JP3577503B2 - カラーコード - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、複数の色相を配置するカラーコードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、OCR(オプティカル・キャラクター・リーダ)、OMR(オプティカル・マーク・リーダ)あるいはバーコードリーダは黒色の文字や記号を読み取ってその線幅や線間隔などから文字や記号を認識するようにしている。このため、他の色や複数の色が混ざった場合、読み取り時に欠落を生じ易く、非認識文字や記号である必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
また、近年、色々の分野でコードが使用されており、コードの桁数が不足し、バーコードに色相を付与して情報量を増やす方法や(特開平2−144683号(特願昭63−299157号)公報)やボルボックスコード(特開昭63−278189号(特願昭62−112482号)公報)などが考案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前者のバーコードに色相を付与して情報量を増やす方法は、通常の黒色のバーコードと同様に、任意方向に伸びる素材に対して無力で使用できないという問題がある。
【0005】
また、後者のボルボックスコードによれば、コード自体の形状に制限がある上に、一定値以上の伸びに対して、使用できず、これも使用できないという問題がある。
【0006】
本発明は、これらの問題を解決するため、桁マークの周囲の所定の点の所定範囲に色相マークを配置し、反射光あるいは透過光によってこれら範囲から検出した色相についてテーブルを参照してデータを求め、リネン製品などの収縮自在な素材からも確実かつ正確にコード(データ)の読み取りを可能にするカラーコードを実現することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
図1を参照して課題を解決するための手段を説明する。
図1において、桁マーク2は、色相マーク3を検出するためのものであって、色相マーク3を配置するための基線および基点となるものである。
【0008】
色相マーク3は、データに対応する組合せの色相を配置したものである。
カラーコードテーブル11は、データに対応する2つの色相の組合せを設定したものである。
【0009】
【作用】
本発明は、図1に示すように、複数の桁マーク2およびこの桁マーク2の周囲の所定の点を基準とした所定範囲内に色相マーク3を配置してカラーコードを形成するようにしている。
【0010】
また、桁マーク2を基点および桁マーク2を結んだ線分を基線とし、この基点から所定距離かつ基線から所定角度の点を中心とした所定範囲内に色相マーク3を配置してカラーコードを形成するようにしている。
【0011】
この際、所定範囲内に色相マーク3を配置する際に、カラーコードテーブル11に設定したコード(データ)に対応する2つの色相の組合せを順次配置してカラーコード1を形成するようにしている。
【0012】
また、桁マーク2を1色相で表現、および色相マーク3を3色相以上のうちの2つの組合せ(同一色相の組合せを含む)(あるいは2つ以上の組合せ)でコード(データ)を表現するようにしている。
【0013】
従って、桁マーク2の周囲の所定の点の所定範囲に色相マーク3を配置してカラーコード1を形成することにより、反射光あるいは透過光によってこれら範囲から検出した色相のペアについてカラーコードテーブル11を参照してコード(データ)を読み取り、リネン製品などの収縮自在な素材に印刷して確実かつ正確にコード(データ)を読み取ることができるカラーコード1を実現することが可能となる。
【0014】
【実施例】
次に、図1から図10を用いて本発明の実施例の構成および動作を順次詳細に説明する。
【0015】
図1は、本発明の1実施例構成図を示す。これは、桁マーク2を直線状(1次元的)にn個配置し、桁マーク2の2桁から(n−1)桁の各桁マーク2の回りに12個の色相マーク3をそれぞれ配置した例である。
【0016】
図1において、カラーコード11は、本発明のカラーコードの例であって、桁マーク2および色相マーク3から構成したものである。
桁マーク2は、色相マーク3を配置するための基線および基点となるものであって、ここでは、1桁目からn桁目までのn個を直線状に配置したものである。この例のように桁マーク2を直線状に配置した場合には、1桁目(先頭)およびn桁目(末尾)を除いた2桁目から(n−1)桁目をそれぞれ基点とし、当該基点の回りに1次元的あるいは2次元的に色相マーク3を配置する。この例における色相マーク3の配置は、桁マーク2を結んだ線分を基線とし、基点から所定距離R離れ、かつ基線から角度Θの点を中心に、所定範囲の内部に色相マークを配置(印刷など)する。この場合は、2桁目の桁マーク2は1〜6までの色相マーク3と7〜12までの色相マーク3によりそれぞれ囲まれて配置されている。
同様にして3桁目の桁マーク2から(n−1)桁目の桁マーク2も色相マーク3によりそれぞれ囲まれて配置されている。
【0017】
色相マーク3は、コード(データ)に対応する組合せの色相の色を、基点から所定距離R離れ、基線から角度Θの点を中心に所定範囲内に配置する色相であって、ここでは、カラーコードテーブル11に設定したコード(データ)に対応する2つの色相(同一色相の組合せを含む)をペアとしたものである。
【0018】
以下図1のカラーコード1の例について説明する。
(1) 桁マーク2“■”について、1桁、2桁、3桁・・・n桁を図示のように任意の距離だけ離して直線状に配置する。
【0019】
(2) 桁マーク2のうちの1桁には色相マーク3を配置しない。
(3) 桁マーク2のうちの2桁と3桁とを線分で結びこれを基線と決定、および2桁の位置の桁マーク2を基点と決定する。
(4) 基点から距離R離れ、かつ基線から角度Θの点を中心に所定の範囲、ここでは所定の大きさの矩形“□”を色相マーク3を印刷する範囲と決定する。この例では、基線の角度Θとして45°、90°、135°、225°、270°、315°の点、6個をそれぞれ中心に矩形“□”に色相マーク3を印刷する範囲と決定する(図中の1から6の範囲であって、読み取りの順序を表す)。したがって6個の矩形“□”の色相マーク3は、2桁目の桁マーク2を囲むようにして印刷されることになる。同様に、基点から距離R2離れ、かつ基線から角度Θの点を中心に所定の範囲を印刷する範囲と決定する(図中の7から12の範囲であって、読み取りの順序を表す)。これら7から12の矩形“□”の色相マーク3も2桁目の桁マーク2を囲むようにして印刷される。ここで、これら1から6、更に7から12の範囲に印刷する色相は、後述するカラーコードテーブル11に設定したコード(データ)に対応する2つの色相を順次印刷する。なお、図1に示すように、1と4の色相マーク3、2と5の色相マーク3、…、9と12の色相マーク3の位置関係は、桁マーク2に対して点対称の関係となっている。従って、例えば1−4の色相マーク3の色相の組合せ(1番目のデータ)、7−10の色相マーク3の色相の組合せ(2番目のデータ)、2−5の色相マーク3の色相の組合せ(3番目のデータ)、8−11の色相マーク3の色相の組合せ(4番目のデータ)、3−6の色相マーク3の色相の組合せ(5番目のデータ)、9−12の色相マーク3の色相の組合せ(6番目のデータ)というように、これら1から12の範囲に合計6個のデータを色相によって印刷することとなる。
【0020】
(5) 次に、桁マーク2のうちの3桁と4桁とを線分で結びこれを基線と決定、および3桁の位置の桁マーク2を基点と決定し、(4)と同様の操作を行い、ここでは、合計6個のコード(データ)について12個の色相マーク3で印刷する。以下同様に、桁マーク2の(n−1)桁まで基点として繰り返す。
【0021】
以上のように、本発明の図1に示すカラーコード1は複数の桁マーク2をここでは直線状(1次元的)に配置し、2桁と3桁を結ぶ線分を基線および2桁を基点とし、基点から距離Rで基線から角度Θの点を中心に所定大きさを持つ色相マーク3を印刷することを(n−1)桁まで繰り返して形成する。これにより、読み取り時に、基点および基線から求めた点および近傍の色相を順次読み取り、かつカラーコードテーブル11に設定されている色相のペアのときにのみ有意なコード(データ)として識別することができ、当該カラーコード1を印刷した媒体がリネン製品のように収縮してもある範囲内の色相を読みとっているため確実に読みとることができると共に、この読みとった色相のペアがカラーコードテーブル11に設定されていないと有意なコード(データ)と判定しないので、正確に間違いなく正しいコード(データ)を読みとることが可能となる。
【0022】
図2は、本発明の他の実施例構成図を示す。これは、桁マーク2を2次元的に4個配置し、各桁マーク2の回りに10個の色相マーク3をそれぞれ配置した例である。以下図2のカラーコード1の例について説明する。
【0023】
(1) 桁マーク2“■”を矩形の頂点に位置するように2次元的に4個、配置する。
(2) ある桁マーク2(▲1▼)を他の桁マーク2(▲2▼)と線分で結びこれを基線と決定、およびある桁マーク2(▲1▼)を基点と決定する。
(3)基点から距離R離れ、かつ基線から角度Θの点を中心に所定の範囲、ここでは所定の大きさの矩形“□”を色相マーク3で印刷する範囲と図示のように決定する。この例では、図中の1から6の範囲であって、読み取りの順序と一致させて決定する。したがって6個の矩形“□”の色相マーク3は、桁マーク2を囲むようにして印刷されることになる。また、外側に図示のように4つの範囲を、図示7から10の範囲として決定する。これら4個の矩形“□”の色相マーク3も桁マーク2を囲むようにして印刷されることになる。これら1から6、更に7から10の範囲に印刷する色相は、後述するカラーコードテーブル11に設定したコード(データ)に対応する2つの色相を順次印刷する。従って、例えば1−4の色相マーク3の色相の組合せ(1番目のデータ)、2−5の色相マーク3の色相の組合せ(2番目のデータ)、3−6の色相マーク3の色相の組合せ(3番目のデータ)、7−9の色相マーク3の色相の組合せ(4番目のデータ)、8−10の色相マーク3の色相の組合せ(5番目のデータ)というように、これら1から10の範囲に合計5個のコード(データ)を色相によって印刷することとなる。
【0024】
(4) 同様に、桁マーク2(▲2▼)、桁マーク2(▲3▼)、および桁マーク2(▲4▼)についても図示のように各10個の色相マーク3を決定する。なお、桁マーク2(▲4▼)については、桁マーク2(▲4▼)を他の桁マーク2(▲1▼)と線分で結びこれを基線と決定、および桁マーク2(▲4▼)を基点と決定して、これを囲むようにして色相マーク3を配置させている。
以上のように、本発明の図2に示すカラーコード1は複数の桁マーク2をここでは2次元的(例えば矩形の各頂点)に配置し、基点から距離Rで基線から角度Θの点を中心に所定大きさを持つ色相マーク3を印刷することを全ての桁マーク2について繰り返してカラーコード1を形成する。これにより、読み取り時に、基点および基線から求めた点および近傍の色相を順次読み取り(平均化あるいは色相の割合が多いもの)、かつカラーコードテーブル11に設定されている色相のペアのときにのみ有意なコード(データ)として識別することができ、当該カラーコード1を印刷した媒体がリネン製品のように収縮してもある範囲内の色相を読みとっているため確実に読みとることができると共に、この読みとった色相のペアがカラーコードテーブル11に設定されていないと有意なコード(データ)と判定しないので、正確に間違いなく正しいコード(データ)を読みとることが可能となる。
【0025】
以上説明したように、図1では桁コード2を1次元的(直線状)に配置し、図2では桁コード2を2次元的(矩形の各頂点)に配置したが、これに限られず、桁コード2を見つけやすい形で任意に配置し、かつこの桁コード2の回りの所定位置の点を中心に所定範囲に1つのコード(データ)に対応する2つの色相で順次印刷し、カラーコード1を形成する。これにより、カラーコード1をリネン製品のように収縮する媒体に印刷してもその収縮の度合いにかかわらず所定範囲内に色相マーク3の中心が存在する限り、間違いなく正確に色相を読みとることができると共に、更に媒体の生地などの色相によって色相が変わった場合にはカラーコードテーブル11を参照して登録されていない色相のペアのときは有意なコード(データ)としないため、間違いなく正確にコード(データ)を読みとることができる。特に、媒体の生地や生地の色などによって影響を受ける色相はカラーコードテーブル11から排除しておくことにより、間違いを確実に防止できる。
【0026】
図3は、本発明の色相の組合せ例を示す。ここで、A、B、C・・・Nは異なる色相を表す。ここでは、これら色相を3つ組み合わせ(同じ色相の組合せを含む)てコード(データ)を表現する。例えば
・A−A−A:スタートマーク
・A−A−B:エンドマーク
・A−A−C:0
・A−A−D:1
・A−A−E:2
・・・・・・・・
・A−A−N:(N−3)の数字
というように表現する。ここでは、色相を3つ組み合わせたが、後述する色相を2つや色相を4つ以上組み合わせてもよい。
【0027】
次に、図4のフローチャートに示す順序に従い、媒体に印刷したカラーコード1を読み取るときの動作を詳細に説明する。
図4において、S1は、媒体から読みとったカラーコード1の画像をメモリに格納する。
【0028】
S2は、カラーコード1の桁数を入力する。
S3は、コードが直線か判別する。これは、カラーコード1が既述した図1に示すようにカラーコード1が直線か、あるいは図2に示すようにカラーコード1が直線以外(ここでは矩形)か判別する。YESの場合には、カラーコード1が直線と判明したので、図1で説明したように、カラーコード1を構成する1桁目は色相マーク3の検出をしないため、S5で2桁目の桁マーク2を検出およびS6で3桁目の桁マーク2を検出し、既述したように基点、基線を求めて色相マーク3が存在する点(およびその近傍)の色相を検出し、S7でその色相を全て取り込む。一方、NOの場合には、カラーコード1が直線でないと判明したので、図2で説明したように、カラーコード1を構成する1桁目および2桁目の桁マーク2をもとに基点、基線を求めて当該1桁目の色相マーク3が存在する点(およびその近傍)の色相を検出し、S7でその色相を全て取り込む。
【0029】
S8は、色相がカラーテーブル10にあるか判別する。YESの場合には、色相がカラーテーブル10に存在してカラーコード1に使用した色相と判明したので、S10に進む。一方、NOの場合には、カラーコード1に使用した色相でないと判明したので、S9で所定回数回りの色相を調べたか判別し、YESのときにエラーと判定し、NOのときに1つ外側の色相(例えば図6の(b)の“■”の位置の色相など)についてS8を繰り返し行う。これにより、カラーコード1を印刷した媒体(基材)が収縮したり、光学的にカラーコード1を拡大したりしてノイズによって本来の色相が検出されないときに、当該色相マーク3の中心点から外側の点(図6の(b)、図6の(c)、図6の(d)というような外側の点)の色相を順次検出し、カラーコード1に使用した色相が検出されるかを繰り返す。
【0030】
S10は、桁マーク2の回りの所定位置からカラーコード1に使用した色相が検出されたので、これら色(色相)をメモリに順次格納する。
S11は、予定の桁数(S2で設定した桁数)を読んだか判別する。YESの場合には、所定の桁数の色相マーク3の色相を検出してメモリに格納したので、S12に進む。一方、NOの場合には、次の桁数(桁マーク2)についてS7以降を繰り返す。
【0031】
S12は、スタートマーク/エンドマークを見つけ並び替える。これは、S11のYESまでにより、予定の桁数の色相を順次読みとってメモリに格納したので、このメモリに格納した色相の並びの先頭および末尾の2つの色相のペアを取り出し、カラコードテーブル11を参照してスタートマークおよびエンドマークがいずれかを見つけ、スタートマークが先頭となり、エンドマークが末尾となるように並び替える。
【0032】
S13は、色相の組み合わせをカラーコードテーブル11を参照してコード(データ)に順次変換する。
以上によって、図1の直線状のカラーコード1あるいは図2の矩形状のカラーコード1について、桁マーク2をもとに基点および基線を求め、これらから所定位置の色相マーク3の色相を順次検出し、カラーテーブル10に存在する色相のみについて正しい色相と判定して読み取り、これら読み取った色相の並びについてカラーコードテーブル11を参照してコード(データ)に変換する。これにより、カラーコード1を印刷した媒体が収縮したりしても正しい色相のみを読みとったり、更にこれら読みとった色相のペアでコード(データ)に変換するため、媒体の生地の色相に影響されることなく正確に読みとることができる。この場合には、媒体の生地の色相をカラーテーブル10から事前に削除し、カラーコードテーブル11による組み合わせによって決まるコード(データ)を使用できないようにすればよい。
【0033】
尚、カラーコード1に印刷した色相の検出は以下のように行う。カラーコード1を光源で照射し、反射光あるいは透過光をRGBフィルタで分光して得られたXYZの各刺激値について演算して表色系の2次元投影面上に投影し、予め定めた範囲内のときに当該範囲の色相と検出する。表色系としては例えば目で見た色の感覚とほぼ一致するLab表色系を用い、下式(1)、(2)によって上記XYZの各刺激値から求めたa、bをもとに当該Lab表色系の2次元投影面に投影し、所定の範囲内のときに当該範囲の色相と検出する。
【0034】
図5は、本発明のカラーコード1の読み取り説明図を示す。これは、媒体が収縮する場合の桁コード2“■”および色相マーク3の例を示す。この場合には、カラーコード1を印刷した媒体の伸びや曲がりが予想されるので、桁マーク2に対して色相マーク3を上下2つの組み合わせとし直線状に図示のように並べる。ここで、読み取り位置P1、p2は、基点からの距離R2=(R3−R1)/2+R1、および基線からの角度Θ=90°と270°の2つとする。これにより、媒体が収縮したり、多少曲がっても、更に桁マーク2の間隔がずれたりしても、確実に色相マーク3の色相を検出することが可能となる。
【0035】
図6は、本発明のカラーコードの読み取り説明図(色相)を示す。これは、カラーコード1を印刷した媒体が収縮したり、曲がったり、更にカラーコード1を読みとって拡大したときのノイズなどにより、色相マーク3が存在する点から、当該カラーコード1に使用した色相が検出されなかったときに、当該点の外側からカラーコード1に使用した色相が検出されるかを順次所定回数(所定量だけ外側の範囲まで)、色相の検出を繰り返すときの説明図である。以下説明する。
【0036】
図6の(a)は、1回目であって、カラーテーブル10にない状態を示す。これは、色相マーク3の中心の位置“■”の色相がカラーテーブル10に登録されていなく、カラーコード1に使用した色相でないと判明する。このため、1つ外側の図6の(b)に進む。
【0037】
図6の(b)は、2回目であって、カラーテーブル10にない状態を示す。これは、色相マーク3の中心から少し外側の位置“■”の色相がカラーテーブル10に登録されていなく、カラーコード1に使用した色相でないと判明する。このため、更に1つ外側の図6の(c)に進む。
【0038】
図6の(c)は、3回目であって、カラーテーブル10にない状態を示す。これは、色相マーク3の中心から更に少し外側の位置“■”の色相がカラーテーブル10に登録されていなく、カラーコード1に使用した色相でないと判明する。このため、更に1つ外側の図6の(d)に進む。
【0039】
図6の(d)は、4回目であって、カラーテーブル10にある状態を示す。これは、色相マーク3の中心から更に少し外側の位置“■”の色相がカラーテーブル10に登録されていたので、カラーコード1に使用した色相であると判明する。これにより、媒体の生地などの収縮や曲がりや、更に光学的に読みとったカラーコード1を拡大したときなどに発生するノイズなどにより、色相マーク3の色相を間違って読みとってしまうことを防止できる。
【0040】
図7は、本発明のカラーテーブル例を示す。ここでは、全体で6色相を使い、
・色相マーク3として5色相(A、B、C、D、E)
・桁マーク2として1色相
を使っている。そのときの記号(A、B、C、D、E、桁マーク)、色相、および使用インキ組成物は例えば図示の下記のようにする。
【0041】
アルファベット 色相 使用インキ組成物
・A ダイレクトイエロー132 染料
・B ダイレクトレッド 236 染料
・C ダイレクトブルー 199 染料
・D ダイレクトブラウン44 染料
・E ダイレクトレッド 238 染料
・桁マーク ダイレクトブラック19 染料
これら6種類の染料各3%のジエチレングリコール5%および水を残分とした配合を行って攪拌を行い、0.5μmメンブランフィルタにて濾過し、インキとした。
【0042】
尚、ここでは、6種類のインキの色相を全て当該カラーテーブル10に登録したが、媒体の地色の色相と混同するときは、当該カラーテーブル10から混同する色相を削除し、カラーコード1の色相として使用しないようにし、図4のS8のNOおよびS9のNOで地色の色相を誤って色相マーク3の色相と検出しないようにしている。また、上記6色相などの選択は、表色系がLab表色系で、各色相の距離が可及的に離れ、検出し易い色相を選択したものである(式(1)、(2)参照)。
【0043】
図8は、本発明のカラーコードテーブル例を示す。このカラコードテーブル11は、図7のカラーテーブル10に登録した6種類の色相から2つを組み合わせ(同一の色相の組み合わせを含む)によってコード(データ)を表現して登録したものである。ここで、A、B、C、D、Eは、図7に登録した色相と同一である。
【0044】
の色相の組み合わせに対して、対応コードを図示のように登録する。
【0045】
図9は、本発明の具体例を示す。これは、図7で作成した6種類のインキを用い、タオル生地の耳部に図示のようにインクジェットプリンタで直接にカラーコード1を印字した具体例を示す。ここで、
・R1=1.4mm
・R2=2mm
・R3=2.6mm
・読み取り角度Θ=90°と270°
としている。例えば色相マーク31、32にスタートコードに対応するA(ダイレクトイエロー132)、A(ダイレクトイエロー132)、色相マーク33、34に任意データとして、“1”に対応するA(ダイレクトイエロー132)、D(ダイレクトブラウン44)のインキで扇型、かつ桁マーク2についてダイレクトブラック19のインキで“□”内をインクジェットプリンタで印刷した。そして、後述する図9の構成によって当該タオルに力を多方向に強制的に加えて延ばした状態でカラーコード1を読みとらせる実験をした結果、正しく読みとることができた。
【0046】
次に、図10を用いて本発明のカラーコード1を読み取るときのシステム構成および動作を説明する。
図10において、カラーコード1は、本発明のカラーコード1を例えば図9に示すようにタオル生地にインクジェットプリンタで直接に印字したものである。
【0047】
光源4は、カラーコード1を照明してその反射光で当該カラーコード1を構成する桁マーク2および色相マーク3の色相を読みとるための光源である。
コード読取装置5は、カラーコード1から反射(あるいは透過)してきた当該カラーコード1の画像を読みとり、画像信号に変換するものである。
【0048】
ワンチップマイコン6は、コード読取装置5によって読みとったカラーコード1の画像信号を入力とし、カラーコード1を読みとってその結果を出力するものであって、制御部7、ROM8およびRAM11などから構成されるものである。
【0049】
制御部7は、全体を統括制御するものである。
ROM8は、プログラムやデータを格納する読み出し専用のメモリであって、色変換処理部9、カラーテーブル10およびカラコードテーブル11などから構成されるものである。
【0050】
色変換処理部9は、カラーコード1の画像信号をもとに、図4のS3からS13の手順によって当該カラーコード1の桁マーク2および色相マーク3の色変換を行ってコードを読みとるものである。
【0051】
RAM12は、読み書き可能なメモリであって、データなどを格納したりするものである。
入力回路13は、外部から各種データを入力したり(EXT)、データをセットしたり(SET)するためのものである。
【0052】
出力回路14は、結果(カラーコード1を読みとったコード(データ))を出力したり(OUT)、結果のエラー情報を出力したり(ALM)などするものである。
【0053】
次に、動作を説明する。
(1) コード読取装置5が光源4によって照射されたカラーコード1から反射(あるいは透過)した画像を読みとって画像信号に変換し、ワンチップマイコン6に入力する。
【0054】
(2) 色変換処理部9が入力された画像信号について、図4のS3からS13の手順によって、カラーテーブル10およびカラコードテーブル11を参照してコード(データ)に変換する。
【0055】
(3) (2)で変換したコード(データ)を出力回路14のOUTから外部に出力する。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、桁マーク2を基点に複数の色相マーク3を1次元的あるいは2次元的にある大きさの範囲に配置してカラーコード1を形成する構成を採用しているため、反射光あるいは透過光によってこれら色相マーク3の範囲から検出した色相のペアについてカラーテーブル10およびカラーコードテーブル11を参照してコード(データ)に変換する構成を採用しているため、リネン製品などの収縮自在な素材(媒体)に印刷して確実かつ正確にコード(データ)を読み取ることができるカラーコードを実現できる。本発明のカラーコード1を使用することにより、
(1) 媒体に対する印刷時の当該カラーコード1のデザイン化、文字、記号やマークなどの使用が可能となる。
【0057】
(2) 更に、任意に収縮する素材(媒体)へのコード(データ)の印刷や、曲がりに対する読み取り間違いも回避でき、繊維であるリネン製品やゴムを使用したゴム製品などに直接にカラーコード1を印刷できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例構成図である。
【図2】本発明の他の実施例構成図である。
【図3】本発明の色相の組合せ例である。
【図4】本発明のカラーコードの読取りフローチャートである。
【図5】本発明のカラーコードの読取り説明図である。
【図6】本発明のカラーコードの読取り説明図である。
【図7】本発明のカラーテーブル例である。
【図8】本発明のカラーコードテーブル例である。
【図9】本発明の具体例である。
【図10】本発明のシステム構成図である。
【符号の説明】
1:カラーコード
2:桁マーク
3:色相マーク
4:光源
5:コード読取装置
9:色変換処理部
10:カラーテーブル
11:カラーコードテーブル
【産業上の利用分野】
本発明は、複数の色相を配置するカラーコードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、OCR(オプティカル・キャラクター・リーダ)、OMR(オプティカル・マーク・リーダ)あるいはバーコードリーダは黒色の文字や記号を読み取ってその線幅や線間隔などから文字や記号を認識するようにしている。このため、他の色や複数の色が混ざった場合、読み取り時に欠落を生じ易く、非認識文字や記号である必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
また、近年、色々の分野でコードが使用されており、コードの桁数が不足し、バーコードに色相を付与して情報量を増やす方法や(特開平2−144683号(特願昭63−299157号)公報)やボルボックスコード(特開昭63−278189号(特願昭62−112482号)公報)などが考案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前者のバーコードに色相を付与して情報量を増やす方法は、通常の黒色のバーコードと同様に、任意方向に伸びる素材に対して無力で使用できないという問題がある。
【0005】
また、後者のボルボックスコードによれば、コード自体の形状に制限がある上に、一定値以上の伸びに対して、使用できず、これも使用できないという問題がある。
【0006】
本発明は、これらの問題を解決するため、桁マークの周囲の所定の点の所定範囲に色相マークを配置し、反射光あるいは透過光によってこれら範囲から検出した色相についてテーブルを参照してデータを求め、リネン製品などの収縮自在な素材からも確実かつ正確にコード(データ)の読み取りを可能にするカラーコードを実現することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
図1を参照して課題を解決するための手段を説明する。
図1において、桁マーク2は、色相マーク3を検出するためのものであって、色相マーク3を配置するための基線および基点となるものである。
【0008】
色相マーク3は、データに対応する組合せの色相を配置したものである。
カラーコードテーブル11は、データに対応する2つの色相の組合せを設定したものである。
【0009】
【作用】
本発明は、図1に示すように、複数の桁マーク2およびこの桁マーク2の周囲の所定の点を基準とした所定範囲内に色相マーク3を配置してカラーコードを形成するようにしている。
【0010】
また、桁マーク2を基点および桁マーク2を結んだ線分を基線とし、この基点から所定距離かつ基線から所定角度の点を中心とした所定範囲内に色相マーク3を配置してカラーコードを形成するようにしている。
【0011】
この際、所定範囲内に色相マーク3を配置する際に、カラーコードテーブル11に設定したコード(データ)に対応する2つの色相の組合せを順次配置してカラーコード1を形成するようにしている。
【0012】
また、桁マーク2を1色相で表現、および色相マーク3を3色相以上のうちの2つの組合せ(同一色相の組合せを含む)(あるいは2つ以上の組合せ)でコード(データ)を表現するようにしている。
【0013】
従って、桁マーク2の周囲の所定の点の所定範囲に色相マーク3を配置してカラーコード1を形成することにより、反射光あるいは透過光によってこれら範囲から検出した色相のペアについてカラーコードテーブル11を参照してコード(データ)を読み取り、リネン製品などの収縮自在な素材に印刷して確実かつ正確にコード(データ)を読み取ることができるカラーコード1を実現することが可能となる。
【0014】
【実施例】
次に、図1から図10を用いて本発明の実施例の構成および動作を順次詳細に説明する。
【0015】
図1は、本発明の1実施例構成図を示す。これは、桁マーク2を直線状(1次元的)にn個配置し、桁マーク2の2桁から(n−1)桁の各桁マーク2の回りに12個の色相マーク3をそれぞれ配置した例である。
【0016】
図1において、カラーコード11は、本発明のカラーコードの例であって、桁マーク2および色相マーク3から構成したものである。
桁マーク2は、色相マーク3を配置するための基線および基点となるものであって、ここでは、1桁目からn桁目までのn個を直線状に配置したものである。この例のように桁マーク2を直線状に配置した場合には、1桁目(先頭)およびn桁目(末尾)を除いた2桁目から(n−1)桁目をそれぞれ基点とし、当該基点の回りに1次元的あるいは2次元的に色相マーク3を配置する。この例における色相マーク3の配置は、桁マーク2を結んだ線分を基線とし、基点から所定距離R離れ、かつ基線から角度Θの点を中心に、所定範囲の内部に色相マークを配置(印刷など)する。この場合は、2桁目の桁マーク2は1〜6までの色相マーク3と7〜12までの色相マーク3によりそれぞれ囲まれて配置されている。
同様にして3桁目の桁マーク2から(n−1)桁目の桁マーク2も色相マーク3によりそれぞれ囲まれて配置されている。
【0017】
色相マーク3は、コード(データ)に対応する組合せの色相の色を、基点から所定距離R離れ、基線から角度Θの点を中心に所定範囲内に配置する色相であって、ここでは、カラーコードテーブル11に設定したコード(データ)に対応する2つの色相(同一色相の組合せを含む)をペアとしたものである。
【0018】
以下図1のカラーコード1の例について説明する。
(1) 桁マーク2“■”について、1桁、2桁、3桁・・・n桁を図示のように任意の距離だけ離して直線状に配置する。
【0019】
(2) 桁マーク2のうちの1桁には色相マーク3を配置しない。
(3) 桁マーク2のうちの2桁と3桁とを線分で結びこれを基線と決定、および2桁の位置の桁マーク2を基点と決定する。
(4) 基点から距離R離れ、かつ基線から角度Θの点を中心に所定の範囲、ここでは所定の大きさの矩形“□”を色相マーク3を印刷する範囲と決定する。この例では、基線の角度Θとして45°、90°、135°、225°、270°、315°の点、6個をそれぞれ中心に矩形“□”に色相マーク3を印刷する範囲と決定する(図中の1から6の範囲であって、読み取りの順序を表す)。したがって6個の矩形“□”の色相マーク3は、2桁目の桁マーク2を囲むようにして印刷されることになる。同様に、基点から距離R2離れ、かつ基線から角度Θの点を中心に所定の範囲を印刷する範囲と決定する(図中の7から12の範囲であって、読み取りの順序を表す)。これら7から12の矩形“□”の色相マーク3も2桁目の桁マーク2を囲むようにして印刷される。ここで、これら1から6、更に7から12の範囲に印刷する色相は、後述するカラーコードテーブル11に設定したコード(データ)に対応する2つの色相を順次印刷する。なお、図1に示すように、1と4の色相マーク3、2と5の色相マーク3、…、9と12の色相マーク3の位置関係は、桁マーク2に対して点対称の関係となっている。従って、例えば1−4の色相マーク3の色相の組合せ(1番目のデータ)、7−10の色相マーク3の色相の組合せ(2番目のデータ)、2−5の色相マーク3の色相の組合せ(3番目のデータ)、8−11の色相マーク3の色相の組合せ(4番目のデータ)、3−6の色相マーク3の色相の組合せ(5番目のデータ)、9−12の色相マーク3の色相の組合せ(6番目のデータ)というように、これら1から12の範囲に合計6個のデータを色相によって印刷することとなる。
【0020】
(5) 次に、桁マーク2のうちの3桁と4桁とを線分で結びこれを基線と決定、および3桁の位置の桁マーク2を基点と決定し、(4)と同様の操作を行い、ここでは、合計6個のコード(データ)について12個の色相マーク3で印刷する。以下同様に、桁マーク2の(n−1)桁まで基点として繰り返す。
【0021】
以上のように、本発明の図1に示すカラーコード1は複数の桁マーク2をここでは直線状(1次元的)に配置し、2桁と3桁を結ぶ線分を基線および2桁を基点とし、基点から距離Rで基線から角度Θの点を中心に所定大きさを持つ色相マーク3を印刷することを(n−1)桁まで繰り返して形成する。これにより、読み取り時に、基点および基線から求めた点および近傍の色相を順次読み取り、かつカラーコードテーブル11に設定されている色相のペアのときにのみ有意なコード(データ)として識別することができ、当該カラーコード1を印刷した媒体がリネン製品のように収縮してもある範囲内の色相を読みとっているため確実に読みとることができると共に、この読みとった色相のペアがカラーコードテーブル11に設定されていないと有意なコード(データ)と判定しないので、正確に間違いなく正しいコード(データ)を読みとることが可能となる。
【0022】
図2は、本発明の他の実施例構成図を示す。これは、桁マーク2を2次元的に4個配置し、各桁マーク2の回りに10個の色相マーク3をそれぞれ配置した例である。以下図2のカラーコード1の例について説明する。
【0023】
(1) 桁マーク2“■”を矩形の頂点に位置するように2次元的に4個、配置する。
(2) ある桁マーク2(▲1▼)を他の桁マーク2(▲2▼)と線分で結びこれを基線と決定、およびある桁マーク2(▲1▼)を基点と決定する。
(3)基点から距離R離れ、かつ基線から角度Θの点を中心に所定の範囲、ここでは所定の大きさの矩形“□”を色相マーク3で印刷する範囲と図示のように決定する。この例では、図中の1から6の範囲であって、読み取りの順序と一致させて決定する。したがって6個の矩形“□”の色相マーク3は、桁マーク2を囲むようにして印刷されることになる。また、外側に図示のように4つの範囲を、図示7から10の範囲として決定する。これら4個の矩形“□”の色相マーク3も桁マーク2を囲むようにして印刷されることになる。これら1から6、更に7から10の範囲に印刷する色相は、後述するカラーコードテーブル11に設定したコード(データ)に対応する2つの色相を順次印刷する。従って、例えば1−4の色相マーク3の色相の組合せ(1番目のデータ)、2−5の色相マーク3の色相の組合せ(2番目のデータ)、3−6の色相マーク3の色相の組合せ(3番目のデータ)、7−9の色相マーク3の色相の組合せ(4番目のデータ)、8−10の色相マーク3の色相の組合せ(5番目のデータ)というように、これら1から10の範囲に合計5個のコード(データ)を色相によって印刷することとなる。
【0024】
(4) 同様に、桁マーク2(▲2▼)、桁マーク2(▲3▼)、および桁マーク2(▲4▼)についても図示のように各10個の色相マーク3を決定する。なお、桁マーク2(▲4▼)については、桁マーク2(▲4▼)を他の桁マーク2(▲1▼)と線分で結びこれを基線と決定、および桁マーク2(▲4▼)を基点と決定して、これを囲むようにして色相マーク3を配置させている。
以上のように、本発明の図2に示すカラーコード1は複数の桁マーク2をここでは2次元的(例えば矩形の各頂点)に配置し、基点から距離Rで基線から角度Θの点を中心に所定大きさを持つ色相マーク3を印刷することを全ての桁マーク2について繰り返してカラーコード1を形成する。これにより、読み取り時に、基点および基線から求めた点および近傍の色相を順次読み取り(平均化あるいは色相の割合が多いもの)、かつカラーコードテーブル11に設定されている色相のペアのときにのみ有意なコード(データ)として識別することができ、当該カラーコード1を印刷した媒体がリネン製品のように収縮してもある範囲内の色相を読みとっているため確実に読みとることができると共に、この読みとった色相のペアがカラーコードテーブル11に設定されていないと有意なコード(データ)と判定しないので、正確に間違いなく正しいコード(データ)を読みとることが可能となる。
【0025】
以上説明したように、図1では桁コード2を1次元的(直線状)に配置し、図2では桁コード2を2次元的(矩形の各頂点)に配置したが、これに限られず、桁コード2を見つけやすい形で任意に配置し、かつこの桁コード2の回りの所定位置の点を中心に所定範囲に1つのコード(データ)に対応する2つの色相で順次印刷し、カラーコード1を形成する。これにより、カラーコード1をリネン製品のように収縮する媒体に印刷してもその収縮の度合いにかかわらず所定範囲内に色相マーク3の中心が存在する限り、間違いなく正確に色相を読みとることができると共に、更に媒体の生地などの色相によって色相が変わった場合にはカラーコードテーブル11を参照して登録されていない色相のペアのときは有意なコード(データ)としないため、間違いなく正確にコード(データ)を読みとることができる。特に、媒体の生地や生地の色などによって影響を受ける色相はカラーコードテーブル11から排除しておくことにより、間違いを確実に防止できる。
【0026】
図3は、本発明の色相の組合せ例を示す。ここで、A、B、C・・・Nは異なる色相を表す。ここでは、これら色相を3つ組み合わせ(同じ色相の組合せを含む)てコード(データ)を表現する。例えば
・A−A−A:スタートマーク
・A−A−B:エンドマーク
・A−A−C:0
・A−A−D:1
・A−A−E:2
・・・・・・・・
・A−A−N:(N−3)の数字
というように表現する。ここでは、色相を3つ組み合わせたが、後述する色相を2つや色相を4つ以上組み合わせてもよい。
【0027】
次に、図4のフローチャートに示す順序に従い、媒体に印刷したカラーコード1を読み取るときの動作を詳細に説明する。
図4において、S1は、媒体から読みとったカラーコード1の画像をメモリに格納する。
【0028】
S2は、カラーコード1の桁数を入力する。
S3は、コードが直線か判別する。これは、カラーコード1が既述した図1に示すようにカラーコード1が直線か、あるいは図2に示すようにカラーコード1が直線以外(ここでは矩形)か判別する。YESの場合には、カラーコード1が直線と判明したので、図1で説明したように、カラーコード1を構成する1桁目は色相マーク3の検出をしないため、S5で2桁目の桁マーク2を検出およびS6で3桁目の桁マーク2を検出し、既述したように基点、基線を求めて色相マーク3が存在する点(およびその近傍)の色相を検出し、S7でその色相を全て取り込む。一方、NOの場合には、カラーコード1が直線でないと判明したので、図2で説明したように、カラーコード1を構成する1桁目および2桁目の桁マーク2をもとに基点、基線を求めて当該1桁目の色相マーク3が存在する点(およびその近傍)の色相を検出し、S7でその色相を全て取り込む。
【0029】
S8は、色相がカラーテーブル10にあるか判別する。YESの場合には、色相がカラーテーブル10に存在してカラーコード1に使用した色相と判明したので、S10に進む。一方、NOの場合には、カラーコード1に使用した色相でないと判明したので、S9で所定回数回りの色相を調べたか判別し、YESのときにエラーと判定し、NOのときに1つ外側の色相(例えば図6の(b)の“■”の位置の色相など)についてS8を繰り返し行う。これにより、カラーコード1を印刷した媒体(基材)が収縮したり、光学的にカラーコード1を拡大したりしてノイズによって本来の色相が検出されないときに、当該色相マーク3の中心点から外側の点(図6の(b)、図6の(c)、図6の(d)というような外側の点)の色相を順次検出し、カラーコード1に使用した色相が検出されるかを繰り返す。
【0030】
S10は、桁マーク2の回りの所定位置からカラーコード1に使用した色相が検出されたので、これら色(色相)をメモリに順次格納する。
S11は、予定の桁数(S2で設定した桁数)を読んだか判別する。YESの場合には、所定の桁数の色相マーク3の色相を検出してメモリに格納したので、S12に進む。一方、NOの場合には、次の桁数(桁マーク2)についてS7以降を繰り返す。
【0031】
S12は、スタートマーク/エンドマークを見つけ並び替える。これは、S11のYESまでにより、予定の桁数の色相を順次読みとってメモリに格納したので、このメモリに格納した色相の並びの先頭および末尾の2つの色相のペアを取り出し、カラコードテーブル11を参照してスタートマークおよびエンドマークがいずれかを見つけ、スタートマークが先頭となり、エンドマークが末尾となるように並び替える。
【0032】
S13は、色相の組み合わせをカラーコードテーブル11を参照してコード(データ)に順次変換する。
以上によって、図1の直線状のカラーコード1あるいは図2の矩形状のカラーコード1について、桁マーク2をもとに基点および基線を求め、これらから所定位置の色相マーク3の色相を順次検出し、カラーテーブル10に存在する色相のみについて正しい色相と判定して読み取り、これら読み取った色相の並びについてカラーコードテーブル11を参照してコード(データ)に変換する。これにより、カラーコード1を印刷した媒体が収縮したりしても正しい色相のみを読みとったり、更にこれら読みとった色相のペアでコード(データ)に変換するため、媒体の生地の色相に影響されることなく正確に読みとることができる。この場合には、媒体の生地の色相をカラーテーブル10から事前に削除し、カラーコードテーブル11による組み合わせによって決まるコード(データ)を使用できないようにすればよい。
【0033】
尚、カラーコード1に印刷した色相の検出は以下のように行う。カラーコード1を光源で照射し、反射光あるいは透過光をRGBフィルタで分光して得られたXYZの各刺激値について演算して表色系の2次元投影面上に投影し、予め定めた範囲内のときに当該範囲の色相と検出する。表色系としては例えば目で見た色の感覚とほぼ一致するLab表色系を用い、下式(1)、(2)によって上記XYZの各刺激値から求めたa、bをもとに当該Lab表色系の2次元投影面に投影し、所定の範囲内のときに当該範囲の色相と検出する。
【0034】
図5は、本発明のカラーコード1の読み取り説明図を示す。これは、媒体が収縮する場合の桁コード2“■”および色相マーク3の例を示す。この場合には、カラーコード1を印刷した媒体の伸びや曲がりが予想されるので、桁マーク2に対して色相マーク3を上下2つの組み合わせとし直線状に図示のように並べる。ここで、読み取り位置P1、p2は、基点からの距離R2=(R3−R1)/2+R1、および基線からの角度Θ=90°と270°の2つとする。これにより、媒体が収縮したり、多少曲がっても、更に桁マーク2の間隔がずれたりしても、確実に色相マーク3の色相を検出することが可能となる。
【0035】
図6は、本発明のカラーコードの読み取り説明図(色相)を示す。これは、カラーコード1を印刷した媒体が収縮したり、曲がったり、更にカラーコード1を読みとって拡大したときのノイズなどにより、色相マーク3が存在する点から、当該カラーコード1に使用した色相が検出されなかったときに、当該点の外側からカラーコード1に使用した色相が検出されるかを順次所定回数(所定量だけ外側の範囲まで)、色相の検出を繰り返すときの説明図である。以下説明する。
【0036】
図6の(a)は、1回目であって、カラーテーブル10にない状態を示す。これは、色相マーク3の中心の位置“■”の色相がカラーテーブル10に登録されていなく、カラーコード1に使用した色相でないと判明する。このため、1つ外側の図6の(b)に進む。
【0037】
図6の(b)は、2回目であって、カラーテーブル10にない状態を示す。これは、色相マーク3の中心から少し外側の位置“■”の色相がカラーテーブル10に登録されていなく、カラーコード1に使用した色相でないと判明する。このため、更に1つ外側の図6の(c)に進む。
【0038】
図6の(c)は、3回目であって、カラーテーブル10にない状態を示す。これは、色相マーク3の中心から更に少し外側の位置“■”の色相がカラーテーブル10に登録されていなく、カラーコード1に使用した色相でないと判明する。このため、更に1つ外側の図6の(d)に進む。
【0039】
図6の(d)は、4回目であって、カラーテーブル10にある状態を示す。これは、色相マーク3の中心から更に少し外側の位置“■”の色相がカラーテーブル10に登録されていたので、カラーコード1に使用した色相であると判明する。これにより、媒体の生地などの収縮や曲がりや、更に光学的に読みとったカラーコード1を拡大したときなどに発生するノイズなどにより、色相マーク3の色相を間違って読みとってしまうことを防止できる。
【0040】
図7は、本発明のカラーテーブル例を示す。ここでは、全体で6色相を使い、
・色相マーク3として5色相(A、B、C、D、E)
・桁マーク2として1色相
を使っている。そのときの記号(A、B、C、D、E、桁マーク)、色相、および使用インキ組成物は例えば図示の下記のようにする。
【0041】
アルファベット 色相 使用インキ組成物
・A ダイレクトイエロー132 染料
・B ダイレクトレッド 236 染料
・C ダイレクトブルー 199 染料
・D ダイレクトブラウン44 染料
・E ダイレクトレッド 238 染料
・桁マーク ダイレクトブラック19 染料
これら6種類の染料各3%のジエチレングリコール5%および水を残分とした配合を行って攪拌を行い、0.5μmメンブランフィルタにて濾過し、インキとした。
【0042】
尚、ここでは、6種類のインキの色相を全て当該カラーテーブル10に登録したが、媒体の地色の色相と混同するときは、当該カラーテーブル10から混同する色相を削除し、カラーコード1の色相として使用しないようにし、図4のS8のNOおよびS9のNOで地色の色相を誤って色相マーク3の色相と検出しないようにしている。また、上記6色相などの選択は、表色系がLab表色系で、各色相の距離が可及的に離れ、検出し易い色相を選択したものである(式(1)、(2)参照)。
【0043】
図8は、本発明のカラーコードテーブル例を示す。このカラコードテーブル11は、図7のカラーテーブル10に登録した6種類の色相から2つを組み合わせ(同一の色相の組み合わせを含む)によってコード(データ)を表現して登録したものである。ここで、A、B、C、D、Eは、図7に登録した色相と同一である。
【0044】
の色相の組み合わせに対して、対応コードを図示のように登録する。
【0045】
図9は、本発明の具体例を示す。これは、図7で作成した6種類のインキを用い、タオル生地の耳部に図示のようにインクジェットプリンタで直接にカラーコード1を印字した具体例を示す。ここで、
・R1=1.4mm
・R2=2mm
・R3=2.6mm
・読み取り角度Θ=90°と270°
としている。例えば色相マーク31、32にスタートコードに対応するA(ダイレクトイエロー132)、A(ダイレクトイエロー132)、色相マーク33、34に任意データとして、“1”に対応するA(ダイレクトイエロー132)、D(ダイレクトブラウン44)のインキで扇型、かつ桁マーク2についてダイレクトブラック19のインキで“□”内をインクジェットプリンタで印刷した。そして、後述する図9の構成によって当該タオルに力を多方向に強制的に加えて延ばした状態でカラーコード1を読みとらせる実験をした結果、正しく読みとることができた。
【0046】
次に、図10を用いて本発明のカラーコード1を読み取るときのシステム構成および動作を説明する。
図10において、カラーコード1は、本発明のカラーコード1を例えば図9に示すようにタオル生地にインクジェットプリンタで直接に印字したものである。
【0047】
光源4は、カラーコード1を照明してその反射光で当該カラーコード1を構成する桁マーク2および色相マーク3の色相を読みとるための光源である。
コード読取装置5は、カラーコード1から反射(あるいは透過)してきた当該カラーコード1の画像を読みとり、画像信号に変換するものである。
【0048】
ワンチップマイコン6は、コード読取装置5によって読みとったカラーコード1の画像信号を入力とし、カラーコード1を読みとってその結果を出力するものであって、制御部7、ROM8およびRAM11などから構成されるものである。
【0049】
制御部7は、全体を統括制御するものである。
ROM8は、プログラムやデータを格納する読み出し専用のメモリであって、色変換処理部9、カラーテーブル10およびカラコードテーブル11などから構成されるものである。
【0050】
色変換処理部9は、カラーコード1の画像信号をもとに、図4のS3からS13の手順によって当該カラーコード1の桁マーク2および色相マーク3の色変換を行ってコードを読みとるものである。
【0051】
RAM12は、読み書き可能なメモリであって、データなどを格納したりするものである。
入力回路13は、外部から各種データを入力したり(EXT)、データをセットしたり(SET)するためのものである。
【0052】
出力回路14は、結果(カラーコード1を読みとったコード(データ))を出力したり(OUT)、結果のエラー情報を出力したり(ALM)などするものである。
【0053】
次に、動作を説明する。
(1) コード読取装置5が光源4によって照射されたカラーコード1から反射(あるいは透過)した画像を読みとって画像信号に変換し、ワンチップマイコン6に入力する。
【0054】
(2) 色変換処理部9が入力された画像信号について、図4のS3からS13の手順によって、カラーテーブル10およびカラコードテーブル11を参照してコード(データ)に変換する。
【0055】
(3) (2)で変換したコード(データ)を出力回路14のOUTから外部に出力する。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、桁マーク2を基点に複数の色相マーク3を1次元的あるいは2次元的にある大きさの範囲に配置してカラーコード1を形成する構成を採用しているため、反射光あるいは透過光によってこれら色相マーク3の範囲から検出した色相のペアについてカラーテーブル10およびカラーコードテーブル11を参照してコード(データ)に変換する構成を採用しているため、リネン製品などの収縮自在な素材(媒体)に印刷して確実かつ正確にコード(データ)を読み取ることができるカラーコードを実現できる。本発明のカラーコード1を使用することにより、
(1) 媒体に対する印刷時の当該カラーコード1のデザイン化、文字、記号やマークなどの使用が可能となる。
【0057】
(2) 更に、任意に収縮する素材(媒体)へのコード(データ)の印刷や、曲がりに対する読み取り間違いも回避でき、繊維であるリネン製品やゴムを使用したゴム製品などに直接にカラーコード1を印刷できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例構成図である。
【図2】本発明の他の実施例構成図である。
【図3】本発明の色相の組合せ例である。
【図4】本発明のカラーコードの読取りフローチャートである。
【図5】本発明のカラーコードの読取り説明図である。
【図6】本発明のカラーコードの読取り説明図である。
【図7】本発明のカラーテーブル例である。
【図8】本発明のカラーコードテーブル例である。
【図9】本発明の具体例である。
【図10】本発明のシステム構成図である。
【符号の説明】
1:カラーコード
2:桁マーク
3:色相マーク
4:光源
5:コード読取装置
9:色変換処理部
10:カラーテーブル
11:カラーコードテーブル
Claims (3)
- 複数の桁マーク(2)と複数の色相マーク(3)を配置するカラーコードにおいて、
該複数の桁マーク(2)のうちの少なくとも1つの桁マーク(2)には、該桁マーク(2)に対して略点対称となるようにその周囲に該桁マーク(2)を囲むようにしてカラーコードテーブル(11)に設定したコード(データ)に対応する2つの色相以上の組合せである該色相マーク(3)を配置し、かつ該色相マーク(3)は所定の点を基準とした所定の範囲内に配置して構成したことを特徴とするカラーコード。 - 該桁マーク(2)を囲むようにしたカラーコードテーブル(11)に設定したコード(データ)に対応する2つの色相以上の組合せである該色相マーク(3)は、該桁マーク(2)を基点としかつ該桁マーク(2)と隣接する桁マーク(2)とを結んだ線分を基線として、該基点から所定距離にありかつ該基線から所定角度にある点を中心とした所定範囲内に配置されている請求項1に記載のカラーコード。
- 該桁マーク(2)の色相を1色相とし、該色相マーク(3)の各色相は該桁マーク(2)の色相と異なる色相とした請求項1又は2に記載のカラーコード。
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