JP3670182B2 - 打ち込み機 - Google Patents

打ち込み機 Download PDF

Info

Publication number
JP3670182B2
JP3670182B2 JP36786599A JP36786599A JP3670182B2 JP 3670182 B2 JP3670182 B2 JP 3670182B2 JP 36786599 A JP36786599 A JP 36786599A JP 36786599 A JP36786599 A JP 36786599A JP 3670182 B2 JP3670182 B2 JP 3670182B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trigger
mode
contact arm
support shaft
driving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP36786599A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001179656A (ja
Inventor
兼司 向山
信幸 角田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Makita Corp
Original Assignee
Makita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Makita Corp filed Critical Makita Corp
Priority to JP36786599A priority Critical patent/JP3670182B2/ja
Priority to US09/742,187 priority patent/US6675999B2/en
Publication of JP2001179656A publication Critical patent/JP2001179656A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3670182B2 publication Critical patent/JP3670182B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば釘打ち機、ねじ打ち機或いはタッカー等の打ち込み機に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば打ち込み機の一種であるエア駆動式の釘打ち機は、圧縮空気を駆動源として上下動する打撃ピストンを内蔵した打ち込み機本体を備えており、トリガを引き操作すると打撃ピストンが下動してドライバガイドの先端から打ち込み具(釘)が1本づつ打ち出される構成となっている。
従来より、この種の打ち込み機には、不用意な打ち込み動作(誤作動)を防止するため、ドライバガイドの先端には誤作動防止用のコンタクトアームが上下動可能に設けられており、このコンタクトアームを打ち込み材に押し付けて相対的に上動させた時にのみ、トリガの引き操作が有効になるよう構成されている。トリガが有効に引き操作されるとトリガバルブがオンして打ち込み機本体の給排気状態が切り替わり、これにより打ち込み機本体の打撃ピストンが下動して、該打ち込み機本体の下部に設けたドライバガイドの先端から打ち込み具が打ち出される。
【0003】
又、従来より上記コンタクトアームを備えた打ち込み機において、さらに確実に誤作動を防止するため、トリガの引き操作又はコンタクトアームの上動操作の何れを先行させてもトリガの引き操作が有効になる「連発モード」と、コンタクトアームを先に上動操作した状態でトリガの引き操作を行った場合にのみトリガの引き操作が有効になり、逆の操作を行った場合にはトリガの引き操作が無効になり従って打ち込み具が打ち出されない「シーケンシャルモード」とを作業形態に合わせて任意に切り換え可能とした打ち込み機が提供されていた(例えば、特開平10−264052号公報)。
上記構成によれば連発モードを選択することにより打ち込み作業の効率化を図ることができる一方、シーケンシャルモードを選択することにより打ち込み時の反動による二重打ちを防止することができる。
又、例えば当該打ち込み機を持ち運ぶ場合(打ち込み作業時以外)等における打ち込み機本体の誤作動を確実に防止するため、トリガを引き操作不能にロックするトリガロック機構(停止モード)を備えたものが提供されている。このトリガロック機構によれば、トリガに指を添えて持ち運ぶ場合にコンタクトアームが他部位に干渉して移動しても打ち込み機本体の作動を確実に防止することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の打ち込み機によれば、トリガロック機構の切り換え操作部材は、連発モードとシーケンシャルモードを切り換える操作部材とは別に設けられていたため、これら種々モードの切り換え操作が面倒であり、この点で使い勝手がよくなかった。
そこで、本発明は、面倒な操作をすることなく連発モード又はシーケンシャルモード又は停止モードの切り換えをすることができ、この点で使い勝手のよい打ち込み機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明は前記請求項に記載した構成の打ち込み機とした。
請求項1記載の打ち込み機によれば、単一の操作部材としてのトリガの支軸を回転操作して該トリガの回動中心(偏心軸部)を変位させることにより、打ち込み機の操作形態を連発モード又はシーケンシャルモード又は停止モードに切り換えることができるので、従来別々の操作部材を操作する場合に比して操作が面倒ではなく、この点で打ち込み機の使い勝手をよくすることができる。
請求項記載の打ち込み機によれば、停止モードでは、トリガが打ち込み機本体に干渉することにより該トリガの引き操作が禁止される構成であり、簡単な構成で且つ簡単な操作で確実なトリガロック状態を得ることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を図1〜図15に基づいて説明する。図1は、打ち込み機の一例としての釘打ち機1を示している。この釘打ち機1は、釘打ち機本体2と、該釘打ち機本体2の側部から側方へ突き出すように設けたハンドル部3を備えている。又、釘打ち機本体2の下面には、釘を打ち出すための釘打ち出し部4が設けられている。この釘打ち出し部4と前記ハンドル部3との間には多数の釘を装填するための釘マガジン5が装備されている。
釘打ち機本体2には、圧縮空気により往復動するピストン(図示省略)が内装されており、該ピストンには釘打撃用のドライバが取り付けられている。このドライバは、上記釘打ち出し部4のドライバガイド6の内周側を経て図示上下方向(釘打ち込み方向)に往復動可能に案内されている。
【0007】
ドライバガイド6にはコンタクトアーム7が上下動可能に取り付けられている。このコンタクトアーム7は、ドライバガイド6の下端側に位置するコンタクト部7aと、該コンタクト部7aからドライバガイド6に沿って延びる延長部7bと、該延長部7bの上端に設けた作用部7cを有している。この作用部7cは、釘打ち機本体2に取り付けた支持ブラケット9に上下に移動可能に支持されており、その先端(上端)は、ハンドル部3の基部に取り付けたトリガバルブ40の近傍に至っている。
この作用部7cと延長部7bとの間には、打ち込み深さ調整装置8が介在されている。この打ち込み深さ調整装置8を操作することにより延長部7bに対する作用部7cの位置を変更することができ、これにより釘の打ち込み深さを調整することができる。
【0008】
コンタクトアーム7は圧縮ばねにより下動側に付勢されているため、上動操作しない状態では下動端側に位置している。コンタクトアーム7が下動端側に位置する状態では、コンタクト部7aがドライバガイド6の下端からさらに一定寸法突き出した状態となる。図1はこの状態を示している。コンタクト部7aがドライバガイド6の下端から突き出した寸法が、該コンタクト部7aひいてはコンタクトアーム7の上動可能な寸法となっている。
【0009】
コンタクト部7aを釘打ち込み材(図示省略)にあてがって当該釘打ち機1を釘打ち込み方向(図1において下方)に押し付けることにより、コンタクトアーム7を圧縮ばねに抗して相対的に上動させることができる。コンタクトアーム7が上動すると、その作用部7cが一体で上方へ変位する。作用部7cが上方へ変位することは、トリガバルブ40がオンして釘打ち機本体2において釘打ち動作がなされるための一つの条件となっている。釘打ち動作をするためのもう一つの条件は、トリガ30が有効に引き操作されることである。
【0010】
トリガ30は、釘打ち機本体2の側部に設けた二股の支持壁部2a,2bに支軸35を介して上下に回動可能に支持されている。トリガ30の支持状態が図2及び図3に示されている。図示するように、上記支軸35は、大径部35aと小径部35bを有している。小径部35bは大径部35aに対して偏心している。図3中、大径部35aの回転軸線が符号C1で示され、小径部35bの回転軸線が符号C2で示されている。回転軸線C1と回転軸線C2の間隔が、大径部35aに対する小径部35bの偏心距離Lとなる。本実施形態において上記小径部35bが請求項1に記載した偏心軸部に相当する。
図3に示すように支軸35の大径部35aは、一方(図示左側)の二股壁部2aに形成した支持孔2cに回転可能に支持されている。小径部35bの先端側は、他方(図示右側)の二股壁部2bに回転可能に取り付けた支持キャップ36に軸方向移動不能に支持されている。これにより、小径部35bは、両二股壁部2a,2b間に掛け渡し状に支持されている。
この小径部35bにトリガ30が回動可能に支持されている。従って、トリガ30の回動中心は、回転軸線C2となっている。
【0011】
又、大径部35aの端面には、回動操作用のつまみ37が取り付けられている。このつまみ37と、上記一方の二股壁部2aとの間には、鋼球38が挟み込まれている。この鋼球38は圧縮ばね39により、二股壁部2aに設けた半球形状のロック孔2d(又は2e、又は2f)に押し付けられている。このロック孔2d,2e,2fは、回転軸線C1を中心とする円周上の3箇所に形成されている。第1ロック孔2dと第2ロック孔2eとの間、第2ロック孔2eと第3ロック孔2fとの間はそれぞれ相互に90゜の間隔に設定されている。
つまみ37を回動操作すると、鋼球38が圧縮ばね39により第1ロック孔2d(又は第2ロック孔2e、又は第3ロック孔2f)にはまり込み、これにより支軸35が回転軸線C1回りの3箇所にロックされる。
【0012】
支軸35が回動すると、小径部35bが回転軸線C1を中心とし、かつ前記偏心距離Lを半径とする円周上を移動する。鋼球38が第1ロック孔2dにロックされると、支軸35の小径部35bは図2において大径部35aの回動軸線C1よりも上側に位置する。以下、この切り換え状態を「連発モード」と言う。
又、支軸35を上記連発モードから図2において反時計回りに180゜回動操作して第2ロック孔2eに鋼球38がロックされた状態とすると、支軸35の小径部35bは図2において回動軸線C1よりも下側に位置する。以下、この切り換え状態を「シーケンシャルモード」と言う。
【0013】
このシーケンシャルモードから支軸35をさらに反時計回り方向に90゜だけ回動操作して第3ロック孔2fに鋼球38がロックされた状態とすると、支軸35の小径部35bは図2において回動軸線C1の右側(トリガバルブ40側)に位置する。以下、この切り換え状態を「停止モード」と言う。
図2では、支軸35を連発モードに切り換えた時の小径部35bに「R」の添え字を付し、シーケンシャルモードに切り換えた時の小径部35bに「S」の添え字を付し、停止モードに切り換えた時の小径部35bに「T」の添え字を付して、それぞれ区別した。図2において、連発モード時の小径部35bRとシーケンシャルモード時の小径部35bSが二点鎖線で示されている。
【0014】
次に、トリガ30の上部には、ストッパ突起30aが後方(図2において右方)へ張り出し状に設けられている。このストッパ突起30aは、上記支軸35を停止モードに切り換えた状態では、前記二股壁部2a,2bの基部に張り出し形成したストッパ壁2gの下側に位置する。このため、トリガ30を引き操作しようとすると、ストッパ突起30aがストッパ壁2gに干渉するため当該トリガ30の引き操作が禁止される。
これに対して、支軸35を連発モードに切り換えた状態では、ストッパ突起30aがストッパ壁2gの上側に位置し、又シーケンシャルモードに切り換えた状態では、ストッパ突起30aがストッパ壁2gの下方であって十分に離れた位置に位置する。このため、トリガ30の引き操作時において、ストッパ突起30aがストッパ壁2gに干渉することはなく、従ってトリガ30の引き操作が許容される。
【0015】
このように、支軸35を連発モード又はシーケンシャルモードに切り換えた状態では、トリガ30の回動操作が許容され、停止モードに切り換えた状態では、トリガ30の引き操作が禁止されるのであり、このような機能を満たすように支軸35の位置及び大径部35aと小径部35bの偏心距離Lが設定され、又ストッパ突起30a及びストッパ壁2gの位置及び形状等が設定されている。
又、トリガ30の背面側にはアイドラ31が取り付けられている。このアイドラ31は、トリガ30の下部寄りに取り付けた支軸31aを介して上下に回動可能に設けられている。又、このアイドラ31は支軸31aから上方に延びて上記支軸35の近傍にまで至っている。
【0016】
上記のように構成したトリガ30の後方であって、ハンドル部3の基部にトリガバルブ40が取り付けられている。このトリガバルブ40は従来構成と同様であり、本発明の実施にあたって特に変更を要しない。このトリガバルブ40は、バルブステム41を有している(図1及び図4以降参照)。このバルブステム41が一定寸法押し込まれると、トリガバルブ40がオンする。トリガバルブ40がオンすると、前記打撃ピストンの上側エア室に圧縮空気が供給されて該打撃ピストンが下動し、これにより1本の釘がドライバによって打ち出される。アイドラ31とトリガバルブ40との間には圧縮ばね42が介装されているため、アイドラ31はバルブステム41から離間する方向に付勢されている。
【0017】
又、これによりトリガ30が反引き操作方向(原位置側、図において時計回り方向)に付勢されており、この付勢力に抗して当該トリガ30が引き操作される。トリガ30は引き操作しない状態では、その前部に設けたストッパ部30bが上記支持ブラケット9に当接することにより原位置に保持される。図1、図4、図5、図9、図10、図14及び図15は、トリガ30が原位置に位置する状態を示している。
【0018】
次に、支軸35のモード位置の相違、及びコンタクトアーム7の上動操作又はトリガ30の引き操作の何れを先に行うかといった操作形態の相違によるトリガバルブ40の有効、無効について説明する。
図4は、支軸35を連発モードに位置させた状態(小径部35bRが大径部35aの回転軸線C1よりも上側に位置する状態)における非操作状態を示している。この非操作状態から図5に示すように、コンタクトアーム7を上動操作すると、その作用部7cによってアイドラ31の上部が押されることにより該アイドラ31が圧縮ばね42に抗してトリガバルブ40側に回動し、これによりバルブステム41が僅かに押し込まれる。しかしながら、この段階ではバルブステム41の押し込み量が不十分であるために、トリガバルブ40はオンしない。
【0019】
次に、図6に示すようにコンタクトアーム7の上動操作をした後、トリガ30の引き操作(図において反時計回りの回動操作、以下同じ)をすると、アイドラ31の支軸31aがトリガバルブ40側に移動するので、該アイドラ31が全体としてトリガバルブ40側に大きく変位し、これによりバルブステム41がさらに押し込まれてトリガバルブ40がオンする。トリガバルブ40がオンすると、釘打ち動作がなされる。
又、図4に示すように連発モードにおける非操作状態では、トリガ30のストッパ突起30aが、釘打ち機本体2側のストッパ壁2gの上側に位置する。このため、トリガ30の引き操作にあたってストッパ突起30aがストッパ壁2gに干渉することはなく、従って該トリガ30の引き操作が許容される。
【0020】
上記とは逆に、図7に示すように先ずトリガ30を引き操作すると、アイドラ31の支軸31aがトリガバルブ40側に変位する。しかしながら、アイドラ31の移動量が小さいため、バルブステム41は殆ど移動せず、従ってトリガバルブ40はオンしない。そこで、図8に示すようにさらにコンタクトアーム7を上動操作することによりアイドラ31の上部が圧縮ばね42に抗してトリガバルブ40側に押される。これにより、バルブステム41が十分な量だけ押し込まれてトリガバルブ40がオンし、従って釘打ち動作がなされる。この場合も、トリガ30のストッパ突起30aが本体2側のストッパ壁2gに干渉することはなく、該トリガ30の引き操作が許容される。
このように、支軸35を連発モードに位置させた状態で、先ずコンタクトアーム7を上動操作し、次にトリガ30を引き操作すること(第1操作形態)により釘打ちを行うことができ、逆に、先ずトリガ30を引き操作し、次にコンタクトアーム7を上動操作すること(第2操作形態)によっても釘打ちを行うことができる。
【0021】
次に、支軸35を、上記連発モードから図示反時計回りに180゜回転操作してシーケンシャルモードに切り換えた場合について説明する。この場合、支軸35の小径部35bSは大径部35aの回転軸線C1よりも下側に位置するため、トリガ30の回動支点(小径部35bS)は上記連発モードの場合に比して寸法2Lだけ下側に変位しており、従ってアイドラ31も連発モードの場合に比して全体として下側に寸法2Lだけ変位している。
図9は、コンタクトアーム7の上動操作及びトリガ30の引き操作の何れも行っていない非操作状態を示している。このシーケンシャルモードにおける非操作状態から、先ず図10に示すようにコンタクトアーム7を上動操作すると、連発モードの場合と同様、その作用部7cによりアイドラ31の上部がトリガバルブ40側に押される。この場合も、バルブステム41が僅かに押し込まれるが、その量が不十分であるため、トリガバルブ40はオンしない。
コンタクトアーム7を上動操作した後、トリガ30を引き操作する(第1操作形態)と、図11に示すようにアイドラ31が全体としてトリガバルブ40側に変位し、これによりバルブステム41が十分な量だけ押し込まれ、従ってトリガバルブ40がオンして釘打ちがなされる。
【0022】
次に、同じくシーケンシャルモードにおいて、図9に示す非操作状態から、図12に示すように先ずトリガ30を引き操作すると、アイドラ31の支軸31a側(図示下端側)がその先端側(図示上端側)よりも大きくトリガバルブ40側に移動するので、結果的にアイドラ31の先端部がコンタクトアーム7の作用部7cの移動経路よりも下側に退去する。この段階では、バルブステム41は押し込まれていない。上記のようにトリガバルブ30を引き操作した後、図13に示すようにコンタクトアーム7を上動操作すると、その作用部7cがアイドラ31に突き当てられることなく通過し、従ってアイドラ31はトリガバルブ40側に回動されない。
【0023】
このように、シーケンシャルモードにおいて、トリガ30を引き操作した後、コンタクトアーム7を上動操作する(第2操作形態)と、アイドラ31によりバルブステム41が押し込まれないのでトリガバルブ40はオンせず、従って釘打ち動作はなされない。すなわち、トリガ30を引き操作してもトリガバルブ40はオンしないので、該トリガ30の引き操作は無効となる。
又、支軸35をシーケンシャルモードに切り換えると、トリガ30のストッパ突起30aがストッパ壁2gの下方へ十分離れた位置に移動するので、トリガ30の引き操作にあたってストッパ突起30aがストッパ壁2gに干渉することはなく、従って当該トリガ30の引き操作が許容される。
【0024】
次に、支軸35を上記シーケンシャルモードから図示反時計回りにさらに90゜回転操作して、停止モードに切り換えた場合について説明する。この停止モードの場合には、図2に示すように小径部35bTが、図示高さ方向については連発モードとシーケンシャルモードの中間に位置し、図示左右方向については連発モード及びシーケンシャルモードよりも寸法Lだけトリガバルブ40側に変位し、その結果図14に示すように非操作状態においてストッパ突起30aがストッパ壁2gに対して下側から当接した状態となって、トリガ30を引き操作できない状態となる。
【0025】
このようにトリガ30を引き操作できない状態において、図15に示すようにコンタクトアーム7を上動操作しても、その作用部7cによりアイドラ31がトリガバルブ40側に押されてバルブステム41が僅かに押し込まれるが、その量が不十分であるためトリガバルブ40はオンせず、従って釘打ち動作はなされない。
【0026】
以上説明した本実施形態の釘打ち機1によれば、つまみ37を把持して支軸35(単一の操作部材)を回動操作することにより、操作形態を連発モード又はシーケンシャルモード又は停止モードに切り換えることができるので、従来よりも操作が面倒でなく、この点で当該打ち込み機1の使い勝手をよくすることができる。
なお、操作形態を連発モードにすると、コンタクトアーム7の上動操作とトリガ30の引き操作の何れを先に行ってもトリガバルブ40がオンして、釘打ち動作がなされる。又、シーケンシャルモードに切り換えると、コンタクトアーム7の上動操作を行った状態でトリガ30の引き操作をした場合にのみ釘打ち動作がなされ、逆の場合にはトリガ30の引き操作が無効となってトリガバルブ40がオンせず、従って釘打ち動作がなされない。このシーケンシャルモードによれば、トリガ30を引き操作した状態のまま、再度コンタクトアーム7の上動操作を行っても釘打ち動作がなされないので、釘の二重打ちを確実に防止できる。
【0027】
さらに、支軸35を停止モードに切り換えると、トリガ30の引き操作が禁止される。このため、この停止モードでコンタクトアーム7を上動操作しても、トリガバルブ40がオンしないので、当該釘打ち機1の誤操作を確実に防止することができる。この停止モードによれば、例えば当該釘打ち機1を持ち運ぶ場合に、コンタクトアーム7が他部位に当接する等して上動した場合であっても釘打ち動作がなされないので、不用意な釘の打ち出しが確実に防止される。
【0028】
以上説明した実施形態には、種々変更を加えることができる。例えば本発明は、例示した釘打ち機1に限らず、例えばタッカーやねじ打ち込み機等のその他の打ち込み機であって、操作形態(連発モード又はシーケンシャルモード又は停止モード)を切り換えるタイプの打ち込み機に広く適用することができる。
【0029】
また、請求項記載の発明には含まれないがこれに関連する技術として、例えば、前記例示した作用部7cを図において上下3段に平行移動可能に設けて、該作用部7cを単一の操作部材とすることもできる。この場合、作用部7cを、上段位置(停止モード位置)に移動させると、コンタクトアーム7の上動操作とトリガ30の引き操作の先後に関係なく、該作用部7cがアイドラ31の先端部に干渉せず、従って、コンタクトアーム7を上動操作し、かつトリガ30を引き操作してもトリガバルブ40がオンしない状態(停止モード)とすることができる。
又、この関連技術の場合、作用部7cを中段位置(シーケンシャルモード位置)に移動させると、コンタクトアーム7を先に上動操作した場合にのみアイドラ31が作用部7cによって押され、従って次にトリガ30を引き操作するとトリガバルブ40がオンするシーケンシャルモードとすることができる。
さらに、この関連技術の場合、作用部7cを下段位置(連発モード位置)に移動させると、コンタクトアーム7の上動操作又はトリガ30の引き操作の何れを先行させても、コンタクトアーム7を上動操作すればアイドラ31が作用部7cによって押され、従ってトリガバルブ40がオンする連発モードとすることができる。
又、別の関連技術として上記作用部7cを回転操作することにより上中下3段に平行移動する構成としても前記例示した請求項記載の発明と同様の作用効果を得ることができる。
又、さらに別の関連技術としてアイドラ41の回動支点を上下に3位置に切り換えて、作用部7cに対する位置を3段階に切り換えることにより、連発モード又はシーケンシャルモード又は停止モードを切り換えることができる。
又、アイドラ41の長さ(その先端部の高さ)を2段階に切り換え可能な構成しても、前記例示した請求項記載の発明の作用効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態を示す図であり、釘打ち機全体の側面図である。
【図2】 トリガ及びアイドラの側面図である。
【図3】 図2の(3)−(3)線断面矢視図である。
【図4】 連発モード時におけるコンタクトアームとトリガの操作状態を示す側面図である。本図は、コンタクトアームの上動操作、トリガの引き操作のいずれもなされていない非操作状態を示している。
【図5】 連発モード時におけるコンタクトアームとトリガの操作状態を示す側面図である。本図は、コンタクトアームの上動操作のみを行った状態を示している。
【図6】 連発モード時におけるコンタクトアームとトリガの操作状態を示す側面図である。本図は、コンタクトアームの上動操作をした後、トリガの引き操作を行った状態(第1操作形態)であって、トリガバルブがオンした状態を示している。
【図7】 連発モード時におけるコンタクトアームとトリガの操作状態を示す側面図である。本図は、トリガの引き操作のみを行った状態を示している。
【図8】 連発モード時におけるコンタクトアームとトリガの操作状態を示す側面図である。本図は、トリガの引き操作を行った後、コンタクトアームの上動操作を行った状態(第2操作形態)であって、トリガバルブがオンした状態を示している。
【図9】 シーケンシャルモード時におけるコンタクトアームとトリガの操作状態を示す側面図である。本図は、コンタクトアームの上動操作、トリガの引き操作の何れもなされていない非操作状態を示している。
【図10】 シーケンシャルモード時におけるコンタクトアームとトリガの操作状態を示す側面図である。本図は、コンタクトアームの上動操作のみを行った状態を示している。
【図11】 シーケンシャルモード時におけるコンタクトアームとトリガの操作状態を示す側面図である。本図は、コンタクトアームの上動操作をした後、トリガを引き操作した状態(第1操作形態)であって、トリガバルブがオンした状態を示している。
【図12】 シーケンシャルモード時におけるコンタクトアームとトリガの操作状態を示す側面図である。本図は、トリガの引き操作のみを行った状態を示している。
【図13】 シーケンシャルモード時におけるコンタクトアームとトリガの操作状態を示す側面図である。本図は、トリガの引き操作を行った後、コンタクトアームの上動操作を行った状態(第2操作形態)であって、トリガの引き操作が無効となった状態を示している。
【図14】 停止モード時におけるコンタクトアームとトリガの操作状態を示す側面図である。本図は、トリガの引き操作が禁止された状態でコンタクトアームを引き操作していない状態を示している。
【図15】 停止モード時におけるコンタクトアームとトリガの操作状態を示す側面図である。本図は、トリガの引き操作が禁止された状態でコンタクトアームを引き操作した状態であって、トリガバルブをオンさせることができない状態を示している。
【符号の説明】
1…釘打ち機(打ち込み機)
2…釘打ち機本体
7…コンタクトアーム、7c…作用部
30…トリガ、30a…ストッパ突起
31…アイドラ
35…支軸、35a…大径部、35b…小径部(偏心軸部)
35bR…連発モード時の小径部
35bS…シーケンシャルモード時の小径部
35bT…停止モード時の小径部
40…トリガバルブ
41…バルブステム
C1…大径部35aの回転軸線
C2…小径部35bの回転軸線

Claims (2)

  1. コンタクトアームを上動操作し、且つトリガを引き操作すると、打ち込み機本体が作動して打ち込み具が打ち出される打ち込み機であって、
    連発モード位置とシーケンシャルモード位置と停止モード位置に切り換え操作可能な単一の操作部材として前記トリガを打ち込み機本体に回動支持する支軸を備え、
    該支軸は、相互に偏心する二つの回転軸線C1,C2を備え、該回転軸線C1を中心にして前記打ち込み機本体に回動可能に支持され、前記トリガは、前記回転軸線C2を中心軸線として前記支軸に設けた偏心軸部に回動可能に支持され、
    該支軸の前記各モード位置への回動操作による前記偏心軸部変位により前記トリガの回動中心変位させて、前記打ち込み機本体の操作形態を
    前記トリガの引き操作状態における前記コンタクトアームの上動操作が有効になる連発モード
    又は前記トリガの引き操作状態における前記コンタクトアームの上動操作が無効になるシーケンシャルモード、
    又は前記トリガの引き操作が禁止される停止モードに切り換える構成とした打ち込み機。
  2. 請求項1記載の打ち込み機であって、支軸を停止モード位置に回動させると、トリガが打ち込み機本体に干渉して該トリガの引き操作が禁止される構成とした打ち込み機。
JP36786599A 1999-12-24 1999-12-24 打ち込み機 Expired - Fee Related JP3670182B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36786599A JP3670182B2 (ja) 1999-12-24 1999-12-24 打ち込み機
US09/742,187 US6675999B2 (en) 1999-12-24 2000-12-22 Fastener driving tools having improved drive mode change devices

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36786599A JP3670182B2 (ja) 1999-12-24 1999-12-24 打ち込み機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001179656A JP2001179656A (ja) 2001-07-03
JP3670182B2 true JP3670182B2 (ja) 2005-07-13

Family

ID=18490402

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36786599A Expired - Fee Related JP3670182B2 (ja) 1999-12-24 1999-12-24 打ち込み機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3670182B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5073380B2 (ja) * 2007-06-28 2012-11-14 株式会社マキタ 電動打ち込み工具
JP5133000B2 (ja) 2007-06-28 2013-01-30 株式会社マキタ 電動打ち込み工具
JP5299755B2 (ja) * 2008-09-04 2013-09-25 日立工機株式会社 打込機
JP5589804B2 (ja) * 2010-11-30 2014-09-17 日立工機株式会社 打込機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001179656A (ja) 2001-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DK1666210T3 (en) STITCHES MACHINE
US7191927B2 (en) Fastener-driving tool having trigger control mechanism for alternatively permitting bump firing and sequential firing modes of operation
US20100236801A1 (en) Impact tool
JPH07237148A (ja) 釘打機の起動装置
JP2018144122A (ja) 打ち込み工具
JP3670182B2 (ja) 打ち込み機
JP5465405B2 (ja) 卓上切断機
JP4964624B2 (ja) 打ち込み機
JP5855518B2 (ja) 打ち込み工具
JP2001179655A (ja) 打ち込み機
JPH0647665Y2 (ja) 釘打機の安全装置
JP3268136B2 (ja) エア釘打機の動作切換え装置
JP4869872B2 (ja) 打ち込み機の打ち込み深さ調整装置
JP4461638B2 (ja) タッカーにおける空打ち防止機構
JPH0639902Y2 (ja) 釘打ち機の動作モード切換装置
JP2005007546A (ja) 打込機の空打ち防止装置
JP5259498B2 (ja) 打ち込み工具
JP6665945B2 (ja) 動力工具
JP4448337B2 (ja) 打撃工具
JP3620180B2 (ja) 釘打機のトリガロック機構
JPS6131825Y2 (ja)
JPS6237659Y2 (ja)
JPH09109058A (ja) 打込み工具の動作切換え機構
JP3344457B2 (ja) 釘打機における連続打ちと単発打ちの切換え機構
JPH0647666Y2 (ja) 釘打機の起動安全装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040610

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040713

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040908

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041224

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20050112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050315

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050413

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090422

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090422

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090422

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100422

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100422

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110422

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110422

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120422

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120422

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130422

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130422

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees