JP3563354B2 - ころ軸受を組み込んだローラチェーン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ころ軸受を組み込んだローラチェーンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来例として、特開昭62−4122号公報(特公平4−78523号公報)には、ころ軸受を組み込んだローラチェーンが開示されている。
図14は、特開昭62−4122号公報(特公平4−78523号公報)に開示されたローラチェーンの断面図である。図14に示すローラチェーン1は、一対の内リンクプレート2に両端部が連結されたブシュ3の外周面に複数のころ4が配置され、複数のころ4を囲んでローラ5が装着され、ローラ5と内リンクプレート2との間の間隙にスラスト軸受板6が介在されている。また、内リンクプレート2の外側に一対の外リンクプレート7が配置され、一対の外リンクプレート7がブシュ3を貫通するピン8によって連結されている。
さらに、ローラ5の両端部には内向きのつば5aが一体的に形成されており、これら内向きのつば5a,5aにより複数のころ4が保持して案内されている。また、ローラ5とブシュ3間にはグリース等の潤滑剤が充填されている。
そして、このローラチェーン1においては、ローラ5がころ軸受の外輪として機能し、複数のころ4がころ軸受の転動体として機能し、ブシュ3がころ軸受の内輪として機能しており、したがって、ローラ5と複数のころ4とブシュ3とでころ軸受を構成している。
【0003】
また、別の従来例として、実開平2−7219号公報(実公平7−12327号公報)にも、ころ軸受を組み込んだローラチェーンが開示されている。
図15は、実開平2−7219号公報(実公平7−12327号公報)に開示されたローラチェーンの断面図である。図15に示すローラチェーン1’は、一対の内リンクプレート2’に両端部が連結されたブシュ3’の外周面に複数のころ4’が配置され、複数のころ4’を囲んでローラ5’が装着され、ローラ5’と内リンクプレート2’との間の間隙にスラスト軸受板6’が介在されている。また、内リンクプレート2’の外側に一対の外リンクプレート7’が配置され、一対の外リンクプレート7’がブシュ3’を貫通するピン8’によって連結されている。
さらに、ローラ5’はその両端部に内向きのつば5aはなく、ローラ5’はその内外周面がストレートになっており、複数のころ4’は一対のスラスト軸受板6’間で保持して案内されている。また、ローラ5’とブシュ3’間にはグリース等の潤滑剤が充填されている。
そして、このローラチェーン1’においては、ローラ5’がころ軸受の外輪として機能し、複数のころ4’がころ軸受の転動体として機能し、ブシュ3’がころ軸受の内輪として機能しており、したがって、ローラ5’と複数のころ4’とブシュ3’とでころ軸受を構成している。
【0004】
さらに、従来、一般にころ軸受には、保持器を組み込んだ形式のものと保持器を使用しない形式のものとがある。そして、ころを保持して案内する保持器は、各ころ全体を保持して案内するポケットを有するものが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図14に示すローラチェーン1は、次のような問題がある。すなわち、(1)複数のころ4は、ローラ5とブシュ3の間に自由に収まっているだけであり、ころ4同士の接触が生じ、それにともない摩耗が発生し、ローラ5の円滑な回転を阻害する。
(2)ころ4同士の接触時に衝突音が生じ、また、衝撃の繰り返しにより疲労破壊も生じる可能性がある。
(3)ローラ5にスラスト荷重が加わると複数のころ4にスキュー(ころ4が正規の自転軸に対して傾くこと)が生じ、つば5aところ4が摩耗し、早期にころ4がロックして動かなくなり、ローラ5の円滑な回転を阻害する。
(4)ローラ5の両端部のつば5aの内側面ところ4の端面が摺動することで、つば5aところ4が摩耗し、ローラ5の円滑な回転を阻害する。
(5)つば5aの内側面は、製作上、表面粗度を上げたり、表面処理を実施するのが困難な箇所であるので、ローラ5の生産性が低い。
(6)ローラ5は、その両端部につば5a,5aが一体的に形成されるものであるから、ころ4の干渉を防ぐためあるいは切削加工及び研削加工のためにローラ5の凹部5bの隅部に逃げ5c(図14の拡大部に図示)を設ける必要があり、切削加工及び研削加工に非常に手間がかかり、ローラ5の生産性が低い。
(7)組立時に、ころ4をローラ5の凹部5b内に先に装填した後、組み立てる必要があるため、これでは自由度がなく、ころ4の脱落などが生じ、組立性が低い。
【0006】
また、図15に示すローラチェーン1’は、次のような問題がある。
(8)ローラ5’には内向きつば5’aがないため、ローラ5’とスラスト軸受板6’との接触面積が狭く、ローラ5’に加わるスラスト荷重は局部的にスラスト軸受板6’が受けるので摩耗が進行しやすい。
(9)ローラ5’とスラスト軸受板6’とが完全に独立であるため、スラスト軸受板6’はころ4’に生じたスキューを規制できず、容易にスキューが生じる。
(10)ローラ5’とスラスト軸受板6’との間には隙間が生じ、この隙間からグリース等の潤滑剤が容易に外部に漏れて枯渇し、摩耗が早期に進行する。また、この隙間から外部の粉塵等が容易に侵入し、潤滑剤の劣化や摩耗を促進する。
【0007】
また、前述した保持器を組み込んだ一般的なころ軸受においては、その保持器が各ころ全体を保持して案内するポケットを有するものであるから、次のような問題がある。
(11)各ころ全体を各ポケットが抱きかかえているので、各ころ間のスペースが小さく、また、保持器が入り組んでいるので、ころ軸受内に均一にグリース等の潤滑剤を保持することができず、その保持量も少ない。
(12)各ころ全体を保持するポケットを精度良く加工しなければならず、保持器の製作が困難で、非常に高価である。
(13)同一直径のころを用いたころ軸受でも、ころの長さが変わればその長さに合ったポケットを有する保持器が各々必要となり、非常に多種類の保持器を揃える必要があり、部品管理が大変でコストがかかる。
【0008】
そこで、本発明は、前述した従来のころ軸受における問題点を解決し、ころ同士の接触がなく、潤滑剤が長期に亙って保持でき、ころにスキューが生じにくく、スラスト荷重に強く、さらに生産性及び組立性がよいころ軸受及びころ軸受を組み込んだローラチェーンを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明であるころ軸受を組み込んだローラチェーンは、ローラとブシュとの間に複数のころを配置してころ軸受を構成し該ころ軸受を組み込んだローラチェーンにおいて、前記ローラの両端部にそれぞれ配置したリング状保持器の内側面側に凹部が形成されるとともに、前記凹部に連続して半円状のポケットが複数形成され、前記リング状保持器のポケットでころの両端を保持して案内するようにしたものである。
【0010】
請求項2記載の発明であるころ軸受を組み込んだローラチェーンは、ローラとブシュとの間に複数のころを配置してころ軸受を構成し該ころ軸受を組み込んだローラチェーンにおいて、前記ローラの両端部にそれぞれ配置したリング状保持器の内側面側にポケットが複数形成され、前記リング状保持器のポケットでころの両端を保持して案内するように構成するとともに、前記ローラとリング状保持器との間に密封手段を設けたものである。
【0011】
請求項3記載の発明であるころ軸受を組み込んだローラチェーンは、ローラとブシュとの間に複数のころを配置してころ軸受を構成し該ころ軸受を組み込んだローラチェーンにおいて、前記ローラの内外周面がストレートな円筒状に形成されているとともに、前記ローラの両端部にそれぞれ配置したリング状保持器の内側面側に平面視略四角形のポケットが複数形成され、前記リング状保持器のポケットでころの両端を保持して案内するようにしたものである。
【0012】
請求項4記載の発明であるころ軸受を組み込んだローラチェーンは、ローラとブシュとの間に複数のころを配置してころ軸受を構成し該ころ軸受を組み込んだローラチェーンにおいて、前記ころの両端部に小径部を有しているとともに、前記ローラの両端部にそれぞれ配置したリング状保持器の内側面側にころの小径部と同径のポケットが複数形成され、前記リング状保持器のポケットでころの小径部を保持して案内するようにしたものである。
【0013】
請求項5記載の発明であるころ軸受を組み込んだローラチェーンは、ローラとピンとの間に複数のころを配置してころ軸受を構成し該ころ軸受を組み込んだローラチェーンにおいて、前記ローラの両端部にそれぞれ配置したリング状保持器の内側面側に凹部が形成されるとともに、前記凹部に連続して半円状のポケットが複数形成され、前記リング状保持器のポケットでころの両端を保持して案内するようにしたものである。
【0014】
【作用】
そこで、上述したような本発明のころ軸受を組み込んだローラチェーンは、特有の構成を備えていることによって、以下のような作用を奏する。
まず、ローラが回転する時、ローラの内周面に接するころが自転して、転がり接触が生じ、このころの自転によってころの両端を保持して案内するリング状保持器はブシュまたはピンの廻りを回転する。このとき、ころの両端がリング状保持器により保持して案内されるため、ころ同士の接触や摩耗がなく、衝突音も生じない。
さらに、ころ同士の間に一定の隙間があり、グリース等の潤滑剤が適量でかつ均等に保持できる。さらに、摩耗粉や外部からの粉塵等の侵入物に対して逃げ(保持)のスペースがあるため、耐摩耗性が向上する。リング状保持器の回転方向はローラの回転方向と同じである。これにより、ローラとブシュまたはピンの間でころが規則正しく案内され、ローラは円滑に回転する。
【0015】
ころを保持して案内するポケットは、ころを強く把持したり、固定しないため、ころの自転に伴い、リング状保持器との間では若干の滑りが生じるが、ころ及びリング状保持器は、ほとんど摩耗しない。また、ラジアル荷重は、ローラ、ころ、ブシュまたはピンには作用するが、リング状保持器にはほとんど作用しないため、これによって摩耗や破壊が生じない。
【0016】
リング状保持器の回転数は、ころの直径や公転半径に関係なくローラの回転数の約半分である。
したがって、リング状保持器はローラの回転よりも大きく減速されて回転するため、ローラがスラスト荷重を受けた場合に、リング状保持器と内リンクプレートとの摺動速度は遅くなる。このため、リング状保持器の摩耗が抑制できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本請求項1に係る発明の実施形態を図1,2を参照して説明する。
図1は、本請求項1に係る発明のころ軸受を組み込んだローラチェーンの断面図である。図2は、図1のリング状保持器を示すもので、(A)はその断面図であり、(B)はその平面図である。
まず、図1に示すローラチェーン11は、一対の内リンクプレート12に両端部が連結されたブシュ13の外周面にころ14が10個配置され、これらのころ14を囲んでローラ15が装着されている。また、内リンクプレート12の外側に一対の外リンクプレート17が配置され、一対の外リンクプレート17がブシュ13を貫通するピン18によって連結されている。また、ローラ15とブシュ13間にはグリース等の潤滑剤が充填されている。
そして、このローラチェーン11においては、ローラ15がころ軸受の外輪として機能し、10個のころ14がころ軸受の転動体として機能し、ブシュ13がころ軸受の内輪として機能しており、したがって、ローラ15と10個のころ14とブシュ13とでころ軸受を構成している。
【0018】
また、図1に示すように、ローラ15の両端部にそれぞれリング状保持器19,19が配置されている。図2(A),(B)に示すように、このリング状保持器19の一側面には、凹部19bが形成されており、この凹部19bに連続して半円状のポケット19aが10個形成されている。そして、このローラ15の両端に配置されたリング状保持器19,19のポケット19a,19aは、ころ14の両端を保持して案内する。
【0019】
図1に示すローラチェーン11によれば、ローラ15が回転する時、ローラ15の内周面に接するころ14が自転して、転がり接触が生じる。このころ14の自転によってころ14を案内するリング状保持器19は、ブシュ13の廻りを回転する。このとき、全10個のころ14が、左右に配置された半円状のポケット19aにより保持して案内されるため、ころ14同士の接触や摩耗がなく、衝突音も生じない。
さらに、ころ14同士の間に一定の隙間があり、グリース等の潤滑剤が適量でかつ均等に保持できる。さらに、摩耗粉や外部からの粉塵等の侵入物に対して逃げ(保持)のスペースがあるため、耐摩耗性が向上する。リング状保持器19の回転方向は、ローラ15の回転方向と同じである。これにより、ローラ15とブシュ13の間でころ14の両端が規則正しく案内され、ローラ15は円滑に回転する。
【0020】
ころ14を保持して案内する半円状のポケット19aは、ころ14を強く把持したり、固定しないため、ころ14の自転に伴い、リング状保持器19との間では若干の滑りが生じるが、ころ14及びリング状保持器19は、ほとんど摩耗しない。
また、ラジアル荷重は、ローラ15、ころ14、ブシュ13には作用するが、リング状保持器19にはほとんど作用しないため、これによって摩耗や破壊が生じない。
【0021】
リング状保持器19の回転数は、ころ14の直径や公転半径に関係なく、ローラ15の回転数の約半分である。したがって、リング状保持器19はローラ15の回転よりも大きく減速されて回転するため、ローラ15がスラスト荷重を受けた場合に、リング状保持器19と内リンクプレート12との摺動速度は遅くなる。このためリング状保持器19の摩耗が抑制できる。
【0022】
さらに、ローラチェーン11は、ローラ15につばがないため、加工が非常に容易であり、ローラ15の生産性がよく、また、組立時もローラ15にころ14を挿入しやすく、ローラ15の両端に配置されたリング状保持器19,19の半円状のポケット19a,19aに嵌めたころ14は、脱落しないため、組立性もよい。
【0023】
本請求項2に係る発明の実施形態を図3,4,5を参照して説明する。
図3は、本請求項2に係る発明のころ軸受を組み込んだローラチェーンの断面図である。図4は、図3における円D部の拡大図であって、(A)はローラとリング状保持器との間にラビリンスを形成したものを示し、(B)はリング状保持器に環状溝を形成したものを示し、(C)はローラとリング状保持器との間にシールリングを配置したものを示す。図5は、図3に示すローラチェーンの寸法関係を説明するためのローラチェーンの断面図である。
まず、図3に示すローラチェーン41は、一対の内リンクプレート42に両端部が連結されたブシュ43の外周面にころ44が10個配置され、これらのころ44を囲んでローラ45が装着されている。また、内リンクプレート42の外側に一対の外リンクプレート47が配置され、一対の外リンクプレート47がブシュ43を貫通するピン48によって連結されている。また、ローラ45とブシュ43間にはグリース等の潤滑剤が充填されている。
そして、このローラチェーン41においては、ローラ45がころ軸受の外輪として機能し、10個のころ44がころ軸受の転動体として機能し、ブシュ43がころ軸受の内輪として機能しており、したがって、ローラ45と10個のころ44とブシュ43とでころ軸受を構成している。
【0024】
また、図3に示すように、ローラ45の両端部にそれぞれリング状保持器49,49が配置されている。図3,4に示すように、このリング状保持器49の一側面には、ポケット49aが10個形成されている。そして、このローラ45の両端部に配置されたリング状保持器49,49のポケット49a,49aは、ころ44の両端を保持して案内する。
【0025】
図3に示すローラチェーン41は、ローラ45とリング状保持器49との間に密封手段を設け密封性を向上させている。図3に示すローラチェーン41において、ローラ45とリング状保持器49との間には、図4に示すように、僅かな隙間を有する。そして、ローラ45が回転するとリング状保持器49も同一方向に異なる回転数で同時に回転する。
図4(A)に示すものは、密封手段としてローラ45とリング状保持器49との間にラビリンスRを形成したものである。また、図4(B)に示すものは、密封手段としてリング状保持器49の外周面に3個の環状溝49gを形成し、この環状溝49g内にグリースを充填している。さらに、図4(C)に示すものは、密封手段としてローラ45とリング状保持器49との間にOリング等のシールリング49sを配置したものである。これらの密封手段を設けることにより、ローラ45とリング状保持器49との間の僅かな隙間からグリース等の潤滑剤が外部に漏れることを防止でき、また、外部からの粉塵の侵入も防止ができる。
【0026】
また、図3に示すローラチェーン41の寸法関係を説明すると、図5に示すように、リング状保持器49がローラ45と重なり合う距離Lを、リング状保持器49と内リンクプレート42間の隙間S(S1+S2)よりも大きく設定することでリング状保持器49は脱落しない。また、この際、ころ44の長さもポケット49aから外れない長さにする。
そして、その他の点は図1に示すローラチェーン11とほぼ同様であり、作用効果もほぼ同様であるから、その他の説明は省略する。
【0027】
本請求項3に係る発明の実施形態を図6,7を照して説明する。
図6は、本請求項3に係る発明のころ軸受を組み込んだローラチェーンの断面図である。図7は、図6のリング状保持器を示すものであって、(A)はその断面図であり、(B)はその平面図である。
まず、図6に示すローラチェーン61は、一対の内リンクプレート62に両端部が連結されたブシュ63の外周面に10個のころ64が配置され、これらのころ64を囲んでローラ65が装着されている。ローラ65は、その内外周面がストレートな円筒状をしている。また、内リンクプレート62の外側に一対の外リンクプレート67が配置され、一対の外リンクプレート67がブシュ63を貫通するピン68によって連結されている。また、ローラ65とブシュ63間にはグリース等の潤滑剤が充填されている。
そして、このローラチェーン61においては、ローラ65がころ軸受の外輪として機能し、10個のころ64がころ軸受の転動体として機能し、ブシュ63がころ軸受の内輪として機能しており、したがって、ローラ65と10個のころ64とブシュ63とでころ軸受を構成している。
【0028】
また、図6に示すように、ローラ65の両端部にそれぞれリング状保持器69,69が配置されている。図7(A),(B)に示すように、このリング状保持器69の一側面には平面視略四角形のポケット69aが10個形成されている。そして、このローラ65の両端部に配置されたリング状保持器69,69のポケット69a,69aは、ころ64の両端を保持して案内する。
ここで、後述するような図8,9に示すローラチェーン71に比較すると、ポケット79aを浅くしているため、その分、ころ74の周囲の空間が大きくなり、グリース等の潤滑剤を保持するスペースが大きくなり、潤滑剤を適量でかつ均等に保持でき、また、摩耗粉や外部からの粉塵などの侵入物に対して逃げ(保持)のスペースとなり、耐摩耗性が向上する。
そして、その他の点は図1に示すローラチェーン11とほぼ同様であり、作用効果もほぼ同様であるから、その他の説明は省略する。
【0029】
本請求項3に係る発明の別の実施形態を図8,9を参照して説明する。
図8は、本請求項3に係る発明のころ軸受を組み込んだローラチェーンの別の実施形態を示す断面図である。図9は、図8に示すローラチェーンに使用するリング状保持器を示すものであって、(A)はその断面図であり、(B)はその平面図である。
まず、図8に示すローラチェーン71は、一対の内リンクプレート72に両端部が連結されたブシュ73の外周面に10個のころ74が配置され、これらのころ74を囲んでローラ75が装着されている。ローラ75は、その内外周面がストレートな円筒状をしている。
また、内リンクプレート72の外側に一対の外リンクプレート77が配置され、一対の外リンクプレート77がブシュ73を貫通するピン78によって連結されている。また、ローラ75とブシュ73間には、グリース等の潤滑剤が充填されている。
そして、このローラチェーン71においては、ローラ75がころ軸受の外輪として機能し、10個のころ74がころ軸受の転動体として機能し、ブシュ73がころ軸受の内輪として機能しており、したがって、ローラ75と10個のころ74とブシュ73とでころ軸受を構成している。
【0030】
また、図8に示すように、ローラ75の両端部にそれぞれリング状保持器79,79が配置されている。図9(A),(B)に示すように、このリング状保持器79の一側面には平面視略四角形のポケット79aが10個形成されている。そして、このローラ75の両端部に配置されたリング状保持器79,79のポケット79a,79aは、ころ74の両端を保持して案内する。
【0031】
この各ポケット79aは、図6,7に示すポケット69aに比べてポケットの深さを深くしたものである。この場合、リング状保持器79の向かい合う端面が互いに接しない限り、ポケット79aの深さを深くしてもよい。また、向かい合うポケット79aの深さは同じ深さである必要はない。
要するに、ポケット79aを深くすることでころ74を案内するポケット79aの強度が増加し、さらに、ころ74が傾きにくいため、スキューの防止にもつながり、より一段と確実にころ74の両端を保持して案内できる。
そして、その他の点は図1に示すローラチェーン11とほぼ同様であり、作用効果もほぼ同様であるから、その他の説明は省略する。
【0032】
本請求項4に係る発明の実施形態を図10,11を参照して説明する。
図10は、本請求項4に係る発明のころ軸受を組み込んだローラチェーンの断面図である。図11は、図10に示すローラチェーンに使用するリング状保持器の平面図である。
まず、図10に示すローラチェーン81は、一対の内リンクプレート82に両端部が連結されたブシュ83の外周面に10個のころ84が配置され、これらのころ84を囲んでローラ85が装着されている。10個のころ84は、その両端部に小径部84aを有している。ローラ85は、その内外周面がストレートな円筒状をしている。また、内リンクプレート82の外側に一対の外リンクプレート87が配置され、一対の外リンクプレート87がブシュ83を貫通するピン88によって連結されている。また、ローラ85とブシュ83間にはグリース等の潤滑剤が充填されている。
そして、このローラチェーン81においては、ローラ85がころ軸受の外輪として機能し、10個のころ84がころ軸受の転動体として機能し、ブシュ83がころ軸受の内輪として機能しており、したがって、ローラ85と10個のころ84とブシュ83とでころ軸受を構成している。
【0033】
また、図10に示すように、ローラ85の両端部にそれぞれリング状保持器89,89が配置されている。図11に示すように、このリング状保持器89の一側面にはころ84の小径部84aを保持して案内する10個のポケット89aが形成されている。
そして、これらのポケット89aの直径は、小径部84aの直径とほぼ同じ直径に形成されていることにより、ころ84の小径部84a全体を保持して案内できるため、ころ84が傾きにくくなる。このため、スキューの防止にもつながり、より確実にころ84を案内できる。
そして、その他の点は図1に示すローラチェーン11とほぼ同様であり、作用効果もほぼ同様であるから、その他の説明は省略する。
【0034】
本請求項5に係る発明の実施形態を図12,13を参照して説明する。
図12は、本請求項5に係る発明のころ軸受を組み込んだローラチェーンの断面図である。図13は、図12のリング状保持器を示すもので、(A)はその断面図であり、(B)はその平面図である。図12に示すローラチェーン111は、図1に示すローラチェーン11においてブシュ13を使用しないローラチェーン(ブシュレスチェーン)である点でのみ相違する。
図15に示すローラチェーン111は、一対の内リンクプレート112が嵌合されたピン118の両端部に一対の外リンクプレート117が連結され、ピン118の外周面に10個のころ114が配置され、これらのころ114を囲んでローラ115が装着されている。また、ローラ115とピン118間にはグリース等の潤滑剤が充填されている。
そして、このローラチェーン111においては、ローラ115がころ軸受の外輪として機能し、10個のころ114がころ軸受の転動体として機能し、ピン118がころ軸受の内輪として機能しており、したがって、ローラ115と10個のころ114とピン118とでころ軸受を構成している。
【0035】
また、図12に示すように、ローラ115の両端部にそれぞれリング状保持器119,119を配置されている。図13(A),(B)に示すように、このリング状保持器119の一側面には凹部119bが形成されており、この凹部119bに連続して半円状のポケット119aが10個形成されている。そして、このローラ115の両端部に配置されたリング状保持器119,119に配置された半円状のポケット119a,119aは、ころ114の両端を保持して案内するため、ころ114同士の接触や摩耗がなく、衝突音も生じない。
さらに、ころ114同士の間に一定の隙間があり、グリース等の潤滑剤が適量でかつ均等に保持できる。さらに、摩耗粉や外部からの粉塵等の侵入物に対して逃げ(保持)のスペースがあるため、耐摩耗性が向上する。
そして、その他の点は図1に示すローラチェーン11とほぼ同様であり、作用効果もほぼ同様であるから、その他の説明は省略する。
【0036】
なお、上述したような本発明におけるリング状保持器は、耐摩耗性のある金属製(銅合金や含油焼結合金)や潤滑性のある樹脂でもよい。また、表面処理を施したり、表面粗さを変えたり、ショットやWPCなどによってくぼみを付けるなど潤滑性が向上する加工を施すことも可能である。
【0037】
また、リング状保持器に形成されるポケットの形状は、ころの端面形状と相似形や円形、楕円、半月状さらに多角形でもよい。ポケットの大きさは、特に限定しないが、ころの直径と同等以上の方が円滑に自転できる。また、ころの外周全体を覆わなくても、一部分がころと接触し案内できればよい。さらに、このポケットは連結していてもよく、かつすべて同じ形状である必要はない。
【0038】
また、本発明では、グリース等の潤滑剤を充填して使用するが、グリース等の潤滑剤が使えない場合でも、ころ同士の滑りがないため、無給油でも使用可能である。さらに、リング状保持器に耐熱性を有する材料を使用すれば、高温でも使用できる。
【0039】
【発明の効果】
上述したような本発明のころ軸受を組み込んだローラチェーンは、特有の構成を備えていることによって、以下のような効果を奏する。
(1)ローラの両端部に配置されたリング状保持器でころの両端を確実に保持して案内するため、ころ軸受が円滑に転がり、転がり抵抗が減少する。
(2)ころ同士の滑り摩耗がなくなるため、無給油化、メンテナンス期間の延長が可能になる。
(3)ころ同士の接触がなく、ころの端面とローラのつばとの金属接触がなく、ローラの加工形状精度が上がるため、低騒音化が可能になる。
(4)ローラの両端部に内向きのつばがないため、ローラの加工が非常に容易であるから生産性がよく、かつ、リング状保持器には、ころが収まるポケットがあり、組立時にころが倒れたり個数を間違ったりすることがないため、組立性がよい。
(5)リング状保持器とローラ間の接触面積、及びリング状保持器と内リンクプレート間の接触面積が増えて、摩耗を抑制できるとともにころのスキューも防止できるので、ローラのスラスト荷重性能が向上する。
(6)ローラの両端部に配置されたリング状保持器のポケットでころの両端を保持して案内するため、転がりの振動が減少する。
(7)リング状保持器のポケットにより各ころの一部分を左右から、すなわち、ころの両端を保持して案内するため、スキューが生じにくく、ローラは、蛇行せずに真直ぐに転がる。特に、ころ軸受を組み込んだローラチェーンにおいては、しゃくり現象や蛇行が生じにくい。
(8)グリース等の潤滑剤の漏れや外部からの粉塵の侵入を防止でき、ころ間に均一に適量のグリース等の潤滑剤が長期に亙って保持できるため、ころ軸受の寿命が向上する。
(9)ころに合ったポケットを設けたリング状保持器を射出成形で容易に製作できるため、安価に製作できる。また、ころの両端を保持して案内するポケットが左右に離れて存在するため、ころの長さが変化しても、リング状保持器は、1種類で対応でき、多種類のリング状保持器を用意する必要がない。
【0040】
特に、本請求項1に係る発明では、複数のころが左右に配置された半円状のポケットにより保持して案内されるため、ころ同士の摩耗や衝突音が生じないばかりでなく、ころ同士の間に一定の隙間があり、グリース等の潤滑剤が適量でかつ均等に保持でき、摩耗粉や外部からの粉塵等の侵入物に対して逃げ(保持)のスペースがあるため、耐摩耗性が向上する。
【0041】
また、本請求項2に係る発明では、ローラとリング状保持器との間に密封手段を設けることにより、ローラとリング状保持器との間の僅かな隙間からグリース等の潤滑剤が外部に漏れることを防止でき、また、外部からの粉塵の侵入も防止ができる。
【0042】
本請求項3に係る発明では、複数のころがリング状保持器の一側面に複数形成した平面視略四角形のポケットにより保持して案内されるため、ころの周囲の空間が大きくなり、グリース等の潤滑剤を保持するスペースが大きくなり、潤滑剤を適量でかつ均等に保持でき、また、摩耗粉や外部からの粉塵などの侵入物に対して逃げ(保持)のスペースとなり耐摩耗性が向上する。
【0043】
本請求項4に係る発明では、ころの小径部がリング状保持器の一側面に複数形成した小径部とほぼ同じ直径のポケットにより保持して案内されるため、ころが傾きにくく、スキューの防止にもつながり、より確実にころを案内できる。
【0044】
本請求項5に係る発明では、複数のころが左右に配置された半円状のポケットにより保持して案内されるため、ころ同士の摩耗や衝突音が生じないばかりでなく、ころ同士の間に一定の隙間があり、グリース等の潤滑剤が適量でかつ均等に保持でき、摩耗粉や外部からの粉塵等の侵入物に対して逃げ(保持)のスペースがあるため、耐摩耗性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本請求項1に係るころ軸受を組み込んだローラチェーンの断面図。
【図2】図1のリング状保持器を示すもので、(A)はその断面図であり、(B)はその平面図。
【図3】本請求項2に係るころ軸受を組み込んだローラチェーンの断面図。
【図4】図3における円D部の拡大図であって、(A)はローラとリング状保持器との間にラビリンスを形成したものを示し、(B)はリング状保持器にリング状の溝を形成したものを示し、(C)はローラとリング状保持器との間にシールリングを配置したものを示す図。
【図5】図3に示すローラチェーンの寸法関係を説明する図。
【図6】本請求項3に係るころ軸受を組み込んだローラチェーンの断面図。
【図7】図6のリング状保持器を示すものであって、(A)はその断面図であり、(B)はその平面図。
【図8】本請求項3に係るころ軸受を組み込んだローラチェーンの別の実施形態を示す断面図。
【図9】図8のリング状保持器を示すものであって、(A)はその断面図であり、(B)はその平面図。
【図10】本請求項4に係るころ軸受を組み込んだローラチェーンの断面図。
【図11】図10に示すローラチェーンに使用するリング状保持器の平面図。
【図12】本請求項5に係るころ軸受を組み込んだローラチェーンの断面図。
【図13】図12のリング状保持器を示すものであって、(A)はその断面図であり、(B)はその平面図。
【図14】従来のローラチェーンの断面図。
【図15】別の従来のローラチェーンの断面図。
【符号の説明】
11,41,61,71,81,111・・・ローラチェーン
12,42,62,72,82,112・・・内リンクプレート
13,43,63,73,83,113・・・ブシュ
14,44,64,74,84,114・・・ころ
15,45,65,75,85,115・・・ローラ
17,47,67,77,87,117・・・外リンクプレート
18,48,68,78,88,118・・・ピン
19,49,69,79,89,119・・・リング状保持器
19a,49a,69a,79a,89a,119a・・・ポケット
19b,119b・・・凹部
49g・・・環状溝
49s・・・シールリング
60 ・・・仕切り板
84a・・・小径部
R・・・ラビリンス
L・・・距離
S,S1,S2・・・隙間

Claims (5)

  1. ローラとブシュとの間に複数のころを配置してころ軸受を構成し該ころ軸受を組み込んだローラチェーンにおいて、
    前記ローラの両端部にそれぞれ配置したリング状保持器の内側面側に凹部が形成されるとともに、前記凹部に連続して半円状のポケットが複数形成され、前記リング状保持器のポケットでころの両端を保持して案内するようにしたことを特徴とするころ軸受を組み込んだローラチェーン。
  2. ローラとブシュとの間に複数のころを配置してころ軸受を構成し該ころ軸受を組み込んだローラチェーンにおいて、
    前記ローラの両端部にそれぞれ配置したリング状保持器の内側面側にポケットが複数形成され、前記リング状保持器のポケットでころの両端を保持して案内するように構成するとともに、前記ローラとリング状保持器との間に密封手段を設けたことを特徴とするころ軸受を組み込んだローラチェーン。
  3. ローラとブシュとの間に複数のころを配置してころ軸受を構成し該ころ軸受を組み込んだローラチェーンにおいて、
    前記ローラの内外周面がストレートな円筒状に形成されているとともに、前記ローラの両端部にそれぞれ配置したリング状保持器の内側面側に平面視略四角形のポケットが複数形成され、前記リング状保持器のポケットでころの両端を保持して案内するようにしたことを特徴とするころ軸受を組み込んだローラチェーン。
  4. ローラとブシュとの間に複数のころを配置してころ軸受を構成し該ころ軸受を組み込んだローラチェーンにおいて、
    前記ころの両端部に小径部を有しているとともに、前記ローラの両端部にそれぞれ配置したリング状保持器の内側面側にころの小径部と同径のポケットが複数形成され、前記リング状保持器のポケットでころの小径部を保持して案内するようにしたことを特徴とするころ軸受を組み込んだローラチェーン。
  5. ローラとピンとの間に複数のころを配置してころ軸受を構成し該ころ軸受を組み込んだローラチェーンにおいて、
    前記ローラの両端部にそれぞれ配置したリング状保持器の内側面側に凹部が形成されるとともに、前記凹部に連続して半円状のポケットが複数形成され、前記リング状保持器のポケットでころの両端を保持して案内するようにしたことを特徴とするころ軸受を組み込んだローラチェーン。
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