JPH05142473A - リアコンバージヨンレンズ - Google Patents

リアコンバージヨンレンズ

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JPH05142473A
JPH05142473A JP3329497A JP32949791A JPH05142473A JP H05142473 A JPH05142473 A JP H05142473A JP 3329497 A JP3329497 A JP 3329497A JP 32949791 A JP32949791 A JP 32949791A JP H05142473 A JPH05142473 A JP H05142473A
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JP
Japan
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lens
group
rcl
objective lens
focal length
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Withdrawn
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JP3329497A
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English (en)
Inventor
Kenzaburo Suzuki
憲三郎 鈴木
Yoshinori Hamanishi
芳徳 濱西
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Priority to US07/974,482 priority patent/US5253112A/en
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B15/00Optical objectives with means for varying the magnification
    • G02B15/02Optical objectives with means for varying the magnification by changing, adding, or subtracting a part of the objective, e.g. convertible objective
    • G02B15/04Optical objectives with means for varying the magnification by changing, adding, or subtracting a part of the objective, e.g. convertible objective by changing a part
    • G02B15/08Optical objectives with means for varying the magnification by changing, adding, or subtracting a part of the objective, e.g. convertible objective by changing a part by changing the rear part

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 Fナンバーが2〜2.8程度の望遠対物レン
ズに装着しても優れた結像性能を維持し、且つ絞りの開
放状態においても光束を遮らない。 【構成】 対物レンズML側から順に、正又は負の屈折
力の第1群G1 と、負屈折力の第2群G2 と、正屈折力
の第3群G3 とを有し、第1群G1 は最も対物レンズ側
に凸レンズL1 を有し、第1群G1 と第2群G2 との空
気間隔をD1、第2群G2 と第3群G3 との空気間隔を
2 、リアコンバージョンレンズの第1面から最終面ま
での軸上レンズ厚をΣd、リアコンバージョンレンズ全
体の焦点距離をfR としたとき、諸条件を満足するもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、対物レンズの像側に装
着されて焦点距離を拡大するためのリアコンバージョン
レンズ(テレコンバータ)に関し、特に望遠対物レンズ
にも装着できる小型のリアコンバージョンレンズに関す
る。
【0002】
【従来の技術】写真レンズ等の単体の対物レンズでは焦
点距離が例えば2倍になると形状もそれに対応して大型
化すると共に、コスト的にも高くなるため、焦点距離が
比較的大きく異なる複数の対物レンズを携帯するのは困
難であることがある。それに対してリアコンバージョン
レンズ(以下、「RCL」と略称する)は、対物レンズ
の像側に比較的小さく且つ廉価な付加光学系を装着する
だけで、その対物レンズの焦点距離を2倍等に容易に拡
大できるため、特に携帯性及びコスト面等で有利であ
る。
【0003】特に望遠対物レンズでは、焦点距離が2倍
等になると単体のレンズでは形状の大型化及びコストの
増加が大きいため、RCLと組み合わせて使用する頻度
が比較的高い。また、近時は望遠対物レンズでも、Fナ
ンバーが2〜2.8程度の明るいレンズが使用されるよ
うになっていると共に、全体としての形状をより小型化
することが求められている。そのため、RCLについて
も、小型化及び明るい望遠対物レンズへの対応が求めら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般に
RCLは、対物レンズの焦点距離を拡大するばかりでな
く対物レンズの収差をも同時に拡大してしまうため、収
差補正が非常に困難であるという不都合がある。そのた
め、小型で実用に供するに充分な性能を有するものを得
ることは難しかった。
【0005】本発明は斯かる点に鑑み、焦点距離の拡大
倍率が2倍程度と比較的高倍率であって、Fナンバーが
2〜2.8程度の望遠対物レンズに装着されても優れた
結像性能を維持し、しかも絞りの開放状態においても光
束を遮ることのない小型のリアコンバージョンレンズを
提供することを目的とする。また、通常の望遠対物レン
ズは、広角対物レンズや標準対物レンズに比して、射出
瞳位置が像面から遠くに位置している。そこで本発明
は、このような場合も勘案して、画面の周辺においても
良好な結像性能を有するリアコンバージョンレンズを提
供することをも目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるRCLは、
例えば図1に示すように、対物レンズMLの像側に装着
されてこの対物レンズMLとの合成焦点距離を拡大する
ための負屈折力を有するRCLであって、この対物レン
ズML側から順に、正又は負の屈折力の第1群G1 と、
負屈折力の第2群G2 と、正屈折力の第3群G3 とを有
し、その第1群G1 は最も物体側に凸レンズL1 を有
し、その第1群G1 とその第2群G2 との空気間隔をD
1 、その第2群G2 とその第3群G3 との空気間隔をD
2 、RCLの第1面から最終面までの軸上レンズ厚をΣ
d、RCL全系の焦点距離をfR としたとき、以下の各
条件を満足するものである。 (1) 0.13<D1 /Σd< 0.25 (2) 0.005 <|D2 /fR |<0.05
【0007】この場合、その第1群G1 の焦点距離をf
1 、第2群G2 の焦点距離をf2 、その第3群G3 の焦
点距離をf3 としたとき、更に以下の各条件を満足する
ことが望ましい。 (3) 0.3<|f3 /fR |<1.2 (4) −10<f1 /fR <10 (5) 0.2<|f2 /fR |<0.5
【0008】
【作用】RCLを小型にするため、即ち全長を短くする
ためには、RCL全系の焦点距離fR の負屈折力の大き
さを大きくし、物体(対物レンズによる像を改めて物体
とみなす)と像との間の距離である共役長を短くするこ
とが有効である。しかし、その負屈折力の大きさを大き
くするとペッツバール和は負で大きくなる。更に、合成
射出瞳が像面に近くなり、周辺光量を充分確保できるば
かりでなく、最終レンズ群のレンズ径も小さく出来る。
【0009】また、望遠対物レンズは広角レンズや標準
レンズに比して射出瞳面が像面から離れている。このた
め、第1群、第2群及び第3群を通る軸外の光線束に対
して、各群を通る高さに変化を与えて、収差補正の自由
度を充分に得るためには、各群の間隔を広角レンズや標
準レンズ用のRCLに比して大きく取ることが有効であ
る。しかしながら、大きく取り過ぎると、全長が長くな
り、バックフォーカス(Bf)の充分な確保ができずレ
ンズ径の増大を招き、周辺光量が減少するなどの不都合
が生じやすい。このような事情を総合的に勘案して、R
CLとしての小型化を達成し、且つ優れた結像性能を保
つには、各群の間隔を全長や焦点距離に応じて、適切な
範囲に納めることが重要である。以下にそれについて詳
述する。
【0010】上記の条件(1) は、望遠対物レンズに装着
した際に、必要となる第1群と第2群との空間的配置を
RCLの軸上レンズ厚との比で規定するものである。条
件(2) は、第2群と第3群の空間的配置をRCLの焦点
距離の大きさとの比で規定するものである。
【0011】条件(1) の上限を超えると第1群と第2群
との間隔D1 がRCLの軸上レンズ厚に比して相対的に
長くなり、球面収差が補正過剰となりがちで、主光線よ
り上側の光線束に外向性のコマ収差が過大に発生する。
また正の非点隔差も大きくなって、メリディオナル像面
の負(−)方向への曲がりが大きくなる。逆に条件(1)
の下限を超えると、第1群と第2群との間隔D2 がRC
Lの軸上レンズ厚に比して相対的に短くなり球面収差が
補正不足になりがちで、主光線より上側の光線束に内向
性のコマ収差が過大に発生する。また正の非点隔差も大
きくなって、メリディオナル像面の正(+)方向への曲
がりが大きくなり、いずれの補正も困難である。
【0012】条件(2) の上限を超えると、第2群と第3
群との間隔D2 がRCLの焦点距離の大きさに比して相
対的に長くなり負の非点隔差が甚大となって、主光線よ
り上側の光線束に内向性のコマ収差が発生する。また、
第3群を通る軸外光線の光線高が全体に高くなるため、
周辺光量の確保が困難となるばかりでなく最終レンズ径
の増大を招く。更に、条件(2) の上限を超えると全長が
長くなってしまい、小型化に反するのは勿論のことであ
る。
【0013】一方、条件(2) の下限を超えると、第2群
と第3群との間隔D2 がRCLの焦点距離の大きさに比
して相対的に短くなり、正の非点隔差が甚大となって、
主光線より上側の光線束に、即ち画面周辺で外向性のコ
マ収差が発生する。また、全体の主点位置が物体側へ移
動するため充分なバックフォーカスの確保が困難とな
る。さらに、条件(1) 及び条件(2)に共通して言えるの
はそれぞれの下限を超えると、前に述べたように、各群
を通る軸外の光線束に対して各群を通る高さに変化を与
えて、収差補正のための自由度を得ることが困難となっ
てしまうことも明らかである。
【0014】このような正又は負、負及び正の3群構成
とその空間的配置に加えて、第1群G1 の構成に関して
最も物体側に凸レンズL1 を配置することは、収差補正
上有効である。また、主光線より上側の光線に発生しが
ちな外向性コマ収差を負側に補正すると共に、主光線よ
り下側の光線に発生しがちな内向性コマ収差を正側に補
正することができ、これにより良好な結像性能を得るこ
とができる。そして、その凸レンズL1 の形状として
は、両凸レンズ又は像側に凸面を向けたメニスカスレン
ズであることが望ましい。
【0015】上記のような本発明においては、望遠レン
ズの射出瞳はRCLから離れて位置しており、その口径
比も比較的大きく、且つ、RCLの倍率も2倍程度と高
いために、球面収差、非点隔差及び像面湾曲の補正が従
来にもまして難しくなっており、これらの良好な補正の
ためには更に上述の条件(3) 〜(5) を満足することが望
ましい。これらの条件はRCLの各群の屈折力に対する
RCLの全系の屈折力の比であり、RCLの適切な屈折
力配分を規定するものである。条件(3) の下限を超える
と負の非点収差が過大に発生して補正が困難である。一
方、条件(3) の上限を超えると逆に正の非点収差の補正
が困難となると共に、RCLに発生しがちな正の歪曲収
差の補正も困難となる。
【0016】次に、条件(4) の下限を超えると球面収差
の補正が困難になり、特に輪帯球面収差が過大になって
しまうと共に一眼レフレックス用レンズとして充分なバ
ックフォーカスを確保することも困難となるので望まし
くない。逆に条件(4) の上限を超えると相対的に第3群
の屈折力が強くなり過ぎ非点収差の補正が困難となるの
で望ましくない。また、条件(5) の下限を超えると正の
非点収差及び非点隔差の補正が困難となり、逆に上限を
超えると、充分なバックフォーカスを確保できなくなる
ので望ましくない。
【0017】さて、望遠対物レンズにとっては、色収差
の補正が良好な結像性能を得る上で重要である。その像
側に装着して拡大倍率を得るテレコンバータとしてのR
CLも、総合的に良好な結像性能を得るためには充分に
色収差補正がなされている必要がある。そのためには、
本発明によるレンズ系を構成する硝材の分散に関して、
RCLを構成する負レンズの内で最も低いνd の値をν
- とした場合、以下の様な条件を満たすことが望まし
い。 (6) ν->42.5
【0018】ただし、νd はいわゆるアッベ数であり、
d線(587.6nm)に対する屈折率をnd 、F線
(486.1nm)に対する屈折率をnF 、C線(65
6.3nm)に対する屈折率をnCとすると、νd は以
下のように定義される。 νd =(nd −1)/(nF −nC ) その条件(6) の範囲を超えると、色収差の補正が困難と
なって良好な結像性能は得られない。
【0019】一般に良好に収差の補正されている望遠対
物レンズはペッツバール和が0に近く、やや+の値を取
るのが通例である。例えば後述の実施例で使用している
基準対物レンズでのペッツバール和は0.00027で
ある。RCLはそれ自体で凹レンズ系であってペッツバ
ール和は通常負の値となりがちであり、両者を組み合わ
せたときに良好な性能を得るためには、全系のペッツバ
ール和を適正な範囲に納めることが重要である。
【0020】そのためには、RCL内の屈折力配分に留
意するのは勿論、RCLを構成するレンズの屈折率に留
意する必要があり、RCLを構成する負レンズのうち、
最も高いd線の屈折率の値をn- とすると、以下の様な
条件を満たすことが望ましい。 (7) n->1.82 この範囲を越えると、全系のペッツバール和の値が基準
対物レンズに対して負方向へ甚大となって、像面の曲が
りの補正が困難となり良好な結像性能が得られない。
【0021】更に、RCLの最も物体側の正レンズ成分
1 は両凸レンズ又は像側に強い凸面を向けた正メニス
カスレンズであって、その物体側の面の曲率半径をr
1 、像側のそれをr2 とする。また、その正レンズ成分
1 の形状因子q1 を q1 =(r2 +r1 )/(r2 −r1 ) と定義するとき、次の条件を満足することが望ましい。 (8) −1.5<q1<0
【0022】形状因子q1 が条件(8) の上限である0を
超えると、球面収差が過剰となるばかりか像面湾曲も過
大となり、更に主光線の上側の光束に外向性コマ収差も
発生し易くなり、何れも補正が困難となる。逆に、条件
(8) の下限である−1.5を超えると、球面収差が補正
過剰となるばかりか像面湾曲も負側に過大となり、更に
主光線の上側の光束に内向性のコマ収差も発生し易くな
り、何れも補正が困難となる。
【0023】また、それほど明るくない、即ち口径比の
大きくない対物レンズに装着する場合には、条件(8) に
対して更に次の条件を付加することが望ましい。 q1 <−1 この条件が満足される場合には、正レンズL1 は像側に
凸面を向けたメニスカス凸レンズとなり、軸外収差、特
に非点隔差の小さなRCLが得られる。
【0024】
【実施例】以下、本発明によるリアコンバージョンレン
ズ(RCL)の実施例につき図面を参照して説明する。
先ず、各実施例のRCLの結像性能の評価に用いる基準
対物レンズの諸元を示しておく。図1は、基準対物レン
ズMLとこの像側に装着された第1実施例のRCLとよ
りなる光学系の無限遠合焦時の構成を示す。基準対物レ
ンズMLは物体側より順に、保護ガラスM1 、物体側に
凸の正メニスカスレンズM2 、両凸レンズM3 、両凹レ
ンズM4 、物体側に凸の負メニスカスレンズM51と物体
側に凸の正メニスカスレンズM52との貼り合わせよりな
る接合レンズM5 、像側に凸の正メニスカスレンズM61
と両凹レンズM62との貼り合わせよりなる接合レンズM
6 、両凹レンズM7 、両凸レンズM8 、像側に凸の負メ
ニスカスレンズM9 、像側に凸の正メニスカスレンズM
10、絞りS及び保護ガラスM11を配置して構成する。
【0025】また、物体側から順に第i面(i=1,
2,‥‥)の曲率半径をRi 、第i面と第(i+1)面
との面間隔をWi 、第i面と第(i+1)面との間の媒
質のアッベ数をνdi、第i面と第(i+1)面との間の
媒質のd線に対する屈折率をndiとする。その基準対物
レンズMLの焦点距離は294mm、Fナンバーは2.
9であり、各レンズの諸元は次の表1のように設定され
ている。この表1において、最後の面間隔W24は、この
基準対物レンズMLの最終面と装着されるRCLの最前
面との距離d0 に等しく、表1に示されている値は第1
実施例のRCLに対する値である。また、絞りSは第2
3面の前方19.2mmに配置されている。
【0026】
【表1】
【0027】次に各実施例のRCLの説明を行うが、共
通に物体側から順に第i面(i=1,2,‥‥)の曲率
半径をri 、第i面と第(i+1)面との面間隔をd
i 、第i面と第(i+1)面との間のアッベ数をνdi
第i面と第(i+1)面との間の媒質のd線に対する屈
折率をndiとする。また、基準対物レンズMLの最終面
と各実施例の最前面(第1面)との間隔をd0 、基準対
物レンズMLと各RCLとの合成系のバックフォーカス
をBf′とする。また、各RCLの全系の焦点距離をf
R 、第1群G1 の焦点距離をf1 、第2群G2の焦点距
離をf2 、第3群G3 の焦点距離をf3 、第1群G1
第2群G2 との空気間隔をD1、第2群G2 と第3群G3
との空気間隔をD2 として、各RCLによる拡大倍率
をβとする。
【0028】[第1実施例]図2は第1実施例のRCL
のレンズ構成図、図3及び図4はそれぞれ第1実施例の
諸収差図である。各収差図において、曲線Dはd線に対
する特性、曲線Gはg線に対する特性をそれぞれ示す。
図2に示すように、第1実施例のRCLは基準対物レン
ズ側より順に、正の屈折力の第1群G1 、負の屈折力の
第2群G2 及び正の屈折力の第3群G3 より構成する。
また、基準対物レンズ側より順に、第1群G1 は、両凸
レンズL1 、両凹レンズL2 及び両凸レンズL3 より構
成し、第2群G2 は、両凹レンズL41と両凸レンズL42
との貼り合わせからなる接合レンズL4 のみより構成
し、第3群G3 は、両凸レンズL5 及び両凹レンズL6
より構成する。この第1実施例の諸元を表2に示す。
【0029】
【表2】第1実施例の諸元 β=2.0 d0 =30.0000 fR =−96.597 f1 =765.810 f2 =−38.506 f3 = 87.455
【0030】[第2実施例]図5は第2実施例のRCL
のレンズ構成図、図6及び図7はそれぞれ第2実施例の
諸収差図である。各収差図において、曲線Dはd線に対
する特性、曲線Gはg線に対する特性をそれぞれ示す。
図5に示すように、第2実施例のRCLは基準対物レン
ズ側より順に、負の屈折力の第1群G1 、負の屈折力の
第2群G2 及び正の屈折力の第3群G3 より構成する。
また、基準対物レンズ側より順に、第1群G1 は、像側
に凸面を向けた正メニスカスレンズL1 、両凹レンズL
2 及び両凸レンズL3 より構成し、第2群G2 は、両凹
レンズL41と両凸レンズL42との貼り合わせからなる接
合レンズL4 のみより構成し、第3群G3 は、両凸レン
ズL5 及び両凹レンズL6 より構成する。この第2実施
例の諸元を表3に示す。
【0031】
【表3】第2実施例の諸元 β=2.0 d0 =29.5000 fR = −109.317 f1 =−1009.625 f2 = −33.350 f3 = 58.039
【0032】[第3実施例]図8は第2実施例のRCL
のレンズ構成図、図9及び図10はそれぞれ第3実施例
の諸収差図である。各収差図において、曲線Dはd線に
対する特性、曲線Gはg線に対する特性をそれぞれ示
す。図8に示すように、第3実施例のRCLは基準対物
レンズ側より順に、負の屈折力の第1群G1 、負の屈折
力の第2群G2 及び正の屈折力の第3群G3 より構成す
る。また、基準対物レンズ側より順に、第1群G1 は、
両凸レンズL1 、両凹レンズL2 及び両凸レンズL3
り構成し、第2群G2 は、両凹レンズL41と両凸レンズ
42との貼り合わせからなる接合レンズL4 のみより構
成し、第3群G3 は、両凸レンズL5 及び両凹レンズL
6 より構成する。この第3実施例の諸元を表4に示す。
【0033】
【表4】第3実施例の諸元 β=2.0 d0 =20.0000 fR =−159.237 f1 =−391.635 f2 = −39.039 f3 = 64.344
【0034】[第4実施例]図11は第2実施例のRC
Lのレンズ構成図、図12及び図13はそれぞれ第4実
施例の諸収差図である。各収差図において、曲線Dはd
線に対する特性、曲線Gはg線に対する特性をそれぞれ
示す。図11に示すように、第4実施例のRCLは基準
対物レンズ側より順に、正の屈折力の第1群G1 、負の
屈折力の第2群G2 及び正の屈折力の第3群G3 より構
成する。また、基準対物レンズ側より順に、第1群G1
は、両凸レンズL1 、両凹レンズL2 及び両凸レンズL
3 より構成し、第2群G2 は、両凹レンズL41と両凸レ
ンズL42との貼り合わせからなる接合レンズL4 のみよ
り構成し、第3群G3 は、両凸レンズL5 及び両凹レン
ズL6 より構成する。この第4実施例の諸元を表5に示
す。
【0035】
【表5】第4実施例の諸元 β=2.0 d0 =30.0000 fR =−84.235 f1 =415.181 f2 =−37.067 f3 = 96.902
【0036】次に、本発明では条件(1) 及び(2) が満足
され、条件(3) 〜(5) を満足するのが望ましいとされて
いる。更に、条件(6) 〜(8) をも満足するのが望ましい
とされている。そこで、それら各条件に関する各実施例
のデータを次の表6にまとめて示す。この表6におい
て、ΣdはRCLの第1レンズ面から最終レンズ面まで
の軸上レンズ厚、ν- はRCLを構成する負レンズの内
で最も低いg線を考慮した場合のアッベ数νg 、n-
RCLを構成する負レンズの内で最も高いd線の屈折
率、q1 は最も基準対物レンズ側の正レンズL1 の形状
因子である。
【0037】
【表6】 条件対応数値表 第1実施例 第2実施例 第3実施例 第4実施例 D1 /Σd 0.1696 0.2178 0.1357 0.1677 |D2 /fR | 0.04 0.0091 0.03389 0.0463 |f3 /fR | 0.905 0.531 0.404 1.1504 f1 /fR -7.93 9.24 2.46 4.92881 |f2 /fR | 0.399 0.305 0.245 0.44004 ν- 34.22 34.22 34.22 34.22 n- 1.84042 1.84042 1.84042 1.84042 q1 -0.3799 -1.239 -0.503 -0.099
【0038】上述実施例の各収差図より、いずれの実施
例も倍率β=2という比較的高倍率のRCLでありなが
ら、Fナンバーが2.9の明るい望遠対物レンズに装着
されても、優れた結像性能が保たれていることが分か
る。また、このとき全体としてのFナンバーは正確にそ
の2倍の値である5.8となっており、絞り開放におけ
る光束の損失もないことが分かる。
【0039】なお、本発明は上述実施例に限定されず、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採り得る
ことは勿論である。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、第1群と第2群との空
気間隔及び第2群と第3群との空気間隔についてそれぞ
れ所定の条件を課しているので、比較的高倍率でありな
がら、明るい望遠対物レンズにも装着され得る高性能の
リアコンバージョンレンズが得られる利点がある。ま
た、絞りの開放状態においても光束を遮ることがないと
共に、画面の周辺においても良好な結像性能を有する利
点がある。また、第1群〜第3群のそれぞれの焦点距離
についても所定の条件を課した場合には、球面収差、非
点収差及び像面湾曲等を更に良好に補正できる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のリアコンバージョンレン
ズ(RCL)を基準対物レンズの像側に装着した状態を
示す光路図である。
【図2】第1実施例のRCLを示すレンズ構成図であ
る。
【図3】第1実施例の諸収差図である。
【図4】第1実施例の横収差図である。
【図5】第2実施例のRCLを示すレンズ構成図であ
る。
【図6】第2実施例の諸収差図である。
【図7】第2実施例の横収差図である。
【図8】第3実施例のRCLを示すレンズ構成図であ
る。
【図9】第3実施例の諸収差図である。
【図10】第3実施例の横収差図である。
【図11】第4実施例のRCLを示すレンズ構成図であ
る。
【図12】第4実施例の諸収差図である。
【図13】第4実施例の横収差図である。
【符号の説明】
ML 基準対物レンズ S 絞り RCL リアコンバージョンレンズ G1 第1群 G2 第2群 G3 第3群 L1 凸レンズ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズの像側に装着されて該対物レ
    ンズとの合成焦点距離を拡大するための負屈折力を有す
    るリアコンバージョンレンズにおいて、 該対物レンズ側から順に、正又は負の屈折力の第1群
    と、負屈折力の第2群と、正屈折力の第3群とを有し、 前記第1群は最も対物レンズ側に凸レンズを有し、前記
    第1群と前記第2群との空気間隔をD1 、前記第2群と
    前記第3群との空気間隔をD2、リアコンバージョンレ
    ンズ全体の第1面から最終面までの軸上レンズ厚をΣ
    d、リアコンバージョンレンズ全体の焦点距離をfR
    したとき、 (1) 0.13<D1 /Σd< 0.25 (2) 0.005 <|D2 /fR |<0.05 の各条件を満足する事を特徴とするリアコンバージョン
    レンズ。
  2. 【請求項2】 前記第1群の焦点距離をf1 、前記第2
    群の焦点距離をf2、前記第3群の焦点距離をf3 とし
    たとき、更に (3) 0.3<|f3 /fR |<1.2 (4) −10<f1 /fR <10 (5) 0.2<|f2 /fR |<0.5 の各条件を満足する事を特徴とする請求項1記載のリア
    コンバージョンレンズ。
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