JP3547908B2 - 光ピックアップ - Google Patents

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  • Optical Head (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明の光ピックアップは、コンパクトディスク(CD)及びディジタルビデオディスク(DVD)のいずれをも再生可能な再生装置を構成する光ピックアップに関し、特に、信号再生精度を向上させるべく、ピックアップボディの共振対策を図った光ピックアップに関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】
例えば音声や画像等の記憶媒体として、CDが広く普及している。CDの場合、厚さ1.2mm程度の厚さのプラスチック層の表面に、上記音声や画像等の情報を(この表面の凹凸形状として)記憶させている。このプラスチック層の表面には極めて薄い金属製の反射膜と硬い保護層とが形成されている。
【0003】
一方、上記CDに比較して遥かに記憶容量を大きくしたDVDの開発が、近年、注目されている。このようなDVDは、厚さ0.6mmの単層を2枚張り合わせた2層構造となっている。
【0004】
上述したCD及びDVDにあっては、それぞれの規格が異なるが、CDドライブとDVDドライブとの構造は類似している点が多く、光ピックアップ等の主要部品をCD及びDVDのそれぞれに対応させることで、単一のドライブにより、CD及びDVDのいずれをも再生(コンパチブル化)を可能にできる。このように、CDとDVDとのコンパチブル化を図る場合、一台のディスクプレーヤに、CD及びDVDにそれぞれ対応させた光ピックアップを組み込むことが考えられる。しかしながら、このような構造の場合、それぞれの光ピックアップをディスクの半径方向に別個に移送させるための移送機構等が必要となるため、装置の小型化等を図る上で不利である。
【0005】
そこで、上記のような規格の異なるディスクであっても、単一の光ピックアップによって再生可能とすれば、装置の小型化等を図る上で有利となる。このような構造を実現するために、例えば、光ピックアップを、この光ピックアップからの照射ビームをCD及びDVDのそれぞれの保護層の厚さに対応させた、2焦点ピックアップとする。ところが、上記2焦点ピックアップを採用した構造の場合、ディスクの記録面と対物レンズの光軸との間に相対的な傾きが存在すると、ディスクに照射される光ビームにコマ収差が発生する。そこで、従来は、基準ディスクを用いて相対的な傾きが零となるように、アクチュエータを含む光ピックアップ全体をラジアル方向又はタンジェンシャル方向に回動させてコマ収差の補正を行っていた。
【0006】
ところが、2焦点ピックアップの場合、DVD用の光ビームとCD用の光ビームとが同一の対物レンズにそれぞれ異なった角度で入射されると、いずれか一方の光ビームに対してコマ収差を打ち消す相対的な傾き位置は、他方の光ビームのコマ収差を助長するものとなり、両方の光ビームに対するコマ収差の補正を両立させることが困難である。
【0007】
このような不都合を解消すべく、上記2焦点ピックアップを用いた構造においては、先ず、一方の光ビームに対してコマ収差が零となるようにピックアップボディを傾斜させ、次いで、この一方の光ビームに、他方の光ビームに存在するコマ収差と同一方向のコマ収差が発生する方向に、アクチュエータ部のみ傾斜させる。更に、先の(一方の)光ビームと、後の(他方の)光ビームとに存在するコマ収差を減少させる方向にピックアップボディを傾斜させることが考えられ、また、実施されている。
【0008】
上述のようにして両方の光ビームに対するコマ収差の補正を両立させるためには、2焦点ピックアップのピックアップボディを、ディスクの情報記録面に対して傾斜可能な構成とする必要がある。例えば、ピックアップボディを、サブピックアップボディとの2分割構成とするとともに、ピックアップボディとサブピックアップボディとを回動自在に連結することにより、上記ピックアップボディを傾斜可能として、上記コマ収差の補正を容易に行なえるようになる。
【0009】
ところが、ピックアップボディとサブピックアップボディとを単に回動自在に連結する構成では、外部振動の発生によってピックアップボディ及びサブピックアップボディに共振が発生し、ディスクに対する再生精度が低下してしまうと言う不具合が発生する。
【0010】
本発明は、このような事情に対処してなされたもので、外部振動が発生した場合であっても、ピックアップボディの共振を抑制して、ディスクに対する信号の再生精度を高めることができる光ピックアップを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するために、対物レンズを搭載するピックアップボディとサブピックアップボディとが回動可能に連結された光ピックアップであって、前記ピックアップボディ側には、前記サブピックアップボディを回動可能に支持する軸受部が設けられているとともに、前記ピックアップボディと前記軸受部との間に所定寸法の溝が形成されており、この溝の形成によって前記ピックアップボディと前記軸受部との連結部分の肉厚が薄くされていることを特徴とする。
【0012】
【作用】
請求項1に記載の発明の光ピックアップにおいては、ピックアップボディとサブピックアップボディとを軸受部を介して回動可能に連結するとともに、その軸受部とピックアップボディとの間に所定寸法の溝を形成し、ピックアップボディと軸受部との間の肉厚を薄くしたので、ピックアップボディの共振が抑制される。
【0013】
すなわち、ピックアップボディとサブピックアップボディとを連結する軸受部の剛性が溝の深さや長さによって変化することに着目したものであり、サブピックアップボディの質量と軸受部の剛性とによって決まる共振周波数がピックアップボディの共振周波数と異なるように溝の深さや長さを決定したものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の詳細を図面に基づいて説明する。
光ピックアップ10は、図1〜2に示すように、ピックアップボディ100とサブピックアップボディ200とにより構成されている。このサブピックアップボディ200の側面(図1〜2の右側面)には、ディスクの半径方向(図1〜2の上下方向)に亙るラック(図示省略)を設け、このラックに図示しない駆動ピニオンを歯合させている。一方、ピックアップボディ100の支持部100aは、上記ラックと平行に設けられたロッド(図示省略)に支持されている。すなわち、支持部100aの裏面側に弾性を有する付勢部材を設け、この付勢部材の上面に上記ロッドを支持している。更に、支持部100aには、図1〜2の表裏方向に亙って貫通するねじ孔を設け、このねじ孔に螺合させた調整ねじ(図示せず)の先端を、上記ロッドに接触させている。従って、このロッドは、図1の表側に向けて付勢する付勢部材と、上記調整ねじの先端とにより、挟持された状態となる。但し、光ピックアップ10が、ロッドの軸方向にわたって移動する際には、上記付勢部材及び調整ねじの先端がロッドを摺接することで、ピックアップボディ100の移動を妨げることはない。この結果、上記駆動ピニオンを駆動(回転)させることにより、ピックアップボディ100は、ロッドの軸方向に(ディスク半径方向)へ移動自在である。
【0015】
ピックアップボディ100の装着溝101には、上述した光ビームを出射するレーザダイオード110が装着されている。レーザダイオード110から出射された光ビームは、光軸調整片121を有するグレーティングホルダ120の後述するグレーティング素子124(図3)によって光軸が調整されるようになっている。グレーティングホルダ120は、装着溝101に連通させて設けられている装着溝102に装着されている。
【0016】
また、グレーティングホルダ120は、図3及び図4に示すように、内部を中空部122とするとともに、この中空部122の一端側(図3の左端面)にガラスプレート123を、その他端側(図3の右端側)にグレーティング素子124を、それぞれ設けている。そして、レーザダイオード110からの光ビームは、ガラスプレート123側から入射し、グレーティング素子124側から出射するようになっている。
【0017】
更に、グレーティングホルダ120は、図1に示すようにコイルばね125により、光軸方向に沿ってレーザダイオード110側に付勢されている。一方、コイルばね125は、その一端部125bが弾性部材126によってピックアップボディ100側に付勢されているため、コイルばね125の他端部125aにも、ピックアップボディ100側への付勢力が働き、この他端部125aと密接するグレーティングホルダ120の光軸調整片121もピックアップボディ100側に付勢されている。このように、コイルばね125によって、グレーティングホルダ120は、レーザダイオード110側への付勢力とピックアップボディ100側への付勢力とが与えられている。
【0018】
上述のような構成において、レーザダイオード110からの光ビームの光軸を調整する場合には、図5に示すように、ピックアップボディ100の下面側から挿通された調整ねじ127の螺合量を加減し、光軸調整片121を介してグレーティングホルダ120を回動させることにより、グレーティング素子124の回折パターンが傾けられ、光ビームの回折方向が変えられる。この際、グレーティングホルダ120は、調整ねじ127の押上力とコイルばね125の弾性力とにより、装着溝102内部に固定される。
【0019】
更に、グレーティングホルダ120を通過した光ビームは、装着溝103に装着されている反射ミラー130により、同じく装着溝103に装着されているプリズム140(図2)側に略90度曲げられる。
【0020】
プリズム140を通過した光ビームは、コリメータレンズ150によって平行光とされた後、図示しない反射ミラーによって装着孔104部分に配設される図示しない対物レンズ側に略90度曲げられ、その対物レンズによって図示しないディスクの記録面上に集光される。
【0021】
ディスクの記録面からの戻り光は、図示しない対物レンズ、コリメータレンズ150、同じく図示しない反射ミラー及びコリメータレンズを経ると、プリズム140によって装着溝103に連通する装着溝105に装着されたマルチレンズホルダ160に保持されているマルチレンズ160A(図7参照)によってフォトディテクタ170側に導かれる。
【0022】
マルチレンズホルダ160は、図2に示すように、ピックアップボディ100側に固定された略山字形状の弾性支持部材180の支持部181によって装着溝105に弾性保持されている。また、マルチレンズホルダ160に形成されている湾曲状の係合溝163には、弾性支持部材180の支持部181に突設されている半円球状の突起182が嵌り込んでいる。
【0023】
ここで、マルチレンズホルダ160に保持されているマルチレンズ160Aは、非点収差を与えるためのシリンドリカルレンズの機能と、フォトディテクタ170上にディスクからの光ビーム(戻り光)を集光させる凸レンズの機能との両方の機能を担うことが可能な多機能レンズである。
【0024】
また、図6及び図7に示すように、マルチレンズホルダ160には、水平方向に延びた支持片部162、162を設けるとともに、その支持片部162、162の下方の胴体部161を湾曲形状としている。マルチレンズホルダ160がピックアップボディ100の装着溝105に装着された状態では、支持片部162、162が装着溝105の支持突部107、107に面接触し、マルチレンズホルダ160のピックアップボデイ100への位置決めが図られる。この状態において、上記胴体部161は、装着溝105に接触することはない。
【0025】
そして、マルチレンズホルダ160に保持されているマルチレンズ160Aの最適位置である、フォトディテクタ170上で所望の反射光量が得られる位置の調整は、次述する自動調整機構の治具220(従来構造を示す、図8参照)により行われる。
【0026】
すなわち、自動調整機構の治具220がマルチレンズホルダ160の上部側の一点に係合し、マルチレンズホルダ160を光軸方向に送るようになっている。このとき、治具220による係合位置での送りの作用点と支持片部162、162による支持突部107、107との面接触点とは近接している。このため、治具220によってマルチレンズホルダ160の上部側の一点に送り力が作用した場合であっても、支持片部162、162による面接触により、マルチレンズホルダ160の送り方向に対してマルチレンズ160Aが前のめりの状態になってしまうことがなくなり、マルチレンズホルダ160の送りが円滑に行われる。これにより、マルチレンズ160Aの最適位置の調整を高精度で行うことが可能となる。
【0027】
ちなみに、従来行われている一般的な調整方法としては、例えば図8に示すように、V字形状とされた装着溝105に装着されているマルチレンズホルダ160が自動調整機構の治具220により光軸方向に送られることで、上記同様に、マルチレンズ160Aの最適な位置合わせが行われる。この際、マルチレンズホルダ160の胴体部161がV字形状の装着溝105に対して線接触しつつ摺動する。ところが、このような状態では、上記治具220による送りの作用点と装着溝105に対する胴体部161の線接触点とが離れている(遠い)ため、マルチレンズAが、マルチレンズホルダ160の送り方向に対して前のめりの状態になってしまう。この結果、マルチレンズホルダ160の送りが円滑に行われなくなってしまい、マルチレンズ160Aの最適位置の調整を高精度で行うことが困難となる。しかも、マルチレンズホルダ160の動く方向は、装着溝105によって定められているため、マルチレンズ160Aの回動の自由度がない。従って、治具220の移動(調整)方向と、装着溝105の長手方向とに差(公差ばらつき)が生じ、この差が、マルチレンズ160Aの動作を円滑に行わせることを妨げてしまう。
【0028】
これに対して、本例の構造の場合、治具220と、支持片部162、162と支持突部107、107と面接触部とが近接しているため、マルチレンズ160Aが、前のめりの状態になってしまうことがない。また、本例の構造の場合、マルチレンズホルダ160を支持部181の突起182のみで付勢しているため、このマルチレンズホルダ160は、突起182を中心とした回動の自由度が確保される。言い換えれば、上記治具220等の動きと干渉しない。
【0029】
また、図1及び図2に示すように、サブピックアップボディ200の支持部201のねじ孔202に挿通されたねじ210がピックアップボディ100側の軸受部183に螺着されることにより、ピックアップボディ100とサブピックアップボディ200とが回動可能に連結されている。但し、上述した2焦点ピックアップにおけるコマ収差の補正が行われた後は、ねじ210を更に締め付けることによって、ピックアップボディ100とサブピックアップボディ200とが固定されるようになっている。
【0030】
更に、サブピックアップボディ200を回動可能に連結する軸受部183とピックアップボディ100との間には、所定寸法である所定の深さ及び長さの溝184が形成されており、これによってピックアップボディ100と軸受部183との間の肉厚が薄くされ、ピックアップボディ100及びサブピックアップボディ200の共振が抑制され、ピックアップボディ100とサブピックアップボディ200との間の振動伝達が減少されるようになっている。
【0031】
すなわち、本発明の光ピックアップは、ピックアップボディ100とサブピックアップボディ200とを連結する軸受部183の剛性が溝184の深さや長さによって変化することに着目し、サブピックアップボディ200の質量と軸受部183の剛性とによって決まる共振周波数が、ピックアップボディ100の共振周波数と異なるように溝184の形状を決定したものである。
【0032】
更に、図1に示すように、ピックアップボディ100の載置部108には、コネクタ190が載置されている。
本例の場合、コネクタ190の複数の端子191は、図10に示すように、載置部108上に設けられているプリント基板230に半田付けされている。ここで、プリント基板230は、たとえばベースフィルム231上に銅箔232が展設され、銅箔232上にはカバーレイフィルム233が接着されている。カバーレイフィルム233には、複数の端子191が嵌り込む嵌合孔234が形成されているとともに、この嵌合孔234に対応する銅箔232上には図示しないメッキが施されている。
【0033】
また、コネクタ190のコネクタ本体190Aは、カバーレイフィルム233上に装着されており、この状態では、同図に示すように、各端子191が銅箔232に対し図示しないメッキを介して接触している。そして、この状態で、リフローによる半田付けが行われる。
【0034】
これにより、各端子191と銅箔232とが面一となり、マウント時のコネクタ190の位置決めが安定するとともに、各端子191と銅箔232との半田付け性が高められるばかりか、各端子191が狭ピッチであっても、各端子191間での半田ブリッジ等の発生もなく、良好な半田付けが行われる。
【0035】
ちなみに、一般的なコネクタ190の端子191にあっては、たとえば図11に示すように、コネクタ本体190Aの下面と端子191の下面とが面一となるようになっている。このため、コネクタ本体190Aがカバーレイフィルム233上に装着された状態では、各端子191が銅箔232から突出してしまい、コネクタ本体190Aを装着した際にコネクタ190の位置決めが不安定な状態となってしまう。また、このような状態では、各端子191と銅箔232との間に隙間が生じてしまうために、リフロー半田付けによる半田層が厚くなってしまい、半田付け強度が低下してしまう。
【0036】
続いて、以上のような構成の光ピックアップの動作について説明する。
先ず、たとえばディスクの情報再生を行う場合、サブピックアップボデイ200に設けたラックに歯合するピニオンを駆動することにより、ピックアップボディ100に送り力を与える。この際、ピックアップボディ100が、前記ロッドにより、また、このピックアップボディ100に連結されているサブピックアップボディ200側のガイド支持部204が、図示しないガイドシャフトにより、それぞれ案内されることにより、光ピックアップ10がディスクの半径方向に移動される。
【0037】
そして、ディスクの信号読み取りを行う場合、レーザーダイオード110から光ビームが出射される。出射された光ビームは、光軸調整済みのグレーティングホルダ120のグレーティング素子124によって回折された後、反射ミラー130によってプリズム140側に略90度曲げられる。
【0038】
プリズム140を通過した光ビームは、コリメータレンズ150によって平行光とされた後、図示しない反射ミラーによって装着孔104部分に配設される図示しない対物レンズ側に略90度曲げられ、その対物レンズによって図示しないディスクの記録面上に集光される。
【0039】
ディスクの記録面からの戻り光は、上記と同経路でプリズム140側まで導かれた後、マルチレンズホルダ160に保持されているマルチレンズ160Aによってフォトディテクタ170側に導かれる。
【0040】
このとき、外部振動が発生した場合であっても、ピックアップボディ100と軸受部183との間に形成されている溝184により、上述したように、ピックアップボディ100及びサブピックアップボディ200の共振が抑制され、ピックアップボディ100とサブピックアップボディ200との間の振動伝達が減少されるため、光ピックアップ10の耐振性が高められることから、安定した信号再生が行われる。
【0041】
このように、本例では、ピックアップボディ100とサブピックアップボディ200とを軸受部183を介して回動可能に連結するとともに、その軸受部183とピックアップボディ100との間に所定寸法の溝184を形成し、ピックアップボディ100と軸受部183との間の肉厚を薄くしたので、ピックアップボディ100及びサブピックアップボディ200の共振が抑制され、ピックアップボディ100とサブピックアップボディ200との間の振動伝達が減少されることから、安定した信号の再生が可能となる。
【0042】
尚、本例では、図1に示したように、円柱形状のコイルバネ125によってグレーティングホルダ120をレーザダイオード110側に付勢した構成について説明したが、この構成によると、グレーティングホルダ120にレーザダイオード110側への付勢力とグレーティング素子124の光軸を中心とする回動方向への付勢力とを与えるコイルばね125が、調整ねじ127の押上力による回動に伴って変形した場合に、係る変形に伴う力がグレーティングホルダ120に伝播してしまい、グレーティングホルダ120が傾けられて光軸ズレが発生することが全くないとは言切れない。そこで、グレーティングホルダの形状を、図12に示すように、グレーティング素子124を保持する保持部125aの一部の径を小さくして、コイルばね125Aとの接触を避けるように形成しても良い。
【0043】
このように形成することにより、コイルばね125Aの中間部がグレーティングホルダ120と当接することがなくなり、コイルばね125Aが、調整ねじ127の押上力による回動に伴って変形した場合であっても、係る変形に伴う力がグレーティングホルダ120へ伝播するのを抑えることができる。この結果、グレーティングホルダ120の傾き等の発生が抑制され、光軸ズレの発生が防止される。これとともに、外部振動の発生によるグレーティングホルダ120の共振の発生を防止することができる。この際、図12に示すように、ピックアップボディ100側にコイルばね125Aの逃げ溝101bを形成すれば、更に効果的である。
【0044】
また、上述の例に限らず、図13に示すように、コイルばね125Bをテーパ状とし、径の大きい端部125d側をピックアップボデイ100側に設けた溝部101aで保持させ、径の小さい端部125c側をグレーテイングホルダ120側に係合させるようにしても良い。
【0045】
このような構成によれば、グレーティングホルダ120にレーザダイオード110側への付勢力とグレーティング素子124の光軸を中心とする回動方向への付勢力とを与えるコイルばね125Bが、調整ねじ127の押上力による回動に伴って変形した場合であっても、グレーティングホルダ120に対してコイルバネ125Bの径の小さい端部125cのみが当接し、グレーティングホルダ120に対するコイルばね125Bの他の部分の接触が避けられる。このため、コイルばね125Bの変形に伴う力が、グレーティングホルダ120へ伝播するのを最小限に押さえることができ、グレーティングホルダ120の傾き等の発生が抑制され、光軸ズレの発生が防止される。これとともに、コイルばね125Bによるグレーティングホルダ120の押し付け力を高くすることができ、外部振動の発生によるグレーティングホルダ120の共振の発生も防止することができる。
【0046】
【発明の効果】
本発明によれば、ピックアップボディとの連結部分に溝を形成したので、この溝により連結部分の肉厚が薄くなり、外部振動が発生した場合であっても、ピックアップボディの共振を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ピックアップの一実施の形態を示す平面図である。
【図2】図1の光ピックアップを示す底面図である。
【図3】図1のグレーティングホルダを示す断面図である。
【図4】図3のグレーティングホルダを示す正面図である。
【図5】図1のグレーティングホルダの光軸調整構造を示す断面図である。
【図6】図2のマルチレンズホルダを示す正面図である。
【図7】図6のマルチレンズホルダを示す平面図である。
【図8】一般的なマルチレンズホルダの位置調整方法を説明するための図である。
【図9】図2のピックアップボディの軸受部の部分に形成した溝を示す断面図である。
【図10】図1のピックアップボディに載置されているコネクタの端子の半田付け状態を示す図である。
【図11】一般的なコネクタの端子の半田付け状態を示すための図である。
【図12】図1のグレーティングホルダを弾性支持するためのコイルバネの形状を変えた場合の他の実施の形態を示す断面図である。
【図13】図12のグレーティングホルダを弾性支持するためのコイルバネの形状を変えた場合の他の実施の形態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 光ピックアップ
100 ピックアップボディ
110 レーザーダイオード
120 グレーティングホルダ
121 光軸調整片
124 グレーティング素子
125 コイルバネ
160 マルチレンズホルダ
160A マルチレンズ
170 フォトディテクタ
180 弾性支持部材
181 支持部
183 軸受部
184 溝
200 サブピックアップボディ

Claims (2)

  1. 対物レンズを搭載するピックアップボディとサブピックアップボディとが回動可能に連結された光ピックアップであって、
    前記ピックアップボディ側には、前記サブピックアップボディを回動可能に支持する軸受部が設けられているとともに、前記ピックアップボディと前記軸受部との間に所定寸法の溝が形成されており、この溝の形成によって前記ピックアップボディと前記軸受部との連結部分の肉厚が薄くされていることを特徴とする光ピックアップ。
  2. 対物レンズを搭載するピックアップボディに対して該ピックアップボディをガイドシャフトに沿って移動させるガイド支持部を形成した光ピックアップであって、
    前記ピックアップボディ前記ガイド支持部の連結部分の前記ピックアップボディには、その肉厚を薄くする所定寸法の溝が形成されており、前記溝により、ピックアップボディの共振を抑制させることを特徴とする光ピックアップ。
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