JP3618891B2 - カメラ制御装置及びカメラ制御情報の表示方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラ制御装置及びカメラ制御情報の表示方法に関し、より具体的には、複数台のカメラの、撮影方位(パン・チルト)及びズーム倍率を制御するカメラ制御装置及びカメラ制御情報の表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
撮影方位(パン及びチルト)と撮影倍率(ズーム)を外部制御自在なビデオカメラを遠隔操作する手段として従来、2軸の回転に対応する操作レバー、プッシュボタン及びこれらを模した映像ディスプレイ上のボタン等がある。これらを用いて、例えば、レバーの角度に回転角や角速度を対応させたり、ボタンが押されている間だけ回転動作を続けるようにしたり、ズームの倍率を変化させるようにしている。勿論、絶対的又は相対的なパン・チルト角及びズーム倍率を直接数値で指定する構成もある。
【0003】
このようなカメラ制御装置において、複数台のカメラを制御する場合、個々のカメラ毎にカメラ操作手段を設ける構成や、制御対象のカメラを選択するカメラ選択手段と、選択されたカメラを操作するカメラ操作手段とを組み合わせた構成がある。カメラ台数がある程度以上になると、後者の構成が価格的に有利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
遠隔制御方式では、カメラの画像をモニタ画面で見ながらカメラ操作することになるが、従来例では、注目されたカメラ(遠隔操作対象のカメラ、又は、撮影画像を観賞したいカメラ)の画像以外の情報が、モニタ画面上に表示されないので、例えば、注目カメラの撮影範囲外の目標物にカメラを操作したい場合に、試行錯誤的な操作をしなければならない。
【0005】
また、多くの場合、カメラの可動範囲には限界があるが、利用者には可動範囲の情報が知らされていないか、仮に知らされていても、角度などの数値でしか示されておらず、遠隔操作画面上で簡易に確認できる構成になっていない。また、カメラが可動範囲内のどこに位置するかを簡単には確認できない。
【0006】
更に、複数台のカメラを遠隔操作する場合には、利用者の注目する目標位置に応じて、先ず、適切なカメラを選択しなければならないが、そのためには、個々のカメラの撮影可能範囲の情報が利用者に分かりやすく提示されている必要がある。特に、撮影視野が連続するように並置された複数のビデオカメラを使用して、移動する被写体を追尾しながら撮影する場合等には、遠隔操作すべき又は撮影画像を表示すべきカメラを順次、切り換えながら、必要なカメラ操作を行なっていくことになる。このような操作は非常に繁雑であり、より簡単に行なえることが望まれる。
【0007】
本発明は、このような問題点を解決するカメラ制御装置及びカメラ制御情報の表示方法を提示することを目的とする。
【0008】
本発明はまた、並置された複数のビデオカメラの切り換え及びカメラ操作を簡単に行なえるようにしたカメラ制御装置及びカメラ制御情報の表示方法を提示することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のカメラ制御装置では、少なくともパン及びチルト操作可能な複数台のビデオカメラを制御するカメラ制御装置であって、現在制御・撮影しているビデオカメラのパン及びチルトの限界により規定される撮影可能範囲を示す撮影可能範囲枠を表示すると共に、当該撮影可能範囲枠内にあって現在制御・撮影しているビデオカメラの撮影条件に相当する位置に、当該現在制御・撮影しているビデオカメラの現在の撮影範囲を示す撮影範囲枠を表示する枠表示手段と、当該撮影範囲枠内に当該現在制御・撮影しているビデオカメラで撮影した画像を動画として連続的に表示する画像表示手段とを有し、前記枠表示手段は、現在制御・撮影しているカメラの撮影可能範囲に連続する撮影可能範囲を持つカメラが存在する場合に、上記撮影可能範囲枠の、連続する撮影可能範囲に接する枠線を、連続する撮影可能範囲に接しない枠線とは異なる所定の形態で表示することを特徴とする。
また、本発明のカメラ制御装置では、少なくとも隣接するカメラ間で撮影可能範囲の少なくとも一部が重複するように並置された複数のビデオカメラを制御するカメラ制御装置であって、当該複数のビデオカメラの個別の撮影可能範囲を包含する合成撮影可能範囲を表示する合成撮影可能範囲表示手段と、少なくとも1台の注目カメラの撮影範囲を、当該注目カメラの撮影方向に応じた位置及び当該注目カメラの撮影倍率に応じた大きさで、当該合成撮影可能範囲内に表示する撮影範囲表示手段と、当該撮影範囲表示手段により表示される撮影範囲内に、対応するビデオカメラの撮影画像を表示する画像表示手段と、当該撮影範囲表示手段により表示される撮影範囲を操作する操作手段と、当該操作手段により操作される当該撮影範囲の位置に応じて、当該注目カメラを選択するカメラ選択手段と、当該操作手段の操作に応じて当該注目カメラを制御するカメラ制御手段と、上記注目カメラの撮影可能範囲を、上記合成撮影可能範囲内の対応する位置に表示する個別撮影可能範囲表示手段とからなることを特徴とする。
また、本発明のカメラ制御装置では、少なくとも隣接するカメラ間で撮影可能範囲の少なくとも一部が重複するように並置された複数のビデオカメラを制御するカメラ制御装置であって、当該複数のビデオカメラのうちの注目カメラの撮影可能範囲を表示する撮影可能範囲表示手段と、当該注目カメラの撮影範囲を、当該注目カメラの撮影方向に応じた位置及び当該注目カメラの撮影倍率に応じた大きさで、当該撮影可能範囲内に表示する撮影範囲表示手段と、当該撮影範囲表示手段により表示される撮影範囲内に、当該注目カメラの撮影画像を表示する画像表示手段と、当該撮影範囲表示手段により表示される撮影範囲を操作する操作手段と、当該操作手段により操作される当該撮影範囲の位置に応じて、当該注目カメラを選択するカメラ選択手段と、当該操作手段の操作に応じて当該注目カメラを制御するカメラ制御手段とからなり、前記撮影可能範囲表示手段は、上記注目カメラの撮影可能範囲に連続する撮影可能範囲を持つカメラが存在する場合に、上記撮影可能範囲の、連続する撮影可能範囲に接する辺を、連続する撮影可能範囲に接しない辺とは異なる所定の形態で表示することを特徴とする。
また、本発明のカメラ制御情報の表示方法では、少なくともパン及びチルト操作可能な複数台のビデオカメラを制御するためのカメラ制御情報の表示方法であって、現在制御・撮影しているビデオカメラのパン及びチルトの限界により規定される撮影可能範囲を示す撮影可能範囲枠を表示すると共に、当該撮影可能範囲枠内にあって現在制御・撮影しているビデオカメラの撮影条件に相当する位置に、当該現在制御・撮影しているビデオカメラの現在の撮影範囲を示す撮影範囲枠を表示手段に表示させる枠表示工程と、当該撮影範囲枠内に当該現在制御・撮影しているビデオカメラで撮影した画像を動画として連続的に表示手段に表示させる画像表示工程とを有し、前記枠表示工程は、現在制御・撮影しているカメラの撮影可能範囲に連続する撮影可能範囲を持つカメラが存在する場合に、上記撮影可能範囲枠の、連続する撮影可能範囲に接する枠線を、連続する撮影可能範囲に接しない枠線とは異なる所定の形態で表示することを特徴とする。
また、本発明のカメラ制御情報の表示方法では、少なくとも隣接するカメラ間で撮影可能範囲の少なくとも一部が重複するように並置された複数のビデオカメラを制御するため のカメラ制御情報の表示方法であって、当該複数のビデオカメラの個別の撮影可能範囲を包含する合成撮影可能範囲を表示手段に表示する合成撮影可能範囲表示工程と、少なくとも1台の注目カメラの撮影範囲を、当該注目カメラの撮影方向に応じた位置及び当該注目カメラの撮影倍率に応じた大きさで、当該合成撮影可能範囲内に表示する撮影範囲表示工程と、当該撮影範囲表示工程において表示される撮影範囲内に、対応するビデオカメラの撮影画像を表示する画像表示工程と、当該撮影範囲表示工程において表示される撮影範囲を操作する操作工程と、当該操作工程において操作される当該撮影範囲の位置に応じて、当該注目カメラを選択するカメラ選択工程と、上記注目カメラの撮影可能範囲を、上記合成撮影可能範囲内の対応する位置に表示する個別撮影可能範囲表示工程と、当該操作工程の操作に応じて当該注目カメラを制御するカメラ制御工程と、からなることを特徴とする。
また、本発明のカメラ制御情報の表示方法では、少なくとも隣接するカメラ間で撮影可能範囲の少なくとも一部が重複するように並置された複数のビデオカメラを制御するカメラ制御情報の表示方法であって、当該複数のビデオカメラのうちの注目カメラの撮影可能範囲を表示手段に表示する撮影可能範囲表示工程と、当該注目カメラの撮影範囲を、当該注目カメラの撮影方向に応じた位置及び当該注目カメラの撮影倍率に応じた大きさで、当該撮影可能範囲内に表示する撮影範囲表示工程と、当該撮影範囲表示工程において表示される撮影範囲内に、当該注目カメラの撮影画像を表示する画像表示工程と、当該撮影範囲表示工程において表示される撮影範囲を操作する操作工程と、当該操作工程において操作される当該撮影範囲の位置に応じて、当該注目カメラを選択するカメラ選択工程と、当該操作手段の操作に応じて当該注目カメラを制御するカメラ制御工程とからなり、前記撮影可能範囲表示工程は、上記注目カメラの撮影可能範囲に連続する撮影可能範囲を持つカメラが存在する場合に、上記撮影可能範囲の、連続する撮影可能範囲に接する辺を、連続する撮影可能範囲に接しない辺とは異なる所定の形態で表示することを特徴とする。
これにより、複数のカメラを切り換えることで撮影可能な全範囲内で、現在選択されているカメラの撮影範囲を認識でき、複数のカメラをあたかの1台のカメラであるかのように、認識及び操作できる。
【0010】
各カメラの撮影可能範囲を越えて移動する被写体を、カメラを切り換えて追尾撮影する場合にも、撮影範囲表示手段により表示される撮影範囲に対する操作でカメラを切り換えることができ、極めて容易になる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0012】
図1は、本発明の一実施例の概略構成ブロック図を示す。10a,10bは、撮影方位(パン及びチルト)及び撮影倍率(ズーム)を外部制御自在な、同方向に向けて並置されたビデオカメラ、12は、ビデオカメラ10a,10bを制御し、その撮影画像を表示するカメラ制御装置である。カメラ制御装置12は、所謂パーソナル・ノオンピュータ又はワークステーションからなる。本実施例では、説明を簡単にして理解を容易にするために、2台のビデオカメラ10a,10bとしたが、3台以上のビデオカメラを用いた場合にも適用できることは明らかである。
【0013】
カメラ制御装置12において、14は全体を制御するCPU、16は、CPU14の制御プログラム及び制御データ、ビデオカメラ10a,10bの制御値等、並びにビデオカメラ10a,10bから取り込まれた画像データを記憶する記憶装置、18は、映像を表示する映像モニタ、20はカメラ10a,10bの撮影方位をCPU14に指示する撮影方位指示手段、22はカメラ10a,10bの撮影倍率をCPU14に指示するズーム指示手段、24は、全カメラ10a,10bの撮影可能範囲(視野)を合成した合成撮影可能範囲の取り込み画像の更新を指示する更新指示手段、26は、種々の指示(例えば、指示手段20,22,24による指示)の入力の確定をCPU14に指示する確定指示手段である。
【0014】
28はカメラ10a,10bを接続するカメラ・インターフェースであり、カメラ10a,10bに種々のカメラ制御信号を供給し、カメラ10a,10bからビデオ信号が入力する。
【0015】
カメラ制御装置12内のデバイス14〜28はシステムバス29に接続し、システムバス29を介して種々の情報を相互に転送する。
【0016】
図2は、カメラ10a,10bの配置を示す平面図である。カメラ10a,10bは初期状態において同じ方向を向き、且つパン、チルト及びズームにより撮影可能な撮影可能範囲が部分的に重複するように並置されている。カメラ10a,10bの撮影可能範囲が部分的に重複することで、単一のカメラでは得られない広い視野を死角なしで確保できる。3台以上のカメラを一列に並置する場合と、縦横の二次元に並置する場合がある。
【0017】
図3は、映像モニタ18の表示画面例を示す。映像モニタ18は、単独の映像表示装置でもよいが、ウインドウ表示システム上の一つのウインドウであってもよい。図3において、破線で示す矩形枠30a,30bはそれぞれ、カメラ10a,10bのパン/チルト限界における撮影光軸の位置、即ち、カメラ10a,10bの撮影光軸の可動範囲を示す。矩形枠30a,30bを囲む矩形枠32a,32bはそれぞれ、カメラ10a,10bの撮影可能範囲(又は視野)であり、パン/チルト限界でズームをワイド端にしたときの、撮影範囲の最外端を結んだものになっている。
【0018】
矩形枠32aと矩形枠32bは、斜線を付した部分34で重複している。即ち、斜線を付した部分34は、視野重複部分である。カメラ10a,10bの撮影可能範囲32a,32bを包含する矩形枠36(図3では、便宜的に矩形枠32a,32bの外側に破線で図示した。)が、撮影可能範囲32a,32bを合成して得られる合成撮影可能範囲(視野)となる。換言すると、視野重複部分34は、矩形枠32aと矩形枠32bの論理積に相当し、矩形枠36は矩形枠32aと矩形枠32bの論理和に相当する。
【0019】
並置された複数のカメラによる画像を切れ目無く連続させるには、視野重複部分34の幅が、少なくともビデオカメラ10a,10bの最大広角(ワイド端)での撮影範囲の幅以上になるように、カメラ10a,10bを配置することが望ましい。
【0020】
太実線の矩形枠38は、現在、選択されているビデオカメラ(図3では、カメラ10a)の、その時点でのパン角、チルト角及びズーム倍率による撮影範囲を示す。図3では、ビデオカメラ10aが正面を向き、そのズーム倍率が最大広角(ワイド端)に設定されている。
【0021】
ビデオカメラ10aが右上方の限界にパン及びチルトされたときの、最大広角(ワイド端)での撮影範囲を矩形枠40として例示し、最大望遠(テレ端)での撮影範囲を矩形枠42として例示した。即ち、ビデオカメラ10aが右上方の限界にパン及びチルトされ、ズームが最大広角(ワイド端)にされているとき、現在の撮影視野を示す矩形枠38は、矩形枠40に相当する位置に表示され、ズームが最大望遠(テレ端)にされているときには、矩形枠42に相当する位置に表示される。
【0022】
なお、本実施例では、現在選択されているのがカメラ10a,10bのどちらであるかは、内部的に管理されるだけでよく、利用者に具体的に示す必要はない。この観点から、矩形枠30a,30b,32a,32b及び視野重複部分34は、映像モニタ18の画面上に表示されなくてもよい。即ち、映像モニタ18の画面上に表示されるべきは、図4に示すように、合成撮影可能範囲を示す矩形枠36と、現在の撮影範囲を示す矩形枠38のみを表示するようにしてもよい。
【0023】
次に、図5及び図6を参照して、本実施例の動作を詳細に説明する。
【0024】
先ず、合成撮影可能範囲を示す矩形枠36内に、全てのカメラ10a,10bで撮影可能な全範囲の撮影画像を表示する(S1)。即ち、ズームをワイド端にして、ビデオ・カメラ10a,10bの夫々を、パン及びチルトの一方の限界から他方の限界までパン及びチルトしながら、撮影可能範囲32a,32b内の被写体を順次撮影して記憶装置16に記憶し、これらの撮影画像をつなぎあわせて、矩形枠36にちょうど収まるように表示する。
【0025】
次に、ビデオ・カメラ10a,10bのパン、チルト及びズーム等を初期設定状態に制御する(S2)。初期設定状態は、例えば、ビデオ・カメラ10aが選択され、カメラ10aを撮影可能範囲32aのちょうど中央を向くようにし、ズームをワイド端にした状態であるが、合成撮影可能範囲36の中央を向く方向など、利用者が設定した任意の状態でもよい。
【0026】
初期設定(S2)の後、選択されたカメラ10a(又はカメラ10b)による撮影画像を取り込み、記憶装置16に格納する。そして、合成撮影可能範囲36内で、選択されたカメラ10a(又はカメラ10b)の現在のパン・チルト位置に応じた位置に、現在のズーム倍率に応じた大きさで矩形枠38を上書きし、矩形枠38内にちょうど収まるように撮影画像を上書きする(S3)。
【0027】
この後、最大視野画像の更新要求がなく(S4)、またビデオ・カメラ10の制御要求もない場合(S9)、撮影と撮影画像の表示を繰り返す(S3)。これにより、ビデオ・カメラ10a(又はカメラ10b)の撮影画像が、動画として矩形枠38内に表示される。
【0028】
S4における最大視野画像の更新要求は、画像更新指示手段24の入力の有無で判断される。最大視野画像の更新要求は例えば、キーボードやマウスなどのポインティングデバイス等の入力装置により、更新要求として設定された入力操作が行なわれることによって、入力される。
【0029】
更新要求が発せられた場合(S4)、現在選択されているビデオカメラ10a(又はカメラ10b)及びその現在の状態を記憶装置16に記憶しておき(S5)、S1と同様に、ズームをワイド端にして、ビデオカメラ10a,10bを夫々のパン及びチルトの一方の限界から他方の限界までパン及びチルトしながら、撮影可能範囲32a,32b内の被写体を順次撮影して記憶装置16に記憶し、これらの撮影画像をつなぎあわせて、矩形枠36にちょうど収まるように表示する(S6)。
【0030】
S5で記憶したカメラ10a(又は10b)を選択状態にすると共に、カメラ状態をS5で記憶した状態に戻す(S7)。そして、撮影を行なって撮影画像を記憶装置16に格納し、矩形枠36内の、カメラ10a(又は10b)の現在のパン・チルト位置に応じた位置に、現在のズーム倍率に応じた大きさで矩形枠38を上書きし、矩形枠38内にちょうど収まるように撮影画像を上書きする(S8)。ビデオ・カメラ10a,10bの制御要求がなければ(S9)、S3に戻り、撮影と撮影画像の表示を繰り返す。
【0031】
S9におけるカメラの制御要求は、撮影方位指示要求手段20又はズーム指示要求手段22の入力の有無で判断される。これらの制御要求も、実際には、キーボードやマウスなどのポインティングデバイス等の入力装置による、指示要求に設定された特定の入力操作により、入力される。例えば、矩形枠38をマウスでドラッグ操作(マウスボタンを押しながら移動する操作)によって移動させたり、作図ソフトウエアなどに見られるように、特定の制御点を矩形枠38に設け、それをマウスで操作することによって矩形枠38を拡大・縮小することによってなされる。制御対象のカメラ10a又はカメラ10bの選択は、現在の撮影範囲を示す矩形枠38を矩形枠36内で移動させることで指示できる。矩形枠38が矩形枠32a内にあれば、カメラ10aが選択され、矩形枠32b内にあればカメラ10bが選択される。
【0032】
パン・チルト要求に対しては、矩形枠32a(又は32b)に対する矩形枠38の移動量を検出し、カメラ10a(又は10b)のパン・チルト量を算出する(S10)。この処理の詳細を図6に示す。
【0033】
まず、矩形枠38の移動操作後の位置を検出する(S21)。その位置が各カメラ10a,10bの撮影可能範囲を示す矩形枠32a,32bのどちらに含まれるかを算出し(S22)、矩形枠32aに含まれていればカメラ10aを制御対象カメラとし(S23)、そうでなければカメラ10bを制御対象カメラとする(S24)。矩形枠38が視野重複部分34に含まれるときには、予め決められた優先順位によるカメラ、又は、矩形枠38の操作前に選択されていたカメラが制御対象カメラとなる。制御対象カメラ10a(又は10b)の撮影可能範囲を示す矩形枠32a(32b)に対する矩形枠38の相対的な位置から、カメラ10a(又は10b)のパン・チルト量を算出する(S25)。
【0034】
ズーム要求に対しては、矩形枠38の新たな大きさから、必要なズーム倍率を算出する。例えば、矩形枠38のワイド端での大きさ及びテレ端での大きさと比較することにより、新たな大きさに対応するズーム倍率を算出する(S11)。
【0035】
本実施例では、撮影方位指示手段20とズーム指示手段22の入力の有無のチェックを逐次的に行なうように説明したが、割り込み処理や非同期入力待ち処理によって行なってもよい。
【0036】
次に、選択されたビデオカメラ10a(又は10b)をS10及びS11で得られたカメラ状態に制御する(S12)。更に、そのカメラ状態で撮影を行ない、撮影画像を記憶装置16に格納する。あわせて、合成撮影可能範囲を示す矩形枠36内で、選択されたカメラ10a(又は10b)のパン・チルト位置に応じた位置に、ズーム倍率に応じた大きさで現在のカメラ状態を示す矩形枠38を上書きし、矩形枠38内にちょうど収まるように撮影画像を上書きする(S13)。
【0037】
選択されたカメラ10a(又は10b)の状態が利用者の望む状態であるかどうかを確定指示手段26の入力の有無で判断する(S14)。この確定指示も、他の指示と同様に、キーボードやマウスなどのポインティング・デバイス等の入力装置による特定の操作により入力される。確定指示は、無くてもよい。即ち、後続する入力操作(例えば、カメラ制御要求)により確定指示を判断してもよい。カメラ制御要求が続けて入力される場合、その要求を続けて処理する。確定していない場合はS10に戻り、カメラ制御要求の処理と撮影・表示を繰り返す。
【0038】
なお、S10,S11において、利用者の操作を受けて処理を開始するまでの時間間隔や、処理を開始するのに必要な操作による変化量を変えることによって、カメラ制御要求から撮影画像の表示までの一連の処理の頻度を調整できる。時間間隔や変化量を小さく設定することで、わずかずつ変わる画像を見ながらのカメラの微妙な調整が可能になるが、カメラ制御装置12にかかる負荷は高い。逆に時間間隔や変化量を大きく設定すると、画面は大きく変わることになり、カメラの微妙な調整は難しくなるが、負荷は軽くなる。
【0039】
カメラ状態が確定したと判断された場合(S14)、全体の処理の終了命令が発せられていないかをチェックし(S15)、発せられていた場合は処理を終了する。発せられていなければ、S3に戻り、以上で述べた動作を繰り返す。
【0040】
本実施例では、撮影視野が連続するように並置された複数台のカメラを総括的に制御できるようにすることで、撮影視野を実効的に拡大し、且つ、利用者には複数のカメラが使用されていることを意識させないカメラ操作を実現する。即ち、利用者は、複数台のカメラの選択及びパン・チルト・ズーム操作を1つの矩形枠38の操作のみで行なえる。特に単一のカメラの撮影範囲を越えて移動する被写体を追尾しながら撮影する場合に、制御・撮影に使用するカメラの選択操作を利用者に意識させないという効果がある。
【0041】
上記実施例では、合成撮影可能範囲(矩形枠36)をモニタ画面内に全て表示するようにしたが、個々のカメラ10a,10bの撮影可能範囲を示す矩形枠32a,32bを単位にモニタ18の画面上に表示するようにしてもよい。これにより、合成撮影可能範囲内の画像及び現在の撮影画像をより大きく表示できる。
【0042】
例えば、カメラ10aが選択されているときに、図7に示すように、モニタ18の表示範囲50内に可能な限り大きくカメラ10aの撮影可能範囲を設定し、カメラ10aの撮影可能範囲を示す矩形枠52aを表示する。矩形枠52a内で、現在の撮影範囲を示す矩形枠54が、パン/チルト角に応じた位置であって、ズーム倍率に応じた大きさで表示される。図8は、逆に、カメラ10bが選択されている場合の、モニタ18の画面例を示す。図8では、モニタ18の表示範囲50内に可能な限り大きくカメラ10bの撮影可能範囲を設定し、カメラ10bの撮影可能範囲を示す矩形枠52bを表示する。矩形枠52a内で、現在の撮影範囲を示す矩形枠54が、パン/チルト角に応じた位置であって、ズーム倍率に応じた大きさで表示される。56は合成撮影可能範囲を示す矩形枠であり、モニタ18の画面上には表示されない。モニタ18の表示範囲50と矩形枠52a,56の大小関係は、理解しやすいように、誇張して描かれている。
【0043】
現在選択されているカメラ(図7ではカメラ10a、図8ではカメラ10b)以外のカメラが存在し、それがどの方向を撮影可能であることを利用者に示すために、本実施例では、個々のカメラ10a,10bの撮影可能範囲を示す矩形枠52a,52bで、別のカメラで撮影可能な方向に隣接する辺58a,58bを他の辺と区別できる形態(図7及び図8では破線)で表示する。勿論、異なる色で表示してもよい。
【0044】
図7及び図8に示す表示方式における、パン・チルト指示に対する処理を説明する。図9は、そのフローチャートを示す。
【0045】
まず、矩形枠54の移動操作後の位置を検出する(S31)。その位置が、現在選択されているカメラの撮影可能範囲を示す矩形枠52a(又は52b)の隣接カメラ表示辺58a(又は58b)を越えて矩形枠52a(又は52b)の外側に出ているかどうかを判断する(S32)。隣接カメラ表示辺58a(又は58b)を越えていない場合(S32)、引き続き同じカメラを制御対象とする(S33)。隣接カメラ表示辺58a(又は58b)を越えていた場合(S32)、モニタ18の表示画面を、隣接するカメラの撮影可能範囲に対応した画面に切り換えて(S34)、制御対象カメラを変更する(S35)。
【0046】
S33又はS35の後、制御対象カメラ10a(又は10b)の撮影可能範囲を示す矩形枠52a(又は52b)に対する、矩形枠54の相対的な位置からそのカメラのパン・チルト量を算出する(S36)。
【0047】
図7〜図9を参照して説明したようにすることで、合成撮影可能範囲を一目で確認するのは困難になるものの、個々のカメラの撮影可能範囲及び撮影画像を大きく見ることができる。用意された画面サイズが小さい場合や、カメラの台数が多く、カメラの現在の状態を示す矩形枠内の画像のサイズや解像度を優先したい場合に有用である。従って、図3又は図4に示すような表示方式と適宜に選択可能とするのが好ましい。
【0048】
本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。本発明がシステム或いは装置にプログラムを供給することによって実施される場合にも適用できることはいうまでもない。この場合、本発明に係るプログラムを格納した記憶媒体が、本発明を構成することになる。そして、当該記憶媒体からそのプログラムをシステム或いは装置に読み出すことによって、そのシステム或いは装置が、予め定められた仕方で動作する。
【0049】
【発明の効果】
以上の説明から容易に理解できるように、本発明によれば、複数のカメラによる合成撮影可能範囲とその中での現在の撮影範囲とを意識しつつ、撮影画像を確認しながらカメラの選択と、撮影方向及び倍率を操作できる。特に、あるカメラの撮影可能範囲を越えて移動する被写体を追尾して撮影を続ける操作が、非常に簡単になる。複数のカメラを、あたかも1台の視野の広いカメラを操作しているかのごとく、操作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略構成ブロック図である。
【図2】本実施例のカメラ10a,10bの配置を示す平面図である。
【図3】本実施例のモニタ18の表示画面例である。
【図4】本実施例のモニタ18の別の表示画面例である。
【図5】本実施例の動作フローチャートである。
【図6】本実施例のパン・チルト指示処理のフローチャートである。
【図7】変更実施例で、カメラ10aが選択されているときの、モニタ18の表示画面例である。
【図8】変更実施例で、カメラ10bが選択されているときの、モニタ18の表示画面例である。
【図9】図7及び図8に示す表示方式でのパン・チルト指示処理のフローチャートである。
【符号の説明】
10a,10b:ビデオカメラ
12:カメラ制御装置
14:CPU
16:記憶装置
18:映像モニタ
20:撮影方向指示手段
22:ズーム指示手段
24:更新指示手段
26:確定指示手段
28:カメラ・インターフェース
29:システムバス
30a,30b:カメラ10a,10bの撮影光軸の可動範囲を示す矩形枠
32a,32b:カメラ10a,10bの撮影可能範囲(又は視野)を示す矩形枠
34:視野重複部分
36:合成撮影可能範囲(視野)
38:選択されているビデオカメラの撮影範囲を示す矩形枠
40:右上方の限界で最大広角(ワイド端)の撮影範囲を示す矩形枠
42:右上方の限界で最大望遠(テレ端)の撮影範囲を示す矩形枠
50:モニタ18の表示範囲50
52a:カメラ10aの撮影可能範囲を示す矩形枠
52b:カメラ10bの撮影可能範囲を示す矩形枠
54:現在の撮影範囲を示す矩形枠
56:合成撮影可能範囲を示す矩形枠
58a,58b:隣接カメラ表示辺
Claims (10)
- 少なくともパン及びチルト操作可能な複数台のビデオカメラを制御するカメラ制御装置であって、
現在制御・撮影しているビデオカメラのパン及びチルトの限界により規定される撮影可能範囲を示す撮影可能範囲枠を表示すると共に、当該撮影可能範囲枠内にあって現在制御・撮影しているビデオカメラの撮影条件に相当する位置に、当該現在制御・撮影しているビデオカメラの現在の撮影範囲を示す撮影範囲枠を表示する枠表示手段と、
当該撮影範囲枠内に当該現在制御・撮影しているビデオカメラで撮影した画像を動画として連続的に表示する画像表示手段とを有し、
前記枠表示手段は、現在制御・撮影しているカメラの撮影可能範囲に連続する撮影可能範囲を持つカメラが存在する場合に、上記撮影可能範囲枠の、連続する撮影可能範囲に接する枠線を、連続する撮影可能範囲に接しない枠線とは異なる所定の形態で表示することを特徴とするカメラ制御装置。 - 更に、上記撮影範囲枠を操作する操作手段と、当該操作手段により操作される当該撮影範囲枠の位置に応じて、上記現在制御・撮影しているビデオカメラを選択するカメラ選択手段と、選択されたビデオカメラを制御するカメラ制御手段とを具備する請求項1に記載のカメラ制御装置。
- 上記操作手段により上記撮影範囲枠が上記撮影可能範囲枠の、連続する撮影可能範囲に接する枠線の外側に操作された場合に、上記カメラ選択手段は、当該連続する撮影可能範囲に対応するカメラを選択し、上記枠表示手段は、当該連続する撮影可能範囲を示す枠線を上記撮影可能範囲枠として表示する請求項3に記載のカメラ制御装置。
- 少なくとも隣接するカメラ間で撮影可能範囲の少なくとも一部が重複するように並置された複数のビデオカメラを制御するカメラ制御装置であって、
当該複数のビデオカメラの個別の撮影可能範囲を包含する合成撮影可能範囲を表示する合成撮影可能範囲表示手段と、
少なくとも1台の注目カメラの撮影範囲を、当該注目カメラの撮影方向に応じた位置及び当該注目カメラの撮影倍率に応じた大きさで、当該合成撮影可能範囲内に表示する撮影範囲表示手段と、
当該撮影範囲表示手段により表示される撮影範囲内に、対応するビデオカメラの撮影画像を表示する画像表示手段と、
当該撮影範囲表示手段により表示される撮影範囲を操作する操作手段と、
当該操作手段により操作される当該撮影範囲の位置に応じて、当該注目カメラを選択するカメラ選択手段と、
当該操作手段の操作に応じて当該注目カメラを制御するカメラ制御手段と、
上記注目カメラの撮影可能範囲を、上記合成撮影可能範囲内の対応する位置に表示する個別撮影可能範囲表示手段と
からなることを特徴とするカメラ制御装置。 - 上記注目カメラの撮影可能範囲に隣接する撮影可能範囲を有するビデオカメラがある場合に、当該注目カメラの撮影可能範囲の、その隣接する撮影可能範囲に対面する辺を所定の形態で表示する請求項4に記載のカメラ制御装置。
- 少なくとも隣接するカメラ間で撮影可能範囲の少なくとも一部が重複するように並置された複数のビデオカメラを制御するカメラ制御装置であって、
当該複数のビデオカメラのうちの注目カメラの撮影可能範囲を表示する撮影可能範囲表示手段と、
当該注目カメラの撮影範囲を、当該注目カメラの撮影方向に応じた位置及び当該注目カメラの撮影倍率に応じた大きさで、当該撮影可能範囲内に表示する撮影範囲表示手段と、
当該撮影範囲表示手段により表示される撮影範囲内に、当該注目カメラの撮影画像を表示する画像表示手段と、
当該撮影範囲表示手段により表示される撮影範囲を操作する操作手段と、
当該操作手段により操作される当該撮影範囲の位置に応じて、当該注目カメラを選択するカメラ選択手段と、
当該操作手段の操作に応じて当該注目カメラを制御するカメラ制御手段とからなり、
前記撮影可能範囲表示手段は、上記注目カメラの撮影可能範囲に連続する撮影可能範囲を持つカメラが存在する場合に、上記撮影可能範囲の、連続する撮影可能範囲に接する辺を、連続する撮影可能範囲に接しない辺とは異なる所定の形態で表示することを特徴とするカメラ制御装置。 - 上記操作手段により上記撮影範囲が上記撮影可能範囲の、連続する撮影可能範囲に接する辺の外側に操作された場合に、上記カメラ選択手段は、当該連続する撮影可能範囲に対応するカメラを選択し、上記撮影可能範囲表示手段は、当該連続する撮影可能範囲を上記撮影可能範囲として表示する請求項6に記載のカメラ制御装置。
- 少なくともパン及びチルト操作可能な複数台のビデオカメラを制御するためのカメラ制御情報の表示方法であって、
現在制御・撮影しているビデオカメラのパン及びチルトの限界により規定される撮影可能範囲を示す撮影可能範囲枠を表示すると共に、当該撮影可能範囲枠内にあって現在制御・撮影しているビデオカメラの撮影条件に相当する位置に、当該現在制御・撮影しているビデオカメラの現在の撮影範囲を示す撮影範囲枠を表示手段に表示させる枠表示工程と、
当該撮影範囲枠内に当該現在制御・撮影しているビデオカメラで撮影した画像を動画として連続的に表示手段に表示させる画像表示工程とを有し、
前記枠表示工程は、現在制御・撮影しているカメラの撮影可能範囲に連続する撮影可能範囲を持つカメラが存在する場合に、上記撮影可能範囲枠の、連続する撮影可能範囲に接する枠線を、連続する撮影可能範囲に接しない枠線とは異なる所定の形態で表示することを特徴とするカメラ制御情報の表示方法。 - 少なくとも隣接するカメラ間で撮影可能範囲の少なくとも一部が重複するように並置された複数のビデオカメラを制御するためのカメラ制御情報の表示方法であって、
当該複数のビデオカメラの個別の撮影可能範囲を包含する合成撮影可能範囲を表示手段に表示する合成撮影可能範囲表示工程と、
少なくとも1台の注目カメラの撮影範囲を、当該注目カメラの撮影方向に応じた位置及び当該注目カメラの撮影倍率に応じた大きさで、当該合成撮影可能範囲内に表示する撮影範囲表示工程と、
当該撮影範囲表示工程において表示される撮影範囲内に、対応するビデオカメラの撮影画像を表示する画像表示工程と、
当該撮影範囲表示工程において表示される撮影範囲を操作する操作工程と、
当該操作工程において操作される当該撮影範囲の位置に応じて、当該注目カメラを選択するカメラ選択工程と、
上記注目カメラの撮影可能範囲を、上記合成撮影可能範囲内の対応する位置に表示する個別撮影可能範囲表示工程と、
当該操作工程の操作に応じて当該注目カメラを制御するカメラ制御工程と、
からなることを特徴とするカメラ制御情報の表示方法。 - 少なくとも隣接するカメラ間で撮影可能範囲の少なくとも一部が重複するように並置された複数のビデオカメラを制御するカメラ制御情報の表示方法であって、
当該複数のビデオカメラのうちの注目カメラの撮影可能範囲を表示手段に表示する撮影可能範囲表示工程と、
当該注目カメラの撮影範囲を、当該注目カメラの撮影方向に応じた位置及び当該注目カメラの撮影倍率に応じた大きさで、当該撮影可能範囲内に表示する撮影範囲表示工程と、
当該撮影範囲表示工程において表示される撮影範囲内に、当該注目カメラの撮影画像を表示する画像表示工程と、
当該撮影範囲表示工程において表示される撮影範囲を操作する操作工程と、
当該操作工程において操作される当該撮影範囲の位置に応じて、当該注目カメラを選択するカメラ選択工程と、
当該操作手段の操作に応じて当該注目カメラを制御するカメラ制御工程とからなり、
前記撮影可能範囲表示工程は、上記注目カメラの撮影可能範囲に連続する撮影可能範囲を持つカメラが存在する場合に、上記撮影可能範囲の、連続する撮影可能範囲に接する辺を、連続する撮影可能範囲に接しない辺とは異なる所定の形態で表示することを特徴とするカメラ制御情報の表示方法。
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