JP3393480B2 - 画像表示音声出力装置 - Google Patents

画像表示音声出力装置

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JP3393480B2
JP3393480B2 JP12949895A JP12949895A JP3393480B2 JP 3393480 B2 JP3393480 B2 JP 3393480B2 JP 12949895 A JP12949895 A JP 12949895A JP 12949895 A JP12949895 A JP 12949895A JP 3393480 B2 JP3393480 B2 JP 3393480B2
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彰子 堀越
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、CRT(陰極線管)
ディスプレイや液晶ディスプレイなどの画像表示手段の
表示画面上の複数の画面に複数の画像を同時に表示する
ことができるテレビジョン受像機などの画像表示音声出
力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】NTSC方式のような現行の標準テレビ
ジョン方式のテレビジョン信号を受信するとともに、C
RTディスプレイなどの画像表示手段としてアスペクト
比(表示画面の横対縦の比)が、現行の標準テレビジョ
ン方式のそれである4:3よりも横長の、ハイビジョン
方式のようなHDTV(高品位テレビジョン)方式のそ
れである16:9とされたものを用いたテレビジョン受
像機が、ワイドテレビないし横長テレビとして普及しつ
つある。
【0003】また特に、このワイドテレビの一種とし
て、例えば2個のチューナにより2チャンネルのテレビ
ジョン信号を同時に受信することができ、これによって
画像表示手段の表示画面上の2つの画面に2つの画像を
同時に表示することができるテレビジョン受像機が、二
画面テレビとして市販されている。
【0004】二画面テレビにおける二画面表示の代表的
な表示モードとしては、いわゆるピクチャ・イン・ピク
チャとピクチャ・アンド・ピクチャがある。以下、前者
をPinPモード、後者をP&Pモードと称する。
【0005】PinPモードは、例えば図4に示すよう
に、アスペクト比が16:9の表示画面1の一部1Sを
除く部分1Mを親画面とするとともに、その一部1Sを
子画面として、その親画面1Mおよび子画面1Sにそれ
ぞれ画像を同時に表示するものである。子画面1Sのア
スペクト比は、例えば4:3とする。
【0006】図示していないが、表示画面1の左右の一
部分を除くアスペクト比が4:3の部分の、内部の子画
面となる一部を除く部分を親画面とし、表示画面1の左
右の一部分を、それぞれ無画部とすることもできる。
【0007】P&Pモードは、例えば図5に示すよう
に、アスペクト比が16:9の表示画面1の左右の、そ
れぞれアスペクト比が4:3の部分1Lおよび1Rを左
画面および右画面として、その左画面1Lおよび右画面
1Rにそれぞれ画像を同時に表示するものである。表示
画面1の上部1uおよび下部1vは、それぞれ無画部と
する。
【0008】ところで、テレビジョン受像機で、深夜に
おける放送の終了などによって、それまで受信していた
テレビジョン信号が無信号となったとき、それを検出し
て、例えば約10分後などに自動的に受像機をスタンバ
イ状態、すなわちその受像機の遠隔制御装置の電源ボタ
ンにより電源オフの操作をしたときと同じ状態にするも
のがある。
【0009】上記のPinPモードをとりうる二画面テレ
ビでも、このようないわゆるオートシャットオフ機能を
備えたものが考えられており、1つのテレビジョン信号
を受信して表示画面上に1つの画像を表示する通常モー
ドにおいては、その1つのテレビジョン信号が無信号と
なったときに、またPinPモードにおいては、上記の親
画面に画像が表示されている方のテレビジョン信号が無
信号となったときに、それぞれ上記のオートシャットオ
フ機能が有効に働くようにされている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】PinPモードでは、親
画面が主画面、子画面が副画面というように、親画面と
子画面の間に明確な主従の別があり、視聴者は通常、親
画面を見ている。したがって、上記のように親画面に画
像が表示されている方のテレビジョン信号が無信号とな
ったときに受像機がスタンバイ状態にされても、視聴者
にとってそれほど不都合はない。
【0011】しかし最近、上記のようなP&Pモードを
とりうる受像機が考えられている。そして、このP&P
モードでは、左画面および右画面という2つの画面の間
に、PinPモードにおける親画面および子画面のような
明確な主従の別がなく、視聴する人および視聴する時に
よって、主従の別が異なりうる。すなわち、視聴者が左
画面を見ているときには、左画面が主画面であり、逆に
視聴者が右画面を見ているときには、右画面が主画面で
ある。
【0012】そのため、P&Pモードをとりうる受像機
において、そのP&Pモード時の二画面のうちのいずれ
か一方が一義的に主画面と定められて、その主画面に画
像が表示されている方のテレビジョン信号が無信号とな
ったときに上記のように受像機がスタンバイ状態にされ
るようにすると、視聴者が主画面でない方の画面を見て
いるときに、その主画面に画像が表示されている方のテ
レビジョン信号が無信号になると、受像機がスタンバイ
状態にされてしまうことになり、視聴者にとって著しく
不都合となる。
【0013】そこで、この発明は、画像表示手段の表示
画面上の複数の画面に複数の画像を同時に表示すること
ができるテレビジョン受像機などの画像表示音声出力装
置において、表示画面上の複数の画面に複数の画像が同
時に表示されているとき、視聴者が実際に見ている方の
画面に対応する映像信号が無信号となったときにのみ装
置が自動的にスタンバイ状態となるようにしたものであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の画像表
示音声出力装置は、複数の映像信号、およびこれに対応
する複数の音声信号が、受信可能、もしくは外部から入
力可能、または内部で生成可能な信号入力部と、同一の
画像表示手段の表示画面上に設定された複数の画面に、
上記信号入力部からの複数の映像信号による複数の画像
を同時に表示するための処理をする画面処理部と、上記
信号入力部から上記複数の画面のうちのいずれか1つに
対応する音声信号を得て、その音声信号により音声を出
力させる音声出力部と、上記信号入力部、上記画面処理
部および上記音声出力部を制御する制御部とを備える画
像表示音声出力装置であって、上記制御部は、上記複数
の画面に複数の画像を同時に表示させているとき、少な
くとも音声が出力されている方の画面に対応する映像信
号が無信号となったときにのみ、上記画像表示音声出力
装置の電源をオフにする画像表示音声出力装置である。
【0015】請求項2の発明の画像表示音声出力装置
は、複数の映像信号、およびこれに対応する複数の音声
信号が、受信可能、もしくは外部から入力可能、または
内部で生成可能な信号入力部と、同一の画像表示手段の
表示画面上に設定された複数の画面に、上記信号入力部
からの複数の映像信号による複数の画像を同時に表示す
るための処理をする画面処理部と、上記信号入力部から
複数の音声信号を、上記複数の画面のうちの1つに対応
する1つの音声信号が相対的に最大レベルとなるように
得て、その複数の音声信号により複数の音声を出力させ
る音声出力部と、上記信号入力部、上記画面処理部およ
び上記音声出力部を制御する制御部とを備える画像表示
音声出力装置であって、上記制御部は、上記複数の画面
に複数の画像を同時に表示させているとき、少なくとも
音声が相対的に最大音量で出力されている方の画面に対
応する映像信号が無信号となったときにのみ、上記画像
表示音声出力装置の電源をオフにする画像表示音声出力
装置である。
【0016】
【作用】表示画面上の複数の画面に複数の画像が同時に
表示されているとき、視聴者が実際に見ているのは、音
声が出力されている方の、または音声が相対的に最大音
量で出力されている方の画面である。
【0017】上記のように構成された、この発明の画像
表示音声出力装置においては、表示画面上の複数の画面
に複数の画像が同時に表示されているとき、その制御部
において、音声が出力されている方の、または音声が相
対的に最大音量で出力されている方の画面であるか否か
によって間接的に、視聴者が実際に見ている方の画面で
あるか否かが判断されることとなる。
【0018】そして、少なくとも音声が出力されている
方の、または音声が相対的に最大音量で出力されている
方の画面に対応する映像信号が無信号となったときにの
み装置の電源がオフにされることによって、視聴者が実
際に見ている方の画面に対応する映像信号が無信号とな
ったときにのみ装置の電源がオフにされることとなり、
視聴者が実際に見ていない方の画面に対応する映像信号
のみが無信号となったときに装置の電源がオフにされて
しまうことがない。
【0019】
【実施例】
〔実施例の構成〕図1は、この発明の画像表示音声出力
装置の一例を示し、2個のチューナにより2チャンネル
のテレビジョン信号を同時に受信することができ、これ
によって上記のP&PモードまたはPinPモードにより
表示画面上の2つの画面に2つの画像を同時に表示する
ことができる、いわゆる二画面ワイドテレビの場合であ
る。
【0020】この例のテレビジョン受像機は、アンテナ
10、チューナ21,22、映像処理部31,32、画
面処理部40、映像増幅器33、画像表示手段としての
CTR34、音声信号切替用のスイッチ51、音声処理
部52、音声増幅器53、音声出力手段としてのスピー
カ54、無信号検出部61,62、制御部70、水晶振
動子81、不揮発性メモリ82、受信部83、遠隔制御
装置90、および電源部100を備える。
【0021】チューナ21,22は、それぞれ中間周波
増幅回路および復調回路を含むもので、それぞれ内部の
局発回路を構成するPLL(位相同期回路)に対して制
御部70から分周比を決める信号が供給されることによ
って所望チャンネルのテレビジョン信号を選局し、その
選局後の中間周波信号を増幅したのち復調することによ
って、それぞれ映像信号V1,V2および音声信号A
1,A2を分離して得るものである。
【0022】後述するように、チューナ21は、通常モ
ード時における1つの画面、P&Pモード時における右
画面、およびPinPモード時における親画面についての
映像信号および音声信号を得るものであり、チューナ2
2は、P&Pモード時における左画面、およびPinPモ
ード時における子画面についての映像信号および音声信
号を得るものである。
【0023】映像処理部31,32は、それぞれチュー
ナ21,22からの映像信号V1,V2を処理して赤、
緑、青の原色映像信号を得るものである。
【0024】画面処理部40は、制御部70からの制御
信号CTLにもとづいて、映像処理部31,32からの
それぞれ赤、緑、青の原色映像信号から、各表示モード
に応じてCTR34の表示画面上に表示されるべき画像
についての赤、緑、青の原色映像信号を生成するもので
ある。この画面処理部40において、制御部70からの
赤、緑または青の原色信号とされる、CTR34の表示
画面上に表示されるべきチャンネル番号や音量などを示
す信号OSDが映像信号に加えられる。
【0025】映像増幅器33は、画面処理部40からの
赤、緑、青の原色映像信号を増幅してCTR34の駆動
信号としてCTR34に供給するものである。CTR3
4は、この例では、図4および図5に示すように、その
表示画面1のアスペクト比が16:9とされる。
【0026】スイッチ51は、制御部70からの切替信
号により、後述するようにチューナ21,22からの音
声信号A1,A2のいずれかを選択して取り出すもので
ある。音声処理部52は、スイッチ51により選択され
た音声信号A1またはA2を処理し、音声増幅器53
は、音声処理部52からの音声信号を増幅してスピーカ
54に供給する。
【0027】無信号検出部61,62は、それぞれ映像
処理部31,32を通じて得られる、映像信号V1,V
2中の同期信号から映像信号V1,V2が無信号となっ
たか否かを検出し、それぞれの検出出力を制御部70に
供給するものである。
【0028】制御部70は、マイクロコンピュータによ
り構成され、後述する遠隔制御装置90からの制御信号
にもとづいて、チューナ21,22における選局、画面
処理部40における処理、およびスイッチ51の切り替
えを含めて、受像機全体を制御するとともに、P&Pモ
ード時またはPinPモード時には、スイッチ51の切替
状態、すなわちスピーカ54から音声が出力されている
方の画面がいずれの画面であるかなどの二画面状態を管
理し、かつ後述する電源部100のリレースイッチ10
3を制御する。
【0029】水晶振動子81は、クロック生成用であ
り、不揮発性メモリ82は、P&Pモード時またはPin
Pモード時における上記の二画面状態などを記憶してお
くものである。受信部83は、遠隔制御装置90からの
例えば赤外線による制御信号を受信して制御部70に供
給する。
【0030】遠隔制御装置90は、電源ボタン91およ
び表示モード選択ボタン92などを有する。表示モード
選択ボタン92は、これを押下することにより、表示モ
ードを通常モード→P&Pモード→PinPモード→通常
モードというようにサイクル的に変えることができるも
のである。そして、遠隔制御装置90は、各モード時に
おいて後述するように選局操作でき、かついずれか1つ
の画面に対応する音声を選択できるようにされる。
【0031】電源部100は、電源プラグ101からの
交流電源が電源回路102に供給されるとともに、リレ
ースイッチ103を介して電源回路104に供給され、
電源回路102からの直流電源が制御部70および受信
部83に供給され、電源回路104からの各種の直流電
源がCTR34を含む受像機の各部に供給されるととも
に、制御部70からのリレー制御信号RCTによりリレ
ースイッチ103が制御される構成とされる。電源スイ
ッチ105は、受像機の正面パネル部などに設けられ
て、制御部70および受信部83の電源をオンオフ制御
するものである。
【0032】図2は、図1の受像機の画面処理部40の
一例を示す。この例は、映像処理部31および32から
のそれぞれ赤、緑、青の原色映像信号R1,G1,B1
およびR2,G2,B2が、それぞれA/Dコンバータ
41R,41G,41Bおよび42R,42G,42B
によりディジタル信号に変換され、そのディジタル化さ
れた赤、緑、青の原色映像信号が、それぞれ1フィール
ド分または1フレーム分の信号を書き込みうるメモリ4
3R,43G,43Bおよび44R,44G,44Bに
書き込まれるとともに、メモリ43R,43G,43B
および44R,44G,44Bから読み出され、その読
み出された赤、緑、青の原色映像信号が、合成処理回路
45において合成処理され、その合成処理後の赤、緑、
青の原色映像信号が、D/Aコンバータ46R,46
G,46Bによりアナログ信号に変換され、そのアナロ
グ信号とされた赤、緑、青の原色映像信号が、映像増幅
器33に供給される。
【0033】そして、制御部70からの制御信号CTL
により、メモリ43R,43G,43B,44R,44
G,44Bに対する書き込み制御回路47および読み出
し制御回路48が制御され、メモリ43R,43G,4
3B,44R,44G,44Bへの書き込みおよびメモ
リ43R,43G,43B,44R,44G,44Bか
らの読み出しが制御されるとともに、合成処理回路45
における合成処理が制御されることによって、後述する
ように各表示モードに応じた画面処理がなされる。
【0034】〔P&Pモード時の動作〕上記のような構
成の受像機において、図5に示すようにCTR34の表
示画面1の右画面1Rおよび左画面1Lにそれぞれ画像
を同時に表示する場合には、遠隔制御装置90におい
て、表示モード選択ボタン92の操作によりP&Pモー
ドを選択するとともに、右画面1Rおよび左画面1Lに
つきそれぞれ選局操作をする。
【0035】これにより、チューナ21において右画面
1Rに画像が表示されるテレビジョン信号が受信され、
チューナ21から映像信号V1および音声信号A1とし
て右画面1Rに対応するものが得られ、映像処理部31
から赤、緑、青の原色映像信号R1,G1,B1として
右画面1Rに対応するものが得られるとともに、チュー
ナ22において左画面1Lに画像が表示されるテレビジ
ョン信号が受信され、チューナ22から映像信号V2お
よび音声信号A2として左画面1Lに対応するものが得
られ、映像処理部32から赤、緑、青の原色映像信号R
2,G2,B2として左画面1Lに対応するものが得ら
れる。
【0036】そして、画面処理部40において、原色映
像信号R1,G1,B1がA/Dコンバータ41R,4
1G,41Bによりディジタル信号に変換されてメモリ
43R,43G,43Bに書き込まれるとともに、原色
映像信号R2,G2,B2がA/Dコンバータ42R,
42G,42Bによりディジタル信号に変換されてメモ
リ44R,44G,44Bに書き込まれる。
【0037】さらに、その書き込みと同時に、メモリ4
3R,43G,43Bからディジタル化された原色映像
信号が、CTR34の表示画面1上で図5に示すような
位置およびサイズの右画面1Rを形成するように読み出
されるとともに、メモリ44R,44G,44Bからデ
ィジタル化された原色映像信号が、CTR34の表示画
面1上で図5に示すような位置およびサイズの左画面1
Lを形成するように読み出される。
【0038】そして、合成処理回路45においてメモリ
43R,43G,43Bから読み出された原色映像信号
とメモリ44R,44G,44Bから読み出された原色
映像信号が合成され、その合成後の原色映像信号がD/
Aコンバータ46R,46G,46Bによりアナログ信
号に変換される。
【0039】したがって、表示画面1上の右画面1Rに
チューナ21で受信されたテレビジョン信号による画像
が表示されると同時に、左画面1Lにチューナ22で受
信されたテレビジョン信号による画像が表示される。
【0040】この場合、遠隔制御装置90での操作によ
って、右画面1Rまたは左画面1Lに対応する音声を選
択する。これにより、スイッチ51からは、チューナ2
1からの音声信号A1またはチューナ22からの音声信
号A2のいずれかが選択されて取り出される。
【0041】すなわち、右画面1Rに対応する音声を選
択したときは、スイッチ51がチューナ21側に切り替
えられて、スイッチ51から音声信号A1が取り出さ
れ、スピーカ54から右画面1Rに表示される画像に対
応する音声が出力される。左画面1Lに対応する音声を
選択したときは、スイッチ51がチューナ22側に切り
替えられて、スイッチ51から音声信号A2が取り出さ
れ、スピーカ54から左画面1Lに表示される画像に対
応する音声が出力される。
【0042】この状態で、制御部70は、無信号検出部
61,62の出力により、チューナ21,22で受信さ
れるテレビジョン信号が無信号となるのを監視し、以下
に示すように、スピーカ54から音声が出力されている
方のテレビジョン信号が無信号となったときにのみ、リ
レー制御信号RCTによりリレースイッチ103をオフ
にして受像機をスタンバイ状態にする。
【0043】すなわち、図3は、制御部70が実行す
る、この発明にかかるルーチンを示し、制御部70は、
まずステップS1において、現在、P&Pモードまたは
PinPモードの二画面表示モードであるか否かを判断
し、二画面表示モードでないときには、ステップS4に
進んで選局処理などの他の処理を実行して、ステップS
1に戻る。
【0044】二画面表示モードであるときには、次にス
テップS2に進んで、無信号検出部61,62の出力
と、スイッチ51の切替状態とから、少なくともスピー
カ54から音声が出力されている方のテレビジョン信号
が無信号となったか否かを判断し、スピーカ54から音
声が出力されている方のテレビジョン信号は無信号とな
っていないときには、ステップS4に進んで他の処理を
実行して、ステップS1に戻る。
【0045】少なくともスピーカ54から音声が出力さ
れている方のテレビジョン信号が無信号となったときに
は、次にステップS3に進んで、オートシャットオフ処
理を実行する。すなわち、上記ようにリレー制御信号R
CTによりリレースイッチ103をオフにする。
【0046】したがって、視聴者が右画面1Rを見、右
画面1Rに対応する音声を聴いているときに、少なくと
もその右画面1Rに対応するテレビジョン信号が無信号
となったとき、または視聴者が左画面1Lを見、左画面
1Lに対応する音声を聴いているときに、少なくともそ
の左画面1Lに対応するテレビジョン信号が無信号とな
ったときは、制御部70および受信部83を除く受像機
の電源がオフにされる。
【0047】これに対して、視聴者が右画面1Rを見、
右画面1Rに対応する音声を聴いているときに、左画面
1Lに対応するテレビジョン信号のみが無信号となった
とき、または視聴者が左画面1Lを見、左画面1Lに対
応する音声を聴いているときに、右画面1Rに対応する
テレビジョン信号のみが無信号となったときは、制御部
70および受信部83を含めて受像機の電源はオフにさ
れない。したがって、視聴者は、それまで視聴していた
画像および音声をそのまま視聴することができる。
【0048】〔PinPモード時の動作〕図4に示すよう
にCTR34の表示画面1の親画面1Mおよび子画面1
Sにそれぞれ画像を同時に表示する場合には、遠隔制御
装置90において、表示モード選択ボタン92の操作に
よりPinPモードを選択するとともに、親画面1Mおよ
び子画面1Sにつきそれぞれ選局操作をする。
【0049】これにより、チューナ21において親画面
1Mに画像が表示されるテレビジョン信号が受信され、
チューナ21から映像信号V1および音声信号A1とし
て親画面1Mに対応するものが得られ、映像処理部31
から赤、緑、青の原色映像信号R1,G1,B1として
親画面1Mに対応するものが得られるとともに、チュー
ナ22において子画面1Sに画像が表示されるテレビジ
ョン信号が受信され、チューナ22から映像信号V2お
よび音声信号A2として子画面1Sに対応するものが得
られ、映像処理部32から赤、緑、青の原色映像信号R
2,G2,B2として子画面1Sに対応するものが得ら
れる。
【0050】そして、画面処理部40において、原色映
像信号R1,G1,B1がA/Dコンバータ41R,4
1G,41Bによりディジタル信号に変換されてメモリ
43R,43G,43Bに書き込まれるとともに、原色
映像信号R2,G2,B2がA/Dコンバータ42R,
42G,42Bによりディジタル信号に変換されてメモ
リ44R,44G,44Bに書き込まれる。
【0051】さらに、その書き込みと同時に、メモリ4
3R,43G,43Bからディジタル化された原色映像
信号が、CTR34の表示画面1上で図4に示すような
位置およびサイズの親画面1Mを形成するように読み出
されるとともに、メモリ44R,44G,44Bからデ
ィジタル化された原色映像信号が、CTR34の表示画
面1上で図4に示すような位置およびサイズの子画面1
Sを形成するように読み出される。
【0052】そして、合成処理回路45においてメモリ
43R,43G,43Bから読み出された原色映像信号
とメモリ44R,44G,44Bから読み出された原色
映像信号が合成され、その合成後の原色映像信号がD/
Aコンバータ46R,46G,46Bによりアナログ信
号に変換される。
【0053】したがって、表示画面1上の親画面1Mに
チューナ21で受信されたテレビジョン信号による画像
が表示されると同時に、子画面1Sにチューナ22で受
信されたテレビジョン信号による画像が表示される。
【0054】この場合、遠隔制御装置90での操作によ
って、親画面1Mまたは子画面1Sに対応する音声を選
択する。これにより、スイッチ51からは、チューナ2
1からの音声信号A1またはチューナ22からの音声信
号A2のいずれかが選択されて取り出される。
【0055】すなわち、親画面1Mに対応する音声を選
択したときは、スイッチ51がチューナ21側に切り替
えられて、スイッチ51から音声信号A1が取り出さ
れ、スピーカ54から親画面1Mに表示される画像に対
応する音声が出力される。子画面1Sに対応する音声を
選択したときは、スイッチ51がチューナ22側に切り
替えられて、スイッチ51から音声信号A2が取り出さ
れ、スピーカ54から子画面1Sに表示される画像に対
応する音声が出力される。
【0056】この状態で、制御部70は、無信号検出部
61,62の出力により、チューナ21,22で受信さ
れるテレビジョン信号が無信号となるのを監視し、P&
Pモード時と同様に、スピーカ54から音声が出力され
ている方のテレビジョン信号が無信号となったときにの
み、リレー制御信号RCTによりリレースイッチ103
をオフにして受像機をスタンバイ状態にする。
【0057】したがって、視聴者が親画面1Mを見、親
画面1Mに対応する音声を聴いているときに、少なくと
もその親画面1Mに対応するテレビジョン信号が無信号
となったとき、または視聴者が子画面1Sを見、子画面
1Sに対応する音声を聴いているときに、少なくともそ
の子画面1Sに対応するテレビジョン信号が無信号とな
ったときは、制御部70および受信部83を除く受像機
の電源がオフにされる。
【0058】これに対して、視聴者が親画面1Mを見、
親画面1Mに対応する音声を聴いているときに、子画面
1Sに対応するテレビジョン信号のみが無信号となった
とき、または視聴者が子画面1Sを見、子画面1Sに対
応する音声を聴いているときに、親画面1Mに対応する
テレビジョン信号のみが無信号となったときは、制御部
70および受信部83を含めて受像機の電源はオフにさ
れない。したがって、視聴者は、それまで視聴していた
画像および音声をそのまま視聴することができる。
【0059】〔通常モード時の動作〕図示していない
が、表示画面1上に1つの画像を表示する場合には、遠
隔制御装置90において、表示モード選択ボタン92の
操作により通常モードを選択するとともに、選局操作を
する。
【0060】これにより、チューナ21においてテレビ
ジョン信号が受信され、チューナ21から映像信号V1
および音声信号A1が得られ、映像処理部31から赤、
緑、青の原色映像信号R1,G1,B1が得られる。
【0061】そして、画面処理部40において、原色映
像信号R1,G1,B1がA/Dコンバータ41R,4
1G,41Bによりディジタル信号に変換されてメモリ
43R,43G,43Bに書き込まれる。さらに、その
書き込みと同時に、メモリ43R,43G,43Bから
ディジタル化された原色映像信号が、表示画面1上で1
つの画像を形成するように読み出され、そのメモリ43
R,43G,43Bから読み出された原色映像信号が、
合成処理回路45を通じて取り出されて、D/Aコンバ
ータ46R,46G,46Bによりアナログ信号に変換
される。
【0062】したがって、表示画面1上にチューナ21
で受信されたテレビジョン信号による画像が表示され
る。
【0063】この場合、スイッチ51からは、チューナ
21からの音声信号A1が取り出される。すなわち、通
常モード時には、スイッチ51がチューナ21側に切り
替えられて、スイッチ51から音声信号A1が取り出さ
れ、スピーカ54から表示画面1上に表示される1つの
画像に対応する音声が出力される。
【0064】この場合、制御部70は、チューナ21で
受信されるテレビジョン信号が無信号となったとき、受
像機をスタンバイ状態にする。
【0065】〔他の実施例〕図1〜図5に示して上述し
た例は、P&PモードまたはPinPモードの二画面表示
モードをとりうる受像機の場合であるが、この発明は、
例えば図6に示すように表示画面1上に多数の画面1
a,1b,1c…1k,1mを設定して、それぞれに画
像を表示するマルチ画面表示モードをとりうる受像機に
も適用することができる。
【0066】また、上述した例は、P&Pモード時およ
びPinPモード時とも、一方の画面に対応する音声のみ
をスピーカ54から出力させる場合であるが、P&Pモ
ード時またはPinPモード時、一方の画面に対応する音
声を相対的に大きい音量で、他方の画面に対応する音声
を相対的に小さい音量で、混合して同一の音声出力手段
から出力させ、または混合しないで別個の音声出力手段
から出力させることも考えられる。
【0067】そして、この発明は、このように複数の画
面に対応する複数の音声が、いずれか1つが相対的に最
大音量となるように出力される場合にも、適用すること
ができる。すなわち、この場合、視聴者が実際に見てい
るのは音声が相対的に最大音量で出力されている方の画
面であり、かつその音量状態は遠隔制御装置からの制御
信号を受信する制御部において管理可能である。
【0068】そこで、この場合には、制御部は、表示画
面上の複数の画面に複数の画像を同時に表示させている
とき、少なくとも音声が相対的に最大音量で出力されて
いる方のテレビジョン信号が無信号となったか否かを判
断して、少なくとも音声が相対的に最大音量で出力され
ている方のテレビジョン信号が無信号となったときにの
み、制御部および遠隔制御装置からの制御信号の受信部
を除く受像機の電源をオフにするようにする。
【0069】なお、表示画面上に画像を表示する映像信
号、およびこれに対応する、音声出力手段から音声を出
力させる音声信号は、テレビジョン信号として受信され
る映像信号および音声信号に限らず、ビデオテープレコ
ーダなどの外部機器からの映像信号および音声信号や、
当該装置内で生成される映像信号および音声信号でもよ
い。
【0070】
【発明の効果】上述したように、この発明によれば、画
像表示手段の表示画面上の複数の画面に複数の画像が同
時に表示されているとき、視聴者が実際に見ていない方
の画面に対応する映像信号のみが無信号となったときに
は装置の電源がオフにされず、視聴者はそれまで見てい
た画面をそのまま見続けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の画像表示音声出力装置の一例を示す
機能ブロック図である。
【図2】その画面処理部の一例を示す機能ブロック図で
ある。
【図3】その制御部における、この発明にかかるルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図4】PinPモードの説明に供する図である。
【図5】P&Pモードの説明に供する図である。
【図6】マルチ画面表示モードの説明に供する図であ
る。
【符号の説明】
21,22 チューナ(信号入力部) 34 CRT(画像表示手段) 40 画面処理部 51 スイッチ(音声出力部) 52 音声処理部(音声出力部) 54 スピーカ(音声出力部) 70 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/38 - 5/63

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の映像信号、およびこれに対応する複
    数の音声信号が、受信可能、もしくは外部から入力可
    能、または内部で生成可能な信号入力部と、 同一の画像表示手段の表示画面上に設定された複数の画
    面に、上記信号入力部からの複数の映像信号による複数
    の画像を同時に表示するための処理をする画面処理部
    と、 上記信号入力部から上記複数の画面のうちのいずれか1
    つに対応する音声信号を得て、その音声信号により音声
    を出力させる音声出力部と、 上記信号入力部、上記画面処理部および上記音声出力部
    を制御する制御部とを備える画像表示音声出力装置であ
    って、 上記制御部は、上記複数の画面に複数の画像を同時に表
    示させているとき、少なくとも音声が出力されている方
    の画面に対応する映像信号が無信号となったときにの
    み、上記画像表示音声出力装置の電源をオフにする画像
    表示音声出力装置。
  2. 【請求項2】複数の映像信号、およびこれに対応する複
    数の音声信号が、受信可能、もしくは外部から入力可
    能、または内部で生成可能な信号入力部と、 同一の画像表示手段の表示画面上に設定された複数の画
    面に、上記信号入力部からの複数の映像信号による複数
    の画像を同時に表示するための処理をする画面処理部
    と、 上記信号入力部から複数の音声信号を、上記複数の画面
    のうちの1つに対応する1つの音声信号が相対的に最大
    レベルとなるように得て、その複数の音声信号により複
    数の音声を出力させる音声出力部と、 上記信号入力部、上記画面処理部および上記音声出力部
    を制御する制御部とを備える画像表示音声出力装置であ
    って、 上記制御部は、上記複数の画面に複数の画像を同時に表
    示させているとき、少なくとも音声が相対的に最大音量
    で出力されている方の画面に対応する映像信号が無信号
    となったときにのみ、上記画像表示音声出力装置の電源
    をオフにする画像表示音声出力装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の画像表示音声出
    力装置において、 上記複数の画面が、上記表示画面の左右部分に位置する
    同一の大きさの2つの画面とされる表示モードをとりう
    る画像表示音声出力装置。
  4. 【請求項4】請求項1または2に記載の画像表示音声出
    力装置において、 上記複数の画面が、一方が他方より小さく、かつ他方の
    内部に位置する2つの画面とされる表示モードをとりう
    る画像表示音声出力装置。
  5. 【請求項5】請求項1または2に記載の画像表示音声出
    力装置において、 上記複数の画面が、上記表示画面の左右部分に位置する
    同一の大きさの2つの画面とされる表示モードと、上記
    複数の画面が、一方が他方より小さく、かつ他方の内部
    に位置する2つの画面とされる表示モードとの、いずれ
    かを選択的にとりうる画像表示音声出力装置。
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