JP3580170B2 - 投写型表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像情報に応じて光学像を形成する電気光学装置と、この電気光学装置で形成された画像を拡大投写する投写レンズと、これらを収容する筐体と、この筐体に回動自在に取り付けられたハンドルとを有し、ハンドルおよび筐体が各々異種材料からなる投写型表示装置に関する。
【0002】
【背景技術】
従来より、光源と、その光源から出射される光束を画像情報に応じて光学像を形成する電気光学装置と、この電気光学装置で形成された画像を拡大投写する投写レンズとを備えた投写型表示装置が知られている。
【0003】
このような投写型表示装置は、会議、学会、展示会等でのマルチメディアプレゼンテーションに広く利用される。
【0004】
ところで、投写型表示装置は、プレゼンテーション用の会議室等に設置された状態で維持されることもあるが、必要に応じて持ち込まれたり、終了後に他の場所に移して保管する場合もあるので、持ち運びを容易にするためのハンドル(把手)を備えている。このようなハンドルには、投写型表示装置の筐体に回動自在に取り付けられたタイプがあり、持ち運び時に回動させて起こし、それ以外の時には倒し込んで邪魔にならないようにしておく。そして、ハンドルとしては、成形性に優れかつ安価な樹脂製のものが多く、部品コストの削減が図られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述したハンドルは、図8に示すように、回動軸700が所定の角度回動すると、突部710が筐体800の内面の接触部810間で接触した後(一点鎖線)、この接触部810を越えて該内面に係止され(二点鎖線)、よって回動位置での姿勢が維持されるようになっている。
【0006】
しかしながら、ハンドルが取り付けられる筐体は、装置全体の剛性を確保する目的で金属製とされる場合がある。すなわち、このような場合には、ハンドルを回動させる度に、樹脂製のハンドルの突部と金属製の筐体とが接触することになるため、樹脂製のハンドル側が容易に摩耗し、ハンドルの姿勢を維持できなくなるという問題が生じる。
【0007】
本発明の目的は、筐体とハンドルとが異種材料からなる場合でも、ハンドルの姿勢を確実に維持できる投写型表示装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る投写型表示装置は、画像情報に応じて光学像を形成する電気光学装置と、この電気光学装置で形成された画像を拡大投写する投写レンズと、これらを収容する筐体と、この筐体に回動自在に取り付けられたハンドルとを有し、当該ハンドルおよび前記筐体が各々異種材料からなる投写型表示装置であって、前記ハンドルおよび前記筐体には、互いに接触した際の摩擦抵抗で該ハンドルの姿勢を維持させるハンドル側接触部および筐体側接触部が設けられ、これらハンドル側接触部および筐体側接触部は、各々同種材料からなることを特徴とする。
【0009】
このような本発明においては、ハンドル側接触部と筐体側接触部との接触を伴ってハンドルの姿勢が維持されるが、それらの接触部同士が同種材料からなるため、各接触部のうちのいずれか一方が偏摩耗する心配がなく、筐体とハンドルとが異種材料からなる場合でも、ハンドルの姿勢が確実に維持されるようになる。
【0010】
また、本発明の投写型表示装置では、前記ハンドル側接触部を前記ハンドルと同種材料とし、前記筐体側接触部を前記ハンドルと同種材料とし、かつこの筐体側接触部を前記筐体に固定される固定部材に設けてもよい。
【0011】
すなわち、筐体と比較して小さな部材であるハンドル側において、前記ハンドル側接触部の材料をハンドルの材料に合わせるので、それらが共に一体で容易に形成されるようになる。そして、筐体側においては、筐体が比較的大きな部品であるため、固定部材も筐体に合わせて十分大きくでき、固定部材の取り扱いが容易になるとともに、例えばビスなどを用いて筐体に確実に固定される。
【0012】
この際、前記固定部材は、前記ハンドルを前記筐体に取り付けるための部材を兼用していることが好ましい。
【0013】
このような場合には、ハンドルが筐体に固定部材で確実に取り付けられるうえ、ハンドル取付用の専用部材を別途設ける必用がなく、部品点数が削減される。
【0014】
さらに、本発明の投写型表示装置では、前記筐体の外面側に前記ハンドルが収容される凹状の収容部を設けるとともに、この収容部に前記ハンドルを軸支させ、かつ前記固定部材を当該収容部に係合した状態で固定することが好ましい。
【0015】
ハンドルが単に筐体の外部に設けられているだけでは、ハンドル全体が露出して外観上良好とはいえないが、筐体に収容部を設けてハンドルを収容すれば、見た目にすっきりして外観が良好になる。また、この収容部を利用してハンドルを軸支させるから、軸支専用の構造も別途設ける必用がなく、構造が簡素化される。さらに、その収容部に固定部材を係合させれば、筐体に対する固定部材の位置決めが容易かつ確実に行われるようになり、固定作業を迅速に行える。
【0016】
そして、本発明の投写型表示装置では、前記固定部材の筐体側接触部を、当該固定部材の前記筐体への固定方向に沿った面に設けてもよい。
【0017】
筐体に対する固定部材の位置がその固定方向においてばらつく場合があるが、本発明では、そのような固定方向の位置のばらつきに関係なく、ハンドル側接触部と筐体側接触部とを一定の接触抵抗で接触させることができ、投写型表示装置毎にハンドルの付勢具合が異なるといった不具合を生じにくくできる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。
【0019】
(1)装置の全体構成
図1、図2には、本実施形態に係る投写型表示装置1の概略斜視図が示され、図1は上面側から見た斜視図、図2は下面側から見た斜視図である。
【0020】
投写型表示装置1は、光源としての光源ランプから出射された光束を赤(R)、緑(G)、青(B)の三原色に分離し、これらの各色光束を電気光学装置を構成する液晶パネルを通して画像情報に対応させて変調し、変調した後の各色の変調光束をプリズム(色合成光学系)により合成して、投写レンズ6を介して投写面上に拡大表示する形式のものである。投写レンズ6の一部を除いて、各構成部品は筐体としての外装ケース2の内部に収納されている。
【0021】
(2)外装ケースの構造
外装ケース2は、基本的には、装置上面を覆うアッパーケース3と、装置底面を構成するロアーケース4と、背面部分を覆うリアケース5(図2)と、全面部分を覆うフロントケース9とから構成され、リアケース5が樹脂製である他はマグネシウム等の金属製である。
【0022】
図1に示されるように、アッパーケース3の上面において、その前方側の左右の端には、スピーカ用の多数の連通孔25R、25Lが形成されている。また、これらの連通孔25R、25L間には、投写型表示装置1の画質等を調整するための操作パネル60が設けられている。さらに、フロントケース9の前面の向かって右上部分には、図示略のリモートコントローラからの光信号を受信するための受光部70が設けられている。
【0023】
図2に示されるように、ロアーケース4の底面の略中央には、装置内部を冷却する冷却空気を取り入れるための空気取入口240が設けられている。空気取入口240は、樹脂製のフィルタ交換蓋241に設けられており、このフィルタ交換蓋241をロアーケース4の側面側から着脱することで、内部のフィルタを交換することが可能である。
【0024】
また、ロアーケース4の底面には、その前端の左右の角部にフット31R、31Lが設けられ、後端の略中央部にフット31Cが設けられている。尚、フット31R、31Lの上下の進退量を調整することによって、表示画面の傾きを変更することが可能である。
【0025】
このロアーケース4の一方の立上部分には、装置1持ち運び用のハンドル90が設けられており、このハンドル90は、図1中に二点鎖線で示すように、収納状態から略90°の角度範囲で回動可能とされ、必要に応じて起こして用いられる。
【0026】
リアケース5には、図2に示されるように、外部電力供給用のACインレット50や各種の入出力端子群51が配置され、これらの入出力端子群51に隣接して、装置内部の空気を排出する通気口としての排気口160が形成されている。そして、このリアケース5にも、フロントケース9と同様に受光部70が設けられている。
【0027】
(3)装置の内部構造
図3には、投写型表示装置1の内部構造が示されている。
【0028】
この図に示されるように、装置1の内部には、投写レンズ6の一側方に配置された電源としての電源ユニット7、電源ユニット7の後方に配置された光源ランプユニット8、光学系を構成する光学ユニット10、ユニット10内の電気光学装置925を駆動するドライバーボード(図示せず)、および装置1全体を制御するメインボード(図示せず)などが収容されている。
【0029】
電源ユニット7は、図2に示すACインレット50からの電力を変圧して光源ランプユニット8や、ドライバーボード、メインボード、電気光学装置925の下方または上下両方に配置された吸気ファン(図示せず)、および光源ランプユニット8の後方に配置された排気ファン16などに供給するものであり、電源フィルタ、トランス(変圧器)、整流回路、平滑回路、電圧安定回路等が形成された電源回路基板の他、光源ランプユニット8の光源ランプ181を駆動するためのランプ駆動基板等を備えている。
【0030】
光源ランプユニット8は、投写型表示装置1の光源部分を構成するものであり、図4にも示されるように、光源ランプ181およびリフレクタ182からなる光源装置183と、この光源装置183を収納するランプハウジング(図示せず)とを有している。このような光源ランプユニット8は、前述した吸気ファンからの冷却空気や、外装ケース2と投写レンズ6との間の隙間から吸引される冷却空気で冷却される。冷却空気は、先ず、吸引された直後に電気光学装置925および電源ユニット7等を冷却し、この後に装置1内部の略全域を冷却するように後方に流れ、最終的にはその大部分が光源ランプユニット8内を通って背後の排気ファン16で排気される。従って、排気ファン16の直前に光源ランプユニット8が配置されていることにより、その内部の光源装置183を大量の冷却空気で効率よく冷却することが可能である。
【0031】
光学ユニット10は、光源ランプユニット8から出射された光束を、光学的に処理して画像情報に対応した光学像を形成するユニットであり、照明光学系923、色分離光学系924、電気光学装置925、および色合成光学系としてのプリズムユニット910とを含んで構成される。電気光学装置925およびプリズムユニット910以外の光学ユニット10の光学素子は、上下のライトガイド(図示せず)の間に上下に挟まれて保持された構成となっている。尚、これらの上ライトガイド、下ライトガイドは一体とされて、ロアーケース4の側に固定ネジにより固定されている。また、これらのライトガイドは、プリズムユニット910の側に同じく固定ネジによって固定されている。
【0032】
直方体状のプリズムユニット910は、図5に示されるように、マグネシウムの一体成形品から構成される側面略L字状のヘッド体903の裏面側に固定ネジにより固定されている。また、電気光学装置925を構成する各液晶パネル925R、925G、925Bは、プリズムユニット910の3側面に固定部材を介して固定されている。
【0033】
さらに、図示は省略されているが、電気光学装置925の各液晶パネル925R、925G、925Bを駆動・制御するためのドライバーボードが光学ユニット10の上方に配置され、その上に、投写型表示装置1全体を制御する制御回路が形成されたメインボードが配置される。メインボードは、前述のドライバーボードおよび操作パネル60と電気的に接続される。
【0034】
(4)光学系の構造
次に、投写型表示装置1の光学系即ち光学ユニット10の構造について、図4に示す模式図に基づいて説明する。
【0035】
上述したように、光学ユニット10は、光源ランプユニット8からの光束(W)の面内照度分布を均一化する照明光学系923と、この照明光学系923からの光束(W)を、赤(R)、緑(G)、青(B)に分離する色分離光学系924と、各色光束R、G、Bを画像情報に応じて変調する電気光学装置925と、変調後の各色光束を合成するプリズムユニット910とを含んで構成されている。照明光学系923は、第1のレンズ板921と、その出射側に配置された第2のレンズ板922と、光源ランプユニット8から出射された光束Wの光軸1aを装置1前方向に折り曲げる反射ミラー931とを備えている。
【0036】
第1のレンズ板921は、マトリクス状に配置された複数の矩形レンズを有しており、光源から出射された光束を複数の部分光束に分割し、各部分光束を第2のレンズ板922の近傍で集光させる。
【0037】
第2のレンズ板922は、マトリクス状に配置された複数の矩形レンズを有しており、第1のレンズ板921から出射された各部分光束を電気光学装置925を構成する液晶パネル925R、925G、925B(後述)上に重畳させる機能を有している。
【0038】
このように、本例の投写型表示装置1では、照明光学系923により、液晶パネル925R、925G、925B上をほぼ均一な照度の光で照明することができるので、照度ムラのない投写画像を得ることができる。
【0039】
色分離光学系924は、青緑反射ダイクロイックミラー941と、緑反射ダイクロイックミラー942と、反射ミラー943から構成される。まず、青緑反射ダイクロイックミラー941において、照明光学系923から出射される光束Wに含まれている青色光束Bおよび緑色光束Gが直角に反射され、緑反射ダイクロイックミラー942の側に向かう。
【0040】
赤色光束Rは、この青緑反射ダイクロイックミラー941を通過し、後方の反射ミラー943で直角に反射されて、赤色光束Rの出射部944からプリズムユニット910の側に出射される。
【0041】
次に、青緑反射ダイクロイックミラー941で反射された青色、緑色光束B、Gのうち、緑反射ダイクロイックミラー942において、緑色光束Gのみが直角に反射されて、緑色光束Gの出射部945からプリズムユニット910側に出射される。
【0042】
この緑反射ダイクロイックミラー942を通過した青色光束Bは、青色光束Bの出射部946からリレー光学系927の側に出射される。本例では、照明光学系923の光束Wの出射部から、色分離光学系924における各色光束R、G、Bの出射部944、945、946までの距離が全て等しくなるように設定されている。
【0043】
色分離光学系924の赤色、緑色光束R、Gの出射部944、945の出射側には、それぞれ集光レンズ951、952が配置されている。従って、各出射部から出射した赤色、緑色光束R、Gは、これらの集光レンズ951、952に入射して平行化される。
【0044】
このように平行化された赤色、緑色光束R、Gは、入射側偏光板960R、960Gを通って光変調装置である液晶パネル925R、925Gに入射して変調され、各色光に対応した画像情報が付加される。すなわち、これらの液晶パネル925R、925Gは、前述のドライバーボードによって画像情報に応じてスイッチング制御されて、これにより、ここを通過する各色光の変調が行われる。
【0045】
一方、青色光束Bは、リレー光学系927を介して対応する液晶パネル925Bに導かれ、ここにおいて、同様に画像情報に応じて変調が施される。尚、本実施形態の液晶パネル925R、925G、925Bとしては、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として用いたものを採用することができる。
【0046】
リレー光学系927は、青色光束Bの出射部946の出射側に配置した集光レンズ954と、入射側反射ミラー971と、出射側反射ミラー972と、これらの反射ミラーの間に配置した中間レンズ973と、液晶パネル925Bの手前側に配置した集光レンズ953とから構成されており、集光レンズ953から出射した青色光束Bは、入射側偏光板960Bを通って液晶パネル925Bに入射して変調される。
【0047】
この際、光束Wの光軸1aおよび各色光束R、G、Bの光軸1r、1g、1bは同一平面内に形成されるようになる。そして、各色光束の光路の長さ、すなわち光源ランプ181から各液晶パネルまでの距離は、青色光束Bが最も長くなり、従って、この光束の光量損失が最も多くなる。しかし、リレー光学系927を介在させることにより、光量損失を抑制できる。
【0048】
次に、各液晶パネル925R、925G、925Bを通って変調された各色光束R、G、Bは、出射側偏光板961R、961G、961Bを通ってプリズムユニット910に入射され、ここで合成される。そして、このプリズムユニット910によって合成されたカラー画像が投写レンズ6を介して所定の位置にある投写面100上に拡大投写されるようになっている。
【0049】
(5)ハンドルの取出構造
図6は、ハンドル90取り付け部分の分解斜視図、図7は、ハンドル90取り付け部分を、ハンドルが取り付けられるロアケース4に沿って、ハンドルのほぼ中央部で切り取った断面図である。
【0050】
図6、図7に示すように、ハンドル90はコ字形状の樹脂成形品であり、その両端には回動軸91が一体成形されている。また、各回動軸91の周面上にはハンドル側接触部としての突部92が一体成形されている。従って、この突部92の材料はハンドル90と同じものとされている。このようなハンドル90は、ロアーケース4の側面に設けられた凹状の収容部41に収容され(図1〜3参照)、この収容部41の上端に設けられた支持部42にハンドル90の回動軸91が軸支されている。
【0051】
一方、ロアーケース4の収容部41の両上端には、この収容部41の横断面形状よりも一回り大きい固定部材110が係合されている。この固定部材110は、ハンドル90(突部92)と同じ材料からなる樹脂成形品であり、収容部41に係合した状態でビス111によってロアーケース4に固定されている。この際、固定部材110のビス孔近傍には、上下に貫通した***112(図6)が穿設されており、各***112にロアーケース4の係合部43が嵌合し、固定部材110の位置決めが行われるようになっている。
【0052】
また、ハンドル90の回動軸91は、前記支持部42と固定部材110に設けられた開口部113の上部内面との間で保持され、よってロアーケース4へのハンドル90の取り付けが行えるようになっている。つまり、この固定部材110がハンドル90のロアーケース40への取付部材を兼用している。
【0053】
図6中の点鎖で囲む部位は、固定部材110の内面に設けられた筐体側接触部(以下、接触部と略す)114である。ハンドル90を回動させた際、回動軸91の突部92が接触部114に接触する。そして、この接触部114が設けられた面は、固定部材110の固定方向(図中の白抜き矢印)に沿った鉛直面であり、突部92が接触部114を前記固定方向に対して直交する方向に押圧することで、突部92および接触部114間に接触抵抗が生じるようになっている。
【0054】
(6)実施形態の効果
前述のような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
【0055】
すなわち、投写型表示装置1では、ハンドル90に設けられた突部92とロアーケース4側の接触部114との接触を伴ってハンドル90の姿勢が維持されるが、それらの突部92および接触部114が共に樹脂製であり、同種材料からなるため、突部92および接触部114のうちのいずれか一方が偏摩耗する心配がなく、ロアーケース4が金属とされ、ハンドル90が樹脂製である場合でも、ハンドル90の繰り返し操作に十分に耐えることができ、その姿勢を確実に維持できる。
【0056】
しかも、ハンドル90および突部92の材料が同じであるから、ハンドル90と突部92とを一体成形でき、ロアーケース4と比較して小さいハンドル90を別部材の組み付けなどを行わずに容易に形成できる。
【0057】
そして、接触部114が設けられた固定部材110は、ロアーケース4とは別部材であるが、ロアーケース4が比較的大きな部品であるため、固定部材110もロアーケース4に合わせて十分大きくできる。従って、固定部材110を容易に取り扱えるとともに、ビス111でロアーケース4に確実に固定できる。
【0058】
また、固定部材110は、ハンドル90をロアーケース4に取り付けるための取付部材を兼用しているので、ハンドル90をロアーケース4に固定部材110を介して確実に取り付けることができるうえ、ハンドル90取付用の専用部材を別途設ける必用がなく、部品点数を削減できる。
【0059】
さらに、ロアーケース4の外面側にはハンドル90を収容する凹状の収容部41が設けられているため、ハンドル90を用いない時には、この収容部41にハンドル90を収容させておけばよく、投写型表示装置1の見た目をすっきりさせて外観を良好にできる。
【0060】
そして、その収容部41を利用してハンドル90が軸支されるから、軸支専用の構造も別途設ける必用がなく、構造を簡素化できる。
【0061】
また、その収容部41に固定部材110が係合されるので、固定部材41を収容部41に沿ってスライドさせれば、ロアーケース4に対する固定部材110の位置決め、すなわちロアーケース4の係合部43と固定部材110の***112とを容易に嵌合でき、固定部材110の固定作業を容易かつ迅速に行える。
【0062】
本実施形態では、ビス111の締付トルクのばらつき等により、固定部材110の位置がその固定方向においてばらつく場合がある。しかし、本実施形態では、固定部材110の接触部114が当該固定部材110の固定方向に沿った鉛直面に設けられているため、固定部材110の位置がそのような固定方向にばらついても、ハンドル90の突部92と接触部114とを一定の接触抵抗で接触させることができ、投写型表示装置1毎にハンドル90の付勢具合が異なるといった不具合を生じにくくできる。
【0063】
(7)実施形態の変形
尚、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、以下に示すような変形をも含むものである。
【0064】
例えば前記実施形態では、ハンドル90および突部92は一体成形によって形成されていたが、それぞれを別部材とし、互いを組み付けることで一体にしてもよい。ただし、ハンドル90や突部92は比較的小さいので、それらを別部材にすると、互いの組付作業に手間がかかる可能性がある。このため、ハンドル90と突部92とが同種材料である場合には、実施形態のように一体成形するのが好ましい。
【0065】
また、前記実施形態では、ハンドル90、突部92、および固定部材110が全て同じ材料で形成されていたが、本発明によれば、突部92および固定部材110のみを同種材料で形成すればよいので、ハンドル90と突部92とを各々異種材料で形成してもよい。例えば、前記実施形態のようにロアーケース4を金属とし、ハンドル90を樹脂製とした場合、突部92および固定部材110を木製やセラミック製などとしてもよい。
【0066】
さらに、固定部材110を金属製とし、突部92も金属製とした場合でも本発明に含まれる。このような場合には、金属製の突部92をインサートモールドによってハンドル90と一体成形したり、固定部材110の替わりを果たす部位をロアーケース4に一体成形してもよい。こうすることにより、固定部材110を不要にでき、部品点数をさらに削減できるという効果がある。
【0067】
前記実施形態では、電気光学装置925は、TFT駆動の液晶パネル925R、925G、925Bから構成されていたが、これに限らず、TN、STN等他の駆動方式から構成される光変調装置を備えた投写型表示装置に本発明を採用してもよい。
【0068】
そして、前記実施形態では、電気光学装置925は、3枚の液晶パネル925R、925G、925Bから構成されていたが、これに限らず、1枚、2枚の液晶パネルから構成される光変調装置に本発明を採用してもよい。
【0069】
また、前記実施形態では、電気光学装置925を構成するパネルは液晶素子から構成されていたが、液晶以外のプラズマ素子、マイクロミラーを用いたデバイスパネルから構成される光変調装置を備えた投写型表示装置に本発明を採用してもよい。
【0070】
さらに、前記実施形態における電気光学装置925は、光束R、G、Bを透過して変調する形式のものであったが、これに限らず、入射した光を反射しつつ変調して出射する反射型の光変調装置を備えた投写型表示装置に本発明を採用してもよい。
【0071】
その他、本発明の実施の際の具体的な構造および形状等は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造等としてもよい。
【0072】
【発明の効果】
前述のような本発明によれば、ハンドル側接触部および筐体側接触部同士が同種材料からなるため、それらの接触を伴ってハンドルの姿勢を維持させるにあたっては、各接触部のうちのいずれか一方が偏摩耗する心配がなく、筐体とハンドルとが異種材料からなる場合でも、ハンドルの姿勢を確実に維持できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る投写型表示装置の上部から見た外観斜視図である。
【図2】前記実施形態における投写型表示装置の下部から見た外観斜視図である。
【図3】前記実施形態における投写型表示装置の内部構造を表す斜視図である。
【図4】前記実施形態における光学系の構造を説明するための模式図である。
【図5】前記実施形態の構成部品を示す斜視図である。
【図6】前記実施形態の要部を示す分解斜視図である。
【図7】前記要部を示す縦断面図である。
【図8】従来技術を示す模式図である。
【符号の説明】
1 投写型表示装置
2 筐体である外装ケース
6 投写レンズ
8 光源
41 収容部
90 ハンドル
92 ハンドル側接触部である突部
110 固定部材
113 筐体側接触部
925 電気光学装置

Claims (5)

  1. 画像情報に応じて光学像を形成する電気光学装置と、この電気光学装置で形成された画像を拡大投写する投写レンズと、これらを収容する筐体と、この筐体に回動自在に取り付けられたハンドルとを有し、当該ハンドルおよび前記筐体が各々異種材料からなる投写型表示装置であって、
    前記ハンドルおよび前記筐体には、互いに接触した際の摩擦抵抗で該ハンドルの姿勢を維持させるハンドル側接触部および筐体側接触部が設けられ、
    これらハンドル側接触部および筐体側接触部は、各々同種材料からなることを特徴とする投写型表示装置。
  2. 請求項1に記載の投写型表示装置において、
    前記ハンドル側接触部は、前記ハンドルと同種材料からなり、
    前記筐体側接触部は、前記ハンドルと同種材料からなり、かつ前記筐体に固定される固定部材に設けられている投写型表示装置。
  3. 請求項2に記載の投写型表示装置において、前記固定部材は、前記ハンドルを前記筐体に取り付けるための部材を兼用していることを特徴とする投写型表示装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の投写型表示装置において、前記筐体の外面側には前記ハンドルを収容する凹状の収容部が設けられているとともに、この収容部に前記ハンドルが軸支され、かつ前記固定部材が当該収容部に係合した状態で固定されていることを特徴とする投写型表示装置。
  5. 請求項2〜4のいずれかに記載の投写型表示装置において、前記固定部材の筐体側接触部は、当該固定部材の前記筐体への固定方向に沿った面に設けられていることを特徴とする投写型表示装置。
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