JPH09257499A - カーナビゲーション装置 - Google Patents

カーナビゲーション装置

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JPH09257499A
JPH09257499A JP8062936A JP6293696A JPH09257499A JP H09257499 A JPH09257499 A JP H09257499A JP 8062936 A JP8062936 A JP 8062936A JP 6293696 A JP6293696 A JP 6293696A JP H09257499 A JPH09257499 A JP H09257499A
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JP
Japan
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map
screen
condition
information
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JP8062936A
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English (en)
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Satoshi Tanaka
智 田中
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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  • Instructional Devices (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】表示画面の切換えに要する手間等を大幅に簡略
化し、安全で使い勝手の優れたカーナビゲーション装置
を提供する。 【解決手段】モニタ13と、地図データを記憶したCD−
ROM5 を有するCD部6 と、現在地を示す位置情報を
随時入力するGPS部2 と、地図以外の表示データとし
ての文字情報を入力するFM多重受信機18及びデコーダ
17と、地図の表示に代えて上記デコーダ17から入力した
文字情報の表示データを表示させる切換条件を設定する
キー入力部8 と、GPS部2 で得た位置情報と上記CD
部6 の地図データとにより現在地を含む地図の表示デー
タを作成してモニタ13に表示させる一方、キー入力部8
で設定された切換条件の成立を検出して地図の表示に代
えて上記デコーダ17から入力した文字情報の表示データ
をモニタ13で表示させるCPU4 とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地図データだけで
はなく、テレビ画像やFM文字多重放送等も表示するカ
ーナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、GPS(Global Posi
tioning System)を利用した自動車用の
ナビゲーション装置が広く普及している。この種のナビ
ゲーション装置では、GPSアンテナで受信した複数の
人工衛星からの信号を基に現在位置の緯度情報と経度情
報等を計算し、CD−ROM等の記録媒体から読出した
現在位置周辺の道路情報及び地名情報等からなる地図デ
ータを展開してモニタディスプレイで表示するようにし
ている。
【0003】このようなナビゲーション装置において
は、通常、テレビチューナまたは再生機能を有するビデ
オカメラを追加接続し、あるいは上記CD−ROMに加
えてカラオケ音楽用CD等を挿入することで、単に現在
位置周辺の地図のみならず、テレビ画像やビデオ画像、
あるいはカラオケの歌詞画像等をモニタディスプレイに
切換えて表示させることができるようになっているもの
が多い。
【0004】また近年、FMラジオ放送の電波の隙間に
文字情報を多重して放送するFM文字多重放送が実用化
されている。放送される文字情報としては、本放送であ
る音声放送と連動して、クイズやリクエストの募集、流
す曲の歌詞や曲名の表示等を行なう補完番組と、天気予
報や交通情報等、音声放送とは関係ない情報を放送する
独立番組とがある。この新しい放送サービスは一般に
「見えるラジオ」と呼称されている。
【0005】そして、ナビゲーション装置にFM文字多
重放送受信用のチューナとデコーダとを追加接続するこ
とにより、特に渋滞や事故、交通規制などの交通情報を
も表示させることで、即時性が高く、きわめて有用なナ
ビゲーションを行なうことが可能なものも企画、販売さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように地図以外の画像をモニタディスプレイの画面に表
示させる場合には、当然のことながら、操作部であるリ
モートコントローラで通常のナビゲーション動作とは異
なるキー操作を行なわなくてはならない。
【0007】例えば、FM文字多重放送による交通情報
を受信する場合であれば、FM文字多重放送の選択、周
波数の選択、及び番組の選択等をキー操作で行なう必要
があるものであり、ただ単に繁雑であるばかりか、自動
車の運転時にこのような操作を行なうことは大変に危険
である。
【0008】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、表示画面の切換え
に要する手間等を大幅に簡略化し、安全で使い勝手の優
れたカーナビゲーション装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
表示部と、道路情報を含む地図データを記憶した地図デ
ータ記憶手段と、現在地を示す位置情報を随時入力する
現在位置入力手段と、この現在位置入力手段で得た位置
情報と上記地図データ記憶手段に記憶される地図データ
とにより現在地を含む地図の表示データを作成する地図
作成手段と、地図以外の表示データを入力する表示デー
タ入力手段と、地図の表示に代えて上記入力した表示デ
ータを表示させる切換条件を設定する条件設定手段と、
この条件設定手段で設定された切換条件の成立を検出す
る条件検出手段と、この条件検出手段の検出結果に応
じ、上記地図作成手段が作成した地図の表示データに代
えて上記表示データ入力手段より入力した表示データを
上記表示部で表示させる表示切換制御手段とを具備した
ことを特徴とする。
【0010】このような構成とすることで、地図画面と
他の画面とを予め設定しておいた条件により自動的に切
換えることができるため、表示画面の切換えに要する手
間等を大幅に簡略化し、安全で使い勝手の優れたものと
することができる。
【0011】請求項2記載の発明は、表示部と、道路情
報を含む地図データを記憶した地図データ記憶手段と、
現在地を示す位置情報を随時入力する現在位置入力手段
と、この現在位置入力手段で得た位置情報と上記地図デ
ータ記憶手段に記憶される地図データとにより現在地を
含む地図の表示データを作成する地図作成手段と、地図
以外の表示データを入力する表示データ入力手段と、表
示データの切換条件を設定する条件設定手段と、この条
件設定手段で設定された切換条件の成立を検出する条件
検出手段と、上記地図作成手段が作成した地図の表示デ
ータ及び上記表示データ入力手段より入力した表示デー
タのうちの1つを上記表示部の画面全面を使用する親画
面、他の1つを上記親画面中の一部に嵌込まれた子画面
として上記表示部で親子画面表示させる表示制御手段
と、上記条件検出手段の検出結果に応じ、上記表示制御
手段による親子画面表示の状態を切換える切換手段とを
具備したことを特徴とする。
【0012】このような構成とすることで、複数の表示
データの中から任意に設定した2つを用いた親子画面の
表示状態を予め設定しておいた条件により自動的に切換
えることができるため、親子画面の表示切換えに要する
手間等を大幅に簡略化し、安全で使い勝手の優れたもの
とすることができる。
【0013】請求項3記載の発明は、上記請求項1また
は2記載の発明において、上記条件設定手段は位置情報
を切換条件として設定し、上記条件検出手段は上記条件
設定手段が設定した位置情報と上記現在位置入力手段よ
り入力される位置情報との一致を切換条件の成立として
検出することを特徴とする。
【0014】このような構成とすることで、上記請求項
6記載の発明の作用に加えて、予め設定しておいた位置
に到達した時点で親子画面の表示状態を自動的に切換え
ることができるため、特に地図上の位置に対応した画
面、例えば交差点の状態や観光ガイド、天気予報等の情
報を得る場合に有用となる。
【0015】請求項4記載の発明は、上記請求項1また
は2記載の発明において、現在の時刻情報を入力する時
刻入力手段をさらに具備し、上記条件設定手段は時刻情
報を切換条件として設定し、上記条件検出手段は上記条
件設定手段が設定した時刻情報と上記時刻入力手段より
入力される時刻情報との一致を切換条件の成立として検
出することを特徴とする。
【0016】このような構成とすることで、上記請求項
1または2記載の発明の作用に加えて、予め設定してお
いた時刻となった際に親子画面の表示状態を自動的に切
換えることができるため、特に時刻に対応した画面、例
えば定時のニュースや天気予報等の情報を得る場合に有
用となる。
【0017】請求項5記載の発明は、上記請求項1また
は2記載の発明において、設定された時間の計時を行な
う計時手段をさらに具備し、上記条件設定手段は時間情
報を切換条件として設定し、上記条件検出手段は上記条
件設定手段が設定した時間情報を上記計時手段により計
時し終えたことを切換条件の成立として検出することを
特徴とする。
【0018】このような構成とすることで、上記請求項
1または2記載の発明の作用に加えて、予め設定してお
いた時間が経過した際に親子画面の表示状態を自動的に
切換えることができるため、例えばビデオテープの再生
画像等の予め終了する時間が判っている表示データを表
示させる場合にその後の表示切換動作を簡略化すること
ができる。
【0019】請求項6記載の発明は、上記請求項1また
は2記載の発明において、上記表示データ入力手段は文
字情報を含む表示データを入力し、上記条件設定手段は
文字情報を切換条件として設定し、上記条件検出手段は
上記表示データ入力手段より入力される表示データ中に
上記条件設定手段が設定した文字データが含まれていた
際に切換条件の成立を検出することを特徴とする。
【0020】このような構成とすることで、上記請求項
1または2記載の発明の作用に加えて、予め設定してお
いたキーワードを含む文字情報を受信した際に親子画面
の表示状態を自動的に切換えることができるため、特に
自己に関連、興味等がある文字情報のみを選択的に得る
ことができる。
【0021】請求項7記載の発明は、上記請求項1また
は2記載の発明において、現在の走行速度情報を入力す
る速度入力手段をさらに具備し、上記条件設定手段は速
度帯域情報を切換条件として設定し、上記条件検出手段
は上記条件設定手段が設定した速度帯域情報と上記速度
入力手段より入力される速度情報との一致を切換条件の
成立として検出することを特徴とする。
【0022】このような構成とすることで、上記請求項
1または2記載の発明の作用に加えて、予め設定してお
いた速度帯域に対応して親子画面の表示状態を自動的に
切換えることができるため、例えば順調に走行している
時と渋滞走行時とで地図の表示データと他の表示データ
の親子の画面の関係を入換えるなど、走行の安全性を確
保した上でナビゲーション装置を地図以外の表示を行な
うものとして有効に活用することができる。
【0023】請求項8記載の発明は、上記請求項2記載
の発明において、上記切換手段は、上記表示制御手段に
よる親子画面表示中の子画面の有無を切換えることを特
徴とする。
【0024】このような構成とすることで、上記請求項
2記載の発明の作用に加えて、設定した条件が成立した
時点で親子画面表示中の子画面の有無を切換えるため、
表示される親画面の表示データに専念したい場合と子画
面として他の表示データも得たい場合とを任意に設定
し、1つの画面を有効に活用することができる。
【0025】請求項9記載の発明は、上記請求項2記載
の発明において、上記切換手段は、上記表示制御手段に
よる親子画面表示中の親画面と子画面を入換えることを
特徴とする。
【0026】このような構成とすることで、上記請求項
2記載の発明の作用に加えて、設定した条件が成立した
時点で親子画面中の親画面と子画面を入換えるため、親
子画面中のそのときに必要な方を常に親画面とさせてお
くことができる。
【0027】請求項10記載の発明は、上記請求項2記
載の発明において、上記切換手段は、上記表示制御手段
による親子画面表示中の子画面の表示データを他の表示
データに切換えることを特徴とする。
【0028】このような構成とすることで、上記請求項
2記載の発明の作用に加えて、設定した条件が成立した
時点で親子画面中の子画面を他の表示データに切換える
ため、常に必要な表示データを子画面として表示させて
おくことができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)以下本発明をGPSを利用した自
動車用のナビゲーション装置に適用した場合の第1の実
施の形態について図面を参照して説明する。
【0030】図1は本システム全体の基本回路構成を示
すもので、車体のルーフ上に設置されたGPSアンテナ
1と、このGPSアンテナ1が受信した衛星からのL1
帯(1.57542GHz)のC/Aコードを逆拡散L
SIにより復調、解読して現在地の緯度、経度、高さ、
時刻等の位置情報を割出すGPS部2とを有している。
【0031】このGPS部2で得た現在地の位置情報は
システムバス3を介してCPU4に送られる。このCP
U4は、ROM10に格納された動作プログラムに基づ
き、RAM9に種々データを記憶させながら装置全体の
動作制御を行なうもので、GPS部2からの現在地の位
置情報に基づいて道路情報及び地名情報からなる地図デ
ータを記録した記録媒体であるCD−ROM5が装着さ
れたCD部6をCPU周辺回路ゲートアレイ(G/A)
7を介してアクセスし、現在地を含む周辺の地図データ
を読出して現在地の位置情報と共にグラフィックコント
ローラ12へ送出する。
【0032】グラフィックコントローラ12は、送られ
てきた地図データをビデオRAM11上に展開し、現在
位置を示すマークを書き加えた上で、例えばバックライ
ト付きのLCDパネル及びその駆動回路で構成されるモ
ニタ13により表示出力させる。
【0033】上記CPU周辺回路ゲートアレイ7にはま
た、主として後に詳述するリモコンユニット20で構成
されるキー入力部8が接続され、CPU4はこのキー入
力部8でのキー入力に応じた動作制御を実行する。
【0034】さらに上記システムバス3には、テレビチ
ューナ15、ビデオ入力部16及びデコーダ17が接続
される。テレビチューナ15は、接続されるテレビアン
テナ14で受信したテレビ放送電波中から上記キー入力
部8でのキー入力に応じて所望のチャンネルのものを選
局し、中間周波数変換、映像検波、同期分離等の種々処
理を施した後にそれぞれの信号をデジタル化して、シス
テムバス3に供する。
【0035】上記ビデオ入力部16は、ビデオ入力端子
を介して接続された再生機能付きのビデオカメラ等から
入力されるビデオ信号をデジタル化してシステムバス3
に供するものである。
【0036】上記デコーダ17は、FM多重受信機18
を介してFMアンテナ19を接続している。FM多重受
信機18は、上記FMアンテナ19で受信したFM放送
電波のチューニングを行ない、得たFM信号を復調して
ステレオ信号とする。
【0037】デコーダ17は、このFMステレオ信号の
L,R信号の変調度に対して多重信号の大きさ(レベ
ル)を4〜10%まで変化させるデジタル変調によりF
M放送電波に多重化されている文字データをL−MSK
(Level controlled Minimum
Shift Keying)復調を行なうことで分離
し、さらに分離した文字情報に対して誤り訂正処理を施
すことで正しい文字データを得てシステムバス3に供す
る。
【0038】図2は上記キー入力部8を主として構成す
るリモコンユニット20の外観構成を示すもので、図2
(a)が左側面図、図2(b)が上面図である。リモコ
ンユニット20は、リモコン本体ケース21がケーブル
によりCPU周辺回路ゲートアレイ7に接続されるワイ
ヤードリモートコントローラであり、図2(a)に示す
ようにリモコン本体ケース21の左側面にスライドスイ
ッチにより電源のオン/オフを行なう電源スイッチ22
が設けられる。
【0039】また、図2(b)に示すようにリモコン本
体ケース21の上面には、電源LED23、NAVI/
CDキー24、TVキー25、FM DATAキー2
6、MENUキー27、カーソルキー28、ENTER
キー29、ポジションキー(図では「POS」と示す)
30、縮尺変更/チューニングキー31、MARKキー
32、POINTキー33、HOMEキー34及びVI
DEOキー35を備える。
【0040】電源LED23は、上記電源スイッチ22
で電源がオンとされた際に赤色で点灯する。NAVI/
CDキー24は、本装置でナビゲーション動作を行なう
場合あるいはCD部6に音楽用のCDを装着して音楽鑑
賞を行なう場合に操作するキーである。
【0041】TVキー25は、テレビチューナ15によ
り上記モニタ13にてテレビ鑑賞を行なう場合に操作す
るキーであり、FM DATAキー26は、上記モニタ
13にてFMデータ文字多重放送による文字データを表
示させる場合に操作するキーである。
【0042】MENUキー27はメニュー画面の表示を
指示するキー、カーソルキー28はメニュー画面等でモ
ニタ13の表示画面上に表示されるカーソルの上下左右
各方向への移動を指示するリング状のキー、ENTER
キー29は上記カーソルキー28の移動により表示画面
上のカーソルで指し示されるアイコン等を操作指示する
ためのキーである。
【0043】また、ポジションキー30は上記アンテナ
1及びGPSブロック2により割出された現在地の緯
度、経度等の位置情報を表示させるためのキー、縮尺変
更/チューニングキー31はナビゲーション動作時に表
示される地図の縮尺の変更指示を行なう一方、テレビあ
るいはラジオ受信動作時にアップ/ダウンチューニング
を指示するキーである。
【0044】さらに、MARKキー32は地図データの
任意地点をマーキングするためのキー、POINTキー
33は経路誘導機能の動作時に目的地の設定及び目的地
側への画面スクロール等を指示するキー、HOMEキー
34は同じく経路誘導機能の動作時に現在地の設定及び
現在地側への画面スクロール等を指示するキーである。
【0045】そして、VIDEOキー35はビデオ入力
部16から入力されるビデオ信号をモニタ13に表示さ
せてビデオ鑑賞を行なう場合に操作するキーである。次
に上記第1の実施の形態の動作について説明する。
【0046】ここでは、予め地図上の任意位置をカーソ
ルキー28等の操作により指定した上でPOINTキー
33の操作によりポイント登録し、さらにこの当該ポイ
ントで地図の表示に代えてFM文字多重放送による天気
予報の表示を切換えて行なうものとしてその動作を説明
する。
【0047】図3は主としてCPU4によるナビゲーシ
ョン動作時の処理内容を示すもので、一定時間間隔でG
PS部2から入力される現在地の緯度/経度情報に基づ
いてCPU周辺回路ゲートアレイ7を介してCD部6を
アクセスし、現在地を含む周辺の地図データを読出して
現在地の位置情報と共にグラフィックコントローラ12
へ送出し、モニタ13で現在地のマークを書き加えた地
図を表示させる(ステップA1)。
【0048】このときCPU4は、図4に示すようにR
AM9に記憶されている上述したPOINTキー33操
作によるポイント登録データの内容に応じて表示画面を
切換えることを表わすコマンドシンボル、すなわちオー
プンシンボルまたはクローズシンボルを地図画面中に表
示させる。
【0049】すなわち、RAM9には、緯度及び経度か
らなる位置情報、その地点で地図画面からFM文字多重
放送の番組を表示するのか、あるいはそれまで表示して
いたFM文字多重放送の番組を消去して地図画面に復帰
するのかを表わす切換コード情報、及びFM文字多重放
送における指定番組のコード情報(地図画面からFM文
字多重放送の番組表示に切換える場合のみ)を1組のポ
イント登録データとして複数組のポイント登録データを
記憶しているもので、例えばモニタ13で表示させてい
る地図の範囲に該当するポイント登録データがある場合
にはこれを判断して対応するオープンシンボルを地図画
面中に表示させるものである。
【0050】図5(a)はこのときのモニタ13での表
示状態を例示するものであり、自車位置シンボルSSと
共に、現在の経路の進行側位置に、その位置に到達した
時点で表示画面を地図からFM文字多重放送の天気予報
番組に切換えることを表わすオープンシンボルOSを表
示している。
【0051】CPU4では、このように地図画面を表示
している状態で、適宜現在の位置情報とコマンドシンボ
ルの位置が一致したか否か、すなわちそのコマンドシン
ボルの位置に到達したか否かを判断し(ステップA
2)、コマンドシンボルの位置に到達していなければ再
び上記ステップA1の地図表示に戻る、という動作を繰
返し行なうことで、地図画面を表示しながらコマンドシ
ンボル位置への到達を待機する。
【0052】そして、図5(b)に示す如く自車の走行
により現在の位置情報とコマンドシンボルの位置が一致
したとステップA2で判断した時点で、CPU4は内部
に備えられる所定時間を計時するためのタイマを起動す
ると共に、次にその一致したポイント登録データをRA
M9から読出し、その内容に従って指定番組をFM多重
受信機18、デコーダ17により受信させて文字情報を
グラフィックコントローラ12に送出させ、モニタ13
で画面を切換えて表示させる(ステップA3)。
【0053】図5(c)はこのときのモニタ13での表
示状態を例示するものであり、画面の大部分を使って、
受信している番組、ここでは天気予報の内容を表示する
と共に、受信しているFM文字多重放送の周波数と、番
組内容の変更あるいは元の地図画面への復帰をリモコン
ユニット20のカーソルキー28及びENTERキー2
9の操作により手動で設定するためのアイコンとを表示
している。
【0054】こうしてFM文字多重放送の指定番組を表
示している状態で、CPU4は上記アイコン中の元の地
図画面への復帰を指示する上記カーソルキー28とEN
TERキー29によるキー操作があるか否かを判断し
(ステップA4)、なければ次に内部のタイマにより所
定時間の計時を終えたか否かを判断して(ステップA
5)、終えていなければ再び上記ステップA3の指定番
組の表示に戻る、という動作を繰返し行なうことで、指
定番組を表示しながら画面を切換えるためのキー操作と
タイマによるタイムアップを待機する。
【0055】このとき、カーソルキー28とENTER
キー29により元の地図画面への復帰ではなく番組内容
の変更を指示するキー操作がなされた場合には、そのキ
ー操作に対応して番組内容を変更させると共に、上記タ
イマによる計時をリセットする。
【0056】そして、ステップA4,A5で元の地図画
面への復帰を指示するキー操作、あるいはタイマによる
タイムアップがあったと判断した時点で、このFM文字
多重放送の受信及び表示を終えて、再び上記ステップA
1からの地図画面の表示動作に復帰するものである。
【0057】このように、予め設定しておいた位置に到
達した時点で画面を自動的に切換えることができるた
め、特に地図上の位置に対応した画面、例えば上記天気
予報やCPU4にセットしたCD−ROM5を用いた観
光ガイド等の情報を得る場合に有用となる。
【0058】(第2の実施の形態)以下本発明をGPS
を利用した自動車用のナビゲーション装置に適用した場
合の第2の実施の形態について図面を参照して説明す
る。
【0059】なお、システム全体の基本回路構成、及び
リモコンユニットの外観構成については上記図1及び図
2と同様であるものとし、その図示及び説明は省略す
る。次に上記第2の実施の形態の動作について説明す
る。
【0060】ここでは、予め任意の時刻を指定し、その
指定時刻となった時点で地図の表示に代えて例えばFM
文字多重放送の表示を切換えて行なうものとしてその動
作を説明する。
【0061】図6は主としてCPU4によるナビゲーシ
ョン動作時の処理内容を示すもので、一定時間間隔でG
PS部2から入力される現在地の緯度/経度情報に基づ
いてCPU周辺回路ゲートアレイ7を介してCD部6を
アクセスし、現在地を含む周辺の地図データを読出して
現在地の位置情報と共にグラフィックコントローラ12
へ送出し、モニタ13で現在地のマークを書き加えた地
図を表示させる(ステップB1)。
【0062】このときCPU4は、図7に示すようにR
AM9に記憶されている指定時刻のデータの内容に応じ
て表示画面を切換えることを表わすコマンドシンボル、
すなわちオーブンシンボルまたはクローズシンボルを地
図画面中に表示させる。
【0063】すなわち、RAM9には、指定された時刻
の情報、その時点で地図画面からFM文字多重放送の番
組を表示するのか、あるいはそれまで表示していたFM
文字多重放送の番組を消去して地図画面に復帰するのか
を表わす切換コード情報、及びFM文字多重放送におけ
る指定番組のコード情報を1組の時刻データとして複数
組の時刻データを記憶しているもので、モニタ13で表
示させている地図の1端部にその時刻に対応したオープ
ンシンボルを表示させるものである。
【0064】図8(a)はこのときのモニタ13での表
示状態を例示するものであり、自車位置シンボルSSと
共に、画面の右上端部に、表示画面を地図からFM文字
多重放送のニュース番組に切換えることを表わすオープ
ンシンボルOSをその指定時刻と共に表示している。
【0065】また、上記GPS部2からの現在地の位置
情報の受信にあっては、緯度/経度情報と同時に現在の
正確な時刻情報も得ることができるもので、CPU4は
上記のような地図画面の表示状態で、得た正確な時刻情
報とRAM9に記憶されている時刻情報とが一致したか
否か、すなわち指定された時刻となったか否かを判断し
(ステップB2)、その時刻となっていなければ再び上
記ステップB1の地図表示に戻る、という動作を繰返し
行なうことで、地図画面を表示しながら指定時刻となる
のを待機する。
【0066】そして、ステップB2で指定時刻となった
と判断した時点で、CPU4は内部に備えられる所定時
間を計時するためのタイマを起動すると共に、次にその
指定時刻となった時刻データをRAM9から読出し、そ
の内容に従って指定番組をFM多重受信機18、デコー
ダ17により受信させて文字情報をグラフィックコント
ローラ12に送出させ、モニタ13で画面を切換えて表
示させる(ステップB3)。
【0067】図8(b)はこのときのモニタ13での表
示状態を例示するものであり、画面の大部分を使って、
受信している番組、ここではニュースの内容を表示する
と共に、受信しているFM文字多重放送の周波数と、番
組内容の変更あるいは元の地図画面への復帰をリモコン
ユニット20のカーソルキー28及びENTERキー2
9の操作により手動で設定するためのアイコンとを表示
している。
【0068】こうしてFM文字多重放送の指定番組を表
示している状態で、CPU4は上記アイコン中の元の地
図画面への復帰を指示する上記カーソルキー28とEN
TERキー29によるキー操作があるか否かを判断し
(ステップB4)、なければ次に内部のタイマにより所
定時間の計時を終えたか否かを判断して(ステップB
5)、終えていなければ再び上記ステップB3の指定番
組の表示に戻る、という動作を繰返し行なうことで、指
定番組を表示しながら画面を切換えるためのキー操作と
タイマによるタイムアップを待機する。
【0069】このとき、カーソルキー28とENTER
キー29により元の地図画面への復帰ではなく番組内容
の変更を指示するキー操作がなされた場合には、そのキ
ー操作に対応して番組内容を変更させると共に、上記タ
イマによる計時をリセットする。
【0070】そして、ステップB4,B5で元の地図画
面への復帰を指示するキー操作、あるいはタイマによる
タイムアップがあったと判断した時点で、このFM文字
多重放送の受信及び表示を終えて、再び上記ステップB
1からの地図画面の表示動作に復帰するものである。
【0071】このように、予め設定しておいた時刻とな
った時点で画面を自動的に切換えることができるため、
特に時刻に対応した画面、例えば定時の天気予報やニュ
ース、交通情報等の情報を得る場合に有用となる。
【0072】なお、時刻に代えて、現時点から画面を切
換えるまでの時間を設定するようにしてもよい。 (第3の実施の形態)以下本発明をGPSを利用した自
動車用のナビゲーション装置に適用した場合の第3の実
施の形態について図面を参照して説明する。
【0073】なお、システム全体の基本回路構成、及び
リモコンユニットの外観構成については上記図1及び図
2と同様であるものとし、その図示及び説明は省略す
る。次に上記第3の実施の形態の動作について説明す
る。
【0074】ここでは、予め任意のキーワードを指定
し、表示は行なわないながらFM文字放送を受信し続け
て、受信した文字情報の中で指定したキーワードを含ん
だものがあった場合にこれを判断してただちにそれまで
の地図の表示に代えてFM文字多重放送の表示を切換え
て行なうものとしてその動作を説明する。
【0075】図9は主としてCPU4によるナビゲーシ
ョン動作時の処理内容を示すもので、一定時間間隔でG
PS部2から入力される現在地の緯度/経度情報に基づ
いてCPU周辺回路ゲートアレイ7を介してCD部6を
アクセスし、現在地を含む周辺の地図データを読出して
現在地の位置情報と共にグラフィックコントローラ12
へ送出し、モニタ13で現在地のマークを書き加えた地
図を表示させる(ステップC1)。
【0076】このときCPU4は、RAM9に記憶され
ている指定キーワードのデータの内容に応じて表示画面
を切換えることを表わすコマンドシンボル、すなわちオ
ープンシンボルを地図画面中に表示させる。
【0077】すなわち、RAM9には、指定されたキー
ワードの情報、及びFM文字多重放送における指定番組
のコード情報を1組のキーワードデータとして複数組の
キーワードデータを記憶しているもので、モニタ13で
表示させている地図の1端部にそのキーワードをオープ
ンシンボルと共に表示させるものである。
【0078】このような地図の表示と同時にCPU4
は、上記FM多重受信機18及びデコーダ17を起動し
て随時指定周波数、指定番組の文字情報を入力し、RA
M9の一領域にその容量分だけ保持し続けるもので(ス
テップC2)、この保持している文字情報中に上記指定
したキーワードが含まれているか否かを判断し(ステッ
プC3)、含まれていなければ再び上記ステップC1の
地図表示に戻る、という動作を繰返し行なうことで、地
図画面を表示しながらキーワードが含まれた文字情報の
受信を待機する。
【0079】そして、ステップC3で指定したキーワー
ドを含んだ文字情報が受信されたと判断した時点で、C
PU4は内部に備えられる所定時間を計時するためのタ
イマを起動すると共に、次にその指定番組の文字情報を
グラフィックコントローラ12に送出させ、モニタ13
で画面を切換えて表示させる(ステップC4)。
【0080】このときモニタ13では、画面の大部分を
使って、受信している番組を表示すると共に、受信して
いるFM文字多重放送の周波数と、番組内容の変更ある
いは元の地図画面への復帰をリモコンユニット20のカ
ーソルキー28及びENTERキー29の操作により手
動で設定するためのアイコンとを表示する。
【0081】こうしてFM文字多重放送の指定番組を表
示している状態で、CPU4は上記アイコン中の元の地
図画面への復帰を指示する上記カーソルキー28とEN
TERキー29によるキー操作があるか否かを判断し
(ステップC5)、なければ次に内部のタイマにより所
定時間の計時を終えたか否かを判断して(ステップC
6)、終えていなければ再び上記ステップC4の指定番
組の表示に戻る、という動作を繰返し行なうことで、指
定番組を表示しながら画面を切換えるためのキー操作と
タイマによるタイムアップを待機する。
【0082】このとき、カーソルキー28とENTER
キー29により元の地図画面への復帰ではなく番組内容
の変更を指示するキー操作がなされた場合には、そのキ
ー操作に対応して番組内容を変更させると共に、上記タ
イマによる計時をリセットする。
【0083】そして、ステップC5,C6で元の地図画
面への復帰を指示するキー操作、あるいはタイマによる
タイムアップがあったと判断した時点で、このFM文字
多重放送の表示を終えて、再び上記ステップC1からの
地図画面の表示動作に復帰するものである。
【0084】このように、予め指定したキーワードが含
まれている文字情報を受信した時点で画面を自動的に切
換えることができるため、特に自己に関連、興味等があ
る文字情報のみを自動的に選択して表示させることがで
き、必要以上の文字情報を画面に表示することがなく、
無闇に地図画面以外の画面を表示するのを阻止すること
ができる。
【0085】(第4の実施の形態)以下本発明をGPS
を利用した自動車用のナビゲーション装置に適用した場
合の第4の実施の形態について図面を参照して説明す
る。
【0086】なお、システム全体の基本回路構成、及び
リモコンユニットの外観構成については上記図1及び図
2と同様であるものとし、その図示及び説明は省略す
る。次に上記第4の実施の形態の動作について説明す
る。
【0087】ここでは、予め速度帯域をいくつか指定
し、自車の走行速度がその速度帯域となった時点で地図
の表示に代えて例えばFM文字多重放送の表示を切換え
て行なうものとしてその動作を説明する。
【0088】図10は主としてCPU4によるナビゲー
ション動作時の処理内容を示すもので、一定時間間隔で
GPS部2から入力される現在地の緯度/経度情報に基
づいてCPU周辺回路ゲートアレイ7を介してCD部6
をアクセスし、現在地を含む周辺の地図データを読出し
て現在地の位置情報と共にグラフィックコントローラ1
2へ送出し、モニタ13で現在地のマークを書き加えた
地図を表示させる(ステップD1)。
【0089】このときCPU4は、現在の位置情報の時
系列から自車の走行速度の情報を算出し、あるいは上記
図1では示さなかったが自律航法のための車速センサか
ら直接速度情報を入力すると共に、図11に示すように
RAM9に記憶されている指定された速度帯域のデータ
の内容に応じて、まず現在の自車の速度情報が第1の速
度帯域a内、ここでは0[km/時]以上10[km/
時]未満であるか否か判断する(ステップD2)。
【0090】すなわちRAM9には、指定された速度帯
域の情報、その速度帯域となった時点で地図画面からF
M文字多重放送の番組を表示するのか、あるいはそれま
で表示していたFM文字多重放送の番組を消去して地図
画面に復帰するのかを表わす切換コード情報、及びFM
文字多重放送における指定番組のコード情報を1組の時
刻データとして複数組の時刻データを記憶している。
【0091】CPU4は、上記ステップD2で上述した
如く現在の自車の速度情報が第1の速度帯域a内ではな
いと判断すると、続いて現在の自車の速度情報が第2の
速度帯域b内、ここでは10[km/時]以上20[k
m/時]未満であるか否か判断する(ステップD7)。
【0092】そして、このステップD7で現在の自車の
速度情報が第2の速度帯域b内でもないと判断すると、
さらに現在の自車の速度情報が第3の速度帯域c内、こ
こでは60[km/時]以上であるか否か判断する(ス
テップD12)。
【0093】こうして、現在の自車の速度情報がRAM
9に設定された複数の速度帯域のいずれかに該当するか
否かを連続して判断し、いずれにも該当していなければ
再び上記ステップD1の地図表示に戻る、という動作を
繰返し行なうことで、地図画面を表示しながら指定の速
度帯域のいずれかとなるのを待機する。
【0094】そして、初めてステップD2で現在の自車
の速度情報が第1の速度帯域a内となったと判断した時
点で、CPU4は内部に備えられる所定時間、例えば5
分を計時するためのタイマを起動し、続けてこのタイマ
が上記所定時間となったか否か判断する(ステップD
3)。
【0095】このタイマは、例えば信号待ちや一時停止
等で自車の速度情報が一時的に低下した状態を、例えば
渋滞等でより長い時間にわたって速度が低下した状態と
区別するために用いられ、同一の速度帯域内にあること
を計時するもので、その計時値が所定時間となっていな
いと判断した場合にはそのまま上記ステップD7に進ん
で上記該当する速度帯域内のいずれかとなるのを待機す
る。
【0096】こうしてステップD1〜D3,D7,D1
2の処理を繰返すことで現在の自車の速度情報が第1の
速度帯域a内であるとの判断が所定時間だけ連続した場
合、CPU4はタイマの内容によりこれを判断し、対応
する切換コード情報と第1の指定番組の情報とによりそ
の第1の指定番組、ここでは天気予報をFM多重受信機
18、デコーダ17により受信させて文字情報をグラフ
ィックコントローラ12に送出させ、モニタ13で画面
を切換えて表示させる(ステップD4)。
【0097】こうしてFM文字多重放送の第1の指定番
組を表示している状態で、CPU4は元の地図画面への
復帰を指示するキー操作があるか否かを判断し(ステッ
プD5)、なければ次にまだ現在の自車の速度情報が第
1の速度帯域a内にあるか否かを確認して(ステップD
6)、第1の速度帯域a内にあれば再び上記ステップD
4の第1の指定番組の表示に戻る、という動作を繰返し
行なうことで、第1の指定番組を表示しながら画面を切
換えるためのキー操作と他の速度帯域への変化を待機す
る。
【0098】このとき、カーソルキー28とENTER
キー29により番組内容の変更を指示するキー操作がな
された場合には、そのキー操作に対応して番組内容を変
更させる。
【0099】そして、ステップD5,D6で元の地図画
面への復帰を指示するキー操作、あるいは他の速度帯域
への変化があったと判断した時点で、このFM文字多重
放送の第1の指定番組の受信及び表示を終え、上記タイ
マの計時をクリアした後に上記ステップD7に進み、再
び上記該当する複数の速度帯域内のいずれかとなるのを
待機するステップD1,D2,D7,D12の処理を繰
返し実行する。
【0100】その後、初めてステップD7で現在の自車
の速度情報が第2の速度帯域b内となったと判断した時
点で、CPU4は再び上記タイマを起動し、続けてこの
タイマが上記所定時間となったか否か判断し(ステップ
D8)、その計時値が所定時間となっていないと判断し
た場合にはそのまま上記ステップD12に進んで上記該
当する速度帯域内のいずれかとなるのを待機する。
【0101】しかるに、これらステップD1,D2,D
7,D8,D12の処理を繰返すことで現在の自車の速
度情報が第2の速度帯域b内であるとの判断が所定時間
だけ連続した場合、CPU4はタイマの内容によりこれ
を判断し、RAM9の対応する切換コード情報と第2の
指定番組の情報とによりその第2の指定番組、ここでは
交通情報をFM多重受信機18、デコーダ17により受
信させて文字情報をグラフィックコントローラ12に送
出させ、モニタ13で画面を切換えて表示させる(ステ
ップD9)。
【0102】こうしてFM文字多重放送の第2の指定番
組を表示している状態で、CPU4は元の地図画面への
復帰を指示するキー操作があるか否かを判断し(ステッ
プD10)、なければ次にまだ現在の自車の速度情報が
第2の速度帯域b内にあるか否かを確認して(ステップ
D11)、第2の速度帯域b内にあれば再び上記ステッ
プD9の第2の指定番組の表示に戻る、という動作を繰
返し行なうことで、第2の指定番組を表示しながら画面
を切換えるためのキー操作と他の速度帯域への変化を待
機する。
【0103】このときにも、カーソルキー28とENT
ERキー29により番組内容の変更を指示するキー操作
がなされた場合には、そのキー操作に対応して番組内容
を変更させる。
【0104】そして、ステップD10,D11で元の地
図画面への復帰を指示するキー操作、あるいは他の速度
帯域への変化があったと判断した時点で、このFM文字
多重放送の第2の指定番組の受信及び表示を終え、上記
タイマの計時をクリアした後に上記ステップD12に進
み、再び上記該当する複数の速度帯域内のいずれかとな
るのを待機するステップD1,D2,D7,D12の処
理を繰返し実行する。
【0105】その後、初めてステップD12で現在の自
車の速度情報が第3の速度帯域c内となったと判断した
時点で、CPU4はRAM9の対応する切換コード情報
によりそれまでの地図表示によるナビゲーション動作を
一時停止させる(ステップD13)。
【0106】この地図表示の一時停止は、上記第3の速
度帯域c内、ここでは60[km/時]以上となったこ
とで、モニタ13を見ながらの走行が危険であるので、
運転に専念させるための処理であり、こうして地図の表
示を一時的に停止している状態で、CPU4はあえて地
図画面を表示させるためのキー操作があるか否かを判断
し(ステップD14)、なければ次にまだ現在の自車の
速度情報が第3の速度帯域c内にあるか否かを確認して
(ステップD15)、第3の速度帯域c内にあれば再び
上記ステップD13の表示停止の状態表示に戻る、とい
う動作を繰返し行なうことで、地図画面の表示を停止し
ながら、画面を表示させるためのキー操作と他の速度帯
域への変化を待機する。
【0107】そして、ステップD14,D15で地図画
面を表示させるためのキー操作、あるいは他の速度帯域
への変化があったと判断した時点で、この表示停止状態
を解除し、上記ステップD1に進んで、再び上記該当す
る複数の速度帯域内のいずれかとなるのを待機するステ
ップD1,D2,D7,D12の処理を繰返し実行す
る。
【0108】このように、自車の走行速度が予め設定し
ておいた複数の速度領域のいずれかとなった時点で画面
を自動的に切換えることができる。この場合、特に通常
の走行速度領域より低下した場合には、上記動作に例示
したようにその速度帯域を段階的に設定し、例えば10
[km/時]以上20[km/時]未満の速度帯域で
は、渋滞しているものの多少は流れがあるものとし、渋
滞し始めている状態、渋滞を抜け出そうとしている状
態、あるいは比較的軽い渋滞であるものと判断して、そ
の渋滞の程度あるいは原因を確認するべく交通情報の表
示に切換える一方、例えば10[km/時]未満の速度
帯域では、ほとんど流れが止まっているものとして、気
を紛らわせるために天気予報の表示に切換える、という
ように状態に応じて段階的な細かな設定を可能とした。
【0109】また、上記動作に例示したように、高い速
度帯域にあっては、モニタ13を見ることで前方の注意
がおろそかになり、対応が遅れてしまうという危険な状
態を回避するために、あえて地図画面を含む一切の表示
を一時的に停止させるといった安全性を配慮した設定を
行なうことも可能である。この場合、例えば高速道路走
行時のように速度帯域は高いものの、一般道のように信
号、歩行者、一時停止等、配慮すべき点が少なく、ある
程度運転に余裕がある場合には、上述した如くあえて表
示をオンさせるキー操作を行なうことも可能である。
【0110】なお、上記第1乃至第4の実施の形態にお
いては、いずれも基本となる表示画面をナビゲーション
による地図画面とし、指定した条件が成立した場合には
FM文字多重放送の指定番組の文字情報による画面に切
換えて表示させるものとしたが、本発明はそれに限るも
のではなく、これら以外の画面、例えば上記図1に示し
た如くテレビチューナ15で得たテレビ画面、ビデオ入
力部16より得たビデオ画像、及びさらには図1で示し
ていない他の種々の画面に切換えることも可能であるこ
とは言うまでもない。
【0111】(第5の実施の形態)以下本発明をGPS
を利用した自動車用のナビゲーション装置に適用した場
合の第5の実施の形態について図面を参照して説明す
る。
【0112】なお、システム全体の基本回路構成、及び
リモコンユニットの外観構成については上記図1及び図
2と同様であるものとし、その図示及び説明は省略す
る。次に上記第5の実施の形態の動作について説明す
る。
【0113】ここでは、予め条件を指定し、その条件と
なった時点で親子画面の表示状態を切換えるケースを複
数、例えば4つ設定し、各ケースをそれぞれ動作例とし
て説明する。
【0114】図12は上記4つのケースを設定する設定
モードでの画面を例示するもので、各ケース毎に親画
面、初期の子画面、切換後の子画面、及び切換方法を設
定するようになっている。
【0115】親画面、初期の子画面、及び切換後の子画
面は、それぞれカーソルキー28を操作してカーソルC
を任意の設定箇所に移動させた上でENTERキー29
を操作する毎に「地図」「テレビ」「FM多重」「ビデ
オ」「なし」が順次循環的に切替わって表示される。
【0116】また、特に「FM多重」の表示にカーソル
Cがある状態で縮尺変更/チューニングキー31を操作
することにより、画面中にFM文字多重放送の番組選択
のためのウィンドウが表示され、そのウィンドウ内に
「交通情報」「天気予報」「(FM放送の)補完番組」
等の番組名がカーソルと共に表示されるもので、縮尺変
更/チューニングキー31を操作して該カーソルを所望
の番組名の位置まで移動させた上で上記カーソルキー2
8によりカーソルCを他の設定箇所に移動させることに
より番組選択が実行される。
【0117】そして、所望する内容が表示された状態で
右側の「設定」を選択してENTERキー29を操作す
ると、この設定モードの動作を終えて、設定した内容を
すべてRAM9の所定領域に格納した後に画面を切換
え、次に設定した〜のどのケースを実行するか選択
する動作に移行する。
【0118】次いで実際に上記〜の各ケースにおけ
る動作例について説明する。図13はのケースの動作
例での処理内容を示すもので、その当初には地図の表示
は行なわないながら、一定時間間隔でGPS部2から入
力される現在地の緯度/経度情報に基づいてCPU周辺
回路ゲートアレイ7を介してCD部6をアクセスし、現
在地を含む周辺の地図データを読出す一方、設定された
内容に従って初期の親子画面の表示データとして、テレ
ビチューナ15から入力されるテレビ放送の表示データ
を親画面、子画面の表示はなしとして、グラフィックコ
ントローラ12へ送出し、モニタ13で図14(a)に
示すようにテレビ画面のみを表示させる(ステップE
1)。
【0119】このときCPU4は、現在の位置情報の時
系列から自車の進行方向の情報を算出し、算出した自車
の進行方向と現在地の緯度/経度情報、及び周辺の地図
データにより、進行方向の一定距離、例えば500
[m]以内に交差点があるか否か判断する(ステップE
2)。
【0120】交差点がないと判断した場合には引続き上
記ステップE1からの処理に戻ることで、テレビ放送の
画面表示を行ないながら交差点に近付くのを待機する。
そして、進行方向の一定距離内に交差点があり、交差点
の手前であるものと判断した時点で、地図の表示データ
もグラフィックコントローラ12に送出し、モニタ13
で図14(b)に示すようにテレビの表示データを親画
面、地図の表示データを子画面とした親子画面を表示す
るように切換える(ステップE3)。
【0121】このとき、同時に経路誘導機能を実行して
いる場合には、併せて地図上の誘導経路を他の道路と色
等により区別して表示する。この親子画面を表示した状
態で、現在値の緯度/経度情報と地図データにより当該
交差点を通過したか否か判断し(ステップE4)、通過
していないと判断した場合には引続き上記ステップE3
からの処理に戻ることで親子画面の表示を続行する。
【0122】そして、交差点を通過し終えたと判断した
時点で、再び上記ステップE1からの処理に戻って親子
画面を解除し、テレビ放送のみの画面表示を行ないなが
ら次の交差点に近付くのを待機する、という処理を繰返
すものである。
【0123】このように第5の実施の形態に係る第1の
動作例では、予め設定しておいた位置に到達した時点で
親子画面の表示状態を自動的に切換えることができるた
め、特に地図上の位置に対応して必要時にのみ所望する
画面を得ることができる。
【0124】続く図15はのケースの動作例での処理
内容を示すもので、その当初には初期の親子画面の表示
データとして一定時間間隔でGPS部2から入力される
現在地の緯度/経度情報に基づいてCPU周辺回路ゲー
トアレイ7を介してCD部6をアクセスし、現在地を含
む周辺の地図データを読出してグラフィックコントロー
ラ12へ送出すると同時に、テレビチューナ15から入
力されるテレビ放送の表示データもグラフィックコント
ローラ12へ送出し、地図の表示データを親画面、テレ
ビ放送の表示データを子画面としてモニタ13で図16
(a)に示すように親子画面を表示させる(ステップF
1)。
【0125】このときCPU4は、現在の位置情報の時
系列から自車の走行速度の情報を算出し、あるいは上記
図1では示さなかったが自律航法のための車速センサか
ら直接速度情報を入力すると共に、現在の自車の速度情
報が20[km/時]未満であるか否か判断する(ステ
ップF2)。
【0126】すなわちCPU4は、現在渋滞に巻き込ま
れているか否かを判断するもので、自車の速度情報が2
0[km/時]以上であると判断した場合には、再び上
記ステップF1の初期の親子画面の表示処理に戻ること
で、自車の速度情報が20[km/時]未満となるのを
待機する。そして、ステップF2で初めて自車の速度情
報が20[km/時]未満となったと判断した時点で、
CPU4は内部に備えられる所定時間、例えば5分を計
時するためのタイマを起動し、続けてこのタイマが上記
所定時間となったか否か判断する(ステップF3)。
【0127】このタイマは、例えば信号待ちや一時停止
等で自車の速度情報が一時的に低下した状態を、例えば
渋滞等でより長い時間にわたって速度が低下した状態と
区別するために用いられ、同一の速度帯域内にあること
を計時するもので、その計時値が所定時間となっていな
いと判断した場合にはそのまま上記ステップF1に戻っ
て上記該当する速度帯域内のいずれかとなるのを待機す
る。
【0128】こうしてステップF1〜F3の処理を繰返
すことで現在の自車の速度情報が20[km/時]未満
であるとの判断が所定時間だけ連続した場合、CPU4
はタイマの内容によりこれを判断してグラフィックコン
トローラ12に対し、それまでの親子画面の入換え、す
なわち今度は地図の表示データを親画面、テレビの表示
データを子画面としてモニタ13で図16(b)に示す
ように親子画面を表示するように切換える(ステップF
4)。
【0129】このように親子画面の状態を入換えて表示
している状態で、CPU4は現在の自車の速度情報が2
0[km/時]以上となったか否か、すなわち自車が渋
滞から解放されたか否か判断し(ステップF5)、未だ
20[km/時]未満であると判断した場合には引続き
上記ステップE4からの処理に戻ることで親子画面を入
換えた状態での表示を続行する。
【0130】そして、自車の速度情報が20[km/
時]以上となり、自車が渋滞から解放されたと判断した
時点で、再び上記ステップE1からの処理に戻って元の
親子画面の表示状態を再度実行しながら次の渋滞を待機
する、という処理を繰返すものである。
【0131】このように第5の実施の形態に係る第2の
動作例では、予め設定しておいた速度となった時点で親
子画面の表示状態を自動的に切換えることができるた
め、走行状態に対応して安全を確保した上で所望する画
面を得ることができる。
【0132】続く図17はのケースの動作例での処理
内容を示すもので、その当初にはCPU4が初期の親子
画面の表示データとして一定時間間隔でGPS部2から
入力される現在地の緯度/経度情報に基づいてCPU周
辺回路ゲートアレイ7を介してCD部6をアクセスし、
現在地を含む周辺の地図データを読出してグラフィック
コントローラ12へ送出すると同時に、ビデオ入力部1
6から入力される外部接続されたビデオ機器からのビデ
オ信号の表示データもグラフィックコントローラ12へ
送出し、地図の表示データを親画面、ビデオ信号の表示
データを子画面としてモニタ13で図18(a)に示す
ように親子画面を表示させる(ステップG1)。
【0133】このときCPU4は、RAM9に記憶され
た設定内容に応じて内部に備えられているタイマにより
2時間の計時を開始し、以後このタイマの計時値が2時
間となったか否か判断する(ステップG2)。
【0134】すなわちCPU4は、設定した時間の経過
を判断するもので、まだ時間が経過していないと判断し
た場合には、再び上記ステップF1の初期の親子画面の
表示処理に戻ることで、2時間が経過するのを待機す
る。そして、ステップG2で2時間が経過したと判断し
た時点で、CPU4はグラフィックコントローラ12に
対し、それまでのビデオ信号の表示データによる子画面
に代えて、今度はデコーダ17からのFM文字多重放送
による交通情報の表示データを新たな子画面として、モ
ニタ13で図18(b)に示すように親子画面を表示す
るように切換え(ステップG3)、以上でこの切換処理
を終了する。
【0135】このように第5の実施の形態に係る第3の
動作例では、予め設定しておいた時間が経過した時点で
親子画面の表示状態を自動的に切換えることができるた
め、表示時間の長さが予め判っている表示データ、例え
ば再生機能を有するビデオカメラからのビデオ信号等を
表示させる場合にその後の切換操作を省略することがで
きる。
【0136】続く図19はのケースの動作例での処理
内容を示すもので、その当初にはCPU4が初期の親子
画面の表示データとして一定時間間隔でGPS部2から
入力される現在地の緯度/経度情報に基づいてCPU周
辺回路ゲートアレイ7を介してCD部6をアクセスし、
現在地を含む周辺の地図データを読出してグラフィック
コントローラ12へ送出すると同時に、テレビチューナ
15から入力されるテレビ放送の表示データもグラフィ
ックコントローラ12へ送出し、地図の表示データを親
画面、テレビ放送の表示データを子画面としてモニタ1
3で図20(a)に示すように親子画面を表示させる
(ステップH1)。
【0137】このときCPU4は、GPS部2から現在
の位置情報と共に入力される現在の時刻情報が、RAM
9に記憶されている設定内容、例えば午後2:00とな
ったか否か判断する(ステップH2)。
【0138】すなわちCPU4は、設定されている時刻
の到来を待機するもので、まだ設定時刻となっていない
と判断した場合には、再び上記ステップF1の初期の親
子画面の表示処理に戻る。そして、ステップH2で設定
時刻となったと判断した時点で、CPU4はグラフィッ
クコントローラ12に対し、それまでのテレビ放送の表
示データによる子画面に代えて、今度はデコーダ17か
らのFM文字多重放送による放送音声放送の補完番組の
表示データを新たな子画面として、モニタ13で図20
(b)に示すように親子画面を表示するように切換え
(ステップH3)、以上でこの切換処理を終了する。
【0139】このように第5の実施の形態に係る第4の
動作例では、予め設定しておいた時刻となった時点で親
子画面の表示状態を自動的に切換えることができるた
め、テレビ放送やFM文字多重放送等、情報を得られる
時刻が予め判っている表示データを表示させる場合に、
忘れることなく確実に切換操作を実行させてその情報を
得ることができる。
【0140】なお、上記第5の実施の形態の動作例では
示さなかったが、親子画面の表示状態を切換えるための
条件として、上記第3の実施の形態で示した如く予め指
定したキーワードが含まれている文字情報を受信した時
点でこれを検出するようにすることもできる。このよう
な切換条件を設定した場合、特に自己に関連、興味等が
ある文字情報のみを自動的に選択して表示させることが
でき、必要以上の文字情報を画面に表示することがな
く、無闇に画面の表示状態を切換える手間をはぶくこと
ができる。
【0141】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、地図画面
と他の画面とを予め設定しておいた条件により自動的に
切換えることができるため、表示画面の切換えに要する
手間等を大幅に簡略化し、安全で使い勝手の優れたもの
とすることができる。
【0142】請求項2記載の発明によれば、複数の表示
データの中から任意に設定した2つを用いた親子画面の
表示状態を予め設定しておいた条件により自動的に切換
えることができるため、親子画面の表示切換えに要する
手間等を大幅に簡略化し、安全で使い勝手の優れたもの
とすることができる。
【0143】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
1または2記載の発明の効果に加えて、予め設定してお
いた位置に到達した時点で親子画面の表示状態を自動的
に切換えることができるため、特に地図上の位置に対応
した画面、例えば交差点の状態や観光ガイド、天気予報
等の情報を得る場合に有用となる。
【0144】請求項4記載の発明によれば、上記請求項
1または2記載の発明の効果に加えて、予め設定してお
いた時刻となった際に親子画面の表示状態を自動的に切
換えることができるため、特に時刻に対応した画面、例
えば定時のニュースや天気予報等の情報を得る場合に有
用となる。
【0145】請求項5記載の発明によれば、上記請求項
1または2記載の発明の効果に加えて、予め設定してお
いた時間が経過した際に親子画面の表示状態を自動的に
切換えることができるため、例えばビデオテープの再生
画像等の予め終了する時間が判っている表示データを表
示させる場合にその後の表示切換動作を簡略化すること
ができる。
【0146】請求項6記載の発明によれば、上記請求項
1または2記載の発明の効果に加えて、予め設定してお
いたキーワードを含む文字情報を受信した際に親子画面
の表示状態を自動的に切換えることができるため、特に
自己に関連、興味等がある文字情報のみを選択的に得る
ことができる。
【0147】請求項7記載の発明によれば、上記請求項
1または2記載の発明の効果に加えて、予め設定してお
いた速度帯域に対応して親子画面の表示状態を自動的に
切換えることができるため、例えば順調に走行している
時と渋滞走行時とで地図の表示データと他の表示データ
の親子の画面の関係を入換えるなど、走行の安全性を確
保した上でナビゲーション装置を地図以外の表示を行な
うものとして有効に活用することができる。
【0148】請求項8記載の発明によれば、上記請求項
2記載の発明の効果に加えて、設定した条件が成立した
時点で親子画面表示中の子画面の有無を切換えるため、
表示される親画面の表示データに専念したい場合と子画
面として他の表示データも得たい場合とを任意に設定
し、1つの画面を有効に活用することができる。
【0149】請求項9記載の発明によれば、上記請求項
2記載の発明の効果に加えて、設定した条件が成立した
時点で親子画面中の親画面と子画面を入換えるため、親
子画面中のそのときに必要な方を常に親画面とさせてお
くことができる。
【0150】請求項10記載の発明は、上記請求項2記
載の発明の効果に加えて、設定した条件が成立した時点
で親子画面中の子画面を他の表示データに切換えるた
め、常に必要な表示データを子画面として表示させてお
くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るシステム全体
の基本回路構成を示すブロック図。
【図2】同実施の形態に係るリモコンユニットの外観構
成を示す図。
【図3】同実施の形態に係るナビゲーション動作時の処
理内容を示すフローチャート。
【図4】同実施の形態に係るRAM内に設定された切換
条件を表わすデータの構成を示す図。
【図5】同実施の形態に係る表示画面の切換状態を例示
する図。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るナビゲーショ
ン動作時の処理内容を示すフローチャート。
【図7】同実施の形態に係るRAM内に設定された切換
条件を表わすデータの構成を示す図。
【図8】同実施の形態に係る表示画面の切換状態を例示
する図。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係るナビゲーショ
ン動作時の処理内容を示すフローチャート。
【図10】本発明の第4の実施の形態に係るナビゲーシ
ョン動作時の処理内容を示すフローチャート。
【図11】同実施の形態に係るRAM内に設定された切
換条件を表わすデータの構成を示す図。
【図12】本発明の第5の実施の形態に係る切換条件設
定時の表示画面を例示する図。
【図13】同実施の形態に係る第1の動作例の処理内容
を示すフローチャート。
【図14】同実施の形態に係る第1の動作例の表示画面
の切換状態を例示する図。
【図15】同実施の形態に係る第2の動作例の処理内容
を示すフローチャート。
【図16】同実施の形態に係る第2の動作例の表示画面
の切換状態を例示する図。
【図17】同実施の形態に係る第3の動作例の処理内容
を示すフローチャート。
【図18】同実施の形態に係る第3の動作例の表示画面
の切換状態を例示する図。
【図19】同実施の形態に係る第4の動作例の処理内容
を示すフローチャート。
【図20】同実施の形態に係る第4の動作例の表示画面
の切換状態を例示する図。
【符号の説明】
1…GPSアンテナ 2…GPS部 3…システムバス 4…CPU 5…CD−ROM 6…CD部 7…CPU周辺回路ゲートアレイ 8…キー入力部 9…RAM 10…ROM 11…ビデオRAM 12…グラフィックコントローラ 13…モニタ 14…テレビアンテナ 15…テレビチューナ 16…ビデオ入力部 17…デコーダ 18…FM多重受信機 19…FMアンテナ 20…リモコンユニット 21…リモコン本体ケース 22…電源スイッチ 23…電源LED 24…NAVI/CDキー 25…TVキー 26…FM DATAキー 27…MENUキー 28…カーソルキー 29…ENTERキー 30…ポジションキー 31…縮尺変更/チューニングキー 32…MARKキー 33…POINTキー 34…HOMEキー 35…VIDEOキー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/91 G06F 15/62 335 7/18 H04N 5/91 E

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示部と、道路情報を含む地図データを
    記憶した地図データ記憶手段と、 現在地を示す位置情報を随時入力する現在位置入力手段
    と、 この現在位置入力手段で得た位置情報と上記地図データ
    記憶手段に記憶される地図データとにより現在地を含む
    地図の表示データを作成する地図作成手段と、 地図以外の表示データを入力する表示データ入力手段
    と、 地図の表示に代えて上記入力した表示データを表示させ
    る切換条件を設定する条件設定手段と、 この条件設定手段で設定された切換条件の成立を検出す
    る条件検出手段と、 この条件検出手段の検出結果に応じ、上記地図作成手段
    が作成した地図の表示データに代えて上記表示データ入
    力手段より入力した表示データを上記表示部で表示させ
    る表示切換制御手段とを具備したことを特徴とするカー
    ナビゲーション装置。
  2. 【請求項2】 表示部と、 道路情報を含む地図データを記憶した地図データ記憶手
    段と、 現在地を示す位置情報を随時入力する現在位置入力手段
    と、 この現在位置入力手段で得た位置情報と上記地図データ
    記憶手段に記憶される地図データとにより現在地を含む
    地図の表示データを作成する地図作成手段と、 地図以外の表示データを入力する表示データ入力手段
    と、 表示データの切換条件を設定する条件設定手段と、 この条件設定手段で設定された切換条件の成立を検出す
    る条件検出手段と、 上記地図作成手段が作成した地図の表示データ及び上記
    表示データ入力手段より入力した表示データのうちの1
    つを上記表示部の画面全面を使用する親画面、他の1つ
    を上記親画面中の一部に嵌込まれた子画面として上記表
    示部で親子画面表示させる表示制御手段と、 上記条件検出手段の検出結果に応じ、上記表示制御手段
    による親子画面表示の状態を切換える切換手段とを具備
    したことを特徴とするカーナビゲーション装置。
  3. 【請求項3】 上記条件設定手段は位置情報を切換条件
    として設定し、 上記条件検出手段は上記条件設定手段が設定した位置情
    報と上記現在位置入力手段より入力される位置情報との
    一致を切換条件の成立として検出することを特徴とする
    請求項1または2に記載のカーナビゲーション装置。
  4. 【請求項4】 現在の時刻情報を入力する時刻入力手段
    をさらに具備し、 上記条件設定手段は時刻情報を切換条件として設定し、 上記条件検出手段は上記条件設定手段が設定した時刻情
    報と上記時刻入力手段より入力される時刻情報との一致
    を切換条件の成立として検出することを特徴とする請求
    項1または2に記載のカーナビゲーション装置。
  5. 【請求項5】 設定された時間の計時を行なう計時手段
    をさらに具備し、 上記条件設定手段は時間情報を切換条件として設定し、 上記条件検出手段は上記条件設定手段が設定した時間情
    報を上記計時手段により計時し終えたことを切換条件の
    成立として検出することを特徴とする請求項1または2
    に記載のカーナビゲーション装置。
  6. 【請求項6】 上記表示データ入力手段は文字情報を含
    む表示データを入力し、 上記条件設定手段は文字情報を切換条件として設定し、 上記条件検出手段は上記表示データ入力手段より入力さ
    れる表示データ中に上記条件設定手段が設定した文字デ
    ータが含まれていた際に切換条件の成立を検出すること
    を特徴とする請求項1または2に記載のカーナビゲーシ
    ョン装置。
  7. 【請求項7】 現在の走行速度情報を入力する速度入力
    手段をさらに具備し、 上記条件設定手段は速度情報を切換条件として設定し、 上記条件検出手段は上記条件設定手段が設定した速度情
    報と上記速度入力手段より入力される速度情報との一致
    を切換条件の成立として検出することを特徴とする請求
    項1または2に記載のカーナビゲーション装置。
  8. 【請求項8】 上記切換手段は、上記表示制御手段によ
    る親子画面表示中の子画面の有無を切換えることを特徴
    とする請求項2記載のカーナビゲーション装置。
  9. 【請求項9】 上記切換手段は、上記表示制御手段によ
    る親子画面表示中の親画面と子画面を入換えることを特
    徴とする請求項2記載のカーナビゲーション装置。
  10. 【請求項10】 上記切換手段は、上記表示制御手段に
    よる親子画面表示中の子画面の表示データを他の表示デ
    ータに切換えることを特徴とする請求項2記載のカーナ
    ビゲーション装置。
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