JP3563848B2 - ズームレンズ - Google Patents
ズームレンズ Download PDFInfo
- Publication number
- JP3563848B2 JP3563848B2 JP33251195A JP33251195A JP3563848B2 JP 3563848 B2 JP3563848 B2 JP 3563848B2 JP 33251195 A JP33251195 A JP 33251195A JP 33251195 A JP33251195 A JP 33251195A JP 3563848 B2 JP3563848 B2 JP 3563848B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- zoom
- negative
- focal length
- group
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B15/00—Optical objectives with means for varying the magnification
- G02B15/14—Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective
- G02B15/142—Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having two groups only
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B15/00—Optical objectives with means for varying the magnification
- G02B15/14—Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective
- G02B15/142—Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having two groups only
- G02B15/1421—Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having two groups only the first group being positive
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Lenses (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、バックフォーカスの短いレンズシャッターカメラに適した低コストで高変倍なズームレンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
レンズシャッターカメラ用の小型なズームレンズには、今日高変倍でかつ低コストなものが要求されている。しかし、この種のズームレンズを高変倍にし、しかも性能を維持するためには、非球面レンズを用いる必要がある。このような非球面レンズをガラスを用いて製造する場合高価になり、レンズ系のレンズ枚数を減らしても一概にコストを低下させ得るとは限らない。そのため、低コストであるプラスチックレンズを用いこれを非球面レンズにして低コストにすることが考えられる。
【0003】
しかし、プラスチック材料は、温度や湿度の変化により形状や屈折率が変化するという欠点がある。そのためプラスチックレンズは、環境の変化により焦点距離が変化し、これによりレンズ系はピント面のずれが生ずる。
【0004】
このプラスチックレンズの欠点を解消したレンズ系として、本発明の発明者が開発した特開平5−113537号公報記載のレンズ系がある。このレンズ系は、プラスチックレンズの屈折力を非常に小さくして前記のプラスチックレンズの温度、湿度等の変化による影響を少なくしレンズ系のピント面の変化を減らした低コストの2群ズームレンズである。
【0005】
この従来例のほか、同様の目的を有する従来例として特開平6−347696号が知られている。
【0006】
又近年、ズーム比が3弱の高変倍ズームレンズが求められており、本発明の発明者は、前記特開平5−113537号公報記載のレンズ系と同様な構成のズームレンズである特開平7−181382号公報記載のズームレンズを開発した。更に高性能なレンズ系として特願平6−51716号を提案した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来例のうち、特開平5−113537号公報記載のズームレンズは、プラスチックレンズの温度変化による影響は考慮されているが変倍比が1.5〜2.2であって高変倍ではない。
【0008】
又特開平7−181382号公報記載のズームレンズは、高変倍比は達成されているが、周辺のコマ収差が完全には補正されておらず性能上十分であるとはいえない。
【0009】
特願平6−51716号のズームレンズは、前記特開平7−181382号公報記載のレンズ系の屈折力の小さいプラスチックレンズを負レンズにして収差を一層良好に補正しているが、プラスチックレンズに屈折力がついているため、温度変化、湿度変化による影響がある。
【0010】
本発明の目的は、プラスチック材料よりなる非球面レンズを有する低コストのレンズ系で、高変倍で高性能を維持しかつ温度、湿度の変化によるピントずれの生じないズームレンズを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明のズームレンズは、物体側より順に正の屈折力の第1群と負の屈折力の第2群とにて構成され、第1群と第2群との間隔を変化させて変倍を行なうもので、第1群が物体側から順に、負レンズの第1レンズL1 と少なくとも1面が非球面である屈折力の非常に小さいプラスチックレンズの第2レンズL2 と、負レンズの第3レンズL3 と正レンズの第4レンズL4 とを接合した接合レンズとよりなり、下記条件(1),(2)を満足することを特徴とする。
【0012】
(1) 40<ν1 <75
(2) 40<ν2 <95
ただし、ν1 は第1レンズL1 のアッベ数、ν2 は第2レンズL2 のアッベ数である。
【0013】
前述の本発明の発明者が提案した特開平5−113537号公報、特開平7−181382号公報記載のズームレンズは、前者が変倍比2弱、後者が変倍比3弱のレンズ枚数の少ないレンズ系で、その第1群が物体側より屈折力の小さいプラスチックレンズと、負レンズと正レンズ又は負レンズと正レンズとを接合した接合レンズにて構成されている。
【0014】
これらレンズ系の第1群は、正レンズの像側の面にて球面収差やコマ収差が大きく発生し、これを屈折力の小さいプラスチックレンズの非球面で補正している。この第1群での残存収差が第2群にて拡大されるため高変倍化した時これら収差を厳しく補正する必要がある。
【0015】
しかし、屈折力の小さいプラスチックレンズの非球面では、これらの収差を完全に補正しきれない。そのために負の屈折力のプラスチックレンズにしてこれら収差を補正するようにしたのが前述の特願平6−51716号のズームレンズである。このズームレンズの基本構成は、物体側より順に、プラスチックの負レンズと負レンズと正レンズまたは、負レンズと正レンズの接合レンズとからなっている。これにより性能の向上をはかることは出来たが、前述のようにプラスチックの負レンズに屈折力がついているために温度変化や湿度変化による影響を受ける。
【0016】
本発明は、前記出願のズームレンズの第1群のプラスチックの負レンズを負のガラスレンズと屈折力の小さいプラスチックレンズの2枚のレンズに分割して収差を十分に補正すると共に温度、湿度変化によるピントずれを解消するために前記の構成にした。また、高変倍にした時、第1群内の残存色収差を十分に補正する必要があり、したがって第1群中の第1レンズL1 、第2レンズL2 での色収差の発生量自体を小さく抑える必要がある。そのため本発明では、これら第1レンズL1 、第2レンズL2 のアッベ数を前記の条件(1),(2)を満足するようにして、これらレンズでの色収差の発生量を小さくした。
【0017】
条件(1)の上限の75を越えると硝材費が高くなり低コスト化に反する。又下限の40を越えると色収差の発生が大になり性能が低下する。又条件(2)の上限の95を越えると現存する材料では構成できなくなり実現性がない。条件(2)の下限の40を越えると色収差の発生が大きく性能が低下する。
【0018】
尚、前述の特開平6−347696号公報に記載した実施例1のレンズ系は、第1群の構成が本発明と同様、負レンズと屈折力の小さいプラスチックレンズと負レンズと正レンズの接合レンズとよりなるが、プラスチックレンズがポリカーボネートで前記の条件(2)を満足せず又ポリカーボネートは複屈折の問題を有する。更に第1レンズ,第2レンズが高分散の材料であり条件(1),(2)を満足せずしたがって色収差の補正特に高変倍化において問題がある。
【0019】
特に第2レンズL2 はプラスチックレンズであり、上記条件(2)を満足する材料としてアクリル系、ポリオレフィン系、アモルファスフッ素樹脂等があり、これら材料を用いれば複屈折の問題は改善される。
【0020】
又、前述のように本発明のズームレンズの第2レンズL2 はプラスチックレンズであり屈折力を小さく設定してあるが、その焦点距離fL2が下記条件(3)を満足することが望ましい。
【0021】
(3) |f1 /(fL2・z)|<0.07
ただし、f1 は第1群の焦点距離、zは変倍比である。
【0022】
本発明のズームレンズにおいて高変倍比になる程レンズL2 の温度、湿度変化によるピントずれが発生しやすくなる。つまり高変倍比になっても温度等の変化によるピントずれを少なくするための条件が条件(3)である。
【0023】
この条件(3)を満足しないと、より高変倍化した時にピントずれを生ずるため好ましくない。
【0024】
又高変倍比のズームレンズの場合、面形状の変化により収差が変化し特にテレ端でその最良像点の位置、つまりピントの変化が生ずる。
【0025】
上記のピントの変化が生じないためには、第2レンズL2 が下記条件(4)を満足することが望ましい。
【0026】
(4) |fT ・(n2 −1)[1/r3 (P) −1/r4(P)]|<0.60
ただしfT はテレ端における全系の焦点距離、n2 は第2レンズのd線に対する屈折率、r3 (P) ,r4(P)はそれぞれ第2レンズの物体側及び像側の面の局所曲率半径であり、物体側面については以下の式で与えられる。
【0027】
r3(P)=Yt3/sinφ3
ここで、Yt3は第2レンズの物体側及び像側の面におけるテレ端での軸上マージナル光線高を表わし、φ3はr3(Q)を第2レンズの物体側の面の近軸曲率半径、k3を円錐係数、A34 ,A36,A38,・・・を非球面係数とするとき、下記の式で与えられるものである。
【0028】
第2レンズの像側の面r4(P)についてもその面におけるテレ端の軸上マージナル光線高、近軸曲率半径、円錐係数、及び非球面係数を用いて上記と同様に表わされる。従ってsを3又は4の値を取るパラメータとするとき、これらをまとめて以下のように表わすことが出来る。
rs(P)=Yts/sinφs
上記のφの値は、テレ端における軸上マージナル光線高の位置における非球面の法線と光軸とのなす角度を示しており、条件(4)は軸上マージナル光線に対する第2レンズの局所的な屈折力が小さいことを表わしている。
【0029】
この条件(4)の範囲を越えると温度や湿度の変化による収差の変化が大になりピントずれが生ずる。
【0030】
本発明のズームレンズにおいて、第1群の第4レンズL4 の射出側の収差発生量が大きいためこのレンズの屈折率を高くして曲率半径をゆるくすることが望ましい。そのためレンズL4 が下記条件(5)を満足することが望ましい。
【0031】
(5) 1.55<n4 <1.75
ただし、n4 は第4レンズL4 のd線に対する屈折率である。
【0032】
条件(5)の上限の1.75を越えると収差発生量は少なくなるが硝材費が高くなるため低コスト化に反する。又ペッツバール和が大きく負になるために周辺の性能が低下する。この条件(5)の下限の1.55を越えると球面収差、コマ収差が悪化し性能が低下する。
【0033】
又非点隔差を小さくするためには、第4レンズL4 の肉厚を厚くすることが効果的である。それと同時にこのレンズL4 を厚くすると第1群の主点位置が物体側に移動するので絞り径が小さくなる利点も生ずる。
【0034】
このことから、第4レンズL4 の肉厚が下記条件(6)を満足することが望ましい。
【0035】
(6) 0.35<d6 /fL4<0.85
ただし、d6 は第4レンズL4 の肉厚、fL4は第4レンズの焦点距離である。
【0036】
条件(6)において上限の0.85を越えるとレンズ系の全長が大になり又下限の0.35を越えると非点隔差が目立つようになりまた絞り径が大になりコンパクト性が失われる。
【0037】
本発明のズームレンズにおいて、第2群は、物体側から順に、正、負の構成にすることが好ましい。特に物体側より正レンズ1枚と負レンズ1枚にて構成すれば高性能と低コストとの両方を満足できる。
【0038】
又第5レンズL5 は、第2群の色収差、非点収差、コマ収差の補正のためには、下記条件(7)を満足することが望ましい。
【0039】
(7) −4.5<fL5/f2 <−1.5
ただし、f2 は第2群の焦点距離、fL5は第5レンズL5 の焦点距離である。
【0040】
この条件(7)の上限の−1.5を越えると負レンズの第6レンズL6 の屈折力が強くなりすぎて非点隔差、コマ収差が補正しきれず、又下限の−4.5を越えると正レンズの第5レンズの屈折力が弱くなりすぎて色収差を補正できない。
【0041】
又、非点収差、コマ収差を補正するためには、第5レンズL5 の物体側の面を非球面にすることが効果的である。
【0042】
【発明の実施の形態】
次に、本発明のズームレンズの実施の形態を各実施例をもとに説明する。
【0043】
下記のデーターは、本発明のズームレンズの実施例1乃至実施例5である。
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
ただしr1 ,r2 ,・・・ はレンズ各面の曲率半径、d1 ,d2 ,・・・ は各レンズの肉厚およびレンズ間隔、n1 ,n2 ,・・・ は各レンズの屈折率、ν1 ,ν2 ,・・・ は各レンズのアッベ数である。尚焦点距離f等の長さの単位はmmである。
【0048】
実施例1,2,5は、夫々図1,図2,図5に示す構成で、正の屈折力の第1群と、負の屈折力の第2群とよりなり、第1群,第2群間の間隔を変化させて変倍を行なう2群ズームレンズである。又第1群は、物体側より順に、物体側に凸面を向けた負のメニスカスレンズの第1レンズL1 と、物体側に凸面を向けた非常に小さい屈折力で両面が非球面であるプラスチックレンズの第2レンズL2 と、物体側に凸面を向けた負のメニスカスレンズの第3レンズL3 と、両凸の正レンズの第4レンズL4 とよりなり、第3レンズL3 と第4レンズL4 は接合されていて接合レンズになっている。第2群は、物体側の面が非球面で像側に凸面を向けた正のメニスカスレンズの第5レンズL5 と像側に凸面を向けた負のメニスカスレンズの第6レンズL6 とからなっている。又第2レンズL2 はアクリル系の材料よりなっている。
【0049】
これら実施例のレンズ系の焦点距離は、39.3mm〜101.3mmで変倍比は2.6、又Fナンバーは4.66〜9.21である。
【0050】
実施例3,4は、夫々図3,図4に示す構成で、物体側から順に、正の屈折力の第1群と負の屈折力の第2群とよりなり、両群間の間隔を変化させて変倍を行なう2群ズームレンズである。又第1群は、物体側より順に、両凹負レンズの第1レンズL1 と、物体側に凸面を向けた非常に屈折力の小さい又物体側の面が非球面であるプラスチックレンズの第2レンズL2 と、物体側に凸面を向けた負レンズの第3レンズL3 と、両凸の正レンズの第4レンズL4 とからなり、第3レンズと第4レンズは接合されていて接合レンズになっている。又第2群は、物体側に非球面を有し像側に凸面を向けた正のメニスカスレンズの第5レンズL5 と像側に凸面を向けた負のメニスカスレンズの第6レンズL6 とよりなっている。
【0051】
又、第2レンズL2 は、ポリオレフィン系の材料にて構成されている。
【0052】
これら実施例は、焦点距離が39.3mm〜101.3mmで変倍比は2.6で、Fナンバーは4.66〜9.21である。
【0053】
本発明ズームレンズは、特許請求の範囲に記載された構成の他、次の各項に示す構成のレンズ系もその目的を達成し得るものである。
【0054】
(1)特許請求の範囲の請求項1,2又は3に記載されているレンズ系で第2レンズL2 がアクリル系又はポリオレフィン系またはアモルファスフッ素樹脂であるズームレンズ。
【0055】
(2)特許請求の範囲の請求項1,2又は3あるいは前記の(1)の項に記載されているレンズ系であって、下記条件(3)を満足するズームレンズ。
(3) |f1 /(fL2・2)|<0.07
【0056】
(3)特許請求の範囲の請求項1,2又は3あるいは前記の(1)又は(2)の項に記載されているレンズ系で、下記の条件(6)を満足するズームレンズ。
(6) 0.35<d6 /fL4<0.85
【0057】
(4)特許請求の範囲の請求項1,2,又は3あるいは前記の(1),(2)又は(3)の項に記載されているレンズ系で、第2群が物体側より正レンズ1枚と負レンズ1枚のズームレンズ。
【0058】
(5)特許請求の範囲の請求項1,2又は3あるいは前記の(1),(2),(3)又は(4)の項に記載されているレンズ系で、下記条件(7)を満足するズームレンズ。
(7) −4.5<fL5/f2 <−1.5
【0059】
(6)特許請求の範囲の1,2又は3あるいは前記の(1),(2),(3),(4)又は(5)に記載されているレンズ系で、第2群の正レンズの物体側に非球面を設けたズームレンズ。
【0060】
【発明の効果】
本発明によれば、前述の通りの構成にすることにより低コストであってしかも温度や湿度の変化によるピントずれがなく、高性能な高変倍ズームレンズを得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の断面図
【図2】本発明の実施例2の断面図
【図3】本発明の実施例3の断面図
【図4】本発明の実施例4の断面図
【図5】本発明の実施例5の断面図
【図6】実施例1の広角端における収差曲線図
【図7】実施例1の中間焦点距離における収差曲線図
【図8】実施例1の望遠端における収差曲線図
【図9】実施例2の広角端における収差曲線図
【図10】実施例2の中間焦点距離における収差曲線図
【図11】実施例2の望遠端における収差曲線図
【図12】実施例3の広角端における収差曲線図
【図13】実施例3の中間焦点距離における収差曲線図
【図14】実施例3の望遠端における収差曲線図
【図15】実施例4の広角端における収差曲線図
【図16】実施例4の中間焦点距離における収差曲線図
【図17】実施例4の望遠端における収差曲線図
【図18】実施例5の広角端における収差曲線図
【図19】実施例5の中間焦点距離における収差曲線図
【図20】実施例5の望遠端における収差曲線図
Claims (7)
- 物体側から順に、正の屈折力の第1群と、負の屈折力の第2群とにて構成され、前記第1群と第2群との間の間隔を変化させて変倍を行なうズームレンズにおいて、前記第1群が、物体側より順に、負の第1レンズと、少なくとも1面が非球面であり下記条件(3)を満足するプラスチックレンズの第2レンズと、負レンズの第3レンズと正レンズの第4レンズを接合した接合レンズとよりなり、更に、下記条件(1),(2),(6)を満足するズームレンズ。 (1) 40<ν1 <75
(2) 40<ν2 <95
(3) |f1 /(fL2・z)|<0.07
(6) 0.35<d6 /fL4<0.85
ただし、ν1 ,ν2 は夫々第1レンズ,第2レンズのアッベ数、f1 は第1群の焦点距離、fL2は第2レンズの焦点距離、zは変倍比、d6 は第4レンズの肉厚、fL4は第4レンズの焦点距離である。 - 下記条件(4)を満足する請求項1のズームレンズ。
(4) |fT ・(n2 −1)[1/r3 (P) −1/r4(P)]|<0.60
ただしfT はテレ端における全系の焦点距離、n2 は第2レンズのd線に対する屈折率、r3 (P) ,r4(P)はそれぞれ第2レンズの物体側及び像側の面の局所曲率半径であり、下記の式にて与えられる。
rs(P)=Yts /sin φs
ここで、sは3または4の値を取るパラメータでs=3は第2レンズ群の物体側の面、s=4は像側の面であることを意味するが、Yts は第2レンズの物体側及び像側の面におけるテレ端での軸上マージナル光線高を表わし、φsはrs(Q)を第2レンズの物体側及び像側の面の近軸曲率半径、ksを円錐係数、As4 ,As6,As8, ・・・を非球面係数とする時、下記の式で与えられるものである。
- 第2レンズ がアクリル系又はポリオレフィン系またはアモルファスフッ素樹脂であることを特徴とする請求項1又は2のズームレンズ。
- 下記条件(5)を満足することを特徴とする請求項1、2又は3のズームレンズ。
(5) 1.55<n4 <1.75
ただし、n4 は第4レンズのd線に対する屈折率である。 - 第2群が物体側より正レンズ1枚と負レンズ1枚で構成されていることを特徴とする請求項1、2、3又は4のズームレンズ。
- 前記第2群における前記正レンズを第5レンズ、前記第2群の前記負レンズを第6レンズとしたときに、下記条件(7)を満足することを特徴とする請求項5のズームレンズ。
(7) −4.5<fL5/f2 <−1.5
ただし、f2 は第2群の焦点距離、fL5は第5レンズの焦点距離である。 - 第2群の正レンズの物体側に非球面を設けたことを特徴とする請求項5のズームレンズ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33251195A JP3563848B2 (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | ズームレンズ |
US08/758,091 US5808812A (en) | 1995-11-29 | 1996-11-27 | Zoom lens system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33251195A JP3563848B2 (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | ズームレンズ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09152549A JPH09152549A (ja) | 1997-06-10 |
JP3563848B2 true JP3563848B2 (ja) | 2004-09-08 |
Family
ID=18255755
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33251195A Expired - Fee Related JP3563848B2 (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | ズームレンズ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5808812A (ja) |
JP (1) | JP3563848B2 (ja) |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5815324A (en) * | 1995-09-19 | 1998-09-29 | Minolta Co., Ltd. | Zoom lens system for a lens shutter camera |
JP3728680B2 (ja) * | 1996-11-19 | 2005-12-21 | フジノン株式会社 | コンパクトな広角ズームレンズ |
JPH1138320A (ja) * | 1997-07-22 | 1999-02-12 | Asahi Optical Co Ltd | ズームレンズ系 |
US6333824B1 (en) | 1998-09-10 | 2001-12-25 | Olympus Optical Co., Ltd. | Zoom lens system consisting of two lens units |
JP3495622B2 (ja) * | 1998-12-22 | 2004-02-09 | ペンタックス株式会社 | ズームレンズ系 |
JP3435364B2 (ja) * | 1998-12-24 | 2003-08-11 | ペンタックス株式会社 | ズームレンズ系 |
US6480342B1 (en) | 1999-02-22 | 2002-11-12 | Olympus Optical Co., Ltd. | Zoom lens system |
CN103217783A (zh) * | 2012-04-18 | 2013-07-24 | 舜宇光学(中山)有限公司 | 一种高清广角镜头 |
JP5718528B2 (ja) | 2012-07-23 | 2015-05-13 | 富士フイルム株式会社 | 撮像レンズおよび撮像装置 |
DE112013006876B4 (de) * | 2013-03-27 | 2018-01-25 | Fujifilm Corporation | Abbildungsobjektiv und Abbildungsvorrichtung |
JP2015125150A (ja) * | 2013-12-25 | 2015-07-06 | 富士フイルム株式会社 | 撮像レンズおよび撮像装置 |
TWI582457B (zh) | 2016-04-20 | 2017-05-11 | 大立光電股份有限公司 | 取像光學系統鏡組、取像裝置及電子裝置 |
JP6526335B2 (ja) * | 2016-06-21 | 2019-06-05 | 株式会社nittoh | 撮像用の光学系および撮像装置 |
US10409039B2 (en) * | 2017-12-18 | 2019-09-10 | AAC Technologies Pte. Ltd. | Camera optical lens |
CN113219630B (zh) * | 2021-04-30 | 2022-09-27 | 江西凤凰光学科技有限公司 | 一种高低温日夜共焦光学镜头 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6457222A (en) * | 1987-08-28 | 1989-03-03 | Asahi Optical Co Ltd | Zoom lens for compact camera |
US5162947A (en) * | 1989-10-19 | 1992-11-10 | Asahi Kogaku Kogyo K.K. | Zoom lens system for use with a compact camera having a wide coverage of angles |
JPH03240013A (ja) * | 1990-02-19 | 1991-10-25 | Nikon Corp | コンパクトな広角ズームレンズ |
US5353163A (en) * | 1991-07-17 | 1994-10-04 | Nikon Corporation | Wide-angle zoom lens |
JP3314786B2 (ja) * | 1991-10-22 | 2002-08-12 | オリンパス光学工業株式会社 | プラスチックを用いたズームレンズ |
US5418647A (en) * | 1992-01-14 | 1995-05-23 | Konica Corporation | Compact zoom lens for use in a lens shutter camera |
JP3119403B2 (ja) * | 1993-03-30 | 2000-12-18 | キヤノン株式会社 | 小型な変倍レンズ |
JPH06347696A (ja) * | 1993-06-02 | 1994-12-22 | Konica Corp | ズームレンズ |
JP3366092B2 (ja) * | 1993-12-24 | 2003-01-14 | オリンパス光学工業株式会社 | 高変倍比2群ズームレンズ |
JP3366101B2 (ja) * | 1994-03-23 | 2003-01-14 | オリンパス光学工業株式会社 | 高変倍比2群ズームレンズ |
-
1995
- 1995-11-29 JP JP33251195A patent/JP3563848B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-11-27 US US08/758,091 patent/US5808812A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09152549A (ja) | 1997-06-10 |
US5808812A (en) | 1998-09-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7227700B2 (en) | Wide zoom lens system | |
JP3739529B2 (ja) | ズームレンズ | |
US7599123B2 (en) | Zoom lens system, imaging apparatus and method for varying focal length | |
JP2682053B2 (ja) | 小型のズームレンズ | |
JP4967294B2 (ja) | 2群ズームレンズ | |
JP3563848B2 (ja) | ズームレンズ | |
JPH05142473A (ja) | リアコンバージヨンレンズ | |
JP3849129B2 (ja) | ズームレンズ | |
JP4821237B2 (ja) | ズームレンズ | |
JP2001166207A (ja) | ズームレンズ | |
JP4624744B2 (ja) | 広角ズームレンズ | |
JP3551520B2 (ja) | ズームレンズ | |
JP2843311B2 (ja) | 小型の広角レンズ | |
JPH05127082A (ja) | 小型のズームレンズ | |
JPH06130298A (ja) | コンパクトなズームレンズ | |
JPH07104183A (ja) | 明るいトリプレットレンズ | |
JP3245469B2 (ja) | 2群ズームレンズ | |
JPH09146001A (ja) | 変倍光学系 | |
JP3744042B2 (ja) | ズームレンズ | |
JPH11211984A (ja) | 小型のズームレンズ | |
JP2004258516A (ja) | ズームレンズ | |
JP3684070B2 (ja) | ズームレンズ | |
JP2002182109A (ja) | ズームレンズ及びそれを用いた光学機器 | |
JPH1096858A (ja) | ズームレンズ | |
JP3448403B2 (ja) | ズームレンズ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040121 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040203 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040319 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040413 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040428 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040601 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040604 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |