JP3622205B2 - 画像音声出力装置およびカーナビゲーションシステム - Google Patents

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Description

[技術分野]
本発明は、テレビ、ビデオあるいはカーナビゲーションなどの映像および音声情報を出力することができる画像音声出力装置およびカーナビゲーションシステムに関するものである。
[背景技術]
テレビ受像機などの画像および音声を出力可能な画像音声出力装置は、パーソナルコンピュータ(パソコン)の端末、ゲーム用などのコンピュータの端末など多種多様な用途に用いられている。また、画像情報を出力するディスプレイも、従来のブラウン管から液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイなどの平らでコンパクトなものを使用できるようになっており、用途はさらに広がっている。LCDなどのコンパクトなディスプレイを備えた画像音声出力装置は、車に搭載した使用するカー用品としての用途も見いだされている。その一つの用途は、車搭載用のテレビ受信機であり、車と共に移動してサービスエリアやキャンプ地などにおいても手軽にテレビ放送を楽しめるようになっている。また、ドライバーに対し、GPS(Global Positioning System)データを用いて車両の現在位置や行き先を指示・表示するカーナビゲーションシステムの端末としても用いられている。さらに、エアコンやその他のシステムの操作用のGUI(グラフィカルユーザーインタフェース)端末としても用いられている。
このように、画像音声出力装置は、視覚と聴覚によってユーザーに対し情報を提供する端末として、また、情報を入力する端末としての機能を備えているので、上記に限らず、今後も多種多様な目的で使用されると考えられる。しかしながら、それぞれの用途に対応して複数の画像音声出力装置を用意するのは不便である。例えば、車内などの狭い空間に、テレビ用の画像音声出力装置と、カーナビゲーション用の画像音声出力装置、さらには、ビデオ用の画像音声出力装置を設けたのではスペースを無駄に使うことになり、また、配線や電源などの諸設備も複数必要になるなどの問題がある。そこで、例えば、テレビ用の画像音声情報とカーナビゲーション用の画像音声情報を入力可能な画像音声出力装置を用意し、入力系統を切り替えて表示することが考えられている。
このような画像情報および音声情報の入力系統を切り替えて表示できるようにすることにより、1台の画像音声出力装置で複数の入力系統からの画像および音声を出力することができる。従って、車両用としても1台の画像音声出力装置をテレビ受信機およびカーナビゲーションの端末として兼用することができる。しかしながら、入力系統を切り替えて出力するので、カーナビゲーションの端末として行き先や現在地などの設定を行っているときはテレビ放送を見ることができない。また、逆に、テレビ放送を見ている間にカーナビゲーション用データ等に変更が発生した場合にはその内容を知ることができない。このように、入力系統を切り替えて表示する装置は、1台のディスプレイで複数の入力系統からの出力を表示できるので省スペースでハードウェアも少なく、全体として安価にシステムを構築できるというメリットを備えているが、複数の入力系統からの情報を同時に出力することができない。従って、この面では、個々の系統毎に複数の画像音声出力装置を用意しておく方が望ましい。しかしながら、複数の装置を設けると、上述したようにスペース的な問題や、ハードウェアおよびコスト的な問題が生ずる。
そこで、本発明においては、1台のディスプレイで複数の入力系統からの情報をユーザーに対して提供することができる画像音声出力装置を提供することを目的としている。さらに、画像音声出力装置がどのようなモードにあっても、複数の系統のうちの特定の系統の情報をリアルタイムでユーザーに対し提供することができる画像音声出力装置を提供することを目的としている。そして、車両搭載型の画像音声出力装置においては、例えば、テレビ放送を見ている間にナビゲーションシステムの情報に変更があればその状態を把握することができる画像音声出力装置を提供することを目的としており、さらに、本発明の画像音声出力装置を採用することにより多目的に使用できるカーナビゲーションシステムを提供することを目的としている。
[発明の開示]
このため、本発明の画像音声出力装置においては、少なくとも2つの音声選択手段、あるいは画面を分割して2つの画像情報を表示可能な画像出力手段を設け、複数の系統のうちの少なくとも2つの系統の音声情報または画像情報のいずれかを出力可能としている。さらに、2つの音声出力手段で出力可能な音声情報、あるいは分割して表示可能な2つの画像情報の一方を特定の系統に割当できるようにしている。
すなわち、本発明の画面を分割して少なくとも2つの系統の画像情報を表示可能な画像音声出力装置は、
第1の系統の画像情報および音声情報を入力可能な第1の入力手段と、第2の系統の画像情報および音声情報を入力可能な第2の入力手段と、第3の系統の画像情報および音声情報を入力可能な第3の入力手段と、前記第1、第2および第3の系統の画像情報の少なくともいずれかを出力可能な画像出力手段と、前記第1、第2および第3の系統の音声情報のうち、前記画像出力手段に出力されている系統の音声情報を出力する第1の音声出力手段と、前記第1の音声出力手段から出力されている系統の音声情報とは異なる系統の音声情報を出力可能な第2の音声出力手段と、前記第1、第2および第3の系統の音声情報から前記画像出力手段に出力されている系統の音声情報を選択する第1の音声選択手段と、前記第1の音声選択手段によって選択された音声情報および前記第1の系統の音声情報のいずれかを選択して前記第2の音声出力手段に供給する第2の音声選択手段と、を有し、前記画像出力手段は、表示画面に前記第1、第2および第3の系統のいずれかを表示する1画面表示モードと、前記表示画面を分割して前記第1の系統の画像情報を一方に表示し、前記第2および第3の系統の画像情報のうちの少なくともいずれか一方を他方に表示する多画面表示モードとを備え、前記第1の音声選択手段は、前記第1、第2および第3の系統の音声情報のうち、前記1画面表示モードでは、前記表示画面に表示された系統の音声情報を選択し、前記多画面表示モードでは、前記表示画面に表示された系統であって前記第1の系統以外の系統の音声情報を選択することを特徴としている。これにより、本発明の画像音声出力装置は、第2の音声出力手段を備えているので第2または第3の系統の画像情報および音声情報が画像音声出力装置から出力されている間でも、第1の系統の音声情報を出力することができる。従って、第1の系統を常にモニターするか否かの選択をユーザーが行うことができる。また、1画面表示モードにおいては、3つの系統のいずれかを選択可能とし、多画面表示モードでは第1の系統が常に表示するといった設定が可能になる。もちろん、4つ以上の系統からの入力を受けられる画像音声出力装置においても同様である。このような多画面表示モードを設けることにより、第2および第3の系統の画像情報が出力されている間でも必ず第1の系統の画像情報を表示することが可能であり、第1の系統からの画像情報を常にモニターすることができる。
画面を分割して表示可能な画像音声出力装置において第1の系統の音声情報のみを出力可能な第2の音声出力手段を設けることにより、どのようなモードでも第1の系統の音声情報をモニターすることが可能になり、また、モニターすることを選択したり、第1の音声出力手段から出力される系統を画像情報の表示されている領域に合わせて選択するといった処理も可能である。多画面表示モードにおいて表示画面を左右に少なくとも2分割し、さらに、左右に表示される系統の画像情報を入れ換えできるようにしたときに、第3の音声選択手段が左右いずれか一方の領域に表示された系統の音声情報を選択するような処理を採用することができる。例えば、左側の領域に表示された系統の音声情報を選択するようにしておけば、ユーザーは画像情報の表示される位置を動かすことにより、第1の音声出力手段から出力される音声情報を選択することができる。
さらに、本発明の画像音声出力装置がカーナビゲーションシステムの端末として使用する場合は、ドライビング情報が提供される第1の系統の画像情報および音声情報はカーナビゲーションシステムからの画像情報および音声情報とし、第2の系統の画像情報および音声情報はテレビチューナーなどからの画像情報および音声情報とすることができる。また、車両搭載側の装置においては、画像出力手段は車両搭載可能な薄型の液晶表示装置を用い、さらに、画面を分割して表示可能な場合にはワイド型の液晶表示装置が適している。また、第1の音声出力手段としてはFM波を介してカーオーディオから出力可能な装置を適用することが可能である。
また、本発明を車両搭載側の画像音声出力装置として実現する場合は、ドライビング中は、2画面表示モードになっていても1画面表示モードに強制的にモードが変わりカーナビゲーションシステム、すなわち、第1の系統からの画像情報が出力されるようにすることもできる。
さらに、本発明の画像音声出力装置と、この画像音声出力装置に第1の系統の画像情報および音声情報としてカーナビゲーション用の画像情報および音声情報を供給可能なカーナビゲーション情報供給装置とを設けることにより、上述したような機能を備えたカーナビゲーションシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の実施の形態に係る画像音声出力装置(AVモニター)の概略構成を示す図である。
図2は、図1に示すAVモニターのモニター部の裏面の配置を示す図である。
図3は、図1に示すAVモニターの構成を示すブロック図である。
図4は、図1に示すAVモニターの処理の概略を示すフローチャートである。
図5は、1画面表示モードおよび2画面表示モードを示す図である。
図6は、ソース切り替えを示す図である。
図7は、1画面表示状態における表示モードの切り替えを示す図である。
図8は、2画面表示状態における表示モードの切り替えを示す図である。
図9は、2画面の入れ替えを示す図である。
図において、各符号はそれぞれ以下のものを示す。
1・・チューナー部
2・・カーナビ情報の入力端子
3・・テレビアンテナ端子
4・・ビデオ情報の入力端子
5・・ビデオ情報の出力端子
10・・モニター部
11・・LCDパネル
20・・リモコン
32・・ナビゲーションユニット
39・・AVモニター(画像音声出力装置)
40・・マイコン
42・・テレビチューナー
50・・AV選択部
51、52、53・・音声情報のセレクタ
55、56・・画像情報のセレクタ
101・・カーナビゲーションシステム
[発明を実施するための最良の形態]
以下に図面に示した本発明の実施の形態を参照しながらさらに詳しく説明する。図1に、本発明の画像音声出力装置を用いたカーナビゲーションシステムの概略構成を示してある。本例の画像音声出力装置(AVモニター)39は、大型の液晶表示パネル11を備えたモニター部10と、このモニター部10に複数の系統からの情報を選択して供給可能なチューナー部1を備えており、赤外線インタフェースを介してリモコン20によってAVモニター39から出力される系統の選択や操作、モニターのモード設定などを操作できるようになっている。さらに、このAVモニター39に、画像情報および音声情報としてカーナビゲーション用の情報を提供するカーナビゲーションユニット32が接続され、本例のカーナビゲーションシステム101が構成されている。
AVモニター39のチューナー部1は、カーナビゲーションユニット32(カーナビとも表記する)からの画像および音声情報が入力されるカーナビ入力端子(第1の系統)2と、4セットのダイバーシチィアンテナを接続可能なアンテナ端子(第2の系統)3と、ビデオ装置などからの画像および音声情報を入力可能なビデオ入力端子(第3の系統)4と、後部座席用の外付けのTVモニターなどに映像および音声信号を供給することができるビデオ出力端子5を備えている。このように、本例のAVモニターは車両搭載可能な小型のシステムでありながら、マルチAVインタフェース機能を搭載した本格的なAVモニターであり、さまざまな用途に使用できるようになっている。
さらに、チューナー部1は、本図には示していないが、車両のバッテリーから電力を取得するための電源端子と、FM波(VHF電波)によってカーオーディオに音声信号を伝達する第1の音声出力手段としての機能を果たすFMトランスミッタ回路44のアンテナであるトランスミッタアンテナを接続可能な音声出力端子などを備えている。また、チューナー部1の側面には、第2の音声出力手段としての機能を果たすモニター部10のスピーカ音声を選択する音声選択スイッチ6、およびカーナビからの音声信号の強度に応じて出力レベルを調整できる音量調整スイッチ7が設けられている。さらに、チューナー部1からは接続コード8が延びており、この接続コード8を介してモニター部10において出力する画像データおよび音声データを供給できるようになっている。
本例のモニター部10は、画像出力装置として車両に搭載しやすい薄型の液晶表示パネル11を採用しており、さらに、従来の縦横比が3:4の液晶パネルに代わり、本例のAVモニター39においては縦横比が9:16の7型ワイドモニターを採用している。さらに、詳しくは、後述するが、本例のAVモニター39においては、ワイドモニターを採用することにより、1画面表示モードと左右に分割して2画面11aおよび11bを表示できる2画面表示モードを実現している。さらに、1画面表示モードにおいてもノーマルモード、ズームモードおよびワイドモードの複数の表示モードを、また、2画面表示モードにおいてもツインモード、LメインモードおよびRメインモードという多彩な表示モードを実現している。
本例のモニター部10は、リモコンからの操作信号を受信するユーザーインタフェースとしての機能も備えており、このために、リモコン受光部17がモニター部10の表面10aに液晶パネル11と並んで設けられている。さらに、モニター部10のスピーカの音量を調整する音量調整ボリューム12と、液晶表示パネルのバックライトのモード(オート/ハイ(高輝度))の切替スイッチ13、主電源スイッチ14を備えている。また、リモコン受光部17と並んで、電源ランプ15と、ディマー受光部16が配置されており、車内の明るさに応じて画面(液晶モニター)11が見やすいように明るさを自動調整できるようになっている。
図2に本例のモニター部10の裏面10bの概略を示してある。モニター部10の裏面10bには、チューナー部1との接続コード8を接続するための端子9と、上述した第2の音声出力手段としての機能を発揮するスピーカ19が設けられている。さらに、自動車内にモニター部10を装着できるようにスタンド取付金具18も配置されている。
本例のAVモニター39の細かい操作は全てリモコン20によって行えるようになっている。リモコン20には、上方に電源キー21が配置されており、モニター部10の電源スイッチ14がスタンバイになっていれば、リモコン20の電源キー21によって電源が入り、主電源ランプ15が赤から緑に変わりAVモニター39が稼働を開始するようになっている。電源キー21の下方にはTV/NAVキー22が設けられており、モニター部10に表示する入力系統(入力ソース)を順番に切り替えられるようになっている。本例では、TV/NAVキー22を押す度にTV、カーナビ、ビデオの順番に入力ソースが切り替わる。
TV/NAVキー22に並んで、テレビ(TV)チャンネルを自動的にサーチして受信可能な全てのチャンネルを記憶するオートプリセットを行うスイッチ23と、ユーザーがマニュアルでチャンネルを設定できるスイッチ24が設けられている。これらによってユーザーは受信可能なテレビ放送の中から適当なチャンネルを記憶させることが可能であり、後述するように選択したチャンネルからの画像情報および音声情報がTV入力(第2の系統)の画像および音声情報として処理される。
これらのスイッチの下方には、画面操作用のスイッチが幾つか配置されている。まず、1−2画面切替キー25が配置されており、これを押すことにより、液晶表示パネル11の表示モードを1画面表示モードから2画面表示モードに、またはその逆に切り替えることができる。さらに、1−2画面切替キー25の横に配置されたモード切替キー26によって、1画面表示モードおよび2画面表示モードのそれぞれにおいてさらに表示モードを切り替えることができる。詳しくは後述するが、1画面表示モードにおいては、モード切替キー26を押す度に、ノーマル(縦横比3:4画像)、ズーム(縦横比3:4の画像の割合で全体に引き延ばし)およびワイド(縦横比9:16画像)に順番に切り替わる。また、2画面表示モードにおいては、モード切替キー26を押すたびに、表示画面11が均等に分割されるツインモードと、左側の画面11aが縦横比3:4の画像になるLメインモード、および右側の画面11bが縦横比3:4の画像になるRメインモードに順番に切り替わる。さらに、モード切替スイッチ26の横には、左右入れ換えキー27が配置されており、2画面表示モードにおいては、このキー27を押す度に左右の画面11aおよび11bに表示されるソースが入れ代わるようになっている。
これらのキーの下方にはさらに、調整モードキー28が配置されており、1画面表示モードにおいて、各ソースからの画面および映像の微調整を行えるようになっている。調整モードキー28は、1回押すたびに調整モードが明るさ、色の濃さ、色合い、音声を転送するFM放送の周波数、TVの音声多重モードの設定とエンドレスに切り替わり、それぞれのモードにおいて、下方に配置されたブライト調整用のキー29を用いて最適に設定できるようになっている。これらの調整結果は、各ソース毎に記憶され、2画面表示モードにおいても設定された情報に基づきユーザーに適した状態で表示および音声出力が行われる。
リモコン20の最下方には、チャンネル切替スイッチ30が配置されており、これによってTVソースのチャンネルを切替できるようになっている。これらのキー操作は、リモコン20の最上部のリモコン発光部31から赤外線データとして出力され、モニター部10の受光窓17によって受信される。そして、接続コード8を介してチューナー部1に設けられたマイコン(マイクロコンピュータ)に伝達され、命令が解析されて各モードに適した処理が行われる。
図3に、本例のAVモニター39の構成をブロック図を用いて示してある。本例のAVモニター39は、リモコン20からの制御信号φ1を受光窓17を介して受信したマイコン40によって制御されるようになっている。まず、カーナビ入力端子2に入力されたカーナビゲーションシステム32からの画像情報2aおよび音声情報2bはAV選択部50に供給され、AV選択部50において他のソースからの情報との選択が行われる。他のソース(系統)として、本例のAVモニター39は、アンテナを介して取得されるテレビ放送(TV)の情報とビデオ端子4から入力されるビデオ情報が用意されている。
本例のAVモニター39のチューナー部1は、TVチューナーとしての機能も備えている。本例のチューナー部1のアンテナ端子3には4本のアンテナ33が接続できるようになっており、この中からダイバーシティ選択部41によって信号強度の高いアンテナが自動的に選択されるようになっている。ダイバーシティ選択部41からのTV入力信号はTVチューナー部42で選局され、所定のチャンネルの画像情報および音声情報が選択される。本例のTVチューナー部42は、リモコン20からの指示を受けたマイコン40によって制御されるようになっており、このため、マイコン40から選局用の信号φ2がTVチューナー部42に供給されている。TVチューナー部42によって選局された画像情報はさらに中間周波数増幅(IF)回路43を経て増幅され、TV入力の画像情報3aとしてAV選択部50に供給される。また、TVチューナー部42によって選局された音声情報がTV入力の音声情報3bとしてAV選択部50に供給される。
ビデオ入力端子4には、ホームビデオなどのビデオ機器からの信号やカーナビゲーション以外の車両をコントロールするための信号などを接続することが可能であり、この端子4に接続された機器からの画像情報4aおよび音声情報4bがAV選択部50に供給される。
本例のAV選択部50は、主に5つのセレクタ51、52、53、54および55を備えている。セレクタ55および56は、画像情報を選択するためのセレクタである。本例のAV選択部50においては、入力側のセレクタ55が上述した第1の画像選択手段の機能を備えており、マイコン40から供給される2ビットの選択信号φ5によってカーナビ2a、TV3aおよびビデオ4aの3つのソースの画像情報の中から1つのソースの画像情報を選択できるようになっている。従って、1画面表示モードにおいては、マイコン40から、カーナビ2a、TV3aおよびビデオ4aの内の1つに相当する選択信号φ5が供給され、2画面表示モードにおいては、TV3aおよびビデオ4aの内の1つに相当する選択信号φ5が供給されるようになっている。この入力側のセレクタ55の出力が出力側のセレクタ56に供給される。また、入力側のセレクタ55の出力はビデオ出力用の画像情報5aとなり、ビデオ出力端子5にも供給される。従って、ビデオ出力端子5に後部モニター35を接続しておけば、セレクタ55によって選択されたカーナビ2a、TV3aおよびビデオ4aのいずれかの情報を後部座席でモニターすることができる。
出力側のセレクタ56は、上述した第2の画像選択手段としての機能を備えており、入力側のセレクタ55に選択された出力と、カーナビからの画像情報2aが入力されている。そして、セレクタ56もマイコン40からの選択信号φ6によって制御されており、1画面表示モードにおいては入力側のセレクタ55によって選択されたソースからの画像情報が第1のビデオ信号φV2として出力される。また、2画面表示モードにおいてはカーナビからの画像情報2aが第1のビデオ信号φV1、また、入力側のセレクタ55によって選択されたソースからの画像情報が第2のビデオ信号φV2として出力されるようになっている。これにより、2画面表示モードにおいては、カーナビからの画像情報2aが必ず一方の画像情報として選択されるので、画面11の右あるいは左の領域に常に表示されることとなる。従って、他のソースからの画像情報と共にカーナビからの画像情報を常にモニターすることが可能となる。
AV選択部50から出力された第1および第2のビデオ信号φV1およびφV2は、接続コード8を介してモニター部10に供給され、第1および第2のクロミナンス復調部61および62によってR、GおよびBのカラー画像信号に復調され画像合成用のコントローラIC63に供給される。コントローラIC63は、フィールドメモリ64と共に画像合成回路を構成しており、マイコン40からのシリアル信号φ8によって後述するような多彩なモードで第1および第2のビデオ信号φV1およびφV2の情報を画面として合成し、液晶表示モジュール70に供給できるようになっている。液晶表示モジュール70は、上述したワイド型の液晶パネル11および液晶パネル11を駆動するためのドライバICやドライバICを制御するコントローラICなどを備えた液晶駆動部71と、バックライトを駆動するためのBL駆動部72とを備えている。本例のBL駆動部72は、上述したようにディマー受光部の検出した室内の光強度によってバックライトの明るさを自動的に調整できる機能を備えている。
チューナー部1のAV選択部50の、音声情報を選択する機能について説明する。本例のAV選択部50は、音声情報を選択する機能も備えている。本例のAV選択部50のセレクタ51、52および53が音声情報を選択するためのセレクタである。入力側のセレクタ51が、上述した第1の音声選択手段としての機能を備えており、このセレクタ51によってカーナビ2b、TV3bおよびビデオ4bの3つのソースの音声情報の中から1つのソースの音声情報が選択される。入力側のセレクタ51には、画像側のセレクタ55と同じ2ビットの選択信号φ3がマイコン40から供給されており、セレクタ51に入力された3つのソースの音声信号2b、3bおよび4bの内の1つを選択できるようになっている。この入力側のセレクタ51の出力が次段のセレクタ53の入力となると共に、このセレクタ51によって選択された音声情報がビデオ出力端子5の音声出力5bとなっており、上述した画像出力5aと共に後部モニターなどの外付けモニター35に供給できるようになっている。
次段のセレクタ53は、2画面表示モードにおいて、特定の位置に表示された画像と同じソースの音声情報を選択する機能を備えており、上述した第3の音声選択手段の機能を備えている。本例のAVモニター39においては、表示パネル11の左側11aに表示された画像のソースの音声情報が選択されるようになっている。このため、セレクタ53には、分割された一方の画面に必ず表示されるカーナビの音声情報2bと、入力側のセレクタ51によって選択された音声情報が入力されており、マイコン40からの選択信号φ7によって画面の左側に表示されたソースの音声情報が選択されるようになっている。そして、このセレクタ53によって選択された音声情報が次の出力側のセレクタ52の一方の入力源になると共に、上述した第1の音声出力手段としての機能を備えたFMトランスミッタ回路44を通して周波数変調され、FM出力端子37に接続されている。このFM出力端子37には、トランスミッタアンテナ34を接続すること可能であり、カーオーディオを用いてセレクタ53によって選択された音声情報を車内に流せるようになっている。また、本例のFMトランスミッタ回路44は、周波数を選択できるようになっており、その周波数をプリセットできるようにマイコン40からの制御信号φ3がFMトランスミッタ回路44に供給されている。
出力側のセレクタ52は、カーナビの音声情報2bと、第3のセレクタ53によって選択された画像に対応した音声情報とが入力されており、このうちの1つを選択して出力できるようになっている。従って、セレクタ52が上述した第2の音声選択手段としての機能を備えており、カーナビの音声情報2bを選択しておけば、表示されている画像にかかわらずカーナビの音声情報2bが出力側のセレクタ52から出力され、接続コード8を介してモニター部10に供給されるようになっている。モニター部10では、セレクタ52の出力がオーディオアンプ75によって増幅され、裏面のスピーカ19から出力できるようになっている。本例のAVモニター39においては、チューナー部1の側面に選択スイッチ6を設けてあり、ユーザーによってモニター部10のスピーカ19から出力される音声情報を選択できるようになっている。従って、選択スイッチ6からの選択信号φ9によってセレクタ53の出力が選択されれば、表示パネル11に表示されている画像に対応した音声情報がモニター部10のスピーカから出力される。一方、選択スイッチ6によってカーナビの音声情報2bが選択されれば、表示パネル11に表示されている画像に関係なく、カーナビシステム32から提供された音声情報2bが出力され、カーナビの状態を常にモニターすることができる。
本例のAVシステム39は、さらに、車内のカーシガレットソケットに接続して電源を取得するための電源端子38を備えており、電源ユニット45を介してチューナー部1およびモニター部10の各システムに電源を供給できるようになっている。また、ハンドブレーキ(パーキングブレーキ)と接続可能なドライビングモニター端子36も用意されており、このモニター端子36から入力された信号φ4によってハンドブレーキの操作の有無を確認し、自動車が走行状態であるか否かをマイコン40の側で判断できるようになっている。
図4に示したフローチャートに基づき、本例のAVモニター39の表示およびソース切り換えに関する操作を説明する。まず、ステップ81において、リモコン20の1−2画面切替スイッチ25を操作すると、その度に図5に示すようにパネル11に1つの画面が表示される1画面表示モードと、パネル11が分割されて2つの画面が表示される2画面表示モードに切り替わる。本例のAVモニター39においては、ドライビング状態であるか否かを監視できるようになっているので、ステップ81において1−2画面切替スイッチ25が操作されると、ステップ82において運転中か否かを確認し、運転中でない場合はステップ83において図5に示したように1画面表示モードと2画面表示モードを交互に切り換える。一方、運転中の場合は、ステップ84において画面表示モードは1画面表示モードとし、後述するナビ優先モードに入るので常にカーナビからの画像情報2aが表示される。また、2画面表示モードにおいては、図5に示したように、常に一方の画面にはカーナビからの画像情報2aが表示されるようになっており、TV画像やビデオ画像と共にカーナビからの情報を常にモニターできるようになっている。カーナビの画像情報2aの表示位置や大きさは後述するように自由に切り換えることができる。
次に、ステップ85において、TV/NAVのソース切替スイッチ22を押すと、その度に画像に表示されるソースが順番に入れ代わる。ステップ85に続いてステップ86において、1画面表示モードか2画面表示モードか判断され、1画面表示モードの場合は、図6(a)に示すように、テレビ(TV)3a、カーナビ(NAV)2a、ビデオ(AV)4aの順番に画面が切り替わる。カーオーディオから提供される音声情報も画面に表示されるソースに対応して切り替わる。ただし、モニター部10のスピーカ19から出力される音声情報は、上述したように選択スイッチ6によって切り換えることが可能であり、カーナビを選択しておけば、ソース切替スイッチ22を押して表示ソースを切り換えた場合でもモニター部10のスピーカ19からはカーナビからの音声情報2bが常に提供され、カーナビゲーションシステムからのアナウンスを常にモニターすることができる。本例のAVモニター39においては、初期値として1画面表示モードでカーナビが選択されるようになっており、通常、AVモニター39を立ち上げるとカーナビ32からの情報が表示されるようになっている。
ステップ86において2画面表示モードであると判断されると、ステップ88においてソース切替スイッチ22が操作される度に、図6(b)に示すように、画面の一方の側の表示がTV3aおよびAV4aに繰り返し切り替わる。そして、他方の側にはカーナビからの情報が表示される。2画面表示モードでは、左側の画面に表示された画像情報のソースからの音声情報がカーオーディオを介して提供されるようになっている。しかしながら、この状態でも、本例のAVモニター39では、上述したように選択スイッチ6によってカーナビからの音声情報2bを常にモニターすることが可能である。
本例のAVモニター39は、リモコンのモードスイッチ26を操作することにより、さらに多彩な表示切替を行うことができる。まず、ステップ89においてモードスイッチ26が押されたことを検出すると、ステップ90において画面モードを確認し、1画面表示モードであるとステップ91において画面の表示モードをノーマル、ズームおよびワイドに切り替える。本例のAVモニター39は、ワイド型の液晶表示パネル11を採用しているので、このような表示モードの切り替えが可能であり、図7に示してあるように、ノーマルでは従来の縦横比3:4の画面で表示される。ズームでは、縦横比が3:4の状態のまま、横方向が表示パネル11のサイズとなるように拡大される。従って、上下方向がカットされた表示となる。さらに、ワイドでは、ワイドな表示パネル11に合わせた縦横比9:16の画像に変換され横方向に拡大された広い画像が表示される。これらの表示モードは、TV3aに限らず、カーナビ2aあるいはビデオ4aを選択したときでももちろん可能である。
一方、ステップ90において、2画面表示モードであると判断されると、ステップ92において、モードスイッチ26が操作される度に、図8に示すようなツイン、LメインおよびRメインといった表示モードの切り替えを行う。本例のAVモニター39においては、ツインモードが初期値として設定されており、このモードでは画面11が中央で分割され、2つのソースからの画像情報が同じ大きさ、すなわち、縦横比が9:8に多少横方向に圧縮された状態で表示される。Lメインモードは、画面11の左側11aを主体に見るモードであり、左側の画面11aに従来の縦横比が3:4の画像が表示され、残りの領域に右側の画面11bが表示される。一方、Rメインモードは、画面11の右側11bを主体に見るモードであり、右側11bに従来の縦横比が3:4の画像が表示され、残りの領域に左側の画面11aが表示される。2画面表示モードにおいては、上述したように一方の画面にカーナビの画像2aが必ず表示されるようになっているので、ユーザーはこのような表示モードの設定により、カーナビの画像情報2aを主体に見るか、あるいはその他のテレビあるいはビデオの情報を主体に見るかを設定することができ、さらに、その表示位置の設定も自由に行うことができる。
本例のAVモニター39は、さらに、2画面表示モードにおいて、左右に表示されている画像の入れ替えも自由に行うことが可能になっている。そのためには、リモコン20の左右入替スイッチ27を操作すれば良く、ステップ93で入替スイッチ27の操作が確認されると、ステップ94で画面モードを確認し、2画面表示モードのときはステップ95において画面の入れ替えを行う。一方、1画面表示モードのときは画面操作を行わず、次のスイッチの操作確認に移行する。画面の入れ替え操作は、2画面表示モードであればいずれの状態でも可能であり、図9(a)に示すように、Lメインモードであれば、左側のメインの画像情報と右側のサブの画像情報がすぐに入れ替わる。また、図9(b)に示すように、ツインモードであれば、左右の画像情報が入れ替わり、さらに、図9(c)に示すようにRメインモードであれば右側のメインの画像情報と左側のサブの画像情報が入れ替わる。本例のAVモニター39においては、2画面表示モード中は、表示パネル11の左側11aに表示された画像の音声情報がカーオーディオから提供されるようになっている。従って、画面入替スイッチ27によって左右の画像情報を切り替えると、自動的に音声情報も切り替わり、画像情報の操作によって音声情報の切り替え操作も行えるようになっている。このため、ユーザーは画像を操作することにより、音声出力の操作も自然に行うことができるので、操作が簡単で、望みの音声情報を素早く取得することができる。このように画面の入れ替え操作を行ってもモニター部10のスピーカ19を介してカーナビの音声情報2aを継続的にモニターできることは上述した通りであり、ユーザーはカーナビゲーションシステムからの音声情報2bを漏らすことなくキャッチすることができる。
本例のAVモニター39は、さらに、調整モードスイッチ28を備えているので、ステップ96でその操作を確認し、ステップ97において1画面表示モードであればステップ98で一連の調整を行う。一方、2画面表示モードにおいては調整を行わないので、他のスイッチ確認に移行する。また、本例のAVモニター39は、ハンドブレーキ(パーキングブレーキ)の操作などによって運転中か否かの確認もステップ99において行えるようになっており、運転中であることが確認されると、ステップ100においてナビ優先モードに移行し、1画面表示モードで入力ソースとしてはカーナビの画像情報2aおよび音声情報2bが自動的に選択されるようになっている。この選択は、カーナビからの画像情報2aおよび音声情報2bがダイレクトに入力されているAV選択部50の出力側のセレクタ56および52によって行うことが可能である。従って、運転中であっても、入力側のセレクタ55および51では、カーナビ、TVおよびAVの各ソースからの情報を選択することが可能であり、この情報をビデオ出力端子5から後部座席のモニターに出力してテレビやビデオ放送を楽しむことも可能である。
本例のAVモニター39は、上記の各操作スイッチの操作状況を繰り返しサンプリングすることにより、モードの選択や、その他の処理操作を行えるようになっている。そして、設定された画像の表示モードや音声の出力モードはそのまま記憶され、初期設定に戻さない場合は次に電源を入れた時に、記憶されたモードにセットすることも可能である。
以上に説明したように、本例のAVモニター(画像音声出力装置)39は、ドライブに必要な情報を供給するカーナビゲーションシステムからの画像情報および音声情報を常にモニターしながらテレビやビデオの画像情報および音声情報も楽しめるようになっている。このため、本例のAVモニター39は、1台のディスプレイでテレビやビデオを見ながらカーナビゲーションシステムの設定などを行ったり、あるいは、走行距離や時間をモニターするなどの操作が可能である。本例のAVモニターは、複数のソースからの画像および音声情報を多重出力可能な安価で設置の容易な端末としての機能を備えており、さらに、その内の1つをメインとして、画像あるいは音声を常にモニターできる機能も備えている。従って、常にモニターすることが望ましいカーナビゲーションシステムの端末としてはもとより、船舶の位置表示モニターや災害情報のモニターなど、多種多様な方面に使用することが可能である。さらに、本例のAVシステムは、1つのディスプレイで複数のソースからの情報を楽しみながら、1つのソースからの情報は常にモニターできるので、多種類の情報を提供すること共に、特定の情報を逃さないでユーザーに確実に提供できるシステムを安価に構築することができる。
なお、上記では、入力系統(入力ソース)としてテレビ、カーナビおよびビデオの3種類を備えたモニターを例に説明しているが、4種類以上の入力系統を備えたモニターシステムであっても良いことはもちろんであり、画面の分割も2分割に限定されないことはもちろんである。また、本例のAVモニターにおいては、カーナビからの画像および情報が常に表示できるハードウェアを備えた例を説明しているが、メインとして常に表示できるソースをユーザー側で選択するようなシステムももちろん可能である。さらに、本例では、モニター部における音声情報の出力設定以外はマイコン制御できるようにしているが、モニター部における音声情報の選択もマイコンで行うことも可能であり、逆に、他の設定を全て切り替えスイッチで行うことももちろん可能である。また、本例の装置では、液晶表示パネルを採用しているが、プラズマディスプレイなどの薄型の表示パネルを用いることも可能である。またカーナビの情報として、音声情報はないがVICSTM(Vehicle Information and Communication System)の情報を表示するようにしても良い。ただしこの場合は音声情報が無いので、AVモニター付属のスピーカから音声が出力されない場合が存在する。
以上に説明したように、本発明においては、複数の音声出力手段を設け、あるいは画面を分割して表示可能な画像出力手段を設けることにより、1台のディスプレイで複数の入力系統からの情報をユーザーに対して提供することができる画像音声出力装置を提供することができる。さらに、複数の音声出力手段のうち、1つの音声出力手段を入力系統の特定の系統に割り当てることにより、画像音声出力装置がどのようなモードにあっても、その特定の系統の音声情報をリアルタイムでユーザーに対し提供することが可能である。また、分割して表示可能な複数の系統のうち、1つの系統を特定の入力系統に割り当てることにより、その特定の系統の画像情報を常に表示させることができる。従って、本発明の画像音声出力装置を用いることにより、複数のソースからの画像および音声情報を多重出力することが可能であり、さらに、特定の情報を逃さずに確実に取得することができるシステムを安価に構築することができる。
さらに、本発明の画像音声出力装置をカーナビゲーションシステムに採用することにより、上記のように、ユーザーの要望に合わせて様々に対応できるカーナビゲーションシステムを提供することが可能になる。

Claims (8)

  1. 第1の系統の画像情報および音声情報を入力可能な第1の入力手段と、
    第2の系統の画像情報および音声情報を入力可能な第2の入力手段と、
    第3の系統の画像情報および音声情報を入力可能な第3の入力手段と、
    前記第1、第2および第3の系統の画像情報の少なくともいずれかを出力可能な画像出力手段と、
    前記第1、第2および第3の系統の音声情報のうち、前記画像出力手段に出力されている系統の音声情報を出力する第1の音声出力手段と、
    前記第1の音声出力手段から出力されている系統の音声情報とは異なる系統の音声情報を出力可能な第2の音声出力手段と、
    前記第1、第2および第3の系統の音声情報から前記画像出力手段に出力されている系統の音声情報を選択する第1の音声選択手段と、
    前記第1の音声選択手段によって選択された音声情報および前記第1の系統の音声情報のいずれかを選択して前記第2の音声出力手段に供給する第2の音声選択手段と、
    を有し、
    前記画像出力手段は、表示画面に前記第1、第2および第3の系統のいずれかを表示する1画面表示モードと、前記表示画面を分割して前記第1の系統の画像情報を一方に表示し、前記第2および第3の系統の画像情報のうちの少なくともいずれか一方を他方に表示する多画面表示モードとを備え、
    前記第1の音声選択手段は、前記第1、第2および第3の系統の音声情報のうち、前記1画面表示モードでは、前記表示画面に表示された系統の音声情報を選択し、前記多画面表示モードでは、前記表示画面に表示された系統であって前記第1の系統以外の系統の音声情報を選択する
    ことを特徴とする画像音声出力装置。
  2. 請求項1において、前記多画面表示モードでは、前記表示画面の所定の領域に表示された系統の音声情報を選択して前記第1の音声出力手段および前記第2の音声選択手段に供給する第3の音声選択手段を有することを特徴とする画像音声出力装置。
  3. 第1の系統の画像情報および音声情報を入力可能な第1の入力手段と、
    第2の系統の画像情報および音声情報を入力可能な第2の入力手段と、
    第3の系統の画像情報および音声情報を入力可能な第3の入力手段と、
    前記第1、第2および第3の系統の画像情報の少なくともいずれかを出力可能な画像出力手段と、
    前記第1、第2および第3の系統の音声情報のうち、前記画像出力手段に出力されている系統の音声情報を出力する第1の音声出力手段と、
    前記第1の系統の音声情報のみを出力可能な第2の音声出力手段と、
    前記第1、第2および第3の系統の音声情報から前記画像出力手段に出力されている系統の音声情報を選択する第1の音声選択手段と、
    を有し、
    前記画像出力手段は、表示画面に前記第1、第2および第3の系統のいずれかを表示する1画面表示モードと、前記表示画面を分割して前記第1の系統の画像情報を一方に表示し、前記第2および第3の系統の画像情報のうちの少なくともいずれか一方を他方に表示する多画面表示モードとを備え、
    前記第1の音声選択手段は、前記第1、第2および第3の系統の音声情報のうち、前記1画面表示モードでは、前記表示画面に表示された系統の音声情報を選択し、前記多画面表示モードでは、前記表示画面に表示された系統であって前記第1の系統以外の系統の音声情報を選択する
    ことを特徴とする画像音声出力装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、前記第1、第2および第3の系統の画像情報のうち、前記1画面表示モードでは、前記表示画面に表示される系統の画像情報を選択し、前記多画面表示モードでは、前記第1の系統の他の前記表示画面に表示される系統の画像情報を選択する第1の画像選択手段と、
    前記第1の画像選択手段の出力および前記第1の音声選択手段の出力を外部に出力する画像音声出力手段と、
    を有することを特徴とする画像音声出力装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかにおいて、前記第2の音声出力手段は前記画像出力手段と一体に設けられたモニター出力装置であることを特徴とする画像音声出力装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかにおいて、前記多画面表示モードでは、前記表示画面を左右に少なくとも2分割して表示でき、左右に表示される系統の画像情報を入れ換えることが可能であり、
    前記第3の音声選択手段は、前記左右いずれか一方の領域に表示された系統の前記音声情報を選択することを特徴とする画像音声出力装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかにおいて、前記第1の系統の画像情報および音声情報はカーナビゲーションシステムからの画像情報および音声情報であり、
    前記第2の系統の画像情報および音声情報はテレビチューナーからの画像情報および音声情報であり、
    前記画像出力手段は車両搭載可能な液晶表示装置であり、
    前記第1の音声出力手段はFM波を介してカーオーディオから音声を出力可能な装置であり、
    前記第2の音声出力手段は前記液晶表示装置と一体に設けられたモニター出力装置であることを特徴とする画像音声出力装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の画像音声出力装置と、
    この画像音声出力装置に前記第1の系統の画像情報および音声情報としてカーナビゲーション用の画像情報および音声情報を供給可能なカーナビゲーション情報供給装置とを有することを特徴とするカーナビゲーションシステム。
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