dに比例して徐々
に制限されるように、ブーム上げによる補正動作が行わ
れ、アームによるバケット先端速度の補正されていない
境界Lに平行な成分bxとこの制限値cによる補正され
た速度により、図7に示すような方向変換制御が行わ
れ、設定領域の境界Lに沿った掘削が行える。
【0054】また、この場合も、上記と同じ理由でバケ
ット先端が設定領域の境界Lからはみ出す可能性があ
る。このようにバケット先端がはみ出した場合、演算部
9cでは図5に示す関係からケット先端と設定領域の境
界Lからの距離Dに比例したバケット先端速度の制限値
aが正の値として計算され、演算部9fで計算されるブ
ームによるバケット先端速度の制限値c=aーby(>
0)は制限値aに比例して大きくなり、バルブ指令演算
部9iから流量制御弁15aのブーム上げ駆動部30a
に出力される電圧は制限値cに応じて増大する。これに
より、設定領域外では距離Dに比例したバケット先端速
度で領域内に復元するように、ブーム上げによる補正動
作が行われ、アームによるバケット先端速度の補正され
ていない境界Lに並行な成分bxとこの制限値cにより
補正された速度により、図8に示すように設定領域の境
界Lに沿って徐々に戻りながらの掘削が行える。したが
って、アームをクラウドするだけで滑らかに設定領域の
境界Lに沿った掘削が行える。
【0055】以上のように本実施例によれば、バケット
先端が設定領域内にある場合は、バケット先端速度の設
定領域の境界Lに垂直な成分は、バケット先端の境界L
からの距離Dに比例して制限値aにより制限されるの
で、ブーム下げ動作ではバケット先端の位置決めが簡単
に滑らかにでき、アームクラウド操作では、設定領域の
境界に沿ってバケット先端を動かすことができ、領域を
制限した掘削を能率良く円滑に行うことができる。
【0056】また、バケット先端が設定領域外では、バ
ケット先端の境界Lからの距離Dに比例して制限値aに
よりフロント装置が設定領域に戻るように制御されるの
で、フロント装置を速く動かしたときでも設定領域の境
界に沿ってフロント装置を動かすことができ、領域を制
限した掘削を正確に行うことができる。
【0057】また、このとき、上記のように予め方向変
換制御で減速されているので、設定領域外への侵入量は
少なくなり、設定領域に戻るときのショックは大幅に緩
和される。このため、フロント装置を速く動かしたとき
でも領域を制限した掘削を滑らかに行うことができ、領
域を制限した掘削を円滑に行うことができる。
【0058】本発明の第2の実施例を図9により説明す
る。本実施例はアームシリンダ速度を、操作信号からで
はなく、アームの回動角の微分などにより直接演算する
ものである。
【0059】図9において、本実施例の制御ユニットは
アームシリンダ速度の演算部9Adでは、操作レバー装
置4bの指令値を用いる代わりに角度検出器8bにより
検出したアームの回動角を用い、座標変換によりアーム
シリンダ変位を求め、それを微分して直接アームシリン
ダ速度を求める。
【0060】本実施例によっても第1の実施例と同様の
効果が得られる。
【0061】本発明の第3の実施例を図10及び図11
により説明する。本実施例は、操作レバー装置として油
圧パイロット方式を用いた油圧ショベルに適用したもの
である。
【0062】図10において、本実施例が適用される油
圧ショベルは、電気方式の操作レバー装置14a〜14
fの代わりに油圧パイロット方式の操作レバー装置4a
〜4fを備えている。操作レバー装置4a〜4fは、パ
イロット圧により対応する流量制御弁5a〜5fを駆動
し、それぞれオペレータにより操作される操作レバー4
0a〜40fの操作量と操作方向に応じたパイロット圧
を、パイロットライン44a〜49bを介して、対応す
る流量制御弁の油圧駆動部50a〜55bに供給する。
【0063】以上のような油圧ショベルに本実施例によ
る領域制限掘削制御装置が設けられている。この制御装
置は、第1の実施例で備えられていたものの他に、アー
ム用の操作レバー装置4bのパイロットライン45a,
45bに設けられ、操作レバー装置4bの操作量として
パイロット圧を検出する圧力検出器61a,61bと、
一次ポート側がパイロットポンプ43に接続され電気信
号に応じてパイロットポンプ43からのパイロット圧を
減圧して出力する比例電磁弁10aと、ブーム用の操作
レバー装置4aのパイロットライン44aと比例電磁弁
10aの二次ポート側に接続され、パイロットライン4
4a内のパイロット圧と比例電磁弁10aから出力され
る制御圧の高圧側を選択し、流量制御弁5aの油圧駆動
部50aに導くシャトル弁12と、ブーム用の操作レバ
ー装置4aのパイロットライン44bに設置され、電気
信号に応じてパイロットライン44b内のパイロット圧
を減圧して出力する比例電磁弁10bとが備えられてい
る。
【0064】図11を用いて制御ユニット9Bにおける
第1図の実施例との制御機能の違いを説明する。
【0065】アームシリンダ速度演算部9Bdでは、操
作レバー装置4bによる流量制御弁5bへの指令値の代
わりに、圧力検出器61a,61bで検出した流量制御
弁5bへの指令値(パイロット圧)とアームの流量制御
弁の流量特性とにより、アームシリンダ速度を推定す
る。
【0066】また、ブームパイロット圧の制限値演算部
9Bhでは、ブームの流量制御弁5aの流量特性に基づ
き、演算部9fで求めたブームシリンダ速度の制限値c
に対応するブームのパイロット圧(指令)制限値を求め
る。
【0067】更に、比例電磁弁10a,10b及びシャ
トル弁12を設けたので、ブーム指令の最大値演算部9
jは必要なくなり、その代わりバルブ指令演算部9Bi
では、ブームパイロット圧の制限値演算部9Bhで得ら
れたパイロット圧の制限値が正の場合には、ブーム上げ
側の比例電磁弁10aに制限値に対応する電圧を出力
し、流量制御弁5aの油圧駆動部50aのパイロット圧
を当該制限値にし、ブーム下げ側の比例電磁弁10bに
0の電圧を出力して流量制御弁5aの油圧駆動部50b
のパイロット圧を0にする。また、制限値が負の場合に
は、ブーム下げ側の流量制御弁の油圧駆動部50bのパ
イロット圧を制限するように制限値に対応する電圧を比
例電磁弁10bに出力し、ブーム上げ側の比例電磁弁1
0aには0の電圧を出力し流量制御弁5aの油圧駆動部
50aのパイロット圧を0にする。
【0068】以上において、操作レバー装置4a〜4c
はフロント部材であるブーム1a、アーム1b及びバケ
ット1cの動作を指示する複数の操作手段を構成し、設
定器7及び領域設定演算部9bはフロント装置1Aの動
き得る領域を設定する領域設定手段を構成し、角度検出
器8a〜8c及び傾斜角検出器8dはフロント装置1A
の位置と姿勢に関する状態量を検出する第1検出手段を
構成し、フロント姿勢演算部9aは第1検出手段からの
信号に基づきフロント装置1Aの位置と姿勢を演算する
第1演算手段を構成し、圧力検出器61a,61b、ア
ームシリンダ速度演算部9Bd及びアームによるバケッ
ト先端速度演算部9eは、複数の油圧アクチュエータ3
a〜3fのうち少なくともアーム1b(第1の特定のフ
ロント部材)に係わるアームシリンダ3b(第1の特定
のアクチュエータ)の駆動によるフロント装置1Aの速
度を演算する第2演算手段を構成し、バケット先端速度
の制限値演算部9c及びブームによるバケット先端速度
の制限値演算部9fは、上記第1及び第2演算手段の演
算値を入力し、フロント装置1Aが設定領域内でその境
界Lに接近するとき、その境界Lに接近する方向の移動
速度を境界Lに接近するに連れて減じることでフロント
装置1Aの移動方向を徐々に境界Lに沿うように変更
し、かつフロント装置1Aが境界Lに達しても境界Lに
沿った方向に動くよう、更にフロント装置1Aが設定領
域外にあるときにはフロント装置1Aが設定領域に戻る
ように、複数の油圧アクチュエータ3a〜3fのうちの
少なくともブーム1a(第2の特定のフロント部材)に
係わるブームシリンダ3a(第2の特定のアクチュエー
タ)の駆動によるフロント装置1Aの速度の制限値cを
演算する第3演算手段を構成する。
【0069】また、ブームシリンダ速度の制限値演算部
9g、ブーム指令の制限値演算部9Bh、バルブ指令演
算部9Bi、比例電磁弁10a,10b及びシャトル弁
12は、第2の特定のアクチュエータ3aの駆動による
フロント装置1Aの速度が前記制限値cを超えないよう
第2の特定アクチュエータ3aに係わる操作手段14a
の操作信号を補正する信号補正手段を構成する。
【0070】更に、操作レバー装置4a〜4f及びパイ
ロットライン44a〜49bは油圧制御弁5a〜5fを
駆動する操作システムを構成し、上記信号補正手段(ブ
ームシリンダ速度の制限値演算部9g、ブーム指令の制
限値演算部9Bh、バルブ指令演算部9Bi、比例電磁
弁10a,10b及びシャトル弁12)は、第2の特定
のアクチュエータ3aの駆動によるフロント装置1Aの
速度が前記制限値cを超えないよう第2の特定のアクチ
ュエータ3aに係わる操作手段4aのパイロット圧を補
正するパイロット圧補正手段を構成する。
【0071】また、パイロットライン44aは、フロン
ト装置1Aが設定領域の境界Lから遠ざかる方向に動く
よう第2の特定のフロント部材1aに係わる油圧制御弁
5aにパイロット圧を導く第1パイロットラインを構成
し、ブームシリンダ速度の制限値演算部9g、ブーム指
令の制限値演算部9Bh、バルブ指令演算部9Biは、
第2の特定のアクチュエータ3aの駆動によるフロント
装置1Aの速度が前記制限値cを超えないよう第1パイ
ロットライン44aにおける目標パイロット圧を計算
し、この目標パイロット圧に対応する第1電気信号を出
力する手段を構成し、比例電磁弁10aは第1電気信号
を油圧に変換し前記目標パイロット圧に相当する制御圧
を出力する電気油圧変換手段を構成し、シャトル弁12
は第1パイロットライン44a内のパイロット圧と前記
電気油圧変換手段10aから出力された制御圧の高圧側
を選択し該当する油圧制御弁5aに導く高圧選択手段を
構成する。
【0072】更に、パイロットライン44bは、フロン
ト装置1Aが設定領域の境界に接近する方向に動くよう
第2の特定のフロント部材1aに係わる油圧制御弁5a
にパイロット圧を導く第2パイロットラインを構成し、
ブームシリンダ速度の制限値演算部9g、ブーム指令の
制限値演算部9Bh、バルブ指令演算部9Biは、第2
の特定のアクチュエータ3aの駆動によるフロント装置
1Aの速度が前記制限値cを超えないよう第2パイロッ
トライン44bにおける目標パイロット圧を計算し、こ
の目標パイロット圧に対応する第2電気信号を出力する
手段を構成し、比例電磁弁10bは第2パイロットライ
ン44bに設置され、第2電気信号により作動して第2
パイロットライン44b内のパイロット圧力を前記目標
パイロット圧まで減圧する減圧手段を構成する。
【0073】以上のように構成した本実施例の動作を、
第1の実施例と同様ブーム下げ動作とアームクラウド操
作について説明する。
【0074】バケット先端の位置決めを行おうとしてブ
ーム用操作レバー装置4aの操作レバーをブーム下げ方
向に操作するとその操作レバー装置4aの指令値である
パイロット圧がパイロットライン44bを介して流量制
御弁5aのブーム下げ側の油圧駆動部50bに与えられ
る。一方、これと同時に、演算部9cでは図5に示す関
係からバケット先端と設定領域の境界Lからの距離Dに
比例したバケット先端速度の制限値a(<0)が計算さ
れ、演算部9fではブームによるバケット先端速度の制
限値c=a(<0)が計算され、ブームパイロット圧の
制限値演算部9Bhでは制限値cに応じた負のブーム指
令の制限値が計算され、バルブ指令演算部9Biではブ
ーム下げ側の流量制御弁の油圧駆動部50bのパイロッ
ト圧を制限するように制限値に対応する電圧を比例電磁
弁10bに出力し、ブーム上げ側の比例電磁弁10aに
は0の電圧を出力し流量制御弁5aの油圧駆動部50a
のパイロット圧を0にする。このとき、バケット先端が
設定領域の境界Lから遠いときは演算部9Bhで求めた
ブームパイロット圧の制限値の絶対値は大きく、これよ
り操作レバー装置4aのパイロット圧の方が小さいの
で、比例電磁弁10bは操作レバー装置4aのパイロッ
ト圧をそのまま出力し、これにより操作レバー装置4a
のパイロット圧に応じてブームが下がって行く。
【0075】上記のようにブームが下がり、バケット先
端が設定領域の境界Lに近づくにつれて演算部9fで計
算されるブームによるバケット先端速度の制限値c=a
(<0)は大きくなり(|a|又|c|は小さくな
り)、演算部9hで求めた対応するブーム指令の制限値
(<0)の絶対値は小さくなる。そして、この制限値の
絶対値が操作レバー装置4aの指令値よりも小さくな
り、バルブ指令演算部9Biから比例電磁弁10bに出
力される電圧がそれに応じて小さくなると、比例電磁弁
10bは操作レバー装置4aのパイロット圧を減圧して
出力し、流量制御弁5aのブーム下げ側の油圧駆動部5
0bに与えられるパイロット圧を制限値cに応じて徐々
に制限する。これにより、設定領域の境界Lに近づくに
つれてブーム下げ速度が徐々に制限され、バケット先端
が設定領域の境界Lに到達するとブームは停止する。し
たがって、バケット先端の位置決めが簡単に滑らかにで
きる。
【0076】また、バケット先端が設定領域の境界Lか
らはみ出した場合は、演算部9cでは図5に示す関係か
らケット先端と設定領域の境界Lからの距離Dに比例し
たバケット先端速度の制限値a(=c)が正の値として
計算され、バルブ指令演算部9Biでは制限値cに応じ
た電圧を比例電磁弁10aに出力し、ブーム上げ側の流
量制御弁5aの油圧駆動部50aに制限値aに応じたパ
イロット圧を与える。これにより、ブームは距離Dに比
例した速度で領域内に復元するように上げ方向に動かさ
れ、バケット先端が設定領域の境界Lまで戻ると停止す
る。したがって、バケット先端の位置決めが更に滑らか
に行える。
【0077】また、手前方向に掘削しようとしてアーム
用操作レバー装置4bの操作レバーをアームクラウド方
向に操作するとその操作レバー装置4bの指令値である
パイロット圧が流量制御弁5bのアームクラウド側の油
圧駆動部51aに与えられ、アームは手前方向に下がる
よう動かされる。一方、これと同時に、操作レバー装置
4bのパイロット圧が圧力検出器61aで検出され、演
算部9Bdに入力されてアームシリンダ速度が計算さ
れ、演算部9eでアームによるバケット先端速度bが演
算される。また、演算部9cでは図5に示す関係からケ
ット先端と設定領域の境界Lからの距離Dに比例したバ
ケット先端速度の制限値a(<0)が計算され、演算部
9fではブームによるバケット先端速度の制限値c=a
ーbyが計算される。このとき、バケット先端が設定領
域の境界Lから遠く、a<by(|a|>|by|)の
ときは制限値cは負の値として計算され、バルブ指令演
算部9iではブーム下げ側の流量制御弁の油圧駆動部5
0bのパイロット圧を制限するように制限値に対応する
電圧を比例電磁弁10bに出力し、ブーム上げ側の比例
電磁弁10aには0の電圧を出力し流量制御弁5aの油
圧駆動部50aのパイロット圧を0にする。このとき、
操作レバー装置4aは操作されていないので、流量制御
弁5aの油圧駆動部50bにはパイロット圧は出力され
ない。これにより操作レバー装置4bのパイロット圧に
応じてアームが手前方向に動かされる。
【0078】上記のようにアームが手前方向に動かさ
れ、バケット先端が設定領域の境界Lに近づくにつれて
演算部9cで計算されるバケット先端速度の制限値aは
大きくなり(|a|は小さくなり)、この制限値aが演
算部9eで計算されるアームによるバケット先端速度b
の境界Lに垂直な成分byよりも大きくなると、演算部
9fで計算されるブームによるバケット先端速度の制限
値c=aーbyは正の値となり、バルブ指令演算部9B
iではブーム上げ側の比例電磁弁10aに制限値に対応
する電圧を出力し、流量制御弁5aの油圧駆動部50a
のパイロット圧を当該制限値にし、ブーム下げ側の比例
電磁弁10bに0の電圧を出力して流量制御弁5aの油
圧駆動部50bのパイロット圧を0にする。これによ
り、バケット先端速度の境界Lに垂直な成分がケット先
端と境界Lからの距離Dに比例して徐々に制限されるよ
うに、ブーム上げによる補正動作が行われ、アームによ
るバケット先端速度の補正されていない境界Lに平行な
成分bxとこの制限値cによる補正された速度により、
図7に示すような方向変換制御が行われ、設定領域の境
界Lに沿った掘削が行える。
【0079】また、バケット先端が設定領域の境界から
はみ出した場合は、演算部9cでは図5に示す関係から
ケット先端と設定領域の境界Lからの距離Dに比例した
バケット先端速度の制限値aが正の値として計算され、
演算部9fで計算されるブームによるバケット先端速度
の制限値c=aーby(>0)は制限値aに比例して大
きくなり、バルブ指令演算部9iからブーム上げ側の比
例電磁弁10aに出力される電圧は制限値cに応じて増
大する。これにより、設定領域外では距離Dに比例した
バケット先端速度で領域内に復元するように、ブーム上
げによる補正動作が行われ、アームによるバケット先端
速度の補正されていない境界Lに並行な成分bxとこの
制限値cにより補正された速度により、図8に示すよう
に設定領域の境界Lに沿って徐々に戻りながらの掘削が
行える。したがって、アームをクラウドするだけで滑ら
かに設定領域の境界Lに沿った掘削が行える。
【0080】以上のように本実施例によれば、操作手段
として油圧パイロット方式を採用したものにおいて第1
の実施例と同様の効果が得られる。
【0081】なお、以上の実施例では、設定領域の境界
Lに対する距離Dとしてバケットの先端について述べた
が、簡易的に実施するならばアーム先端ピンからの距離
をとってもよい。また、フロント装置との干渉を防止し
安全性を図るために領域を設定する場合は、その干渉が
起こり得る他の部位であってもよい。また、フロント装
置1Aの位置と姿勢に関する状態量を検出する第1検出
手段として角度検出器8a〜8cを用いたが、角度検出
器8a〜8cに代え、複数のアクチュエータ3a〜3c
のストロークを検出する複数の変位検出器を用いてもよ
い。
【0082】また、適用される油圧駆動装置はクローズ
ドセンタタイプの流量制御弁15a〜15f;5a〜5
fを有するクローズドセンタシステムとしたが、オープ
ンセンタータイプの流量制御弁を用いたオープンセンタ
ーシステムであってもよい。
【0083】また、バケット先端と設定領域の境界Lと
の距離Dとバケット先端速度の制限値aとの関係は直線
的に比例する関係としたが、これに限らず種々の設定が
可能である。
【0084】更に、バケット先端が設定領域の境界から
離れているときは、目標速度ベクトルをそのまま出力し
たが、この場合でも別の目的をもって当該目標速度ベク
トルを補正してもよい。
【0085】また、目標速度ベクトルの設定領域の境界
に接近する方向のベクトル成分は設定領域の境界に対し
垂直方向のベクトル成分としたが、設定領域の境界に沿
った方向の動きが得られれば、垂直方向からずれていて
もよい。
【0086】また、油圧パイロット方式の操作レバー装
置を持つ油圧ショベルに本発明を適用した第3の実施例
では、電気油圧変換手段及び減圧手段として比例電磁弁
10a,10bを用いたが、これらは他の電気油圧変換
手段であってもよい。
【0087】更に、全ての操作レバー装置4a〜4f及
び流量制御弁5a〜5fを油圧パイロット方式とした
が、少なくともブーム用とアーム用のみが油圧パイロッ
ト方式であればよい。
【0088】
【発明の効果】本発明によれば、フロント装置が設定領
域に近づくと設定領域の境界に接近する方向の動きを減
速する方向変換制御が行われるので、領域を制限した掘
削を能率良く円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による建設機械の領域制
限掘削制御装置をその油圧駆動装置と共に示す図であ
る。
【図2】本発明が適用される油圧ショベルの外観を示す
図である。
【図3】制御ユニットの制御機能を示す機能ブロック図
である。
【図4】本実施例の領域制限掘削制御における掘削領域
の設定方法を示す図である。
【図5】バケット先端速度の制限値を求めるときの設定
領域の境界からの距離との関係を示す図である。
【図6】バケット先端が設定領域内にある場合と、設定
領域の境界上にある場合と、設定領域外にある場合のブ
ームによるバケット先端速度の補正動作の違いを示す図
である。
【図7】バケット先端が設定領域内にあるときの補正動
作軌跡の一例を示す図である。
【図8】バケット先端が設定領域外にあるときの補正動
作軌跡の一例を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施例による建設機械の領域制
限掘削制御装置における制御ユニットの制御機能を示す
図である。
【図10】本発明の第3の実施例による建設機械の領域
制限掘削制御装置をその油圧駆動装置と共に示す図であ
る。
【図11】制御ユニットの制御機能を示す図である。
【符号の説明】
1A フロント装置 1B 車体 1a ブーム(第2の特定のフロント部材) 1b アーム(第1の特定のフロント部材) 1c バケット 2 油圧ポンプ 3a ブームシリンダ(第2の特定のアクチュエータ) 3b アームシリンダ(第1の特定のアクチュエータ) 4a〜4f;14a〜14f 操作レバー装置 5a〜5f;15a〜15f 流量制御弁 7 設定器(領域設定手段) 8a〜8c 角度検出器(第1検出手段) 8d 傾斜角度検出器(第1検出手段) 9 制御ユニット 9a フロント姿勢演算部(第1演算手段) 9b 領域設定演算部(領域設定手段) 9c バケット先端速度の制限値演算部(第3演算手
段) 9d アームシリンダ速度演算部(第2演算手段) 9e アームによるバケット先端速度演算部(第2演算
手段) 9f ブームによるバケット先端速度の制限値演算部
(第3演算手段) 9g ブームシリンダ速度の制限値演算部(信号補正手
段) 9h ブーム指令の演算部(信号補正手段) 9i ブーム指令の最大値演算部(信号補正手段) 9j バルブ指令演算部(信号補正手段) 10a,10b 比例電磁弁(信号補正手段) 12 シャトル弁(信号補正手段) 30a〜35b 電磁駆動部 50a〜55b 油圧駆動部 61a,61b 圧力検出器(第2演算手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡邊 洋 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機 株式会社 土浦工場内 (72)発明者 羽賀 正和 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機 株式会社 土浦工場内 (56)参考文献 特開 平6−193090(JP,A) 特開 平7−207712(JP,A) 国際公開95/33100(WO,A1) 国際公開95/30059(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 3/43 E02F 9/20

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】俯仰動可能な複数のフロント部材により構
    成される多関節型のフロント装置と、前記複数のフロン
    ト部材を駆動する複数の油圧アクチュエータと、前記複
    数のフロント部材の動作を指示する複数の操作手段と、
    前記複数の操作手段の操作に応じて駆動され、前記複数
    の油圧アクチュエータに供給される圧油の流量を制御す
    る複数の油圧制御弁とを備えた建設機械の領域制限掘削
    制御装置において、 前記フロント装置の動き得る領域を設定する領域設定手
    段と; 前記フロント装置の位置と姿勢に関する状態量を検出す
    る第1検出手段と; 前記第1検出手段からの信号に基づき前記フロント装置
    の位置と姿勢を演算する第1演算手段と; 前記複数の油圧アクチュエータのうち少なくとも第1の
    特定のフロント部材に係わる第1の特定のアクチュエー
    タの駆動による前記フロント装置の速度を演算する第2
    演算手段と; 前記第1及び第2演算手段の演算値を入力し、前記フロ
    ント装置が前記設定領域内でその境界に接近するとき、
    その境界に接近する方向の移動速度を境界に接近するに
    連れて減じることで前記フロント装置の移動方向を徐々
    に前記境界に沿うように変更し、かつ前記フロント装置
    が前記境界に達しても前記境界に沿った方向に動くよ
    、前記複数の油圧アクチュエータのうちの少なくとも
    第2の特定のフロント部材に係わる第2の特定のアクチ
    ュエータの駆動による前記フロント装置の速度の制限値
    を演算する第3演算手段と; 前記第2の特定のアクチュエータの駆動による前記フロ
    ント装置の速度が前記制限値を超えないよう前記第2の
    特定アクチュエータに係わる操作手段の操作信号を補正
    する信号補正手段とを備えることを特徴とする建設機械
    の領域制限掘削制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の建設機械の領域制限掘削制
    御装置において、前記第3演算手段は、前記フロント装
    置が前記設定領域外にあるときには、前記フロント装置
    が前記設定領域に戻るように、前記複数の油圧アクチュ
    エータのうちの少なくとも第2の特定のフロント部材に
    係わる第2の特定のアクチュエータの駆動による前記フ
    ロント装置の速度の制限値を演算することを特徴とする
    建設機械の領域制限掘削制御装置。
  3. 【請求項3】前記複数の操作手段のうち少なくとも前記
    第2の特定のフロント部材に係わる操作手段は操作信号
    としてパイロット圧を出力する油圧パイロット方式であ
    り、この油圧パイロット方式の操作手段を含む操作シス
    テムが対応する油圧制御弁を駆動する請求項1記載の建
    設機械の領域制限掘削制御装置において、 前記信号補正手段は、前記第2の特定のアクチュエータ
    の駆動による前記フロント装置の速度が前記制限値を超
    えないよう前記第2の特定のアクチュエータに係わる操
    作手段のパイロット圧を補正するパイロット圧補正手段
    であることを特徴とする建設機械の領域制限掘削制御装
    置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の建設機械の領域制限掘削制
    御装置において、前記操作システムは、前記フロント装
    置が前記設定領域の境界から遠ざかる方向に動くよう前
    記第2の特定のフロント部材に係わる油圧制御弁にパイ
    ロット圧を導く第1パイロットラインを含み、前記パイ
    ロット圧補正手段は、前記第2の特定のアクチュエータ
    の駆動による前記フロント装置の速度が前記制限値を超
    えないよう前記第1パイロットラインにおける目標パイ
    ロット圧を計算し、前記目標パイロット圧に対応する第
    1電気信号を出力する手段と、前記第1電気信号を油圧
    に変換し前記目標パイロット圧に相当する制御圧を出力
    する電気油圧変換手段と、前記第1パイロットライン内
    のパイロット圧と前記電気油圧変換手段から出力された
    制御圧の高圧側を選択し該当する油圧制御弁に導く高圧
    選択手段とを含むことを特徴とする建設機械の領域制限
    掘削制御装置。
  5. 【請求項5】請求項3記載の建設機械の領域制限掘削制
    御装置において、前記操作システムは、前記フロント装
    置が前記設定領域の境界に接近する方向に動くよう前記
    第2の特定のフロント部材に係わる油圧制御弁にパイロ
    ット圧を導く第2パイロットラインを含み、前記パイロ
    ット圧補正手段は、前記第2の特定のアクチュエータの
    駆動による前記フロント装置の速度が前記制限値を超え
    ないよう前記第2パイロットラインにおける目標パイロ
    ット圧を計算し、前記目標パイロット圧に対応する第2
    電気信号を出力する手段と、前記第2パイロットライン
    に設置され、前記第2電気信号により作動して前記第2
    パイロットライン内のパイロット圧力を前記目標パイロ
    ット圧まで減圧する減圧手段とを含むことを特徴とする
    建設機械の領域制限掘削制御装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載の建設機械の領域制限掘削制
    御装置において、前記複数のフロント部材は油圧ショベ
    ルのブームとアームを含み、前記第1の特定のフロント
    部材はアームであり、前記第2の特定のフロント部材は
    ブームであることを特徴とする建設機械の領域制限掘削
    制御装置。
  7. 【請求項7】請求項1記載の建設機械の領域制限掘削制
    御装置において、前記第2演算手段は、前記複数の操作
    手段のうち前記第1の特定のフロント部材に係わる操作
    手段からの操作信号に基づき前記第1の特定のアクチュ
    エータの駆動によるフロント装置の速度を演算する手段
    であることを特徴とする建設機械の領域制限掘削制御装
    置。
  8. 【請求項8】請求項1記載の建設機械の領域制限掘削制
    御装置において、前記第2演算手段は、前記第1検出手
    段からの信号に基づき前記第1の特定のアクチュエータ
    の駆動によるフロント装置の速度を演算する手段である
    ことを特徴とする建設機械の領域制限掘削制御装置。
  9. 【請求項9】請求項1又は2記載の建設機械の領域制限
    掘削制御装置において、前記第3演算手段は、前記第1
    演算手段の演算値から得られる前記フロント装置と前記
    設定領域の境界との距離に基づき前記フロント装置の速
    度の制限値を演算する手段と、前記第2演算手段の演算
    値と前記フロント装置の速度の制限値から前記第2の特
    定のアクチュエータの駆動による前記フロント装置の速
    度の制限値を演算する手段とを含むことを特徴とする建
    設機械の領域制限掘削制御装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の建設機械の領域制限掘削
    制御装置において、前記フロント装置の速度の制限値を
    演算する手段は、前記フロント装置が設定領域内にある
    ときには前記フロント装置と前記設定領域の境界との距
    離が小さくなるにしたがって小さくなる前記設定領域の
    境界に接近する方向の速度を前記制限値とし、前記フロ
    ント装置が設定領域外にあるときには前記距離が大きく
    なるにしたがって大きくなる前記設定領域の境界に戻る
    方向の速度を前記制限値とした当該距離と速度との関係
    が予め設定されており、前記第1演算手段の演算値から
    得られる前記フロント装置と前記設定領域の境界との距
    離とその予め設定した関係とから前記フロント装置の速
    度の制限値を計算することを特徴とする建設機械の領域
    制限掘削制御装置。
  11. 【請求項11】請求項1記載の建設機械の領域制限掘削
    制御装置において、前記信号補正手段は、前記第2の特
    定のアクチュエータの駆動による前記フロント装置の速
    度の制限値に対応する前記第2の特定のアクチュエータ
    の目標速度の制限値を演算する手段と、前記第2の特定
    のアクチュエータの目標速度の制限値に対応する前記第
    2の特定のフロント部材に係わる操作手段の操作信号の
    制限値を演算する手段と、前記第2の特定のフロント部
    材に係わる操作手段からの操作信号の指令値と前記操作
    信号の制限値の絶対値の小さい方を選択する手段とを含
    むことを特徴とする建設機械の領域制限掘削制御装置。
  12. 【請求項12】請求項1記載の建設機械の領域制限掘削
    制御装置において、前記第1検出手段は、前記複数のフ
    ロント部材の回動角を検出する複数の角度検出器を含む
    ことを特徴とする建設機械の領域制限掘削制御装置。
  13. 【請求項13】請求項1記載の建設機械の領域制限掘削
    制御装置において、前記第1検出手段は、前記複数のア
    クチュエータのストロークを検出する複数の変位検出器
    を含むことを特徴とする建設機械の領域制限掘削制御装
    置。
  14. 【請求項14】請求項1記載の建設機械の領域制限掘削
    制御装置において、前記第1検出手段は、前記建設機械
    の車体の傾斜角を検出する傾斜角検出器を含むことを特
    徴とする建設機械の領域制限掘削制御装置。
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