JP3564714B2 - 映像記録再生装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、映像信号をモニタで表示すると同時に、映像信号を動画として別系列でデジタル圧縮した後、映像デ−タをCPUまたは記憶媒体に送り、記憶媒体からの圧縮された映像デ−タをデジタル伸長させて、ディジタル圧縮された解像度とは独立して任意位置および任意サイズで拡大、縮小させた動画を再生させる映像記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来例を図14を用いて説明する。映像信号20を映像デコ−ダ部21に送り、カラ−信号Cと輝度信号Yと同期信号に分離する。カラ−信号・輝度信号はADコンバ−タ22(以後、ADCと略称)によりデジタル化し、映像符合圧縮回路部27で符合圧縮された映像デ−タはCPU16とバスライン29によりCPU16または記憶媒体15に送られる。CPU16または記憶媒体15から圧縮された映像デ−タはCPUバスライン29を通じ、映像符合伸長回路部28に送られてデ−タ伸長される。伸長されたデ−タは映像メモリ23に書き込まれ、DAコンバ−タ24(以後、DACと略称)でアナログ信号化させ、ビデオスイッチ25に送られ、ビデオスイッチ25によりDAC24からの信号とコンピュ−タ映像信号26を切り替える。そこからの映像信号をモニタ−部31に送られて表示される。そこで、映像信号20をモニタ−部31に出力させながらCPUバスライン29に映像信号を符合圧縮させ、CPU16または記憶媒体15に送ろうとした場合、映像信号20を映像デコ−ダ21、ADC22からデジタル化された映像デ−タを映像符合圧縮回路部27により符合圧縮させ、CPUバスライン29を経由し、CPUまたは記憶媒体に送られる。映像デコ−ダ部21の信号を受けて圧縮伸長制御回路部30は映像符合圧縮回路部27と映像符合伸長回路部28を制御している。次に、先に書き込まれた映像デ−タをCPUまたは記憶媒体からCPUバスライン29を通じ映像符合伸長回路部28により符合伸長させ、映像メモリ23を更新させ、モニタ−部31に動画として表示される。かかる従来技術に類似するものとして、特開平5−41804号公報に公開されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来例で映像信号20をフレ−ム単位またはフィ−ルド単位でCPUまたは記憶媒体に書き込み作業後、映像メモリ23を更新するため、映像信号のフレーム単位あるいはフィールド単位の少なくとも1/2以下の速度での書き込みとなり、ここで仮に、フレーム単位とフィールド単位の両者をまとめて「作業単位」と表現したとすると、映像信号をモニタ−部31に表示する場合も作業単位の1/2以下の速度での表示となり、CPUまたは記憶媒体に書き込まれた映像デ−タを映像符合伸長回路部28により再生させた場合は、記憶媒体の作業単位が1/2以下のため、少なくとも2倍以上の早送りした状態となった映像デ−タとなってしまう。このように、映像符合圧縮回路部27で得られた映像デ−タを映像符合伸長回路部28で符合伸長させ、モニタ−部31上に表示された映像表示サイズは、映像符合圧縮回路部で圧縮された時の解像度であるため、モニタ−部31の表示サイズは任意に確保できなくなり、表示されている画像を拡大するときに表示画像と同じ画像密度のデータを拡大した場合は、質の悪い画像が得られるばかりで任意の大きさに拡大することが不可能で、圧縮デ−タのサイズに関わらず任意の表示サイズが要求されるマルチメディアなどに対応しきれなくなる。
【0004】
本発明の目的は、動画表示モニタ部の表示解像度とは独立してデータの取り込みをし、動画の取り込み速度に関係なくスムーズな動画表示を実現し、マルチメディアに対応することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の映像記録再生装置は、論理演算を行うプロセッサと、前記プロセッサにより制御されて動作する書込制御部であって、入力された映像信号を第1映像信号に変換するための第1アナログ・ディジタル変換部を有し、前記第1映像信号を第1記憶媒体に書き込む制御をする書込制御部と、表示させるために前記第1記憶媒体から信号を読み出す制御を行う読出制御部と、前記プロセッサにより制御されて動作する動画記録再生部であって、前記入力された映像信号を圧縮前の動画データに変換するための第2アナログ・ディジタル変換部を有し、前記動画データを圧縮して第2記憶媒体に記録するとともに、前記第2記憶媒体から再生された信号を伸張し第2映像信号として再生する動画記録再生部と、を備え、前記書込制御部は前記第1映像信号と前記第2映像信号とを切り換えるための映像切換部を更に有し、前記書込制御部は、前記第1アナログ・ディジタル変換部と前記第1記憶媒体を制御することによって、前記第1映像信号で表される映像を縮小して前記第1記憶媒体に書き込む映像縮小機能を有することを特徴とする。
【0007】
【作用】
映像信号をデジィタル信号化し、映像信号圧縮化して記憶媒体に取り込むのと平行しながら、モニタ部内に映像信号を表示し、モニタ部で表示される系列とは独立したAD変換部を備えてその出力データを圧縮して記憶する。その結果、記憶媒体に取り込まれる映像データはフィールドまたはフレーム単位で途切れることなく、表示される解像度以外の解像度でも記録でき、不定なサイズの映像データを記憶媒体から映像信号伸長化させ、モニタ部に任意の表示サイズで再生、表示される。
【0008】
【実施例】
図1は、本発明による全体システムの操作図であり、アナログ映像信号またはディジタル映像信号101が映像信号分離部102に入力され、そのまま第1映像信号として書込制御部103により第1映像記憶部105に記憶され、読出制御部106により表示部108で表示される。ここでさらに分岐された入力映像信号が動画記録再生部109により第2映像信号として取り込まれ、書込制御部103内のスイッチ部104で切り換えられて、第1映像記憶部105に記憶され、読出制御部106で必要に応じて表示画面に合わせて拡大縮小されて、スイッチ部107で第1映像信号と第2映像信号とがスーパーインポーズされる。かかる映像信号の操作はCPUおよび第2映像記憶部112を内蔵した、例えばパーソナルコンピュータ(PC本体)111によりCPUBUS113を介して制御される。110はPC本体の入力操作をするためのマウスである。本発明は、同一出願人による特開平4−307876号の技術をさらに改良したものである。
【0009】
図2は、映像信号入力140をY/C分離部141にて輝度信号Yと色信号Cに分離し、映像デコーダ部142にて色信号VVS1{R色・G色・B色またはY(輝度)・U/V(色相)成分}と水平同期信号HSTVと垂直同期信号VSTVに分離する。得られた色信号はADコンバータ部210(以下「ADC210」という。)と他のADコンバータ部211(以下「ADC211」という。)へ送られディジタル信号化される。ADC210からの信号は映像スイッチ311を介して映像メモリ部310に記憶される。記憶された信号は、DAコンバータ(以下「DAC」という。)410でアナログ信号に変換され、ビデオスイッチ部510を介してモニタ部108で表示される。他のADC211からの信号は映像信号圧縮回路部330でデータ圧縮され、CPU620と圧縮伸長制御部320で制御され、共通バス610を介して記憶媒体720に記憶される。
【0010】
連動スイッチの映像スイッチ311が端子1から2へ、再生スイッチ312が端子3から4へ切り替わると、記憶媒体720の圧縮されたデータは、映像信号伸長回路部340により伸長されて映像メモリ310に記憶され、表示拡大縮小制御部420で任意の拡縮あるいは大きさに制御されて、DAC410からビデオスイッチ510を経てモニタ部108で表示される。ここで映像信号はADC210と211で2系列に分けられ、モニタ部108で表示される表示解像度あるいは表示サイズで表示されることになるが、他の系列ADC211による信号は、表示モニタの仕様に無関係で独立して映像データを取り込むことができる。圧縮伸長制御部320と映像信号圧縮回路部330と映像信号伸長回路部340に関わる機能は、国際標準勧告案JPEG(Joint Photographic Experts Group)方式による米C−Cube Microsystems社製ICチップCL550によって実現されている。関連する応用技術については、CQ出版社刊「インターフェース」(1991年12月号第218頁〜第222頁)に詳述されている。
【0011】
図3は、ディジタイズ制御部220及びその周辺回路の詳細なブロック回路図を示し、これを説明する。
【0012】
本実施例では、3ポート映像メモリ310として、例えばソニ−社製CXK1206又は富士通社製MB81C1501を用いている。ここでは、3ポート映像メモリ310の書込ポートのみを用いて説明する。この3ポート映像メモリ310の書込ポートについては、ソニー社製のデータシート71215−STの第21頁から第26頁までに特性タイミングチャートが記載されている。上記3ポート映像メモリ310は960行(COLUMN)×306列(ROW)×4ビット構成であり、これがR,G,Bに対してそれぞれ設けられる。従って、一有効水平走査期間を960×3で量子化したデータを記憶することが可能である。
【0013】
又、上記3ポート映像メモリ310のアクセスは行をブロック単位、列をライン単位として行なわれる。3ポート映像メモリ310において、DIN0〜DIN3はディジタルRGB信号を入力するデータ入力端子、ADD0〜ADD3はアドレス入力端子、CKW0はポート0シフト信号端子、INC0はポート0ラインインクリメント端子、HCLR0はポート0水平クリア端子、VCLR0はポート0垂直クリア端子、WE(負論理 )はポート0ライトイネーブルの信号端子である。上記ディジタルRGB信号のR,G,Bは、それぞれ例えば4ビット信号である。
【0014】
図3において、符号140はアナログ映像信号から水平同期信号HSTV、垂直同期信号VSTV及びアナログRGB信号を抽出して出力する入力映像信号回路を示し、221は水平書込ドットクロック信号HWDCK及び基本同期信号BSYNCを出力する水平書込ドットクロック発生回路を示し、222は水平書込開始信号HWS及びHCLR0信号を出力する水平書込開始カウンタを示し、223は水平書込回数信号HWTを出力する水平書込回数カウンタを示す。また、符号224は垂直書込ラインクロック信号VWLCKを出力する垂直書込ラインクロック発生回路を示し、225は垂直書込開始信号VWSを出力する垂直書込開始カウンタを示し、226は垂直書込回数信号VWTを出力する垂直書込回数カウンタを示し、227は3ポート映像メモリ310の垂直方向の書込開始位置を指定する垂直書込オフセット信号VWOFT及びポート0ラインインクリメントINC0を出力する垂直書込オフセットカウンタを示している。また、OR回路228は垂直書込ラインクロック信号VWLCKと垂直書込オフセット信号VWOFTのいずれかをポート0ラインインクリメント信号INC0として出力するものであり、AND回路229は水平書込ドットクロック信号HWDCK、水平書込開始信号HWS、水平書込回数信号HWTの反転出力、垂直書込開始信号VWSおよび垂直書込回数信号VWTの反転出力の論理積を作成し、書込許可信号WENBLを出力するものであり、NOR回路230は垂直同期信号VSTV、HCLR0信号、OR回路228の出力信号及びAND回路229が出力する書込許可信号WENBLのOR−NOT論理演算を行い、ポートライトイネーブル信号WEを出力するものである。
【0015】
入力映像信号回路140で抽出された水平同期信号HSTVは水平書込ドットクロック発生回路221、水平書込開始カウンタ222、水平書込回数カウンタ223及び垂直書込開始カウンタ225に与えられる。又、同じく入力映像信号回路140で抽出された垂直同期信号VSTVは垂直書込ラインクロック発生回路224、垂直書込開始カウンタ225、垂直書込回数カウンタ226、垂直書込オフセットカウンタ227、3ポート映像メモリ310のポート垂直クリア端子VCLR0及びNOR回路230に与えられる。
【0016】
ADC210はクロック信号CKADとして与えられる水平書込ドットクロック信号HWDCKをサンプリングのタイミングとして、アナログRGB信号LSTVにディジタル変換して、ディジタル変換したRGB信号LSTVを3ポート映像メモリ310に出力する。水平書込ドットクロック発生回路221は、CPU620で指定された周波数で水平同期信号HSTVに同期した水平書込ドットクロック信号HWDCKを発生する。この水平書込ドットクロック信号HWDCKは上記ADC210へクロック信号CKADとして与えられる他、水平書込開始カウンタ222、水平書込回数カウンタ223及びAND回路229へ送出される。3ポート映像メモリ310は適当なブロック単位に分けられてアドレスプリセットが行われる。ここに、3ポート映像メモリ310のアドレスプリセットのブロック単位を60ドット、アナログ映像信号の一有効水平走査期間を64(μs)とした場合、上記水平書込ドットクロック発生回路221で発生される水平書込ドットクロック信号HWDCKの周波数は、
(ブランキング期間+有効画期間/有効画期間)比=1.2
とすると、
1.2×60(ドット)/64・10ー6(s)=1.13(MHZ)
になる。このため、水平書込ドットクロック信号HWDCKにより一有効水平走査期間のアナログRGB信号が60×3ドットで量子化されることになる。実際には3ポート映像メモリ310は960ドット(16ブロック)により一有効水平走査期間のデータを格納するように構成されているから、ディジタルR、G、B信号のそれぞれに対し60ドットを1ブロックとして最大で16ブロックまで使用でき、この場合には
1.13(MHZ)×16(ブロック)=18(MHZ)
の水平書込ドットクロックHWDCKにより一有効水平走査期間のディジタルRGB信号をブロック単位で書き込める。
【0017】
このように、水平書込ドットクロック発生回路221は3ポート映像メモリ310のアドレスプリセットのブロック単位(60ドット)及び使用するブロックの数(1〜16)の値に基づく周波数の水平書込ドットクロック信号HWDCKを出力する。なお、使用するブロックの数の値はパーソナルコンピュータ内のCPU620が設定する。
【0018】
又、水平書込ドットクロック発生回路221は3ポート映像メモリ310のポートシフト信号端子CKW0(3ポート映像メモリ310の水平方向の書込許可と書込アドレスをドット単位でインクリメントする信号)のクロックとして用いられる基本同期信号BSYNCを発生する。ここで、クロック信号CKADと基本同期信号BSYNCについて考察すると、アナログRGB信号をディジタル変換するクロック信号CKADの周期は、基本同期信号BSYNCに同期し、3ポート映像メモリ310の水平方向の書込許可制御とドット単位でインクリメント制御を行なう。
【0019】
上記の水平書込ドットクロック発生回路221により発生された基本同期信号BSYNCは、各制御回路に対して基本的な同期をとる信号として、水平書込開始カウンタ222、水平書込回数カウンタ223、垂直書込ラインクロック発生回路224、垂直書込開始カウンタ225、垂直書込回数カウンタ226、垂直書込オフセットカウンタ227及び3ポート映像メモリ310へ与えられる。また、垂直書込ラインクロック発生回路224は垂直同期信号VSTVに同期し、垂直同期信号VSTVの周波数のN倍の周波数の垂直書込ラインクロック信号VWLCKを発生し、垂直書込回数カウンタ226及びOR回路228へ送出する。なお、上記N倍の値はパーソナルコンピュータ内のCPU620が設定する。Nの値は水平書込ドットクロック発生回路221に適合した縦横比に基づいて定められる。
【0020】
また、水平書込開始カウンタ222は水平同期信号HSTVによりリセットされ、水平書込ドットクロック信号HWDCKのCPU620により指定されたクロック数をカウントし、アナログ映像信号の有効水平走査期間中をCPU620により指定されたドット位置から量子化を許可する水平書込開始信号HWSを送出する。この水平書込開始信号HWSが与えられると、水平書込開始カウンタ222は3ポート映像メモリ310にポート0水平クリア信号HCLR0を1クロックだけ送出する。
【0021】
更に、水平書込回数カウンタ223は水平同期信号HSTVによりリセットされ、水平書込開始信号HWSが与えられると、水平書込ドットクロック信号HWDCKのクロックのカウントを開始し、アナログ映像信号の有効水平走査期間のCPU620により指定されたクロック間だけ、アナログRGB信号の量子化を許可する水平書込回数信号HWTを送出する。従って、水平書込回数カウンタ223は有効水平走査期間を制御することになり、水平方向についてどの部分まで画像を有効とするか選定できる。
【0022】
また、垂直書込開始カウンタ225は垂直同期信号VSTVによりリセットされ、水平同期信号HSTVのクロック数をカウントし、映像信号VSTVの垂直有効走査期間中、CPU620により指定されたライン位置から、有効水平走査のアナログRGB信号の量子化を許可する垂直書込開始信号VWSをAND回路229及び垂直書込回数カウンタ226へ出力する。そこで、垂直書込回数カウンタ226は垂直同期信号VSTVによりリセットされ、垂直書込開始信号VWSが与えられると、垂直書込ラインクロック信号VWLCKのクロックのカウントを開始し、アナログ映像信号の垂直有効走査期間内をCPU620により指定されたライン間だけ、アナログRGB信号の量子化を許可する垂直書込回数信号VWTを送出する。従って、垂直書込回数カウンタ226により垂直有効走査期間が制御されることになり、垂直方向についてどのライン部分まで画像を有効とするか決定される。
【0023】
3ポート映像メモリ310の表示画面に対する水平方向の書込位置、すなわちCOLUMN方向の書込位置は、アドレス・プリセットモードにより、CPU620が、量子化したディジタルRGB信号の60×3ビットを1ブロックとして、ブロック指定して行う。このときのブロック指定はアドレス入力信号ADD0〜ADD3によって16段階で行なう。すなわち、アドレス入力信号ADD0〜ADD3はCPU620より設定される。また、3ポート映像メモリ310の表示画面に対する垂直方向の書込位置は垂直書込オフセットカウンタ227により設定される。すなわち、垂直書込オフセットカウンタ227は垂直同期信号VSTBによりリセットされ、基本同期信号BSYNCに同期しながら3ポート映像メモリ310の垂直方向の書込位置をオフセットする垂直書込オフセット信号VWOFT及びラインインクリメント信号INC0をCPU620により指定されたライン数のクロックを送出し、3ポート映像メモリ310の垂直方向の書込位置を制御する。
【0024】
次に、図3に示したディジタイズ制御部221〜230及びその周辺回路の動作について、図4のタイミングチャートを参照して説明する。
【0025】
(1)まず、垂直同期信号VSTVがハイレベル『H』になると(図4(a)参照)、垂直書込開始カウンタ225、垂直書込回数カウンタ226及び垂直書込オフセットカウンタ227がリセットされ、垂直書込開始信号VWS及び垂直書込回数信号VWTがローレベル『L』になる(図4(d)及び(e)参照)。(2)垂直書込オフセットカウンタ227は基本同期信号BSYNCから垂直書込オフセット信号VWOFT作成して、この垂直書込オフセット信号VWOFTのクロックを2クロック分だけ出力する(図4(h)参照)。この垂直書込オフセット信号VWOFTがOR回路228を介して3ポート映像メモリ310のポート0ラインインクリメント信号端子INC0に与えられ、3ポ−ト映像メモリ310は垂直方向のアドレスが2回インクリメントされることになり、3ポート映像メモリ310内のどの水平ラインから書込を開始するかがオフセットされる。
【0026】
(3)一方、垂直書込開始カウンタ225は水平同期信号HSTVのクロック数がCPU620により指定された数になると、垂直書込開始信号VWSをハイレベル『H』にして、垂直有効走査期間の量子化を許可する(図4(d)参照)。これにより、アナログ映像信号による画面のどの水平ラインを有効とするか制御できる。
【0027】
(4)垂直書込オフセット信号VWOFTのクロックを得た3ポート映像メモリ310は、上記(2)の動作により垂直書込アドレスがオフセットされ、水平同期信号HSTVがハイレベル『H』になる(図4(j)参照)と、水平書込開始カウンタ222及び水平書込回数カウンタ223がリセットされ、水平書込開始信号HWS及び水平書込回数信号HWTをローレベル『L』にする(図4(n)及び(o)参照)。又、水平書込ドットクロック発生回路221は水平書込ドットクロック信号HWDCKを出力する(図4(m)参照)。この水平書込ドットクロック信号HWDCKを受けたADC210は、水平書込ドットクロック信号HWDCKをサンプリングホールド信号及びデータラッチ信号として動作し、アナログRGBをサンプリングする。
【0028】
また、水平書込開始カウンタ222は水平書込ドットクロック信号HWDCKのクロック数をカウントし、そのカウント値がCPU620により指定された数になると、水平書込開始信号HWSをハイレベル『H』にして、有効水平走査期間の量子化を許可する(図4(n)参照)。これと同時に、水平書込開始カウンタ222は3ポート映像メモリ310のポート0水平クリア信号HCLR0に1クロック出力して、書き込み準備をする。
【0029】
このとき、AND回路229はハイレベル『H』の水平書込開始信号HWS、反転入力されるローレベル『L』の垂直書込回数信号VWTの論理積条件を作成し、水平書込ドットクロック信号HWDCKを書込許可信号WENBLとして、NOR回路230へ送出することになる。さらに、NOR回路230はハイレベル『H』のポート0水平クリア信号HCLR0、ハイレベル『H』の垂直同期信号VSTV、ハイレベル『H』の垂直書込オフセット信号VWOFT又は垂直書込ラインクロック信号VWLCK及び書込許可信号WENBLのNOT−OR条件の論理演算を行い、3ポート映像メモリ310のライト0イネーブル信号端子にライトイネーブル信号WEとして送出する。
【0030】
3ポート映像メモリ310はライトイネーブル信号WEを受けて書込み可となり、ADC210から出力されるディジタルRGB信号が書き込まれる。同時に、水平書込回数カウンタ223は水平書込ドットクロック信号HWDCKのクロック数をカウントしており、そのカウント値がCPU620により指定された数になるまで、輝度信号LSTVの書き込みを許可する。そして、カウント値が指定された数になると、水平書込回数カウンタ223は水平書込回数信号HWTをハイレベル『H』にし、書込を禁止する(図4(o)参照)。
【0031】
かくして、ディジタルRGB信号LSTVが書き込まれている間、垂直書込ラインクロック発生回路224が垂直書込ラインクロック信号VWLCKを出力するまでの間は、同一の垂直方向のラインアドレスに対して、水平方向の書込みが行なわれる。そして、垂直書込ラインクロック発生回路224が垂直書込ラインクロック信号VWLCKを、3ポート映像メモリ310のポート0ラインインクリメントINC0信号として送出すると、3ポート映像メモリ310の垂直方向の書込ラインアドレスが「1」進む。
【0032】
このようにして垂直方向への書込みが進み、垂直書込ラインクロック発生回路224から出力される垂直書込ラインクロック信号VWLCKのクロック数がCPU620により指定されたライン数になると、垂直書込回数カウンタ226は垂直書込回数信号VWTをハイレベル『H』にして、垂直有効走査期間に対し、3ポート映像メモリ310の書込を停止する(図4(e)参照)。この書込の停止は次の垂直同期信号VSTVがハイレベル『H』になるまで続く。
【0033】
上述したように本実施例では、信号の単純な流れに対して、垂直書込ラインクロック発生回路224と水平書込ドットクロック発生回路221をCPU620で任意の周波数に可変し、ADC210及び3ポート映像メモリ310に出力する制御信号を制御することにより、CPU620を常時用いることなく入力映像信号140を3ポート映像メモリ310に任意の縮小サイズで書き込みの実現ができる。
【0034】
なお、上記動作はハイレベル『H』をアクティブ論理としたが、ローレベル『L』をアクティブ論理としても同じである。
【0035】
本実施例の画像処理装置により、アナログ映像信号の任意の解像度、任意のアスペクト比、任意の領域のウィンドウ表示及びマルチストロボ静止画像の映像テクニックを、パーソナルコンピュータ内のCPU620により容易に操作できる。
【0036】
次に、パーソナルコンピュータ内のCPU620が、3ポート映像メモリ310に直接映像データを書き込む場合の動作を、図2に戻って説明する。
【0037】
CPU620の基に、ADC210からのディジタルRGB映像信号は、映像スイッチ311を経て映像メモリ310に記憶されると同時に、ADC211からディジタルRGB映像信号が、映像圧縮伸長制御部320の制御のもとに映像信号圧縮回路部330に入り、データ圧縮されて記憶媒体720に記憶される。
【0038】
映像再生時は、映像スイッチ311と再生スイッチ312とが連動してそれぞれ2と4とに切り替わり、映像信号伸長回路部340を介して映像伸長されて映像メモリ310に記憶され、表示拡大縮小制御部420の制御により表示の拡大縮小の制御をされ、DAC410を経た映像信号VVS3と表示信号発生部730からの映像信号VVS2とがスーパーインポーズされてビデオスイッチ部510から505とする映像信号が表示体のモニタ部101に送られる。すなわち、表示拡大縮小制御部420はCPU620により制御された条件に基いて、3ポート映像メモリ310及びDAC410へクロック信号HDCK及び水平読出ドットクロック信号HDDAを送出する。3ポート映像メモリ310から読み出されたディジタルRGB信号LSMEMを、映像信号VVS3に変換してビデオスイッチ510へ送出する。ビデオスイッチ510は表示拡大縮小制御部420の出力信号VSELに基いてスイッチング制御され、DAC410から出力される映像信号VVS3を色信号入力端子506から到来する映像信号VVS2にスーパーインポーズし、色信号出力端子505から出力する。
【0039】
ここで、スーパーインポーズ及びミキシングに係る回路について詳述する。図5は、図2に示した表示拡大縮小制御部420及びその周辺回路のブロック回路図である。又、ここに示される3ポート映像メモリ310は、3つの入出力ポートのうち読出ポートが使用される。ソニー社製CXK1206のデータシート番号71215−STの第27頁〜第31頁には、上記の読出ポートに係るタイミングキャ−トが記載されている。使用するポートは上記データシート第2頁のリードポート1である。
【0040】
3ポート映像メモリ310では、メモリ駆動クロック信号HDCKがポート1シフト信号端子CKR1に、メモリ垂直/水平リセット信号MRSTがポート1垂直クリア端子VCLR1に、水平方向リセット信号HRSTがポート1水平クリア端子HCLR1に、垂直オフセット信号VROFT又は垂直ラインクロック信号VRLCKがポート1ラインインクリメント端子INC1に、ポート1出力イネーブルRE1(負論理)がポート1出力イネーブル端子RE1(負論理)にそれぞれ与えられる。又、アナログRGB信号LSMEM(R,G,B中の1データがそれぞれ)がポート1データ出力DO10〜DO13から読み出される。
【0041】
上記各端子に対応するポート1シフト信号CKR1,ポート1垂直クリアVCLR1、ポート1水平クリア信号HCLR1、ポート1ラインインクリメント信号INC1、ポート1出力イネーブルRE1(負論理)により、読出制御されるアナログRGB信号LSMEMは、R,G,B毎に例えば4ビットで、それぞれポート1データ出力DO10〜DO13より出力される。
【0042】
図5のビデオスイッチ510は切換信号入力端子CNTに入力される切換信号VSELにより、A端子又はB端子の入力をコモン端子Cから出力する。具体的には、切換信号VSELがハイレベル『H』のときにB端子の入力を、ローレベル『L』のときにA端子の入力を、それぞれC端子から出力する。図示のCPU620は、パーソナルコンピュータ内のCPUバス610を介して各部を制御する。また、421は水平基準読出ドットクロック信号HBDCKを出力する水平基準読出ドットクロック発生器を示し、422は水平読出開始信号HRSA及び水平読出方向リセット信号HRSTを出力する水平読出開始カウンタを示し、423は水平基準開始信号HRSBを出力する水平64クロックカウンタを示し、424は水平読出回数信号HRTを出力する水平読出回数カウンタを示し、425は水平読出ドットクロック信号HDDAを出力する水平読出ドットクロック発生器を示す。また、メモリ垂直読出オフセットカウンタ426は、水平基準読出ドットクロック発生器421に同期したカウント数で、3ポート映像メモリ310の垂直方向の読出しラインのオフセットラインを決定する垂直読出オフセット信号VROFTを出力する。垂直ブランキング数カウンタ427は垂直ブランキング終了信号VBEを出力し、垂直読出開始カウンタ428は垂直読出開始信号VRSを出力し、垂直読出回数カウンタ429は垂直読出回数信号VRTを出力し、垂直読出ラインクロック発生器430は垂直読出ラインクロック信号VRLCKを出力する。AND回路431はスーパーインポーズさせる信号VSELを出力し、OR回路432は垂直読出オフセット信号VROFTと垂直読出ラインインクリメント信号VRLCKを、ポート1ラインインクリメント信号INC1として出力し、NOR回路433はリードイネーブルRE1信号を出力する。また、符号434、435はトライステート回路、436はインバータ回路を示す。
【0043】
色入力端子506から到来する映像信号VVS2はビデオスイッチ510のA端子に与えられる。入力端子506の水平同期信号を成す同期端子507から到来する水平同期信号HSPCは、水平基準読出ドットクロック発生器421、水平読出開始カウンタ422、水平64クロックカウンタ423、水平読出回数カウンタ424、垂直ブランキング数カウンタ427、垂直読出開始カウンタ428、垂直読出回数カウンタ429、垂直読出ラインクロック発生器430に与えられると共に、垂直同期信号VSPCは、3ポート映像メモリ310、垂直読出オフセットカウンタ426、垂直ブランキング数カウンタ427、垂直読出開始カウンタ428、垂直読出回数カウンタ429、垂直読出ラインクロック発生器430に与えられて、同期信号端子490、491へそれぞれ送出される。
【0044】
ここで、水平同期信号HSPC及び垂直同期信号VSPCの入出力について、図6を用いて説明する。
【0045】
水平同期信号HSPC及び垂直同期信号VSPCは、バッファ62,61を介して同期信号端子490,491及び表示拡大縮小制御部420中の図5に示す所要回路へ与えられる。このバッファ61,62はインピーダインス変換・波形整形等の機能を有し、画像処理装置が縦続接続される場合でも、上記同期信号の的確な伝送に寄与する。また、水平同期信号HSPCは水平基準読出ドットクロック発生器421内のPLL回路63へ与えられ、CPU620により指定された水平画面全体の水平解像度の周波数として水平基準読出ドットクロックHBDCKが発生される。
【0046】
PLL回路63は図7に示されるように構成される。つまり、信号線70から水平同期信号HSPCが位相比較器71へ与えられ、また、N分周器74の出力が位相比較器71へ与えられ、位相比較器71ではこれらの信号の位相比較を行って位相差に対応したパルス幅の信号を出力する。位相比較器71の出力はローパスフィルタLPF72に与えられ平滑化され、電圧制御発振器VCO73へ与えられる。VCO73は与えられる電圧に応じた周波数で発振し、これが水平基準読出ドットクロックHBDCKとされて各部へ送出されると共に、N分周器74へ与えられ、水平同期信号HSPCの周波数にまで分周されて位相比較器71へ戻される。この結果、水平同期信号HSPCに同期した水平基準読出ドットクロックHBDCKが作成される。
【0047】
図5の表示拡大縮小制御部420における水平読出開始カウンタ422、水平64クロックカウンタ423及び水平読出回路カウンタ424は、水平同期信号HSPCによりそのカウント値がそれぞれリセットされる。さらに、同期端子508から到来する垂直同期信号VSPCは、3ポート映像メモリ310のポート1垂直クリアVCLR1、NOR回路433、垂直読出オフセットカウンタ426、垂直ブランキング数カウンタ427、垂直読出開始カウンタ428、垂直読出回数カウンタ429、垂直読出ラインクロック発生器430及び同期端子491へそれぞれ送出される。また、垂直読出オフセットカウンタ426、垂直ブランキング数カウンタ427、垂直読出開始カウンタ428および垂直読出回数カウンタ429は、垂直同期信号VSPCによりそのカウント値がそれぞれリセットされる。
【0048】
更に、水平基準読出ドットクロック発生器421より発生された信号HBDCKは、水平読出開始カウンタ422、水平64クロックカウンタ423、水平読出回数カウンタ424、垂直読出オフセットカウンタ426に与えられると共に、トライステート回路435を介して3ポート映像メモリ310のクロック信号HDCKとして、3ポート映像メモリ310のポート1シフト信号端子CKR1に送出される。
【0049】
また、水平読出ドットクロック発生器425は、水平64クロックカウンタ423からの水平読出開始信号HRSBを基準とし、水平同期信号HSPCの周波数のN1倍の周波数の信号を出力するPLL回路により構成されており、水平読出ドットクロック信号HDDAを出力する。この水平読出ドットクロック発生器425により発生された水平読出ドットクロック信号HDDAは、トライステート回路434を介して3ポート映像メモリ310のクロック信号HDCKとして3ポート映像メモリ310のポート1シフト信号端子CKR1及びDAC410へ与えられ、ディジタルRGB信号LSMEMの読出クロック信号及びDAC410の変換クロック信号として用いられる。
【0050】
更に、垂直読出ラインクロック発生器430は垂直同期信号VSPCに同期し、垂直同期信号VSPCの周波数のN2倍の周波数の信号を出力するPLL回路により構成されており、垂直読出ラインクロック信号VRLCKを出力する。この垂直読出ラインクロック発生器430により発生された垂直読出ラインクロック信号VRLCKは、OR回路432を介して3ポート映像メモリ310の垂直方向のアドレスであるラインアドレスを進めるポート1ラインインクリメント端子INC1に与えられると共に、OR回路432、NOR回路433を介してポート1出力イネーブルRE1端子(負論理)へ与えられる。
【0051】
表示拡大縮小制御部420は、これら水平基準読出ドットクロック信号HBDCK、水平読出ドットクロック信号HDDA及び垂直読出ラインクロック信号VRLCKにより、基本的なタイミングを得ている。
【0052】
また、垂直読出オフセットカウンタ426は3ポート映像メモリ310の読出ラインの開始オフセットライン位置を決めるため、垂直同期信号VSPCによりカウント値がリセットされた後に、水平基準読出ドットクロック発生器421から出力される水平基準読出ドットクロック信号HBDCKに同期しながら、3ポート映像メモリ310の垂直方向のラインアドレスを歩進する垂直オフセット信号VROFTをOR回路432へ送出する。
【0053】
更に、垂直ブランキング数カウンタ427には映像信号VVS2の垂直バックポーチ領域を削除させるためのカウンタ(図示せず)がある。このカウンタは水平同期信号HSPCのクロック数をカウントし、垂直バックポーチ領域を過ぎると垂直ブランキング終了信号VBEを垂直読出開始カウンタ428へ出力する。垂直読出開始カウンタ428は垂直ブランキング数カウンタ427から送出される許可信号(垂直ブランキング終了信号VBE)を受けて、水平同期信号HSPCのクロック数をカウントし、3ポート映像メモリ310からの垂直方向に対する読出開始許可信号(垂直読出開始信号)をVRS垂直読出回数カウンタ429へ出力する。垂直読出回数カウンタ429は垂直読出開始カウンタ428から送出される許可信号(制御信号VRS)を受けて、水平同期信号HSPCのクロック数をカウントし、3ポート映像メモリ310からの垂直方向に対する読出期間を示す信号、すなわち垂直読出回数信号VRTをAND回路431へ出力する。
【0054】
そして、以上に説明した垂直読出オフセットカウンタ426、垂直ブランキング数カウンタ427、垂直読出開始カウンタ428、垂直読出回数カウンタ429及び垂直読出ラインクロック発生器430により、3ポート映像メモリ310に対する垂直方向の読出し制御が行われる。
【0055】
なお、垂直読出オフセットカウンタ426がカウントする水平基準読出ドットクロック信号HBDCKのクロック数、垂直ブランキング数カウンタ427がカウントする水平同期信号HSPCのクロック数、垂直読出開始カウンタ428がカウントする水平同期信号HSPCのクロック数及び垂直読出回数カウンタ429がカウントする水平同期信号HSPCのクロック数、垂直読出ラインクロック発生器430内のPLL回路内のN分周器の値は、パーソナルコンピュータ内のCPU620がそれぞれ所要の値を設定する。
【0056】
一方、水平読出開始カウンタ422は水平基準読出ドットクロック発生器421から送出される水平基準読出ドットクロック信号HBDCKのクロック数をカウントし、3ポート映像メモリ310の水平方向に対する読出開始許可信号(水平読出開始信号HRSA)を水平64クロックカウンタ423へ送出する。水平64クロックカウンタ423は水平読出開始カウンタ422から送出される許可信号(水平読出開始信号HRSA)を受けて、水平基準読出ドットクロック発生器421から出力される水平基準読出ドットクロック信号HBDCKのクロック数をカウントする。そして、そのカウント値が3ポート映像メモリ310の読出時の特性である64クロックになると、水平読出開始信号HRSBを水平読出ドットクロック発生器425、水平読出回数カウンタ424及びAND回路431へ出力する。水平読出回数カウンタ424は水平基準読出ドットクロック発生器421から送出される水平基準読出ドットクロック信号HBDCKのクロック数をカウントし、3ポート映像メモリ310の水平方向に対する読出期間の許可信号(水平読出回数信号HRT)をAND回路431へ送出する。
【0057】
かくして、水平読出開始カウンタ422、水平64クロックカウンタ423及び水平読出回数カウンタ424により、3ポート映像メモリ310に対する水平方向の読出制御が行われる。なお、水平基準読出ドットクロック発生器内と水平読出ドットクロック発生器内のPLL回路内の分周器の値、水平読出開始カウンタ422がカウントする水平基準読出ドットクロック信号HBDCKのクロック数、水平読出回数カウンタ424がカウントする基準ドットクロック信号HBDCKのクロック数は、パーソナルコンピュータ内のCPU620がそれぞれ所要の値に設定する。
【0058】
次に、表示拡大縮小制御部420の動作について、図8、図9、図10及び図11を参照して説明する。なお、図8は3ポート映像メモリ310の垂直方向の読出許可のタイミングチャートであり、図9は3ポート映像メモリ310の垂直オフセットのタイミングチャートであり、図10は3ポート映像メモリ310の水平方向の読出許可のタイミングチャートであり、図11は3ポート映像メモリ310の水平方向の読み出しのタイミングチャートである。
【0059】
まず、3ポート映像メモリ310の水平方向の読出許可について、図8を参照して説明する。垂直同期信号VSPCがハイレベル『H』になると(図8(a)参照)、垂直ブランキング数カウンタ427、垂直読出開始カウンタ428及び垂直読出回数カウンタ429がリセットされ、垂直ブランキング終了信号VBE、垂直読出開始信号VRS及び垂直読出回数信号VRTがそれぞれローレベル『L』になり(図8(d),(e),(f)参照)、垂直ブランキング数カウンタ427が垂直同期信号HSPCのクロック数をカウントし、垂直バックポーチ領域を過ぎると垂直ブランキング終了信号VBEをハイレベル『H』にする(図8(d)参照)。垂直ブランキング終了信号VBEがハイレベル『H』になると、垂直読出開始カウンタ428が水平同期信号HSPCのクロック数のカウントを開始する。そして、垂直読出開始カウンタ428がCPU620の設定した値をカウントすると、垂直読出開始信号VRSをハイレベル『H』にする(図8(e)参照)。垂直読出開始信号VRSか゛ハイレベル『H』になると、3ポート映像メモリ310の垂直方向に対して、ディジタルRGB信号LSMEMの読みだしの開始が許可されたことになるので、垂直読出回数カウンタ429が水平同期信号HSPCのクロック数のカウントを開始する。垂直読出回数カウンタ429がCPU620により設定された値をカウントすると、垂直読出回数信号VRTをハイレベル『H』にする(図8(f)参照)。
【0060】
このため、水平読出開始信号HRSBがハイレベル『H』、水平読出回数信号HRTがローレベル『L』であるときに、水平読出開始信号VRSか゛ハイレベル『H』であり、かつ垂直読出回数信号VRTがローレベル『L』である期間だけ、AND回路431からハイレベル『H』のスーパーインポーズさせる信号VSELが出力される垂直方向に対して条件が整う。従って、3ポート映像メモリ310では、この間の水平方向の読出許可に基づいてディジタルRGB信号LSMEMの読み出しが行われる。
【0061】
次に、3ポート映像メモリ310の垂直オフセットについて、図9を参照して説明する。垂直同期信号VSPCがハイレベル『H』になると(図9(a)参照)、垂直読出オフセットカウンタ426はリセットされ、水平基準読出ドットクロック信号HBDCKのクロック数のカウントを開始する。この垂直読出オフセットカウンタ426がCPU620の設定した値をカウントしながら、垂直読出オフセット信号VROFTをOR回路432を介して3ポート映像メモリ310のポート1ラインインクリメントINC1に与え(図9(c)参照)、3ポート映像メモリ310の垂直方向の読出アドレス値をオフセットする。
【0062】
そのとき、NOR回路433に垂直同期信号VSPC及び垂直読出オフセット信号VROFTが与えられているので、リードイネーブル信号RE1(負論理)が3ポート映像メモリ310のリードイネーブル端子RE1(負論理)に与えられ、CPU620により設定された値をカウントすると垂直オフセットがなされるため、垂直読出オフセットカウンタ426は垂直読出オフセット信号VROFTの出力を次の垂直同期信号VSPCの到来まで停止する。
【0063】
次に、3ポート映像メモリ310の水平方向の読出し許可について、図10を参照して説明する。水平同期信号HSPCが出力されると、水平読出開始カウンタ422、水平64クロックカウンタ423及び水平読出回数カウンタ424がリセットされ、水平読出開始信号HRSA、水平読出開始信号HRSB及び水平読出回数信号HRTか゛ローレベル『L』になる(図10(c),(d),(e)参照)。そこで、水平読出開始カウンタ422は水平基準読出ドットクロック発生器421が出力する水平基準読出ドットクロック信号HBDCKのクロック数をカウントし、そのカウント値がCPU620に設定した値になると、水平読出開始信号HRSAをハイレベル『H』にする(図10(c)参照)。水平読出開始信号HRSAがハイレベル『H』になると、水平64クロックカウンタ423が基準読出ドットクロック信号HBDCKのクロック数のカウントを開始し、そのカウント値が64になると、水平読出開始信号HRSBをハイレベル『H』にする(図10(d)参照)。すると水平読出ドットクロック発生器425は、水平読出開始信号HRSBに位相ロックされる。なお、水平64クロックカウンタ423は3ポート映像メモリ310の特性上、「64」のカウント値で水平読出開始信号HRSBのハイレベル『H』を生じるもので、64に限る訳ではない。
【0064】
上記水平読出開始信号HRSBがハイレベル『H』になると、3ポート映像メモリ310の水平方向の読出が許可されたことになり、水平読出回数カウンタ424は水平基準読出ドットクロック信号HBDCKのクロック数のカウントを開始し、そのカウント値がCPU620の設定した値になると、水平読出回数信号HRTをハイレベル『H』にする(図10(e)参照)。
【0065】
垂直読出開始信号VRSがハイレベル『H』、垂直読出回数信号VRTがローレベル『L』であるときに、水平読出開始信号HRSBがハイレベル『H』であり、かつ水平読出回数信号HRTがローレベル『L』である期間だけ、水平読出回数信号HRTを受けるAND回路431からは、ハイレベル『H』のスーパーインポーズ許可させる信号VSELが出力される。従って、3ポート映像メモリ310では、この間の垂直方向の読出許可に基づいて、ディジタルRGB信号LSMEMが読み出される。
【0066】
次に、3ポート映像メモリ310の水平方向の読み出しについて、図11を参照して説明する スーパーインポーズさせる信号VSELがハイレベル『H』となり(図11(c)参照)、水平読出ドットクロック発生器425が出力する水平読出ドットクロック信号HDDAのクロックに基づいて(図11(b)参照)、3ポート映像メモリ310からのディジタル信号LSMEMの読みだし及びDAC410のアナログ変換が行われる。このときのリードイネーブル信号RE1も示されている(図11(d)参照)。
【0067】
一方、前述のように映像信号VVS2はビデオスイッチ510のA点に入力され、又、3ポート映像メモリ310から読み出され、DAC410によりアナログ変換された映像信号VVS3はビデオスイッチ510のB点に入力されている。従って、スーパーインポーズさせる信号VSELによるビデオスイッチ510の切り換えにより、ビデオスイッチ510の出力である映像信号VVS4は、映像信号VVS2に対応する画像の中に、映像信号VVS2に位相補正された映像信号VVS3をスーパーインポーズした画像に対応する映像信号VVS4として出力される。また、映像信号VVS4の出力とともに、水平同期信号HSPC及び垂直同期信号VSPCも出力端子505、490、491に出力される。
【0068】
なお、上述したタイミングチャートは、一例であり、各信号が正論理又は負論理であっても上述した動作をすることができる。
【0069】
又、図5においては、ハイレベル『H』のスーパーインポーズさせる信号VSELがNOT回路436を介してトライステート回路434に出力されているときは、トライステート回路434が動作して、水平読出ドットクロック信号HDDAが駆動クロック信号HDCKとして送出される。逆に、スーパーインポーズさせる信号VSELがローレベル『L』のときは、トライステート回路435が動作して、水平基準読出ドットクロック信号HBDCKが駆動クロック信号HDCKとして3ポート映像メモリ310へ与えられている。
【0070】
すなわち、スーパーインポーズさせる信号VSELがハイレベル『H』でスーパーインポーズが行われるときには、水平読出ドットクロック発生器425から出力される水平読出ドットクロックHDDAにより3ポート映像メモリ310がアクセスされて、スーパーインポーズに十分な速度でディジタルRGB信号LSMEMの読出しが行われる。一方、スーパーインポーズさせる信号VSELがローレベル『L』でスーパーインポーズが行われないときには、水平基準読出ドットクロック発生器421から出力される水平基準読出ドットクロックHBDCKにより3ポート映像メモリ310がアクセスされて、水平読出オフセット点までのアドレスの歩進や、スーパーインポーズが行われない水平/垂直領域のディジタルRGB信号のいわば読み飛しが行われ、次のスーパーインポーズされる信号VSELがハイレベル『H』となるタイミングに備えることになる。
【0071】
以上により、映像信号VVSが映像信号VVS2内にスーパーインポーズされる位置は、垂直方向が垂直読出開始カウンタ428からの垂直読出開始信号VRSで、水平方向が水平読出開始カウンタ422からの水平読出開始信号HRSAにより決定される。また、スーパーインポーズされる表示サイズは、垂直方向が垂直読出回数カウンタ429からの垂直読出回数信号VRTで、水平方向が水平読出回数カウンタ424からの水平読出回数信号HRTにより決定される。
【0072】
また、映像信号VVS3が拡大縮小表示させるには、垂直方向では垂直読出ラインクロック発生器430の垂直読出ラインクロック信号VRLCK、水平方向では水平読出ドットクロック発生器425の水平読出ドットクロック信号HDDAのそれぞれの周波数を低くすると拡大し、高くすると縮小させた表示が行える。
【0073】
図12は、映像デコーダ部142とADC210から色信号をRGB信号(VRGBY)として取り出し、映像デコーダ部143とADC211からは色信号をYUV信号(VYUVY)として取り出す場合の事例を示している。かかる事例であっても米Motorola社製ICチップMC44011によって実現される。また、このICチップは映像デコーダ部とADC部とが一体化されているので容易に使いやすい環境になっている。
【0074】
図13は、液晶表示体などディジタルデータを表示体の入力信号とする場合の実施例であって、DAC410に相当するブロックが省略され、映像メモリ310からの信号LSMEMと表示信号発生部730からの信号VVS2とをビデオ切換部510でスーパーインポーズしてLCDパネルなどの表示制御部810により表示パネルを駆動している。
【0075】
【発明の効果】
本発明により、映像データをモニタ部108に表示させたまま、同時に映像データを圧縮して記憶媒体に書き込むことができる。
【0076】
請求項2,3は、請求項1の効果を具体的に実現するための特別な例を示している。
【0077】
請求項4は、複数系列による映像信号を選択的に表示するか、あるいはスーパーインポーズにより同一表示体に合成して表示するかの操作が可能になるという効果がある。
【0078】
請求項5は、CPUまたは記憶媒体から読みだされたデータは、記録された指定解像度の映像デ−タを表示拡大縮小制御部420により、指定サイズに拘らず任意の表示サイズおよび表示位置でモニタ−部101に表示させられ、今後、本発明はマルチメディアに対応した映像処理分野ではなくてはならない効果が得られる発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成図。
【図2】本発明の概略ブロック図。
【図3】本発明の図2の一部を示す構成図。
【図4】本発明の図3のタイミング図。
【図5】本発明の図2の他の一部を示すブロック図。
【図6】要部のPLL発振回路部の説明図。
【図7】要部のPLL発振回路部の説明図。
【図8】要部の動作を示すタイムチャート。
【図9】要部の動作を示すタイムチャート。
【図10】要部の動作を示すタイムチャート。
【図11】要部の動作を示すタイムチャート。
【図12】要部の動作を示すタイムチャート。
【図13】要部の動作を示すタイムチャート。
【図14】従来のシステム構成図。
【符号の説明】
101:モニター部
140:映像信号入力部
141:Y/C分離部
142:映像デコーダ部
210、211:ADコンバータ部
220:ディジタイズ制御部
310:映像メモリ部
311:映像スイッチ
312:再生スイッチ
320:圧縮伸長制御部
330:映像符号圧縮回路部
340:映像符号伸長回路部
410:DAコンバータ部
420:表示拡大縮小制御部
510:ビデオスイッチ部
610:CPUBUS
620:CPU
710:I/O制御部
720:記憶媒体
730:表示信号発生部
Claims (1)
- 論理演算を行うプロセッサと、
前記プロセッサにより制御されて動作する書込制御部であって、入力された映像信号を第1映像信号に変換するための第1アナログ・ディジタル変換部を有し、前記第1映像信号を第1記憶媒体に書き込む制御をする書込制御部と、
表示させるために前記第1記憶媒体から信号を読み出す制御を行う読出制御部と、
前記プロセッサにより制御されて動作する動画記録再生部であって、前記入力された映像信号を圧縮前の動画データに変換するための第2アナログ・ディジタル変換部を有し、前記動画データを圧縮して第2記憶媒体に記録するとともに、前記第2記憶媒体から再生された信号を伸張し第2映像信号として再生する動画記録再生部と、
を備え、
前記書込制御部は前記第1映像信号と前記第2映像信号とを切り換えるための映像切換部を更に有し、
前記書込制御部は、前記第1アナログ・ディジタル変換部と前記第1記憶媒体を制御することによって、前記第1映像信号で表される映像を縮小して前記第1記憶媒体に書き込む映像縮小機能を有することを特徴とする映像記録再生装置。
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