JP3586315B2 - レンズ鏡筒 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、多条雌ねじと多条雄ねじを介して螺合する固定環と回転鏡筒を備えたレンズ鏡筒に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】
近年、ズームレンズを搭載したコンパクトカメラは、カメラボディの薄型化の要求に応えて収納長を短縮させる目的から、非使用時にはレンズ鏡筒をカメラボディ内に収納し、使用時にはこの鏡筒をカメラボディ外方に向け繰り出す構造を有する。
【0003】
この種のカメラに用いられるレンズ鏡筒として、回転環と該回転環の内方に嵌合した移動鏡筒を備え、これら両環状体の間にカム環を介在させ、移動鏡筒の径方向に突出させたガイドピンを、回転環の内面に設けた直進案内溝とカム環のカム溝に共に摺動自在に係合させる構造を持つものが知られている。このレンズ鏡筒は、ズームスイッチが操作されると、ズームモータの駆動により回転環が回転され、該回転環の直進案内溝とカム環のカム溝との関係によりガイドピンが移動ガイドされて移動鏡筒が光軸前方に繰り出され、該移動鏡筒に支持したレンズが他のレンズとの間の空気間隔を変えることにより焦点距離が変化される。
【0004】
このような構造のレンズ鏡筒を組立てる場合には、回転環、移動鏡筒、直進案内部材等を互いに嵌合させた状態で所定角度相対回動させることにより、所定部分に設けた抜止め用の係合部を係合させている。
【0005】
ところで、上記従来のレンズ鏡筒は、回転環と移動鏡筒とがカム機構を介して連結されているためガタが大きく、移動鏡筒に倒れが生じ易い。このため、移動鏡筒を別途用意した部品で支持しなければならず、部品点数が増加されている。そこでこの問題を解消するため、例えばカム機構を無くして、回転環と移動鏡筒とを多条雌ねじと多条雄ねじを介して螺合させることが考えられる。
【0006】
しかしこのように構成すると、部品を増加させることなく回転環と移動鏡筒の間のガタを抑えることができるが、レンズ鏡筒の組立時には、回転環に対して所定角度相対回動する移動鏡筒が両者間の多条ねじの関係によって回転環から繰り出されるという不都合が生じる。特に多条ねじのリードが大きい場合には、この繰り出し量が多くなる。
【0007】
従って、移動鏡筒の後方に上記繰り出し量を見込んだ分の空間をカメラ内部に予め設け、回転環と移動鏡筒とを相対回動させる作業に先立って、この移動鏡筒を上記空間側に後退させておくことが必要となる。しかし、単に組立、分解作業のためだけに設けられたこの空間はカメラ使用時には必要がなく、無駄であり、光軸方向をできるだけ薄くコンパクトにしようという近年の傾向に逆行することとなる。
【0008】
【発明の目的】
本発明は、レンズ鏡筒における上記問題意識に基づき、多条雌ねじと多条雄ねじを介して螺合する固定環と回転鏡筒を備えたレンズ鏡筒において、回転鏡筒の後方に無駄な空間を作らずに組立、分解作業を行うことが可能なレンズ鏡筒を提供することを目的とする。
【0009】
【発明の概要】
上記目的を達成するための本発明は、内周面に多条雌ねじ及び光軸方向に延びる溝が設けられた固定環と、外周に多条雄ねじが設けられ、径方向内方に延びる鉤状突起が備えられた回転鏡筒と、径方向に外側に延び、特定の相対回動位置において鉤状突起と係合する外周フランジ部、及び固定環の溝に嵌る突起が備えられた直進移動部材と、を備え、多条雌ねじのねじ山と、多条雄ねじのねじ山の螺合端面の少なくとも一方に、固定環と回転鏡筒の軸方向の相対移動を生じさせずに固定環と回転鏡筒の相対回動を許す、ねじ山の周方向の幅を狭めた逃げ部を形成したことを特徴としている。
【0010】
上記多条雌ねじは、固定環の内周面の略全域に設けられていることが好ましく、上記多条雄ねじは、回転鏡筒の後端部外周に設けられているとよい。上記直線移動部材は、回転鏡筒に対して相対移動する直進鏡筒を固定環に対して直進案内する直進案内部材とすることができる。上記多条雌ねじと多条雄ねじのねじ山は、固定環と回転鏡筒とが相対回動した後に互いに接触する面が、展開平面上においてそれぞれ直線状をなしていることが好ましい。
【0011】
【発明の実施例】
以下図示実施例に基づいて本発明を説明する。図1は、本発明を適用したコンパクトカメラのレンズ鏡筒の断面図を示す。同図はレンズを最も繰り込んだ収納状態である。図11と図12は同図のレンズ鏡筒の斜視外観図を示し、図11は収納状態を示し、図12は繰り出し状態を示す。このレンズ鏡筒10は、カメラボディ12側に固定された固定環16と、この固定環16の内周側に螺合された回転鏡筒18と、この回転鏡筒18の内周側に螺合された直進鏡筒20とを有している。
【0012】
固定環16は、長尺のピニオン11を収納する軸方向に長く形成したギヤ収納溝16eと、このギヤ収納溝16eの軸方向両端部に設けた軸受9と、内周面の略全域に設けた多条雌ねじ16bと、内周面に設けた光軸Oと平行な複数条の直進案内溝16d(図2)を有している。固定環16の内周面において、外周ギヤ18eの移動軌跡と対応する位置には、この外周ギヤ18eの軸方向移動を許すため多条雌ねじ16aが形成されていない(図2参照)。また、一対の軸受9に両端部を回転自在に支持された上記ピニオン11は、カメラボディ12側のズームモータの回転を伝えるピニオン(図示せず)と固定環16の外周側で噛み合い、回転鏡筒18の後端部に設けた上記外周ギヤ18eと内周側で噛み合うもので、少なくとも回転鏡筒18が光軸方向に移動する際の外周ギヤ18eの移動長さを有している。
【0013】
回転鏡筒18は、後端部外周に、上記多条雌ねじ16aに螺合する多条雄ねじ18aを有し、この多条雄ねじ18aのピニオン11と対応する位置に上記外周ギヤ18eを有している。回転鏡筒18はまた、内周面の略全域に設けた多条雌ねじ18cと、光軸後方に突出させた鉤状の突起18bとを有している。この鉤状突起18bは、先端部が径方向内方に向けて折曲されており、後述する直進案内部材21の切欠21g(図3参照)から挿入された状態で該案内部材21と相対回動すると、外周フランジ21dと摺動可能に係合する。
【0014】
直進鏡筒20は、後端部外周に、上記多条雌ねじ18cに螺合する多条雄ねじ20cを有し、回転鏡筒18の内周側に嵌まる筒状部20aと、この筒状部20aの前部から内方に延びる内周フランジ20bを有している。筒状部20aの内方には、AF用のDCモータ32とフォトインタラプタ(図示せず)等を備えたAF/AEシャッタユニット30が設けられている。このAF/AEシャッタユニット30は、測光装置(図示せず)からの被写体輝度信号に応じて開閉するシャッターブレード38を有している。DCモータ32は、直進鏡筒20がAF/AEシャッタユニット30と前群レンズL1と後群レンズL2を伴って光軸前方に繰り出された後回転駆動され、後群レンズL2を前群レンズL1に対して進退させる。これにより、レンズの空気間隔及びピントの調整(フォーカシング)がなされる。また、AF/AEシャッタユニット30の内周側に支持した前群レンズ支持筒34には、レンズ押えリング35を介して前群レンズL1が固定されている。
【0015】
直進鏡筒20の内方には、前群レンズL1の後方に位置させて上記後群レンズL2が設けられている。この後群レンズL2は、公知の案内手段(図示せず)により直進鏡筒20に対し光軸に沿って直進移動可能に案内された後群レンズ支持筒36に支持されている。
【0016】
AF/AEシャッタユニット30は、光軸後方に向けて光軸Oと平行に延びる送りねじ(図示せず)を有している。この送りねじは、前端部がDCモータ32に連結され、後端部が、後群レンズ支持筒36に形成した雌ねじ孔(図示せず)に螺合されている。AF/AEシャッタユニット30はこのような構造により、周知の測距装置(図示せず)からの被写体距離信号に基づき、DCモータ32を回転させ、後群レンズL2を前群レンズL1に対して進退させて合焦位置に移動させる。この後群レンズL2の移動量は、送りねじの回転量が被写体距離信号に対応する所定の回転量に達したことを上記フォトインタラプタ(図示せず)を介して検知したとき、DCモータ32を停止することによって決定される。
【0017】
次に、本発明を適用した回転繰出機構の実施例について説明する。図3は、図1のレンズ鏡筒10を光軸後方側から(図1右方から)見たときの固定環16と回転鏡筒18と直進案内部材21をそれぞれ一部破断して示したもので、図2は、この状態の固定環16と回転鏡筒18の螺合状態を該固定環16を透過して見た展開平面図である。また図5は、固定環16に回転鏡筒18を嵌合させる前の状態を一部破断して示す展開平面図であり、図6は両者を軽く係合させた状態を示す展開平面図であり、図7は図6の状態から回転鏡筒18を時計方向にやや回動させた状態を示す展開平面図であり、図8は図7の状態から回転鏡筒18をさらに回動させて収納位置に移動させた状態を示す展開平面図である。また図4は図8のIV−IV 線に沿う断面図である。
【0018】
図3に示すように、直進案内部材21の外周フランジ21dには等角度間隔で複数の切欠21gが設けられている。この複数の切欠21gは、対応する複数の鉤状突起18bをそれぞれ係合させるものであり、図1に示されるように、切欠21gから光軸後方に突出する鉤状突起18bはその折曲部分が、直進案内部材21の回動時に外周フランジ21dと係合可能な位置になる。
【0019】
図5に示すように、固定環16には、多条雌ねじ16aそれぞれのねじ山の後端部に逃げ部23が形成されている。この逃げ部23は、多条雌ねじ16aの各ねじ山の後端部(螺合端面)において、時計方向回りに向く側を所定量切欠くことにより、該ねじ山の周方向の幅を狭めて形成されている。各逃げ部23の反時計回り側には、薄肉壁部24が位置する。そして、多条雌ねじ16aと多条雄ねじ18aのねじ山は、内外の環状体である固定環16と回転鏡筒18とが相対回動した後に互いに接触する面(図7参照)が、展開平面上においてそれぞれ直線状をなしている。
【0020】
逃げ部23はすなわち、固定環16に後方から回転鏡筒18を挿入したとき、図6のように多条雄ねじ18aの各ねじ山を各薄肉壁部24に当接させ、この状態で回転鏡筒18を時計方向に回動させても、各ねじ山が逃げ部23内を空移動するだけでねじ機構として機能しないようにするためのものである。つまり逃げ部23は、固定環16と回転鏡筒18の軸方向の相対移動を生じさせずに該固定環16と回転鏡筒18の相対回動のみを許すのである。なお、図5中の符号16bは、多条雌ねじ16aの各ねじ山の間の谷部であり、符号18dは、多条雄ねじ18aの各ねじ山の間の谷部である。
【0021】
したがって、上記構成の本カメラは次のように作動する。すなわち、レンズ鏡筒10が図1のレンズ収納位置にある状態においてズームスイッチ(図示せず)を望遠側(テレ側)に操作すると、ズームモータ(図示せず)が駆動しその回転が、ピニオン11、外周ギヤ18eを介して回転鏡筒18に回転が伝えられる。すると、この回転鏡筒18が、多条雌ねじ16aと多条雄ねじ18aの関係により該固定環16に対して相対回動しながら、鉤状突起18bと外周フランジ21dを介して連係された直進案内部材21を伴って光軸前方に繰り出される。これと同時に、回転鏡筒18内周の直進鏡筒20が、多条雌ねじ18cと多条雄ねじ20cの関係により該環状体18に対して相対回動し、AF/AEシャッタユニット30と前群レンズL1と後群レンズL2を伴って光軸前方に繰り出される。この繰り出し時、直進鏡筒20は直進案内部材21によって移動ガイドされるため、固定環16に対して相対移動することなく直進移動する。この後、DCモータ32が回転されて後群レンズL2が前群レンズL1に対し進退され、これによりレンズの空気間隔及びピントの調整がなされる。
【0022】
また、上記繰り出し状態においてズームスイッチを広角側(ワイド側)に操作すると、回転鏡筒18が多条雌ねじ16aと多条雄ねじ18aの関係により回動しながらレンズ収納位置に向けて繰り込まれ、同時に、直進鏡筒20が多条雌ねじ18cと多条雄ねじ20cの関係により、回転鏡筒18に対して相対回動しながらレンズ収納位置に向けて繰り込まれる。これにより前群、後群レンズL1、L2が空気間隔を変えて焦点距離を変化させながらズームスイッチがオフされた位置で停止する。この後、後群レンズL2が前群レンズL1に対して進退されてピント調整が行なわれる。
【0023】
このように駆動する本レンズ鏡筒10の回転繰出機構は、次のように組立てられる。すなわち、固定環16の内周側に回転鏡筒18を嵌合させ、この回転鏡筒18の内周側に直進鏡筒20を嵌合させ、この直進鏡筒20の内周側に直進案内部材21を嵌合させる。この嵌合作業時、回転鏡筒18の鉤状突起18bを直進案内部材21の切欠21gに挿入して、多条雄ねじ18aが多条雌ねじ16a側に当て付くまで進入させる。このとき、回転鏡筒18は、図5に示す状態から多条雄ねじ18aの各ねじ山の螺合端面を、多条雌ねじ16aの螺合端面に設けられた各逃げ部23に位置させ、図6に示すように、各ねじ山を薄肉壁部24に当接させる。この状態では、多条雄ねじ18aの各ねじ山は、多条雌ねじ16aの各ねじ山との間に逃げ部23が介在されているため、相対回動されても所定の回動角度に達するまでは、ねじ機構として機能しない。
【0024】
この状態から回転鏡筒18を図3の時計方向に所定角度a(例えば3〜4°)回動させると、多条雄ねじ18aの各ねじ山が各逃げ部23内を単に空移動して薄肉壁部24においての反対の面に当接した後、さらなる回動によって、各ねじ山と薄肉壁部24との係合関係でねじ機構として機能し、固定環16と回転鏡筒18の軸方向の相対移動を生じさせる。よって、回転鏡筒18が固定環16に対してやや繰り出され、多条雄ねじ18aが多条雌ねじ16aにやや噛み合って抜けを規制されて、レンズ収納状態となる(図8参照)。
【0025】
このように回転鏡筒18は、図6の状態から図7の状態(収納位置のやや手前)に到るまで、光軸方向に繰り出されることがない。また、この位置から図8の収納位置まで回動させても、繰り出される距離は僅かである。よって、回転鏡筒18の後方に繰り出し量を見込んだ空間を予め設ける等の必要は無い。従って、組立、分解作業のためだけの無駄な空間を無くすことができ、カメラのコンパクトに寄与することができる。
【0026】
なお、本実施例では逃げ部23を回転鏡筒18側に形成したが、本発明はこれに限られない。すなわち、図9に示すように、固定環16側の多条雌ねじ16aの螺合端面には逃げ部23を形成せず、これと螺合すべき回転鏡筒18側の多条雄ねじ18aの螺合端面に逃げ部23′を形成することもできる。さらに、図10に示すように、多条雄ねじ18aの螺合端面に該逃げ部23′を形成すると共に、多条雌ねじ16a側にも逃げ部23を形成することができる。この場合には、回転鏡筒18の相対回動しない範囲(回動角度範囲)をより広くすることが可能となる。これら第2、第3の実施例においても、多条雌ねじ16aと多条雄ねじ18aのねじ山は、上記第1の実施例と同様、固定環16と回転鏡筒18が相対回動した後に互いに接触する面が、展開平面上においてそれぞれ直線状をなしている。
【0027】
また本実施例では、上記のような収納位置回転繰出機構を、固定環16と回転鏡筒18の間にのみ適用したが、本発明はこれに限られない。すなわち、上記構造を回転鏡筒18と直進鏡筒20の間に適用することにより、収納位置へのセット時に、直進鏡筒20の回転鏡筒18に対する繰り出し(軸方向の相対移動)も無くすことが可能となる。
【0028】
さらに本実施例では、レンズ鏡筒として2段繰り出しタイプのズーム機構を備えたレンズ鏡筒10に関して説明したが、例えば3段以上の多段繰出レンズ鏡筒に本発明を適用することも可能である。
【0029】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、多条雌ねじと多条雄ねじを介して螺合する外側環状体と内側環状体を備えた回転繰出機構において、内側環状体の後方に無駄な空間を作らずに組立、分解作業を行なうことができる回転繰出機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したレンズ鏡筒の光軸より上半を示す断面図である。
【図2】図3の状態の固定環と回転鏡筒の螺合状態を該固定環を透過して見た展開平面図である。
【図3】図1のレンズ鏡筒を光軸後方側から見たときの固定環と回転鏡筒と直進案内部材をそれぞれ一部破断して示す図である。
【図4】図8のIV−IV 線に沿う断面図である。
【図5】固定環と回転鏡筒の嵌合前の状態を一部破断して示す展開平面図である。
【図6】固定環と回転鏡筒を軽く係合させた状態を一部破断して示す展開平面図である。
【図7】図6の状態から回転鏡筒を時計方向にやや回動させたときの状態を一部破断して示す展開平面図である。
【図8】図7の状態から回転鏡筒をさらに回動させて収納位置としたときの状態を一部破断して示す展開平面図である。
【図9】本発明による回転繰出機構の第2の実施例を一部破断して示す平面図である。
【図10】本発明による回転繰出機構の第3の実施例を一部破断して示す平面図である。
【図11】本発明を適用したレンズ鏡筒の収納状態を示す斜視外観図である。
【図12】同レンズ鏡筒を繰り出した状態を示す斜視外観図である。
【符号の説明】
10 レンズ鏡筒
16 固定環(外側環状体)
16a 多条雌ねじ
18 回転鏡筒(内側環状体)
18a 多条雄ねじ
18b 鉤状突起
21 直進案内部材
21d 外周フランジ
21g 切欠
23 23′ 逃げ部
Claims (5)
- 内周面に多条雌ねじ及び光軸方向に延びる溝が設けられた固定環と、
外周に前記多条雌ねじと螺合する多条雄ねじが設けられ、径方向内方に延びる鉤状突起が備えられた回転鏡筒と、
径方向に外側に延び、特定の相対回動位置において前記鉤状突起と係合する外周フランジ部、及び前記固定環の溝に嵌る突起が備えられた直進移動部材と、を備え、
前記多条雌ねじのねじ山と、前記多条雄ねじのねじ山の螺合端面の少なくとも一方に、前記固定環と前記回転鏡筒の軸方向の相対移動を生じさせずに前記固定環と前記回転鏡筒の相対回動を許す、前記ねじ山の周方向の幅を狭めた逃げ部を形成したことを特徴とするレンズ鏡筒。 - 前記多条雌ねじは、前記固定環の内周面の略全域に設けられている請求項1記載のレンズ鏡筒。
- 前記多条雄ねじは、前記回転鏡筒の後端部外周に設けられている請求項1又は請求項2記載のレンズ鏡筒。
- 前記直線移動部材は、前記回転鏡筒に対して相対移動する直進鏡筒を前記固定環に対して直進案内する直進案内部材である請求項1〜3のいずれか1項記載のレンズ鏡筒。
- 前記多条雌ねじと前記多条雄ねじのねじ山は、前記固定環と前記回転鏡筒とが相対回動した後に互いに接触する面が、展開平面上においてそれぞれ直線状をなしている請求項1〜4のいずれか1項記載のレンズ鏡筒。
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