JP2001111916A - 輝度制御装置及びテレビ受像機 - Google Patents

輝度制御装置及びテレビ受像機

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JP2001111916A
JP2001111916A JP28903499A JP28903499A JP2001111916A JP 2001111916 A JP2001111916 A JP 2001111916A JP 28903499 A JP28903499 A JP 28903499A JP 28903499 A JP28903499 A JP 28903499A JP 2001111916 A JP2001111916 A JP 2001111916A
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brightness
luminance
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video
control device
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JP28903499A
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Tadashi Hamazaki
忠 濱崎
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Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザがデジタル放送で放送される番組を視
聴する際に、各番組の種類に応じて映像の輝度を変化さ
せることで興趣性を高めることができるテレビ受像機を
提供する。 【解決手段】 モニタディスプレイ117及びスピーカ
ー118を備えたテレビ受像機11に接続された輝度制
御装置12であって、アンテナ4で受信するデジタル放
送で放送される番組のジャンルと、輝度処理の種類とを
対応付けて記憶装置123内に記憶しておき、テレビ受
像機11で出力する番組のジャンルを示すデータをチュ
ーナー124により抽出すると、このジャンルに対応す
る輝度処理を記憶装置123から読み出して、輝度変化
制御装置122が制御信号を出力することで、制御装置
111及び表示制御回路115によって放送中の映像の
輝度を変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルテレビ受
像機に係り、詳細には、受信する番組の種類や環境に応
じて映像の輝度を変化させるテレビ受像機、及びテレビ
受像機に接続される輝度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通信衛星(Communications Satel
lite)による衛星放送が開始されるとともに、テレビ放
送においては、これまで主に用いられてきたアナログ放
送技術に代わってデジタル放送技術が急速に普及してい
る。
【0003】デジタル放送は、例えば、MPEG方式等
で画像データと音声データを圧縮した上で多重化して送
信することができるので、1つのキャリアに多数のチャ
ンネルのテレビ放送番組の画像データ及び音声データを
提供することができる。このため、デジタル放送におい
ては、アナログ放送に比べて多チャンネルでの放送を可
能とし、ユーザが見たいと所望する番組を選択して見る
ことができる。
【0004】従来技術としては、例えば、実開平5−2
3682号公報のように、入力される輝度信号のレベル
により映像信号を制御する映像信号処理回路がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、デジタルテレビ放送では、多数のチャンネルで
放送するため、提供される番組の数も相当多いものであ
る。このため、ユーザが視聴しているチャンネルを切り
換える毎に、その番組に合わせて最適な映像の輝度に変
える作業はユーザにとって大変であるという問題があっ
た。
【0006】本発明の課題は、デジタル放送で放送され
る番組を視聴する際に、各番組の種類に応じて映像の輝
度を変化させることで興趣性を高めることができるテレ
ビ受像機を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、デジタル放送を受信して、
放送される番組の映像及び音声を出力するとともに、映
像の輝度を変化させる輝度処理を行うテレビ受像機(1
1)に接続される輝度制御装置(12)であって、前記
デジタル放送で放送される番組のジャンルと、前記輝度
処理の種類とを対応付けて記憶する記憶手段(例えば、
図1に示す記憶装置123及び図2(a)のジャンル−
モード対応テーブル)と、前記テレビ受像機で出力中の
番組のジャンルを検知するジャンル検知手段(例えば、
図1に示す輝度変化制御装置122及びチューナー12
4)と、このジャンル検知手段により検知されたジャン
ルに対応付けて前記記憶手段に記憶された種類の輝度処
理を前記テレビ受像機に実行させる制御手段(例えば、
図1に示す輝度変化制御装置122)と、を備えること
を特徴としている。
【0008】請求項1記載の発明によれば、デジタル放
送を受信して、放送される番組の映像及び音声を出力す
るとともに、映像の輝度を変化させる輝度処理を行うテ
レビ受像機に接続される輝度制御装置であって、記憶手
段は、デジタル放送で放送される番組のジャンルと輝度
処理の種類とを対応付けて記憶し、ジャンル検知手段
は、テレビ受像機で出力中の番組のジャンルを検知し、
制御手段は、このジャンル検知手段により検知されたジ
ャンルに対応付けて記憶手段に記憶された種類の輝度処
理をテレビ受像機に実行する。
【0009】従って、この請求項1記載の発明によっ
て、予め、放送される番組のジャンル毎に対応する輝度
処理が記憶され、テレビ受像機により番組を視聴する際
には、その番組のジャンルに対応する輝度処理が実行さ
れる。このため、ユーザが特に指定しなくても最適な輝
度処理が施されるので、番組を視聴する興趣性を高める
ことができ、この場合ユーザが操作しなければならない
ことは増えないので、ユーザにとって簡便である。
【0010】また、この請求項1記載の輝度制御装置
は、テレビ受像機に接続することにより使用することが
できるので、例えば、既存のテレビ受像機(アナログテ
レビ受像機等)を用いて容易に実現することができる。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の輝
度制御装置において、所定の時刻と、前記テレビ受像機
による映像出力時の輝度とを対応付けて記憶する輝度設
定記憶手段(例えば、図1に示す記憶装置123及び図
2(b)の時刻−モード対応テーブル)と、現在時刻を
検知する時刻検知手段(例えば、図1に示す輝度変化制
御装置122及びチューナー124)と、この時刻検知
手段により検知された時刻に対応する輝度を前記輝度設
定記憶手段から読み出し、この読み出された輝度に従っ
て前記テレビ受像機に映像を出力させる輝度制御手段
(例えば、図1に示す輝度変化制御装置122)と、を
更に備えることを特徴としている。
【0012】この請求項2記載の発明によれば、請求項
1記載の輝度制御装置において、輝度設定記憶手段は、
所定の時刻とテレビ受像機による映像出力時の輝度とを
対応付けて記憶し、時刻検知手段は、現在時刻を検知
し、輝度制御手段は、この時刻検知手段により検知され
た時刻に対応する輝度を前記輝度設定記憶手段から読み
出して、この読み出された輝度に従って前記テレビ受像
機に映像を出力する。
【0013】従って、この請求項2記載の発明によっ
て、例えば、深夜に映像の輝度を小さくしたり、昼間に
映像の輝度を大きくするなど、時間的な都合に応じて映
像の輝度を調整することができる。このため、生活上の
時間的都合や、周囲の環境等を考慮した設定が記憶手段
に記憶されていれば、その時刻にテレビ受像機が動作す
れば自動的にその映像の輝度の調整を行うことができ
る。
【0014】請求項3記載の発明は、所定の映像信号と
音声信号とが入力されると、この映像信号と音声信号と
をもとに映像及び音声を出力する出力装置(例えば、図
3に示すモニター21)に接続される輝度制御装置(2
2)であって、前記出力装置から出力される輝度を変化
させるために、前記出力装置へ入力される輝度信号を変
化させる輝度処理を行う輝度処理手段(例えば、図3に
示す輝度変化制御装置221及び映像・音声制御装置2
23)を備えていて、デジタル放送で放送される番組の
ジャンルと、前記輝度処理の種類とを対応付けて記憶す
る記憶手段(例えば、図3に示す記憶装置224)と、
前記デジタル放送を受信して、放送中の番組を出力する
ための映像信号と音声信号とを生成して出力する信号生
成手段(例えば、図3に示す映像・音声制御装置22
3)と、この信号生成手段により映像信号と音声信号と
が生成された番組のジャンルを検知するジャンル検知手
段(例えば、図3に示す輝度変化制御装置221及びチ
ューナー225)と、このジャンル検知手段により検知
されたジャンルに対応付けて前記記憶手段に記憶された
種類の輝度処理を前記輝度処理手段により実行させる制
御手段(例えば、図3に示す輝度変化制御装置221)
と、を備えることを特徴としている。
【0015】この請求項3記載の発明によれば、所定の
映像信号と音声信号とが入力されると、この映像信号と
音声信号とをもとに映像及び音声を出力する出力装置に
接続される輝度制御装置であって、輝度処理手段は、出
力装置から出力される輝度を変化させるために、出力装
置へ入力される輝度信号を変化させる輝度処理を行い、
記憶手段は、デジタル放送で放送される番組のジャンル
と、前記輝度処理の種類とを対応付けて記憶し、信号生
成手段は、前記デジタル放送を受信して、放送中の番組
を出力するための映像信号と音声信号とを生成して出力
し、ジャンル検知手段は、この信号生成手段により映像
信号と音声信号とが生成された番組のジャンルを検知
し、制御手段は、このジャンル検知手段により検知され
たジャンルに対応付けて前記記憶手段に記憶された種類
の輝度処理を前記輝度処理手段により実行する。
【0016】従って、この請求項3記載の発明によっ
て、予め、放送される番組のジャンル毎に対応する輝度
処理を記憶して、テレビ受像機により番組を視聴する際
には、その番組のジャンルに対応する輝度処理を実行さ
れる。このため、ユーザが特に指定しなくても最適な輝
度処理が施されるので、番組を視聴する興趣性を高める
ことができ、この場合ユーザが操作しなければならない
ことは増えないので、ユーザにとって簡便である。
【0017】また、この請求項3記載の輝度制御装置
は、出力装置に接続することにより使用することができ
るので、例えば、既存のテレビ受像機(アナログテレビ
受像機等)を用いて容易に実現することができる。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項3記載の輝
度制御装置において、所定の時刻と、前記出力装置によ
る映像出力時の輝度と、を対応付けて記憶する輝度設定
記憶手段(例えば、図3に示す記憶装置224)と、現
在時刻を検知する時刻検知手段(例えば、図3に示す輝
度変化制御装置221及びチューナー225)と、をさ
らに備え、前記信号生成手段は、この時刻検知手段によ
り検知された時刻に対応付けて前記輝度設定記憶手段に
記憶された映像の輝度を読み出し、この輝度に従って前
記出力装置から映像が出力されるように前記映像信号を
出力すること、を特徴としている。
【0019】この請求項4記載の発明によれば、請求項
3記載の輝度制御装置において、輝度設定記憶手段は、
所定の時刻と出力装置による映像出力時の輝度とを対応
付けて記憶し、時刻検知手段は、現在時刻を検知し、信
号生成手段は、この時刻検知手段により検知された時刻
に対応付けて前記輝度設定記憶手段に記憶された映像の
輝度を読み出し、この輝度に従って前記出力装置から映
像が出力されるように前記映像信号を出力する。
【0020】従って、この請求項4記載の発明によっ
て、例えば、深夜に映像の輝度を小さくしたり、昼間に
映像の輝度を大きくするなど、時間的な都合に応じて映
像の輝度を調整することができる。このため、生活上の
時間的都合や、周囲の環境等を考慮した設定が記憶手段
に記憶されていれば、その時刻にテレビ受像機が動作す
れば自動的にその映像の輝度の調整を行うことができ
る。また、この請求項4記載の輝度制御装置は、出力装
置がデジタル放送以外の映像及び音声(アナログ放送)
を出力するものである場合であっても利用することがで
きる。
【0021】請求項5記載の発明は、デジタル放送を受
信して放送中の番組の映像を出力する表示装置(例え
ば、図4に示すモニタディスプレイ307)と、当該番
組の音声を出力する音声出力装置(例えば、図4に示す
スピーカー308)と、を備えるテレビ受像機(3)に
おいて、前記表示装置から出力される映像の輝度を変化
させる輝度処理を行う輝度処理手段(例えば、図4に示
す輝度変化制御装置311)を備えていて、前記デジタ
ル放送で放送される各番組のジャンルと、前記輝度処理
の種類とを対応付けて記憶する記憶手段(例えば、図4
に示す記憶装置312)と、前記テレビ受像機で出力中
の番組のジャンルを検知するジャンル検知手段(例え
ば、図4に示す輝度変化制御装置311及びチューナー
304)と、このジャンル検知手段により検知されたジ
ャンルに対応付けて前記記憶手段に記憶された種類の輝
度処理を前記輝度処理手段により実行させる制御手段
(例えば、図4に示す制御装置301及び輝度変化制御
装置311)と、を備えることを特徴としている。
【0022】この請求項5記載の発明によれば、デジタ
ル放送を受信して放送中の番組の映像を出力する表示装
置と、当該番組の音声を出力する音声出力装置と、を備
えるテレビ受像機において、輝度処理手段は、前記表示
装置から出力される映像の輝度を変化させる輝度処理を
行い、記憶手段は、前記デジタル放送で放送される各番
組のジャンルと輝度処理の種類とを対応付けて記憶し、
ジャンル検知手段は、前記テレビ受像機で出力中の番組
のジャンルを検知し、制御手段は、このジャンル検知手
段により検知されたジャンルに対応付けて前記記憶手段
に記憶された種類の輝度処理を前記輝度処理手段により
実行する。
【0023】従って、この請求項5記載の発明によっ
て、予め、放送される番組のジャンル毎に対応する輝度
処理を記憶して、テレビ受像機により番組を視聴する際
には、その番組のジャンルに対応する輝度処理が実行さ
れる。このため、ユーザが特に指定しなくても最適な輝
度処理が施されるので、番組を視聴する興趣性を高める
ことができ、この場合ユーザが操作しなければならない
ことは増えないので、ユーザにとって簡便である。
【0024】また、請求項5記載のテレビ受像機は、テ
レビ受像機内に各部を一体として内蔵して構成されるの
で、設置スペースを狭小化することができる。
【0025】請求項6記載の発明は、請求項5記載のテ
レビ受像機において、所定の時刻と、前記表示装置によ
る映像出力時の輝度と、を対応付けて記憶する輝度設定
記憶手段(例えば、図4に示す記憶装置312)と、現
在時刻を検知する時刻検知手段(例えば、図4に示す輝
度変化制御装置311及びチューナー304)と、この
時刻検知手段により検知された時刻に対応付けて前記輝
度設定記憶手段に記憶された映像の輝度を読み出し、こ
の読み出された輝度に従って前記表示装置に映像を出力
させる輝度制御手段(例えば、図4に示す制御装置30
1及び輝度変化制御装置311)と、をさらに備えるこ
とを特徴としている。
【0026】この請求項6記載の発明によれば、請求項
5記載のテレビ受像機において、輝度設定記憶手段は、
所定の時刻と表示装置による映像出力時の輝度とを対応
付けて記憶し、時刻検知手段は、現在時刻を検知し、輝
度制御手段は、この時刻検知手段により検知された時刻
に対応付けて前記輝度設定記憶手段に記憶された映像の
輝度を読み出し、この読み出された輝度に従って前記表
示装置に映像を出力する。
【0027】従って、この請求項6記載の発明によっ
て、例えば、深夜に映像の輝度を小さくしたり、昼間に
映像の輝度を大きくするなど、時間的な都合に応じて映
像の輝度を調整することができる。このため、生活上の
時間的都合や、周囲の環境等を考慮した設定が記憶手段
に記憶されていれば、その時刻にテレビ受像機が動作す
れば自動的にその映像の輝度の調整を行うことができ
る。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4を参照して本発
明に係るデジタル放送のテレビシステムの実施の形態を
詳細に説明する。
【0029】(第1の実施の形態)まず構成を説明す
る。図1は、本発明の第1の実施の形態におけるテレビ
システム1の構成を示すブロック図である。同図に示す
ように、テレビシステム1は、テレビ受像機11、輝度
制御装置12、及びリモコン51、52によって構成さ
れ、テレビ受像機11及び輝度制御装置12はアンテナ
4に接続されている。
【0030】なお、このテレビシステム1において、ア
ンテナ4としては、主に衛星放送によるデジタル放送電
波を受信するアンテナが挙げられるが、その他、地上波
のデジタル放送電波を受信できるアンテナ等であっても
よい。
【0031】また、本実施の形態においてアンテナ4で
受信されるデジタル放送は、放送内容の画像データ及び
音声データを圧縮した上で多重化して送信するため、1
本のキャリアによって複数のチャンネルを放送すること
が可能である。このため、アナログ放送に比較して伝送
可能な情報量が著しく多いことから、デジタル放送で
は、各番組とともに、各チャンネルにおける放送内容や
放送予定に関する情報等、各種の情報が送信されてい
る。
【0032】さらに、このデジタル放送で放送される番
組は、洋画、邦画、スポーツ等のように細分化されたジ
ャンルに分類され、各ジャンルにはジャンルコードN
o.が付与されている。そして、このデジタル放送で番
組が放送される際には、番組の画像及び音声のデータと
ともに、当該番組のジャンルを示すコード情報が送信さ
れる。このため、上記のデジタル放送を受信して所定の
チャンネルの番組の映像及び音声を出力するとともに、
当該番組のジャンルを示す情報を受信することも可能で
ある。
【0033】また、上記デジタル放送では、現在時刻を
示す時刻情報についても、随時送信されている。このた
め、デジタル放送を受信する装置側でそれを読み取るこ
とにより、常に正確な現在時刻を取得することができ
る。
【0034】テレビ受像機11は、アンテナ4により受
信されたデジタル放送電波を受信して、所定のチャンネ
ルで放送される映像及び音声を出力するデジタルテレビ
受像機であり、制御装置111、リモコン受光回路11
2、電源回路113、チューナー114、表示制御回路
115、音声制御回路116、モニタディスプレイ11
7、及びスピーカー118によって構成されている。
【0035】制御装置111は、リモコン受光回路11
2を介してリモコン51から送信される各種指示に基づ
いてテレビ受像機11の各部を制御する。
【0036】具体的には、制御装置111は、リモコン
受光回路112からリモコン51における操作内容を示
す信号が入力されると、チューナー114の駆動制御を
行って、リモコン51の操作により指定されたチャンネ
ルの電波を受信するため、アンテナ4で受信されたデジ
タル放送電波の復調、分離、デコード等の各種処理を実
行させる。
【0037】そして、制御装置111は、チューナー1
14における各種処理により生成したデータの中から、
映像に係る映像データと、音声に係る音声データとを分
離生成し、そのデータをそれぞれ表示制御回路115及
び音声制御回路116へ出力する。
【0038】また、制御装置111は、後述する輝度制
御装置12の輝度変化制御装置122から、表示制御回
路115へ出力する映像データの輝度を変化させる旨の
制御信号が入力された場合には、この制御信号に従っ
て、モニタディスプレイ117から出力される映像の輝
度の調整等を指示する制御信号を表示制御回路115に
出力し、表示制御回路115にそれを実行させる。
【0039】リモコン受光回路112は、リモコン51
から赤外線通信手段により送信される信号を受信して、
リモコン51における操作内容を示す信号を生成して制
御装置111へ出力する。
【0040】電源回路113は、図示しない家庭用AC
電源や自動車のシガーライターソケットに接続され、テ
レビ受像機11の各部へ電源を供給する。また、電源回
路113は各種充電池を内蔵する構成としてもよいし、
この電源回路113から輝度制御装置12へ電源を供給
する構成としてもよい。
【0041】チューナー114は、アンテナ4で受信さ
れたデジタル放送の電波を復調し、さらに分離、デコー
ド等の各種処理を行う。アンテナ4で受信されるデジタ
ル放送電波は、放送局側においてエンコード、多重化お
よび変調等の各種処理を経て送信されているため、チュ
ーナー114におけるこれらの処理によって所定のチャ
ンネルで放送中のデータが生成される。ここで、生成さ
れるデータは制御装置111によって処理可能な形態の
データであり、チューナー114から制御装置111へ
出力される。
【0042】表示制御回路115は、チューナー114
から入力されたデータに応じて制御装置111によって
分離生成された映像データをもとに、モニタディスプレ
イ117を駆動制御して、モニタディスプレイ117の
表示画面上に映像を表示させる。また、表示制御回路1
15は、輝度変化制御装置122から制御装置111へ
制御信号が入力され、映像の輝度の調整を指示する信号
が制御装置111から入力された場合には、この信号に
従って、モニタディスプレイ117から出力される映像
の輝度の調節を実行する。
【0043】音声制御回路116は、チューナー114
から入力されたデータに応じて制御装置111によって
分離生成された音声データをもとに、スピーカー118
を駆動して音声を出力させる。
【0044】モニタディスプレイ117は、ブラウン
管、LCD(Liquid Crystal Display:液晶表示装
置)、プラズマディスプレイパネル、或いは、スクリー
ンとともに設置されたプロジェクター等を備えて構成さ
れ、表示制御回路115によって駆動制御されることで
表示画面上に各種映像を表示する。スピーカー118
は、音声制御回路116によって駆動されて音声を出力
する。
【0045】輝度制御装置12は、アンテナ4で受信し
たデジタル放送電波の中から、テレビ受像機11が受信
して放映しているチャンネルに関する情報を抽出し、受
信中の番組のジャンル等を示す情報を取得する。そし
て、取得した情報と、記憶装置123に記憶された設定
内容とを比較して、テレビ受像機11で受信中の番組に
対応するように、制御装置111へ輝度の制御信号を出
力する。
【0046】詳細には、図1に示すように、輝度制御装
置12は、リモコン受光回路121、輝度変化制御装置
122、記憶装置123、及びチューナー124によっ
て構成されている。
【0047】リモコン受光回路121は、リモコン52
から送信された信号を受信して、リモコン52における
操作内容を検知し、その操作内容を示す信号を生成して
輝度変化制御装置122へ出力する。
【0048】輝度変化制御装置122は、輝度制御装置
12の各部を制御して、テレビ受像機11の制御装置1
11に対して輝度の制御信号を出力する。即ち、輝度変
化制御装置122は、テレビ受像機11によってデジタ
ル放送の映像及び音声が出力されると、チューナー12
4を制御して、アンテナ4で受信されたデジタル放送電
波から、テレビ受像機11で受信中の番組についての情
報を抽出させる。
【0049】そして、輝度変化制御装置122は、チュ
ーナー124によって抽出された情報をもとに、記憶装
置123内に記憶された設定内容を参照し、モニタディ
スプレイ117により表示される映像の調節方法を記憶
装置123から取得する。また、輝度変化制御装置12
2は、チューナー124により抽出された現在時刻を参
照し、当該時刻に対応づけて記憶装置123に記憶され
た設定内容を取得する。
【0050】さらに、輝度変化制御装置122は、記憶
装置123から取得した内容に基づき、モニタディスプ
レイ117により表示される映像の輝度を調節させるた
めの制御信号を生成し、制御装置111へ出力する。
【0051】記憶装置123は、磁気的、光学的記録媒
体、或いは半導体メモリ等の記憶媒体を内蔵し、これら
の記憶媒体に記憶された内容の一部は、リモコン52の
操作により書き換え可能なものである。記憶装置123
には、テレビ受像機11のモニタディスプレイ117に
より表示される映像の輝度に対して加える効果と、番組
のジャンルまたは輝度制御装置12が動作する時間帯に
対応づけて記憶されている。
【0052】図2は、テレビシステム1の記憶装置12
3内に記憶された設定内容の構成を模式的に示す図であ
り、(a)はジャンルについての設定内容であるジャン
ル−モード対応テーブルを示し、(b)は時刻について
の設定内容である時刻−モード対応テーブルを示す図で
ある。
【0053】図2(a)に示すように、記憶装置123
内に記憶されたジャンルについての設定内容には、ジャ
ンル毎に固有の「コードNo.」と、「ジャンル名」
と、「輝度処理(モード)」とが対応付けて設定され、
記憶されている。
【0054】例えば、「洋画(アクション)」というジ
ャンルに属する番組に対しては、「シネマ1」というモ
ードの輝度処理を加えるように設定されている。また、
「スポーツ(野球)」というジャンルに属する番組に対
しては、「スポーツ1」というモードの輝度処理を加え
るように設定されている。なお、「001−A」は「洋
画(アクション)」のジャンルに対応する固有のコード
No.であり、「003−B」は「スポーツ(野球)」
のジャンルに対応する固有のコードNo.である。
【0055】このうち、「シネマ1」モードは、例え
ば、映画館にいるような臨場感を持たせるためにモニタ
ディスプレイ117により表示される映像の輝度を落と
すような輝度処理であり、また、「スポーツ1」モード
は、例えば、野球場にいるような臨場感を持たせるため
にモニタディスプレイ117により表示される映像の輝
度を上げるような輝度処理である。この場合、アクショ
ン映画も、野球中継についても最適な処理を施した映像
を出力できる。
【0056】従って、リモコン51の操作によって、ユ
ーザがアクション映画が放送されているチャンネルを選
択した場合には、輝度変化制御装置122は、その番組
のジャンルを示す情報として「001−A」という「コ
ードNo.」をチューナー124から取得する。
【0057】そして、輝度変化制御装置122は、この
「001−A」に対応づけて記憶装置123に記憶され
ている設定内容を参照し、「シネマ1」という設定内容
を読み出す。その後、輝度変化制御装置122は、「シ
ネマ1」の輝度処理を加える旨を指示する制御信号を制
御装置111へ出力し、その制御信号に従って、制御装
置111は、表示制御回路115を介してモニタディス
プレイ117に輝度を調整した映像を出力させる。
【0058】また、図2(b)に示すように、記憶装置
123内には、時刻と対応づけて輝度が設定され、その
設定内容が記憶されている。
【0059】図中に示す例では、「8:00〜17:0
0」では「10%UP」と、「17:00〜23:0
0」では「標準」と、「23:00〜5:00」では
「10%DOWN」と設定されている。
【0060】即ち、午前8時から午後5時までは、通常
時に比べて輝度を10%アップさせ、午後5時から午後
11時までは、通常時の標準輝度とし、さらに午後11
時から午前5時までの深夜は、通常時に比べて輝度を1
0%ダウンさせる旨が設定されている。
【0061】このため、輝度変化制御装置122は、テ
レビシステム1の動作時にはアンテナ4により受信され
たデジタル放送電波から現在時刻を示すデータを抽出
し、現在時刻を取得した上で記憶装置123内に記憶さ
れた設定内容を参照する。そして、該当する設定内容が
記憶されていれば、当該設定内容に従って輝度を調整さ
せるための制御信号を生成して制御装置111へ出力す
る。
【0062】なお、この図2(b)の輝度設定は、所定
の割合だけ輝度をダウンさせる他に、許容されるであろ
う所定の輝度を予め設定しておき、時間帯によっては、
この所定の輝度と、出力中の輝度とを比較する構成とし
てもよい。そして、出力中の輝度が所定の輝度よりも大
きい場合に輝度を下げる構成とすれば、設定された時間
だけ輝度を所定の値以下に保つことができる。
【0063】チューナー124は、アンテナ4で受信さ
れたデジタル放送の電波を復調し、さらに分離、デコー
ド等の各種処理を行う。そして、番組の映像信号や音声
信号とともに放送される番組のジャンルを示す情報等の
各種情報を抽出し、輝度変化制御装置122へ出力す
る。また、チューナー124は、アンテナ4で受信され
るデジタル放送電波により放送される情報の中から、現
在時刻を示す情報を抽出して輝度変化制御装置122へ
出力する。
【0064】リモコン51は、テレビ受像機11が有す
るリモコン受光回路112へ信号を送信してテレビ受像
機11を遠隔操作するための装置であり、テレビ受像機
11の電源のON/OFF、テレビシステム1が受信す
るチャンネルの切り換え、音量の調節等を行うための各
種キー等を備えている。これらのキーが押下された際に
は、リモコン51は、押下されたキーに対応する押下信
号を生成してリモコン受光回路112へ送信する。
【0065】リモコン52は、リモコン51と同様に、
輝度制御装置12が有するリモコン受光回路121へ信
号を送信して輝度制御装置12を遠隔操作するための装
置であり、輝度制御装置12の電源のON/OFFや、
輝度変化制御装置122に対する設定内容の入力や更新
を記憶装置123に保存するための各種キーを備えてい
る。
【0066】そして、これらリモコン51、52は、L
EDやエンコーダを含む赤外線送信手段を備えており、
それぞれ、この赤外線通信手段を用いてテレビ受像機1
1及び輝度制御装置12に対して各種信号を送信する。
なお、図1に示すように、リモコン51とリモコン52
とは、それぞれ別体に構成されているが、リモコン5
1、52を一体の装置として構成することも勿論可能で
ある。
【0067】次に動作を説明する。まず、リモコン51
の操作に従ってテレビ受像機11が動作し、アンテナ4
で受信されたデジタル放送のデータがチューナー114
へ入力され、チューナー114で各種処理をなされたデ
ータが制御装置111へ入力される。制御装置111で
は、このデータから、所定のチャンネルの映像データ及
び音声データが分離生成され、これらのデータをもと
に、表示制御回路115及び音声制御回路116を介し
て、モニタディスプレイ117及びスピーカー118に
よって映像及び音声が出力される。
【0068】ここで、テレビ受像機11で所定のチャン
ネルで放送中の番組の映像及び音声が出力されると、輝
度制御装置12では、テレビ受像機11で出力中の番組
のジャンルを示すデータがチューナー124によって抽
出され、輝度変化制御装置122へ入力される。
【0069】輝度変化制御装置122は、番組のジャン
ルを示すデータについて、対応する設定内容が記憶装置
123内のジャンル−モード対応テーブルに記憶されて
いるか否かを判別する。
【0070】そして、テレビ受像機11で出力中の番組
のジャンルに対応する設定内容が記憶装置123内のジ
ャンル−モード対応テーブルに記憶されていた場合に
は、輝度変化制御装置122は、当該設定内容に基づい
て輝度を制御するための制御信号を生成し、その制御信
号をテレビ受像機11の制御装置111へ出力する。
【0071】制御装置111は、輝度変化制御装置12
2から入力される制御信号に従って、モニタディスプレ
イ117から出力する映像の輝度に対して加えるべき輝
度処理を示す信号が生成され、表示制御回路115へ出
力する。
【0072】表示制御回路115は、制御装置111か
ら入力された信号に従って、制御装置111から入力さ
れた映像データに指定された輝度処理を施してモニタデ
ィスプレイ117を駆動して映像を出力させる。
【0073】例えば、図2(a)に示すように、「洋画
(アクション)」のジャンルに対応付けて「シネマ1」
という輝度処理が設定され、記憶装置123内のジャン
ル−モード対応テーブルに記憶されていた場合には、テ
レビ受像機11によって洋画のアクション映画が出力さ
れる際に、制御装置111から表示制御回路115へ出
力される信号によって「シネマ1」の輝度処理が指定さ
れ、表示制御回路115により、「シネマ1」の輝度処
理が行われる。
【0074】また、テレビシステム1の動作時には、ア
ンテナ4で受信されたデジタル放送電波から、チューナ
ー124によって、随時、現在時刻を示す信号が抽出さ
れ、輝度変化制御装置122へ入力されている。
【0075】輝度変化制御装置122は、入力された現
在時刻について、対応する設定内容が記憶装置123内
の時刻−モード対応テーブルに記憶されているか否かを
判別し、対応する設定内容が記憶装置123内の時刻−
モード対応テーブルに記憶されていた場合には、当該設
定内容に基づく輝度処理を指示する制御信号を制御装置
111へ出力する。
【0076】そして、上記動作と同様に、表示制御回路
115によって輝度処理が行われ、処理後の映像がモニ
タディスプレイ117から出力される。
【0077】例えば、図2(b)に示すように、「2
3:00〜5:00」の間は輝度を10%ダウンする旨
の設定が行われていた場合には、チューナー124から
輝度変化制御装置122へ入力された現在時刻が「2
3:00〜5:00」の間であれば、輝度変化制御装置
122は、通常時よりも10%ダウンした輝度で映像を
出力する旨を指示する制御信号を出力する。この制御信
号が表示制御回路115に入力され、表示制御回路11
5で輝度処理を実行することにより、モニタディスプレ
イ117からは、通常時よりも所定の割合だけ小さい輝
度で映像が出力される。
【0078】以上のように、本発明の第1の実施の形態
におけるテレビシステム1によれば、デジタル放送を受
信するアンテナ4を備え、アンテナ4により受信した放
送内容のデータをチューナー114によって生成し、さ
らに制御装置111によって映像データと音声データと
を分離生成して、これら映像データ及び音楽データをも
とに表示制御回路115及び音声制御回路116によっ
てモニタディスプレイ117及びスピーカー118を駆
動制御して映像及び音声を出力するテレビシステム1で
ある。このテレビシステム1の動作中は、輝度制御装置
12において、アンテナ4により受信されたデジタル放
送電波から、チューナー124によってテレビ受像機1
1で出力中の番組のジャンル及び現在時刻を取得し、予
め記憶装置123内に記憶された設定内容が参照され
る。そして、取得した番組のジャンル或いは現在時刻に
対応づけて輝度を調節する輝度処理が設定されていた場
合には、輝度変化制御装置122から制御装置111へ
映像に効果を加えるように指示する制御信号が出力さ
れ、制御装置111からの指示に従って表示制御回路1
15によって輝度処理が加えられ、この輝度処理が施さ
れた映像がモニタディスプレイ117から出力される。
【0079】従って、ユーザが特に意識しなくても、テ
レビシステム1を使用する時間帯や出力させる番組のジ
ャンルによって、モニタディスプレイ117から出力さ
れる映像の輝度に所定の処理が施される。ここで、所定
の処理とは、例えば輝度を一定割合だけ小さくする処理
や、臨場感を増し、迫力を感じさせる輝度に変える処理
等が挙げられる。
【0080】これにより、出力される番組のジャンルに
応じた輝度処理を施すことができるので、ユーザが特別
な操作を行うことなく、所望の番組を出力させるだけで
最適な処理が施された輝度を出力させ、多様な番組を効
果的に楽しむことができる。
【0081】また、特定の時間帯には自動的に輝度を大
きく或いは小さくする処理を行うので、利用者が特に操
作を行わなくても、周囲の環境に合わせた番組を視聴す
ることができる。
【0082】さらに、上記のテレビシステム1における
輝度制御装置12は、テレビ受像機11及びアンテナ4
に接続することによって動作可能となるので、従来のテ
レビ受像機11に輝度制御装置12を取り付けること
で、テレビシステム1は容易に実現可能である。
【0083】なお、上記第1実施の形態におけるテレビ
システム1においては、テレビ受像機11により出力さ
れる番組のジャンル及びテレビシステム1が動作する時
間に対応付けて、輝度処理の設定内容が記憶装置123
内に記憶されている構成としたが、この記憶装置123
の記憶内容はリモコン51、52によってユーザが設定
可能な構成としても良いし、或いは、デフォルトで設定
されている構成としてもよい。また、記憶装置123に
記憶された設定内容に基づく輝度処理のON/OFFを
リモコン51、52によって操作可能な構成としてもよ
く、その他細部構成についても適宜変更可能である。
【0084】さらに、図2(a)には、一例として、
「シネマ1」、「スポーツ1」の各モードの輝度処理を
示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、よ
り多種多様な輝度処理を実現するものであってもよい。
また、図2(b)に示す設定時刻と音量設定について
も、より複雑な設定を行うことも容易であり、ユーザが
任意に設定内容を変更することも可能である。
【0085】(第2の実施の形態)まず構成を説明す
る。図3は、本発明の第2の実施の形態におけるテレビ
システム2の構成を示すブロック図である。同図に示す
ように、テレビシステム2は、モニター21、輝度制御
装置22、及びリモコン53、54によって構成され、
輝度制御装置22はアンテナ4に接続されている。
【0086】なお、このテレビシステム2において、ア
ンテナ4としては、主に衛星放送によるデジタル放送電
波を受信するアンテナが挙げられるが、その他、地上波
のデジタル放送電波を受信できるアンテナが挙げられ
る。
【0087】モニター21は、入力切替回路213から
入力された映像信号を表示制御回路214によって適宜
増幅し、モニタディスプレイ216で出力するモニター
であって、音声についても、入力切替回路213に入力
される音声信号を音声制御回路215で適宜増幅してス
ピーカー217から出力する。
【0088】また、このモニター21は、リモコン53
から送信される指示に従って動作し、リモコン53は、
電源のON/OFFや音量の増減等を指示するための各
種キーを備えており、キー操作時には、押下されたキー
に対応する押下信号を生成してモニター21へ送信す
る。
【0089】なお、リモコン53、54は、上記第1の
実施の形態におけるリモコン51、52とほぼ同様の構
成によってなり、例えば赤外線通信手段を備えている。
そして、リモコン54は、リモコン53と同様に、輝度
制御装置22へ各種指示を送信して操作するための各種
キーを備え、キー操作時には、押下されたキーに対応す
る押下信号を生成して輝度制御装置22へ出力する。
【0090】更に、モニター21は、リモコン53から
の信号を受信して表示制御回路214及び音声制御回路
215へ出力するリモコン受光回路211、電源回路2
12、上記の入力切替回路213、表示制御回路21
4、音声制御回路215、モニタディスプレイ216、
及びスピーカー217の各部を内蔵している。
【0091】リモコン受光回路211は、リモコン53
から赤外線送信手段により送信された操作信号を受信し
て、リモコン53における操作内容を検知し、その操作
内容を示す信号に基づいてモニター21の電源のON/
OFF信号を電源回路212に出力し、或いはチャンネ
ルの切換信号を入力切替回路213に出力し、音量を調
整するための制御信号を音声制御回路215に出力す
る。
【0092】電源回路212は、図示しない家庭用AC
電源や自動車のシガーライターソケットに接続され、モ
ニター21の各部へ電源を供給する。また、電源回路2
12は各種充電池を内蔵する構成としてもよいし、この
電源回路212から輝度制御装置22へ電源を供給する
構成としてもよい。
【0093】入力切替回路213は、映像信号等を出力
する各種機器を接続可能な図示しないインターフェース
を備え、輝度制御装置22からこのインターフェースを
介して入力される所定の映像信号及び音声信号をそれぞ
れ表示制御回路214及び音声制御回路215に出力
し、リモコン受光回路211を介してリモコン53から
送信されるチャンネル切換指示に基づいてモニター21
の各部を制御する。
【0094】表示制御回路214は映像増幅回路等を内
蔵し、入力切替回路213から入力される映像信号をも
とに、モニタディスプレイ216を駆動制御して、モニ
タディスプレイ216の表示画面上に映像を表示させ
る。
【0095】音声制御回路215は、アンプ等を内蔵
し、入力切替回路213から入力される音声信号をもと
に、スピーカー217を駆動して音声を出力させる。
【0096】なお、表示制御回路214及び音声制御回
路215は、いずれもD/A変換器を備えて入力切替回
路213からデジタル信号として入力される映像信号及
び音声信号に対応できるように構成してもよいし、或い
は、入力切替回路213からの各種信号がアナログ信号
として入力された場合に対応するため、D/A変換器を
備えない構成としてもよい。
【0097】モニタディスプレイ216は、ブラウン
管、LCD(Liquid Crystal Display:液晶表示装
置)、プラズマディスプレイパネル、或いは、スクリー
ンとともに設置されたプロジェクター等を備えて構成さ
れ、表示制御回路214によって駆動制御されることで
表示画面上に各種映像を表示する。また、スピーカー2
17は、モニター21の本体に内蔵され、或いは外部に
接続されており、音声制御回路215によって駆動さ
れ、音声を出力する。
【0098】輝度制御装置22は、アンテナ4で受信し
たデジタル放送電波の中から、所定のチャンネルで放送
される映像及び音声をモニター21に出力するととも
に、モニター21が出力しているチャンネルに関する情
報を抽出し、受信中の番組のジャンル等を示す情報を取
得する。そして、取得した情報と、記憶装置224に記
憶された設定内容とを比較して、テレビ受像機21で受
信中の番組に対応するように、入力切替回路213へ輝
度の制御信号を出力する。
【0099】詳細には、図3に示すように、輝度制御装
置22は、輝度変化制御装置221、リモコン受光回路
222、映像・音声制御装置223、記憶装置224、
及びチューナー225によって構成され、チューナー2
25はアンテナと接続している。
【0100】ここで、輝度制御装置22は、リモコン5
4から送信される指示に従って動作し、リモコン54
は、電源のON/OFFや音量の増減等を指示するため
の各種キーを備えており、キー操作時には、押下された
キーに対応する押下信号を生成してモニター21へ送信
する。なお、リモコン54は、上記リモコン51等と同
様に、輝度制御装置22を操作するための各種キーを備
え、これら各キーの操作に応じて操作信号を生成し、赤
外線通信手段によってリモコン受光回路222に出力す
る。
【0101】輝度変化制御装置221は、映像・音声制
御装置223により受信され、モニター21で出力中の
番組について、そのジャンルを示すデータをチューナー
225から取得する。そして、チューナー225から入
力されたデータが示すジャンルに対応する設定内容が記
憶装置224内に記憶されているか否かを判別し、該当
する設定内容が記憶装置224に記憶されている場合に
は、当該設定内容に従って、映像・音声制御装置223
へ制御信号を出力し、モニタディスプレイ216により
表示される映像の輝度に対する輝度処理を実行させる。
【0102】また、輝度変化制御装置221は、アンテ
ナ4により受信された放送に、番組等のデータとともに
含まれる現在時刻を示すデータを、チューナー225に
より抽出させ、この情報から現在時刻を取得する。
【0103】そして、輝度変化制御装置221は、取得
した時刻に対応付けられた設定内容が記憶装置224に
記憶されているか否かを判別し、該当する設定内容が記
憶されていた場合には、当該設定内容に従って、映像・
音声制御装置223へ制御信号を出力し、モニタディス
プレイ216から出力される映像の輝度を調節させる。
【0104】リモコン受光回路222は、リモコン54
から赤外線通信手段により送信された信号を受信して、
リモコン54における操作内容を検知し、その操作内容
を示す信号を映像・音声制御装置223へ出力する。
【0105】映像・音声制御装置223は、リモコン5
4の操作により所定のチャンネルが指定されたことをリ
モコン受光回路222から入力された信号により検知す
ると、チューナー225を駆動制御して所定のチャンネ
ルの番組のデータを取得する。この所定のチャンネルの
番組のデータがチューナー225から入力されると、映
像・音声制御装置223は、入力されたデータにより映
像信号及び音声信号を分離生成して、モニター21の入
力切替回路213へ出力する。
【0106】また、映像・音声制御装置223は、輝度
変化制御装置221から入力される制御信号に従って、
入力切替回路213へ出力する信号のゲインを変化させ
ることができる。
【0107】前述のように、モニター21内の表示制御
回路214がD/A変換器を備えていない場合、モニタ
ディスプレイ216から出力される映像の輝度は、映像
・音声制御装置223から入力切替回路213へ出力す
る信号のゲインに応じて変化する。一方、モニター21
内の表示制御回路214がD/A変換器を備えている場
合、映像・音声制御装置223から入力切替回路213
へ出力する映像信号はデジタルデータとなり、このデジ
タルデータには再生出力時の輝度を示す制御信号が含ま
れる。従って、表示制御回路214へ入力されるデジタ
ルデータに含まれる制御信号を映像・音声制御装置22
3によって変化させることにより、モニタディスプレイ
216から出力される映像の輝度を変化させることがで
きる。
【0108】以上のように、映像・音声制御装置223
は、輝度変化制御装置221から制御信号が入力される
と、この制御信号に従って、入力切替回路213へ出力
する映像信号のゲインを調節し、或いは、輝度を示す制
御信号を変化させる。
【0109】記憶装置224は、磁気的、光学的記録媒
体、或いは半導体メモリ等の記憶媒体を備え、この記憶
媒体は輝度制御装置22に固定又は着脱自在に接続され
ており、これらの記憶媒体に記憶された内容の一部は、
リモコン54の操作により書き換え可能なものである。
また、記憶装置224には、モニター21のモニタディ
スプレイ216により表示される映像の輝度に対して加
える効果が、番組のジャンル、或いは、輝度制御装置2
2が動作する時間帯に対応付けられた設定内容として記
憶されている。
【0110】この記憶装置224に記憶された設定内容
は、上記第1の実施の形態における記憶装置123(図
1参照)に記憶された設定内容(図2の各テーブル参
照)と同様の構成であり、ここでは図示及び説明を省略
する。
【0111】チューナー225は、アンテナ4で受信さ
れたデジタル放送の電波を復調し、さらに分離、デコー
ド等の各種処理を行う。そして、放送中の番組のデータ
を映像・音声制御装置223へ出力する一方で、番組の
データとともに放送される番組のジャンルを示すデータ
や、現在時刻を示すデータを抽出し、輝度変化制御装置
221へ出力する。
【0112】次に動作を説明する。まず、ユーザにより
モニター21及び輝度制御装置22の電源がONされ、
動作可能な状態で、リモコン54の操作によってチャン
ネルが指定されると、リモコン受光回路222は、リモ
コン54における操作内容を示す信号が生成し、映像・
音声制御装置223へ出力する。
【0113】映像・音声制御装置223は、リモコン受
光回路222から入力された信号に基づいてチューナー
225の制御を実行し、指定されたチャンネルで放送中
の番組のデータを受信させる。そして、指定されたチャ
ンネルの番組のデータがチューナー225から入力され
ると、映像・音声制御装置223は、このデータをもと
に映像信号及び音声信号を分離生成して入力切替回路2
13へ出力する。
【0114】モニター21において、入力切替回路21
3は、この入力された映像信号及び音声信号を、それぞ
れ表示制御回路214及び音声制御回路215に出力す
る。そして、表示制御回路214は、モニタディスプレ
イ216を駆動制御して映像を出力させ、音声制御回路
215は、スピーカー217を駆動制御して音声を出力
させる。
【0115】このとき、輝度変化制御回路221は、チ
ューナー225の制御を実行して、現在チューナー22
5が映像・音声制御装置223へ出力しているデータの
番組についてのジャンルを示すデータを受信させ、この
受信させたジャンルを示すデータをチューナー225か
ら取得する。
【0116】そして、輝度変化制御回路221は、入力
されたジャンルを示すデータに対応する設定内容が記憶
装置224内のジャンル−モード対応テーブルに記憶さ
れているか否かを判別し、該当する設定内容がジャンル
−モード対応テーブルにあれば、そのジャンル−モード
対応テーブルに設定された輝度処理を指示する制御信号
を映像・音声制御装置223に出力する。
【0117】映像・音声制御装置223は、輝度変化制
御装置221から入力される輝度に関する制御信号に従
って、映像信号に所定の輝度処理を施した映像データを
入力切替回路213に出力する。
【0118】また、輝度変化制御回路221は、チュー
ナー225の制御を実行して、アンテナ4により受信さ
れるデジタル放送に含まれる現在時刻を示すデータを抽
出させる。
【0119】そして、現在時刻を示すデータが入力され
ると、輝度変化制御装置221は、この現在時刻を示す
データに対応する設定内容が記憶装置224内の時刻−
モード対応テーブルに記憶されているか否かを判別し、
該当する設定内容が時刻−モード対応テーブルにあれ
ば、その時刻−モード対応テーブルに設定された輝度処
理を指示する制御信号を映像・音声制御装置223に出
力する。
【0120】映像・音声制御装置223は、輝度変化制
御装置221から入力される輝度に関する制御信号に従
って、所定の輝度処理を施した映像信号を入力切替回路
213に出力する。
【0121】このように、映像信号に輝度処理を施した
場合にあっても同様に、モニター21において、入力切
替回路213は、この入力された映像信号及び音声信号
を、それぞれ表示制御回路214及び音声制御回路21
5に出力する。そして、表示制御回路214は、モニタ
ディスプレイ216を駆動制御して映像を出力させ、音
声制御回路215は、スピーカー217を駆動制御して
音声を出力させる。
【0122】以上のように、本発明の第2の実施の形態
におけるテレビシステム2によれば、アンテナ4により
受信されたデジタル放送のうちリモコン54の操作によ
り指定された所定のチャンネルの番組をモニター21に
よって出力するテレビシステム2であって、映像・音声
制御装置223は、チューナー225により所定のチャ
ンネルのデータを抽出し、このデータをもとに音声信号
及び映像信号を分離生成して入力切替回路213に出力
する。ここで、輝度変化制御装置221は、チューナー
225を制御してモニター21で出力中の番組のジャン
ルを示すデータを取得し、その取得したデータに対応す
る設定内容が記憶装置224内のジャンル−モード対応
テーブルに記憶されているか否かを判別する。そして、
該当する設定内容が記憶されている場合には、輝度変化
制御装置221は、当該ジャンル−モード対応テーブル
の内容に基づく輝度処理を実行するための制御信号を生
成して映像・音声制御装置223に出力する。映像・音
声制御装置223は、この制御信号に応じて輝度処理を
施し、入力切替回路213、表示制御回路214を介し
て輝度処理を施した映像をモニタディスプレイ216に
出力させる。
【0123】また、輝度変化制御装置221は、チュー
ナー225を制御して、アンテナ4で受信されるデジタ
ル放送のデータの中から現在時刻を示すデータ抽出さ
せ、この現在時刻を示すデータが入力されると、この時
刻に対応する設定内容が記憶装置224内の時刻−モー
ド対応テーブルに記憶されているか否かを判別する。そ
して、該当する設定内容が記憶されている場合には、輝
度変化制御装置221は、当該時刻−モード対応テーブ
ルの内容に基づく映像の輝度を設定させるための制御信
号を生成して映像・音声制御装置223に出力する。映
像・音声制御装置223は、この制御信号に応じて輝度
処理を施し、入力切替回路213、表示制御回路214
を介して輝度処理を施した映像をモニタディスプレイ2
16に出力させる。
【0124】従って、ユーザが特に意識しなくても、テ
レビシステム2を使用する時間帯や出力させる番組のジ
ャンルによって、モニタディスプレイ216から出力さ
れる映像の輝度に所定の処理が施され、モニタディスプ
レイ216は、番組のジャンル或いは時間帯に応じて加
工された映像を出力する。このため、ユーザが特別な操
作を行うことなく、所望の番組に最適な処理を施した映
像が出力され、ユーザは、多様な番組を効果的に楽しむ
ことができる。また、所定の時間帯には自動的に映像の
輝度を調整する処理を行うので、周囲の環境に合わせた
映像の輝度で番組を視聴することができる。
【0125】さらに、上記のテレビシステム2における
輝度制御装置22は、モニター21及びアンテナ4に接
続することによって動作可能となるので、従来のアナロ
グ放送用のテレビ受像機やモニターとして使用される装
置に対して輝度制御装置22を取り付けることで、テレ
ビシステム2は容易に実現可能である。
【0126】(第3の実施の形態)まず構成を説明す
る。図4は、本発明の第3の実施の形態におけるテレビ
受像機3の構成を示すブロック図である。この図4に示
すように、テレビ受像機3は、制御装置301、リモコ
ン受光回路302、電源回路303、アンテナ4に接続
されたチューナー304、表示制御回路305、音声制
御回路306、モニタディスプレイ307、及びスピー
カー308を備えたテレビ受像機であって、内部に輝度
変化装置31を備えている。
【0127】なお、アンテナ4によって受信されるデジ
タル放送は、上記第1の実施の形態で述べた通りであ
り、ここでは説明を省略する。
【0128】また、テレビ受像機3を遠隔操作するため
のリモコン55は、その構成が上記第1及び第2の実施
の形態で示したリモコン51等とほぼ同様であるので、
その説明も省略する。
【0129】テレビ受像機3は、アンテナ4によって受
信したデジタル放送で放送中の番組の中から、リモコン
55により指定されたチャンネルで放送中の番組の映像
と音声をモニタディスプレイ307及びスピーカー30
8によって出力する。
【0130】制御装置301は、アンテナ4で受信した
デジタル放送からチューナー304により抽出されたデ
ータが入力されると、このデータから映像データ及び音
声データを分離生成する。そして、制御装置301は、
映像データを表示制御回路305へ出力し、表示制御回
路305によりモニタディスプレイ307を駆動制御さ
せて映像を出力させ、音声データを音声制御回路306
に出力し、音声制御回路306によりスピーカー308
を駆動制御させて音声を出力させる。
【0131】リモコン受光回路302は、上記第1及び
第2の実施の形態におけるリモコン受光回路121等と
同様の構成によってなり、リモコン55からの信号を受
信してリモコン55における操作内容を検知し、その操
作内容を示す信号を生成して制御装置301及び輝度変
化装置31へ出力する。
【0132】電源回路303は、図示しない家庭用AC
電源や自動車のシガーライターソケットに接続され、テ
レビ受像機3の各部へ電源を供給するものであり、それ
は各種充電池を内蔵する構成としてもよい。
【0133】チューナー304は、アンテナ4で受信さ
れたデジタル放送の電波を復調し、更に分離、デコード
等の各種処理を行う。アンテナ4で受信されるデジタル
放送電波は、放送局側においてエンコード、多重化及び
変調等の各種処理を経て送信されているため、チューナ
ー304により放送中の番組のデータが生成される。こ
こで、生成されるデータは、制御装置301により処理
可能な形態のデータであり、チューナー304から制御
装置301へ出力される。
【0134】また、チューナー304は、制御装置30
1へ出力する番組のデータとともに、当該番組のジャン
ルを示すデータを抽出して、輝度変化装置31へ出力す
る。同様に、チューナー304は、現在時刻を示すデー
タを抽出して輝度変化装置31へ出力する。
【0135】表示制御回路305は、チューナー304
から入力されたデータより制御装置301によって分離
生成された映像データをもとに、モニタディスプレイ3
07を駆動制御して、モニタディスプレイ307の表示
画面上に映像を表示させる。また、表示制御回路305
は、制御装置301から入力された映像データを加工し
て、モニタディスプレイ307から出力される映像の輝
度を変化させる「輝度処理」を行うことができる。
【0136】この「輝度処理」とは、上記第1の実施の
形態で述べた「輝度処理」と同一であり、このような表
示制御回路305での輝度処理は、輝度変化装置31か
ら制御装置301へ制御信号が入力され、この制御信号
に従って、制御装置301から映像の輝度の調整を指示
する信号が制御装置301から入力されることにより、
実行される。
【0137】音声制御回路306は、チューナー304
から入力されたデータより制御装置301によって分離
生成された音声データをもとに、スピーカー308を駆
動制御して音声を出力させる。
【0138】モニタディスプレイ307は、ブラウン
管、LCD(Liquid Crystal Display:液晶表示装
置)、プラズマディスプレイパネル、或いは、スクリー
ンとともに設置されたプロジェクター等を備えて構成さ
れ、表示制御回路305によって駆動制御されることで
表示画面上に各種映像を表示する。スピーカー308
は、音声制御回路306によって駆動されて音声を出力
する。
【0139】輝度変化装置31は、輝度変化制御装置3
11及び記憶装置312により構成されている。
【0140】輝度変化制御装置311は、チューナー3
04から入力されるデータに基づいて、そのデータに対
応する設定内容が記憶装置312内に記憶されているか
否かを判別し、該当する設定内容があれば当該設定内容
に基づく輝度処理を実行させるための制御信号を生成し
て制御装置301へ出力する。
【0141】具体的には、輝度変化制御装置311は、
現在時刻を示すデータがチューナー304から入力され
ると、その時刻に対応する設定内容の有無を判別し、テ
レビ受像機3で出力中の番組のジャンルを示すデータが
チューナー304から入力されると、そのジャンルに対
応する設定内容が記憶装置312内に記憶されているか
否かを判別する。そして、対応する設定内容があれば、
その設定内容に基づく輝度処理を実行させるための制御
信号を生成して制御装置301へ出力する。
【0142】記憶装置312は、磁気的、光学的記録媒
体、或いは半導体メモリ等の記憶媒体を備え、この記憶
媒体は輝度変化装置31に固定又は着脱自在に接続され
ており、これらの記憶媒体に記憶された内容の一部は、
リモコン55の操作により書き換え可能なものである。
また、記憶装置312には、モニタディスプレイ307
により表示される映像の輝度に対して加える効果が、番
組のジャンル、或いは、輝度変化装置31が動作する時
間帯に対応付けられた設定内容として記憶されている。
【0143】この記憶装置312に記憶された設定内容
は、上記第1の実施の形態における記憶装置123(図
1参照)に記憶された設定内容(図2の各テーブル参
照)と同様の構成であり、ここでは図示及び説明を省略
する。
【0144】次に動作を説明する。ユーザによりリモコ
ン55が操作されると、リモコン受光回路302は、赤
外線通信手段により送信されるリモコン55の操作内容
が検知され、その操作内容を示す信号を生成して、制御
装置301及び輝度変化制御装置311に出力する。
【0145】リモコン受光回路302から上記信号が入
力されると、制御装置301は、その信号に基づいてチ
ューナー304を制御し、アンテナ4で受信されたデジ
タル放送からリモコン55の操作により指定されたチャ
ンネルで放送中のデータを抽出する。
【0146】放送中の番組のデータがチューナー304
から制御装置301に入力されると、制御装置301
は、このデータをもとに映像信号及び音声信号が分離生
成され、それぞれ表示制御回路305及び音声制御回路
306に出力する。表示制御回路305は、入力された
映像データに基づいてモニタディスプレイ307を駆動
制御し、モニタディスプレイ307の画面上に映像が出
力される。また、音声制御回路306は、入力された音
声データに基づいてスピーカー308を駆動制御し、ス
ピーカー308から音声が出力される。
【0147】一方、輝度変化制御装置311は、リモコ
ン受光回路302から入力される信号によってチューナ
ー304を制御し、リモコン55の操作により指示され
たチャンネルで放送中の番組のジャンルを示すデータを
抽出する。
【0148】ジャンルを示すデータがチューナー304
から輝度変化制御装置311に入力されると、輝度変化
制御装置311は、記憶装置312内のジャンル−モー
ド対応テーブルに記憶されているか否かを判別する。
【0149】対応する設定内容が記憶装置312内のジ
ャンル−モード対応テーブルに記憶されていた場合に
は、輝度変化制御装置311は、当該設定内容に基づく
制御信号を生成し、制御装置301に出力する。制御装
置301は、輝度変化制御装置311から入力された制
御信号に基づいて表示制御回路305を駆動制御し、モ
ニタディスプレイ307から出力される映像の輝度につ
いての輝度処理を実行する。
【0150】また、現在時刻を示すデータがチューナー
304から輝度変化制御装置311に入力されると、輝
度変化制御装置311は、現在時刻に対応する設定内容
が記憶装置312内の時刻−モード対応テーブルに記憶
されているか否かを判別する。
【0151】現在時刻に対応する設定内容が記憶装置3
12内の時刻−モード対応テーブルに記憶されていた場
合には、輝度変化制御装置311は、当該設定内容に基
づく制御信号を生成し、制御装置301に出力する。制
御装置301は、輝度変化制御装置311から入力され
た制御信号に基づいて表示制御回路305を駆動制御
し、モニタディスプレイ307から出力される映像の輝
度についての輝度処理を実行する。
【0152】以上のように、本発明の第3の実施の形態
におけるテレビ受像機3によれば、アンテナ4により受
信されたデジタル放送のうち、ユーザがリモコン55で
指定した所定のチャンネルの番組を出力するテレビ受像
機3であって、チューナー304は所定のチャンネルの
番組のデータを抽出し、このデータを制御装置301に
出力し、制御装置301は、そのデータから映像データ
及び音声データを分離生成する。そして、制御装置30
1は、その映像データに基づいて表示制御回路305を
制御してモニタディスプレイ307の画面上に映像を出
力させ、また、その音声データに基づいて音声制御回路
306を制御してスピーカー308から音声を出力させ
る。
【0153】ここで、輝度変化制御装置311は、チュ
ーナー304を制御してテレビ受像機3で出力中の番組
のジャンルを示すデータを入力させ、その入力されたデ
ータに対応する設定内容が記憶装置312内のジャンル
−モード対応テーブルに記憶されているか否かを判別す
る。該当する設定内容が記憶されている場合には、輝度
変化制御装置311は、当該設定内容に基づく輝度処理
を実行させるための制御信号を生成して制御装置301
に出力する。制御装置301は、この制御信号に応じて
表示制御回路305を駆動制御し、モニタディスプレイ
307に輝度処理後の映像を出力させる。
【0154】また、輝度変化制御装置311は、チュー
ナー304を制御して、アンテナ4で受信されるデジタ
ル放送のデータの中から現在時刻を示すデータを抽出す
る。輝度変化制御装置311は、チューナー304から
抽出した現在時刻に対応する設定内容が記憶装置312
内の時刻−モード対応テーブルに記憶されているか否か
を判別する。該当する設定内容が記憶されている場合に
は、輝度変化制御装置311は、当該設定内容に基づく
映像の輝度を設定させるための制御信号を生成して制御
装置301に出力し、制御装置301は、表示制御回路
305を駆動制御してモニタディスプレイ307の表示
画面に映像を出力させる。
【0155】従って、テレビ受像機3によりデジタル放
送の番組の映像及び音声が出力される際には、放送中の
番組のジャンルに応じた輝度処理を施された映像が出力
される。これにより、ユーザが特に意識して指定しなく
ても、ジャンル毎に最適化された映像を効果的に楽しむ
ことができる。また、特定の時間帯には自動的に映像の
輝度を調整する処理を行うので、ユーザが特に操作を行
わなくても、周囲の環境に合わせた映像の輝度で番組を
視聴することができる。
【0156】また、上記のテレビ受像機3は、モニタデ
ィスプレイ307を備えた本体内に輝度変化装置31を
はじめとする各部を収容して構成されるので、設置スペ
ースを狭小化することができる。
【0157】なお、本発明の第1及び第2の実施の形態
における輝度制御装置、並びに本発明の第3の実施の形
態における輝度変化装置においては、チューナーがアン
テナにより受信されたデジタル放送電波から現在時刻を
示すデータを抽出して、その現在時刻に対応付けられた
設定内容により、放映中の番組の映像を所定の輝度に変
化させる構成としたが、この輝度制御装置または輝度変
化装置に照度センサを含む構成として、周りの明るさ環
境に対応した設定内容により放映中の番組の映像の輝度
を調節する構成としてもよい。
【0158】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、予め、放
送される番組のジャンル毎に対応する輝度処理を記憶し
て、テレビ受像機により番組を視聴する際には、その番
組のジャンルに対応する輝度処理を実行される。このた
め、ユーザが特に指定しなくても最適な輝度処理が施さ
れるので、番組を視聴する興趣性を高めることができ、
この場合ユーザが操作しなければならないことは増えな
いので、ユーザにとって簡便である。
【0159】また、この請求項1記載の輝度制御装置
は、テレビ受像機に接続することにより使用することが
できるので、例えば、既存のテレビ受像機(アナログテ
レビ受像機等)を用いて容易に実現することができる。
【0160】請求項2記載の発明によれば、例えば、深
夜に映像の輝度を小さくしたり、昼間に映像の輝度を大
きくするなど、時間的な都合に応じて映像の輝度を調整
することができる。このため、生活上の時間的都合や、
周囲の環境等を考慮した設定が記憶手段に記憶されてい
れば、その時刻にテレビ受像機が動作すれば自動的にそ
の映像の輝度の調整を行うことができる。
【0161】請求項3記載の発明によれば、予め、放送
される番組のジャンル毎に対応する輝度処理を記憶し
て、テレビ受像機により番組を視聴する際には、その番
組のジャンルに対応する輝度処理を実行される。このた
め、ユーザが特に指定しなくても最適な輝度処理が施さ
れるので、番組を視聴する興趣性を高めることができ、
この場合ユーザが操作しなければならないことは増えな
いので、ユーザにとって簡便である。
【0162】また、この請求項3記載の輝度制御装置
は、出力装置に接続することにより使用することができ
るので、例えば、既存のテレビ受像機(アナログテレビ
受像機等)を用いて容易に実現することができる。
【0163】請求項4記載の発明によれば、例えば、深
夜に映像の輝度を小さくしたり、昼間に映像の輝度を大
きくするなど、時間的な都合に応じて映像の輝度を調整
することができる。このため、生活上の時間的都合や、
周囲の環境等を考慮した設定が記憶手段に記憶されてい
れば、その時刻にテレビ受像機が動作すれば自動的にそ
の映像の輝度の調整を行うことができる。また、この請
求項4記載の輝度制御装置は、出力装置がデジタル放送
以外の映像及び音声(アナログ放送)を出力するもので
ある場合であっても利用することができる。
【0164】請求項5記載の発明によれば、予め、放送
される番組のジャンル毎に対応する輝度処理を記憶し
て、テレビ受像機により番組を視聴する際には、その番
組のジャンルに対応する輝度処理を実行される。このた
め、ユーザが特に指定しなくても最適な輝度処理が施さ
れるので、番組を視聴する興趣性を高めることができ、
この場合ユーザが操作しなければならないことは増えな
いので、ユーザにとって簡便である。
【0165】また、請求項5記載のテレビ受像機は、テ
レビ受像機内に各部を一体として内蔵して構成されるの
で、設置スペースを狭小化することができる。
【0166】請求項6記載の発明によれば、例えば、深
夜に映像の輝度を小さくしたり、昼間に映像の輝度を大
きくするなど、時間的な都合に応じて映像の輝度を調整
することができる。このため、生活上の時間的都合や、
周囲の環境等を考慮した設定が記憶手段に記憶されてい
れば、その時刻にテレビ受像機が動作すれば自動的にそ
の映像の輝度の調整を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施の形態におけるテ
レビシステム1を示すブロック図である。
【図2】図1の記憶装置123内に記憶された設定内容
の構成を模式的に示す図であり、(a)はジャンルにつ
いての設定内容を示し、(b)は時刻についての設定内
容を示している。
【図3】本発明を適用した第2の実施の形態におけるテ
レビシステム2を示すブロック図である。
【図4】本発明を適用した第3の実施の形態におけるテ
レビ受像機3を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 テレビシステム 11 テレビ受像機 111 制御装置 112 リモコン受光回路 113 電源回路 114 チューナー 115 表示制御回路 116 音声制御回路 117 モニタディスプレイ 118 スピーカー 12 輝度制御装置 121 リモコン受光回路 122 輝度変化制御装置 123 記憶装置 124 チューナー 2 テレビシステム 21 モニター 211 リモコン受光回路 212 電源回路 213 入力切替回路 214 表示制御回路 215 音声制御回路 216 モニタディスプレイ 217 スピーカー 22 輝度制御装置 221 輝度変化制御装置 222 リモコン受光回路 223 映像・音声制御装置 224 記憶装置 225 チューナー 3 テレビ受像機 301 制御装置 302 リモコン受光回路 303 電源回路 304 チューナー 305 表示制御回路 306 音声制御回路 307 モニタディスプレイ 308 スピーカー 31 輝度変化装置 311 輝度変化制御装置 312 記憶装置 4 アンテナ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタル放送を受信して、放送される番組
    の映像及び音声を出力するとともに、映像の輝度を変化
    させる輝度処理を行うテレビ受像機に接続される輝度制
    御装置であって、 前記デジタル放送で放送される番組のジャンルと、前記
    輝度処理の種類とを対応付けて記憶する記憶手段と、 前記テレビ受像機で出力中の番組のジャンルを検知する
    ジャンル検知手段と、 このジャンル検知手段により検知されたジャンルに対応
    付けて前記記憶手段に記憶された種類の輝度処理を前記
    テレビ受像機に実行させる制御手段と、 を備えることを特徴とする輝度制御装置。
  2. 【請求項2】所定の時刻と、前記テレビ受像機による映
    像出力時の輝度とを対応付けて記憶する輝度設定記憶手
    段と、 現在時刻を検知する時刻検知手段と、 この時刻検知手段により検知された時刻に対応する輝度
    を前記輝度設定記憶手段から読み出し、この読み出され
    た輝度に従って前記テレビ受像機に映像を出力させる輝
    度制御手段と、 を更に備えることを特徴とする請求項1記載の輝度制御
    装置。
  3. 【請求項3】所定の映像信号と音声信号とが入力される
    と、この映像信号と音声信号とをもとに映像及び音声を
    出力する出力装置に接続される輝度制御装置であって、 前記出力装置から出力される映像の輝度を変化させるた
    めに、前記出力装置へ入力される輝度信号を変化させる
    輝度処理を行う輝度処理手段を備えていて、 デジタル放送で放送される番組のジャンルと、前記輝度
    処理の種類とを対応付けて記憶する記憶手段と、 前記デジタル放送を受信して、放送中の番組を出力する
    ための映像信号と音声信号とを生成して出力する信号生
    成手段と、 この信号生成手段により映像信号と音声信号とが生成さ
    れた番組のジャンルを検知するジャンル検知手段と、 このジャンル検知手段により検知されたジャンルに対応
    付けて前記記憶手段に記憶された種類の輝度処理を前記
    輝度処理手段により実行させる制御手段と、を備えるこ
    とを特徴とする輝度制御装置。
  4. 【請求項4】所定の時刻と、前記出力装置による映像出
    力時の輝度と、を対応付けて記憶する輝度設定記憶手段
    と、 現在時刻を検知する時刻検知手段と、を更に備え、 前記信号生成手段は、この時刻検知手段により検知され
    た時刻に対応付けて前記輝度設定記憶手段に記憶された
    映像の輝度を読み出し、この輝度に従って前記出力装置
    から映像が出力されるように前記映像信号を出力するこ
    と、 を特徴とする請求項3記載の輝度制御装置。
  5. 【請求項5】デジタル放送を受信して放送中の番組の映
    像を出力する表示装置と、当該番組の音声を出力する音
    声出力装置と、を備えるテレビ受像機において、 前記表示装置から出力される映像の輝度を変化させる輝
    度処理を行う輝度処理手段を備えていて、 前記デジタル放送で放送される各番組のジャンルと、前
    記輝度処理の種類とを対応付けて記憶する記憶手段と、 前記テレビ受像機で出力中の番組のジャンルを検知する
    ジャンル検知手段と、 このジャンル検知手段により検知されたジャンルに対応
    付けて前記記憶手段に記憶された種類の輝度処理を前記
    輝度処理手段により実行させる制御手段と、 を備えることを特徴とするテレビ受像機。
  6. 【請求項6】所定の時刻と、前記表示装置による映像出
    力時の輝度と、を対応付けて記憶する輝度設定記憶手段
    と、 現在時刻を検知する時刻検知手段と、 この時刻検知手段により検知された時刻に対応付けて前
    記輝度設定記憶手段に記憶された映像の輝度を読み出
    し、この読み出された輝度に従って前記表示装置に映像
    を出力させる輝度制御手段と、 をさらに備えることを特徴とする請求項5記載のテレビ
    受像機。
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