JP3694578B2 - スイッチング電源、及び二次巻線の電圧整流方法 - Google Patents

スイッチング電源、及び二次巻線の電圧整流方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はスイッチング電源の技術分野にかかり、特に、高効率のスイッチング電源に関する。
【0002】
【従来の技術】
スイッチング電源には、フォワード式、多石式、RCC式等種々の方式のものがあるが、それらのうち、トランスに生じた交流電圧を二次側整流回路によって全波整流する回路がある。
そのような全波整流型のスイッチング電源のうち、従来技術の多石式プッシュプル方式の電源回路を例にとって説明する。
【0003】
図11(a)、(b)の符号202は、その方式の従来技術のスイッチング電源であり、トランス207と、一次側スイッチング回路215と、二次側整流回路225を有している。
【0004】
トランス207は、センタータップ型に構成されており、互いに磁気結合された第1、第2の一次巻線2311、2312と第1、第2の二次巻線2321、2322とを有している。
【0005】
一次側スイッチング回路215は、制御回路210と、第1、第2の一次側トランジスタ2111、2112を有しており、その第1、第2の一次側トランジスタ2111、2112はnチャネル型MOSトランジスタによって構成されている。制御回路210は第1、第2の一次側トランジスタ2111、2112に接続され、それらのゲート端子に個別に電圧を印加できるように構成されている。
【0006】
第1、第2の一次側トランジスタ2111、2112のソース端子は互いに接続され、ドレイン端子は第1、第2の一次巻線2311、2312の一端にそれぞれ接続されており、第1、第2の一次巻線2311、2312の他端同士は互いに接続されている。
【0007】
このスイッチング電源202の一次側には、図示しない一次側整流平滑回路が設けられており、第1、第2の一次側トランジスタ2111、2112のソース端子側がグラウンド電位に置かれ、第1、第2の一次巻線2311、2312同士が接続された部分に入力電圧VINが印加されている。このような構成により、制御回路210が第1の一次側トランジスタ2111を導通させると、第1の一次巻線2311に電流が流れ、第2のトランジスタ2112を導通させると第2の二次巻線2312に電流が流れるようになっている。
【0008】
二次側整流回路225は、第1、第2のダイオード2221、2222を有しており、第1、第2のダイオード2221、2222のアノード電極は、第1、第2の二次巻線2321、2322の一端にそれぞれ接続されている。また、第1、第2の二次巻線2321、2322の他端同士は互いに接続されており、第1、第2のダイオード2221、2222のカソード電極同士は互いに接続されている。
【0009】
このスイッチング電源202の二次側には、チョークコイル223と平滑コンデンサ224とから成る二次側平滑回路が設けられており、チョークコイル223の一端は、第1、第2のダイオード2221、2222の互いに接続されたカソード電極に接続され、チョークコイル223の他端は、平滑コンデンサ224の一端に接続されている。
【0010】
平滑コンデンサ224の他端は、二次巻線2321、2322同士の接続部分に接続されており、平滑コンデンサ224の両端が、出力端子228とグラウンド端子229になるように構成されている。
【0011】
図11(a)の符号241は、第1の一次側トランジスタ2111が導通し、第2の一次側トランジスタ2112が遮断している場合に、一次側回路内に流れる電流経路を示している。
【0012】
この状態では、第1、第2の二次巻線2321、2322に誘起された電圧により、第1のダイオード2221が順バイアスされ、他方、第2のダイオード2222が逆バイアスされる。従って、第1の一次巻線2311から第1の二次巻線2321に伝達された磁気エネルギーで第1の二次巻線2321に電圧が誘起され、符号251で示すように、二次側回路内には、第1のダイオード2221を通って、チョークコイル223に電流が流れ、コンデンサ224が充電される。その結果、出力端子228とグラウンド端子229との間に出力電圧VOUTが現れる。
【0013】
図11(b)は、図11(a)と異なり、第1の一次側トランジスタ2111が遮断し、第2の一次側トランジスタ2112が導通している場合であり、一次側回路内には、符号242で示すように、第2の一次側トランジスタ2112を通って、第2の一次巻線2312に電流が流れる。
【0014】
第2の一次巻線2312に電流が流れると、第2の二次巻線2322に誘起された電圧により、第1のダイオード2221が逆バイアスされ、他方、第2のダイオード2222が順バイアスされる。その結果、二次側回路内には、符号252で示す経路でチョークコイル223に向けて電流が流れ、その電流によって平滑コンデンサ224が充電される。
【0015】
このように、一次側スイッチング回路215内の第1、第2の一次側トランジスタ2111、2112が交互に導通すると、二次側整流回路225内の第1、第2のダイオード2221、2222に交互に電流が流れ、チョークコイル223と平滑コンデンサ224とで平滑され、直流の出力電圧VOUTを得ることができる。
【0016】
ところが、近年では、スイッチング電源202の一層の高効率化が求められており、二次側整流回路225内の第1、第2のダイオード2221、2222の損失が無視できなくなってきた。
【0017】
出力電流が大きいと、特に二次側整流回路225を高効率化する必要が生じるため、第1、第2のダイオード2221、2222にショットキー接合のダイオードを用いる場合がある。
【0018】
しかし、ショットキー接合のダイオードは、順方向導通電圧が小さいため、損失は少なくなるものの、温度上昇によって逆方向リーク電流が増大し、その逆方向リーク電流によって更に温度上昇するため、熱暴走を起こす危険性がある。
【0019】
また、上記スイッチング電源202を、近年盛んに開発されている共振型電源に適用した場合、第1、第2のトランジスタ2111、2112に正弦波状の電流を流し、それにより、一次側の損失を減少させており、そして、後述するように、二次側の第1、第2のダイオード2221、2222にはMOSトランジスタが用いられ、MOSトランジスタの第三象限動作によって二次巻線に誘起された電流を整流し、二次側の損失を減少させている。
【0020】
図12(a)の符号271は、一次側トランジスタ2111(又は一次側トランジスタ2112)のゲート電圧波形であり、符号272は、二次側整流回路225内の第1のダイオード2221(又は第2のダイオード2222)の電流波形である。
【0021】
共振型電源でも、一次側トランジスタ2111、2112には、交互にゲート電圧が印加され、交互に導通するが、符号DTで示すデッドタイム期間は、どちらの一次側トランジスタ2111、2112にもゲート電圧は印加されず、導通期間が重ならないようになっている。
【0022】
図12(a)のタイミングチャートは軽負荷の場合であり、MOSトランジスタで構成された二次側ダイオード2221は、電流272を流して二次巻線2321に誘起された電圧を整流した後、トランジスタ動作を行い、逆方向に電流273を流している。この逆方向の電流273は、軽負荷の場合、一次側トランジスタ2111が導通している期間中に流れる。
【0023】
しかしながら、同図(b)に示すように、負荷が重い場合の逆向きの電流276は、一次側トランジスタ2111にゲート電圧275が印加されておらず、遮断状態にある期間に流れる。期間T中に流れる二次側の逆向き電流は、トランス結合された一次側にも流れるため、この期間T中に一次側に流れる部分共振用電流(ゼロ電圧スイッチング用電流)をキャンセルする方向に働く。
その結果、一次側トランジスタ2111、2112の動作が共振状態から逸脱し、損失が増加してしまうと言う不都合がある。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記従来技術の不都合を解決するために創作されたものであり、その目的は、低損失で電流制御をできるスイッチング電源を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、一次巻線にスイッチング電流を流す一次側トランジスタと、前記一次巻線と磁気結合され、前記スイッチング電流によって電圧が誘起される二次巻線と、前記二次巻線に誘起される電圧を整流する二次側整流回路とを有し、二次側に設けられた出力端子から直流電圧を出力するスイッチング電源であって、前記二次側整流回路は、MOSトランジスタで構成された二次側トランジスタと、前記二次側トランジスタのゲート端子の電圧を制御する二次側制御回路とを有し、前記二次側制御回路にはオンタイマ回路が設けられ、前記二次側制御回路は、前記二次巻線に誘起された電圧と同期して前記二次側トランジスタのゲート端子に電圧を印加し、前記二次側トランジスタに第三象限動作をさせ、前記二次巻線に誘起された電圧を整流すると共に、前記二次側トランジスタの第三象限動作は、前記オンタイマ回路の設定期間の経過後に強制的に終了させられるように構成されたことを特徴とするスイッチング電源である。
【0026】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のスイッチング電源であって、前記二次側トランジスタはnチャネルMOSトランジスタで構成され、前記二次側整流回路は、前記二次側トランジスタのソース端子の電圧がドレイン端子の電圧よりも高くなったことを検出すると、前記二次側トランジスタを導通させるスイッチング電源である。
【0027】
請求項3記載の発明は、前記二次側制御回路はオペアンプを有し、前記オペアンプが前記二次巻線に誘起された電圧の極性を判別して前記二次側トランジスタのゲート端子に電圧を印加し、前記二次側トランジスタに第三象限動作を開始させるように構成された請求項1記載のスイッチング電源であって、前記オペアンプの反転入力端子と非反転入力端子の間はクランプダイオードが挿入され、前記オペアンプに前記二次側トランジスタを遮断させる信号が入力されたときに、前記クランプダイオードが導通するように構成されたことを特徴とするスイッチング電源である。
【0028】
請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載のスイッチング電源であって、前記二次側制御回路にはオフタイマ回路が設けられ、前記二次側トランジスタは、前記第三象限動作の終了後、前記オフタイマ回路の設定期間強制的に遮断状態に置かれるように構成されたことを特徴とするスイッチング電源である。
【0029】
請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載のスイッチング電源であって、前記二次側制御回路は補助電源回路を有し、前記補助電源回路は前記二次巻線から電力を得て前記二次側制御回路に供給し、前記二次側トランジスタを動作させるように構成されたことを特徴とする。
【0030】
請求項6記載の発明は、請求項5記載のスイッチング電源であって、前記二次側トランジスタはnチャネルMOSトランジスタで構成され、前記補助電源回路によって、前記出力端子が出力する電圧よりも高い電圧を、前記二次側トランジスタのゲート端子に印加できるように構成されたことを特徴とする。
【0031】
請求項7記載の発明は、一次巻線に流れるスイッチング電流によって誘起される二次巻線の電圧整流方法であって、前記二次巻線に、MOSトランジスタで構成された二次側トランジスタを接続し、前記二次巻線に誘起される電圧と同期して前記二次側トランジスタのゲート端子の電圧を制御し、前記二次側トランジスタに第三象限動作をさせ、前記二次巻線に誘起された電圧を整流し、前記第三象限動作は、オンタイマ回路の設定期間が経過した後、強制的に終了させることを特徴とする二次巻線の電圧整流方法である。
【0032】
請求項8記載の発明は、請求項7記載の二次巻線の電圧整流方法であって、前記二次側トランジスタをnチャネルMOSトランジスタで構成し、前記二次側トランジスタのソース端子の電圧がドレイン端子の電圧よりも高くなったことを検出したときに、前記二次側トランジスタを導通させる二次巻線の電圧整流方法である。
【0033】
請求項9記載の発明は、請求項7又は請求項8のいずれか1項記載の二次巻線の電圧整流方法であって、前記第三象限動作の終了後、前記二次側トランジスタを、オフタイマ回路の設定期間強制的に遮断状態に置くことを特徴とする二次巻線の電圧整流方法である。
【0034】
請求項10記載の発明は、請求項7乃至請求項9のいずれか1項記載の二次巻線の電圧整流方法であって、前記二次側トランジスタのゲート端子に印加する電圧を前記二次巻線に誘起された電圧から生成することを特徴とする。
【0035】
上述した本発明の構成では、MOSトランジスタの第三象限動作を用いているため、先ず、スイッチング電源に使用される一般的なMOSトランジスタの構造を図9に示す。このMOSトランジスタ182は、nチャネル型であって、基板縦方向に電流を流す電力素子である。
【0036】
MOSトランジスタ182は、シリコン単結晶の基板及びその表面に形成されたエピタキシャル層から成るn-型のシリコン基板180を有しており、そのシリコン基板180の表面には、p+型のボディ層183が、アイランド状に拡散され、表面に点在している。また、ボディ層183の周囲には、p-型のチャネル層184が拡散されており、ボディ層183中には、n+型のソース層185が拡散されている。
【0037】
他方、シリコン基板180の裏面には、n+のオーミック層186が拡散されており、ボディ層183とオーミック層186との間には、エピタキシャル層より成るn-型のドレイン領域198が形成されている。
【0038】
また、チャネル層184表面には、ゲート酸化膜188と、ゲート電極187とがこの順で形成されており、ボディ層183とソース領域185表面には、それらを短絡するようにソース電極190が形成されている。
【0039】
このような構造のMOSトランジスタ182では、ゲート電極187をソース電極190と同程度の電位に置くと、ソース領域185とドレイン領域198は電気的に遮断された状態になり、他方、ゲート電極187に、ソース領域185よりも高い電圧を印加すると、チャネル層184表面の極性が反転し、ソース領域185とドレイン領域198とが電気的に接続される。
【0040】
その状態で、オーミック層186裏面に形成されたドレイン電極189と、表面のソース電極190との間に電圧を印加すると、チャネル層184を介して、電流を流すことができる。
【0041】
ボディ層183及びチャネル層184と、ドレイン領域198との間には、寄生pnダイオード181が形成されているが、通常の使用方法では、ソース電極190に対し、ゲート電極187とドレイン電極189に正電圧を印加しており、内部のpnダイオード181は逆バイアス状態になっているため、ゲート電極187に正電圧を印加し、反転層を形成すると、ドレイン電極89からソース電極90に向け、反転層内を電流が流れ、ゲート電極187への正電圧の印加を停止し、反転層を消滅させると、遮断状態になる。
【0042】
他方、ソース電極190の電位をドレイン電極189の電位よりも高くする場合には、寄生pnダイオード181が順バイアス状態にされるため、反転層が形成されない場合でも、ソース電極190からドレイン電極189に向けて電流が流れてしまう。
【0043】
そのような電気的特性を、ソース電極190とゲート電極187との間の電圧を一定電圧(正電圧)とした場合について、図10のグラフに示す。縦軸はドレイン電流ID、横軸はドレイン・ソース間の電圧Vdsである。ソース電極190よりもドレイン電極89の電位を高くする通常の使用状態は、同図の第1象限の実線の波形のように、電圧Vdsが小さいうちは抵抗特性を示し、電圧Vdsが大きくなると定電流特性になる。
【0044】
同図第3象限の範囲は同じゲート電圧でソース電極190の電位をドレイン電極189よりも高くした場合であり、第3象限の実線の波形は第3象限動作と呼ばれている。
【0045】
この第3象限動作の場合、ドレイン・ソース間の電圧差が、寄生pnダイオード181の順方向導通電圧(室温で約0.7V)よりも低い範囲では、第1象限の動作と同様の抵抗特性を示し、順方向導通電圧を超えると寄生pnダイオード181が導通し、ダイオード特性に移行する。
【0046】
第3象限の点線で示したグラフは、ゲート電圧が印加されていない場合の特性であり、寄生pnダイオード181のダイオード特性に従うため、ドレイン・ソース間の電圧差が0.7V以下の範囲では微小な電流しか流すことができない。
【0047】
従って、ゲート電圧を印加しない場合、電圧損失を寄生pn接合ダイオード181の順方向導通電圧以下にはできない。
他方、ゲート電圧を印加し、第3象限動作をさせた場合、順方向導通電圧以下の電圧で動作させることができる。
【0048】
このように、ソース電極190の電位がドレイン電極189の電位よりも高い場合にはゲート電圧を印加して第三象限動作をさせ、寄生pnダイオード181の順方向導通電圧以下の範囲で使用し、ドレイン電極189の電位がソース電極190の電位よりも高くなる場合には、ゲート電圧の印加を停止し、遮断状態にすると、MOSトランジスタ190を低損失の整流素子として使用することが可能となる。
【0049】
そして、一次側トランジスタをスイッチング動作させ、一次巻線にスイッチング電流を流し、一次巻線と磁気結合する二次巻線に誘起された電圧を、二次側整流回路によって整流する場合、二次側整流回路内にMOSトランジスタで構成された二次側トランジスタを設け、二次側整流回路内の二次側制御回路によって、二次巻線に誘起された電圧と同期して、二次側トランジスタのゲート端子に電圧を印加し、二次側トランジスタを第三象限動作をさせると、低損失で二次巻線に誘起された電圧を整流することができる。
【0050】
この場合、二次側制御回路内にオンタイマを設け、オンタイマが規定する期間だけ二次側トランジスタに第三象限動作をさせ、その期間終了後に強制的に遮断状態にすると、特に、二次巻線を二個設けて全波整流する場合に、一次側トランジスタの導通を禁止するデッドタイム期間中には、二次側トランジスタに整流方向とは逆向きの電流が流れることがなくなる。
【0051】
また、二次側制御回路内に、二次巻線に誘起された電圧の極性を判別するオペアンプを設け、そのオペアンプの判別結果によって二次側トランジスタのゲート端子に電圧を印加し、第三象限動作を開始させる場合、オペアンプの反転入力端子と非反転入力端子との間にクランプダイオードを接続し、オペアンプに二次側トランジスタを遮断させるべき信号が入力された場合に、そのクランプダイオードが導通するようにしておくと、反転入力端子と非反転入力端子との間の電圧差が、クランプダイオードの順方向導通電圧以上にはならないので、オペアンプの動作速度が早くなる。
【0052】
更にまた、二次側制御回路内にオフタイマを設け、二次側トランジスタが第三象限動作を終了した後、所定期間強制的に遮断状態に置くようにすると、二次巻線にリンギングが生じても、二次側トランジスタを確実に遮断状態に置くことができる。
二次側トランジスタを第三象限動作させるためのゲート電圧は、二次巻線から電力を得る補助電源回路から供給されるとよい。
【0053】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を説明する。
図1を参照し、符号2は、本発明の一例のスイッチング電源であり、トランス7を有している。トランス7内には、第1、第2の一次巻線311、312と、その一次巻線311、312と磁気結合した第1、第2の二次巻線321、322が設けられている。
【0054】
一次側には、一次側スイッチング回路15と、図示しない一次側の整流平滑回路とが設けられており、一次側スイッチング回路15内には、一次側制御回路10と、第1、第2の共振回路131、132と、nチャネルMOSトランジスタで構成された第1、第2の一次側トランジスタ111、112とが設けられている。
【0055】
第1、第2の一次巻線311、312は、一端が互いに接続され、その部分がセンタータップとしてトランス7外に取り出されており、他端は、第1、第2の共振回路131、132を介して、第1、第2の一次側トランジスタ111、112のドレイン端子にそれぞれ接続されている。
【0056】
第1、第2の一次側トランジスタ111、112のソース端子は互いに接続され、図示しない一次側の整流平滑回路のグラウンド電位に接続されている。他方、センタータップとして取り出された部分には、その整流平滑回路から直流電圧が印加されている。
【0057】
第1、第2の一次側トランジスタ111、112は、一次側制御回路10によって、交互に導通するように制御されており、第1、第2の一次巻線311、312の両方にスイッチング電流を流すように構成されている。そのスイッチング電流は、第1、第2の共振回路131、132によって、正弦波状にされており、第1、第2の一次側トランジスタ111、112の電力損失が小さくなるように構成されている。
【0058】
他方、二次側には、平滑コンデンサ24と、二次側整流回路25とが設けられており、その二次側整流回路25内には、nチャネルMOSトランジスタで構成された第1、第2の二次側トランジスタ211、212と、第1、第2の補助電源回路51、52と、第1、第2の二次側制御回路61、62とが設けられている。
【0059】
第1、第2の二次巻線321、322の一端は互いに接続され、センタータップとしてトランス7外に取り出されており、第1、第2の二次巻線321、322の他端には、第1、第2の二次側トランジスタ211、212のソース端子がそれぞれ接続されている。
【0060】
第1、第2の二次巻線321、322の互いに接続された部分はグラウンド端子29にされており、第1、第2の二次側トランジスタ211、212のドレイン端子は互いに接続され、出力端子28にされている。
【0061】
第1、第2の補助電源回路51、52は、それぞれ第1の二次巻線321と第2の二次巻線322の両方に接続され、第1、第2の二次巻線321、322から電力を得て、それぞれ第1、第2の二次側制御回路61、62に供給するように構成されている。この補助電源回路51、52は、第1、第2の二次巻線321、322に誘起される電圧よりも高い電圧を生成し、第1、第2の二次側制御回路61、62に供給している。従って、第1、第2の二次側制御回路61、62は、第1、第2の二次側トランジスタ211、212のゲート端子に、そのソース端子よりも高い電圧を印加できるようになっている。
【0062】
各巻線の極性は、第1の一次側トランジスタ111の導通によって第1の一次巻線311に電流が流れた場合、第1の二次巻線321に、第1の二次側トランジスタ211のソース端子に正電圧を誘起させ、他方、第2の一次側トランジスタ112の導通によって第2の一次巻線312に電流が流れた場合、第2の二次巻線322に、第2の二次側トランジスタ212のソース端子に正電圧が誘起される極性である。
【0063】
第1、第2の二次巻線321、322により、第1又は第2の二次側トランジスタ211、212のソース端子に正電圧が印加されるのと同時に、第1、第2の二次側制御回路61、62は、ソース端子に正電圧が印加された方の第1又は第2の二次側トランジスタ211、212のゲート端子に、ソース端子の電位よりも高電位のゲート電圧を印加するように構成されている。従って、ゲート電圧が印加された方の、第1又は第2の二次側トランジスタ211、212は第三象限動作を開始する。
【0064】
第三象限動作の開始は、第1又は第2の二次巻線321、322に電圧が誘起された瞬間であるが、第三象限動作を行う期間(オン期間)と、遮断状態(第三象限動作や第1象限動作を行わなわない状態)を維持する期間(オフ期間)は、二次側制御回路61、62内に設けられたオンタイマ回路及びオフタイマ回路によって設定されている。従って、第1、第2の二次側トランジスタ211、212は同時に導通(第三象限動作の方向又は第一象限動作の方向)することはない。また、第三象限動作や遮断状態は、第1、第2の二次側制御回路61、62によって維持されるので、第1、第2の二次巻線321、322のリンギングによる誤動作がない。
【0065】
図3に、第1、第2の二次側トランジスタ211、212に印加されるゲート電圧v1、v2の波形と、ソース端子からドレイン端子に向けて流れる電流i1、i2の波形を示す。第1、第2の二次側トランジスタに流れる電流i1、i2は、正弦波の半周期分の波形となるが、その電流i1、i2がゼロになる前に、ゲート電圧v1、v2が印加されなくなり、第三象限動作を停止する結果、その時点で電流i1、i2は流れなくなる。
【0066】
以上のような電流i1、i2が第1、第2の二次側トランジスタ211、212に流れ、平滑コンデンサ24によって平滑されると、グラウンド端子29と出力端子28との間に、直流の出力電圧Voutが現れる。
【0067】
図2は、このスイッチング電源2の内部回路を示しており、上記した回路動作を図2を用いて説明する。
【0068】
図2から分かるように、第1の二次側トランジスタ211側と第2の二次側トランジスタ212側とでは、回路構成は同じなので、第1の二次側トランジスタ211を動作させる第1の二次側制御回路61、その第1の二次側制御回路61に電力を供給する第1の補助電源回路51を説明し、第2の二次側制御回路61と第2の補助電源回路51の説明は省略する。
【0069】
先ず、第1の補助電源回路51の回路構成を説明する。
【0070】
第1の補助電源回路51は、2個のコンデンサ51、52と、2個のダイオード53、54と、2個の抵抗55、56とを有しており、符号50で示した配線を補助電源電圧ラインとし、符号59で示した配線を補助グラウンドラインとし、補助電源電圧ライン50と補助グラウンドライン59との間に接続された第1の二次側制御回路61に電力を供給するように構成されている。
【0071】
2個のコンデンサ51、52の一端は互いに接続され、一方のコンデンサ51の他端を補助電源電圧ライン50に接続され、他方のコンデンサ52の他端を補助グラウンドライン59に接続されており、また、ダイオード54と抵抗56は直列接続され、カソード電極側を補助電源電圧ライン50に接続され、アノード電極側を、第2の二次巻線322のソース端子側に接続されている。
【0072】
同様に、ダイオード53と抵抗55は直列接続され、アノード電極側を補助グラウンドライン59に接続され、カソード電極側をグラウンド端子29側に接続されている。
【0073】
このような構成により、第2の二次巻線322に、第2の二次側トランジスタ212のソース端子に正電圧を印加するような電圧が誘起された場合、抵抗56、ダイオード54を通って補助電源電圧ライン50に電流が供給され、その電流により、コンデンサ51、52が充電される。充電電流は、ダイオード53、抵抗55を通ってグラウンド端子29側に流れ、第2の二次巻線322に還流する。
【0074】
2個のコンデンサ51、52が接続された部分は、第1の二次巻線321のソース端子側に接続されており、上述とは逆に、第1の二次巻線321に、第1の二次側トランジスタ211のソース端子に正電圧を印加する電圧が誘起された場合、補助グラウンドライン59側のコンデンサ52が充電され、ダイオード53と抵抗55を通って、第1の二次巻線321に還流する。
【0075】
従って、補助電源電圧ライン50と補助グラウンドライン59との間の補助電源電圧Vccは、2個のコンデンサ51、52の電圧を加算した大きさになり、補助電源電圧Vccは、第1の二次側トランジスタ211のソース端子に印加される正電圧よりも、補助電源電圧ライン50側のコンデンサ52の電圧分だけ大きくなるようになっている(Vout<Vcc)。
【0076】
なお、コンデンサ51、52の第1、第2の二次巻線321、322側への放電は、ダイオード54、53によって防止されている。
【0077】
次に、二次側制御回路61を説明する。
二次側制御回路61は、オペアンプ60と、抵抗63、64、65、66、68と、NPNトランジスタ61と、PNPトランジスタ62と、コンデンサ67と、ダイオード69とを有している。
【0078】
オペアンプ60の反転入力端子は、抵抗65を介して、第1の二次側トランジスタ211のドレイン端子(出力端子28)に接続されており、非反転入力端子は、第1の二次側トランジスタ211のソース端子に接続されている。
【0079】
従って、第1の二次巻線321に誘起された電圧により、第1の二次側トランジスタ211のソース端子の電位がドレイン端子の電位よりも高くなったときに、オペアンプ60はハイ信号を出力する。
【0080】
NPNトランジスタ61のベース端子とPNPトランジスタ62のベース端子は互いに接続されており、オペアンプ60の出力端子は、抵抗63を介して、その互いに接続された部分に接続されている。
【0081】
NPNトランジスタ61のコレクタ端子は、補助電源電圧ライン50に接続され、PNPトランジスタ62のコレクタ端子は補助グラウンドライン59に接続されており、NPNトランジスタ61のエミッタ端子とPNPトランジスタ62のエミッタ端子は互いに接続され、抵抗64を介して、第1の二次側トランジスタ211のゲート端子に接続されている。
【0082】
従って、オペアンプ60がハイ信号を出力した場合、PNPトランジスタ62は遮断し、NPNトランジスタ61が導通する。NPNトランジスタ61の導通により、第1の二次側トランジスタ211のゲート端子に、抵抗64を介して補助電源電圧VCCと略同じ電圧が印加される。
【0083】
このとき、第1の二次側トランジスタ211のソース端子の電位はドレイン端子の電位よりも高くなっており、補助電源電圧Vccはソース端子に印加される電圧よりも大きいので、第1の二次側トランジスタ211は第三象限動作を開始する。
【0084】
このように、二次巻線321にソース端子に正電圧を印加する電圧が誘起されると、直ちにオペアンプ60がとNPNトランジスタ61とが動作し、第1の二次側トランジスタ211に第三象限動作を開始させるようになっている。
【0085】
第1の二次側トランジスタ211の第三象限動作を終了させる回路動作を説明すると、一端が互いに直列接続された抵抗66とコンデンサ67によってオンタイマ回路が構成されており、抵抗66の他端は、NPNトランジスタ61とPNPトランジスタ62のエミッタ端子同士が接続された部分に接続され、コンデンサ67の他端はグラウンド端子29に接続されている。
【0086】
抵抗66とコンデンサ67との接続部分は、抵抗68を介してダイオード69のアノード端子が接続され、そのダイオード69のカソード端子は、オペアンプ60の反転入力端子に接続されている。
【0087】
NPNトランジスタ61が導通状態になり、ゲート端子に補助電源電圧Vccが印加されると、コンデンサ67は抵抗66を介して充電され、オペアンプ60の反転入力端子の電位が上昇し始める。
【0088】
オペアンプ60の非反転入力端子の電位は第1の二次側トランジスタ211のソース端子の電位であるから、コンデンサ67の容量及び抵抗66の抵抗値で決まる時間(オン期間)が経過した後、オペアンプ60の反転入力端子の電位が非反転入力端子の電位よりも高くなると、オペアンプ60の出力は、ハイ信号からロー信号に切り替わる。
【0089】
オペアンプ60がロー信号を出力すると、NPNトランジスタ61は遮断し、PNPトランジスタ62が導通するので、第1の二次側トランジスタ211のゲート端子の電位はソース端子の電位よりも低くなり、第三象限動作は終了し、第1の二次側トランジスタ211は遮断状態になる。
【0090】
PNPトランジスタ62が導通状態になると、オンタイマ回路を構成するコンデンサ67はPNPトランジスタ62を介して放電し始め、電位が下がるが、ダイオード69が逆バイアスされるため、オペアンプ60の反転入力端子の電位は低下しない。
【0091】
オペアンプ60がハイ信号を出力する期間、即ち、第1の二次側トランジスタ211が第三象限動作を行う期間(オン期間)は、オンタイマ回路のコンデンサ67の容量値と抵抗66の抵抗値とによって設定することができる。従って、このスイッチング電源回路2では、第1の二次側トランジスタ211と、第2の二次側トランジスタ212の第三象限動作期間が重ならないようにできる。
【0092】
次に、第1の二次側トランジスタ211の遮断状態を維持させるオフタイマ回路について説明する。
そのオフタイマ回路は、二次側制御回路61内に設けられており、PNPトランジスタ71と、抵抗72、73と、コンデンサ74と、クランプダイオード79とで構成されている。
【0093】
PNPトランジスタ71のエミッタ端子は補助電源電圧ライン50に接続され、コレクタ端子は抵抗72を介してオペアンプ60の反転入力端子に接続されている。
【0094】
また、PNPトランジスタ71のベース端子には、直列接続された抵抗73とコンデンサ74の一端が接続されており、その直列接続回路の他端はオペアンプ60の出力端子に接続されている。
【0095】
従って、オペアンプ60の出力端子がハイ状態からロー状態に切り替わった場合、抵抗73で電流制限された状態で、コンデンサ74に、PNPトランジスタ71のベース端子から電流が流れ込む。その電流は、PNPトランジスタ71のベース電流となり、PNPトランジスタ71が導通状態になり、反転入力端子は補助電源電圧ライン50に接続される。
【0096】
オペアンプ60の反転入力端子には、クランプダイオード79のアノード端子が接続され、非反転入力端子には、そのクランプダイオード79のカソード端子が接続されており、補助電源電圧ライン50からPNPトランジスタ71とクランプダイオード79を介してコンデンサ52に電流が流れ込む。
【0097】
従って、非反転入力端子がコンデンサ52の電位となり、反転入力端子がその電位に、クランプダイオード79の順方向導通電圧(約0.7V)を加算した電位になる。
【0098】
従って、PNPトランジスタ71が導通状態にある間、オペアンプ60の反転入力端子は非反転入力端子よりも高くなり、オペアンプ60のロー信号出力が維持され、従って、第1の二次側トランジスタ211が導通することはない(オフ期間)。
【0099】
この場合、反転入力端子と非反転入力端子の間の電位差は、クランプダイオード79の順方向導通電圧よりも大きくなることはないので、オペアンプ60の入力端子のバイアスは浅く、出力が、ロー信号からハイ信号に反転する際にも、動作速度が遅くならないようになっている。
【0100】
オフ期間の終了について説明すると、PNPトランジスタ71に流れるベース電流は、コンデンサ74に流れ込むため、コンデンサ74が充電され、PNPトランジスタ71のベース端子の電位は次第に上昇し、PNPトランジスタ71のベース・エミッタ間を導通させられなくなると、PNPトランジスタ71は遮断状態に転じる。すると、オペアンプ60の反転入力端子には、抵抗65を介して出力電圧Voutが印加され、ロー信号を出力し、第1の二次側トランジスタ211を第三象限動作させられる状態になる。
【0101】
PNPトランジスタ71が導通している期間、即ち、第1の二次側トランジスタ211が第三象限動作をできない期間(オフ期間)は、オフタイマ回路の抵抗73の抵抗値とコンデンサ74の容量によって自由に設定できる。
【0102】
なお、第1の二次側トランジスタ211が遮断状態にあり、第2の二次側トランジスタ212が第三象限動作をし、第2の二次巻線322に電流が流れる場合、第1の二次側トランジスタ211のソース端子の電位がドレイン端子の電位よりも低くなる。この場合、オペアンプ60はロー信号を出力するから、第1の二次側トランジスタ211は遮断状態を維持し、第1象限動作をすることはない。
【0103】
上記スイッチング電源2の出力電圧Voutの定電圧化動作については説明を省略したが、出力電圧Voutをサンプリングし、フォトカプラ等によって一次側にフィードバックし、第1、第2のトランジスタ111、112の動作を制御しており、負荷変動があった場合も、出力電圧Voutが一定電圧になるようにされている。
【0104】
以上は、プッシュプル型の共振回路を有するスイッチング電源2について説明したが、本発明は、他の形式のスイッチング電源も含まれる。
図4の符号3は、本発明の他の例のスイッチング電源であり、上記スイッチング電源2から、共振回路131、132を除去し、矩形波の電流を流すプッシュプル型のスイッチング電源回路である。
【0105】
このスイッチング電源3でも、二次側整流回路25内の第1、第2の二次側トランジスタ211、212の第三象限動作が重なることはない。
【0106】
また、図5の符号4で、本発明の他の例のスイッチング電源を示す。
このスイッチング電源4は、ハーフブリッジ型であり、二次側の回路(二次巻線321、322、二次側整流回路25、平滑コンデンサ24)は上記スイッチング電源2、3と同じ構成にされ、一次側の回路が、一次巻線34と、二個の一次側トランジスタ1111、1112と、3個のコンデンサ1131、1132、115とを有している。
【0107】
2個の一次側トランジスタ1111、1112と2個のコンデンサ1131、1132とは、それぞれ直列接続されており、その直列接続回路同士は並列接続され、図示しない一次側の整流平滑回路によって電圧が印加されるように構成されている。
【0108】
直列接続された部分の間には、一次巻線34とコンデンサ115の直列接続回路が接続されており、図示しない一次側整流平滑回路によって、一次側トランジスタ1111、1112の直列接続回路、及びコンデンサ1131、1132の直列接続回路に電圧が印加され、高電圧側の一次側トランジスタ1111が導通すると、一次側整流平滑回路から一次巻線34に電流が供給され、コンデンサ115、1132が充電され、低電圧側の一次側トランジスタ1112が導通すると、充電されたコンデンサ115、1132が放電を開始し、一次巻線34に、逆向きに電流を流すように構成されている。
【0109】
従って、一次巻線34に交流電流が流れる結果、第1、第2の二次巻線321、322には交互に電流が流れ、平滑コンデンサ24で平滑された直流電圧が、出力端子28とグラウンド端子29の間に現れる。
【0110】
以上説明したスイッチング電源2、3、4の二次側制御回路25では、第1、第2の二次巻線321、322から電力を得る補助電源回路51(又は52)を有していたが、本発明はそれに限定されるものではない。
【0111】
図6の符号26に示した二次側整流回路は、他の補助電源回路を有する例であり、上記二次側整流回路25と同じ部材には、同じ符号を付して説明を省略する。
【0112】
この二次側整流回路26は、第1の二次側トランジスタ211と、第1の二次側制御回路61と第1の二次巻線321から電力を得る補助電源回路53とを有している。
【0113】
その補助電源回路53は、2個のコンデンサ81、82と、2個のダイオード83、84と、2個の抵抗85、86によって構成されており、補助電源電圧ライン80と補助グラウンドライン89との間に生成した電源電圧Vccを印加し、制御回路61に供給するように構成されている。
【0114】
2個のコンデンサ81、82は直列接続され、補助電源電圧ライン80と補助グラウンドライン89との間に接続されており、ダイオード83のカソード端子は第1の二次巻線321のグラウンド端子側に接続され、アノード端子は、抵抗85を介して、補助グラウンドライン89に接続されている。
【0115】
コンデンサ81、82同士が接続された部分は、第1の二次巻線321の第1ののソース端子側に接続されており、従って、第1の二次巻線321に、第1の二次側トランジスタ211のソース端子に正電圧を印加する極性の電圧が誘起されたときに、第1の二次巻線321のソース端子側からコンデンサ82に電流が流れ、コンデンサ82が充電された後、抵抗85とダイオード83を通って還流するように構成されている。
【0116】
また、ダイオード84のカソード端子は、補助電源電圧ライン80に接続され、アノード端子は、抵抗86を介して、第1の二次巻線321のグラウンド端子29側に接続されており、第1の二次巻線321に、第1の二次側トランジスタ211のソース端子に負電圧を印加する極性の電圧が誘起されたときに、第1の二次巻線321のグラウンド端子29側から抵抗86とダイオード84を通ってコンデンサ81に電流が流れ、コンデンサ81を充電した電流は、2個のコンデンサ81、82の接続部分から、第1の二次巻線321に還流するように構成されている。
【0117】
従って、第1の二次巻線321に生じた交流の誘導起電力により、2個のコンデンサ81、82が交互に充電され、補助電源電圧ライン80の電源電圧Vccは、2個のコンデンサ81、82の電圧を加算した値になる。従って、電源電圧Vccが高くなり、第1の二次側トランジスタ211のゲート端子に、ソース端子よりも高い電圧を印加できるようになっている。
【0118】
次に、上述のような補助電源回路53と第1(又は第2)の二次側制御回路61を有する二次側整流回路26を用いたスイッチング電源の他の例を説明する。
【0119】
図7の符号8は本発明の一例の、フライバック型のスイッチング電源であり、図6に示した回路と同様に、二次側に、第1の二次巻線321と、二次側整流回路26と、平滑コンデンサ24とを有している。
【0120】
一次側には、その二次巻線321と磁気結合した一次巻線34と、該一次巻線34と直列接続された一次側トランジスタ121とを有しており、その一次側トランジスタ121が導通すると、一次巻線34に電流が流れるように構成されている。
【0121】
一次巻線34と第1の二次巻線321との極性は、一次巻線34に電流が流れたときに、二次側整流回路26内の第1の二次側トランジスタ211が遮断し、一次側トランジスタ121が導通から遮断に転じたとき、第1の二次側トランジスタ211の第三象限動作によって、第1の二次巻線321に電流が流れ、平滑コンデンサ24を充電するように構成されている。
【0122】
このようなフライバック型のスイッチング電源8でも、第1の二次側トランジスタ211が強制的に遮断状態にされる結果、第1の二次巻線321に生じたリンギングの影響が無いようになっている。
【0123】
また、図8の符号9は、本発明の一例のフォワード型のスイッチング電源であり、二次側には、第1の二次巻線321と、二次側整流回路26と、平滑コンデンサ24とが設けられている。二次側整流回路26と平滑コンデンサ24との間にはチョークコイル134が挿入されており、チョークコイル134の一端が二次側整流回路26に接続され、他端がコンデンサ24に接続されている。
【0124】
チョークコイル134と二次側整流回路26とが接続された部分には、ダイオード133のカソード端子が接続され、そのアノード端子はグラウンド端子に接続されている。
【0125】
他方、一次側には、第1の二次巻線321と磁気結合した一次巻線34と、スナバ巻線35と、nチャネルMOSトランジスタから成る一次側トランジスタ131と、ダイオード132とを有しており、一次巻線32の一端は一次側トランジスタ131のドレイン端子に接続され、一次巻線32の他端と一次側トランジスタ131のソース端子との間に、図示しない一次側整流平滑回路によって、直流電圧が印加されるように構成されている。
【0126】
このスイッチング電源9では、一次側トランジスタ131が導通し、一次巻線34に電流が流れたときに、制御回路16内の第1の二次側トランジスタ211の第三象限動作によって、第1の二次巻線321に電流が流れるように構成されており、その電流により、チョークコイル134を介してコンデンサ24が充電される。
【0127】
第1の二次巻線321からチョークコイル134に供給される電流が遮断するときには、チョークコイル134に起電力によって、ダイオード133のカソード端子が負電位にされ、チョークコイル134に蓄積されたエネルギーによる電流で、コンデンサ24が充電されるように構成されている。このように、コンデンサ24への充電電流が平均化する結果、出力電圧Voutのリップルが減少するようになっている。
【0128】
ところが、一次巻線34にはリーケージインダクタンス成分があるため、一次側トランジスタ131が遮断する際、ドレイン端子に高電圧が印加されてしまう。
【0129】
このスイッチング電源9では、スナバ巻線35の一端が、一次巻線34の高電圧側に接続され、他端にダイオード132のカソード端子が接続されており、そのダイオード12のアノード端子は一次側トランジスタ131のソース端子に接続されている。
【0130】
スナバ巻線35は、一次巻線34及び第1の二次巻線321と磁気結合されており、一次巻線34のリーケージインダクタンス成分に生じる起電力によっては、スナバ巻線35によって電圧が誘起され、ダイオード132のカソード端子が負電位にされ、一次側トランジスタ131のソース端子側からダイオード132、スナバ巻線35の経路で電流を流し、リーケージインダクタンス成分に蓄積されたエネルギーを一次側整流平滑回路に回生するように構成されている。
【0131】
なお、以上の二次側整流回路25、26は、第1の二次側トランジスタ211にnチャネルMOSトランジスタを用いたが、pチャネルMOSトランジスタを用いることも可能である。その場合、二次巻線に電流を流す際に、pチャネルMOSトランジスタを第三象限動作させる。
【0132】
【発明の効果】
二次側整流回路の損失が小さいので、効率の高いスイッチング電源を得ることができる。
二次側トランジスタの第三象限動作を強制的に終了させられるので、2個の二次側トランジスタの導通期間が重なることはない。
また、二次側トランジスタの遮断状態を維持できる期間を設定できるので、二次巻線にリンギングが生じても、二次側トランジスタが導通することはない。
二次側制御回路内のオペアンプが高速に動作できるので、スイッチング周波数を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスイッチング電源の電流共振型のものの一例を示すブロック図
【図2】その内部回路図
【図3】そのスイッチング電源の動作を説明するためのタイミングチャート
【図4】本発明のスイッチング電源のプッシュプル型のものの一例を示すブロック図
【図5】本発明のスイッチング電源のハーフブリッジ型のものの一例を示すブロック図
【図6】補助電源回路の例を説明するための回路図
【図7】その補助電源回路を有する本発明のスイッチング電源のフライバック型のものの一例を示すブロック図
【図8】その補助電源回路を有する本発明のスイッチング電源のフォワード型のものの一例を示すブロック図
【図9】第三象限動作を説明するためのMOSトランジスタの断面構造図
【図10】第三象限動作を説明するためのMOSトランジスタの特性図
【図11】(a)、(b):従来技術のスイッチング電源の動作を説明するためのブロック図
【図12】(a)、(b):そのスイッチング電源に流れる電流波形を説明するためのグラフ
【符号の説明】
2、3、4、8、9……スイッチング電源
1、52、53……補助電源回路
111、112、1111、1112、121、131……一次側トランジスタ
211、212……二次側トランジスタ
25、26……二次側整流回路
311、312、34……一次巻線
321、322……二次巻線
60……オペアンプ
79……クランプダイオード

Claims (10)

  1. 一次巻線にスイッチング電流を流す一次側トランジスタと、
    前記一次巻線と磁気結合され、前記スイッチング電流によって電圧が誘起される二次巻線と、
    前記二次巻線に誘起される電圧を整流する二次側整流回路とを有し、
    二次側に設けられた出力端子から直流電圧を出力するスイッチング電源であって、
    前記二次側整流回路は、MOSトランジスタで構成された二次側トランジスタと、前記二次側トランジスタのゲート端子の電圧を制御する二次側制御回路とを有し、
    前記二次側制御回路にはオンタイマ回路が設けられ、
    前記二次側制御回路は、前記二次巻線に誘起された電圧と同期して前記二次側トランジスタのゲート端子に電圧を印加し、前記二次側トランジスタに第三象限動作をさせ、前記二次巻線に誘起された電圧を整流すると共に、前記二次側トランジスタの第三象限動作は、前記オンタイマ回路の設定期間の経過後に強制的に終了させられるように構成されたことを特徴とするスイッチング電源。
  2. 前記二次側トランジスタはnチャネルMOSトランジスタで構成され、
    前記二次側整流回路は、前記二次側トランジスタのソース端子の電圧がドレイン端子の電圧よりも高くなったことを検出すると、前記二次側トランジスタを導通させる請求項1記載のスイッチング電源。
  3. 前記二次側制御回路はオペアンプを有し、
    前記オペアンプが前記二次巻線に誘起された電圧の極性を判別して前記二次側トランジスタのゲート端子に電圧を印加し、前記二次側トランジスタに第三象限動作を開始させるように構成された請求項1記載のスイッチング電源であって、
    前記オペアンプの反転入力端子と非反転入力端子の間はクランプダイオードが挿入され、
    前記オペアンプに前記二次側トランジスタを遮断させる信号が入力されたときに、前記クランプダイオードが導通するように構成されたことを特徴とするスイッチング電源。
  4. 前記二次側制御回路にはオフタイマ回路が設けられ、前記二次側トランジスタは、前記第三象限動作の終了後、前記オフタイマ回路の設定期間強制的に遮断状態に置かれるように構成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載のスイッチング電源。
  5. 前記二次側制御回路は補助電源回路を有し、前記補助電源回路は前記二次巻線から電力を得て前記二次側制御回路に供給し、前記二次側トランジスタを動作させるように構成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載のスイッチング電源。
  6. 前記二次側トランジスタはnチャネルMOSトランジスタで構成され、
    前記補助電源回路によって、前記出力端子が出力する電圧よりも高い電圧を、前記二次側トランジスタのゲート端子に印加できるように構成されたことを特徴とする請求項5記載のスイッチング電源。
  7. 一次巻線に流れるスイッチング電流によって誘起される二次巻線の電圧整流方法であって、
    前記二次巻線に、MOSトランジスタで構成された二次側トランジスタを接続し、
    前記二次巻線に誘起される電圧と同期して前記二次側トランジスタのゲート端子の電圧を制御し、前記二次側トランジスタに第三象限動作をさせ、前記二次巻線に誘起された電圧を整流し、
    前記第三象限動作は、オンタイマ回路の設定期間が経過した後、強制的に終了させることを特徴とする二次巻線の電圧整流方法。
  8. 前記二次側トランジスタをnチャネルMOSトランジスタで構成し、
    前記二次側トランジスタのソース端子の電圧がドレイン端子の電圧よりも高くなったことを検出したときに、前記二次側トランジスタを導通させる請求項7記載の二次巻線の電圧整流方法。
  9. 前記第三象限動作の終了後、前記二次側トランジスタを、オフタイマ回路の設定期間強制的に遮断状態に置くことを特徴とする請求項7又は請求項8のいずれか1項記載の二次巻線の電圧整流方法。
  10. 前記二次側トランジスタのゲート端子に印加する電圧を前記二次巻線に誘導された電圧から生成することを特徴とする請求項7乃至請求項9のいずれか1項記載の二次巻線の電圧整流方法。
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